Yamaha MLAN8P User Manual [ja]

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mLANAUDIO/MIDIPROCESSOR
取扱説明書
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安全上のご注意
ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくご使用いただき、あなたや他の人々への危害や損害を未然に 防止するためのものです。 注意事項は、危害や損害の大きさと切迫の程度を明示するために、誤った取り扱いをすると生じることが想 定される内容を「警告」と「注意」に区分しています。いずれもお客様の安全や機器の保全に関する重要な 内容ですので、必ずお守りください。
ご使用の前に、必ずこの「安全上のご注意」をよくお読みください。
記号表示について
記号は、危険、警告または注意を示します。 記号は、禁止行為を示します。記号の中に具体的な内容が描かれているものもあります。 記号は、行為を強制したり指示したりすることを示します。記号の中に具体的な内容が描かれている
ものもあります。
*お読みになった後は、使用される方がいつでも見られる所に必ず保管してください。
警告 この表示内容を無視した取り扱いをすると、死亡や重傷を負う可能性が想定されます。
この機器の内部を開けた り、内部の部品を分解した り改造したりしない。
感電や火災、または故障な どの原因になります。異常 を感じた場合など、機器の 点検修理は必ずお買い上げの楽器店または巻 末のヤマハ電気音響製品サービス拠点にご依 頼ください。
浴室や雨天時の屋外など湿気の多いところで 使用しない。また、本体の上に花瓶や薬品な ど液体の入ったものを置かない。
感電や火災、または故障の原因になります。
電源アダプターコード /プラグがいたんだ場 合、または、使用中に音が出なくなったり異 常なにおいや煙が出た場合は、すぐに電源ス イッチを切り電源プラグをコンセントから抜 く。
感電や火災、または故障のおそれがあります。 至急、お買い上げの楽器店または巻末のヤマ ハ電気音響製品サービス拠点に点検をご依頼 ください。
注意
この表示内容を無視した取り扱いをすると、傷害を負う可能性または物的損害が発生する可能性が想定されます。
電源は必ず交流 100Vを使用する。
エアコンの電源など交流 200Vのものがあり ます。誤って接続すると、感電や火災のおそ れがあります。
電源アダプターは、必ず指定のもの (PA-5C) を使用する。
(異なった電源アダプターを使用すると)故
障、発熱、発火などの原因になります。
手入れをするときは、必ず電源プラグをコン セントから抜く。また、濡れた手で電源プラ グを抜き差ししない。
感電のおそれがあります。
電源プラグにほこりが付着している場合は、 ほこりをきれいに拭き取る。
感電やショートのおそれがあります。
2
電源アダプターコードをストーブなどの熱器 具に近づけたり、無理に曲げたり、傷つけた りしない。また、電源アダプターコードに重 いものをのせない。
電源アダプターコードが破損し、感電や火災 の原因になります。
(3)-6
電源 プラグを抜くときは、 電源アダプターコードを持 たずに、必ず電源プラグを 持って引き抜く。
電源 アダプターコードが 破損して、感電や火災が発 生するおそれがあります。
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タコ足配線をしない。
音質が劣化したり、コンセ ント部が 異常発熱して発 火したり することがあり ます。
使用しないときや落雷のおそれがあるとき は、必ずコンセントから電源プラグを抜く。
感電、ショート、発火などの原因になります。
他の機器と接続する場合は、すべての機器の 電源を切った上で行う。また、電源を入れた り切ったりする前に、必ず機器のボリューム を最小 (0)にする。さらに、演奏を始める場 合も必ず両機器のボリュームを最小 (0) に し、演奏しながら徐々にボリュームを上げて いき適切な音量にする。
感電または機器の損傷のおそれがあります。
直射日光のあたる場所 ( 日中の車内など ) や ストーブの近くなど極端に温度が高くなると ころ、逆に温度が極端に低いところ、またほ こりや振動の多いところで使用しない。
本体のパネルが変形したり内部の部品が故障 したりする原因になります。
テレビやラジオ、スピーカーなど他の電気製 品の近くで使用しない。
デジタル回路を多用しているため、テレビや ラジオなどに雑音が生じる場合があります。
不安定な場所に置かない。
機器が転倒して故障したり、お客様がけがを したりする原因になります。
本体を移動するときは、必ず電源アダプター コードなどの接続ケーブルをすべて外した上 で行う。
コードをいためたり、お客様が転倒したりす るおそれがあります。
本体を 手入れするときは、ベンジンやシン ナー、洗剤、化学ぞうきんなどは絶対に使用 しない。また、本体上にビニール製品やプラ スチック / ゴム製品などを置かない。
本体のパネルや鍵盤が変色 / 変質する原因に なります。お手入れは、柔らかい布で乾拭き してください。
本体の上に乗ったり重いものをのせたりしな い。また、ボタンやスイッチ、入出力端子な どに無理な力を加えない。
本体が破損したり、お客様がけがをしたりす る原因になります。
大 きな音量で長時間ヘッ ドフォンを使用しない。
聴覚障害の原因になります。
作成したデータの保存について
作成したデータは、故障や誤操作などのため に失われることがあります。大切なデータは 付属のアプリケーションでコンピューターに 保存されることをおすすめします。
これは日本電子工 業会「音のエチケッ ト」キャンペーンの マークです
不適切な使用や改造により故障した場合の保証はいた しかねます。また、データが破損したり失われたりし た場合の保証はいたしかねますので、ご了承ください。
使用後は、必ず電源を切りましょう。
音楽を楽しむエチケット
楽しい音楽も時と場所によっては、大変気になるものです。隣近所への配慮を充分にいた しましょう。静かな夜間には小さな音でもよく通り、特に低音は床や壁などを伝わりやす く、思わぬところで迷惑をかけてしまうことがあります。夜間の演奏には特に気を配りま しょう。窓を閉めたり、ヘッドフォンをご使用になるのも一つの方法です。お互いに心を 配り、快い生活環境を守りましょう。
ヘッドフォンをご使用になる場合には、耳をあまり刺激しないよう適度な音量でお楽しみ ください。
(3)-6
3
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はじめに

このたびはヤマハmLAN8P をお買い上げいただきましてまことにありがとうございます。 mLAN8Pは、ハイパフォーマンスシリアルバス「IEEE1394」を採用した音楽のためのデジタル ネットワーク、「mLAN」に対応し、これまでのように複雑な配線を何度もやり直すことなく、オー ディオ /MIDI 信号によるネットワークを自由に構築することを目的としたインターフェースで す。 現在使用しているオーディオ/MIDI 機器と、今後普及してくる「IEEE1394 」や「mLAN」機器と のシステムをスムーズに組むことができます。またミキサー機能も備えていますので、音楽制作 環境を強力にサポートすることができます。 mLAN8P の優れた機能を使いこなしていただくために、この取扱説明書をご活用いただきます ようお願い申し上げます。また、ご一読いただいた後も不明な点が生じた場合に備えて、大切に 保管されますよう重ねてお願い申し上げます。

パッケージの内容

・ mLAN8P 本体 ・ 電源アダプター ・ mLAN Tools(CD-ROM) ・ IEEE1394 ケーブル(2.0m) ・ 取扱説明書( 本書 ) ・ mLAN ガイドブック ・ mLAN Tools インストールガイド ・ 保証書/ 愛用者カード
同梱のCD-ROM について
mLAN8P には、mLAN8P を使う際に役立つソフトウェアを納めた CD-ROM が同梱されていま す。ソフトウェアには、mLAN8P に接続された各電子機器間のオーディオ /MIDI 信号の経路をコ ンピューター上から設定するための「mLAN Patchbay」や mLAN8Pが持つミキサー / エフェク ト機能を、コンピューターを使ってコントロールするための「mLAN Mixer」などが含まれていま す。詳細については別冊の「mLAN Tools インストールガイド」をご参照ください。
この取扱説明書に掲載されているイラストや画面は、すべて操作説明のためのものです。 したがって実際の仕様と異なる場合があります。
● 「MIDI 」は社団法人音楽電子事業協会 (AMEI) の登録商標です。
この取扱説明書に掲載されている会社名、製品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
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目次
はじめに ......................................................................... 4
パッケージの内容 ............................................................ 4
mLAN8P の特長............................................................ 6
各部の名称と機能 ............................................................ 8
接続について.................................................................12
電源のオン / オフ ..........................................................15
各接続機器の電源を入れる順番........................................................ 15
mLAN8P の内部構成 ...................................................16
機能ツリー図.................................................................18
mLAN 機器間での入出力の設定(操作の流れ).................20
各モードの機能..............................................................24
Mixer入力部の設定 [ Mixer1/2]− [1]〜 [12]..................... 24
Mixer出力部の設定 [Mixer2] − [AUX1/2]............................ 27
Mixer出力部の設定 [Mixer2] −[L][R]......................................28
MIDI部の設定 .................................................................................... 29
UTILITY部......................................................................................... 31
LED/LCD メッセージ...................................................37
仕様..............................................................................38
索引..............................................................................39
ユーザーサポートサービスのご案内 .................................42
保証とアフターサービス.................................................43
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mLAN8P の特長

■ mLAN による高速データ転送

mLAN とは、業界標準規格であるハイパフォーマンス シリアルバス「IEEE1394 」を採用した音 楽のためのデジタルネットワークです。これまでよりも簡単に、しかもより高機能なシステムを 組むことができます。mLAN についての詳細は別冊の「mLAN ガイドブック」をご覧ください。

■ 従来の MIDI/オーディオ機器の信号を mLAN フォーマットに変換

mLAN に対応していないMIDI 機器やオーディオ機器を mLAN のシステムに接続できます。
以下の信号を相互に変換することができます。 ・ mLAN MIDI 信号 従来の MIDI 信号 ・ mLAN オーディオ信号 従来のアナログオーディオ信号  ・ mLAN オーディオ信号 従来のデジタルオーディオ信号 
・ 従来のアナログオーディオ信号 従来のデジタルオーディオ信号

■ 12 チャンネルミキサー機能

インターフェースとしての機能はもとより、12 チャンネルのデジタルオーディオミキサーとし
ての機能も充実しています。
NOTE
mLAN Mixer で操作しているとき(mLAN Mixer の動作中)は、本体から設定を変えることは できません。

■ 充実したデジタルエフェクト

音楽制作には欠かせない高音質なエフェクト*1を搭載しています。

■ サンプリングレ−トコンバ−タ−内蔵

DAT、CDなどサンプリングレート*2の異なる機器間でのデータの送受信を可能にします。
6
*1. 内蔵エフェクターの設定は付属のアプリケーション「mLAN Mixer」を使って行ないます。詳し
くは、mLAN Mixerマニュアル(電子マニュアル)をご参照ください。
*2. 48kHz、44.1kHz のサンプリングレートに対応しています。
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■ mLAN8Pの基本コンセプト

MIDI機器
MIDI OUT
MIDI IN
ANALOG OUT
mLAN8P
MIDI IN MIDI OUT ANALOG IN
DIGITAL IN
DIGITAL OUT
mLAN8Pの特長
デジタルオ−ディオ機器
DIGITAL OUT
DIGITAL IN
mLAN機器
IEEE1394端子
IEEE1394端子
コンピューター
IEEE1394端子
IEEE1394端子
*
FireWire対応 Macintosh
mLAN機器
IEEE1394端子
IEEE1394端子
MIDI信号
アナログオーディオ信号 デジタルオーディオ信号
上の図はmLAN8P を中心とした各種信号の流れをイメージで表したものです。
各機器からのオーディオ/MIDI 信号は、mLAN8P を経由することで自由に入出力先を設定でき
ます。特に mLAN 機器は、1 本の IEEE1394 ケーブルで信号の入出力ができる上、配線し直す
ことなく接続を設定/ 変更できるので接続順も気にする必要がありません。
NOTE
mLAN8P 本体での操作には制約があります。上の図では、mLAN 機器から mLAN 機器へ MIDI 信号の送受信をする場合、mLAN8P 本体では設定できま せん。この場合は付属の「 mLAN Patchbay」を使ってパソコン上で設定して ください。
* Windows で付属のソフトウェアを使用する際やハ−ドウェアのバ−ジョンアップをする際
にシリアル接続を行ないます。Macintosh を使用する場合は、mLAN8P の mLAN 端子と Macintosh の FireWire ポートを IEEE1394ケーブルで接続してください(「mLAN 機器 との接続(P.13)」参照)。
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各部の名称と機能

トップパネル
A
LOCK DA TA
RT/ERR
B
I
INPUT VOLUME
C
PHONES VOLUME
D
PUSH ON/STANDBY
フロントパネル
PHONES
J
MIDI
/UTILITY
MIXER2
MIXER1
IN
OUT-A 9101112 1234
EF
OUT-B
GH
PAGE
DIRECT
AUX1 AUX2
–1/EXIT +1/ENTER
WCLK
5678
SYS
L
–MIX–
METER
R
VALUE
8
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各部の名称と機能
LED
A
LEDは以下の意味を示します。
【LOCK】
他の機器 からのワードクロックを正常に受 信している状態をロックと言います。
左のLOCKはDigital Inから入力した信号、 右のLOCK は mLAN信号の状態( ステータ
ス )を表示します。 緑点灯 :ロック 消灯
アンロック(ケーブルが接続されていな い、ワードクロックが正しくないなど )
【DATA】
緑点灯 :正常時 赤点灯 :
バス上の機器の接続/取り外しやコネ クションの変更、ワードクロックの非 同期などにより、音が途切れたとき
【RT/ERR】
緑点灯 :mLAN8P 本体がルートのとき 赤点灯 :エラー発生時 消灯 :上記以外 *
リアパネルの右端にも同じLEDがあります。
NOTE
B
LCD(液晶ディスプレイ )
さまざまなデータや情報が表示されます。
C
INPUT VOLUME(インプットボ
エラー発生時の表示については 「LED/LCDメッセージ(P.37) 」をご参 照ください。
リューム)
ANALOG IN からのオーデ ィオ入力信号の 音量を調節します。
チャンネル / ファンクションボタン
F
モード ボタンとの組み合わせで各種設定項 目を選択します。
【MIDI( ミディ)】モ−ド時
[IN][OUT A][OUT B]
:各MIDI端子に接続されている
機器の接続先の設定を行ない ます。
【UTILITY( ユーティリティー)】モ−ド時
[DIRECT]
[WCLK](WORDCLOCK)
[SYS](SYSTEM) [MTER](METER)
:DIRECT OUT( ダイレクトア
ウト ) の設定を行ないます。
:ワードクロックに関する設定
を行ないます。 :システムの設定を行ないます。 :レベルメーターを表示します。
【Mixer1( ミキサー1)】モード時
[1] 〜 [8] :ミキサー入力部の各入力チャ
ンネルの設定を行ないます。
【Mixer2( ミキサー2)】モ−ド時
[9][10] :Digital In からの入力チャン
[11][12] :A/D Inからの入力チャンネル
[AUX1][AUX2]: [L][R] :各出力先の設定を行ないます。
G
H
PAGE ( ページ )ボタン
パラメ ーターの項目をその並びに従って前 ( )、後 ( ) に移動します。
+1/ENTER
パラメーターの値を増加 (+1)、減少 (-1) し ます。押し続けると連続的に変化します。ま
た、設定を変更するときの確認画面では ENTER= 実行、EXIT= キャンセルとして使
います。
ネルの設定を行ないます。
の設定を行ないます。
AUX1/2の設定を行ないます。
-
1/EXIT
ON/STANDBY(オン/ スタンバイ)、
D
PHONE VOLUME( ヘッドフォンボ リューム)
電源のオン /スタンバイ (オフ ) を行ないま す。ツマミを押してオン / スタンバイを切り
替えます。また、このツマミを回すことで ヘッドフォンの音量を調節します。
電源アダプターが接続されている状態で は、STANDBY のときも微電流が流れてい ます。mLAN8Pを長時間使用しないときは、 必ず電源アダプターを抜いてください。
E
モードボタン
チャンネル/ファンクションボタンとの組み 合わせで各種設定項目を選択します。
I
VALUE( バリュー ) ダイアル
パラメーターの値を連続的に増加、減少します。 値を大幅に変更する場合などに使用します。
PHONES( フォーン )ジャック
J
ヘッドフォンを接続します。ANALOG OUT 1/L、2/R と同じ音が出力されます。
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各部の名称と機能
リアパネル
AB C D
CONTRAST ANALOG MIDI
OUT2/R OUT1/L IN2/R IN1/L
DC IN
OUT IN OUT IN
OPTICALCOAXIAL
EF G H IJ
A
CONTRAST( コントラスト )
トップパネルのLCD( 液晶ディスプレイ ) の コントラストを調整します。
ANALOG IN/OUT(アナログイン/ア
B
ウト) 端子
アナログ オーディオ信号の入出力用の端子 です。ANALOG IN から入力した信号は内部
でデジタル処理されますので 、それぞれ A/D In、D/A Out とも言います。
C
MIDI IN/OUT( ミディイン/ アウト)端子
外部MIDI 機器と接続する端子です。MIDI 情 報を送/ 受信することができます。
123
SERIAL I/O
RT/ERR
ACTIVE
OUT-B OUT-A IN
mLAN IEEE1394 S200
D
SERIAL I/O( シリアルイン/ アウト ) 端子
mLAN8Pとコンピューターを直接シリアル ケーブルで接続する端子です。Windows で
ハードウェアのバージョンアップやmLAN Patchbay/mLAN Mixer を使用する際に、
mLAN8Pとコンピュ−ターを接続するのに 使用します。MIDI/ オ−ディオ信号の入出力
には使用しません。接続についてはP.13 を ご参照ください。
DC IN( ディーシーイン )端子
E
付属の電源アダプターPA-5Cを接続します。
PA-5C 以外の電源アダプターは絶対に使 用しないでください。他の電源アダプター を使用すると火災や故障の原因となり、た いへん危険です。
10
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各部の名称と機能
COAXIAL IN/OUT( コアキシャルイ
F
ン/ アウト) 端子
デジタル オーディオ信号の入出力用の端子 です。デジタルオ−ディオ用ピンケーブルを
接続します。
NOTE
G
OPTICAL IN/OUT( オプティカルイ
COAXIAL IN端子とOPTICAL IN端子 のどちらを使用するか選択します (P.33)。
の OPTICAL IN/OUT とまとめて、
7
DIGITAL IN/OUT とも言います。
ン/ アウト) 端子
デジタル オーディオ信号の入出力用の端子 です。光ケーブルを接続します。
オプティカル端子には、端子を保護する小 さなフタが付いています。オプティカル端 子を使用する場合には、このフタを取り外 してください。また、オプティカル端子を 使用しない場合には、必ずこのフタを付け ておいてください。
RT/ERR LED
I
LED は以下の意味を示します。 緑点灯 :mLAN8Pがルートのとき
橙(オレンジ)点灯:エラ−発生時
(IEEE1394 バス関連)
赤点灯 :エラー発生時(その他) 消灯 :上記以外
*トップパネルにも同じものがあります。
NOTE
J
ACTIVE LED
LED は以下の意味を示します。 青点灯 :中継機能が働いているとき
消灯 :中継機能が働いていないとき
NOTE
エラー発生時の表示については 「LED/LCDメッセージ(P.37)」をご参 照ください。
mLAN8P は、電源を切るとバスの中 継としての機能もなくなりますので、 電源のオン(青点灯)/ オフ(消灯) に対応しています。
NOTE
mLAN(IEEE1394) 端子
H
mLAN製品やIEEE1394対応製品と接続す る端子です。IEEE1394 標準ケーブル(6
ピン)で接続します。各端子の左上には LED が装備されています。LED は以下の意味を
示します。 緑点灯 :
消灯 :未接続 赤点灯 :ケ−ブルを抜いたとき、接続先以外
COAXIAL IN端子とOPTICAL IN端子 のどちらを使用するか選択します (P.33)。
6
の COAXIAL IN/OUT とまとめて、
DIGITAL IN/OUT とも言います。
本体または接続されている機器がリーフ
ノードのとき
で音が途切れる場合
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接続について

ここでは、mLAN8Pを使って、音源やキーボードなどの mLAN/MIDI 機器とコンピューターを 接続する方法を説明します。

(1)電源アダプターの接続

同梱の電源アダプター(PA-5C)のプラグを本体リアパネルのDC INに接続し、電源アダプターを コンセント(AC 100V)に接続します。電源アダプターを抜く場合は必ず本体の電源をオフ(スタ ンバイ) にしてから抜いてください。
mLAN8P
CONTRAST ANALOG MIDI
OUT2/R OUT1/L IN2/R IN1/L
OUT-B OUT-A IN
SERIAL I/O
DC IN
OUT IN OUT IN
OPTICALCOAXIAL
mLAN IEEE1394 S200
123
RT/ERR
ACTIVE
電源アダプター
AC100V
(PA-5C)
電源アダプターは必ず付属の PA-5Cをお使いください。他の電源アダプターを使用する と火災や故障の原因となり、たいへん危険です。また、長時間ご使用にならない場合は 必ずコンセントから外してください。
電源は必ず AC100Vを使用してください。

(2) MIDI 機器との接続

MIDI機器の MIDI IN端子と mLAN8P のMIDI OUT 端子を別売の MIDIケーブルで接続します。 同様にMIDI 機器の MIDI OUT 端子とmLAN8P の MIDI IN 端子を接続します。このとき、MIDI 機器側のHOST SELECT スイッチは「 MIDI」に設定します。
mLAN8P
AST ANALOG MIDI
OUT2/R OUT1/L IN2/R IN1/L
OUT-B OUT-A IN
SERIAL I/O
リアパネルのHOSTSELECT スイッチを「MIDI」にセット
DC IN
OUT IN OUT IN
OPTICALCOAXIAL
mLAN IEEE1394 S200
123
RT/ERR
ACTIVE
12
MIDIケーブル
MIDI機器
Page 13
接続について
I
(3)mLAN(IEEE1394)機器との接続
mLAN(IEEE1394)機器の mLAN(IEEE1394) 端子と mLAN8P の mLAN(IEEE1394)端子 を IEEE1394 標準ケーブル(6 ピン)で接続します。このとき、mLAN(IEEE1394) 機器と mLAN8P とも、電源を切っておく必要はありません。
ANALOG MIDI
OUT2/R OUT1/L IN2/R IN1/L
N
OUT IN OUT IN
OPTICALCOAXIAL
mLAN8P
OUT-B OUT-A IN
mLAN IEEE1394 S200
SERIAL I/O
123
RT/ERR
ACTIVE
mLAN(IEEE1394)機器
FireWire対応Macintosh
IEEE1394
ケーブル
IEEE1394ケーブル

(4)Windowsとの接続(シリアル接続)

コンピューターのRS232C 端子とmLAN8PのSERIALI/O端子をシリアルケーブルで接続し ます。このとき、mLAN8P とコンピューターの電源は必ず切っておいてください。
NOTE
Windowsで付属のソフトウェアを使用する際にシリアル接続を行ないます。 Macintoshを使用する場合は、mLAN8PのmLAN端子とMacintoshのFireWire ポートを IEEE1394 ケーブルで接続してください (「mLAN 機器との接続」 参照 )。
別売のシリアルケーブルYAMAHACCJ-PC2( 市販品の場合は、D-SUB9P →MINIDIN8P ク ロスケーブル) をご使用ください。
mLAN8P
123
SERIAL I/O
RT/ERR
ACTIVE
CONTRAST ANALOG MIDI
OUT2/R OUT1/L IN2/R IN1/L
DC IN
OUT IN OUT IN
OPTICALCOAXIAL
OUT-B OUT-A IN
mLAN IEEE1394 S200
コンピューター
RS-232C
(DB9)
13
Page 14
接続について

(5)アナログオーディオ機器 ( アンプ、スピーカー、ミキサーなど )との接続

ANALOG OUT 1/L 端子、2/R端子をミキサーの 2 つのチャンネルに接続します。
mLAN8P
CONTRAST ANALOG MIDI
OUT2/R OUT1/L IN2/R IN1/L
OUT-B OUT-A IN
SERIAL I/O
DC IN
OUT IN OUT IN
OPTICALCOAXIAL
mLAN IEEE1394 S200
123
RT/ERR
ACTIVE

(6)デジタルオーディオ機器との接続

CD プレーヤーや MDプレーヤーなどの機器とデジタルオーディオ用ケーブルで接続します。
OPTICAL 端子を使う場合
mLAN8P
CONTRAST ANALOG MIDI
OUT2/R OUT1/L IN2/R IN1/L
DC IN
OUT IN OUT IN
OPTICALCOAXIAL
OUT-B OUT-A IN
mLAN IEEE1394 S200
OPTICAL OUT OPTICAL IN
SERIAL I/O
123
RT/ERR
ACTIVE
COAXIAL 端子を使う場合
mLAN8P
CONTRAST ANALOG MIDI
OUT2/R OUT1/L IN2/R IN1/L
DC IN
COAXIAL OUT
OPTICALCOAXIAL
OUT IN OUT IN
COAXIAL IN
OUT-B OUT-A IN
mLAN IEEE1394 S200
SERIAL I/O
123
RT/ERR
ACTIVE
14
OUTIN
OPTICAL
デジタルオ−ディオ機器
NOTE
COAXIAL IN 端子と OPTICAL IN 端子のどちらを使用するか選択します (P.33)。
OUT
IN COAXIAL
デジタルオ−ディオ機器
Page 15
接続について

(7)ヘッドフォン

mLAN8P 前面の PHONES 端子にヘッドフォンを接続すると、ANALOG OUT 1/L 端子と 2/ R 端子 (Stereo Mix) に出力される信号をモニターすることができます。
PHONES

電源のオン / オフ

各接続機器の電源を入れる順番

mLAN8P と必要な機器の接続が完了したら、mLAN8P と外部オーディオ装置のボリュームが 絞られていること(0 になっていること ) を確認し、MIDI 送信側の機器→ MIDI受信側の機器→ 外部オーディオ装置 ( ミキサー→アンプ ) の順で電源を入れてください。また、電源を切る場合 は外部オーディオ装置のボリュームを下げ、逆の順番で切ってください。mLANによる接続の場 合は、電源を入れる/ 切る順番を気にする必要はありません。
15
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mLAN8P の内部構成

MIDI機器
MIDI
mLANMIDI
IN
MIDI/
mLANMIDI
変換
mLANMIDI
出力
mLANMIDI/
MIDI 変換
mLAN機器
(S80+mLAN8Eなど)
mLAN端子1〜3
入力
mLANオーディオ
デジタル ミキサー部*
入力*
3
1
mLANオーディオ
ステレオ ミックス
出力 MixL MixR
オーディオ機器
出力
オーディオ/
mLANオーディオ
ダイレクト変換
AUX
1/2 出力
 
デジタル
COAXIAL
IN
OPTICAL
IN
(DigitalIn*2)
LR
オーディオ機器
ANALOG
IN 1/L、2/R (A/DIn)
アナログ/
デジタル
(A/D)変換
16
 
MIDIOUT-A/B
MIDI機器 MIDI機器
mLAN信号
mLAN以外の信号
出力ソース選択
COAXIALOUT OPTICALOUT
(DigitalOut)
MDなど
mLANケーブル mLAN以外のケーブル
デジタル/アナログ(D/A)変換
ANALOGOUT(D/AOut)
1/L、2/R
(=PHONES)
アンプ内蔵
スピーカーなど
mLAN8P
入力 出力
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mLAN8Pの内部構成
mLANプラグ
mLAN出力プラグ (mLANPatchbay上のFromに表示)
mLANオーディオ
StMixL(ステレオミックスL) StMixR(ステレオミックスR) AUX1 AUX2 *DigInL(DigitalInL) *DigInR(DigitalInR) *A/DInL(ANALOGInL) *A/DInR(ANALOGInR)
mLANMIDI
*IN(MIDIIN)
mLANプラグの名称について
mLANプラグの中には、プラグ名の前に*(アスタリスク)が付いているものがあります。 これらのプラグは、mLAN8Pのリアパネルの端子に直結しているものです。 たとえば、「*IN(MIDIIN)」は、mLAN8Pのリアパネルの「MIDIIN」端子に入力された信号を mLANのバス上に出力するmLANプラグです。このプラグはmLAN出力プラグですが、リアパネ ルのMIDIINを通って入力された信号を出力するので、「*IN」という名称になっています。 「*OUT-A(*MIDIOUT-A)」プラグは、mLAN入力プラグですが、リアパネルのMIDIOUT-Aから 出力される信号を入力するので、「*OUT-A」という名称になっています。
mLAN入力プラグ (mLANPatchbay上のToに表示)
mLANオーディオ
Input1 Input2 Input3 Input4 Input5 Input6 Input7 Input8
mLANMIDI
*OUT-A(MIDIOUT-A) *OUT-B(MIDIOUT-B) 
左の図は、全体的な信号の流れをイメージで表したものです。 各機器を mLAN8P に接続後、各種信号の入出力先を自由に設定することができます。また、 mLAN8P には 12 チャンネルデジタルミキサー機能もありますので、音楽制作の中心として幅 の広い用途に対応できます。 各種信号の入出力先の設定や、ミキサー機能はmLAN8P本体でも設定できますが、付属のmLAN Toolsを使用することでパソコン上から手軽に、より細かく設定することができます。
NOTE
*1 エフェクター内蔵 ( エフェクターの設定には、付属のアプリケーション mLAN Mixer が必要です )。エ
フェクターの内容については、mLAN Mixerマニュアル (PDF)のデータリストをご参照ください。デ ジタルミキサー部の構成については、mLAN Mixer マニュアルのブロックダイアグラムをご参照くだ
さい。 *2 COAXIAL IN 端子とOPTICAL IN 端子のどちらを使用するかを選択します(P.33) *3 mLANオーディオ入力は、バス ( システム ) 上の任意の 8 チャンネルから選択できます。
mLAN8P のミキサ−部には「ダイレクトモード」と「ミキサーモード」の 2 つのモー ドが用意されています。mLAN Mixer を使用しないときは、機器の入出力をそのまま 行なうダイレクトモードになっています。mLAN Mixer を使用すると、ミキサーモー ドに切り替わります。電源を入れたときにはダイレクトモードで起動します。
17
Page 18

機能ツリー図

■MIXER 入力部 (mLAN オーディオ 1〜 8Ch)
モードボタン [MIXER 1] [1] 〜 [8] Input Device/Nickname
チャンネル ボタン
ページボタンで移動
Audio In Plug 25 Link Gain 入力レベルを調整 25
AUX1 AUX1 へのセンドレベルを調整 26 AUX2 AUX2 へのセンドレベルを調整 26
Ch (ChannelOn/Off) チャンネルの機能をON/OFF 26 Pan (Balance) Level 音量を設定 26
[+ 1/ENTER]、[− 1/EXIT]、 [VALUE]ダイアルで設定
入力先(mLANオ−ディオ出力プラグ) を選択
1-2、3-4…11-12の組み合わせで設定を 同じにする
定位(リンクスイッチオン時はバランス) を設定
ページ
■MIXER 入力部 (デジタルオーディオ 9 〜10Ch、アナログオーディオ 11 〜 12Ch)
■MIXER 出力部(mLAN オ−ディオ出力)
モードボタン [MIXER 2] [9]/[10] Optical(Coaxial)Input L/R 表示のみ 24
チャンネル ボタン
[11]/[12] Analog Input L/R 表示のみ 24
[AUX 1 (A1) ] [AUX 2 (A2) ]
[MIX L] [MIX R]
ページボタンで移動
Link Gain 入力レベルを調整 25
AUX1 AUX1 へのセンドレベルを調整 26 AUX2 AUX2 へのセンドレベルを調整 26
Ch (ChannelOn/Off) チャンネルの機能をON/OFF 26 Pan (Balance) Level 音量を設定 26
Link Gain 入力レベルを調整 25
AUX1 AUX1 へのセンドレベルを調整 26 AUX2 AUX2 へのセンドレベルを調整 26
Ch (ChannelOn/Off) チャンネルの機能をON/OFF 26 Pan (Balance) Level 音量を設定 26
AUX OutDevice/Nickname AUX OutPlug 27
Link AUX1/2の設定を同じにする 27 Level 音量を設定 28
Mix Out Device/Nickname Mix Out Plug 28
Balance Stereo Mix Out のバランスを設定 29 Level 音量を設定 29
[+ 1/ENTER]、[− 1/EXIT]、 [VALUE]ダイアルで設定
1-2、3-4…11-12の組み合わせで設定を 同じにする
定位(リンクスイッチオン時はバランス) を設定
1-2、3-4…11-12の組み合わせで設定を 同じにする
定位(リンクスイッチオン時はバランス) を設定
出力先(mLANオ−ディオ入力プラグ) を選択
出力先(mLANオ−ディオ入力プラグ) を選択
ページ
参照
24
25
26
参照
25
26
25
26
27
28
18
Page 19
■MIDI部   ■ DIRECT OUT   ■ワードクロック
■システム部   ■各種レベルメーター
機能ツリー図
モードボタン [MIDI/
UTILITY]
チャンネル ボタン
[IN] MIDI In Device/Nickname
[OUT-A] MIDI Out A Device/Nickname リアパネルの MIDIOUT-A から出力する
[OUT-B] MIDI Out B Device/Nickname リアパネルの MIDIOUT-B から出力する
[DIRECT] Digital In L Device/Nickname リアパネルの Digital In から入力した信号
[WCLK] Wordclock Source ワードクロックのタイプを設定 32
[SYS] Digital Input Source Optical/Coaxial を選択 33
[METER] All Ch 全チャンネルをレベルメーター表示 36
ページボタンで移動
MIDI In Plug 30
MIDI Out A Plug 30
MIDI Out B Plug 30
Digital In Plug 31 Digital In R Device/Nickname リアパネルの DigitalIn から入力した信号
Digital In Plug 31 A/D In L Device/Nickname リアパネルの A/D Inから入力した信号の A/D In Plug 31 A/D In R Device/Nickname リアパネルの A/D Inから入力した信号の
A/D In Plug 31
Group1 Wordclock Master ワードクロックマスターを設定 32
Digital Output Source
Analog Output Source Set Nickname Nickname を編集 34
Select Device/Nickname Nickname を編集する機器を選択 34 Set Nickname Nickname を設定 34
Set Root mLAN8P をルートに設定 35 Net Traffic ネットワーク上のデータ量を表示 35
Factory Set mLAN8P の設定を工場出荷時に戻す 35 Confirmation 機器を接続する際の設定 35
Ch1 〜 8、Opti (Coax) L/R、 A/D L/R
St Mix L/R、AUX 1/2 出力信号をレベルメーター表示 36 MIDI IN、OUT-A、OUT-B MIDI 信号を表示 36
[+ 1/ENTER]、[− 1/EXIT]、 [VALUE]ダイアルで設定
リアパネルの MIDI IN から入力した信号の 出力先(mLAN MIDI 入力プラグ ) を選択
信号の入力先 (mLAN MIDI 出力プラグ ) を選択
信号の入力先 (mLAN MIDI 出力プラグ ) を選択
の左のチャンネル出力先(mLAN オーディ 入力プラグ) を選択
の右のチャンネル出力先(mLAN オーディ 入力プラグ) を選択
左のチャンネル出力先 (mLAN オーディ入 力プラグ )を選択
右のチャンネル出力先 (mLAN オーディ入 力プラグ )を選択
リアパネルの DIGITAL OUTから出力する 信号を設定
リアパネルの ANALOG OUT から出力す る信号を設定
入力信号をレベルメーター表示 36
参照
ページ
29
30
30
31
31
31
31
33
33
19
Page 20
mLAN 機器間での入出力の設定
(操作の流れ)
mLAN8P と各機器をケーブルで接続後、実際に配線し直すことなく各機器間の入出力信号を自 由に設定/ 接続できます。入出力とも接続に関しては共通の作業を行ないます。
YAMAHA A5000 YAMAHA A5000
(A) (B)
オーディオ1ch
オーディオ2ch
オーディオ3ch
オーディオ4ch
オーディオ5ch
オーディオ6ch
オーディオ7ch
オーディオ8ch
MIDI
IEEE1394
ケ−ブル
出力プラグ入力プラグ
オーディオ1ch オーディオ2ch オーディオ3ch オーディオ4ch オーディオ5ch オーディオ6ch オーディオ7ch オーディオ8ch
MIDI
IEEE1394
ケ−ブル
Liverpool HamamatsuDetroit
mLAN出力プラグ mLAN入力プラグ
オーディオ1ch オーディオ2ch オーディオ3ch オーディオ4ch オーディオ5ch オーディオ6ch オーディオ7ch オーディオ8ch
MIDI
YAMAHA mLAN8P
オーディオ1ch オーディオ2ch オーディオ3ch オーディオ4ch オーディオ5ch オーディオ6ch オーディオ7ch オーディオ8ch
MIDIA MIDIB
図では YAMAHA A5000(B) のオーディオ 3Ch( チャンネル ) からの出力信号を、YAMAHA mLAN8P のオーディオ 1Ch(Input1)で入力しています。各機器には、左からそれぞれ Detroit、 Liverpool、Hamamatsuとニックネームが設定されています。
この接続をmLAN8P 上で設定する手順は以下のとおりです。この例以外の接続については、各 手順のNOTE をご参照ください。
1. [MIXER1]を押して、MIXER1 モードに入ります。前回、そのモードで選択されていたチャ
ンネルのパラメーターが表示されます。
NOTE
上記の例以外の場合は、設定したいmLAN 入力 / 出力に応じて、以下のモードを選択してくだ さい。詳しくは、機能ツリー図 (P.18、19)をご参照ください。
20
Page 21
mLAN 機器間での入出力の設定(操作の流れ)
mLAN8Pへの入力
・ Input1〜 8...[MIXER1] ・ Input9〜 12...[MIXER2] ・ MIDI Out A/B...[MIDI/UTILITY]
他の mLAN 機器への出力
・ AUX1(A1)、AUX2(A2)、Mix Out L(L)、Mix Out R(R)...[MIXER2] ・ Digital In L、Digital In R、A/D In L、A/D In R、MIDI In...[MIDI/UTILITY]
2. mLAN8P の 1 チャンネル (Input1) に入力する信号を設定するので、チャンネルボタン[1]
を押します。
NOTE
上記の例以外の場合は、設定したい入力 / 出力に応じて、チャンネル / ファ ンクションボタンを選択します。詳しくは、機能ツリー図 (P.18、19) をご 参照ください。
3. Input Device、Input Nickname、InputDevice/Nickname のいずれかの画面が表示され
るまで、[ PAGE] を押します。
NOTE
Vender(供給者)と Module(モデル)を合わせて Deviceと言います
(vender 名は省略されることもあります)。
Device/Nickname の表示
現在選択されているモ−ドボタンを押すことによりDevice と Nickname の表示を次の
ように切り替えることができます。
・ Device/Nickname ・ Device ・ Nickname
NOTE
リアパネルから入力したオ−ディオ信号の出力先(mLAN入力プラグ)を設 定する場合は [ PAGE ] で入力ソースを選択します。MIDIの設定を する場合は、ここでの手順は必要ありません。
21
Page 22
mLAN 機器間での入出力の設定(操作の流れ)
4-1.[+1/ENTER]、[-1/EXIT](または [VALUE]ダイアル)を使って、From:の右側にmLAN8P
の Channel1 に接続する機器を表示させます。選択中の機器の Device/Nicknameが点滅 します。
NOTE
出力先を設定している場合は、From:の表示が To: に変わります。
4-2.例のように、同じ機種が複数接続されている場合、「Device 」の欄には、どちらも「YAMAHA
A5000 」と表示されるので、(A) と (B) の区別がつきません。このように「 YAMAHA A5000」とだけ表示されている場合は、モードボタンを押して、選択した機器の Nickname を表示させます。
NOTE
あらかじめ、各機器に Nickname を設定しておく必要があります (P.34)。 工場出荷時には仮の Nickname が設定されています。下4 桁の英数字は、各 デバイスのユニーク ID(16 進数 ) を表します。
5.「Liverpool( または A5000/Liverpool)」を選択し、[PAGE ] を押します。Audio In
Plugの設定画面が表示されます。
6. [+1/ENTER]、[-1/EXIT]( または [VALUE] ダイアル)を使って、From: の右側にmLAN8P
のChannel1 に接続する mLAN プラグを表示させます。ここでは「チャンネル3(AS3)」を
表示させます。
22
NOTE
出力先を設定している場合は、From:の表示が To: に変わります。
Page 23
mLAN 機器間での入出力の設定(操作の流れ)
7. mLAN プラグ名が数回点滅したあと、接続の設定を変更しても良いかどうかの確認の画面が
表示されます。
接続を確定するために[ENTER] を押します。
NOTE
NOTE
キャンセルする場合は、[EXIT] を押します。
UTILTY の Confirmation の設定が Off の場合、確認の画面は表示されず、 mLAN プラグ名が数回点滅したあと自動的に接続を確定します。
以上で接続が完了しました。
NOTE
NOTE
NOTE
出力の設定の場合、[PAGE ] を押すことで、続けて複数の出力先 (mLAN 入力プラグ ) を設定することができます。その場合、同様の手順を繰り返し て接続先を選択します。
付属の mLAN Patchbay を使用すると、ドラッグ &ドロップ機能を使って、 視覚的に接続の設定をすることができます。
接続する機器は「Device 」と「 Nickname 」のどちらからでも選択できます。
23
Page 24

各モードの機能

Mixer 入力部の設定 [Mixer1/2] −[1] 〜[12]

各機器からのmLAN オーディオ入力信号を mLAN8P に接続します。また Mixer 機能の各種パ ラメーターを設定します。 [1] 〜 [8] は mLAN で接続されている機器から任意の 8 チャンネル、[9][10] は Digital In、 [11][12]は A/D In からの入力をそれぞれ設定します。
NOTE
1. 設定するチャンネルに応じて[Mixer1] または [Mixer2]を押します。
2. 設定するチャンネルボタンを押します。[Mixer1] では [1] 〜 [8]、[Mixer2] では [9]〜 [12]
が選択できます。
3. [ PAGE ] で設定するパラメーターを選択します(設定するパラメーターにカーソル
 を合わせます)。
NOTE
4. [+1/ENTER][-1/EXIT]、または[VALUE] ダイアルで機器名やパラメーター値などを選択、
設定します。
【Input Device/Nickname】
チャンネルボタンで選択したチャンネルへ接続する機器を、mLAN上に接続されている機器
の「Device/Nickname」で設定します。機器を接続しない場合は「 Unconnected 」に設定し
ます。
A5000(Nickname=Liverpool)が接続されているとき
Digital In のOptical/Coaxial の選択は[UTILITY] で行ないます(P.33)。
現在選択中のチャンネルボタンを押すと設定画面をページごとに切り替え ることができます(Input Device/Nickname、Audio In Plug設定時を除く)。
24
何も接続されていないとき
[Mixer2] −[9] 〜[12](Digital In、A/D In) ではこの画面の表示内容が変わります。
A/D Input L([Mixer2] − [11])のとき
Page 25
各モードの機能
【Audio In Plug】
選択した機器が持つ「mLAN Plug( 仮想的な端子 ) 」から、入力する「 Plug」を選択、接続しま
す。適切なmLAN Plug がない場合は「 No Source(Destination)Plug 」と表示されます。
[Mixer2] −[9] 〜[12](Digital In、A/D In) ではこの画面は表示されません。
A5000 の Assignable 1 が接続されているとき
適切な Plug がなかったとき
【Link (リンクスイッチ )】
On に設定すると、1-2,3-4,5-6,7-8,9-10,11-12 という組み合わせで、2 つのチャンネル
を「Input Device/Nickname 」と「 Audio In Plug」を除き ( 以下の項目 )、すべて同じ設定に
します。
設定値:On、Off
NOTE
リンクスイッチを On にしたときのチャンネルの設定値を使用します。 リンクスイッチ On のときは Pan はBalance に変更されます。
【Gain( ゲイン )】
入力信号を6dB 単位で上げ下げします。
設定値:-6dB、0dB、+6dB、+12dB、+18dB、+24dB
25
Page 26
各モードの機能
【Aux1/2】
入力されたオーディオ信号を、AUX1/2 へ送る際の音量を設定します。送られた信号は、
AUX1/2 ともmLAN 上の任意のチャンネルに割り当てることができます。
設定値:-∞ dB( 送り音量最小 ) 〜 +6dB(送り音量最大 )
【Ch(チャンネル オン /オフ)】
チャンネル全体の機能をOn/Off します。Off にするとそのチャンネルはミュートされます。
設定値:On、Off
【Pan/Balance(パン /バランス )】
チャンネルごとの定位を設定します。L 方向に数値を上げると定位が左方向に移動します。R
方向に数値を上げると定位が右方向に移動します。
リンクスイッチがOn のときは表記が Balance に変わり、奇数、偶数チャンネルとも同じ値
になります。
設定値:L63 〜 R63(Pan/Balance 共)
リンクスイッチが On のとき
【Level(レベル )】
入力された信号の出力へ送る音量をチャンネルごとに設定します。
設定値:-∞ dB( 送り音量最小 ) 〜 0dB(送り音量最大 )
26
Page 27
各モードの機能

Mixer 出力部の設定 [Mixer2] − [AUX1/2]

Mixer 入力部で設定した AUX1/2 への信号を、mLAN 上の任意のチャンネルに出力します。
1. [Mixer2] を押します。
2. [AUX1]または [AUX2] を押します。
3. [ PAGE ] で設定するパラメーターを選択します。
4. [+1/ENTER][-1/EXIT]、または [VALUE] ダイアルで機器名やパラメーター値などを設定
します。
【AUX Out Device/Nickname】
AUX信号の出力先を、mLAN上に接続されている機器の「 AUX Out Device/Nickname」
で設定します。機器を接続しない場合は「Unconnected 」に設定します。
【AUX Out Plug】
選択した機器が持つ「mLAN Plug( 仮想的な端子 ) 」から、AUX 信号を送る「 Plug」を選択、
接続します。適切なmLAN Plugが存在しない場合は「No Source(Destination)Plug」と表
示されます。
NOTE
【Link(リンクスイッチ)】
On に設定すると、AUX1 と AUX2 の Level の設定値を同じにします。設定値はリンクス
イッチをOn にしたチャンネルのものを使用します。
LINK スイッチが On のときは画面左下に「 」が表示されます。
設定値:On、Off
出力先は複数選択が可能です。複数接続してある場合、「 Device/Nickname」 「Plug 」では画面左下に通し番号が表示され、[PAGE ] を押すたびに接続 数がカウントされながら各 Module を順次表示します。
27
Page 28
各モードの機能
【Level】
AUX信号の出力先へ送る音量を設定します。
設定値:0dB 〜-∞dB

Mixer 出力部の設定 [Mixer2] − [L][R]

Mixer 入力部で設定したオーディオ入力信号を mLAN 上の任意のチャンネルに出力します。
1. [Mixer2] を押します。
2. [L] または [R] を押します。
3. [ PAGE ] で設定するパラメーターを選択します。
4. [+1/ENTER][-1/EXIT]、または [VALUE] ダイアルで機器名やパラメーター値などを設定 します。
【Mix Out Device/Nickname】
Mixer 入力部からのオーディオ信号の出力先を、mLAN 上に接続されている機器のDevice/ Nicknameで設定します。Module を接続しない場合は「Unconnected 」に設定します。
【Mix Out Plug】
選択した機器が持つ「mLAN Plug( 仮想的な端子 ) 」から、信号を送る「 Plug」を選択、接続し ます。適切なmLAN Plugが存在しない場合は「No Source(Destination)Plug」と表示され ます。
28
NOTE
出力先は複数選択が可能です。複数接続してある場合、「 Device/Nickname」 「Plug 」では画面左下に通し番号が表示され、[PAGE ] を押すたびに接続 数がカウントされながら各 Module を順次表示します。
Page 29
各モードの機能
【Balance(アウトプットバランス)】
ステレオ出力するオーディオ信号の定位バランスを設定します。 初期値は0(Center) で、L 方向に数値を上げると定位が左方向に移動します。R 方向に数値 を上げると定位が右方向に移動します。[L][R] どちらで設定してもどちらも同じ値になりま す。
設定値:L63 〜 R63
【Level】
ステレオ出力の音量を設定します。
設定値:0dB 〜-∞dB

MIDI 部の設定

リアパネルのMIDI IN/OUT 端子に接続されている機器と mLAN 機器とを接続します。
1. [MIDI/UTILITY]を押します。
2. [IN]または [OUT-A/B]を押します。
3. [ PAGE ] で設定するパラメーターを選択します。
4. [+1/ENTER][-1/EXIT]、または [VALUE] ダイアルで機器名やパラメーター値などを設定 します。
① [MIDI/UTILITY]− [IN]
リアパネルのMIDI IN 端子に接続されている機器からの MIDI信号を、mLAN 上の任意のチャン ネルに出力します。
【MIDI In Device/Nickname】
MIDI IN 端子に接続されている機器からの MIDI 信号の出力先を、mLAN 上に接続されてい る機器のDevice/Nicknameで設定します。機器を接続しない場合は「 Unconnected 」に設 定します。
29
Page 30
各モードの機能
【MIDI In Plug】
選択した機器が持つ「mLAN Plug( 仮想的な端子 ) 」から、MIDI 信号を送る「 Plug」を選択、 接続します。適切なmLAN Plugが存在しない場合は「No Source(Destination)Plug」と表 示されます。
NOTE
出力先は複数選択が可能です。複数接続してある場合、「 Device/Nickname」 「Plug 」では画面左下に通し番号が表示され、[PAGE ] を押すたびに接続 数がカウントされながら各 Module を順次表示します。
② [MIDI/UTILITY]− [OUT-A/B]
mLAN 上の任意のチャンネルからのMIDI 信号を、リアパネルのMIDI OUT A/B端子に接続さ れている機器に出力します。
【MIDI Out A/B Device/Nickname】
MIDI OUT A/B 端子に MIDI 信号を出力する機器を、mLAN 上に接続されている機器の Device/Nicknameで設定します。機器を接続しない場合は「Unconnected」に設定します。
【MIDI Out A/B Plug】
選択した機器が持つ「mLAN Plug( 仮想的な端子 ) 」から、MIDI 信号を送る「 Plug」を選択、 接続します。適切なmLAN Plugが存在しない場合は「No Source(Destination)Plug」と表 示されます。
30
Page 31
各モードの機能

UTILITY 部

Digital In/Out、A/D In、D/A Out やワードクロック、システムなどの設定を行ないます。
① [MIDI/UTILITY]− [DIRECT(ダイレクトアウト)]
Digital In、A/D In からの信号を、Mixer を通さず直接 mLAN 上の任意のチャンネルに出力し ます。
1. [MIDI/UTILITY]を押します。
2. [DIRECT]を押します。
3. [ PAGE ] で設定するパラメーターを選択します。
4. [+1/ENTER][-1/EXIT]、または [VALUE] ダイアルで機器名やパラメーター値などを設定 します。
【Digital In(A/D In)L/R Device/Nickname】
Digital In、A/D In からの信号の出力先を、mLAN 上に接続されている機器の Device/ Nicknameで設定します。機器を接続しない場合は「 Unconnected」に設定します。
【Plug】
選択した機器が持つ「mLAN Plug( 仮想的な端子 ) 」から、信号を送る Plug を選択、接続し ます。適切なmLAN Plugが存在しない場合は「No Source(Destination)Plug」と表示され ます。
NOTE
出力先は複数選択が可能です。複数接続してある場合、「 Device/Nickname」 「Plug 」では画面左下に通し番号が表示され、[PAGE ] を押すたびに接続 数がカウントされながら各 Module を順次表示します。
② [MIDI/UTILITY]− [WCLK]
WC(ワードクロック ) に関する設定を行ないます。各ノードの WC同期能力や、WC マスター/ スレーブ、同期周波数(Fs44.1kHz/Fs48kHz) などを設定します。
1. [MIDI/UTILITY]を押します。
2. [WCLK]を押します。
3. [ PAGE ] で設定するパラメーターを選択します。
4. [+1/ENTER][-1/EXIT]、または [VALUE] ダイアルで機器名やパラメーター値などを設定 します。
31
Page 32
各モードの機能
【Wordclock Source】
mLAN8P 本体のワードクロックの設定方法を選択します。Manual を選択した場合は、ワー ドクロックマスターになる機器を、mLAN 上に接続されている機器の Device/Nickname で設定します。 設定値:Internal44k、Internal48k、External Coaxial/Optical、
Auto、Group1 Master、Manual
内部 44.1k が選択されているとき。
NOTE
デフォルトでは Auto が選択されています。 Auto、Manual に設定する場合は、実際のマスタ−になっている機器の名前 が表示されます。
選択した設定が数回点滅したあと、自動的に確認の画面に変わります。
設定の変更を実行する場合は[+1/ENTER]を、キャンセルする場合は[-1/EXIT]を押します。
【Group1 Wordclock Master】
バス上の一つの機器をマスター、他の機器をすべてスレーブに設定することができます。 [+1/ENTER] または[-1/EXIT] を押して、ワードクロックマスターにする機器を、mLAN 上に接続されている機器のDevice/Nickname で選択します。
選択された機器のDevice/Nickname が数回点滅したあと、自動的に確認の画面に変わりま す。
32
設定の変更を実行する場合は[+1/ENTER]を、キャンセルする場合は[-1/EXIT]を押します。
Page 33
各モードの機能
③ [MIDI/UTILITY]− [SYS]
システムに関する設定を行ないます。
1. [MIDI/UTILITY]を押します。
2. [SYS]を押します。
3. [ PAGE ] で設定するパラメーターを選択します。
4. [+1/ENTER][-1/EXIT]、または [VALUE] ダイアルで機器名やパラメーター値などを設定 します。
【Digital Input Source】
mLAN8P リアパネルの Optical/Coaxial in から入力するDigital In を選択します。 設定値:Optical、Coaxial
Optical が選択されているとき
【Digital/Analog Output Source】
リアパネルのANALOG OUT と Digital Out へ出力する信号をそれぞれ設定します。 設定値:Stereo Mix、Aux1/2、Digital In、A/D In
Stereo Mixが選択されているとき
NOTE
ヘッドフォン(PHONES)へは ANALOG OUT に設定したものが出力され ます。
33
Page 34
各モードの機能
【Set Nickname】
[Select Device/Nickname]
[Set Nickname] のページで [+1/ENTER] を押すと表示されます。mLAN 上に接続されて いる機器から「Nickname 」を編集する機器を Device/Nickname で選択します。
Nickname を編集する機器を [+1/ENTER] [-1/EXIT]、または [VALUE]ダイアルで選択 し、Device/Nicknameを点滅させます。
[PAGE ] を押すと以下の画面が表示されます。
[ PAGE ] でカーソルを移動し、[+1/ENTER][-1/EXIT]、または [VALUE]ダイア ルで文字を変更します。
カーソルを右端まで移動し、[PAGE ] を押すと Confirm 画面が表示されます( この画面 はUTILITY での Confirmation の設定のOn/Off に関係なく表示されます )。
[+1/ENTER]を押すと設定した Nickname が有効になります。 [-1/EXIT]を押すと設定は変更されずに画面を抜けます。
34
Page 35
各モードの機能
【mLAN8P Set Root】
mLAN8P を mLAN ネットワーク上のルートに設定します。
[+1/ENTER]を押すと、設定を実行しても良いかどうかの確認の画面が表示されます。 もう一度[+1/ENTER] を押すと mLAN8P をルートに設定します。 [-1/EXIT]を押すと設定は変更されずに画面を抜けます。
【Net Traffic】
ネットワーク上でどれだけのデータ量を扱っているかをグラフ表示します。
【Factory Set】
mLAN8P の設定を工場出荷時の状態にします。
[+1/ENTER]を押すと、設定を実行しても良いかどうかの確認の画面が表示されます。 もう一度[+1/ENTER] を押すと mLAN8P の設定を工場出荷時の状態にします。 [-1/EXIT]を押すと設定は変更されずに画面を抜けます。
NOTE
Nickname の設定は工場出荷時の状態にしません。
【Confirmation】
mLAN8P と入出力信号を接続するときの条件を設定します。
設定値:On、Off
On にすると接続先を確定したときに接続します。 Off にすると接続先を選択した時点で接続されます。
35
Page 36
各モードの機能
④ [MIDI/UTILITY]− [METER]
各種レベルメーターを表示します。クリップ時にはC マークがつきます。
1. [MIDI/UTILITY]を押します。
2. [METER]を押します。
3. [ PAGE ] で表示するレベルメーターのグループ(All Ch、インプット、アウトプッ ト、MIDI)を選択します。
4. [+1/ENTER][-1/EXIT]、または[VALUE] ダイアルで表示するチャンネルを選択します。
All Ch(オールチャンネル ) の場合
ミキサー入力部に入力があるかどうかを、全チャンネル同時に見ることができます。 また、ミキサー部からの出力も確認できます。LCDの左から、Ch1 〜 8(Input1〜 8)、Op/ Co(Digital In)、Ad(A/D In)、Mix/AUX を表示します。Mix( ステレオミックス出力 )、AUX の切り替えは、[+1/ENTER][-1/EXIT]、または[VALUE] ダイアルで行ないます。
インプットの場合 e.g.Ch1 とCh2
36
アウトプットの場合 e.g.AUX1/2
MIDI の場合
MIDI 信号の送受信時には、*(アスタリスク)が点滅表示されます。
NOTE
リアパネルの MIDI IN から MIDI信号を入力していても、mLAN8P から他の mLAN 機器に mLAN MIDI/ オ−ディオ信号を出力していない場合は、* は表示されません。だだし mLAN8P がワ−ドクロックマスターの場合は、 mLAN MIDI/オ−ディオ信号を出力している、していないにかかわらず、MIDI 信号が入力された時点で、*が点滅表示されます。
Page 37

LED/LCD メッセージ

LED メッセージ
トップパネル LED 機能 状態
LOCK(left)
LOCK(right) mLAN信号のロックステータスを表示 緑 ... ロック、消灯... アンロック
DATA
RT/ERR ルート / エラー の表示 赤/橙...エラー発生、緑 ... 本体がルート
Digital In から入力した信号のロックステー タスを表示
バス上の機器の接続 / 取り外しやコネクショ ンの変更、ワードクロックの非同期などによ り、音が途切れたときの報告
緑 ... ロック、消灯 ... アンロック
赤 ... 音が途切れた
Identify 時には、4 つの LEDが緑になり、点滅する
リアパネル LED 機能 状態
mLAN1 〜 3
RT/ERR ルート / エラーの表示 赤/橙...エラー発生、緑 ... 本体がルート ACTIVE 中継機能の状態を表示 青 ... 中継機能が働いている
ケーブルを抜いたとき、接続先以外で音が途 切れるかどうかを示す
赤 ... 音が途切れる 緑 ... 音が途切れない(リーフノード)
エラーメッセージ
リアパネル
LED 表示
321 RT
1394: Topological Loop
1394: Cycle Lost
赤 赤
緑 橙 Over 16 Hops Limit ホップ数が 17 以上になっている ホップ数を確認する
赤 赤 MIDI: Framing Error MIDI IN の転送速度が不適切 MIDI の転送速度の設定を確認する
MIDI: Rx Buffer Full
LCD
ディスプレイ
原因 対処
機器の接続 (トポロジー ) がルー プを形成している
バス上に Cycle Start Packet が送信されていない (Audio/ MIDI のデータが送信できない )
正常に動作していない機器がバス 上に存在する
バスに供給されている電源が不足 している
MIDI の転送レート以上のレート で送信されている
何らかの原因で音が途切れた。ま たはワードクロックが同期してい ない
機器の接続でループを形成してい る部分がないか調べる
正常に動作していない機器を取り 除く
正常に動作していない機器を取り 除く
バスにパワープロバイダーを追加 するか、パワーコンシューマーを 取り除く
送信側の機器が正常に動作してい るかを確認する
本体と受信ソースのワードクロッ クの設定を確認する
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仕様
mLAN IEEE1394 ハイパフォーマンスシリアルバス
データレートS200、アイソクロナスリソースマネージャー、バスマ ネージャー、コネクションマネージャー
IEC61883-6 Audio and Music Protocol 準拠
デジタルオーディオ8in/8out、MIDI 2in/1out
サンプリングレート アナログ入力/出力 アナログ入力(A/D コンバーター)
機能 Mixer Input(x12)
コントロール INPUT VOLUME、電源スイッチ(PUSH ON/STANDBY)、
接続端子 PHONES、ANALOG IN(1/L、2/R)、ANALOG OUT(1/L、2/R)、
ディスプレイ
トップパネル LCD(24 x 2 行 + 2 桁[7セグメント]、バックライト)、
リアパネル mLAN 1/2/3 LED、ACTIVE LED、RT/ERR LED
電源 電源アダプタ−PA-5C 消費電力 17 W 外形寸法 220(W)x 206(D)x 71(H)[mm] 質量 2.0kg
44.1kHz、48kHz
周波数特性:5Hz-20KHz(fs=44.1KHz)、5Hz-21KHz(fs=48KHz)
アナログ出力(D/A コンバーター)
周波数特性:5Hz-20KHz(fs=44.1KHz)、5Hz-21KHz(fs=48KHz) ダイナミックレンジ 95dB(JIS-C) 全高調波歪率 0.003%(0dBm)未満 再大出力 +3dBV(+5dBm)
Link(*1)、ATT、Gain(*1)、Phase、Delay(*2)、EQ(4Band)(*2)、 Dynamics(*2)、AUX Send 1、2(*1)、Pre/Post 1、2、Channel on/off(*1)、Meter(*1)、Pan(*1)、Fader(*1)
Output
Effect Return(level、pan、mute)、AUX Master 1、2(*1)、 AUX Link(*1)、Level(*1)、Balance(*1)
Effect
Effect type/parameter *1 mLAN8P 本体で設定できるもの *2 最大 8ch
PHONES VOLUME、Mode ボタン(MIDI/UTILITY、MIXER 1 & 2)、 Channel/Function ボタン(x8)、PAGE ボタン( / )、 +1/ENTER ボタン、-1/EXIT ボタン、VALUEダイアル、 CONTRAST ノブ
MIDI IN、MIDI OUT(A、B)、COAXIAL IN/OUT、OPTICAL IN/ OUT、SERIAL I/O、mLAN IEEE1394(1、2、3)、DC IN
LOCK LED(x2)、RT/ERR LED、DATA LED
仕様および外観は、改良のため予告なく変更する場合があります。
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索引
記号
+1/ENTER、-1/EXIT
インクデックボタン ...................................9
PAGE ( ページ ) ボタン ................9
A
ACTIVE LED .............................................11
ANALOG IN/OUT
( アナログイン / アウト )端子 ..............10
Auto ............................................................32
AUX1/2 ...........................................26、27
C
CHANNEL ON/OFF ................................26
Channel(チャンネル ) ..............................20
COAXIAL IN/OUT
( コアキシャルイン / アウト )端子 .......11
Confirmation ............................................35
D
DC IN( ディーシーイン) 端子 ..................10
Digital Input Source ..............................33
Digital/Analog Output Source ..........33
DIRECT ......................................................31
E
External Coaxial/Optical ......................32
F
H
HOST SELECT スイッチ ........................12
I
IEEE1394 .............................................6、7
INPUT VOLUME
( インプットボリューム ) .........................9
Internal44k ...............................................32
Internal48k ...............................................32
L
LCD( 液晶ディスプレイ ) ............................ 9
LED ................................................................9
Level( レベル ) ...........................................26
LINK ( リンクスイッチ ) ...........................25
M
Manual ........................................................32
METER ........................................................36
MIDI IN/OUT
( ミディイン / アウト) 端子 ...................10
MIDI(ミディ).............4、7、9、12、29
Mixer1( ミキサー 1) ボタン ....................... 9
Mixer2 ボタン .............................................. 9
mLAN Mixer .......................................4、17
mLAN Patchbay ........................................ 4
mLAN Tools ................................................ 4
mLAN(IEEE1394) 端子 ..........................11
mLAN8P Set Root .................................35
Factory Set ..............................................35
Fs44.1kHz ................................................31
Fs48kHz ....................................................31
G
Gain(ゲイン ) ............................................25
Group1 Master ........................................32
Group1 Wordclock Master ..................32
N
Net Traffic .................................................35
O
ON/STANDBY( オン /スタンバイ ) ....... 9
OPTICAL IN/OUT
( オプティカルイン / アウト) 端子 .......11
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Page 40
P
PAN/BALANCE( パン / バランス) .......26
PHONE VOLUME
( ヘッドフォンボリューム ) ......................9
PHONES(フォーン ) ジャック ..................9
R
RS232C 端子 ...........................................13
RT/ERR LED ............................................11
S
SERIAL I/O
( シリアルイン / アウト )端子 ....10、13
SYS .............................................................33
U
UTILITY( ユーティリティー ) .....................9
V
VALUE(バリュー ) ダイアル ......................9
光ケーブル ...................................................11
モードボタン ................................................. 9
ワードクロック ...........................................31
W
WCLK ..........................................................31
アナログオ−ディオ信号 ...........................17
クリップ ......................................................36
サンプリングレ−トコンバ−タ− ...............6
チャンネル/ファンクションボタン ...........9
定位 ..............................................................26
デジタルオ−ディオ信号 ...........................17
デジタルオ−ディオ用ピンケーブル ........11
同期周波数 ..................................................31
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MEMO
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ユーザーサポートサービスのご案内

ヤマハデジタル商品は、常に新技術/ 高機能を搭載し技術革新を進める一方、お使いになる方々 の負担とわずらわしさを軽減できるような商品づくりを進めております。また取扱説明書の記載 内容も、よりわかりやすく使いやすいものにするため、研究/ 改善いたしております。 しかし、一部高機能デジタル商品では、取扱説明書だけでは説明しきれないほどのいろいろな知 識や経験を必要としてしまうものがあります。 実際の操作に関して、基本項目は取扱説明書に解説いたしておりますが、「記載内容が理解できな い」、「手順通りに動作しない」、「記載が見つからない」といったさまざまな問題が起こる場合が あります。 そのようなお客様への一助となるよう、弊社ではデジタルインフォメーションセンターを開設い たしております。 お気軽にご利用いただきますようご案内申し上げます。 お問い合わせの際には、「製品名」、「製造番号」、「ご住所」、「お名前」、「電話番号」をお知らせく ださい。
ヤマハデジタルインフォメーションセンター
◆TEL :053-460-1666
◆受付日 :月曜日〜金曜日 (祝日および当社の休業日を除く )
◆受付時間 :10:00 〜 12:00 / 13:00 〜17:00
■ デジタル楽器に関するお問い合わせ窓口
PA・ DMI 事業部 
DE 営業部 〒 430-8650 浜松市中沢町 10-1 TEL(053)460-2432
EM営業統括部
北海道営業所 〒 064-8543
仙台営業所 〒 980-0804 仙台市青葉区大町 2-2-10 TEL(022)222-6147 営業推進課 〒 108-8568 東京都港区高輪 2-17-11 TEL(03)5488-5476 名古屋営業所 〒 460-8588 名古屋市中区錦 1-18-28 TEL(052)201-5199 大阪事業所 〒 542-0081 大阪市中央区南船場 3-12-9
九州営業所 〒 812-8508 福岡市博多区博多駅前 2-11-4 TEL(092)472-2130
ヤマハデジタル楽器・DTM 製品ホームページ http://www.yamaha.co.jp/product/decbx/ ヤマハマニュアルライブラリー ニフティサーブ 「GO FMIDIVA」コマンドで FMIDIVA に入ると、ヤマハデジタル楽器
札幌市中央区南 10 条西 1 丁目1-50 ヤマハセンター内 TEL(011)512-6113
心斎橋プラザビル東館 TEL(06)6252-5231
http://www2.yamaha.co.jp/manual/japan/
および DTM 製品のフォーラムがございます。 電子会議 #16 ヤマハ Synth & CBX情報ボード
#17 ヤマハ Synth & CBXユーザーズカフェ #18 ヤマハ Synth & CBX相談室
データライブラリー #8 ヤマハ / デジタル CBX
● 所在地・電話番号などは変更されることがあります。
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保証とアフターサービス

サービスのご依頼、お問い合わせは、お買い上げ店、またはお近くのヤマハ電気音響製品サービス拠点にご 連絡ください。
● 保証書
本機には保証書がついています。 保証書は販売店がお渡ししますので、必ず「販売店印・お買い上げ日」などの記入をお確かめのうえ、大切に 保管してください。
● 保証期間
お買い上げ日から 1 年間です。
● 保証期間中の修理
保証書記載内容に基づいて修理いたします。詳しくは保証書をご覧ください。
● 保証期間経過後の修理
修理すれば使用できる場合は、ご希望により有料にて修理させていただきます。 下記の部品については、使用時間により劣化しやすいため、消耗に応じて部品の交換が必要となります。消耗 部品の交換は、お買い上げ店またはヤマハ電気音響製品サービス拠点へご相談ください。
消耗部品の例
ボリュームコントロール、スイッチ、ランプ、リレー類、接続端子、鍵盤機構部品、鍵盤接点、フロッ ピーディスクドライブなど
● 補修用性能部品の最低保有期間
製品の機能を維持するために必要な部品の最低保有期間は、製造打切後 8年です。
● 持込み修理のお願い
まず別紙の「故障かな?と思ったら」をよくお読みのうえ、もう一度お調べください。 それでも異常があるときは、お買い上げの販売店、または最寄りのヤマハ電気音響製品サービス拠点へ本機を ご持参ください。
● 製品の状態は詳しく
修理をご依頼いただくときは、製品名、モデル名などとあわせて、故障の状態をできるだけ詳しくお知らせく ださい。
■ ヤマハ電気音響製品サービス拠点( 修理受付 ) および修理品お持ち込み窓口
北海道サービスセンター 〒 064-8543 札幌市中央区南 10 条西 1 丁目 1-50
ヤマハセンター内 TEL(011)512-6108
仙台サービスステーション 〒 984-0015 仙台市若林区卸町 5-7
仙台卸商共同配送センター 3F TEL(022)236-0249 首都圏サービスセンター 〒 211-0025 川崎市中原区木月 1184 TEL(044)434-3100 浜松サービスステーション 〒 435-0016 浜松市和田町 200 
ヤマハ ( 株 )和田工場内 TEL(053)465-6711 名古屋サービスセンター 〒 454-0058 名古屋市中川区玉川町 2-1-2
ヤマハ ( 株 )名古屋流通センター 3F TEL(052)652-2230 大阪サービスセンター 〒 565-0803 吹田市新芦屋下 1-16
ヤマハ ( 株 )千里丘センター内 TEL(06)6877-5262 四国サービスステーション 〒 760-0029 高松市丸亀町 8-7
( 株 ) ヤマハミュージック神戸 高松店内 TEL(087)822-3045 広島サービスステーション 〒 731-0113 広島市安佐南区西原 6-14-14 TEL(082)874-3787 九州サービスセンター 〒 812-8508 福岡市博多区博多駅前 2-11-4 TEL(092)472-2134
[本社]
CSセンター 〒435-0016 浜松市和田町 200 
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● 所在地・電話番号などは変更されることがあります。
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この取扱説明書は エコパルプ(ECF:無塩素系漂白パルプ) を使用しています。
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