Yamaha P-85, P-85S User Manual [ja]

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取扱説明書
JA
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安全上のご注意
ご使用の前に、必ずこの「安全上のご注意」をよくお読みください。
記号表示について
この製品や取扱説明書に表示されている記号には、次のような意味があります。
「ご注意ください」という注意喚起を示します。
 〜しない でくださいという「禁止」を示します。 
「必ず実行」してくださいという強制を示します。
「警告」と「注意」について
この表示の欄は、「死亡す る可能性または重傷を負
警告
この製品の内部には、お客様が修理 / 交換できる部品はありません。点検や修理は、必ずお買い上げの楽器 店または巻末のヤマハ電気音響製品サービス拠点にご依頼ください。
う可能性が想定される」 内容です。
注意
この表示の欄は、「傷害を 負う可能性または物的損 害が発生する可能性が想 定される」内容です。
2
P-85 取扱説明書
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警告
電源 / 電源アダプター
電源は必ず交流 100V を使用する。
エアコンの電源など交流 200V のものがあります。 誤って接続すると、感電や火災のおそれがあります。
必ず実行
電源アダプターは、必ず指定のもの (PA-5D または ヤマハ推奨の同等品 ) を使用する。
必ず実行
必ず実行
(異なった電源アダプターを使用すると)故障、発熱、
火災などの原因になります。
電源プラグにほこりが付着し ている場合は、ほこ り をきれいに拭き取る。
感電やショートのおそれがあります。
電源アダプターコードをストー ブなどの熱器具 に近 づけたり、無理に曲げたり、傷つ けたりしな い。ま た、電源コードに重いものをのせない。
禁止
電源アダプターコードが破損し、感電や火災の原因に なります。
分解禁止
この製品の内部を開けたり、内部 の部品を分解し た り改造したりしない。
感電や火災、けが、または故障の原因になります。異
禁止
常を感じた場合など、点検や修理は、必ずお買い上げ の楽器店または 巻末のヤマハ電 気音響製品サ ービス 拠点にご依頼ください。
水に注意
本体の上に花瓶や薬品など 液体の入ったも のを置か ない。また、浴室や雨天時の屋 外など湿気の 多いと ころで使用しない。
禁止
禁止
内部に水などの液体が入ると、感電や火災、または故 障の原因 になりま す。入っ た場合は、すぐに電源ス イッチを切り、電源プラグをコンセントから抜いた上 で、お買い上げの楽器店または巻末のヤマハ電気音響 製品サービス拠点に点検をご依頼ください。
濡れた手で電源プラグを抜き差ししない。
感電のおそれがあります。
火に注意
本体の上にろ う そくなど火気のあるものを置かな い。
ろうそく などが倒れた りして、火災の原因 になりま
禁止
す。
異常に気づいたら
電源アダプターコード / プラグがいたんだ場合、ま たは、使用中に音が出なくな ったり異常なに おいや 煙が出たりした場合は、すぐに電源スイッチを切り、
必ず実行
電源プラグをコンセントから抜く。
感電や火災、または故障のおそれがあります。至急、 お買い上げ の楽器店または 巻末のヤマハ 電気音響製 品サービス拠点に点検をご依頼ください。
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P-85 取扱説明書
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注意
電源 / 電源アダプター
電源プラグを抜くときは、電源ア ダプターコード を 持たずに、必ず電源プラグを持って引き抜く。
電源アダプターコードが破損して、感電や火災の原因
必ず実行
必ず実行
禁止
になることがあります。
長期間使用し ない とき や落 雷の おそ れ があ ると き は、必ずコンセントから電源プラグを抜く。
感電や火災、故障の原因になることがあります。
たこ足配線をしない。
音質が劣化したり、コン セント 部が 異常発 熱し て火災 の原 因にな るこ とがあります。
設置
必ず実行
必ず実行
接続
必ず実行
この機器を電源コンセントの近くに設置する。
電源プラグに容易に手の届く位置に設置し、異常を感 じた場合にはすぐに電源スイッチを切り、電源プラグ をコンセントから抜いてください。また、電源スイッ チを切った状態でも微電流が流れています。この製品 を長時間使用しないときは、必ず電源プラグをコンセ ントから抜いてください。
指定のスタンド 場合は必ずそれを使用する。
本体が転倒し破損したり、内部の部品を傷つけたりす る原因になります。
他の機器と 接続 する場合は、す べての機器 の電 源を切った 上で 行なう。また、電 源を入れたり 切ったりす る前 に、必ず機器 の ボリューム を最 小にする。さ ら に、演奏を始める場合も必ず 両機器のボリュ ームを 最小にし、演奏しながら徐々 にボリュームを 上げて いき適切な音量にする。
感電または機器の損傷の原因になることがあります。
を使用する。また、付属のネジがある
禁止
禁止
禁止
必ず実行
直射日光のあたる場所(日中の 車内など)やスト ー ブの近くなど極端に温度が高 くなるところ、逆に 温 度が極端に低いところ、また、ほこ りや振動の多 い ところで使用しない。
本体のパネルが変形したり、内部の部品が故障したり する原因になります。
テレビやラジオ、ステレオ、携帯電 話など他の電 気 製品の近くで使用しない。
楽器本体または テレビやラジオ などに雑音が生 じる場合があり ます。
不安定な場所に置かない。
本体が転倒して故障したり、お客様や他の方々がけが をしたりする原因になります。
本体を移動するときは、必ず電源 アダプターコー ド などの接続ケーブルをすべて外した上で行なう。
コードをいためたり、お客様や他の方々が転倒したり するおそれがあります。
手入れ
本体を手入れするときは、ベンジンやシ ンナー、洗 剤、化学ぞうきんなどは使用しない。
本体のパネルや鍵盤が変色 / 変質する原因になりま
禁止
す。お手入れには、乾いた柔らかい布、もしくは水を 固くしぼった柔らかい布をご使用ください。
使用時の注意
本体のすき間に手や指を入れない。
お客様がけがをするおそれがあります。
禁止
パネル、鍵盤のすき間から金 属や紙片などの 異物を 入れない。
感電、ショート、火災や故障の原因になるこ とがあ
禁止
ります。入った場合は、すぐに電源スイッチを切り、 電源プラグをコンセントから抜いた上で、お 買い上 げの楽器店または巻末のヤマハ電気音響製 品サービ ス拠点に点検をご依頼ください。
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P-85 取扱説明書
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禁止
本体上にビニール製品やプラ スチック製品、ゴム 製 品などを置かない。
本体のパネルや鍵盤が変色 / 変質する原因になりま す。
禁止
大きな音量で長時 間ヘッ ドフォンを使用しない。
聴覚 障害の 原因に なりま す。
本体の上にの った り重 い ものをのせたりしない。ま
禁止
た、ボタンやスイッチ、入 出力端子など に無 理な 力 を加えない。
本体が破損したり、お客様 や他 の方 々が けが を した りする原因になります。
データの保存
作成したデータの保存とバックアップ
一部のデータは本体内部のメモリーに保存されます。電源を 切ってもデータは保持されますが、故障や誤操作などのため
に失わ れること がありま す。大切なデー タは、コンピ ュー
必ず実行
ターに保存してください (27 ページ)。
●データが破損したり失われたりした場合の補償はいたしかねますので、ご了承ください。
●不適切な使用や改造により故障した場合の保証はいたしかねます。
使用後は、必ず電源スイッチを切りましょう。 電源スイッチを 切った状態(電源スイッチが「STANDBY」の状態)でも微電流が流れていま す。スタンバイ時の消費電力は、最小限の 値で設計されて
います。この製品を長時間使用しないときは必ず電源アダプターのプラグをコンセントから抜いてください。
音楽を楽しむエチケット
楽しい音楽も時と場所によっては、大変気にな るものです。隣近所への配慮を充分にいたしまし ょう。静かな夜間には小さな音でもよく通り、特に 低音は床や壁などを伝わりやすく、思わぬところで迷惑をかけてしまうことがあります。夜間の演奏には特に気を配りましょう。窓を閉めたり、ヘッ
ドフォンをご使用になるのも一つの方法です。お互いに心を配り、快い生活環境を守りましょう。
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P-85 取扱説明書
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準 備 編
準備編
このたびは、ヤマハ電子ピアノP-85/P-85Sを
お買い求めいただきまして、誠にありがとうございました。
P-85/P-85Sの優れた機能を十分に生かして
演奏をお楽しみいただくため、本書をお読みください。
また、お読みになったあとも、いつでもご覧になれるところに
大切に保管してください。

P-85の特長

自然な弾き心地を実現したGHS(グレードハンマースタンダード)鍵盤
グランドピアノを探求して開発されたGH(グレードハンマー )鍵盤の基本理念をそのま まに低音部と高音部とでは微妙に違う鍵盤タッチを再現しました。豊かで自然な弾き心 地をつくりだしています。また、GHS鍵盤により楽器本体の軽量化を実現しました。
フルコンサートグランドピアノの音を使用
(AWMステレオサンプリング)
P-85は、ヤマハ独自のサンプリング音源システム「AWMステレオサンプリング」に よる豊かな音色を実現しています。
グランドピアノ
ピアノ音色のうち、GRAND PIANO
エレクトリックピアノ
らサンプリングしました。E. PI ANO 波形をサンプリングしています(ダイナミックサンプリング)。
1、2の音色は、フルコンサートグランドピアノか
1、2の音色は、鍵盤を弾く強さに応じて複数の
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P-85 取扱説明書
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取扱説明書について

この取扱説明書は、以下のように構成されています。
●本書
〈準備編〉
最初にお読みください。 9ページの「目的別目次」、10ページの「各部の名前と機能」では、ご自分に合った使い方と、その説明 ページを見つけることができます。
〈本編〉
楽器の機能の使い方と操作を詳しく説明しています。 楽器を操作しながらご覧ください。
〈付録〉
仕様などの資料を掲載しています。
●クイックオペレーションガイド
ボタンや鍵盤に割り当てられた機能の操作を詳しく説明しています。
●データリスト
MIDIに関する資料が、ヤマハのウェブサイトからダウンロードできます。インターネットに接続して以 下のウェブサイトを開き、「モデル名から検索」テキストボックスにモデル名(「P-85」など)を入力して
「検索」ボタンを押します。
ヤマハマニュアルライブラリー
http://www.yamaha.co.jp/manual/japan/
準 備 編
表記上の決まり
[]............パネル上にあるボタン類を示します。たとえば、マスターボリュームのスライダーは、 文章中で
[MASTER VOLUME]スライダーと表記します。
.........「用語」です。P-85に関する用語や、専門用語を説明しています。
*この取扱説明書に掲載されているイラストは、すべて操作説明のためのものです。したがって、実際の仕様と異なる
場合があります。
*本文中では、P-85を「電子ピアノ」や「楽器」と表記することがあります。また、P-85とP-85Sを代表してP-85
と表記します。
この製品は、ヤマハ(株)が著作権を有する著作物やヤマハ(株)が第三者から使用許諾を受けている著作物を内蔵または同梱していま す。その著作物とは、すべてのコンピュータープログラムや、伴奏スタイルデータ、MIDIデータ、WAVEデータ、音声記録データ、 楽譜や楽譜データなどのコンテンツを含みます。ヤマハ(株)の許諾を受けることなく、個人的な使用の範囲を越えて上記プログラム やコンテンツを使用することについては、著作権法等に基づき、許されていません。
● ヤマハ(株)および第三者から販売もしくは提供されている音楽/サウンドデータは、私的使用のための複製など著作権法上問題にな らない場合を除いて、権利者に無断で複製または転用することは禁じられています。ご使用時には、著作権の専門家にご相談される などのご配慮をお願いします。
● MIDIは社団法人音楽電子事業協会(AMEI)の登録商標です。
● その他、本書に記載されている会社名および商品名等は、各社の登録商標または商標です。

付属品(お確かめください)

□ 保証書 □ 取扱説明書(本書) □ ピアノで弾く名曲50選(楽譜集) □ クイックオペレーションガイド □ 電源アダプター PA-5D □ フットスイッチ FC5 □ 譜面立て
P-85 取扱説明書
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目次
準備編
準 備 編
P-85の特長 ............................................................................................................................... 6
取扱説明書について ..................................................................................................................7
付属品( お確かめください) .......................................................................................................7
目的別目次...........................................................................................................................9
各部の名前と機能 ............................................................................................................ 10
ご使用前の準備................................................................................................................ 11
電源を入れる........................................................................................................................... 11
音量( ボリューム)を調節する ................................................................................................ 11
ペダルを接続する................................................................................................................... 12
ヘッドフォンを使う ...............................................................................................................13
譜面立てを使う....................................................................................................................... 13
本編
デモ曲を聞く.................................................................................................................... 14
ピアノ50曲( プリセットソング)を聞く ....................................................................... 15
メトロノームを使う ........................................................................................................ 16
音色を楽しむ.................................................................................................................... 18
音色を選ぶ...............................................................................................................................18
2つの音色を重ねる(デュアル) ............................................................................................. 19
音に残響を付ける( リバーブ) ................................................................................................ 20
キー (調)を変える( トランスポーズ) .................................................................................... 21
音の高さの微調整( チューニング)......................................................................................... 21
タッチ感を変える................................................................................................................... 22
演奏を録音(記録)する.................................................................................................... 23
演奏を録音する....................................................................................................................... 23
録音した演奏を聞く ...............................................................................................................24
初期値( 曲の先頭に記録されたデータ)を変更する ............................................................. 25
MIDIミディ機器の接続 ................................................................................................... 26
MIDIミディ端子と接続する...................................................................................................26
MIDIミディでできること ...................................................................................................... 26
コンピューターと接続する....................................................................................................27
コンピューターと楽器間でデータを送受信する................................................................. 27
MIDIミディに関する設定 ............................................................................................... 28
MIDIミディ送信/受信チャンネルの設定............................................................................. 28
ローカルコントロールオン/オフの設定.............................................................................. 28
プログラムチェンジ送受信オン/オフの設定 ......................................................................29
コントロールチェンジ送受信オン/オフの設定................................................................... 30
困ったときは.................................................................................................................... 31
付録
P-85仕様 .........................................................................................................................32
別売品のご紹介................................................................................................................ 32
索引 ................................................................................................................................... 33
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P-85 取扱説明書
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目的別目次

目的に応じた説明ページを見つけるのにご利用ください
聞く
● 音色ごとのデモ曲が聞きたい ....................................................................................................「デモ曲を聞く」(14ページ)
●「ピアノで弾く名曲50選」の曲を聞きたい..................................「ピアノ50曲(プリセットソング)を聞く」(15ページ)
弾く
● ペダルを使いたい ................................................................................................................「ペダルを接続する」(12ページ)
● キーを合わせて演奏したい ...................................................................「キー (調)を変える(トランスポーズ)」(21ページ)
● 他の楽器やCDの音楽に合わせて演奏したい .........................................「音の高さの微調整(チューニング)」(21ページ)
● 音の強弱の付き方を変えたい .............................................................................................「タッチ感を変える」(22ページ)
● メトロノームを使って演奏したい .................................................................................「メトロノームを使う」(16ページ)
音を変える
● 音を変えて演奏したい ...................................................................................................................「音色を選ぶ」(18ページ)
● コンサートホールで弾いているような音にしたい .......................................「音に残響を付ける(リバーブ)」(20ページ)
● 2つの音色を重ねたい ...................................................................................「2つの音色を重ねる(デュアル)」(19ページ)
準 備 編
録音する
● 演奏を録音したい .........................................................................................................「演奏を録音(記録)する」(23ページ)
他の機器と接続して使う
● MIDIって何?.............................................................................................................................「MIDIについて」(26ページ)
● コンピューターとつなぎたい .............................................................................「コンピューターと接続する」(27ページ)
P-85 取扱説明書
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準 備 編

各部の名前と機能

12345
867
9) ! @
#
1
2
3
4
5
6
スタンバイ / オン
[STANDBY/ON
]スイッチ...............11ページ
電源のオン/オフを切り替えます。
[MASTER VOLUME
マスターボリューム
]スライダー ....11ページ
音量を調節します。
デモ/ ソング
[DEMO/SONG
]ボタン ............ 14
、15ページ
音色ごとのデモ曲やピアノ50曲(プリセットソング) を聞くことができます。
セレクト
SELECT
テンポ
TEMPO
[][]ボタン/
[▽][△]ボタン
.............14、15ページ
音色ごとのデモ曲やピアノ曲を再生中にこのボタン を押すと次の曲または前の曲に移動できます。 また、テンポの変更もできます。
メトロノーム
[METRONOME
]ボタン
.................... 16ページ
メトロノームを使用して正しいテンポで練習できま す。
レコード
]
[REC
ボタン ...................................... 23ページ
演奏を録音できます。
左記イラスト は裏面から見 ています。
プレイ
7
[PLAY
]
ボタン ................................... 24ページ
録音した演奏を再生します。
音色ボタン
8
.......................................... 18ページ
グランドピアノをはじめとした10種類の音色をお楽 しみいただけます。また、2つの音色を重ねて使うこ とができます。
9
ペダル ユニット
[PEDAL UNIT
]端子........................12ページ
別売のペダルユニットLP-5を接続できます。
ディーシーイン12 ボルト
[DC IN 12V
)
]端子 ...........................11ページ
付属の電源アダプターを接続します。
!
ミディ
MIDI
アウト
[INイン][OUT
]端子 ....................... 26ページ
MIDI機器を接続する場合に使います。
サステイン
[SUSTAIN
@
]端子 .............................12ページ
付属のフットスイッチFC5を接続します。また、別 売のフットペダルFC3やフットスイッチFC4も接続 できます。
#
フォーンズ
[PHONES
]端子 .............................. 13ページ
ヘッドフォンを接続します。
左記イラスト は裏面から見 ています。
10
P-85 取扱説明書
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ご使用前の準備

電源を入れる

1
付属の電源アダプターのDCプラグをリアパネル
ディーシーイン 12 ボルト
の[DC IN 12 V
電源アダプターは、必ず指定のものをご使用ください。他の電源アダプ ターの使用は故障、発熱、発火などの原因になります。このような場合
は、保証期間内でも保証いたしかねる場合がございますので、十分にご 注意ください。指定の電源アダプターは、巻末「仕様」の電源アダプ
ター欄(32ページ)で確認できます。
付属の電源アダプターのACプラグを家庭用(AC
2
100V)コンセントに差し込む
長時間使用しないときや落雷のおそれがあるときは、必ずコンセントか ら電源プラグを抜いてください。感電や火災、故障の原因になることが
あります。
電源は必ずAC100Vを使用してください。
3
本体パネル左の[STANDBY/ON]スイッチを押
]に差し込む
1
アダプター
点灯
2
AC 100V コンセント
準 備 編
電源が入り、[STANDBY/ON]スイッチ左上の電源ランプが点灯 します。
消すときはもう一度このスイッチを押します。
電源スイッチを切った状態でも微電流が流れています。楽器を長時間使 用しないときは必ずコンセントから電源プラグを抜いてください。

音量(ボリューム)を調節する

本体パネル左の[MASTER VOLUME]スライダーで調節します。実際 に鍵盤を弾いて音を出しながら、音量を調節してください。
MASTER VOLUME=全体の音量
[MASTER VOLUME]スライダーで[PHONES]端子の出力レベルも調節できま す。
大きくなる小さくなる
P-85 取扱説明書
11
Page 12
ご使用前の準備

ペダルを接続する

準 備 編
SUSTAIN端子(サステインペダル)
電源を切った状態で付属のフットスイッチFC5を接続します。このペ ダルを踏んでいる間、鍵盤から指を離しても音を長く響かせることがで きます。 なお別売のフットペダルFC3やフットスイッチFC4も使用できます。 FC3をご使用の場合はハーフペダル機能*を使用できます。
*ハーフペダル機能とは ペダルを踏んで音が響きすぎたと感じたとき、ペダルを踏み込んだ状態から少し戻し
響きを抑える(音の濁りを減らす)機能です。
PEDAL UNIT端子(ペダルユニット)
別売の3本ペダルユニットLP-5を接続できます。
ペダルユニットをご使用の場合は、必ず専用スタンド L-85/85S(別売)に取り付けてお使いください。
フットスイッチ/フットペダル/ペダルユニットの抜 き差しは、電源を切った状態で行ってください。 またフットスイッチを踏んだまま楽器の電源を入れ ないでください。
ペダルユニットの機能
ペダルユニット(別売)には、右のペダル(ダンパーペダル)とまん中 のペダル(ソステヌートペダル)、左のペダル(ソフトペダル)があり ます。これらはピアノ演奏で使われます。
FC5
LP-5
(別売)
L-85/85S
(別売)
右のペダル(ダンパーペダル)
このペダルを踏んでいる間、弾いた音を、鍵盤から指を離し ても長く響かせることができます。
ペダルを踏み込むほど音が長く伸びます(ハーフペダル対応)。 P-85では「GRAND PIANO 1」の音色で、ダンパーペダル を踏むと、ダンパーペダルを踏んだときの響板や弦の共鳴効 果(サステインサンプリング)が加わります。
ここでダンパーペダルを踏むと、 このとき押さえていた鍵盤とその あと弾いた音すべてが長く響く
まん中のペダル(ソステヌートペダル)
このペダルを踏んだときに押さえていた鍵盤の音だけを、鍵 盤から指を離しても長く響かせることができます。ペダルを 踏んだあとに弾いた音には効果はかかりません。
ここでソステヌートペダルを踏む と、このとき押さえていた鍵盤の音 だけが長く響く
左のペダル(ソフトペダル)
このペダルを踏んでいる間、ペダルを踏んだあとに弾いた音量をわずかに下げ、音の響きを柔らかく することができます。(ペダルを踏んだときに押さえていた鍵盤の音には効果はかかりませんので、効 果をかけたい音を弾く直前に踏みます。)
12
P-85 取扱説明書
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ヘッドフォンを使う

ご使用前の準備
別売のヘッドフォンを[PHONES]端子に接続して使います。 ヘッドフォンを接続すると自動的にスピーカーから音が出なくなりま す。 [PHONES]端子は2つありますので、ヘッドフォンを2つ接続して2人 で演奏を楽しむこともできます。 1本だけ接続する場合は、どちらの端子を使用しても構いません。
大きな音量で長時間ヘッドフォンを使用しないでください。 聴覚障害の原因になります。

譜面立てを使う

本体パネルの溝に差し込んで使用します。
準 備 編
この楽器は、スピーカーが本体の底面に配置されています。机の上などに置いて使用しても、十分お楽しみいただ けますが、より良い音でお楽しみいただくには、スタンド(別売)のご利用をおすすめいたします。
P-85 取扱説明書
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デモ曲を聞く

本編
本 編
P-85には、音色ごとに1曲ずつデモ曲が入っています。聞いてみましょう。
スタンバイ / オン
1
[STANDBY/ON
電源を入れていない場合は、電源が入ります。
2
音量を調節する
音量はデモ曲を再生しながらでも調節できますが、 [MASTER VOLUME]スライダーを中程まで上げておいてください。
デモ / ソング
3
[DEMO/SONG
]スイッチを押す
]ボタンを押したまま、聞きたいデモ曲の音
色ボタンを押す
デモ曲の再生がスタートします。そのあと、再生をストップするまで、音色ボタ ンの左から順にデモ曲が連続して再生されます。
音色の特徴をつかむには
「音色を選ぶ」(18ページ)をご
覧ください。
デモ曲はMIDI送信されません。
[DEMO/SONG]ボタンのみを 押した場合は、GRAND
PIANO 1のデモ曲から順に再 生されます。
デモ曲の再生中にSELECT [ ]/[ ]ボタンを押すと、次のデモ曲に移ります。
また、再生中に他の音色ボタンを押すと、そのデモ曲が再生されます。 [METRONOME]ボタンを押したまま、TEMPO [▽]/[△]ボタンを押すと、再生
中のデモ曲のテンポを変更できます。
●デモ曲 音色名 曲名 作曲者
HARPSICHORD 1 (ハープシコード1) ガボット バッハ HARPSICHORD 2 (ハープシコード2) インベンション第1番 バッハ
上記デモ曲は、原曲から編集/抜粋されています。 上記以外の曲は、オリジナル曲です。(
© 2005 Yamaha Corporation
)
4
14
P-85 取扱説明書
デモ / ソング
[DEMO/SONG をストップする
]ボタンを押して、再生
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ピアノ50曲(プリセットソング)を聞く

P-85には、音色のデモ曲の他にピアノ50曲の演奏データが入っています。付属の「ピアノで弾く名曲50選」の 楽譜集には、ピアノ50曲の楽譜が掲載されていますので、ご活用ください。
デモ / ソング
[DEMO/SONG
1
]ボタンを押したままC2〜C #6のどれかを
押して、ピアノ曲を選ぶ
C2〜C #6の鍵盤(以下参照)には50曲のピアノ曲が割り当てられています。
詳しくは、クイックオペレーションガイドをご参照ください。 ピアノ50曲は、再生をストップするまで連続して再生されます。
C2 C3 C4 C5 C6
ピアノ曲の再生中にSELECT [ ]/[ ]ボタンを押すと、次のピアノ曲に移ります。
[METRONOME]ボタンを押したまま、TEMPO [▽]/[△]ボタンを押すと、再生
中のピアノ曲のテンポを変更できます。
C#6
ソングとは
P-85では、演奏データを総称 して「ソング(SONG)」と呼ん
でいます。デモ曲やピアノ曲も 演奏データです。
再生に合わせて、自分で鍵盤を 弾くこともできます。音色も変
えられます。
リバーブは新しい曲を選んだ り、連続再生で新しい曲がス
タートしたりすると、その曲に 合ったリバーブの種類になりま
す。
ピアノデモ曲は、MIDI送信され ません。
本 編
デモ / ソング
[DEMO/SONG
2
他の曲を再生する場合は、操作1に戻ります。
]ボタンを押して、再生をストップする
P-85 取扱説明書
15
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本 編

メトロノームを使う

この楽器は、メトロノーム(ピアノの練習でよく使われる正確なテンポを刻む道具)を備えています。ご使用くだ さい。
メトロノーム
1
[METRONOME
メトロノームが鳴り出します。
拍子の設定
[METRONOME]ボタンを押したままA0〜D1鍵盤のどれかを押します。 たとえば3/4 (B0)に設定すると「チーンカチカチ」と鳴ります。 初期設定は拍子なし(A0)です。この場合すべての拍で「カチカチ」と鳴ります。
]ボタンを押す
鍵盤 拍子
A0 拍子なし
A #0 2/4
B0 3/4 C1 4/4
C #1 5/4
D1 6/4
A0 D1C0
[METRONOME]ボタンを押したまま音色ボタンGRAND PIANO 1〜C.ORGAN 2 のどれかを押して拍子を設定することもできます。
拍子なし 2/4 3/4 4/4 5/4 6/4
テンポの調節
メトロノームやソングを32 〜 280(1分間の拍数)の範囲で設定することができ ます。
テンポを数値入力する
以下の鍵盤にはそれぞれ数字が割り当てられています。 [METRONOME]ボタンを押したままF3〜D4鍵盤のどれかを押して、3桁の数字
を設定します。100の位から順番に設定します。 たとえば、テンポを95に設定したい場合は、[METRONOME]ボタンを押したま
ま、F3(0)、D4(9)、A #3(5)の順番で鍵盤を押します。
初期設定とは
本書では、初めて電源を入れた ときの設定のことを「初期設
定」と呼んでいます。
16
P-85 取扱説明書
F3 D4
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テンポを1ずつ上げる
[METRONOME]ボタンを押したままF #4鍵盤を押します。
テンポを1ずつ下げる
[METRONOME]ボタンを押したままE4鍵盤を押します。
テンポを10ずつ上げる
[METRONOME]ボタンを押したままG4鍵盤を押します。
テンポを10 ずつ下げる
[METRONOME]ボタンを押したままD #4鍵盤を押します。
テンポを初期設定に戻す
[METRONOME]ボタンを押したままF4 鍵盤を押します。
D#4(-10)
F#4(+1)
G4(+10)
E4(-1)
F4(初期設定)
メトロノームを使う
本 編
また、[METRONOME]ボタンを押したままTEMPO [▽]/[△]ボタンを押して、 テンポを1ずつ上げ下げすることもできます。
[METRONOME]ボタンを押したままTEMPO[▽]/[△]ボタンを同時に押すとテン ポを初期設定に戻せます。
音量の調節
メトロノームの音量を設定します。 [METRONOME]ボタンを押したままA-1〜F #0鍵盤のどれかを押して音量を設定 します。 右側の鍵盤を押すほど音量が大きくなります。
F#0(10)
A-1(1)
設定範囲:A-1(1)〜F 初期設定:D
0(7)
#
#
0(10)
メトロノーム
[METRONOME
2
ロノームを止める
]ボタンを押して、メト
P-85 取扱説明書
17
Page 18

音色を楽しむ

音色を選ぶ

本 編
使いたい音色ボタンを押す
1
音色名 音色紹介
GRAND PIANO 1 (グランドピアノ1)
GRAND PIANO 2 (グランドピアノ2)
E.PIANO 1
(エレクトリック ピアノ1)
E.PIANO 2
(エレクトリック ピアノ2)
C.ORGAN 1 (チャーチオルガン 1)
C.ORGAN 2 (チャーチオルガン 2)
STRINGS (ストリングス)
HARPSICHORD 1 (ハープシコード 1)
HARPSICHORD 2 (ハープシコード 2)
VIBRAPHONE (ビブラフォン)
音色の特徴をつかむには
音色ごとのデモ曲を聞いてみて ください。(14ページ)
音色を選ぶと、その音色に合っ たリバーブ(20ページ)が自動的
に選ばれます。
フルコンサートグランドピアノからサンプリングしまし た。クラシックはもちろん、どんなジャンルのピアノ曲に も合います。
明るい響きを持ったクリアなピアノの音です。ポピュラー 音楽に最適です。
FMシンセサイザーによる電子ピアノの音です。ポピュ ラー音楽に最適です。
金属片をハンマーでたたいて発音させる電気ピアノの音で す。弱く弾いたときは柔らかく、強く弾くと芯のある音が します。
パイプオルガンのプリンシパル系(金管楽器系)の混合音栓 の音(8フィート+4フィート+2フィート)です。バロック 時代の教会音楽の演奏に適しています。
バッハの「トッカータとフーガ」で有名なパイプオルガン のフルカプラーの音です。
広がりある弦楽アンサンブルの音です。ピアノとのデュア ルに向いています。
バロック音楽でよく使われる楽器の音です。タッチによる 音量変化はありません。
オクターブ上の音がミックスされたハープシコードの音で す。より華やかさが感じられます。
比較的柔らかなマレットでたたいたビブラフォンの音で す。
2
18
P-85 取扱説明書
音量を調節する
[MASTER VOLUME]スライダーで音量を調節しながら演奏してください。
Page 19

2つの音色を重ねる(デュアル)

音色を楽しむ
音色を重ねる機能をデュアルといいます。重ねて鳴らすことにより厚みのある音を作り出せます。
1
音色ボタンのうち2つを同時に押して、デュアルに入る
選んだ2つの音色ボタンのうち、左側にある音色が第1音色、右側にある音色が第 2音色になります。
第1音色、第2音色は、以下のような設定ができます。
オクターブシフトの設定
音程を1オクターブ上下にシフトさせます。音の響き方が違ってきます。 [METRONOME]ボタンを押したままA4〜D5鍵盤のどれかを押します。
第2音色第1音色
デュアルのときのリバーブ
第1音色のリバーブの種類が、 優先されます。第1音色のリ
バーブがオフの時は、第2音色 に設定されているリバーブの種
類になります。
本 編
D5A4
第1音色と第2音色は、別々に設定ができます。
A4 −1
第1音色
音色の音量バランスの設定
片方の音をメインにしてもう片方の音を薄く重ねるなど、2音色の音量バランスを 設定します。
[METRONOME]ボタンを押したままF #5〜F #6鍵盤のどれかを押します。設定範 囲は−6〜0〜+6(イラスト参照)で設定値が+6に近付くほど第1音色の音量が大
きくなります。設定値が0で同音量です。
音色ボタンのうちどれか1つを押して、デュアルを抜ける
2
A #40 C #50 B4 +1 D5 +1
第2音色
C5 −1
F#6 (+6)F#5 (-6)
C6(0)
P-85 取扱説明書
19
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本 編
音色を楽しむ

音に残響を付ける(リバーブ)

コンサートホールやライブハウスで演奏しているような残響効果を付けます。以下の4種類の中から設定できま す。また、その深さ(かかり具合)を変えられます。
鍵盤 リバーブの種類 説明
G #6 ルーム 部屋の中にいるような響きになります。
A6 ホール1 小さいコンサートホールにいるような響きになります。
A #6 ホール2 大きいコンサートホールにいるような響きになります。
B6 ステージ ステージにいるような響きになります。 C7 オフ リバーブはかかりません。
リバーブの種類の設定
[METRONOME]ボタンを押したままG #6〜C7鍵盤のどれかを押します。
G#6
C7
リバーブの深さの設定
[METRONOME]ボタンを押したままF1〜C #3鍵盤のどれかを押します。
C#3(深さ20)
F1
(深さ0)
右の鍵盤ほどリバーブの深さを深く設定できます。
[METRONOME]ボタンを押したままD3鍵盤を押すと、その音色に最適なリバー ブの深さになります。
D3
設定範囲:0(効果なし)〜
20(深さ最大)
音色ごとにリバーブの種類(オ フも含む)や深さが設定されて
います。
20
P-85 取扱説明書
Page 21
音色を楽しむ

キー (調)を変える(トランスポーズ)

弾く鍵盤を変えずに、ほかの楽器や歌う人の声の高さにキー (調)を合わせることができます。半音単位でトラン スポーズを設定できます。
たとえばトランスポーズを「+5」に設定すると、「ド」の鍵盤を弾いたときに「ファ」の音が出ることになり、
「ハ長調」の弾きかたで「ヘ長調」の演奏になります。
トランスポーズの設定
[DEMO/SONG]ボタンと[METRONOME]ボタンを同時に押したままF #2〜F #3 鍵盤のどれかを押します。
F#3F#2
-2 +1 +3-4
-6 +6
0-1
-3-5 +2 +4+5
C3鍵盤を押すと標準の音の高さになります。F #2〜B2鍵盤を押すと半音単位で キーが下がり、C #3〜F #3鍵盤を押すと半音単位でキーが上がります。

音の高さの微調整(チューニング)

トランスポーズ:移調する
移調:曲全体の音の高さを上げ たり下げたりしてキー (調)を変
えること。
トランスポーズ量
#
F
2:−6半音
C3:標準の音の高さ
#
F
3:+6半音
本 編
楽器全体の音の高さを微調整する機能です。合奏のときや、CDの再生に合わせて演奏するときなど、ほかの楽器 やCDの再生音などと音の高さを正確に合わせたい場合に使います。
音の高さの設定
音の高さを上げる (約1セント単位。100セント =半音)
A-1とB-1とC0鍵盤を同時に 押したままC3〜B3鍵盤のど れかを押します。
音の高さを下げる (約1セント単位。100セント =半音)
A-1とB-1とC #0鍵盤を同時 に押したままC3〜B3鍵盤の
どれかを押します。
初期設定に戻す
A-1とB-1とC0とC #0鍵盤を 同時に押したままC3〜B3鍵
盤のどれかを押します。
B-1
B-1
B-1
C1 C2 C3 B3C0A-1
C#0
C1 C2 C3 B3A-1
C#0
C1 C2 C3 B3C0A-1
初期設定とは
本書では、初めて電源を入れた ときの設定のことを「初期設
定」と呼んでいます。
設定範囲:−65〜+65セント
初期設定(0セント)では A3=440Hzになっています。
440Hz付近では、1Hz=約4セ ントです。
にしたい場合、8回の操作で一番 近い状態になります。
たとえばA3=442Hz
P-85 取扱説明書
21
Page 22
本 編
音色を楽しむ

タッチ感を変える

鍵盤を弾く強さに対する鳴る音の音量を設定します。以下の4段階に設定できます。
鍵盤 タッチの種類 説明
A6 フィックスト タッチによる音の強弱は付かず、一定の音量が出ます。
A #6 ソフト
B6 ミディアム 標準的なタッチです。
C7 ハード
タッチ感の設定
[DEMO/SONG]ボタンと[METRONOME]ボタンを同時に押したままA6〜C7の 鍵盤のどれかを押します。
軽いタッチで大きい音を出すことができます。比較的音の つぶがそろいやすいタッチです。
強いタッチで弾かないと大きい音が出にくい設定です。ピ アニッシモからフォルティッシモまで表現豊かな演奏がで きます。
C.ORGAN 1、2、 HARPSICHORD 1、2の音色
ではタッチがかかりません。
初期設定:B6
C7A6
22
P-85 取扱説明書
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演奏を録音(記録)する

P-85の録音機能を使ってご自身の演奏を録音する方法を説明します。 P-85に録音できるのは1曲のみです。
「録音」と「記録」
カセットテープに録音するのとP-85の録音機能を使って録音(記録)するのとでは、録音される データの形式が異なります。 カセットテープでは音そのものが「録音」されますが、P-85の録音機能では音そのものではな く、「どの音をどのタイミングで弾いた。音色はこれで、テンポはいくつで…」という情報が
「記録」されます。再生の際は記録された情報どおりに、「音源」部が鳴ります。
P-85の録音機能を使った「録音」は、本来「記録」というべきですが、広義に捉えて、本書で は一般的に理解しやすい「録音」という言葉を使います。ただし、特に区別してご理解いただ きたい場合は、「記録」という場合もあります。

演奏を録音する

本 編
録音する音色(とそのほかの設定)を選ぶ
1
音色ボタンを押して録音に使う音色を選びます。
必要に応じてそのほかの設定(リバーブなど)も選んでください。 [MASTER VOLUME]スライダーは弾きやすい音量に設定してください。再生の
ときにも[MASTER VOLUME]スライダーで音量を調節することができます。
レコード
2
[REC
[REC]のランプが点滅します。
録音を中止する場合は、もう一度[REC]ボタンを押します。
]ボタンを押して、録音モードに入る
デモ曲やピアノ曲などのソング 再生中は録音モードに入ること
ができません。
メトロノームを使う
メトロノームを鳴らしながら録 音することもできます。ただし
メトロノームの音は、録音され ません。
録音されるデータの種類につい ては、24ページをご覧くださ
い。
録音をスタートする
3
演奏を始めると自動的に録音がスタートします。または、[PLAY]ボタンを押すと 録音がスタートします。
録音中は、[REC]のランプが点灯します。また、[PLAY]のランプが、現在のテン ポのタイミングで点滅します。
演奏記憶容量
P-85に録音できる容量は、 65KB(約11,000音符)です。
録音中に記憶残容量が少なく なってきた場合
記憶残容量が少なくなると、 [REC]ランプと[PLAY]ランプ
の両方が点滅します。そして記 憶残容量がなくなると、録音が
自動的にストップします(それ までの演奏データは録音され、 残ります)。
P-85 取扱説明書
23
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演奏を録音(記録)する
本 編
レコード
[REC
4
録音をストップすると、[REC]ランプと[PLAY]ランプが点滅し、録音した曲が楽 器に自動保存されていることを示します。自動保存が終わると、[REC]ランプが 消え、[PLAY]ランプのみが点灯します。
]または[PLAY
ランプが点滅しているときに電源を切らないでください。ランプが点滅しているときに電源 を切ると、曲データが保存されないおそれがあります。
プレイ
]ボタンを押して、録音をストップする
録音(記録)されるデータの種類
実際には、弾いた音や音色のほかにも録音(記録)されるデータがあります。
・ノートデータ(弾いた音) ・音色 ・ペダル操作(サステイン、ソフト、ソステヌート)
・リバーブの深さ ・デュアルの音色 ・デュアル音量バランス ・デュアルオクターブシフト ・テンポ ・リバーブの種類(オフも含む)
録音したデータはコンピュー ターに保存することができま
す。またコンピューターから読 み込んで再生することもできま
す(27ページ)。

録音した演奏を聞く

[PLAY]ボタンを押すと、録音した演奏が再生されます。
[METRONOME]ボタンを押したまま、TEMPO[▽]/[△]ボタンを押すと、再生中 の演奏のテンポを変更できます。
[PLAY]ボタンをもう一度押すと、再生が止まります。
録音したデータを削除するには
[REC]ボタンで録音をスタート し、何もせず[PLAY]ボタンで
録音をストップすると、その パートのデータがすべて削除さ
れます。
曲の途中から録音し直すこと は、できません。
24
P-85 取扱説明書
Page 25
演奏を録音(記録)する

初期値(曲の先頭に記録されたデータ)を変更する

録音を終えたあとでも、曲の初期値(曲の先頭に記録されたデータ)を変更することができます。たとえば、録音 したあとで音色を変更して違った雰囲気の曲にしたり、曲を適切なテンポに調節したりすることができます。
初期値を変更できるデータ
・音色 ・デュアルの音色 ・サステイン/ソフトペダルのかかり具合 ・テンポ
レコード
[REC
1
[REC]ランプが点滅します。
]ボタンを押して録音モードに入る
本 編
2
変更したい項目をパネルで操作して変更します
たとえば、録音した[E.PIANO 1]の音色を[E.PIANO 2]に変更したい場合は、こ こで[E.PIANO 2]ボタンを押します。サステインペダルのかかり具合を変更した い場合は、ここでサステインペダルを踏んだままにします。
ここで鍵盤や[PLAY]ボタンを押さないようご注意ください。録音がスタートして しまい、録音済みのデータが消えてしまいます。
レコード
3
[REC
ここで[PLAY]ボタンを押さないようご注意ください。録音がスタートしてしま い、録音済みのデータが消えてしまいます。
]ボタンを押して録音モードを抜けます
P-85 取扱説明書
25
Page 26
ミディ
本 編
MIDI
機器の接続
P-85には、MIDI端子がついています。MIDI機能を使って他の楽器やコンピューターとデータを送受信すること により音楽の幅を広げることができます。
ミディ
MIDI
MIDI [IN][OUT]端子
MIDI接続専用のケーブルを使って外部MIDI機器と接続 する端子です。
MIDIについて
MIDI (Musical Instrument Digital Interface)とは、MIDI端子を備えたMIDI機器 間や、MIDI機器とコンピューター間で演奏データや命令を送受信しあうための、各
種送受信データ様式についての統一規格です。MIDI機器間(MIDI機器とコンピュー ター間)でMIDIデータを送受信することにより、この楽器から外部のMIDI機器の演
奏をコントロールしたり、外部のMIDI機器やコンピューターからこの楽器をコント ロールしたりすることができます。
端子と接続する
MIDI機器の中でも、機種ごとに 送受信できるMIDIデータの内容
が同じではないため、接続して いるMIDI機器間で共通に扱える
データや命令だけが送受信でき ることになります。
共通に扱えるデータや命令は、 各機種の「MIDIインプリメン
テーションチャート」を照合し て調べることができます。P-85
のMIDIインプリメンテーション チャートはヤマハのウェブサイ
トからダウンロードできます(7 ページ)。
ミディ
MIDI
でできること
MIDI機能を使えば、他のMIDI機器との演奏情報のやりとりができます。
外部機器と接続するときは、すべての機器の電源を切った上で行なってください。
他のMIDI機器と接続して演奏情報を送受信する
MIDI[OUT]端子 MIDI[OUT]端子
楽器本体
MIDI[IN]端子 MIDI[IN]端子
別売の
MIDIケーブル
コンピューターと接続してMIDIデータを送受信する
楽器本体
MIDI[IN]端子 MIDI[OUT]端子
別売のUSB-MIDI インターフェース
USB端子
MIDI機器
コンピューター
P-85から音色デモやピアノ50 曲のソングデータは送信できま
せん。
MIDI機器の接続には、専用の MIDIケーブル(別売)が必要です。
楽器店などでお買い求めくださ い。
YAHAMA MIDIケーブル MIDI 01(長さ1m)
MIDI 03(長さ3m) MIDI 15(長さ15m)
26
P-85 取扱説明書
Page 27
MIDIミディ機器の接続

コンピューターと接続する

コンピューターをP-85のMIDI端子につなげば、コンピューターとの間でMIDIデータを送受信できるようになり ます。
コンピューターと接続する場合は、最初にP-85の電源を切り、コンピューター上のすべてのアプリケー ションソフトを終了した状態でケーブルを接続し、そのあとP-85の電源を入れてください。
コンピューターのUSB端子とP-85を接続する方法
コンピューターのUSB端子と、楽器のMIDI端子を別売のUSB-MIDIインター フェース(YAMAHA UX16など)を使用して接続します。
P-85をコンピューターで使用するには、コンピューターにUSB-MIDIドライバー を正しくインストールする必要があります。USB-MIDIドライバーは、シーケン スソフトなどからUSBケーブルを通じて楽器にMIDI信号を送信したり、逆に楽器 からシーケンスソフトなどにMIDI信号を送信するためのソフトウェアです。
詳しくは、USB-MIDIインターフェース機器に付属の取扱説明書をご参照くださ い。
楽器本体
MIDI[IN]端子 MIDI[OUT]端子
別売のUSB-MIDI インターフェース
USB端子
コンピューター

コンピューターと楽器間でデータを送受信する

P-85を音源として使う場合、 P-85にない音色が使われている
演奏データは、正しく再生され ません。
コンピューターと楽器間でMIDI データを送受信するためには、
コンピューター側にアプリケー ションソフトが必要です。
本 編
録音したデータなど、楽器にバックアップされたデータは、コンピューターに保存することができます。また、 コンピューターに保存したデータをもう一度楽器に読み込んで演奏することもできます。
バックアップデータを送受信するためには、下記URLからミュージックソフトダウン ローダーをダウンロード(無料)し、ご使用のコンピューターにインストールする必要が あります。
http://www.yamaha.co.jp/download/msd/
ミュージックソフトダウンローダーを使用するために必要なコンピューターシステムに ついては上記URLでご確認ください。 データの送受信の方法は、ミュージックソフトダウンローダーについているヘルプ「コ ンピューターと電子楽器の間でデータを転送する」をご参照ください。
データ通信中は電源を切ったり、電源プラグを抜き差ししたりしないでください。送信中のデータが保存 されないだけではなく、フラッシュメモリーの動作が不安定になり、メモリー内容が電源入/切時にすべ て消える可能性があります。
コンピューター上でファイル名を変更しないでください。楽器に転送しても認識されなくなります。
初期設定に戻す
いったん電源をオフにし、右端の鍵盤(C7)を押しながら電源をオンにします。こ の操作をすると、コンピューターから読み込んだ録音データ以外のデータが初期 設定(工場出荷時の状態)に戻ります。
バックアップデータ
以下のデータは、楽器内部のフ ラッシュメモリーに保存され、
電源を切っても記憶されていま す。
・メトロノームの音量 ・メトロノームの拍子
・タッチ感度 ・チューニング
・自分で録音した演奏データ
バックアップデータのファイル 名:NPP88.BUP
ミュージックソフトダウンロー ダーの動作中は、本体の[REC]
と[PLAY]のランプが点灯しま す。
楽器の操作をするためには、 ミュージックソフトダウンロー
ダーの画面を閉じて終了させる 必要があります。
初期化実行中([REC]と[PLAY]のランプ点滅中)は電源を切らないでください。
この楽器が、何らかの原因で操 作不能になったり、誤動作した
りした場合は、一旦電源を切り、 初期化を行なってください。
P-85 取扱説明書
27
Page 28
ミディ
本 編
MIDI
に関する設定
MIDIに関する各種設定や操作を行ないます。詳しくは、クイックオペレーションガイドをご参照ください。
ミディ
MIDI
MIDI楽器どうしで、演奏情報を送受信するためには送信側と受信側でMIDIチャン ネル(1〜16チャンネル)を合わせておく必要があります。ここでP-85からMIDI
データを送受信するときのチャンネルを設定します。
送信/受信チャンネルの設定
MIDI送信チャンネルの設定
[DEMO/SONG]ボタンと[METRONOME]ボタンを同時に押したままC1〜E2鍵
デュアルのときの第2音色は
ここで設定したチャンネルの次 のチャンネルで送信されます。
(第1音色は、ここで設定した チャンネルで送信されます。)
ただし、上記設定チャンネルを OFFに設定した場合は送信され
ません。
盤のどれかを押します。
ALLの場合は
MIDI受信チャンネルの設定
[DEMO/SONG]ボタンと[METRONOME]ボタンを同時に押したままC4〜F5鍵 盤のどれかを押します。
E2 F5
C1 C4
11 14 169
742 11 14 169
742
「マルチティンバー」と呼ばれる
仕様になっており、外部MIDI機 器から送信される複数のチャン
ネルのデータを、同時に受信し ます。複数のチャンネルを使っ
て作られた演奏データを、P-85 で受信して再生させることがで
きます。
「1+2」の場合は
シーケンサーなどの外部MIDI機 器から受信するデータのうち1、
2チャンネルのデータだけを受 信し、P-85本体で再生すること
ができます。
P-85では、P-85本体のパネル
56810121315
31
MIDI送信チャンネル
(C1〜E2)
OFF
56810121315
31
MIDI受信チャンネル
(C4〜F5)
1+2
ALL
設定や手弾き音は、送信されて くるプログラムチェンジ(音色切
り替え)などのチャンネルメッ セージから影響を受けません。
デモ曲/ピアノ50曲の再生デー タはMIDI送信されません。

ローカルコントロールオン/オフの設定

通常、P-85の鍵盤を弾くと本体内部の「音源」から音が出ます。この状態は「ローカルコントロールオン」と呼 ばれます。「ローカルコントロールをオフ」にすると、「鍵盤」と「音源」が切り離され、鍵盤を弾いてもP-85か
らは音が出なくなります。一方、鍵盤を弾いた演奏データはMIDI送信されますので、P-85の音を鳴らさずに MIDI接続した外部の音源を鳴らしたいときなどに、ローカルコントロールをオフにします。
[DEMO/SONG]ボタンと[METRONOME]ボタンを同時に押したままC6鍵盤を 押します。C6鍵盤を押すたびにローカルコントロールオン/オフが設定されます。
C6
初期設定:オン
28
P-85 取扱説明書
Page 29
MIDIミディに関する設定

プログラムチェンジ送受信オン/オフの設定

MIDIで送信側の機器から受信側の機器の音色を切り替える情報をプログラムチェンジと言います。たとえばP­85からプログラムチェンジを送信するとMIDI接続した外部機器の音色を切り替えることができます。(P-85の
パネル上で音色を切り替えたときに、切り替えた音色のプログラムチェンジナンバーが送信されます。)逆にMIDI 接続した外部機器から送信されたプログラムチェンジをP-85が受信すると、同時に受信しているMIDIの演奏
データの音色が切り替わります。(このとき鍵盤での手弾き音色は切り替わりません。) このプログラムチェンジの送/受信ができたほうが便利な場合(=MIDI接続した外部機器と音色切り替えを連動さ
せたい場合)と、できないほうが便利な場合(=MIDI接続した外部機器と音色切り替えを連動させたくない場合)が あります。音色切り替えを連動させたい場合はオンに、連動させたくない場合は、オフにします。
[DEMO/SONG]ボタンと[METRONOME]ボタンを同時に押したままC #6鍵盤を 押します。C #6鍵盤を押すたびにプログラムチェンジ送受信オン/オフが設定され ます。
C#6
初期設定:オン
本 編
●各音色のプログラムチェンジナンバー
プログラムチェンジを0〜127で設定する場合は、下記リストのP.C.#から1を引いた 数で指定します。たとえば、P.C.#1のプログラムを指定する場合は、プログラムチェ ンジ=0になります。
音色名 MSB LSB P.C.# GRAND PIANO 1 0 122 1 GRAND PIANO 2 0 112 1 E.PIANO 1 0 122 6 E.PIANO 2 0 122 5 C.ORGAN 1 0 123 20 C.ORGAN 2 0 122 20 STRINGS 0 122 49 HARPSICHORD 1 0 122 7 HARPSICHORD 2 0 123 7 VIBRAPHONE 0 122 12
P.C.#=Program Change number
P-85 取扱説明書
29
Page 30
本 編
MIDIミディに関する設定

コントロールチェンジ送受信オン/オフの設定

コントロールチェンジデータとは、MIDIデータのうち、演奏表現など(たとえば、サステインペダルの情報)に関 するデータのことです。
P-85からコントロールチェンジを送信するとMIDI接続した外部機器の演奏をコントロールすることができます。 (P-85でサステインペダルを操作したときなどにコントロールチェンジが送信されます。)逆にMIDI接続した外部
機器から送信されたコントロールチェンジをP-85が受信すると、同時に受信しているMIDIの演奏データがそれ に反応します。(このとき鍵盤での手弾き音は影響を受けません)。
このコントロールチェンジの送/受信ができたほうが便利な場合と、できないほうが便利な場合があります。送/ 受信ができたほうが便利な場合はオンに、できないほうが便利な場合は、オフにします。
[DEMO/SONG]ボタンと[METRONOME]ボタンを同時に押したままD6鍵盤を 押します。
D6鍵盤を押すたびにコントロールチェンジ送受信オン/オフが設定されます。
D6
P-85がコントロールチェンジと して扱える情報についてはデー
タリストの「MIDIデータフォー マット」をご覧ください。デー
タリストはヤマハのウェブサイ トからダウンロードできます(7
ページ)。
初期設定:オン
30
P-85 取扱説明書
Page 31

困ったときは

現象 考えられる原因 解決法
P-85の電源が入らない。 電源アダプターが差し込まれていま
せん(本体側と家庭用コンセント側)。
P-85から雑音が出る。 P-85の近くで携帯電話を使ってい
ます(または呼び出し音が鳴っていま す)。
全体的に音が小さい。まったく 音が出ない。
ペダルが効かない。 ペダルコードのプラグが
特定の音域でピアノ音色の音の 高さ、音質がおかしい。
鍵盤を弾くと、機構音がカタカ タ鳴る。
[MASTER VOLUME]スライダーが 下がっています。
ヘッドフォンを接続しています。 ヘッドフォンのプラグを抜いてください。
ローカルコントロールがオフになっ ています。
[SUSTAIN]端子/[PEDAL UNIT]端 子に差し込まれていません。
ピアノ音色では、ピアノ本来の音を できる限り忠実に再現しようとして おります。その結果、音域により倍 音が強調されて聞こえるなど、音の 高さや音域が異質に感じる場合があ ります。
P-85の鍵盤機構は、ピアノの鍵盤 機構をシミュレートして設計されて います。ピアノの場合でも機構音は 実際に出ているものです。
電源アダプターを本体と家庭用(AC100V)コンセント に、確実に差し込んでください(11ページ)。
P-85の近くでは、携帯電話の電源を切ってください。 P-85の近くで携帯電話を使ったり、呼び出し音が鳴っ たりすると、雑音が出る場合があります。
[MASTER VOLUME]スライダーを上げてください (11ページ)。
ローカルコントロールをオンにしてください(28ページ)。
ペダルコードのプラグを[SUSTAIN]端子/[PEDAL UNIT]端子に確実に差し込んでください(12ページ)。
異常ではありません。
異常ではありません。
本 編
P-85 取扱説明書
31
Page 32

P-85仕様

付録
鍵盤
音源
最大同時発音数
音色数
効果
ボリューム
コントロール
ペダル
デモ
レコーダー
MIDI
付属端子
メインアンプ
スピーカー
電源
88鍵(A-1〜C7)
AWMステレオサンプリング
64
10
リバーブ
マスターボリューム
デュアル、メトロノーム、トランスポーズ、チューニング、
タッチ(ハード、ミディアム、ソフト、フィックスト)
サステイン(ハーフペダル対応)*、ソステヌート**、ソフト**
各音色デモ曲、ピアノ50曲(プリセットソング)
1曲録音/再生可能 65KB (約11,000音符)
ローカルコントロール オン/オフ、送受信チャンネルの設定、
プログラムチェンジ オン/オフ、コントロールチェンジ送受信 オン/オフ
MIDI端子(IN/OUT)、PHONES端子、SUSTAIN端子、
PEDAL UNIT端子、DC IN+12V端子
6W+6W
楕円(12cm×6cm)×2
電源アダプター:PA-5D
付 録
消費電力
寸法[間口×奥行き×高さ]
質量
保証書、取扱説明書(本書)、ピアノで弾く名曲50選(楽譜集)、
付属品
電源アダプター PA-5D、フットスイッチFC5、譜面立て
仕様および外観は、改良のため予告なく変更することがあります。 * 別売のフットペダルFC3/ペダルユニットLP-5接続時のみ、ハーフペダルに対応します。 **別売のペダルユニットLP-5接続時のみ、ソステヌート、ソフト機能を使用できます。
1,326mm×295mm×151.5mm
クイックオペレーションガイド、
28W
11.6kg

別売品のご紹介

ヘッドフォン HPE-30/HPE-150
フットペダル FC3
フットスイッチ FC4
キーボードスタンド L-85/L-85S
ペダルユニット LP-5
USB-MIDIインターフェース UX16
USBパソコンとMIDI機器を簡単に接続できるUSB-MIDIインターフェースです。
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P-85 取扱説明書
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索引
D
[DEMO/SONG](デモ/ソング)ボタン
............................... 14, 15
M
[MASTER VOLUME](マスターボリューム)スライダー [METRONOME](メトロノーム)ボタン
.......................................................................................... 26
MIDI MIDI [IN][OUT](ミディ イン/アウト)端子 MIDI送信/受信チャンネルの設定
................................... 16
............................. 26
............................................. 28
P
[PEDAL UNIT](ペダルユニット)端子 [PHONES](フォーンズ)端子 [PLAY](プレイ)ボタン
................................................... 13
............................................................. 24
..................................... 12
R
[REC](レコード)ボタン
S
SELECT(セレクト) [ ][ ]ボタン [STANDBY/ON](スタンバイ/オン)スイッチ [SUSTAIN](サステイン)端子
............................................................ 23
................................... 14, 15
........................ 11
.................................................. 12
T
TEMPO [▽]/[△]ボタン
.................................................... 14, 15
安全上のご注意
........................................................................... 2
........................................................................................... 21
移調
........................................................................................... 18
音色 音量調節
.................................................................................... 11
各部の名前と機能
..................................................................... 10
キー (調)を変える
..................................................................... 21
困ったときは コントロールチェンジ送受信オン/オフの設定
............................................................................ 31
........................ 30
サステインペダル
..................................................................... 12
........................................................................................... 32
仕様
........ 11
........................................................................................22
タッチ ダンパーペダル
..........................................................................12
チューニング
.............................................................................21
........................................................................................14
デモ曲 デュアル 電源を入れる テンポ
....................................................................................19
.............................................................................11
........................................................................................16
トランスポーズ
..........................................................................21
バックアップ
.............................................................................27
ピアノ50曲(プリセットソング)
............................................................................................16
拍子
................................................15
..........................................................................................7
付属品 譜面立て プログラムチェンジ送受信オン/オフの設定 プログラムチェンジナンバー
....................................................................................13
.............................29
....................................................29
........................................................................................12
ペダル 別売品のご紹介 ヘッドフォン
..........................................................................32
.............................................................................13
ミュージックソフトダウンローダー
.........................................27
メトロノーム
.............................................................................16
..............................................................................................8
目次 目的別目次
...................................................................................9
リバーブ
....................................................................................20
ローカルコントロールオン/オフの設定
............................................................................................23
録音 録音(記録)されるデータの種類
....................................28
.................................................24
付 録
ソステヌートペダル ソフトペダル
....................................................................................... 15
ソング
.................................................................. 12
............................................................................ 12
P-85 取扱説明書
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Memo
付 録
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P-85 取扱説明書
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保証とアフターサービス

サービスのご依頼、お問い合わせは、お買い上げ店、またはお近く のヤマハ電気音響製品サービス拠点にご連絡ください。
● 保証書
本機には保証書がついています。
消耗部品の例 ボリュームコントロール、スイッチ、ランプ、リレー類、接続 端子、鍵盤機構部品、鍵盤接点、フロッピーディスクドライブ など
保証書は販売店がお渡ししますので、必ず「販売店印・お買い上 げ日」などの記入をお確かめのうえ、大切に保管してください。
● 保証期間
お買い上げ日から 1 年間です。
● 保証期間中の修理
保証書記載内容に基づいて修理いたします。詳しくは保証書をご 覧ください。
● 保証期間経過後の修理
修理すれば使用できる場合は、ご希望により有料にて修理させて いただきます。 右に記載の部品については、使用時間や使用環境などにより劣化 しやすいため、消耗に応じて部品の交換が必要となります。消耗
● 補修用性能部品の最低保有期間
製品の機能を維持するために必要な部品の最低保有期間は、製造 打切後 8 年です。
● 修理のご依頼
まず本書の「困ったときは」をよくお読みのうえ、もう一度お調 べください。 それでも異常があるときは、お買い上げの販売店、または最寄り のヤマハ電気音響製品サービス拠点へ修理をお申し付けください。
● 製品の状態は詳しく
修理をご依頼いただくときは、製品名、モデル名などとあわせて、 故障の状態をできるだけ詳しくお知らせください。
部品の交換は、お買い上げ店またはヤマハ電気音響製品サービス 拠点へご相談ください。
■ ヤマハ電気音響製品サービス拠点(修理受付および修理品お持込み窓口)
◆ 修理のご依頼 / 修理についてのご相談窓口
ヤマハ電気音響製品修理受付センター
●受付時間 月曜日〜金曜日 9:00 〜 19:00、土曜日 9:00 〜 17:30(祝祭日および弊社休業日を除く)
●ナビダイヤル 0570-012-808
( 全国共通番号 ) ※一般電話・公衆電話からは、市内通話料金でご利用いただけます。
(IP 電話、携帯電話などからおかけになる場合 TEL 053-460-4830)
● FAX (053)463-1127
◆ 修理品お持込み窓口
受付時間 月曜日〜金曜日 9:00 〜 17:45 (浜松サービスステーションは 8:45 〜 17:30)( 祝祭日および弊社休業日を除く )  * お電話は、電気音響製品修理受付センターでお受けします。
北海道サービスステーション 〒064-8543 札幌市中央区南 10 条西 1 丁目 1-50 ヤマハセンター内 FAX (011) 512-6109 首都圏サービスセンター 〒143-0006 東京都大田区平和島 2 丁目 1 -1 浜松サービスステーション 〒435-0016 浜松市東区和田町200 ヤマハ ( 株 ) 和田工場内 FAX (053) 462-9244 名古屋サービスセンター 〒454-0058 名古屋市中川区玉川町 2 丁目 1 -2 ヤマハ ( 株 ) 名古屋倉庫 3F FAX (052) 652-0043 大阪サービスセンター 〒564-0052 吹田市広芝町 10-28 オーク江坂ビルディング 2F FAX (06) 6330-5535 九州サービスステーション 〒812-8508 福岡市博多区博多駅前2 丁目 1 1-4 FAX (092) 472-2137
京浜トラックターミナル内 14 号棟 A-5F
FAX (03) 5762-2125
■ ヤマハ電子ピアノに関するお問い合わせ窓口
クラビノーバ・ポータブル楽器 インフォメーションセンター
〒 430-8650 静岡県浜松市中区中沢町 10-1 TEL. 053-460-5272
●受付日 月曜日〜土曜日 ( 祝日およびセンターの休業日を除く ) ●受付時間 10:00 〜18:00 ( 土曜日は 10:00 〜 17:00)
http://www.yamaha.co.jp/support/
国内営業本部  ピアノ企画部 企画グループ 〒108-8568 東京都港区高輪2-17-11 TEL (03) 5488-6795
PA・DMI事業部  EKBマーケティング部 CL・PKグループ 〒430-8650 静岡県浜松市中区中沢町10-1 TEL (053) 460-3275
■ インターネットホームページのご案内
製品等に関する情報をホームページ上でご案内しております。ご参照ください。
・ヤマハ株式会社のホームページ http://www.yamaha.co.jp/ ・電子ピアノ / キーボードのホームページ http://www.yamaha.co.jp/product/epiano-keyboard/
・ヤマハマニュアルライブラリー http://www.yamaha.co.jp/manual/japan/ ・あなたの音楽生活をフルサポート ミュージックイークラブ
http://www.music-eclub.com/
・お客様サポート & サービス http://www.yamaha.co.jp/support/
※名称、住所、電話番号、URL などは変更になる場合があります。
P-85 取扱説明書
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U.R.G., Pro Audio & Digital Musical Instrument Division, Yamaha Corporation
© 2007 Yamaha Corporation
WK66520 004POXXXX.X-XXC0
Printed in China
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