Owner’s Manual
Bedienungsanleitung
Mode d’emploi
Manual de instrucciones
EN
DE
FR
ES
ZH
JA
安全上のご注意
ご使用の前に、必ずこの「安全上のご注意」をよくお読みください。
ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくご使用いただき、お客様や他の方々への危害や財産への損害
を未然に防止するためのものです。必ずお守りください。
お読みになったあとは、使用される方がいつでも見られる所に必ず保管してください。
記号表示について
■
この製品や取扱説明書に表示されている記号には、次のような意味があります。
「ご注意ください」という注意喚起を示します。
〜しない でくださいという「禁止」を示します。
「必ず実行」してくださいという強制を示します。
■
「警告」と「注意」について
以下、誤った取り扱いをすると生じることが想定される内容を、危害や損害の大きさと切迫の程度を明示す
るために、「警告」と「注意」に区分して掲載しています。
この表示の欄は、「傷害を
負う可能性または物的損
害が発生する可能性が想
定される」内容です。
警告
この表示の欄は、「死亡す
る可能性または重傷を負
う可能性が想定される」
内容です。
注意
警告
電源 / 電源コード
電源は必ず交流100V を使用する。
エアコンの電源など交流200Vのものがあります。誤って接続す
ると、感電や火災のおそれがあります。
必ず実行
電源コードをストーブなどの熱 器具に近づけたり、無理に曲げた
り、傷つけたりしない。また、電源コードに重いものをのせない。
電源コードが破損し、感電や火災の原因になります。
禁止
分解禁止
この機器の内部を開 けたり、内
部の部品を分解したり改造した
りしない。
禁止
感電や火災、けが、または故障の
原因になります。異常を感じた
場合など、点検や修理は、必ずお
買い上げの販売店または巻末の
ヤマハ電気音響製品サービス拠
点にご依頼ください。
58
T5n/T4n/T3n
取扱説明書
(5)-8
1/3
水に注意
異常に気づいたら
この機器の上に花瓶や薬品など 液体の入ったものを置かない。ま
た、浴室や雨天時の屋外など湿気の多いところで使用しない。
感電や火災、または故障の原因になります。
禁止
濡れた手で電源プラグを抜き差ししない。
感電のおそれがあります。
禁止
電源 / 電源コード
長期間使用しないときや落雷の おそれがあるときは、必ずコ ンセ
ントから電源プラグを抜く。
感電や火災、故障の原因になることがあります。
必ず実行
電源プラグを抜くときは、電源コードを持たずに、必ず電源プラ
グを持って引き抜く。
電源コー ドが破損して、感電や火災の原因になることがありま
必ず実行
設置
す。
必ず実行
必ず実行
注意
禁止
禁止
禁止
電源コードやプラグが いたんだ場合、または使用中に音が出なく
なったり異常なにおいや煙が出たりした場合は、すぐに電源ス
イッチを切り、電源プラグをコンセントから抜く。
感電や火災、または故障のおそれがあります。至急、お買い上げの
販売店または巻末のヤマハ電気音響製品サー ビス拠点に点 検を
ご依頼ください。
この機器を落とすなど して破損した場合は、すぐに 電源スイッチ
を切り、電源プラグをコンセントから抜く。
感電や火災、または故障のおそれがあります。至急、お買い上げの
販売店または巻末のヤマハ電気音響製品サー ビス拠点に点 検を
ご依頼ください。
風通しの悪い狭いところに押し込めたりしない。
EIA 標準のラック以外にこの機器を入れる場合は、この機器を壁
や他の機器から左右に 10cm、後ろに30cm、上に 40cm以上離
してください。機器内部に熱がこもり、故障や火災の原因になる
ことがあります。
直射日光のあたる場所(日 中の車内 など)やストーブの近くなど
極端に温度が高くなるところ、逆に温度が極端に低いところ、ま
た、ほこりや振動の多いところで使用しない。
この機器のパネルが変 形したり、内部の部品が故障したりする原
因になります。
不安定な場所に置かない。
この機器が転倒して故 障したり、お客様や他の方々がけがをした
りする原因になります。
必ず実行
必ず実行
必ず実行
この機器を移動するときは、必ず電源コードなどの接続ケーブル
をすべて外した上で行なう。
コードをいためたり、お客様 や他の方々が転倒したりするお それ
があります。
この機器を電源コンセントの近くに設置する。
電源プラグに容易に手が届く位 置に設置し、異常を感じた場 合に
はすぐに電源スイッチを切り、電源プラグをコンセントから抜い
てください。また、電源スイ ッチを切った状態でも微電流が流れ
ています。この製品を長時間使用しないときは、必ず電源プラグ
をコンセントから抜いてください。
EIA 標準のラックにこの機器をマウントする場合は、ラックの背
面を開放したり、ラックを壁から10cm 以 上離すなどし て、十分
な換気を確保する。
その場合は、この機器どうし を重ねてマウントしてご使用い ただ
くことができます。
他社製パワー アンプなどの 発熱しや すい機器と一 緒にラックに
マウントする場合は、他の機器との間を空けたり、通風パネルや
強制排気ファンを取り付けたり して、この機器に熱がこもら ない
ようにしてく ださい。放熱が不十分だと機器内部に熱がこもり、
故障や火災の原因になることがあります。
(5)-8
2/3
禁止
禁止
この機器の通風孔をふさがない。
内部の温度上昇を防ぐ ため、この機器の前後面 には通風孔があり
ます。特に、この機器をひっくり返したり、横倒しや前後逆さまに
したりしない。機器内部に熱がこもり、故障や火災の原因になる
ことがあります。
テレビやラジ オ、ステレオ、
携帯電話など他の 電気製品
の近くで使用しない。
この機器またはテ レビやラ
ジオなどに雑音が 生じる場
合があります。
T5n/T4n/T3n
取扱説明書
59
接続
使用時の注意
必ず実行
必ず実行
手入れ
必ず実行
必ず実行
他の機器と接 続する場合は、すべての電源を切った上で行なう。
また、電源を入れたり切った りする前に、必ず 機器の音量(ボ
リューム)を最小にする。
感電、聴力障害または機器の損傷になることがあります。
スピーカーの接続には、スピーカー接続専用のケーブルを使用す
る。
それ以外のケーブルを使うと、火災の原因になることがありま
す。
定期的に冷却用ファンのエアー フィルターを点検して、クリーニ
ングする(67 ページ )。
エアーフィルターがつまって冷 却用ファンの機能が低下すると、
火災や故障の原因になることがあります。
この機器の手入れをするときは、必ずコンセントから電源プラグ
を抜く。
感電の原因になることがあります。
必ず実行
禁止
禁止
禁止
禁止
スピーカーの故障を防ぐために、電源を入れるときは、最後にこ
の機器の電源を入れる 。また、電源を切るときは、最初にこの機器
の電源を切る。
この機器の通風孔やパネルのすき間に手や指を入れない。
お客様がけがをするおそれがあります。
この機器の通風孔やパネルのすき間から金属 や紙片などの 異物
を入れない。
感電、ショート、火災や故障の原因になることがあります。入った
場合は、すぐに電源スイッチを切 り、電源プ ラグをコンセントか
ら抜いた上で、お買い上げの販売店または巻末のヤマハ電気音響
製品サービス拠点に点検をご依頼ください。
大きな音量で長時間スピーカーを使用しない。
聴覚障害の原因になります。
この機器の上にのったり重いものをのせたりしない。また、ボタ
ンやスイッチ、入出力端子などに無理な力を加えない。
この機器が破損したり、お客様や他の方々がけがをしたりする原
因になります。
この機器はスピーカー再生以外の用途には使用しない。
故障の原因になることがあります。
禁止
XLR タイプコネクターのピン配列は、以下のとおりです。(IEC60268 規格に基づいています )
1: グラウンド (GND)、2: ホット ( + )、3: コールド ( − )
スピコン型コネクターの接続には、Neutrik NL4 プラグのスピーカーケーブルをお使いください。
● 不適切な使用や改造により故障した場合の保証はいたしかねます。
使用後は、必ず電源スイッチを切りましょう。
スイッチ、ボリュームコントロール、接続端 子などの消耗部品は、使用時間により劣化しやすいため、消耗に応じて部品の交換が必要 になります。消耗部品の交換は、お買い上げ
の販売店または巻末のヤマハ電気音響製品サービス拠点にご相談ください。
この製品は、JIS C 61000-3-2 に適合しています。
マークは、危険活電部であることを示します。この端子への外部からの配線接続は、適正な取扱指導を受けた者が行なうか、問題なく容易に接続できるよう
に製作されたリ−ド線、またはコードを使用する必要があります。
T5n/T4n/T3n
60
● この取扱説明書に掲載されている会社名、製品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
● この取扱説明書に掲載されているイラストは、すべて操作説明のためのものです。したがって実際の仕様と異なる場合があります。
(5)-8
3/3
取扱説明書
はじめに
このたびは、ヤマハ パワーアンプ T5n、T4n、T3n をお買い求めいただきまして、まことにありがとう
ございます。
このオーディオアンプシリーズは、ヤマハ PA 機器の豊富な実績と経験をベースに、ヤマハの誇る高効
率アンプ回路技術 EEEngine(イーイーエンジン)を搭載した、軽量ハイパワー、ハイクオリティかつ、
高信頼性、高安定性を持ったパワーアンプで、優れた音響性能が得られます。
主な特長:
・ 幅広い用途に合わせて 2 系統のソースを独立して駆動する STEREO モード、モノラルソースを 2
系統で駆動する PARALLEL モード、2 つの内蔵アンプを 1 台のモノラルアンプとしてハイパワー
を発揮する BRIDGE モードの 3 つのモードを装備しています。
・ バランス型 XLR コネクターとユーロブロックコネクターの 2 種類の入力端子、スピコン型コネク
ターと 5 ウェイバインディングポストの 2 種類の出力端子を装備しています。
・ チャンネルごとに SIGNAL インジケーター、CLIP インジケーター、MUTE インジケーター、高精
度dBステップのボリュームがあります。
・ パワーオン / オフ時の検出回路・出力保護回路・DC 検出回路など様々なプロテクションシステム
の状況を示す PROTECTION インジケーター、ヒ−トシンクの過熱を示す TEMP インジケーター、
電源の状態を示す POWER/STANDBY インジケーターがあります。
・ 無段変速・低ノイズのファンが、高い安定性を約束します。
・
には、100V ライン出力に対応した複数のハイインピーダンススピーカーを並列接続できます。
T5n
・
には、70V ライン出力に対応した複数のハイインピーダンススピーカーを並列接続できます。
T3n
・ DATA PORT 端子を使ってアンプコントロールユニット ACU16-C などからアンプをモニターした
り、コントロールしたりできます。
この取扱説明書は T5n、T4n、T3n の 3 モデル共通の説明書です。
パワーアンプの性能をフルに発揮させるとともに、末永くご愛用いただくために、ご使用の前にこの
取扱説明書をよくお読みください。
目次
付属品
□ 取扱説明書
□ ハンドル x2
□ ハンドル用皿ネジ x4
□ ユーロブロックコネクター x2
□ 保証書
各部の名称と機能 .....................................................62
フロントパネル ........................................................62
リアパネル ...............................................................63
スピーカーの接続 .....................................................64
STEREO モードでの接続 ........................................ 64
PARALLEL モードでの接続 ..................................64
BRIDGE モードでの接続 ........................................65
結線 ............................................................................66
ユ−ロブロックコネクターでの接続 ....................66
スピ−カ−接続 ........................................................66
フィルターエレメントの清掃 ..................................67
困ったときは .............................................................67
仕様 ............................................................................68
ブロック図 ..................................................................71
寸法図..........................................................................72
特性図..........................................................................73
消費電流......................................................................73
T5n/T4n/T3n
取扱説明書
61
各部の名称と機能
■ フロントパネル
2
POWER スイッチ / インジケーター
1
アンプの電源をオン / オフするスイッチです。ス
イッチを押し込んでオンにするとインジケーターが
緑に点灯します。
アンプコントロールユニット ACU16-C などとアン
プを接続し、アンプに STANDBY の指示をするとオ
レンジ色に点灯します。
2
TEMP インジケーター
ヒートシンクの温度が 85 度以上になると、インジ
ケーターが赤色に点灯します。
PROTECTION インジケーター
3
プロテクション ( 保護 ) 回路が作動しているときに、
赤く点灯します。インジケーターが点灯中はアンプ
とスピーカーシステムが切り離された状態になって
いるためスピーカーから音は出ません。
保護回路が作動するのは以下の場合です。
・ アンプの電源を入れたとき
電源を入れてからアンプが動作しはじめるまでの
約10秒間は、保護回路が働き MUTE されます。
約10秒経つと自動的に保護は解除され、アンプは
正常動作に入ります。
・ アンプが過熱したとき
ヒートシンクが 85 度以上になると保護回路が働き
ます。
また、ヒートシンクが 90 度以上になると出力が停
止されます。アンプの温度が下がると自動復帰し
ます。
4
REMOTE インジケーター
アンプコントロールユニット ACU16-C などからア
ンプをコントロールしているとき、緑に点灯します。
CLIP インジケーター
5
出力信号の歪率が約 1% を超えると、インジケー
ターが赤く点灯します。アンプに過大入力が加わり、
クリップしていることを示します。
5 6
6
* イラストは T5n モデルです。
8 13 0 0 7 4
MUTE インジケーター
7
アンプコントロールユニット ACU16-C などから
MUTE を ON にすると、赤色に点灯します。また、
PROTECTION インジケーターが点灯中も、MUTE イ
ンジケーターは点灯します。
8
ボリューム
−∞ dB から0dBまで、31段階の音量調節ができます。
NOTE
セキュリティーカバー用ネジ穴
ボリュームの周囲にあるネジ穴 (4 箇所 ) にセキュリ
ティーカバーを取り付け、ボリュームの設定を固定
できます。セキュリティーカバーと固定用のネジは
付属品ではありませんので、下図のサイズのセキュ
リティーカバーと M3 ネジ 4 本をご用意ください。
9
吸気口
前面吸気、後面排気方式の冷却用変速ファンが装備
されています。変速ファンは、ヒートシンクの温度
が40℃以下のときは低速、温度の上昇にともない回
転速度が増し、60 ℃で高速回転になります。
ここから吸気が行なわれますので、障害物などで吸
気口をふさぐことのないようにご注意ください。ま
た、定期的にフィルターエレメントを清掃してくだ
さい。吸気口にほこりがつまると、アンプの温度が
上昇し、アンプがシャットダウンすることがありま
す。
前面
9 9
108 mm
後面
30 mm
6
SIGNAL インジケーター
出力レベルが 1Vrms を超えると、インジケーターが
緑色に点灯します。(8Ω 負荷時 0.2W、4Ω 負荷時
0.4W、2Ω 負荷時 0.8W 以上で点灯します )。
62 T5n/T4n/T3n
取扱説明書
吸気 排気
0
ハンドル用ネジ穴
付属のハンドル用のネジ穴 (4 箇所 ) です。付属の皿
ネジでハンドルを固定してください。
■ リアパネル
4 53 217 8
入力端子
1
・ XLR 型 3-31 タイプの入力端子
極性は次のとおりです。(IEC 60268)
各部の名称と機能
6
5
AMP ID スイッチ
DATA PORT 端子
ACU16-C などを接続する場合、AMP ID スイッチで
アンプの ID を設定します。
にアンプコントロールユニット
4
ホット
・ ユーロブロックコネクター入力端子
バランスの入力端子です。付属のユーロブロック
コネクターで接続できます。
PARALLEL モードと BRIDGE モードではチャン
NOTE
ネル A の端子のみを使用します。チャンネル B の
端子には信号を入力しないでください。
2
モードスイッチ
・ STEREO モード
チャンネル A と B のアンプが個別に動作します。
・ PARALLEL モード
チャンネル A の入力信号がチャンネル A とチャン
ネル B の両方のパワーアンプに入ります。
チャンネル B の入力端子は使用しません。
・ BRIDGE モード
チャンネル A-B のペアーでアンプがブリッジされ、
ハイパワーの出力が得られます。
GAIN スイッチ
3
チャンネル A/B のゲインを同時に切り替えます。
・32dB: ゲインを 32 dB に設定します。
・26dB: ゲインを 26 dB に設定します。
グランド
コールド
SPEAKERS 端子
6
・5ウェイバインディングポストの出力端子
・ スピコン型の出力端子
スピコン型のケーブルプラグ (Neutrik NL4) を接続
します。
7
アース用ネジ
ハムや雑音が生じる場合には、この端子により大地
アースを施すか、ミキサーかプリアンプなどの
シャーシと接続してみてください。
電源コード
8
C型30Aコンセントをご使用ください。
ラックにマウントした状態で頻繁に運搬する場
合は、ラックに適合した金具でアンプのリア部
を支えてください。
DATA PORT 端子
4
アンプコントロールユニット ACU16-C などを
DATA PORT 端子に接続して、アンプをモニターし
たりコントロールしたりできます。
T5n/T4n/T3n
取扱説明書
63
スピーカーの接続
本機のスピーカー接続には以下の 3 とおりの方法があります。接続方法や接続スピーカーの数に応じてスピー
カーインピーダンスの条件が異なります。それぞれの接続方法で、接続されているスピーカーの総合負荷イン
ピーダンスが下記の最小値より小さい状態で使用しないでください。
■ STEREO モードでの接続
リアパネルの MODE スイッチを STEREO にセットします。A, B チャンネルが独立して ( ステレオ ) 動作しま
す。
入力端子 A の入力信号をソースとし、フロントパネルの A ボリュームで SPEAKERS の A 端子に接続したス
ピーカー音量をコントロールすることができます。同様に入力端子 B の入力信号をソースとし、フロントパネ
ルの B ボリュームで SPEAKERS の B 端子に接続したスピーカー音量をコントロールすることができます。
●
5ウェイバインディングポスト端子を使用した場合
+–+
–
スピーカー負荷 :
最小 2Ω
■ PARALLEL モードでの接続 ( モノラル信号で 2 チャンネル駆動 )
スピーカー負荷 :
最小 2Ω
● スピコン端子を使用した場合
スピーカー負荷 :
最小 2Ω
スピーカー負荷 :
最小 2Ω
リアパネルの MODE スイッチを PARALLEL にセットします。入力端子 A の入力信号をソースとした 2 チャン
ネルのモノラルアンプとして動作します。
フロントパネルの 2 つのボリュームで、A/B 各チャンネルのスピーカー音量を独立してコントロールすること
ができます。
●
5ウェイバインディングポスト端子を使用した場合
+
+
–
スピーカー負荷 :
最小 2Ω
64
T5n/T4n/T3n
–
スピーカー負荷 :
最小 2Ω
取扱説明書
● スピコン端子を使用した場合
スピーカー負荷 :
最小 2Ω
スピーカー負荷 :
最小 2Ω
スピーカーの接続
■ BRIDGE モードでの接続 ( モノラルハイパワーアンプとして駆動 )
リアパネルの MODE スイッチを BRIDGE にセットします。入力端子 A の入力信号をソースとしたモノラルの
ハイパワーアンプとして動作します。
フロントパネルの A ボリュームで、スピーカー音量をコントロールすることができます。
●5ウェイバインディングポスト端子を使用した場合
+
–
スピーカー負荷 :
最小 4Ω
● スピコン端子を使用した場合
スピーカー負荷 :
最小 4Ω
T5n/T4n/T3n
取扱説明書
65
結線
アンプに外部機器を接続するときは、POWER スイッチを OFF にしてから行なってください。
■ ユ−ロブロックコネクターでの接続
1. 線材の差し込み口が閉じている場合は、上部のネ
ジを左に回して開けます。
2. 入力端子の極性表示にしたがって線材を差し込
み、上部のネジを右に回して線材を固定します。
3. ユ−ロブロックコネクターを本体側入力端子に装
着します。
■ スピ−カ−接続
●5ウェイバインディングポスト端子の場合
1. カバー取付用ネジをゆるめて、保護カバーを外し
ます。
2. スピーカーケーブルの先端の被覆を 15mm 外し、
スピーカー端子の穴に通して、締め付けます。
スピーカー出力端子の極性は 64 ページを参照し
てください。
このとき、芯線がシャーシに当たらないようにして
ください。
3. カバーを元の位置に取り付けます。
15mm*
スピーカー
ケーブル
マイナスドライバ−で固定する
G
–
+
カバー
取付用ネジ
* 実寸法
シャーシ
● スピコン端子の場合
アンプのリアパネルにあるスピコン端子に、スピコ
ンケーブルプラグ (Neutrik NL4) を差し込み、右に回
して LOCK します。
チャンネル
STEREO/PARALLEL モード BRIDGE モード
Neutrik アンプ Neutrik アンプ
Å
1+ A+ 1+ +
1− A− 1−
2+ B+ 2+ −
2− B− 2−
チャンネル
Neutrik アンプ
ı
1+ B+
1− B−
芯線
Neutrik NL4 プラグ
T5n/T4n/T3n
66
取扱説明書
フィルターエレメントの清掃
適度な冷却空気が入るよう、フィルターエレメントがつまった場合には次の手順に従って清掃してください。
1. アンプの電源がオフになっていることを確認しま
す。
2. コンセントから電源コードを抜きます。
3. フロントフィルターグリルをアンプに取り付けて
いる 2 本のネジを外します。
4. フィルターエレメントを外し水で洗います。汚れ
がひどい場合は適宜中性洗剤を使ってください。
5. フィルターエレメントを完全に乾かします。
フィルターエレメントが濡れた状態で取り付け
ると、故障の原因になります。
6. フィルターエレメントを吸気口にかぶせ、フロン
トフィルターグリルのつめを引っ掛けた後、ネジ
で固定します。(フィルターエレメントの交換部
品番号は WH66270 です。)
困ったときは
本機で考えられる主な異常動作の原因と処置および保護回路の状態は以下のとおりです。
インジケーター表示 原因 処置 保護回路の状態
CLIP インジケーター
が点灯する
TEMP インジケー
ターが点灯する
PROTECTION インジ
ケーターが点灯する
スピ−カ−端子、アンプの
出力端子、ケーブル等での
ショート
アンプの負荷が過負荷に
なっている
ヒートシンクの温度が摂氏
85 度を超えている
ヒートシンクの温度が摂氏
85 度を超えている
ショートしている箇所を調べる VI リミッターがはたらき、
パワートランジスタを保護
スピーカーシステムインピーダン
スを STEREO/PARALLEL モード
時 2Ω、BRIDGE モード時 4Ω 以
上にする
通風スロットの点検やフィルター
エレメントの清掃を行ない、アン
プ周りの通風状態を良くしてくだ
さい
通風状態を調べ、放熱対策をす
る。また、フィルターエレメント
を清掃して吸気状態を良くしてく
ださい
TEMP インジケーターによる
警告
サーマルプロテクションがはた
らきパワートランジスタを保護
MUTE インジケー
ターが点灯する
アンプ出力に DC が発生し、
電源部がシャットダウン
スピーカー端子のショート スピーカー端子およびケーブルの
販売店、またはヤマハのサービス
拠点にご相談ください
ショートを調べる
電源部がシャットダウンし、
スピーカーシステムを保護
ミュート回路がはたらき、
パワートランジスタを保護
T5n/T4n/T3n
取扱説明書
67
仕様
T5n
出力 1 kHz
THD + N =1%
20 ms バースト 2 Ω/CH 3100 W
定電圧ライン STEREO モード : 100 V ライン、1250 W/8 Ω
SN 20 Hz-20 kHz (DIN AUDIO) MIN 107 dB
消費電力 スタンバイ時 5 W
アイドル時 70 W
1/8 出力、2 Ω/ ピンクノイズ 1600 W
T4n
出力 1 kHz
THD + N =1%
20 ms バースト 2 Ω/CH 2650 W
定電圧ライン
SN 20 Hz-20 kHz (DIN AUDIO) MIN 106 dB
消費電力 スタンバイ時 5 W
アイドル時 70 W
1/8 出力、2 Ω/ ピンクノイズ 1400 W
T3n
出力 1 kHz
THD + N =1%
20 ms バースト 2 Ω/CH 2200 W
定電圧ライン
SN 20 Hz-20 kHz (DIN AUDIO) MIN 105 dB
消費電力 スタンバイ時 5 W
アイドル時 70 W
1/8 出力、2 Ω/ ピンクノイズ 1200 W
8 Ω/CH
4 Ω/CH 2100 W
2 Ω/CH 2500 W
8Ωbridge 4200 W
4Ωbridge 5000 W
4Ωbridge 6200 W
8 Ω/CH
4 Ω/CH 1750 W
2 Ω/CH 2200 W
8Ωbridge 3500 W
4Ωbridge 4400 W
4Ωbridge 5300 W
8 Ω/CH
4 Ω/CH 1300 W
2 Ω/CH 1900 W
8Ωbridge 2600 W
4Ωbridge 3800 W
4Ωbridge 4400 W
1300 W
MIN
BRIDGE モード : 200 V ライン、2500 W/ 16Ω
1050 W
MIN
–
750 W
MIN
STEREO モード : 70.7 V ライン、625 W/8 Ω
TYP
BRIDGE モード : 141.4 V ライン、1250 W/16 Ω
T5n/T4n/T3n
68
取扱説明書
All Models
全高調波歪率 (THD + N) 20 Hz-20 kHz、1/2 出力、RL = 4 Ω、8 Ω MAX 0.1 %
混変調歪率 60 Hz: 7 kHz、4:1、1/2 出力 MAX 0.1 %
周波数特性 RL = 8 Ω、Po = 1 W
20 Hz-20 kHz
チャンネルセパレーション 1/2 出力時、RL = 8 Ω、1kHz
アッテネーター : 最大、入力 600 Ω シャント
減衰係数 RL = 8 Ω、1 kHz MIN 800
電圧利得 アッテネーター : 最大 TYP
最大入力電圧 MIN +24 dBu
入力インピーダンス TYP 20 kΩ ( バランス ) 10 kΩ ( アンバランス )
コントロール フロントパネル POWER スイッチ (ON/OFF)
リアパネル MODE スイッチ (STEREO/BRIDGE/PARALLEL) x 1
端子 入力 XLR-3-31 タイプ x 2
出力 スピコン x 2、5 ウェイバインディングポスト x 2組
DATA PORT RJ45 x 2
インジケーター POWER/STANDBY x 1 (緑/オレンジ
REMOTE x 1 (緑
PROTECTION x 1 (赤
TEMP x 1 (赤 )ヒートシンク温度≧ 85 ℃
SIGNAL x 2 (緑
MUTE x 2 ( 赤 )
CLIP x 2 ( 赤 )
負荷保護 POWER スイッチ ON/OFF ミュート
アンプ保護 温度検出 : 出力がミュート ( ヒートシンク温度≧ 90 ℃ )、
電源保護 温度検出 : 電源部が自動的にシャットダウン ( ヒートシンク
冷却ファン 自動変速ファン : × 2
電源条件 100 V 50 Hz/60 Hz
電源コード 1.5 m
寸法 (W x H x D) 480 x 88 x 447 mm
質量 14.0 kg
付属品 ハンドル x 2、皿ネジ x 4、ユーロブロックコネクター x 2、
・ 1/2 出力 : 定格出力より 3dB 低い出力
・ 1/8 出力 : 定格出力より 9dB 低い出力
・ 0dBu = 0.775Vrms
・ 仕様および外観は、改良のため予告なく変更することがあります。
MAX 0 dB
TYP 0 dB
MIN -0.5 dB
MIN 67 dB
32
dB/ 26dB
アッテネーター (31 position) x 2
GAIN スイッチ ( 32dB/ 26dB) x 1
AMP ID スイッチ (6P DIP) x 1
ユーロブロックコネクター (バランス )x2
DC 検出 : 電源部が自動的にシャットダウン
クリッピングリミット : THD ≧ 0.5%
自動復帰あり
VI リミッター (RL ≦ 1 Ω): 出力制限
温度≧ 100 ℃ )
取扱説明書、保証書
)
)
)
)
仕様
T5n/T4n/T3n
取扱説明書
69
サービスについて
■ 保証書
この商品には保証書がついています。販売店でお渡しし
ていますから、ご住所・お名前・お買上げ年月日・販売店
名など所定事項の記入および記載内容をおたしかめの上、
大切に保管してください。
保証書は当社がお客様に保証期間内の無償サービスをお
約束するもので、この商品の保証期間はお買上げ日より 1
年です。
保証期間内の転居や、ご贈答用に購入された場合などで、
記載事項の変更が必要なときは、事前・事後を問わずお買
上げ販売店かお客様ご相談窓口、またはヤマハ電気音響製
品サービス拠点へご連絡ください。継続してサービスでき
るように手配いたします。
■ 調整・故障の修理
「故障かな ?」と思われる症状のときは、この説明書をも
う一度よくお読みになり、電源・接続・操作などをおたし
かめください。それでもなお改善されないときには、お買
上げ販売店へご連絡ください。調整・修理いたします。
調整・修理に際しては保証書をご用意ください。保証規
定により、調整・修理サービスをいたします。また、故障
した製品をお持ちいただくか、サービスにお伺いするのか
も保証書に書かれています。
修理サービスは保証期間が過ぎた後も引き続きおこなわ
れ、そのための補修用性能部品が用意されています。性能
部品とは製品の機能を維持するために不可欠な部品のこと
をいい、PA 製品ではその最低保有期間は製造打切後 8 年
です。この期間は経済産業省の指導によるものです。
■ 損害に対する責任
この商品 ( 搭載プログラムを含む ) の使用または使用不
能により、お客様に生じた損害 ( 事業利益の損失、事業の
中断、事業情報の損失、その他の特別損失や逸失利益 ) に
ついては、当社は一切その責任を負わないものとします。
また、如何なる場合でも、当社が負担する損害賠償額は、
お客様がお支払になったこの商品の代価相当額をもって、
その上限とします。
■ お客様ご相談窓口
ヤマハ PA 製品に関するご質問・ご相談はお客様ご相談
窓口へ、アフターサービスについてのお問合わせはヤマハ
電気音響製品サービス拠点へおよせください。
● お客様ご相談窓口 : ヤマハプロオーディオ製品に対するお問合せ窓口
ヤマハ・プロオーディオ・インフォメーションセンター
Tel: 03-5791-7678 Fax: 03-5488-6663 ( 電話受付=祝祭日を除く月〜金 /11:00 〜 19:00)
ONLINE support : http://proaudio.yamaha.co.jp/
● 営業窓口
国内楽器営業本部 CA 営業部 営業推進グループ
PA・DMI 事業部 CA 事業開発推進部 セールス・マーケティンググループ
03-5488-5472 〒 108-8568 東京都港区高輪 2-17-11
☎
053-460-2455 〒 430-8650 浜松市中区中沢町 10-1
☎
● ヤマハ電気音響製品サービス拠点 ( 修理受付および修理品お持込み窓口 )
◆ 修理のご依頼 / 修理についてのご相談窓口
ヤマハ電気音響製品修理受付センター
受付時間 月曜日〜金曜日 9:00 〜 19:00、土曜日 9:00 〜 17:30
( 祝祭日および弊社休業日を除く )
ナビダイヤル ( 全国共通番号 ) 0570-012-808
※一般電話・公衆電話からは、市内通話料金でご利用いただけます。
FAX (053)463-1127
◆ 修理品お持込み窓口
受付時間 月曜日〜金曜日 9:00 〜 17:45( 浜松サービスステーションは 8:45 〜 17:30) ( 祝祭日および弊社休業日を除く )
* お電話は、電気音響製品修理受付センターでお受けします。
北海道サービスステーション
首都圏サービスセンター
浜松サービスステーション
名古屋サービスセンター
大阪サービスセンター
九州サービスステーション
FAX (011)512-6109 〒 064-8543
FAX (03)5762-2125 〒 143-0006
FAX (053)462-9244 〒 435-0016
FAX (052)652-0043 〒 454-0058
FAX (06)6330-5535 〒 564-0052
FAX (092)472-2137 〒 812-8508
* 名称、住所、電話番号、URL などは変更になる場合があります。
札幌市中央区南十条西 1 丁目 1-50 ヤマハセンター内
東京都大田区平和島 2 丁目 1-1 京浜トラックターミナル内 14 号棟 A-5F
浜松市東区和田町 200 ヤマハ ( 株 ) 和田工場内
名古屋市中川区玉川町 2 丁目 1-2 ヤマハ ( 株 ) 名古屋倉庫 3F
吹田市広芝町 10-28 オーク江坂ビルディング 2F
福岡市博多区博多駅前 2 丁目 11-4
ヤマハプロオーディオウェブサイト
http://proaudio.yamaha.co.jp/
ヤマハマニュアルライブラリー
http://www.yamaha.co.jp/manual/japan/
70 T5n/T4n/T3n
取扱説明書
Block Diagram
+B
OUTPUT
GAIN
35.5dB
EEEngine(+B)
POWER
LIMITER
CLIP
VOLTAGE
LIMITER MUTE
2–
(SPEAKERS)
1+
1–
OUTPUT I
MONITOR (CH A)
BA
+14V(A)
EEEngine(–B)
VI
LIMITER
10mV/˚C
MUTE
(CH A)
GAIN
INV
CH A
2+
OUTPUT V
MONITOR (CH A)
BA
–B
+B
SENSOR
TEMPERATURE
AMP HEAT SINK
0dB
–
+
–
+
GAIN
EEEngine(+B)
CLIP
VOLTAGE
35.5dB
POWER
LIMITER
LIMITER MUTE
STEREO
BRIDGE
CH B
1+
OUTPUT I
VI
2–
2+
1–
FG
MONITOR (CH B)
OUTPUT V
MONITOR (CH B)
BA
BA
+14V(B)
EEEngine(–B)
SENSOR
LIMITER
TEMPERATURE
AMP HEAT SINK
10mV/˚C
MUTE
(CH B)
PARALLEL
–B
MAX CURRENT
HIGH FREQUENCY
50Apeak (2.5kW @ 2Ω)
>
∑ 1
OUTPUT I
MUTE
MUTE
TEMP
CLIP
POWER/STANDBY
GR/OR (GR+RE)
REMOTEGRTEMPREPROTECTIONRECLIP/LIMITREOUTPUT SIGNALGRMUTE
+5V (POWER ON)
DRIVER
TEMP
REMOTE
PROTECTION
STANDBY (REMOTE)
LED
LOGIC
OUTPUT V
CALCULATOR
TEMPERATURE
LOAD
SHORT
DC FAULT
OVER HEAT
+100˚C
TEMP
OUTPUT I
OUTPUT V
OUTPUT V
+5V
CH A
DRIVER
CH B
CH A
CH B
+5V
CH A
DRIVER
FAN (L)
CH B
RE
FAN (R)
+27V
FAN CONTROL
TEMP
+B(A)
GND(A)
–B(A)
+14V(A)
0V(A)
+15V
+15V
GND
–15V
–15V
+B(B)
GND(B)
–B(B)
+14V(B)
0V(B)
+27V
BD
DETECT
VOLTAGE
MODE
GAIN
–3.4dB
INPUT
[+24dBu] MAX
32dB
BA
3
12
CH A
–6dB
INV
26dB
GAIN
INV INV
GAIN
CH A ATT
31 position
(CH A)
PHASE
GAIN
0dB
G
10dB
–10dB
–
+
G
+6V
+15V
–
–6V
–15V
GAIN
+
GAIN
GAIN
LEVEL CONTROL
GAIN
–3.4dB
CH B
REMOTE
10dB
INV
ELECTRIC VARIABLE RESISTANCE
–10dB
INV
CH B ATT
31 position
(CH B)
PHASE
GAIN
0dB
INV
MONITOR (CH B)
INPUT V
MONITOR (CH A)
MODE
INPUT V
–6dB
BABABA
BRIDGE
STEREO
3
12
PARALLEL
FG
STEREO
BRIDGE
PARALLEL
MODEL ID
POWER ON/OFF
+5V
–15V
+15V
REMOTE
LEVEL CONTROL
PHASE CONTROL
MODE
INPUT V MONITOR
MODEL ID
OUTPUT V MONITOR
OUTPUT I MONITOR
CLIP
ID
SWITCHES
+5V
MUTE (REMOTE)
TEMP
PROTECTION STATUS
STANDBY (REMOTE)
CPU
RS-485
DRIVER/
(RJ-45)
DATA PORT 1
6.4512MHz
RECEIVER
(RJ-45)
DATA PORT 2
PROTECTION
BD
MAIN TRANSFORMER
DRIVER
SWITCHING
SWITCHING
(LATCH)
SHUTDOWN
>
PS HEAT
SINK
150 Apeak
>
OVER CURRENT
TEMPERATURE
PROTECTION
+5V
+5V
SUB TRANSFORMER
POWER
CONTROL
100˚C
80˚C
>
130%
>
0V
+15V
AC INPUT
+15V
SUB TRANSFORMER
Thermal cutoff
MAIN TRANSFORMER
DRIVER
SWITCHING
SHIFT
PHASE
(LATCH)
SHUTDOWN
PS HEAT
SINK
150 Apeak
>
OVER CURRENT
TEMPERATURE
HIGH VOLTAGE
+15V
Thermal cutoff
+27V
RELAY
DRIVE
RELAY
EMI
FILTER
FG
J : 100V 50Hz/60Hz
U: 120V 60Hz
H: 230V 50Hz
100˚C
>
80˚C
>
+15V
0V
A: 240V 50Hz
T5n/T4n/T3n Owner’s Manual 71
Dimensions
Unit: mm
480
380 26
35 35 93 93 224
426.9
4.4
16.5
88
72 T5n/T4n/T3n Owner’s Manual
Performance Graph
+2
+0
-2
dBr
-4
-6
-8
10 100k 20 50 100 200 500 1k 2k 5k 10k 20k
Hz
Current Draw
FREQUENCY RESPONSE
INPUT: Ch A/B (XLR 150 ohm)
OUTPUT: Ch A/B (8 ohm) 0 dBr = 1 W
AT T: MAX
T5n
Line Current (A)
100 V/120 V 230 V/240 V Btu/h kcal/h
Standby 0.08 0.04 5 17 4
Idle 1.0 0.5 70 240 60
8 ohms/ch 11.1 6.1 390 1337 337
1/8 output
1/3 output
4 ohms/ch 16.0 8.8 536 1838 463
2 ohms/ch 19.8 10.9 752 2578 650
8 ohms/ch 22.3 12.3 705 2417 609
4 ohms/ch 32.4 17.8 960 3291 829
2 ohms/ch 40.0 22.0 1398 4793 1208
Watts
Dissipated (W)
Thermal Dissipation
T4n
Line Current (A)
100 V/120 V 230 V/240 V Btu/h kcal/h
Standby 0.08 0.04 5 17 4
Idle 1.0 0.5 70 240 60
8 ohms/ch 9.6 5.3 328 1125 283
1/8 output
1/3 output
4 ohms/ch 14.2 7.8 462 1584 399
2 ohms/ch 17.0 9.3 619 2122 535
8 ohms/ch 18.6 10.2 522 1790 451
4 ohms/ch 28.5 15.7 778 2667 672
2 ohms/ch 34.4 18.9 1111 3809 960
Watts
Dissipated (W)
Thermal Dissipation
T3n
Line Current (A)
100 V/120 V 230 V/240 V Btu/h kcal/h
Standby 0.08 0.04 5 17 4
Idle 1.0 0.5 70 240 60
8 ohms/ch 7.7 4.2 275 943 238
1/8 output
1/3 output
4 ohms/ch 11.3 6.2 386 1323 334
2 ohms/ch 15.5 8.5 546 1872 472
8 ohms/ch 14.0 7.7 399 1368 345
4 ohms/ch 20.8 11.4 532 1824 460
2 ohms/ch 28.8 15.8 835 2863 721
Watts
Dissipated (W)
Test signal: Pink noise, bandwidth from 22 Hz to 22 kHz
Thermal Dissipation
T5n/T4n/T3n Owner’s Manual 73
Yamaha Pro Audio global web site:
http://www.yamahaproaudio.com/
Yamaha Manual Library
http://www.yamaha.co.jp/manual/
This document is printed on chlorine free (ECF) paper with soy ink.
U.R.G., Pro Audio & Digital Musical Instrument Division, Yamaha Corporation
© 2006 Yamaha Corporation
WH65390 712PODH5.2-02B0
Printed in Japan