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安全上のご注意 ご使用の前に、必ずこの「安全上のご注意」をよくお読みください。
ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくご使用いただき、あなたや他の人々への危害や損害を未然に防止するためのものです。
注意事項は、危害や損害の大きさと切迫の程度を明示するために、誤った取り扱いをすると生じることが想定される内容を「警告」と
「注意」に区分しています。いずれもお客様の安全や機器の保全に関する重要な内容ですので、必ずお守りください。
記号表示について
記号は、危険、警告または注意を示します。
記号は、禁止行為を示します。記号の中に具体的な内容が描かれているものもあります。
記号は、行為を強制したり指示したりすることを示します。記号の中に具体的な内容が描かれているものもあります。
*お読みになった後は、使用される方がいつでも見られる所に必ず保管してください。
警告
この機器の内部を開けたり、内部の部品を分解したり改造
したりしない。
感電や火災、または故障などの
原因になります。異常を感じた
場合など、機器の点検修理は必
ずお買い上げの楽器店または巻
末のヤマハ電気音響製品サービ
ス拠点にご依頼ください。
浴室や雨天時の屋外など湿気の多いところで使用しない。
また、本体の上に花瓶や薬品など液体の入ったものを置か
ない。
感電や火災、または故障の原因になります。
電源アダプターコード / プラグがいたんだ場合、または、
使用中に音が出なくなったり異常なにおいや煙が出た場合
は、すぐに電源スイッチを切り電源プラグをコンセントか
ら抜く。
感電や火災、または故障のおそれがあります。至急、お買
い上げの楽器店または巻末のヤマハ電気音響製品サービス
拠点に点検をご依頼ください。
この表示内容を無視した取り扱いをすると、死亡や重傷を負う可能性が想定されます。
電源は必ず交流 100V を使用する。
エアコンの電源など交流 200V のものがあります。誤って
接続すると、感電や火災のおそれがあります。
電源アダプターは、必ず指定のもの(PA-3B) を使用する。
(異なった電源アダプターを使用すると)故障、発熱、発火
などの原因になります。
手入れをするときは、必ず電源プラグをコンセントから抜
く。
また、濡れた手で電源プラグを抜き差ししない。
感電のおそれがあります。
電源プラグにほこりが付着している場合は、ほこりをきれ
いに拭き取る。
感電やショートのおそれがあります。
注意
電源アダプターコードをストーブなどの熱器具に近づけた
り、無理に曲げたり、傷つけたりしない。また、電源アダ
プターコードに重いものをのせない。
電源アダプターコードが破損し、感電や火災の原因になり
ます。
電源プラグを抜くときは、電源
ア ダプターコードを持たずに、
必ず電源プラグを持って引き抜
く。
電源アダプターコードが破損し
て、感電や火災が発生するおそ
れがあります。
(3)-6
この表示内容を無視した取り扱いをすると、傷害を負う可能性または物的損害が発生する可能性が想定されます。
タコ足配線をしない。
音質が劣化したり、コンセント部
が異常発熱して発火したりするこ
とがあります。
使用しないときや落雷のおそれが
あるときは、必ずコンセントから
電源プラグを抜く。
感電、ショート、発火などの原因になります。
2
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他の機器と接続する場合は、すべての機器の電源を切った
上で行う。また、電源を入れたり切ったりする前に、必ず
機器のボリュームを最小 (0) にする。さらに、演奏を始め
る場合も必ず両機器のボリュームを最小 (0) にし、演奏し
ながら徐々にボリュームを上げていき適切な音量にする。
感電または機器の損傷のおそれがあります。
直射日光のあたる場所 ( 日中の車内など ) やストーブの近
くなど極端に温度が高くなるところ、逆に温度が極端に低
いところ、またほこりや振動の多いところで使用しない。
本体のパネルが変形したり内部の部品が故障したりする原
因になります。
テレビやラジオ、スピーカーなど他の電気製品の近くで使
用しない。
デジタル回路を多用しているため、テレビやラジオなどに
雑音が生じる場合があります。
バックアップバッテリーについて
この機器はバックアップバッテリー( リチウム電池 )が内蔵されて
いますので、電源コードがコンセントから外されても、内部のデー
タは記憶されています。バックアップバッテリーが消耗すると、
ディスプレイにErr1が表示されます。バックアップバッテリー
がなくなると内部のデータは消えてしまいますので、すぐにデー
タをフロッピーディスク / メモリーカード ( スマートメディア )/
ヤマハ MIDI データファイラーMDF3 などの外部機器に保存し、
お買い上げの楽器店または巻末のヤマハ電気音響製品サービス拠
点にバックアップバッテリーの交換をお申し付けください。
バックアップバッテリーは自分で交換しない。
感電や火災、または故障などの原因になります。バックアッ
プバッテリーの交換は、必ずお買い上げの楽器店または巻
末のヤマハ電気音響製品サービス拠点にお申し付けくださ
い。
バックアップバッテリーを子供の手の届くところに置かな
い。
お子様が誤ってバックアップバッテリーを飲み込むおそれ
があります。
作成したデータの保存について
不安定な場所に置かない。
機器が転倒して故障したり、お客様がけがをしたりする原
因になります。
本体を移動するときは、必ず電源アダプターコードなどの
接続ケーブルをすべて外した上で行う。
コードをいためたり、お客様が転倒したりするおそれがあ
ります。
本体を手入れするときは、ベンジンやシンナー、洗剤、化
学ぞうきんなどは絶対に使用しない。また、本体上にビニー
ル製品やプラスチック / ゴム製品などを置かない。
本体のパネルや鍵盤が変色 / 変質する原因になります。お
手入れは、柔らかい布で乾拭きしてください。
本体の上に乗ったり重いものをのせたりしない。また、ボ
タンやスイッチ、入出力端子などに無理な力を加えない。
本体が破損したり、お客様がけがをしたりする原因になり
ます。
大きな音量で長時間ヘッドフォンを使用しない。
聴覚障害の原因になります。
作成したデータは、故障や誤操作などのために失われるこ
とがあります。大切なデータはヤマハ MIDI データファイ
ラー MDF3 などの外部機器に保存されることをおすすめ
します。
不適切な使用や改造により故障した場合の保証はいたしか
ねます。また、データが破損したり失われたりした場合の保
証はいたしかねますので、ご了承ください。
使用後は、必ず電源を切りましょう。
● 音楽を楽しむエチケット ●
楽しい音楽も時と場所によっては、大変気になるも
のです。
となり近所への配慮を充分にいたしましょう。
これ は日本電子機
械工業会「音のエチ
ケット」キャンペー
ンのマークです。
静かな夜間には小さな音でもよく通り、特に低音は
床や壁などを伝わりやすく、思わぬところで迷惑を
かけてしまうことがあります。適当な音量を心が
け、窓を閉めたり、ヘッドフォンをご使用するのも
一つの方法です。
ヘッドフォンをご使用になる場合には、耳をあまり
刺激しないよう適度な音量でお楽しみください。
(3)-6
3
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はじめに
このたびはヤマハDX200 DESKTOP CONTROL SYNTHESIZERをお買い上げいただきまし
てまことにありがとうございます。
DX200の優れた機能を使いこなしていただくために、この取扱説明書をよくお読みくださいま
すようご案内申し上げます。また、ご一読いただいた後も、不明な点が生じた場合に備えて、保
証書とともに大切に保管いただきますようお願い申し上げます。
● 同梱品(お確かめください)
・DX200本体
・取扱説明書
・電源アダプター PA-3B
・CD-ROM
・保証書
・ユーザー登録カード
・シリアルNo.ラベル
・「MIDI」は社団法人音楽電子事業協会(AMEI)の登録商標です。
・ この取扱説明書に掲載されている会社名および商品名は、それぞれ各社の登録商標または商標です。
・ この取扱説明書に掲載されているイラストや画面は、すべて操作説明のためのものです。したがって、
最終仕様と異なる場合がありますのでご了承ください。
4
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取扱説明書の使いかた
取扱説明書の使いかた
この説明書は、それぞれのノブやボタンについての細かい説明はありません。82個のTips(秘訣)をひとつひ
とつこなしていくことでDX200のエキスパートに近づいていく、ゲームのステージをクリアしていくような
感覚でDX200の機能を説明します。
1 DX200 とは? 6 ページ
DX200とはどんな楽器?それはこのページでご紹介します!
2 トップパネルについて 9 ページ
DX200本体のパネルを4つのグループに分けて、それぞれがどういう働きをするかに
ついて説明します。
3 クイックスタートガイド 11 ページ
電源の接続方法や、オーディオ機器との接続方法について説明します。
4 パラメーター構造 12 ページ
DX200のパラメーターのしくみについて説明します。
5 信号の流れ 13 ページ
DX200の音源とエフェクトの信号の流れを示したブロックダイアグラムです。
6資 料 67 ページ
付属のソフトウェアのインストール方法や、FM音源のしくみ、MIDI、音色に関する資
料を掲載しています。
5
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DX200とは?
DX200とは?
DX200を使って、直感的な音楽制作
・ 4トラックの16ステップシーケンサーとFMシンセサイザー・リズム音源を一体化し、音色とシーケン
スが融合した多彩なパターンを生み出す、ループ音楽制作にて強力なパワーを発揮するマシンです。
・ パネル上のノブやスイッチを操作することで、音色とシーケンスデータをリアルタイムに変化させて、
直感的にループ音楽を作り出したり、演奏(パフォーマンス)したりできます。
・ テクノ、ヒップホップ、ブレイクビーツなど256個のプリセットパターンを内蔵。それをベースにし
て、ノブで音色をコントロールしたり、トラックミュート機能やパターン切り替えを駆使するだけでも、
非常にオリジナリティの高い音楽を作り出すことができます。
また、作ったパターンは、ユーザーパターンとして128個ストア(保存)できます。
ループ音楽制作用に進化させたFM音源
・ FM音源の特長であるアタックの強い音や独特の太い音はもちろん、複雑な倍音変調によるメタリックな
音や過度に変調したダーティな音までカバーします。
・ パネル上のノブやスイッチをコントロールすることで、アナログシンセサイザーでは得られない独特な
音色変化を簡単に得られます。
・ キレがよく、発振可能なフィルターや、強力なディストーション及びエフェクトをFM音源と組み合わせ
ることにより、他のシンセでは不可能なパンチの効いたサウンドや、アグレッシブなサウンドが楽しめ
ます。
・ もちろん往年のDX/TXシリーズの音色もロード可能で、MIDIキーボード等を接続し、16音ポリフォ
ニックFM音源として使用することもできます。
・ FM音源のしくみについては、下記のサイトにて「FM音源講座」を開設しております。
http://www.yamaha.co.jp/xg/reading/fm/index.html
そのほかの機能で、さらにループ音楽を作り込む
・ フリー EG機能を使うと、ノブの動き(最大4種類のパラメーター )を記録/再生できます。パターンに同
期して音色を変化させることができ、凝りに凝ったループ音楽の作り込みができます。
・ シーンコントロール機能を使えば、1つのノブの操作で2つの音色の間を連続的に変化させることがで
き、劇的な効果が得られます。
・ 付属のCD-ROMに入っているDX200 Editor(Windows/Macintosh用)を使うと、本体のパネルで
は操作できない細かいパラメーターまで設定できるので、音色やシーケンスデータをより深く作り込む
ことができます。
・ また、描画ツールを使ってフリー EGの形を自在に作ることもできます。
LOOPFACTORYについて
LOOPFACROTYとは、シンセサイザー+リズム音源であるDX200とAN200、そしてサンプラー
SU200を組み合せて構成される、最先端のループベースの音楽を作り出したり演奏するための最強のシス
テムです。
6
Page 7
目 次
目 次
取扱説明書の使いかた .................................................5
DX200とは?..............................................................6
目 次.............................................................................7
トップパネルについて .................................................9
クイックスタートガイド...........................................11
パラメーター構造......................................................12
信号の流れ..................................................................13
Chapter 1
パターンの再生(基本操作) ........................ 14
Tip 1 パターンを鳴らそう!!..........................................14
Tip 2 パターンをすばやく切り替えよう
(パターンセレクト) .......................................15
Tip 3 逆再生してみよう ................................................16
Tip 4 タッピングでBPMを決めよう...........................16
Tip 5 BPMをコントロールする...................................17
Tip 6 BPMを2倍や半分に切り替えよう ....................17
Tip 7 リズムの先頭を繰り返し再生する
(トップ機能)...................................................18
Tip 8 ロール機能を使って再生してみよう .................18
Chapter 2
パターンの再生(応用操作) ........................ 19
Tip 9 音の長さを変えてみよう.....................................19
Tip 10 音程を変えてパターンを鳴らそう .....................19
Tip 11 リズムをハネさせてみよう.................................20
Tip 12 トラックをミュートしてみよう.........................20
Tip 13 トラックごとのボリュームや
パンを変えてみよう ......................................21
Tip 14 ビート(拍数)を変更しよう..................................21
Tip 15 特定のステップをミュートしてみよう .............22
Chapter 3
音にエフェクトをかける........................... 23
Tip 16 エフェクトって何? ............................................23
Chapter 4
ディストーション .................................... 24
Tip 17 ディストーションで音を歪ませてみよう..........24
Chapter 5
VCFで音の明るさを変える....................... 25
Tip 18 カットオフとレゾナンス.....................................25
Tip 19 フィルタータイプを切り替える
(シンセトラックのみ)...................................26
Tip 20 FEGデプス(シンセトラックのみ)......................27
Chapter 6
便利な機能.............................................. 28
Tip 21 ノブに設定されている値を確認する................. 28
Tip 22 最初に設定されていた値を確認する................. 28
Tip 23 [SHIFT]ボタンを使って簡単入力..................... 29
Tip 24 DX200を工場出荷時の状態に戻す................. 29
Chapter 7
パターンの保存 ....................................... 30
Tip 25 メモリープロテクトをオフにしよう................. 30
Tip 26 パターンを保存しよう........................................30
Chapter 8
パターンをすばやく
切り替えよう(応用操作) ........................... 31
Tip 27 パターンセレクトで切り替えるパターンを
設定しよう(パターンアサイン) ................... 31
Chapter 9
鍵盤で演奏しよう .................................... 32
Tip 28 鍵盤で演奏しよう................................................ 32
Tip 29 オクターブを切り替えよう................................ 32
Tip 30 リズムトラック用のインストを
演奏してみよう ............................................. 33
Tip 31 鍵盤の音量を決めよう........................................33
Chapter 10
LFOで音にモジュレーションをかける ....... 34
Tip 32 音程をゆらしてみよう(ビブラート効果).......... 35
Tip 33 フィルターのカットオフ周波数を
ゆらしてみよう(ワウ効果)........................... 35
Tip 34 音量をゆらしてみよう(トレモロ効果).............. 35
Tip 35 ウェーブを選択しよう........................................36
Chapter 11
EGで音の時間的な変化を
コントロールする(基本操作)..................... 37
Tip 36 EGってなに?..................................................... 37
Tip 37 音量の時間的な変化をコントロールしよう..... 37
Tip 38 カットオフの時間的な変化を
コントロールしよう...................................... 38
Chapter 12
EGで音の時間的な変化を
コントロールする(応用操作)..................... 38
Tip 39 フリー EGってなに?......................................... 38
Tip 40 フリー EGのレングス(長さ)を設定しよう ....... 39
Tip 41 フリー EGを使って音の時間的な変化を
自由に入力しよう ......................................... 39
7
Page 8
目 次
Chapter 13
FMサウンドを作り変えてみよう ...............40
Tip 42 ポルタメントを設定する.....................................40
Tip 43 アルゴリズムを選ぶ ............................................41
Tip 44 モジュレーターを選ぶ.........................................41
Tip 45 モジュレーターのピッチを設定する
(HARMONIC)..............................................42
Tip 46 モジュレーターの音色をコントロールする
(FMデプス)....................................................42
Tip 47 FMディケイをコントロールする.......................42
Tip 48 ノイズタイプ、ノイズレベルを設定する..........43
Tip 49 キーアサイン........................................................43
Chapter 14
Chapter 18
マスタークラス1
(ライブセッティング編)........................... 56
Tip 69 DX200をシーケンサーと同期させる ............. 56
Tip 70 各トラックのMIDI送受信チャンネルを
設定する......................................................... 57
Tip 71 LOOPFACTORYセットアップ
− SU200との同期演奏............................. 57
Tip 72 LOOPFACTORYセットアップ
− AN200との同期演奏............................. 58
Tip 73 LOOPFACTORYセットアップ
− サンプリング............................................ 59
Tip 74 DJフルシステム − ターンテーブルを使う..... 59
Tip 75 LOOPFACTORY究極のセットアップ
− MIDIスルー機能を使う............................60
パターンの入力........................................ 44
Tip 50 パターンを入力する準備をしよう .....................44
Tip 51 メトロノームを設定する.....................................45
Tip 52 パターンをリアルタイム入力で作成しよう......45
Tip 53 パターンをステップ入力しよう.........................46
Chapter 15
シーンで音を変化させる........................... 48
Tip 54 シーンを切り替えよう.........................................48
Tip 55 シーンを少しずつ変化させよう
(シーンコントロール機能)............................48
Tip 56 好みのセッティングをシーンに登録しよう......48
Chapter 16
Chapter 19
マスタークラス2(音楽制作編).................. 61
Tip 76 DX200をシンセサイザーとして演奏する...... 61
Tip 77 シーケンサーに録音する.................................... 62
Tip 78 DX200のノブの動きを
シーケンサーに記録する.............................. 63
Tip 79 DX200 Editorを使ってボイスを
フルエディットする...................................... 64
Tip 80 MIDIコントロールを設定する........................... 65
Tip 81 DX200のパターンやソングを
MIDIデータファイラーに保存する .............65
Tip 82 MIDIデータファイラーから
DX200に戻す方法...................................... 66
パターンの編集(PATTERN JOB) .......... 49
Tip 57 他のパターンの演奏をコピーする
(COPY SEQ) ................................................49
Tip 58 他のパターンの音色設定をコピーする
(COPY VOICE) ............................................50
Tip 59 シーケンスデータを消去しよう
(CLEAR SEQ) ..............................................50
Tip 60 パターンのスタート位置をステップ単位で
前後に移動しよう(MOVE)...........................51
Tip 61 パターンの音程を半音単位で変更しよう
(PITCH)..........................................................51
Chapter 17
ソングを使ってパワーアップしよう........... 52
Tip 62 ソングってなんだ? ............................................52
Tip 63 ソングを再生しよう ............................................52
Tip 64 クリアソング(CLEAR SONG)..........................53
Tip 65 新しいソングを作成しよう.................................53
Tip 66 ソングの中にパターンを挿入する
(INS PTN).....................................................54
Tip 67 ソングの中のパターンを削除する
(DEL PTN)....................................................55
8
Tip 68 ソングの保存........................................................55
資 料
インデックス..............................................................67
付属のCD-ROMについて.........................................69
仕 様..........................................................................71
エラーメッセージ ......................................................71
故障かな?と思ったら...............................................72
FM音源のしくみ........................................................73
MIDIデータフォーマット.........................................80
MIDIインプリメンテーションチャート...............100
リズムトラックインストゥルメントリスト.........101
Page 9
トップパネルについて
トップパネルについて
トップパネル
メインブロック ボイスブロック
コントロールブロック キーボードブロック
DX200のトップパネルは機能別にみて4つのブロック(メイン、コントロール、ボイス、キーボード)に分か
れます。それぞれのスイッチやノブについての詳しい使い方はそれぞれのTipsをお読みください。(スイッチ
やノブごとの目次は次ページにあります。)
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トップパネルについて
DX200の基本的なコントロール(パターンやソングを選ぶ
モードに入る、設定値を変更する、元の状態に戻る、
など)を行ないます。
[SONG]..............................................................Tip 63
[PATTERN]..........................................................Tip 1
[DATA]ノブ.........................................................Tip 1
[SHOW VALUE]..............................................Tip 21
[STORE]....................................................Tip 26, 68
[EXIT].................................................................Tip 57
メインブロック
ボイスをエディットしたり、シーンやフリー EGの設定を
します。
[SCENE] ................................................Tip 54 〜 56
[FREE EG] .........................................................Tip 39
[VOLUME]
[LFO]....................................................... Tip 32〜 35
[EG].....................................................................Tip 36
[DIST].................................................................Tip 17
[COMMON].......................................................Tip 49
[ALGORITHM]..................................................Tip43
[MODULATOR]................................................Tip 44
[NOISE OSC] ...................................................Tip48
[EFFECT/MIXER]....................................Tip 13, 16
[PORTAMENTO].............................................Tip 42
[HARMONIC] ...................................................Tip45
[FM DEPTH].....................................................Tip 46
[DECAY]............................................................Tip 47
[NOISE LEVEL]................................................Tip 48
[VCF] ......................................................Tip 18〜20
コントロールブロック
パターンやソングの再生/録音に関するコントロールを行
ないます。
[
>/ ■ ]( スタート/ ストップ )..................Tip 1, 63
[TAP].....................................................................Tip 4
[ ● ]( 録音 )........................................................ Tip 52
[SWING]....................................................Tip 11, 65
[REVERSE]..................................................Tip 3,65
[SHIFT].........................................................Tip 1, 23
[OCT <<] .............................................................. Tip 2
[OCT >>] .............................................................. Tip 2
[KEYBOARD]...................................................Tip28
[PATTERN SELECT] ........................................Tip 2
[SYNTH TRACK]............................................ Tip 28
[RHYTHM TRACK] ........................................Tip 30
鍵盤として音を出すこともできますが、その他さまざまな
設定も行ないます。
・ 鍵盤として演奏する ........................................Tip 28
・ パターンを選ぶ ...........................................Tip 2, 27
・ ステップをコントロールする.........................Tip 15
・ さまざまな設定をする....................Tip 12,25, 31,
50, 51, 52 など
10
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クイックスタートガイド
クイックスタートガイド
DX200を箱から出したら、まず同梱品についてお確かめください。(4ページ)
すべてそろっていたら、さぁ、いよいよDX200を使ってみましょう!
1. 本体、およびオーディオ機器の電源スイッチが切れていることを確認し、[VOLUME]ノブ
を最小にしぼります。
2. リアパネルのOUTPUT端子(L/MONO、R)と、オーディオ機器とを図のように接続します。
モノラルでお使いになる場合は、L/MONO端子をお使いください。
また、ヘッドフォンをお使いになる場合は、かならずPHONES端子に接続してください。
リアパネル
DX200
家庭用コンセント
レコーダー
AC
アダプター
(付属:
PA-3B)
または
MIDI OUT
端子
ミキサー
DC IN OUTPUT
MIDI IN
端子
電源
スイッチ
または
PHONES
ヘッドフォン
アンプ
3. 付属の電源アダプター (PA-3B)を接続します。
先にアダプターのDCプラグを本体リアパネルのDC IN端子にさし込んでから、つづいてアダプターのAC
プラグを家庭用コンセント(AC100V)にさし込みます。
ACアダプターを抜くときは、逆の手順で行なってください。
・電源アダプターは必ず付属の専用アダプター PA-3Bをご使用ください。他の電源アダプ
ターの使用は故障、発熱、発火などの原因になります。このような場合は、保証期間内で
も保証いたしかねる場合がございますので、充分にご注意ください。
・使用しないときや落雷の恐れがあるときは、必ずコンセントから電源プラグを抜いてくだ
さい。
4. 電源スイッチを押して電源を入れます。
つづいて、オーディオ機器の電源を入れます。
電源を入れてから起動するまでに15秒程度かかります。
>
5. トップパネルの[
/■](スタート/ストップ)ボタンを押してパターンを再生し、
ゆっくりとVOLUMEノブを回し、適当な音量に設定します。
パターンをストップさせるには、ふたたび[ >/■](スタート/ストップ)ボタンを押してください。
さぁ、これで音を出す準備ができました。いよいよTipsのスタートです!
11
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パラメーター構造
パラメーター構造
この構造図はDX200のパターンやソング、ボイスの関係を示しています。DX200を操作するとどのパラ
メーターがどこでどのように働くかがわかるようになっています。
パターンセレクトセットアップ
ユーザーパターン128
プリセットパターン1
ステップシーケンス
シンセ
トラック
ステップ
1
シンセ
ボイス
LFO
EG
など
フリーEG
Pan
Wet
Vol
16
リズム
トラック1
ステップ
16
1
リズム
ボイス1
Cutoff
Resonance
リズム
トラック2
ステップ
16
1
リズム
ボイス2
Cutoff
Resonance
リズム
トラック3
ステップ
1 16
リズム
ボイス3
Cutoff
Resonance
BPM
Beat
Swing
エフェクト
Type
Param
プリセットパターン×256
ユーザーパターン×128
システム
GateTime
Reverse
12
ソング10
ソング1
小節1
パターンNo.
Pitch
Beat
Swing
GateTime
Reverse
TrackMute
小節2
パターンNo.
Pitch
Beat
Swing
GateTime
Reverse
TrackMute
小節256
パターンNo.
Pitch
Beat
Swing
GateTime
Reverse
TrackMute
ユーザーソング×10
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信号の流れ
信号の流れ
シンセトラック ディストーション EQ
リズムトラック1
リズムトラック2
リズムトラック3
エフェクト部
出力
EQに関する設定は、DX200 Editorを使って行ないます。
(DX200 Editorは付属のCD-ROMに入っています。)
13
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Chapter 1
パターンの再生(基本操作)
DX200を使いこなすためのTips!!
DX200を使いこなすためのTips!!
ここでは、DX200の機能や操作方法を、82個のTips(ティップス:秘訣)に分けて説明していく。基
本操作から始まり、Tipsが進むにつれて少しずつ高度なテクニックになっていくようにできている。
でも大丈夫。ゲームのステージをクリアしていくように、実際にDX200を操作しながらTipsをひと
つひとつ進んでいこう。すべてのTipsをクリアしたとき、君はDX200を使いこなせるようになって
いるはずだ。
Chapter 1
パターンの再生(基本操作)
パターンとは、DX200を使ってダンスミュージックを作るための基本となるリズム
&サウンドのこと。まずは、そのパターンを鳴らしてみよう。
1 パターンを鳴らそう!!
DX200の電源を入れたら、[ >/■]ボタンを押してみよう。ノリノリのリズムが鳴り出しただろう?それがパ
ターンだ。音量は右上にある[VOLUME]ノブで調整しよう。
[DATA]ノブを回すと別のパターンが鳴り出す。DX200には、ごきげんなプリセットパターンが256種類
(P.001〜256)も内蔵されているから、これだけでも結構楽しめるはず。もちろん、自分で作ったパターンを
保存しておくユーザーパターンも128種類(U.001〜128)入っているのでクリエイティブな君も安心してほ
しい。
パターンをストップするときは、もう一度[
パターンの
スタート/
ストップ。
>
/■]ボタンを押そう。
はじめはプリセットパターンが、
続いてユーザーパターンが選ばれる。
[PATTERN]ボタンを
押すと、P.001→P.129
→U.001→P.001…とい
うように切り替わる。
パターンを
切り替えよう。
14
こうすると、パターンをすばやく変更できる。
ディスプレイの表示が「
[PATTERN]ボタンを押してパターンを再生する状態に切り替えよう。
S.001
」になっている(SONGのランプが点灯している)場合は、まず
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Chapter 1
解説タイム
ここで、パターンについて説明しよう。
パターンとは、DX200のリズムとサウンドの両方の設定を1セットにして記憶しているメモリーの
ことである。すなわち、パターンを切り替えることによって、リズムだけでなく、パネル上のサウ
ンドの設定もすべて入れ替わることになる。
また、気に入ったリズムやサウンドができたら、リズムとサウンドを1セットにしてユーザーパ
ターンに保存できる。保存の方法については、Tip 26を見てくれ。
15
プリセットパターン ユーザーパターン
1 1
リズムの設定
サウンドの設定
256 128
リズムの設定
サウンドの設定
パターンの再生(基本操作)
2 パターンをすばやく切り替えよう(パターンセレクト)
パターンをすばやく切り替える、かっこいいパフォーマンスだ。
[PATTERN SELECT]ボタンを押してボタンのランプが点灯すると、鍵盤を押してパターンを選べる「パター
ンセレクト」状態になる。
プリセットパターンには、同じジャンルのリズムでもさまざまなバリエーションが入っている。それらを自由
に切り替えることで、思い通りのダンスミュージックができあがるはずだ。また、雰囲気の違うパターンをラ
ンダムに切り替えていくのもおもしろい。
[OCT<</>>]ボタンを押してオクターブを変えれば、鍵盤に割り当てられているパターンが入れ替わる。オク
ターブを切り替えながら、さまざまなパターンを選んでみよう。
それぞれの鍵盤に割り当てられているパターンをよく聴いて覚えたら、鍵盤を次々に押し変えてパフォーマン
ス開始だ!!
オクターブを変えると、鍵盤
に割り当てられているパター
ンが変わる。
ボタンを点灯させると
パターンセレクト状態になる。
これらの鍵盤を押すと、パターンが選択できる。
好きなパターンを鍵盤に割り当てる方法については、Tip 27で詳しく説明する。
Page 16
Chapter 1
パターンを逆再生する方法だ。
[REVERSE]ボタンを押してボタンのランプが点灯すると、パターンが逆再生される「リバース」状態になる。
同じパターンでも逆再生するとずいぶん印象が変わるもの。上手くリバースを使ってかっこよくパフォーマン
スしてみよう。
パターンの再生(基本操作)
3 逆再生してみよう
ボタンを点灯させると
リバース状態になる。
[REVERSE]ボタンと[DATA]ノブの使い分けについて
パターンを逆再生させるには以下の2通りの方法がある。パターン内のステップの動
きが微妙に違うので、うまく使い分けてパフォーマンスに活かそう。
1) [REVERSE]ボタンを繰り返し押して逆方向(
[REVERSE]ボタンを押して順方向に戻すと、ボタンを押した時点のステップからではな
く、本来演奏されていたはずのステップから再生される。
2) [REVERSE]ボタンを押してから[DATA]ノブで逆方向/順方向を切り替える。
切り替えた時点のステップから再生される。
bAC)
)/順方向(
)を切り替える。
For
4 タッピングでBPMを決めよう
一発でBPM(テンポ)を変える方法だ。パターンが鳴っている[TAP]ボタンを3回以上たたくだけ。それで君が
叩いたタイミングのBPMが設定される。
1
2
3
ボタンを3回叩いたタイミング
(BPM)でパターンが鳴る。
16
Page 17
Chapter 1
5 BPMをコントロールする
BPMをコントロールすることで、ダンスフロアを熱くすることもクールダウン
することも自由自在だ。
[SHIFT]ボタンを押しながら[TAP]ボタンを押したら、[DATA]ノブを回してみ
よう。BPMは20.0から300.0まで変えられるぞ。最初はノーマルスピードよ
りも落としたBPMでパターンをスタートして、徐々にノーマルスピードまで
持っていく。ダンスフロアにグルーブを起こすテクニックだ。
パターンの再生(基本操作)
BPM
20.0〜300.0
こうするとBPMをすばやく
変えられるぞ。
6 BPMを2倍や半分に切り替えよう
BPMを瞬時に2倍や半分に切り替える方法だ。
[SHIFT]ボタンを押しながら[OCT>>]ボタンを押すと、BPMを一気に2倍にすることができる。
[SHIFT]ボタンを押しながら[OCT<<]ボタンを押すと、BPMは半分になる。
BPMを瞬時に変えることでフィルイン的な使い方ができる。パターンセレクトやリバースなどと組み合わせ
て効果的に使いたい技だ。
BPMが半分に。 BPMが2倍に。
17
Page 18
Chapter 1
トップ(TOP)機能を使ってリズムの先頭を繰り返し再生し、リズムにブレイクを入れてみよう。
リズムをスタートさせてから、[SHIFT]ボタンを押しながら[●]ボタンを押す。これでリズムの先頭に戻った
はずだ。では、[SHIFT]ボタンを押しっぱなしにして、[●]ボタンをリズムに合わせて繰り返し押してみよう。
このとき、リズムのカウントをつかむことが重要。上手くカウントをつかめば、最高のブレイクが入るはず
だ。
パターンの再生(基本操作)
7 リズムの先頭を繰り返し再生する(トップ機能)
8 ロール機能を使って再生してみよう
次は、特定のステップを繰り返し再生するロール(ROLL)機能だ。
>
パターンをスタートさせ、[SHIFT]ボタンを押しながら[
「ドドドド」というようなロールが入るのがわかるかな?今度は、[SHIFT]ボタンを押しっぱなしにして、
>
[
/■]ボタンをリズムに合わせて繰り返し押してみよう。ビートによって違ったブレイクになるので工夫次第
でいろいろなバリエーションを作れるぞ。
■ ロールの長さを設定しよう ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ロールの長さは、1ステップ、2ステップ、4ステップのいずれかに設定できる。
>
1. パターンを選び、[
2. [SHIFT]ボタンを押しながら[
ロールが演奏されている状態にしておく。
3. [DATA]ノブを回し、ロールの長さを選択する。
・ロールの長さは、パターンが止まっているときも設定できる。[SHIFT]ボタ
ンを押しながら[16]ボタンを続けて数回押し、ロール設定画面「
表示させて設定しよう。
・ロール機能はソング再生中でも使うことができる。
/■]ボタンを押してスタートさせる。
>
/■]ボタンを押しっぱなしにし、
/■]ボタンを押してみよう。シンセトラックだけに
ロール
Lo
(Lo)
4ステップ
mid
(Mid)
2ステップ
BEAT(Tip 14)が12に設定されている
roLL
」を
ときは3ステップとなる
Hi
(Hi)
1ステップ
18
Page 19
Chapter 2
9 音の長さを変えてみよう
ゲートタイム(GATE TIME)を変更して音の長さを変えてみよう。ゲートタイムとは、音符の長さのこと。同
じ演奏でもゲートタイムを短くすると歯切れのいい跳ねたような音になり、ゲートタイムを長くすると歯切れ
の悪い引きずったような音になる。さらにゲートタイムを伸ばすと、音が重なって聴こえたり、ちょっとおも
しろい変化を付けることができるぞ。
[SHIFT]ボタンを押しながら[REVERSE]ボタンを押し、ディスプレイ右横の[GATE TIME]ランプが点滅状態
になったらOK。パターンを再生しながら、[DATA]ノブを回してゲートタイムの数値を変更しよう。
ゲートタイムの数値は、元の長さに対するパーセントで表示される。すなわち、
100が元と同じ、100より小さくなれば音が短くなって歯切れがよくなり、
100より大きくなれば音が長くなる。
パターンの再生(応用操作)
パターンにさまざまな変化を付けながら再生するテクニックを紹介しよう。
ゲートタイム:GATE TIME
1〜200
10 音程を変えてパターンを鳴らそう
トランスポーズ(TRANSPOSE)機能を使うと、全体のピッチを調整したり、音
楽でいう移調が簡単にできる。ここでいう「ピッチ」とは音程のこと。
[SHIFT]ボタンを押しながら[KEYBOARD]ボタンを押し、ボタンが点滅したら
OK。パターンを再生しながら、鍵盤を押さえてみよう。全体のピッチが変化し
たのが判るだろうか。
[DATA]ノブを回すか、[OCT<</>>]ボタンを押して、鍵盤のオクターブを変更
してから鍵盤を押さえると、ピッチが大きく変化するので判りやすくなる。
元と
同じ長さ
音が
短くなる
こうするとゲートタイム
をすばやく変更できるぞ。
音が
長くなる
曲全体のピッチを変えると、微妙だけれど音のキャラクターも変わる。ピッチを
上げると明るく緊張したカンジになるし、ピッチを下げると少し沈んでリラック
スしたカンジになる。
ピッチシフトは、外部ソース(CDやレコード)に合わせてプレイするときには
とっても便利だ。外部ソースのピッチにDX200側のサウンドをマッチさせるこ
とができる。
トランスポーズ:TRANSPOSE
-24〜24
19
Page 20
Chapter 2
スイング(SWING)機能を使うと、リズムをハネさせることができる。リズムがハネるとは、「タカタカ」とい
うリズムが「タッカタッカ」と変化することを指す。一般的には、スウィングやシャッフルのようなリズムの
ことだ。
[SWING]ボタンを押してランプが点灯したらスイングを変更できる状態だ。パ
ターンを再生しながら、[DATA]ノブを回してスイングの数値を変更しよう。
スイングの数値は、50が元の状態で、数値を上げるほどリズムがハネ方が大き
くなる。66で三連符になり、75で付点音符のリズムになる。
パターンの再生(応用操作)
11 リズムをハネさせてみよう
元の状態 三連符 付点音符
3
(BEAT=8の場合の音符)
スイング:SWING
50〜83
注意
BEAT(Tip 14)が12に設定されていると、スイング機能は働きません。
12 トラックをミュートしてみよう
トラックとは、パートごとの演奏データが入っている場所のこと。DX200は、
シンセトラック×1とリズムトラック×3の4つのトラックを持っている。ここ
では、4つのトラックを1つずつミュートしてみよう。
[SHIFT]ボタンを押しながら、[SYNTH TRACK]ボタンを押すと、シンセト
ラックがミュートされる。
次に[SHIFT]ボタンを押しながら[RHYTHM TRACK]を押すと、3つのリズムト
ラックが一度にミュートされる。ミュート状態で同じ操作をすると、ミュートが
解除できる。
また、[1]〜[4]ボタンを使ってトラックをミュートすることもできる。[SHIFT]
ボタンを押したとき、[1]〜[4]ボタンだけが点灯しているのがわかるだろう。
[1]ボタンはシンセトラックに、[2]〜[4]はリズムトラックの1〜3に対応してい
る。[SHIFT]ボタンを押しながら[1]〜[4]ボタンを押すと、対応したトラックを
ミュートできる。ミュート状態のトラックに対応したボタンは、[SHIFT]ボタン
を押すと点滅する。
シンセトラックがミュート
される
3つのリズムトラックが
一度にミュートされる
20
4つのトラックをそれぞれミュートできる。
ミュートボタンを使うと、1つのパターンからさまざまなバリエーションを作り出すことができる。また、他
の機能とも組み合わせて複雑なパフォーマンスに仕上げることも可能だ。
解説タイム
ここで、トラックについて説明しよう。
DX200のパターンは、4種類の楽器を使って演奏されている。シンセが1種類と、リズムが3種
類の合計4種類。トラックとは、この4種類の楽器ごとの演奏データが入っているメモリーのこ
と。だから楽器の種類に対応してトラックも、シンセトラック×1とリズムトラック×3の合計4
種類がある。DX200では、トラックごとに演奏を録音したり、発音をミュートしたりできる。
Page 21
Chapter 2
パターンの再生(応用操作)
13 トラックごとのボリュームやパンを変えてみよう
DX200では、トラックごとのボリュームやパンを変更できる。トラックの出力部分に簡単なミキサーが付い
ていると考えるといいだろう。これを使うと、リズムトラックをフェードイン/アウトしたり、シンセトラッ
クのパンをリズムに合わせて左右に振ったりなど、パターンに対してさまざまな変化を付けることができる。
では、さっそくやってみよう。
まず、[SYNTH TRACK]ボタンまたは[RHYTHM TRACK]ボタンを押してトラックを選ぼう。リズムトラッ
クについては、[RHYTHM TRACK]ボタンを押すたびにボタン右側のランプが1〜3の順番に切り替わる。ト
ラックのミュート機能を使って、変更するトラックをあらかじめ選んでおくといいだろう。
トラックを選んだら、[SHIFT]ボタンを押しながらEFFECTの[PARAM]ノブを
回してパンを変更してみよう。音の定位が、「
中央、「
いに回して「
」で右となる。リズムトラックの場合は、[DATA]ノブを左いっぱ
r63
(Random Pan)」を選ぶことができる。
rnd
L63
」で左、「
選択したトラックの
パンを変更する。
」(Center)で
Cntr
パン:PAN
rnd
(Random:リズムトラックのみ)、
L63
(L63)〜
Cntr
(Center)〜
r63
(R63)
次に、[SHIFT]ボタンを押しながらEFFECTの[WET]ノブを回してボリュームを
変えてみよう。はじめに0にしておいて、少しずつ右へ回していくと、選んでい
るトラックの演奏がフェードインで重なってくる。ノブを少しずつ左へ回してい
くと、今度はフェードアウトしていく。
選択したトラックの
ボリュームを変更する。
ボリューム:Volume
0〜127
14 ビート(拍数)を変更しよう
DX200をスタートすると、鍵盤にあたる[1]〜[16]ボタンが順番に点滅していくのがわかるだろう。
ボタンは音符を記憶している「ステップ」と呼ばれるメモリーを示していて、ボタンの点滅によって発音中の
ステップを示すしくみになっている。
ビートとは、この16のステップのうちいくつ使うかを設定する。[SHIFT]ボタンを押しながら[SWING]ボタ
ンを押すと、ディスプレイ右横の[BEAT]ランプが点滅状態になり、ディスプレイにビートの設定が表示され
る。
では、[DATA]ノブを回してビートを変更してみよう。同じテンポのままで、
16では16分音符、12では3連符、8では8分音符の演奏になるのがわかるだろ
うか。しくみについては次の解説タイムを読んでもらうとして、ビートに変化を
付けるアイテムとして利用してみてはどうだろう。
ビート:BEAT
21
16、12、8
Page 22
Chapter 2
パターンの再生(応用操作)
解説タイム
ここで、ステップとビートについて説明しよう。
ステップとは、パターンを構成するひとつひとつの音符が記憶されているメモリーのこと。DX200には最
大16個のステップがあって、1小節単位で何度も繰り返し演奏することで自動演奏を行なっている。
DX200では、16個のステップが[1]〜[16]ボタンに割り当てられている。
たとえば、ビートを「16」に設定すると、16個のステップすべてを使って1小節の演奏を行なう。その結
果、4/4拍子だと1拍あたり4ステップとなり、1ステップの長さは16分音符になる。同様にビートを
「12」に設定すると12個のステップを使って1小節の演奏を行なうために、1拍あたり3ステップとなって
1ステップが3連符になる。同様に、ビートを「8」を設定すると1ステップが8分音符に変化する、という
わけである。
1小節
ビートが「16」に
設定されている場合
ビートが「12」に
設定されている場合
1拍目
12345678910111213141516
1拍目 2拍目 3拍目 4拍目
1
234567891 01 11 2
3
2拍目 3拍目 4拍目
1小節
1小節
1拍目 2拍目 3拍目 4拍目
ビートが「8」に
設定されている場合
12345678
15 特定のステップをミュートしてみよう
[1]〜[16]ボタンを押してボタンのランプを消すと、そのステップがミュート状態になって発音しなくなる。
もう一度同じボタンを押してボタンを点灯すると、ミュートが解除されて再び発音するようになる。
では、パターンを再生しながら、リズムに合わせて[1]〜[16]ボタンを押してステップをミュートしてみよう。
適当にミュートしただけでも、結構おもしろいバリエーションができたんじゃないかな。
22
Page 23
Chapter 3
16 エフェクトって何?
エフェクトは、DX200のサウンドをひずませたり、エコーをかけたり、ジェッ
ト音のような効果をかけることができる機能だ。
リズムに合わせてエフェクトをオン/オフしたり、エフェクトの種類やパラメー
ター (効果を変える要素)、効果の深さをコントロールできるから、状況に合わせ
て感覚的にサウンドやリズムを変えることができるぞ!
音にエフェクトをかける
DX200には強力な4タイプのエフェクトが搭載されている。DX200のサウンドをあ
らゆる方向に変化させることができるぞ。エフェクトの使い方にセンスの違いがあら
われるから、ここはばっちりマスターしておこう!
エフェクトタイプ:EFFECT TYPE
dLY1〜3
FLG1〜2
(Chorus)、
AmP1〜3
パラメーター:PARAM
0〜127
ウェット:WET
0〜127
(Delay1〜3)、
(Flanger 1〜2)、
PHS1〜3
(Overdrive/Amp 1〜3)
r<rb
(Reverb)、
CHor
(Phaser 1〜3)、
現在選ばれているエフェクトの
ランプが常に点灯している。
[TYPE]ボタンでエフェクトの
タイプを選ぶ。
[KEYBOARD]ボタンを押して、鍵盤で音を鳴らしながら、エフェクトタイプを選び、[WET]ノブでエフェク
トの深さを、[PARAM]ノブで効果を調整しよう。
・[ >/■]ボタンを押し、パターンを再生しながらエフェクトを調整することもできる。
・[WET]ノブをすばやく動かすと、エフェクトのオン/オフを切り替えることができる。
[PARAM]ノブでエフェクトの効果を変える(エフェクトごとに
コントロールできるパラメーターがきまっている)。
[WET]ノブでエフェクトの深
さ(効果のかかり具合)を変え
る。ノブを左に回しきるとエ
フェクトはかからない。
23
Page 24
Chapter 4
● ディレイ(DELAY)
ダンスミュージックにはかかせないリズミックなエフェクト。一定の周期で音がくりかえし聴こえる効果だ。
DX200では、パターンのBPMに自動的に同期してディレイタイム(音が繰り返される周期の時間)が設定され
る。もちろん途中でBPMが変わっても自動的に調整される。
● リバーブ(REVERB)
コンサートホールやバスルームなどの残響感を作る。音に奥行きと広がりを加えるので、音楽を演奏するには
欠かせないエフェクトだ。
● フランジャー (FLANGER)
ジェット機が上昇/下降するときのような(ジェットサウンド)が得られるエフェクト。
[PARAM]ノブを右に回すほど、モジュレーションのスピード(シュワシュワという音の変化のスピード)が速
くなるぞ。
● コーラス(CHORUS)
複数の音が同時に鳴っているような効果が得られるエフェクト。サウンドに奥行きや厚みを与えることができ
る。
● フェイザー (PHASER)
フランジャーに似た効果の得られるエフェクト。でもフランジャーほどハデじゃなく、サウンドに穏やかな動
きを与えるエフェクトといったカンジだ。
[PARAM]ノブを右に回すほど、モジュレーションのスピードが速くなるぞ。
ディストーション
● アンプシミュレーター (AMP SIMULATER)
ギターアンプをシミュレートしたエフェクト。
[PARAM]ノブを右に回すと、オーバードライブ(サウンドをひずませる)効果が強くなるぞ!
Chapter 4
17 ディストーションで音を歪ませてみよう
サウンドをひずませるエフェクトだ! Tip 16 アンプシミュレーターよりも、
さらに激しくヘビーなサウンドが得られる。[SWITCH]ボタン一発で簡単にオン
/オフできる。ハデなパフォーマンスには欠かせないエフェクトだ!
鍵盤を押しながら、[DATA]ノブでひずみを調整しよう!「
ディストーションはまったくかからない。「
んだ音になる。
ディストーション
」に設定すると
d63
」に設定すると思いっきりひず
U63
ディストーション:DISTORTION
d63
(Dry)〜
d=U
(Dry=Wet) 〜
U63
(Wet)
24
Page 25
Chapter 5
VCFで音の明るさを変える
VCF(ボルテージコントロールドフィルター )は、DX200の音色をコントロールする
フィルターだ。
フィルターとは、低い音から高い音まで広がるサウンドの一部を切り捨てたり、部分
的に強調したりして、サウンドのキャラクターをいろいろな形にかえることができる
エフェクトのこと。
フィルターを使えば、重いディープなサウンドから激しくシャープなサウンドまで、
個性的なサウンドメイクが可能だ!
18 カットオフとレゾナンス
[CUTOFF]と[RESONANCE]の2つのノブは、どちらもフィルターの効果を調整するためのもの。
[CUTOFF]ノブを右に回すほどカットオフ周波数(フィルターで音を変化させたい周波数ポイント)が高くなる
ので音が明るくなり、左に回すほど音が暗くなる。
[RESONANCE]ノブを右に回すほどピークはとがってきてカットオフ周波数付近の音が強調される。逆に左
に回すほどピークは低くなってくる。これによって、レゾナンス効果という金属的な響きを持つ独特なサウン
ドをつくることができる。
[RESONANCE]ノブを12時の位置にし、パターンを再生しながら[CUTOFF]ノ
ブをまわしてみよう。
カットオフ周波数が低くなったり高くなったりするのが音でわかるだろう。
カットオフ周波数:CUTOFF
シンセトラックの場合 0〜127
リズムトラック1〜3の場合 -64〜63
音量
そのまま
通過する部分
カットオフ周波数
ローパスフィルター (Tip 19)を選択している場合
カットされる部分
周波数
レゾナンス:RESONANCE
シンセトラックの場合 -12〜102
リズムトラック1〜3の場合 -64〜63
25
Page 26
Chapter 5
そのまま通過する
部分
カットオフ周波数
周波数
音量
カット
される部分
カット
される部分
周波数
音量
そのまま
通過する部分
そのまま
通過する部分
カットオフ周波数
VCFで音の明るさを変える
19 フィルタータイプを切り替える(シンセトラックのみ)
DX200には、「
24db
」(ローパスフィルター 24db)、「
パスフィルター 12db)、「
bPF
」(バンドパスフィルター)、「
18db
」(ローパスフィルター18db)、「
HPF
」(ハイパスフィルター)、「
12db
bEF
」(バンドエ
」(ロー
リミネートフィルター )の、6つのフィルタータイプがある。それぞれのフィルターによってサウンドの変化が
異なる。パターンを再生しながらフィルターを切り替え、[CUTOFF]ノブ、[RESONANCE]ノブを回して音
の変化を確認しよう。
フィルタータイプ:TYPE
24db、18db、12db
音量
カットオフ周波数よりも高音域のサウンドをカットする。
カット特性の違う3パターン(24db、18db、12db)があり、それぞれ異
なったサウンドが得られる。
(ローパスフィルター )
カットされる部分
カットオフ周波数
12dB/oct
18dB/oct
24dB/oct
周波数
HPF
(ハイパスフィルター )
カットオフ周波数よりも低音域のサウンドをカットする。
bEF
(バンドエリミネートフィルター )
bPF
(バンドパスフィルター )
音量
カット
される部分
カットオフ周波数付近の周波数帯域を通過させ、他の周波数帯をカッ
トする。
そのまま
通過する部分
カットオフ周波数
カット
される部分
周波数
カットオフ周波数付近の周波数帯域を減衰させ、他の周波数帯を通過
させる。
[RESONANCE]ノブでカットされる周波数の幅が変化する。
[RESONANCE]ノブを右に回すと減衰する周波数の幅が広くなり、左
に回すほど減衰する帯域幅はせまくなる。
26
Page 27
Chapter 5
VCFで音の明るさを変える
20 FEGデプス(シンセトラックのみ)
FEG(フィルターエンベローブジェネレーター )(Tip 38)の深さを調節する。
カットオフ周波数を時間的に変化させることにより、さまざまな音色を作ることができる。
レベル
カットオフ
周波数
[FEG DEPTH]ノブを右に回すほどカットオフ周波数の時間的変化の幅が
大きくなり、左に回すとカットオフ周波数の変化が逆転する。
パターンを再生しながら、[FEG DEPTH]ノブや[CUTOFF]ノブ、
[RESONANNCE]ノブをいろいろまわしてみよう。独特なサウンドの変化を体
感できるはずだ!音の変化を言葉で表すのは難しいので、とにかく君が実際に
触ってその耳で確認してくれ。
フィルターは必ずサウンドメイクの強力な武器になってくれるはずだ!
時間
↑右に回す
↓左に回す
FEGデプス:FEG DEPTH
-128〜127
27
Page 28
Chapter 6
21 ノブに設定されている値を確認する
現在鳴っている音の各ノブに設定されている値を確認することができる。(SHOW VALUE機能)
まず、[SHOW VALUE]ボタンを押してみよう。
便利な機能
ノブをいろいろ回して派手にエディットした音の設定値や、エディット前の初期値を
確認することができる。これらはそれぞれSHOW VALUE機能、ORIGINAL
VALUE機能と呼ぶ。
また、[SHIFT]ボタンを使うと、ラクに数値を変更することができる。
工場出荷時の状態に戻したい場合の操作もここで説明しよう。
この状態で、DX200の各ノブを回してみよう。そのノブに現在設定されてい
る値が表示される。
[PARAM/PAN]ノブや、[WET/VOL]ノブ、[CUTOFF/TYPE]ノブのように、
ひとつのノブに複数の機能が装備している場合、ノブの値と目盛りの位置が一
致しなくなるときがある。また、それぞれのノブで設定したあと、[DATA]ノ
ブで値を変更した場合も同じことが起きる。そんなときにこの機能を使えば、
現在の値をかんたんに確認できるんだ。
また、ノブだけでなくボイスに関連するボタンについても、このSHOW
VALUE機能を使えば同じように設定を確認できるぞ。
パターンやソングの再生中は、SHOW VALUE機能を使うことができない。
22 最初に設定されていた値を確認する
現在鳴っている音をエディットする前に、それぞれのノブに元々設定されてい
た値を確認することができる。(ORIGINAL VALUE機能)
まず、[SHIFT]ボタンを押しながら[SHOW VALUE]ボタンを押してみよう。
28
この状態で、DX200のVCFブロックの各ノブを回してみよう。そのノブに設
定されていた最初の値が表示されるぞ。
音をエディットしていくと、各ノブの元に設定されていた値がどんどん変更さ
れてしまう。最初の音と今鳴っている音との違いを、耳で聴く実際の音と設定
されている値で比較することによって、新たな音作りのヒントになるだろう。
Page 29
Chapter 6
23 [SHIFT]ボタンを使って簡単入力
[DATA]ノブや各パラメーターのノブで数値を変更するとき、[SHIFT]ボタンを押しながら変更すると、値を
10倍の速度で変更することができる。BPMなど、範囲の大きい数値を入力するときに便利な機能だ。
また、[SHIFT]を押しながらパラメーターボタン(LFOの[DETAIL]ボタンなど)を押すと、現在の数値を表
示し、そのまま変更ができる。SHOW VALUE機能(Tip 21)は現在の数値を確認できるだけだが、この機
能を使うと値を確認したあとですぐに変更ができるわけだ。
24 DX200を工場出荷時の状態に戻す
ここでは、DX200を買ったときの状態に戻す方法を説明する。ただし、この操作をすると君が今まで一生懸
命作ってきたパターンやソングのデータがすべて消えてしますので、注意してほしい。データを消したくない
場合は、MIDIデータファイラーやパソコンなどに保存しておこう。(Tip 81)
便利な機能
1. DX200の電源を切る。
2. [SHOW VALUE]、[PATTERN]、[EXIT]ボタンを一緒に押しながら、電源を入れる。
3. 画面に「
FACt
」と表示され、本体がリセットされる。
29
Page 30
Chapter 7
25 メモリープロテクトをオフにしよう
パターンを保存するためにはまずメモリープロテクトをオフにする必要がある。
メモリープロテクトとは、いったん保存したパターンが消えてしまわないよう
に、メモリーを保護する機能のことなんだ。
では、[SHIFT]ボタンを押しながら[16]ボタンを続けて数回押し、メモリープロ
テクト画面「
そして、メモリープロテクトがオン(「on」)になっていたら、[DATA]ノブを回
してオフ(「
oFF
パターンの保存
エフェクトやVCFを操作して気に入ったサウンドができあがったら、そのパターンを
保存して、いつでも呼び出せるようにしておこう。
Prot
」を表示しよう。
」)に設定しよう。
メモリープロテクト:
oFF
(Off)、on(On)
Prot
26 パターンを保存しよう
では、音色の設定や録音した演奏データをユーザーパターンに保存する方法を説明しよう。
まず、[STORE]ボタンを押す。すると、ディスプレイの「STORE」ランプが点滅を始める。次に、[DATA]
ノブを回して保存先のユーザーパターンを選ぶ。パターンが保存できるのはユーザーパターンだけなので、
U.001〜128を選ぶこと。で、最後にもう一度[STORE]ボタンを押して、さあこれで保存完了だ。
・直前にメモリープロテクトをオフにする操作をした場合は、[PATTERN]ボタンを押してパ
ターン状態に戻してから作業をしよう。
・MDF3 MIDI データファイラーやシーケンサーなどのMIDIデータを保存できる機器を持って
いたら、DX200のバルクセンド機能(Tip 81)を使って、君が作ったオリジナルパターンをバ
ルクデータとして保存しておける。パソコンを持っていればさらにDX200 Editorを使って
パターンをもっと深くエディットすることもできるし、君のライブラリーがどんどん充実
してくるぞ!
30
Page 31
Chapter 8
27 パターンセレクトで切り替えるパターンを設定しよう
Tip 2で紹介したパターンセレクトは覚えているかな? (15ページ)
ここで紹介するのは、パターンセレクトで切り替えるパターンをあらかじめ鍵盤の上に並べておく方法だ。プ
リセットパターンやユーザーパターンからお気に入りのパターンを集めて、君専用のオリジナルセットを作っ
てしまおう。
[SHIFT]ボタンを押しながら[PATTERN SELECT]ボタンを押して、ボタンの
ランプが点滅したら、パターンを並べるパターンアサイン状態だ。パターンを
アサインしたい鍵盤を押さえてから、[DATA]ノブを回してパターンを選択しよ
う。[OCT<</>>]ボタンを押してオクターブを変えれば、各鍵盤に異なったパ
ターンが並べられる。
パターンをすばやく
切り替えよう(応用操作)
(パターンアサイン)
* オクターブを変えると異なったパターンが設定できる。
ここで作ったセットは自動的に保存されるので、DX200の電源を切っても大丈夫だ。
アサインできるのは、C2〜B4の36パターンだ。
31
Page 32
Chapter 9
28 鍵盤で演奏しよう
[KEYBOAD]ボタンを押してランプを点灯させ、[SYNTH TRACK]ボタンを
押してシンセトラックを選ぶと、[1]〜[16]ボタンが鍵盤として機能する。
DX200の音源は16音ポリフォニックなので、鍵盤から和音を演奏することも
可能だ。
ただし、鍵盤の[1]、[4]、[8]ボタンは発音しないので注意しよう。
鍵盤で演奏しよう
[1]〜[16]ボタンは、鍵盤としても機能するように作られている。では、鍵盤から音
源を鳴らす方法をマスターしよう。
Db (C# ) Eb (D# ) Gb (F# ) Ab (G# ) Bb (A# )
C D E F G A B C
29 オクターブを切り替えよう
[OCT<</>>]ボタンを使えば、鍵盤の音程をC-2からC8の範囲で変更できる。
オクターブ
C-2〜C3〜C8
初期状態では「C3」に設定されているが、[OCT>>]ボタンを1回押すと「C4」と表示され、鍵盤ボタンの音
程が1オクターブ上がる。音を聴きながら好きな音程を設定しよう。このとき、[DATA]ノブでも設定できる。
32
Page 33
Chapter 9
鍵盤で演奏しよう
30 リズムトラック用のインストを演奏してみよう
鍵盤を押さえると、そのときに選ばれているトラックの音源が鳴るしくみになっている。つまり、[SYNTH
TRACK]ボタンを押してシンセトラックを選ぶとシンセサイザー音が、[RHYTHM TRACK]ボタンを押して
リズムトラックを選ぶとインスト音が鳴るというわけだ。
ここでは、[RHYTHM TRACK]ボタンを何回か押していずれかのリズムトラックを選び、リズムトラック用
のインストを鳴らしてみよう。
リズムトラックの鍵盤にはさまざまなインストが割り当てられている。[OCT<</>>]ボタンでオクターブを切
り替えながら鳴らしてみよう。インストゥルメントリストについては101ページをみてくれ。
31 鍵盤の音量を決めよう
DX200の鍵盤は、どんな強さでたたいても同じ音量で発音する。でも、その音
量を自分で決めることができるんだ。
[SHIFT]ボタンを押しながら[16]ボタンを続けて2回押すと、「
れ、ベロシティ変更画面になる。[DATA]ノブを回してベロシティを変更しよ
う。
1
2
<EL
」と表示さ
ベロシティ:
1〜127
<EL
33
Page 34
Chapter 10
LFOで音にモジュレーションを
かける
LFO(ローフリケンシーオシレーター )は、音程、音量、フィルターなどに変調(モジュ
レーション)をかけ、周期的なゆれを作る。音程のゆれはビブラート、音量のゆれはト
レモロと呼ぶ。フィルターのゆれはワウワウやワウ効果と呼ばれていて、音色を周期的
に変化させる効果だ。では、そのLFOを使ってモジュレーションをかけてみよう。
[DETAIL]ボタンを押すごとに、
LFOの設定モードが以下のように
入れ替わる。
[SPEED]ノブを回すと、音をゆらすスピードを調整することができる。また、
「
」(Tip 32)、「
Pmd
カットオフ周波数、音量を調整することができる。数値が大きくなるほどスピー
ドが速くなり、「
StoP
」(Tip 33)、「
Fmd
」に設定するとモジュレーション効果はかからなくなる。
」(Tip 34)で、音程、フィルターの
Amd
スピード
StoP
(Stop), 1〜99
34
Page 35
Chapter 10
LFOで音にモジュレーションをかける
32 音程をゆらしてみよう(ビブラート効果)
音程をゆらすことで、ビブラート効果をかけることができる。
[DETAIL]ボタンを数回押して「
変わる。パターンを再生しながら、[DATA]ノブを回してビブラートの深さを設
定しよう。
Pmd
」を選ぶと、数秒後にパラメーター表示に
ピッチモジュレーションデプス
0〜99
:
Pmd
33
フィルター (VCF)のカットオフ周波数をゆらすことで、ワウ効果をかけることが
できる。
[DETAIL]ボタンを数回押して「
変わる。パターンを再生しながら、[DATA]ノブを回してワウの深さを設定しよ
う。
フィルターのカットオフ周波数をゆらしてみよう(ワウ効果)
Fmd
」を選ぶと、数秒後にパラメーター表示に
34 音量をゆらしてみよう(トレモロ効果)
音量をゆらすことで、トレモロ効果をかけることができる。
[DETAIL]ボタンを数回押して「
変わる。パターンを再生しながら、[DATA]ノブを回してトレモロの深さを設定
しよう。[VOLUME]ノブを左右にすばやく回したときのような効果がかかるぞ。
」を選ぶと、数秒後にパラメーター表示に
Amd
フィルターモジュレーションデプス:
0〜99
Fmd
35
アンプリチュードモジュレーションデプス:
0〜99
Amd
Page 36
Chapter 10
LFOのゆれのパターン(ウェーブ)を選択する。ウェーブは全部で6タイプある。
[DETAIL]ボタンを数回押して「
してウェーブタイプを選択しよう。
LFOで音にモジュレーションをかける
35 ウェーブを選択しよう
UA<E
」を選ぶと、数秒後にウェーブタイプ表示に変わる。[DATA]ノブを回
ウェーブ:
trGL
●
SAUd
●
SAUu
●
UA<E
(Triangle)
(SawDown)
(SawUp)
Squr
●
SinE
●
S-H
(Sample & Hold)
●
(Square)
(Sine)
36
Page 37
Chapter 11
36 EGってなに?
EG(エンベロープジェネレーター )とは、音が鳴ってからの時間的な変化をコン
トロールする機能のこと。DX200では、音量およびフィルターのカットオフ周
波数を別々または一緒にコントロールできる。
EGで音の時間的な変化を
コントロールする(基本操作)
アタックタイム:ATTACK
音の立ち上がりから最大音量に達するまでの
時間を設定する。値を大きくするほどアタッ
クタイムが長くなる。
ディケイタイム:DECAY
最大音量から減衰しながら持続音量に達する
までの時間を設定する。値を大きくするほど
ディケイタイムが長くなる。
サステインレベル:SUSTAIN
発音している間に持続している音量を設定す
る。値を大きくするほどサステインレベルが
大きくなる。
リリースタイム:RELEASE
キーオフからレベルが0になるまでの時間を
設定する。値を大きくするほどリリースタイ
ムが長くなる。
0〜127
EGセレクト:SELECT
FEG、AEG、ALL
ALL
*
を選択すると、FEG、AEGの両方の
ランプが点灯する。
アタック
ディケイ
サステイン
リリース
37 音量の時間的な変化をコントロールしよう
*
[SELECT]ボタンを押して、AEGに切り替える。
[ATTACK]、[DECAY] 、[SUSTAIN] 、[RELEASE]ノブで、コントロールする。
37
Page 38
Chapter 12
[SELECT]ボタンを押して、FEGに切り替える。
[ATTACK]、[DECAY] 、[SUSTAIN] 、[RELEASE]ノブで、コントロールする。
EGで音の時間的な変化を コントロールする(応用操作)
38 カットオフの時間的な変化をコントロールしよう
FEGデプス (Tip 20)で、FEGの時間的変化の幅をコントロールできます。
Chapter 12
39 フリー EGってなに?
フリー EG機能とは、パネルのコントロールノブの動きを録音/再生する機能だ。君のノブ操作を最大4つのト
ラックに録音できるので、新しい音の世界を演出することができるぞ!
EGで音の時間的な変化を
コントロールする(応用操作)
38
[FREE EG 1〜4]ボタンで、FREE EG トラック1〜4に録音されているコントロールノブの動きを再生/
ミュートすることができる。
Page 39
Chapter 12
EGで音の時間的な変化を コントロールする(応用操作)
40 フリー EGのレングス(長さ)を設定しよう
ノブの動きを録音する小節数を設定しよう。
[LENGTH]ボタンを押すと小節数が表示される。ひきつづき[LENGTH]ボタン
を押すか、[DATA]ノブを回して小節数を設定する。
フリー EGレングス:
0.5、1、1.5、2、3、4、6、8(小節)
Ln
41 フリー EGを使って音の時間的な変化を自由に入力しよう
FREE EGトラック1に、[CUTOFF]ノブの動きを録音してみよう。
1. パターンを選び、[●]ボタンを押して録音待機状態に入る。
2. FREE EGトラック1を選ぶ。
[FREE EG TRACK 1]ボタンを押すとボタンのランプが点灯する。(他のボ
タンは消灯させておこう。)
>
3. [
4. 録音が終わったら、[
/■]ボタンを押して、さぁパフォーマンス開始!
メトロノームのクリック音のあとパターンが始まるので、ノブを動かして録音する。
ひとつのFREE EGトラックにはひとつのノブしか録音できない。いったんノブを動かすとそのあとは他の
ノブの動きは録音できないので気をつけてほしい。
>
/■]ボタンを押して終了する。
続けて録音したいときは、手順1に戻って、必要ならば他のFREE EGトラックを選ぼう。
同じコントロールノブの動きを、別々のFREE EGトラックに録音し、FREE EGトラックの
ミュート機能(Tip 39)を使って、一番かっこいい動きを録音できたトラックを選択するとい
う使い方もあるぞ。
tYPE
タイプ:
フリー EGのループ(くりかえし再生)のタイプを選択する。[MODE]ボタン
を数回押して「
(Forward)
FUd
フリー EGのデータの先頭から最後までをくりかえし再生する。
(ForwardHalf)
FUdH
フリー EGのデータの中間地点から最後までをくりかえし再生する。
(Alternate)
ALt
フリー EGのデータの先頭から最後までを行ったり来たりして再生
する。
(Alternate Half)
ALtH
フリー EGのデータの中間地点から最後までを行ったり来たりして
再生する。
」を表示させ、[DATA]ノブでタイプを選ぶ。
tYPE
39
トリガー:
フリー EGの再生を開始するトリガー (きっかけ)の種類を設定する。
triG
(Free)
FrEE
フリー EGがランダムなポイントから再生される。
(MIDI in Notes)
midi
DX200の鍵盤ボタンまたは外部MIDI機器からのキーオン情報によっ
て、フリー EGが先頭ポイントから再生される。
(All Notes)
ALL
すべてのキーオン情報 (ステップシーケンサーのノートオンも含む)
によって、フリー EGが先頭ポイントから再生される。
(Seq Start)
Strt
パターンのスタートによって、フリー EGが先頭ポイントから再生
される。
Page 40
Chapter 13
42 ポルタメントを設定する
ポルタメントとは、最初に弾いた鍵盤の音程から次に弾いた鍵盤の音程までを連続的に変化させる機能のこ
と。この機能によって、アシッド系でよく使われるアナログシンセサウンドのような、なめらかな音程変化を
表現することができる。
FMサウンドを作り変えてみよう
DX200のFMサウンドの元になる信号を作り出す発振器を「オペレーター」と呼ぶ。
DX200はオペレーターを6つ装備していて、これらを組み合わせることによって
さまざまな音色を作り出すことができる。
音程
時間 時間
C2 押鍵C1
ノーマル
ポルタメントタイムを設定する。ポルタメントタイムとは、前に弾いた音から次
に弾く音のピッチに移行するまでの時間のことだ。値を大きくするほどポルタメ
ントタイムが長くなり、小さくするほど短くなる。
[KEYBOARD]ボタンを押してから、鍵盤ボタンをいろいろ押さえてポルタメン
トの効果を聴いてみよう。
音程
C2 押鍵C1
ポルタメント
音階が無段階になり
なめらかに聞こえる
ポルタメント:PORTAMENTO
0〜99
40
Page 41
Chapter 13
43 アルゴリズムを選ぶ
6つのオペレーターの組み合わせのことを「アルゴリズム」と呼ぶ。
このアルゴリズムを選択して音色を変えてみよう。
ALGORITHMの[TYPE]ボタンを押して[DATA]ノブを回し、アルゴリズムを選
択する。
アルゴリズムのそれぞれの形状については、79ページを参照しよう。
FMサウンドを作り変えてみよう
アルゴリズムタイプ:ALGORITHM TYPE
1〜32
44 モジュレーターを選ぶ
音色をコントロールするオペレーターのことを「モジュレーター」といい、モ
ジュレーターを操作することで個性的なサウンド作りができる。
モジュレーターを操作して音色を変えてみよう。
DX200では、3つのモジュレーターそれぞれについて、ハーモニック
(Tip 45)、FMデプス(Tip 46)、FMディケイ(Tip 47)をコントロールする
ことができる。
MODULATORの[SELECT]ボタンを押してコントロールするモジュレーターを
切り替える。
[HARMONIC]ノブと一緒に[FM DEPTH]ノブや[DECAY]ノブを回して、思う
ままに音色を作り変えてみよう!
モジュレーターセレクトで「モジュレーター」として働くオペレーターは、アルゴリズムに
よって違う。詳しくは、79ページの「モジュレーターグループリスト」を参照しよう。
MODULATOR SELECT:
モジュレーターセレクト
......... 3段目のモジュレーターを選択する
3
......... 2段目のモジュレーターを選択する
2
41
......... 最下段のモジュレーターを選択
1
する
....すべてのモジュレーターを選択
ALL
する
Page 42
Chapter 13
ここでは、Tip 44で選択したモジュレーターのピッチをコントロールする。
音に金属的な響きを加えたり、ピッチを大きく変化させ独特なサウンドを作り出
したりなど、幅広いサウンド作りが可能になる。
コントロールしたいモジュレーターを選択し、[HARMONIC]ノブを回して設定
する。
FMサウンドを作り変えてみよう
45 モジュレーターのピッチを設定する(HARMONIC)
ハーモニック:HARMONIC
-64〜63
アルゴリズムによってモジュレーターの変化のしかたが異なる。Tip 43のア
ルゴリズムと組み合せて、さまざまなサウンドの変化を試してみよう!
46 モジュレーターの音色をコントロールする(FMデプス)
Tip 44で選択したモジュレーターの音色(倍音)をコントロールする。
倍音を多く含んだシャープで明るいサウンドを作ったり、倍音をカットしたソフ
トで暗いサウンドを作ったりすることができる。
コントロールしたいモジュレーターを選択し、[FM DEPTH]ノブを回して設定
する。
音が明るくなる 音が暗くなる
アルゴリズムによってモジュレーターの変化のしかたが異なる。Tip 43のア
ルゴリズムと組み合せて、さまざまなサウンドの変化を試してみよう!
47 FMディケイをコントロールする
Tip 44で選択したモジュレーターの変化の長さをコントロールする。
音色変化のスピードを速くしてパーカッシブなサウンドを作ったり、遅くして
ハーモニックやFMデプスの効果を活かしたサウンドを作ったりすることができ
る。
FMデプス:FM DEPTH
-64〜63
FMディケイ:DECAY
-64〜63
42
コントロールしたいモジュレーターを選択し、[DECAY]ノブを回して設定する。
音色変化のスピードが
速くなる
アルゴリズムによってモジュレーターの変化のしかたが異なる。Tip 43のア
ルゴリズムと組み合せて、さまざまなサウンドの変化を試してみよう!
音色変化のスピードが
遅くなる
Page 43
Chapter 13
FMサウンドを作り変えてみよう
48 ノイズタイプ、ノイズレベルを設定する
ノイズタイプではノイズの種類を、ノイズレベルではノイズの音量を設定する。
1. ノイズタイプは、[TYPE]ボタンを押してから[DATA]ノブを回して選ぶ。
2. ノイズレベルは、[NOISE LEVEL]ノブを回してノイズの音量を設定する。
・以下のようにすると、ノイズタイプとノイズレベルを設定しやすくなる。
1) MODULATORの[SELECT]ボタンを押して、「
2) FMデプス(Tip 46)とFMディケイ(Tip 47)を最小(-64)に設定する。
ノイズタイプ、ノイズレベルを設定するのに適したシンプルな音になる。
さらに、EGセレクトで「
定すると、音がゆっくりと立ち上がるようになるので、ノイズだけを聴くことができる
ようになる。
・ノイズ信号をまったく使用したくない場合は、ノイズレベルを0に設定しておこう。
」を選択し(Tip 36)、アタックタイムを最小(0)に設
ALL
」を選ぶ。(Tip44)
ALL
ノイズオシレータータイプ:NOISE OSCILLATOR TYPE
(White).............ホワイトノイズ
UHtE
(Pink)...............ピンクノイズ *
Pin)
(Up 1) ..............ピッチが上がっていくノイズその1
uP-1
(Up 2) ..............ピッチが上がっていくノイズその2 *
uP-2
(Up 3) ..............ピッチが上がっていくノイズその3 *
uP-3
(Down 1)..........ピッチが下がっていくノイズその1
dUn1
(Down 2)..........ピッチが下がっていくノイズその2 *
dUn2
(Down 3)..........ピッチが下がっていくノイズその3 *
dUn3
PCH1
(Pitch 1)...........ピッチを持つノイズ その1
PCH2
(Pitch 2)...........ピッチを持つノイズ その2*
PCH3
(Pitch 3)...........ピッチを持つノイズ その3*
PCH4
(Pitch 4)...........ピッチを持つノイズ その4*
<Ar1
(Variation 1).....そのほかさまざまなノイズ その1
<Ar2
(Variation 2).....そのほかさまざまなノイズ その2*
<Ar3
(Variation 3).....そのほかさまざまなノイズ その3*
<Ar4
(Variation 4).....そのほかさまざまなノイズ その4*
* のついているタイプは[TYPE]ボタンでは表示されないので、[DATA]
ノブを使って選択しよう。
49 キーアサイン
DX200がどのように発音するか(発音モード)を設定する。ここで選ぶモードによって同時発
音数も決まる。
キーアサイン:KEY ASGN (KEY ASSIGN)
(POLY)
PoLY
和音演奏を行なうモードで、最大同時発音数は16音。
(MONO)
mono
単音で演奏を行なうモードで、最大同時発音数は1音。鍵盤を離す前
に次の鍵盤を弾くと、PEG、FEG、AEGなどのリトリガーがかから
ないので、なめらかな演奏に向いている。
43
u.PLY
(UNISONPOLY)
1つのキーオン/オフに対して、同じ音色でわずかに違うピッチを4音
重ねて発音するモード。分厚いサウンドを作ることができる。
u.mno
(UNISONMONO) *
u.PLY
(UNISONPOLY)と同様に4音重ねて発音するが、単音で演奏
を行なうモードである。
u.mno
*
(UNISON MONO)は[KEY ASGN]ボタンでは表示されないの
で、[DATA]ノブを使って選択しよう。
Page 44
Chapter 14
50 パターンを入力する準備をしよう
パターンの入力
ここまで、パターンの再生やサウンドのエディットなどに関して、ずいぶんたくさん
のテクニックを紹介してきた。君もかなりの腕前になって、プリセットパターンを元
にしたさまざまなパフォーマンスや、個性たっぷりのDJプレイができるようになって
いることだろう。そろそろ自分の手でパターンの入力方法を紹介してもいいころだ。
さて、パターンの入力方法には、リアルタイム入力とステップ入力がある。いずれも
特長のある入力方法で、どちらの方法を使うかは好みの分かれるところだが、本体の
鍵盤で入力する場合は次の方法をオススメしたい。まず、リアルタイム入力で音程
(ピッチ)と音の長さ (ゲートタイム)を大ざっぱに入力する。続いて、ステップ入力で
各ステップのピッチとゲートタイムを手直ししつつ、細かいベロシティの変化を入力
する、という方法。君も一度試してみて欲しい。
では、入力の準備を済ませてから、リアルタイム入力、ステップ入力の順に紹介して
いこう。
パターン入力を始める前に、下記の手順にしたがって入力の準備をしよう。いずれも、他のTipsで紹介した操
作ばかり。参照ページからそれぞれのTipsに飛べば、詳しい説明を見ることができるぞ。
1. シーケンスデータを消す。(Tip 59)
はじめに、シーケンスデータを消すところから始めよう。
シーケンスデータを消去したいパターンを選び、[SHIFT]ボタンを押しな
がら[11]ボタンを押す。
この操作でシーケンスデータを消すと、16ステップすべてがミュートされ
た状態となる。パターン入力の前に、入力したいステップをオンにしてお
こう。
既存のパターンを元にして作り変えたい場合は、パターンを消さずに元に
するパターンを選べばよい。DX200のパターンの入力は、パネルに呼び出
されているパターンに対して追加して録音する方式なので、後から何度で
も録音がやりなおせるんだ。
2. ビートを設定する。(Tip 14)
次に、ビートを設定しよう。
[SHIFT]ボタンを押しながら[SWING]ボタンを押し、ディスプレイ右横の
[BEAT]ランプが点滅状態になると、ディスプレイにビートの設定が表示さ
れる。そこで、[DATA]ノブを回してビートを変更しよう。
ビートは後から自由に変更できるので、最も長い16に設定しておくのがベ
ストだろう。
44
3. 録音するトラックを選ぶ。
続いて録音するトラックを選ぼう。
[SYNTH TRACK]ボタンまたは[RHYTHM TRACK]ボタンを押してト
ラックを選ぼう。リズムトラックについては、[RHYTHM TRACK]ボタン
を押すたびにボタン右側のランプが1〜3の順番に切り替わる。
Page 45
Chapter 14
パターンの入力
51 メトロノームを設定する
リアルタイム入力時にメトロノームが鳴る設定にしよう。
[SHIFT]ボタンを押しながら[16]ボタンを3回押すと、「
これで、メトロノームのオン/オフを切り替える状態になった。[DATA]ノブを回
して設定を変えよう。
「
」に設定するとパターンの録音が始まる前に1小節分のカウントが入り、
on1
「
」に設定すると2小節分のカウントが入る。また、いずれの場合も、録音
on2
中はメトロノームが鳴っている。
「
」に設定するとメトロノームは鳴らなくなる。
oFF
mtro
」と表示される。
メトロノーム:
oFF
(Off)、
mtro
on1
(On1)、
on2
52 パターンをリアルタイム入力で作成しよう
リアルタイム入力とは、メトロノームを聴きながら本体の鍵盤ボタンを使って演奏をリアルタイムで録音する
方法だ。録音をスタートすると1小節を何度も繰り返して録音する状態になるので、難しいフレーズを少しず
つ分けて録音したり、間違ったところを何度もやり直したりできるぞ。
入力を始める前には、「Tip 50 パターンを入力する準備をしよう」(44ページ)の手順で準備をしておくこと。
また、録音をスタートする前に、鍵盤を押さえて音程などを確認し、オクターブの調整などをしておく。特に
リズムトラックを録音する場合は、あらかじめ目的の音色を見つけておこう。必要に応じてBPMの調整も重
要だ。少し遅めに設定して録音するのがコツだろう。
(On2)
1
2
3
では、いよいよ録音開始!
[●]ボタンを押してから続けて[
始める。本体の鍵盤ボタンを弾いて演奏を録音しよう。1小節を繰り返し録音する状態なので、あせらずに少
しずつ録音していくといいだろう。
・間違って入力したデータを消したいときは、そのデータと同じタイミングで[SHIFT]ボタン
を押しながらいずれかの鍵盤ボタン ([1]、[4]、[8]以外)を押せば削除できる。押しっぱなし
にすると、そのトラックのデータを全部消してしまうこともできる。
・気に入ったパターンが録音できたら、「Tip 26 パターンを保存しよう」(30ページ)の手順に
従ってパターンを保存しよう。
・録音中に表示される小節数は、フリー EGのレングス(Tip 40)で設定する。
・リアルタイム録音をすると、以下のパラメーターが初期化されます。
GATE TIME (システム)
REVERSE
SWING
FREEEG トリガー
TRANSPOSE
FREEEG ループタイプ
・DX200 EditorなどのエディターでFREE EG レングスを時間単位(** sec)で設定した場合、
DX200本体のFREE EG レングスが「2 bars」に初期化されます。
>
/■]ボタンを押すと、リアルタイム録音がスタートしてメトロノームが鳴り
45
Page 46
Chapter 14
ステップ入力とは、16個のステップごとに、トップパネルの一番下に並んでいる8本のノブで、ピッチ、ゲー
トタイム、ベロシティ、インスト (リズムトラックのみ)を入力する方法だ。これらのデータの種類のことをこ
こでは「イベント」と呼ぼう。
DX200では、常にパターンを再生しながら各ステップのデータの編集ができる。値にこだわらずに音だけを
聴いて自分なりに入力してみよう。「おっ、これはおもしろい!」というようなパターンが思いがけずできる
かもしれないぞ。
はじめに、「Tip 50 パターンを入力する準備をしよう」(44ページ)を参考に入力の準備をしてから、次の手
順でステップ入力をしよう。
1. パターンを再生する。
2. ステップ編集状態に入る。
パターンの入力
53 パターンをステップ入力しよう
[STEP1〜8]ボタンまたは[STEP9〜16]ボタンを押してボタンのランプを点灯させると、ステップ入力
の状態に入る。
3. 入力するトラックを選ぶ。
[SYNTH TRACK]ボタンまたは[RHYTHM TRACK]ボタンを押して、入力するトラックを選ぶ。
4. 入力するイベントを選ぶ。
[SHIFT]ボタンを押しながら[STEP1〜8]ボタンまたは[STEP9〜16]ボタ
ンを押して、入力するイベントを選ぶ (EVENT SELECT)。ボタンを押すご
とにディスプレイのランプが切り替わり、入力できるイベントを確認でき
る。
イベントの種類および設定範囲は、入力するトラックによって異なる。
●
シンセトラックを選択している場合
ピッチ (PITCH):音程を入力する
C-2〜G8
ゲートタイム (GATE TIME):音の長さを入
力する
1〜1600
ベロシティ (VELOCITY):音の強さを入力する
0〜127
●
リズムトラックを選択している場合
ピッチ (PITCH):移調の設定を入力する
-64〜24(半音単位)。
ゲートタイム (GATE TIME):音の長さを入
力する
1〜1600
ベロシティ (VELOCITY):音の強さを入力する
0〜127
インストセレクト (INST SEL):楽器の種類
を入力する
インストゥルメントリスト (101ページ)を
参照
46
Page 47
Chapter 14
5. データを入力する。
トップパネル一番下の8本のノブを回すことにより、ステップ1〜8/9〜16のデータを直接入力できる。
[STEP1〜8]ボタンが点灯している場合はステップ1〜8を、[STEP9〜16]ボタンが点灯している場合
はステップ9〜16のデータを入力する状態になる。
[1]〜[16]ボタン、または[SHIFT]ボタンを押しながら[OCT<</>>]ボタンでステップを選び、[DATA]ノ
ブで入力することもできる。
パターンの入力
・[SHIFT]ボタンを押しながら[STEP1〜8]/[STEP9〜16]ボタンを押してイベントを選ぶ状態
に入ると、鍵盤ボタンを押すだけで各ステップに入力されているデータを確認することが
できる。
・データを入力するとき、[SHIFT]ボタンを押しながらノブを回すと、そのステップ以降のす
べてが同じ値に設定される。まとめて入力したいときのコツだ。
・気に入ったパターンが録音できたら、「Tip 26 パターンを保存しよう」(30ページ)の手順に
従ってパターンを保存しよう。
47
Page 48
Chapter 15
54 シーンを切り替えよう
ストアしてあるシーンは、[SCENE 1]ボタンまたは[SCENE 2]ボタンをそれぞれ押すだけで簡単に切り替え
ることができる。押した方のボタンのランプが点灯する。
シーンで音を変化させる
DX200にはボイスのキャラクターを決める要素となるパラメーターがたくさんあり、
それらの設定をひとまとめにして登録しておくことができる。この設定を「シーン」
と呼ぶ。シーンは2種類までストア (登録)しておくことができ、2つのシーンをボタ
ンによって切り替えて使い分けることができる。(ただし、シンセトラックのみ)
また、シーンコントロール機能(Tip 55)を使えば、2つのシーンをノブによって連続
的に変化させることもでき、2つのシーンの中間的な音色を使用することも可能にな
る。
48
55 シーンを少しずつ変化させよう (シーンコントロール機能)
シーンコントロールとは、[SCENE]ノブを使って2つのシーンの中間的な音を経
由して連続的にサウンドを切り替える機能だ。2つの異なったサウンドの設定を、
それぞれシーン1と2にストアしておき、[SCENE]ノブでシーン1からシーン2へ
連続的に切り替えていくと、複数のパラメーターノブを同時に操作しているのと
同じ効果を作り出すことができる。レゾナンス効果がしだいに強くなったり、
LFOのスピードが次第に速くなっていく効果など、あらゆる効果を一度に得るこ
とができる。ライブ演奏などでリアルタイムでの音色変化を作り出す場合、非常
にインパクトのある演出を行なうことができるぞ!
56 好みのセッティングをシーンに登録しよう
気に入った設定ができたら、[STORE]ボタンを押しながら[SCENE 1]ボタンま
たは[SCENE 2]ボタンを押すと現在のパラメーターが選択したシーンにストア
(登録)される。
注意
・パターン再生中は登録できない。
・ここで登録できるのはノブで設定できるパラメーターのみなので注意
しよう。
・パターンを切り替えると登録したシーン設定は消えてしまうので、ユーザー
パターンとしてストアしておこう。(Tip 26)
Page 49
Chapter 16
57 他のパターンの演奏をコピーする(COPY SEQ)
他のパターンから任意のトラックの演奏データだけをコピーする方法を説明する。あるパターンのバリエー
ションを作ったり、お気に入りのパターンを元にして新しいパターンを作ったりするときに便利だ。
では、コピーの手順を紹介しよう。
1. コピー先となるパターンを選択する。
パターンの編集
(PATTERN JOB)
ここまで、サウンドを作り変えるテクニック、パターンを入力するテクニックなど、
パターンを作るすべてのテクニックを紹介してきた。君も、これらのテクニックを駆
使して、さまざまなパターンを作っていることだろう。ここで、パターンの編集テク
ニック (パターンジョブ)について説明しておこう。
2. [SHIFT]ボタンを押しながら[12]ボタンを1回押し、コピーシーケンスに入る。
ディスプレイに「
3. [DATA]ノブを回してコピーしたいシーケンスデータの入ったパターンを選択する。
4. [SYNTH TRACK]/[RHYTHM TRACK]ボタンまたは鍵盤ボタンの[1]〜[4]を押し
て、コピーするトラックを選択する。
初期状態では、全トラックが選ばれていて鍵盤ボタン[1]〜[4]が点灯している。
このうち、コピーしたいトラックのボタンを押すとボタンが点滅状態となり、コピー対象外
であることを示す。
5. [12]ボタンを押してコピーを実行する。
1回押すと「
行される。キャンセルしたい場合は、[EXIT]ボタンを押せばいい。
Y£n
・SWING、BEAT、BPMの設定は、シンセトラックをコピーしたときのみコピーされる。
・パターンを切り替えるとコピーしたシーケンスデータは元に戻ってしまうので、ユーザー
パターンとしてストアしておこう。(Tip 26)
(Copy Sequence)」と表示され、[12]ボタンが点滅する。
CPY.S
(Yes or No?)」という確認画面が表示され、もういちど[12]ボタンを押すとコピーが実
49
Page 50
Chapter 16
パターンのリズムやシーケンスは気に入ってるんだけど、音色がいまいち決まらないってこと、あると思う。
そんなときには、他のパターンから気に入ったサウンドを探し出して、その音色設定だけをコピーしてこよ
う。
では、コピーの手順を紹介しよう。
1. コピー先となるパターンを選択する。
2. [SHIFT]ボタンを押しながら[12]ボタンを2回押し、コピーボイスに入る。
パターンの編集 (PATTERN JOB)
58 他のパターンの音色設定をコピーする(COPY VOICE)
ディスプレイに「
(Copy Voice)」と表示され、[12]ボタンが点滅する。
CPY.<
1
2
3. [DATA]ノブを回してコピーしたいボイスの入ったパターンを選択する。
4. [12]ボタンを押してコピーを実行する。
1回押すと「
行される。キャンセルしたい場合は、[EXIT]ボタンを押せばいい。
・ボイスのコピーができるのは、シンセトラックのみである。
・パターンを切り替えるとコピーしたボイスは元に戻ってしまうので、ユーザーパターンと
してストアしておこう。(Tip 26)
(Yes or No?)」という確認画面が表示され、もういちど[12]ボタンを押すとコピーが実
Y£n
59 シーケンスデータを消去しよう(CLEAR SEQ)
パターン内のシーケンスデータを丸ごと消してしまう方法だ。
1. [SHIFT]ボタンを押しながら[11]ボタンを押し、クリアシーケンスに入る。
ディスプレイに「
(Clear)」と表示され、[11]ボタンが点滅する。
CLr
50
2. [SYNTH TRACK]/[RHYTHM TRACK]ボタンまたは鍵盤ボタンの[1]〜[4]を押し
て、消去するトラックを選択する。
初期状態では、全トラックが選ばれていて鍵盤ボタン[1]〜[4]が点灯している。
このうち、消去したいトラックのボタンを押すとボタンが点滅状態となり、消去対象外であ
ることを示す。
3. [11]ボタンを押して消去を実行する。
1回押すと「
される。キャンセルしたい場合は、[EXIT]ボタンを押せばいい。
(Yes or No?)」という確認画面が表示され、もういちど[11]ボタンを押すと消去が実行
Y£n
Page 51
Chapter 16
パターンの編集 (PATTERN JOB)
60 パターンのスタート位置をステップ単位で
前後に移動しよう(MOVE)
パターンの演奏をステップ単位で前後にずらす方法だ。途中の拍からスタートさせたり、拍の表と裏を入れ替
えるなど、トリッキーなパターン作りが可能になる。
1. [SHIFT]ボタンを押しながら[13]ボタンを押し、ムーブに入
る。
ディスプレイに「
2. [SYNTH TRACK]/[RHYTHM TRACK]ボタンまたは鍵盤
ボタンの[1]〜[4]を押して、移動するトラックを選択する。
初期状態では、全トラックが選ばれていて鍵盤ボタン[1]〜[4]が点灯してい
る。このうち、移動したいトラックのボタンを押すとボタンが点滅状態と
なり、移動対象外であることを示す。
3. [DATA]ノブを回して移動するステップ数を設定する。
(Move)」と表示され、[13]ボタンが点滅する。
mo<E
ムーブ:
mo<E
-15〜15 (ステップ)
4. [13]ボタンを押して実行する。
1回押すと「
行される。キャンセルしたい場合は、[EXIT]ボタンを押せばいい。
パターンを切り替えるとここでの設定は元に戻ってしまうので、ユーザーパターンとしてス
トアしておこう。(Tip 26)
(Yes or No?)」という確認画面が表示され、もういちど[13]ボタンを押すとムーブが実
Y£n
61 パターンの音程を半音単位で変更しよう(PITCH)
パターンの音程を半音単位で変更 (移調)する方法だ。
1. [SHIFT]ボタンを押しながら[13]ボタンを2回押し、ピッチに
入る。
ディスプレイに「
2. [SYNTH TRACK]/[RHYTHM TRACK]ボタンまたは鍵盤
ボタンの[1]〜[4]を押して、音程を変更するトラックを選択す
る。
初期状態では、全トラックが選ばれていて鍵盤ボタン[1]〜[4]が点灯してい
る。このうち、音程を変更したいトラックのボタンを押すとボタンが点滅
状態となり、変更対象外であることを示す。
(Pitch)」と表示され、[13]ボタンが点滅する。
PtCH
ピッチ:
-24〜24
PtCH
1
2
3. [DATA]ノブを回して移調する音程幅を設定する。
4. [13]ボタンを押して実行する。
1回押すと「
される。キャンセルしたい場合は、[EXIT]ボタンを押せばいい。
・パターンを切り替えるとここでの設定は元に戻ってしまうので、ユーザーパターンとして
ストアしておこう。(Tip 26)
・音程をもたないボイス(ドラム音など)は移調しない。
(Yes or No?)」という確認画面が表示され、もういちど[13]ボタンを押すと移調が実行
Y£n
51
Page 52
Chapter 17
62 ソングってなんだ?
パターンに関するテクニックをすでにマスターしている君にとって、DX200の機能を駆使したパフォーマン
ス(パターンをすばやく切り替えたり、トラックやステップをリズムに合わせてオン/オフしたり、エフェクト
やフィルターのノブをぐりぐり回してサウンドの変化を楽しんだり)などはお手のモノだろう。でも、それらの
操作を同時にするとなると、君1人ではどうにもならない。そんなときに役立つのがソングなんだ。
ソングには、再生するパターンの番号やBPM、ゲートタイム、トランスポーズなどの設定を小節ごとに記憶
させることができる。だから、君が普段しているパフォーマンスをあらかじめ記憶させておけば、パターンの
切替や設定に関する操作はソングに任せておけるのだ。その結果、君はサウンドの変化に専念できるというわ
け。まるで、もう一人の君がパフォーマンスを手助けしてくれているようなものだ。
ソングを使って
パワーアップしよう
パターンに関するすべてのテクニックをマスターして個性たっぷりのDJプレイを披露
している君に、とっておきのテクニックを紹介しよう。それが、「ソング」だ。
パターンとソングの関係については、12ページの「パラメーター構造」を見よう。
63 ソングを再生しよう
では、DX200に内蔵されているソングを呼び出して再生してみよう。
[SONG]ボタンを押すとディスプレイに「
ことがわかる。[DATA]ノブを回してソングを選び、[
どうだい?パターンが自動的に次々と変わっていくのがわかるかな?
ソングの
スタート/
ストップ。
S.001
」のようにソングナンバーが表示され、ソング状態に入った
>
/■]ボタンを押してソングをスタートさせてみよう。
ソングを
切り替えよう。
52
リズムの先頭に戻る「トップ機能」(Tip 7)や、同じビートを何度も演奏する「ロール機能」
(Tip 8)は、パターンのときと同様ソングでも有効だ。ソングを再生しながら下記の操作で
かっこいいパフォーマンスをしてみよう。
トップ:リズムに合わせて、[SHIFT]ボタンを押
しながら[●]ボタンを押す。
ロール:リズムに合わせて、[SHIFT]ボタンを押
しながら[
>
/■]ボタンを押す。
Page 53
Chapter 17
ソングを使って パワーアップしよう
64 クリアソング(CLEAR SONG)
ソング内のデータを丸ごと消す方法だ。
1. ソング状態で、[DATA]ノブを回して消去したいソングを選択する。
2. [SHIFT]ボタンを押しながら[9]ボタンを押し、クリアソングに
入る。
ディスプレイに「
(Clear)」と表示され、[9]ボタンが点滅する。
CLr
3. [9]ボタンを押してクリアを実行する。
1回押すと「
[9]ボタンを押すと消去が実行される。キャンセルしたい場合は、[EXIT]ボ
タンを押せばいい。
Y£n
(Yes or No?)」という確認画面が表示され、もういちど
65 新しいソングを作成しよう
では、君が普段しているパフォーマンスをソングに記憶させる方法を紹介しよう。人間離れしたテクニックを
記憶させておけば、みんなビックリするぞ!
不要なソングをあらかじめクリア(Tip 64)してから作成を始めよう。
1. ソングエディットに入る。
[SHIFT]ボタンを押しながら[SONG]ボタンを押して、ソングエディットに入
る。
2. ソングに入力するデータを選ぶ。
[SHIFT]ボタンを押しながら[SONG]ボタンを押すたびに、入力するデータが
「Setting」(次ページ)にある順番で切り替わり、ディスプレイ右側の該当す
るランプが点灯する。
入力したいデータを選んだら、[DATA]ノブを回して値を設定しよう。
3. 小節を移動する。
1小節目にデータが入力できたら、[SHIFT]ボタンを押しながら[OCT>>]ボタンを押して2小節に進もう。
こうして、必要な小節数だけデータを入力すればオリジナルのソングができあがる。
[SHIFT]ボタンを押しながら[OCT<</>>]ボタンを押すと、データを入力する小節を自由に移動すること
ができる。小節を変更すると、ディスプレイには一瞬小節数が表示された後、入力されているデータが表
示される。この操作で、すでに入力したパターンを再生しながら内容を確認したり、入力した内容を修正
したりできるぞ。
・もしも2小節目以降にデータを入力しなければ、1小節目のデータが繰り返される。その場
合、2小節目以降のデータはディスプレイに「
・ソングが完成したら、保存しておこう。(Tip 68)
----
」と表示される。
53
Page 54
Chapter 17
ソングを使って パワーアップしよう
パターンアサイン(PATTERN ASSIGN)
演奏するパターン番号を入力する。
([SHIFT]ボタンを押しながら[PATTERN SELECT]ボタンを押しても、パ
ターンアサインが選べる。)
P.001〜256、U.001〜128
ピッチシフト(PITCH SHIFT)
ピッチシフトを入力して、パターンの音程を半音単位で変更する。詳しく
はTip 10を参照。
([SHIFT]ボタンを押しながら[KEYBOARD]ボタンを押しても、ピッチシ
フトが選べる。)
-24〜24
BPM
BPM (テンポ)を入力する。
([SHIFT]ボタンを押しながら[TAP]ボタンを押しても、BPMが選べる。)
20.0〜300.0 bpm
ビート(BEAT)
ビートを入力して、再生するステップ数を変更する。詳しくはTip 14を参
照。
([SHIFT]ボタンを押しながら[SWING]ボタンを押しても、ビートが選べ
る。)
16、12、8
スイング(SWING)
スイングを入力して、パターンのリズムをハネさせる。詳しくはTip 11を
参照。ビートが12に設定されているときは、スイングの設定はできない。
([SWING]ボタンを押してもスイングが選べる。)
50〜83
ゲートタイム(GATE TIME)
ゲートタイムを入力して、パターンの音符の長さを変更する。詳しくは
Tip 9を参照。
([SHIFT]ボタンを押しながら[REVERSE]ボタンを押しても、ゲートタイ
ムが選べる。)
1〜200
リバース(REVERSE)
パターンの再生を、順再生にするか逆再生にするかを入力する。詳しくは
Tip 3を参照。
([REVERSE]ボタンを押してもリバースが選べる。)
(Forward=順再生)
For
(Backward=逆再生)
bAC)
トラックミュート(Track Mute)
シンセトラックおよびリズムトラック1〜3をミュートする。
[SHIFT]+[SYNTH TRACK] /[RHYTHM TRACK]ボタン、または鍵盤ボタ
ン[1]〜[4]で設定する。
66 ソングの中にパターンを挿入する(INS PTN)
ソングの途中にパターンを挿入する方法。挿入した位置から後のパターンは、1小節ずつ後ろにずれることに
なる。
1. [SHIFT]ボタンを押しながら[OCT<</>>]ボタンを押して、パターンを挿入する小節に
移動する。
2. [SHIFT]ボタンを押しながら[10]ボタンを1回押してインサートパターンに入る。
[10]ボタンが点滅する。
ディスプレイに「
3. [DATA]ノブを回して挿入するパターンを選択する。
4. [10]ボタンを押して挿入を実行する。
1回押すと「
される。キャンセルしたい場合は、[EXIT]ボタンを押せばいい。
Y£n
(Insert)」と表示されたあとパターン番号が表示され、[10]ボタンが点滅する。
inS
(Yes or No?)」という確認画面が表示され、もういちど[10]ボタンを押すと挿入が実行
54
Page 55
Chapter 17
ソングを使って パワーアップしよう
67 ソングの中のパターンを削除する(DEL PTN)
ソングの作成中に、ある小節のパターンを削除する方法。削除した位置より後のパターンは、1小節ずつ前に
ずれることになる。
1. [SHIFT]ボタンを押しながら[OCT<</>>]ボタンを押して、パターンを削除する小節に
移動する。
2. [SHIFT]ボタンを押しながら[10]ボタンを2回押してデリートパターンに入る。
[10]ボタンが点滅する。
ディスプレイに「
dEL
(Delete)」と表示されたあとパターン番号が表示され、[10]ボタンが点滅する。
1
2
3. [10]ボタンを押して削除を実行する。
1回押すと「
される。キャンセルしたい場合は、[EXIT]ボタンを押せばいい。
Y£n
(Yes or No?)」という確認画面が表示され、もういちど[10]ボタンを押すと削除が実行
68 ソングの保存
作成したソングを保存する方法を紹介しよう。
1. [STORE]ボタンを押す。
ディスプレイに「
2. [DATA]ノブを回して保存先のソングを選ぶ。
S.Str
(Song Store)」と表示され、「STORE」ランプが点滅を始める。
55
3. もう一度[STORE]ボタンを押して、さあこれで保存完了だ。
Page 56
Chapter 18
69 DX200をシーケンサーと同期させる
RM1xやコンピューターなどのシーケンサーの動作に合わせて、DX200のパターンやソングをコントロール
することができる。これを「同期」と呼ぶ。
その場合、コントロールする側を「マスター」と呼び、コントロールされる側のDX200を「スレーブ」と呼ぶ。
1. DX200と外部機器を接続する。
市販のMIDIケーブルを使って、以下のように接続する。
ここでは、RM1xがマスターとしてDX200をコントロールする。
マスタークラス1
(ライブセッティング編)
いよいよ最終段階。DX200をライブで100%使いこなすためのテクニックを紹介し
よう。
スピーカー
MIDIクロック
OUTPUT OUTPUT
DX200
MIDI IN MIDI OUT
外部シーケンサー
(RM1xなど)
2. DX200を外部同期に設定する。
[SHIFT]ボタンを押しながら[14]ボタンを続けて5回押して、MIDIクロック
に入る(ディスプレイに「
3. [DATA]ノブを回して、MIDIクロックを「
CLo)
」と表示され、[14]ボタンが点滅する)。
E$t
」(External)
に設定する。
設定後は、[EXIT]ボタンを押して元の状態に戻しておく。
4. DX200の全トラックのMIDIチャンネルをoff (
----
)に設定す
る。(Tip 70)
5. 外部機器でDX200をコントロールする。
外部機器のソングやパターンをスタート/ストップすると、DX200のパ
ターンも同じタイミングでスタート/ストップする。また、外部機器の
BPM(テンポ)を変えると、DX200のBPMも同じタイミングで同じように
変わる。
ミキサー
INPUT
MIDIクロック:
int
(Internal),
CLo)
E$t
アンプ
(External)
56
DX200をマスターとして他の機器をコントロールすることもできる。その場合は、MIDIク
ロックを「
書を見よう。また、DX200をマスターとして使用する例をTip 71にも紹介しているので、参
考にしてほしい。
int
」(Internal)に設定しよう。他の機器の設定については、その機器の取扱説明
Page 57
Chapter 18
マスタークラス1 (ライブセッティング編)
70 各トラックのMIDI送受信チャンネルを設定する
DX200はシンセトラックとリズムトラック1〜3の合計4つのトラックを持つ。MIDIキーボードやシーケンサー
などの外部機器と接続する場合、各トラックと外部機器とを同じMIDIチャンネルに設定しておく必要がある。
1. [SHIFT]ボタンを押しながら[14]ボタンを1回押して、MIDI
チャンネル設定画面に入る。
[14]ボタンが点滅し、ディスプレイに「
ンセトラックのMIDIチャンネルが1であることを意味する。[DATA]ノブを
回してチャンネルを設定しよう。
2. リズムトラックの場合は、[SHIFT]ボタンを押しながら[14]ボ
タンを続けて2〜4回押す。
2回押すとリズムトラック1の設定画面「
2の設定画面「
なる。シンセトラックの場合と同じように、[DATA]ノブを回してチャンネ
ルを設定しよう。
すべてのトラックを同じチャンネルに設定すると、全トラックが同時に鳴っ
てしまうので演奏しにくくなる。それぞれのトラックは、異なるMIDIチャン
ネルに設定しておこう。
」、4回押すとリズムトラック3の設定画面「
r2. 3
」と表示される。これは、シ
SY. 1
」、3回押すとリズムトラック
r1. 2
r3. 4
」に
MIDIチャンネル
シンセトラック
SY.
(初期状態ではチャンネル1に設定)
リズムトラック1
r1.
(初期状態ではチャンネル2に設定)
リズムトラック2
r2.
(初期状態ではチャンネル3に設定)
リズムトラック3
r3.
(初期状態ではチャンネル4に設定)
1〜16、「
----
」(off)
71
LOOPFACTORYセットアップ − SU200との同期演奏
ヤマハの新しいシステム「LOOPFACTORY」では、ループ音楽制作システムを構築することができる。
このTipからTip 75までは、さまざまな「LOOPFACTORY」シリーズを核としたシステム例を紹介する。
これは、DX200とサンプリングユニットSU200を組み合せた例。SU200のループトラックプレイ機能を
使って同期演奏させる方法だ。
ここでは、DX200が「マスター」、SU200が「スレーブ」となる。SU200のMIDIクロック(SU200取扱
説明書39ページ)を「EXT(エクスターナル)」に、DX200のMIDIクロック(Tip 69)を「
int
(インターナル)」
にそれぞれ設定しておこう。
DX200
MIDIクロック
MIDI OUT MIDI IN OUTPUT
SU200
LINE
INPUT
AUDIO IN
スピーカー
アンプ
スピーカー
57
このシステムでは、DX200のパターンとSU200のサンプルを完璧にシンク(同期)させることができる。
DX200とSU200には、ともに工場出荷時データにおいて、組みあわせて同期演奏することを
想定したデータが入っている。(DX200 Pattern List参照)
Page 58
Chapter 18
マスタークラス1 (ライブセッティング編)
72
AN200との同期演奏の方法について紹介しよう。
AN200は、アナログシンセサイザーを最新のデジタル制御技術で再現したアナログフィジカルモデリング音
源を元に、ループ音楽制作用にチューンアップしたデスクトップコントロールシンセサイザーだ。このTipで
は、DX200を「マスター」、AN200を「スレーブ」とし、DX200とAN200の両パターンの音をDJミキ
サーに入力すると、アナログとデジタルを融合した無敵のDJセットアップができあがる!
LOOPFACTORYセットアップ − AN200との同期演奏
1. DX200とAN200を以下の図のように接続する。
ここでは、DX200がマスターとしてAN200をコントロールする。
MIDIクロック
INPUT OUTPUT OUTPUT MIDI OUT MIDI IN
DJ
ミキサー
(MIDIクロックマスター )
DX200
アンプ
(スレーブ)
AN200
スピーカー スピーカー
2. DX200のMIDIクロックをインターナルに設定する。
DX200の[SHIFT]ボタンを押しながら[14]ボタンを続けて5回押してMIDIクロックに入り(ディスプレイ
に「
CLo)
」と表示される)、[DATA]ノブを回して「
int
」(Internal)に設定する。
3. AN200のMIDIクロックをエクスターナルに設定する。
AN200の[SHIFT]ボタンを押しながら[14]ボタンを続けて5回押してMIDIクロックに入り(ディスプレイ
CLo)
に「
」と表示される)、[DATA]ノブを回して「
4. DX200またはAN200の全トラックのMIDIチャンネルをoff (
E$t
」(External)に設定する。
----
)に設定する。
(Tip 70)
5. DX200およびAN200で好みのパターンを選ぶ。
>
6. DX200の[
ソングの同期演奏
DX200とAN200の両方を使って、ソングの同期演奏もできる。その場合、それぞれのソング
の長さやビート、スイングなどの設定を合わせておく必要がある。
DX200とAN200には、ともに工場出荷時データにおいて、組みあわせて同期演奏することを
想定したデータが入っている。(DX200 Pattern List参照)
/■]ボタンを押して、同期演奏をスタートさせる。
58
Page 59
Chapter 18
マスタークラス1 (ライブセッティング編)
73 LOOPFACTORYセットアップ − サンプリング
これはTip 71のバリエーションだ。まず、DX200とSU200からの出力信号をミキサーに入力する。そし
て、ミキサーのAUX SENDを使ってDX200の音をSU200に入力する。こうすれば、DX200のパターンを
サンプリングしたデータを使って同期演奏ができる。
スピーカー
DX200の音をサンプリングするためには、ミキサーの
AUX SENDからSU200のLINE INPUTに信号を送る。
アンプ
59
DX200
MIDIクロック
MIDI OUT
MIDI
IN OUTPUT OUTPUT INPUT
SU200
LINE
INPUT
AUX
SEND
ミキサー
74 DJフルシステム − ターンテーブルを使う
DJセットアップにLOOPFACTORYシステムを取り入れる … こんなアナログとデジタルのいいとこ取りともい
えるセットアップも可能になる。Tip 73のセットアップにターンテーブルかCDプレーヤーを加えるだけなんだ。
スピーカー
サンプリングするためには、ミキサーの適当なチャンネルを
使い、AUX SENDからSU200のLINE INPUTに信号を送る。
アンプ
TAP
MIDIクロック
MIDI OUT
DX200
MIDI
IN OUTPUT OUTPUT INPUT
SU200
LINE
INPUT
AUX
SEND
LINE OUT
ミキサー
LINEOUTつきターンテーブル
またはCDプレーヤー
DX200のタップ機能(Tip 4)を使って、かんたんにDX200とSU200の両方を一度でターンテーブルのビー
トに合わせることができる。
Page 60
Chapter 18
いよいよ、LOOPFACTORYシステムもここまで来た! RM1xを使った同期演奏から始まり、SU200や
AN200を併せて使う例を説明してきた。そしていよいよ、これらすべてを使った究極のLOOPFACTORY
セットアップを紹介しよう。
RM1xのシーケンスデータを使ってDX200とAN200のボイス(注:パターンではない)を演奏する。これは、
DX200の16音ポリFMサウンドと、AN200の5音ポリアナログサウンドのそれぞれの魅力を最大限に引き
出すことができる方法だ。さらにSU200のループトラックプレイ機能を使うと、ブレイクビーツをベースと
したリズムトラックとの同期演奏もできてしまうのだ。
マスタークラス1 (ライブセッティング編)
75 LOOPFACTORY究極のセットアップ
− MIDIスルー機能を使う
MIDIクロック MIDIクロック MIDIクロック
MIDI OUT MIDI IN
MIDI OUT MIDI IN MIDI OUT MIDI IN
MIDIセンター
RM1x
OUTPUT
DX200
MIDIThru =on
MIDI Thru =on
INPUT INPUT
スピーカー スピーカー
ミキサー
DX200およびAN200の全トラックのMIDIチャンネルをoff (
おくこと。(Tip 70)
このシステムでは、すべてのMIDI機器が「ディジーチェイン」と呼ばれる方法
で接続されている。このような接続をするためには、DX200およびAN200両
方のMIDIスルーを「on」に設定する必要がある。MIDIスルーとは、リアパネル
のMIDI IN端子に入ったMIDIデータをそのままMIDI OUT端子から出すのかどう
かを切り替える機能だ。[SHIFT]ボタンを押しながら[14]ボタンを続けて7回押
して、MIDIスルーに入り(ディスプレイに「
tHru
」と表示され、[14]ボタンが
点滅する)、OFF/ONを切り替える。
DX200、AN200両方のMIDI OUT端子をMIDI THRU端子にすることによっ
て、DX200のMIDI IN端子に入った信号はそのままMIDI OUT端子から
AN200のMIDI IN端子に入り、同様にSU200へと続く。こうすることによっ
て、この3台すべてをRM1xによってコントロールすることができるんだ。
----
)に設定して
AN200
MIDIスルー:
OUTPUT OUTPUT OUTPUT
oFF
(OFF)
DX200本体のMIDIデータを出力する。
on
(ON)
MIDI IN端子に入ったMIDIデータをその
ままMIDI OUT端子から出力する。
SU200
Sync= EXT
アンプ
tHru
60
Page 61
Chapter 19
76 DX200をシンセサイザーとして演奏する
DX200は単なるデスクトップ音源ではなく、FMサウンドをシミュレートできるパワフルで多才な「シンセサ
イザー」だ。DX200にMIDIキーボードをつなぐと、DX200の16音ポリFM音源の魅力を最大限に引き出す
ことができるぞ!
1. DX200とMIDIキーボードを接続する。
市販のMIDIケーブルを使って、DX200のMIDI IN端子とMIDIキーボードのMIDI OUT端子を接続する。
マスタークラス2
(音楽制作編)
数々のライブもこなし、いま君は人気者のミュージシャンとして活躍していることだ
ろう。最後に、音楽制作に必要なTipsを紹介しよう。
DX200
2. MIDIチャンネルを設定する。(Tip 70)
DX200のMIDIチャンネルは変更せずに、MIDIキーボードのMIDI送信チャンネルを変更して、
DX200の各トラックのMIDIチャンネルに合わせたほうが便利だ。DX200のMIDIチャンネル
は、初期状態では下記のように設定されているので参考にしてほしい。
シンセトラック: MIDIチャンネル1
リズム1トラック: MIDIチャンネル2
リズム2トラック: MIDIチャンネル3
リズム3トラック: MIDIチャンネル4
DXシリーズを使って音色バルクデータをDX200に送信すると、DX200でDXシリーズの音色
を演奏することができます。
さらに、従来のDXシリーズの音色に、フィルター、ディストーション、エフェクトをかけ
て演奏することもできます。
MIDIキーボード
MIDI OUT MIDI IN
61
Page 62
Chapter 19
ここまでたどり着いた君なら、DX200のステップシーケンサーを使ってパターンやソングをばんばん作って
いることだろう。しかし、MIDIキーボードと、RM1xなどのシーケンサーまたはパソコンを使えば、もっとパ
ワフルなレコーディングとフレキシブルな編集が可能になる。
曲をシーケンサー /パソコンに録音したり、再生したりするには、DX200、MIDIキーボード、パソコン/シー
ケンサーを以下のように接続しよう。
マスタークラス2 (音楽制作編)
77 シーケンサーに録音する
MIDIキーボード
MIDI IN
MIDI
OUT
MIDI
IN
MIDI
インターフェース
MIDI OUT
パソコン
シーケンスソフト
DX200
これは、パソコンでXGworksやXGworks liteのようなシーケンスソフトを使った例だ。(XGworks liteは付
属のCD-ROMに入っている。)
MIDI
OUT
MIDI
MIDI
IN
OUT
MIDI
IN
62
MIDIキーボード
RM1x DX200
これは、RM1xなどのシーケンサーを使った例だ。
このセッティングの場合、以下のことに注意しよう。
・DX200のMIDIチャンネル(Tip 70)とMIDIキーボードのチャンネルを合わせること。
・シンセトラックとリズムトラック1〜3のそれぞれのMIDIチャンネルと、シーケンサーの各
トラックのMIDIチャンネルも忘れないように設定しよう。
・パソコン/シーケンサーのMIDIスルー (またはエコーバックともいう)をオンにすること。こ
の設定を忘れると、MIDIキーボードで演奏してもDX200で鳴らなくなる。
パソコン/シーケンサーやMIDIキーボードの詳しい設定については、それぞれの取扱説明書
を読もう。
Page 63
Chapter 19
マスタークラス2 (音楽制作編)
78 DX200のノブの動きをシーケンサーに記録する
君が操作したDX200のノブやボタンの動きをコントロールチェンジデータとしてシーケンサーに記録するこ
とができる。つまり、君のオリジナルのパフォーマンスをプログラムしておくこともできるというわけだ。
1. DX200とパソコン/シーケンサーを以下のように接続する。
DX200
MIDI
IN
MIDI
OUT
MIDI
OUT
MIDI
IN
MIDI
インターフェース
2. DX200とシーケンスソフト/シーケンサーのMIDIチャンネルを
設定する。(Tip 70)
3. シーケンスソフト/シーケンサーの録音を開始する。
4. パターンまたはソングを再生し、それを聴きながらノブをいろい
ろ動かしてみよう。
工場出荷時は、コントロールチェンジイン/アウトが「
設定されていて送受信できるデータが限定される。すべてのコントロール
チェンジデータを送受信したい場合は「
ALL
(All)」に設定しよう。
コントロールチェンジデータの詳しい情報については、MIDIデータフォー
マット(80ページ)を参照しよう。
norm
(Normal)」に
5. シーケンスソフト/シーケンサーおよびパターン/ソングをストッ
プさせて、あらためてシーケンスソフト/シーケンサーを再生さ
せて君のパフォーマンスを聴いてみよう。
パソコン
シーケンスソフト
コントロールチェンジ イン/アウト:
DX200でコントロールチェンジデータを送受
信するとき、限定されたデータを送受信する
か、またはすべてのデータを送受信するかを
選択することができる(データの詳細について
はMIDIデータフォーマットを参照)。
[SHIFT]ボタンを押しながら[14]ボタンを数回
押して「
定する。
norm
限定されたコントロールチェンジデータ
を送受信する
ALL
すべてのコントロールチェンジデータを
送受信する
」を選択し、[DATA]ノブで設
CCio
(Normal)
(All)
63
CCio
フリー EGはMIDI出力されないので注意しよう。
Page 64
Chapter 19
DX200に搭載されているFM音源は、DX7にも搭載されていた非常に大きな可能性を持った音源システムで
ある。DX200に付属の「DX200 Editor」を使えば、この音源システムのすべての機能をコントロールする
ことが可能になる。
マスタークラス2 (音楽制作編)
79 DX200 Editorを使ってボイスをフルエディットする
DX200
MIDI
IN
MIDI
OUT
MIDI
OUT
MIDI
IN
パソコン
MIDI
インターフェース
DX200 Editor
64
付属のCD-ROMには、Windows版とMacintosh版の両方のDX200 Editorが入っている。(ただし、
Windows版はXGworks/XGworks liteのプラグインソフトである。)それぞれのインストール方法について
は、69ページを参照しよう。
また、DX200 Editorの詳しい使い方については、DX200 Editorのオンラインヘルプを参照しよう。
Page 65
Chapter 19
マスタークラス2 (音楽制作編)
80 MIDIコントロールを設定する
MIDIコントロールとは、外部MIDI機器と同期演奏をするための設定で、MIDIのリアルタイムメッセージ
(スタート、コンティニュー、ストップ)を送受信するかどうかを設定することができる。
1. MIDIコントロールの設定画面に入る。
[SHIFT]ボタンを押しながら[14]ボタンを数回押して「
る。
2. [DATA]ノブで設定する。
DX200をマスターとして使う場合は「on」、または「
スレープとして使う場合は「on」、または「in」に設定しよう。
m.CtL
out
」を選択す
」、
65
MIDIコントロール:
on
(On)
MIDIメッセージが送受信される
out
(Out)
MIDIメッセージの送信のみ行なわれる
in
(In)
MIDIメッセージの受信のみ行なわれる
oFF
(Off)
MIDIメッセージを送受信しない
m.CtL
81 DX200のパターンやソングを
MIDIデータファイラーに保存する
ヤマハMIDIデータファイラー MDF3や、シーケンスソフトがインストールされているパソコンのようなMIDI
データを保存できる機器を使えば、DX200のパターンやソングをいくつでも保存しておくことができる。ま
た、必要に応じてDX200に戻すこともできる(Tip 82)。
1. DX200とデータファイラーまたはパソコンを接続する。
市販のMIDIケーブルを使って、DX200のMIDI OUT端子とデータファイラーのMIDI IN端子を接続する。
DX200
MIDI IN MIDI OUT
データファイラー シーケンスソフトが
データファイラーの設定については、データファイラーに付属の取扱説明書を参照しよう。
2. DX200でMIDIデータを送信する状態(バルクセンド)に入る。
[SHIFT]ボタンを押しながら[15]ボタンを何回か押して、送信したいデータ
の種類を選択する。
3. データファイラー側で録音を開始する。
4. DX200の[15]ボタンを押して送信を開始する。
1回押すと「
[15]ボタンを押すと送信が実行される。キャンセルしたい場合は、[EXIT]
ボタンを押せばいい。
(Yes or No?)」という確認画面が表示され、もういちど
Y£n
または
インストールされたパソコン
バルクセンド
Pttn
すべてのユーザーパターン(128パター
ン)を送信する
SonG
すべてのソング(10ソング)を送信する
ALL
すべてのデータをまとめて送信する
(Pattern)
(Song)
(All)
Page 66
Chapter 19
ここでは、Tip 81で保存したデータをDX200に戻す方法を説明しよう。
マスタークラス2 (音楽制作編)
82 MIDIデータファイラーからDX200に戻す方法
注意
この操作を行なうと、いまDX200に入っているデータは消えてしまう。DX200にデータを戻
す前に、消えてしまってもいいデータなのか確認して、残しておきたい場合はTip 81の手順
にしたがって保存しておこう。
1. DX200とデータファイラーまたはパソコンを接続する。
市販のMIDIケーブルを使って、DX200のMIDI IN端子とデータファイラーのMIDI OUT端子を接続する。
DX200
MIDI OUT MIDI IN
データファイラー シーケンスソフトが
または
インストールされたパソコン
2. DX200のメモリープロテクトをOffにする。(Tip 25)
3. DX200のMIDIコントロールをOffにする。(Tip 80)
4. データファイラーまたはパソコンからデータを送る。
データファイラーまたはパソコン側でデータ送信(バルクセンド)を開始する(詳しい操作についてはデータ
ファイラーの取扱説明書を参照)。
DX200は自動的にデータを受信し、それぞれのデータのメモリーにロード(書き込み)する。
66
Page 67
資 料
インデックス
インデックス
資 料
アルファベット順索引
A
AEG............................................................................................Tip 37
AMD........................................................................................... Tip 34
ALGORITHM TYPE ............................................................... Tip 43
ATTACK.................................................................................... Tip 36
B
BEAT.......................................................................................... Tip 14
BEAT (SONG)......................................................................... Tip 65
BPM ..............................................................................................Tip 5
BPM (SONG) ......................................................................... Tip 65
BULK ......................................................................................... Tip 81
C
CHORUS................................................................................... Tip 16
CLEAR SEQ............................................................................. Tip 59
CLEAR SONG......................................................................... Tip 64
COPY SEQ............................................................................... Tip 57
COPY VOICE........................................................................... Tip 58
CUTOFF.................................................................................... Tip 18
D
DECAY ...................................................................................... Tip 36
DEL PTN (DELETE PATTERN)......................................... Tip 67
DELAY.......................................................................................Tip 16
DIST (DISTORTION) ............................................................. Tip 17
DX200 Editor......................................................................... Tip 79
E
EFFECT..................................................................................... Tip 16
EG............................................................................................... Tip 36
EGセレクト................................................................................ Tip 36
EXIT............................................................................................Tip 57
F
FACTORY RESET.................................................................. Tip 24
FEG ...........................................................................................Tip 38
FM DECAY............................................................................... Tip 47
FEG DEPTH............................................................................. Tip 20
FLGR (FLANGER) .................................................................. Tip 16
FM DEPTH............................................................................... Tip 46
FMD............................................................................................Tip 33
FREE EG .................................................................................. Tip 39
G
GATE TIME................................................................................. Tip 9
GATE TIME (PATTERN)...................................................... Tip 53
GATE TIME (SONG).............................................................. Tip 65
H
HARMONIC.............................................................................. Tip 45
I
INS PTN (INSERT PATTERN) ...........................................Tip 66
INST SEL (INST SELECT) .................................................. Tip 53
K
KEY ASGN(COMMON)....................................................... Tip 49
KEYBOARD ............................................................................. Tip 28
L
LENGTH (FREE EG )............................................................ Tip 40
LFO ................................................................................. Tip 32〜35
M
MIDIクロック............................................................................. Tip 69
MIDIコントロール..................................................................... Tip 78
MIDIスルー ................................................................................ Tip 75
MIDIチャンネル.........................................................................Tip 70
MIXER........................................................................................ Tip 13
MODE (FREE EG )................................................................. Tip 41
MODULATOR SELECT........................................................Tip 44
MOVE........................................................................................ Tip 60
N
NOISE LEVEL.......................................................................... Tip 48
NOISE OSC TYPE................................................................. Tip 48
O
OD+AMP ..................................................................................Tip 16
ORIGINAL VALUE..................................................................Tip 22
P
PAN (MIXER).......................................................................... Tip 13
PARAM (EFFECT)..................................................................Tip 16
PATTERN ASGN...................................................................Tip 27
PATTERN ASGN(SONG)................................................... Tip 65
PATTERN SELECT..................................................................Tip 2
PHSR (PHASER) ................................................................... Tip 16
PITCH........................................................................................ Tip 61
PITCH (PATTERN)................................................................ Tip 53
PITCH (SONG)........................................................................Tip 65
PMD........................................................................................... Tip 32
PORTAMENTO....................................................................... Tip 42
R
RELEASE..................................................................................Tip 36
RESONANCE.......................................................................... Tip 18
REVERB.................................................................................... Tip 16
REVERSE....................................................................................Tip 3
REVERSE (SONG).................................................................Tip 65
ROLL.....................................................................................Tip 8, 63
S
SCENE ............................................................................Tip 54〜56
SELECT (EG)...........................................................................Tip 36
SHIFT......................................................................................... Tip 23
SHOW VALUE........................................................................ Tip 21
SPEED ............................................................................Chapter 10
STORE ..............................................................................Tip 26, 68
SUSTAIN..................................................................................Tip 36
SWING.......................................................................................Tip 11
SWING (SONG) ...................................................................... Tip 65
67
Page 68
資 料
インデックス
T
TAP ...............................................................................................Tip 4
TOP.......................................................................................Tip 7, 63
TRACK MUTE......................................................................... Tip 12
TRACK MUTE (SONG).........................................................Tip 65
TRANSPOSE........................................................................... Tip 10
TYPE (EFFECT)......................................................................Tip 16
TYPE (VCF).............................................................................Tip 19
V
VCF ..................................................................................Tip 18〜20
VELOCITY (PATTERN)........................................................Tip 53
VOL (MIXER)........................................................................... Tip 13
VOLUME...............................................................................11ページ
W
WAVE (LFO) ............................................................................ Tip 35
WET (EFFECT)........................................................................ Tip 16
五十音順索引
ア
アタックタイム.......................................................................... Tip 36
アルゴリズムタイプ.................................................................. Tip 43
アンプリチュードモジュレーションデプス ...........................Tip 34
インサートパターン.................................................................. Tip 66
インスト ..................................................................................... Tip 30
インストセレクト...................................................................... Tip 53
ウェーブ (LFO)......................................................................... Tip 35
エフェクト .................................................................................Tip 16
オクターブ ............................................................................Tip 2, 29
カ
カットオフ .................................................................................Tip 18
キーアサイン.............................................................................. Tip 49
クリアシーケンス...................................................................... Tip 59
クリアソング.............................................................................. Tip 64
クロック ..................................................................................... Tip 69
ゲートタイム.................................................................................Tip 9
ゲートタイム (PATTERN)...................................................... Tip 53
ゲートタイム (SONG) ............................................................. Tip 65
鍵盤........................................................................................Tip 2, 28
コーラス ..................................................................................... Tip 16
コピーシーケンス...................................................................... Tip 57
コピーボイス.............................................................................. Tip 58
コントロールチェンジイン/アウト......................................... Tip 78
サ
サステインレベル...................................................................... Tip 36
シーン............................................................................... Chapter 15
シンセトラック.......................................................................... Tip 28
スイング ..................................................................................... Tip 11
スイング (SONG)..................................................................... Tip 65
ステップ ..................................................................................... Tip 15
スピード ........................................................................... Chapter 10
ソング......................................................................................... Tip 62
タ
ディケイタイム.......................................................................... Tip 36
ディストーション...................................................................... Tip 17
ディレイ ..................................................................................... Tip 16
デリートパターン...................................................................... Tip 67
トラックミュート...................................................................... Tip 12
トラックミュート (SONG) .....................................................Tip 65
トランスポーズ.......................................................................... Tip 10
ナ
ノイズレベル..............................................................................Tip 48
ハ
ハーモニック..............................................................................Tip 45
パターンセレクト.........................................................................Tip 2
パターン入力......................................................................Tip 52, 53
パターンの再生............................................................................. Tip 1
バルクセンド..............................................................................Tip 81
ビート......................................................................................... Tip 14
ビート (SONG).........................................................................Tip 65
ピッチモジュレーションデプス...............................................Tip32
フィルター .......................................................................... Chapter 5
フィルタータイプ...................................................................... Tip 19
フィルターモジュレーションデプス....................................... Tip 33
フェイザー .................................................................................Tip 16
フランジャー..............................................................................Tip 16
フリー EG .................................................................................. Tip 39
フリー EGタイプ.......................................................................Tip 41
フリー EGトリガー...................................................................Tip 41
フリー EGレングス...................................................................Tip 40
プリセットパターン.....................................................................Tip 1
ベロシティ .................................................................................Tip 31
ベロシティ (PATTERN).........................................................Tip 53
ボリューム .................................................................................Tip 13
ポルタメント..............................................................................Tip 42
マ
メトロノーム..............................................................................Tip 51
メモリープロテクト.................................................................. Tip 25
モジュレーターセレクト ..........................................................Tip 44
ヤ
ユーザーパターン.........................................................................Tip 1
ラ
リズムトラック.......................................................................... Tip 30
レゾナンス .................................................................................Tip 18
リバース ........................................................................................Tip 3
リバース (SONG)..................................................................... Tip 65
リバーブ ..................................................................................... Tip 16
リリースタイム.......................................................................... Tip 36
ロール機能 ............................................................................Tip 8, 63
68
Page 69
付属のCD-ROMについて
付属のCD-ROMについて
Windows Me/98/95ユーザーの方へ
資 料
CD-ROMの内容
・ Acrobat Reader 4.0
・ XGworks lite V3.0A
・ DX200 Editor
XGworks liteのプラグインソフトです。
・ PLG150-DXプリセットボイスファイル
PLG150-DX用のプリセットボイスファイルです。DX200
と互換性があるので、DX200 Editorを使ってボイスをエ
ディットすることができます。
ファイル名はPlgDxP1.DX2〜PlgDxP7.DX2です。
ソフトウェアの動作環境
XGworks lite V3.0A
OS: Windows Me/98/95
CPU: Pentium/75MHz以上
(Pentium/166MHz以上を推奨)
メモリ: 16MB以上(32MB以上を推奨)
ハードディスク: 30MB以上の空きスペース
ディスプレイ: 800 x 600ドット, 256色以上
ソフトウェアのインストール方法
■ Acrobat Reader 4.0のインストール ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
各アプリケーションに付属のPDFマニュアルをコンピューター
上で見るために、あらかじめこのソフトウェアをインストール
する必要があります。
Acrobat Reader 4.0の前のバージョンがすでにコンピュータ
にインストールされている場合は、このバージョンをインス
トールする前に、前のバージョンのものをアンインストール
してください。
1Acroreadフォルダーをダブルクリックします。
4種類の言語のフォルダーが表示されます。
2Japaneseフォルダーをダブルクリックします。
ar40jpn.exeという実行ファイルが表示されます。
3ar40jpn.exeをダブルクリックします。
Acrobat Readerのセットアップダイアログが表示されます。
4 画面の指示に従ってインストールを実行します。
インストール後、コンピューター上(デフォルトでは
Program Files)にAcrobatのフォルダーが追加されます。
操作については[ヘルプ]メニューの[Readerオンラインガイ
ド]をご参照ください。
■ XGworks liteのインストール・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
シーケンサーとしての機能以外に、DX200 Editorをインス
トールし、DX200のパターンエディターとしての機能を活用
することができます。
使用できないウィンドウや機能
スタッフウィンドウ、ドラムウィンドウ、ピアノロールウィ
ンドウのコントロールセクション、スタッフウィンドウの印
刷機能、プラグイン(ボイストゥスコアR、オートアレン
ジャー、ギターアレンジャー、SW1000XGミキサー、オート
プレイ、インポーター )、ジョブ(ボイストゥスコア、XFイン
フォメーションエディター )
XGworks liteのPDF取扱説明書にも「ユーザーサポート」や
「パッケージ/CD‐ROMの内容」、「ソフトウェアのインストール
方法」の記載がありますが、内容が異なります。正しくは
DX200取扱説明書の「ユーザーサポート」や「CD‐ROMの内
容」、「ソフトウェアのインストール方法」をご参照ください。
1XGworksフォルダーをダブルクリックします。
JapaneseとInternationalの2つのフォルダーが表
示されます。
2Japaneseフォルダーをダブルクリックします。
Setup.exeなどのファイルが表示されます。
3Setup.exeをダブルクリックします。
XGworks lite Ver.3.0のセットアップダイアログが表示さ
れます。
4 画面の指示に従ってインストールを実行します。
インストールが完了したら、コンピューターの再起動を選択
します。
再起動後、コンピューター上(デフォルトではProgram
Files)にYAMAHAのフォルダーが追加され、その中に
XGworksLiteのフォルダーが生成されます。
操作についてはフォルダー内のXGworks取扱説明書(PDFマ
ニュアル:XGworks.pdf)やオンラインヘルプをご参照くださ
い。
■ プラグインソフトDX200 Editorのインストール ・ ・
XGworks liteのプラグインソフトDX200 Editorを使っ
て、DX200のパターンデータをエディットすることができま
す。
1Plugフォルダーをダブルクリックします。
Setup.exeなどのファイルが表示されます。
2Setup.exeをダブルクリックします。
YAMAHA DX200 Editorのインストールダイアログが表示
されます。
3 画面の指示に従ってインストールを実行します。
XGworksLiteのフォルダーの中に各プラグインソフトが追
加されます。
(XGworks liteの[プラグイン]メニューにDX200 Editorが
追加されます。)
操作についてはオンラインヘルプをご参照ください。
XGworks liteのPDF取扱説明書は正規版であるXGworksのも
のと共通です。したがって、取扱説明書に記載されている内
容の中でご使用になれない機能があります。あらかじめご了
承ください。
69
Page 70
資 料
付属のCD-ROMについて
Mac OSユーザーの方へ
CD-ROMの内容
CD-ROMには[Japanese]と[International]のフォルダーがあ
ります。
日本語版をインストールしますので、[Japanese]フォルダー
をダブルクリックして開きます。このフォルダーには、
Macintosh用の日本語版アプリケーションおよびデータファイ
ルが4種類のフォルダーに分けて納められています。
・ Acrobat Reader 4.0
・ Open Music System (OMS)2.3.3
・ DX200 Editor
・ PLG150-DXプリセットボイスファイル
PLG150-DX用のプリセットボイスファイルです。DX200
と互換性があるので、DX200 Editorを使ってボイスをエ
ディットすることができます。
ファイル名はPlgDxP1.DX2〜PlgDxP7.DX2です。
ソフトウェアの動作環境
DX200 Editor
OS: Mac OS8.0〜9.04
CPU: PowerPC604, 100MHz以上
(G3, 300MHz以上を推奨)
メモリ: 15MB以上
ハードディスク: 8MB以上 (OMSを含む)
ディスプレイ: 800 x 600ドット, 256色以上
ソフトウェアのインストール方法
■ Open Music System (OMS)2.3.3Jのインストール・
Mac OS上で複数の音楽アプリケーション(MIDIデータ)を使用
できるようにします。コンピューターにすでにOMSがインス
トールされている場合は再インストールする必要はありません。
1OMSフォルダーをダブルクリックします。
Install OMS2.3.3J(インストーラー )が表示されます。
2Install OMS2.3.3Jをダブルクリックします。
OMSのセットアップダイアログが表示されます。
3 画面の指示に従ってインストールを実行します。
インストールが完了したら、コンピューターの再起動を選択
します。
再起動後、コンピューター上(デフォルトではハードディスク
上)にOpcode/OMSアプリケーションフォルダーが
追加されます。
4 CD‐ROM内のOMS2.3JManual.pdfをドラッグ
&ドロップで、
OMSアプリケーションフォルダーにコピーします。
操作についてはこのOMS2.3JManual.pdfをご参照く
ださい。
5 CD‐ROMのOMSフォルダー内にあるOMS
Setup for YAMAHAフォルダーを、お使いのコン
ピューターのハードディスクにドラッグ&ドロップでコピー
します。
このOMS Setup for YAMAHAフォルダーには、OMS
セットアップファイルが入っています。お使いの音源のセッ
トアップファイルをテンプレートとしてご使用ください。
■ Acrobat Reader 4.0のインストール ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
各アプリケーションに付属のPDFマニュアルをコンピューター
上で見るために、あらかじめこのソフトウェアをインストール
する必要があります。コンピューターにすでにAcrobat
Readerがインストールされている場合は再インストールする必
要はありません。
1Acrobatフォルダーをダブルクリックします。
Japanese Reader Installer(インストーラー )が表示さ
れます。
2Japanese Reader Installerをダブルクリックしま
す。
Acrobat Readerのセットアップダイアログが表示されます。
3 画面の指示に従ってインストールを実行します。
インストールが完了したら、コンピューター上(デフォルトで
はハードディスク上)にAdobe Acrobatフォルダーが追
加されます。
操作についてはヘルプメニューの[アクロバットのヘルプ]を
ご参照ください。
セットアップファイルを初めてお使いになる場合は、
OMSアプリケーションフォルダーにある
OMS Setupを起動して、ファイルメニューより
有効にして保存を選んでください。
■ DX200 Editorのインストール ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
DX200のパターンデータをコンピューター上でエディットす
ることができます。
1DX200 Editorフォルダーをダブルクリックします。
DX200 Editorのインストール(インストーラー )が表示
されます。
2DX200 Editorのインストールをダブルクリックしま
す。
DX200 Editorのインストールダイアログが表示されます。
3 画面の指示に従ってインストールを実行します。
インストール後、コンピューター上(デフォルトではハード
ディスク上)にDX200 Editor for Macintoshフォル
ダーが追加されます。
操作についてはHelpフォルダー内のPDFマニュアル
DX200Editor.pdfをご参照ください。
70
Page 71
仕 様
仕 様
資 料
1.機能
音源 FM Synthesis音源
(6 Operator FM, Filter(FEG),
Amp(AEG), PEG, Noise) + AWM2
トラック 1 (FM) + 3 (AWM2) パート
最大同時発音数 16 (FM) + 32 (AWM2) 音
エフェクター Distortion, 3-Band EQ (FMのみ)
+1 エフェクター (Tempo Delay/
Reverb, Flanger/Chorus,Phaser,
Amp.Simulator)
パターン プリセットパターン x 256,
ユーザーパターン x 128
シーン 2 シーン (パターンごと)
ステップシーケンサー MIDI Sync, MIDITransmit
その他 フリー EG (4 トラック)
2.操作子
サウンドコントロールノブ x 16
(Cutoff/Filter Type, Resonance, FEG Depth,
Modulator Harmonic, Modulator FM Depth, Modulator
Decay, Noise Level, EG Attack, EG Decay, EG Sustain,
EG Release, Portamento Time, Effect Param/Pan,
Effect Wet/Vol, LFO Speed, Scene Control)
[VOLUME]ノブ x 1
[DATA]ノブ x 1
4.ディスプレイ
7セグメントLED x 4
5.接続端子
OUTPUT L(MONO)/R Phone x 2
MIDI IN/OUT Din x 2
DC IN
PHONES Stereo phone
6.最大出力
Phones +0.5dBm(33Ω)
Stereo Output +9.0dBm(10kΩ)
7.外形寸法、質量
338.0(W) x 208.9(D) x 51.7(H) mm、1600 g
8.付属品
取扱説明書
CD-ROM (for Windows and Macintosh)
電源アダプター(PA-3B)
保証書
ユーザー登録カード
シリアルNo.ラベル
3.パネルスイッチ
サウンドコントロールスイッチ x 8
(LFO Detail, Key Assign, Algorithm,Modulator Select,
Effect Type, EG Select, DistSw)
Scene x 2, Sequencer. Sw x 2, Mode x 2,
Pattern Select x 1, Keyboard Mode x 1, Step Select x 16,
Step Group Select x 2, Track Select x 2, Play Effect x 2,
Octave x 2, Tap Tempo x 1, Free EG Sw. x 4,
Free EG Mode x 1, Free EG Length x 1, Store x 1,
Show Value x 1, Shift x 1, Exit x 1
エラーメッセージ
エラーメッセージ
Err1
Err2
(点滅) Battery Low
(点滅) MIDI Buffer Full
本体のバックアップリチウムバッテリーの電圧が下がったときに表示されます。
お買い上げのお店か、お近くのヤマハ電気音響製品サービス拠点にご連絡ください。
大量のMIDI情報を短時間に受信したため処理できなかったときに表示されます。
MIDIデータの間隔を空けるか、MIDIデータの量を減らしてみてください。
※ 仕様および外観は改良のため予告無く変更することがあります。
資 料
Err3
Err4
(点滅) MIDI Data Error
(点滅) MIDI Checksum Error
受信したMIDIデータに間違いがあります。MIDIデータを確認してください。
受信したシステムエクスクルーシブメッセージのチェックサムがちがいます。
MIDIデータのチェックサムを確認してください。
71
Page 72
資 料
故障かな?と思ったら
故障かな?と思ったら
症 状 考えられる原因/解決法
電源が入らない 付属の電源アダプター (PA-3B)が正しく接続されていますか? (11ページ)
音が出ない ・ アンプなどの再生装置に正しく接続されていますか?
特定のトラックの音が出ない ・ トラックごとのボリュームが下がっていませんか? (21ページ)
本体の鍵盤を弾いても音が出ない [KEYBOARD]ボタンは点灯していますか? (32ページ)
外部MIDI機器を接続して演奏した場合に音が出ない MIDIチャンネルは正しく設定されていますか? (57ページ)
・ 再生装置のボリュームは上がっていますか?
・ 本体の[VOLUME]ノブは上がっていますか?
・ EGのアタックタイムが大きな値になっていませんか? (37ページ)
・ 鍵盤の音量が下がっていませんか? (33ページ)
・ トラックがミュートされていませんか? (20ページ)
・ ステップがミュートされていませんか? (22ページ)
・ カットオフ周波数が0に設定されていませんか? (25ページ)
点灯していない場合は[KEYBOARD]ボタンを押してください。
ノブの操作が効かない ・ シンセトラックが選ばれていますか? (20ページ)
・ パターンの入力状態に入っていませんか? ([STEP1〜8]ボタンまたは
[STEP9〜16]ボタンが点灯していませんか? )(46ページ)
ステップシーケンサーが再生できない ・ SHOW VALUEまたはORIGINAL VALUEの状態になっていませんか?
(28ページ)
・ PATTERN JOB、MIDI SETUP、またはUTILITYの設定状態に入っていま
せんか?
・ (外部MIDI機器との同期時)同期するMIDI機器は正しく接続されています
か?
・ MIDIクロックがExternalに設定されていませんか?
Internalに設定してください。(56ページ)
パターンやフリー EGが録音(入力)できない ソングを演奏する状態に入っていませんか? (52ページ)
[PATTERN]ボタンを押してパターンを演奏する状態にしてください。
フリー EGのトラックが選択できない リズムトラックが選択されていませんか?
[SYNTH TRACK]ボタンを押してシンセトラックを選択してください。
フリー EGが入力できない フリー EGトラックは選択されていますか? (38ページ)
パターンの音が設定したゲートタイムよりも長く/
短く感じる
パターンの音が設定した音程よりも高く/低く感じる トランポーズ値が異なって設定されていませんか? (19ページ)
パターン全体のゲートタイム値が異なって設定されていませんか?
(19ページ)
外部シーケンサーでDX200を演奏させる場合、
DX200本体のステップシーケンサーが再生されてし
まい、正しく演奏できない
外部MIDI機器と同期演奏できない MIDIクロック(56ページ)およびMIDIコントロール(65ページ)の設定を確認
DX200 EditorでDX200を演奏させる場合、
DX200 Editorの[PLAY]ボタンを押してもステッ
プシーケンサーが正しく動かない
DX200 Editorでバルク受信できない DX200 本体のMIDI IN/OUT端子とパソコン(またはMIDIインターフェース)
MIDIコントロールをOutまたはOffに設定してください。(65ページ)
してください。
MIDIコントロール(65ページ)をOnまたはInに、MIDIクロック(56ページ)を
Internalに設定してください。
のMIDI OUT/IN端子とがどちらも正しく接続されていますか? (64ページ)
72
Page 73
FM音源のしくみ
FM音源のしくみ
DX200のボイスを実際にエディットする前に、FM音源のしくみを把握しておきましょう。
FM
FMオペレーター
資 料
LFO PEG
ノイズジェネレーター
ミキサー
フィルター
ディストーション EQ
オペレーター
DX200にはオペレーターと呼ばれる正弦波を作り出す装置が6つ内蔵されています。この6つのオペレーター
を組み合わせて1つのボイスを作ります。オペレーターは、次の2つの機能を持っています。
(1) 作り出す正弦波の周波数(音程)を自由に変えることができる。
(2) 作り出す正弦波の振幅(音量=アウトプットレベル)を自由に変えることができる。
正弦波とは、倍音をまったく含まない音で、音の基本となる波形です。
命令
命令
オペレーター
作り出す正弦波の
周波数を変えられる
オペレーター
作り出す正弦波の
振幅を変えられる
73
Page 74
資 料
FM音源のしくみ
2つのオペレーターの組み合わせ
6つのオペレーターにはさまざまな組み合わせが考えられますが、ここではその基本となる2つのオペレー
ターの組み合わせについて説明します。
2つのオペレーターの組み合わせには次の2通りがあります(2つのオペレーターをそれぞれA、Bとします)。
(1) 横方向の組み合わせ
横方向の組み合わせでは、2つのオペレーターの出す音がミックスされます。
A B
このとき、A、Bはともに、実際に音(正弦波)を出しています。
AとBがミックスした音
(2) 縦方向の組み合わせ
縦方向の組み合わせでは、上のオペレーター (B)が下のオペレーター (A)の音を
変化させ、下のオペレーター (A)からは多くの倍音が加わった正弦波以外の波
形が出力されます。このとき、BはAの音を変化しているだけで、実際に音は出
していません。また、AはBによって変化させられながら、実際に音を出してい
ます。
このように、上側のオペレーターが下側のオペレーターの音を変える働きのこ
とをFM変調(または変調)と呼んでいます。
これをまとめると次のようになります。
● 横方向の組み合わせ ...........2つのオペレーターはどちらも音を出すためのもの
● 縦方向の組み合わせ ...........1つのオペレーターは別のオペレーターの音を変えるためのもの
1つのオペレーターは音を出すためのもの
このように縦方向の組み合わせの場合、2つのオペレーターの働きはまったく異なります。
B
A
A,Bともに実際に音を
出している
BはAの音を変化させている
(音は出していない)
AはBによって変化させられながら、
実際に音を出している
キャリアとモジュレーター
縦方向に組み合わせた2つのオペレーターを区別するために、それぞれを「キャリア」と「モジュレーター」
という名前で呼んでいます。
● キャリア .............................. 最も下に位置し、実際に音を出すためのオペレーター (前項のA)
● モジュレーター................... 他のオペレーターの上に位置し、すぐ下のオペレーターの音を変える
(変調する)ためのオペレーター (前項のB)
オペレーターが3つ以上の場合にも、同様に各オペレーターはキャリアとモジュレーターに分けられます。
(5)
M M
C C
(2) (1) (3)
C C C
「C」・・・キャリア
「M」・・・モジュレーター
M M
M
C
C C
(4)
M M
C
74
Page 75
FM音源のしくみ
(1) すべて横方向の組み合わせの場合にはモジュレーターがなく、すべてキャリアになります。モジュレー
ターがないため、キャリアの出す波形はすべて正弦波です。
(2) 縦方向に3つ以上のオペレーターが積み重なっている場合は、一番下のオペレーターだけがキャリアとな
ります。上側のモジュレーターが下側のモジュレーターを変調し、下側のモジュレーターは変調された波
形でキャリアを変調するため、キャリアの変調の度合いが深くなり、より多くの倍音を含んだ音を出しま
す。
(3) キャリアが2つ、モジュレーターが1つです。モジュレーターはすぐ下のキャリアを変調します。変調され
たキャリアは、倍音を含んだ音を出します。もう一方のキャリアは、正弦波を出します。最終的には、こ
の2つのキャリアの出す音がミックスされて全体の音になります。
(4) キャリアが1つ、モジュレーターが2つです。2つのモジュレーターは互いに独立して1つのキャリアを変
調しています。キャリアは、2つのモジュレーターから変調されることで、より多くの倍音を含んだ音を
出します。
(5) 2つのオペレーターを縦方向に組み合わせたものが左右に2つある形です。それぞれ、モジュレーターはす
ぐ下のキャリアを変調し、キャリアは倍音を含んだ音を出します。最終的には、2つのキャリアの出す音
がミックスされて全体の音になります。
資 料
DX200では「モジュレーターセレクト(Tip 44)」でモジュレーターを選択します。
倍 音
ほとんどの音は、ピッチ(周波数)の異なる複数の音によって構成されています。複数の音の内、音全体のピッ
チを決める音を基音(基本波)、基音以外の音をすべて倍音(高調波)と呼んでいます。
ある音を基音として倍音関係にある音を順に並べたものを倍音列といいます。倍音列の各音には、基音を1と
して順に第2倍音、第3倍音などの名前が付けられています。
倍音列上の倍音は、基音の周波数の整数倍の周波数を持つのですが、これに対して非整数次倍の周波数を持つ
倍音を、非整数次倍音と呼びます。
一般的に、音に含まれる倍音が多くなればなるほど音色は明るくなります。逆に倍音の量が少なくなると音は
レベル
倍音構成の図
第
基
2
音
倍
音
第
倍
音
3
倍音
第
4
倍
音
周波数
倍音列(C1を基音とした場合 )
基
第
第
第
第
第
第
音
2
3
4
倍
音
5
倍
倍
倍
音
音
音
第
6
7
倍
倍
倍
音
音
音
8
暗くなります。また、倍音の種類や音量によって音色は大きく変わります。例えば高い倍音を多く含むとキラ
キラしていてくっきりした音になります。逆に低い倍音を多く含む音はどっしりした音色になります。
倍音
レ
ベ
ル
[波形]
時間
基本波
第2高調波
高
調
波
第3高調波
75
Page 76
資 料
FM音源のしくみ
アルゴリズム
2つのオペレーターの組み合わせは2通りでしたが、6つのオペレーターの組み合わせは相当な数になります。
このオペレーターの組み合わせを「アルゴリズム」と呼び、DX7シリーズおよびDX200ではこの中からボイ
ス作成に効果的な32の組み合わせを選んであります。
FM音源では、あるオペレーターがキャリアとモジュレーターのどちらの働きをするかが、アルゴリズムに
よってダイナミックに変化します。そのためボイスをエディットする場合には、そのボイスで使われているア
ルゴリズムを最初に知る必要があります。
アルゴリズムには、1〜32の番号が付いています。32種類のアルゴリズムについては、「資料」の「アルゴリ
ズム表」(79ページ)をご参照ください。
また、6つのオペレーターには、区別のために1〜6の番号がつけられています。
アルゴリズム28を例にとってみましょう。このアルゴリズムでは、各オペレーターは次のような働きをして
います。
オペレーター 1........................オペレーター 2に変調されながら音を出す(キャリア)
オペレーター 2........................オペレーター 1を変調する(モジュレーター )
オペレーター 3........................オペレーター 4に変調されながら音を出す(キャリア)
オペレーター 4........................オペレーター 5に変調されながらオペレーター 3を変調する
オペレーター 5........................フィードバックで自分自身を変調しながらオペレーター 4を変調する
オペレーター 6........................正弦波を出す(キャリア)
(モジュレーター )
(モジュレーター )
アルゴリズム28
5
2
1 6
DX200では「アルゴリズムタイプ(Tip 43)」でアルゴリズムを選択します。
4
3
フィードバック
(下記参照)
フィードバック
オペレーター自身の出力の一部をもう一度自分に戻し、自分自身を変調するための機能です。フィードバック
を使うことで、より深い変調を得ることができます。
32種類のアルゴリズムには、フィードバックの設定が必ず1ヶ所ずつあります。中には、アルゴリズム4のよ
うに3つのオペレーターをまとめてフィードバックするものもあります。この場合、オペレーター 4の出力の
一部がオペレーター 6に戻るため、非常に深い変調を得ることができます。
アルゴリズム4
3
6
76
2
1
5
4
フィードバック
Page 77
FM音源のしくみ
ボイスを決定する要素
ボイスは、おもに次の4つの要素によって決定されます。
(1) 各オペレーターのアウトプットレベル(OUTPUT LEVEL)
(2) 各オペレーターの出力する音の周波数(OSCILLATOR FREQUENCY)
(3) フィードバックレベル(FEEDBACK LEVEL)
(4) エンベロープジェネレーター(EG)
それぞれについて、順番に説明します。
(1)各オペレーターのアウトプットレベル
ボイスをエディットする際にポイントになるのが各オペレーターのアウトプットレベルです。中でもモジュ
レーターのアウトプットレベルは、音色に最も大きく影響します。
たとえば、2つのオペレーターを縦方向に組み合わせたとき、モジュレーター (B)のアウトプットレベルを0に
すると、キャリア(A)の出す波形は正弦波になります(倍音を含まない暗い音色です)。その状態からモジュレー
ターのアウトプットレベルを徐々に増加すると、変調の度合いが深くなり、キャリアの出す波形は倍音を多く
含んだものに変化していきます。倍音の変化に比例して音色も徐々に明るくなり、最後には耳障りな音にまで
変化します。
このことから、モジュレーターのアウトプットレベルによって「変調の度合い」=「音色の明るさ」が変化す
るのがわかります。
資 料
モジュレーター
キャリア
B
アウトプット
レベル=0
A
正弦波
B
アウトプットレベル
を少し上げる
A
波形が少し
変わる
B
アウトプットレベル
を大きく上げる
A
波形は大きく
変わる
一方、キャリアは実際に音を出しているため、キャリアのアウトプットレベルを変化すると、音の大きさ
(音量)が変化します。キャリアが1つしかない場合は単に全体の音量が変化するだけですが、キャリアが複数
あるアルゴリズムではキャリア間の音量バランスで音色が変化する場合もあります。
これらをまとめると次のようになります。
● モジュレーターのアウトプットレベルでは、音色が変化します。
● キャリアのアウトプットレベルでは音量が変化します。キャリア間の音量バランスで音色が変化する場
合もあります。
● DX200では、FMデプス(Tip 46)で変化させることができます。
77
Page 78
資 料
FM音源のしくみ
(2)各オペレーターの出力する音の周波数
モジュレーターの働きでキャリアの出す音に付加される倍音の種類は、モジュレーターとキャリアの周波数の
比率で決まります。
たとえば、2つのオペレーターを縦方向に組み合わせたとき、両方の「FREQUENCY COARSE」を1.00に
設定すると、周波数比は1:1になり、1倍音、2倍音、3倍音といった整数次倍音が順番に出てくる状態になり
ます。このような倍音構成の音は鋸歯状波(ノコギリ波)と呼ばれ、ブラスやストリングス、ピアノなどを作る
際に使われます。
その状態からモジュレーターの「FREQUENCY COARSE」を2.00に変更すると、周波数比は1:2になり、
1倍音、3倍音、5倍音といった奇数倍音だけが出てくる状態になります。このような倍音構成の音は矩形波と
呼ばれ、クラリネットやオーボエといった木管楽器を作る際に使われます。
また、「FREQUENCY FINE」を操作して周波数比が整数にならないように設定すると、非整数次倍音が多く
発生し、金属音や打弦時のノイズ音、ブレスノイズなどを作ることができます。
モジュレーター
キャリア
B
周波数比1:1 周波数比1:2
A
鋸歯状波 矩形波
B
A
「FREQUENCY COARSE」「FREQUENCY FINE」ともに、DX200 Editorで設定することができます。
(3)フィードバックレベル(FEEDBACK LEVEL)
フィードバックレベルを上げることで、変調が深くなり、音色は明るくなります。
(4)エンベロープジェネレーター (EG)
EGは、鍵盤を弾いた瞬間から音が消えるまでのアウトプットレベルの時間的な変化を作ります。
いろいろな楽器音を比べてみると、音色そのものが違う以上に、音の出方や消え方に大きな違いがあるのがわ
かります。たとえば、ピアノは弾いた瞬間に音量が最大に上がり、その後鍵盤を押さえ続けても音量はしだい
に減衰していきます。また音色の時間的な変化をみると、打弦の瞬間は倍音の多い明るい音だったのが、倍音
はすぐに少なくなり暗い音色に変化してしまいます。
このような楽器音の音量や音色の時間的な変化を作り出すのがEGです。
FM音源ではオペレーターごとにEGが内蔵されています。キャリアのEGは音量の、モジュレーターのEGは音
色の時間的な変化を作り出します。
FM音源についてもっと詳しく知りたいときは…
下記のサイトの「FM音源講座」をご活用ください。
http://www.yamaha.co.jp/xg/reading/fm/index.html
78
Page 79
アルゴリズム表
資 料
FM音源のしくみ
モジュレーターグループリスト
モジュレーターセレクト = 1 モジュレーターセレクト = 2 モジュレーターセレクト = 3
アルゴリズム
1o o
2o o
3o o
4o o
5o
6o
7o o
8o o
9o o
10 o o
11 o o
12 o o
13 o
14 o
15 o o
16 o
17 o
18 o
19 o
20 o
21 o
22 o
23 o
24 o
25 o
26 o
27 o
28 o
29 o o
30 o
31 o
32 o
o : 制御対象のオペレーター ( モジュレーターセレクト (Tip 44) で「ALL 」が選択されているときは、モジュレーターセレクト 1 〜3 のすべてのオペレーターが対象となります)
123456
オペレーターNo.
アルゴリズム
1o
2o
3o
4o
5o
6o
7o
8o
9o
10 o
11 o
12 o
13 o o
14 o
15 o
16 o
17 o
18 o
19 o
20 o
21 o
22 o
23 o
24 o
25 o
26 o
27 o
28 o
29 o
30 o
31 o
32 o
123456
オペレーター No.
アルゴリズム
1o
2o
3o
4o
5o
6o
7o
8o
9o
10 o
11 o
12 o
13 o
14 o
15 o o
16 o o
17 o
18 o
19 o
20 o
21 o
22 o
23 o
24 o
25 o
26 o
27 o
28 o
29 o
30 o
31 o
32 o
123456
オペレーター No.
79
Page 80
資 料
MIDIデータフォーマット
MIDIデータフォーマット
1. チャンネル メッセージ
1.1 ノートオン/ノートオフ
鍵盤の演奏情報を伝えるメッセージである。
送受信ノート範囲 =C-2...G8
ベロシティー範囲 = 1...127 (Velocity はノートオンのみ受信)
1.2 コントロール チェンジ
ボリュームやパン等のコントローラ操作情報を伝えるメッセージである。
コントロールナンバー (Ctrl#)によって機能を区分けしている。
1.2.1 Bank Select
ボイスのバンクを選択するメッセージである。
Control# Parameter Data Range
0 BankSelectMSB 0...127
32 Bank Select LSB 0...127
Program Change を受信するまで、Bank Select の処理は保留される。ボイスバンクを含
めてボイスを変更する場合、Bank Select とプログラムチェンジメッセージをセットに
して、Bank Select MSB、LSB、ProgramChangeの順で送信すること。
1.2.2 Modulation
ビブラートをかける深さをコントロールするメッセージである.
Control# Parameter Data Range
1 Modulation 0...127
1.2.3 Portamento Time
ポルタメント(1.2.9参照) のかかり方をコントロールするメッセージである。
Control# Parameter Data Range
5 PortamentoTime 0...127
0 でポルタメント効果なし、127 でポルタメント最長時間となる。
RHYTHM TRACK は効果しない。
1.2.4 Data Entry
RPN(1.2.17参照)、NRPN(1.2.16参照)で指定したパラメーターの値を設定するメッセー
ジである。
(RHYTHM TRACK のみ)
Control# Parameter Data Range
6 DataEntryMSB 0...127
38 Data EntryLSB 0...127
1.2.5 Main Volume
パートごとのボリュームをコントロールするメッセージである。
(パートごとの音量バランスを調節する場合に用いる。)
Control# Parameter Data Range
7 MainVolume 0...127
0で無音、127で最大音量となる。
1.2.6 Panpot
パートごとの音の定位をコントロールするメッセージである。
Control# Parameter Data Range
10 Pan 0...64...127
0 で左、64で中央、127 で右となる。
1.2.7 Expression
パートごとの抑場をコントロールするメッセージである。
(曲中での音量変化をつける場合に用いる。)
Control# Parameter Data Range
11 Expression 0...127
1.2.8 Hold1
サステインペダルのオン/オフをコントロールするメッセージである。
Control# Parameter Data Range
64 Hold1 0...63,64...127
ONのとき、ノートオフを受信しても発音中の音が保持される。
1.2.9 Portamento
ポルタメントペダルのオン/オフをコントロールするメッセージである。
Control# Parameter Data Range
65 Portamento 0...63,64...127
ONの時、ある音から次の異なる音程になめらかにつながるようになる。音の移行す
る時間はPortamento Time(1.2.3参照)で調整する。
RHYTHM TRACK は効果しない。
1.2.10 Sostenuto
ソステヌートペダルのオン/オフをコントロールするメッセージである。
Control# Parameter Data Range
66 Sostenuto 0...63,64...127
ある音の発音中にソステヌートをオンにすると、OFFになるまでその音が保持され
る。
RHYTHM TRACK は効果しない。
1.2.11 Release Time
音色で設定されているEGのリリースタイムを調節するメッセージである。
Control# Parameter Data Range
72 Release Time 0...127 SYNTH TRACK
80
(OFF , ON)
(OFF , ON)
(OFF , ON)
0...64...127 RHYTHM TRACK
(-64...0...+63)
RHYTHM TRACK は相対変化のパラメーターであるため、64を基準として増減の指
定をする。
値を大きくするとノートオフ後の余韻が長くなる。
1.2.12 Attack Time
音色で設定されているEGのアタックタイムを調節するメッセージである。
Control# Parameter Data Range
73 AttackTime 0...127 SYNTH TRACK
RHYTHM TRACK は相対変化のパラメーターであるため、64を基準として増減の指
定をする。
値を大きくすると音の立ち上がりがゆるやかになり、値を小さくすると立ち上がりが
鋭くなる。
1.2.13 Brightness
音色で設定されているローパスフィルターのカットオフフリーケンシーを調節する。
Control# Parameter Data Range
74 Brightness 0...127 SYNTH TRACK
RHYTHM TRACK は相対変化のパラメーターであるため、64を基準として増減の指
定をする。
値が小さくなるほど柔らかな音になる。
音色により、効果のある範囲が設定できる範囲より狭い場合がある。
1.2.14 Decay Time
音色で設定されている EG の Decay Time を調節する。
Control# Parameter Data Range
75 Decay Time 0...127 SYNTH TRACK のみ
音量が最大値に達した時点からサステインレベルに変化するのに要する時間を指定す
る。
1.2.15 Effect4 Depth
エフェクトに対するセンドレベルを設定するメッセージである。
Control# Parameter Data Range
94 Effect4 Depth 0...127
値を大きくすると、エフェクトの効果が深くなる。
1.2.16 NRPN(ノンレジスタード・パラメーター・ナンバー)
NRPN MSB と NRPN LSBを与えて制御するパラメーターを指定し、その後データ・
エントリー (1.2.4参照)で指定パラメーターの値を設定する。
(RHYTHM TRACK のみ)
NRPN
MSB LSB
18H rr mm --
※1 1.2.4を参照
1.2.17 RPN(レジスタード・パラメーター・ナンバー)
RPN MSB とRPN LSB を与えて制御するパラメーターを指定する。
RPN
MSB LSB
7FH 7FH -- --
※1 1.2.4を参照
1.2.18 その他
さらに、CONTROL CHANGE IN/OUT= ALL の場合は、以下の CONTROL CHANGE
NUMBER 全てを送受信する。
CONTROL CHANGE IN/OUT= NORM の場合は のCONTROL CHANGE
NUMBER の送受信をする。
category param
SCENE scene 3 LFO wave 15 -
AEG attack 73 -
FEG attack 82 -
COMMON key assign 8 -
ALGORITHM type 33 MODULATOR select - NOISE OSC type 51 -
Data Entry ※1
MS7B LSB
Data Entry ※1
MSB LSB
pmd 18 fmd 19 amd 80 speed 16 -
decay 75 sustain 31 release 72 -
decay 83 sustain 28 release 29 -
portamento 5-
0...64...127 RHYTHM TRACK
(-64...0...+63)
0...64...127 RHYTHM TRACK
(-64...0...+63)
パラメーター名と値の範囲
ドラムインストゥルメントピッチコース
rr: drum instrument note number
mm : 00H -40H - 7FH (-64...0...+63)
パラメーター名と値の範囲
RPN ヌル
RPN および NRPN番号が設定されて
いない状態にする。
内部の設定値は変化しない。
SYNTH RHYTHM
CC#
9-
Page 81
資 料
MIDIデータフォーマット
category param
MISC harmonic
FM depth
FM decay
EFFECT type 88 -
DISTORTION switch 49 VCF cutoff 74
MIXER pan 10 10
1.3 チャンネルモードメッセージ
パートの基本動作を設定するメッセージである。
1.3.1 All Sound Off
該当チャンネルの発音中の音をすべて消音する。
ただし、ノートオンやホールドオンなどのチャネルメッセージの状態は保持する。
Control# Parameter Data Range
120 All Sound Off 0
1.3.2 Reset All Controllers
以下のコントローラーの設定値が変化する。
ピッチベンドチェンジ
チャンネルプレッシャー
モジュレーション
エクスプレッション
ホールド
ポルタメント
次の各データは変更しない
プログラムチェンジ、バンクセレクトMSB/LSB、ボリューム、パン、
エフェクトセンドレベル4で設定されたパラメーター値。
Control# Parameter Data Range
121 Reset All Controllers 0
1.3.3 All Note Off
該当パートのノートオンしているノートをすべてオフする。
ただし、ホールド1がオンの場合は、それらがオフになるまで発音は終了しない。
Control# Parameter Data Range
123 All Note Off 0
1.3.4 Omni Off
オール・ノート・オフを受信した時と同じ処理を行なう。
Control# Parameter Data Range
124 Omni Off 0
1.3.5 Omni On
オール・ノート・オフを受信した時と同じ処理を行なう。
Control# Parameter Data Range
125 Omni On 0
1.3.6 Mono
オール・サウンド・オフを受信した時と同じ処理を行ない、値(モノ数)が 0 ...16 の
範囲内にあれば該当チャンネルを Mode4※(m = 1) にする。
Control# Parameter Data Range
126 Mono 0...16
※ Mode4とは指定されたチャンネル情報だけを受信し、単音で発音する状態のこと。
1.3.7 Poly
オール・サウンド・オフを受信した時と同じ処理を行ない、該当チャンネルを
Mode3※ にする。
Control# Parameter Data Range
127 Poly 0
※ Mode3とは指定されたチャンネル情報だけを受信し、ポリフォニックで発音する状
態のこと。
noise level 39 -
param 48 wet ( send )
filter type 59 resonance 71
FEG depth 81 -
volume 7 7
コントローラー 設定値
mod1 20 mod2 21 mod3 22 -
mod1 23 mod2 24 mod3 25 -
mod1 26 mod2 27 mod3 30 -
SYNTH RHYTHM
±0(中央)
0(オフ)
0(オフ)
127(最大)
0(オフ)
0(オフ)
CC#
89 -
94 94
1.4 プログラムチェンジ
音色の切り換えを伝えるメッセージである。
受信チャンネルのプログラムナンバーを変更する。ボイスバンクを含めて変更する時
はBank Selectメッセージをセットにして送信する(1.2.1を参照)。
1.5 ピッチベンド
ピッチベンドの操作情報を伝えるメッセージである。
2. システム エクスクルーシブ メッセージ
2.1 パラメーター チェンジ
本機は以下の Parameter changeを扱う。
[ UNIVERSAL REALTIME MESSAGE ]
1) Master Volume
[ UNIVERSAL NON REALTIME MESSAGE ]
1) Identity Request (INQUIRYMESSAGE)
2) Identity Reply (INQUIRY MESSAGE)
[ DX200 NATIVE PARAMETER CHANGE ]
1) System1 parameter change
2) System2 parameter change
3) Current VoiceCommon1 parameter change
4) Current VoiceCommon2 parameter change
5) Current VoiceFreeEG parameter change
74
71
6) Currnet VoiceStep Seq. parameterchange
7) Currnet RhythmStep Seq. parameterchange
8) Current Effect parameter change
9) Current MulitPart parameter change
[ DX PARAMETER CHANGE ]
1) VCED parameterchange
2) ACED parameterchange
2.1.1 ユニバーサル リアルタイムメッセージ
2.1.1.1 Master Volume
11110000
01111111
01111111
00000100
00000001
0sssssss
※
0ttttttt
11110111
または、
11110000
01111111
0xxxnnnn
00000100
00000001
0sssssss
0ttttttt
11110111
受信すると、Volume MSB が System Parameter のMASTER VOLUME に反映される。
※ 2進数表現
2.1.2 ユニバーサル ノン・リアルタイムメッセージ
2.1.2.1 Identity Request
11110000
01111110
0xxxnnnn
00000110
00000001
11110111
このメッセージを受信することにより、本機は次の2.1.2.1のIdentity Reply Messageを
送信する。
2.1.2.2 Identity Reply
11110000
01111110
0xxxnnnn
00000110
00000010
01000011
00000000
01000001
00000011
00000101
00000000
00000000
00000000
00000001
11110111
本機は2.1.2.1のIdentity Requestメッセージを受信すると、このメッセージを送信する。
F0H = Exclusive status
7FH = UniversalReal Time
7FH = IDof target device
04H = Sub-ID #1=Device ControlMessage
01H = Sub-ID #2=MasterVolume
SSH = Volume LSB
TTH = VolumeMSB
F7H = End of Exclusive
F0H = Exclusive status
7FH = UniversalReal Time
XNH = DeviceNumber, xxx= don't care
04H = Sub-ID #1=Device ControlMessage
01H = Sub-ID #2=MasterVolume
SSH = Volume LSB
TTH = VolumeMSB
F7H = End of Exclusive
0sssssss
を16進表現したものがSSHであることを示す。他も同様。
F0H = Exclusive status
7EH = Universal Non-Real Time
XNH = IDof target device
06H = Sub-ID #1=General Information
01H = Sub-ID #2=IdentityRequest
F7H = End of Exclusive
F0H = Exclusive status
7EH = Universal Non-Real Time
XNH = IDof target device
06H = Sub-ID #1=General Information
02H = Sub-ID #2=IdentityReply
43H = YAMAHA ID
00H = Device Family Code LSB DX200ID #1
41H = Device Family Code MSB DX200ID #2
03H = Device Number Code LSB DX200 ID #3
05H = Device Number Code MSB DX200ID#4
00H
00H
00H
01H
F7H = End of Exclusive
81
Page 82
資 料
MIDIデータフォーマット
82
2.1.3 DX200 ネイティブパラメーターチェンジ
このメッセージは DX200 特有のパラメーターを設定する。
1つのメッセージで変更できるパラメーターは1つであり、メッセージのフォーマット
は下記の通りである。
11110000
01000011
0001nnnn
01100010
0ggggggg
0mmmmmmm
0lllllll
0vvvvvvv
: :
11110111
Data Sizeが2または4のパラメーターはそのSize分のデータを送信すること。
11110000
01000011
0001nnnn
01101101
0ggggggg
0mmmmmmm
0lllllll
0vvvvvvv
: :
11110111
Data Sizeが2または4のパラメーターはそのSize分のデータを送信すること。
2.1.3.1 System1 parameter change
このメッセージは System1 ブロックを設定する。(付表<4 - 1>、<4- 2>参照)。
2.1.3.2 System2 parameter change
このメッセージは System2 ブロックを設定する。(付表<1 - 1>、<1- 2>参照)。
2.1.3.3 Current Vocie Common1 parameter change
このメッセージは現在発音しているボイスの Common1 ブロックを設定する。
(付表<1 - 1>、<1 - 3>参照)。
2.1.3.4 Current Vocie Common2 parameter change
このメッセージは現在発音しているボイスの Common2 ブロックを設定する。
(付表<1 - 1>、<1 - 4>参照)。
2.1.3.5 Current Vocie FreeEG parameter change
このメッセージは現在発音しているボイスの FreeEG ブロックを設定する。
(付表<1 - 1>、<1 - 7>参照)。
2.1.3.6 Current Voice Step Seq parameter change
このメッセージは現在発音しているボイス(SYNTH Track)の Step Seq ブロックを設定
する (付表<1 - 1>、<1 - 8>参照)。
2.1.3.7 Currnet Rhythm Step Seq parameter change
このメッセージは Rhythm Trackの Step Seqブロックを設定する (付表<4 - 1>、
<4 - 10>参照)。
2.1.3.8 Current Effect parameter change
このメッセージは Effect ブロックを設定する。(付表<4 - 1>、<4- 3>参照)。
2.1.3.9 Current Mulit Part parameter change
このメッセージは Multi Part ブロックを設定する。(付表<4 - 1>、<4- 8>参照)。
2.1.4 DX パラメーターチェンジ
11110000
01000011
0001nnnn
0ggggghh
0ppppppp
0vvvvvvv
11110111
2.1.4.1 VCED parameter change
このメッセージは VCED ブロックを設定する(付表<2- 1>、<2 - 2>参照)。
2.1.4.2 ACED parameter change
このメッセージは ACED ブロックを設定する(付表<2- 1>、<2 - 3>参照)。
2.2 バルクダンプ
本機は、以下のバルクダンプ受信のみを扱う。
[ DX200 NATIVE BULK DUMP]
1) System1 bulk dump
2) System2 bulk dump
3) Current VoiceCommon1 bulk dump
4) Current VoiceCommon2 bulk dump
5) Current VoiceFreeEG bulk dump
6) Current VoiceScene1 bulk dump
7) Current VoiceScene2 bulk dump
8) Currnet VoiceStep Seq. bulk dump
9) Currnet RhythmStep Seq. bulk dump
10) Current Effect bulk dump
11) Current MulitPart bulk dump
12) User PatternVoice Common1 1...128
13) User PatternVoice Common2 1...128
14) User PatternVoice Scene1 1...128
15) User PatternVoice Scene2 1...128
16) User PatternVoice FreeEG 1...128
17) User PatternVoice Step Seq. 1...128
18) User PatternEffect 1 ... 128
19) User PatternMulti Part 1 ... 128
20) User PatternRhythm Step Seq 1... 128
21) User Song1 ... 10
F0H Exclusive status
43H YAMAHAID
1NH N:Device Number
62H Model ID
GGH Address High
MMH Address Mid
LLH Address Low
VVH Data
F7H End ofExclusive
F0H Exclusive status
43H YAMAHAID
1NH N:Device Number
6DH Model ID
GGH Address High
MMH Address Mid
LLH Address Low
VVH Data
F7H End ofExclusive
F0H Exclusive status
43H YAMAHAID
1NH N:Device Number
GGH ParameterGroup No.
PPH ParameterNo.
VVH Data
F7H End ofExclusive
[ DX BULK DUMP ]
1) VCED
2) ACED
3) VMEM
4) AMEM
2.2.1 DX200 ネイティブバルクダンプ
このメッセージは DX200 特有のパラメーターを設定する。パラメーターチェンジと
異なり、1つのメッセージで複数のパラメーターを変更する。
11110000
01000011
0000nnnn
01100010
0sssssss
0ttttttt
0ggggggg
0mmmmmmm
0lllllll
0vvvvvvv
: :
0kkkkkkk
11110111
Address および Byte Count は付表1-nに記載している。なおByte Count は付表1-nでの
DataのTotal sizeを示す。
バルクダンプはAddress にブロックの先頭を指定した時に受信する。
ブロックは付表1-nで のTotal size として括られるデータ列の単位を示す。
Check sum は、StartAddress,Byte Count,Data,Check-sum 自身を加算した値の下位7bit が
ゼロになる値である。
2.2.1.1 System1 bulk dump
このメッセージは System1 ブロックを設定する。(付表<4 - 1>、<4- 2>参照)。
2.2.1.2 System2 bulk dump
このメッセージは System2 ブロックを設定する。(付表<1 - 1>、<1- 2>参照)。
2.2.1.3 Current Voice Common1 bulk dump
このメッセージは現在発音しているボイスの Common1 ブロックを設定する。
(付表<1 - 1>、<1 - 3>参照)。
2.2.1.4 Current Voice Common2 bulk dump
このメッセージは現在発音しているボイスの Common2 ブロックを設定する。
(付表<1 - 1>、<1 - 4>参照)。
2.2.1.5 Current Voice FreeEG bulk dump
このメッセージは現在発音しているボイスの FreeEG ブロックを設定する。
(付表<1 - 1>、<1 - 7>参照)。
2.2.1.6 Current Scene1 bulk dump
このメッセージは現在発音しているボイスの Scene1 ブロックを設定する。
(付表<1 - 1>、<1 - 5>参照)。
2.2.1.7 Current Scene2 bulk dump
このメッセージは現在発音しているボイスの Scene2 ブロックを設定する。
(付表<1 - 1>、<1 - 6>参照)。
2.2.1.8 Current Voice Step Seq bulk dump
このメッセージは現在発音しているボイス(SYNTH Track)の Setep Seq ブロックを設定
する。(付表<1 - 1>、<1 - 8>参照)。
2.2.1.9 Current Rhythm Step Seq bulk dump
このメッセージは現在発音している Rhythm Trackの SetepSeq ブロックを設定する。
(付表<4 - 1>、<4 - 10>参照)。
2.2.1.10 Current Effect bulk dump
このメッセージは Effect ブロックを設定する(付表<4 - 1>、<4- 3>参照)。
2.2.1.11 Current Multi Part bulk dump
このメッセージは Muliti Part ブロックを設定する(付表<4 -1>、<4 - 8>参照)。
2.2.1.12 User Pattern VoiceCommon1 bulk dump
このメッセージは User PatternVoice Common1 ブロックを設定する(付表<1- 1>、
<1 - 9>参照)。
2.2.1.13 User Pattern VoiceCommon2 bulk dump
このメッセージは User PatternVoice Common2 ブロックを設定する(付表<1- 1>、
<1 - 10>参照)。
2.2.1.14 User Pattern VoiceScene1 bulk dump
このメッセージは User PatternVoice Scene1 ブロックを設定する(付表<1- 1>、
<1 - 11>参照)。
2.2.1.15 User Pattern VoiceScene2 bulk dump
このメッセージは User PatternVoice Scene2 ブロックを設定する(付表<1- 1>、
<1 - 12>参照)。
2.2.1.16 User Pattern VoiceFreeEG bulk dump
このメッセージは User PatternVoice FreeEG ブロックを設定する(付表<1 -1>、
<1 - 13>参照)。
2.2.1.17 User Pattern VoiceStep Seq. bulk dump
このメッセージは User PatternVoice Step Seq. ブロックを設定する(付表<1 - 1>、
<1 - 14>参照)。
2.2.1.18 User Pattern Effect bulk dump
このメッセージは User PatternEffect ブロックを設定する(付表<4 -1>、<4 - 7>
参照)。
2.2.1.19 User Pattern MultiPart bulk dump
このメッセージは User PatternMulti Part ブロックを設定する(付表<4 -1>、<4 - 9>
参照)。
F0H Exclusive status
43H YAMAHAID
0NH N:Device Number
62H Model ID
SSH ByteCountMSB
TTH ByteCountLSB
GGH Address High
MMH Address Mid
LLH Address Low
VVH Data
KKH Check-sum
F7H End ofExclusive
Page 83
資 料
MIDIデータフォーマット
2.2.1.20 User Pattern RhythmStep Seq bulk dump
このメッセージは User PatternRhythm Step Seq ブロックを設定する(付表<4- 1>、
<4 - 11>参照)。
2.2.1.21 User Song bulk dump
このメッセージは User Songブロックを設定する(付表<4 -1>、<4 - 12>、
<4 - 13>参照)。
2.2.2 DX バルクダンプ
11110000
01000011
0000nnnn
0ttttttt
0sssssss
0ttttttt
0vvvvvvv
: :
0kkkkkkk
11110111
Address および Byte Count は付表3-nに記載している。なおByte Count は付表4-nでの
DataのTotal sizeを示す。
バルクダンプはAddress にブロックの先頭を指定した時に受信する。
ブロックは付表3-nで のTotal size として括られるデータ列の単位を示す。
Check sum は、Data,Check-sum自身を加算した値の下位7bit がゼロになる値である。
2.2.2.1 VCED bulk dump
このメッセージは VCED ブロックを設定する(付表<2- 1>、<2 - 2>参照)。
2.2.2.2 ACED bulk dump
このメッセージは ACED ブロックを設定する(付表<2- 1>、<2 - 3>参照)。
2.2.2.3 VMEM bulk dump
このメッセージは VMEM ブロックを設定する(付表<3 - 1>、<3- 2>参照)。
2.2.2.4 AMEM bulk dump
このメッセージは AMEM ブロックを設定する(付表<3 - 1>、<3- 3>参照)。
F0H Exclusive status
43H YAMAHAID
0NH N:Device Number
TTH Format No.
SSH ByteCountMSB
TTH ByteCountLSB
VVH Data
KKH Check-sum
F7H End ofExclusive
3. システムリアルタイムメッセージ
3.1 アクティブセンシング
3.2 タイミングクロック
3.3 スタート
3.4 コンティニュー
3.5 ストップ
11111110
200msec ごとに送信する。
一度 FE を受信後、約400msec 以上 MIDI の信号がこない場合はALL SOUND OFF、
ALL NOTE OFF、RESET ALL CONTROLLERSを受信したときと同じ処理をして、FE
を一度も受信しない状態に戻る。
11111000
送受信の ON/OFF 設定が行なえる。
11111010
送受信の ON/OFF 設定が行なえる。
11111011
送受信の ON/OFF 設定が行なえる。
11111100
送受信の ON/OFF 設定が行なえる。
FEH
F8H
FAH
FBH
FCH
4. システムコモンメッセージ
4.1 ソングポジションポインタ
11110010
0vvvvvvv
0vvvvvvv
送受信の ON/OFF 設定が行なえる。
F2H
SONG POSITION LSB
SONG POSITION MSB
<付表 1 - 1>
Parameter BaseAddress
MODEL ID = 62
Parameter
System 00 00 00 System2
Current Voice 10 00 00 Current Voice Common 1 (*1)
User Voice ( Common1 ) 20
User Voice ( Common2 ) 21
User Voice ( FreeEG ) 30
User Voice ( Scene-1 ) 40:00
User Voice ( Scene-2 ) 41:00
User Voice ( Step Seq ) 50:00
(*1)Current Voice Bulk 送信順
Current VoiceScene 1
Current VoiceScene 2
↓
Current VoiceCommon 2
↓
Current VoiceCommon 1
その他はどのタイミングで送信してもよい。
Address
(H) (M) (L)
10 01 00 Current Voice Common 2
10 02 00 Current Voice FreeEG
10 03 00 Current Voice Scene 1
10 04 00 Current Voice Scene 2
10 40 00 Current Voice Step Seq Pattern
00
00
:
:
20
7F
00
:
:
21
7F
00
:
10
:
20
:
:
31
00
:
:
3F
70
:
7F
:
7F
:
7F
User Pattern Voice (Common1 )1
:
:
00
User Pattern Voice (Common1 )128
00
User Pattern Voice (Common2 )1
:
:
00
User Pattern Voice (Common2 )128
00
User Pattern Voice (FreeEG ) 1
00
User Pattern Voice (FreeEG ) 2
00
User Pattern Voice (FreeEG ) 3
:
:
00
User Pattern Voice (FreeEG ) 9
:
:
00
User Pattern Voice (FreeEG ) 128
00
User Pattern Voice Scene-11
:
:
00
User Pattern Voice Scene-1128
00
User Pattern Voice Scene-21
:
:
00
User Pattern Voice Scene-2128
00
User Pattern Voice Step Seq 1
:
:
00
User Pattern Voice Step Seq 128
Description
83
Page 84
資 料
MIDIデータフォーマット
<付表 1 - 2>
MIDI Parameter Change table ( SYSTEM2 )
Address Size Data Parameter Description 初期値
(H) (H) (H) (H)
00 00 07 1 NOT USED --
08 1 00 -06 VELOCITY CURVE DX,normal,Soft1,Soft2,Easy,Wide,Hard, 01
09 1 NOTUSED -0A 1 NOT USED -0B 1 NOT USED -0C 1 NOT USED -0D 1 NOT USED -0E 1 00 - 03 32 BULK RECEIVE BLOCK 1-32, 33-64, 65-96, 97-127 00
0F 1 NOT USED --
TOTAL SIZE 09
<付表 1 - 3>
MIDI Parameter Change table ( Current Voice Common 1 )
Address Size Data Parameter Description 初期値
HighMid Low
(H) (H) (H) (H)
10 00 00 1 00 -01 Distortion : Off/On 0(Off), 1(On) 01(On)
01 1 00 -64 Distortion : Drive 0...100 40(100)
02 1 00 -03 Distortion : AMP Type off,stack, combo, tube 01(stack)
03 1 22 -3C Distortion : LPF Cutoff 1.0k〜Thru 30(5.0kHz)
04 1 00 -64 Distortion : Out Level 0〜100 3C(60)
05 1 01 -7F Distortion : Dry/Wet D63>W(1)...D=W(40)...D<W63(7F) 01(D63>W)
06 1 04 -28 2-Band EQLow Freq 32Hz(04)...2.0kHz(28) 11(140kHz)
07 1 34 -4C 2-Band EQLow Gain -12dB(34)...0(40)...+12dB(4C) 40(+0dB)
08 1 0E - 36 2-Band EQ Mid Freq 100Hz(0E)...10.0kHz(36) 28(2.0kHz)
09 1 34 -4C 2-Band EQMid Gain -12dB(34)...0(40)...+12dB(4C) 40(+0dB)
0A 1 0A - 78 2-Band EQMid Resonance(Q) 1.0(0A)...12.0(78) 0A(1.0)
0B 1 reserve
0C 1 00 - 7F Filter Cutoff 0...127 7F(127)
0D 1 00 - 74 Filter Resonance(Q) -16(00)...0(10)...+100(74) 10(0)
0E 1 00 - 05 Filter Type 0(LPF24), 1(LPF18), 2(LPF12), 3(BPF), 4(HPF12), 5(BEF) 00(LFP24)
0F 1 00 - 7F Filter CutoffScaling Depth -64...0...+63 40(0)
10 1 00 -63 Filter Cutoff Modulation Depth 0...99 0
11 1 34 -4C Filter Input Gain -12dB(34)...0(40)...+12dB(4C) 40(0)
12 1 00 -7F FEG Attack 0...127 00(0)
13 1 00 -7F FEG Decay 0...127 00(0)
14 1 00 -7F FEG Sustain 0...127 00(0)
15 1 00 -7F FEG Release 0...127 00(0)
16 1 00 -7F FEG Depth -64...0...+63 40(0)
17 1 00 -7F FEG Depth Velocity Sense -64...0...+63 40(0)
18 1 reserve
19 1 00 -0F Noise OSC Type (*1) 00(White)
1A 1 00 - 7F Mixer VoiceLevel 0...127 7F(127)
1B 1 00 - 7F Mixer NoiseLevel 0...127 00(0)
1C 1 00 - 7F Modulator 1 Harmonic -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1D 1 00 - 7F Modulator 2 Harmonic -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1E 1 00 - 7F Modulator 3 Harmonic -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1F 1 00 - 7F Modulator 1 FM Depth -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
20 1 00 -7F Modulator 2 FM Depth -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
21 1 00 -7F Modulator 3 FM Depth -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
22 1 00 -7F Modulator 1 EGDecay -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
23 1 00 -7F Modulator 2 EGDecay -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
24 1 00 -7F Modulator 3 EGDecay -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
25 1 00 -7F AEG Attack -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
26 1 00 -7F AEG Decay -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
27 1 00 -7F AEG Sutain -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
28 1 00 -7F AEG Release -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
Total Size 29
<付表 1 - 4>
MIDI Parameter Change table ( Current Voice Common 2 )
Address Size Data Parameter Description 初期値
HighMid Low
(H) (H) (H) (H)
10 01 00 1 00 -03 Modulator Select 0(3), 1(2), 2(1), 3(All) 03(All)
01 1 00 -7F Scene Control 0(Scene1)...64(Half Value Scene1 & 2)...127(Scene2) 00(Scene1)
84
02 2 00 -4A Common Tempo 20.0(14)...300.0(12C) (*2) 8C(140)
04 1 32 -53 Play Effect Swing 50%(32)...83%(53) 32(50%)
Total Size 05
(*1) Noise Type List
(*2) 02 (小数点以下1桁×8)+(整数値÷128) ex) 155.5 : ( 5 ×8 ) + ( 155 ÷ 128) = 41(29h)
00 - 7F
00 White
01 Pink
02 Up Slow
03 Up Mid
04 Up High
05 Down Slow
06 Down Mid
07 Down High
08 Pitch Scale 1
09 Pitch Scale 2
0A Pitch Scale 3
0B Pitch Scale 4
0C Variation 1
0D Variation 2
0E Variation 3
0F Variation 4
03 整数値を128で割った余り 155 ÷ 128 の余り = 27(1Bh)
Page 85
<付表 1 - 5>
MIDI Parameter Change table ( Current Voice Scene 1 )
Address Size Data Parameter Description 初期値
HighMid Low
(H) (H) (H) (H)
10 03 00 1 00 -7F Filter Cutoff 0...127 7F(127)
Total Size 1C
1 00 - 74 Filter Resonance(Q) -16(00)...0(10)...+100(74) 10(0)
1 00 - 7F FEG Attack 0...127 00(0)
1 00 - 7F FEG Decay 0...127 00(0)
1 00 - 7F FEG Sustain 0...127 00(0)
1 00 - 7F FEG Release 0...127 00(0)
1 00 - 7F FEG Depth -64...0...+63 40(0)
1 00 - 05 Filter Type 0(LPF24), 1(LPF18), 2(LPF12), 3(BPF), 4(HPF12), 5(BEF) 00(LFP24)
1 00 - 63 LFO Speed 0...99 23(35)
1 00 - 63 Portamento Time 0...99 00(0)
1 00 - 7F Mixer NoiseLevel 0...127 00(0)
1 00 - 7F Modulator 1 Harmonic -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F Modulator 2 Harmonic -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F Modulator 3 Harmonic -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F Modulator 1 FM Depth -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F Modulator 2 FM Depth -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F Modulator 3 FM Depth -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F Modulator 1 EG Decay -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F Modulator 2 EG Decay -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F Modulator 3 EG Decay -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F AEG Attack -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F AEG Decay -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F AEG Sutain -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F AEG Release -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F VOLUME 0 - 127 64
1 00 - 7F PAN CENTER(0),L63...C...R63(1...64...127) 40
1 00 - 7F EFFECT SEND 0 -127 00
1 00 - 7F EFFECT PARAMETER Effect Type List参照 00
資 料
MIDIデータフォーマット
<付表 1 - 6>
MIDI Parameter Change table ( Current Voice Scene 2 )
Address Size Data Parameter Description 初期値
HighMid Low
(H) (H) (H) (H)
10 04 00 1 00 -7F Filter Cutoff 0...127 7F(127)
Total Size 1C
1 00 - 74 Filter Resonance(Q) -16(00)...0(10)...+100(74) 10(0)
1 00 - 7F FEG Attack 0...127 00(0)
1 00 - 7F FEG Decay 0...127 00(0)
1 00 - 7F FEG Sustain 0...127 00(0)
1 00 - 7F FEG Release 0...127 00(0)
1 00 - 7F FEG Depth -64...0...+63 40(0)
1 00 - 05 Filter Type 0(LPF24), 1(LPF18), 2(LPF12), 3(BPF), 4(HPF12), 5(BEF) 00(LFP24)
1 00 - 63 LFO Speed 0...99 23(35)
1 00 - 63 Portamento Time 0...99 00(0)
1 00 - 7F Mixer NoiseLevel 0...127 00(0)
1 00 - 7F Modulator 1 Harmonic -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F Modulator 2 Harmonic -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F Modulator 3 Harmonic -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F Modulator 1 FM Depth -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F Modulator 2 FM Depth -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F Modulator 3 FM Depth -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F Modulator 1 EG Decay -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F Modulator 2 EG Decay -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F Modulator 3 EG Decay -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F AEG Attack -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F AEG Decay -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F AEG Sutain -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F AEG Release -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F VOLUME 0 - 127 64
1 00 - 7F PAN CENTER(0),L63...C...R63(1...64...127) 40
1 00 - 7F EFFECT SEND 0 -127 00
1 00 - 7F EFFECT PARAMETER Effect Type List参照 00
<付表 1 - 7>
MIDI Parameter Change table ( Current Voice FreeEG )
Address Size Data Prameter Name Description 初期値
(H) (H) (H)
10 02 00 1 00...03 Free EG Trigger free(0),midi in notes(1),all notes(2),seq start(3) 03(seq start)
01 1 00...04 Free EG Loop Type off(0),forward(1),forwardd-half(2), 01(forward)
02 1 02...60 Free EG Length 1/2bar(2),1bar(3),3/2bars(4), 05(2bars)
03 1 00...7F Free EGKeyboard Track -64...+63 40(+0)
04 1 00...1F Free EGTrk Param 1 off(0)...Track Level(1F) *2 00(off)
05 1 00...01 Free EG Trk Scene Switch 1 off(0),on(1) 00(off)
06 1 00...1F Free EGTrk Param 2 off(0)...Track Level(1F) *2 00(off)
07 1 00...01 Free EG Trk Scene Switch 2 off(0),on(1) 00(off)
08 1 00...1F Free EGTrk Param 3 off(0)...Track Level(1F) *2 00(off)
09 1 00...01 Free EG Trk Scene Switch 3 off(0),on(1) 00(off)
0a 1 00...1F Free EG Trk Param 4 off(0)...Track Level(1F) *2 00(off)
0b 1 00...01 Free EG Trk Scene Switch 4 off(0),on(1) 00(off)
0c 2 00...01 Free EGTrk1 Data1 MSB 0...1 *8 1
0e 2 00...01 Free EGTrk1 Data2 MSB 0...1 *8 1
:: :
00...7F Free EGTrk1 Data1 LSB 0...127 *8 0
00...7F Free EGTrk1 Data2 LSB 0...127 *8 0
alternate(3),alternate-half(4)
2bars(5),3bars(6),4bars(7),6bars(8),
8bars(9),1.0sec(0A)...8.0sec(50)
...16.0sec(60)
85
Page 86
資 料
MIDIデータフォーマット
05 0a 2 00...01 Free EGTrk1 Data192 MSB 0...1 *8 1
05 0c 2 00...01 Free EGTrk2 Data1 MSB 0...1 *8 1
05 0e 2 00...01 Free EGTrk2 Data2 MSB 0...1 *8 1
:: :
08 0a 2 00...01 Free EGTrk2 Data192 MSB 0...1 *8 1
08 0c 2 00...01 Free EGTrk3 Data1 MSB 0...1 *8 1
08 0e 2 00...01 Free EGTrk3 Data2 MSB 0...1 *8 1
:: :
0b 0a 2 00...01 Free EGTrk3 Data192 MSB 0...1 *8 1
0b 0c 2 00...01 Free EGTrk4 Data1 MSB 0...1 *8 1
0b 0e 2 00...01 Free EGTrk4 Data2 MSB 0...1
:: :
0e 0a 2 00...01 Free EG Trk4 Data192 MSB 0...1 *8 1
TOTAL SIZE 60C
*2 : Free EGTrack ParameterList
Value Parameter Name
00 off
01 PortamentTime
02 LFO Speed
03 Modulator 1 Harmonic
04 Modulator 2 Harmonic
05 Modulator 3 Harmonic
06 Modulator All Harmonic
07 Modulator 1 FM Depth
08 Modulator 2 FM Depth
09 Modulator 3 FM Depth
0A Modulator All FM Depth
0B Modulator 1EG Decay
0C Modulator 2EG Decay
0D Modulator 3 EG Decay
0E Modulator All EGDecay
0F NoiseLevel
10 FilterType
11 FilterCutoff
12 FilterResonance(Q)
13 FEG Attack
14 FEG Decay
15 FEG Sustain
16 FEG Release
17 FEG Depth
18 AEG Attack
19 AEG Decay
1A AEG Sutain
1B AEG Release
1C EFFECT Param
1D EFFECTWetLevel
1E Track Pan
1F TrackLevel
*8 : バルクダンプのみ受信
00...7F Free EGTrk1 Data192 LSB 0...127 *8 0
00...7F Free EGTrk2 Data1 LSB 0...127 *8 0
00...7F Free EGTrk2 Data2 LSB 0...127 *8 0
00...7F Free EGTrk2 Data192 LSB 0...127 *8 0
00...7F Free EGTrk3 Data1 LSB 0...127 *8 0
00...7F Free EGTrk3 Data2 LSB 0...127 *8 0
00...7F Free EGTrk3 Data192 LSB 0...127 *8 0
00...7F Free EGTrk4 Data1 LSB 0...127 *8 0
00...7F Free EGTrk4 Data2 LSB 0...127 *8 0
00...7F Free EGTrk4 Data192 LSB 0...127 *8 0
<付表 1 - 8>
MIDI Bulk Dump Parameter table ( Current Seq Pattern )
Address Size Data Prameter Name Description 初期値
(H) (H) (H)
10 40 00 1 04,06,07 Step SeqBase Unit 1/8(4)ノ1/12(6)...1/16(7) 07(1/16)
86
1 08,0C,10 Step Seq Length 8step(8),12step(C),16steps(10) 10
1 NOT USED -1 NOT USED -1 NOT USED -1 NOT USED -1 00...7F Step Seq Note No 1 C-2(0)...G8(7F) C3(3C)
1 00...7F Step Seq Note No 2 C-2(0)...G8(7F) C3(3C)
1 00...7F Step Seq Note No 3 C-2(0)...G8(7F) C3(3C)
1 00...7F Step Seq Note No 4 C-2(0)...G8(7F) C3(3C)
1 00...7F Step Seq Note No 5 C-2(0)...G8(7F) C3(3C)
1 00...7F Step Seq Note No 6 C-2(0)...G8(7F) C3(3C)
1 00...7F Step Seq Note No 7 C-2(0)...G8(7F) C3(3C)
1 00...7F Step Seq Note No 8 C-2(0)...G8(7F) C3(3C)
1 00...7F Step Seq Note No 9 C-2(0)...G8(7F) C3(3C)
1 00...7F Step Seq Note No 10 C-2(0)...G8(7F) C3(3C)
1 00...7F Step Seq Note No 11 C-2(0)...G8(7F) C3(3C)
1 00...7F Step Seq Note No 12 C-2(0)...G8(7F) C3(3C)
1 00...7F Step Seq Note No 13 C-2(0)...G8(7F) C3(3C)
1 00...7F Step Seq Note No 14 C-2(0)...G8(7F) C3(3C)
1 00...7F Step Seq Note No 15 C-2(0)...G8(7F) C3(3C)
1 00...7F Step Seq Note No 16 C-2(0)...G8(7F) C3(3C)
1 00...7F Step Seq Velocity 1 rest(0),1...127 100(64)
1 00...7F Step Seq Velocity 2 rest(0),1...127 100(64)
1 00...7F Step Seq Velocity 3 rest(0),1...127 100(64)
1 00...7F Step Seq Velocity 4 rest(0),1...127 100(64)
1 00...7F Step Seq Velocity 5 rest(0),1...127 100(64)
1 00...7F Step Seq Velocity 6 rest(0),1...127 100(64)
1 00...7F Step Seq Velocity 7 rest(0),1...127 100(64)
1 00...7F Step Seq Velocity 8 rest(0),1...127 100(64)
1 00...7F Step Seq Velocity 9 rest(0),1...127 100(64)
1 00...7F Step Seq Velocity 10 rest(0),1...127 100(64)
Page 87
1 00...7F Step Seq Velocity 11 rest(0),1...127 100(64)
1 00...7F Step Seq Velocity 12 rest(0),1...127 100(64)
1 00...7F Step Seq Velocity 13 rest(0),1...127 100(64)
1 00...7F Step Seq Velocity 14 rest(0),1...127 100(64)
1 00...7F Step Seq Velocity 15 rest(0),1...127 100(64)
1 00...7F Step Seq Velocity 16 rest(0),1...127 100(64)
1 00...7F Step Seq Gate Time LSB 1 *1 94%(3C)
1 00...7F Step Seq Gate Time LSB 2 *1 94%(3C)
1 00...7F Step Seq Gate Time LSB 3 *1 94%(3C)
1 00...7F Step Seq Gate Time LSB 4 *1 94%(3C)
1 00...7F Step Seq Gate Time LSB 5 *1 94%(3C)
1 00...7F Step Seq Gate Time LSB 6 *1 94%(3C)
1 00...7F Step Seq Gate Time LSB 7 *1 94%(3C)
1 00...7F Step Seq Gate Time LSB 8 *1 94%(3C)
1 00...7F Step Seq Gate Time LSB 9 *1 94%(3C)
1 00...7F Step Seq Gate Time LSB 10 *1 94%(3C)
1 00...7F Step Seq Gate Time LSB 11 *1 94%(3C)
1 00...7F Step Seq Gate Time LSB 12 *1 94%(3C)
1 00...7F Step Seq Gate Time LSB 13 *1 94%(3C)
1 00...7F Step Seq Gate Time LSB 14 *1 94%(3C)
1 00...7F Step Seq Gate Time LSB 15 *1 94%(3C)
1 00...7F Step Seq Gate Time LSB 16 *1 94%(3C)
1 00...7F Step Seq CtrlChange Value 1 0...127 0(00)
1 00...7F Step Seq CtrlChange Value 2 0...127 0(00)
1 00...7F Step Seq CtrlChange Value 3 0...127 0(00)
1 00...7F Step Seq CtrlChange Value 4 0...127 0(00)
1 00...7F Step Seq CtrlChange Value 5 0...127 0(00)
1 00...7F Step Seq CtrlChange Value 6 0...127 0(00)
1 00...7F Step Seq CtrlChange Value 7 0...127 0(00)
1 00...7F Step Seq CtrlChange Value 8 0...127 0(00)
1 00...7F Step Seq CtrlChange Value 9 0...127 0(00)
1 00...7F Step Seq CtrlChange Value10 0...127 0(00)
1 00...7F Step Seq CtrlChange Value11 0...127 0(00)
1 00...7F Step Seq CtrlChange Value12 0...127 0(00)
1 00...7F Step Seq CtrlChange Value13 0...127 0(00)
1 00...7F Step Seq CtrlChange Value14 0...127 0(00)
1 00...7F Step Seq CtrlChange Value15 0...127 0(00)
1 00...7F Step Seq CtrlChange Value16 0...127 0(00)
1 00ノ07 Step SeqGate Time MSB 1 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
1 00ノ07 Step SeqGate Time MSB 2 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
1 00ノ07 Step SeqGate Time MSB 3 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
1 00ノ07 Step SeqGate Time MSB 4 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
1 00ノ07 Step SeqGate Time MSB 5 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
1 00ノ07 Step SeqGate Time MSB 6 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
1 00ノ07 Step SeqGate Time MSB 7 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
1 00ノ07 Step SeqGate Time MSB 8 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
1 00ノ07 Step SeqGate Time MSB 9 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
1 00ノ07 Step SeqGate Time MSB 10 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
1 00ノ07 Step SeqGate Time MSB 11 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
1 00ノ07 Step SeqGate Time MSB 12 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
1 00ノ07 Step SeqGate Time MSB 13 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
1 00ノ07 Step SeqGate Time MSB 14 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
1 00ノ07 Step SeqGate Time MSB 15 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
1 00ノ07 Step SeqGate Time MSB 16 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
1 00ノ01 Step SeqMute 1 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
1 00ノ01 Step SeqMute 2 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
1 00ノ01 Step SeqMute 3 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
1 00ノ01 Step SeqMute 4 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
1 00ノ01 Step SeqMute 5 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
1 00ノ01 Step SeqMute 6 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
1 00ノ01 Step SeqMute 7 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
1 00ノ01 Step SeqMute 8 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
1 00ノ01 Step SeqMute 9 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
1 00ノ01 Step SeqMute 10 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
1 00ノ01 Step SeqMute 11 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
1 00ノ01 Step SeqMute 12 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
1 00ノ01 Step SeqMute 13 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
1 00ノ01 Step SeqMute 14 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
1 00ノ01 Step SeqMute 15 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
TOTAL SIZE 66
1 00ノ01 Step SeqMute 16 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
*1 : MSB bit 2-0 → bit9-7
LSB bit 6-0 → bit 6-0
*2 : Step SeqGate Time LSB n 送出後に送らなければならない。
資 料
MIDIデータフォーマット
<付表 1 - 9>
MIDI Bulk Dump Parameter table ( User Pattern Voice Common 1 )
Address Size Data Parameter Description 初期値
HighMid Low
(H) (H) (H) (H)
20 mm 00 1 00 - 01 Distortion: Off/On 0(Off), 1(On) 00(Off)
1 00 - 64 Distortion : Drive 0...100 40(100)
1 00 - 03 Distortion : AMP Type off, stack, combo,tube 01(stack)
1 22 - 3C Distortion : LPF Cutoff 1.0k〜Thru 30(5.0kHz)
1 00 - 64 Distortion : Out Level 0〜100 3C(60)
1 01 - 7F Distortion : Dry/Wet D63>W(1)...D=W(40)...D<W63(7F) 01(D63>W)
1 04 - 28 2-Band EQ Low Freq 32Hz(04)...2.0kHz(28) 11(140kHz)
1 34 - 4C 2-Band EQ Low Gain -12dB(34)...0(40)...+12dB(4C) 40(+0dB)
1 0E -36 2-Band EQMid Freq 100Hz(0E)...10.0kHz(36) 28(2.0kHz)
1 34 - 4C 2-Band EQ Mid Gain -12dB(34)...0(40)...+12dB(4C) 40(+0dB)
1 0A - 78 2-Band EQMid Resonance(Q) 1.0(0A)...12.0(78) 0A(1.0)
1 reserve
1 00 - 7F Filter Cutoff 0...127 7F(127)
1 00 - 74 Filter Resonance(Q) -16(00)...0(10)...+100(74) 10(0)
1 00 - 05 Filter Type 0(LPF24), 1(LPF18), 2(LPF12), 3(BPF), 4(HPF12), 5(BEF) 00(LFP24)
1 00 - 7F Filter Cutoff Scaling Depth -64...0...+63 40(0)
1 00 - 63 Filter Cutoff Modulation Depth 0...99 0
87
Page 88
資 料
MIDIデータフォーマット
1 34 - 4C Filter Input Gain -12dB(34)...0(40)...+12dB(4C) 40(0)
1 00 - 7F FEG Attack 0...127 00(0)
1 00 - 7F FEG Decay 0...127 00(0)
1 00 - 7F FEG Sustain 0...127 00(0)
1 00 - 7F FEG Release 0...127 00(0)
1 00 - 7F FEG Depth -64...0...+63 40(0)
1 00 - 7F FEG Depth Velocity Sense -64...0...+63 40(0)
1 reserve
1 00 - 0F Noise OSC Type (*1) 00(White)
1 00 - 7F Mixer VoiceLevel 0...127 7F(127)
1 00 - 7F Mixer NoiseLevel 0...127 00(0)
1 00 - 7F Modulator 1 Harmonic -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F Modulator 2 Harmonic -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F Modulator 3 Harmonic -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F Modulator 1 FM Depth -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F Modulator 2 FM Depth -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F Modulator 3 FM Depth -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F Modulator 1 EG Decay -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F Modulator 2 EG Decay -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F Modulator 3 EG Decay -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F AEG Attack -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F AEG Decay -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F AEG Sutain -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
Total Size 29
<付表 1 - 10>
MIDI Bulk Dump Parameter table ( User Pattern Voice Common 2 )
Address Size Data Parameter Description 初期値
HighMid Low
(H) (H) (H) (H)
21 mm 00 1 00 - 03 ModulatorSelect 0(3), 1(2), 2(1), 3(All) 03(All)
Total Size 05
1 00 - 7F AEG Release -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F Scene Control 0(Scene1)...64(HalfValue Scene1 & 2)...127(Scene2) 00(Scene1)
2 00 - 4A Common Tempo 20.0(14)...300.0(12C) (*2) 8C(140)
00 - 7F
1 32 - 53 Play Effect Swing 50%(32)...83%(53) 32(50%)
(*1) Noise Type List
00 White
01 Pink
02 Up Slow
03 Up Mid
04 Up High
05 Down Slow
06 Down Mid
07 Down High
08 Pitch Scale 1
09 Pitch Scale 2
0A Pitch Scale 3
0B Pitch Scale 4
0C Variation 1
0D Variation 2
0E Variation 3
0F Variation 4
(*2) 02 (小数点以下1桁×8)+(整数値÷128) ex) 155.5 : ( 5 ×8 ) + ( 155 ÷ 128) = 41(29h)
03 整数値を128で割った余り 155 ÷ 128 の余り = 27(1Bh)
mm = 00 〜7F : User Voice No.1 〜 UserVoice No.128
<付表 1 - 11>
MIDI Bulk Dump Parameter table ( User Pattern Voice Scene 1 )
Address Size Data Parameter Description 初期値
HighMid Low
(H) (H) (H) (H)
40 mm 00 1 00 - 7F Filter Cutoff 0...127 7F(127)
Total Size 1C
1 00 - 74 Filter Resonance(Q) -16(00)...0(10)...+100(74) 10(0)
1 00 - 7F FEG Attack 0...127 00(0)
1 00 - 7F FEG Decay 0...127 00(0)
1 00 - 7F FEG Sustain 0...127 00(0)
1 00 - 7F FEG Release 0...127 00(0)
1 00 - 7F FEG Depth -64...0...+63 40(0)
1 00 - 05 Filter Type 0(LPF24), 1(LPF18), 2(LPF12), 3(BPF), 4(HPF12), 5(BEF) 00(LFP24)
1 00 - 63 LFO Speed 0...99 23(35)
1 00 - 63 Portamento Time 0...99 00(0)
1 00 - 7F Mixer NoiseLevel 0...127 00(0)
1 00 - 7F Modulator 1 Harmonic -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F Modulator 2 Harmonic -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F Modulator 3 Harmonic -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F Modulator 1 FM Depth -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F Modulator 2 FM Depth -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F Modulator 3 FM Depth -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F Modulator 1 EG Decay -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F Modulator 2 EG Decay -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F Modulator 3 EG Decay -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F AEG Attack -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F AEG Decay -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F AEG Sutain -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F AEG Release -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F VOLUME 0 - 127 64
1 00 - 7F PAN CENTER(0),L63...C...R63(1...64...127) 40
1 00 - 7F EFFECT SEND 0 -127 00
1 00 - 7F EFFECT PARAMETER Effect Type List参照 00
88
Page 89
<付表 1 - 12>
MIDI Bulk Dump Parameter table ( User Pattern Voice Scene 2 )
Address Size Data Parameter Description 初期値
HighMid Low
(H) (H) (H) (H)
41 mm 00 1 00 - 7F Filter Cutoff 0...127 7F(127)
Total Size 1C
1 00 - 74 Filter Resonance(Q) -16(00)...0(10)...+100(74) 10(0)
1 00 - 7F FEG Attack 0...127 00(0)
1 00 - 7F FEG Decay 0...127 00(0)
1 00 - 7F FEG Sustain 0...127 00(0)
1 00 - 7F FEG Release 0...127 00(0)
1 00 - 7F FEG Depth -64...0...+63 40(0)
1 00 - 05 Filter Type 0(LPF24), 1(LPF18), 2(LPF12), 3(BPF), 4(HPF12), 5(BEF) 00(LFP24)
1 00 - 63 LFO Speed 0...99 23(35)
1 00 - 63 Portamento Time 0...99 00(0)
1 00 - 7F Mixer NoiseLevel 0...127 00(0)
1 00 - 7F Modulator 1 Harmonic -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F Modulator 2 Harmonic -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F Modulator 3 Harmonic -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F Modulator 1 FM Depth -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F Modulator 2 FM Depth -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F Modulator 3 FM Depth -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F Modulator 1 EG Decay -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F Modulator 2 EG Decay -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F Modulator 3 EG Decay -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F AEG Attack -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F AEG Decay -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F AEG Sutain -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F AEG Release -64...0...+63 Relative Offset 40(0)
1 00 - 7F VOLUME 0 - 127 64
1 00 - 7F PAN CENTER(0),L63...C...R63(1...64...127) 40
1 00 - 7F EFFECT SEND 0 -127 00
1 00 - 7F EFFECT PARAMETER Effect Type List参照 00
mm = 00 〜7F : User Voice No.1 〜 UserVoice No.128
資 料
MIDIデータフォーマット
<付表 1 - 13>
MIDI Bulk Dump Parameter table ( User Pattern Voice FreeEG )
Address Size Data Prameter Name Description 初期値
(H) (H) (H)
3n xx 00 1 00...03 Free EG Trigger free(0),midi in notes(1),all notes(2),seq start(3) 03(seq start)
01 1 00...04 Free EG Loop Type off(0),forwardd(1),forwardd-half(2), 01(forward)
02 1 02...60 Free EG Length 1/2bar(2),1bar(3),3/2bars(4), 05(2bars)
03 1 00...7F Free EGKeyboard Track -64...+63 40(+0)
04 1 00...1F Free EGTrk Param 1 off(0)...Track Level(1F) *7 00(off)
05 1 00...01 Free EG Trk Scene Switch 1 off(0),on(1) 00(off)
06 1 00...1F Free EGTrk Param 2 off(0)...Track Level(1F) *7 00(off)
07 1 00...01 Free EG Trk Scene Switch 2 off(0),on(1) 00(off)
08 1 00...1F Free EGTrk Param 3 off(0)...Track Level(1F) *7 00(off)
09 1 00...01 Free EG Trk Scene Switch 3 off(0),on(1) 00(off)
0a 1 00...1F Free EG Trk Param 4 off(0)...Track Level(1F) *7 00(off)
0b 1 00...01 Free EG Trk Scene Switch 4 off(0),on(1) 00(off)
0c 2 00...01 Free EGTrk1 Data1 MSB 0...1 *8 1
0e 2 00...01 Free EGTrk1 Data2 MSB 0...1 *8 1
:: :
03 0a 2 00...01 Free EGTrk1 Data192 MSB 0...1 *8 1
03 0c 2 00...01 Free EGTrk2 Data1 MSB 0...1 *8 1
03 0e 2 00...01 Free EGTrk2 Data2 MSB 0...1 *8 1
:: :
06 0a 2 00...01 Free EGTrk2 Data192 MSB 0...1 *8 1
06 0c 2 00...01 Free EGTrk3 Data1 MSB 0...1 *8 1
06 0e 2 00...01 Free EGTrk3 Data2 MSB 0...1 *8 1
:: :
09 0a 2 00...01 Free EGTrk3 Data192 MSB 0...1 *8 1
09 0c 2 00...01 Free EGTrk4 Data1 MSB 0...1 *8 1
09 0e 2 00...01 Free EGTrk4 Data2 MSB 0...1
:: :
0C 0a 2 00...01 Free EGTrk4 Data192 MSB 0...1 *8 1
TOTAL SIZE 60C
00...7F Free EGTrk1 Data1 LSB 0...127 *8 0
00...7F Free EGTrk1 Data2 LSB 0...127 *8 0
00...7F Free EGTrk1 Data192 LSB 0...127 *8 0
00...7F Free EGTrk2 Data1 LSB 0...127 *8 0
00...7F Free EGTrk2 Data2 LSB 0...127 *8 0
00...7F Free EGTrk2 Data192 LSB 0...127 *8 0
00...7F Free EGTrk3 Data1 LSB 0...127 *8 0
00...7F Free EGTrk3 Data2 LSB 0...127 *8 0
00...7F Free EGTrk3 Data192 LSB 0...127 *8 0
00...7F Free EGTrk4 Data1 LSB 0...127 *8 0
00...7F Free EGTrk4 Data2 LSB 0...127 *8 0
00...7F Free EGTrk4 Data192 LSB 0...127 *8 0
alternate(3),alternate-half(4)
2bars(5),3bars(6),4bars(7),6bars(8),
8bars(9),1.0sec(0A)...8.0sec(50)
...16.0sec(60)
89
Page 90
資 料
MIDIデータフォーマット
<付表 1 - 14>
MIDI Bulk Dump Parameter table ( User Pattern Step Seq Pattern )
Address Size Data Prameter Name Description 初期値
(H) (H) (H)
50 nn 00 1 04,06,07 Step SeqBase Unit 1/8(4)...1/12(6)...1/16(7) 07(1/16)
1 08,0C,10 Step Seq Length 8step(8),12step(C),16steps(10) 10
1 NOT USED -1 NOT USED -1 NOT USED -1 NOT USED -1 00...7F Step Seq Note No 1 C-2(0)...G8(7F) C3(3C)
1 00...7F Step Seq Note No 2 C-2(0)...G8(7F) C3(3C)
1 00...7F Step Seq Note No 3 C-2(0)...G8(7F) C3(3C)
1 00...7F Step Seq Note No 4 C-2(0)...G8(7F) C3(3C)
1 00...7F Step Seq Note No 5 C-2(0)...G8(7F) C3(3C)
1 00...7F Step Seq Note No 6 C-2(0)...G8(7F) C3(3C)
1 00...7F Step Seq Note No 7 C-2(0)...G8(7F) C3(3C)
1 00...7F Step Seq Note No 8 C-2(0)...G8(7F) C3(3C)
1 00...7F Step Seq Note No 9 C-2(0)...G8(7F) C3(3C)
1 00...7F Step Seq Note No 10 C-2(0)...G8(7F) C3(3C)
1 00...7F Step Seq Note No 11 C-2(0)...G8(7F) C3(3C)
1 00...7F Step Seq Note No 12 C-2(0)...G8(7F) C3(3C)
1 00...7F Step Seq Note No 13 C-2(0)...G8(7F) C3(3C)
1 00...7F Step Seq Note No 14 C-2(0)...G8(7F) C3(3C)
1 00...7F Step Seq Note No 15 C-2(0)...G8(7F) C3(3C)
1 00...7F Step Seq Note No 16 C-2(0)...G8(7F) C3(3C)
1 00...7F Step Seq Velocity 1 rest(0),1...127 100(64)
1 00...7F Step Seq Velocity 2 rest(0),1...127 100(64)
1 00...7F Step Seq Velocity 3 rest(0),1...127 100(64)
1 00...7F Step Seq Velocity 4 rest(0),1...127 100(64)
1 00...7F Step Seq Velocity 5 rest(0),1...127 100(64)
1 00...7F Step Seq Velocity 6 rest(0),1...127 100(64)
1 00...7F Step Seq Velocity 7 rest(0),1...127 100(64)
1 00...7F Step Seq Velocity 8 rest(0),1...127 100(64)
1 00...7F Step Seq Velocity 9 rest(0),1...127 100(64)
1 00...7F Step Seq Velocity 10 rest(0),1...127 100(64)
1 00...7F Step Seq Velocity 11 rest(0),1...127 100(64)
1 00...7F Step Seq Velocity 12 rest(0),1...127 100(64)
1 00...7F Step Seq Velocity 13 rest(0),1...127 100(64)
1 00...7F Step Seq Velocity 14 rest(0),1...127 100(64)
1 00...7F Step Seq Velocity 15 rest(0),1...127 100(64)
1 00...7F Step Seq Velocity 16 rest(0),1...127 100(64)
1 00...7F Step Seq Gate Time LSB 1 *1 94%(3C)
1 00...7F Step Seq Gate Time LSB 2 *1 94%(3C)
1 00...7F Step Seq Gate Time LSB 3 *1 94%(3C)
1 00...7F Step Seq Gate Time LSB 4 *1 94%(3C)
1 00...7F Step Seq Gate Time LSB 5 *1 94%(3C)
1 00...7F Step Seq Gate Time LSB 6 *1 94%(3C)
1 00...7F Step Seq Gate Time LSB 7 *1 94%(3C)
1 00...7F Step Seq Gate Time LSB 8 *1 94%(3C)
1 00...7F Step Seq Gate Time LSB 9 *1 94%(3C)
1 00...7F Step Seq Gate Time LSB 10 *1 94%(3C)
1 00...7F Step Seq Gate Time LSB 11 *1 94%(3C)
1 00...7F Step Seq Gate Time LSB 12 *1 94%(3C)
1 00...7F Step Seq Gate Time LSB 13 *1 94%(3C)
1 00...7F Step Seq Gate Time LSB 14 *1 94%(3C)
1 00...7F Step Seq Gate Time LSB 15 *1 94%(3C)
1 00...7F Step Seq Gate Time LSB 16 *1 94%(3C)
1 00...7F Step Seq CtrlChange Value 1 0...127 0(00)
1 00...7F Step Seq CtrlChange Value 2 0...127 0(00)
1 00...7F Step Seq CtrlChange Value 3 0...127 0(00)
1 00...7F Step Seq CtrlChange Value 4 0...127 0(00)
1 00...7F Step Seq CtrlChange Value 5 0...127 0(00)
1 00...7F Step Seq CtrlChange Value 6 0...127 0(00)
1 00...7F Step Seq CtrlChange Value 7 0...127 0(00)
1 00...7F Step Seq CtrlChange Value 8 0...127 0(00)
1 00...7F Step Seq CtrlChange Value 9 0...127 0(00)
1 00...7F Step Seq CtrlChange Value10 0...127 0(00)
1 00...7F Step Seq CtrlChange Value11 0...127 0(00)
1 00...7F Step Seq CtrlChange Value12 0...127 0(00)
1 00...7F Step Seq CtrlChange Value13 0...127 0(00)
1 00...7F Step Seq CtrlChange Value14 0...127 0(00)
1 00...7F Step Seq CtrlChange Value15 0...127 0(00)
1 00...7F Step Seq CtrlChange Value16 0...127 0(00)
1 00...7F Step Seq Gate Time MSB 1 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
1 00...7F Step Seq Gate Time MSB 2 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
1 00...7F Step Seq Gate Time MSB 3 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
1 00...7F Step Seq Gate Time MSB 4 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
1 00...7F Step Seq Gate Time MSB 5 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
1 00...7F Step Seq Gate Time MSB 6 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
1 00...7F Step Seq Gate Time MSB 7 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
1 00...7F Step Seq Gate Time MSB 8 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
1 00...7F Step Seq Gate Time MSB 9 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
1 00...7F Step Seq Gate Time MSB 10 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
1 00...7F Step Seq Gate Time MSB 11 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
1 00...7F Step Seq Gate Time MSB 12 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
1 00...7F Step Seq Gate Time MSB 13 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
1 00...7F Step Seq Gate Time MSB 14 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
1 00...7F Step Seq Gate Time MSB 15 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
1 00...7F Step Seq Gate Time MSB 16 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
1 00...01 Step SeqMute 1 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
1 00...01 Step SeqMute 2 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
1 00...01 Step SeqMute 3 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
1 00...01 Step SeqMute 4 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
1 00...01 Step SeqMute 5 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
1 00...01 Step SeqMute 6 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
1 00...01 Step SeqMute 7 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
1 00...01 Step SeqMute 8 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
90
Page 91
MIDIデータフォーマット
1 00...01 Step SeqMute 9 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
1 00...01 Step SeqMute 10 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
1 00...01 Step SeqMute 11 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
1 00...01 Step SeqMute 12 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
1 00...01 Step SeqMute 13 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
1 00...01 Step SeqMute 14 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
1 00...01 Step SeqMute 15 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
TOTAL SIZE 66
<付表 2 - 1>
Parameter Group Number
Group No.
gh
00 00 VCED(Voice Edit Buffer) 0 ... 127
00 01 VCED(Voice Edit Buffer) 0 ... 28
06 00 ACED(Additional EditBuffer) 0... 73
<付表 2 - 2>
MIDI Parameter Change table ( DX Voice Parameter - VCED format )
ParameterGroup# Parameter# Size Data Parameter Description 初期値
g h OP6 OP5 OP4 OP3 OP2 OP1
(H) (H) (H) (H) (H) (H) (H) (H) (H) (H) (H)
00 00 00 15 2A 3F 54 69 1 00 -63 EGRATE1 0 ... 99 63
TOTAL SIZE 9B
1 00...01 Step SeqMute 16 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
nn = User PatternNumber ( 0- 7F )
*1 : MSB bit 2-0 →bit 9-7
LSBbit 6 -0→ bit6-0
*2 : Step Seq Gate Time LSBn 送出後に送らなければならない。
Parameter
Description
00 01 16 2B 40 55 6A 1 00 - 63 EGRATE2 0 ... 99 63
00 02 17 2C 41 56 6B 1 00 -63 EGRATE3 0 ... 99 63
00 03 18 2D 42 57 6C 1 00 - 63 EG RATE4 0 ... 99 63
00 04 19 2E 43 58 6D 1 00 -63 EGLELEL1 0 ... 99 63
00 05 1A 2F 44 59 6E 1 00 - 63 EG LELEL2 0 ... 99 63
00 06 1B 30 45 5A 6F 1 00 - 63 EGLELEL3 0 ... 99 63
00 07 1C 31 46 5B 70 1 00 -63 EGLELEL4 0 ... 99 00
00 08 1D 32 47 5C 71 1 00 - 63 BREAKPOINT A-1 ... C8 27
00 09 1E 33 48 5D 72 1 00 - 63 LEFTDEPTH 0 ... 99 00
00 0A 1F 34 49 5E 73 1 00 - 63 RIGHTDEPTH 0 ... 99 00
00 0B 20 35 4A 5F 74 1 00 - 03 LEFTCURVE -lin,-exp,+exp,+lin 00
00 0C 21 36 4B 60 75 1 00 - 03 RIGHTCURVE -lin,-exp,+exp,+lin 00
00 0D 22 37 4C 61 76 1 00 - 07 RATE SCALING 0 ... 7 00
00 0E 23 38 4D 62 77 1 00 - 03 AMPLITUDE MODULATION SENSITIVITY 0 ... 3 00
00 0F 24 39 4E 63 78 1 00 - 07 TOUCH SENSITIVITY 0 ... 7 00
00 10 25 3A 4F 64 79 1 00 - 63 TOTAL LEVEL 0 ... 99 OP1=99,otherOP=0
00 11 26 3B 50 65 7A 1 00 - 01 FREQUENCYMODE ratio,fixed 00
00 12 27 3C 51 66 7B 1 00 -1F FREQUENCY COURSE 0 ... 31 01
00 13 28 3D 52 67 7C 1 00 - 63 FREQUENCY FINE 0 ... 99 00
00 14 29 3E 53 68 7D 1 00 -0E DETUNE -7 ... 0 ... +7 07
00 7E 1 00 - 63 PEGRATE1 0 ... 99 63
00 7F 1 00 -63 PEGRATE2 0 ... 99 63
01 00 1 00 - 63 PEGRATE3 0 ... 99 63
01 01 1 00 - 63 PEGRATE4 0 ... 99 63
01 02 1 00 - 63 PEGLEVEL1 0 ... 99 32
01 03 1 00 - 63 PEGLEVEL2 0 ... 99 32
01 04 1 00 - 63 PEGLEVEL3 0 ... 99 32
01 05 1 00 - 63 PEGLEVEL4 0 ... 99 32
01 06 1 00 - 1F ALGORITHMSELECTOR 1 ... 32 00
01 07 1 00 - 07 FEEDBACK LEVEL 0 ... 7 00
01 08 1 00 - 01 OSC PHASE INIT off,on 01
01 09 1 00 - 63 LFOSPEED 0 ... 99 23
01 0A 1 00 - 63 LFODELAY TIME 0 ... 99 00
01 0B 1 00 -63 PITCHMODULATION DEPTH 0 ... 99 00
01 0C 1 00 -63 AMPLITUDEMODULATION DEPTH 0 ... 99 00
01 0D 1 00 - 01 LFOKEY SYNC off,on 01
01 0E 1 00 - 05 LFOWAVE triangle,sawdown,sawup,square, 00
01 0F 1 00 -07 LFOPITCH MODULATION SENSITIVITY 0 ... 7 03
01 10 1 00 - 30 TRANSPOSE C1 ... C5 18
01 11 1 20 - 7F VOICENAME 32 ... 127 (ASCII CHARACTER) 'I'
01 12 1 20 - 7F VOICENAME 32 ... 127 (ASCII CHARACTER) 'n'
01 13 1 20 - 7F VOICENAME 32 ... 127 (ASCII CHARACTER) 'i'
01 14 1 20 - 7F VOICENAME 32 ... 127 (ASCII CHARACTER) 't'
01 15 1 20 - 7F VOICENAME 32 ... 127 (ASCII CHARACTER) ' '
01 16 1 20 - 7F VOICENAME 32 ... 127 (ASCII CHARACTER) 'P'
01 17 1 20 - 7F VOICENAME 32 ... 127 (ASCII CHARACTER) 't'
01 18 1 20 - 7F VOICENAME 32 ... 127 (ASCII CHARACTER) 'n'
01 19 1 20 - 7F VOICENAME 32 ... 127 (ASCII CHARACTER) ' '
01 1A 1 20 - 7F VOICENAME 32 ... 127 (ASCII CHARACTER) ' '
01 1B 1 00 -3F OPERATOR ENABLE Bit5:OP1,Bit4:OP2,Bit3:OP3, 3F
parameter#
sine,s/hold
Bit2:OP4,Bit1:OP5,Bit0:OP6 off,on
資 料
91
Page 92
資 料
MIDIデータフォーマット
<付表 2 - 3>
MIDI Parameter Change table ( DX Voice Additional Parameter - ACED format )
ParameterGroup# Parameter# Size Data Parameter Description 初期値
gh
(H) (H) (H) (H) (H) (H)
06 00 00 1 NOT USED --
TOTAL SIZE 31
01 1 NOT USED -02 1 NOT USED -03 1 NOT USED -04 1 NOT USED -05 1 NOT USED -06 1 00 - 07 OP6 AMPLITUDE MODULATION SENSITIVITY 0 ... 7 00
07 1 00 - 07 OP5 AMPLITUDE MODULATION SENSITIVITY 0 ... 7 00
08 1 00 - 07 OP4 AMPLITUDE MODULATION SENSITIVITY 0 ... 7 00
09 1 00 - 07 OP3 AMPLITUDE MODULATION SENSITIVITY 0 ... 7 00
0A 1 00 -07 OP2 AMPLITUDE MODULATION SENSITIVITY 0 ... 7 00
0B 1 00 - 07 OP1 AMPLITUDE MODULATION SENSITIVITY 0 ... 7 00
0C 1 00 - 03 PITCH EGRANGE 8va,2va,1va,1/2va 00
0D 1 00 -01 LFO KEYTRIGGER single,multi 00
0E 1 00 - 01 PITCH EG BY VELOCITY SWITCH off,on 00
0F 1 00 - 03 POLY/MONO,UNISONSWITCH bit0:poly/mono,bit1:unison off/on 00
10 1 00 - 0C PITCH BENDRANGE 0 ... 12 02
11 1 00 - 0C PITCH BENDSTEP 0 ... 12 00
12 1 NOT USED -13 1 00 - 07 RANDOM PITCH FLUCTUATION 0 ... 7 00
14 1 00 - 01 PORTAMENTO MODE rtn/flw, fingrd/flltm 00
15 1 00 - 0C PORTAMENTO STEP 0 ... 12 00
16 1 00 - 63 PORTAMENTO TIME 0 ... 99 00
17 1 NOT USED -18 1 NOT USED -19 1 NOT USED -1A 1 NOT USED -1B 1 NOT USED -1C 1 NOT USED -1D 1 NOT USED -1E 1 NOT USED -1F 1 NOT USED -20 1 NOT USED -21 1 NOT USED -22 1 NOT USED -23 1 NOT USED -24 1 NOT USED -25 1 NOT USED -26 1 00 - 07 PITCH EG RATE SCALING DEPTH 0 ... 7 --
40 1 NOT USED -41 1 NOT USED -42 1 NOT USED -43 1 NOT USED -44 1 NOT USED -45 1 NOT USED -46 1 NOT USED -47 1 NOT USED -48 1 00 - 07 UNISON DETUNEDEPTH 0 ... 7 00
49 1 NOT USED --
<付表 3 - 1>
Format Number
Format No. Description Total Size
00 VCED(Voice EditBuffer) 155
05 ACED(Additional Edit Buffer) 49
06 AMEM(packed 32supplement) 1120
09 VMEM(packed 32voice) 4096
<付表 3 - 2>
DX Packed Voice Parameter - VMEM format
Parameter# Size Parameter Description
OP6 OP5 OP4 OP3 OP2 OP1 BIT6 BIT5 BIT4 BIT3 BIT2 BIT1 BIT0
(H) (H) (H) (H) (H) (H) (H)
00 11 22 33 44 55 1 EG RATE1 R1
01 12 23 34 45 56 1 EG RATE2 R2
02 13 24 35 46 57 1 EG RATE3 R3
03 14 25 36 47 58 1 EG RATE4 R4
04 15 26 37 48 59 1 EG LELEL1 L1
05 16 27 38 49 5A 1 EG LELEL2 L2
06 17 28 39 4A 5B 1 EG LELEL3 L3
07 18 29 3A 4B 5C 1 EG LELEL4 L4
08 19 2A 3B 4C 5D 1 BREAK POINT BP
09 1A 2B 3C 4D 5E 1 LEFT DEPTH LD
0A 1B 2C 3D 4E 5F 1 RIGHT DEPTH RD
0B 1C 2D 3E 4F 60 1 RIGHT CURVE / LEFT CURVE -- RC LC
0C 1D 2E 3F 50 61 1 DETUNE / RATE SCALING PD RS
0D 1E 2F 40 51 62 1 TOUCH SENSITIVITY / AMPLITUDE MODULATION SENSITIVITY -- TSA M S
0E 1F 30 41 52 63 1 TOTAL LEVEL TL
0F 20 31 42 53 64 1 FREQUENCY COURSE / FREQUENCY MODE -- PC PM
10 21 32 43 54 65 1 FREQUENCY FINE PF
92
Page 93
MIDIデータフォーマット
66 1 PEG RATE1 PR1
67 1 PEG RATE2 PR2
68 1 PEG RATE3 PR3
69 1 PEG RATE4 PR4
6A 1 PEG LEVEL1 PL1
6B 1 PEG LEVEL2 PL2
6C 1 PEG LEVEL3 PL3
6D 1 PEG LEVEL4 PL4
6E 1 ALGORITHM SELECTOR -- ALS
6F 1 OSC PHASE INIT / FEEDBACK LEVEL -- OPI FBL
70 1 LFO SPEED LFS
71 1 LFO DELAY TIME LFD
72 1 PITCH MODULATION DEPTH LPMD
73 1 AMPLITUDE MODULATION DEPTH LAMD
74 1 LFO PITCH MODULATION SENSITIVITY / LFO WAVE / LFO KEY SYNC LPMS LFW LFKS
75 1 TRANSPOSE TRNP
76 1 VOICE NAME VNAM1
77 1 VOICE NAME VNAM2
78 1 VOICE NAME VNAM3
79 1 VOICE NAME VNAM4
7A 1 VOICE NAME VNAM5
7B 1 VOICE NAME VNAM6
7C 1 VOICE NAME VNAM7
7D 1 VOICE NAME VNAM8
7E 1 VOICE NAME VNAM9
TOTAL SIZE 1000 (80h X 20h = 1000h)
<付表 3 - 3>
DX Packed Voice Additional Parameter - AMEM format
Parameter# Size Parameter Description
(H) (H) BIT6 BIT5 BIT4 BIT3 BIT2 BIT1 BIT0
TOTAL SIZE 460 (23h X 20h = 460h)
7F 1 VOICE NAME VNAM10
00 1 NOT USED -01 1 AMPLITUDE MODULATION SENSITIVITY -- OP5 OP6
02 1 AMPLITUDE MODULATION SENSITIVITY -- OP3 OP4
03 1 AMPLITUDE MODULATION SENSITIVITY -- OP1 OP2
04 1 RANDOM PITCH/ PEGVELOCITY SW / LFOKEY TRIGGER / PEG RANGE RNDP VPSW LTRG PEGR
05 1 PITCH BEND RANGE / POLY/MONO,UNISON SWITCH -- PBR PMOD
06 1 PITCH BEND STEP -- PBS
07 1 PORTAMENTO STEP / PORTAMENTO MODE -- PQNT PORM
08 1 PORTAMENTO TIME POS
09 1 NOT USED -0A 1 NOT USED -0B 1 NOT USED -0C 1 NOT USED -0D 1 NOT USED -0E 1 NOT USED -0F 1 NOT USED -10 1 NOT USED -11 1 NOT USED -12 1 NOT USED -13 1 NOT USED -14 1 NOT USED -15 1 NOT USED -16 1 NOT USED -17 1 NOT USED -18 1 PITCH EG RATE SCALINGDEPTH -- PGRS
19 1 NOT USED -1A 1 NOT USED -1B 1 NOT USED -1C 1 NOT USED -1D 1 NOT USED -1E 1 NOT USED -1F 1 NOT USED -20 1 NOT USED -21 1 NOT USED -22 1 UNISON DETUNEDEPTH -- UDTN
資 料
93
Page 94
資 料
MIDIデータフォーマット
<付表 4 - 1>
Rhythm Track Parameter Base Address
MODEL ID = 6D
Parameter
System 00 00 00 System1
Current Effects 02 01 00 Cuttnet Effect
Current Multi Part 08:00
Current Rhythm StepSeq 10:00
User PatternRhythm Step Seq 20:00
User PatternEffect 30:00
User PatternMulti Part 40:00
User Song 60:00
Address
(H) (M) (L)
00
:
02
08
:
02
:
7f
21:00
:
7f
22:00
:
7f
:
7f
:
7f
41:00
:
7f
42:00
:
7f
48:00
:
7f
:
7f
::::
69:00
:
7f
70:00
:
7f
::::
79:00
:
7f
Rhythm Track 1 Part Parameter
:
:
00
Rhythm Track 3 Part Parameter
00
SynthTrack Part Parameter
00
Current Rhythm Trk1 Step Seq
:
:
00
Current Rhythm Trk3 Step Seq
00
User PatternRhythm Trk1 Step Seq 1
:
:
00
User PatternRhythm Trk1 Step Seq 128
00
User PatternRhythm Trk2 Step Seq 1
:
:
00
User PatternRhythm Trk2 Step Seq 128
00
User PatternRhythm Trk3 Step Seq 1
:
:
00
User PatternRhythm Trk3 Step Seq 128
00
User PatternEffect 1
:
:
00
User PatternEffect 128
00
Rhythm Trk 1 User Pattern Part 1
:
:
00
Rhythm Trk 1 User Pattern Part 128
00
Rhythm Trk 2 User Pattern Part 1
:
:
00
Rhythm Trk 2 User Pattern Part 128
00
Rhythm Trk 3 User Pattern Part 1
:
:
00
Rhythm Trk 3 User Pattern Part 128
00
SynthTrack User PatternPart 1
:
:
00
SynthTrack User PatternPart 128
00
Song1 measure1
:
:
00
Song1 measure128
00
Song10 measure1
:
:
00
Song10 measure128
00
Song1 measure129
:
:
00
Song1 measure256
00
Song10 measure129
:
:
00
Song10 measure256
Description
<付表 4 - 2>
MIDI Parameter Change table ( SYSTEM1 )
Address Size Data Parameter Description 初期値
(H) (H) (H) (H)
00 00 00 1 00-0F,7F SYNTH Rcv Ch 1...16,OFF 0
01 1 00-0F,7F RHYTHM1 Rcv Ch 1...16,OFF 1
02 1 00-0F,7F RHYTHM2 Rcv Ch 1...16,OFF 2
03 1 00-0F,7F RHYTHM3 Rcv Ch 1...16,OFF 3
04 1 (RESERVED) -05 (NOT USED) -06 1 (RESERVED) -07 2 01...C8 Play Effect GateTime 1%(1)...200%(C8) 64(100%)
09 1 00...03 Step Seq Loop Type forward(0),backward(1),alternateA(2), alternateB(3) 00(forward)
TOTAL SIZE 09
<付表 4 - 3>
MIDI Parameter Change table (CURRENT EFFECT)
Address Size Data Parameter Description 初期値
(H) (H) (H) (H)
02 01 00 1 00 -03 EFFECT TYPE MSB Effect Type List参照 00
01 1 00 -02 EFFECT TYPELSB Effect Type List参照 00
02 1 00 -7F EFFECT PARAMETER EffectType List参照 00
TOTAL SIZE 3
94
Page 95
<付表 4 - 4>
Effect Type List
Type MSB
00 Delay1(mono) Delay2(stereo) Delay3(cross) Reverb
01 Flanger1 Flanger2 Chorus -02 Phaser1 Phaser2 Phaser3 -03 AmpSim1 AmpSim2 AmpSim3 --
00 01 02 03
Type LSB
<付表 4 - 5>
Effect type Control Paramater Value
Delay 1(mono) Tempo Sync Resolution 0- 127 #table3
Delay 2(stereo) Tempo Sync Resolution 0- 127 #table3
Delay 3(cross) Tempo Sync Resolution 0- 127 #table3
Reverb Reverb Time 0 - 127 0.3 s - 16.0 s #table2
Flanger 1 LFO Speed 0 - 127 0.00Hz - 39.7Hz #table1
Flanger 2 LFO Speed 0 - 127 0.00Hz - 39.7Hz #table1
Chorus LFO Speed 0 - 127 0.00Hz - 39.7Hz #table1
Phaser 1 LFO Speed 0- 127 0.00Hz - 39.7Hz #table1
Phaser 2 LFO Speed 0- 127 0.00Hz - 39.7Hz #table1
Phaser 3 LFO Speed 0- 127 0.00Hz - 39.7Hz #table1
AmpSim 1 Drive 0- 127
AmpSim 2 Drive 0- 127
AmpSim 3 Drive 0- 127
資 料
MIDIデータフォーマット
<付表 4 - 6>
table#1
LFO Frequency
Data Value Data Value Data Value Data Value
0 0.00 32 1.34 64 0.69 96 8.41
1 0.04 33 1.38 65 2.77 97 8.74
2 0.08 34 1.43 66 2.86 98 9.08
3 0.12 35 1.47 67 2.94 99 9.42
4 0.16 36 1.51 68 3.02 100 9.75
5 0.21 37 1.55 69 3.11 101 10.0
6 0.25 38 1.59 70 3.19 102 10.7
7 0.29 39 1.64 71 3.28 103 11.4
8 0.33 40 1.68 72 3.36 104 12.1
9 0.37 41 1.72 73 3.44 105 12.7
10 0.42 42 1.76 74 3.53 106 13.4
11 0.46 43 1.80 75 3.61 107 14.1
12 0.50 44 1.85 76 3.70 108 14.8
13 0.54 45 1.89 77 3.86 109 15.4
14 0.58 46 1.93 78 4.03 110 16.1
15 0.63 47 1.97 79 4.20 111 16.8
16 0.67 48 2.01 80 4.37 112 17.5
17 0.71 49 2.06 81 4.54 113 18.1
18 0.75 50 2.10 82 4.71 114 19.5
19 0.79 51 2.14 83 4.87 115 20.8
20 0.84 52 2.18 84 5.04 116 22.2
21 0.88 53 2.22 85 5.21 117 23.5
22 0.92 54 2.27 86 5.38 118 24.8
23 0.96 55 2.31 87 5.55 119 26.2
24 1.00 56 2.35 88 5.72 120 27.5
25 1.05 57 2.39 89 6.05 121 28.9
26 1.09 58 2.43 90 6.39 122 30.2
27 1.13 59 2.48 91 6.72 123 31.6
28 1.17 60 2.52 92 7.06 124 32.9
29 1.22 61 2.56 93 7.40 125 34.3
30 1.26 62 2.60 94 7.73 126 37.0
31 1.30 63 2.65 95 8.07 127 39.7
table#2
Reverb time
Data Value Data Value
0,1 0.3 64,65 3.5
2,3 0.4 66,67 3.6
4,5 0.5 68,69 3.7
6,7 0.6 70,71 3.8
8,9 0.7 72,73 3.9
10,11 0.8 74,75 4.0
12,13 0.9 76,77 4.1
14,15 1.0 78,79 4.2
16,17 1.1 80,81 4.3
18,19 1.2 82,83 4.4
20,21 1.3 84,85 4.5
22,23 1.4 86,87 4.6
24,25 1.5 88,89 4.7
26,27 1.6 90,91 4.8
28,29 1.7 92,93 4.9
30,31 1.8 94,95 5.0
32,33 1.9 96,97 5.5
34,35 2.0 98,99 6.0
36,37 2.1 100,101 6.5
38,39 2.2 102,103 7.0
40,41 2.3 104,105 7.5
42,43 2.4 106,107 8.0
44,45 2.5 108,109 8.5
46,47 2.6 110,111 9.0
48,49 2.7 112,113 9.5
50,51 2.8 114,115 10.0
52,53 2.9 116,117 11.0
54,55 3.0 118,119 12.0
56,57 3.1 120,121 13.0
58,59 3.2 122,123 14.0
60,61 3.3 124,125 15.0
62,63 3.4 126,127 16.0
table#3
Temporesolution
Data Value
0-7 1/32
8-15 1/24
16-23 1/16
24-31 1/12
32-39 3/32
40-47 1/8
48-55 1/6
56-63 3/16
64-71 1/4
72-79 1/3
80-95 3/8
96-127 1/2
95
Page 96
資 料
MIDIデータフォーマット
<付表 4 - 7>
MIDI Parameter Change table (User Voice EFFECT)
Address Size Data Parameter Description 初期値
(H) (H) (H) (H)
30 nn 00 1 00 -03 EFFECT TYPE MSB Effect Type List参照 00
01 1 00 -02 EFFECT TYPELSB Effect Type List参照 00
02 1 00 -7F EFFECT PARAMETER EffectType List参照 00
TOTAL SIZE 3
nn = PatternNumber
<付表 4 - 8>
MIDI Parameter Change table ( MULTI PART )
Address Size Data Parameter Description 初期値
(H) (H) (H) (H)
08 pp 00 1 (RESERVED) --
01 1 (RESERVED) -02 1 (RESERVED) -03 1 (RESERVED) -04 1 (RESERVED) -05 1 00 -7F VOLUME 0 -127 64
06 1 00 -7F PAN CENTER/RANDOM(*1) (0),L63...C...R63(1...64...127) 40
07 1 00 -7F EFFECT1 SEND 0 -127 00
08 1 (RESERVED) -09 1 (RESERVED) -0A 1 00 - 7F FILTER CUTOFF FREQUENCY (*2) -64 - +63 40
0B 1 00 - 7F FILTER RESONANCE (*2) -64 - +63 40
0C 1 (RESERVED) -0D 1 (RESERVED) -0E 1 (RESERVED) --
TOTAL SIZE 0F
pp = Part Number ( 00 - 02: Rhythm Track 1 - 3, 08 : SynthTrack )
*1 ) CENTER when pp = 08(Synth Track), RANDOM whenpp = 0,1,2(Rhythm Track)
*2 ) reserved when pp = 08(Synth Track)
<付表 4 - 9>
MIDI Parameter Change table (User Voice MULTI PART )
Address Size Data Parameter Description 初期値
(H) (H) (H) (H)
4p nn 00 1 (RESERVED) --
01 1 (RESERVED) -02 1 (RESERVED) -03 1 (RESERVED) -04 1 (RESERVED) -05 1 00 -7F VOLUME 0 -127 64
06 1 00 -7F PAN CENTER/RANDOM(*1) (0),L63...C...R63(1...64...127) 40
07 1 00 -7F EFFECT1 SEND 0 -127 00
08 1 (RESERVED) 28
09 1 (RESERVED) 00
0A 1 00 - 7F FILTER CUTOFF FREQUENCY (*2) -64 - +63 40
0B 1 00 - 7F FILTER RESONANCE (*2) -64 - +63 40
0C 1 (RESERVED) -0D 1 (RESERVED) -0E 1 (RESERVED) --
TOTAL SIZE 0F
nn = PatternNumber
p = Part Number ( 0 - 2: Rhythm Track 1 - 3, 8 : SynthTrack )
*1 ) CENTER when pp = 08(Synth Track), RANDOM whenpp = 0,1,2(Rhythm Track)
*2 ) reserved when pp = 08(Synth Track)
<付表 4 - 10>
MIDI Parameter Change table ( Rhythm Track Current Step Seq Pattern )
Address Size Data Prameter Name Description 初期値
(H) (H) (H)
10 0p 00 1 NOT USED --
01 1 NOT USED -02 1 NOT USED -03 1 NOT USED -04 1 NOT USED -05 1 NOT USED -06 1 00...78 Step Seq Inst 1 Ba1C(0)...DgW7(78) SD10
07 1 00...78 Step Seq Inst 2 Ba1C(0)...DgW7(78) SD10
08 1 00...78 Step Seq Inst 3 Ba1C(0)...DgW7(78) SD10
09 1 00...78 Step Seq Inst 4 Ba1C(0)...DgW7(78) SD10
0A 1 00...78 Step Seq Inst 5 Ba1C(0)...DgW7(78) SD10
0B 1 00...78 Step Seq Inst 6 Ba1C(0)...DgW7(78) SD10
0C 1 00...78 Step Seq Inst 7 Ba1C(0)...DgW7(78) SD10
0D 1 00...78 Step Seq Inst 8 Ba1C(0)...DgW7(78) SD10
0E 1 00...78 Step SeqInst 9 Ba1C(0)...DgW7(78) SD10
0F 1 00...78 Step SeqInst 10 Ba1C(0)...DgW7(78) SD10
10 1 00...78 Step Seq Inst 11 Ba1C(0)...DgW7(78) SD10
11 1 00...78 Step Seq Inst 12 Ba1C(0)...DgW7(78) SD10
12 1 00...78 Step Seq Inst 13 Ba1C(0)...DgW7(78) SD10
13 1 00...78 Step Seq Inst 14 Ba1C(0)...DgW7(78) SD10
14 1 00...78 Step Seq Inst 15 Ba1C(0)...DgW7(78) SD10
15 1 00...78 Step Seq Inst 16 Ba1C(0)...DgW7(78) SD10
96
Page 97
MIDIデータフォーマット
16 1 00...7F Step SeqVelocity 1 rest(0),1...127 100(64)
17 1 00...7F Step SeqVelocity 2 rest(0),1...127 100(64)
18 1 00...7F Step SeqVelocity 3 rest(0),1...127 100(64)
19 1 00...7F Step SeqVelocity 4 rest(0),1...127 100(64)
1A 1 00...7F Step SeqVelocity 5 rest(0),1...127 100(64)
1B 1 00...7F Step Seq Velocity 6 rest(0),1...127 100(64)
1C 1 00...7F Step Seq Velocity 7 rest(0),1...127 100(64)
1D 1 00...7F Step SeqVelocity 8 rest(0),1...127 100(64)
1E 1 00...7F Step Seq Velocity 9 rest(0),1...127 100(64)
1F 1 00...7F Step Seq Velocity 10 rest(0),1...127 100(64)
20 1 00...7F Step SeqVelocity 11 rest(0),1...127 100(64)
21 1 00...7F Step SeqVelocity 12 rest(0),1...127 100(64)
22 1 00...7F Step SeqVelocity 13 rest(0),1...127 100(64)
23 1 00...7F Step SeqVelocity 14 rest(0),1...127 100(64)
24 1 00...7F Step SeqVelocity 15 rest(0),1...127 100(64)
25 1 00...7F Step SeqVelocity 16 rest(0),1...127 100(64)
26 1 00...7F Step SeqGate Time LSB 1 *1 94%(3C)
27 1 00...7F Step SeqGate Time LSB 2 *1 94%(3C)
28 1 00...7F Step SeqGate Time LSB 3 *1 94%(3C)
29 1 00...7F Step SeqGate Time LSB 4 *1 94%(3C)
2A 1 00...7F Step SeqGate Time LSB 5 *1 94%(3C)
2B 1 00...7F Step Seq Gate Time LSB 6 *1 94%(3C)
2C 1 00...7F Step Seq Gate Time LSB 7 *1 94%(3C)
2D 1 00...7F Step SeqGate Time LSB 8 *1 94%(3C)
2E 1 00...7F Step Seq Gate Time LSB 9 *1 94%(3C)
2F 1 00...7F Step Seq Gate Time LSB 10 *1 94%(3C)
30 1 00...7F Step SeqGate Time LSB 11 *1 94%(3C)
31 1 00...7F Step SeqGate Time LSB 12 *1 94%(3C)
32 1 00...7F Step SeqGate Time LSB 13 *1 94%(3C)
33 1 00...7F Step SeqGate Time LSB 14 *1 94%(3C)
34 1 00...7F Step SeqGate Time LSB 15 *1 94%(3C)
35 1 00...7F Step SeqGate Time LSB 16 *1 94%(3C)
36 1 00...7F Step SeqPitch 1 0...127 0(00)
37 1 00...7F Step SeqPitch 2 0...127 0(00)
38 1 00...7F Step SeqPitch 3 0...127 0(00)
39 1 00...7F Step SeqPitch 4 0...127 0(00)
3A 1 00...7F Step SeqPitch 5 0...127 0(00)
3B 1 00...7F Step Seq Pitch 6 0...127 0(00)
3C 1 00...7F Step Seq Pitch 7 0...127 0(00)
3D 1 00...7F Step SeqPitch 8 0...127 0(00)
3E 1 00...7F Step Seq Pitch 9 0...127 0(00)
3F 1 00...7F Step Seq Pitch10 0...127 0(00)
40 1 00...7F Step SeqPitch11 0...127 0(00)
41 1 00...7F Step SeqPitch12 0...127 0(00)
42 1 00...7F Step SeqPitch13 0...127 0(00)
43 1 00...7F Step SeqPitch14 0...127 0(00)
44 1 00...7F Step SeqPitch15 0...127 0(00)
45 1 00...7F Step SeqPitch16 0...127 0(00)
46 1 00ノ07 Step Seq Gate Time MSB 1 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
47 1 00ノ07 Step Seq Gate Time MSB 2 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
48 1 00ノ07 Step Seq Gate Time MSB 3 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
49 1 00ノ07 Step Seq Gate Time MSB 4 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
4A 1 00ノ07 Step Seq Gate Time MSB 5 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
4B 1 00ノ07 Step SeqGate Time MSB 6 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
4C 1 00ノ07 Step SeqGate Time MSB 7 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
4D 1 00ノ07 Step Seq Gate Time MSB 8 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
4E 1 00ノ07 Step SeqGate Time MSB 9 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
4F 1 00ノ07 Step SeqGate Time MSB 10 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
50 1 00ノ07 Step Seq Gate Time MSB 11 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
51 1 00ノ07 Step Seq Gate Time MSB 12 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
52 1 00ノ07 Step Seq Gate Time MSB 13 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
53 1 00ノ07 Step Seq Gate Time MSB 14 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
54 1 00ノ07 Step Seq Gate Time MSB 15 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
55 1 00ノ07 Step Seq Gate Time MSB 16 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
56 1 00ノ01 Step Seq Mute 1 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
57 1 00ノ01 Step Seq Mute 2 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
58 1 00ノ01 Step Seq Mute 3 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
59 1 00ノ01 Step Seq Mute 4 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
5A 1 00ノ01 Step Seq Mute 5 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
5B 1 00ノ01 Step SeqMute 6 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
5C 1 00ノ01 Step SeqMute 7 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
5D 1 00ノ01 Step Seq Mute 8 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
5E 1 00ノ01 Step SeqMute 9 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
5F 1 00ノ01 Step SeqMute 10 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
60 1 00ノ01 Step Seq Mute 11 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
61 1 00ノ01 Step Seq Mute 12 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
62 1 00ノ01 Step Seq Mute 13 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
63 1 00ノ01 Step Seq Mute 14 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
64 1 00ノ01 Step Seq Mute 15 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
65 1 00ノ01 Step Seq Mute 16 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
TOTAL SIZE 66
資 料
p = Part Number ( 0 - 2: Rhythm Track 1 - 3)
*1 : MSB bit 2-0 →bit 9-7
LSBbit 6 -0→ bit6-0
*2 : Step Seq Gate Time LSBn 送出後に送らなければならない。
97
Page 98
資 料
MIDIデータフォーマット
<付表 4 - 11>
MIDI Bulk Dump Parameter table ( Rhythm Track User Step Seq Pattern )
Address Size Data Prameter Name Description 初期値
(H) (H) (H)
2p nn 00 1 NOT USED --
1 NOT USED -1 NOT USED -1 NOT USED -1 NOT USED -1 NOT USED -1 00...78 Step SeqInst 1 Ba1C(0)...DgW7(78) SD10
1 00...78 Step SeqInst 2 Ba1C(0)...DgW7(78) SD10
1 00...78 Step SeqInst 3 Ba1C(0)...DgW7(78) SD10
1 00...78 Step SeqInst 4 Ba1C(0)...DgW7(78) SD10
1 00...78 Step SeqInst 5 Ba1C(0)...DgW7(78) SD10
1 00...78 Step SeqInst 6 Ba1C(0)...DgW7(78) SD10
1 00...78 Step SeqInst 7 Ba1C(0)...DgW7(78) SD10
1 00...78 Step SeqInst 8 Ba1C(0)...DgW7(78) SD10
1 00...78 Step SeqInst 9 Ba1C(0)...DgW7(78) SD10
1 00...78 Step SeqInst 10 Ba1C(0)...DgW7(78) SD10
1 00...78 Step SeqInst 11 Ba1C(0)...DgW7(78) SD10
1 00...78 Step SeqInst 12 Ba1C(0)...DgW7(78) SD10
1 00...78 Step SeqInst 13 Ba1C(0)...DgW7(78) SD10
1 00...78 Step SeqInst 14 Ba1C(0)...DgW7(78) SD10
1 00...78 Step SeqInst 15 Ba1C(0)...DgW7(78) SD10
1 00...78 Step SeqInst 16 Ba1C(0)...DgW7(78) SD10
1 00...7F Step Seq Velocity 1 rest(0),1...127 100(64)
1 00...7F Step Seq Velocity 2 rest(0),1...127 100(64)
1 00...7F Step Seq Velocity 3 rest(0),1...127 100(64)
1 00...7F Step Seq Velocity 4 rest(0),1...127 100(64)
1 00...7F Step Seq Velocity 5 rest(0),1...127 100(64)
1 00...7F Step Seq Velocity 6 rest(0),1...127 100(64)
1 00...7F Step Seq Velocity 7 rest(0),1...127 100(64)
1 00...7F Step Seq Velocity 8 rest(0),1...127 100(64)
1 00...7F Step Seq Velocity 9 rest(0),1...127 100(64)
1 00...7F Step Seq Velocity 10 rest(0),1...127 100(64)
1 00...7F Step Seq Velocity 11 rest(0),1...127 100(64)
1 00...7F Step Seq Velocity 12 rest(0),1...127 100(64)
1 00...7F Step Seq Velocity 13 rest(0),1...127 100(64)
1 00...7F Step Seq Velocity 14 rest(0),1...127 100(64)
1 00...7F Step Seq Velocity 15 rest(0),1...127 100(64)
1 00...7F Step Seq Velocity 16 rest(0),1...127 100(64)
1 00...7F Step Seq Gate Time LSB 1 *1 94%(3C)
1 00...7F Step Seq Gate Time LSB 2 *1 94%(3C)
1 00...7F Step Seq Gate Time LSB 3 *1 94%(3C)
1 00...7F Step Seq Gate Time LSB 4 *1 94%(3C)
1 00...7F Step Seq Gate Time LSB 5 *1 94%(3C)
1 00...7F Step Seq Gate Time LSB 6 *1 94%(3C)
1 00...7F Step Seq Gate Time LSB 7 *1 94%(3C)
1 00...7F Step Seq Gate Time LSB 8 *1 94%(3C)
1 00...7F Step Seq Gate Time LSB 9 *1 94%(3C)
1 00...7F Step Seq Gate Time LSB 10 *1 94%(3C)
1 00...7F Step Seq Gate Time LSB 11 *1 94%(3C)
1 00...7F Step Seq Gate Time LSB 12 *1 94%(3C)
1 00...7F Step Seq Gate Time LSB 13 *1 94%(3C)
1 00...7F Step Seq Gate Time LSB 14 *1 94%(3C)
1 00...7F Step Seq Gate Time LSB 15 *1 94%(3C)
1 00...7F Step Seq Gate Time LSB 16 *1 94%(3C)
1 00...7F Step Seq Pitch 1 0...127 0(00)
1 00...7F Step Seq Pitch 2 0...127 0(00)
1 00...7F Step Seq Pitch 3 0...127 0(00)
1 00...7F Step Seq Pitch 4 0...127 0(00)
1 00...7F Step Seq Pitch 5 0...127 0(00)
1 00...7F Step Seq Pitch 6 0...127 0(00)
1 00...7F Step Seq Pitch 7 0...127 0(00)
1 00...7F Step Seq Pitch 8 0...127 0(00)
1 00...7F Step Seq Pitch 9 0...127 0(00)
1 00...7F Step Seq Pitch10 0...127 0(00)
1 00...7F Step Seq Pitch11 0...127 0(00)
1 00...7F Step Seq Pitch12 0...127 0(00)
1 00...7F Step Seq Pitch13 0...127 0(00)
1 00...7F Step Seq Pitch14 0...127 0(00)
1 00...7F Step Seq Pitch15 0...127 0(00)
1 00...7F Step Seq Pitch16 0...127 0(00)
1 00ノ07 Step SeqGate Time MSB 1 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
1 00ノ07 Step SeqGate Time MSB 2 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
1 00ノ07 Step SeqGate Time MSB 3 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
1 00ノ07 Step SeqGate Time MSB 4 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
1 00ノ07 Step SeqGate Time MSB 5 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
1 00ノ07 Step SeqGate Time MSB 6 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
1 00ノ07 Step SeqGate Time MSB 7 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
1 00ノ07 Step SeqGate Time MSB 8 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
1 00ノ07 Step SeqGate Time MSB 9 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
1 00ノ07 Step SeqGate Time MSB 10 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
1 00ノ07 Step SeqGate Time MSB 11 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
1 00ノ07 Step SeqGate Time MSB 12 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
1 00ノ07 Step SeqGate Time MSB 13 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
1 00ノ07 Step SeqGate Time MSB 14 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
1 00ノ07 Step SeqGate Time MSB 15 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
1 00ノ07 Step SeqGate Time MSB 16 1%(0)...100%(40)...200%(7F)...1600%(3FF) *1,2 0
1 00ノ01 Step SeqMute 1 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
1 00ノ01 Step SeqMute 2 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
1 00ノ01 Step SeqMute 3 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
1 00ノ01 Step SeqMute 4 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
1 00ノ01 Step SeqMute 5 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
1 00ノ01 Step SeqMute 6 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
1 00ノ01 Step SeqMute 7 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
98
Page 99
1 00ノ01 Step SeqMute 8 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
1 00ノ01 Step SeqMute 9 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
1 00ノ01 Step SeqMute 10 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
1 00ノ01 Step SeqMute 11 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
1 00ノ01 Step SeqMute 12 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
1 00ノ01 Step SeqMute 13 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
1 00ノ01 Step SeqMute 14 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
1 00ノ01 Step SeqMute 15 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
TOTAL SIZE 66
1 00ノ01 Step SeqMute 16 MuteOFF(0),MuteON(1) MuteOFF(0)
p = Part Number ( 0- 2 : Rhythm Track 1- 3 )
nn = User PatternNumber ( 0- 7F )
*1 : MSB bit 2-0 → bit9-7
LSB bit 6-0 → bit 6-0
*2 : Step SeqGate Time LSB n 送出後に送らなければならない。
<付表 4 - 12>
MIDI Parameter Change table (User Song)
Address Size Data Parameter Description 初期値
(H) (H) (H) (H)
6s mm 00 2 00 - FF,100-17F, PATTERN NUM P.001-P.256, U.001-U128,End,---- P.001
02 2 14 -12C,3FFF BPM 20.0- 300.0,---- 140.0
04 2 01-C8, FF PLAY FX GATETIME 01-200, ---- 100
06 1 00 -03, 7F BEAT 16, 12, 8, ---- 16
07 1 32 -53, 7F SWING 50
08 1 28 -58, 7F PITCH -24 -24, ---- 0
09 1 00 -01, 7F LOOP TYPE For, bACk, ---- For
0A 1 00-0F, 7F (*1) TRACK MUTE oooo-,---- oooo
TOTAL SIZE 0B
s = song number
mm = measure (0:1st,1:2ndノ 7f:128th)
3FFE,3FFF
資 料
MIDIデータフォーマット
<付表 4 - 13>
Address Size Data Parameter Description 初期値
(H) (H) (H) (H)
7s mm 00 2 00 - FF,100-17F, PATTERN NUM P.001-P.256, U.001-U128,End,---- P.001
02 2 14 -12C,3FFF BPM 20.0- 300.0,---- 140.0
04 2 01-C8, FF PLAY FX GATETIME 01-200, ---- 100
06 1 00 -03, 7F BEAT 16, 12, 8, ---- 16
07 1 32 -53, 7F SWING 50
08 1 28 -58, 7F PITCH -24 -24, ---- 0
09 1 00 -01, 7F LOOP TYPE For, bACk, ---- For
0A 1 00-0F, 7F (*1) TRACK MUTE oooo-,---- oooo
TOTAL SIZE 0B
s = song number
mm = measure (0:129th,1:130thノ 7f:256th)
*1) bit 0: Synth Track, bit1: Rhythm Track 1, bit2:Rhythm Track 2, bit3:Rhythm Track 3, Track(n) ismuted when bit(n) = 1.
3FFE,3FFF
99
Page 100
MIDIインプリメンテーションチャート
YAMAHA [ DESKTOP CONTROL SYNTHESIZER ] Date:23-JAN-2001
Model DX200 MIDI Implementation Chart Version : 1.0
Transmitted Recognized Remarks
Function...
Basic Default 1 - 16 1 - 16 Memorised
Channel Changed 1 - 16 1 - 16
Default 3 3
Mode Messages x 3,4 (m=1) *1
Altered ************** x
Note 0 - 127 0 - 127
Number : True voice ************** 0 - 127
Velocity Note ON o 9nH,v=1-127 o 9nH,v=1-127
Note OFF o 9nH,v=0 x
After Key's x x
Touch Ch's x x
Pitch Bend x o 0-24 semi
0,32 o o Bank Select
1,5,7,10 o o
11 x o
6,38 o o Data Entry
Control 64,65 x o
71-75 o o Sound Controller
Change 94 o o Effect Depth
98-99 o o NRPN LSB,MSB
16,18,19,80-83 o o Knob Control
100-101 o o RPN LSB,MSB
Prog o o 0 - 127
Change : True # ************** 0 - 127
System Exclusive o o
: Song Pos. o *3 o *2
Common : Song Sel. x x
: Tune x x
System :Clock o *3 o *4
Real Time:Commands o *3 o *2
100
Aux :All Sound off x o(120,126,127)
:Reset All Cntrls x o(121)
:Local ON/OFF x x
:All Notes OFF x o(123-125)
Mes- :Active Sense o o
sages:Reset x x
Notes: *1 m is always treated as "1" regardless of its value.
*2 if MIDI control is in or on
*3 if MIDI control is out or on
*4 if MIDI sync is external
Mode 1 : OMNI ON , POLY Mode 2 : OMNI ON ,MONO o : Yes
Mode 3 : OMNI OFF, POLY Mode 4 : OMNI OFF,MONO x : No