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Owner’s Manual
Bedienungsanleitung
Mode d’emploi
Manual de instrucciones
Manuale di istruzioni
取扱説明書
EN
DE
FR
ES
IT
RU
ZH
JA
![](/html/64/64e0/64e002f4d06e43fb2e87a6518511e546bd14f70d3e11215b3cac349301b4ad62/bg2.png)
安全上のご注意
ご使用の前に、必ずこの「安全上のご注意」をよくお読みください。
ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくご使用いただき、お客様や他の方々への危害や財産への損害
を未然に防止するためのものです。必ずお守りください。
お読みになったあとは、使用される方がいつでも見られる所に必ず保管してください。
記号表示について
■
この製品や取扱説明書に表示されている記号には、次のような意味があります。
「ご注意ください」という注意喚起を示します。
〜しない でくださいという「禁止」を示します。
「必ず実行」してくださいという強制を示します。
■
「警告」と「注意」について
以下、誤った取り扱いをすると生じることが想定される内容を、危害や損害の大きさと切迫の程度を明示す
るために、「警告」と「注意」に区分して掲載しています。
警告
電源 / 電源コード
電源は本体に表示している電源電圧で使用する。
誤って接続すると、感電や火災のおそれがあります。
必ず実行
電源コードは、必ず付属のものを使用する。
故障、発熱、火災などの原因になります。
必ず実行
この表示の欄は、「死亡す
る可能性または重傷を負
う可能性が想定される」
内容です。
警告
分解禁止
禁止
この表示の欄は、「傷害を
負う可能性または物的損
注意
この機器の内部を開け たり、内部の部品を分 解したり改造し
たりしない。
感電や火災、けが、または故障の
原因 にな ります。異常 を感じ た
場合など、点検や修理は、必ずお
買い上げの販売店または165
ページのヤマハ修理 ご相談セン
ターにご依頼ください。
害が発生する可能性が想
定される」内容です。
禁止
SB168-ES 取扱説明書
144
電源コードをストーブなどの熱器 具に近づけたり、無 理に曲
げたり、傷つけた りしない。また、電源コードに重いも のをの
せない。
電源コードが破損し、感電や火災の原因になります。
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水に注意
異常に気づいたら
この機器の 上に花瓶や 薬品など液 体の入った ものを置か な
い。また、浴室や雨 天時の屋 外など湿 気の多い ところで使 用
しない。
禁止
禁止
内部に水な どの液体 が入ると、感電や 火災、ま たは故障の 原
因になります。入 った場合は、すぐに 電源スイッチを切り、電
源プラグをコンセントから抜いた 上で、お買い上げの 販売店
または165 ページのヤ マハ修理ご相談センターに点 検をご
依頼ください。
濡れた手で電源プラグを抜き差ししない。
感電のおそれがあります。
電源 / 電源コード
長期間使用しないときや落雷のお それがあるときは、必ずコ
ンセントから電源プラグを抜く。
感電や火災、故障の原因になることがあります。
必ず実行
電源プラグ を抜くと きは、電 源コード を持たずに、必ず電 源
プラグを持って引き抜く。
電源コードが破損して、感電や火災の原因になること があり
必ず実行
ます。
必ず実行
必ず実行
注意
禁止
禁止
禁止
電源コードやプラグが いたんだ場合、または 使用中に音が出
なくなったり異常なに おいや煙が出たりした場合は、すぐに
電源スイッチを切り、電源プラグをコンセントから抜く。
感電や火災、または故障のおそれがあり ます。至急、お買い上
げの販売店または 165 ページのヤマハ修理ご 相談センター
に点検をご依頼ください。
この 機器を 落とす など して破 損した 場合 は、すぐ に電 源ス
イッチを切り、電源プラグをコンセントから抜く。
感電や火災、または故障のおそれがあり ます。至急、お買い上
げの販売店または 165 ページのヤマハ修理ご 相談センター
に点検をご依頼ください。
直射日 光のあたる 場所(日 中の車内 など)や ストーブの 近く
など極端に温度が高く なるところ、逆に温度 が極端に低いと
ころ、また、ほこりや振動の多いところで使用しない。
この機器のパネルが変 形したり、内部の部品 が故障したりす
る原因になります。
不安定な場所に置かない。
この機器が転倒して故 障したり、お客様や他 の方々がけがを
したりする原因になります。
この機器の通風孔をふさがない。
内部の温度上昇を防ぐため、この機器のフロント/リアパネル
には通風孔があります。特に、この機器 をひっくり返したり、
横倒 しや前 後逆さ まに したり しない。機器 内部に 熱が こも
り、故障や火災の原因になることがあります。
設置
必ず実行
必ず実行
必ず実行
この機器を移動するときは、必ず電源コードなどの接 続ケー
ブルをすべて外した上で行なう。
コードをいためたり、お客様や他の方々が転倒したり するお
それがあります。
この機器を電源コンセントの近くに設置する。
電源プラグに容易に手の届く位置 に設置し、異常を感 じた場
合にはすぐに電源スイッチを切り、電源プラグをコン セント
から抜いて ください。また、電源スイ ッチを切 った状態で も
微電流 が流れ てい ます。この製品を長 時間使 用し ないと き
は、必ず電源プラグをコンセントから抜いてください。
この機器を EIA 標準のラックにマウントする場合は、149
ページの「ラックマ ウント時 の注意」をよく読 んでから設 置
する。
放熱が不十 分だと機 器内部に 熱がこも り、火災や 故障、誤動
作の原因になることがあります。
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2/3
禁止
禁止
テレビ やラジオ、ステレオ、携帯電 話など他 の電気製品 の近
くで使用しない。
この機器 またはテレ ビやラジ オなどに雑 音が生じる 場合が
あります。
塩害や腐食性ガスが発生する場所に設置しない。
故障の原因になります。
SB168-ES 取扱説明書
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接続
必ず実行
必ず実行
他の機器と接続する場合は、すべての電源を切った上 で行な
う。また、電源を入れたり切ったりす る前に、必ず機器 の音量
(ボリューム)を最小にする。
感電、聴力障害または機器の損傷になることがあります。
アース(接地)を確実に行なう。
付属の電源コードは 3 芯プラグですので、コンセントが接地
されていれば適切にアース接続さ れます。コンセント が接地
されていない場合は、電源プラグをコンセントに差し 込む前
に、必ずリアパネル のアース用ネジをアース接続して くださ
い。確実にアースしないと、感電の原因になります。
禁止
禁止
この機器 の通風孔や パネルの すき間から 金属や紙片 などの
異物を入れない。
感電、ショ ート、火災や故障の原因 にな ること があ ります。
入った 場合は、すぐに電源 スイッチ を切り、電源プラグ をコ
ンセン トから 抜いた上 で、お買 い上げ の販売店 または 165
ページの ヤマハ修理 ご相談セ ンターに点 検をご依頼 くださ
い。
大きな音量で長時間スピーカーを使用しない。
聴覚障害の原因になります。
使用時の注意
スピーカー の故障を 防ぐため に、電源 を入れると きは、最後
にパワーアンプの電源を入れ る。また、電源を切るときは、最
初にパワーアンプの電源を切る。
必ず実行
機器の周囲温度が極端に変化する ( 機器の移動時や急激な冷
暖房下など) と、結露することがあります。そ のまま使用する
と故障の原因になることがありま すので、電源を入れ ずに数
必ず実行
禁止
時間放置し、結露がなくなってから使用してください。
この機器の通風孔やパネルのすき間に手や指を入れない。
お客様がけがをするおそれがあります。
この機 器の上にの ったり重 いものをの せたりし ない。また、
ボタンやスイッチ、入出力端子などに無理な力を加えない。
この機器が破損したり、お客様や他の方々が けがをしたりす
禁止
る原因になります。
バックアップバッテリー
この機器 は内部メモ リー用に バックアッ プバッテリ ーを内
蔵しており、電源を切った状態でも内部メモ リーのデータは
保持さ れます。ただし、バ ックアッ プバッテ リーが消耗 する
必ず実行
と内部メモリー のデータ * が消え てしまいますので、消耗す
る前にバックアップバッ テリーを交換する必要があります。
バックアップバッテリ ーが消耗してくると、インジケーター
の点灯パターンによってお知らせします(163ページ)。その
場合は、すぐに データを対 応デジタ ルミキサ ーに保存し、お
買い上げの販売店ま たは165 ページのヤマハ 修理ご相談セ
ンターにバックアップバ ッテリーの交換をご依頼ください。
バックアップバッ テリーの寿命の目安は約 5年ですが、使用
環境などにより変動する場合があります。
* バックア ップバッ テリーによって保持されている内部メ
モリーのデータの種類は以下のとおりです。
・ 内蔵ヘッドアンプの設定
XLR タイプコネクターのピン配列は、以下のとおりです。
(IEC60268 規格に基づいています)
1: グラウンド(GND)、2: ホット(+)、3: コールド(−)
●データが破損したり失われたりした場合の補償はいたしかねますので、ご了承
ください。
● 不適切な使用や改造により故障した場合の保証はいたしかねます。
使用後は、必ず電源スイッチを切りましょう。
スイッチ、接続端子など の消耗部品は、使用時間により劣化しやすいた め、消耗に応
じて 部品の交換 が必要に なります。消 耗部品の 交換は、お買 い上げの販 売店また は
165 ページのヤマハ修理ご相談センターにご相談ください。
・ この取扱説明書に記載されているイラストは、すべて操作説明のためのものです。した
がって、実際の仕様と異なる場合があります。
・EtherSound は Digigram 社の登録商標です。
・ その他、この取扱説明書に記載されている会社名および製品名は、それぞれ各社の商標
または登録商標です。
* 仕様および外観は、改良のため、予告無く変更する場合があります。
SB168-ES 取扱説明書
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目次
はじめに .....................................................................................................................148
SB168-ESの特長 ..............................................................................................148
ファームウェアのアップデート .........................................................................148
電源コードの接続 ................................................................................................148
電源オン/オフ .....................................................................................................149
ラックマウント時の注意.....................................................................................149
リセスについて ....................................................................................................149
工場出荷時の状態に戻す(初期化 ) .....................................................................149
EtherSoundについて..............................................................................................150
EtherSoundとは ................................................................................................150
デイジーチェーン接続とリング接続 .................................................................150
各部の名称と機能......................................................................................................152
フロントパネル ....................................................................................................152
リアパネル............................................................................................................153
システム接続例..........................................................................................................154
デイジーチェーン接続.........................................................................................154
リング接続............................................................................................................154
セットアップ方法......................................................................................................155
AVS-ESMonitorについて .................................................................................155
Quick Setup機能を使った初期設定................................................................155
詳細設定(Controlページ) ..................................................................................158
設定時のエラーメッセージ.................................................................................159
ヘッドアンプのコントロール ..................................................................................160
デジタルミキサーからのコントロール..............................................................160
AVS-ESMonitorからのコントロール .............................................................160
モニター / コントロールできるヘッドアンプパラメーター ...........................161
困ったときは..............................................................................................................162
困ったときは........................................................................................................162
メッセージ一覧 ....................................................................................................163
サービスについて......................................................................................................165
保証書.........................................................................................................................166
仕様一覧 .....................................................................................................................167
一般仕様................................................................................................................167
入出力特性............................................................................................................167
電気特性................................................................................................................168
寸法図....................................................................................................................169
対応ホスト機器リスト.........................................................................................169
付属品(お確かめください)
・取扱説明書(本書に保証書が記載されています )
・電源コード
SB168-ES 取扱説明書
147
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はじめに
このたびはヤマハ ステージボックスSB168-ESをお買い求めいただきまして、あり
がとうございます。SB168-ESは、16入力/8 出力のアナログ入出力を備えた
EtherSound 対応ステージボックスです。SB168-ES の優れた機能を十分に発揮さ
せるとともに、末永くご愛用いただくために、この取扱説明書をご使用の前に必ずお
読みください。
SB168-ESの特長
■ EtherSoundネットワークによる遠隔配置
Ethernetケーブルを通じて、EtherSoundネットワークによる機器間で最長約 100m
可能です。EtherSoundネットワークの汎用アナログ入出力ボックスとしても使用できます。対応するサ
ンプリング周波数は、44.1kHz/48kHzです (88.2kHz/96kHz は非対応 )。
* ケーブルの種類によって、使用できるケーブルの長さは異なります。
(*)
の長距離伝送が
■ 内蔵ヘッドアンプをリモートコントロール
対応デジタルミキサーやアプリケーションソフトAVS-ESMonitorから内蔵ヘッドアンプをリモートコン
トロールできます。
■最大4台
SB168-ESを4 台接続すると、64入力 /32 出力の入出力システムに拡張できます。
* 接続できる台数は、使用するデジタルミキサーの仕様によって異なります。
(*)
まで拡張可能
ファームウェアのアップデート
ファームウェアは、ヤマハが提供するSB168-ES本体のファームウェアと、AuviTran 社が提供する EtherSoundの
ファームウェアの2種類があります。
SB168-ES本体ファームウェアは、リアパネルの NETWORK 端子に接続したコンピューターからアップデートします。
アップデートに関する最新情報は、ヤマハ プロオーディオウェブサイトのSB168-ES製品ページでご確認ください。
http://proaudio.yamaha.co.jp/products/
EtherSoundファームウェアは、EtherSound 端子に接続したコンピューターからアップデートします。
アップデートに関する最新情報は、AuviTran社のウェブサイトでご確認ください。
http://www.auvitran.com/view.php?downloadsupdates.php
電源コードの接続
注意
・ 電源に接続する前に必ずすべての機器の電源をオフにしてください。
付属の電源コードのソケット側を本体リアパネルの[AC IN]端子に接続し、プラグ側をコンセントに接続します。必ず
100Vのコンセントをお使いください。
SB168-ES 取扱説明書
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電源オン/オフ
注意
・ 電源を入れるときにスピーカーから大きなノイズが出ないよう、音源、SB168-ES、デジタルミキサー、パワーアンプの順に電源を入れてくださ
い。電源を切るときはこの逆の順序で行なってください。
1.
[POWER]スイッチを押すと、本体の電源がオンになります。
2.
[POWER]スイッチをもう1度押すと、本体の電源がオフになります。
注意
・ 電源スイッチを切った状態でも微電流が流れています。この製品を長時間使用しないときは、必ず電源プラグをコンセントから抜いてください。
・ [POWER]スイッチのオン/オフを連続して素早く切り替えると、誤動作の原因になることがあります。[POWER] スイッチをオフにしてから再
度オンにする場合は、6秒以上の間隔を空けてください。
ラックマウント時の注意
この機器が動作保障する室温は0〜 40℃です。この機器を複数台または他の機器と一緒に EIA 標準のラックにマウント
する場合、各機器からの熱でラック内の温度が上昇し、十分な性能を発揮できないことがあります。この機器に熱がこ
もらないように、必ず以下の条件でラックにマウントしてください。
・3台以上の SB168-ES をすき間を空けずにマウントする場合は、ファン速度をHIGH に設定してください。
・ ファン速度をLOW に固定してこの機器を複数台マウントする場合は、この機器 2台ごとに 1U 以上の隙間を空けてく
ださい。また、この隙間は通風パネルを取り付けたり、開放したりして、十分な通気を確保してください。
・ パワーアンプなどの発熱しやすい機器と一緒にマウントする場合は、他の機器との間を1U 以上空けてください。ま
た、このスペースは通風パネルを取り付けたり、開放したりして、十分な通気を確保してください。
・ ラックの背面を開放して、ラックを壁や天井から10cm 以上離し、十分な通気を確保してください。ラック背面を開
放できない場合は、ラックに市販のファンキットなどの強制換気用装置を設置してください。ファンキットを取り付
けた場合は、ラックの背面を閉じた方が放熱効果が大きくなることもあります。詳しくはラックおよびファンキット
の取扱説明書をご参照ください。
リセスについて
この機器は、ラックマウント金具の取り付け位置をずらすことで、パネル面をラック前面より50mmまたは 100mm
奥に配置することができます。
NOTE
・ 金具を取り付けるときは、必ず取り外したネジをそのままお使いください。
工場出荷時の状態に戻す(初期化)
内部バックアップメモリーを初期化して、ヘッドアンプの設定を工場出荷時の状態に戻します。
1.
本体の電源をオフにします。
2.
フロントパネルのディップスイッチ6と 8を下側(ON)に倒して、電源を入れます。
初期化は約1秒で終了します。
ON
初期化が終了すると、フロントパネルにあるすべての[PEAK]インジケーターが点滅します。また、OUT [TX]/IN
[RX]インジケーターが点滅し、IN [TX]インジケーターが点灯します。
3.
初期化が終わったら、電源をオフにし、ディップスイッチを元に戻して電源を入れ直します。
SB168-ES 取扱説明書
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![](/html/64/64e0/64e002f4d06e43fb2e87a6518511e546bd14f70d3e11215b3cac349301b4ad62/bg8.png)
EtherSoundについて
EtherSoundとは
EtherSoundとは、フランスの Digigram社が開発したオーディオ伝送ネットワークです。1本のCAT5eケーブルを用
いて最大64チャンネルのオーディオ信号をダウンストリーム (下流方向)とアップストリーム( 上流方向 )の双方向に伝
送できます。24bit/48kHz時で 64 チャンネル、24bit/96kHz時で 32チャンネルの非圧縮オーディオ信号を伝送で
きます。オーディオ信号と同時に、ヘッドアンプのリモートコントロールなどのコントロール信号も伝送できます。
伝送距離は、機器間で最長約100m*です。メディアコンバーターを使用して光ファイバケーブルに変換すれば、さら
に長距離の伝送ができます。
* ケーブルの性能に依存します。詳細は、以下のウェブサイトを参照してください。
http://www.ethersound.com/
レイテンシーは、48kHz時で 5 サンプル(104μsec) で、1 台の機器( スイッチングハブも含む )を追加するごとに
1.4μsec増加します。したがって、レイテンシーを最小限に抑えることが優先されるシステムに適しています。
EtherSoundネットワーク上に接続された機器の設定や監視のために、Windows 上で動作する専用ソフトウェア
「AVS-ESMonitor」がAuviTran社から無償で配布されています。
http://www.auvitran.com/view.php?productsAVS-ESMonitor.php
デイジーチェーン接続とリング接続
EtherSoundネットワークで使用される基本的な接続はデイジーチェーン接続と呼ばれ、機器を直列に接続します。こ
の場合、オーディオ信号をダウンストリームとアップストリームの双方向に64チャンネルずつ独立して伝送すること
ができます。また、最上流にあるワードクロックマスターとなる機器をプライマリーマスターと呼びます。
ダウンストリーム:64チャンネル
プライマリー
マスター
EtherSound
機器
IN
コンピューター
OUT IN
アップストリーム:64チャンネル
EtherSound
機器
OUT IN
EtherSound
機器
SB168-ES 取扱説明書
150
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EtherSoundについて
また、スイッチングハブを介して複数の機器に信号を分配することもできます。この場合、スイッチングハブに直接接
続されている機器は、アップストリームに信号を伝送できません。
ダウンストリームのみ
EtherSound
機器
OUT
スイッチングハブ
IN
IN
IN
EtherSound
機器
EtherSound
機器
EtherSound
機器
デイジーチェーン接続の場合、ケーブルの断線などによりシステムに障害が発生したときにはネットワークがそこで分
断され、その先の機器との伝送ができなくなります。これを回避するために、デイジーチェーン接続の両端を接続して
リングにすることでリダンダンシー (信号の二重化)を実現することができます。これをリング接続と呼びます。システ
ムの一部に障害が発生しても、システム全体の動作に影響を与えません。ただし使用できるチャンネル数は、ネット
ワーク全体で64チャンネルに制限されます。また、リング接続を有効にするにはリング接続に対応した EtherSound
機器が必要です(SB168-ESはリング接続に対応しています)。スイッチングハブなどは接続できません。
NOTE
ダウンストリーム/ アップストリーム:
合計64 チャンネル
EtherSound
機器
・ EtherSoundの詳細な情報については、EtherSoundのウェブサイト
http://www.ethersound.com/
および、ヤマハプロオーディオウェブサイトのSB168-ES製品ページにある「EtherSound Setup Guide」 を参照してく
ださい。
http://proaudio.yamaha.co.jp/products/
OUT ININ OUT OUTIN
EtherSound
機器
EtherSound
機器
SB168-ES 取扱説明書
151