Yamaha EMX62M (6212MA) operating instructions

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! 安全上のご注意 —安全にお使いいただくため—

安全にお使いいただくため、ご使用の前にこの「安全上のご注意」をよくお読みください。 またお読みになったあと、いつでも見られるところに必ず保管してください。

絵表示 この取扱説明書および製品への表示では、製品を安全 に正しくお使いいただき、あなたや他の人々への危害や財産 への損害を未然に防止するために、いろいろな絵表示をして います。

内容をよく理解してから本文をお読みください。

絵表示の例

注意(危険・警告を含む)を促す事項 決しておこなってはいけない禁止事項 シずおこなっていただく強制事項

設置されるとき ご使用になるとき
  • この機器はAC100V専用です。それ以外の電源(AC200V、船舶の直流電源など)では使用しないでください。火災・感電の原因となります。
  • この機器に水が入ったり、機器がぬれたりしないようご注意ください。火災・感電の原因となります。雨天・降雪時や海岸・水辺での使用はとくにご注意ください。
  • この機器の上に水などの入った容器や小さな金属物を置かないでください。こぼれたり、
  • 電源コードを傷つけたり、加工したり、無理に曲げたり、ねじったり、引っ張ったり、加熱したりしないでください。コードが破損して、火災・感電の原因になります。
  • この機器の裏ぶたやカバーは絶対に外さないでください。感電の原因になります。
  • 内部の点検・整備・修理が必要と思われるときは、販売店にご依頼ください。
  • この機器を改造しないでください。火災・感電の原因となります。
中に入ったりすると、火炎・感電の原因にな
ります。
電源コード の上に重い物をのせないでくださ
い。コードに傷が付くと、火炎・感電の原因
となります。とくに、敷物などで覆われた
  • ・ 雷が鳴りだしたら、早めに機器本体の電源スイッチを切り、電源プラグをコンセントから抜いてください。
  • コードに気付かずに重い物を載せたり、コードが本機の下敷きになることのないよう、+分にご注意<ださい。
  • ● この機器は電源スイッチを切った状態でも完全
  • ・ 落雷のおそれがあるとき、電源プラグが接続
    されたままならば、電源プラグには触れない
    でください。感電の原因となります。
に主電源が遮断されていませんので、機器を電 使用中に異常が発生したとき
  • ふコシビントの近くに設置し、電源シンシスト
  • 易に手が届くようにしてください。
  • この機器には付属の電源コードをご使用ください。それ以外のものを使用すると、火災・
  • 感電の原因となることがあります。
  • 断線・芯線の露出など、電源コードが傷んだら、販売店に交換をご依頼ください。そのままで使用すると、火災・感電の原因となります。
  • 万一、この機器を落としたり、キャビネット
  • を破損した場合は、電源スイッチを切り電源
    プラグをコンセントから抜いて販売店にご連
    絡ください。そのまま使用すると、火災・感
    電の原因となります。
  • 煙が出る、変なにおいや音がするなどの異常がみとめられたときや、内部に水などの異物が入った場合は、すぐに電源スイッチを切り、電源プラグをコンセントから抜いてください。そのあと、販売店にご連絡ください。
    異常状態のままで使用すると、火炎・感電の原因となります。
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! 使用上のご注意 — 正しくお使いいただくため—

コネクターの極性について 携帯電話からの影響について
◆ XLRタイプコネクターのピン配列は次のとおりです。
1:シールド(GND)、2:ホット(+)、3:コールド(-)
これは、IEC60268規格に基づいています。
◆ この機器のすぐ近くで携帯電話を使用すると、本機にノイ
ズが入ることがあります。そのようなときは、少し離れた
場所で携帯電話をご使用ください。
摩擦部品の交換 音量セッティング
◆ スイッチ・ボリューム・接続端子などの部品は、磨耗部品
といわれ、使用とともに性能が劣化します。劣化の進行度
合は、使用環境などによって大きく異なりますが、劣化そ
のものを避けることはできません。劣化した磨耗部品の交
換は、販売店へご相談ください。
◆ イコライザーやボリュームを全て最大にするようなセッティングはやめてください。もしこのようにセットした場合、入力側に接続する機器およびスピーカーの条件により発振したり、スピーカーを破損する原因となりますので注意してください。

  • この取扱説明書に記載されているイラストは、すべて操作説明のためのものです。したがって、実際の仕様と異なる場合が あります。
  • この取扱説明書に記載されている会社名および製品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。

ヤマハプロオーディオウェブサイト: http://proaudio.yamaha.co.jp/

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はじめに

このたびはYAMAHA PAシステム6212MAをお買い求めいただきまして、まことにあり がとうございます。システム6212MAはパワードミキサーEMX62Mと2台のスピーカー BR12で構成されたPA用システムです。システム6212MAの優れた機能を十分に発揮させ るとともに、末永くご愛用いただくために、この取扱説明書をご使用の前に必ずお読みく ださい。お読みになったあとは保証書とともに保管してください。

特長

  • EMX62M —
  • ・エレクトリックアコースティックギターなどの入力に適したハイインピーダンス入力を始め、マイクからラインレベル機器まで幅広いソースに対応する6系統の入力チャンネルを搭載しています。
  • ・3種類のデジタルエフェクトを内蔵しており、心地 よい残響を得ることができます。
  • ・メイン部に7バンドのグラフィックイコライザーを 装備し、使用環境に適した音質調整やハウリング対策が行えます。
  • パワーアンプ部にリミッター回路を搭載し、音の歪 みを防止しスピーカーを保護します。
  • ・比類ない高効率駆動を実現したヤマハ独自の画期 的なアンプドライブ技術『EEエンジン』を搭載。 EEエンジンの省電力・低発熱設計により、消費電力 50%以下、発熱量35%以下(実使用時・従来型当社 比)を実現し、電力コストの削減、熱による設置条件 の緩和がはかられています。
— BR12 —

  • ・ 12"ウーハーとCDホーンツイーターを採用し、ハイ クオリティーで迫力のあるサウンドを実現しました。
  • ・持ち運びに便利なメタルハンドルがついています。
  • ・接続の容易なフォーンジャックを採用。
  • . Ultimate社のスピーカースタンドTS-70B、TS-80T、 TS-80BT、TS-90T、TS-90BTに対応しています。

  • システム6212MA
    • ・システム6212MAでは、パワーアンプとデジタルエフェクターを内蔵したオールインワンミキサー 「EMX62M」とスピーカーシステム「BR12」を付属のスピーカーケーブルで接続するだけで初心者でも簡単にPAシステムを組むことができます。

また、すぐに音を出したいという方のために、5ス テップのクイックガイドも用意しました。

・トータルで200W相当の大出力が得られます。

目次

はじめに 4
特長 4
クイックガイド 5
各部の名称と機能 8
コントロール部 8
入出力部 12
リアパネル 14
設置 14
各機器の接続 15
EMX62Mの基本操作 16
接続 16
モニター 16
デジタルエフェクトの使用 16
ラックマウント(オプション) 17
故障かな?と思ったら 18
EMX62M 仕様
一般仕様
入力仕様
出力仕様
寸法図
ブロック/レベルダイアグラム
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クイックガイド

以下のSTEP1~5は、EMX62MとBR12を使って、最 も基本的な接続と操作を説明しています。 必要に応じてこの後に続く「各部の名称と機能」、 「EMX62Mの基本操作」をご覧頂くことで、さらに 快適にお使い頂けます。

STEP 1 接続する

スピーカーの接続

EMX62M後部のSPEAKERS 1にBR12を、SPEAKERS 2にもう一台のBR12をそれぞれ付属のスピーカー ケーブルで接続します。

EMX62M

  • EMX62MはモノラルミキサーですのでSPEAKERS端子1、2からは同じ信号が出力されます。接続するスピーカーの左右の区別は必要ありません。
  • スピーカーには2つの入力端子がありますがどちらに 接続しても構いません。

以下のような接続はEMX62Mの内蔵パワーアンプを 破損しますので絶対に行なわないでください。

マイクの接続

本機の電源がオフになっていることを確認してく ださい。

チャンネル1~4のいずれかのLow-Z端子に接続し ます。

コンデンサータイプのマイクを使用する場合 パネル右上のPHANTOMスイッチをオンにします。

PHANTOMスイッチ

注意

  • ・他の機器(マイクも含む)と接続する場合は、すべての機器の電源を切った状態で行なってください。また電源を入れたり切ったりするときは、必ずすべての機器の音量(ボリューム)を最小にしてください。聴力障害または機器の損傷になることがあります。
  • ・スピーカー保護のために、パワーアンプ内蔵機器(本機も含む)の電源を切った状態で、ファンタム電源をオン/オフしてください。また、本機のモニター部とメイン部のMASTERコントロールを、すべて最小にしておくことをおすすめします。聴力障害または機器の損傷になることがあります。
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CDプレーヤー、MDプレーヤー、カセットデッキの接続 BGM再生用のCDプレーヤーなどを2TR IN端子に 接続します。接続する機器の入出力についてはそれ ぞれの機器の取扱説明書をご覧ください。

  • 2台目以降を接続するときはLINE端子、あるいはHi-Z 端子に接続します。
  • ・同じチャンネルのHi-Z端子とLow-Z端子は同時に使用 できないので、すでにLow-Z端子にマイクを接続して いるチャンネルには接続できません。
  • 再生だけでなく録音も可能な機器をREC OUT端子に 接続して録音することができます。
エレクトリックアコースティックギター/エレキ ベースの接続

エレクトリックアコースティックギター/エレキ ベースはSuper Hi-Z端子に接続します。

1と2のどちらの端子に接続しても、また両方に接続しても構いません。

EMX62M

・ ギターエフェクターやベースエフェクターを使用す る場合はHi-Z端子、LINE端子に接続します。ただし同 じチャンネルのHi-Z端子とLow-Z端子を同時に使用で きないので、すでにLow-Z端子にマイクを接続してあ るチャンネルには接続できません。

電子楽器の接続

シンセサイザー、ドラムマシン、エレキギターを接続したプロセッサーなど、電子楽器はLINE端子に 接続します。通常は以下のように電子楽器の出力端 子(L/MONO, Rなど)とステレオで接続します。

接続する機器が多い場合は以下のようにモノラル で接続します。

接続機器が多い場合はHi-Z端子やSuper Hi-Z端子にも 接続できます。ただし同じチャンネルのHi-Z端子と Low-Z端子を同時に使用できないので、すでにLow-Z 端子にマイクを接続してあるチャンネルには接続で きません。

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STEP 2 電源を入れる

  • 1 接続した外部機器の電源をすべてオンにします。
  • 2 EMX62MのMONITOR部とMAIN部両方の MASTERコントロールツマミが0になっているこ とを確認し、EMX62MのPOWERスイッチを押し込 んでオンにします。

FMX62M

注意:

  • ・スピーカーから大きなノイズが発生しないようにするため、音源に近い機器から順に電源を入れてください。 例:音源(外部機器)→ EMX62M(パワーアンプ)電源をオフにするときは、上記の逆の順序になります。
  • スピーカーには電源スイッチはありません。

STEP 3 音を出す

  • MAIN部のMASTERコントロールを"◀"の位置に し、チェックしたいチャンネルに接続した楽器を弾 きながら(またはマイクに声を出しながら)、MAIN 部のレベルメーターのOLEDが時々点灯するように チャンネルのLEVELコントロールで調整します。
  • マイク入力時はPADスイッチは押さないでください。 マイク以外の入力時はPADスイッチを押しオンにしてください。

EMX62M

注意:LIMITERインジケーターが長く点灯し続けると内蔵アンプやスピーカーを破損する原因となりますのでご注意ください。

パネル右上のYAMAHA SPEAKER PROCESSINGス イッチをオンにすると低音が補正されます。

STEP 4 内蔵エフェクトをかける

  • 1 DIGITAL EFFECT部のONスイッチを押しスイッチ を点灯させます。
  • 2 3つのエフェクトタイプからどれか1つを選び、ス イッチを押します。
  • 3 エフェクトをかけたいチャンネルのEFFECTコン トロールとMAIN部のEFFECT RTNコントロール でかかり具合を調整します。

STEP 5 電源を切る

  • 1 EMX62MのPOWERスイッチを押してオフにしま す。
  • 2 接続した外部機器の電源をオフにします。
注意:

  • ・スピーカーから大きなノイズが発生しないようにするため、必ずEMX62M(パワーアンプ)→ 音源(外部機器)の順に電源をオフにしてください。
  • ・ 次回使用するときの為、EMX62MのMONITOR部と MAIN部両方のMASTERコントロール・ツマミを0にし ておくことをお勧めします。
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各部の名称と機能

コントロール部

■ チャンネルコントロール

各チャンネルの入力信号に対するイコライゼー ション(周波数特性)や音量、エフェクト、モニター 出力レベルなどを調整します。

(1) イコライザーコントロール(HIGH、LOW)

2バンドイコライザーで、各チャンネルの高域、低域 を調整します。ツマミの位置が"▼"のときにフラッ トな特性となります。ツマミを右に回すと該当周波 数帯域がブーストされ、左に回すとカットされま す。

各帯域は、下記の基準周波数にて最大可変幅± 15dBでコントロールします。

HIGH: 10kHz ±15dB(シェルビング)
LOW: 100Hz ±15dB(シェルビング)

② MONITOR(モニター)コントロール 各チャンネルからMONITORバスに送り出す信号のレベルをコントロールします。 MONITORバスの信号は、MONITOR OUTPUT端子 (入出力部価)に送られます。

この信号は、各チャンネルのLEVELコントロール ④の手前でMONITORバスに入るので、LEVELコ ントロールの設定には影響を受けません。

③ EFFECT(エフェクト)コントロール 各チャンネルからEFFECTバスに送り出す信号の レベルをコントロールします。

EFFECTバスの信号は、内蔵デジタルエフェクトと EFFECT OUT端子(入出力部④)の両方に送られま す。

各チャンネルのLEVELコントロール④後の信号に エフェクトを加えるので、EFFECTバスの信号はそ のチャンネルのLEVELコントロールの影響を受け ます。

チャンネル信号をEFFECTバスに送るには、この EFFECTコントロールとLEVELコントロール④の 両方を上げる必要があります。

④ LEVEL(レベル)コントロール

各チャンネルからMAINバスと内蔵パワーアンプ に送り出す信号のレベルを調整します。

MAINバスの信号はMAIN OUTPUT端子(入出力部 (9)、SPEAKERS 1、2端子(リアパネル①)、PHONES 端子(入出力部①)に送られます。

PAD (パッド)スイッチ(1~4のみ)

入力信号を30dB減衰させます。ラインレベルの機器をチャンネル1~4に接続したり、マイク入力に歪が生じたりした場合は、このスイッチをオンにしてください。(スイッチを押し込んだ状態でオンとなります。)

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■ デジタルエフェクト

内蔵デジタルエフェクトをオン/オフし、エフェク トタイプを選択します。

⑥ エフェクト選択スイッチ(VOCAL REVERB、 LARGE HALL、SMALL HALL)

内蔵デジタルエフェクトのタイプを選択します。

ON スイッチ、インジケーター

内蔵デジタルエフェクトのオン/オフを切り替え るスイッチです。スイッチをオンにするとインジ ケーターが点灯し、EFFECTバスの信号が内蔵デジ タルエフェクトで処理され、MAINバスとMONITOR バスに送られます。エフェクト音のミックスレベル は、メイン部とモニター部のEFFECT RTNコント ロール(9)、(5)で調節します。

内蔵デジタルエフェクトは、別売のフットスイッチ をFOOT SW端子に接続すれば足元でオン、オフで きます。

■ メイン

ここでは、MASTER、AUX IN、2TR IN、MAIN EFFECT RTNの各コントロールのレベル設定とイ コライザーの調節を行います。また、LIMITERイン ジケーターとMAINバス出力のレベルを表示する インジケーターもあります。

⑧ グラフィックイコライザー

MAIN出力信号の周波数特性を調整する、7バンド のグラフィックイコライザーで各周波数帯域で最 大±12dBのカット/ブーストができます。 このグラフィックイコライザーの設定は、スピー カーに出力される信号、MAIN OUTPUT端子(入出 力部⑨)、PHONES端子(入出力部⑪)から出力され る信号に反映されます。

⑨ EFFECT RTNコントロール

内蔵デジタルエフェクトからMAINバスに送られ るエフェクト信号のレベルを調整します。信号はそ の後MAIN OUTPUT端子(入出力部⑨)から出力さ れます。

⑩ AUX INコントロール

AUX IN端子からMAINバスに送られる信号レベル を調整します。信号はその後MAIN OUTPUT端子 (入出力部⑨)から出力されます。

① 2TR INコントロール

2TR IN端子からMAINバスに送られる信号レベル を調整します。信号はその後MAIN OUTPUT端子 (入出力部⑨)から出力されます。

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12 MASTERコントロール

MAINバス信号の出力レベルを調整します。

この設定は、SPEAKERS 1、2端子(リアパネル①)と MAIN OUTPUT端子(入出力部⑨)、PHONES端子 (入出力部⑪)に出力されるMAINバス信号に反映 されます。

(13) レベルメーター

MAIN OUT 端子(入出力部⑨)から出力される信号 のレベルを表示します。

注意:SPEAKERS 1、2 端子(リアパネル①)から 出力される信号は、MAIN OUT 端子の出力信号 が内蔵パワーアンプを通って出力されます。信 号のレベルは、LIMITER インジケーター(④でご 確認ください。

(14) LIMITER インジケーター

SPEAKERS 1、2 端子からの出力(パワーアンプの出力)が最大になると、インジケーターが点灯します。

注意:LIMITER インジケーターが長い間点滅す ると、パワーアンプに過大な負荷がかかり、故障 の原因となります。信号の最大入力時に一瞬点 灯するレベル以下に、MASTER コントロール(2) で信号のレベルを下げてください。

■ モニター

MONITORバスの音色とレベルを調整し、内蔵デジ タルエフェクトのミックスレベルを設定します。

15 EFFECT RTNコントロール

内蔵デジタルエフェクトからMONITORバスに送 られるエフェクト信号のレベルを調整します。信号 はその後、MONITOR OUTPUT端子(入出力部⑩)か ら出力されます。

16 MASTERコントロール

MONITORバス信号の出力レベルを調整します。 この設定は、MONITOR OUTPUT端子(入出力部⑩) に出力されるMONITORバス信号に反映されます。

■ PHANTOMスイッチ、インジケーター

  • ① PHANTOM (+15 V) ON、OFFスイッチ
    • チャンネル1~4のLo-Z XLRタイプの入力端子の ファンタム電源を一括してオン/オフします。
注意:

・スピーカー保護のために、パワーアンプ内蔵機器(本機も含む)の電源を切った状態で、ファンタム電源をオン/オフしてください。また、本機のモニター部とメイン部の(2)MASTERコントロールを、すべて最小にしておくことをおすすめします。 ・ファンタム電源が不要なときは、必ずこのスイッチをオフにしておいてください。また、ファンタム電源をオンにする場合は、コンデンサーマイク以外の機器がLo-ZXLRタイプの入力端子(チャンネル1~4)に接続されていないことを確認してください。外部機器の故障の原因になる場合があります。ただし、バランス型

■ YAMAHA SPEAKER PROCESSING

ダイナミックマイクは、接続されていても問題

18 ON、OFFスイッチ

ありません。

スピーカーの低域を補正します。同梱スピーカー BR12と接続して本機を使用するときはオンにしま す。スピーカーBR12の低域を最適にブーストしま す。BR12以外のスピーカーを本機で使用するとき はオンで試聴して低域のバランスを確かめてから オン/オフを設定します。

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■ POWERスイッチ、インジケーター

19 POWER ON、OFFスイッチ、インジケーター 本機の電源をオン/オフします。オンにすると点灯 します。

注意:
・他の機器(マイクも含む)と接続する場合は、す
べての機器の電源を切った状態で行なってく
ださい。また電源を入れたり切ったりするとき
は、必ずすべての機器の音量(ボリューム)を最
小にしてください。
・スピーカーから大きなノイズが発生しないよ
うにするため、音源に近い機器から順に電源を
入れてください。
例: 音源→ 本機(パワーアンプ)
電源をオフにするときは、上記の逆の順序にな
ります。
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入出力部

  • チャンネル入力端子(Hi-Z、Low-Z) チャンネル1~4の入力端子です。
    • Hi-ZおよびLow-Zは、どちらもPADスイッチ(コン トロール部(5))を使用して、任意の入力端子をマイ クロフォンからラインレベルの機器まで(シンセサ イザーやリズムボックスなど)様々な音源に接続で きます。Low-Z XLRタイプの入力端子は+15Vファ ンタム電源を供給し、コンデンサーマイクを使用す ることができます。
    • Hi-ZおよびLow-Zは両方ともバランス型です。

両端子のピン配線:

Low-Z端子(XLRタイプ) Hi-Z端子(TRS フォーン)
ピン1:アース スリーブ:アース
ピン2:ホット(十) チップ:ホット(十)
ピン3:コールド(一) リング:コールド(一)

注意: チャンネル1~4のHi-Z入力端子とLow-Z入 力端子を同一チャンネル内で同時には使用する ことはできません。入力音源に適したどちらか 一方の端子のみをご使用ください。 ファンタム電源はチャンネル1~4まとめて同時 にオン/オフされるため、PHANTOMスイッチ (コントロール部①)をオンにする場合は、コン デンサーマイク以外の機器は必ずHi-Zに接続し てください。

② LINE 1、2入力端子

チャンネル5に入力する2つのフォーン端子です。2 つともアンバランス型で、シンセサイザーやドラム マシンなどのラインレベル機器に対応します。2つ の入力は同時に使用できます。

③ Super Hi-Z 1、2入力端子

チャンネル6に入力する2つのフォーン端子です。2 つともアンバランス型で、エレクトリックアコース ティックギターやエレキベースなどのハイイン ピーダンス機器に適しています。また、シンセサイ ザーやドラムマシンなどのラインレベル機器にも 対応しています。2つの入力は同時に使用できます。

④ EFFECT OUT (エフェクト出力)端子 EFFECTバスの信号を出力するフォーン端子です。

外部エフェクターの入力端子に接続します。

⑤ FOOT SW(フットスイッチ)端子

ヤマハFC5などのオプションのフットスイッチを 接続します。接続したフットスイッチで本機の内蔵 デジタルエフェクトをオン、オフできます。フット スイッチを使用するにはデジタルエフェクト部の ONスイッチ(コントロール部⑦)を必ずONにしま す。

⑥ AUX IN—INPUT TO MAIN端子

外部機器からの信号をMAINバスに送るフォーン 端子です。例えば外部エフェクターの出力端子に接 続します。

⑦ 2TR IN—INPUT TO MAIN端子

外部機器からの信号をMAINバスに送るRCAピン 端子です。例えばカセットデッキ、DAT、MDなどの ステレオL/R出力端子に接続します。

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⑧ REC OUT—OUTPUT端子

MAINバス信号を出力するRCAピン端子です。出力 される信号はメイン部の内蔵グラフィックイコラ イザー、MASTERコントロールを通過する前の MAINバス信号です。例えばカセットデッキ、DAT、 MDなどのステレオL/R入力端子に接続します。

⑨ MAIN—OUTPUT端子

MAINバス信号を出力するフォーン端子です。出力 される信号はメイン部の内蔵グラフィックイコラ イザー、MASTERコントロールを通過した後の MAINバス信号です。例えば大きなミキサー、出力 がもっと大きなパワーアンプなどの入力端子に接 続します。

⑩ MONITOR—OUTPUT端子

MONITORバス信号を出力するフォーン端子です。 出力される信号は、モニター部のMASTERコント ロールを通過した後のMONITORバス信号です。例 えばパワードモニタースピーカーの入力端子に接 続します。

① PHONES—OUTPUT端子

MAINバス信号を出力する端子です。出力される信号は、メイン部の内蔵グラフィックイコライザー、 MASTERコントロールを通過した後のMAINバス 信号です。ステレオヘッドフォンを接続してモニ ターします。

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リアパネル

① SPEAKERS 1、2端子

スピーカーを接続して、本機内蔵のパワーアンプで 増幅したMAINバスの信号を出力するフォーン端 子です。1、2両端子は内部でパラレル接続されてい て同じ信号が出力されます。付属のスピーカーケー ブルでBR12をEMX62Mに接続します。下のイラス トをご覧ください。

注意 :接続するスピーカーのトータルインピー ダンスを4~8Ωで使用します。インピーダンス が4~8Ωの1台のスピーカーを1、2どちらかの端 子に接続するか、1台が8~16Ωのスピーカー2台 をそれぞれの端子に接続します。この端子には 決してスピーカー以外の機器を接続しないでく

② AC IN ソケット

ださい。

付属の電源コードのソケット側をここに接続しま す。プラグ側を本書仕様のページに記載されている 電源条件に合ったコンセントに接続します。

設置

本機は、後面下部吸気・後面上部排気による強制冷 却方式になっておりますので、放熱空気流を妨げな いように設置してください。

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各機器の接続

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EMX62Mの基本操作

接続

マイクロフォン、楽器などを接続する前に、EMX62Mと 接続する機器の電源が全てオフになっていることを確 認します。また本機の各チャンネルのLEVELコントロー ル、メイン部のMASTERコントロール、モニター部の MASTERコントロールが全て下がっているかを確認し ます。

マイクロフォン、楽器にケーブルを接続し、ケーブ ルのもう一端を適宜Low-Z/Hi-Z端子(チャンネル1 ~4)、LINE端子(チャンネル5)またはSuper Hi-Z端 子(チャンネル6)にしっかりと差し込みます。

注意: ラインレベルの機器をチャンネル1~4に接続す るときは、PADスイッチをオンにしてください。 チャンネル1~4のLow-Z端子とHi-Z端子は同時に使 用できません。

  • スピーカーシステムBR12を付属のスピーカーケー ブルで接続します。
  • ③ 周辺機器の電源をまずオンにしてから本機の電源 を入れます。

注意:電源を切る時はこの逆で、まず本機の電源から オフにします。

  • ④ メイン部のMASTERコントロールを"◀"の位置に します。
  • マイクロフォンに声を出しながら(または楽器を弾きながら)、メイン部のレベルメーターの0LEDが時々点灯するように、チャンネルLEVELコントロールを調整します。 各チャンネル、この手順を繰り返します。
  • ⑥ 各チャンネルの音色を調整したい場合は、イコライ ザーコントロールを必要に応じて回してください。
  • ⑦メイン部のグラフィックイコライザーで音色を調整します。
  • メイン部のMASTERコントロールで全体のミック スレベルを調整します。

モニター

各チャンネルのLEVELコントロールはそのチャンネル のMONITORコントロールには影響しないので、パワー ドモニタースピーカーを接続すればメイン部のミック スとは別個のミックスを作ることができます。

  • モニター部のMASTERコントロールを"◀"の位置 にします。
  • マイクロフォンに声を出しながら(または楽器を弾 きながら)モニタースピーカーで聴きたいチャンネ ルのMONITORコントロールを上げます。 各チャンネル、この手順を繰り返します。
  • ③ モニター部のMASTERコントロールを使用して、 モニターの音量を調整します。

デジタルエフェクトの使用

本機はデジタルエフェクトを内蔵しており、ボーカルや 楽器にリバーブやアンビエンスを加えることができま す。

  • デジタルエフェクト部のONスイッチを押します。 スイッチが点灯します。
  • ② デジタルエフェクト部のエフェクト選択スイッチ で、エフェクトタイプを選択します。 VOCAL REVERB..... ボーカルに適したリバーブ LARGE HALL ..................................
  • ③ メイン部のEFFECT RTNコントロールを"◀"の位 置にします。
  • ④マイクロフォンに声を出しながら(または楽器を弾 きながら)、聴きたいチャンネルのEFFECTコント ロールを調整します。
  • メイン部のEFFECT RTNコントロールでデジタル エフェクトのかかり具合を調整します。
  • ⑥ モニター部のEFFECT RTNコントロールでエフェ クトをかけた音をMONITORバスに送るレベルを 調整します。その後、この信号はMONITOR OUTPUT端子から出力されます。

注意: EFFECT RTNをいっぱいまで下げてもエフェク トサウンドが歪む場合は、各チャンネルのEFFECTコ ントロールを下げてください。

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ラックマウント(オプション)

オプションのラックマウントキット RK-88 を使用 すれば、本機をラックにマウントできます。

  • ラックマウントキット RK-88 ・金旦2本
  • ・ 金具2本 ・ ネジ6本
  • ・ネジ6本

本機をラックヘマウントする場合には、通風性を充 分考慮したうえででマウントしてください。(密閉 ラックは特に避けてください。)

また、本機を含む複数台をラックへマウントする場 合には、ミキサー間に1U以上のスペースをあけて ください。ミキサー間の空きスペースにブランクパ ネルを使用される場合には、通風性が考慮された穴 あきタイプのブランクパネルをご使用ください。 尚、本機取付けには7Uのスペースが必要となりま す。また、取付後はラック前面から62mm出た状態 になります。

  • ラックマウント金具の取付けかた
  • 1 キャリングハンドルを取り外します。4本のネジを ゆるめて取り外します。

2 ラックマウント金具を、ラックマウントキットに付 属のネジ3本で本機側面に固定します。

3 反対側の金具も同様に取り付けます。

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故障かな?と思ったら

この機器で考えられる異常動作の症状と原因、およびそれらの対処方法は次のとおりです。

症状 原因 処置
スピーカーから音が
出なくなった
POWERインジ
ケーターが、点
灯している。
この機器のアンプにかかる負荷
が大きすぎたので、アンプの保
護回路が作動しました。
過負荷の原因としては、チャン
ネルコントロール部やメイン部
での過大なレベル設定・放熱の
ための通風状態の不適切・接続
しているスピーカーの負荷イン
ピーダンスの不足などの可能性
などがあります。
  • そのままお待ちください。この機器の冷却につれて、自動復帰します。ただし再発防止のために下の3つの項目をチェックしてください。
  • レベル設定が大きすぎるようでしたら、規定レベルまで下げてください。このとき、メイン部のレベルメーターが役に立ちます。
  • 通風状態が不適切なようであれば、本書の巻頭の注意を参考に、放熱対策をしてください。
  • 負荷インピーダンスが(ショートも含めて)不足しているようであれば、本書のリアパネルの章(14ページ)を参考に、インピーダンスが適正になるよう接続し直してください。
その他 機器間の接続が緩んだ。 接続を点検し、不良個所があれば、修正してくだ
さい。
その他 故障の可能性があります。お買上げ店にご相談く
ださい。
スピーカーの音のバ
ランスがおかしい。
スピーカーの高
域が出ない。
過大入力によりスピーカーの保
護回路が作動しました。
EMX62Mの電源を切るか、音量を下げてください。数秒から数十秒で自動的に復帰します。
電源を再び入れるか音量を上げて、高域が出ていることを確認し、保護回路が動作しない音量でご
使用ください。

パワードミキサーQ&A

Q: 内蔵エフェクトがかかりません。 A: デジタルエフェクト部のONスイッチは押されてい
ますか?チャンネル部のEFFECTコントロールツマ
ミと、メイン部のEFFECT RTNコントロールツマミ
は調節されていますか?
A: 各チャンネルのイコライザー(LOW)ツマミが、マイ
ナス方向へ調節されていませんか?
Q: シンセサイザーのステレオアウトをチャンネル6の
Super Hi-Z端子へ接続し、音声を入力したがモニ
ター音がステレオにならない。
A: Super Hi-Z(あるいはLINE)の1、2端子は、同時使用す
ることは可能ですが、内部の回路はモノラルですの
で、1、2の信号は混ざってモノラルで出力されます。
Q: EFFECT OUT端子から外部エフェクターへ送って、
エフェクトのかかった音をAUX IN端子へ戻しても、
ミキサーへ信号が入力されない。
A: メイン部のAUX INコントロールは右へ回してあり
ますか?
Q: MONITOR—OUT PUT端子から、外部のパワードス
ピーカーへ接続しているのですが、モニター部の
MASTERコントロールを回しても信号がスピー
カーの方へ送られません。
A: インプットチャンネルのMONITORコントロールツ
マミは調節されていますか?
Q: 入力端子のLow-ZとHi-Z端子は、同時に使用できますか? A: Low-ZとHi-Z入力端子を同一チャンネル内で同時に
使用することはできません。
Q: スピーカー1台の接続は可能ですか? A: 可能です。スピーカーはインピーダンス4~8Ωをご
使用ください。
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EMX62M 仕様

■ 一般仕様

最大出力 135W/8Ω @0.5% THD at 1kHz (SPEAKERS OUT)
200W/4Ω @0.5% THD at 1kHz (SPEAKERS OUT)
175mW/40Ω @0.5% THD at 1kHz (PHONES OUT)
周波数特性 20Hz~20kHz +1dB, -3dB @1W output into 8Ω (SPEAKERS OUT)
20Hz~20kHz +1dB, -3dB @+4dB output into 10kΩ (MAIN OUT, MONITOR OUT, EFFECT OUT)
全高調波歪率 <0.5% @20Hz~20kHz, 100W output into 4Ω (SPEAKERS OUT)
<0.3% @20Hz~20kHz, +14dB output into 10kΩ (MAIN OUT, MONITOR OUT, EFFECT OUT)
ー124dB入力換算ノイズ、ー68dB残留ノイズ(SPEAKERS OUT)
ー88dB残留ノイズ (MAIN OUT, MONITOR OUT)
-79dB(83dB S/N) (MAIN OUT, MONITOR OUT)
マスターレベルコントロール:ノミナル/全チャンネルレベルコントロール:最小レベル
ハム&ノイズ -69dB(73dB S/N) (MAIN OUT, MONITOR OUT)
(Rs=150Ω, 20Hz~20kHz BPF) マスターレベルコントロール:ノミナル/1チャンネルレベルコントロール:ノミナル
ー75dB(79dB S/N)(EFFECT OUT)
全チャンネルレベルコントロール:最小レベル
-69dB(73dB S/N) (EFFECT OUT)
1チャンネルレベルコントロール:ノミナル
66dB CH IN (Lo-Z) → EFFECT OUT (CH1~4)
48dB CH IN (Lo-Z) → REC OUT (CH1~4)
最大電圧ゲイン 56dB CH IN (Hi-Z)→MAIN OUT, MONITOR OUT (CH1~4)
26dB LINE IN→MAIN OUT (CH5)
26dB ALIX IN→MAIN OUT
22dB 2TR IN→MAIN OUT
46dB Super Hi-Z IN→MAIN OUT (CH6)
クロストーク(1kHz) 65dB入力CH間、65dB入出力間
最大可変幅±15dB
入力チャンネルイコライザー特性 HIGH 10kHz シェルビンクタイフ*1
LOW 100Hz シェルビングタイプ*1
*1 シェルビングタイプのターンオーバー/ロールオフ周波数:最大可変幅に対し3dB
下がったポイント
メーター 5ポイントLEDメーター(-10、-5、0、+3、+6dB)MAIN OUT
グラフィックイコライザー 7バンド(125、250、500、1k、2k、4k、8kHz)MAIN OUT
最大可変幅 土12dB
内蔵デジタルエフェクト 3プログラム(VOCAL REVERB、LARGE HALL、SMALL HALL)
ファンタム電源 +15V(バランス入力)
リミッター コンプ:THD≧0.5% (SPEAKERS OUT)
LIMITインジケーター オン: THD≧0.5%(SPEAKERS OUT)
電源スイッチオン/オフ ミュート
| 保護回路(パワーアンプ)
|
DC検知
温度(ビートシンク温度>00°C)
反(ビードノン)反至900)
デジタルエフェクトミュート・オン/オフ
オプション BK-88 FC5
電道 100V AC 50/60Hz
│ ~ ☆ ☆ ↓ / 110W
482×305×328mm
102/0007/0201111
り馮品 |電源コート、スピーカーケーノル(2本)、取扱説明書
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■ 入力仕様

入力 ノミナル 入力レベル
へた
人力端子 PAD
PAD インピーダンス インピーダンス 感度*1 ノミナルレベル 最大ノンクリップレベル 使用コネクター
CH INPUT (Lo-Z) OFF (CH1~4) ON OFF 50~600Ω Mics -62dB(0.616mV) -50dB(2.45mV) -20dB(77.5mV)
3K 12 600Ω Lines -32dB(19.5mV) -20dB(77.5mV) +10dB(2.45V) XLR3-31 ダイ フィ
CH INPUT (Hi-Z) OFF
(CH1~4) ON
OFF (0) 0 50~600Ω Mics -52dB(1.95mV) -40dB(7.75mV) -10dB(245mV) フォーンジャック
ON ΤΟΚΩ 600Ω Lines -22dB(61.6mV) -10dB(245mV) +20dB(7.75V) (TRS) 2
LINE (CH5) (1~2) 10k Ω 600Ω Line -22dB(61.6mV) -10dB(245mV) +20dB(7.75V) フォーンジャック³
Super Hi-Z (CH6) (1 ~2) 470k Ω 1kΩ -42dB(6.16mV) -30dB(24.5mV) 0dB(0.775V) フォーンジャック³
AUX IN 10k Ω 600Ω Line -22dB(61.6mV) -10dB(245mV) +20dB(7.75V) フォーンジャック
2TR IN(1~2) 10kΩ 600Ω Line -22dBV(79.4mV) -10dBV(316mV) +17.8dBV(7.76V) RCAピンジャック 3

*1 入力感度・最大ゲイン設定時に定格出力が得られる最小レベル

*2. バランス型

*3. アンバランス型

• 0dB=0.775Vrms, 0dBV=1Vrms

■ 出力仕様

出力 ノミナル
インピーダンス
出力し
出刀端子 インピーダンス ノミナル 最大ノンクリップレベル 使用コネクター
SPEAKERS OUT(1, 2) 0.1 Ω 4/8Ω Speaker 40W/4 Ω 200W/4Ω フォーンジャック
MAIN OUT 600 Ω 10kΩ Lines +4dB(1.23V) +20dB(7.75V) フォーンジャック
MONITOR OUT 600 Ω 10kΩ Lines +4dB(1.23V) +20dB(7.75V) フォーンジャック
EFFECT OUT 600 Ω 10kΩ Lines +4dB(1.23V) +20dB(7.75V) フォーンジャック
PHONES OUT 35 Ω 40Ω Phones 33mW 175mW フォーンジャック
REC OUT(1, 2) 600 Ω 10kΩ Lines -10dBV(316mV) +10dBV(3.16V) RCAピンジャック

・ フォーンジャック、RCAピンジャック・アンバランス型

• 0dB=0.775Vrms, 0dBV=1Vrms,

■ 寸法図

単位:mm

高調波ガイドライン適合品

仕様および外観は、改良のため予告なく変更することがあります。

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■ ブロック/レベルダイアグラム

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サービスについて

■保証書

この商品には保証書がついています。販売店でお渡していますから、ご住所・お名前・お買上げ年月日・販売店名など所定 事項の記入および記載内容をおたしかめの上、大切に保管して ください。

保証書は当社がお客様に保証期間内の無償サービスをお約 束するもので、この商品の保証期間はお買上げ日より1年です。

保証期間内の転居や、ご贈答用に購入された場合などで、記 載事項の変更が必要なときは、事前・事後を問わずお買上げ販 売店かお客様ご相談窓口、またはヤマハ電気音響製品サービス 拠点へご連絡ください。継続してサービスできるように手配いた します。

■損害に対する責任

この商品(搭載プログラムを含む)の使用または使用不能に より、お客様に生じた損害(事業利益の損失、事業の中断、事業 情報の損失、その他の特別損失や逸失利益)については、当社は 一切その責任を負わないものとします。また、如何なる場合でも、 当社が負担する損害賠償額は、お客様がお支払になったこの商 品の代価相当額をもって、その上限とします。

■調整・故障の修理

「故障かな?」と思われる症状のときは、この説明書をもう一度 よくお読みになり、電源・接続・操作などをおたしかめください。そ れでもなお改善されないときには、お買上げ販売店へご連絡く ださい。調整・修理いたします。

調整・修理に際しては保証書をご用意ください。保証規定により、調整・修理サービスをいたします。また、故障した製品をお持ちいただくか、サービスにお伺いするのかも保証書に書かれています。

修理サービスは保証期間が過ぎた後も引き続きおこなわれ、 そのための補修用性能部品が用意されています。性能部品とは 製品の機能を維持するために不可欠な部品のことをいい、PA製 品ではその最低保有期間は製造打切後8年です。この期間は経 済産業省の指導によるものです。

■お客様ご相談窓口

ヤマハPA製品に関するご質問・ご相談はお客様ご相談窓口 へ、アフターサービスについてのお問合わせはヤマハ電気音響 製品サービス拠点へおよせください。

●お客様ご相談窓口:ヤマハプロオーディオ製品に対するお問合せ窓口

ヤマハ・プロオーディオ・インフォメーションセンター

Tel: 03-5791-7678 Fax: 03-5488-6663(電話受付=祝祭日を除く月~金/11:00~19:00) ONLINE support: http://proaudio.yamaha.co.jp/

●営業窓口

EM営業統括部企画推進室(プロオーディオ) 〒108-8568 東京都港区高輪2-17-11 TEL 03-5488-5472 PA・DMI事業部MP営業部営業課 〒430-8650 浜松市中沢町10-1 TEL 053-460-2432

●ヤマハ電気音響製品サービス拠点:修理受付および修理品お預かり窓口
北海道サービスステーション 〒064-8543 札幌市中央区南十条西1-1-50 ヤマハセンター内 TEL 011-512-6108
仙 台サービスステーション 〒984-0015 仙台市若林区卸町5-7 仙台卸商共同配送センター 3F TEL 022-236-0249
首都圏サービスセンター 〒143-0006 東京都大田区平和島2-1-1 京浜トラックターミナル14号棟A-5F TEL 03-5762-2121
浜 松サービスステーション 〒435-0016 浜松市和田町200 ヤマハ(株)和田工場6号館2階 TEL 053-465-6711
名古屋サービスセンター ₹454-0058 名古屋市中川区玉川町2-1-2(ヤマハ(株)名古屋倉庫3F TEL 052-652-2230
大 阪サービスセンター 〒565-0803 吹田市新芦屋下1-16 ヤマハ(株)千里丘センター内 TEL 06-6877-5262
四 国サービスステーション 〒760-0029 高松市丸亀町8-7 (株)ヤマハミュージック神戸 高松店内 TEL 087-822-3045
九 州サービスステーション ₹812-8508 福岡市博多区博多駅前2-11-4 TEL 092-472-2134
本 社/ CSセンター ₹435-8650 浜松市中沢町10-1 TEL 053-465-1158

* 名称、住所、電話番号、URLなどは変更になる場合があります。

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ヤマハ株式会社

ヤマハマニュアルライブラリー

http://www2.yamaha.co.jp/manual/japan/

U.R.G., Pro Audio & Digital Musical Instrument Division. Yamaha Corporation © 2004 Yamaha Corporation

WD41680 403APNP-01A0 Printed in Taiwan

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