Avision A10C2 User Manual [it]

ユーザーズマニュアル
Regulatory model: 300400011
Avision Inc.
商標
MicrosoftMicrosoft Corporationの米国での登録商標です。 WindowsおよびMS-DOSMicrosoft Corporationの商標です。 IBMPCATXTInternational Business Machines Corpの登録商標です。
本マニュアルでのその他ブランドや製品名は各社の商標または登録商標で す。
版権
全権保留。Avision Inc の書面による事前許可がない限り、電気的、機械的、 磁気的、工学的、化学的、手書き又は他のいかなる方法でも当出版物の一 部の複製、転送、転写、記憶装置への記憶、他国語またはコンピューター言 語への翻訳はできません。
当製品によりスキャンされた内容は、国の法律やその他規制、例えば著作権 法などで保護されている場合があります。ユーザーの皆様がそれら法律や規 制を遵守する責任を有します。
保証 当マニュアルに含まれた内容は予告なしに変更される場合があります。
Avisionは本マニュアルの内容に関して、商品性および特定の目的に対する 適合性を含む保証を、明示たると黙示たるとを問わず一切いたしません。
Avisionは当マニュアルの誤りや、本書の設置、操作、使用に関連した偶発的 または因果関係による損失に関する責任は負いかねます。
ii
ユーザーズマニュアル
FCC電磁波干渉に関する声明
本装置は検査の結果、FCC規定15条によるクラスBデジタル機器の条件 に準拠します。この条件は住居環境での使用時の電波障害を防止する ものです。本装置は電磁エネルギーの生成、使用および放射を行なって いますので、指示通りにインストールおよび使用をしない場合、無線通 信に対する電波障害の恐れがあります。ただし、これは正しくインストー ルした場合での電波障害が皆無であることを保証するものではありませ ん。本装置によるラジオやテレビ放送の受信障害(装置の電源をonや offにして確認)が生じた場合、下記にある一つまたは複数の手順によ り、補正を試みて下さい:
受信アンテナの方向を変えるか位置を変える。 装置と受信機の距離を離す。 受信機に使用しているコンセントとは別のコンセントに装置を接続す
る。
購入先またはラジオ・テレビに詳しい技術者に問い合わせる。
ご注意:ユーザーが製造元の許可なしに装置の改造または変更を行った場 合、装置に関する保証事項は無効になります。
iii
EC
準拠声明
EN45014に準拠し、
製造者名: 製造者所在地:
Road I, Science-Based Industrial Park, Hsinchu, Taiwan, R.O.C.
は当製品
型式番号
に関し、以下の製品規格に準拠していることを声明します:
エミッション: EN 50081-1 (1992)
EN 55022 (Class B) (伝導、放射) (1994) EN 60555-2 (高調波) (1987) EN 60555-3 (フリッカー) (1987)
イミュニティ: EN50082-1 (1992)
IEC 1000-4-2 (ESD) (1995) IEC 1000-4-3 (RS) (1995) IEC 1000-4-4 (EFT/バースト) (1995) IEC 1000-4-5 (サージ) (1995)
AVISION INC.
No. 20, Creation
300400011
iv
ユーザーズマニュアル
システム要件
Windows
¾ IBM互換PC Pentium III 600またはそれ以上 ¾ Microsoft Windows 98SE / Me / 2000 / XP ¾ USBポート(USB 2.0カードでのみ高速度をサポート) (USB 1.1互換) ¾ 最低200MBのハードディスク空き容量 ¾ 最低128 MBのシステムメモリ ¾ CD-ROMドライブ1
v
目 次
1. 製品紹介 ................................................................1-1
2. スキャナーのインストール ............................................. 2-1
2.1 ADFペーパートレイのインストール............................2-2
2.2 ADF出力ペーパートレイのインストール ......................2-3
2.3 ケーブルの接続.................................................2-4
2.3.1 電源の接続............................................2-4
2.3.2 電源の投入............................................2-4
2.3.3 ソフトウェアのインストール ...........................2-5
2.3.4 コンピュータへの接続.................................2-6
3. 初めてのスキャンを行う ...............................................3-1
3.1 文書のセット.....................................................3-1
3.1.1 ADF使用時の注意 ...................................3-1
3.1.2 ADFペーパートレイへの文書のセット ...............3-2
3.2 スキャナのインストールの確認 ...................................3-3
3.3 ユーザインタフェースの一覧 ..................................3-7
4. [スキャナのプロパティ] ダイアログ ボックスの使い方 .....................4-1
4.1 [スキャナのプロパティ] ダイアログ ボックスのボタン ...............4-2
4.2 画像タブ.........................................................4-4
4.2.1 画像選択ボックス......................................4-5
4.2.2 その他の画像オプション ................................4-7
4.2.3 カラー画像のスキャン.............................. 4-12
4.2.4 グレイスケール画像のスキャン ........................ 4-13
4.2.5 白黒画像のスキャン .................................4-13
4.2.6 プロファイルの編集 ...................................4-14
4.3 圧縮タブ....................................................... 4-18
4.4 ドロップアウト カラー タブ ....................................... 4-20
4.4.1 ドロップアウト カラーの選択 ..........................4-20
4.4.2 その他のドロップアウト カラー オプション ..............4-21
4.5 用紙タブ....................................................... 4-23
vi
ユーザーズマニュアル
切り抜き ............................................. 4-24
4.5.1
4.5.2 その他用紙選択..................................... 4-27
4.5.3 ドキュメントに基づく ..................................4-31
4.6 プレビュータブ ................................................... 4-34
4.7 オプション タブ.................................................. 4-35
4.8 設定タブ....................................................... 4-40
4.9 情報タブ....................................................... 4-42
5. ISISインタフェース操作 ..............................................5-1
6. ボタンを使う ............................................................. 6-1
6.1 ボタンマネージャのインストール ...................................6-2
6.2 スキャン前のボタン設定の確認 ...............................6-3
6.3 ボタンワンタッチからのスキャン実行..........................6-5
7. お手入れ ................................................................ 7-1
7.1 ADFの清掃 .....................................................7-1
7.2 ガラスのお手入れ................................................7-2
7.3 スナップインパッドモジュールの交換..........................7-3
8. トラブルシューティング .................................................8-1
8.1 紙詰まりの除去 .................................................8-1
8.2 質問と答え ......................................................8-3
8.3 テクニカルサービス.............................................8-4
9. 製品仕様 ................................................................9-1
索引................................................................................. a
vii
ユーザーズマニュアル
1. 製品紹介
スキャナーカラーシートフィードイメージスキャナーをお買い上げいただきありが とうございます。Avision は世界で高性能シートフィードスキャナーの開発をリ ードする会社です。当スキャナーにより、両面の文書を高速スキャンして作業 の効率を高めることができます。
お買い上げのスキャナーをインストールして使用される前に、当マニュアルを 少しの時間を割いてご覧ください。これで、スキャナーの開梱、インストール、 操作およびお手入れに関する正しい手順が示されています。
下図にはパッケージ内容が示されています。チェックリストの項目が全てある かチェックしてください。欠けている物がある場合は最寄りの正規販売店にす ぐ御連絡ください。
1-1
1. メインユニット
2. ADFペーパートレイ
3. フラットベッドペーパートレイ
4. USBケーブル
5. 電源アダプタ /電源コード
ご注意:
1.
2.
当装置に同梱のACアダプタ
Sino-American
の原因となりますし、保証事項が無効となります。
)/
のみをご使用ください。他のACアダプタの使用は装置の故障
パッケージを丁寧に開封し、チェックリストに従って品目をチェックしてくだ
1
4
(HEG42-240200-7L, HiTron製/SA60-24,
5
さい。欠けていたり故障しているものがあれば、すぐ販売店に御連絡くだ さい。
2
3
1-2
ユーザーズマニュアル
2. スキャナーのインストール
ご注意
スキャナーを直射日光にさらさないでください。直射日光または高熱にさ
らすとユニットの故障の原因となります。
スキャナーを湿気または埃の多い場所に置かないでください。 適切なAC電源をご使用ください。 スキャナーは水平でなめらかな面に置いてください。傾斜や凹凸のある
面では機械や給紙の問題が生じる可能性があります。
スキャナーの箱および包装材料は後での梱包用に保存して置いてくださ
い。
2-1
2.1 ADFペーパートレイのインストール
1. 下図のようにADFペーパートレイをスキャナーのクリップジョイントに 差します。カチッと音がします。
ADFペーパート レイ
スキャナー
2-2
クリップジョイント
ユーザーズマニュアル
2.2 ADF出力ペーパートレイのインストール
1. 下図のように出力ペーパートレイを約30度の角度で持ちます。
2. 出力ペーパートレイ右側の突起部をスキャナー正面の穴に入れます。
3. 出力ペーパートレイ左側の突起部をスキャナー正面の穴に入れます。
フラットベッド
ペーパートレイ
ペーパートレ
出力
スキャナー
突起部
2-3
2.3 ケーブルの接続
スキャナーの電源がオフになっていることを確認してください。
2.3.1 電源の接続
電源アダプタの小さなプラグをスキャナーの電源ジャックに差します。他端は 適切な電源コンセントに差します。
電源ケーブル
2.3.2 電源の投入
1. 電源ケーブルおよびUSBケーブルを接続し終えてから、電源スイッチを “I”の位置に倒してスキャナーの電源をオンにします。スキャナーをオフ にするには、電源スイッチを“O”の位置にします。
電源スイッチ
2-4
ユーザーズマニュアル
2.3.3 ソフトウェアのインストール
1. 付属のCDをご使用のCD-ROMドライブに入れます。下図のようなインス
トールメニューが表示されます。
メモ:インストールメニューが表示されない場合は、代わりの方法として、タス クバーの「スタート」ボタンをクリックし、「ファイル名を指定して実行」を選択、
“d:\setup.exe” (D:
クします。
ご使用の
CD-ROM
ドライブ名)とタイプ入力し、OKをクリッ
2. “Install Scanner Driver (ドライバのインストール)”をクリックしてTWAIN またはISISドライバをインストールします。
3. スクリーン上の指示に従って各アプリケーションをインストールしてくださ い。
4. ソフトウェアアプリケーションを全部インストールしたなら、PCを再起動さ せてください。
2-5
2.3.4 コンピュータへの接続
1. USBケーブルの正方形型の端子をスキャナーのUSBポートに接続します。
長方形型の端子はご使用のコンピュータのUSBポートに接続します。
USBケーブル
2. コンピュータはこのUSB装置を検出して “New Hardware Found (新しい ハードウェアが検出されました)”というメッセージを表示するはずです。
(Windows 9X/Windows ME)
3. Windows 98SEまたはWindows MEでは、“Search for a better driver. (現在使用しているドライバよりさらに適したドライバを検索する)”が選択 されていることを確認し、“Next (次へ)”ボタンをクリックします。
2-6
ユーザーズマニュアル
Windows XPでは、Next(次へ)のボタンをクリックして続けます。
4. 処理中にWindows XP認証画面が表示されます。この内容は無視して
“Continue Anyway (かまわず続ける)”を選択してインストールを続け ます。
5. Finish (完了)ダイアログボックスが表示される時、Finish (完了)ボタン をクリックします。
2-7
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3. 初めてのスキャンを行う
3.1 文書のセット
3.1.1 ADF使用時の注意
ADFご使用の前に、文書が下記の規格を満たしていることをご確認ください。
文書サイズは 3.5x2 インチから 8.5x14 インチ(リーガル)の範囲です。
文書の質量は 16~28 ポンドです。
文書は正方形または長方形で、状況が良好であるもの(破れやすかった
りや擦り切れたりしていない)とします。
文書はめくれ、皺、破れ、乾いていないインクまたはパンチ穴などがない ものとします。
文書にはホチキス針、ゼムクリップ、付箋紙などが付いていないものとし ます。
3-1
3.1.2 ADFペーパートレイへの文書のセット
文書をさばく
標準規格の紙がスキャナーに通しやすいです。複数の文書を自動給紙する 場合は、紙詰まり防止のため、セットする前にさばいて紙離れを良くしてくださ い。
文書の紙送り 文書は逆様にしてADFペーパートレイにセットします。 文書の両側をペーパ
ーガイドに合わせます。 ADFペーパートレイに一度にセット可能な枚数は最 50枚であることにご注意ください。
文書(逆様)
3-2
ペーパーガイド
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3.2 スキャナのインストールの確認
スキャナが正しくインストールされたかどうかを確認するため、AvisionではAvision Capture Tool という便利なツールをご用意しています。このツールを使い、簡単なス キャンを実行し、取り込まれた画像を確認できます。また、指定速度でスキャンを実 行することができます。
以下の手順でスキャナのインストールを確認してください。インストールが正しく行われ ていない場合は、前章をご覧になり、ケーブル接続やスキャナドライバのインストール についてご確認ください。
スキャナの電源を入れてください。
1. [スタート] – [プログラム] – [Avision AVxxx Scanner] – [Avision Capture Tool] を選択します。
[スキャナモデルの選択] のダイアログボックスが表示されます。
2. ドライバタイプとスキャナモデルを選択し、[OK] をクリックします。以下の Avision Capture Tool のダイアログボックスが表示されます。
3-3
ページに合わせる
実物大
セットアップ
スキャン
保存 ファイル形式
ファイルパス
3. ファイル形式のドロップダウンリストから、ファイル形式を選択します (既定値は BMP ですが、TIFFGIFJPEG などからも選択できます)
4. ファイルパスの欄に任意のフォルダ名とファイル名を入力してください (既定値は C:\My Scan\Image です)
メモ: スキャンした画像を保存しない場合は、[保存] ボタンの選択を解除してく ださい (既定では有効になっています)。保存を解除すると、サムネイル表示がで きなくなります。このため、スキャンしたすべての画像を表示した後、最後の画像 が画面に表示されたままとなります。
5. セットアップボタン (
) をクリックするか、または [ファイル] メニューから [
ットアップ] を選択し、[スキャナのプロパティ] ダイアログボックスを表示してください。
3-4
ユーザーズマニュアル
画像選択欄
6. 画像選択欄でスキャンした画像の種類を選択してください。(既定値はフロント B&W です)。両面スキャナをお持ちの場合、フロントとリアの両方を選択し、ド キュメントの両面をスキャンすることもできます。
7. [OK] ボタンをクリックして、[スキャナのプロパティ] ダイアログボックスを終了します。 ([スキャナのプロパティ] ダイアログボックスに関する詳細は、「スキャナのプロパティ ダイアログボックスを使用する」の章をご覧ください。)
8. ADF に文書の表を上にして、またはガラス面に向けて置いてください。
9. [スキャン確認] のダイアログボックスで、[スキャン] ボタン (
) をクリック
するか、または [ファイル] メニューから [スキャン] を選択してください。
10. 文書がスキャンされ、[スキャン確認] 画面に表示されます。スキャンされた画像 が表示されると、スキャナのインストールの確認は完了です。
3-5
サムネイル表示
ステータスバー
11. スキャンされた、右側の表示ツールバーを押し、ページに合わせて (
たは実物大(100%) (
) で表示することができます。
ページに合わせる
) 、ま
12. [ファイル] メニューから [閉じる] または [終了] をクリックし、Avision Capture Tool を終了します。
3-6
3.3 ユーザインタフェースの一覧
1
ユーザーズマニュアル
2
3 4 5 6
7
8
1. タブオプション オプション:画像、圧縮、カラー・ドロップアウ
、ペーパー、オプション、設定、情報。
2. 画像タイプ 画像タイプとスキャンしたい面を選択します。
3. 輝度 輝度レベルを-100+100 調節します。
4. コントラスト コントラストレベルを-100+100 調節しま
す。
5. 解像度
スキャンされた画像の品質を決めます。工業規
格は 200dpi です。
6. 反転 スキャンされた画像の色を反転します。
7. スキャンソース オプション:自動原稿送り装置(Auto Document
Feeder)フラットベッド、自動(スキャンナーモ デルにより異なります。)
8. デフォルト値 タブ上の全ての値を工場出荷時のデフォルト値
にリセットする。
3-7
ユーザーズマニュアル
4. [スキャナのプロパティ] ダイアログ ボックス
の使い方
[スキャナのプロパティ] ダイアログ ボックスでは、スキャナの様々な設定を行うことがで きます。この章では、このダイアログ ボックスに含まれる各タブ付ウィンドウについて説 明しています。
[スキャナのプロパティ] ダイアログ ボックス
4-1
4.1 [スキャナのプロパティ] ダイアログ ボックスのボタン
[スキャナのプロパティ] ダイアログ ボックスのボタン
ボタン 説明 既定値 [既定値] ボタンをクリックすると、各タブで工場出荷時の既
定値が表示されます。
スキャン スキャン設定が完了したら、[スキャン] ボタンをクリックし、ド
キュメントのスキャンを開始します。
閉じる [スキャナのプロパティ] ダイアログ ボックスを終了するときは、
[閉じる] ボタンをクリックします。
4-2
下表は既定値を示します:
タブの名前 既定値 画像 画像:前面白黒
2 値化:動的しきい値 解像度:200 dpi 反転:白地に黒 スキャン ソース:自動ドキュメントフィーダー しきい値:なし 輝度:なし
コントラスト:なし 圧縮 なし ドロップアウト カラー なし 用紙 切り抜き:自動
傾き補正:あり
方向:垂直
オーバースキャン:0.00
マルチフィード検出:なし
単位:インチ
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オプション 回転角度:なし
白紙ページの削除:なし
エッジフィル:白、0 mm
画像コントロール オプション:なし 設定 省電力有効:有効、最後のスキャンから 15分後
スキャン過程を表示:はい
警告メッセージを表示:はい
閉じた後設定を保存:はい
4-3
4.2 画像タブ
[画像] タブでは、ドキュメントの前面または背面、画像タイプなどを選択し、様々な スキャンの基本設定を行うことができます。解像度を除き、前面と背面のスキャン設 定は別々に行うことができます。たとえば、[画像] タブ、[圧縮] タブ、[ドロップアウト カラー] タブのすべての設定は、前面と背面で別々な設定が可能です。ただし、[用 紙] タブ、[オプション] タブ、および [設定] タブは、前面と背面が一致している必 要があります。
[画像] タブのダイアログ ボックス
4-4
4.2.1 画像選択ボックス
[画像選択] ボックスには、画像タイプとドキュメ
ント前面/背面オプションが含まれます。カラー ド キュメントの前面と背面の両方をスキャンする場 合は、[前面カラー] と [背面カラー] の両方をチ ェックしておきます。オプションはスキャナ タイプによ り異なります。
例 1: 両面カラー ドキュメントの前面と背面をカラー スキャン
ユーザーズマニュアル
前面/背面および
画像選択
前面
背面
4-5
例 2: 両面カラー ドキュメントを、片面を白黒 (ドロップカラー 青、しきい値 10、 背景 79) でスキャンし、もう片面をカラーでスキャン
前面/背面および
前面
背面
画像選択
画像タイプ 説明 カラー カラー画像を本来の色でスキャンする場合は、[カラー] を選
択します。
グレイ 原稿に灰色の影が含まれている場合、[グレイ] を選択しま
す。
白黒 原稿に文字、鉛筆やペンによるスケッチのみが含まれる場
合、[白黒] を選択します。
白黒 グレイ カラー
4-6
ユーザーズマニュアル
4.2.2 その他の画像オプション
2 値化 これはグレイスケールまたはカラー画像を複調画像に変換
するプロセスです。この変換には、いくつかの方法がありま す。オプションには、[動的しきい値][固定処理] があ ります。
動的しきい値:[動的しきい値] を選択すると、スキャナは 各ドキュメントを動的に評価し、高画質画像を生成するた めの最適なしきい値を決定します。これは、薄い文字、影 のある背景、カラー背景などが混在するドキュメントを 1 つ の設定でスキャンする際に使用します。[動的しきい値] を 選択すると、[しきい値]、[輝度]、[コントラスト] の設定は できなくなります。
固定処理:白黒やその他のコントラストの高いドキュメント に使用します。白黒の採らん時ションを決定する 1 つのレ ベルが設定されます。しきい値は、濃度範囲全体でプログ ラム可能です。[固定処理] は、[コントラスト] を 0 に設 定します。[固定処理] を選択した場合、[コントラスト] は変更できません。
4-7
しきい値 グレイスケール画像を複調画像に変換するために使われま
す。0~255 の値で設定します。しきい値が低いと画像は明 るくなり、背景や分かりにくく不要な情報を抑えることができま す。しきい値が高いと、画像は暗くなり、薄い画像をより鮮明 にすることができます。 [しきい値] のスライドバーを左右にドラッグしてしきい値を調 整し、希望のしきい値に設定します。
200 dpi、 しきい値80、輝度 0
200 dpi、 しきい値 170、 輝度 0
4-8
輝度
コントラスト
ユーザーズマニュアル
画像の明るさや暗さを調整します。値が高いほど画像は 明るくなります。スライダーを左右にドラッグし、輝度を増 加または減少してください。範囲は –100+100 で す。
画像の暗い影と明るい影との間の範囲を調整します。コ ントラストが高いほど、グレイスケールの差は大きくなりま す。スライダーを左右にドラッグし、コントラストを増加また は減少してください。範囲は –100+100 です。
輝度 -50 輝度0 (正常) 輝度 +50
コントラスト -50 コントラスト0 (正常) コントラスト +50
4-9
解像度 解像度をしっかりとコントロールすれば、スキャン画像の詳細
が鮮明になります。解像度は 1 インチ当たりのドット数 (dpi) という単位で示されます。通常、dpi の数値が高いほ ど解像度が高くなり、画像ファイル サイズも大きくなります。解 像度が高いほど、スキャンには時間がかかり、スキャン画像が 多くのディスク容量を必要とします。たとえば、A4 サイズのカラ ー画像を 300 dpi の True Color モードでスキャンする と、約 25 MB のディスク容量を必要とします。高解像度
(通常は 600 dpi 以上を指します) は、小さな範囲を True Color モードでスキャンする場合にのみ推奨します。
ドロップダウン リストから解像度を選択してください。既定値は 200 dpi です。利用可能な解像度は 75100150 200300400600 となっています。また、ドロップダウン
リストの右側にあるボックスをクリックして任意の値を選択し、 矢印キーを押して希望の値を選択し、[追加] ボタンをクリッ クすると、この値をドロップダウン リストに加えることができま す。
解像度75 dpi
解像度150 dpi
4-10
ユーザーズマニュアル
反転 画像の輝度と色を反転させる機能です。既定値は [白地に黒]
す。反転モードは、[黒字に白] となります。カラー画像については、 [反転] コマンドにより各ピクセルが補色に変換されます。
白地に黒
黒地に白
4-11
スキャン ソース
オプション:
y 自動ドキュメント フィーダー:複数ページをスキャンする場合に
使用します。
y フラットベッド:1 枚の用紙のみをスキャンするときに使用しま
す。例えば、新聞の切り抜き、しわやよじれのない用紙などで す。
y フラットベッド (): 本の中の数ページをスキャンする場合に
使用します。
y 自動: スキャナが自動的にスキャン ソースを設定します。[
] が選択されており、自動ドキュメントフィーダー (ADF) とフ ラットベッドの両方にドキュメントがある場合、スキャン ソースは 自動的に ADF に設定されます。[自動] が選択されており、 フラットベッドにのみドキュメントがある場合、スキャン ソースはフ ラットベッドに設定されます。
オプションはスキャナ タイプにより異なります。
4.2.3 カラー画像のスキャン
カラー画像をスキャンする場合は、次のオプションを利用可能です。
y 輝度 y コントラスト y 解像度 y 反転
4-12
ユーザーズマニュアル
4.2.4 グレイスケール画像のスキャン
グレイスケール画像をスキャンする場合は、次のオプションを利用可能です。
y 輝度 y コントラスト y 解像度 y 反転
4.2.5 白黒画像のスキャン
白黒画像をスキャンする場合は、次のオプションを利用可能です。
y 2 値化 (動的しきい値) y 解像度 y 反転
または
y 2 値化 (固定処理) y しきい値 y 輝度 y 解像度 y 反転
4-13
4.2.6 プロファイルの編集
[スキャナのプロパティ] ダイアログボックスでは、よく使用するスキャン設定を変更し、プ ロファイルに保存することができます。プロパティは、名前を変更したり、削除するなど して編集できます。
新規プロファイルを追加するには、以下の要領で行います。
1. 設定をカスタマイズします。(たとえば、解像度、ファイル形式、クロップ方法、ス キャンサイズ、その他のスキャン設定などを変更します。)
2. [イメージ] タブをクリックし、[プロファイル] を選択します。[プロファイルの編集] イアログボックスが表示されます。
3. [追加] をクリックしてプロファイルの名前を入力し、[保存] を選択します。
4. 新しいプロファイルが保存され、[プロファイル] のドロップダウンリストに表示されま す。
4-14
ユーザーズマニュアル
プロファイルの読み込み方法:
1. [イメージ] タブで、[プロファイル] のドロップダウンリストから、お気に入りのプロファ
イルを選択します。
2. お気に入りのプロファイルがすぐに読み込まれ、[スキャナのプロパティ] のダイアロ
グボックスに表示されます。
プロファイルの削除は、次の要領で行います。
1. [イメージ] タブから [プロファイル] を選択し、[プロファイルの編集] ダイアログボッ
クスを表示します。
2. ドロップダウンリストから削除するプロファイルを選択します。
3. [削除] をクリックします。"このアイテムを削除してよろしいですか?" という確認メ
ッセージが表示されます。
4. [はい] をクリックして削除するか、または [キャンセル] をクリックして削除をキャン
セルします。
4-15
プロファイルの名前を変更するには、次の要領で行います。
1. [イメージ] タブから [プロファイル] を選択し、[プロファイルの編集] ダイアログボッ
クスを表示します。
2. ドロップダウンリストから名前を変更するプロファイルを選択し、[名前の変更]
クリックします。
3. プロファイルの新しい名前を入力します。
4. [はい] をクリックして削除するか、または [キャンセル] をクリックして削除をキャン
セルします。
メモ: あらかじめ定義されたプリセットプロファイルには、フラットベッド、Simplex-白黒、200
dpiSimplex-グレイ、200 dpiSimplex-カラー、200 dpiDuplex-白黒、200 dpiDuplex-グレイ、200 dpiDuplex-カラー、200 dpi があります。Simplex また
はシートフィードスキャナがある場合は、Duplexとフラットベッドはご利用になれませ ん。
4-16
4.3 圧縮タブ
[圧縮] タブでは、圧縮レベルを選択し、スキャンした画像を圧縮することができます。 複調画像は通常、”Group 4” (G4) と呼ばれる CCITT 標準で圧縮されます。 カラーおよびグレイスケール画像は JPEG 技術で圧縮されます。[JPEG 画質] スライドバーを左右に動かし、圧縮レベルを増加または減少します。圧縮レベルが大 きいほど、画質は劣化します。既定値は 50% です。
圧縮は画像編集アプリケーションにより異なります。お使いの画像編集アプリケーショ ンが対応していない圧縮形式については、警告メッセージが表示されるか、または圧 縮ファイルの画質が利用できないものになります。
JPEG (Joint Photographic Editor Group)このグループは、スキャナやソフト ウェア アプリケーションにより幅広く利用されているカラーおよびグレイスケール画像の ためのファイル圧縮標準を開発しました。Microsoft Windows ベース システムで は、この方法で圧縮されたファイルに .jpg という拡張子が与えられます。
カラーまたはグレイスケール画像をスキャンする場合、次の圧縮を利用することができ ます。
y なし y JPEG
白黒画像をスキャンする場合、次の圧縮を利用することができます。
y なし y G4
4-18
[圧縮] タブのダイアログ ボックス
ユーザーズマニュアル
4-19
4.4 ドロップアウト カラー タブ
4.4.1 ドロップアウト カラーの選択
[ドロップアウト カラー] タブでは、スキャンされた画像から赤、青、または緑をドロップ します。画像に赤い透かしや背景が入っている場合、[R] (赤) チャンネルを選択す ると、赤い透かしや背景が削除されます。この機能は、OCR (光学式文字読取認 識) ソフトウェアを使って文字を鮮明化するときなどに使用できます。
この機能は、白黒画像とグレイスケール画像にのみ対応しています。このため、この 機能を適用する際は、必ず白黒またはグレイスケールの画像タイプを選択してくださ い。
[ドロップアウト カラー] のダイアログ ボックス
4-20
ユーザーズマニュアル
4.4.2 その他のドロップアウト カラー オプション
[詳細処理] は、スキャンされた画像を最適な状態に調整するための 2 つのオプシ
ョンを提供します。
フィルタしきい値 この値は、どの色をドロップするかを決定するために使用しま
す。低い値は選択された色をよりドロップし、高い値は選択さ れた色をより残します。
背景レベル 背景値よりも高いピクセルは、最も明るい点に合わせて調整
されます。[フィルタしきい値] [背景レベル] の両方の値を 調整することで、最適な画質を得ることができます。
たとえば、背景レベルを多少調整すると、文字がより鮮明になります。
原稿
4-21
青を削除、しきい値20、背景 255
青を削除、しきい値 20, 背景レベル 210
4-22
ユーザーズマニュアル
4.5 用紙タブ
[用紙] タブでは、画像出力に関する値を定義します (自動的に切り抜くかどうか、 スキャン範囲、オーバースキャン、マルチフィード検出など)。
[用紙] タブのダイアログ ボックス
4-23
4.5.1 切り抜き
[切り抜き] は、スキャンされたドキュメントの一部分をキャプチャします。オプシ ョン:自動、転送固定、EOP (ページ終了) 検出。
オプション 説明 自動: ドキュメントのサイズに合わせて、自動的に切り抜きウィン
ドウを調整します。このオプションは、サイズの異なるドキュ
メントを一括して扱う場合に使用します。
転送固定 この機能は、画像のある一定範囲またはゾーンを定義し
ます。同じサイズのドキュメントを処理する際に使用しま す。このオプションを選択すると、矢印キーを使って X Y のオフセット値、幅と長さを定義し、スキャン範囲を再 指定することができます。[表示] ウィンドウは値を変更す る際に、画像配置を表示します。
EOP (ページ終 了) 検出
この機能は、画像のある一定範囲またはゾーンを定義し ます。同じ幅、異なる長さのドキュメントに使用します。こ のオプションを選択すると、矢印キーを使って X Y のオ フセット値、幅と長さを定義し、スキャン範囲を再指定す ることができます。[表示] ウィンドウは値を変更する際 に、画像配置を表示します。
4-24
ユーザーズマニュアル
以下のオプションは、[転送固定] が選択されている場合のみ有効です。
y X オフセット — スキャナの左端からスキャン範囲の左端までの距離
です。
y Y オフセット — スキャナの右端からスキャン範囲の右端までの距離で
す。
y スキャン範囲の幅です。 y 長さスキャン範囲の長さです。 y 中央:中央に置かれたフィーでぃんぐ ベースの X オフセットを、選択され
たドキュメント サイズに合わせて自動的に計算します。
y スキャン範囲は、スキャン範囲を維持しながら、矢印キーを
使用して動かすことができます。結果は [表示] ウィンドウで確認できま す。
4-25
例: スキャン範囲の再定義 (X オフセット:2.25 インチ、Y オフセット:1.13 イン チ)
スキャン範囲
表示ウィンドウ
原稿
転送固定後
再定義されたスキャン範囲
4-26
4.5.2 その他用紙選択
傾き補正
ユーザーズマニュアル
このオプションを使用すると、ドキュメントの傾きを自動的に補正します。
メモ: 傾きの角度が大きすぎ る場合、一部の画像は切り 取られることがあります。
スキャン範囲 ドロップダウン リストから希望の用紙サイズを選択します。または、[スキャン範囲]
ックスをクリックし、[追加] をクリックして、これをオプション内に追加します。 オプション:なし、レター- 8.5”x 11”、リーガル – 8.5” x 14”ISO A4 – 21 x
29.7 cmISO A5 – 14.8 x 21 cmISO A6 – 10.5 x 14.8cm、ISO
A7 – 7.4 x 10/5 cmISO B5 – 17.6 x 25 cmISO B6 – 12.5 x
17.6 cmISO B7 – 8.8 x 12.5 cmJIS B5 – 18.2 x 25.7 cm、JIS
B6 – 12.8 x 18.2 cmJIS B7 – 9.1 x 12.8 cm、スキャナ最大
長いページ: スキャナの制限を超えた長いドキュメントをスキャンする際は、[長いページ] を選択し ます.[長いページ] を選択すると、[マルチフィード検出] 機能はご利用になれませ ん。オプション:無制限、長さ入力 (*スキャナのタイプにより、オプションは異なりま す。)
長さの分からない、長いページのドキュメントがたくさんある場合は、[無制限] を選択します。 [長さ入力] を選択すると、ドキュメントの長さと幅を入力した り、または希望のドキュメントサイズを入力することができます。同じスキャン サイズのドキュメントがたくさんある場合などに便利です。
4-27
オーバースキャン [オーバースキャン] は、画像の端に、上下または左右に余白を追加します (スキャ
ナ タイプによりオプションは異なります)。この機能は傾いた画像の端が切り取られる ことを防ぐことができ、ADF 傾いたドキュメントを一括スキャンする際に適用できます。 0~+5 mm の値を選択します。オーバースキャンの結果は [表示] ウィンドウには 表示されず、機能の利用方法はスキャナのタイプにより異なります。
マルチフィード検出 [マルチフィード検出] 機能は、ADF を通る重複したドキュメントを検出します。マル
チフィードは通常、ホッチキスでとめられたドキュメント、装丁されたドキュメント、帯電 したドキュメントなどで発生します。メモ: 機能の可用性はスキャナのタイプにより異な ります。
追加長さ検出 [追加長さ検出] は、マルチフィードされたドキュメントの長さを定義することができま
す。この値は、スキャン範囲を超える追加の長さを示します。[表示] ウィンドウには、 値を変更するたびにドキュメント サイズを表示します。値が 0 の場合、追加長さ検 出はありません。[追加長さ検出] は、同じサイズのドキュメントを ADF でスキャンす る際に理想的です。
4-28
例: 追加長さ検出: 追加長さを 2.02 インチに設定
[マルチフィード] が検出された場合、2 つのオプションがあります。
ユーザーズマニュアル
2.02”
z マルチフィード後、スキャンを停止する
このオプションが選択されている場合、マルチフィードが検出されると、スキャ
ナを停止します。
z マルチフィード時にサウンドアラームを鳴らす
このオプションが選択されており、wave ファイルが追加されていると、マル
チフィードが検出された時にスキャナはアラームを鳴らします。
4-29
サウンドアラームの追加方法:
1. スピーカー アイコン右側の [参照] ボタンをクリックします。[開く] のダイアログ ボックスが表示されます。
2. ここで wave ファイルを選択します。
3. [開く] ボタンをクリックします。wave ファイルが追加されます。
単位 主な測定システムを定義します。インチ、ミリ、ピクセルのいずれかを使用します。
4-30
ユーザーズマニュアル
4.5.3 ドキュメントに基づく
ドキュメントに基づく:(同サイズのドキュメントの一括処理に使用) このオプションは、ドキュメントの様々な部分を切り取り、白黒、グレイ、カラーなどで 別々にイメージを取り込むことができます。たとえば、あるアプリケーションでは、ドキュ メント全体を白黒で保存し、次にドキュメントの一部をカラーで保存する必要がある とします。このオプションは、写真が入ったドキュメントや、履歴書などのドキュメントで 同じ場所に書かれた署名を処理する場合などに便利です。
以下の手順では、ドキュメント全体を白黒で、ドキュメントの一部をカラーで処理す る方法について説明しています。
1. [用紙] タブで、[クロップ] オプションから [ドキュメントに基づく] または [固定 転送] を選択します。
2. [スキャン範囲] から、スキャンサイズを選択します。選択されたスキャンサイズ が赤い四角い枠線で表示されます。これは、ドキュメント全体のスキャンサイズ でもあります。(例: ISO B5.別のスキャン範囲を選択せず、選択を [なし] にすると、既定の範囲がスキャナの最大範囲になります。)
1 2
赤い枠線
4-31
3. [プレビュー] タブをクリックし、[プレビュー] ウィンドウを表示します。黒い四角 い枠線が表示され、さきほど選択した最大スキャンサイズを示します。
イメージ選 択範囲
選択されたイメージ
黒い枠線
4. [プレビュー] ボタンをクリックすると、低解像度でイメージ全体が表示されます ので、スキャン範囲が正しくクロップされているかどうかを確認できます。
プレビューイメージ
プレビューボタン
5. [イメージ選択] ボックスからイメージタイプを選択します。選択されたイメージ がハイライトカラーで表示されます。(例: フロントカラーなど)
6. カーソルを [プレビュー] ウィンドウに置き、マウスの左ボタンをクリックします。図 のようなプラス記号が表示されます。マウスの左ボタンをドラッグしながら希望の サイズを決め、スキャンサイズを設定します。選択された範囲は、図のように赤 い枠線で表示されます。
4-32
ユーザーズマニュアル
プラス記号
選択範囲
7. イメージ選択ボックスから白黒イメージをチェックすると、ドキュメント全体をスキ ャンできます。
8. [スキャン] ボタンをクリックし、2 種類のイメージタイプとサイズでドキュメントのス キャンを開始します。(以下はスキャン結果です。)
ドキュメント全体を白黒で 選択範囲のみをカラーで
4-33
4.6 プレビュータブ
プレビュータブでは、最終的なスキャンを行う前に、低解像度スキャンにより画像をプ レビューすることができます。画像をプレビューすることで、スキャン範囲を設定すること ができます。[スキャン範囲] のドロップダウンボックス、またはディスプレイウィンドウでカ ーソルをドラッグ&ドロップして、スキャン範囲を設定してください。赤い四角い枠が選 択範囲を示します。
メモ:[用紙] タブで [自動クロップ] を選択した場合、[プレビュータブ] でスキャン範囲を 選択することはできません。
プレビュータブ
4-34
ユーザーズマニュアル
4.7 オプション タブ
[オプション] タブでは、以下の画像処理設定を行うことができます。
[オプション] タブのダイアログ ボックス
4-35
文書の回転
下図は、スキャナに横長でセットされた、縦長文書の方向を示しています。
このオプションは、両面印刷の文書を処理してお り、[複写] が選択されている場合、反対側の画 像を 180°回転することができます。
これは、縦長 (幅よりも高さが長い) の両面印刷 文書に適用されますが、場合によっては横長 (高 さが幅よりも長い)、または逆の方向でスキャナに セットすることができます。この場合は、反対側の 画像がさらに 180°回転します。
選択し: 本、複写 [] が選択されると、反対側の画像は回転され
ません。
4-36
ユーザーズマニュアル
画像回転 スキャンした画像を回転させる場合は、ドロップダウン リスト
から回転角度を選択します。 オプション:なし、90°時計回り、90°逆時計回り、
180°
原稿
90°時計回り
白紙ページ
の削除
90°逆時計回り
白紙ページを削除したい場合はこのオプションをチェックし、 希望のしきい値までスライダーを左右に動かします。
4-37
180°回転
エッジフィル スキャン画像の周りに白または黒いエッジ (枠) を付ける場合に
は、[白] または [] を選択します。05 mm の間で値を 入力します。既定値は 0 です。
画像コント
ロールオプ ション
原稿
エッジフィル: 5mm (黒)
[ミラー] ボックスをチェックすると、画像の左右が逆転し ます。
原稿
ミラー効果
4-38
ユーザーズマニュアル
背景設定 このオプションは、スキャンの背景を設定することができます。
オプション: 白い背景、黒い背景
*このオプションはスキャナのタイプによって異なり、ADF (auto document feeder) の表紙ページでのみ利用可能
です。裏表紙ページについては、白い背景のみ可能です。
白い背景
黒い背景
4-39
4.8 設定タブ
[設定] タブでは、以下の設定が可能です。
[設定] タブのダイアログ ボックス
省電力
Control
スキャン過程を 表示
[省電力有効] ボックスをチェックし、スライダーを右に移 動させて、スキャン操作の後に省電力を有効化する時間 を設定します。範囲は 1720 分です。既定値は 15 分です。
このオプションをチェックすると、スキャン中にスキャン過程を 示すバーが表示されます。
4-40
ユーザーズマニュアル
警告メッセージの表示 このオプションをチェックすると、「ADF パッドカウントが
50,000 スキャンを超過しました (この数はスキャナ タイプにより異なります)。ADF パッドを交換し、パッ ドカウントをリセットしてください。」などのメッセージを 表示します。
閉じた後設定を保存 このオプションをチェックすると、ダイアログ ボックスを終
了した後もスキャナのプロパティ設定を保存します。 次回 [スキャナのプロパティ] ダイアログ ボックスを開 いたときに、前回に保存された設定が表示されま す。
4-41
4.9 情報タブ
[情報] タブには、システムとスキャナに関する情報が表示されます。
[情報] タブのダイアログ ボックス
[レポート] ボタン:
スキャナを使用中にエラー メッセージが表示された場合は、[レポート] ボタンをクリッ クします。report.txt ファイルが C:\Avxxx に作成されます。このファイルをお近く のサービス センターにお持ちになり、トラブルシューティングにお役立てください。
4-42
ユーザーズマニュアル
[パッド カウントをリセット] ボタン」 ADF を通して約 50,000 ページをスキャンすると (この数値はスキャナのタイプによ
り異なります)、ADF パッドが消耗し、紙送りに支障が出る場合があります。:この場 合は、ADF パッドを新しいものと交換することをお勧めします。(交換手順について は、マニュアルをご覧ください。)ADF パッドのご注文は、お近くの販売店にお問い合 わせください。ADF パッドを交換した後は、[パッド カウントをリセット] ボタンをクリッ クし、パッド カウントをリセットします。
[ローラー カウントをリセット] ボタン」 A ADF を通して約 200,000 ページをスキャンすると (この数値はスキャナのタイプ
により異なります)、ADF ローラーが消耗し、紙送りに支障が出る場合があります。: この場合は、ADF ローラーを新しいものと交換することをお勧めします。(ADF ロー ラーの交換は資格のあるサービス センターで行います。このため、ローラー交換の際 はスキャナを返品してください。)ADF ローラーを交換した後は、[パッド ローラーをリ セット] ボタンをクリックし、ローラー カウントをリセットします。
メモ:
各部位の寿命や交換手順はスキャナ タイプにより異なります。詳細はお近くの販
売店へお問い合わせください。
4-43
ユーザーズマニュアル
5. ISISインタフェース操作
ISISドライバの操作はTWAINドライバと同様です。 ISISインタフェース画面の各機能が下記に簡単に説明されています。
モード:モノクロ、グレー、カラーのスキャンモードから一つを指定します。 ディザー:5個のハーフトーンレベルが使用可能ですが、無効にもできます。 インチ当たりドット数:必要な解像度を指定します。 紙サイズ:必要な紙サイズを指定します。 輝度:スキャンイメージの明暗を調節します。 コントラスト:イメージの最も明るい部分と暗い部分の間の範囲を調節します。 デフォルト:クリックすると全部の設定を元に戻します。 範囲:スキャンしたい範囲や箇所を指定します。
5-1
ユーザーズマニュアル
6. ボタンを使う
下図にはスキャナーの3個のボタンおよび1つの機能スクリーンが示されて います。
機能スクリーン
機能選択ボタン
キャンセルボタン スキャンボタン
6-1
6.1 ボタンマネージャのインストール
スキャナのボタンを使用するには、ボタンマネージャをインストールする必要がありま す。ボタンマネージャが正しく作動するためには、スキャナのドライバをインストールする 前に、まずボタンマネージャをインストールしてください。
ボタンマネージャのインストールは極めて簡単です。付属の CD CD-ROM ドライブ にセットし、画面の指示に従ってインストールを完了します。
ボタンマネージャは、ドキュメントのスキャンをより簡易化し、スキャンされた画像を目 的のソフトウェアアプリケーションにリンクします。これらの操作は、すべてスキャナのボタ ンをタッチするだけで実行可能です。ただし、スキャンを実行する前に、まずボタン設 定を確認し、正しいファイル形式と目的のアプリケーションが選択されているかどうかを 確かめます。
6-2
ユーザーズマニュアル
6.2 スキャン前のボタン設定の確認
1. ボタンマネージャとスキャナドライバをコンピュータにインストールした後、ボタンパ
ネルがパソコン画面右下の Windows システムトレイに表示されます。
スキャナモデルを示します
機能アイコン
(機能アイコンの数は、 スキャナタイプにより異 なります。)
ボタンアイコン
ボタンパネル
2. ボタンパネルには、最初の 5つのスキャンボタンが表示されます。希望のボタン
(機能) を右クリックします。[ボタンのプロパティ] ウィンドウが表示されます。
6-3
ボタン番号 と名前
スキャンされ た画像のファ イル形式 (
キャナのタイ プにより、オ
クリックしてオプション または設定を選択
選択されたボタン のスキャン設定
目的のアプリケーショ ン (スキャン完了後に 開くアプリケーション)
プションは 異なりま す。)
既定値はハイライトカラーで表示されます。設定を変更する場合は、このウィン ドウでファイル形式、目的のアプリケーション、その他のスキャン設定をリセットしま す。設定のリセット方法については、この次のセクション「ボタンの設定」を参照し てください。
3. [OK] ボタンをクリックして終了します。
6-4
ユーザーズマニュアル
6.3 ボタンワンタッチからのスキャン実行
1. 用紙ガイドを用紙の幅に合わせ、用紙の上の部分から、自動ドキュメントフィ ーダーにセットしてください。
2. LED 画面の番号を見て、正しいスキャン設定と目的のアプリケーションが選択 されているかどうかを確認してください。(たとえば、ボタン #4 でスキャンする場合 は、LED 画面に 4 と表示されます。このスキャン方法では、roxio PhotoStuite が起動し、スキャンされた画像は roxio PhotoSuite のメインウ ィンドウで表示されます)。
3. スキャナの [Scan] ボタンを押します。
4. スキャンが完了すると、roxio PhotoSuite が実行され、スキャンされた画像は
下図のように roxio PhotoSuite のメインウィンドウに表示されます。
メモ: ボタンマネージャの使用法に関する詳細は、付属 CD に含まれるユーザーズマニュア ルを参照してください。
6-5
ユーザーズマニュアル
7. お手入れ
7.1 ADFの清掃
時間が経つにつれ、パッドアセンブリおよび給紙ローラーはインク、トナーや 紙の粉などで汚れてきます。この状態ではスキャナーは文書をスムーズに送 ることができなくなる可能性があります。この場合、以下の清掃手順に従って お持ちの装置を元の状態に戻すことができます。
清掃の手順
1) 綿棒をイソプロピルアルコール(95%)に浸します。
2) 左上のプッシュボタンを押します。これでフロントカバーが少し左に開き
ます。上部ローラーを綿棒で左右に拭きます。指でローラーを回転させ 同様に清掃してローラー全体をきれいにします。
3) パッドは上から下に、またはその逆方向に拭きます。この際取り込みス プリングを傷めないようご注意ください。
4) スキャナーのフロントカバーを閉じます。これでスキャナーは使用可能で す。
給紙ローラー
プッシュボタ
7-1
フロントカバー
清掃の方向
7.2 ガラスのお手入れ
1. 紙詰まり解消ボタンを押します。前面のドアを左へ開きます。
2. 雑巾を少量のイソプロピル・アルコールで湿らせます。 (95%)
3. ガラスおよび下図の白い部分を拭き、ホコリなどを拭き取ってください。
紙詰まり解消 ボタン
ガラスと白い 部分
ADF 前面ドア
7-2
ユーザーズマニュアル
7.3 スナップインパッドモジュールの交換
ADFによるスキャンを約 50,000ページ行うと、パッドは摩耗して文書の給紙に 問題が生じる可能性があります。この場合、パッドモジュールの交換を強くお 勧めします。パッドモジュールのご注文は最寄りの販売店にご連絡になり、交 換の際は下記の手順に従ってください。
分解の手順
1. カバー左上の紙詰まり除去ボタンを押します。
2. ADF フロントカバーを左側に静かに開きます。
3. ADF スナップインパッドモジュールの両端を指で内側に押さえ、ADF スナ
ップインパッドモジュールを引き出します。
取り付け手順
1. ADF パッドモジュールを箱から取り出します。
2. ADF スナップインパッドモジュールの両端を指で内側に押さえます。
3. モジュールを穴の中にカチッと音がするまで入れます。
7-3
ユーザーズマニュアル
8. トラブルシューティング
8.1 紙詰まりの除去
紙詰まりが生じた場合は、以下の手順で紙を取り除いてください。
1. 左側の ADF 解放ボタンを押します。スキャナーのフロントカバーを左側 に静かに開きます。
2. ADF ユニットから紙を静かに取り去ります。
3. スキャナーのフロントカバーを閉じます。これでスキャナーは使用可能で
す。
プッシュボタン
原稿の紙
8-2
ユーザーズマニュアル
8.2 質問と答え
質問: スキャン中に紙詰まりが起きました。 答え: 1) スキャナーのフロントカバーを開きます。
2) 詰まった紙を注意して取り除きます。
3) スキャナーのフロントカバーを閉じます。
質問: スキャナーに同時に数枚が給紙されます。 答え: 1) スキャナーのフロントカバーを開きます。
2) 詰まった数枚の紙を取り除きます。
3) スキャナーのフロントカバーを閉じます。
4) 紙の角と縁を揃えます。ペーパーガイドに紙をセットする 前にさばいてください。
5) 給紙ローラーの状態をチェックします。必要であれば、セク
ション5.1にある清掃の手順に従って清掃してください。
質問: 紙がスキャナー内で曲がってしまいます。 答え: 1) スライドガイドにより、紙の方向をまっすぐにします。
2) 給紙ローラーの状態をチェックします。必要であれば、セ
クション5.1にある清掃の手順に従って清掃してください。
質問: スキャンされたイメージがいつも暗くなるのはなぜでしょう? 答え: 1) ご使用のモニタのガンマ値を1.8に、印刷の際はプリンタ
用にガンマ値を2.2に設定します。
2) TWAINユーザーインタフェースの輝度設定を利用して、よ
り明るいイメージに調節します。
8-3
質問: スキャナーが紙を検出しない場合がありますが? 答え: スキャナーの紙センサーはペーパーガイドの中央に位置し
ます。スキャンする文書はペーパーガイドに沿って置き、ス ライドガイドで紙の方向をまっすぐに保ってください。
8.3 テクニカルサービス
Avisionにご連絡になる前に、下記のデータをご用意ください。
スキャナーのシリアル・バージョン番号(スキャナー下部に位置します。)  ハードウェア設定(例:ホストCPUタイプ、RAMサイズ、ディスク空き容量、デ
ィスプレイカード、インタフェースカード)
スキャンソフトウェアアプリケーション名およびバージョンスキャナードライバのバージョン
下記にご連絡ください:
本社
Avision Inc.
No. 20, Creation Road I, Science-Based Industrial Park, Hsinchu 300, Taiwan, ROC TEL+886 (3) 578-2388 FAX+886 (3) 577-7017 E-メール: service@avision.com.tw
ウェブサイト:http://www.avision.com.tw
米国およびカナダ地区
Avision Labs, Inc.
6815 Mowry Ave., Newark CA 94560, USA
TEL+1 (510) 739-2369
FAX+1 (510) 739-6060
E-メール:support@avision-labs.com
ウェブサイト:http://www.avision.com
8-4
ユーザーズマニュアル
9. 製品仕様
仕様は予告なく変更される場合があります。
型式番号 : 300400011
スキャナータイプ: デスクトップシートフィード
光学解像度: 600 dpi * 1200 dpi
スキャンモード:
カラー
ADF容量: 最大50ページ
文書サイズ: レター、リーガル、A4、B5、A5、名刺
最大文書サイズ: 8.5”x14” (ADF)
最大文書サイズ: 3.5”x 2”(ADF)
用紙: 16~28ポンド
インタフェース: 高速USB 2.0
電源: 24Vdc1.25A
消費電力: 30W未満 (operation)
12W未満 (standby)
寸法:(WxHxD) 162 mm x 337 mm x 167 mm
質量: 3.6 kgs/7.8 lbs
白黒 グレイ
9-1
default settings, 4-3
索引
ユーザーズマニュアル
自動、転送固定、EOP (ページ終
了) 検出,
4-11
反転, 文書の回転, 4-35
4-23
G4, 4-17
JPEG, 4-17
符號
エッジフィル, 4-37
オーバースキャン,
カラー, 4-6
グレイ, 4-6
コントラスト,
スキャン範囲,
ドロップアウト カラー
赤を削除, 緑を削除, 青を削除,
19
パッド カウントをリセット, 4-42
フィルタしきい値,
ボタンのプロパティ, 6-3
マルチフィード検出,
4-37
ミラー,
ローラー カウントをリセット, 4-42
4-27
4-9
4-26
4-20
4-27
4-
五劃
白紙ページの削除, 4-36 白黒, 4-6
九劃
省電力, 4-39 背景レベル, 背景設定, 4-38
4-20
十劃
追加長さ検出, 4-27
十三劃
傾き補正, 4-26 解像度, 4-10
十五劃
輝度, 4-9
符號
切り抜き
四劃
a
値化
動的しきい値, 固定処理,
画像回転,
4-36
P/N 250-0281-E V1
4-7
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