
M7CL V1.10 追補マニュアル
M7CLファームウェアV1.10 では、V1.05から以下の変更と補足がございます(V1.06
での変更点も含みます)。
* 本製品のV1.10 以降のヘルプ機能には、株式会社リコーのBitmap Fontが使われています。
・ SELECTED CHANNEL セクションの EQ [Q] エンコー
V1.06での変更点
・ M7CL Editor との同期速度が改善されました。
・ ATT/HPF/EQポップアップウィンドウ(1ch) および
DYNAMICS ポップアップウィンドウ(1ch)で、誤操作を
防止するために、ONボタンの位置を×(閉じる )ボタンか
ら離しました。
・ GEQ ポップアップウィンドウでGEQフェーダーを押すと、
Centralogicセクションに割り当てられたフェーダーを切
り替えられるようになりました。また、割り当てられた
フェーダーの番号がGEQフェーダーに表示されるようにな
りました。
・ ポップアップウィンドウやSCENE LISTウィンドウが表示
されているときでも、ディスプレイ下部のチャンネル番号 /
チャンネル名フィールドは見えるようにウィンドウの表示
位置を改善しました。
V1.10での変更点
・ ユーザー認証キー以外の M7CLのすべての内部データを一
括してSAVE/LOAD画面で保存する場合、管理者および
ゲストのユーザーレベル、ユーザー定義キーやプリファレ
ンス設定も含めて保存されるようになりました。M7CL 本
体では、これらのデータは管理者ログイン時のみ読み込み
できます。M7CL Editor (V2.1.1 以降) では、これらの
データは常に読み込みできます。ただし、以前のバージョ
ンのM7CL本体や M7CL Editorでは、V1.10以降で保存
したこれらのデータは読み込みできません。
・ ファンクションアクセスエリアの ( ヘルプ) ボタンを
押すと、M7CLのヘルプが表示されるようになりました。
詳細は「ヘルプ機能の使い方」をご参照ください。
・ ユーザー定義キーでブックマークした画面またはポップ
アップウィンドウを表示中は、割り当てられたユーザー定
義キーが点滅するようになりました。
ダーとEQ [GAIN]エンコーダーを同時に押すと、バンドご
とにGAINを初期設定値 (0.0dB) にリセットできるように
なりました。
・ ユーザー定義キーに割り当てられるパラメーターとして、
以下が追加されました。
ファンクション
SET BY
SEL
SET BY
SEL
HELP ― ―
PARAMETER1PARAMETER
SET
[INSERT
ON]
SET
[DIRECT
OUT ON]
2
―
―
解説
このキーを押しながら各
チャンネルの [SEL]キーを
押すと、そのチャンネル
の INSERT ONをオン /オ
フすることができます。
このキーを押しながら各
チャンネルの [SEL]キーを
押すと、そのチャンネル
の DIRECT OUT ONをオ
ン/オフすることができま
す。
HELPポップアップウィン
ドウを開いたり閉じたり
します。このキーを押し
ながらパネル上の操作子
(フェーダーを除く)や画
面上の操作子を操作する
と、該当する説明を表示
します。
・ INPUTチャンネルからのダイレクト出力の位置として、
PRE FADER(フェーダーの直前 )が追加されました。
・ M7CL V1.10をお使いの場合、M7CL Editor は必ず
V2.1.1以上をお使いください。最新版の M7CL Editorは
ウェブサイトからダウンロードしてご利用いただけます。
http://proaudio.yamaha.co.jp/
JA

ヘルプ機能の使い方
ヤマハから提供されているヘルプファイルを表示したり、
ユーザーが作成した任意のテキストファイルを表示したりす
ることができます。
* ヤマハ以外の第三者が制作したヘルプファイルを使用した
結果生じた損害については、一切責任を負いかねますので
ご了承ください。
■ USB記憶装置からヘルプファイルを
ロードする
NOTE
・ ヘルプファイルは本体メモリーにバックアップされません。電源
を入れる度に、USB記憶装置からロードし直す必要があります。
ユーザー認証キーを保存したUSB 記憶装置にヘルプファイルも保
存しておくと便利です。
ヤマハから提供されているヘルプファイル(拡張
1
子.xml)を、あらかじめ USB記憶装置に保存して
おきます。ヘルプファイルの最新版は、ヤマハ
ウェブサイトからダウンロードしてください。
ファンクションアクセスエリアのSETUPボタンを
2
押して、SETUP画面を呼び出します。
http://proaudio.yamaha.co.jp/
SAVE/LOADボタン
ファイルリストに表示されたヘルプファイルを押
4
す、またはパネル上のマルチファンクションエン
コーダー 1を回して、ロードしたいヘルプファイ
ルを選択します。
LOADボタンを押すと、確認のダイアログが表示
5
されます。
OKボタンを押して、ロードを開始します。
6
■ USB記憶装置からテキストファイルを
ロードする
市販のテキストエディタやMicrosoft Windowsシ
1
リーズに付属の「メモ帳」などを用いて、あらか
じめテキストファイル(拡張子 .txt)を作成し、
USB記憶装置に保存しておきます。
テキストファイルの文字コードは、標準でUTF-8 として
認識されます。ただし、ファイルの先頭に[ShiftJIS] ま
たは[ISO-8859-1] という行を追加しておくと、その文
字コードとして認識させることができます。お使いのテ
キストエディタでファイルを保存するときに、適切な文
字コードを指定して保存してください。
ヘルプ機能で表示できるテキストファイル( 文字コード /
言語) は、以下のとおりです。
・ ISO-8859-1の文字コードで記述したテキストファイ
ル(英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語など)
・ ShiftJIS の文字コードで記述したテキストファイル
( 日本語)
・ 上記言語をUTF-8の文字コードで記述したテキスト
ファイル
SAVE/LOADボタンを押して、SAVE/LOAD
3
ポップアップウィンドウを表示させます。
ファンクションアクセスエリアのSETUPボタンを
2
押して、SETUP画面を呼び出します。
SAVE/LOADボタンを押して、SAVE/LOAD
3
ポップアップウィンドウを表示させます。
ファイルリストに表示されたテキストファイルを
4
押す、またはパネル上のマルチファンクションエ
ンコーダー 1を回して、ロードしたいテキスト
ファイルを選択します。
LOADボタンを押すと、確認のダイアログが表示
5
されます。
OKボタンを押して、ロードを開始します。
6

■ ヘルプを表示する
あらかじめUSB記憶装置からヘルプファイルまた
1
はテキストファイルをロードしておきます。
ファンクションアクセスエリアの (ヘルプ )ボ
2
タンを押してHELPポップアップウィンドウを表
示させます。
目次エリア メインエリア
■ ユーザー定義キーを使ってヘルプを直接
呼び出す
あらかじめUSB記憶装置からヘルプファイルを
1
ロードしておきます。
ファンクションアクセスエリアのSETUPボタンを
2
押して、SETUP画面を呼び出します。
USER SETUPボタン
マルチファンクションエンコーダー 1 〜2 を回す
3
と、左側の目次エリアをスクロールできます。マ
ルチファンクションエンコーダー 3 〜8 を回すと、
右側のメインエリアをスクロールできます。
文章内リンク(アンダーラインの箇所 ) を押すと、そ
4
のリンク先にスクロールします。
また、ウィンドウリンク( →マークとアンダーラインの箇
所) を押すと、HELP ポップアップウィンドウを閉じ、該
当するウィンドウを開きます。
必要に応じて、ツールバーの各ボタンを使っても
5
スクロールできます。
・ ボタン....... 現在の表示位置よりも前の章にスク
ロールします。
・ ボタン....... リンクを押した履歴のうち、一つ前の
履歴へ戻ります。
・ ボタン....... リンクを押した履歴のうち、一つ後の
履歴へ進みます。
ファンクションアクセスエリアの (ヘルプ )ボ
6
タンまたはHELPポップアップウィンドウの×ボ
タンを押して、ウィンドウを閉じます。
画面左上のUSER SETUPボタンを押して、
3
USER SETUPポップアップウィンドウを表示さ
せます。
USER DEFINED KEYS タブを押して、USER
4
DEFINED KEYSページに切り替えます。
USER DEFINED KEYSタブ

ヘルプ機能を割り当てたいユーザー定義キーに対
5
応するボタンを押します。
FUNCTIONの列で「HELP」を選択し、OK ボタ
6
ンを押します。
ユーザー定義キーへの機能の割り当てが終わった
7
ら、×マークを押してUSER DEFINED KEYS
ページを閉じます。
ファンクションアクセスエリアのSETUPボタンを
8
押して、SETUP画面を閉じます。
ユーザー定義キーのみでHELPポップアップ
ウィンドウを呼び出す場合
ヘルプ機能を割り当てたユーザー定義キーを押す
9
と、HELPポップアップウィンドウが表示されま
す。
ヘルプ機能を割り当てたユーザー定義キーをもう
10
一度押すと、ウィンドウが閉じます。
LCD 画面上の操作子に対するヘルプを直接呼び
出す場合
ヘルプ機能を割り当てたユーザー定義キーを押し
9
ながら、機能の概要を知りたい画面上の操作子を
押します。
ヘルプ機能を割り当てたユーザー定義キーを押している
間は、画面上のボタンやタブは機能しません。
該当するヘルプが存在する場合は、HELPポップ
10
アップウィンドウが表示されて自動的に該当項目
へスクロールします。
一つの操作子に対して複数の説明がある場合は、HELP
ポップアップウィンドウを閉じたあと、手順9を繰り返
すことで順に説明を表示することができます。
ヘルプ機能を割り当てたユーザー定義キーをもう
11
一度押すと、ウィンドウが閉じます。
パネル操作子に対するヘルプを直接呼び出す場合
ヘルプ機能を割り当てたユーザー定義キーを押し
9
ながら、機能の概要を知りたいパネル上の操作子
を押します(または回します )。
ヘルプ機能を割り当てたユーザー定義キーを押している
間は、フェーダー以外のパネル上の操作子は機能しませ
ん。
該当する操作子の説明がある場合は、HELPポップ
10
アップウィンドウが表示されて自動的に該当項目
へスクロールします。
一つの操作子に対して複数の説明がある場合は、手順 9
を繰り返すことで順に説明を表示することができます。
ヘルプ機能を割り当てたユーザー定義キーをもう
11
一度押すと、ウィンドウが閉じます。
U.R.G., Pro Audio & Digital Musical Instrument Division, Yamaha Corporation
© 2006 Yamaha Corporation