Asrock Z270 Pro4 User Manual [jp]

バージョン 1.0
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本文書の内容について、ASRock は、明示または黙示にも、黙示の保証、商品性の 条件、または特定の目的への適合性を含め、かつそれらに限定されず、いかなる 種類の保証もいたしません。
損失、事業の損失、データの損失、事業の中断などを含む)への責任を負いかねま
す。
この装置は、FCC 規則のパート 15 に準拠しています。 操作は以下の 2 つの条件に従い ます:
(1) 本装置は有害な干渉を発生しない。および
(2) この機器は、望ましくない作動を引き起こす可能性のある干渉を含め、あらゆる干渉
を受け入れなければなりません。
米国カリフォルニア州のみ
このマザーボードに採用されたリチウム電池は、カリフォルニア州議会で可決されたベス トマネジメントプラクティス(BMP)で規制される有害物質、過塩素酸塩を含んでいます。
米国カリフォルニア州でリチウム電池を廃棄する場合は、関連する規制に従って行ってく ださい。
「過塩素酸塩物質 - 特別な処理が適用される場合があります。詳しくは、
www.dtsc.ca.gov/hazardouswaste/perchlorate をご覧ください」
ASRock ウェブサイト : http://www.asrock.com
オーストラリアのみ
弊社の製品にはオーストラリア消費者法の下で除外できない保証が付いています。 購入 者は、重大な故障に対しては交換または返金、および、その他の合理的に予見可能な損 失または損害に対しては補償を受ける権利を有します。 また、製品が許容できる品質を 満たさない場合、または、故障が重大な故障にあたらない場合は、購入者は製品を修理 または交換する権利を有します。 ご不明な点がありましたら ASRock までお問い合わせ
ください : 電話番号 +886-2-28965588 内線 123(標準的な国際通話料金が適用されます)
HDMI ™ および HDMI 高解像度マルチメディアインターフェース、ならびに HDMI のロゴは、米国およびその他の国における HDMI Licensing LLC の商標または登 録商標です。
内容
第 1 章 はじめに 1
1.1 パッケージの内容 1
1.2 仕様 2
1.3 マザーボードのレイアウト 7
1.4 I/O パネル 9
第 2 章 取り付け 11
2.1 CPU を取り付ける 12
2.2 CPU ファンとヒートシンクを取り付ける 15
2.3 メモリモジュール(DIMM)を取り付ける 16
2.4 拡張スロット(PCI スロットと PCI Express スロット) 18
2.5 ジャンパー設定 19
2.6 オンボードのヘッダーとコネクター 20
2.7 CrossFireXTM Quad CrossFireXTM オペレーション
ガイド 25
2.7.1 2 枚の CrossFireXTM 対応グラフィックスカードを
取り付ける 25
2.7.2 ドライバのインストールとセットアップ 27
2.8 M.2_SSD (NGFF) モジュール取り付けガイド 28
3 ソフトウェアとユーティリティの操作 31
3.1 ドライバを取り付ける 31
3.2 A-Tuning 32
3.2.1 A-Tuning をインストールする 32
3.2.2 A-Tuning を使用する 32
3.3 ASRock Live Update & APP ShopASRock ライブ更新と APP ショップ) 35
3.3.1 UI 概要 35
3.3.2 Apps(アプリ) 36
3.3.3 BIOS & DriversBIOS とドライバ) 39
3.3.4 Setting ( 設定 ) 40
3.4 Windows® 7 をインストールするために USB ポートを 有効にする 41
4 UEFI セットアップユーティリティ 44
4.1 はじめに 44
4.2 EZ ModeEZ モード) 45
4.3 Advanced Mode(アドバンスドモード) 46
4.3.1 UEFI メニューバー 46
4.3.2 ナビゲーションキー 47
4.4 Main ( メイン ) 画面 48
4.5 OC Tweaker (OC 調整 ) 画面 49
4.6 Advanced ( 詳細 ) 画面 56
4.6.1 CPU Conguration (CPU 設定 ) 57
4.6.2 Chipset Conguration ( チップセット設定 ) 59
4.6.3 Storage Conguration ( ストレージ設定 ) 62
4.6.4 Intel® Thunderbolt 63
4.6.5 Super IO Conguration(スーパー IO 設定) 64
4.6.6 ACPI Conguration (ACPI 設定 ) 65
4.6.7 USB Conguration (USB 設定 ) 67
4.6.8 Trusted Computing(トラステッド・ コンピューティング) 68
4.7 Tools ( ツール ) 69
4.8 Hardware Health Event Monitoring ( ハードウェア ヘルス
イベント監視 ) 画面 72
4.9 Security ( セキュリティ ) 画面 75
4.10 Boot ( ブート ) 画面 76
4.11 Exit ( 終了 ) 画面 79
1 章 はじめに
ASRock の一貫した厳格な品質管理の下で製造された信頼性の高いマザーボー
ドである ASRock Z270 Pro4 マザーボードをお買い上げいただきありがとうござい
ます。 ASRock の品質と耐久性の取り組みに準拠した堅牢な設計を持つ、優れた パフォーマンスを提供します。
この文書の第 1 章と第 2 章には、マザーボードの説明とステップ毎のインストール
ガイドが記載されています。 第 3 章には、ソフトウェアとユーティリティーの操作ガ イドが含まれています。 第 4 章には、BIOS セットアップの設定ガイドが含まれてい ます。
マザーボードの仕様と BIOS ソフトウェアは更新されることがあるため、このマニュ アルの内容は予告なしに変更することがあります。 このマニュアルの内容に変更 があった場合には、更新されたバージョンは、予告なくASRock のウェブサイトから 入手できるようになります。 このマザーボードに関する技術的なサポートが必要な 場合には、ご使用のモデルについての詳細情報を、当社のウェブサイトで参照くだ さい。 ASRock のウェブサイトでは、最新の VGA カードおよび CPU サポート一覧 もご覧になれます。 ASRock ウェブサイト http://www.asrock.com 。

1.1 パッケージの内容

ASRock Z270 Pro4 マザーボード(ATX フォームファクター)
ASRock Z270 Pro4 クイックインストールガイド
ASRock Z270 Pro4 サポート CD
2 x シリアル ATASATA)データケーブル(オプション)
1 x I/O パネルシールド
3 x M.2 ソケット用ねじ (オプション)
Z270 Pro4
日本語
1

1.2 仕様

日本語
プラット フォーム
CPU
チップセット
メモリ
ATX フォームファクター
7 世代および第 6 世代 Intel® CoreTM i7/i5/i3/Pentium®/
Celeron® プロセッサーに対応(ソケット 1151)
デジタル電源設計
8 電源フェーズ設計
Intel® ターボブースト 2.0 テクノロジーをサポート
Intel® K シリーズ アンロック CPU に対応
ASRock BCLK フルレンジオーバークロッキングに対応
Intel® Z270
デュアルチャンネル DDR4 メモリテクノロジー
4 x DDR4 DIMM スロット
DDR4 3733+(OC)*/3600(OC)/3200(OC)/2933(OC)/2800
(OC)/2400**/2133 ノン ECC、アンバッファードメモリに対
* 詳細については、ASRock ウェブサイトのメモリーサポート 一覧を参照してください。 (http://www.asrock.com/)
** 7 世代 Intel® CPU は最大 2400 までの DDR4 に対応しま す。第 6 世代 Intel® CPU は最大 2133 までの DDR4 に対応し ます。
ECC UDIMM メモリモジュールに対応(non-ECC モードで 動作)
システムメモリの最大容量: 64GB
Intel® エクストリームメモリプロファイル(XMP2.0 に対応
DIMM スロットに 15 μゴールドコンタクトを採用
拡張 スロット
2 x PCI Express 3.0 x16 スロット(PCIE2:x16 モード、 PCIE4:x4 モード)*
* 起動ディスクとして NVMe SSD に対応 * PCIE5 スロットまたは PCI スロットが使用されている場合 は、PCIE4 スロットは 2 倍モードで動作します。
3 x PCI Express 3.0 x1 スロット (Flexible PCIe)
1 x PCI スロット
AMD Quad CrossFireXTMと CrossFireXTMをサポート
1 x M.2 ソケット ( キー E)、タイプ 2230 WiFi/BT モジュー
ルに対応
2
Z270 Pro4
グラフィック ス
Intel® HDグラフィックス内蔵ビジュアルおよび VGA 出力 は、GPU に統合されたプロセッサーのみでサポートされま す。
Intel® HDグラフィックス内蔵ビジュアルをサポート: AVC MVC (S3D) および MPEG-2 Full HW Encode1 が装備され
Intel® クイック・シンク・ビデオ、Intel® InTruTM 3D, Intel® ク
リアー・ビデオ HD テクノロジー、Intel® InsiderTM, Intel® HD グラフィックス
Gen9 LPDX11.3DX12
HWA エンコード / デコード : VP8HEVC 8bVP9HEVC
10b(第 7 世代 Intel® CPU 向け)
HWA エンコード / デコード : VP8 HEVC 8b、GPU/SW エ
ンコード / デコード : VP9HEVC 10b(第 6 世代 Intel® CPU
向け)
最大共有メモリ1,024MB
* 最大共有メモリのサイズはオペレーティングシステムによっ て異なることがあります。
3 つのグラフィックス出力オプション : D-SubDVI-D HDMI
3 台のモニターに対応
HDMI に対応、最大解像度 4K x 2K (4096x2160) @ 24Hz /
(3840x2160) @ 30Hz
DVI-D をサポート。最大解像度 1920x1200 @60Hz
D-Sub をサポート。最大解像度 1920x1200 @60Hz
HDMI ポートでオートリップシンク、ディープカラー(12bpc)、
xvYCC、および、HBR(高ビットレートオーディオ)に対応
HDMI 対応モニターが必要です)
DVI-D ポートと HDMI ポートで HDCP に対応
DVI-D ポートと HDMI ポートで Full HD 1080p Blu-ray
(BD) 再生に対応
日本語
オーディオ
7.1 CH HD オーディオ、コンテンツプロテクション付き
Realtek ALC892 オーディオコーデック) * 7.1 CH HD オーディオを設定するためには、HD フロントパ ネルのオーディオモジュールを使用し、オーディオドライバを 通してマルチチャンネルオーディオ機能を有効にする必要が あります。
プレミアム・ブルーレイ・オーディオ・サポート
サージ保護に対応(ASRock 完全スパイク保護)
ELNA 製オーディオコンデンサ
3
LAN
ギガビット LAN 10/100/1000 Mb/s
ギガ PHY Intel® I219V
• Wake-On-LAN(ウェイク オン ラン)に対応
/ 静電気放電(ESD)保護に対応(ASRock 完全スパイク
保護)
エネルギー効率のよいイーサネット 802.3az をサポート
PXE をサポート
日本語
リアパネル
I/O
ストレージ
2 x アンテナポート
1 x PS/2 マウス / キーボードポート
1 x D-Sub ポート
1 x DVI-D ポート
1 x HDMI ポート
5 x USB 3.0 Type-A ポート(静電気放電(ESD)保護に対応
ASRock 完全スパイク保護))
1 x USB 3.0 Type-C ポート(静電気放電(ESD)保護に対応ASRock 完全スパイク保護))
LED 付き 1 x RJ-45 LAN ポート(ACT/LINK LED SPEED
LED
HD オーディオジャック : ラインイン / フロントスピーカー
/ マイク
6 x SATA3 6.0 Gb/s コネクタ、RAID(RAID 0RAID 1
RAID 5、RAID 10、Intel ラピッド・ストレージ・テクノロジー 15 および Intel スマート・レスポンステクノロジー)、NCQ AHCI、および、ホットプラグ機能に対応 *
* SATA タイプ M.2 デバイスで M2_1 を使用している場合は、 SATA3_5 は無効になります。
* SATA タイプ M.2 デバイスで M2_2 を使用している場合は、 SATA3_0 は無効になります。
1 x ウルトラ M.2 ソケット (M2_1)、タイプ
2230/2242/2260/2280 M.2 SATA3 6.0 Gb/s モジュールと最
Gen3 x4 (32 Gb/s) までの M.2 PCI Express モジュールに 対応 *
1 x M.2 ソケット (M2_2)、タイプ 2230/2242/2260/2280 M.2
SATA3 6.0 Gb/s モジュールと最大 Gen3 x4 (32 Gb/s) まで M.2 PCI Express モジュールに対応 **
** Intel® OptaneTMテクノロジーに対応 ** 起動ディスクとして NVMe SSD に対応 ** ASRock U.2 キットに対応
4
Z270 Pro4
コネクタ
1 x COM ポートヘッダー
1 x TPM ヘッダー
1 x シャーシイントルージョンヘッダー
1 x 電源 LED とスピーカーヘッダー
1 x CPU ファンコネクタ(4 ピン)
* CPU ファンコネクタは最大 1A (12W) の電力の CPU ファン に対応します。
2 x シャーシファンコネクタ(4 ピン)(スマートファン速度制 御)
1 x シャーシ(オプション)/ウォーターポンプファンコネクタ
4 ピン)(スマートファン速度制御)
* シャーシ(オプション)/ ウォーターポンプファンは最大 1.5A (18W) の出力のウォータークーラーに対応します。 * CHA_FAN2 3 ピンまたは 4 ピンファンが使用されている
かどうかを自動検出できます。
1 x 24 ピン ATX 電源コネクタ
1 x 8 ピン 12V 電源コネクタ
1 x 前面パネルオーディオコネクタ
1 x underbolt AIC コネクタ (5 ピン )
1 x underbolt AIC コネクタ (10 ピン )
* 1 つの underbolt AIC カードのみをサポートします。
3 x USB 2.0 ヘッダー(5 個の USB 2.0 ポートに対応)(静電 気放電(ESD)保護に対応(ASRock 完全スパイク保護))
1 x USB 3.0 ヘッダー(2 個の USB 3.0 ポートに対応)(静電 気放電(ESD)保護に対応(ASRock 完全スパイク保護))
日本語
BIOS 機能
ハードウェ アモニタリ ング
AMI UEFI Legal BIOS、多言語 GUI サポート付き
ACPI 6.0 準拠ウェイクアップイベント
SMBIOS 2.7 サポート
CPUGT_CPUDRAMVPPPCH 1.0VVCCIOVCCST
VCCSA、VCCPLL 電圧マルチ調整
CPU / シャーシ / シャーシ(オプション)/ ウォーターポンプ 温度検出
CPU / シャーシ / シャーシ(オプション)/ ウォーターポンプ
ファンタコメーター
CPU / シャーシ / シャーシ(オプション)/ ウォーターポンプ 静音ファン(CPU 温度に合わせてシャーシファン速度を自 動調整)
5
CPU / シャーシ / シャーシ(オプション)/ ウォーターポンプ ファンマルチ速度制御
ケース開閉検知
電圧監視 : +12V+5V+3.3VCPU VcoreDRAMVPP
PCH 1.0V、VCCIO、VCCSA、VCCST
日本語
OS
Microso® Windows® 10 64-bit(第 7 世代 Intel® CPU 向け)
Microso® Windows® 10 64-bit / 8.1 64-bit / 7 32-bit / 7 64-bit
(第 6 世代 Intel® CPU 向け) * Windows® 7 OS をインストールするために、xHCI ドライバが ISO ファイルに含まれる変更されたインストールディスクが必 要です。 詳しい説明については 41 ページを参照してください。 * 更新された Windows® 10 ドライバについては、ASRock のウ
ェブサイトで詳細をご確認ください : http://www.asrock.com
認証
FCCCEWHQLRCMBSMI
ErP/EuP ReadyErP/EuP 対応電源供給装置が必要です)
* 商品詳細については、当社ウェブサイトをご覧ください。 http://www.asrock.com
BIOS 設定の調整、アンタイドオーバークロックテクノロジーの適用、サードパーティ
のオーバークロックツールの使用などを含む、オーバークロックには、一定のリス クを伴いますのでご注意ください。 オーバークロックするとシステムが不安定に なったり、システムのコンポーネントやデバイスが破損することがあります。 ご自分 の責任で行ってください。 弊社では、オーバークロックによる破損の責任は負いか ねますのでご了承ください。
6

1.3 マザーボードのレイアウト

Intel
Z270
DDR 4_A2 (6 4 bit, 28 8-pin m odule )
DDR 4_A1 (6 4 bit, 28 8-pin m odule )
DDR 4_B2 (6 4 bit, 28 8-pin m odule )
DDR 4_B1 (6 4 bit, 28 8-pin m odule )
ATX12V1
USB 3. 0
T: USB3_ 1
B: USB 3_2
ATXP WR 1
PCIE2
Top: RJ-45
USB 3.0 T: USB_1 B: USB_2
PCIE4
HDLED RESET
PLED PWRBTN
PANEL1
1
USB_5_6
1
1
SPK_PLED1
COM1
1
1
HD_AUDIO1
Z270 Pro4
PCIE1
RoHS
10
8
9
13
14
15
16
17
1819
20
23
1
4
3
21
Ultra M.2
PCIe Gen3 x4
PS2
Keybo ard
/Mous e
CMOS
Battery
PCIE3
25
12
6
USB3_ 3_4
1
22
CHA_FAN2
11
USB_3_4
1
24
1
TPMS1
M2_ 1
Ct3Ct2Ct1Ct4
7
Front USB 3.0
CHA_FAN3/W_PUMP
BIOS ROM
Top:
LINE I N
Cent er:
FRON T
Bott om:
MIC IN
SATA_4
SATA_5
CHA_FAN1
CI1
1
26
27
PCI Express 3.0
SATA_2
SATA_3
SATA_0
SATA_1
CLRMOS1
1
USB_7
1
CPU_FAN1
M2_ 3
NUT1
M2_ 2
Ct7Ct6Ct5Ct8
T 1
B
1
HDMI1
DVI 1
VGA 1
USB 3.0 T:USB3_TA_1 B: USB3_TC_1
T B2
1
5
2
PCIE5
PCI1
Z270 Pro4
日本語
7
日本語
番号 説明
1 ATX 12V 電源コネクタ(ATX12V1)
2 シャーシファンコネクタ(CHA_FAN2
3 2 x 288 ピン DDR4 DIMM スロット(DDR4_A1、DDR4_B1
4 2 x 288 ピン DDR4 DIMM スロット(DDR4_A2、DDR4_B2
5 CPU ファンコネクタ(CPU_FAN1)
6 ATX 電源コネクタ(ATXPWR1) 7 USB 3.0 ヘッダー(USB3_3_4) 8 SATA3 コネクタ(SATA3_5
9 SATA3 コネクタ(SATA3_4
10 SATA3 コネクタ(SATA3_3
11 SATA3 コネクタ(SATA3_2
12 SATA3 コネクタ(SATA3_1
13 SATA3 コネクタ(SATA3_0
14 システムパネルヘッダー(PANEL1)
15 電源 LED とスピーカーヘッダー (SPK_PLED1)
シャーシファン / ウォーターポンプファンコネクタ (CHA_FAN3/
16
W_PUMP)
17 シャーシファンコネクタ(CHA_FAN1
18 USB 2.0 ヘッダー(USB_3_4)
19 USB 2.0 ヘッダー(USB_5_6)
20 USB 2.0 ヘッダー(USB_7)
21 クリア CMOS ジャンパー(CLRMOS1)
22 シャーシイントリュージョンヘッダー(CI1)
23 TPM ヘッダー(TPMS1)
24 COM ポートヘッダー(COM1)
25 フロントパネルオーディオヘッダー(HD_AUDIO1)
26 underbolt AIC コネクタ(TB2)
27 underbolt AIC ヘッダー(TB1)
8

1.4 I/O パネル

1
Z270 Pro4
5
2
3
4
6
13
12
10
911
8
7
番号 説明 番号 説明
1 PS/2 マウス / キーボードポート 8 USB 3.0 ポート(USB_1_2)
2 D-Sub ポート 9
USB 3.0 Type-C ポート(USB3_ TC_1
3 USB 3.0 ポート(USB3_TA_1) 10 HDMI ポート
4 LAN RJ-45 ポート * 11 DVI-D ポート
5 ライン入力(明るい青色)** 12 USB 3.0 ポート(USB3_1_2)
6 フロントスピーカー(ライム色)** 13 アンテナポート
7 マイクロフォン(ピンク色)**
* LAN ポートにそれぞれ 2 つの LED があります。 LAN ポートの LED 表示については下の表を参照してく
ださい。
アクティビティ / リンク LED
速度 LED
LAN ポート
アクティビティ / リンク LED 速度 LED 状態 説明 状態 説明
消灯 リンクなし 消灯 10Mbps 接続 点滅 データアクティビティ オレンジ色 100Mbps 接続 点灯 リンク 緑色 1Gbps 接続
日本語
9
日本語
**7.1 CH HD オーディオを設定するためには、HD フロントパネルのオーディオモジュールを使用し、オーディ オドライバを通してマルチチャンネルオーディオ機能を有効にする必要があります。
Realtek HD オーディオマネージャでスピーカー設定を「7.1 Speaker」に設定してください。
7.1 チャンネル設定のオーディオポートの機能:
10
ポート 機能
明るい青色(リアパネル) リアスピーカー出力 ライム色(リアパネル) フロントスピーカー出力 ピンク色(リアパネル) セントラル / サブウーファースピーカー出
ライム色(フロントパネル) サイドスピーカー出力

2 章 取り付け

これは ATX フォームファクタのマザーボードです。 マザーボードを取付ける前に、 シャーシの設定を確認し、マザーボードを取り付けることができることを確認して ください。
取り付け前の注意事項
マザーボードコンポーネントを取り付けたり、マザーボードの設定を変更する前に、 次の注意事項をよくお読みください。
マザーボードを設置 / 取り外しをする場合は、必ず電源コードが抜いてください。 源コードが繋がれたままで作業を行うと、怪我をしたり、マザーボードが破損する可能 性がございます。
静電気によってマザーボードの部品が破損することを防止するために、マザーボード
はカーペットの上に置かないでください。 また、静電気防止リストストラップを着用す るか、または、部品を取り扱う前に静電気除去オブジェクトに触れてください。
基盤の端をつかんでください。IC には触れないでください。
マザーボードを取り外す場合は、取り外したマザーボードを接地した静電気防止パッ
ドの上に置くか、商品に付属している袋に入れてください。
マザーボードをシャーシに固定する為にねじを使う場合は、ねじを締め付けすぎない
でください。 ねじを締め付けすぎると、マザーボードが破損することがあります。
Z270 Pro4
日本語
11

2.1 CPU を取り付ける

1.
1151 ピン CPU をソケットに挿入する前に、PnP キャップ がソケット上にあること、 CPU 表面に汚れがないこと、または、ソケット内に曲がったピンがないことを確
認してください。 PnP キャップがソケット上になかったり、CPU 表面が汚れてい たり、または、ソケット内に曲がったピンがある場合は、CPU を無理にソケット内 に挿入しないでください。 CPU を無理にソケット内に挿入すると、CPU の甚大 な破損につながります。
2.
CPU を取り付ける前に、すべての電源ケーブルを取り外してください。
1
日本語
A
B
2
12
Z270 Pro4
3
4
日本語
5
13
日本語
プロセッサーを取り外した場合は、カバーを保管して取り付け直してください。 フターサービスのためにマザーボードを返品する場合は、カバーを必ず取り付け
てください。
14

2.2 CPU ファンとヒートシンクを取り付ける

Z270 Pro4
1 2
日本語
FAN
CPU_
15

2.3 メモリモジュール(DIMM)を取り付ける

このマザーボードには 4 つの 288 ピン DDR4 (ダブルデータレート 4) DIMM スロッ
トが装備されており、デュアルチャンネルメモリ技術に対応します。
1.
デュアルチャンネルメモリ設定のために、同一(同じブランド、同じ速度、同じサイ ズ、同じチップタイプ)の DDR4 DIMM を 1 組取り付ける必要があります。
2.
1 つまたは 3 つのメモリモジュールが取り付けられている場合は、デュアルチャ
ンネルメモリテクノロジーを有効にできません。
3.
DDRDDR2 または DDR3 メモリモジュールは DDR4 スロットに取り付けること はできません。取り付けると、マザーバードと DIMM が破損することがあります。
日本語
デュアルチャンネルメモリ設定
優先順位 DDR4_A1 DDR4_A2 DDR4_B1 DDR4_B2
1 実装済み 実装済み 2 実装済み 実装済み 3 実装済み 実装済み 実装済み 実装済み
DIMM 1 つの正しい方向にしか取り付けることができません。 DIMM を間違っ
た方向に無理に挿入すると、マザーボードと DIMM の永久的な破損につながりま す。
16
Z270 Pro4
1
2
日本語
3
17
日本語

2.4 拡張スロット(PCI スロットと PCI Express スロット)

このマザーボードには 1 つの PCI スロットと 5 つの PCI Express スロットが装備さ
れています。
拡張カードを取り付ける前に、電源供給が切断されていること、または、電源コード が取り外されていることを確認してください。 取り付け作業を始める前に、拡張カー
ドに添付されている文書を読んで、カード用に必要なハードウェア設定を行ってく
ださい。
PCI スロット :
PCI1 を使用して 32-bit PCI インターフェースが搭載された拡張カードを取り付け ます。
PCIe スロット :
PCIE1(PCIe 3.0 x1 スロット)は PCI Express x1 レーン幅カード向けに使用します。 PCIE2(PCIe 3.0 x16 スロット)は PCI Express x16 レーン幅グラフィックスカード向 けに使用します。 PCIE3(PCIe 3.0 x1 スロット)は PCI Express x1 レーン幅カード向けに使用します。 PCIE4(PCIe 3.0 x16 スロット)は PCI Express x4 レーン幅グラフィックカード向けに 使用します。 PCIE5(PCIe 3.0 x1 スロット)は PCI Express x1 レーン幅カード向けに使用します。
PCIe スロット設定
18
PCIE2 PCIE4
シングルグラフィックスカード x16 N/A
CrossFireX TMモードで 2 枚の
グラフィックスカード
複数のグラフィックスカードを使用する場合は、サーマル環境を改善するため に、シャーシファンをマザーボードのシャーシファンコネクタ(CHA_FAN1CHA_
FAN2、または、CHA_FAN3)に接続してください。
x16 x4

2.5 ジャンパー設定

このイラストは、ジャンパーの設定方法を示しています。 ジャンパーキャップがピ ンに被さっていると、ジャンパーは「ショート」です。 ジャンパーキャップがピンに被 さっていない場合には、ジャンパーは「オープン」です。 この図は3ピンのジャンパー を表し、ジャンパーキャップがピン 1 とピン 2 に被さっているとき、これらのピンは
「ショート」です。
CMOS クリアジャンパー
(CLRMOS1)
p.7No. 21 参照)
CLRMOS1 を使って CMOS 内のデータをクリアできます。 クリアして、デフォルト
設定にシステムパラメーターをリセットするには、コンピューターの電源を切り、 電源から電源コードを抜いてください。 15 秒待ってから、ジャンパーキャップを 使って CLRCMOS1 のピン 2 とピン 3 5 秒間ショートします。 ただし、BIOS を アップデートした直後に、CMOS をクリアしないでください。 BIOS をアップデー
ト後、CMOS をクリアする必要があれば、最初にシステムを起動し、それから
CMOS クリアアクションを行う前にシャットダウンしてください。 パスワード、日付、 時間、ユーザーのデフォルトプロファイルは、CMOS の電池を取り外した場合に のみ、消去されることにご注意ください。
CMOS のクリアデフォルト
Z270 Pro4
日本語
CMOS をクリアすると、ケースの開閉が検知されることがあります。 以前のシャーシ イントルージョンステータス記録を消去するには、BIOS オプションから「Clear Status
(ステータスの消去)」で調整してください。
19

2.6 オンボードのヘッダーとコネクター

オンボードヘッダーとコネクターはジャンパーではありません。 これらヘッダーと コネクターにはジャンパーキャップを被せないでください。 ヘッダーおよびコネク ターにジャンパーキャップを被せると、マザーボードに永久損傷が起こることがあ ります。
日本語
システムパネルヘッダー (9 ピンパネル 1) (p.7No. 14 参照)
PWRBTN(電源スイッチ):
シャーシ前面パネルの電源スイッチに接続してください。 電源スイッチを使用して、 システムをオフにする方法を設定できます。
RESET(リセットスイッチ):
シャーシ前面パネルのリセットスイッチに接続してください。 コンピューターがフ リーズしたり、通常の再起動を実行できない場合には、リセットスイッチを押して、 コンピューターを再起動します。
PLED(システム電源 LED):
シャーシ前面パネルの電源ステータスインジケーターに接続してください。 システ
ム稼働中は、LED が点灯します。 システムが S1/S3 スリープ状態の場合には、LED
は点滅を続けます。 システムが S4 スリープ状態または電源オフ(S5)のときには、
LED はオフです。
HDLED(ハードドライブアクティビティ LED):
シャーシ前面パネルのハードドライブアクティビティLED に接続してください。 ハー ドドライブのデータを読み取りまたは書き込み中に、LED はオンになります。
前面パネルデザインは、シャーシによって異なることがあります。 前面パネルモ
ジュールは、主に電源スイッチ、リセットスイッチ、電源 LED、ハードドライブアクティ ビティ LED、スピーカーなどから構成されます。シャーシの前面パネルモジュール とこのヘッダーを接続する場合には、配線の割り当てと、ピンの割り当てが正しく
合致していることを確かめてください。
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PLED+
PLED-
HDLED-
HDLED+
PWRBTN#
GND
RESET#
GND
GND
電源スイッチを接続し、 スイッチをリセットし、下 記のピン割り当てに従っ て、シャーシのシステムス テータス表示ランプをこ のヘッダーにセットしま す。 ケーブルを接続する
ときには、ピンの+と−に
気をつけてください。
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