Yamaha P2602S operating instructions

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YAMAHA PROFESSIONAL SERIES POWER AMPLIFIER P2602S

取扱説明書

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このたびはYAMAHAパワーアンプP2602Sをお買い上げ いただきまして、まことにありがとうございます。YA-

MAHA Active Servo TechnologyパワーアンプP2602Sは、ヤマハが新しいオ ーディオ技術に基づいて開発した超低域再生のヤマハアクティブ・サーボ・テ クノロジースピーカーシステムと組み合せ、従来のシステムでは考えられない 超低域再生や、振幅歪をはじめとする各種歪の低減や、見事な音像定位と音場 表現力を実現しています。

また、一般用スピーカーシステムと接続して、PA用パワーアンプとして、あるいはオーディオシステムのベーシックアンプとしてもご利用いただけるよう 設計されています。

連続出力260W+260W(8 Ω負荷、ノーマル)およびYST連続出力250W+250W (8 Ω負荷、YST)の大出力、歪率0.01%以下という高性能は、奥行のある音楽 の世界を目の前に展開してくれることでしょう。

●YSTはYAMAHA Active Servo Technologyの省略形です。

■目次
ご使用上の注意・・・・・ ۰I
総合仕様 • 2
フロントパネル・・・・・ . 3
リアパネル・・・・・ • 4
接続方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ • 5
ブロックダイアグラム・・・・・ • 6
寸法図⋯⋯⋯⋯⋯⋯ • 6
サービスについて・・・・・ • 7
■ご使用上の注意

●アンプの放熱について

本機は、ラジエーターの表面温度が70℃を超えるとTHER MALインジケーターが点灯します。このようなときは放熱 の状態を確かめ、冷却の対策が必要です。更に点灯状態が 続くようでしたらアッテネーターをしぼるなどの処置をし てください。

また本機の設置場所には、通風性の良い場所を選び、上に 物をのせたりすることは避けてください。なお、屋外では 直射日光の当たる場所での運用は異常高温になることがあ りますので絶対に避けてください。

●ご家庭でご使用になる場合

本機のACコードは直接コンセントに差し込んでください。 同一コンセントから他機器へ同時に接続することは危険で す。また定格最大出力時には10Aを超える電流が流れます ので、電力容量にご注意ください。ブレーカが働いたりヒ ューズが切れる場合には商用電力の容量を増やすなどの対 策が必要です。

●ヒューズ交換について

ヒューズは15Aの容量のものを1個使用しています。かな らず同じ定格のヒューズを使用してください。 ヒューズの断線は、オーバーパワーなどの使用上のミスの ほか、故障などの原因によるものですから、お買い上げ店 もしくは、巻末の最寄りのサービスステーションにご相談 ください。

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総合仕様

連続出力
(NORMAL) 260W+260W(8Ω、20Hz~20kHz、THD 0.05%
(YST) 250W+250W(8Ω、20Hz~20kHz、THD 0.05%
周波数特性 IOHz~50kHz、OdB±I.OdB(8Ω、IW)
パワーバンド幅 20Hz~50kHz(8Ω、130W、THD0.1%)
全高調波歪率 0.01%以下(8Ω、130W、20Hz~20kHz)
混変調歪率 0.005%以下(8Ω、130W、250Hz:12.5kHz=4:1)
クロストーク 75dB(20Hz~20kHz、8Ω、I30W、INPUT ATT MIN)
ダンピングファクタ 200以上(IkHz、8Ω)
S/N比 100dB(入力600Ω Shunt. IHF A)
入力感度 +4dBm(8Ω、260W)
入力インピーダンス I5kΩ(INPUT ATT MAX)
電圧利得 31.4dB(1kHz、INPUT ATT MAX)

■周波数対全高調波歪率

●インジケーター剖 3
POWERインジケーター 赤色LED
PROTECTIONインジケーター 赤色LED
THERMALインジケーター 赤色LED(70℃以上で点灯)
CLIPインジケーター 赤色LED(THD I % 以上で点灯)
SIGNALインジケーター 緑色LED(20Hz~20kHz、Vo=2V以上で点灯)
YST インジケーター 緑色LED
●その他全般
定格電源 AC100V、50/60Hz
定格消費電力 330W
寸法 480(W)×184(H)×433(D)mm
パネルサイズ 480(W)×176(H)mm
ラックマウント 19インチ標準ラックマウント可能
重量 23.6kg
付属品 ノブロック×2

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■出力対全高調波歪率(片ch駆動)

■出力対全高調波歪率(両ch駆動)

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●POWER(電源スイッチ、パワーインジケーター) スイッチを下方に押すとONになり、パワーインジケータ ーが点灯し、さらにもう一度下方に押すとOFFになります。
2 YST(ヤマハアクティブ・サーボ・テクノロジー) インジケーター

カートリッジが挿入されているとLEDが点灯します。

※カートリッジの抜き差しは必ず電源をOFFにして行なっ てください。

③THERMALインジケーター

メインラジエーターの 表面温度が 70℃を超えると LEDが 点灯します。このインジケーターが点灯した場合は放熱対 策が必要です。

④PROTECTIONインジケーター

電源スイッチを押すと約6秒間点灯し、プロテクション(保 護)回路が動作していることを知らせます。このインジケ ーターが点灯している間はスピーカーから音は出ません。 また、何らかの原因でプロテクション回路が動作した場合 もこのインジケーターが点灯し音が出なくなりますが、原 因が取り除かれれば自動的に復帰しインジケーターが消え 正常動作となります。

OCLIPインジケーター

出力の歪率が1%を超えるとLEDが点灯し、アンプに過大 入力が加わりクリップしていることを示します。

SIGNALインジケーター

出力の電圧が2Vを超えるとLEDが点灯し、アンプに音声 信号が入力していることを示します。

⑦アッテネーター

入力感度を調整する31ポジションのアッテネーターです。 0~-20dBまでは1dBステップ、-20~-30dBまでは2dB のステップです。時計方向に回しきったところで0、反時 計方向に回しきったところで~の減衰量が得られるクリッ クストップ方式です。

⑧ノブロック(付属品)

セッティング後など、アッテネーターをロックするときに はめ込みます。

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●SPEAKER端子

スピーカーを接続する端子です。赤色の端子にスピーカー の(+)を、黒色の端子に(-)を接続します。 YAMAHA Active Servo Technologyスピーカーシステム

使用のYST動作の場合は、LF出力端子となります。

②YST HIGH OUTキャノンソケット(XLR-3-32タイプ) YAMAHA Active Servo Technologyスピーカーシステム を使用する際のHIGH OUT端子です。もう1台の2チャン ネルパワーアンプに接続し、そのパワーアンプのSPEAK-ER端子から、スピーカーシステムのHF入力端子に結線し ます。

LFとHFのレベルバランスは各パワーアンプの入力アッテ ネーターで調整します。

❸ホーン入力端子

標準ホーンプラグによる入力の場合に使用します。

④XLR入力端子(XLR3-31タイプ)

一般的には、この端子を入力端子として使用します。ピンの結線は1番シールド、2番ホット、3番コールドの方式を採用しています。また、コネクターとしてキャノンXLR -3-12Cスイッチクラフト5C-1055Aが適合します。

⑤XLR入力端子(XLR3-32タイプ)

適合コネクターは、キャノンXLR-3-11C、スイッチクラフ ト5C-1056Aです。パワーアンプ増設用の送り端子としても 使用できます。

⑥PIN1GNDスイッチ

キャノンコネクターのアースライン(1番:シールド)を ON/OFFするスイッチです。通常はONで使用します。アー スラインがループになってハムが発生したとき、アースラ インを切りはなすと減少する場合があります。このような とき、スイッチを切り換えてください。

●LOW CUT切り換えスイッチ

ローカットフィルターをON/OFFするスイッチです。カッ トオフ周波数はF1が32Hz、F2が63Hzの2段階になって いますので、ご使用状況に応じて切り換えてください。

③カートリッジ用スロット

YAMAHA Active Servo Technologyスピーカーシステム に付属のカートリッジを差し込むためのスロットです。抜 き差しは必ず電源をOFFにして行なってください。

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接続方法

■一般用スピーカーシステムの接続

●スピーカ出力端子

A ch、B chそれぞれのスピーカ端子に対応するスピーカー のコードを接続します。赤色端子が①、黒色端子が○です から間違いのないように接続してください。 スピーカーコードの端末は、ショートしないように処理し て、しっかりと締め付けます。また、スピーカーコードの 着脱は心ず電源スイッチをOFFにして行なってください。

●入力端子

入力端子には、キャノンソケット(平衡形)、および標準ジ ャック(平衡形)があります。

●ミキサー(プリアンプ)からの接続

ミキサーのSTEREO OUT (PRE OUT)から出力を取り出しパ ワーアンプの入力端子に接続します。

■パワーアンプの並列接続(アンプの増設)

本機の入力端子には、キャノンXLR-3-31、XLR-3-32の2タ イプのコネクターがあり、内部で並列接続されております ので、送りのソケットを利用して他のパワーアンプに信号 を供給することが可能です。

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ブロックダイヤグラム

寸法図

単位:mm

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サービスについて

木機の保証期間は、保証書によりご購入から1ヶ年です。(現 金、ローン、月賦などによる区別はございません。)また保証 は日本国内にてのみ有効といたします。

●保証書

保証書をお受け取りのときは、お客さまのご住所、お名前、 お買い上げ日日、販売店名などを必ずご確認ください。無記 名の場合は無効になりますので、くれぐれもご注意ください。

●保証書は大切にしましょう /

保証書は弊社が、本機をご購入いただいたお客さまにご購入 の日から向う1ヵ年間の無償サービスをお約束申しあげるも のですが、万一紛失なさいますと保証期間中であつても実費 を頂戴させていただくことになります。万一の場合に備えて、 いつでもご提示いただけますように充分ご配慮のうえで保管 してください。また、保証期間が切れましてもお捨てになら ないでください。後々のサービスに際しての機種の判別や、 サービス依頼店の確認などで便利にご利用いただけます。

●保証期間巾のサービス

保証期間由に万一故障が発生した場合、お買上げ店にご連絡 値きますと、技術者が修理・調整致します。この際必ず保証 書をご提示ください。保証書なき場合にはサービス料金を頂 だく場合もあります。又お買上げ店より遠方に移転される場 合は、事前にお買上げ店あるいは電音サービス拠点にご連絡 ください。移転先におけるサービス担当店をご紹介申し上げ ますと同時に、引続き保証期間中のサービスを責任をもって 行なうよう手続き致します。

満1ヵ年の保証期間を過ぎますとサービスは有料となります ガー引き続き青任をもってサービスをさせていただきます。 なお、補修用性能部品の保有期間は製造打切り後最低8年と なっています。そのほかご不明の点などございましたら、下 記のヤマハサービス網までお問い合せください。

■◇∧∧∧↓∧電気音響製品サービス拠点
(修理文刊のよび修理面の預り /芯니/
北海道電音サービスセンター 〒064 札幌市中央区南十条西1-1-50 (ヤマハセンター内)
TEL (011) 513-5036
仙台電音サービスセンター 〒983 仙台市若林区卸町5-7(仙台卸商共同配送センター3F)
TEL (022) 236-0249
東京電音サービスセンター 〒211 川崎市中原区木月1184
TEL (044) 434-3100
新潟電音サービスステーション 〒950 新潟市万代1-4-8(シルバーボールビル2F)
TEL (025) 243-4321
浜松電音サービスセンター 〒435 浜松市上西町911(ヤマハ㈱宮竹工場内)
TEL (0534) 65-6711
名古屋電音サービスセンター 〒454 名古屋市中川区玉川町2-1-2
(ヤマハ㈱名古屋流通センター)
TEL (052) 652-2230
大阪電音サービスセンター 〒565 吹田市新芦屋下1-16(千里丘センター内)
TEL (06) 877-5262
京都電音サービスステーション 〒600 京都市下京区七条通間之町東入材木町483
(第2マスイビル3F)
TEL (075) 361-6470
神戸電音サービスステーション 〒650 神戸市中央区元町2-7-3(ヤマハ㈱神戸店内)
TEL (078) 321-1195
四国電音サービスステーション 〒760 高松市丸亀町8-7(ヤマハ㈱高松店内)
TEL (0878) 22-3045
広島電音サービスセンター 〒731-01 広島市安佐南区西原2-27-39
TEL (082) 874-3787
九州電音サービスセンター 〒812 福岡市博多区博多駅前2-11-4
T.EL (092) 472-2134
本 社
電 音 サ ー ビ ス 部 435 浜松市上西町911
TEL (0534) 65—1158

※住所及び電話番号は変更になる場合があります。

ヤマハ株式会社 音響システム事業部

首響ン人ナム 〒430 洪松田中沢町10-1
事業部 TEL.0534(60)2493
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LM営業課 TEL.011(512)6107
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LM営業課 TEL.022(222)6146
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