Zebra DS3508 Product Reference Guide [ja]

DS3508
プロダクト リファレンス ガイド
デジタル スキャナ
DS3508 デジタル スキャナ
プロダクト リファレンス ガイド
72E-124801-11JA
改訂版 A
ii DS3508 プロダクト リファレンス ガイド
© 2015 Symbol Technologies, Inc. Zebra の書面による許可なしに、本書の内容をいかなる形式でも、または電気的あるいは機械的な手段により、複製または使用することを
禁じます。これには、コピー、記録、または情報の保存および検索システムなど電子的または機械的な手段が含まれます。本書の内容は、 予告なしに変更される場合があります。
ソフトウェアは、厳密に「現状のまま」提供されます。ファームウェアを含むすべてのソフトウェアは、ライセンスに基づいてユーザー に提供されます。本契約 ( ライセンス プログラム ) に基づいて提供される各ソフトウェアまたはファームウェアに対して、ユーザーに移 譲不可で非排他的なライセンスを付与します。下記の場合を除き、事前に書面による Zebra の同意がなければ、ユーザーがライセンスを 譲渡、サブライセンス、または移譲することはできません。著作権法で認められる場 合を 除き、ライ セン ス プログラムの一部または全 体をコピーする権限はありません。ユーザーは、ライセンス プログラムを何らかの形式で、またはライセンス プログラムの何らかの部 分を変更、結合、または他のプログラムへ組み込むこと、ライセンス プログラムからの派生物を作成すること、ライセンス プログラムを Zebra の書面による許可なしにネットワークで使用することを禁じられています。ユーザーは、本契約に基づいて提供されるライセンス プログラムについて、Zebra の著作権に関する記載を保持し、承認を受けて作成する全体または一部のコピーにこれを含めることに同意 します。ユーザーは、提供されるライセンス プログラムまたはそのいかなる部分についても、逆コンパイル、逆アセンブル、デコード、 またはリバース エンジニアリングを行わないことに同意します。
Zebra は、信頼性、機能、またはデザインを向上させる目的でソフトウェアまたは製品に変更を加えることができるものとします。 Zebra は、本製品の使用、または本文書内に記載されている製品、回路、アプリケーションの使用が直接的または間接的な原因として発
生する、いかなる製造物責任も負わないものとします。 明示的、黙示的、禁反言、または Zebra Technologies Corporation の知的所有権上のいかなる方法によるかを問わず、ライセンスが付与
されることは一切ないものとします。Zebra 製品に組み込まれている機器、回路、およびサブシステムについてのみ、黙示的にライセン スが付与されるものとします。
Zebra および Zebra ヘッド グラフィックは、ZIH Corp の登録商標です。Symbol ロゴは、Zebra Technologies の一部門である Symbol Technologies, Inc. の登録商標です。その他のすべての商標は、該当する各所有者が権利を有しています。
このメディア、または Zebra 製品には、Zebra 製ソフトウェア、サード パーティ製ソフトウェア、フリーのソフトウェアが含まれています。 このメディアに含まれる、または Zebra 製品に含まれる Zebra 製ソフトウェアは、Zebra Technologies Corporation の Copyright (c) であ
り、その使用は、Zebra 製品購入者と Zebra Technologies Corporation 間で効力を持つ契約のライセンスおよび条件が適用されます。 このメディアに含まれる、または Zebra 製品に含まれるサード パーティ製ソフトウェアは、Zebra 製品購入者と Zebra Technologies
Corporation 間で効力を持つ契約のライセンスおよび条件が適用されます。ただし、個別のサード が含まれる場合はこの限りではなく、サード パーティ製ソフトウェアの使用には、別個のサード パーティのライセンスが適用されます。
このメディアに含まれる、または Zebra 製品に含まれるフリーのソフトウェアは以下に示します。一覧で示したフリーのソフトウェアの 使用は、Zebra 製品購入者と Zebra Technologies Corporation 間で効力を持つ契約のライセンスおよび条件と、フリーの各ソフトウェア パッケージのライセンスの条件が適用されます。一覧で示したフリーのソフトウェアのライセンスのコピー、帰属、承諾、ソフトウェア 情報の詳細は、以下に含まれています。Zebra は、作成者および所有者が規定しているようにソフトウェア ライセンス、承認、著作権表 示を複製する必要があるため、このような情報はすべて変更や翻訳なしにネイティブ言語の形式で提供されます。
以下に一覧で示したフリーのソフトウェアは、Zebra が含めているフリーのソフトウェアに制限されます。Zebra 製品に使用されている サード パーティ製ソフトウェアまたは製品によって含まれているフリーソフトウェアは、サード パーティのライセンス内、またはサー ド パーティ製の個々のフリー ソフトウェアの法定通知で公開されます。
フリーのソフトウェア一覧 : 名前 : Regular Expression Evaluator バージョン : 8.3 説明 : 正規表現をコンパイルして実行 ソフトウェア サイト : ソース コード : ソース配布の責任なし。Zebra は、Regular Expression Evaluator のソース コードの提供または配布を
ライセンス : BSD スタイルのライセンス
© 1992 Henry Spencer. © 1992, 1993 The Regents of the University of California. All rights reserved.
http://www.freebsd.org/cgi/cvsweb.cgi/src/lib/libc/regex/
行いません。
パーティ製ソフトウェアのライセンス
このコードは、トロント大学の Henry Spencer によってバークレー校に寄与されたソフトウェアに由来しています。以下の条件を満たす 場合、修正の有無にかかわらず、ソースとバイナリ形式での再分配と使用は許可されます。
1. ソース コードの再分配は、上記の著作権表示、この条件一覧、および以下の免責事項を保持する必要があります。
2. バイナリ形式での再分配は、今回の配布で提供されたドキュメントおよびその他の資料に、上記の著作権表示、この条件一覧、および
以下の免責事項を複製する必要があります。
保証
iii
3. このソフトウェアの機能または使用に言及するすべての広告資料は、以下の承認を記載する必要があります。 この製品には、カリフォルニア大学バークレー校およびその寄与者によって開発されたソフトウェアが含まれています。
4. カリフォルニア大学の名前もその寄与者の名前も、事前の具体的な書面による許可なしに、このソフトウェアから派生した製品の支持 または宣伝に使用できません。
このソフトウェアは大学理事および寄与者によって「現状のまま」提供され、市場性、特定目的に対する適合性の黙示的な保証を含む ( ただし必ずしもこれらに限定されない ) 明示または暗示のいかなる保証も放棄します。いかなる場合も、大学理事および寄与者は、こ のソフトウェアの使用から生じた直接的損失、間接的損失、偶発的損失、特別な損失、または付随的損失 ( 代替品または代替サービスの 調達、製品を使用できないことの損失、データまたは利益の損失、または事業中断を含むがこれに限定されるものではない ) について、 こうした損害の可能性が忠告されていたとしても、責任の法理に基づき、契約の記述、厳格責任、不法行為 ( 過失またはその他を含む ) の有無にかかわらず、責任を負いません。
Zebra Technologies Corporation Lincolnshire, IL U.S.A.
http://www.zebra.com
Zebra のハードウェア製品の保証については、次のサイトにアクセスしてください。
http://www.zebra.com/warranty
iv DS3508 プロダクト リファレンス ガイド

改訂版履歴

元のマニュアルに対する変更を次に示します。
変更 日付 説明
- 01 改訂版 A 2009 年 09 月 初期リリース
- 02 改訂版 A 2009 11 月更新 :
- プレゼンテーション モードの視野のバーコード
- サポートされる RS232 のボーレート
- 03 改訂版 A 2010 年 02 月 UID を追加 DPM 情報を更新
- 04 改訂版 A 2010 年 04 月 シナプスへの言及を削除 ( サポートなし )。完全な規制要件がクイック ス タート ガイドに記載されているため、規制に関する情報を削除。用語集の IEC の定義を更新
- 05 改訂版 A 2011 03 月追加 : デコード バイブレータの期間、ファジー 1D の処理、PDF の優先順
位、優先順位のタイムアウト、携帯電話 / 表示モード、CDC USB COM ポート エミュレーション、CUTE、PDF417、Data Matrix、QR コード、 Aztec/Aztec Rune、Micro PDF、Maxicode、ポーリングの間隔、クイック エミュレーション、OCR、クーポン レポート、Korean 3 of 5、Australian Post 形式、Databar 制限セキュリティ レベル
更新
: Nixdorf Mode A および B の列、Inverse 1D のデフォルト、Inverse
Data Matrix のデフォルト 削除 : Matrix 2 of 5 の冗長
- 06 改訂版 A 2012 年 02 月 DS3508-ER の構成パラメータ ( トリガ モード、トーチ モード、スマート LED モード、フォーカス モード ) を追加。 DS3508-ER の読み取り範囲お
よび技術仕様を追加
- 07 改訂版 A 2012 03 DS3508-ER DS3508-DP がマルチコード モードをサポートしないこと、 および DS3508-ER がイメージング設定をサポートしないことを示すメモを 追加
- 08 改訂版 A 2012 年 04 月 DS3508-ER の電圧および電流仕様を追加
- 09 改訂版 A 2014 年 12 月 Zebra への商標変更
- 09 改訂版 B 2015 3 Zebra への商標変更
- 11 改訂版 A 2017 3 OCRを削除する GS1 DataBar Omnidirectional (以前は GS1 DataBar-14)
目次
保証................................................................................................................................ iii
改訂版履歴..................................................................................................................... iv
このガイドについて
はじめに ........................................................................................................................ xv
構成................................................................................................................................ xv
章の説明 ........................................................................................................................ xvi
表記規則 ........................................................................................................................ xvii
関連文書 ........................................................................................................................ xvii
サービスに関する情報................................................................................................... xviii
1 : Getting Started ( ご使用の前に )
はじめに ....................................................................................................................... 1-1
インタフェース ............................................................................................................. 1-2
スキャナの取り出し ..................................................................................................... 1-2
デジタル スキャナのセットアップ ............................................................................... 1-3
インタフェース ケーブルの接続 ............................................................................. 1-3
インタフェース ケーブルの取り外し ..................................................................... 1-4
電源の接続 ( 必要な場合 ) ....................................................................................... 1-4
デジタル スキャナの設定 ....................................................................................... 1-4
アクセサリ .................................................................................................................... 1-5
必須アクセサリ ....................................................................................................... 1-5
オプションのアクセサリ ........................................................................................ 1-5
2 章 : スキャン
はじめに ....................................................................................................................... 2-1
ビープ音の定義 ............................................................................................................. 2-2
LED の定義 ................................................................................................................... 2-4
スキャン ....................................................................................................................... 2-5
プレゼンテーション モード (DS3508-SR/HD/DP) ................................................. 2-5
ハンドヘルド スキャン ........................................................................................... 2-6
vi DS3508 プロダクト リファレンス ガイド
照準 (DS3508-SR/HD/DP) ..................................................................................... 2-7
読み取り範囲 ................................................................................................................ 2-9
DS3508-SR/HD/DP ................................................................................................. 2-9
DS3508-ER ............................................................................................................. 2-10
3 章 : メンテナンスと技術仕様
はじめに ....................................................................................................................... 3-1
メンテナンス ................................................................................................................ 3-1
トラブルシューティング .............................................................................................. 3-2
技術仕様 ....................................................................................................................... 3-5
デジタル スキャナの信号の意味 .................................................................................. 3-7
第 4 章 : ユーザー設定とその他のデジタル スキャナ オプション
はじめに ....................................................................................................................... 4-1
スキャン シーケンスの例 ............................................................................................. 4-2
スキャン中のエラー ..................................................................................................... 4-2
ユーザー設定とその他のオプション パラメータ のデフォルト ................................... 4-2
ユーザー設定 ................................................................................................................ 4-5
デフォルトの設定パラメータ ................................................................................. 4-5
パラメータ バーコードのスキャン ......................................................................... 4-6
バイブレータ機能による読み取り通知 ................................................................... 4-7
トリガ モード ......................................................................................................... 4-9
読み取り成功時のビープ音 ..................................................................................... 4-11
ビープ音の音量 ....................................................................................................... 4-11
ビープ音の音程 ....................................................................................................... 4-12
ビープ音の長さ ....................................................................................................... 4-13
電源投入ビープ音の禁止 ........................................................................................ 4-13
ハンズフリー モード ............................................................................................... 4-14
プレゼンテーション パフォーマンス モード ......................................................... 4-14
デジタル スキャナ動作モード ................................................................................ 4-15
ファジー 1D 処理 .................................................................................................... 4-23
ピックリスト モード ............................................................................................... 4-24
PDF の優先読み取り ............................................................................................... 4-25
PDF 優先読み取りのタイムアウト ......................................................................... 4-26
DPM スキャン
連続バーコード読み取り ........................................................................................ 4-28
読み取りセッションのタイムアウト ...................................................................... 4-28
同一バーコード読み取りのタイムアウト ............................................................... 4-29
異なるバーコード読み取りのタイムアウト ........................................................... 4-29
ハンドヘルド読み取り照準パターン ...................................................................... 4-30
ハンズフリー読み取り照準パターン ...................................................................... 4-31
プレゼンテーション モードの領域 ......................................................................... 4-32
携帯電話 / ディスプレイ モード ............................................................................. 4-33
読み取り照明 ( ハンドヘルド モードのみ ) ............................................................. 4-34
トーチ モード (DS3508-ER のみ ) .......................................................................... 4-35
スマート LED モード (DS3508-ER のみ ) .............................................................. 4-36
フォーカス モード .................................................................................................. 4-37
マルチコード モード (DS3508-SR / DS3508-HD) .................................................. 4-38
......................................................................................................... 4-27
マルチコード式 (DS3508-SR / DS3508-HD) .......................................................... 4-39
マルチコード モード連結 (DS3508-SR / DS3508-HD) .......................................... 4-44
マルチコード連結シンボル体系 (DS3508-SR / DS3508-HD) ................................. 4-45
マルチコードのトラブルシューティング ............................................................... 4-46
その他のスキャン パラメータ ...................................................................................... 4-48
コード ID 文字の転送 .............................................................................................. 4-48
プリフィックス / サフィックス値 ........................................................................... 4-49
スキャン データ転送フォーマット ......................................................................... 4-50
FN1 置換値 ............................................................................................................. 4-51
スキャンデータ転送フォーマット ( 続き ) .............................................................. 4-51
NR ( 読み取りなし )」メッセージの転送 .............................................................. 4-52
UID 解析 .................................................................................................................. 4-53
5 章 : イメージング設定
はじめに ....................................................................................................................... 5-1
スキャン シーケンスの例 ............................................................................................. 5-2
スキャン中のエラー ..................................................................................................... 5-2
イメージング設定パラメータのデフォルト一覧 .......................................................... 5-2
イメージング設定 ......................................................................................................... 5-4
動作モード .............................................................................................................. 5-4
画像読み取りの照明 ................................................................................................ 5-5
スナップショット モードでのゲイン / 露出の優先度 ............................................. 5-6
スナップショット モード タイムアウト ................................................................. 5-7
スナップショット照準パターン .............................................................................. 5-7
画像のトリミング ................................................................................................... 5-8
ピクセル アドレスへのトリミング ......................................................................... 5-9
画像サイズ ( ピクセル数 ) ....................................................................................... 5-10
画像の輝度 ( ターゲット ホワイト ) ....................................................................... 5-11
JPEG 画像のオプション ......................................................................................... 5-11
JPEG ターゲット ファイル
JPEG の品質およびサイズの値 .............................................................................. 5-12
画像強調 .................................................................................................................. 5-13
画像ファイル形式の選択 ........................................................................................ 5-14
ビット / ピクセル (BPP) ......................................................................................... 5-15
署名の読み取り ....................................................................................................... 5-16
署名読み取り画像のファイル形式の選択 ............................................................... 5-17
ピクセルあたりの署名読み取りビット数 (BPP) ..................................................... 5-18
署名読み取りの幅 ................................................................................................... 5-19
署名読み取りの高さ ................................................................................................ 5-19
署名読み取りの JPEG 品質 .................................................................................... 5-19
ビデオ ビュー ファインダ ...................................................................................... 5-20
ビデオ ビュー ファインダの画像サイズ ................................................................. 5-20
サイズ ........................................................................ 5-12
目次 vii
6 : USB インタフェース
はじめに ....................................................................................................................... 6-1
USB インタフェースの接続 ......................................................................................... 6-2
USB パラメータのデフォルト一覧 ............................................................................... 6-3
USB ホスト パラメータ ................................................................................................ 6-4
viii DS3508 プロダクト リファレンス ガイド
USB デバイス タイプ ............................................................................................. 6-4
Symbol Native API (SNAPI) ステータス ハンドシェイク ....................................... 6-5
USB デバイス タイプ ( 続き ) ................................................................................. 6-5
USB キーボード タイプ ( カントリー コード ) ....................................................... 6-6
キャラクタ間ディレイ (USB 専用 ) ........................................................................ 6-8
Caps Lock オーバーライド (USB 専用 ) ................................................................. 6-8
不明な文字の無視 (USB 専用 ) ............................................................................... 6-9
キーパッドのエミュレート ..................................................................................... 6-9
先行ゼロのキーパッドのエミュレート ................................................................... 6-10
USB キーボードの FN1 置換 .................................................................................. 6-10
ファンクション キーのマッピング ......................................................................... 6-11
Caps Lock のシミュレート ..................................................................................... 6-11
大文字 / 小文字の変換 ............................................................................................. 6-12
USB 静的 CDC ........................................................................................................ 6-12
USB のポーリング間隔 ........................................................................................... 6-13
クイック キーパッド エミュレーション ................................................................. 6-15
USB ASCII キャラクタ セット ................................................................................. 6-16
7 : RS-232 インタフェース
はじめに ....................................................................................................................... 7-1
RS-232 インタフェースの接続 ..................................................................................... 7-2
RS-232C パラメータのデフォルト一覧 ....................................................................... 7-3
RS-232C ホストのパラメータ ...................................................................................... 7-4
RS-232C ホスト タイプ .......................................................................................... 7-6
ボーレート .............................................................................................................. 7-8
パリティ .................................................................................................................. 7-9
データ ビット ......................................................................................................... 7-9
ストップ ビットの選択 ........................................................................................... 7-10
受信エラーのチェック ............................................................................................ 7-10
ハードウェア ハンドシェイク ................................................................................ 7-11
ソフトウェア ハンドシェイク ................................................................................ 7-13
ホスト シリアル レスポンス タイムアウト ............................................................ 7-15
RTS 制御線の状態 .................................................................................................. 7-16
<BEL> によるビープ音 ........................................................................................... 7-16
キャラクタ間ディレイ ............................................................................................ 7-17
Nixdorf のビープ音 /LED オプション ...................................................................... 7-18
不明な文字の無視 ................................................................................................... 7-18
RS-232C ASCII キャラクタ セット ......................................................................... 7-19
8 : IBM 468X/469X インタフェース
はじめに ....................................................................................................................... 8-1
IBM 468X/469X ホストへの接続 .................................................................................. 8-2
IBM パラメータのデフォルト一覧 ................................................................................ 8-3
IBM 468X/469X ホスト パラメータ .............................................................................. 8-4
ポート アドレス ...................................................................................................... 8-4
不明バーコードを Code 39 に変換 ......................................................................... 8-5
第 9 章 : キーボード ウェッジ インタフェース
はじめに ....................................................................................................................... 9-1
キーボード インタフェースの接続 ............................................................................... 9-2
キーボード インタフェース パラメータのデフォルト一覧 .......................................... 9-3
キーボード インタフェースのホスト パラメータ ........................................................ 9-4
キーボード インタフェースのホスト タイプ ......................................................... 9-4
キーボード インタフェースのカントリー タイプ - カントリー コード ................. 9-5
不明な文字の無視 ................................................................................................... 9-7
キャラクタ間ディレイ ............................................................................................ 9-7
キーストローク内ディレイ ..................................................................................... 9-8
代替用数字キーパッド エミュレーション .............................................................. 9-8
Caps Lock オン ....................................................................................................... 9-9
Caps Lock オーバーライド ..................................................................................... 9-9
大文字 / 小文字の変換 ............................................................................................. 9-10
ファンクション キーのマッピング ......................................................................... 9-10
FN1 置換 ................................................................................................................. 9-11
メーク / ブレークの送信 ......................................................................................... 9-11
キーボード マップ .................................................................................................. 9-12
キーボード インタフェースの ASCII キャラクタセット .............................................. 9-13
目次 ix
10 章 : シンボル体系
はじめに ....................................................................................................................... 10-1
スキャン シーケンスの例 ............................................................................................. 10-2
スキャン中のエラー ..................................................................................................... 10-2
シンボル体系パラメータのデフォルト一覧 ................................................................. 10-2
UPC/EAN ...................................................................................................................... 10-8
UPC-A の読み取り .................................................................................................. 10-8
UPC-E の読み取り .................................................................................................. 10-8
UPC-E1 の読み取り ................................................................................................ 10-9
EAN-8/JAN-8 の有効化 / 無効化 ............................................................................. 10-9
EAN-13/JAN-13 の有効化 / 無効化 ......................................................................... 10-10
Bookland EAN の有効化 / 無効化 ............................................................................ 10-10
UPC/EAN/JAN サプリメンタルの読み取り ............................................................ 10-11
ユーザープログラム可能なサプリメンタル ........................................................... 10-14
UPC/EAN/JAN サプリメンタルの読み取り繰り返し回数 ...................................... 10-14
UPC/EAN/JAN サプリメンタルの AIM ID フォーマット ........................................ 10-15
UPC-A チェック ディジットの転送 ........................................................................ 10-15
UPC-E チェック ディジットの転送 ........................................................................ 10-16
UPC-E1 チェック ディジットの転送 ...................................................................... 10-16
UPC-A プリアンブル .............................................................................................. 10-17
UPC-E プリアンブル .............................................................................................. 10-18
UPC-E1 プリアンブル ............................................................................................ 10-19
UPC-E から UPC-A への変換 ................................................................................. 10-20
UPC-E1 から UPC-A への変換 ............................................................................... 10-20
EAN-8/JAN-8 ゼロ追加 ........................................................................................... 10-21
Bookland ISBN フォーマット ................................................................................. 10-22
UCC Coupon Extended Code ................................................................................. 10-23
クーポンレポート ................................................................................................... 10-24
ISSN EAN ............................................................................................................... 10-25
x DS3508 プロダクト リファレンス ガイド
Code 128 ...................................................................................................................... 10-26
Code 128 の有効化 / 無効化 ................................................................................... 10-26
Code 128 の読み取り桁数設定 ............................................................................... 10-26
GS1-128 ( UCC/EAN-128) の有効化 / 無効化 .................................................... 10-27
ISBT 128 の有効化 / 無効化 .................................................................................... 10-28
ISBT の連結 ............................................................................................................ 10-29
ISBT テーブルのチェック ....................................................................................... 10-30
ISBT 連結の読み取り繰り返し回数 ........................................................................ 10-30
Code 39 ........................................................................................................................ 10-31
Code 39 の有効化 / 無効化 ..................................................................................... 10-31
Trioptic Code 39 の有効化 / 無効化 ......................................................................... 10-31
Code 39 から Code 32 への変換 ............................................................................ 10-32
Code 32 プリフィックス ........................................................................................ 10-32
Code 39 の読み取り桁数設定 ................................................................................. 10-33
Code 39 チェック ディジットの検証 ..................................................................... 10-34
Code 39 チェック ディジットの転送 ..................................................................... 10-34
Code 39 Full ASCII の変換 ..................................................................................... 10-35
Code 39 バッファリング - スキャンおよび保存 ..................................................... 10-35
Code 93 ........................................................................................................................ 10-38
Code 93 の有効化 / 無効化 ..................................................................................... 10-38
Code 93 の読み取り桁数設定 ................................................................................. 10-38
Code 11 ........................................................................................................................ 10-40
Code 11 .................................................................................................................. 10-40
Code 11 の読み取り桁数設定 ................................................................................. 10-40
Code 11 チェック ディジットの確認 ..................................................................... 10-42
Code 11 チェック ディジットの転送 ..................................................................... 10-43
Interleaved 2 of 5 (ITF) ................................................................................................. 10-43
Interleaved 2 of 5 の有効化 / 無効化 ....................................................................... 10-43
Interleaved 2 of 5 の読み取り桁数設定 ................................................................... 10-44
Interleaved 2 of 5 チェック ディジットの検証 ....................................................... 10-46
Interleaved 2 of 5 チェック ディジットの転送 ....................................................... 10-46
Interleaved 2 of 5 から EAN-13 への変換 ............................................................... 10-47
Discrete 2 of 5 (DTF) .................................................................................................... 10-47
Discrete 2 of 5 の有効化 / 無効化 ............................................................................ 10-47
Discrete 2 of 5 の読み取り桁数設定 ....................................................................... 10-48
Codabar (NW - 7) ......................................................................................................... 10-50
Codabar の有効化 / 無効化 ..................................................................................... 10-50
Codabar の読み取り桁数設定 ................................................................................. 10-50
CLSI 編集 ................................................................................................................ 10-52
NOTIS 編集 ............................................................................................................. 10-52
MSI ............................................................................................................................... 10-53
MSI の有効化 / 無効化 ............................................................................................. 10-53
MSI の読み取り桁数設定 ........................................................................................ 10-53
MSI チェック ディジット ....................................................................................... 10-55
MSI チェック ディジットの転送 ............................................................................ 10-55
MSI チェック ディジットのアルゴリズム .............................................................. 10-56
Chinese 2 of 5 ............................................................................................................... 10-56
Chinese 2 of 5 の有効化 / 無効化 ............................................................................ 10-56
Matrix 2 of 5 .................................................................................................................. 10-57
Matrix 2 of 5 の有効化 / 無効化 ............................................................................... 10-57
Matrix 2 of 5 の読み取り桁数設定 ........................................................................... 10-58
Matrix 2 of 5 チェック ディジット .......................................................................... 10-59
Matrix 2 of 5 チェック ディジットの転送 ............................................................... 10-59
Korean 3 of 5 ................................................................................................................ 10-60
Korean 3 of 5 の有効化 / 無効化 ............................................................................. 10-60
反転 1D バーコード ...................................................................................................... 10-61
郵便コード .................................................................................................................... 10-62
US Postnet .............................................................................................................. 10-62
US Planet ................................................................................................................ 10-62
US Postal チェック ディジットの転送 ................................................................... 10-63
UK Postal ................................................................................................................ 10-63
UK Postal チェック ディジットの転送 ................................................................... 10-64
Japan Postal ........................................................................................................... 10-64
Australian Postal ..................................................................................................... 10-65
Australia Post フォーマット ................................................................................... 10-66
Netherlands KIX Code ........................................................................................... 10-67
USPS 4CB/One Code/Intelligent Mail ..................................................................... 10-67
UPU FICS Postal .................................................................................................... 10-68
GS1 DataBar ................................................................................................................ 10-69
GS1 DataBar Omnidirectional ( 以前は GS1 DataBar-14) ...................................... 10-69
GS1 DataBar Limited .............................................................................................. 10-69
GS1 DataBar Limited の読み取り精度レベル ......................................................... 10-70
GS1 DataBar Expanded ......................................................................................... 10-71
GS1 DataBar から UPC/EAN への変換 .................................................................. 10-71
Composite ..................................................................................................................... 10-72
Composite CC-C ..................................................................................................... 10-72
Composite CC-A/B .................................................................................................. 10-72
Composite TLC-39 .................................................................................................. 10-73
UPC Composite モード .......................................................................................... 10-73
Composite ビープ モード ....................................................................................... 10-74
UCC/EAN Composite コードに対応した GS1-128 エミュレーション モード ....... 10-74
2D シンボル体系 ........................................................................................................... 10-75
PDF417 の有効化 / 無効化 ...................................................................................... 10-75
MicroPDF417 の有効化 / 無効化 ............................................................................. 10-75
Code 128 エミュレーション ................................................................................... 10-76
Data Matrix .............................................................................................................. 10-77
Data Matrix ( 反転 ) ................................................................................................. 10-78
Maxicode ................................................................................................................. 10-79
QR Code ................................................................................................................. 10-79
QR ( 反転 ) .............................................................................................................. 10-80
MicroQR .................................................................................................................. 10-80
Aztec ....................................................................................................................... 10-81
Aztec ( 反転 ) ........................................................................................................... 10-81
冗長レベル .................................................................................................................... 10-82
冗長レベル 1 ........................................................................................................... 10-82
冗長レベル 2 ........................................................................................................... 10-82
冗長レベル 3 ........................................................................................................... 10-82
冗長レベル 4 ........................................................................................................... 10-83
読み取り精度レベル ..................................................................................................... 10-84
キャラクタ間ギャップ サイズ ................................................................................ 10-85
目次 xi
xii DS3508 プロダクト リファレンス ガイド
バージョン通知 ............................................................................................................. 10-85
Macro PDF 機能 ........................................................................................................... 10-86
Macro PDF バッファのクリア ................................................................................ 10-86
Macro PDF 入力のキャンセル ................................................................................ 10-86
11 : 123Scan2
はじめに ....................................................................................................................... 11-1
123Scan2 との通信 ...................................................................................................... 11-1
123Scan2 の要件 .......................................................................................................... 11-1
スキャナ SDK、他のソフトウェア ツール、およびビデオ .......................................... 11-2
12 章 : 高度なデータ形式
はじめに ....................................................................................................................... 12-1
付録 A: 標準のデフォルト設定パラメータ
付録 B: プログラミング リファレンス
シンボル コード ID ....................................................................................................... B-1
AIM コード ID ............................................................................................................... B-3
付録 C: サンプル バーコード
Code 39 ........................................................................................................................ C-1
UPC/EAN ...................................................................................................................... C-1
UPC-A100% ........................................................................................................ C-1
EAN-13100% ....................................................................................................... C-2
Code 128 ...................................................................................................................... C-2
Interleaved 2 of 5 .......................................................................................................... C-2
GS1 DataBar Omnidirectional ...................................................................................... C-3
PDF417 ......................................................................................................................... C-3
Data Matrix ....................................................................... .......... .................................. C-3
Maxicode ...................................................................................................................... C-4
QR Code ....................................................................................................................... C-4
US Postnet .................................................................................................................... C-4
UK Postal ...................................................................................................................... C-4
付録 D: 数値バーコード
数値バーコード ............................................................................................................. D-1
キャンセル .................................................................................................................... D-2
付録 E: ASCII キャラクタ セット
付録 F: 署名読み取りコード
はじめに ....................................................................................................................... F-1
コードの構造 ................................................................................................................ F-1
署名読み取り領域 ................................................................................................... F-1
CapCode のパターン構造 ....................................................................................... F-2
スタート / ストップ パターン ....................................................................................... F-2
サイズ ........................................................................................................................... F-3
データ フォーマット .................................................................................................... F-3
その他の機能 ................................................................................................................ F-4
署名ボックス ................................................................................................................ F-4
用語
索引
目次 xiii
ご意見をお聞かせください 7
xiv DS3508 プロダクト リファレンス ガイド

このガイドについて

はじめに

『DS3508 プロダクト リファレンス ガイド』では、DS3 508 デジタル スキャナの設定、操作、メンテナンス、およ
びトラブルシューティングについて全般的に説明します。
構成
このガイドは、次の構成を対象としています。
DS3508-SR20005R – DS3508 デジタル スキャナ、標準レンジ
DS3508-SR20005R – DS3508 デジタル スキャナ、高密度
DS3508-SR20005R – DS3508 デジタル スキャナ、DPM
DS3508-SR20005R – DS3508 デジタル スキャナ、拡張レンジ
xvi DS3508 プロダクト リファレンス ガイド

章の説明

このガイドは、次の章で構成されています。
1 章の「Getting Started ( ご使用の前に )」では、製品の概要、開梱、およびケーブルの接続方法について
説明します。
2 章の「スキャン」では、デジタル スキャナの各部分、ビープ音と LED の定義、およびハンドヘルド
モードとハンズフリー ( プレゼンテーション ) モードでのスキャナの使用方法について説明します。
3 章の「メンテナンスと技術仕様」では、デジタル スキャナの手入れの仕方、トラブルシューティング、
および技術仕様について説明します。
第 4 章の「ユーザー設定とその他のデジタル スキャナ オプション」では、ホスト デバイスへのデータ転送
方法をカスタマイズする際によく使用する機能と、デジタル スキャナのユーザー設定機能を選択するための プログラミングについて説明します。
5 章の「イメージング設定」では、イメージング設定機能と、これらの機能を選択するためにバーコードを
プログラミングする方法を示します。DS3508-ER では、これらの機能はサポートされません。
6 章の「USB インタフェース」では、USB ホストを使用してデジタル スキャナを設定する方法について
説明します。
7 章の「RS-232 インタフェース」では、POS デバイス、ホスト コンピュータ、その他の RS-232 ポー
トを使用できるデバイスなど、RS-232 ホストを使用してデジタル スキャナを設定する方法について説明し ます。
8 章の「IBM 468X/469X インタフェース」では、IBM 468X/469X POS システムを使用してデジタル
キャナを設定する方法について説明します。
9 章の「キーボード ウェッジ インタフェース」では、デジタル スキャナを使用してキーボード ウェッジ
インタフェースを設定する方法について説明します。
10 章の「シンボル体系」では、すべてのシンボル体系機能 について説明し、デジ タル スキャナでこれらの
機能を選択するためにバーコードをプログラミングする方法を示します。
11 章の「123Scan2」 (PC ベースのスキャナ設定ツール ) を使用して、迅速かつ簡単に Zebra スキャナの
カスタム セットアップを行います。
12 章の「高度なデータ形式」では、データをホスト デバイスに転送する前にカスタマイズする手段であ
ADF について簡単に説明し、『ADF Programmer Guide』への参照を示します。
付録 A「標準のデフォルト設定パラメータ」は、ホスト デバイスおよびその他のスキャナのデフォルト値の
完全な一覧です。
付録 B「プログラミング リファレンス」 は、AIM コード ID、ASCII 変換、およびキーボード マップの一覧
です。
付録 C「サンプル バーコード」では、各種バーコード タイプのサンプル バーコードを示します。
付録 D「数値バーコード」 では、特定の数値が必要なパラメータをスキャンするための数値バーコードを示
します。
付録 EASCII キャラクタ セット」 は、ASCII 文字の値の一覧です。
付録 F「署名読み取りコード」では、CapCode に関する情報を示します。CapCode は、文書の署名領域を
囲んでスキャナで署名を読み取ることができるようにする署名読み取りコードです。

表記規則

*ボーレート 9600
機能 / オプション
* はデフォルトを示す
このマニュアルでは、次の表記規則を使用しています。
このガイドについて xvii
斜体は、次の項目の強調に使用します。
このマニュアルおよび関連文書の章およびセクション
ダイアログ ボックス、ウィンドウ、画面名
ドロップダウン リスト名、リスト ボックス名
チェック ボックス名、ラジオ ボタン名
太字は、次の項目の強調に使用します。
キーパッド上のキー名
画面上のボタン名
中黒 (•) は、次を示します。
実行する操作
代替方法のリスト

関連文書

すべてのガイドの最新バージョンは、http://www.
実行する必要はあるが、順番どおりに実行しなくてもかまわない手順 順番どおりに実行する必要のある手順 (順を追った手順 ) は、番号付きのリストで示されます。 このマニュアルで説明するプログラミング バーコード メニューでは、デフォルトのパラメータ設定にアス
タリスク (
『DS3508 クイック スタート ガイド』(p/n 72-124802-xx) - DS3508 デジタル スキャナの使用を開始するた
め全般的な情報と、基本的な設定および操作手順が示されています。
*) を付けています。
zebra.com/support から入手可能です。
xviii DS3508 プロダクト リファレンス ガイド

サービスに関する情報

本機器の使用中に問題が発生する場合は、お客様の使用環境を管理する技術サポートまたはシステム サポートに
お問い合わせください。本機器に問題がある場合は、各地域の技術サポートまたはシステム サポートの担当者が、
次のサイトへ問い合わせをします : http://www.zebra.com/support.
Zebra サポートへのお問い合わせの際は、以下の情報をご用意ください。
装置のシリアル番号
モデル番号または製品名
ソフトウェアのタイプとバージョン番号
Zebra では、サービス契約で定められた期間内に電子メール、電話、またはファックスでお問い合わせに対応いた
します。
Zebra サポートが問題を解決できない場合、修理のため機器をご返送いただくことがあります。その際に詳しい手
順をご案内します。Zebra は、承認済みの梱包箱を使用せずに発生した搬送時の損傷について、その責任を負わな
いものとします。装置を不適切に移動すると、保証が無効になる場合があります。
ご使用のビジネス製品を Zebra ビジネス パートナーから購入された場合、サポートについては購入先のビジネス
パートナーにお問い合わせください。
1 Getting Started ( ご使用の前に )

はじめに

DS3508 は、非常に優れた 1D および 2D バーコードのオムニ スキャンと、1 秒未満で実行できる画像キャプチャ
および転送機能を兼ね備えた軽量デジタル スキャナです。オプションのインテリスタンドを使ったハンズフリー
モード ( プレゼンテーション ) とハンドヘルド モードの両方に対応しているため、操作しやすく長時間使っても
疲れません。
1-1 DS3508 デジタル スキャナ
DS3508-ER 構成では、ハンズフリー ( プレゼンテーション ) でのスキャンはサポートされません。
1 - 2 DS3508 プロダクト リファレンス ガイド

インタフェース

DS3508 デジタル スキャナでは次のインタフェースをサポートしています。
ホストへの USB 接続。デジタル スキャナが USB ホストを自動検出し、デフォルトの HID キーボード イン タフェース タイプにセットアップします。他の USB インタフェース タイプを選択する場合は、プログラミン グ バーコード メニューをスキャンしてください。Windows® 環境で、英語 ( 北米 )、ドイツ語、フランス 語、フランス語 ( カナダ )、スペイン語、イタリア語、スウェーデン語、英語 ( 英国 )、ポルトガル語 ( ブラ ジル )、日本語のキーボードをサポートしています。
ホストへの標準 RS-232 接続。バーコード メニューをスキャンして、デジタル スキャナとホストが正常に 通信できるようにセットアップしてください。
IBM 468X/469X ホストへの接続。適切なバーコード メニューをスキャンして、デジタル スキャナと IBM 端 末が正常に通信できるようにセットアップしてください。
ホストへのキーボード ウェッジ接続。スキャンされたデータはキー入力として解釈されます。バーコード メニューをスキャンして、デジタル スキャナとホストが正常に通信できるようにセットアップしてくださ い。Windows® 環境で、英語 ( 北米 )、ドイツ語、フランス語、フランス語 ( カナダ )、フランス語 ( ベル ギー)、スペイン語、イタリア語、スウェーデン語、英語 ( 英国 )、ポルトガル語 ( ブラジル )、日本語のキー ボードをサポートします。

スキャナの取り出し

デジタル スキャナを箱から取り出し、損傷していないかどうかを確認します。配送中にスキャナが損傷した場合
は、Zebra サポートまでご連絡ください。連絡先については、xviii ページ を参照してください。箱は、保管して
おいてください。この段ボール箱は、出荷用として承認されたものです。各種サービスのご利用時に装置を返却
する必要がある場合にご使用ください。

デジタル スキャナのセットアップ

インタフェース ケーブルの接続

ホスト タイプごとに、それに対応したケーブルが必要になります。各ホストの章に記載されているコネ
クタは、一例にすぎません。このコネクタと異なるコネクタを使用している場合でも、デジタル スキャ ナの接続手順は同じです。
1. スキャナ底部のケーブル クランプのネジ2 か所 ) を緩め、クランプを手前にゆっくり引き出します。
Getting Started ( ご使用の前に )1 - 3
1-2 ケーブル クランプの引き出し
2. クランプを左右に開き、インタフェース ケーブルのモジュラー コネクタをスキャナ ハンドル底部のケーブル
インタフェース ポートに差し込みます。
1-3 インタフェース ケーブルの接続
3. ケーブルをそっと引っ張って、コネクタがしっかりと接続されていることを確認します。
1 - 4 DS3508 プロダクト リファレンス ガイド
4. クランプを閉じて元の位置に戻し、ネジを締めてケーブルをスキャナ底部に固定します。
1-4 ケーブル クランプのネジ止め
5. インタフェース ケーブルのもう一方の端をホストに接続します ( ホストとの接続については、該当するホ
ストの章を参照 )。

インタフェース ケーブルの取り外し

1. スキャナ底部のケーブル クランプのネジ 2 か所 ) を緩め、クランプを手前にゆっくり引き出します。
2. クランプを左右に開き、スキャナ ハンドル底部のケーブル インタフェース ポートからインタフェース ケー
ブルのモジュラー コネクタを抜きます。慎重にケーブルを引き出します。
3. 1-3 ページの「インタフェース ケーブルの接続」 の手順に従って、新しいケーブルを接続します。

電源の接続 ( 必要な場合 )

ホストからデジタル スキャナに給電されない場合は、次の手順で外部電源を接続します。
1. 1-3 ページの「インタフェース ケーブルの接続」 の説明に従って、インタフェース ケーブルをデジタル スキャ
ナの底部に接続します。
2. インタフェース ケーブルのもう一方の端をホストに接続します ( 接続ポートの場所については、ホストのマ
ニュアルを参照 )。
3. 電源アダプタのプラグをインタフェース ケーブルの電源ジャックに差し込みます。電源アダプタを AC コン
セントに差し込みます。

デジタル スキャナの設定

デジタル スキャナを設定するには、このマニュアルに記載のバーコード メニューを使用します。バーコード メ
ニューを使用したデジタル スキャナのプログラミングについては、 4 章の「ユーザー設定とその他のデジタル
スキャナ オプション」および 5 章の「イメージング設定」を参照してください。また、各ホストの章を確認し
て、特定のホスト タイプへの接続を設定してください。

アクセサリ

必須アクセサリ

デジタル スキャナにはインタフェース ケーブルが必要です。場合によっては、電源も必要となります。これらの
必須アクセサリについては、Zebra までお問い合わせください。

オプションのアクセサリ

DS3508 には、 1-1 に示すオプションのアクセサリが用意されています。詳細は Zebra までお問い合わせくだ
さい。
1-1 オプションのアクセサリ
アクセサリ 部品番号
Getting Started ( ご使用の前に )1 - 5
スキャナ ベルト ホルスター DS3508 用インテリスタンド 20-54090-07R (2-5 ページを参照 ) デスク トップ ホルダー マルチマウント スタンド ツール バランサー
11-35035-01R
20-67176-01R 12-44267-01R 50-15400-03
1 - 6 DS3508 プロダクト リファレンス ガイド
2 章 スキャン
スキャン トリガ
スキャン ウィンドウ
LED
インジ ケータ
取り付け板

はじめに

この章では、ビープ音と LED の定義やバーコードのスキャニングに関連する技術について説明します。また、
スキャニングに関する一般的な手順やヒント、読み取り範囲のダイアグラムも掲載しています。
2-1 パーツ
2 - 2 DS3508 プロダクト リファレンス ガイド

ビープ音の定義

デジタル スキャナは、さまざまなシーケンスやパターンのビープ音で自身の状態を示します。 2-1 に、通常の
スキャン操作中やスキャナのプログラミング中の両方で発生するビープ シーケンスの定義を示します。
2-1 ビープ音の定義
ビープ シーケンス 意味
通常の使用時 低音 - 中音 - 高音 ( ピポパ ) 電源投入中です。
短い高音 ( ピ ) バーコードが読み取られました ( 読み取りのビープ音が有効になっている場合 )。 長い低音 4 回
( プープープープー ) 低音 5 回
( プープープープープー ) 低音 - 低音 - 低音 - より低い
低音 ( プープープープー ) 高音 ( ピー ) デジタル スキャナが RS-232 経由で <BEL> 文字を検知しました。 画像の読み取り
低音 ( プー ) スナップショット モードが開始または完了しました。 高音 - 低音 ( ピープー ) スナップショット モードがタイム アウトになりました。 パラメータ メニューのスキャン
低音 - 高音 ( ポーピー ) 入力エラー。バーコードが適切でないか、プログラミング シーケンスが正し
高音 - 低音 ( ピープー
高音 - 低音 - 高音 - 低音
( ピーポーピーポー )
) キーボード パラメータが選択されました。数値バーコードを使用して数値を
データ転送エラーです。
変換または形式に関するエラーです。
RS-232 の受信エラーです。
くないか、「キャンセル」バーコードがスキャンされました。
入力してください。 パラメータ設定を変更して、プログラムを正常に終了しました。
Code 39 バッファリング 高音 - 低音 ( ピープー ) 新しい Code 39 データがバッファに入力されました。
長い高音 3 回 ( ピーピーピーピー )
高音 - 低音 - 高音 ( ピーポーピー )
低音 - 高音 - 低音 ( ポーピーポー )
低音 - 高音 ( ポーピー ) バッファされたデータが正常に転送されました。
Code 39 バッファに空き容量がなくなりました。
Code 39 バッファが消去されました。
Code 39 バッファが消去されたか、空のバッファがクリアまたは転送されよう
としました。
2-1 ビープ音の定義 ( 続き )
ビープ シーケンス 意味
Macro PDF
スキャン 2 - 3
低音 2 回 ( プープー )
長い低音 2 回 ( プープー )
長い低音 3 回 ( プープープー )
長い低音 4 回 ( プープープープー )
長い低音 5 回 ( プープープープープー )
速い震音 ( ジー )Macro PDF シーケンスを中止しています。 低音 - 高音 ( ポーピー ) すでに空の Macro PDF バッファを消去しています。 ホスト別
USB のみ 短い高音 4 回 ( ピピピピ ) デジタル スキャナの初期化が完了していません。数秒待ってから、再度ス
Macro PDF シーケンスがバッファに保存されました。
ファイル ID エラーです。現在の Macro PDF シーケンスにないバーコードがス キャンされました。
メモリ不足です。現在の Macro PDF シンボルを保存するのに十分なバッファ 容量がありません。
不正なシンボル体系です。Macro PDF シーケンスで 1D または 2D のバーコー ドがスキャンされたか、Macro PDF ラベルが重複しているか、ラベルのシー ケンスが正しくないか、または、空または不正な Macro PDF フィールドを転 送しようとしています。
Macro PDF バッファを消去しています。
キャンしてください。
USB デバイス タイプのス キャン時に鳴る低音 - 中音 -
ピポパ )
高音 (
複数回鳴る低音 - 中音 ­高音 ( ピポパ )
RS-232 のみ 短い高音 1 回 ( ピ ) <BEL> 文字が受信され、<BEL> に対してビープ音を鳴らす設定が有効になっ
デジタル スキャナが最大の電源レベルで動作するためには、ホストとの通信 が事前に確立されている必要があります。
USB ホストにより、デジタル スキャナへの電源が複数回オン/ オフを繰り返 しています。これは正常な動作で、通常、PC のコールド ブート時に発生し ます。
ています。
2 - 4 DS3508 プロダクト リファレンス ガイド

LED の定義

ビープ シーケンスに加えて、デジタル スキャナは 2 色の LED を使用して自身の状態を示します。 2-2 に、ス キャン操作中に表示される LED の色の定義を示します。
2-2 標準的な LED の定義
LED
ハンドヘルド スキャン ( 通常の使用時 ) 緑色 バーコードが正常に読み取られました。 赤色 転送エラー、変換エラー、フォーマット エラー、または RS-232 受信エラーです。
消灯 デジタル スキャナの電源が入っていないか、電源が入っていてスキャン可能な状態
です。 プレゼンテーション ( ハンズフリー ) スキャン ( 通常の使用時 ) 緑色 デジタル スキャナに電源が投入され、スキャン可能な状態です。
点滅 バーコードが正常に読み取られました。 赤色 転送エラー、変換エラー、フォーマット エラー、または RS-232 受信エラーです。
消灯 デジタル スキャナに電源が入っていないか、省電力モードに入っています。 パラメータ プログラミング
緑色 数値の入力待ちの状態です。数値バーコードを使用して数値を入力してください。
パラメータ設定を変更して、プログラムを正常に終了しました。 赤色 入力エラー。バーコードが適切でないか、プログラミング シーケンスが正しくない
か、「キャンセル」バーコードがスキャンされました。
意味
ADF プログラミング 緑色 別の数値を入力します。必要に応じて、頭にゼロを追加します。
別の英字を入力するか、「メッセージの終わり」バーコードをスキャンします。
現在のルールのすべての条件またはアクションをクリアし、ルールの入力を続行し
ます。
最後に保存したルールを削除します。現在のルールは以前のままになっています。
すべてのルールが削除されました。 緑色の点滅 別の条件またはアクションを入力するか、「ルールの保存」バーコードをスキャンし
ます。 点滅後、緑色 ルールが保存されました。ルールの入力モードが終了しました。
ルールの入力がキャンセルされました。エラーのため、またはユーザがルールの入
力モードの終了を選択したため、ルールの入力モードが終了しました。 赤色 ルールのメモリ不足。既存のルールの一部を消去し、ルールを再び保存してください。
入力エラーか、間違ったバーコードがスキャンされました。または、条件やアク
ションのリストがルールに対して長すぎます。条件またはアクションを再入力して
ください。
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