Zebra DS3508 Product Reference Guide [ja]

DS3508
プロダクト リファレンス ガイド
デジタル スキャナ
DS3508 デジタル スキャナ
プロダクト リファレンス ガイド
72E-124801-11JA
改訂版 A
ii DS3508 プロダクト リファレンス ガイド
© 2015 Symbol Technologies, Inc. Zebra の書面による許可なしに、本書の内容をいかなる形式でも、または電気的あるいは機械的な手段により、複製または使用することを
禁じます。これには、コピー、記録、または情報の保存および検索システムなど電子的または機械的な手段が含まれます。本書の内容は、 予告なしに変更される場合があります。
ソフトウェアは、厳密に「現状のまま」提供されます。ファームウェアを含むすべてのソフトウェアは、ライセンスに基づいてユーザー に提供されます。本契約 ( ライセンス プログラム ) に基づいて提供される各ソフトウェアまたはファームウェアに対して、ユーザーに移 譲不可で非排他的なライセンスを付与します。下記の場合を除き、事前に書面による Zebra の同意がなければ、ユーザーがライセンスを 譲渡、サブライセンス、または移譲することはできません。著作権法で認められる場 合を 除き、ライ セン ス プログラムの一部または全 体をコピーする権限はありません。ユーザーは、ライセンス プログラムを何らかの形式で、またはライセンス プログラムの何らかの部 分を変更、結合、または他のプログラムへ組み込むこと、ライセンス プログラムからの派生物を作成すること、ライセンス プログラムを Zebra の書面による許可なしにネットワークで使用することを禁じられています。ユーザーは、本契約に基づいて提供されるライセンス プログラムについて、Zebra の著作権に関する記載を保持し、承認を受けて作成する全体または一部のコピーにこれを含めることに同意 します。ユーザーは、提供されるライセンス プログラムまたはそのいかなる部分についても、逆コンパイル、逆アセンブル、デコード、 またはリバース エンジニアリングを行わないことに同意します。
Zebra は、信頼性、機能、またはデザインを向上させる目的でソフトウェアまたは製品に変更を加えることができるものとします。 Zebra は、本製品の使用、または本文書内に記載されている製品、回路、アプリケーションの使用が直接的または間接的な原因として発
生する、いかなる製造物責任も負わないものとします。 明示的、黙示的、禁反言、または Zebra Technologies Corporation の知的所有権上のいかなる方法によるかを問わず、ライセンスが付与
されることは一切ないものとします。Zebra 製品に組み込まれている機器、回路、およびサブシステムについてのみ、黙示的にライセン スが付与されるものとします。
Zebra および Zebra ヘッド グラフィックは、ZIH Corp の登録商標です。Symbol ロゴは、Zebra Technologies の一部門である Symbol Technologies, Inc. の登録商標です。その他のすべての商標は、該当する各所有者が権利を有しています。
このメディア、または Zebra 製品には、Zebra 製ソフトウェア、サード パーティ製ソフトウェア、フリーのソフトウェアが含まれています。 このメディアに含まれる、または Zebra 製品に含まれる Zebra 製ソフトウェアは、Zebra Technologies Corporation の Copyright (c) であ
り、その使用は、Zebra 製品購入者と Zebra Technologies Corporation 間で効力を持つ契約のライセンスおよび条件が適用されます。 このメディアに含まれる、または Zebra 製品に含まれるサード パーティ製ソフトウェアは、Zebra 製品購入者と Zebra Technologies
Corporation 間で効力を持つ契約のライセンスおよび条件が適用されます。ただし、個別のサード が含まれる場合はこの限りではなく、サード パーティ製ソフトウェアの使用には、別個のサード パーティのライセンスが適用されます。
このメディアに含まれる、または Zebra 製品に含まれるフリーのソフトウェアは以下に示します。一覧で示したフリーのソフトウェアの 使用は、Zebra 製品購入者と Zebra Technologies Corporation 間で効力を持つ契約のライセンスおよび条件と、フリーの各ソフトウェア パッケージのライセンスの条件が適用されます。一覧で示したフリーのソフトウェアのライセンスのコピー、帰属、承諾、ソフトウェア 情報の詳細は、以下に含まれています。Zebra は、作成者および所有者が規定しているようにソフトウェア ライセンス、承認、著作権表 示を複製する必要があるため、このような情報はすべて変更や翻訳なしにネイティブ言語の形式で提供されます。
以下に一覧で示したフリーのソフトウェアは、Zebra が含めているフリーのソフトウェアに制限されます。Zebra 製品に使用されている サード パーティ製ソフトウェアまたは製品によって含まれているフリーソフトウェアは、サード パーティのライセンス内、またはサー ド パーティ製の個々のフリー ソフトウェアの法定通知で公開されます。
フリーのソフトウェア一覧 : 名前 : Regular Expression Evaluator バージョン : 8.3 説明 : 正規表現をコンパイルして実行 ソフトウェア サイト : ソース コード : ソース配布の責任なし。Zebra は、Regular Expression Evaluator のソース コードの提供または配布を
ライセンス : BSD スタイルのライセンス
© 1992 Henry Spencer. © 1992, 1993 The Regents of the University of California. All rights reserved.
http://www.freebsd.org/cgi/cvsweb.cgi/src/lib/libc/regex/
行いません。
パーティ製ソフトウェアのライセンス
このコードは、トロント大学の Henry Spencer によってバークレー校に寄与されたソフトウェアに由来しています。以下の条件を満たす 場合、修正の有無にかかわらず、ソースとバイナリ形式での再分配と使用は許可されます。
1. ソース コードの再分配は、上記の著作権表示、この条件一覧、および以下の免責事項を保持する必要があります。
2. バイナリ形式での再分配は、今回の配布で提供されたドキュメントおよびその他の資料に、上記の著作権表示、この条件一覧、および
以下の免責事項を複製する必要があります。
保証
iii
3. このソフトウェアの機能または使用に言及するすべての広告資料は、以下の承認を記載する必要があります。 この製品には、カリフォルニア大学バークレー校およびその寄与者によって開発されたソフトウェアが含まれています。
4. カリフォルニア大学の名前もその寄与者の名前も、事前の具体的な書面による許可なしに、このソフトウェアから派生した製品の支持 または宣伝に使用できません。
このソフトウェアは大学理事および寄与者によって「現状のまま」提供され、市場性、特定目的に対する適合性の黙示的な保証を含む ( ただし必ずしもこれらに限定されない ) 明示または暗示のいかなる保証も放棄します。いかなる場合も、大学理事および寄与者は、こ のソフトウェアの使用から生じた直接的損失、間接的損失、偶発的損失、特別な損失、または付随的損失 ( 代替品または代替サービスの 調達、製品を使用できないことの損失、データまたは利益の損失、または事業中断を含むがこれに限定されるものではない ) について、 こうした損害の可能性が忠告されていたとしても、責任の法理に基づき、契約の記述、厳格責任、不法行為 ( 過失またはその他を含む ) の有無にかかわらず、責任を負いません。
Zebra Technologies Corporation Lincolnshire, IL U.S.A.
http://www.zebra.com
Zebra のハードウェア製品の保証については、次のサイトにアクセスしてください。
http://www.zebra.com/warranty
iv DS3508 プロダクト リファレンス ガイド

改訂版履歴

元のマニュアルに対する変更を次に示します。
変更 日付 説明
- 01 改訂版 A 2009 年 09 月 初期リリース
- 02 改訂版 A 2009 11 月更新 :
- プレゼンテーション モードの視野のバーコード
- サポートされる RS232 のボーレート
- 03 改訂版 A 2010 年 02 月 UID を追加 DPM 情報を更新
- 04 改訂版 A 2010 年 04 月 シナプスへの言及を削除 ( サポートなし )。完全な規制要件がクイック ス タート ガイドに記載されているため、規制に関する情報を削除。用語集の IEC の定義を更新
- 05 改訂版 A 2011 03 月追加 : デコード バイブレータの期間、ファジー 1D の処理、PDF の優先順
位、優先順位のタイムアウト、携帯電話 / 表示モード、CDC USB COM ポート エミュレーション、CUTE、PDF417、Data Matrix、QR コード、 Aztec/Aztec Rune、Micro PDF、Maxicode、ポーリングの間隔、クイック エミュレーション、OCR、クーポン レポート、Korean 3 of 5、Australian Post 形式、Databar 制限セキュリティ レベル
更新
: Nixdorf Mode A および B の列、Inverse 1D のデフォルト、Inverse
Data Matrix のデフォルト 削除 : Matrix 2 of 5 の冗長
- 06 改訂版 A 2012 年 02 月 DS3508-ER の構成パラメータ ( トリガ モード、トーチ モード、スマート LED モード、フォーカス モード ) を追加。 DS3508-ER の読み取り範囲お
よび技術仕様を追加
- 07 改訂版 A 2012 03 DS3508-ER DS3508-DP がマルチコード モードをサポートしないこと、 および DS3508-ER がイメージング設定をサポートしないことを示すメモを 追加
- 08 改訂版 A 2012 年 04 月 DS3508-ER の電圧および電流仕様を追加
- 09 改訂版 A 2014 年 12 月 Zebra への商標変更
- 09 改訂版 B 2015 3 Zebra への商標変更
- 11 改訂版 A 2017 3 OCRを削除する GS1 DataBar Omnidirectional (以前は GS1 DataBar-14)
目次
保証................................................................................................................................ iii
改訂版履歴..................................................................................................................... iv
このガイドについて
はじめに ........................................................................................................................ xv
構成................................................................................................................................ xv
章の説明 ........................................................................................................................ xvi
表記規則 ........................................................................................................................ xvii
関連文書 ........................................................................................................................ xvii
サービスに関する情報................................................................................................... xviii
1 : Getting Started ( ご使用の前に )
はじめに ....................................................................................................................... 1-1
インタフェース ............................................................................................................. 1-2
スキャナの取り出し ..................................................................................................... 1-2
デジタル スキャナのセットアップ ............................................................................... 1-3
インタフェース ケーブルの接続 ............................................................................. 1-3
インタフェース ケーブルの取り外し ..................................................................... 1-4
電源の接続 ( 必要な場合 ) ....................................................................................... 1-4
デジタル スキャナの設定 ....................................................................................... 1-4
アクセサリ .................................................................................................................... 1-5
必須アクセサリ ....................................................................................................... 1-5
オプションのアクセサリ ........................................................................................ 1-5
2 章 : スキャン
はじめに ....................................................................................................................... 2-1
ビープ音の定義 ............................................................................................................. 2-2
LED の定義 ................................................................................................................... 2-4
スキャン ....................................................................................................................... 2-5
プレゼンテーション モード (DS3508-SR/HD/DP) ................................................. 2-5
ハンドヘルド スキャン ........................................................................................... 2-6
vi DS3508 プロダクト リファレンス ガイド
照準 (DS3508-SR/HD/DP) ..................................................................................... 2-7
読み取り範囲 ................................................................................................................ 2-9
DS3508-SR/HD/DP ................................................................................................. 2-9
DS3508-ER ............................................................................................................. 2-10
3 章 : メンテナンスと技術仕様
はじめに ....................................................................................................................... 3-1
メンテナンス ................................................................................................................ 3-1
トラブルシューティング .............................................................................................. 3-2
技術仕様 ....................................................................................................................... 3-5
デジタル スキャナの信号の意味 .................................................................................. 3-7
第 4 章 : ユーザー設定とその他のデジタル スキャナ オプション
はじめに ....................................................................................................................... 4-1
スキャン シーケンスの例 ............................................................................................. 4-2
スキャン中のエラー ..................................................................................................... 4-2
ユーザー設定とその他のオプション パラメータ のデフォルト ................................... 4-2
ユーザー設定 ................................................................................................................ 4-5
デフォルトの設定パラメータ ................................................................................. 4-5
パラメータ バーコードのスキャン ......................................................................... 4-6
バイブレータ機能による読み取り通知 ................................................................... 4-7
トリガ モード ......................................................................................................... 4-9
読み取り成功時のビープ音 ..................................................................................... 4-11
ビープ音の音量 ....................................................................................................... 4-11
ビープ音の音程 ....................................................................................................... 4-12
ビープ音の長さ ....................................................................................................... 4-13
電源投入ビープ音の禁止 ........................................................................................ 4-13
ハンズフリー モード ............................................................................................... 4-14
プレゼンテーション パフォーマンス モード ......................................................... 4-14
デジタル スキャナ動作モード ................................................................................ 4-15
ファジー 1D 処理 .................................................................................................... 4-23
ピックリスト モード ............................................................................................... 4-24
PDF の優先読み取り ............................................................................................... 4-25
PDF 優先読み取りのタイムアウト ......................................................................... 4-26
DPM スキャン
連続バーコード読み取り ........................................................................................ 4-28
読み取りセッションのタイムアウト ...................................................................... 4-28
同一バーコード読み取りのタイムアウト ............................................................... 4-29
異なるバーコード読み取りのタイムアウト ........................................................... 4-29
ハンドヘルド読み取り照準パターン ...................................................................... 4-30
ハンズフリー読み取り照準パターン ...................................................................... 4-31
プレゼンテーション モードの領域 ......................................................................... 4-32
携帯電話 / ディスプレイ モード ............................................................................. 4-33
読み取り照明 ( ハンドヘルド モードのみ ) ............................................................. 4-34
トーチ モード (DS3508-ER のみ ) .......................................................................... 4-35
スマート LED モード (DS3508-ER のみ ) .............................................................. 4-36
フォーカス モード .................................................................................................. 4-37
マルチコード モード (DS3508-SR / DS3508-HD) .................................................. 4-38
......................................................................................................... 4-27
マルチコード式 (DS3508-SR / DS3508-HD) .......................................................... 4-39
マルチコード モード連結 (DS3508-SR / DS3508-HD) .......................................... 4-44
マルチコード連結シンボル体系 (DS3508-SR / DS3508-HD) ................................. 4-45
マルチコードのトラブルシューティング ............................................................... 4-46
その他のスキャン パラメータ ...................................................................................... 4-48
コード ID 文字の転送 .............................................................................................. 4-48
プリフィックス / サフィックス値 ........................................................................... 4-49
スキャン データ転送フォーマット ......................................................................... 4-50
FN1 置換値 ............................................................................................................. 4-51
スキャンデータ転送フォーマット ( 続き ) .............................................................. 4-51
NR ( 読み取りなし )」メッセージの転送 .............................................................. 4-52
UID 解析 .................................................................................................................. 4-53
5 章 : イメージング設定
はじめに ....................................................................................................................... 5-1
スキャン シーケンスの例 ............................................................................................. 5-2
スキャン中のエラー ..................................................................................................... 5-2
イメージング設定パラメータのデフォルト一覧 .......................................................... 5-2
イメージング設定 ......................................................................................................... 5-4
動作モード .............................................................................................................. 5-4
画像読み取りの照明 ................................................................................................ 5-5
スナップショット モードでのゲイン / 露出の優先度 ............................................. 5-6
スナップショット モード タイムアウト ................................................................. 5-7
スナップショット照準パターン .............................................................................. 5-7
画像のトリミング ................................................................................................... 5-8
ピクセル アドレスへのトリミング ......................................................................... 5-9
画像サイズ ( ピクセル数 ) ....................................................................................... 5-10
画像の輝度 ( ターゲット ホワイト ) ....................................................................... 5-11
JPEG 画像のオプション ......................................................................................... 5-11
JPEG ターゲット ファイル
JPEG の品質およびサイズの値 .............................................................................. 5-12
画像強調 .................................................................................................................. 5-13
画像ファイル形式の選択 ........................................................................................ 5-14
ビット / ピクセル (BPP) ......................................................................................... 5-15
署名の読み取り ....................................................................................................... 5-16
署名読み取り画像のファイル形式の選択 ............................................................... 5-17
ピクセルあたりの署名読み取りビット数 (BPP) ..................................................... 5-18
署名読み取りの幅 ................................................................................................... 5-19
署名読み取りの高さ ................................................................................................ 5-19
署名読み取りの JPEG 品質 .................................................................................... 5-19
ビデオ ビュー ファインダ ...................................................................................... 5-20
ビデオ ビュー ファインダの画像サイズ ................................................................. 5-20
サイズ ........................................................................ 5-12
目次 vii
6 : USB インタフェース
はじめに ....................................................................................................................... 6-1
USB インタフェースの接続 ......................................................................................... 6-2
USB パラメータのデフォルト一覧 ............................................................................... 6-3
USB ホスト パラメータ ................................................................................................ 6-4
viii DS3508 プロダクト リファレンス ガイド
USB デバイス タイプ ............................................................................................. 6-4
Symbol Native API (SNAPI) ステータス ハンドシェイク ....................................... 6-5
USB デバイス タイプ ( 続き ) ................................................................................. 6-5
USB キーボード タイプ ( カントリー コード ) ....................................................... 6-6
キャラクタ間ディレイ (USB 専用 ) ........................................................................ 6-8
Caps Lock オーバーライド (USB 専用 ) ................................................................. 6-8
不明な文字の無視 (USB 専用 ) ............................................................................... 6-9
キーパッドのエミュレート ..................................................................................... 6-9
先行ゼロのキーパッドのエミュレート ................................................................... 6-10
USB キーボードの FN1 置換 .................................................................................. 6-10
ファンクション キーのマッピング ......................................................................... 6-11
Caps Lock のシミュレート ..................................................................................... 6-11
大文字 / 小文字の変換 ............................................................................................. 6-12
USB 静的 CDC ........................................................................................................ 6-12
USB のポーリング間隔 ........................................................................................... 6-13
クイック キーパッド エミュレーション ................................................................. 6-15
USB ASCII キャラクタ セット ................................................................................. 6-16
7 : RS-232 インタフェース
はじめに ....................................................................................................................... 7-1
RS-232 インタフェースの接続 ..................................................................................... 7-2
RS-232C パラメータのデフォルト一覧 ....................................................................... 7-3
RS-232C ホストのパラメータ ...................................................................................... 7-4
RS-232C ホスト タイプ .......................................................................................... 7-6
ボーレート .............................................................................................................. 7-8
パリティ .................................................................................................................. 7-9
データ ビット ......................................................................................................... 7-9
ストップ ビットの選択 ........................................................................................... 7-10
受信エラーのチェック ............................................................................................ 7-10
ハードウェア ハンドシェイク ................................................................................ 7-11
ソフトウェア ハンドシェイク ................................................................................ 7-13
ホスト シリアル レスポンス タイムアウト ............................................................ 7-15
RTS 制御線の状態 .................................................................................................. 7-16
<BEL> によるビープ音 ........................................................................................... 7-16
キャラクタ間ディレイ ............................................................................................ 7-17
Nixdorf のビープ音 /LED オプション ...................................................................... 7-18
不明な文字の無視 ................................................................................................... 7-18
RS-232C ASCII キャラクタ セット ......................................................................... 7-19
8 : IBM 468X/469X インタフェース
はじめに ....................................................................................................................... 8-1
IBM 468X/469X ホストへの接続 .................................................................................. 8-2
IBM パラメータのデフォルト一覧 ................................................................................ 8-3
IBM 468X/469X ホスト パラメータ .............................................................................. 8-4
ポート アドレス ...................................................................................................... 8-4
不明バーコードを Code 39 に変換 ......................................................................... 8-5
第 9 章 : キーボード ウェッジ インタフェース
はじめに ....................................................................................................................... 9-1
キーボード インタフェースの接続 ............................................................................... 9-2
キーボード インタフェース パラメータのデフォルト一覧 .......................................... 9-3
キーボード インタフェースのホスト パラメータ ........................................................ 9-4
キーボード インタフェースのホスト タイプ ......................................................... 9-4
キーボード インタフェースのカントリー タイプ - カントリー コード ................. 9-5
不明な文字の無視 ................................................................................................... 9-7
キャラクタ間ディレイ ............................................................................................ 9-7
キーストローク内ディレイ ..................................................................................... 9-8
代替用数字キーパッド エミュレーション .............................................................. 9-8
Caps Lock オン ....................................................................................................... 9-9
Caps Lock オーバーライド ..................................................................................... 9-9
大文字 / 小文字の変換 ............................................................................................. 9-10
ファンクション キーのマッピング ......................................................................... 9-10
FN1 置換 ................................................................................................................. 9-11
メーク / ブレークの送信 ......................................................................................... 9-11
キーボード マップ .................................................................................................. 9-12
キーボード インタフェースの ASCII キャラクタセット .............................................. 9-13
目次 ix
10 章 : シンボル体系
はじめに ....................................................................................................................... 10-1
スキャン シーケンスの例 ............................................................................................. 10-2
スキャン中のエラー ..................................................................................................... 10-2
シンボル体系パラメータのデフォルト一覧 ................................................................. 10-2
UPC/EAN ...................................................................................................................... 10-8
UPC-A の読み取り .................................................................................................. 10-8
UPC-E の読み取り .................................................................................................. 10-8
UPC-E1 の読み取り ................................................................................................ 10-9
EAN-8/JAN-8 の有効化 / 無効化 ............................................................................. 10-9
EAN-13/JAN-13 の有効化 / 無効化 ......................................................................... 10-10
Bookland EAN の有効化 / 無効化 ............................................................................ 10-10
UPC/EAN/JAN サプリメンタルの読み取り ............................................................ 10-11
ユーザープログラム可能なサプリメンタル ........................................................... 10-14
UPC/EAN/JAN サプリメンタルの読み取り繰り返し回数 ...................................... 10-14
UPC/EAN/JAN サプリメンタルの AIM ID フォーマット ........................................ 10-15
UPC-A チェック ディジットの転送 ........................................................................ 10-15
UPC-E チェック ディジットの転送 ........................................................................ 10-16
UPC-E1 チェック ディジットの転送 ...................................................................... 10-16
UPC-A プリアンブル .............................................................................................. 10-17
UPC-E プリアンブル .............................................................................................. 10-18
UPC-E1 プリアンブル ............................................................................................ 10-19
UPC-E から UPC-A への変換 ................................................................................. 10-20
UPC-E1 から UPC-A への変換 ............................................................................... 10-20
EAN-8/JAN-8 ゼロ追加 ........................................................................................... 10-21
Bookland ISBN フォーマット ................................................................................. 10-22
UCC Coupon Extended Code ................................................................................. 10-23
クーポンレポート ................................................................................................... 10-24
ISSN EAN ............................................................................................................... 10-25
x DS3508 プロダクト リファレンス ガイド
Code 128 ...................................................................................................................... 10-26
Code 128 の有効化 / 無効化 ................................................................................... 10-26
Code 128 の読み取り桁数設定 ............................................................................... 10-26
GS1-128 ( UCC/EAN-128) の有効化 / 無効化 .................................................... 10-27
ISBT 128 の有効化 / 無効化 .................................................................................... 10-28
ISBT の連結 ............................................................................................................ 10-29
ISBT テーブルのチェック ....................................................................................... 10-30
ISBT 連結の読み取り繰り返し回数 ........................................................................ 10-30
Code 39 ........................................................................................................................ 10-31
Code 39 の有効化 / 無効化 ..................................................................................... 10-31
Trioptic Code 39 の有効化 / 無効化 ......................................................................... 10-31
Code 39 から Code 32 への変換 ............................................................................ 10-32
Code 32 プリフィックス ........................................................................................ 10-32
Code 39 の読み取り桁数設定 ................................................................................. 10-33
Code 39 チェック ディジットの検証 ..................................................................... 10-34
Code 39 チェック ディジットの転送 ..................................................................... 10-34
Code 39 Full ASCII の変換 ..................................................................................... 10-35
Code 39 バッファリング - スキャンおよび保存 ..................................................... 10-35
Code 93 ........................................................................................................................ 10-38
Code 93 の有効化 / 無効化 ..................................................................................... 10-38
Code 93 の読み取り桁数設定 ................................................................................. 10-38
Code 11 ........................................................................................................................ 10-40
Code 11 .................................................................................................................. 10-40
Code 11 の読み取り桁数設定 ................................................................................. 10-40
Code 11 チェック ディジットの確認 ..................................................................... 10-42
Code 11 チェック ディジットの転送 ..................................................................... 10-43
Interleaved 2 of 5 (ITF) ................................................................................................. 10-43
Interleaved 2 of 5 の有効化 / 無効化 ....................................................................... 10-43
Interleaved 2 of 5 の読み取り桁数設定 ................................................................... 10-44
Interleaved 2 of 5 チェック ディジットの検証 ....................................................... 10-46
Interleaved 2 of 5 チェック ディジットの転送 ....................................................... 10-46
Interleaved 2 of 5 から EAN-13 への変換 ............................................................... 10-47
Discrete 2 of 5 (DTF) .................................................................................................... 10-47
Discrete 2 of 5 の有効化 / 無効化 ............................................................................ 10-47
Discrete 2 of 5 の読み取り桁数設定 ....................................................................... 10-48
Codabar (NW - 7) ......................................................................................................... 10-50
Codabar の有効化 / 無効化 ..................................................................................... 10-50
Codabar の読み取り桁数設定 ................................................................................. 10-50
CLSI 編集 ................................................................................................................ 10-52
NOTIS 編集 ............................................................................................................. 10-52
MSI ............................................................................................................................... 10-53
MSI の有効化 / 無効化 ............................................................................................. 10-53
MSI の読み取り桁数設定 ........................................................................................ 10-53
MSI チェック ディジット ....................................................................................... 10-55
MSI チェック ディジットの転送 ............................................................................ 10-55
MSI チェック ディジットのアルゴリズム .............................................................. 10-56
Chinese 2 of 5 ............................................................................................................... 10-56
Chinese 2 of 5 の有効化 / 無効化 ............................................................................ 10-56
Matrix 2 of 5 .................................................................................................................. 10-57
Matrix 2 of 5 の有効化 / 無効化 ............................................................................... 10-57
Matrix 2 of 5 の読み取り桁数設定 ........................................................................... 10-58
Matrix 2 of 5 チェック ディジット .......................................................................... 10-59
Matrix 2 of 5 チェック ディジットの転送 ............................................................... 10-59
Korean 3 of 5 ................................................................................................................ 10-60
Korean 3 of 5 の有効化 / 無効化 ............................................................................. 10-60
反転 1D バーコード ...................................................................................................... 10-61
郵便コード .................................................................................................................... 10-62
US Postnet .............................................................................................................. 10-62
US Planet ................................................................................................................ 10-62
US Postal チェック ディジットの転送 ................................................................... 10-63
UK Postal ................................................................................................................ 10-63
UK Postal チェック ディジットの転送 ................................................................... 10-64
Japan Postal ........................................................................................................... 10-64
Australian Postal ..................................................................................................... 10-65
Australia Post フォーマット ................................................................................... 10-66
Netherlands KIX Code ........................................................................................... 10-67
USPS 4CB/One Code/Intelligent Mail ..................................................................... 10-67
UPU FICS Postal .................................................................................................... 10-68
GS1 DataBar ................................................................................................................ 10-69
GS1 DataBar Omnidirectional ( 以前は GS1 DataBar-14) ...................................... 10-69
GS1 DataBar Limited .............................................................................................. 10-69
GS1 DataBar Limited の読み取り精度レベル ......................................................... 10-70
GS1 DataBar Expanded ......................................................................................... 10-71
GS1 DataBar から UPC/EAN への変換 .................................................................. 10-71
Composite ..................................................................................................................... 10-72
Composite CC-C ..................................................................................................... 10-72
Composite CC-A/B .................................................................................................. 10-72
Composite TLC-39 .................................................................................................. 10-73
UPC Composite モード .......................................................................................... 10-73
Composite ビープ モード ....................................................................................... 10-74
UCC/EAN Composite コードに対応した GS1-128 エミュレーション モード ....... 10-74
2D シンボル体系 ........................................................................................................... 10-75
PDF417 の有効化 / 無効化 ...................................................................................... 10-75
MicroPDF417 の有効化 / 無効化 ............................................................................. 10-75
Code 128 エミュレーション ................................................................................... 10-76
Data Matrix .............................................................................................................. 10-77
Data Matrix ( 反転 ) ................................................................................................. 10-78
Maxicode ................................................................................................................. 10-79
QR Code ................................................................................................................. 10-79
QR ( 反転 ) .............................................................................................................. 10-80
MicroQR .................................................................................................................. 10-80
Aztec ....................................................................................................................... 10-81
Aztec ( 反転 ) ........................................................................................................... 10-81
冗長レベル .................................................................................................................... 10-82
冗長レベル 1 ........................................................................................................... 10-82
冗長レベル 2 ........................................................................................................... 10-82
冗長レベル 3 ........................................................................................................... 10-82
冗長レベル 4 ........................................................................................................... 10-83
読み取り精度レベル ..................................................................................................... 10-84
キャラクタ間ギャップ サイズ ................................................................................ 10-85
目次 xi
xii DS3508 プロダクト リファレンス ガイド
バージョン通知 ............................................................................................................. 10-85
Macro PDF 機能 ........................................................................................................... 10-86
Macro PDF バッファのクリア ................................................................................ 10-86
Macro PDF 入力のキャンセル ................................................................................ 10-86
11 : 123Scan2
はじめに ....................................................................................................................... 11-1
123Scan2 との通信 ...................................................................................................... 11-1
123Scan2 の要件 .......................................................................................................... 11-1
スキャナ SDK、他のソフトウェア ツール、およびビデオ .......................................... 11-2
12 章 : 高度なデータ形式
はじめに ....................................................................................................................... 12-1
付録 A: 標準のデフォルト設定パラメータ
付録 B: プログラミング リファレンス
シンボル コード ID ....................................................................................................... B-1
AIM コード ID ............................................................................................................... B-3
付録 C: サンプル バーコード
Code 39 ........................................................................................................................ C-1
UPC/EAN ...................................................................................................................... C-1
UPC-A100% ........................................................................................................ C-1
EAN-13100% ....................................................................................................... C-2
Code 128 ...................................................................................................................... C-2
Interleaved 2 of 5 .......................................................................................................... C-2
GS1 DataBar Omnidirectional ...................................................................................... C-3
PDF417 ......................................................................................................................... C-3
Data Matrix ....................................................................... .......... .................................. C-3
Maxicode ...................................................................................................................... C-4
QR Code ....................................................................................................................... C-4
US Postnet .................................................................................................................... C-4
UK Postal ...................................................................................................................... C-4
付録 D: 数値バーコード
数値バーコード ............................................................................................................. D-1
キャンセル .................................................................................................................... D-2
付録 E: ASCII キャラクタ セット
付録 F: 署名読み取りコード
はじめに ....................................................................................................................... F-1
コードの構造 ................................................................................................................ F-1
署名読み取り領域 ................................................................................................... F-1
CapCode のパターン構造 ....................................................................................... F-2
スタート / ストップ パターン ....................................................................................... F-2
サイズ ........................................................................................................................... F-3
データ フォーマット .................................................................................................... F-3
その他の機能 ................................................................................................................ F-4
署名ボックス ................................................................................................................ F-4
用語
索引
目次 xiii
ご意見をお聞かせください 7
xiv DS3508 プロダクト リファレンス ガイド

このガイドについて

はじめに

『DS3508 プロダクト リファレンス ガイド』では、DS3 508 デジタル スキャナの設定、操作、メンテナンス、およ
びトラブルシューティングについて全般的に説明します。
構成
このガイドは、次の構成を対象としています。
DS3508-SR20005R – DS3508 デジタル スキャナ、標準レンジ
DS3508-SR20005R – DS3508 デジタル スキャナ、高密度
DS3508-SR20005R – DS3508 デジタル スキャナ、DPM
DS3508-SR20005R – DS3508 デジタル スキャナ、拡張レンジ
xvi DS3508 プロダクト リファレンス ガイド

章の説明

このガイドは、次の章で構成されています。
1 章の「Getting Started ( ご使用の前に )」では、製品の概要、開梱、およびケーブルの接続方法について
説明します。
2 章の「スキャン」では、デジタル スキャナの各部分、ビープ音と LED の定義、およびハンドヘルド
モードとハンズフリー ( プレゼンテーション ) モードでのスキャナの使用方法について説明します。
3 章の「メンテナンスと技術仕様」では、デジタル スキャナの手入れの仕方、トラブルシューティング、
および技術仕様について説明します。
第 4 章の「ユーザー設定とその他のデジタル スキャナ オプション」では、ホスト デバイスへのデータ転送
方法をカスタマイズする際によく使用する機能と、デジタル スキャナのユーザー設定機能を選択するための プログラミングについて説明します。
5 章の「イメージング設定」では、イメージング設定機能と、これらの機能を選択するためにバーコードを
プログラミングする方法を示します。DS3508-ER では、これらの機能はサポートされません。
6 章の「USB インタフェース」では、USB ホストを使用してデジタル スキャナを設定する方法について
説明します。
7 章の「RS-232 インタフェース」では、POS デバイス、ホスト コンピュータ、その他の RS-232 ポー
トを使用できるデバイスなど、RS-232 ホストを使用してデジタル スキャナを設定する方法について説明し ます。
8 章の「IBM 468X/469X インタフェース」では、IBM 468X/469X POS システムを使用してデジタル
キャナを設定する方法について説明します。
9 章の「キーボード ウェッジ インタフェース」では、デジタル スキャナを使用してキーボード ウェッジ
インタフェースを設定する方法について説明します。
10 章の「シンボル体系」では、すべてのシンボル体系機能 について説明し、デジ タル スキャナでこれらの
機能を選択するためにバーコードをプログラミングする方法を示します。
11 章の「123Scan2」 (PC ベースのスキャナ設定ツール ) を使用して、迅速かつ簡単に Zebra スキャナの
カスタム セットアップを行います。
12 章の「高度なデータ形式」では、データをホスト デバイスに転送する前にカスタマイズする手段であ
ADF について簡単に説明し、『ADF Programmer Guide』への参照を示します。
付録 A「標準のデフォルト設定パラメータ」は、ホスト デバイスおよびその他のスキャナのデフォルト値の
完全な一覧です。
付録 B「プログラミング リファレンス」 は、AIM コード ID、ASCII 変換、およびキーボード マップの一覧
です。
付録 C「サンプル バーコード」では、各種バーコード タイプのサンプル バーコードを示します。
付録 D「数値バーコード」 では、特定の数値が必要なパラメータをスキャンするための数値バーコードを示
します。
付録 EASCII キャラクタ セット」 は、ASCII 文字の値の一覧です。
付録 F「署名読み取りコード」では、CapCode に関する情報を示します。CapCode は、文書の署名領域を
囲んでスキャナで署名を読み取ることができるようにする署名読み取りコードです。

表記規則

*ボーレート 9600
機能 / オプション
* はデフォルトを示す
このマニュアルでは、次の表記規則を使用しています。
このガイドについて xvii
斜体は、次の項目の強調に使用します。
このマニュアルおよび関連文書の章およびセクション
ダイアログ ボックス、ウィンドウ、画面名
ドロップダウン リスト名、リスト ボックス名
チェック ボックス名、ラジオ ボタン名
太字は、次の項目の強調に使用します。
キーパッド上のキー名
画面上のボタン名
中黒 (•) は、次を示します。
実行する操作
代替方法のリスト

関連文書

すべてのガイドの最新バージョンは、http://www.
実行する必要はあるが、順番どおりに実行しなくてもかまわない手順 順番どおりに実行する必要のある手順 (順を追った手順 ) は、番号付きのリストで示されます。 このマニュアルで説明するプログラミング バーコード メニューでは、デフォルトのパラメータ設定にアス
タリスク (
『DS3508 クイック スタート ガイド』(p/n 72-124802-xx) - DS3508 デジタル スキャナの使用を開始するた
め全般的な情報と、基本的な設定および操作手順が示されています。
*) を付けています。
zebra.com/support から入手可能です。
xviii DS3508 プロダクト リファレンス ガイド

サービスに関する情報

本機器の使用中に問題が発生する場合は、お客様の使用環境を管理する技術サポートまたはシステム サポートに
お問い合わせください。本機器に問題がある場合は、各地域の技術サポートまたはシステム サポートの担当者が、
次のサイトへ問い合わせをします : http://www.zebra.com/support.
Zebra サポートへのお問い合わせの際は、以下の情報をご用意ください。
装置のシリアル番号
モデル番号または製品名
ソフトウェアのタイプとバージョン番号
Zebra では、サービス契約で定められた期間内に電子メール、電話、またはファックスでお問い合わせに対応いた
します。
Zebra サポートが問題を解決できない場合、修理のため機器をご返送いただくことがあります。その際に詳しい手
順をご案内します。Zebra は、承認済みの梱包箱を使用せずに発生した搬送時の損傷について、その責任を負わな
いものとします。装置を不適切に移動すると、保証が無効になる場合があります。
ご使用のビジネス製品を Zebra ビジネス パートナーから購入された場合、サポートについては購入先のビジネス
パートナーにお問い合わせください。
1 Getting Started ( ご使用の前に )

はじめに

DS3508 は、非常に優れた 1D および 2D バーコードのオムニ スキャンと、1 秒未満で実行できる画像キャプチャ
および転送機能を兼ね備えた軽量デジタル スキャナです。オプションのインテリスタンドを使ったハンズフリー
モード ( プレゼンテーション ) とハンドヘルド モードの両方に対応しているため、操作しやすく長時間使っても
疲れません。
1-1 DS3508 デジタル スキャナ
DS3508-ER 構成では、ハンズフリー ( プレゼンテーション ) でのスキャンはサポートされません。
1 - 2 DS3508 プロダクト リファレンス ガイド

インタフェース

DS3508 デジタル スキャナでは次のインタフェースをサポートしています。
ホストへの USB 接続。デジタル スキャナが USB ホストを自動検出し、デフォルトの HID キーボード イン タフェース タイプにセットアップします。他の USB インタフェース タイプを選択する場合は、プログラミン グ バーコード メニューをスキャンしてください。Windows® 環境で、英語 ( 北米 )、ドイツ語、フランス 語、フランス語 ( カナダ )、スペイン語、イタリア語、スウェーデン語、英語 ( 英国 )、ポルトガル語 ( ブラ ジル )、日本語のキーボードをサポートしています。
ホストへの標準 RS-232 接続。バーコード メニューをスキャンして、デジタル スキャナとホストが正常に 通信できるようにセットアップしてください。
IBM 468X/469X ホストへの接続。適切なバーコード メニューをスキャンして、デジタル スキャナと IBM 端 末が正常に通信できるようにセットアップしてください。
ホストへのキーボード ウェッジ接続。スキャンされたデータはキー入力として解釈されます。バーコード メニューをスキャンして、デジタル スキャナとホストが正常に通信できるようにセットアップしてくださ い。Windows® 環境で、英語 ( 北米 )、ドイツ語、フランス語、フランス語 ( カナダ )、フランス語 ( ベル ギー)、スペイン語、イタリア語、スウェーデン語、英語 ( 英国 )、ポルトガル語 ( ブラジル )、日本語のキー ボードをサポートします。

スキャナの取り出し

デジタル スキャナを箱から取り出し、損傷していないかどうかを確認します。配送中にスキャナが損傷した場合
は、Zebra サポートまでご連絡ください。連絡先については、xviii ページ を参照してください。箱は、保管して
おいてください。この段ボール箱は、出荷用として承認されたものです。各種サービスのご利用時に装置を返却
する必要がある場合にご使用ください。

デジタル スキャナのセットアップ

インタフェース ケーブルの接続

ホスト タイプごとに、それに対応したケーブルが必要になります。各ホストの章に記載されているコネ
クタは、一例にすぎません。このコネクタと異なるコネクタを使用している場合でも、デジタル スキャ ナの接続手順は同じです。
1. スキャナ底部のケーブル クランプのネジ2 か所 ) を緩め、クランプを手前にゆっくり引き出します。
Getting Started ( ご使用の前に )1 - 3
1-2 ケーブル クランプの引き出し
2. クランプを左右に開き、インタフェース ケーブルのモジュラー コネクタをスキャナ ハンドル底部のケーブル
インタフェース ポートに差し込みます。
1-3 インタフェース ケーブルの接続
3. ケーブルをそっと引っ張って、コネクタがしっかりと接続されていることを確認します。
1 - 4 DS3508 プロダクト リファレンス ガイド
4. クランプを閉じて元の位置に戻し、ネジを締めてケーブルをスキャナ底部に固定します。
1-4 ケーブル クランプのネジ止め
5. インタフェース ケーブルのもう一方の端をホストに接続します ( ホストとの接続については、該当するホ
ストの章を参照 )。

インタフェース ケーブルの取り外し

1. スキャナ底部のケーブル クランプのネジ 2 か所 ) を緩め、クランプを手前にゆっくり引き出します。
2. クランプを左右に開き、スキャナ ハンドル底部のケーブル インタフェース ポートからインタフェース ケー
ブルのモジュラー コネクタを抜きます。慎重にケーブルを引き出します。
3. 1-3 ページの「インタフェース ケーブルの接続」 の手順に従って、新しいケーブルを接続します。

電源の接続 ( 必要な場合 )

ホストからデジタル スキャナに給電されない場合は、次の手順で外部電源を接続します。
1. 1-3 ページの「インタフェース ケーブルの接続」 の説明に従って、インタフェース ケーブルをデジタル スキャ
ナの底部に接続します。
2. インタフェース ケーブルのもう一方の端をホストに接続します ( 接続ポートの場所については、ホストのマ
ニュアルを参照 )。
3. 電源アダプタのプラグをインタフェース ケーブルの電源ジャックに差し込みます。電源アダプタを AC コン
セントに差し込みます。

デジタル スキャナの設定

デジタル スキャナを設定するには、このマニュアルに記載のバーコード メニューを使用します。バーコード メ
ニューを使用したデジタル スキャナのプログラミングについては、 4 章の「ユーザー設定とその他のデジタル
スキャナ オプション」および 5 章の「イメージング設定」を参照してください。また、各ホストの章を確認し
て、特定のホスト タイプへの接続を設定してください。

アクセサリ

必須アクセサリ

デジタル スキャナにはインタフェース ケーブルが必要です。場合によっては、電源も必要となります。これらの
必須アクセサリについては、Zebra までお問い合わせください。

オプションのアクセサリ

DS3508 には、 1-1 に示すオプションのアクセサリが用意されています。詳細は Zebra までお問い合わせくだ
さい。
1-1 オプションのアクセサリ
アクセサリ 部品番号
Getting Started ( ご使用の前に )1 - 5
スキャナ ベルト ホルスター DS3508 用インテリスタンド 20-54090-07R (2-5 ページを参照 ) デスク トップ ホルダー マルチマウント スタンド ツール バランサー
11-35035-01R
20-67176-01R 12-44267-01R 50-15400-03
1 - 6 DS3508 プロダクト リファレンス ガイド
2 章 スキャン
スキャン トリガ
スキャン ウィンドウ
LED
インジ ケータ
取り付け板

はじめに

この章では、ビープ音と LED の定義やバーコードのスキャニングに関連する技術について説明します。また、
スキャニングに関する一般的な手順やヒント、読み取り範囲のダイアグラムも掲載しています。
2-1 パーツ
2 - 2 DS3508 プロダクト リファレンス ガイド

ビープ音の定義

デジタル スキャナは、さまざまなシーケンスやパターンのビープ音で自身の状態を示します。 2-1 に、通常の
スキャン操作中やスキャナのプログラミング中の両方で発生するビープ シーケンスの定義を示します。
2-1 ビープ音の定義
ビープ シーケンス 意味
通常の使用時 低音 - 中音 - 高音 ( ピポパ ) 電源投入中です。
短い高音 ( ピ ) バーコードが読み取られました ( 読み取りのビープ音が有効になっている場合 )。 長い低音 4 回
( プープープープー ) 低音 5 回
( プープープープープー ) 低音 - 低音 - 低音 - より低い
低音 ( プープープープー ) 高音 ( ピー ) デジタル スキャナが RS-232 経由で <BEL> 文字を検知しました。 画像の読み取り
低音 ( プー ) スナップショット モードが開始または完了しました。 高音 - 低音 ( ピープー ) スナップショット モードがタイム アウトになりました。 パラメータ メニューのスキャン
低音 - 高音 ( ポーピー ) 入力エラー。バーコードが適切でないか、プログラミング シーケンスが正し
高音 - 低音 ( ピープー
高音 - 低音 - 高音 - 低音
( ピーポーピーポー )
) キーボード パラメータが選択されました。数値バーコードを使用して数値を
データ転送エラーです。
変換または形式に関するエラーです。
RS-232 の受信エラーです。
くないか、「キャンセル」バーコードがスキャンされました。
入力してください。 パラメータ設定を変更して、プログラムを正常に終了しました。
Code 39 バッファリング 高音 - 低音 ( ピープー ) 新しい Code 39 データがバッファに入力されました。
長い高音 3 回 ( ピーピーピーピー )
高音 - 低音 - 高音 ( ピーポーピー )
低音 - 高音 - 低音 ( ポーピーポー )
低音 - 高音 ( ポーピー ) バッファされたデータが正常に転送されました。
Code 39 バッファに空き容量がなくなりました。
Code 39 バッファが消去されました。
Code 39 バッファが消去されたか、空のバッファがクリアまたは転送されよう
としました。
2-1 ビープ音の定義 ( 続き )
ビープ シーケンス 意味
Macro PDF
スキャン 2 - 3
低音 2 回 ( プープー )
長い低音 2 回 ( プープー )
長い低音 3 回 ( プープープー )
長い低音 4 回 ( プープープープー )
長い低音 5 回 ( プープープープープー )
速い震音 ( ジー )Macro PDF シーケンスを中止しています。 低音 - 高音 ( ポーピー ) すでに空の Macro PDF バッファを消去しています。 ホスト別
USB のみ 短い高音 4 回 ( ピピピピ ) デジタル スキャナの初期化が完了していません。数秒待ってから、再度ス
Macro PDF シーケンスがバッファに保存されました。
ファイル ID エラーです。現在の Macro PDF シーケンスにないバーコードがス キャンされました。
メモリ不足です。現在の Macro PDF シンボルを保存するのに十分なバッファ 容量がありません。
不正なシンボル体系です。Macro PDF シーケンスで 1D または 2D のバーコー ドがスキャンされたか、Macro PDF ラベルが重複しているか、ラベルのシー ケンスが正しくないか、または、空または不正な Macro PDF フィールドを転 送しようとしています。
Macro PDF バッファを消去しています。
キャンしてください。
USB デバイス タイプのス キャン時に鳴る低音 - 中音 -
ピポパ )
高音 (
複数回鳴る低音 - 中音 ­高音 ( ピポパ )
RS-232 のみ 短い高音 1 回 ( ピ ) <BEL> 文字が受信され、<BEL> に対してビープ音を鳴らす設定が有効になっ
デジタル スキャナが最大の電源レベルで動作するためには、ホストとの通信 が事前に確立されている必要があります。
USB ホストにより、デジタル スキャナへの電源が複数回オン/ オフを繰り返 しています。これは正常な動作で、通常、PC のコールド ブート時に発生し ます。
ています。
2 - 4 DS3508 プロダクト リファレンス ガイド

LED の定義

ビープ シーケンスに加えて、デジタル スキャナは 2 色の LED を使用して自身の状態を示します。 2-2 に、ス キャン操作中に表示される LED の色の定義を示します。
2-2 標準的な LED の定義
LED
ハンドヘルド スキャン ( 通常の使用時 ) 緑色 バーコードが正常に読み取られました。 赤色 転送エラー、変換エラー、フォーマット エラー、または RS-232 受信エラーです。
消灯 デジタル スキャナの電源が入っていないか、電源が入っていてスキャン可能な状態
です。 プレゼンテーション ( ハンズフリー ) スキャン ( 通常の使用時 ) 緑色 デジタル スキャナに電源が投入され、スキャン可能な状態です。
点滅 バーコードが正常に読み取られました。 赤色 転送エラー、変換エラー、フォーマット エラー、または RS-232 受信エラーです。
消灯 デジタル スキャナに電源が入っていないか、省電力モードに入っています。 パラメータ プログラミング
緑色 数値の入力待ちの状態です。数値バーコードを使用して数値を入力してください。
パラメータ設定を変更して、プログラムを正常に終了しました。 赤色 入力エラー。バーコードが適切でないか、プログラミング シーケンスが正しくない
か、「キャンセル」バーコードがスキャンされました。
意味
ADF プログラミング 緑色 別の数値を入力します。必要に応じて、頭にゼロを追加します。
別の英字を入力するか、「メッセージの終わり」バーコードをスキャンします。
現在のルールのすべての条件またはアクションをクリアし、ルールの入力を続行し
ます。
最後に保存したルールを削除します。現在のルールは以前のままになっています。
すべてのルールが削除されました。 緑色の点滅 別の条件またはアクションを入力するか、「ルールの保存」バーコードをスキャンし
ます。 点滅後、緑色 ルールが保存されました。ルールの入力モードが終了しました。
ルールの入力がキャンセルされました。エラーのため、またはユーザがルールの入
力モードの終了を選択したため、ルールの入力モードが終了しました。 赤色 ルールのメモリ不足。既存のルールの一部を消去し、ルールを再び保存してください。
入力エラーか、間違ったバーコードがスキャンされました。または、条件やアク
ションのリストがルールに対して長すぎます。条件またはアクションを再入力して
ください。

スキャン

スキャナカップ
インテリスタンドの 高さを調整します
スキャナ " カップ " の 角度を調整します
スキャン 2 - 5
DS3508 は、オプションの軽いインテリスタンドを使用して、 ドヘルド モードでスキャンすることができます。
ハンズフリー (プレゼンテーション) モードとハン
デジタル スキャナのハンドルの一部が温かくなることがありますが、これは正常な状態です。
DS3508-ER 構成では、ハンズフリー ( プレゼンテーション ) でのスキャンはサポートされません。

プレゼンテーション モード (DS3508-SR/HD/DP)

オプションのインテリスタンドを使用すると、スキャン操作の柔軟性が大幅に向上します。デジタル スキャナを スタンドの " カップ " に置くと、内臓センサーによってスキャナは自動的にプレゼンテーション ( ハンズフリー ) モードに切り替わります。デジタル スキャナをスタンドから取り外すと、スキャナは通常のハンドヘルド モード に戻ります。
2-2 ハンズフリー モードでのスキャン
インテリスタンドを使用してデジタル スキャナを操作するには、次の手順を実行します。
1. デジタル スキャナをホストに接続します ( ホスト接続の詳細は、該当するホストに関する章を参照してくだ
2. デジタル スキャナをインテリスタンドに取り付けます。デジタル スキャナの前方をインテリスタンドの
3. インテリスタンドの調整ノブを使用して、デジタル スキャナの高さと角度を調整します。
さい )
" カップ " に差し込みます ( 2-2 参照 )
2 - 6 DS3508 プロダクト リファレンス ガイド
4. 照準パターンの中央にシンボルを配置します。
5. 正しく読み取れた場合は、ビープ音が鳴り、LED が緑色に点灯します。ビープ音と LED の定義の詳細につい
ては、2-2 ページの表 2-1 および 2-4 ページの表 2-2 を参照してください。
DS3508-ER 構成では、ハンズフリー ( プレゼンテーション ) でのスキャンはサポートされません。

ハンドヘルド スキャン

デジタル スキャナをバーコードに向け、トリガを引くとバーコードを読み取ることができます。
2-3 ハンドヘルド モードでのスキャン (DS3508-SR/HD/DP)
2-4 ハンドヘルド モードでのスキャン (DS3508-ER)
スキャン 2 - 7
1D バーコード
2D バーコード
2D ドット ピーン DPM バーコード
照準パターン

照準 (DS3508-SR/HD/DP)

DS3508-SR/HD/DP は、スキャン時に赤色のレーザー照準パターンを投影します。この照準パターンによって、読 み取り範囲内にバーコードを配置します。デジタル スキャナ とバーコードの適切な距離については、2-9 ページ
の「読み取り範囲」 を参照してください。
2-5 照準パターン (DS3508-SR/HD/DP)
必要に応じて、デジタル スキャナの赤色 LED が点灯し、対象のバーコードを照らします。バーコードをスキャン するには、任意の向きで照準パターンの中央にバーコードを配置します。照準パターンの十字で形成される長方 形の領域内にバーコード全体が収まっていることを確認します。
2-6 スキャンの向きと照準パターン
DS3508-DP20005R デジタル スキャナを使用したダイレクト パーツ マーク (DPM) バーコードのスキャン -
反射率の高い表面に DPM バーコードがマーキングされている場合 ( 2-6 参照 )、スキャン対象に対し てスキャナを斜めに傾ける必要があります (25 〜 45 度推奨 )。たとえば、アルミニウムの表面にマーキン グされた 15 mil ドット ピーン Data Matrix バーコードを DS3508-DP20005R でスキャンする場合、対象 のバーコードをスキャナの先端から 2 〜 3 インチの距離に置き、スキャナを 30 度の角度に傾けます。
通常の ( 非 DPM) バーコードを DS3508 デジタル スキャナ ( 構成は任意 ) でスキャンする場合、2-7 ペー
ジの「照準 (DS3508-SR/HD/DP) に記載されている標準の照準手順に従ってください。
2 - 8 DS3508 プロダクト リファレンス ガイド
0123 45
0123 45
0123 45
0123 45
デジタル スキャナでは、照準パターン内にあってもその中央に位置付けられていないバーコードを読み取ること もできます。 2-7 の上 2 つの例は許容される照準方法ですが、下 2 つの例では読み取ることができません。
2-7 許容される照準と 許容されない照準

読み取り範囲

DS3508-SR/HD/DP

2-3 DS3508-SR/HD/DP の読み取り幅
スキャン 2 - 9
シンボル密度
Code 39 - 3 mil N/A
Code 39 - 4 mil
Code 39 - 5 mil
Code 39 - 7.5 mil
Code 39 - 20 mil
100% UPC - 13 mil
PDF417 - 6.67 mil
PDF417 - 10 mil
2.60 in. 4.50 in.
6.60cm 11.43cm
1.00 in. 6.30 in.
2.54cm 16.00cm
接触 〜 10.10 in. 接触 〜 25.65cm
1.00 in. 20.90 in.
2.54cm 53.09cm
0.90 in. 15.10 in.
2.29cm 38.35cm
2.70 in. 6.10 in.
6.86cm 15.49cm
0.40 in. 9.30 in.
1.02cm 23.62cm
DS3508-SR DS3508-HD/DS3508-DP
1.10 in. 1.60 in.
2.79cm 4.06cm
接触 〜 3.5 in. 接触 〜 8.89cm
接触 〜 4.2 in. 接触 〜 10.67cm
接触 〜 5.4 in. 接触 〜 13.72cm
1.10 in. 9.20 in.
2.79cm 23.37cm
0.80 in. 6.20 in.
2.03cm 15.75cm
接触 〜 3.70 in. 接触 〜 9.40
接触 〜 4.50 in. 接触 〜 11.43cm
PDF417 - 15 mil
Data Matrix - 4 mil N/A
Data Matrix - 5 mil N/A
Data Matrix - 7.5 mil
Data Matrix - 10 mil
QR Code - 4 mil N/A
3.30 in. 14.80 in.
8.38cm 37.59cm
2.10 in. 5.50 in.
5.33cm 13.97cm
1.10 in. 7.10 in.
2.79cm 18.03cm
3.20 in. 5.60 in.
8.13cm 14.22cm
1.00 in. 2.10 in.
2.54cm 5.33cm
0.40 in. 2.70 in.
1.02cm 6.86cm
接触 〜 3.50 in. 接触 〜 8.89cm
接触 〜 4.40 in. 接触 〜 11.18cm
1.10 in. 1.40 in.
2.79cm 3.56cm
2 - 10 DS3508 プロダクト リファレンス ガイド
2-3 DS3508-SR/HD/DP の読み取り幅 ( 続き )
シンボル密度
QR Code - 5 mil N/A
QR Code - 7.5 mil N/A
QR Code - 10 mil

DS3508-ER

2-4 DS3508-ER の読み取り幅
シンボル密度 フィールドの読み取り深度
Code 39 - 7.5 mil
Code 39 - 10 mil
DS3508-SR DS3508-HD/DS3508-DP
1.50 in. 6.10 in.
3.81cm 15.49cm
8.50 in. 34.00 in.
21.59cm 86.36cm
8.00 in. 41.50 in.
20.32cm 105.41cm
0.50 in. 2.20 in.
1.27cm 5.59cm
接触 〜 3.30 in. 接触 〜 8.38cm
接触 〜 4.00 in. 接触 〜 10.16cm
Code 128 - 15 mil
Code 39 - 20 mil
Code 39 - 55 mil
Code 39 - 100 mil
Code 39 - 100 mil、反射 * 340.00 in.
Data Matrix - 10 mil
Data Matrix - 55 mil
Data Matrix - 100 mil
Data Matrix - 314 mil
7.00 in. 47.50 in.
17.78cm 120.65cm * 88.00 in.
* 223.52cm * 205.00 in.
* 520.70cm * 335.00 in.
* 850.90cm
* 863.60cm
8.25 in. 16.50 in.
20.96cm 41.91cm * 89.50 in.
* 227.33cm * 168.50 in.
* 427.99cm * 450.00 in.
* 1143.00cm
* バーコードの長さによって異なります。
3 章 メンテナンスと技術仕様

はじめに

この章では、推奨されるデジタル スキャナのメンテナンス、トラブルシューティング、技術仕様、および信号の 意味 ( ピン配列 ) について説明します。

メンテナンス

必要なメンテナンス作業は、スキャン ウィンドウのクリーニングだけです。ウィンドウが汚れていると、スキャン 精度に影響する場合があります。
ウィンドウのクリーニングには研磨剤を使用しないでください。
湿らせた布でほこりを拭き取ってください。
アンモニアや水で湿らせたティッシュ ペーパーでウィンドウを拭いてください。
水などの液体を直接ウィンドウに吹きかけないでください。
3 - 2 DS3508 プロダクト リファレンス ガイド

トラブルシューティング

3-1 トラブルシューティング
問題 考えられる原因 考えられる解決方法
トリガを引いても照準 パターンが点灯しない。
デジタル スキャナに電源が供給され ていない。
使用しているホスト インタフェース ケーブルが正しくない。
インタフェース / 電源ケーブルの 接続が緩んでいる。
デジタル スキャナが無効になって いる。
RS-232C Nixdorf B モードを使用し ている場合に、CTS がオンになって いない。
照準パターンが無効である。 照準パターンを有効にしてください。
電源を必要とする構成の場合は、 電源を接続し直してください。
正しいホストインタフェースケーブ ルを接続してください。
ケーブルを接続し直してください。
IBM 468x および USB IBM ハンドヘ ルド、IBM テーブルトップ、OPOS の 各モードの場合は、ホスト インタ フェースを介してデジタル スキャナを 有効にしてください。それ以外の場合
は、担当技術者にご連絡ください。 CTS 線をオンにしてください。
4-30 ページの「ハンドヘルド読み取 り照準パターン」 を参照してくだ
さい。
短い低音→中音→高音 ( 電源 投入を示すビープ音 ) が複数 回鳴る。
照準パターンは照射されてい るが、バーコードが読み取れ ない。
読み取り試行中に短い高音が
4 回鳴る。
USB バスによって、デジタル
キャナの電源オン / オフのサイクル が複数回繰り返される状態になって
いる可能性がある。 デジタル スキャナが正しいバーコー
ド タイプに対応するようにプログラ ムされていない。
バーコードを読み取れない。 同じバーコード タイプのシンボルで
シンボルが照準パターン内に完全に は収まっていない。
デジタル スキャナで USB の初期化 が完了していない。
ホスト リセット中は正常です。
そのタイプのバーコードを読み取れ るようにデジタル スキャナをプログ
ラムしてください。 10 章の「シン
ボル体系」を参照してください。
スキャン ドに傷、汚れがないかを調べてくだ
さい。 照準パターン内に完全に収まるよう
に、シンボルを移動してください。 数秒待ってからスキャンし直してく
ださい。
テストを行って、バーコー
3-1 トラブルシューティング ( 続き )
問題 考えられる原因 考えられる解決方法
メンテナンスと技術仕様 3 - 3
バーコードは読み取れるが、 そのデータがホストに転送さ れない。
スキャンされたデータがホス ト上で正しく表示されない。
デジタル スキャナが正しいホスト タイプに対応するようにプログラム
されていない。
インタフェース ケーブルの接続が 緩んでいる。
長い低音が 4 回鳴る場合は、転送 エラーが発生している。
低音が 5 回鳴る場合は、変換または フォーマット エラーが発生している。
低音→高音→低音が鳴る場合は、無 効な ADF ルールが検出されている。
高音→低音が鳴る場合は、Code 39 データのバッファが行われている。
スキャナがホストと連携するように プログラムされていません。
適切なホスト タイプのプログラミン グ バーコードをスキャンしてくださ い。対応するホスト タイプの章を参 照してください。
ケーブルを接続し直してください。
ホストの設定と一致するようにス キャナの通信パラメータを設定して ください。
デジタル スキャナの変換パラメータ を適切に設定してください。
正しい ADF ルールをプログラムして ください。『Advanced Data Formatting Programmer Guide』を参 照してください。
Code 39 バッファ オプションが有効 になっている状態で、Code 39 バー コードをスキャン中は正常です。
適切なホスト タイプのプログラミン グ バーコードをスキャンしてくだ さい。
デジタル いないときに、高音→高音→
高音→低音が鳴る。
デジタル スキャナのプログラ ム中に低音→高音が鳴る。
スキャナを使用して
RS-232C の場合は、ホストの設定と 一致するようにスキャナの通信パラ
メータを設定してください。 キーボード ウェッジ構成の場合は、
システムで正しいキーボード タイ プをプログラムし、CapsLock キーを オフにしてください。
適切な編集オプション ( たとえば、
UPC-E UPC-A に変換する」
など ) をプログラムしてください。
RS-232 の受信エラー。 ホスト リセット中は正常です。それ
以外の場合は、ホストの設定と一致 するようにスキャナの RS-232 パリ
ティを設定してください。
入力エラーまたは " キャンセル " 用 バーコードがスキャンされた。
プログラムされたパラメータの範囲 内の正しい数値バーコードをスキャ ンしてください。
3 - 4 DS3508 プロダクト リファレンス ガイド
3-1 トラブルシューティング ( 続き )
問題 考えられる原因 考えられる解決方法
デジタル スキャナのプログラ ム中に低音→高音→低音→
高音が鳴る。 低音→高音→低音が鳴る。 Code 39 バッファの消去中。 Code 39 バッファの " バッファ消去 "
USB ホスト タイプを変更した 後、電源投入を示すビープ音
が鳴る。 デジタル スキャナを使用して
いないときに、高音が 1 回 鳴る。
ADF パラメータの保存領域が足り ない。
USB バスがデジタル スキャナへの 給電を再開した。
RS-232C モードの場合は、<BEL> キャラクタが受信され、<BEL> によ るビープ音が有効になった。
規則をすべて消去してから、短い規 則でプログラムしなおしてください。
用バーコードをスキャンしている場 合や、空の Code 39 バッファの転送
試行時であれば、正常です。 USB ホスト タイプを変更した場合は
正常です。
<BEL> によるビープ音が有効で、デ ジタル スキャナが RS-232 モードの 場合は正常です。
以上のチェックを実施した後も、デジタル スキャナで問題が発生する場合は、Zebra サポートまでお問
い合わせください。電話番号は、xviii ページを参照してください。

技術仕様

3-2 技術仕様
物理仕様 寸法 18.65cm ( 高さ ) × 12.25cm () × 7.43cm ( 奥行き )
メンテナンスと技術仕様 3 - 5
項目 説明
重量 ( ケーブルを除く ) 電圧 / 電流 DS3508-SR/HD/DP: 5V±10%、330mA
パフォーマンスの特性 光源 照準パターン : 650nm 可視半導体レーザー
イメージャの読み取り幅 標準レンジ : 39.6° ( 水平 ) × 25.7° ( 垂直 )
回転 / ピッチ / 偏揺れ角 DS3508-SR/HD/DP: ±360°±65°±60°
許容移動速度 DS3508-SR/HD/DP: プレゼンテーション モードで最大 2.54m/ 秒 ( 水平読み取
対応シンボル体系
1D
(363g )
DS3508-ER: 5V±10%、1.2A
照明 : 630nm LED
高密度 : 38.4° ( 水平 ) × 24.9° ( 垂直 )
DS3508-ER: ±360°±60°±65°
り速度 ) DS3508-ER: 13mil UPC での読み取り率 100% では、最大 1.52m/ 秒。
許容移動速度は、コードのタイプ、スキャン距離、および印刷品質によって異 なります。
UPC/EAN ( サプリメンタル コード付きの UPC-A/UPC-E/UPC-E1/EAN-8/EAN-13/JAN-8/JAN-13)ISBN (Bookland) ISSNCoupon CodeCode 39 ( 標準、Full ASCIITrioptic)Code 128 (
Full ASCII、UCC/EAN-128、ISBT-128 連結)、Code 93、Codabar/NW7、
準、
Code 11 ( 標準、Matrix 2 of 5)MSI PlesseyI 2 of 5 (Interleaved 2 of 5/ITF Discrete 2 of 5、IATA、Chinese 2 of 5)、GS1 DataBar (Omnidirectional,
Truncated, Stacked, Stacked Omnidirectional, Limited, Expanded, Expanded Stacked、反転 )Base 32 (Italian Pharmacode)
PDF417 ( および関連コード )
2D
郵便コード U.S. Postnet および PlanetU.K. Post、日本郵政、Australian Post
PDF417 ( 標準、マクロ )MicroPDF417 ( 標準、マクロ)Composite Codes (CC-ACC-BCC-C)
TLC-39Aztec ( 標準、反転 )MaxiCodeDataMatrix/ECC 200 ( 標準、 反転 )QR Code ( 標準、反転、マクロ)
Netherlands KIX CodeRoyal Mail 4 State CustomerUPU FICS 4 State PostalUSPS 4CB
3 - 6 DS3508 プロダクト リファレンス ガイド
3-2 技術仕様 ( 続き )
項目 説明
DPM マーク (DPM 装置のみ )
Datamatrix のマークはドット ピンで行います。上記サポート対象のバーコー
ド タイプはすべて、金属、プラスチック、ゴム、ガラスなどの表面に、レー ザー エッチング、ケミカル エッチング、インク マーク、成形、スタンプ、鋳 造によってマーキングされたものです。
IUID のサポート
IUID 解析をサポートします。IUID フィールドの読み取りおよび分離能力は、
アプリケーションの要件によって異なります。
公称読み取り範囲
2-9 ページの「読み取り範囲」 を参照してください。
( ハンドヘルド ) サポートされるインタ
フェース
USBRS-232RS-485 (IBM 46xx プロトコル )、キーボード ウェッジ、 123Scan
2
動作環境 動作温度 -20 50
保管温度 -40 〜 70 ℃ 湿度 5% 〜 95% の相対湿度 ( 結露なきこと ) 耐落下衝撃性能 2m の高さからコンクリート面に 繰り返し落下しても動作可能 耐周辺光 白熱 : 150ft.candles (1,600lux)
太陽光 : 8,000ft.candles (86,000lux) 蛍光灯 : 150ft.candles (1,600lux) 水銀灯 : 150ft.candles (1,600lux) ナトリウム灯 : 150ft.candles (1,600lux) 通常のオフィスと工場の照明条件下、および直射日光下で利用可能
静電気放電 DS3508-SR/HD/DP: 20kV の空中放電および 8kV の接触放電に準拠
DS3508-ER: ±15kV の空中放電および ±8kV の接触放電に準拠

デジタル スキャナの信号の意味

ケーブル インタフェース ポート
インタフェース
ケーブル
モジュラー コネクタ
スキャナ底部
ピン 1ピン 10
メンテナンスと技術仕様 3 - 7
3-1 デジタル スキャナのケーブルのピン配列
3 - 8 DS3508 プロダクト リファレンス ガイド
3-3 の信号の定義は、デジタル スキャナのコネクタに適用されるものです。参照用としてのみ使用してくだ
さい。
3-3 デジタル スキャナの信号とピン配列
ピン
1
2 3 4IBM_A(+)TxD
5 6IBM_B(-)RTS
7 8 9 10
IBM RS-232
予約済み 予約済み 予約済み ピン 6
電源 電源 電源 電源 接地 接地 接地 接地
予約済み
予約済み 予約済み 予約済み 予約済み 予約済み 予約済み 予約済み 予約済み 予約済み 予約済み 予約済み 予約済み 予約済み
RxD
CTS
キーボード
ウェッジ
キー クロック予約済み
端末データ キー データ ピン 1 に
端末クロック
USB
ジャンプ
D+
ジャンプ
D-
4 章 ユーザー設定とその他の
*(00h)
機能 / オプション
* はデフォルトを示す
オプションの 16 進値
デジタル スキャナ オプション

はじめに

必要に応じて、デジタル スキャナをプログラミングして、さまざまな機能を実行したり有効にしたりすることが できます。この章では、各ユーザー設定機能と、これらの機能を選択する際に必要なプログラミング バーコード について説明します。
デジタル スキャナは、4-2 ページの表 4-1 に示す設定で出荷されています ( すべてのホスト デバイスおよびその 他のデフォルト値については、付録 A「標準のデフォルト設定パラメータ」 を参照してください )。デフォルト値 が要件に適合する場合は、プログラミングは必要ありません。
機能の値を設定するには、単一バーコード、または特定のバーコードの組み合わせをスキャンします。これらの 設定は不揮発性メモリに保存され、デジタル スキャナの電源を落としても保持されます。
ほとんどのコンピュータ モニタでは、画面上のバーコードを直接スキャンすることができます ( イメー
ジング エンジンを使用している場合 )。画面からスキャンする場合は、バーコードがはっきりと見え、バー やスペースが別々に見えるレベルに文書の倍率を設定してください。
USB ケーブルを使用しない場合は、電源投入を示すビープ音が鳴った後、ホスト タイプを選択してください ( 特 定のホスト情報については、各ホストの章を参照してください )。この操作は、新しいホストを接続した場合の、 最初の電源投入時にのみ必要です。
すべての機能をデフォルト値に戻すには、4-5 ページの「デフォルトの設定パラメータ」 をスキャンします。本章 で説明するプログラミング バーコード メニューでは、デフォルト値にアスタリスク (
*) を付けています。
4 - 2 DS3508 プロダクト リファレンス ガイド

スキャン シーケンスの例

ほとんどのケースでは、1 つのバーコードをスキャンするだけでパラメータ値を設定できます。たとえば、ビープ 音を高音に設定するには、4-12 ページの「ビープ音の音程」 に示された 「高音 ( ビープ音 )」バーコードをスキャン します。短い高音のビープ音が 1 回鳴って LED が緑色に変われば、パラメータの入力は成功です。
また、「シリアル レスポンス タイムアウト」や「データ転送フォーマット」など、複数のバーコードをスキャン して設定するパラメータもあります。これらの手順については、各パラメータの説明を参照してください。

スキャン中のエラー

特に指定されていない限り、スキャン シーケンス中のエラーを修正するには、正しいパラメータを再スキャンす るだけです。

ユーザー設定とその他のオプション パラメータ のデフォルト

4-1 に、ユーザー設定パラメータのデフォルトの一覧を示します。デフォルト値を変更するには、このガイド
に掲載されている適切なバーコードをスキャンします。メモリ内の標準のデフォルト値が、新しい値に置換され ます。デフォルトのパラメータ値に戻すには、4-5 ページの「デフォルトの設定パラメータ」 をスキャンします。
ユーザ設定、ホスト、シンボル体系、およびその他のデフォルト パラメータに関する詳細は、付録 A「標
準のデフォルト設定パラメータ」 を参照してください。
4-1 ユーザー設定パラメータ のデフォルト一覧
パラメータ パラメータ番号 デフォルト ページ番号
ユーザー設定 デフォルトの設定パラメータ デフォルトの設定 4-5
パラメータ バーコードのスキャン バイブレータ機能による読み取り通知 バイブレータ機能による読み取り通知時間 トリガ モード 読み取り成功時のビープ音 ビープ音の音程 ビープ音の音量 ビープ音の長さ
ECh F1h 65h F1h 72h 8Ah 38h 91h 8Ch F1 74h
有効 4-6 有効 4-7 500 ミリ秒 4-7 レベル ( 標準 ) 4-9 有効 4-11 4-12 4-11
4-13 電源投入ビープ音の禁止 ハンズフリー モード
F1h D1h F1h 76h
許可 4-13
有効 4-14
ユーザー設定とその他のデジタル スキャナ オプション 4 - 3
4-1 ユーザー設定パラメータ のデフォルト一覧 ( 続き )
パラメータ パラメータ番号 デフォルト ページ番号
プレゼンテーション パフォーマンス モード プレゼンテーション アイドル モードへの
移行時間 プレゼンテーション スリープ モードへの
移行時間 低電力モード
低電力モードへの移行時間 ファジー 1D 処理 ピックリスト モード
PDF の優先読み取り PDF 優先読み取りのタイムアウト DPM スキャン
連続バーコード読み取り 読み取りセッションのタイムアウト 同一バーコード読み取りのタイムアウト
F1 8Ah F1 97h
F1 96h
80h 92h F1h 02h F0h 92h F1h CFh F1h D0h F1h 09h F1 89h 88h 89h
標準 4-14
1 4-16
1 時間 4-18
無効 4-20
1 時間 4-21
有効 4-23
常時無効 4-24
無効 4-25
200 ミリ秒 4-26
有効 4-27
無効 4-28
9.9 4-28
0.5 4-29
異なるバーコード読み取りのタイムアウト ハンドヘルド読み取り照準パターン ハンズフリー読み取り照準パターン プレゼンテーション モードの領域 携帯電話 / ディスプレイ モード 読み取り照明 F0h、2Ah 有効 4-34 トーチ モード スマート LED モード フォーカス モード マルチコード モード F1h、A5h 無効 4-38 マルチコード式 F1h、95h マルチコード モード連結 F1h、CDh 無効 4-44 マルチコード連結シンボル体系 F1h、D2h PDF417 として連結 4-45
90h F0h 32h F1h 4Eh F1h 61h F1h CCh
F1h EBh F1h ECh F0h A6h
0.2 4-29
有効 4-30
PDF では有効 4-31
全領域 4-32
無効 4-33
有効 4-35
有効 4-36
オート レンジ 4-37
1
4-39
4 - 4 DS3508 プロダクト リファレンス ガイド
4-1 ユーザー設定パラメータ のデフォルト一覧 ( 続き )
パラメータ パラメータ番号 デフォルト ページ番号
その他のオプション コード ID 文字の転送
プリフィックス値 63h69h サフィックス 1
サフィックス 2 値 スキャン データ転送フォーマット FN1 置換値
NR ( 読み取りなし )」 メッセージの転送
UID 解析
2Dh
62h 68h 64h 6Ah
EBh 67h 6Dh 5Eh N/A
なし 4-48
7013 <CR><LF> 7013 <CR><LF>
データ ( 原状のまま ) 4-50 設定 4-51 無効 4-52 無効 4-53
4-49 4-49

ユーザー設定

デフォルトの設定パラメータ

デジタル スキャナは、2 種類のデフォルト設定に戻すことができます。工場出荷時のデフォルトとカスタム デフォ ルトです。以下の中から適切なバーコードをスキャンして、スキャナをデフォルト設定に戻すか、現在の設定を カスタム デフォルトとして設定します。
デフォルトの設定 - このバーコードをスキャンすると、すべてのデフォルト パラメータが以下のようにリ セットされます。
「カスタム デフォルトに書き込み」をスキャンして以前にカスタム デフォルトを設定している場合は、 「デフォルトの設定」 をスキャンしてスキャナのカスタム デフォルト設定に戻します。
カスタム デフォルトを設定していない場合は、「デフォルトに戻す」をスキャンして、 A-1 に示す工場
出荷時のデフォルト値に戻します。
「工場出荷時デフォルトの設定」 - このバーコードをスキャンすると、 A-1 に示す工場出荷時のデフォルト
値に戻ります。これによって、すべてのカスタム デフォルト設定が削除されます。
「カスタム デフォルトに書き込み」 - このバーコードをスキャンすると、スキャナの現在の設定をカスタム
フォルトとして設定します。カスタム デフォルトが設 定されている場合に、「デフォルトに戻す 」をスキャンす ると、カスタム デフォルト設定の状態に戻ります。
ユーザー設定とその他のデジタル スキャナ オプション 4 - 5
* デフォルトの設定
カスタム デフォルトに書き込み
工場出荷時デフォルトの設定
4 - 6 DS3508 プロダクト リファレンス ガイド

パラメータ バーコードのスキャン

パラメータ番号 ECh
パラメータ バーコード (「デフォルトの設定」パラメータ バーコードも含む ) の読み取りを無効にするには、以 下の「パラメータのスキャンを無効にする」バーコードをスキャンします。パラメータ バーコードの読み取りを 有効にするには、「パラメータのスキャンを有効にする」をスキャンします。
*パラメータ バーコードのスキャンを有効にする
(01h)
パラメータ バーコードのスキャンを無効にする
(00h)
ユーザー設定とその他のデジタル スキャナ オプション 4 - 7

バイブレータ機能による読み取り通知

パラメータ番号 F1h 65h
スキャナにはバイブレータ機能が搭載されています。この機能を有効にすると、読み取りが成功したときに一定 の時間スキャナを振動させることができます。
バイブレータ機能を有効にして、スキャナをインテリスタンドに取り付けた場合、スキャナをインテリ
スタンドから取り外すまで、この機能は無効になります。
以下のいずれかのバーコードをスキャンして、バイブレータ機能を有効または無効にします。有効にした場合は、 適切なバーコードをスキャンして、スキャナを振動させる時間を設定します ( 下記バイブレータ機能による読み取
り通知時間を参照 )。
バイブレータ機能を無効にする
(00h)
バイブレータ機能による読み取り通知時間
パラメータ番号 F1h 72h
150 ミリ秒
* バイブレータ機能を有効にする
(01h)
200 ミリ秒
4 - 8 DS3508 プロダクト リファレンス ガイド
バイブレータ機能による読み取り通知 ( 続き )
250 ミリ秒
300 ミリ秒
400 ミリ秒
600 ミリ秒
*500 ミリ秒
750 ミリ秒
ユーザー設定とその他のデジタル スキャナ オプション 4 - 9

トリガ モード

パラメータ番号 8Ah
デジタル スキャナに対して、以下のいずれかのトリガ モードを選択します。
レベル ( 標準 ) - トリガを引くと、指定した時間、照準ドットが表示されます。指定した時間が経過すると、照
準ドットは、読み取りセッションが終了するまで、標準のレーザー スキャン 光線に変わります。レーザー スキャン光線は、4-28 ページの「読み取りセッションのタイムアウト」 が発生するか、読み取りが発生する か、またはトリガをリリースするまでオンの状態です。タイムアウトが終了する前にトリガをリリースする
と、レーザーはオフになり、読み取りは終了します。
ツー ステージ オプション 1 (DS3508-ER のみ ) - トリガを引くと、指定した時間、照準ドットが表示されます。
トリガをリリースすると、照準ドットは、読み取りセッションが終了するまで、標準のレーザー スキャン 光線に変わります。レーザー スキャン光線は、現在設定されている読み取りタイムアウトの 3 分の 1 の時間、 オンの状態です。読み取りセッション中に再度トリガを引くと、スキャナの光線は照準ドットに戻ります。
ツー ステージ オプション 2 (DS3508-ER のみ ) - トリガを引くと、照準ドットが表示されます。トリガをリリー
スすると、照準ドットはオフになります。トリガを素早く 2 回引くと、標準のレーザー スキャン光線が読 み取りセッションが終了するまで、オンになります。レーザー スキャン光線は、読み取りセッションのタイ
ムアウトが発生するか、読み取りが発生するか、またはトリガをリリースするまでオンの状態です。
プレゼンテーション ( 点滅 ) (DS3508-SR/HD/DP のみ ) - デジタル スキャナは、読み取り範囲内でバーコードを検
出すると、読み取り処理をアクティブにします。アイドル状態で一定時間経過すると、デジタル スキャナは 低電力モードに入り、動きを感知するまで LED が消灯します。
自動照準 (DS3508-SR/HD/DP のみ ) - このモードでは、デジタル スキャナの照準パターンは常時オンの状態で
す。トリガを引くと、読み取り処理がアクティブになります。2 秒間何も操作をしないと、照準パターンが オフになります。
4 - 10 DS3508 プロダクト リファレンス ガイド
トリガ モード ( 続き )
* レベル ( 標準 )
(00h)
ツー ステージ オプション 2 (DS3508-ER のみ )
(0Fh)
自動照準 (DS3508-SR/HD/DP のみ )
(09h)
ツー ステージ オプション 1 (DS3508-ER のみ )
(0Eh)
プレゼンテーション ( 点滅 ) (DS3508-SR/HD/DP のみ )
(07h)
DS3508-ER 構成では、ハンズフリー ( プレゼンテーション ) でのスキャンはサポートされません。
ユーザー設定とその他のデジタル スキャナ オプション 4 - 11

読み取り成功時のビープ音

パラメータ番号 38h
以下のいずれかのバーコードをスキャンして、読み取りが成功したときにビープ音を鳴らすかどうかを選択しま す。「読み取り成功時のピープ音の禁止」を選択した場合でも、パラメータ メニューのスキャン中および電源投入 時はビープ音が鳴り、エラー状態を通知します。
*読み取り成功時のビープ音を許可
( 有効 )
(01h)
読み取り成功時のビープ音の禁止
( 無効 )
(00h)

ビープ音の音量

パラメータ番号 8Ch
次の 「小」、「中」、「大」 バーコードのいずれかをスキャンして、ビープ音の音量を選択します。
(02h)
(01h)
*
(00h)
4 - 12 DS3508 プロダクト リファレンス ガイド

ビープ音の音程

パラメータ番号 91h
次のいずれかのバーコードをスキャンして、読み取りビープ音の周波数 (音程 ) を選択します。
オフ
(03h)
低音
(02h)
*中音
(01h)
中音から高音 (2 )
(04h)
高音
(00h)
ユーザー設定とその他のデジタル スキャナ オプション 4 - 13

ビープ音の長さ

パラメータ番号 F1 74h
次のいずれかのバーコードをスキャンして、ビープ音の長さを選択します。
短い
(00h)
*
(01h)
長い
(02h)

電源投入ビープ音の禁止

パラメータ番号 F1h D1h
デジタル スキャナの電源投入ビープ音を禁止するかどうかを選択します。
電源投入ビープ音の禁止
(01h)
*電源投入ビープ音を許可
(00h)
4 - 14 DS3508 プロダクト リファレンス ガイド

ハンズフリー モード

パラメータ番号 F1h 76h
ハンズフリー に読み取ります。デジタル スキャナを持ち上げると、4-9 ページの「トリガ モード」 の設定で動作します。
「ハンズフリー モードを無効」を選択すると、ハンドヘルド モードまたはハンズフリー モードのいずれを使用し
ているかにかかわらず、デジタル スキャナはトリガ モードの動作になります。
モードでは、デジタル スキャナをインテリスタンドに取り付けると、検出したバーコードを自動的
*ハンズフリー モードで有効
(01h)
ハンズフリー モードを無効
DS3508-ER 構成では、ハンズフリー ( プレゼンテーション ) でのスキャンはサポートされません。
(00h)

プレゼンテーション パフォーマンス モード

パラメータ番号 F1 8Ah
バーコードをスキャナに提示してスキャンする場合は、「標準プレゼンテーション モード」を選択します。バー コードをスキャナの下を通してスキャンする場合は、「拡張プレゼンテーション モード」を選択します。
* 標準プレゼンテーション モード
(02h)
拡張プレゼンテーション モード
DS3508-ER 構成では、ハンズフリー ( プレゼンテーション ) でのスキャンはサポートされません。
(00h)
ユーザー設定とその他のデジタル スキャナ オプション 4 - 15

アクティブ モード アイドル モード スリープ モード 低電力モード

「プレゼンテーション
アイドル モードへの
移行時間」の値
「プレゼンテーション
スリープ モードへの
移行時間」の値
「低電力モード
への移行時間」
の値
注 : 各モードで指定した移行時間は累積されます。

デジタル スキャナ動作モード

デジタル スキャナには、4 種類の動作モードがあります。
アクティブ モード - アクティブ スキャンのため、デジタル スキャナは照明をフル照射します。
アイドル モード - プレゼンテーション モード専用。指定した時間が経過すると、スキャナの照明が薄暗く なります。4-16 ページの「プレゼンテーション アイドル モードへの移行時間」 を参照してください。デジ タル スキャナを持ち上げたり、動きを感知したり、バーコードを検出したり、トリガを引いたりすると、デ ジタル スキャナは復帰します。
スリープ モード - プレゼンテーション モード専用。アイドル モードが終了してから指定した時間が経過する と、スキャナの照明が消灯します。4-18 ページの「プレゼンテーション スリープ モードへの移行時間」 を 参照してください。デジタル スキャナを持ち上げたり、動きを感知したり、バーコードを検出したり ( 周辺 光の条件によって異なります )、トリガを引いたりすると、デジタル スキャナは復帰します。
低電力モード - スリープ モードが終了すると、デジタル スキャナは低電力消費モードに入ります。このモー ドでは、節電とスキャナの寿命延長のため、LED が消灯します。低電力モードを参照してください。ハンド ヘルド モードでは、低電力モードへの移行時間で指定した時間が経過すると、すぐに低電力モードに切り替 わります。プレゼンテーション モードでは、アイドル モード、スリープ モードに続いて、低電力モードに 切り替わります。デジタル スキャナを持ち上げたり、トリガを引いたり、ホストが通信を試みたりすると、 デジタル スキャナは復帰します。
デジタル スキャナが USB または IBM ホストに接続されている場合は、低電力モードは無効になります。
DS3508-ER 構成では、ハンズフリー ( プレゼンテーション ) でのスキャンはサポートされません。
4-1 電力レベル
4 - 16 DS3508 プロダクト リファレンス ガイド
プレゼンテーション アイドル モードへの移行時間 パラメータ番号 F1 97h
プレゼンテーション モードでは、このパラメータで設定した時間が経過すると、デジタル スキャナはアイドル モードに入り、照明が薄暗くなります。バーコードを提示したり、トリガを引いたりすると、デジタル スキャナ は復帰します。
無効
(00h)
10
(0Ah)
5
(15h)
1
(01h)
*1
(11h)
15
(1Bh)
ユーザー設定とその他のデジタル スキャナ オプション 4 - 17
プレゼンテーション アイドル モードへの移行時間 ( 続き )
30
(1Dh)
45 (1Eh)
1 時間
(21h)
6 時間
(26h)
3 時間
(23h)
9 時間
(29h)
DS3508-ER 構成では、ハンズフリー ( プレゼンテーション ) でのスキャンはサポートされません。
4 - 18 DS3508 プロダクト リファレンス ガイド
プレゼンテーション スリープ モードへの移行時間 パラメータ番号 F1 96h
プレゼンテーション モードでは、このパラメータで設定した時間が経過すると、デジタル スキャナはスリープ モードに入り、照明が消灯します。動きを感知したり、バーコードを検出したり、トリガを引いたりすると、デ ジタル スキャナは復帰します。
照明が薄暗い状態でのデジタル スキャナのパフォーマンスは保証されていません。
無効
(00h)
10
(0Ah)
5
(15h)
1
(01h)
1
(11h)
DS3508-ER 構成では、ハンズフリー ( プレゼンテーション ) でのスキャンはサポートされません。
ユーザー設定とその他のデジタル スキャナ オプション 4 - 19
プレゼンテーション スリープ モード移行時間 ( 続き )
15
(1Bh)
30
(1Dh)
45
(1Eh)
3 時間
(23h)
*1 時間
(21h)
6 時間
(26h)
9 時間
(29h)
4 - 20 DS3508 プロダクト リファレンス ガイド
低電力モード パラメータ番号 80h
有効の場合、スリープ モードが終了すると、デジタル スキャナは低電力消費モードに入ります。このモードでは、 節電とスキャナの寿命延長のため、LED が消灯します。ハンドヘルド モードでは、低電力モードへの移行時間 指定した時間が経過すると、すぐに低電力モードに切り替わります。プレゼンテーション モードでは、アイドル モード、スリープ モードに続いて、低電力モードに切り替わります。デジタル スキャナを持ち上げたり、トリガを 引いたり、ホストが通信を試みたりすると、デジタル スキャナは復帰します。
無効の場合、次の読み取りの待機中も電源はオンのままになります。
*低電力モードを無効
(00h)
低電力モードを有効
(01h)
ユーザー設定とその他のデジタル スキャナ オプション 4 - 21
低電力モードへの移行時間 パラメータ番号 92h
このパラメータは、低電力モードが有効になっている場合にのみ適用されます。
このパラメータでは、デジタル スキャナが低電力モードに入るまでの時間を設定します ( 低電力モードの直前の 動作モードについては、4-15 ページの「デジタル スキャナ動作モード」を参照してください )。トリガを引いた り、ホストからデジタル スキャナへの通信が試行されたりすると、デジタル スキャナは復帰します。
1
(11h)
1
(21h)
15
(2Bh)
10
(1Ah)
5
(25h)
4 - 22 DS3508 プロダクト リファレンス ガイド
低電力モード移行時間 ( 続き )
30
(2Dh)
45 (2Eh)
*1 時間
(31h)
6 時間
(36h)
3 時間
(33h)
9 時間
(39h)
ユーザー設定とその他のデジタル スキャナ オプション 4 - 23

ファジー 1D 処理

パラメータ番号 F1h 02h
このオプションはデフォルトで有効になっており、1D バーコード (損傷していたり印刷が不鮮明なシンボルを含 む ) の読み取りパフォーマンスを最適化します。2D バーコードの読み取り時に遅延が発生したか、または読み取 りができない場合にのみ、このオプションを無効にします。
* ファジー 1D 処理を有効
(01h)
ファジー 1D 処理を無効
(00h)
4 - 24 DS3508 プロダクト リファレンス ガイド

ピックリスト モード

パラメータ番号 F0h 92h
ピックリスト モードでは、デジタル スキャナは、レーザーの十字の下に並んでいるバーコードのみを読み取るこ とができます。デジタル スキャナに対して、以下のいずれかのピックリスト モードを選択します。
常時無効 - ピックリスト モードは常に無効になります。
ハンドヘルド モードで有効 - ピックリスト モードは、デジタル スキャナがハンドヘルド モードに入ると有 効になり、ハンドヘルド モードを抜けると無効になります。
ハンズフリー モードで有効 - ピックリスト モードは、デジタル スキャナがハンズフリー ( プレゼンテーション ) モードの場合にのみ有効です。
常時有効 - ピックリスト モードは常に有効になります。
4-27 ページ DPM スキャンを有効にしている場合、DPM バーコードのスキャン時はピックリスト モー
ドを無効にしてください。DPM バーコードに対するピックリストパフォーマンスは保証されていません。
* 常時無効
(00h)
ハンズフリー モードで有効
(03h)
ハンドヘルド モードで有効
(01h)
常時有効
(02h)
ピックリスト モードでは、「読み取り照準パターンを無効」オプションが一時的に無効になります。以下
のオプションを選択した場合は、「読み取り照準パターン」は無効になりません。
スマート LED モードが「有効」に設定されている (DS3508-ER 構成 )
フォーカス モードが「オートレンジ」に設定されている (DS3508-ER 構成 )
ピックリスト モードが「有効」に設定されている (DS3508-ER および DS3508-SR 構成 )
ユーザー設定とその他のデジタル スキャナ オプション 4 - 25

PDF の優先読み取り

パラメータ番号 F1h CFh
この機能を有効にすると、PDF 優先読み取りのタイムアウトで指定した時間の間、スキャナは 1D バーコード
(Code 128) の読み取りを開始しません。指定した時間中、デジタル スキャナは ( 米国の運転免許証などにある ) PDF417 シンボルの読み取りを試み、成功すると、PDF417 シンボルのみを報告します。PDF417 シンボルを読み
取れない ( 見つからない ) 場合は、タイムアウト後に 1D シンボルを読み取ります。1D シンボルは、デジタル ス キャナの読み取り範囲内に配置する必要があります。このパラメータは、他のシンボル体系の読み取りには影響 しません。
1D Code 128 バーコードの長さには、次のようなものがあります。
- 7 〜 10 文字
- 14 17 文字
- 27 28 文字
また、次の長さを持つ Code 39 バーコードは、米国の運転免許証の一部であると考えられます。
- 8 文字
- 12 文字
* PDF 優先読み取りを無効
(00h)
PDF 優先読み取りを有効
(01h)
4 - 26 DS3508 プロダクト リファレンス ガイド

PDF 優先読み取りのタイムアウト

パラメータ番号 F1h D0h
PDF の優先読み取りを有効にする場合、デジタル スキャナが読み取り範囲内にある 1D バーコードより優先して
PDF417 シンボルを読み取る時間を指定します。以下のバーコードをスキャンします。次に、D-1 ページの「数値
バーコード」 からタイムアウト ( ミリ秒単位 ) を指定する 4 桁の数字をスキャンします。たとえば、400 ミリ秒と
入力するには、以下のバーコード をスキャンし、その後「0400」をスキャンします。範囲は 0 から 5000 ミリ秒 で、デフォルトは 200 ミリ秒です。
PDF 優先読み取りのタイムアウト
ユーザー設定とその他のデジタル スキャナ オプション 4 - 27

DPM スキャン

パラメータ番号 F1h 09h
ラベルに印刷された通常のバーコードと異なり、ダイレクト パーツ マーク (DPM) は、恒久的 ID として製品の表 面に直接マーキングされたシンボルです。これらのシンボルは、レーザー エッチングやドット ピーニングなどの 方法を使用してマーキングされます (ドット ピーン シンボルの例は、2-7 ページの図 2-6 を参照してください )。 DS3508-DP (DPM) リーダーでは、このような種類のシンボルをスキャンすることができます。
DPM スキャンが有効の場合、DS3508-DP デジタル スキャナは、DPM、1D、PDF417 などすべてのシン
ボルを読み取ります。DPM 読み取りが不要な場合は、スキャナのパフォーマンスを最適に保つため、
DPM スキャンを無効」をスキャンしてください。
DPM スキャンを有効にしている場合、DPM バーコードスキャン時は 4-24 ページの「ピックリスト モー
ド」 を無効にしてください。
DPM バーコードに対するピックリストパフォーマンスは保証されていません。
また、DPM スキャンを有効にしている場合、Data Matrix の「反転自動検出」設定を選択しているかの ようにスキャナが動作します。DPM スキャンを無効にしている場合は、以前の ( ユーザーが選択した ) Deta Matrix Inverse 「反転」設定は有効のまま保持されます。10-78 ページの「Data Matrix ( 反転 ) を参照してください。
DS3508-DP デジタル スキャナに DPM 読み取りを設定するには、以下の手順を実行します。
1. DS3508-DP デジタル スキャナの DPM スキャンを無効にしている場合、以下の「DPM スキャンを有効」をス
キャンします。
2. DPM バーコードをスキャンする前に、10-78 ページの「Data Matrix ( 反転 )」 が有効になっていることを確認します。
*DPM スキャンを有効
(01h)
DPM スキャンを無効
(00h)
4 - 28 DS3508 プロダクト リファレンス ガイド

連続バーコード読み取り

パラメータ番号 F1 89h
このパラメータを有効にすると、トリガを引いている間、すべてのバーコードを読み取ります。
この機能と合わせて、4-24 ページの「ピックリスト モード」 も有効にしておくことを強くお勧めします。
ピック リスト モードを無効にすると、イメージング エンジンの読み取り範囲内に複数のバーコードが存 在する場合に、バーコードを誤って読み取ることがあります。
* 連続バーコード読み取りを無効
(0h)
連続バーコード読み取りを有効

読み取りセッションのタイムアウト

パラメータ番号 88h
このパラメータでは、スキャンの試行中に読み取り処理が継続される最大時間を設定し ます。0.5 9.9 秒まで
0.1 秒の増分単位で設定できます。デフォルトのタイムアウトは 9.9 秒です。 読み取りセッションのタイムアウトを設定するには、以下のバーコードをスキャンします。次に、付録 D「数値
バーコード」 から、設定する時間に対応する 2 つの数値バーコードをスキャンします。数字が 1 桁の場合は、最
初に「0 ( ゼロ )」をスキャンしてください。たとえば、読み取りセッションのタイムアウトとして 0.5 秒を設定 するには、以下のバーコードをスキャンしてから、「0」と「5」のバーコードをスキャンします。間違いを訂正し たり、選択した設定を変更したりする場合は、D-2 ページの「キャンセル」をスキャンします。
(1h)
読み取りセッションのタイムアウト
ユーザー設定とその他のデジタル スキャナ オプション 4 - 29

同一バーコード読み取りのタイムアウト

パラメータ番号 89h
このオプションは、プレゼンテーション モードでの連続バーコード読み取り時に使用して、バーコードがデジタ ル スキャナの読み取り範囲に残っている場合に、ビープ音が鳴り続けないようにします。0.0 〜 9.9 秒まで 0.1 秒 の増分単位で設定できます。デフォルトは0.5 秒です。
同一バーコード読み取りのタイムアウトを選択するには、以下のバーコードをスキャンします。次に、付録 D「数
値バーコード」 から、設定する間隔 (0.1 秒の増分単位) に対応する 2 つの数値バーコードをスキャンします。
同一バーコード読み取りのタイムアウト

異なるバーコード読み取りのタイムアウト

パラメータ番号 90h
このオプションは、プレゼンテーション モードでの連続バーコード読み取り時に使用して、デジタル スキャナが 次の異なるバーコードを読み取ることができるまでの時間を制御します。0.1 〜 9.9 秒まで 0.1 秒の増分単位で設 定できます。デフォルトは 0.2 秒です。
異なるバーコード読み取りのタイムアウトを選択するには、以下のバーコードをスキャンします。次に、付録 D
「数値バーコード」 から、設定する間隔 (0.1 秒の増分単位) に対応する 2 つの数値バーコードをスキャンします。
異なるバーコード読み取りのタイムアウト
4 - 30 DS3508 プロダクト リファレンス ガイド

ハンドヘルド読み取り照準パターン

パラメータ番号 F0h32h
バーコード データの収集中に照準パターンを投影するには 「ハンドヘルド読み取り照準パターンを有効」を、照 準パターンを投影しない場合は 「ハンドヘルド読み取り照準パターンを無効」を選択します。2D バーコードを検 出した場合に照準パターンを投影する場合は「ハンドヘルド読み取り照準パターンを PDF で有効」を選択します。
このパラメータは、スナップショット モードには適用されません。5-4 ページの「動作モード」 を参照してください。
4-24 ページの「ピックリスト モード」 を有効にすると、「読み取り照準パターン」が無効になっている場
合でも、照準パターンが点滅します。
* ハンドヘルド読み取り照準パターンを有効
(02h)
ハンドヘルド読み取り照準パターンを PDF で有効
(03h)
ピックリスト モードでは、「読み取り照準パターンを無効」オプションが一時的に無効になります。以下
のオプションを選択した場合は、「読み取り照準パターン」は無効になりません。
スマート LED モードが「有効」に設定されている (DS3508-ER 構成 )
フォーカス モードが「オートレンジ」に設定されている (DS3508-ER 構成 )
ピックリスト モードが「有効」に設定されている (DS3508-ER および DS3508-SR 構成 )
ハンドヘルド読み取り照準パターンを無効
(00h)
ユーザー設定とその他のデジタル スキャナ オプション 4 - 31

ハンズフリー読み取り照準パターン

パラメータ番号 F1h4Eh
バーコード データの収集中に照準パターンを投影するには 「ハンズフリー読み取り照準パターンを有効」を、照 準パターンを投影しない場合は 「ハンズフリー読み取り照準パターンを無効」を選択します。2D バーコードを検 出した場合に照準パターンを投影する場合は「ハンズフリー読み取り照準パターンを PDF で有効」を選択します。
このパラメータは、 スナップショット モードには適用されません。5-4 ページの「動作モード」 を参照してください。
4-24 ページの「ピックリスト モード」 を有効にすると、「読み取り照準パターン」が無効になっている場
合でも、照準パターンが点滅します。
ハンズフリー読み取り照準パターンを有効
(01h)
* ハンズフリー読み取り照準パターンを PDF で有効
(02h)
ピックリスト モードでは、「読み取り照準パターンを無効」オプションが一時的に無効になります。以下
のオプションを選択した場合は「読み取り照準パターン」は無効になりません (DS3508-SR および
DS3508-ER 構成を使用 )。
スマート LED モードが「有効」に設定されている (DS3508-ER 構成 )
フォーカス モードが「オートレンジ」に設定されている (DS3508-ER 構成 )
ピックリスト モードが「有効」に設定されている (DS3508-ER および DS3508-SR 構成 )
ハンズフリー読み取り照準パターンを無効
(00h)
4 - 32 DS3508 プロダクト リファレンス ガイド
プレゼンテーション モードの領域 パラメータ番号 F1h 61h
プレゼンテーション モードでは、デフォルトで、照準パターンの大きい方の領域 ( 全領域 ) でバーコードが検出さ れます。
検出時間を短縮するために、照準パターンの十字の中央点周囲の狭い領域内でバーコードを検出するには、「
領域
または 「中間の領域」を選択します。
狭い領域
(00h)
中間の領域
(01h)
* 全領域
(02h)
狭い
DS3508-ER 構成では、ハンズフリー ( プレゼンテーション ) でのスキャンはサポートされません。
ユーザー設定とその他のデジタル スキャナ オプション 4 - 33

携帯電話 / ディスプレイ モード

パラメータ番号 F1h CCh
このモードでは、携帯電話および電子ディスプレイからのバーコード読み取り性能が向上します。ハンドヘルド モード、ハンズフリー モード、または両方のモードで有効にするか、このモードを無効にします。
このモードを有効にする場合、最善の性能を出すためには、4-14 ページの「プレゼンテーション パフォー
マンス モード」 を選択して 4-31 ページの「ハンズフリー読み取り照準パターン」 を有効にしてください。
* 携帯電話 / ディスプレイ モードを無効
(00h)
ハンズフリー モードで有効
(02h)
ハンドヘルド モードで有効
(01h)
ハンドヘルド / ハンズフリー両モードで有効
(03h)
携帯電話 / ディスプレイ モードが有効になっている場合、トーチ モードは機能しません。
4 - 34 DS3508 プロダクト リファレンス ガイド

読み取り照明 ( ハンドヘルド モードのみ )

パラメータ番号 F0h2Ah
ハンドヘルド モードで「読み取り照明を有効」を選択すると、読み取りの補助として、デジタル スキャナの照明 が点滅します。読み取り照明を使用しない場合は、「読み取り照明を無効」を選択します。
通常、照明を使用すると、画像の品質が向上します。読み取り対象から離れるに従って、照明の効果は低下します。
* 読み取り照明を有効
(01h)
読み取り照明を無効
(00h)
ユーザー設定とその他のデジタル スキャナ オプション 4 - 35

トーチ モード (DS3508-ER のみ )

パラメータ番号 F1h EBh
DS3508-ER を使用して、広い読み取り範囲をスキャン (5 フィート以上の長距離) するときに、「トーチ モードを 有効」を選択すると、デジタル スキャナの照明が長く点灯し、読み取り精度が最適化されます。
トーチ モードを使用しない場合は、「トーチ モードを無効」を選択します。
トーチ モードを有効
(01h)
* トーチ モードを無効
(00h)
携帯電話 / ディスプレイ モードが有効になっている場合、トーチ モードは機能しません。
4 - 36 DS3508 プロダクト リファレンス ガイド

スマート LED モード (DS3508-ER のみ )

パラメータ番号 F1h ECh
DS3508-ER デジタル スキャナを使 用して近距離でス キャンするときに、「スマート LED モードを有効」を選択 すると、読み取り精度が最適化されます。
スマート LED モードを使用しない場合は、「スマート LED モードを無効」を選択します。
スマート LED モードを無効
(01h)
* スマート LED モードを有効
(00h)
スマート LED モードを使用する場合に、照明が中心から外れることは正常な動作です。
ユーザー設定とその他のデジタル スキャナ オプション 4 - 37

フォーカス モード

パラメータ番号 F0h A6h
フォーカス モードを選択して、DS3508-ER デジタル スキャナの読み取り範囲を調整します。
デジタル スキャナから離れた位置の読み取りを最適化するには、「遠距離」のフォーカスを選択します。こ のモードは、大きなバーコードをスキャンする場合に、バーコードをデジタル スキャナの読み取り範囲内に 収めるのに使用します。
デジタル スキャナから近い位置の読み取りを最適化するには、「近距離」のフォーカスを選択します。この モードは、小さい高密度なバーコードをスキャンする場合に使用します。
近距離のフォーカスと長距離のフォーカスを切り替えるには、「交互」のフォーカスを選択します。
デジタル スキャナがフォーカス操作を調整できるようにするには、「オート レンジ」のフォーカスを選択し ます。
遠距離
(00h)
近距離
(01h)
交互
(02h)
* オート レンジ
(03h)
長距離フォーカスモードでは、標準サイズのパラメータ バーコードを読み取ることができない場合があり
ます。
4 - 38 DS3508 プロダクト リファレンス ガイド

マルチコード モード (DS3508-SR / DS3508-HD)

パラメータ番号 F1hA5h
このパラメータを有効にすると、プログラムされたマルチコード式に基づいて、1 つのトリガ イベントで複数の バーコードを読み取ることができます。デジタル スキャナは、マルチコード式で示されたすべてのバーコードが 読み取れた場合にのみ読み取り成功と報告し、状態表示します。それ以外の場合は、読み取り失敗です。バーコー ドは、マルチコード式で定義された順番で送信されます。通常の読み取りモードで操作する場合は、マルチコー ド モードを無効にします。
メモ マルチコード モードは、DS3508-DP および DS3508-ER 構成ではサポートされていません。
マルチコード モードを有効にすると、ピックリスト モードが無効になります。
マルチコードは、プレゼンテーション モードでは機能しません。
トリガを「レーザー優先読み取り」に設定している場合は、マルチコード モードを使用しないでください。
連続バーコード読み取りを有効にしている場合は、マルチコード モードを使用しないでください。
マルチコード モードを使用するときには、常にデジタル スキャナを同じ距離と角度 ( 垂直 ) でバーコードに向け るようにします。
* マルチコード モードを無効
(00h)
マルチコード モードを有効
(01h)
ユーザー設定とその他のデジタル スキャナ オプション 4 - 39

マルチコード式 (DS3508-SR / DS3508-HD)

パラメータ番号 F1h95h
この機能を使用して、マルチコード モード (DS3508-SR / DS3508-HD) ( グリッド法 ) のマルチコード式をプログ ラムします。デフォルトは 1 の手順で、あらゆるバーコードを表示することができます。
この機能は、DS3508-DP および DS3508-ER 構成ではサポートされていません。
マルチコード式を設定するには、次の手順に従います。
1. 以下のバーコードをスキャンします。
2. Advanced Data Formatting Programmer Guide』の英数字キーボードから、バー コードをスキャンして、式を
定義します。
3. Advanced Data Formatting Programmer Guide』から「メッセージの終わり」バーコードをスキャンします。
マルチコード式

マルチコード式の構文

マルチコード式の構文 : [n] [Element 1]; [Element 2 ]; ... [Element n];
n は式全体の要素数です。
マルチコード式は、デジタル スキャナが 1 つの画像から検出できる バーコード数 を指定する式 です。各要素は、 デジタル スキャナの読み取り範囲内にある 1 つのバーコードを表します。式の要素の順番は、各要素からホスト に送信されるバーコード データの順番を示します。要素は、以下の 1 つ以上の方法を使用して定義します。
領域による指定 この種類の要素は、デジタル スキャナの読み取り範囲内の指定した範囲に、読み取り領域を制限し
ます。領域座標は、領域の左上と右下隅を指定し、読み取り範囲の割合で定義します。領域は、0% から 100%、 または 16 進法で 0x00 から 0x64 の水平軸と垂直軸で設定します。領域要素は、以下のように構成します。
[R] [4] [Top, Left] [Bottom, Right]
各文字は次の内容を表します。
[R] は、文字「R」です。
[4] は、「0x04」です。以降に 4 バイトの領域があることを示します。
[Top, Left] は、その領域の左上隅を示す 2 つの値です。
[Bottom, Right] は、その領域の右下隅を示す 2 つの値です。
4 - 40 DS3508 プロダクト リファレンス ガイド
コード タイプによる指定。この要素は、特定のバーコード シンボルを指定して、スキャナの読み取り範囲内にあれ
ば検出し、読み取ることができます。コード タイプ要素は、以下のように構成します。
[C] [2] [Code Type]
各文字は次の内容を表します。
[C] は、文字「C」です。
[2] は、「0x02」です。以降に 2 バイトのコード タイプがあることを示します。
[Code Type] は、指定するシンボルのパラメータ番号です ( 10 章の「シンボル体系」参照)。1 バイト表記 のパラメータ番号は、パラメータ番号の頭に「00」を加えて、値を 2 バイトに拡張してください。

注意事項

マルチコード式を定義するときは、以下の点を考慮してください。
読み取り範囲に複数のバーコードがある場合は、コード タイプ指定で定義します。
同じコード タイプのバーコードが複数ある場合は、常に領域指定で定義します。
バーコードの送信順序が重要である場合 (マルチコード式では指定した順序で要素が送信されます)、いずれ かの指定方法で順番を定義します。
読み取り範囲内に不要なバーコードがある場合は、次の 2 つのいずれかの方法でフィルタリングします。
コード タイプ指定では、対象のバーコードのみを指定します。
領域指定では、対象のバーコードのみを特定します。
マルチコード式を領域指定で定義していない場合は、スキャン角度と距離は重要ではありません。領域を指 定する場合は、固定の角度と距離でスキャンする必要があります。したがって、領域指定よりもコード タイ プ指定で定義するほうが推奨されます。
領域を定義するときは、以下の点を考慮してください。
バーコードよりはるかに広い領域を定義すると、バーコードをスキャンする距離と角度の許容範囲を向上
できますが、対象のバーコードの代わりに近くのバーコードが読み取られる場合があります。したがっ て、最善の性能を出すためには、読み取り範囲内のバーコード数が少なく、広く分散している場合にの み、より広い領域を定義します。
対象のバーコードに近い ( またはより小さい ) 領域を定義すると、近くのバーコードではなく対象のバー
コードを読み取る確率を向上できますが、スキャンする距離と角度はより正確でなければなりません。し たがって、最善の性能を出すためには、読み取り範囲内のバーコード数が多いか、バーコードが接近して いる場合にのみ、より小さい領域を定義します。
領域の要素を使用すると、対象のバーコードを検出するための画像範囲を縮小することによって、読み取り 速度を向上できます。
コード タイプを指定した場合も、一部のコード タイプの読み取り速度が向上することがあります。
マルチコード モード式を有効にすると、パラメータ バーコードをスキャンできますが、次のことに注意し てください。マルチコード 式で領域を定義した場合、パラメータ バーコードをスキャンするためには、マ ルチコード式で定義した最初の領域の中にバーコードを配置する必要があります。ただし、最初の領域が画
像の中心にない場合は、パラメータ バーコードに照準を合わせても、読み取りに失敗することがあります。
次の例では、16 進と 10 進の両方の形式で、マルチコード式を示しています。ただし、サンプル図の数値は 10 です。式を作成するときは、正しい進法を必ず使用してください。領域を「0x00 0x00 0x64 0x32」と指定すると、 左上 (0,0) および右上 (100,50) の座標を持つ領域を表します。
ユーザー設定とその他のデジタル スキャナ オプション 4 - 41
0
1234
5
67890
5
50%
0%
100%
0%
50%
100%
PDF417 コード
Code 128 コード
UPC-A コード
1
4-3 に示すように、画像の中から Code 128 バーコードを読み取るには ( 読み取り範囲内に複数のタイプのバー
コードがある場合でも )、以下のように式をプログラムします。
10 進の式は次のとおりです ( 読みやすい形式で示しています )
1 C 2 0 8 ;
スキャン パラメータで式をプログラムすると、シーケンスは次のようになります ( 読みやすくするためにスペー スを入れています )。
[ マルチコード 式 ] 01 C 02 00 08 ; [ メッセージの終わり ]
ホスト コマンド (SSI/SNAPI) で式をプログラムすると、シーケンスは次のようになります。
0x01 0x43 0x02 0x00 0x08 0x3b
4-2 マルチコード式の例 1
4 - 42 DS3508 プロダクト リファレンス ガイド
PDF417 コード
(0,0)
Code 128 コード
(0,50)
(160,100)
(100,50)
50%
0%
100%
0%
50%
100%
2a
4-3 に示すように、画像の上半分の Code128 ( コード タイプ =8) と下半分の PDF417 ( コード タイプ =15) の
バーコードを読み取るには、以下のように式をプログラムします。
10 進の式は次のとおりです ( 読みやすい形式で示しています )
2 C 2 0 8 R 4 0 0 100 50 ; C 2 0 15 R 4 0 50 100 100 ;
スキャン パラメータで式をプログラムすると、シーケンスは次のようになります。
[ マルチコード式 ] 02 C 02 00 08 R 04 00 00 64 32 ; C 02 00 0F R 04 00 32 64 64 ; [ メッセージの終わり ]
ホスト コマンド (SSI/SNAPI) で式をプログラムすると、シーケンスは次のようになります。
0x02 0x43 0x02 0x00 0x08 0x52 0x04 0x00 0 x00 0x64 0x32 0x3B 0x43 0x02 0x00 0x0F 0x52 0x04 0x00 0x32 0x64 0x64 0x3B
2b
4-3 において、画像の下半分の PDF417 バーコードを最初に読み取る必要がある場合は、2 つのバーコードの
シーケンスを逆にします。
10 進の式は次のとおりです ( 読みやすい形式で示しています )
2 C 2 0 15 R 4 0 50 100 100 ; C 2 0 8 R 4 0 0 100 50 ;
スキャン パラメータで式をプログラムすると、シーケンスは次のようになります。
[ マルチコード式 ] 02 C 02 00 0F R 04 00 32 64 64 ; C 02 00 08 R 04 00 00 64 32 ; [ メッセージの終わり ]
ホスト コマンド (SSI/SNAPI) で式をプログラムすると、シーケンスは次のようになります。
0x02 0x43 0x02 0x00 0x0F 0x52 0x04 0x00 0x32 0x64 0x64 0x3B 0x43 0x02 0x00 0x0 8 0x52 0x04 0 x00 0x00 0x64 0x32 0x3B
4-3 マルチコード式の例 2
ユーザー設定とその他のデジタル スキャナ オプション 4 - 43
40%
65%
40%
40%
PDF417 コード
Code 128 コード
Data Matrix コード
Code 128 コード
70%
60%
(70,0)
(100,40)
(100,100)
(0,0)
(40,40)
(65,60)
50%
0%
100%
0% 50% 100%
3
4-4 に示すように、画像の中心にある Code 128 以外の 3 つのバーコードを読み取るには、次のように式をプ
ログラムします。
10 進の式は次のとおりです ( 読みやすい形式で示しています )
3 C 2 0 15 R 4 0 0 50 50 ; C 2 [F0 24] R 4 70 0 100 40 ; C 2 0 8 R 4 65 60 100 100 ;
スキャン パラメータで式をプログラムすると、シーケンスは次のようになります。
[ マルチコード式 ] 03 C 02 00 0F R 04 00 00 32 32 ; C 02 F0 24 R 04 46 00 64 28 ; C 02 00 08 R 04 41 3C 64 64 ; [ メッセージの終わり ]
ホスト コマンド (SSI/SNAPI) で式をプログラムすると、シーケンスは次のようになります。
0x03 0x43 0x02 0x00 0x0F 0x52 0x04 0x00 0x00 0x32 0x32 0x3B 0x43 0x02 0xF0 0x24 0x52 0x04 0x46 0x00 0x64 0x28 0x3B 0x43 0x02 0x00 0x08 0x52 0x04 0x41 0x3C 0x64 0x64 0x3B
4-4 マルチコード式の例 3
4 - 44 DS3508 プロダクト リファレンス ガイド

マルチコード モード連結 (DS3508-SR / DS3508-HD)

パラメータ番号 F1h, CDh
このパラメータを有効にすると、マルチコード式 (DS3508-SR / DS3508-HD) で指定した、複数の読み取ったバー コードを 1 つのバーコードとして送信することができます。マルチコード連結シンボル体系 (DS3508-SR /
DS3508-HD) パラメータを使用して、連結されたバーコードの送信方法を指定します。
読み取ったバーコードを個別に送信するには、このパラメータを無効にしてください。
マルチコード モード連結を使用する場合は、4-48 ページの「コード ID 文字の転送」 およびチェック ディ
ジットを無効にしてください。
この機能は、DS3508-DP および DS3508-ER 構成ではサポートされていません。
マルチコード モード連結を有効
(01h)
* マルチコード モード連結を無効
(00h)
ユーザー設定とその他のデジタル スキャナ オプション 4 - 45

マルチコード連結シンボル体系 (DS3508-SR / DS3508-HD)

パラメータ番号 F1hD2h
このパラメータを使用して、マルチコード式 (DS3508-SR / DS3508-HD) で指定して読み取った、連結バーコードの 送信方法を指定します。このオプションを使用するには、マルチコード モード連結 (DS3508-SR / DS3508-HD) 有効にする必要があります。
この機能は、DS3508-DP および DS3508-ER 構成ではサポートされていません。
Code 128 として連結
(01h)
Data Matrixとして連結
(03h)
* PDF417 として連結
(02h)
Maxicode として連結
(04h)
4 - 46 DS3508 プロダクト リファレンス ガイド

マルチコードのトラブルシューティング

マルチコード式プログラミングのトラブルシューティング

マルチコード式をプログラミング中に問題が生じた場合は、以下の対処法を参照してください。
式が有効であることを確認してください。無効な式は、プログラミング中に拒否されます。式が拒否される 場合は、以前の設定のままになっています。式のプログラム後、デジタル スキャナが依然として他のバー コードを読み取ることができる場合は、式が拒否された可能性があります。
パラメータ バーコードでマルチコード式をプログラムするとき、デジタル スキャナはビープ音を鳴らしま す。プログラミング中に次のビープ音が鳴らない場合は、エラーが発生しています (エラー表示については、
2-2 ページの表 2-1 および 2-4 ページの表 2-2 を参照 )
マルチコード式」バーコードをスキャンすると、2 音 ( 同じ音程 ) のビープ音が鳴ります。
式の各値をスキャンすると、2 音 ( 同じ音程 ) のビープ音が鳴ります。
メッセージの終わり」バーコードをスキャンすると、4 音 ( 高音 - 低音 - 高音 - 低音 ) のビープ音が鳴ります。
式に構文エラーがないかどうか調べます。
構文が確実に正しくなるようにするため、簡単な式でプログラムします。簡単なマルチコード式の例を参照 してください。
その他のヒントについては、4-40 ページの「注意事項」 を確認してください。

マルチコード モードでのスキャンと読み取りのトラブルシューティング

マルチコード モードを使用中に問題が生じた場合は、以下の対処法を参照してください。
デジタル スキャナが複数の対象バーコードを読み取らず、その中のいずれか 1 つのバーコードのみを読み 取る場合は、4-36 ページの「スマート LED モード (DS3508-ER のみ )」 が有効になっていることを確認し てください。マルチコード式をプログラムするだけでは、マルチコード モードは有効になりません。
領域を指定する場合は、以下を確認してください。
座標は 10 進の 0 100 の範囲内であること (16 進の場合は 0x00 0x64)
左上隅は右下隅の上であること。左上隅は 0, 0 (16 進の場合は 0x00, 0x00)、右下隅は 100, 100 (16 進の
場合は 0x64, 0x64) です。
2 つ以上のバーコードの領域が重ならないこと。
コード タイプ を指定する場合は、デジタル スキャナがコード タイプをサポートしていることを確認します。
マルチコードを使用せずに、単一のバーコードを読み取ります。バーコードを読み取れない場合は、バー コード タイプを有効にし、再度試みます。 10 章の「シンボル体系」 を参照してください。
式をより簡単にして、試みます。エラーの原因を見つけたら、式に正しい指定を追加します。たとえば、最 も簡単な式で試行し ( 簡単なマルチコード式の例参照 )、単一のバーコードをスキャンできることを確認し ます。次に、2 番目のバーコードを追加するか、領域を指定するか、またはコード タイプを指定して、式を 拡張します。その後、デジタル スキャナが新しい拡張式を読み取れることを確認します。エラーの原因を確 認し、読み取りに失敗することを予測しながら、式を拡張し続けます。
その他のヒントについては、4-40 ページの「注意事項」 を確認してください。
ユーザー設定とその他のデジタル スキャナ オプション 4 - 47
簡単なマルチコード式の例
最も簡単なマルチコード式は、以下のとおりです。
画像内で領域が指定されていない、すべてのタイプの 1 つのバーコード。
この式は、次のようにプログラムします。[ マルチコード 式 ] 01 ; [ メッセージの終わり ]
もう 1 つの簡単なマルチコード式は、以下のとおりです。
画像内で領域が指定されていない 1 つの Code 128 バーコード。
この式は、次のようにプログラムします。[ マルチコード式 ] 01 C 02 00 08 ; [ メッセージの終わり ]
4 - 48 DS3508 プロダクト リファレンス ガイド

その他のスキャン パラメータ

コード ID 文字の転送

パラメータ番号 2Dh
コード ID 文字により、読み取ったバーコードのコード タイプを特定します。この方法は複数のコード タイプ を 読み取る場合に便利です。プリフィックスがすでに選択されている場合、コード ID 文字は、プリフィックスと読 み取ったバーコードの間に挿入されます。
コード ID 文字を選択しないか、シンボル コード ID 文字または AIM コード ID 文字を選択します。コード ID 文字 については、B-1 ページの「シンボル コード ID」 およびB-3 ページの「AIM コード ID」 を参照してください。
シンボル コード ID または AIM コード ID を有効にし、さらに 4-52 ページの「「NR ( 読み取りなし )」
メッセージの転送」 を有効にした場合、NR メッセージに Code 39 のコード ID が追加されます。
シンボル コード ID 文字
(02h)
* なし
(00h)
AIM コード ID 文字
(01h)
ユーザー設定とその他のデジタル スキャナ オプション 4 - 49

プリフィックス / サフィックス値

キー カテゴリ パラメータ番号 P = 63h、S1 = 62h、S2 = 64h 10 進数値パラメータ番号 P = 69h、S1 = 68h、S2 = 6Ah
1 桁のプリフィックスお よび 1 桁か 2 桁のサ フィ ックス を追 加し て、データ編 集で 使用す るデ ータ をスキ ャン で きます。プリフィックス / サフィックス値を設定するには、その値に対応する数字 4 桁 ( 付録 D「数値バーコー
ド」 の 4 種類のバーコードなど ) をスキャンします。4 桁のコードについては、E-1 ページの表E-1 を参照してく
ださい。 ホスト コマンドを使用してプリフィックス / サフィックスを設定する場合は、キー カテゴリ パラメータを「1」
に設定し、その後 3 桁の 10 進数値を設定します。4 桁のコードについては、E-1 ページの表 E-1 を参照してくだ さい。
エラーを修正したり、選択を変更したりするには、D-2 ページの「キャンセル」 をスキャンします。
プリフィックス / サフィックス値を使用するには、4-50 ページの「スキャン データ転送フォーマット」
最初に設定します。
プリフィックスをスキャン
(07h)
サフィックス 2 をスキャン
(08h)
サフィックス 1 をスキャン
(06h)
データ フォーマットをキャンセル
4 - 50 DS3508 プロダクト リファレンス ガイド

スキャン データ転送フォーマット

パラメータ番号 EBh
スキャン データ フォーマットを変更するには、以下の 8 つのバーコードの中から、設定するフォーマットに対応 するバーコードをスキャンします。
このパラメータを使用する場合は、プリフィックス / サフィックスの設定に ADF 規則を使用しないでく
ださい
プリフィックスまたはサフィックスの値を設定するには、4-49 ページの「プリフィックス / サフィックス値」 を参 照してください。
* データのみ
(00h)
< データ > < サフィックス 2>
(02h)
< プリフィックス > < データ >
(04h)
< データ > < サフィックス 1>
(01h)
< データ > < サフィックス 1> < サフィックス 2>
(03h)
ユーザー設定とその他のデジタル スキャナ オプション 4 - 51

スキャンデータ転送フォーマット ( 続き )

< プリフィックス > < データ > < サフィックス 1>
< プリフィックス > < データ > < サフィックス 2>
(06h)
< プリフィックス > < データ > < サフィックス 1>
(05h)
< サフィックス 2>
(07h)

FN1 置換値

キー カテゴリ パラメータ番号 67h 10 進数値 パラメータ番号 6Dh
ウェッジおよび USB HID キーボードのホストは、FN1 置換機能をサポートしています。この機能を有効にする と、EAN128 バーコード内の FN1 文字 (0x1b) がこの値に置換されます。デフォルト値は 7013 (Enter キー) です。
ホスト コマンドを使用して FN1 置換値を設定する場合は、キー カテゴリ パラメータを「1」に設定し、その後 3 桁のキーストローク値を設定します。現在のホスト インタフェースに適切な値を検索するには、「付録 E ASCII 文 字 セット」の表を参照してください。
バーコード メニューを使用して FN1 置換値を選択するには、次の手順に従います。
1. 以下のバーコードをスキャンします。
FN1 置換値の設定
2. 「付録 E ASCII 文字 セット」の表から、現在のホスト インタフェースの FN1 置換用に設定するキー ストロー
クを探します。付録 D「数値バーコード」 で各桁をスキャンして、4 桁の ASCII 値を入力します。 エラーを修正、または選択を変更するには、「キャンセル」をスキャンします。 USB HID キーボードの FN1 置換を有効にするには、4-51 ページの 「FN1 置換を有効」バーコードをスキャンし
てください。
4 - 52 DS3508 プロダクト リファレンス ガイド

NR ( 読み取りなし )」メッセージの転送

パラメータ番号 5Eh
以下のいずれかのバーコードをスキャンして、NR ( 読み取りなし ) メッセージを転送するかどうかを選択します。 このオプションを有効にすると、トリガから指を放すか、 行われなかった場合に、NR 文字が転送されます。4-28 ページの「読み取りセッションのタイムアウト」 を参照し てください。このオプションを無効にすると、バーコード の読み取りに失敗しても、ホストには何も転送されま せん。
NR メッセージの転送」を有効にし、さらに 4-48 ページの「コード ID 文字の転送」 のシンボル コード
ID 文字または AIM コード ID 文字を有効にした場合、NR メッセージに Code 39 のコード ID が追加され ます。
読み取りセッションのタイムアウトになるまで読み取りが
NR を有効
(01h)
* NR を無効
(00h)
ユーザー設定とその他のデジタル スキャナ オプション 4 - 53

UID 解析

UID 解析は、デジタル スキャナの DP 構成でのみサポートされています。
UID 構造は、米国国防総省 MIL - STD - 130N に準拠しています。
米国国防総省が規定した UID ( 一意識別子 ) は、5,000 ドル以上の商品価値を持つすべての輸入製品に対して、デー タ ( 製造業者、流通、 製品の寿命、およびその他の情報など ) の特定および追跡に使用されます。ベンダーは、Data Matrix バーコードの形式で内容を含めた、読み取りやすい恒久的 UID マークを提供する必要があります。
デジタル スキャナの DP 構成では、Data Matrix バーコードを読み取り、 有効な UID バーコードであることを確認し てから、データを UID バーコードに解析します ( 条件 : UID フィールドを持つ解析済み UID バーコード タイプ )。出 力は、後日利用可能です。
UID 解析を有効または無効にするには、以下の適切なバーコードをスキャンします。UID 解析はデフォルトで無 効になっています。解析プロセスを開始するには、「組み込み UID 解析を有効」をスキャンします。
* UID 解析を無効
組み込み UID 解析を有効
4 - 54 DS3508 プロダクト リファレンス ガイド

UID 解析の出力

UID 解析が成功すると、 4-2 に示すフィールドが作成されます。各フィールドは、カンマで区切られています。 UID のフィールドにデータがない場合は、そのフィールドにはカンマのみになります。
UID 解析が成功すると、解析済み UID バーコード タイプがホストに転送されます。
UID 解析が失敗すると、データは Data Matrix フォーマットでホストに転送されます。
4-2 出力フィールド
フィールド 説明
1 2 3 4 5 6
7 8
連結型 UID 構造タイプ (UID1 または UID2) エンタープライズ ID パーツ シリアル番号 パーツ オリジナル番号 ロット番号
現在のパーツ番号 スキャンされたデータ (ASCII モード )
出力例 - 正常に解析されたデータ
D12345WS51-004041,UID2,12345,041,WS51-004,,,[)> rs 06 gs 17V12345 gs 1PWS51-004 gs S041 rs eot
4-3 出力フィールド
フィールド 説明
1 D12345WS51-004041 2UID2 3 12345 4041 5WS51-004 6
7 8 [)> rs 06 gs 17V12345 gs 1PWS51-004 gs S041 rs eot
( データ提供なし、カンマのみのフィールド ) ( データ提供なし、カンマのみのフィールド )
ユーザー設定とその他のデジタル スキャナ オプション 4 - 55

UID エラー モード オプション

UID エラー ビープ ( デフォルト ): UID フォーマットが正しくない場合は、デジタル スキャナが UID に格納
されているデータを解析しないようにプログラムするには、「UID エラー ビープ」をスキャンします。エラー ビープが鳴り、データはホストに転 送されません。
UID エラーとデータ転送 : 解析が失敗した場合にも、デジタル スキャナがデータをホストに転送す
るようにプログラムするには、「UID エラーとデータ転送」をスキャンし ます。デジタル スキャナはエンコードされた UID を正しく読み取れず、 ホストがデータを処理すると仮定し、フォーマットなしのバーコード データを転送します。エラー ビープは鳴りません。
UID エラー ビープとデータ転送 : 解析が失敗した場合にも、デジタル スキャナがデータをホストに転送す
るようにプログラムするには、「UID エラー ビープとデータ転送」をス キャンします。デジタル スキャナはエンコードされた UID を正しく読み 取れず、ホストがデータを処理すると仮定し、フォーマットなしのバー
コード データを転送します。エラー ビープが鳴ります。
エラー状態をプログラムするには、以下の適切なバーコードをスキャンします。
UID エラー ビープ
UID エラー ビープとデータ転送
UID エラーとデータ転送
4 - 56 DS3508 プロダクト リファレンス ガイド

UID のサンプル ADF ルール

解析済み UID の連結型 UID フィールドのみを転送するには、以下のバーコードを順にスキャンします。
新しいルールの開始
条件 : 解析済み UID
文字までのデータを送信
ルールの保存
,
( カンマ )
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