Yamaha SH-01 operating instructions

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安全上のご注意

ご使用の前に、必ずこの「安全上のご注意」をよくお読みください。
ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくご使用いただき、お客様や他の方々への危害や財産への損害を未然 に防止するためのものです。必ずお守りください。
お読みになった後は、使用される方がいつでも見られる所に必ず保管してください。
■記号表示について
この製品や取扱説明書に表示されている記号には、次の ような意味があります。
電源/電源アダプター
電源は必ず交流100Vを使用する。
エアコンの電源など交流200Vのものがあります。 誤って接続すると、感電や火災のおそれがあります。
電源アダプターを使用する場合は、指定のもの (PA-3C)を使用する。
(異なった電源アダプターを使用すると)故障、発
熱、火災などの原因になります。
電源プラグにほこりが付着している場合は、ほこ りをきれいに拭き取る。
感電やショートのおそれがあります。
電源アダプターコードが破損し、感電や火災の原 因になります。
分解禁止
この製品の内部を開けたり、内部の部品を分解し たり改造したりしない。
感電や火災、けが、または故障の原因になります。 異常を感じた場合など、点検や修理は、必ずお買 い上げのお店または巻末のサービス拠点にご依 頼ください。
■「警告」と「注意」について
以下、誤った取り扱いをすると生じることが想定される 内容を、危害や損害の大きさと切迫の程度を明示するた めに、「警告」と「注意」に区分して掲載しています。
警告
水に注意
感電や火災、または故障の原因になります。
濡れた手で電源プラグを抜き差ししない。
感電のおそれがあります。
異常に気づいたら
電源アダプターコード/プラグがいたんだ場合、ま たは、使用中に音が出なくなったり異常なにおいや 煙が出たりした場合は、すぐに電源スイッチを切 り、電源プラグをコンセントから抜く。(乾電池を使 用している場合は、乾電池を本体から抜く。)
感電や火災、または故障のおそれがあります。至 急、お買い上げのお店または巻末のサービス拠点 に点検をご依頼ください。
不適切な使用や改造により故障した場合の保証はいたしかねます。また、データが破損したり失われたりした場合の補償はいたし かねますので、ご了承ください。
使用後は、必ず電源スイッチを切りましょう。 電源アダプターをご使用の場合、電源スイッチを切った状態(電源スイッチが「STANDBY」の状態)でも微電流が流れています。 この製品を長時間使用しないときは必ず電源アダプターのプラグをコンセントから抜いてください。
使用済みの乾電池は、各自治体で決められたルールに従って廃棄しましょう。
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注意
電源/電源アダプター
電源プラグを抜くときは、電源アダプターコード を持たずに、必ず電源プラグを持って引き抜く。
電源アダプターコードが破損して、感電や火災の 原因になることがあります。
感電や火災、故障の原因になることがあります。
たこ足配線をしない。
音質が劣化したり、コンセント部が異常発熱して 火災の原因になることがあります。
乾電池
乾電池はすべて+/−の極性表示通りに正しく入 れる。
正しく入れていない場合、発熱、火災、液漏れのお それがあります。
乾電池は一度に全部を交換する。乾電池は新しい ものと古いものを一緒に使用しない。また、種類 の異なったもの(アルカリとマンガン、メーカー の異なるもの、メーカーは同じでも商品の異なる ものなど)を一緒に使用しない。
発熱、火災、液漏れの原因になります。
乾電池を分解したり、火の中に入れたりしない。
乾電池の中のものが目に入ると危険です。また、 火の中に入れると破裂するおそれがあります。
使い切りタイプの乾電池は、充電しない。
充電すると液漏れや破裂の原因になります。
乾電池が消耗し、乾電池から液漏れが発生し、本 体を損傷するおそれがあります。
乾電池は子供の手の届くところに置かない。
お子様が誤って飲み込むおそれがあります。また、電池 の液漏れなどにより炎症を起こすおそれがあります。
乾電池が液漏れした場合は、漏れた液に触れな い。万一液が目や口に入ったり皮膚に付いたりし た場合は、すぐに水で洗い流し、医師に相談する。
失明や化学やけどなどのおそれがあります。
不安定な場所に置かない。
機器が転倒して故障したり、お客様がけがをした りする原因になります。
本体を移動するときは、必ず電源アダプターコード などの接続ケーブルをすべて外した上で行なう。
コードをいためたり、お客様や他の方々が転倒し たりするおそれがあります。
接続
他の機器と接続する場合は、すべての機器の電源 を切った上で行なう。また、電源を入れたり切っ たりする前に、必ず機器のボリュームを最小にす る。さらに、演奏を始める場合も必ず両機器のボ リュームを最小にし、演奏しながら徐々にボ リュームを上げていき適切な音量にする。
感電または機器の損傷の原因になることがあります。
手入れ
本体を手入れするときは、ベンジンやシンナー、 洗剤、化学ぞうきんなどは使用しない。
本体のパネルなどが変色/変質する原因になりま す。お手入れは、柔らかい布で乾拭きしてください。
使用時の注意
感電、ショート、火災や故障の原因になることが あります。入った場合は、すぐに電源スイッチを 切り、電源プラグをコンセントから抜いた上で、 お買い上げのお店または巻末のサービス拠点に 点検をご依頼ください。
本体上にビニール製品やプラスチック製品、ゴム 製品などを置かない。
本体のパネルなどが変色/変質する原因になります。
本体の上にのったり重いものをのせたりしない。 また、ボタンやスイッチ、入出力端子などに無理 な力を加えない。
本体が破損したり、お客様や他の方々がけがをし たりする原因になります。
大きな音量で長時間ヘッドフォンを使用しない。
聴覚障害の原因になります。
設置
直射日光のあたる場所(日中の車内など) やス トーブの近くなど極端に温度が高くなるところ、 逆に温度が極端に低いところ、またほこりや振動 の多いところで使用しない。
テレビやラジオ、ステレオ、携帯電話など他の電 気製品の近くで使用しない。
SH-01本体またはテレビやラジオなどに雑音が 生じる場合があります。
データの保存
メモリーカード(スマートメディア)のバックアップ
保存したメモリーカード(スマートメディア)の 万一の事故に備えて、大切なデータはコンピュー ターへバックアップを取っておかれることをお すすめします。
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ごあいさつ

このたびは、ヤマハサウンドスケッチャーSH-01をお買い上げいただきまして、 誠にありがとうございます。 SH-01は、内蔵マイク、外部マイク、楽器、CDプレーヤー、MDプレーヤーな ど、ソースを選ばずに手軽に録音/再生ができる、メモリーカード(スマートメディ ア)をメディアとしたユニットです。ミックス録音機能、DSPエフェクト、チュー ニング機能、リピート再生機能などを装備し、さまざまにサウンドを操ることが できます。さらに、USB端子を装備し、コンピューターとの連携も可能です。
SH-01の優れた機能を使いこなし、末永くご愛用いただくために、本書を活用い ただきますよう、ご案内申し上げます。また、ご一読いただいた後も、不明な点 が生じた場合に備え、本書を大切に保管いただきますよう、お願い申し上げます。
付属品について(国内モデル)
SH-01の付属品をご確認ください。
● CD-ROM*
1
● 電源アダプター(PA-3C)
● USBケーブル
● メモリーカード(スマートメディアTM)*
● 取扱説明書(本書)
● 保証書、ユーザー登録カード
*1CD-ROMについては36ページをご参照ください。
2
スマートメディアは株式会社東芝の商標です。
*
2
ご注意
・ 市販の音楽/サウンドデータは、私的使用のための複製など著作権法上問題にならない場合を除い
て、権利者に無断で複製または転用することを禁じられています。ご使用時には、著作権の専門
家にご相談されるなどのご配慮をお願いします。 ・ 本取扱説明書に掲載されている会社名、製品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。 ・ 本取扱説明書に掲載されている画面は、すべて操作説明のためのもので、実際の画面と異なる場
合があります。
• Sound Sketcher is powered by PortalPlayer, Inc.
• PortalPlayer and the PortalPlayer logo are trademarks owned by PortalPlayer, Inc.
• MPEG Layer-3 audio coding technology licensed from Fraunhofer IIS and Thomson multimedia.
音楽を楽しむエチケット
楽しい音楽も時と場所によってはたいへん気になるものです。隣近所への配慮を充 分にいたしましょう。静かな夜間には小さな音でもよく通り、特に低音は床や壁な どを伝わりやすく、思わぬ所で迷惑をかけてしまうことがあります。適度な音量を 心がけ、窓を閉めたりヘッドフォンをご使用になるのもひとつの方法です。 ヘッドフォンをご使用になる場合には、耳をあまり刺激しないよう適度な音量でお 楽しみください。
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目次
SH-01でできること .................................................................... 6
各部の名称と機能 .......................................................................... 8
電源の準備 .................................................................................. 11
電源アダプターをご使用になる場合 ................................................11
乾電池をご使用になる場合 ............................................................... 11
メモリーカード(スマートメディア)について ........................ 12
接続について .............................................................................. 14
楽器/マイクの接続 ............................................................................. 14
CD/MDプレーヤーの接続 ................................................................15
ヘッドフォン/外部アンプ&スピーカーの接続 ..............................15
コンピューターとの接続 ................................................................... 16
SH-01を使ってみよう
内蔵マイクを使って録音してみよう ........................................ 17
ミックス録音をしてみよう ....................................................... 20
 チューナー機能の使い方 .............................................................. 24
CD/MDの録音 ........................................................................... 29
マスタリングの手順 ................................................................... 30
ファイルの管理 ........................................................................... 31
ファイルのバックアップ ................................................................... 31
ファイル名の変更(リネーム)...........................................................32
任意のファイルの削除 ....................................................................... 32
全ファイルの削除 .............................................................................. 33
メモリーカードのフォーマット .......................................................34
コンピューターとのファイル交換 ............................................ 35
SH-01で扱えるファイル .................................................................35
通信でできること .............................................................................. 35
付属CD-ROMの内容 ......................................................................... 36
コンピューターとのデータ移動(データファイラー)..................... 37
システムの設定 ........................................................................... 38
録音モード .......................................................................................... 38
コントラスト調整 .............................................................................. 39
エフェクトセットアップ ................................................................... 40
仕様 .............................................................................................. 41
エフェクトタイプリスト ........................................................... 42
エラーメッセージ ....................................................................... 46
故障かな?と思ったら ............................................................... 47
ユーザーサポートのご案内 ....................................................... 48
保証とアフターサービス ........................................................... 48
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SH-01でできること

いいメロディが浮かんだらSH-01にソク録 音。内蔵マイクに向かって歌っちゃおう。 ステレオデジタルのグッドサウンドで録音され るよ。
プロ音響で定評のあるヤマハDSPを内蔵。 リバーブ、コーラス、ディレイ、イコライザー
.....いろいろなエフェクトがイマジネーション
を刺激するぞ。
SH-01はギターだってキーボードだって直接 つなげる。カッコイイフレーズを思いついた ら、すぐにSH-01でゲットだ!頼れるメトロ ノーム機能、チューナー機能も装備してるぞ!
SH-01は録音済みの音にミックスして録音す ることができる!ギターのストロークに合わせ てリードプレイを録音したり、ひとりアカペラ 4重奏だってできる。失敗してもUNDOボタン で『今のはなかったこと』にしてやり直せるし。
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CDやMDの音を録音することだってできる。 CDやMDに合わせてデュエットしたりギターで 共演したり、ミックス録音だってできるんだ!
・市販の音楽/サウンドデータは、私的使用の
ための複製など著作権法上問題にならない場 合を除いて、権利者に無断で複製または転用 することを禁じられています。ご使用時に は、著作権の専門家にご相談されるなどのご 配慮をお願いします。
SH-01 は、録音したデータをメモリーカードに MP3(またはWAV)ファイルで保存するしくみ。 一般的なサウンドファイルだから、コンピューター でもそのまま扱える。『CDの音楽をバックにメッ セージを録音した声の寄せ書き』ファイルをメール に添付するなんてことも簡単。
SH-01でできること
コンピューターの接続だって簡単だ。 USBケーブルでSH-01のUSB端子とつなぐだけ。 SH-01で作ったサウンドファイルを整理したり、 サイトからダウンロードしたMP3ファイルにSH­01でミックス録音したり、使い方はいろいろ。
普段は内蔵のステレオスピーカーで再生。
公共の場所や夜、または人に聞かれたくないと きは、ヘッドフォンで。
みんなに聞かせたいときは、ギターアンプや PAシステムで。
小さい音量でも大きな音量でもSH-01のデジ タルサウンドはGoo-ood!
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各部の名称と機能

@5 @6 @7 @8 @9 #0 #1
@1
!3
!6
!8
!4
!5 !7
!9
e
q
t
w
y
o
!0 !1
r
!2
@0
u
i
@4
@3 @2
q ディスプレイ
SH-01のさまざまなデータや情報を表示し ます。コントラストの調整もできます。
(→39ページ)
パワー ピーク
w
POWER/PEAKランプ
SH-01の電源がONになっているとき
(SH-01が動作中)、緑色に点灯します。
入力ソースのレベルが大きすぎる場合、赤 色に点灯します。 電池動作時は、バッテリーレベルが低下す ると、緑色で点滅します。
インプット
e
INPUTボリューム
入力ソースの音量レベルを調整します。 ファイル名入力時は、キャラクターを選択 します。(→32ページ)
8
プレイ
r
PLAYボリューム
再生時の音量レベル、ミックス録音時の元 ファイルの音量レベルを調整します。ファ イル名入力時は、キャラクターを選択しま す。(→32ページ)
t 内蔵マイク(MICL,MICR)
内蔵のステレオマイクです。 リアパネルのINTERNALMICスイッチ@7 でON/OFFを、GAINスイッチ@6でゲイン を切り替えます。(→14ページ)
レック
y
RECキー(S
新規録音の際、このキーを押すと録音待機 状態になります。
ポーズ
u
PAUSEキー(D
再生時にこのキーを押すと一時停止しま す。
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各部の名称と機能
ミックス
i
MIXキー( )
ミックス録音の際、このキーを押すと録音 待機状態になります。
エンター
o
ENTERキー(W/A
録音・再生のスタート/ストップをこのキー で行ないます。また、メニュー選択や各種 設定の際、このキーを押して実行(確定)し ます。
エスケープ
!0
ESCAPEキー
各種設定を中断する場合、このキーを押す と1つ前の画面に戻ります。
セレクト
!1
SELECTキー
各種設定で複数の項目がある場合、この キーを押して項目を切り替えます。
マイナス プラス
!2
−/+キー(E/R
停止時または再生時に押すと曲のスキップ ができます。長押しすると巻き戻し/早送り ができます。 各種設定時には、設定値の切り替えや処理 の実行/キャンセルを行ないます。
ディスプレイ メニュー
!3
DISPLAY/MENUキー
このキーを押すごとにディスプレイの表示 モードが切り替わります。(→25ページ) 長押しするとシステム設定メニュー画面が 表示されます。
リピート
!4
REPEATキー
ソング(ファイル)をリピート再生します。 リピート再生には、1曲をくり返し再生す るシングルリピートと設定した区間をくり 返し再生するABリピートがあります。
(→26ページ)
パン
!5
PANキー
ステレオ音量バランスを調整します。
(→21ページ)
エフェクト
!6
EFFECTキー
エフェクトの設定を行ないます。
(→20ページ)
チューナー
!7
TUNERキー
チューナー機能を動作させます。
(→24ページ)
アンドゥ デリート
!8
UNDO/DELETEキー
直前のメモリーの変更操作の取り消し(アン ドゥ)を行ないます。(→19ページ) 長押しすると、現在選択されているファイ ルを削除します。(→32ページ)
メトロノーム
!9
METRONOMEキー
メトロノームのON/OFF切り替えや、メト ロノームのテンポや動作モードを設定しま す。(→22ページ)
@0 内蔵スピーカー
内蔵のステレオスピーカーです。
* INTERNALMICスイッチ@7をONにして
いる場合およびLINEOUT/PHONES端子
@3にプラグを接続している場合は、内蔵
スピーカーは鳴りません。
@1 カードスロット(3.3VCARD)
メモリーカード(スマートメディアTM)を挿 入するスロットです。(→12ページ)
ボリューム
@2
VOLUME
SH-01の内蔵スピーカーの音量および LINEOUT/PHONES端子から出力される 音量を調節します。
ラインアウト フォーンズ
@3
LINEOUT/PHONES端子
外部スピーカーやミキサーなどに音声信号 を出力したり、ヘッドフォンを接続する端 子(ステレオミニ)です。
ライン イン
@4
LINEIN端子
CDプレーヤーやMDプレーヤーなどのライ ン機器を接続する端子(ステレオミニ)で す。
9
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各部の名称と機能
@5 @6 @7 @8 @9 #0 #1
インスト
@5
INST.端子
ギターなどの楽器やボーカルマイクを接 続する端子(モノラル標準)です。楽器の 出力レベルに合わせてGAINスイッチ@6で ゲインを切り替えます。(→14ページ)
ゲイン
@6
GAINスイッチ(HIGH/LOW)
内蔵マイクおよびINST.端子@5のゲインを 切り替えます。
インターナル マイク
@7
INTERNALMICスイッチ(ON/OFF)
内蔵マイクのON/OFFを切り替えます。
* INTERNALMICスイッチ@7をONにして
いる場合およびLINEOUT/PHONES端子
@3にプラグを接続している場合は、内蔵
スピーカーは鳴りません。
ピックアップ マイク
@8
PICKUPMIC端子
コンデンサーマイク(DC2V)用の接続端子
(モノラルミニ)です。
この端子から接続プラグ経由で動作電圧 DC2Vの電源を供給します。
ヤマハ管楽器用ピックアップマイク MC7を、この端子に直接接続してお使 いいただくことができます。
パワー
@9
POWERスイッチ(ON/STANDBY)
SH-01の電源スイッチです。
ディーシーイン
#0
DCIN(電源アダプター接続)端子
付属の電源アダプター(PA-3C)を使用する 場合に接続する端子です。
ユーエスビー
#1
USB入力端子
SH-01とコンピューターを接続する端子で す。(→16ページ)
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電源の準備

SH-01は電源として、付属の電源アダプター(PA-3C)または単3乾電池6本をご利用い ただけますが、基本的には電源アダプターをご使用になることをおすすめします。

電源アダプターをご使用になる場合

SH-01のPOWERスイッチをSTANDBYにし、電源アダプターのDCプラグを、リアパ
1
ネルのDCIN端子に確実に差し込みます。
電源アダプターのACプラグを、コンセント(AC100V)に差し込みます。
2
* 乾電池が入っている状態で電源アダプターを接続すると、電源は自動的にアダプター側から供給
されるようになります。乾電池の液漏れ防止のため、電源アダプターでご使用になる場合は、乾 電池を本体から抜いておくことをおすすめします。
* 電源アダプターは、必ず付属のPA-3Cをお使いください。他の電源アダプターを使用した場合、
故障や発熱などの原因となり、大変危険です。
* 電源は、必ずAC100Vを使用してください。また、付属の電源アダプターPA-3Cは、日本国以外で
は使用することはできません。

乾電池をご使用になる場合

SH-01のPOWERスイッチをSTANDBYにし、
1
本体裏側のバッテリーカバーを取り外します。
イラストを参考に、乾電池の+/−を間違えないよ
2
うに新しい乾電池を入れます。
バッテリーカバーを閉めます。
3
* 乾電池はアルカリ乾電池(単3)をお使いください。マン
ガン電池をご使用になった場合、乾電池によっては極 端に電池寿命が短くなることがあります。
* 乾電池が消耗して寿命が近づいてくると、POWER/
PEAKランプが緑色で高速点滅します。さらに消耗す るとディスプレイにBATTERYLOWというメッセー ジが表示されます。すぐに乾電池を6本とも新しいも のに交換してください。
* 乾電池は新しいものと古いもの、種類の違うもの(ア
ルカリとマンガンなど)、メーカーの違うものを一緒 に使用しないでください。
単3乾電池×6本
バッテリーカバー
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メモリーカード(スマートメディア)について

■ メモリーカード(スマートメディア)の取り扱いについて
メモリーカードをご使用いただく場合は、以下のことをお守りください。
●
ご利用いただけるメモリーカードの種類
この商品では3.3V(3V)のメモリーカード(ス マートメディア)がご使用になれます。5Vのメ モリーカードはご使用になれません。
●カードのメモリー容量
メモリーカードは、16MB/32MB/64MB/ 128MBの4種類がご使用になれます。
(→38ページ)
●メモリーカードの挿入/取り出し
メモリーカードの入れかた
メモリーカードの端子部(金色)を下向きにし て、メモリーカードスロット(挿入口)にしっか りとていねいに奥まで差し込みます。
* メモリーカードの向き(上下、前後)を間違えな
いようご注意ください。
* メモリーカードスロットにゴミや異物が入らな
いようにご注意ください。誤動作や故障の原因 となります。
メモリーカードの取り出し
メモリーカードの取り出しは、SH-01本体が メモリーカードにアクセス中*でないことを確 認した上で、カードを取り出して(引き抜いて) ください。
* アクセス中:録音、再生、セーブ、ロード、
フォーマット、デリート、リネームなどの作業 中を指します。また、電源が入っている状態で メモリーカードを挿入したときも、SH-01本体 がメディアの種類を確認するために自動的にア クセス中になります。
SH-01では、カードにアクセス中はディスプレ イにDONOTREMOVECARDとメッセージ が表示されます。
* メモリーカードを抜き差しした際に、SH-01が
メモリーカードを認識できなくなることがあり ます。その場合は、電源を入れ直してください
(リセット)。
アクセス中にメモリーカードを取り出 したり、SH-01本体の電源を切った りしないでください。メモリーカード がこわれたり、SH-01本体/メモリー カードのデータがこわれたりするおそ れがあります。
メモリーカードのフォーマット
メモリーカードはそのままではご使用になれな い場合があります。必ずSH-01本体でフォー マット(初期化)してからご使用ください。
(→34ページ)
なお、フォーマットを行なうとカード内のすべ てのデータは消去されます。あらかじめ、デー タの有無をご確認ください。
* この機器でフォーマットしたメモリーカードは
他の機器で使用できなくなる場合があります。
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メモリーカード(スマートメディア)について
●メモリーカードについてのご注意
メモリーカードの取り扱いと保管
・静電気によってメモリーカードのデータが失
われる場合があります。メモリーカードに触 れるときは、あらかじめ身近な金属(アルミ サッシや金属のドアノブなど)に触れて静電 気を取り除いてください。
・長時間使用しないときは、メモリーカードを
挿入口から取り出して、湿気やほこりの少な いところに保管してください。特に乾電池で ご使用の場合は、電池の消耗が速くなるので ご注意ください。
・直射日光のあたる場所(日中の車内など)やス
トーブの近くなど極端に温度が高くなるとこ ろ、逆に温度が極端に低いところに置かない でください。
・落としたり、物をのせたり、折り曲げたりし
ないでください。
・メモリーカードの端子部(金色)に直接触れた
り金属を当てたりしないでください。
・磁気を帯びたもの(テレビやスピーカーなど)
には近づけないでください。
・メモリーカードにはラベル以外のもの(メモ
など)を貼らないでください。ラベルは所定 の位置にはがれないようにしっかりと貼って ください。
誤消去防止
メモリーカードは、メモリーカードのパッケー ジに入っているライトプロテクトシールを指定 の場所(○マークの中)に貼ることによって、 誤ってデータを消してしまわないようにするこ とができます。大切なデータが入っているメモ リーカードは、ライトプロテクトシールを貼っ て、書き込みができないようにしてください。 逆に、セーブする場合などは、ご使用の前にメ モリーカードのライトプロテクトシールがはが されていることをご確認ください。 1度はがしたシールは、再使用しないでくださ い。
ライトプロテクトシールの貼 付位置
データのバックアップ
メモリーカードの万一の事故に備えて、大切な データはコンピューターへバックアップを取っ ておかれることをおすすめします。
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接続について

接続は、必ずすべての機器の電源を切った状態で行なってください。
接続が完了したら、SH-01のVOLUMEおよび再生装置(外部アンプ&スピー
カーなど)のボリュームを下げてから、SH-01→再生装置の順番で電源を入れま
す。また電源を切る場合は、逆の順番で行ないます。

楽器/マイクの接続

● 楽器やボーカルマイクの接続
エレキギター、エレアコやボーカルマイク(ダイナミックタイプ)などは、リアパネルのINST. 端子(モノラル標準)に接続します。 楽器/マイクの出力レベルに合わせて、リアパネルのGAINスイッチ(HIGH/LOW)を切り替え てください。 楽器/マイクの入力レベルは、トップパネルのINPUTボリュームで調節します。
* 内蔵マイクを使用しない場合は、INTERNALMICスイッチをOFFにしましょう。
楽器/マイクの出力レベルに合わせてGAINスイッチを切り替え
・GAINスイッチの切替目安
GAINスイッチ HIGH LOW INST.使用時 ボーカルマイク ギター 内蔵マイク使用時 部屋での録音 スタジオなどでの大音量に
よる録音
● ラインレベル楽器の接続
キーボード、シンセサイザー、エレクトリックドラムなどのラインレベル出力の楽器は、サイ ドパネルのLINEIN端子(ステレオミニ)に接続します。 楽器の入力レベルは、SH-01トップパネルのINPUTボリュームで調節します。
* 内蔵マイクを使用しない場合は、INTERNALMICスイッチをOFFにしましょう。
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● コンデンサーマイクの接続
ヤマハ管楽器用ピックアップマイクMC7などの コンデンサーマイクを接続することもできま す。マイクのプラグ(モノラルミニ)をリアパネ ルのPICKUPMIC端子に接続します。 マイクの入力レベルは、トップパネルのINPUT ボリュームで調節します。
* 内蔵マイクを使用しない場合は、INTERNAL
MICスイッチをOFFにしましょう。

CD/MDプレーヤーの接続

CDプレーヤーやMDプレーヤーなどの出力端子 とSH-01サイドパネルのLINEIN端子(ステレ オミニ)とを接続して、CDやMDをSH-01の ソースにすることもできます。 ケーブルはそれぞれの端子の規格に合ったもの をお使いください。 CD/MDの入力レベルは、トップパネルのIN­PUTボリュームで調節します。
* 内蔵マイクを使用しない場合は、INTERNAL
MICスイッチをOFFにしましょう。
接続について
INTERNALMICスイッチ はOFFに

ヘッドフォン/外部アンプ&スピーカーの接続

サイドパネルのLINEOUT/PHONES端子(ステレオミニ)は外部出力用の端子です。 ヘッドフォンや、外部アンプ&スピーカーなどのオーディオ再生装置を接続してSH-01の音を 外部で鳴らすことができます。ヘッドフォンや外部スピーカーの音量(SH-01の出力レベル) は、サイドパネルのVOLUMEで調節します。
* ケーブルはそれぞれの端子の規格に合ったものをお使いください。 * LINEOUT/PHONES端子にプラグを差し込むと、内蔵スピーカーの音は出なくなります。
ヘッドフォンや外部スピーカーの 音量調整
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接続について

コンピューターとの接続

SH-01をコンピューター(Windows98SE以上を搭載)と接続することにより、SH­01で作成したサウンドデータファイルをコンピューターで管理したり、コンピュー ター上で作成またはダウンロードしたサウンドデータファイルをSH-01で扱うことが できます。また、SH-01のエフェクトパラメーターのセットアップもコンピューター 経由で行なうことができます。(→36ページ)
●接続
付属のUSBケーブルを使って、コンピューターのUSB端子とSH-01のUSB端子とを接続しま す。接続後SH-01の電源を入れ、アプリケーションを開く(立ち上げる)ことで、通信可能にな ります。
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USBケーブル(付属)
* SH-01←→コンピューター間で扱えるファイルやデータ通信でできることについては、35ペー
をご参照ください。
* 接続の前にアプリケーションのインストールが必要です。(→36ページ
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SH-01を使ってみよう

まず基本的な録音と再生をやってみましょう。

内蔵マイクを使って録音してみよう

SH-01の内蔵マイクを使って録音してみましょう。
SH-01のカードスロットに付属のメモリーカードをセットし、POWERスイッチをONにします。
1
* SH-01が立ち上がるまで、YAMAHASOUNDSKETCHERという表示が続きます。この間は
キー操作は無効です。
ディスプレイにYAMAHASOUNDSKETCHERと表示された後、以下のような画面が 表示されるはずです。
NO SONG ¨
これは、メモリーカード内に、SH-01で認識できるファイル(.MP3,.WAV)がひとつも ないことを表しています。また、INTERNALMICスイッチがONになっている場合は、 ディスプレイ右下に内蔵マイクアイコンが表示されます。今回は内蔵マイクを使いますの で、INTERNALMICスイッチをONにします。
SH-01で認識できるファイルがある場合は、次のような画面(これを基本画面と呼びます) が表示されます。
ファイルの順番 メモリーカード内の全ファイル数
内蔵マイクアイコン
02/04 SONGå002 01:54¨
ファイル名
ディスプレイ上段には、前回録音したファイルの順番/メモリーカード内の全ファイル数が 表示され、ディスプレイ下段には、前回録音したファイルのファイル名とそのファイルの トータルタイムが表示されます。
* ファイルはファイル名のABC順で表示されます。 * メモリーカードを挿入せずにPOWERスイッチをONにした場合は、NOCARDとメッセージ
が表示されます。メモリーカードをカードスロットにセットしてください。
*
メモリーカードが認識されない場合は、UNSUPPORTEDCARDとメッセージが表示されます。
34ページ『メモリーカードのフォーマット』の手順に従ってフォーマットを行なってください。
それでは、歌を歌ってそれを録音してみましょう。
2
まずリハーサルで歌って、録音レベルを調整しましょう。
* [DISPLAY/MENU]キーを押してレベル表示モード(下図)にすると録音レベルがメーター表示
されるので便利です。
ファイルのトータルタイム
LEVEL ------------* NO SONG ¨
17
Page 18
SH-01を使ってみよう
PEAKランプが赤く点灯しない範囲で、できるだけ高いレベルにINPUTボリュームを調整し ます。
PEAKランプ
[REC]キーを押すと録音待機状態になり、録音可能時間が表示されます。
3
18
MEMORY FREE 06:38
録音可能時間
01/01 NEW ¨
* 録音可能時間が足りない場合は、録音モードを変更(→38ページ)するか、不要なファイルを
削除(→32,33ページ)、または容量の大きなメモリーカードに変えるなどしてください。
[W/A]キーを押して録音スタート!
4
内蔵マイクに向かって歌ってください。
* 録音スタート/ストップの際、[W/A]キーを強く叩いたりすると、その音まで録音されてしま
います。静かに押しましょう。
歌い終わったら、[W/A]キーを押して録音終了。
5
いま録音したファイルに自動的に名前が付けられ、メモリーカードに保存されたことがディ スプレイに表示されています。
ファイルの順番 メモリーカード内の全ファイル数
01/01 ´
UNDO(アンドゥ)マーク
SONGå001 01:26¨
ファイル名 ファイルのトータルタイム
さっそく、再生してみましょう。
6
まず、リアパネルのINTERNALMICスイッチをOFFにします(ONのままでは内蔵スピー カーから音が出ません)。
Page 19
SH-01を使ってみよう
[W/A]キーを押して再生開始。 PLAYボリュームを基準位置(太線の印のところ)に合わせ、VOLUMEで内蔵スピーカーの音
量を調整しましょう。 出来具合はどうでしょう。もう一度やり直したい場合は、[UNDO/DELETE]キーを押してくださ い。アンドゥ(取り消し)が実行され、今の録音データはメモリーカードから削除されます。
* SH-01の電源をオフにする、もしくはメモリーカードを抜くと、アンドゥはリセットされます。
これが最も基本的な録音/再生の方法です。 でもSH-01の実力はこんなものではありません。 次はSH-01の機能をふんだんに使って、多重録音をやってみましょう。
ファイル名
SH-01で新規録音した際、作成されたファイルにはSONGxxxといったファイル名が自動的に付け られます。xxxは001から始まり(SONG001)、次にファイルが作成されるごとに数字が1ずつ増
えたファイル名(SONG002,SONG003.....)が付けられます。この数字はSH-01のファクトリー
セット(下記参照)を実行しない限り増え続けます。
ファクトリーセット
SH-01の内部設定を工場出荷時の状態に戻す操作です。
ファクトリーセットを実行すると、録音モードなどの各種設定およびADD-ONエフェクトの内容は すべて工場出荷時の状態に戻りますのでご注意ください。また、ファイル名の数字も SONG001 からに戻ります。ファクトリーセットを実行しても、メモリーカード内のデータは失われません。
[DISPLAY/MENU]キーと[EFFECT]キーを押しながら電源を入れると、ファクトリーセットの確認画 面FACTORYSETOK?が表示されます。[+]キーを押すと、ファクトリーセットが実行されます。 [–]キーを押すと、ファクトリーセットはキャンセルされます。
録音モード(ファイルタイプ、ビットレート)
SH-01では、メモリーカードに録音する際のファイル形式として、MP3またはWAVが選べます。 さらにMP3の場合は、ビットレートを4段階から選べます。
設定できる録音モード:MP3-64k,MP3-96k,MP3-128k,MP3-192k,WAV
ビットレートとはデータ変換の精度です。ビデオデッキの標準速/3倍速のようなものと考えるとわか りやすいでしょう。MP3-64kとMP3-96kを比べた場合、MP3-64kの方がファイルサイズが小さく てすみますが、音質ではMP3-96kに劣ります。また、WAV形式はMP3形式に比べて音質が優れて いますがファイルサイズが大きくなります。 通常の録音ではMP3-128kで十分な音質でしょう。ただしミックス録音を行なうと音質が多少劣化 しますので、ミックス録音をくり返す場合などはMP3-192kをおすすめします。工場出荷時はMP3­192kに設定されています。
録音モードの設定方法については、『録音モード』(38ページ)をご覧ください。
19
Page 20
SH-01を使ってみよう

ミックス録音をしてみよう

こんどは、ミックス録音機能を使って、ギター演奏を録音した後でボーカルを重ねて 録音してみましょう。
* その前に、ギターのチューニングは大丈夫?SH-01にはチューナー機能も装備されているか
ら、24ページを見てチューニングをしておこう。
● ギターの録音(新規録音の手順)
SH-01のINST.端子にエレキギター/エレアコを接続します。アコースティックギターの場
1
合は、内蔵マイク、もしくはINST.端子にマイク(ダイナミック)を接続して音を拾いましょ う。内蔵マイクを使わない場合は、INTERNAL MICスイッチはOFFにしておきます。 また、モニター用にヘッドフォンをLINE OUT/PHONES端子に接続します。(→15ページ
参照)
OFF
20
17,18ページの手順2と同様の手順で、
2
・ギターを弾き、ヘッドフォンでモニターしながら入力レベルを調整
します。これでギターの録音準備は完了です。でも、今回はギターにSH-01内蔵のエフェ クトをかけてみましょう。
[EFFECT]キーを押して、エフェクト設定画面にします。
3
上段にはエフェクトのカテゴリー名が、下段にはエフェクトタイプが表示されています。
CAT:BASIC TYP:INTERNAL MIC
エフェクトカテゴリー名
エフェクトタイプ
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SH-01を使ってみよう
エフェクトは用途別に8つのカテゴリーに分類されています。各カテゴリー内には8タイプ のエフェクトがあるので、合計で64タイプのエフェクトが用意されています。各エフェク トについて詳しくは、『エフェクトタイプリスト』(42ページ)をご覧ください。
かけたいエフェクトのカテゴリーとタイプを選びましょう。 [SELECT]キーを押して設定したい項目(カテゴリー名またはエフェクトタイプ)を点滅さ せ、[–]/[+]キーでカテゴリー名またはタイプを選びます。 エフェクトは表示された時点で効きますので、実際に音を聞きながら選ぶことができます。
また、効果の深さやかかり具合を調整することもできます。 [EFFECT]キーを長押しすると、現在選ばれているエフェクトのパラメーター設定画面が表 示されます。下図の様に、エフェクトごとに2つのパラメーターを調整することができま す。また、すべてのエフェクトについてリバーブの深さを設定することができます。各エ フェクトのパラメーターついて詳しくは、『エフェクトタイプリスト』(42ページ)をご覧く ださい。
パラメーター1
パラメーター2
[SELECT]キーを押して設定したい項目(パラメーター1、パラメーター2、リバーブ)を点 滅させ、[–]/[+]キーで数値を設定します。
* [–]キーを押した状態で[+]キーを押すと、数値は10ステップで減ります。同様に[+]キーを押
した状態で[–]キーを押すと、数値は10ステップで増えます。この機能はファイルの選択やパ ラメーターの設定などの際にも有効です。
エフェクトごとに設定できるパラメーター1/2は異なります。
* エフェクトカテゴリーDISTORTION選択時、内蔵スピーカーで音声出力すると、本体の振
動によりエフェクトノイズが発生する場合があります。DISTORTION選択時はヘッドフォ ンもしくは外部スピーカーをお使いになることをおすすめします。
DELAY: 64 REVERB: 64 MIX : 64
リバーブの深さ
設定ができたら[ENTER]キーもしくは[EFFECT]キーを押して基本画面に戻ります。
さらに、入力ソースのパン(ステレオの定位)も設定することができます。
4
ギターを2本左右に分けて録音したい場合などは、パンを設定しましょう。 [PAN]キーを押して、パン設定画面にします。 点滅しているブロック(~)が現在の設定位置です。[–]/[+]キーで音の定位を左(L)右(R)に移 動して設定しましょう。Cがセンター(中央)です。
INPUT PAN (-)L--~--C-----R(+)
音の定位
設定ができたら[ENTER]キーもしくは[PAN]キーを押して基本画面に戻ります。
21
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SH-01を使ってみよう
SH-01はメトロノームも内蔵しています。メトロノームに合わせて正確なテンポでギター
5
を演奏しましょう。 下図のようなメトロノーム設定画面が表示されるまで、[METRONOME]キーを長押ししま す。すぐにメトロノームが現在の設定で鳴り出します。[W/A]キーのランプもメトロノーム に合わせて点滅(小節の頭で赤、それ以外は緑)します。
[SELECT]キーを押して設定したい項目(テンポ、ビート、モード、音量)を点滅させ、[–]/ [+]キーで数値や状態を設定します。
テンポ
ビート
TEMPO:120 BEAT:4/4 MODE:CONT. VOL:30
発音モード
・テンポ(TEMPO)........... 30〜250(1ステップ) 【初期値:120】
・ビート(BEAT)............... 1/4、2/4、3/4,4/4、6/8 【初期値:4/4】
・ 発音モード(MODE)...... CONT.、PRE. 【初期値:CONT.】
メトロノームをいつ鳴らすかを設定します。 PRE.(プリカウント)に設定すると、録音の前にのみ、2小節分のカウン ト(プリカウント)としてメトロノームを鳴らすことができます。録音待 機中はメトロノームは鳴りません。
停止時 発音する 発音しない 新規録音時 プリカウント 発音する 発音する
録音中 発音する 発音しない
・音量(VOL)..................... 0〜80(1ステップ) 【初期値:30】
お好みのテンポ、ビート、音量に設定してください。今回は発音モードはCONT.にしま しょう。
設定ができたら[ENTER]キーもしくは[METRONOME]キーを押して基本画面に戻ります。
* メトロノームの設定は電源を切っても本体に記憶されます。同じ設定で鳴らす場合は
[METRONOME]キーを押すだけでメトロノームをスタートさせることができます。
* ミックス録音時はメトロノーム機能は使えません。
音量
CONT. PRE.
22
では、録音を始めましょう。
6
[METRONOME]キーを押した後、[REC]キーを押して録音待機状態にします(録音可能時間 の確認も忘れずに)。
Page 23
SH-01を使ってみよう
[W/A]キーを押して録音開始。メトロノームのプリカウント2小節を聞いてから、ギターの
7
1小節目を弾きましょう。
メトロノームをONにしている場合、実際の録音タイミングは2小節分のプリカウントの後
(3小節目の頭)になります!
演奏が終わったら、[W/A]キーを押して録音終了。
8
録音したファイルに自動的に名前が付けられ、メモリーカードに保存されます。
ファイルの順番 メモリーカード内の全ファイル数
02/02 ´
UNDO(アンドゥ)マーク
SONGå002 03:12
ファイル名 ファイルのトータルタイム
* 熱演が長時間に渡ったり、メモリーカードの容量が少なかったりして、録音中にメモリー
カードの容量がなくなった場合は、その時点までの録音内容でファイルが作成され、自動停 止します。
* 録音中にSH01の電源を切ったりメモリーカードを抜いたりした場合やエラーが発生した場
合、録音中のファイルは作成されません。
[W/A]キーを押して再生開始。出来具合を聞いてみよう。
9
気に入らなかったら?そう、[UNDO/DELETE]キーを押してアンドゥ(取り消し)を実行して もう一度録音しましょう。
* SH-01の電源をオフにする、もしくはメモリーカードを抜くと、アンドゥはリセットされます。
さあ、満足のいく録音はできましたか? 次はこのギターをバックにボーカルをミックス録音してみましょう。
録音されたデータはメモリーカードにファイルとして保存されているので、ここで作業を中断 してSH-01の電源を切っても問題はありません。メトロノーム、録音モードなどの設定も本体 に記憶されます。エフェクトの設定については、エフェクトセットアップ(→40ページ)の設定 をBACKUPにすることにより、本体に記憶させることができます。
23
Page 24
SH-01を使ってみよう

チューナー機能の使い方

SH-01のチューナー機能には、次の2つのモードがあります。
・ トーンモード ................ A〜G#までの12音から選択した音を発音します。
・ チューニングモード ....
入力した音に一番近い音名と、その音より高いか低いかを表示します。
●トーンモードの使い方
1. [TUNER]キーを長押しして、チューナーの基本 設定画面を表示させます。 [–]/[+]キーを押してディスプレイ上段に
TONEを表示させます(トーンモード選択)。
この時点で音が鳴っています。ボディサイドの VOLUMEで音量を調節しましょう。
MODE:TONE PITCH:440 VOL:30
基準ピッチ 音量
2. 必要に応じて、[SELECT]キーを押してピッチ 表示を点滅させ、[–]/[+]キーで基準ピッチ
(435〜446、初期値=440)を設定します。
3. [SELECT]キーを押して音量表示を点滅させ、 [–]/[+]キーで発音音量を調整します。
4. [TUNER]キーを押してトーンモードの設定画面 を表示させ、[–]/[+]キーで発音させる音名表示 を点滅させます。目的の音が発音します。
TONE (-) (+) P:440 F#G#A#BC#D#E
基準ピッチ
5. [ENTER]キーもしくは[TUNER]キーを押すと、 通常モードに戻ります。
音名
●チューニングモードの使い方
1. [TUNER]キーを長押しして、チューナーの基本 設定画面を表示させます。 [–]/[+]キーを押してディスプレイ上段に
TUNINGを表示させます(チューニングモー
ド選択)。
MODE:TUNING PITCH:440 VOL:30
基準ピッチ 音量
2. 必要に応じて、[SELECT]キーを押してピッチ 表示を点滅させ、[–]/[+]キーで基準ピッチ
(435〜446、初期値=440)を設定します。
3. [TUNER]キーを押してチューニングモードの画 面を表示させます。
4. 内蔵マイクまたはINST.端子、LINE IN端子から の入力音に対して、一番近い音名がディスプレ イに点滅表示され、その音より高いか低いかが ディスプレイ表示と[W/A]キーのランプの点灯 で表わされます。
*入力信号によっては、正しく表示され
ない場合があります。
5. 下図ジャストチューン表示になるように楽器を チューニングしましょう。
TUNING F#G#A#BC#D#E P:440----->>*<<-----
基準ピッチ
ジャストチューン表示
[W/A]ランプ緑点灯)
24
チューニングが低い場合
[W/A]ランプ赤点灯)
----->--*-------
チューニングが高い場合
[W/A]ランプ赤点灯)
--------*--<----
6. [ENTER]キーもしくは[TUNER]キーを押すと、 通常モードに戻ります。
* チューナーの設定は電源を切っても本体に記憶されます。同じ設定で使う場合は[TUNER]キーを
押すだけでチューナーを動作させることができます。
Page 25
SH-01を使ってみよう
● ボーカルの録音(ミックス録音の手順)
次はこのギターにボーカルを重ねて録音するわけですが、その前にボーカルのリハーサルをし ておきましょう。
SH-01の電源を切った状態で、INST.端子にボーカルマイク(ダイナミックタイプ)を接続
1
し、INTERNALMICスイッチをOFFにします。(→14ページ参照)
POWERスイッチをONにします。
2
* SH-01が立ち上がるまで、YAMAHASOUNDSKETCHERという表示が続きます。この間は
キー操作は無効です。
SH-01は前回録音したファイルを選択した状態で立ち上がります。
02/02 SONGå002 03:12
ファイル情報のディスプレイ表示
SH-01の電源を入れると、何もキー操作をしない状態では、ディスプレイには下記の様なノーマル表 示画面(基本画面)が表示されますが、[DISPLAY/MENU]キーを押す毎に、次のようにレベル、ファイ ル情報エフェクト設定と表示が切り替わるので、ミックス録音の元ファイルの設定を確認すること
ができます。
【ノーマル表示】
02/02 ´ SONGå002 03:12
【レベル表示】
ファイルの番号/メモリーカード内の全ファイル数
UNDO´マーク(UNDOが 可能な場合のみ表示)
録音レベル(ピークホールド付き)
LEVEL ~~~~--------* SONGå002 03:12
【ファイル情報表示】
MP3 192k STEREO SONGå002 03:12
【エフェクト表示】
TYP:INTERNAL MIC
ファイルタイプ ビットレート ステレオ/モノラル
選択中のエフェクトのタイプ名
SONGå002 03:12
ディスプレイ下段の表示は共通で、ファイル名とファイルのトータルタイムが表示されます。
25
Page 26
SH-01を使ってみよう
元ファイルのギターの音と、そこにミックスするボーカルの音のバランスを調整しましょ
3
う。 まず、[W/A]キーを押して元ファイルを再生開始。 [DISPLAY/MENU]キーを押してレベル表示モードにしたら、実際に歌いながら、元ファイ ルの音量(PLAYボリューム)とボーカルマイクの音量(INPUTボリューム)を調整しましょ う。ヘッドフォンでモニターしながら行なうとよいでしょう。
ボーカルマイク の音量
もちろん、ボーカルにもエフェクトやパンを設定することができます。20,21ページの手
4
順3〜4と同様の手順で設定しましょう。
これでボーカル用のセッティングはできました。 でもミックス録音をする前に、元ファイル(ギター演奏)をリピート再生してボーカルパートの 練習をしましょう。
リピート再生には、次の2つのモードがあります。
5
・シングルリピート ...... 1曲の最初から最後までをくり返し再生。
・ABリピート ............... 曲の中の指定した範囲をくり返し再生。
シングルリピートさせる場合は、[W/A]キーを押してファイルを再生開始後、[REPEAT]キー
を長押しします(シングルリピート設定画面)。
元ファイル の音量
SINGLE REPEAT⁄¤__‹› SONGå002 03:12
シングルリピートさせるファイル名
26
Page 27
SH-01を使ってみよう
ABリピートさせる場合は、[W/A]キーを押してファイルを再生開始後、リピートの開始点 まで来たら[REPEAT]キーを1回押します。そのまま再生を続け、リピートの終了点まで来 たらもう1回[REPEAT]キーを押します。自動的に設定した区間でのリピート再生が始まり ます。
* シングルリピートおよびABリピート再生中に[–]/[+]キーもしくは[REPEAT]キーを押すとリ
ピートが解除され、そのまま通常の再生を続けます。
* シングルリピートおよびABリピートの設定は、再生を停止すると解除されます。
リピート再生以外にも、次のような再生に便利な機能があります。
[PAUSE]キー.............. 再生中に押すと、その場で一時停止します。[PAUSE]キーまた
[W/A]キーを押すと、その位置から再生を開始します。
[E]/[R]キー ............ 再生中に押すと、前のファイル/次のファイルへ移動します。ま
た、再生中に長押しすると、巻き戻し/早送りできます。
[W/A]キー ................... 再生開始後、[W /A ]キーを押さない限り、最後のファイルまで
次々と連続してファイルを再生します。
こころゆくまでボーカルの練習ができたら、[W/A]キーを押して再生を停止します。
6
次に[MIX]キーを押してミックス録音待機状態にします(録音可能時間の確認も忘れずに)。
* 元曲から計算して、メモリーカードの容量がミックス録音に不足する場合は、NOT
ENOUGHMEMORYOK?というメッセージが出ます。不要なファイルを削除したり(→32
ページ)、コンピューターにファイルを移動したり(→37ページ)して、空き容量を増やしてか
ら操作を続けてください。
* 録音モードが.WAVに設定されている場合は、ミックス録音できません。CAN'T MIX
@WAVMODE!というメッセージが出ます。録音モードをMP3に変更してください。(→
38ページ)
27
Page 28
SH-01を使ってみよう
[W/A]キーを押して録音開始。素晴らしいギター演奏をバックに歌いましょう。
7
[W/A]キーを押して録音終了。
8
* 録音途中に[W/A]キーを押して録音を終了すると、その時点までの録音内容でファイルが作成
されます。元ファイルのそれ以降のデータも消えてしまいますのでご注意ください。 また、録音中にメモリーカードの容量がなくなった場合も、その時点までの録音内容でファ
イルが作成され、自動停止します。 いずれの場合もアンドゥは有効なので、[UNDO/DELETE]キーを押してミックス録音をやり
直すことができます。
* 録音中にSH01の電源を切ったりメモリーカードを抜いたりした場合やエラーが発生した場
合、ミックス録音は無効となります。元ファイルはそのまま残ります。
[W/A]キーを押して再生開始。出来具合を聞いてみよう。
9
気に入らなかったら?そう、[UNDO/DELETE]キーを押してアンドゥ(取り消し)を実行して もう一度録音しましょう。
* SH-01の電源をオフにする、もしくはメモリーカードを抜くと、アンドゥはリセットされます。
ここまでできたら、あとはもう簡単。同様の手順でさらにコーラスパートや他の楽器をミック ス録音するなど、アイディアを駆使して自由に楽しんでください。
ミックス録音時のバックアップファイル
ミックス録音を行なうと、自動的にミックス録音前のバックアップファイルが作成されます。 下図のようにミックス録音をくり返した場合は、それぞれの録音操作前のファイルがバックアップさ れ、残ります。
SONG_001BK02を削除
SONG_001
ミックス録音
SONG_001 SONG_001
ミックス録音
バックアップ
ミックス録音対象のファイルはもちろん元のファイル名のままで、アンドゥを実行するとその録音操 作前の状態に戻ります(このとき最新のバックアップファイルは自動的に削除されます)。 ミックス録音の結果を別テイクとして残したい場合は、バックアップファイルをリネームし、それに 対して新たなミックス録音をするとよいでしょう。
SONG_001BK01
バックアップ
SONG_001BK02
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SH-01を使ってみよう

CD/MDの録音

SH-01では、マイクや楽器入力のほかに、CDやMDなどのソースを録音することも できます。
市販の音楽/サウンドデータは、私的使用のための複製など著作権法上問題にならない場合を除 いて、権利者に無断で複製または転用することを禁じられています。ご使用時には、著作権の 専門家にご相談されるなどのご配慮をお願いします。
● CD/MDからの録音
CDプレーヤーやMDプレーヤーなどの出力端子とSH-01のLINEIN端子とを接続します。
1
(→15ページ)
[DISPLAY/MENU]キーを押してレベル表示モードにしたら、録音したいCD/MDを再生開
2
始。INPUTボリュームで録音レベルを調整します。
もちろん、エフェクトやパンを設定することができます。CDやMDなどのオーディオソー
3
スを録音する場合は、エフェクトカテゴリーBASICの中のAUDIOを設定することをお すすめします。(→20〜21ページ:手順3〜4)
[REC]キーを押して録音待機状態にします(録音可能時間の確認も忘れずに)。
4
録音したいCD/MDを再生し、[W/A]キーを押して録音開始。
5
[W/A]キーを押して録音終了。
6
録音してできたファイルにミックス録音することができるので、カラオケをバックに熱唱する オリジナルMP3データファイルだって簡単。
エフェクトについて
エフェクトは、音を歪ませたりコーラスやディレイで広がりを与えるといった積極的に音を変える ためだけのものではありません。ギターの音をよりギターらしくしたり、入力音の信号のバラツキを 整えたりすることも、よいサウンドを作るために重要なことです。 エフェクトカテゴリーBASICには、そのような補正用エフェクトが用意されています。 また、エフェクトカテゴリーMASTERINGを選んでミックス録音を行なうと、録音済みのファイル にエフェクトをかけることができます。詳しくは、次ページ『マスタリングの手順』をご覧ください。
29
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SH-01を使ってみよう

マスタリングの手順

録音済みのファイルにエフェクトカテゴリーMASTERINGのエフェクトをかける作業 です。完成した曲全体にエフェクトをかけたり音質を整えたりするテクニックです。
すべての入力ソース(INST.端子、LINEIN端子、PICKUPMIC端子)をオフにするか接続
1
を外します。また、INTERNALMICスイッチをOFFにします。
* マスタリング作業中は入力ソースからの信号も受け付けます(INPUTボリュームおよび[PAN]
キーの設定は固定)。不要な入力ソースが録音されないよう、内蔵マイクや外部入力は回路か ら切り離しておきましょう。
マスタリング対象のファイルを選びます。
2
* ここで[W/A]キーを押して再生をスタートすると、実際に音を聞きながらエフェクトを選択す
ることができます。
[EFFECT]キーを押して、エフェクト設定画面にします。
3
[SELECT]キーと[–]/[+]キーで、カテゴリーにMASTERINGを選びます。
* マスタリング作業は、MASTERINGカテゴリー以外のエフェクトでは行なえません。
[SELECT]キーと[]/[+]キーで、マスタリング対象のファイルの内容に合ったエフェクトタ イプを選びます。
30
CAT:MASTERING TYP:POPS
* エフェクトタイプについて詳しくは、『エフェクトタイプリスト』(42ページ)をご覧くださ
い。
* [EFFECT]キーを長押しして表示されるパラメーター設定画面で、効果の深さやかかり具合を
調整することもできます。(21ページ参照)
[W/A]キーを押して再生し、PLAYボリュームで録音レベルを調整します。
4
* INPUTボリュームは無効です。
[MIX]キーを押してミックス録音待機状態にします(録音可能時間の確認も忘れずに)。
5
[W/A]キーを押して録音(マスタリング)開始。
6
* 録音中もPLAYボリュームは有効なので、フェードイン/アウトも可能です。
[W/A]キーを押して録音(マスタリング)終了。
7
* マスタリング作業もミックス録音ですので、自動的にバックアップファイルが作成されま
す。(28ページ参照)
MASTERINGエフェクト選択時は、通常の再生音にもエフェクトがかかってしまいます。
マスタリング終了後はエフェクトカテゴリーを"MASTERING"以外に変更してください。
エフェクトカテゴリー
エフェクトタイプ
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ファイルの管理

SH-01では、録音されたデータはMP3ファイルもしくはWAVファイルとして、メモリー カードへ保存されます。 これらのファイルは一般的なサウンドファイルデータ形式ですので、コンピューターと SH-01との間でファイル交換を行なうことができます。

ファイルのバックアップ

現在選択しているファイルのバックアップファイルを作成します。
あらかじめ、バックアップファイルを作成したいファイルを選んでおきます。
1
[DISPLAY/MENU]キーを長押しして、システム設定メニュー画面(上段にMENU表示)に
2
します。
[]/[+]キーで下段にSONGBACKUPを表示させ、[ENTER]キーを押します。
3
* メモリーカード内にファイルがない場合は、SONGBACKUPは表示されません。
MENU SONG BACKUP -/+,ENT
下記画面が表示されます。
4
SONG BACKUP OK? NO(-) YES(+)
[+]キーを押すと、メモリーカード内にバックアップファイルが作成されます。
5
[]キーを押すと、バックアップファイルの作成をキャンセルしてシステム設定メニュー画 面に戻ります。
* コンピューターなどの外部からUSB端子を経由してSH-01(のメモリーカード)に転送された
ファイルはバックアップされません。
* バックアップファイル名は、元ファイル名の後にBKnn(nnはファイル処理された順の数字)を
追加したものになります。ただし元ファイル名が9文字以上ある場合は、9文字以降がカット されたファイル名にBKnnが追加されます。
31
Page 32
ファイルの管理

ファイル名の変更(リネーム)

メモリーカード内にあるファイルのファイル名を変更します。
あらかじめ、ファイル名を変更したいファイルを選んでおきます。
1
[DISPLAY/MENU]キーを長押しして、システム設定メニュー画面(上段にMENU表示)に
2
します。
[]/[+]キーで下段にSONGRENAMEを表示させ、[ENTER]キーを押します。
3
* メモリーカード内にファイルがない場合は、SONGRENAMEは表示されません。
MENU SONG RENAME -/+,ENT
下記画面が表示されます。
4
RENAME SONG_001 -/+,ENT
[–]/[+]キーを押して、変更したい文字を点滅させます。
5
INPUTスライダーとPLAYスライダーで文字(キャラクター)を設定します。
6
・INPUTスライダー:ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ ・PLAYスライダー:スペース0123456789!#$%&()+,-=@[]^{}
*TRACK000という名前はSH-01のシステムで用いていますので、使わないでください。(電
源オフ時に消去されます。)
手順5,6をくり返して、ファイル名を変更します。[ENTER]キーを押して変更完了です。
7

任意のファイルの削除

現在選択中のオーディオファイル(.MP3、.WAV)を削除します。
あらかじめ、削除したいファイルを選んでおきます。
1
[UNDO/DELETE]キーを長押しします。下記画面が表示されます。
2
DELETE SONG_001 OK? NO(-) YES(+)
[+]キーを押すと、選択中のオーディオファイルが削除されます。
3
[–]キーを押すと、ファイル削除をキャンセルして基本画面に戻ります。
32
Page 33
ファイルの管理

全ファイルの削除

メモリーカード内にあるすべてのオーディオファイル(.MP3、.WAV)を削除しま す。
この操作を実行すると、メモリーカード内にあるすべてのオーディオファイルは消 えてしまいます。またアンドゥ(UNDO)も効きません。よくご確認の上、実行し てください。
[DISPLAY/MENU]キーを長押しして、システム設定メニュー画面(上段にMENU表示)に
1
します。
[]/[+]キーで下段にALLSONGERASEを表示させ、[ENTER]キーを押します。
2
* メモリーカード内にファイルがない場合は、ALLSONGERASEは表示されません。
MENU ALLSONG ERASE-/+,ENT
下記画面が表示されます。
3
ALL SONG ERASE OK? NO(-) YES(+)
[+]キーを押すと、ファイル削除確認の画面(AREYOUSURE?)が表示されます。
4
[–]キーを押すと、ファイル削除をキャンセルしてシステム設定メニュー画面に戻ります。
ARE YOU SURE? NO(-) YES(+)
[+]キーを押すと、メモリーカード内の全オーディオファイルが削除されます。
5
[–]キーを押すと、ファイル削除をキャンセルしてシステム設定メニュー画面に戻ります。
33
Page 34
ファイルの管理

メモリーカードのフォーマット

メモリーカードをフォーマット(初期化)します。
この操作を実行すると、メモリーカード内のすべてのファイルは消えてしまいま す。またアンドゥ(UNDO)も効きません。よくご確認の上、実行してください。
フォーマットしたいメモリーカードをスロットに挿入します。
1
[DISPLAY/MENU]キーを長押しして、システム設定メニュー画面(上段にMENU表示)に
2
します。
[]/[+]キーで下段にCARDFORMATを表示させ、[ENTER]キーを押します。
3
MENU CARD FORMAT -/+,ENT
下記画面が表示されます。
4
FORMAT CARD OK? NO(-) YES(+)
34
[+]キーを押すと、フォーマット確認の画面(AREYOUSURE?)が表示されます。
5
[–]キーを押すと、フォーマットをキャンセルしてシステム設定メニュー画面に戻ります。
ARE YOU SURE? NO(-) YES(+)
[+]キーを押すと、フォーマットが実行されます。
6
[–]キーを押すと、フォーマットをキャンセルしてシステム設定メニュー画面に戻ります。
ABOUT画面について
[DISPLAY/MENU]キーを長押し→[]/[+]キーで下段にABOUTを表示させる→[ENTER]キーを 押すことで、SH-01に関する情報が表示されます。複数画面に渡りますので、[–]/[+]キーで画面を切 り替えてご覧ください。
Page 35

コンピューターとのファイル交換

SH-01はUSB端子を装備し、コンピューターと直接接続することができます。 SH-01で作成したサウンドデータファイルをコンピューターで管理したり、コンピュー ター上で作成またはダウンロードしたサウンドデータファイルをSH-01で扱うことがで きます。また、SH-01のエフェクトパラメーターのセットアップもコンピューター経由 で行なうことができます。

SH-01で扱えるファイル

SH-01では、以下のファイル形式を扱うことができます。
ファイル形式 再生 新規録音 ミックス録音
 MP3
 WAV △ *
*1: ミックス録音時、録音モードにWAV形式を選ぶことはできません。ただし、録音モー
ドにMP3形式を選ぶことで、WAVファイルへのミックス録音は可能です。この場合 MP3形式ファイルに変換されて録音されます。
上記以外のファイルは録音や再生の対象にはなりません。
1

通信でできること

・ SH-01からコンピューターへのファイル転送
* コピーではなく移動。転送後SH-01の元ファイルは消えます。また転送時、コンピューター側
に著作権に関するメッセージと確認画面が表示されます。
・ コンピューターからSH-01へのファイル転送
* コピーではなく移動。転送後コンピューター側の元ファイルは消えます。また、USB経由で
SH-01に転送したファイルはバックアップできません。再生およびミックス録音はできます。
・ SH-01のエフェクトパラメーターのデータ更新
サイトよりダウンロードしたSH-01のエフェクトパラメーターデータ(エフェクトカテゴ リーADD-ON)を、コンピューターからSH-01へ転送しデータ更新することができま す。詳しくは、www.mp3rec.comをご覧ください。
35
Page 36
コンピューターとのファイル交換

付属CD-ROMの内容

● データファイラー
SH-01とコンピューターとの間でのファイル移動のためのソフトウェアです。 使用方法については、次ページをご覧ください。
 【動作環境】
コンピューター ........ USB端子を装備した、100MHz以上のintel®Pentium®およびCeleron
OS ............................. Windows®98SE/Me/2000/XP
メモリ ....................... 16MB以上
ハードディスク ........ 2MB以上の空き容量
ディスプレイ ............ 800x600ドット以上/256色以上
コンピューターを立ち上げ、Windowsを起動します。
1
付属のCD-ROMをCD-ROMドライブにセットします。
2
「スタート」メニュー「ファイル名を指定して実行」で、F:¥Disk1¥Setup.exeを実行します。
3
(F:はコンピューターにより異なります)
またはCD-ROMのDisk1フォルダー内のSetup.exeをクリックして立ち上げます。
ファミリーのプロセッサを搭載したパーソナルコンピューター
ソフトウェアのインストール
TM
36
インストール用ソフトが起動して、下図のような画面が表示されます。
4
ここから先は、画面の指示にしたがってインストール操作をしてください。
5
Page 37
コンピューターとのファイル交換

コンピューターとのデータ移動(データファイラー)

付属CD-ROMよりインストールしたデータファイラーを使うと、SH-01とコン ピューターとの間でのファイル移動が簡単に行なえます。
コンピューターとSH-01をUSBケーブルで接続します。(→16ページ参照
1
SH-01の電源をONにします。
2
* コンピューターとSH-01を初めて接続したときのみ、「新しいハードウェアが見つかりました」
という画面が表示され、ドライバのインストールウィザードが立ち上がる場合があります。 インストールウィザードに従ってドライバをインストールしてください。
「スタート」メニュー→「プログラム」→「SoundSketcher」から「SoundSketcher」を選択
3
します。
データファイラーが立ち上がり、下図のような画面が表示されます。
4
通常のWindows上のファイル移動と同様に、コンピューター(ハードディスク)とSH-01
(メモリーカード)との間でファイルアイコンをドラッグすることで、ファイルを移動する
ことができます。
* サイトよりダウンロードしたSH-01のエフェクトパラメーターデータ(エフェクトカテゴリー
ADD-ON)も、ファイルアイコンをSH-01フォルダへドラッグコピーするだけで、自動的に
アップデートが実行されます。詳しくは、www.mp3rec.comをご覧ください。
コンピューター
(ハードディスク)
データ移動時の注意事項
・コンピューターからSH-01本体に、またはSH-01本体からコンピューターにデータを移動す
ると、元の場所からはデータはなくなります。
・コンピューターからSH-01本体に移動したデータに対しては、SH-01本体ではバックアップ
処理できません。
・SH-01本体では日本語ファイル名(2バイトコード文字)は正しく表示されません。また日本
語名称のファイルに対するミックス録音も行なうことはできません。
SH-01
(メモリーカード)
37
Page 38

システムの設定

SH-01のシステムに関する設定をここで解説します。

録音モード

録音時の条件(ファイルタイプ、ビットレート)を設定します。
* サンプリングレートは44.1kHz固定、オーディオデータは16bitです。
[DISPLAY/MENU]キーを長押しして、システム設定メニュー画面(上段にMENU表示)に
1
します。
[]/[+]キーで下段にRECORDMODEを表示させ、[ENTER]キーを押します。
2
MENU RECORD MODE -/+,ENT
録音モード設定画面が表示されます。
3
RECORD MODE: MP3-192k -/+,ENT
[–]/[+]キーを押して、録音モードを設定します。
4
設定できる録音モード(ファイルタイプ-ビットレート)は以下の通りです。
MP3-64k,MP3-96k,MP3-128k,MP3-192k,WAV
38
録音モード メモリーカードサイズ別 録音可能時間(目安) 単位:min
16M 32M 64M 128M
MP3-64k 32 64 128 256 MP3-96k 21 42 85 170 MP3-128k 16 32 64 128 MP3-192k 10 21 42 85 WAV 1 3 6 12
* MP3ファイルでは、ビットレートの数字が大きいほど音質が向上します。 * WAVファイルはMP3ファイルに比べて高音質ですが、ファイルサイズが大きく(録音可能時
間が短く)なります。
[ENTER]キーを押すと、設定が確定され基本画面に戻ります。
5
Page 39
システムの設定

コントラスト調整

ディスプレイのコントラスト(濃淡差)を調整します。
[DISPLAY/MENU]キーを長押しして、システム設定メニュー画面(上段にMENU表示)に
1
します。
[]/[+]キーで下段にCONTRASTを表示させ、[ENTER]キーを押します。
2
MENU CONTRAST -/+,ENT
コントラスト調整画面が表示されます。
3
CONTRAST: ~~~~~----- -/+,ENT
[–]/[+]キーを押して、コントラストを調整します。
4
調整は10ステップ。ディスプレイ下段にブロック(~)表示されます。
[ENTER]キーを押すと、設定が確定され基本画面に戻ります。
5
39
Page 40
システムの設定

エフェクトセットアップ

あなたが変更した各種エフェクトの設定値をSH-01内のメモリーに残す(BACKUP) か、残さない(DEFAULT)かを設定します。
DEFAULTに設定している場合、次回電源ON時、各エフェクトの設定値はデフォ
ルト(初期値)に戻ります。
[DISPLAY/MENU]キーを長押しして、システム設定メニュー画面(上段にMENU表示)に
1
します。
[]/[+]キーで下段にEFFECTSETUPを表示させ、[ENTER]キーを押します。
2
MENU EFFECT SETUP -/+,ENT
エフェクトセットアップの設定画面が表示されます。
3
EFFECT SETUP: DEFAULT -/+,ENT
[–]/[+]キーを押して、DEFAULTまたはBACKUPを設定します。
4
EFFECT SETUP: DEFAULT -/+,ENT
40
BACKUP
[ENTER]キーを押すと、設定が確定され基本画面に戻ります。
5
Page 41
仕様
デジタル部
再生可能ファイル:MP3,WAV 録音可能ファイル:MP3,WAV ミックス録音可能ファイル:MP3 サンプリング周波数:44.1kHz,16bit MP3レート:64〜192kbps 周波数特性:20Hz〜20kHz 全高調波歪率:0.1%@1kHz S/N比:80dB
録音可能時間
新規録音時(64MBCARD):
約64分@MP3-128kbps 約6分@WAV
最大ファイル数
80ファイル
* メモリーカード内にMP3,WAV形式以外の
ファイルがある場合、および13文字以上の ファイル名を持つファイルがある場合は、 80ファイル以下になる場合がある。
入出力
内蔵マイク:ステレオコンデンサー INST.端子:モノラルフォーン INST.端子&内蔵マイクGAINスイッチ:
HIGH/LOW PICKUPMIC端子:モノラルミニ、2V供給 LINEIN端子:ステレオミニ 内蔵スピーカー:ステレオ、500mW+500mW LINEOUT/PHONE端子:ステレオミニ USB端子:スレーブ(SLAVE)
データコントロール
メモリーカード:3.3Vスマートメディア USB接続:ソングファイルのアップロード/
ダウンロード、エフェクトファイルのダ ウンロード
コピーライトプロテクト:バックアップの制
限、アップロード時のメッセージ表示
エフェクト
64(8カテゴリー×8タイプ) カテゴリー:BASIC、DELAY、CHORUS、
EFX、DRIVE、DISTORTION、 ADD-ON*、MASTERING
* ADD-ONはダウンロードによる書き替えが
可能。
* 各エフェクトの2パラメーターおよびリバー
ブパラメーターを設定可能。
メトロノーム
テンポ:30〜250 ビート:1〜4/4,6/8
チューナー
モード:トーンモード/チューニングモード 基準ピッチ:435〜446Hz
電源
アルカリ単3乾電池(AA)×6本または 電源アダプター(YAMAHAPA-3C) 電池寿命:約2時間@MP3再生時
約1.5時間@MP3録音時
* 共にヘッドフォン使用時
ソングコントロール
再生時:早送り(R )、巻き戻し(E)、一時
停止(PAUSE)、A-B/シングルリピート 新規録音時:新規ソングファイル作成、メト
ロノーム ミックス録音時:
イルとのミックス ソングファイル:バックアップ、削除、リ
ネーム
入力ソースと既存ソングファ
寸法(WxHxD)
200x133x34mm
質量
450g(乾電池を除く本体のみ)
*仕様および外観は改良のため予告なく変更する場合があります。
41
Page 42

エフェクトタイプリスト

エフェクトカテゴリー 特徴
エフェクトタイプ 可変パラメーター
BASIC 各入力に合わせた基本的な設定です。
INTERNALMIC 内蔵マイク用
LO ............. 低域のレベル調整
HI .............. 高域のレベル調整
INT.MIC+COMP 内蔵マイク用で音圧補正(コンプレッサー)をかけたもの
LO ............. 低域のレベル調整
HI .............. 高域のレベル調整
VOCAL.MIC 外部ボーカルマイク(ダイナミックマイク)用
LO ............. 低域のレベル調整
HI .............. 高域のレベル調整
VOCAL.MIC+COMP 外部ボーカルマイク用で音圧補正(コンプレッサー)をかけたもの
LO ............. 低域のレベル調整
HI .............. 高域のレベル調整
LINE.GUITAR エレクトリックギター用
LO ............. 低域のレベル調整
HI .............. 高域のレベル調整
LINE.BASS エレクトリックベース用
LO ............. 低域のレベル調整
HI .............. 高域のレベル調整
LINE+COMP エレキギター・ベース用で音圧補正(コンプレッサー)をかけたもの
LO ............. 低域のレベル調整
HI .............. 高域のレベル調整
AUDIO CD、MDなどのオーディオ入力用
LO ............. 低域のレベル調整
HI .............. 高域のレベル調整
DELAY 音に奥行きを与えるディレイ系のエフェクトです。
DOUBLING 非常に短いシングルディレイ
MIX ........... ディレイの音量調整
−−
SINGLE.SHORT 短いシングルディレイ
TIME ........ ディレイの長さ調整
MIX ........... ディレイの音量調整
SINGLE.LONG 長いシングルディレイ
TIME ........ ディレイの長さ調整
MIX ........... ディレイの音量調整
MONO.MIX モノラルディレイ(パラメーター設定でMIXが可変)
TIME ........ ディレイの長さ調整
MIX ........... ディレイの音量調整
MONO.FB モノラルディレイ(パラメーター設定でフィードバックが可変)
TIME ........ ディレイの長さ調整
FBLEV ..... ディレイのくり返し長さ調整
STEREO.MIX ステレオディレイ(パラメーター設定でMIXが可変)
TIME ........ ディレイの長さ調整
MIX ........... ディレイの音量調整
STEREO.FB ステレオディレイ(パラメーター設定でフィードバックが可変)
TIME ........ ディレイの長さ調整
FBLEV ..... ディレイのくり返し長さ調整
ENSEMBLE 広がり感のあるディレイ
TIME ........ ディレイの長さ調整
FBLEV ..... ディレイのくり返し長さ調整
* 下記に加え、全タイプにてREVERBパラ
メーター(リバーブのかかり具合)を調整可能
42
Page 43
エフェクトタイプリスト
エフェクトカテゴリー 特徴
エフェクトタイプ 可変パラメーター
CHORUS 音に広がりを与えるコーラス系のエフェクトです。
SOFT 浅めなコーラス
DEPTH .... うねりの深さ調整
−−
MEDIUM 自然なコーラス
SPEED .... うねりのスピード調整
DEPTH .... うねりの深さ調整
HARD 深めなコーラス
SPEED .... うねりのスピード調整
DEPTH .... うねりの深さ調整
PHASER.1 ソフトなフェイザー
SPEED .... うねりのスピード調整
DEPTH .... うねりの深さ調整
PHASER.2 ハードなフェイザー
SPEED .... うねりのスピード調整
DEPTH .... うねりの深さ調整
FLANGER.1 ソフトなフランジャー
SPEED .... うねりのスピード調整
DEPTH .... うねりの深さ調整
FLANGER.2 ハードなフランジャー
SPEED .... うねりのスピード調整
DEPTH .... うねりの深さ調整
STEREOSHIFT うねりの少ないコーラス
LO ............. 低域のレベル調整
HI .............. 高域のレベル調整
EFX その他さまざまなエフェクトです。
TREMOLOMONO モノラル効果のトレモロ
SPEED .... うねりのスピード調整
DEPTH .... うねりの深さ調整
TREMOLOSTEREO ステレオ効果のトレモロ
SPEED .... うねりのスピード調整
DEPTH .... うねりの深さ調整
VIBRATOMONO モノラル効果のビブラート
SPEED .... うねりのスピード調整
DEPTH .... うねりの深さ調整
VIBRATOSTEREO ステレオ効果のビブラート
SPEED .... うねりのスピード調整
DEPTH .... うねりの深さ調整
AUTOPAN 音が自動的に左右を移動するオートパン
SPEED .... 移動のスピード調整
TYPE ....... 移動のしかた調整
ROTARYSPEAKER 回転スピーカーの効果
SPEED .... うねりのスピード調整
TONE ....... トーン調整
AUTOWAH オートワウ
SPEED .... うねりのスピード調整
FREQ ....... トーン調整
ENHANCER 高域を強調
FREQ ....... 強調する音域を調整
DRIVE ..... 強調の度合いを調整
* 下記に加え、全タイプにてREVERBパラ
メーター(リバーブのかかり具合)を調整可能
43
Page 44
エフェクトタイプリスト
エフェクトカテゴリー 特徴
エフェクトタイプ 可変パラメーター
DRIVE 音を歪ませるオーバードライブ系のエフェクトです。
OVERDRIVE ベーシックなオーバードライブ
TYPE ....... 歪みのタイプ調整
DRIVE ..... 歪みの度合い調整
+SINGLEDELAY オーバードライブにシングルディレイをプラス
TIME ........ ディレイの長さ調整
MIX ........... ディレイの音量調整
+FEEDBACKDELAY オーバードライブにフィードバックディレイをプラス
TIME ........ ディレイの長さ調整
FBLEV ..... ディレイのくり返し長さ調整
+CHORUS オーバードライブにコーラスをプラス
DEPTH .... うねりの深さ調整
MIX ........... うねりのレベル調整
+PHASER オーバードライブにフェイザーをプラス
SPEED .... うねりのスピード調整
DEPTH .... うねりの深さ調整
+FLANGER オーバードライブにフランジャーをプラス
SPEED .... うねりのスピード調整
FBLEV ..... うねりの度合い調整
+AUTOWAH オーバードライブにオートワウをプラス
SPEED .... うねりのスピード調整
DEPTH .... うねりの深さ調整
+TREMOLO オーバードライブにトレモロをプラス
SPEED .... うねりのスピード調整
DEPTH .... うねりの深さ調整
DISTORTION 音をさらに歪ませるディストーション系のエフェクトです。
DISTORTION ベーシックなディストーション
TYPE ....... 歪みのタイプ調整
FREQ ....... トーン調整
+SINGLEDELAY ディストーションにシングルディレイをプラス
TIME ........ ディレイの長さ調整
MIX ........... ディレイの音量調整
+FEEDBACKDELAY ディストーションにフィードバックディレイをプラス
TIME ........ ディレイの長さ調整
FBLEV ..... ディレイのくり返し長さ調整
+CHORUS ディストーションにコーラスをプラス
DEPTH .... うねりの深さ調整
MIX ........... うねりのレベル調整
+PHASER ディストーションにフェイザーをプラス
SPEED .... うねりのスピード調整
DEPTH .... うねりの深さ調整
+FLANGER ディストーションにフランジャーをプラス
SPEED .... うねりのスピード調整
FBLEV ..... うねりの度合い調整
+AUTOWAH ディストーションにオートワウをプラス
SPEED .... うねりのスピード調整
DEPTH .... うねりの深さ調整
+TREMOLO ディストーションにトレモロをプラス
SPEED .... うねりのスピード調整
DEPTH .... うねりの深さ調整
* 下記に加え、全タイプにてREVERBパラ
メーター(リバーブのかかり具合)を調整可能
44
Page 45
エフェクトタイプリスト
エフェクトカテゴリー 特徴
エフェクトタイプ 可変パラメーター
ADD-ON
このカテゴリーはサイトからダウンロードしたものと書き換えが可能 です。(→37ページ) 工場出荷の状態では、音を大きく変化させる 特殊効果的なエフェクトが入っています。
SFX-TELEPHONE 電話音声のような効果
COLOR .... 明るさ調整
DARK ...... 歪みの度合い調整
SFX-RADIO ラジオ音声のような効果
COLOR .... 明るさ調整
DRIVE ..... 歪みの度合い調整
SFX-ROBOT ロボット音声のような効果
GATE ....... 無入力時のノイズレベル調整
−−
SFX-HELICOPTER 聞いてみてください、ヘリコプターです
GATE ....... 無入力時のノイズレベル調整
SPEED .... うねりのスピード調整
SFX-INVADER 聞いてみてください、宇宙人です
GATE ....... 無入力時のノイズレベル調整
COLOR .... 明るさ調整
SFX-SPACEY 聞いてみてください
GATE ....... 無入力時のノイズレベル調整
FBLEV ..... ディレイのくり返し長さ調整
SFX-REVERSE 聞いてみてください
GATE ....... 無入力時のノイズレベル調整
TIME ........ リバースの長さ調整
VOICECANCEL ステレオオーディオ入力のボーカル部分のレベルを落とします
LO ............. 低域のレベル調整
HI .............. 高域のレベル調整
MASTERING マスタリング
(→30ページ)
FLAT フラットEQ設定(リバーブのみをかけたい場合にお使いください)
LO ............. 低域のレベル調整
HI .............. 高域のレベル調整
ROCK ロック向きEQ設定
LO ............. 低域のレベル調整
HI .............. 高域のレベル調整
POPS ポップス向きEQ設定
LO ............. 低域のレベル調整
HI .............. 高域のレベル調整
JAZZ ジャズ向きEQ設定
LO ............. 低域のレベル調整
HI .............. 高域のレベル調整
LOUDNESS 低域強調と音圧補正(コンプレッサー)
LO ............. 低域のレベル調整
HI .............. 高域のレベル調整
SOFTLIMIT 自然な音圧補正(コンプレッサー)
LO ............. 低域のレベル調整
HI .............. 高域のレベル調整
HARDLIMIT 強めな音圧補正(コンプレッサー)
LO ............. 低域のレベル調整
HI .............. 高域のレベル調整
VOICECANCEL ステレオオーディオ入力のボーカル部分のレベルを落とします
LO ............. 低域のレベル調整
HI .............. 高域のレベル調整
* 下記に加え、全タイプにてREVERBパラ
メーター(リバーブのかかり具合)を調整可能
用のエフェクトです。
45
Page 46

エラーメッセージ

メッセージ 内  容
NO SONG
メモリーカード内にSH-01で認識できるファイルがありません。
NO CARD メモリーカードが挿入されていません。
WRITE PROTECTED
メモリーカードにライトプロテクトシールが貼られています。
UNSUPPORTED CARD SH-01で認識できないカードです。フォーマットされて
いないカードを挿入していませんか?
NO FREE MEMORY メモリーカードの残量がないため録音できません。
FILE LIMIT REACHED SH-01の最大ファイル数に到達しました。
NOT ENOUGH MEMORY OK? メモリーカードの残量内では、元曲全部のミックス録音が
できません。
CAN'T MIX @WAV MODE! システム設定メニューで録音モードがWAVに設定されて
います。ミックス録音をする場合は、録音モードをMP3 にしてください。
ERROR! PLEASE RENAME 日本語のファイル名の曲に対してはミックス録音できませ
ん。リネームでファイル名を英文に変えてください。
FILE ALREADY EXISTS (リネーム時)同名のファイルがすでに存在しています。
CAN'T CREATE FILE バックアップ時に作成されるファイル名BKnnのnnが99
を超えました。
CAN'T BACKUP コンピューターから転送されたファイルはバックアップで
きません。
SYSTEM ERROR システムエラーです。何かキーを押してください。電源リ
セットされます。
* 録音終了後にシステムエラーが発生し電源リセットした場合は、
RECOVER-FILEという名称の救済ファイルが作成され、この
ファイルが選択された状態で立ち上がります(救済が可能な場合 のみ)。このファイルをリネームしてお使いください。
46
Page 47

故障かな?と思ったら

SH-01をご使用中に、「音が出ない」「録音が正常にできない」などの状況になってしまっ たら、本機の故障を疑う前に次の項目をチェックしてみてください。 それでも直らない場合は、お買い上げのお店または巻末のサービス拠点にお問い合わせく ださい。
症 状 考えられる原因
電源が入らない ・ 電源アダプターは正しく接続されていますか?(→11ページ)
・ 乾電池は正しくセットされていますか?(→11ページ) ・ 乾電池が消耗していませんか?
ディスプレイが表示しない ・ コントラストの設定は適当ですか?(→39ページ)
音が出ない VOLUMEINPUTボリューム、PLAYボリュームは上がっていますか?
・ ヘッドフォンや外部スピーカーは正しく接続されていますか?(→15
ページ)
LINE OUT/PHONES端子にプラグが差し込まれているときは、内蔵ス
ピーカーから音は出ません。
INTERNAL MICスイッチがONに設定されているときは、内蔵スピー
カーから音は出ません。
音が歪む ・ 入力レベルが大きすぎませんか?
→ 入力がINST.端子の場合はGAINスイッチをLOWにしてください。 → 接続している楽器やCD/MDプレーヤーなどの出力レベルを下げて
ください。
INPUTボリュームを下げてください。
・ エフェクトにDRIVEやDISTORTIONなどの歪み系エフェクトを選
んでいませんか?(→20ページ)
INPUTボリュームが効かない ・ エフェクトにMASTERINGを選択している場合は、INPUTボ PANが効かない リュームおよびPAN 設定は無効となります。
録音されていない ・ ミックス録音中に電源を切ったりメモリーカードを抜いたりしません
でしたか?
アンドゥできない ・ フォーマット(→34ページ)および全ファイル削除(→33ページ)はア
ンドゥできません。
・ 有効なアンドゥも、電源を切る、もしくはメモリーカードを抜くと無
効になります。
・ コンピューターとの接続を終了すると、アンドゥは無効となります。
ファイルが消えた ・ SH-01とコンピューターの間では、ファイルコピーでなくファイル移
動しかできません。移動後、元ファイルは消えます。
ファイルを削除したのに録音 [UNDO/DELETE]キーによるファイル削除(→32ページ)操作では、 可能時間が増えない アンドゥ用にファイルが残っているため録音可能時間は変わりませ
ん。ファイル削除後にSH-01の電源を切るとアンドゥ用ファイルは消 去され、次回電源ON時には録音可能時間が増えています。
47
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ユーザーサポートのご案内

■質問の受付について
ヤマハデジタル商品は、常に新技術/高機能を搭載 し技術革新を進める一方、お使いになる方々の負担 とわずらわしさを軽減できるような商品づくりを 進めております。また取扱説明書の記載内容も、よ りわかりやすく使いやすいものにするため、研究/ 改善いたしております。しかし、一部高機能デジタ ル商品では、取扱説明書だけでは説明しきれないほ どのいろいろな知識や経験を必要としてしまうも のがあります。 実際の操作に関して、基本項目は取扱説明書に解説 いたしておりますが、「記載内容が理解できない」、
「手順通りに動作しない」、「記載が見つからない」と
いったさまざまな問題が起こる場合があります。
そのようなお客様への一助となるよう、弊社では
「サウンドスケッチャー事務局」を開設いたしてお
ります。
「操作の手順やそれによる結果と状態」、「入力され

保証とアフターサービス

お気軽にご利用頂きますようご案内申し上げます。
お問い合わせの際には、「製品名」、「製造番号」、「ご 住所」、「お名前」、「電話番号」をお知らせください。 また、「接続機器(ご使用のパソコンの種類など)」、
たデータの内容」なども詳しくお知らせください。 お客様からの情報が不足している場合はご返事で きない場合がございます。
ヤマハ サウンドスケッチャー事務局
TEL : 053-460-2460
メールアドレス : mp3rec@music-eclub.com
受付日 月曜日〜金曜日
(祝日および事務局の休業日を除く)
受付時間
9:00〜12:00/13:00〜18:00
サービスのお問い合わせは、ヤマハ サウンドスケッチャー事務局までご連絡ください。
■保証書
本機には、保証書がついています。 必ず、「販売店印・お買い上げ日」などの記入をお確 かめのうえ、大切に保管してください。
■保証期間
お買い上げ日から1年間です。
■保証期間中の修理
保証記載内容に基いて修理または本体交換をいた します。詳しくは無償修理規定をご覧ください。
■保証期間経過後の修理
修理すれば使用できる場合は、ご希望により有料に て修理させていただきます。
■
修理受付および修理品の引取り、本体交換について
ヤマハサウンドスケッチャー事務局にご連絡くだ さい。 お客様の製品の不具合内容を確認させていただき、 修理または本体交換にて対応させていただきます。 保証期間内に故障して無償修理をお受けになる場 合は、ヤマハ指定業者がお客様宅に修理機器をお引 取りに伺うか、または本体の交換に伺います。その 際に、保証書をご提示ください。
保証期間経過後の修理、またはお客様のご希望で修 理をご依頼いただく場合も、サウンドスケッチャー 事務局にお問い合わせください。 
■製品の状況は詳しく
修理をご依頼いただくときは、製品名、モデル名な どとあわせて、故障の状態をできるだけ詳しくお知 らせください。
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Memo
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209-02B0 © 2002 Yamaha Corporation
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