mLANAUDIO/MIDIPROCESSOR
取扱説明書
安全上のご注意
ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくご使用いただき、あなたや他の人々への危害や損害を未然に
防止するためのものです。
注意事項は、危害や損害の大きさと切迫の程度を明示するために、誤った取り扱いをすると生じることが想
定される内容を「警告」と「注意」に区分しています。いずれもお客様の安全や機器の保全に関する重要な
内容ですので、必ずお守りください。
ご使用の前に、必ずこの「安全上のご注意」をよくお読みください。
記号表示について
記号は、危険、警告または注意を示します。
記号は、禁止行為を示します。記号の中に具体的な内容が描かれているものもあります。
記号は、行為を強制したり指示したりすることを示します。記号の中に具体的な内容が描かれている
ものもあります。
*お読みになった後は、使用される方がいつでも見られる所に必ず保管してください。
警告 この表示内容を無視した取り扱いをすると、死亡や重傷を負う可能性が想定されます。
この機器の内部を開けた
り、内部の部品を分解した
り改造したりしない。
感電や火災、または故障な
どの原因になります。異常
を感じた場合など、機器の
点検修理は必ずお買い上げの楽器店または巻
末のヤマハ電気音響製品サービス拠点にご依
頼ください。
浴室や雨天時の屋外など湿気の多いところで
使用しない。また、本体の上に花瓶や薬品な
ど液体の入ったものを置かない。
感電や火災、または故障の原因になります。
電源アダプターコード /プラグがいたんだ場
合、または、使用中に音が出なくなったり異
常なにおいや煙が出た場合は、すぐに電源ス
イッチを切り電源プラグをコンセントから抜
く。
感電や火災、または故障のおそれがあります。
至急、お買い上げの楽器店または巻末のヤマ
ハ電気音響製品サービス拠点に点検をご依頼
ください。
注意
この表示内容を無視した取り扱いをすると、傷害を負う可能性または物的損害が発生する可能性が想定されます。
電源は必ず交流 100Vを使用する。
エアコンの電源など交流 200Vのものがあり
ます。誤って接続すると、感電や火災のおそ
れがあります。
電源アダプターは、必ず指定のもの (PA-5C)
を使用する。
(異なった電源アダプターを使用すると)故
障、発熱、発火などの原因になります。
手入れをするときは、必ず電源プラグをコン
セントから抜く。また、濡れた手で電源プラ
グを抜き差ししない。
感電のおそれがあります。
電源プラグにほこりが付着している場合は、
ほこりをきれいに拭き取る。
感電やショートのおそれがあります。
2
電源アダプターコードをストーブなどの熱器
具に近づけたり、無理に曲げたり、傷つけた
りしない。また、電源アダプターコードに重
いものをのせない。
電源アダプターコードが破損し、感電や火災
の原因になります。
(3)-6
電源 プラグを抜くときは、
電源アダプターコードを持
たずに、必ず電源プラグを
持って引き抜く。
電源 アダプターコードが
破損して、感電や火災が発
生するおそれがあります。
タコ足配線をしない。
音質が劣化したり、コンセ
ント部が 異常発熱して発
火したり することがあり
ます。
使用しないときや落雷のおそれがあるとき
は、必ずコンセントから電源プラグを抜く。
感電、ショート、発火などの原因になります。
他の機器と接続する場合は、すべての機器の
電源を切った上で行う。また、電源を入れた
り切ったりする前に、必ず機器のボリューム
を最小 (0)にする。さらに、演奏を始める場
合も必ず両機器のボリュームを最小 (0) に
し、演奏しながら徐々にボリュームを上げて
いき適切な音量にする。
感電または機器の損傷のおそれがあります。
直射日光のあたる場所 ( 日中の車内など ) や
ストーブの近くなど極端に温度が高くなると
ころ、逆に温度が極端に低いところ、またほ
こりや振動の多いところで使用しない。
本体のパネルが変形したり内部の部品が故障
したりする原因になります。
テレビやラジオ、スピーカーなど他の電気製
品の近くで使用しない。
デジタル回路を多用しているため、テレビや
ラジオなどに雑音が生じる場合があります。
不安定な場所に置かない。
機器が転倒して故障したり、お客様がけがを
したりする原因になります。
本体を移動するときは、必ず電源アダプター
コードなどの接続ケーブルをすべて外した上
で行う。
コードをいためたり、お客様が転倒したりす
るおそれがあります。
本体を 手入れするときは、ベンジンやシン
ナー、洗剤、化学ぞうきんなどは絶対に使用
しない。また、本体上にビニール製品やプラ
スチック / ゴム製品などを置かない。
本体のパネルや鍵盤が変色 / 変質する原因に
なります。お手入れは、柔らかい布で乾拭き
してください。
本体の上に乗ったり重いものをのせたりしな
い。また、ボタンやスイッチ、入出力端子な
どに無理な力を加えない。
本体が破損したり、お客様がけがをしたりす
る原因になります。
大 きな音量で長時間ヘッ
ドフォンを使用しない。
聴覚障害の原因になります。
作成したデータの保存について
作成したデータは、故障や誤操作などのため
に失われることがあります。大切なデータは
付属のアプリケーションでコンピューターに
保存されることをおすすめします。
これは日本電子工
業会「音のエチケッ
ト」キャンペーンの
マークです
不適切な使用や改造により故障した場合の保証はいた
しかねます。また、データが破損したり失われたりし
た場合の保証はいたしかねますので、ご了承ください。
使用後は、必ず電源を切りましょう。
音楽を楽しむエチケット
楽しい音楽も時と場所によっては、大変気になるものです。隣近所への配慮を充分にいた
しましょう。静かな夜間には小さな音でもよく通り、特に低音は床や壁などを伝わりやす
く、思わぬところで迷惑をかけてしまうことがあります。夜間の演奏には特に気を配りま
しょう。窓を閉めたり、ヘッドフォンをご使用になるのも一つの方法です。お互いに心を
配り、快い生活環境を守りましょう。
ヘッドフォンをご使用になる場合には、耳をあまり刺激しないよう適度な音量でお楽しみ
ください。
(3)-6
3
はじめに
このたびはヤマハmLAN8P をお買い上げいただきましてまことにありがとうございます。
mLAN8Pは、ハイパフォーマンスシリアルバス「IEEE1394」を採用した音楽のためのデジタル
ネットワーク、「mLAN」に対応し、これまでのように複雑な配線を何度もやり直すことなく、オー
ディオ /MIDI 信号によるネットワークを自由に構築することを目的としたインターフェースで
す。
現在使用しているオーディオ/MIDI 機器と、今後普及してくる「IEEE1394 」や「mLAN」機器と
のシステムをスムーズに組むことができます。またミキサー機能も備えていますので、音楽制作
環境を強力にサポートすることができます。
mLAN8P の優れた機能を使いこなしていただくために、この取扱説明書をご活用いただきます
ようお願い申し上げます。また、ご一読いただいた後も不明な点が生じた場合に備えて、大切に
保管されますよう重ねてお願い申し上げます。
パッケージの内容
・ mLAN8P 本体
・ 電源アダプター
・ mLAN Tools(CD-ROM)
・ IEEE1394 ケーブル(2.0m)
・ 取扱説明書( 本書 )
・ mLAN ガイドブック
・ mLAN Tools インストールガイド
・ 保証書/ 愛用者カード
同梱のCD-ROM について
mLAN8P には、mLAN8P を使う際に役立つソフトウェアを納めた CD-ROM が同梱されていま
す。ソフトウェアには、mLAN8P に接続された各電子機器間のオーディオ /MIDI 信号の経路をコ
ンピューター上から設定するための「mLAN Patchbay」や mLAN8Pが持つミキサー / エフェク
ト機能を、コンピューターを使ってコントロールするための「mLAN Mixer」などが含まれていま
す。詳細については別冊の「mLAN Tools インストールガイド」をご参照ください。
この取扱説明書に掲載されているイラストや画面は、すべて操作説明のためのものです。
したがって実際の仕様と異なる場合があります。
● 「MIDI 」は社団法人音楽電子事業協会 (AMEI) の登録商標です。
●
この取扱説明書に掲載されている会社名、製品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
4
目次
はじめに ......................................................................... 4
パッケージの内容 ............................................................ 4
mLAN8P の特長............................................................ 6
各部の名称と機能 ............................................................ 8
接続について.................................................................12
電源のオン / オフ ..........................................................15
各接続機器の電源を入れる順番........................................................ 15
mLAN8P の内部構成 ...................................................16
機能ツリー図.................................................................18
mLAN 機器間での入出力の設定(操作の流れ).................20
各モードの機能..............................................................24
Mixer入力部の設定 [ Mixer1/2]− [1]〜 [12]..................... 24
Mixer出力部の設定 [Mixer2] − [AUX1/2]............................ 27
Mixer出力部の設定 [Mixer2] −[L][R]......................................28
MIDI部の設定 .................................................................................... 29
UTILITY部......................................................................................... 31
LED/LCD メッセージ...................................................37
仕様..............................................................................38
索引..............................................................................39
ユーザーサポートサービスのご案内 .................................42
保証とアフターサービス.................................................43
5
mLAN8P の特長
■ mLAN による高速データ転送
mLAN とは、業界標準規格であるハイパフォーマンス シリアルバス「IEEE1394 」を採用した音
楽のためのデジタルネットワークです。これまでよりも簡単に、しかもより高機能なシステムを
組むことができます。mLAN についての詳細は別冊の「mLAN ガイドブック」をご覧ください。
■ 従来の MIDI/オーディオ機器の信号を mLAN フォーマットに変換
mLAN に対応していないMIDI 機器やオーディオ機器を mLAN のシステムに接続できます。
以下の信号を相互に変換することができます。
・ mLAN MIDI 信号 従来の MIDI 信号
・ mLAN オーディオ信号 従来のアナログオーディオ信号
・ mLAN オーディオ信号 従来のデジタルオーディオ信号
・ 従来のアナログオーディオ信号 従来のデジタルオーディオ信号
■ 12 チャンネルミキサー機能
インターフェースとしての機能はもとより、12 チャンネルのデジタルオーディオミキサーとし
ての機能も充実しています。
NOTE
mLAN Mixer で操作しているとき(mLAN Mixer の動作中)は、本体から設定を変えることは
できません。
■ 充実したデジタルエフェクト
音楽制作には欠かせない高音質なエフェクト*1を搭載しています。
■ サンプリングレ−トコンバ−タ−内蔵
DAT、CDなどサンプリングレート*2の異なる機器間でのデータの送受信を可能にします。
6
*1. 内蔵エフェクターの設定は付属のアプリケーション「mLAN Mixer」を使って行ないます。詳し
くは、mLAN Mixerマニュアル(電子マニュアル)をご参照ください。
*2. 48kHz、44.1kHz のサンプリングレートに対応しています。
■ mLAN8Pの基本コンセプト
MIDI機器
MIDI OUT
MIDI IN
ANALOG OUT
mLAN8P
MIDI IN
MIDI OUT
ANALOG IN
DIGITAL IN
DIGITAL OUT
mLAN8Pの特長
デジタルオ−ディオ機器
DIGITAL OUT
DIGITAL IN
mLAN機器
IEEE1394端子
IEEE1394端子
コンピューター
IEEE1394端子
IEEE1394端子
*
FireWire対応
Macintosh
mLAN機器
IEEE1394端子
IEEE1394端子
MIDI信号
アナログオーディオ信号
デジタルオーディオ信号
上の図はmLAN8P を中心とした各種信号の流れをイメージで表したものです。
各機器からのオーディオ/MIDI 信号は、mLAN8P を経由することで自由に入出力先を設定でき
ます。特に mLAN 機器は、1 本の IEEE1394 ケーブルで信号の入出力ができる上、配線し直す
ことなく接続を設定/ 変更できるので接続順も気にする必要がありません。
NOTE
mLAN8P 本体での操作には制約があります。上の図では、mLAN 機器から
mLAN 機器へ MIDI 信号の送受信をする場合、mLAN8P 本体では設定できま
せん。この場合は付属の「 mLAN Patchbay」を使ってパソコン上で設定して
ください。
* Windows で付属のソフトウェアを使用する際やハ−ドウェアのバ−ジョンアップをする際
にシリアル接続を行ないます。Macintosh を使用する場合は、mLAN8P の mLAN 端子と
Macintosh の FireWire ポートを IEEE1394ケーブルで接続してください(「mLAN 機器
との接続(P.13)」参照)。
7
各部の名称と機能
トップパネル
A
LOCK DA TA
RT/ERR
B
I
INPUT VOLUME
C
PHONES VOLUME
D
PUSH ON/STANDBY
フロントパネル
PHONES
J
MIDI
/UTILITY
MIXER2
MIXER1
IN
OUT-A
9101112
1234
EF
OUT-B
GH
PAGE
DIRECT
AUX1 AUX2
–1/EXIT +1/ENTER
WCLK
5678
SYS
L
–MIX–
METER
R
VALUE
8
各部の名称と機能
LED
A
LEDは以下の意味を示します。
【LOCK】
他の機器 からのワードクロックを正常に受
信している状態をロックと言います。
左のLOCKはDigital Inから入力した信号、
右のLOCK は mLAN信号の状態( ステータ
ス )を表示します。
緑点灯 :ロック
消灯 :
アンロック(ケーブルが接続されていな
い、ワードクロックが正しくないなど )
【DATA】
緑点灯 :正常時
赤点灯 :
バス上の機器の接続/取り外しやコネ
クションの変更、ワードクロックの非
同期などにより、音が途切れたとき
【RT/ERR】
緑点灯 :mLAN8P 本体がルートのとき
赤点灯 :エラー発生時
消灯 :上記以外
*
リアパネルの右端にも同じLEDがあります。
NOTE
B
LCD(液晶ディスプレイ )
さまざまなデータや情報が表示されます。
C
INPUT VOLUME(インプットボ
エラー発生時の表示については
「LED/LCDメッセージ(P.37) 」をご参
照ください。
リューム)
ANALOG IN からのオーデ ィオ入力信号の
音量を調節します。
チャンネル / ファンクションボタン
F
モード ボタンとの組み合わせで各種設定項
目を選択します。
【MIDI( ミディ)】モ−ド時
[IN][OUT A][OUT B]
:各MIDI端子に接続されている
機器の接続先の設定を行ない
ます。
【UTILITY( ユーティリティー)】モ−ド時
[DIRECT]
[WCLK](WORDCLOCK)
[SYS](SYSTEM)
[MTER](METER)
:DIRECT OUT( ダイレクトア
ウト ) の設定を行ないます。
:ワードクロックに関する設定
を行ないます。
:システムの設定を行ないます。
:レベルメーターを表示します。
【Mixer1( ミキサー1)】モード時
[1] 〜 [8] :ミキサー入力部の各入力チャ
ンネルの設定を行ないます。
【Mixer2( ミキサー2)】モ−ド時
[9][10] :Digital In からの入力チャン
[11][12] :A/D Inからの入力チャンネル
[AUX1][AUX2]:
[L][R] :各出力先の設定を行ないます。
G
H
PAGE ( ページ )ボタン
パラメ ーターの項目をその並びに従って前
( )、後 ( ) に移動します。
+1/ENTER
パラメーターの値を増加 (+1)、減少 (-1) し
ます。押し続けると連続的に変化します。ま
た、設定を変更するときの確認画面では
ENTER= 実行、EXIT= キャンセルとして使
います。
ネルの設定を行ないます。
の設定を行ないます。
AUX1/2の設定を行ないます。
-
1/EXIT
、
ON/STANDBY(オン/ スタンバイ)、
D
PHONE VOLUME( ヘッドフォンボ
リューム)
電源のオン /スタンバイ (オフ ) を行ないま
す。ツマミを押してオン / スタンバイを切り
替えます。また、このツマミを回すことで
ヘッドフォンの音量を調節します。
電源アダプターが接続されている状態で
は、STANDBY のときも微電流が流れてい
ます。mLAN8Pを長時間使用しないときは、
必ず電源アダプターを抜いてください。
E
モードボタン
チャンネル/ファンクションボタンとの組み
合わせで各種設定項目を選択します。
I
VALUE( バリュー ) ダイアル
パラメーターの値を連続的に増加、減少します。
値を大幅に変更する場合などに使用します。
PHONES( フォーン )ジャック
J
ヘッドフォンを接続します。ANALOG OUT
1/L、2/R と同じ音が出力されます。
9
各部の名称と機能
リアパネル
AB C D
CONTRAST ANALOG MIDI
OUT2/R OUT1/L IN2/R IN1/L
DC IN
OUT IN OUT IN
OPTICALCOAXIAL
EF G H IJ
A
CONTRAST( コントラスト )
トップパネルのLCD( 液晶ディスプレイ ) の
コントラストを調整します。
ANALOG IN/OUT(アナログイン/ア
B
ウト) 端子
アナログ オーディオ信号の入出力用の端子
です。ANALOG IN から入力した信号は内部
でデジタル処理されますので 、それぞれ A/D
In、D/A Out とも言います。
C
MIDI IN/OUT( ミディイン/ アウト)端子
外部MIDI 機器と接続する端子です。MIDI 情
報を送/ 受信することができます。
123
SERIAL I/O
RT/ERR
ACTIVE
OUT-B OUT-A IN
mLAN IEEE1394 S200
D
SERIAL I/O( シリアルイン/ アウト )
端子
mLAN8Pとコンピューターを直接シリアル
ケーブルで接続する端子です。Windows で
ハードウェアのバージョンアップやmLAN
Patchbay/mLAN Mixer を使用する際に、
mLAN8Pとコンピュ−ターを接続するのに
使用します。MIDI/ オ−ディオ信号の入出力
には使用しません。接続についてはP.13 を
ご参照ください。
DC IN( ディーシーイン )端子
E
付属の電源アダプターPA-5Cを接続します。
PA-5C 以外の電源アダプターは絶対に使
用しないでください。他の電源アダプター
を使用すると火災や故障の原因となり、た
いへん危険です。
10
各部の名称と機能
COAXIAL IN/OUT( コアキシャルイ
F
ン/ アウト) 端子
デジタル オーディオ信号の入出力用の端子
です。デジタルオ−ディオ用ピンケーブルを
接続します。
NOTE
G
OPTICAL IN/OUT( オプティカルイ
COAXIAL IN端子とOPTICAL IN端子
のどちらを使用するか選択します
(P.33)。
の OPTICAL IN/OUT とまとめて、
7
DIGITAL IN/OUT とも言います。
ン/ アウト) 端子
デジタル オーディオ信号の入出力用の端子
です。光ケーブルを接続します。
オプティカル端子には、端子を保護する小
さなフタが付いています。オプティカル端
子を使用する場合には、このフタを取り外
してください。また、オプティカル端子を
使用しない場合には、必ずこのフタを付け
ておいてください。
RT/ERR LED
I
LED は以下の意味を示します。
緑点灯 :mLAN8Pがルートのとき
橙(オレンジ)点灯:エラ−発生時
(IEEE1394 バス関連)
赤点灯 :エラー発生時(その他)
消灯 :上記以外
*トップパネルにも同じものがあります。
NOTE
J
ACTIVE LED
LED は以下の意味を示します。
青点灯 :中継機能が働いているとき
消灯 :中継機能が働いていないとき
NOTE
エラー発生時の表示については
「LED/LCDメッセージ(P.37)」をご参
照ください。
mLAN8P は、電源を切るとバスの中
継としての機能もなくなりますので、
電源のオン(青点灯)/ オフ(消灯)
に対応しています。
NOTE
mLAN(IEEE1394) 端子
H
mLAN製品やIEEE1394対応製品と接続す
る端子です。IEEE1394 標準ケーブル(6
ピン)で接続します。各端子の左上には LED
が装備されています。LED は以下の意味を
示します。
緑点灯 :
消灯 :未接続
赤点灯 :ケ−ブルを抜いたとき、接続先以外
COAXIAL IN端子とOPTICAL IN端子
のどちらを使用するか選択します
(P.33)。
6
の COAXIAL IN/OUT とまとめて、
DIGITAL IN/OUT とも言います。
本体または接続されている機器がリーフ
ノードのとき
で音が途切れる場合
11
接続について
ここでは、mLAN8Pを使って、音源やキーボードなどの mLAN/MIDI 機器とコンピューターを
接続する方法を説明します。
(1)電源アダプターの接続
同梱の電源アダプター(PA-5C)のプラグを本体リアパネルのDC INに接続し、電源アダプターを
コンセント(AC 100V)に接続します。電源アダプターを抜く場合は必ず本体の電源をオフ(スタ
ンバイ) にしてから抜いてください。
mLAN8P
CONTRAST ANALOG MIDI
OUT2/R OUT1/L IN2/R IN1/L
OUT-B OUT-A IN
SERIAL I/O
DC IN
OUT IN OUT IN
OPTICALCOAXIAL
mLAN IEEE1394 S200
123
RT/ERR
ACTIVE
電源アダプター
AC100V
(PA-5C)
電源アダプターは必ず付属の PA-5Cをお使いください。他の電源アダプターを使用する
と火災や故障の原因となり、たいへん危険です。また、長時間ご使用にならない場合は
必ずコンセントから外してください。
電源は必ず AC100Vを使用してください。
(2) MIDI 機器との接続
MIDI機器の MIDI IN端子と mLAN8P のMIDI OUT 端子を別売の MIDIケーブルで接続します。
同様にMIDI 機器の MIDI OUT 端子とmLAN8P の MIDI IN 端子を接続します。このとき、MIDI
機器側のHOST SELECT スイッチは「 MIDI」に設定します。
mLAN8P
AST ANALOG MIDI
OUT2/R OUT1/L IN2/R IN1/L
OUT-B OUT-A IN
SERIAL I/O
リアパネルのHOSTSELECT
スイッチを「MIDI」にセット
DC IN
OUT IN OUT IN
OPTICALCOAXIAL
mLAN IEEE1394 S200
123
RT/ERR
ACTIVE
12
MIDIケーブル
MIDI機器
接続について
(3)mLAN(IEEE1394)機器との接続
mLAN(IEEE1394)機器の mLAN(IEEE1394) 端子と mLAN8P の mLAN(IEEE1394)端子
を IEEE1394 標準ケーブル(6 ピン)で接続します。このとき、mLAN(IEEE1394) 機器と
mLAN8P とも、電源を切っておく必要はありません。
ANALOG MIDI
OUT2/R OUT1/L IN2/R IN1/L
N
OUT IN OUT IN
OPTICALCOAXIAL
mLAN8P
OUT-B OUT-A IN
mLAN IEEE1394 S200
SERIAL I/O
123
RT/ERR
ACTIVE
mLAN(IEEE1394)機器
FireWire対応Macintosh
IEEE1394
ケーブル
IEEE1394ケーブル
(4)Windowsとの接続(シリアル接続)
コンピューターのRS232C 端子とmLAN8PのSERIALI/O端子をシリアルケーブルで接続し
ます。このとき、mLAN8P とコンピューターの電源は必ず切っておいてください。
NOTE
Windowsで付属のソフトウェアを使用する際にシリアル接続を行ないます。
Macintoshを使用する場合は、mLAN8PのmLAN端子とMacintoshのFireWire
ポートを IEEE1394 ケーブルで接続してください (「mLAN 機器との接続」
参照 )。
別売のシリアルケーブルYAMAHACCJ-PC2( 市販品の場合は、D-SUB9P →MINIDIN8P ク
ロスケーブル) をご使用ください。
mLAN8P
123
SERIAL I/O
RT/ERR
ACTIVE
CONTRAST ANALOG MIDI
OUT2/R OUT1/L IN2/R IN1/L
DC IN
OUT IN OUT IN
OPTICALCOAXIAL
OUT-B OUT-A IN
mLAN IEEE1394 S200
コンピューター
RS-232C
(DB9)
13
接続について
(5)アナログオーディオ機器 ( アンプ、スピーカー、ミキサーなど )との接続
ANALOG OUT 1/L 端子、2/R端子をミキサーの 2 つのチャンネルに接続します。
mLAN8P
CONTRAST ANALOG MIDI
OUT2/R OUT1/L IN2/R IN1/L
OUT-B OUT-A IN
SERIAL I/O
DC IN
OUT IN OUT IN
OPTICALCOAXIAL
mLAN IEEE1394 S200
123
RT/ERR
ACTIVE
(6)デジタルオーディオ機器との接続
CD プレーヤーや MDプレーヤーなどの機器とデジタルオーディオ用ケーブルで接続します。
•
OPTICAL 端子を使う場合
mLAN8P
CONTRAST ANALOG MIDI
OUT2/R OUT1/L IN2/R IN1/L
DC IN
OUT IN OUT IN
OPTICALCOAXIAL
OUT-B OUT-A IN
mLAN IEEE1394 S200
OPTICAL OUT OPTICAL IN
SERIAL I/O
123
RT/ERR
ACTIVE
•
COAXIAL 端子を使う場合
mLAN8P
CONTRAST ANALOG MIDI
OUT2/R OUT1/L IN2/R IN1/L
DC IN
COAXIAL OUT
OPTICALCOAXIAL
OUT IN OUT IN
COAXIAL IN
OUT-B OUT-A IN
mLAN IEEE1394 S200
SERIAL I/O
123
RT/ERR
ACTIVE
14
OUTIN
OPTICAL
デジタルオ−ディオ機器
NOTE
COAXIAL IN 端子と OPTICAL IN 端子のどちらを使用するか選択します (P.33)。
OUT
IN
COAXIAL
デジタルオ−ディオ機器