Yamaha T5N User Manual [ja]

Owner’s Manual
Bedienungsanleitung
Mode d’emploi
Manual de instrucciones
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JA

安全上のご注意

ご使用の前に、必ずこの「安全上のご注意」をよくお読みください。
ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくご使用いただき、お客様や他の方々への危害や財産への損害 を未然に防止するためのものです。必ずお守りください。
お読みになったあとは、使用される方がいつでも見られる所に必ず保管してください。
記号表示について
この製品や取扱説明書に表示されている記号には、次のような意味があります。
「ご注意ください」という注意喚起を示します。
 〜しない でくださいという「禁止」を示します。 
「必ず実行」してくださいという強制を示します。
「警告」と「注意」について
以下、誤った取り扱いをすると生じることが想定される内容を、危害や損害の大きさと切迫の程度を明示す るために、「警告」と「注意」に区分して掲載しています。
この表示の欄は、「傷害を 負う可能性または物的損 害が発生する可能性が想 定される」内容です。
警告
この表示の欄は、「死亡す る可能性または重傷を負 う可能性が想定される」 内容です。
注意
警告
電源 / 電源コード
電源は必ず交流100V を使用する。
エアコンの電源など交流200Vのものがあります。誤って接続す ると、感電や火災のおそれがあります。
必ず実行
電源コードをストーブなどの熱 器具に近づけたり、無理に曲げた り、傷つけたりしない。また、電源コードに重いものをのせない。
電源コードが破損し、感電や火災の原因になります。
禁止
分解禁止
この機器の内部を開 けたり、内 部の部品を分解したり改造した
りしない。
禁止
感電や火災、けが、または故障の 原因になります。異常を感じた
場合など、点検や修理は、必ずお 買い上げの販売店または巻末の
ヤマハ電気音響製品サービス拠 点にご依頼ください。
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T5n/T4n/T3n
取扱説明書
(5)-8
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水に注意
異常に気づいたら
この機器の上に花瓶や薬品など 液体の入ったものを置かない。ま た、浴室や雨天時の屋外など湿気の多いところで使用しない。
感電や火災、または故障の原因になります。
禁止
濡れた手で電源プラグを抜き差ししない。
感電のおそれがあります。
禁止
電源 / 電源コード
長期間使用しないときや落雷の おそれがあるときは、必ずコ ンセ ントから電源プラグを抜く。
感電や火災、故障の原因になることがあります。
必ず実行
電源プラグを抜くときは、電源コードを持たずに、必ず電源プラ グを持って引き抜く。
電源コー ドが破損して、感電や火災の原因になることがありま
必ず実行
設置
す。
必ず実行
必ず実行
注意
禁止
禁止
禁止
電源コードやプラグが いたんだ場合、または使用中に音が出なく なったり異常なにおいや煙が出たりした場合は、すぐに電源ス
イッチを切り、電源プラグをコンセントから抜く。
感電や火災、または故障のおそれがあります。至急、お買い上げの 販売店または巻末のヤマハ電気音響製品サー ビス拠点に点 検を
ご依頼ください。
この機器を落とすなど して破損した場合は、すぐに 電源スイッチ を切り、電源プラグをコンセントから抜く。
感電や火災、または故障のおそれがあります。至急、お買い上げの 販売店または巻末のヤマハ電気音響製品サー ビス拠点に点 検を ご依頼ください。
風通しの悪い狭いところに押し込めたりしない。
EIA 標準のラック以外にこの機器を入れる場合は、この機器を壁 や他の機器から左右に 10cm、後ろに30cm、上に 40cm以上離
してください。機器内部に熱がこもり、故障や火災の原因になる ことがあります。
直射日光のあたる場所(日 中の車内 など)やストーブの近くなど 極端に温度が高くなるところ、逆に温度が極端に低いところ、ま
た、ほこりや振動の多いところで使用しない。
この機器のパネルが変 形したり、内部の部品が故障したりする原 因になります。
不安定な場所に置かない。
この機器が転倒して故 障したり、お客様や他の方々がけがをした りする原因になります。
必ず実行
必ず実行
必ず実行
この機器を移動するときは、必ず電源コードなどの接続ケーブル をすべて外した上で行なう。
コードをいためたり、お客様 や他の方々が転倒したりするお それ があります。
この機器を電源コンセントの近くに設置する。
電源プラグに容易に手が届く位 置に設置し、異常を感じた場 合に はすぐに電源スイッチを切り、電源プラグをコンセントから抜い
てください。また、電源スイ ッチを切った状態でも微電流が流れ ています。この製品を長時間使用しないときは、必ず電源プラグ
をコンセントから抜いてください。
EIA 標準のラックにこの機器をマウントする場合は、ラックの背 面を開放したり、ラックを壁から10cm 以 上離すなどし て、十分
な換気を確保する。
その場合は、この機器どうし を重ねてマウントしてご使用い ただ くことができます。
他社製パワー アンプなどの 発熱しや すい機器と一 緒にラックに マウントする場合は、他の機器との間を空けたり、通風パネルや
強制排気ファンを取り付けたり して、この機器に熱がこもら ない ようにしてく ださい。放熱が不十分だと機器内部に熱がこもり、
故障や火災の原因になることがあります。
(5)-8
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禁止
禁止
この機器の通風孔をふさがない。
内部の温度上昇を防ぐ ため、この機器の前後面 には通風孔があり ます。特に、この機器をひっくり返したり、横倒しや前後逆さまに
したりしない。機器内部に熱がこもり、故障や火災の原因になる ことがあります。
テレビやラジ オ、ステレオ、 携帯電話など他の 電気製品
の近くで使用しない。
この機器またはテ レビやラ ジオなどに雑音が 生じる場
合があります。
T5n/T4n/T3n
取扱説明書
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接続
使用時の注意
必ず実行
必ず実行
手入れ
必ず実行
必ず実行
他の機器と接 続する場合は、すべての電源を切った上で行なう。 また、電源を入れたり切った りする前に、必ず 機器の音量(ボ
リューム)を最小にする。
感電、聴力障害または機器の損傷になることがあります。
スピーカーの接続には、スピーカー接続専用のケーブルを使用す る。
それ以外のケーブルを使うと、火災の原因になることがありま す。
定期的に冷却用ファンのエアー フィルターを点検して、クリーニ ングする(67 ページ )。
エアーフィルターがつまって冷 却用ファンの機能が低下すると、 火災や故障の原因になることがあります。
この機器の手入れをするときは、必ずコンセントから電源プラグ を抜く。
感電の原因になることがあります。
必ず実行
禁止
禁止
禁止
禁止
スピーカーの故障を防ぐために、電源を入れるときは、最後にこ の機器の電源を入れる 。また、電源を切るときは、最初にこの機器
の電源を切る。
この機器の通風孔やパネルのすき間に手や指を入れない。
お客様がけがをするおそれがあります。
この機器の通風孔やパネルのすき間から金属 や紙片などの 異物 を入れない。
感電、ショート、火災や故障の原因になることがあります。入った 場合は、すぐに電源スイッチを切 り、電源プ ラグをコンセントか
ら抜いた上で、お買い上げの販売店または巻末のヤマハ電気音響 製品サービス拠点に点検をご依頼ください。
大きな音量で長時間スピーカーを使用しない。
聴覚障害の原因になります。
この機器の上にのったり重いものをのせたりしない。また、ボタ ンやスイッチ、入出力端子などに無理な力を加えない。
この機器が破損したり、お客様や他の方々がけがをしたりする原 因になります。
この機器はスピーカー再生以外の用途には使用しない。
故障の原因になることがあります。
禁止
XLR タイプコネクターのピン配列は、以下のとおりです。(IEC60268 規格に基づいています ) 1: グラウンド (GND)、2: ホット ( + )、3: コールド ( − )
スピコン型コネクターの接続には、Neutrik NL4 プラグのスピーカーケーブルをお使いください。
● 不適切な使用や改造により故障した場合の保証はいたしかねます。
使用後は、必ず電源スイッチを切りましょう。
スイッチ、ボリュームコントロール、接続端 子などの消耗部品は、使用時間により劣化しやすいため、消耗に応じて部品の交換が必要 になります。消耗部品の交換は、お買い上げ の販売店または巻末のヤマハ電気音響製品サービス拠点にご相談ください。
この製品は、JIS C 61000-3-2 に適合しています。
マークは、危険活電部であることを示します。この端子への外部からの配線接続は、適正な取扱指導を受けた者が行なうか、問題なく容易に接続できるよう
に製作されたリ−ド線、またはコードを使用する必要があります。
T5n/T4n/T3n
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● この取扱説明書に掲載されている会社名、製品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
● この取扱説明書に掲載されているイラストは、すべて操作説明のためのものです。したがって実際の仕様と異なる場合があります。
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取扱説明書

はじめに

このたびは、ヤマハ パワーアンプ T5n、T4n、T3n をお買い求めいただきまして、まことにありがとう ございます。 このオーディオアンプシリーズは、ヤマハ PA 機器の豊富な実績と経験をベースに、ヤマハの誇る高効 率アンプ回路技術 EEEngine(イーイーエンジン)を搭載した、軽量ハイパワー、ハイクオリティかつ、 高信頼性、高安定性を持ったパワーアンプで、優れた音響性能が得られます。
主な特長:
・ 幅広い用途に合わせて 2 系統のソースを独立して駆動する STEREO モード、モノラルソースを 2
系統で駆動する PARALLEL モード、2 つの内蔵アンプを 1 台のモノラルアンプとしてハイパワー を発揮する BRIDGE モードの 3 つのモードを装備しています。
・ バランス型 XLR コネクターとユーロブロックコネクターの 2 種類の入力端子、スピコン型コネク
ターと 5 ウェイバインディングポストの 2 種類の出力端子を装備しています。
・ チャンネルごとに SIGNAL インジケーター、CLIP インジケーター、MUTE インジケーター、高精
度dBステップのボリュームがあります。
・ パワーオン / オフ時の検出回路・出力保護回路・DC 検出回路など様々なプロテクションシステム
の状況を示す PROTECTION インジケーター、ヒ−トシンクの過熱を示す TEMP インジケーター、
電源の状態を示す POWER/STANDBY インジケーターがあります。 ・ 無段変速・低ノイズのファンが、高い安定性を約束します。 ・
には、100V ライン出力に対応した複数のハイインピーダンススピーカーを並列接続できます。
T5n
には、70V ライン出力に対応した複数のハイインピーダンススピーカーを並列接続できます。
T3n
・ DATA PORT 端子を使ってアンプコントロールユニット ACU16-C などからアンプをモニターした
り、コントロールしたりできます。
この取扱説明書は T5n、T4n、T3n の 3 モデル共通の説明書です。 パワーアンプの性能をフルに発揮させるとともに、末永くご愛用いただくために、ご使用の前にこの 取扱説明書をよくお読みください。
目次
付属品
□ 取扱説明書
□ ハンドル x2
□ ハンドル用皿ネジ x4
□ ユーロブロックコネクター x2
□ 保証書
各部の名称と機能 .....................................................62
フロントパネル ........................................................62
リアパネル ...............................................................63
スピーカーの接続 .....................................................64
STEREO モードでの接続 ........................................ 64
PARALLEL モードでの接続 ..................................64
BRIDGE モードでの接続 ........................................65
結線 ............................................................................66
ユ−ロブロックコネクターでの接続 ....................66
スピ−カ−接続 ........................................................66
フィルターエレメントの清掃 ..................................67
困ったときは .............................................................67
仕様 ............................................................................68
ブロック図 ..................................................................71
寸法図..........................................................................72
特性図..........................................................................73
消費電流......................................................................73
T5n/T4n/T3n
取扱説明書
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各部の名称と機能

■ フロントパネル

2
POWER スイッチ / インジケーター
1
アンプの電源をオン / オフするスイッチです。ス イッチを押し込んでオンにするとインジケーターが 緑に点灯します。 アンプコントロールユニット ACU16-C などとアン プを接続し、アンプに STANDBY の指示をするとオ レンジ色に点灯します。
2
TEMP インジケーター
ヒートシンクの温度が 85 度以上になると、インジ ケーターが赤色に点灯します。
PROTECTION インジケーター
3
プロテクション ( 保護 ) 回路が作動しているときに、 赤く点灯します。インジケーターが点灯中はアンプ とスピーカーシステムが切り離された状態になって いるためスピーカーから音は出ません。 保護回路が作動するのは以下の場合です。
・ アンプの電源を入れたとき
電源を入れてからアンプが動作しはじめるまでの 約10秒間は、保護回路が働き MUTE されます。 約10秒経つと自動的に保護は解除され、アンプは 正常動作に入ります。
・ アンプが過熱したとき
ヒートシンクが 85 度以上になると保護回路が働き ます。 また、ヒートシンクが 90 度以上になると出力が停 止されます。アンプの温度が下がると自動復帰し ます。
4
REMOTE インジケーター
アンプコントロールユニット ACU16-C などからア ンプをコントロールしているとき、緑に点灯します。
CLIP インジケーター
5
出力信号の歪率が約 1% を超えると、インジケー ターが赤く点灯します。アンプに過大入力が加わり、 クリップしていることを示します。
56
6
* イラストは T5n モデルです。
8130 074
MUTE インジケーター
7
アンプコントロールユニット ACU16-C などから MUTE を ON にすると、赤色に点灯します。また、 PROTECTION インジケーターが点灯中も、MUTE イ ンジケーターは点灯します。
8
ボリューム
−∞ dB から0dBまで、31段階の音量調節ができます。
NOTE
セキュリティーカバー用ネジ穴
ボリュームの周囲にあるネジ穴 (4 箇所 ) にセキュリ ティーカバーを取り付け、ボリュームの設定を固定
できます。セキュリティーカバーと固定用のネジは 付属品ではありませんので、下図のサイズのセキュ
リティーカバーと M3 ネジ 4 本をご用意ください。
9
吸気口
前面吸気、後面排気方式の冷却用変速ファンが装備 されています。変速ファンは、ヒートシンクの温度 が40℃以下のときは低速、温度の上昇にともない回 転速度が増し、60 ℃で高速回転になります。 ここから吸気が行なわれますので、障害物などで吸 気口をふさぐことのないようにご注意ください。ま た、定期的にフィルターエレメントを清掃してくだ さい。吸気口にほこりがつまると、アンプの温度が 上昇し、アンプがシャットダウンすることがありま す。
前面
99
108 mm
後面
30 mm
6
SIGNAL インジケーター
出力レベルが 1Vrms を超えると、インジケーターが 緑色に点灯します。(8Ω 負荷時 0.2W、4Ω 負荷時
0.4W、2Ω 負荷時 0.8W 以上で点灯します )。
62 T5n/T4n/T3n
取扱説明書
吸気 排気
0
ハンドル用ネジ穴
付属のハンドル用のネジ穴 (4 箇所 ) です。付属の皿 ネジでハンドルを固定してください。
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