
STIHL BR 450, 450 C
取扱説明書

目次
日本語
はじめに 2
使用上の注意および作業方法 2
運転準備 7
スロットルケーブルの調整 9
ハーネスの取付け 10
燃料 10
給油 11
始動前の注意事項 12
元の取扱説明書無塩素漂白紙使用
エンジンの始動と停止 12
作業中の注意事項 15
エアーフィルターの交換 15
キャブレターの調整 16
スパーク プラグ 17
エンジンの動作 18
機械の保管 18
整備表 19
磨耗の低減と損傷の回避 21
主要構成部品 22
技術仕様 23
整備と修理 24
廃棄 24
EC 適合証明書 25
印刷インクには植物油が使用され、紙はリサイクル可能です。
お客様各位
この度は STIHL 社の製品をお買上げい
ただきまして誠に有難うございます。
この製品は、最新の製造技術と入念な
品質保証処置を施して製造されまし
た。私共は、お客様がこの製品を支障
なく使用され、その性能に満足してい
ただくために最善の努力を尽くす所存
でおります。
本製品に関してご不明な点がありまし
たら、お買上げの販売店または当社カ
スタマーサービスにお問い合わせくだ
さい。
敬具
Dr. Nikolas Stihl
© ANDREAS STIHL AG & Co. KG, 2020
0458-391-4321-A. VA2.H20.
0000007082_007_J
BR 450, BR 450 C
この取扱説明書は、著作権によって保護されています。全権留保。特に複製、翻訳および電子システムを使用した処理に対
して保護されています。
1

日本語
はじめに
段落の前に付いたシンボルや数字
警告
人に及ぼす事故やケガ、更に重大な物
的損傷に対する警告。
注記
本機本体あるいは構成部位の損傷に対
する警告。
技術改良
当社の信条として、常に自社製品の改
良を心がけております。この理由か
ら、製品の設計、技術、外観が定期的
に改良される場合があります。
このため、変更、修正、改良の種類に
よっては、本取扱説明書に記載されて
いない場合があります。
シンボルマークについて
機械に表示されているシンボルマーク
の意味は、本取扱説明書に説明されて
います。
対象の機種によっては、以下のシンボ
ルマークが機械に表示されている場合
があります。
燃料タンク:ガソリンと
エンジンオイルの混合燃
料
手動燃料ポンプの操作
電子スターターの操作
使用上の注意および作業方法
パワーツールを使用する
時は、特別な安全上の注
意事項を遵守してくださ
い。
初めて使用する前に取扱
説明書をお読みくださ
い。取扱説明書は、必要
なときに参照できるよう
安全な場所に保管してく
ださい。取扱説明書を遵
守しないと、重傷または
致命傷さえも負うことが
あります。
現地の安全規制、基準、条例をすべて
遵守してください。
このモデルを初めて使用する人は:サ
ービス店または他の経験豊富なユーザ
ーに機械の操作方法を教わるか、使用
法に関する専門研修に参加してくださ
い。
未成年者には絶対に本製品を使用させ
ないでください。
作業エリアに見物人 ( 特に子供 ) や動物
を近付けないでください。
パワーツールを使用していないとき
は、他人に危険が及ばない場所に置い
てください。無断で使用されないよう
機械を固定してください。
第三者の負傷やその所有物の損壊を防
止することは、使用者の責任です。
パワーツールを貸与したり、譲渡した
りする場合は、取扱説明書を一緒に手
渡してください。パワーツールの使用
者が本取扱説明書の内容を理解してい
るか確認してください。
2
BR 450, BR 450 C

日本語
騒音を発する機械の使用が、国や地域
の規則によって特定の時間帯に制限さ
れている場合があります。
構成部品が損傷している場合は、パワ
ーツールを使用しないでください。
パワーツールの清掃に高圧洗浄機を使
用しないでください。強力な水の噴流
でパワーツールの部品が損傷するおそ
れがあります。
アクセサリーおよび交換部品
STIHL 社が本パワーツールに使用する
ことを明確に承認したか、同等の仕様
に基づいた部品とアクセサリーだけを
使用してください。ご不明な点は、サ
ービス店にお問い合わせください。事
故や本機の損傷を防ぐために、高品質
の部品とアクセサリーのみを使用して
ください。
STIHL 社では、STIHL 純正の交換部品
とアクセサリーの使用をお勧めしてい
ます。そうした純正品は製品に適合
し、お客様の性能要件を満たすように
特別に設計されています。
いかなる方法であれ、絶対に本機を改
造しないでください。負傷する危険性
が高まるおそれがあります。STIHL 社
は、承認されていないアタッチメント
を使用した際のケガや物的損害に対し
て一切法的責任を負いません。
身体的条件
本パワーツールの使用者は、十分に休
息をとり、身体的、精神的に健康でな
ければなりません。
激しい労働に耐えられない体調の方
は、パワーツールの使用前にかかりつ
け医に相談してください。
ペースメーカーを着用している方にの
み該当する注意点:本パワーツールの
イグニッションシステムは、微弱な電
磁界を発生します。その電磁界がペー
スメーカーに干渉する場合がありま
す。健康面でのリスクを低減するた
め、STIHL 社ではペースメーカー着用
者には、かかりつけ医またはペースメ
ーカーの製造元に相談してからパワー
ツールを使用することをお勧めしてい
ます。
視力を低下させたり、動作や判断を鈍
らせたりするおそれがある物 ( 薬物、
アルコール ) を服用した状態では、パ
ワーツールを使用しないでください。
用途
ブロワーは、庭、スポーツスタジア
ム、駐車場、道路等に散在する葉、
草、紙等の異物を噴気で掃除する目的
用に設計されています。森林の小道を
掃除する目的にも適しています。
噴気で危険物を掃除しないでくださ
い。
事故が発生し、機械が損傷する危険が
増すため、本機を本来の目的以外には
使用しないでください。事故が起きた
り、製品が損傷したりするおそれがあ
るため、製品には絶対にいかなる改造
も行わないでください。
衣服と装備
適切な防護服と装備を身に付けてくだ
さい。
丈夫な素材で、身体の動
きを一切制限しない衣服
を着用してください。作
業用のコートではなく、
身体にぴったりしたオー
バーオールと上着を組み
合わせた安全作業服を着
用してください。
緩い引き紐、レース、リ
ボン、スカーフ、ネクタ
イ、装身具等の機械側面
や下部の吸気口に吸い込
まれるおそれがある物は
身に付けないでくださ
い。機械に吸い込まれな
いよう、長髪は結び、ま
とめてください。
靴底が滑らず、頑強な作りの靴を履い
てください。
警告
目を負傷する危険を低減
するために、European
Standard(欧州基準) EN
166 に準拠した、確実に
フィットする保護メガネ
を着用してください。保
護メガネが快適にぴった
りとフィットしているこ
とを確認してください。
イヤープロテクター ( 耳栓やイヤーマ
フ ) を着用してください。
STIHL 社では、さまざまな防護服と防
護装備を取り揃えております。
パワーツールの運搬
必ずエンジンを切ってください。
BR 450, BR 450 C
3

日本語
車両輸送:
– 倒れたり、燃料が漏れ出したり、
損傷したりしないよう、パワーツ
ールを適切に固定してください。
燃料の給油
ガソリンは可燃性が極め
て高い燃料です。火気を
避けてください。燃料を
こぼさないでください 喫煙しないでください。
必ずエンジンを切ってから給油してく
ださい。
エンジンが高温のときは給油しないで
ください - 燃料がこぼれ、火災が生じ
る危険があります。
必ずパワーツールを背中から地面に降
ろしてから給油してください。必ず本
機を地面に立てた状態で給油してくだ
さい。
燃料が噴き出さないようタンク内の高
圧を徐々に抜くように、燃料キャップ
は慎重に開けてください。
給油は換気の良い場所で行ってくださ
い。燃料が本機にこぼれた場合は必ず
拭き取ってください - 衣服に付いた場
合は直ちに着替えてください。
漏れがないか点検しま
す。火傷により重傷また
は致命傷を負う危険を低
減するために、漏れを修
理するまではエンジンの
始動や運転を行わないで
ください。
スクリュー式燃料キャップ
給油後は、スクリュー式
燃料キャップをできるだ
けしっかりと閉めてくだ
さい。
それにより、機械の振動によって燃料
タンクキャップが緩むか外れ、燃料が
漏れ出す危険を低減できます。
始動前
パワーツールが正しく組み立てられ、
正常な状態になっているか点検します 本取扱説明書の関連項目を参照してく
ださい。
– 燃料システムに漏れがないか点検
します。特にタンクキャップ、ホ
ース接続部、手動燃料ポンプ ( 装
着モデルのみ ) 等の目視が可能な
部品に注意してください。漏れや
損傷がある場合は、エンジンを始
動しないでください - 火災が起き
るおそれがあります。サービス店
で機械を修理してから再使用して
ください。
– スロットルトリガーはスムーズに
作動し、放すとアイドル位置に戻
らなければなりません。
– 正常な調整レバーは、容易に STOP
または 0 に移動できなければなり
ません。
– ブロワーチューブは、適切に取り
付ける必要があります。
– パワーツールを安全に操作するた
めに、ハンドルは乾いた清潔な状
態 - オイルや汚れのない状態 - に保
ちます。
– スパークプラグターミナルが確実
に差し込まれているか点検します 緩んでいると放電が起こり、漏れ
た混合気に引火し、火災が生じる
おそれがあります。
– 操作部と安全装置は絶対に改造し
ないでください。
– ブロワーハウジングの状態を確認
します。
– ハーネスストラップおよびバック
パックの状態を確認します - スト
ラップに損傷または摩耗がある場
合は交換してください。
ブロワーハウジングに摩耗 ( 亀裂、傷、
切り欠き ) が生じていると、異物が飛
散してケガをする危険が高まることが
あります。ブロワーハウジングが損傷
したときは、サービス店にご相談くだ
さい - STIHL 社では、STIHL サービス
店にお問い合わせいただくことをお勧
めしております。
事故が生じる危険を低減するために、
パワーツールは安全に操作できる状態
のときだけ使用してください。
緊急時:腰ベルトの留め具を外し、肩
掛けベルトを緩め、本機を背中から下
ろす動作を迅速にできるよう練習して
ください。
エンジンの始動
給油場所から 3 m 以上離れた場所でエ
ンジンを始動します。屋外に限りま
す。
本パワーツールは、一人で操作するよ
うに設計されています。作業場所に
は、始動時であっても第三者を入れな
いでください。
4
BR 450, BR 450 C

日本語
エンジンの落としがけをしないでくだ
さい - 取扱説明書に従って始動してく
ださい。
パワーツールを平坦な地面に置き、足
場が安定していることを確認し、パワ
ーツールをしっかりと保持します。
エンジンが始動するとすぐに、細かい
異物 (石等) が操作者の方向に吹き付
けられることがあります。
使用中
危険が差し迫っているときや緊急時
は、調整レバーを STOP または 0 に動
かし、速やかにエンジンを切ってくだ
さい。
飛散物によりケガをしないよう、作業
者以外が半径 15m 以内に立ち入らない
ようにしてください。
物的損害が生じる危険を低減するため
に、他の物体 ( 車両、窓 ) からも上記の
距離を維持してください。
絶対にブロワーの吹き出
し口を人や動物に向けな
いでください。ブロワー
から小さな物体が高速で
飛散する危険があります
– ケガをする危険があり
ます。
ブロワーを使用した ( 空地や庭の ) 清掃
中は、小動物に害を及ぼさないよう注
意してください。
作動させたまま絶対に本機から離れな
いでください。
滑りやすい場所 - 濡れた地面、雪や氷
で覆われた面、
傾斜地や凹凸のある面 - では、特に注
意してください。
障害物に注意:廃棄物、切り株、根、
溝等のつまずきそうな障害物に注意し
てください。
はしごや他の不安定な足場上では、絶
対に作業しないでください。
イヤープロテクターを着用している場
合は、危険を告げる声 ( 叫び声、警笛
等 ) が聞こえにくくなるため、通常よ
りもさらに注意が必要です。
日中に十分な視界のある場所で、冷静
かつ慎重に作業を行ってください。他
人に危険が及ばないよう注意を怠らな
いでください。
事故が生じる危険を低減するために、
疲労が蓄積しないように、適切な時期
に休憩をとってください。
エンジン運転中は機械か
ら有毒な排気ガスが発生
します。排気ガスは無色
無臭で、未燃焼の炭化水
素とベンゼンを含んでい
ることがあります。屋内
や換気状態の悪い場所で
は、絶対にエンジンをか
けないでください。触媒
コンバータが装着されて
いる機種でも同様です。
有毒ガスを吸い込んで重傷または致命
傷を負う危険を低減するために、溝、
くぼ地、他の狭い場所での作業時は、
適切に換気してください。
事故が生じる危険を低減するために、
吐き気、頭痛、視覚障害 ( 視野狭窄等
)、聴覚障害、めまい、注意散漫の症状
が生じた場合は、直ちに作業を中止し
てください。これらの症状は、作業エ
リアに極めて高濃度の排気ガスが存在
する場合にも現れることがあります。
火災の危険性がありますので、作業中
および機械の近くでは喫煙は避けてく
ださい。燃料システムから可燃性の気
化燃料が漏れ出すおそれがある点にご
注意ください。
塵埃の発生量が非常に多い場合、必ず
防塵マスクを着用してください。
機械は、騒音と排気ガスの発生が最小
限になるように操作してください - 不
必要にエンジンをふかさず、作業時の
みエンジンを加速してください。
作業完了後は、可燃物のない平らな面
に本機を置きます。火災の危険を低減
するために、燃えやすい物 ( 木片、木
皮、枯草、燃料等 ) の近くに本機を置
かないでください。
パワーツールに設計強度を超える異常
な負荷が加わった ( 強い衝撃が加わる
か、落下した ) 場合、必ずパワーツー
ルが正常かどうか点検してから作業を
続けてください ( 「作業開始前」を参
照 )。特に燃料システムが漏れていない
か点検し、安全装置が正常に作動して
いるか確認してください。お使いのパ
ワーツールに損傷がある場合は、作業
を続けないでください。不確かな場合
は、サービス店にお問い合わせくださ
い。
BR 450, BR 450 C
5

日本語
ブロワーの使用
本機は背負い式です。コントロールハ
ンドルを右手で握ってブロワーチュー
ブを保持し、操作します。
作業時はゆっくりと前進し、常にノズ
ル噴き出し口に注意を払い、後ずさり
はしないでください - つまずくおそれ
があります。
必ずエンジンを切ってから本機を背中
から降ろしてください。
作業方法
清掃時間を短縮するために、清掃作業
を開始する前に、熊手や箒でゴミを除
去しやすくしておきます。
空気汚染を最小限に抑えるための推奨
作業方法:
– 必要に応じて、掃除する範囲の表
面に水を撒き、埃が立ちすぎない
ようにします。
– 見物人 ( 特に子ども )、ペット、開
いている窓、洗車したばかりの自
動車の方向にゴミを吹付けないよ
うにしてください。 それらの状況
では、特に注意してください。
– 吹き寄せたゴミは、ゴミ箱に捨て
ます - 隣人の敷地に吹き出したり
しないでください。
騒音を最小限に抑えるための推奨作業
方法:
– 本機は、他の人に迷惑がかかるこ
とのある早朝、深夜、昼食休憩時
間などを避け、道理にかなった時
間帯にご使用ください。 地域の休
憩間隔に関する規制を順守してく
ださい。
– 作業実施に必要な最低限度のエン
ジン回転数で、ブロワーをご使用
ください。
– 作業開始前にお使いのブロワーの
状態を点検します。 特にマフラー、
エアー インテークおよびエアー フ
ィルターに注意してください。
振動
パワーツールを長時間使用した場合に
は、振動の影響により手の血行不良が
生じることがあります ( 「白ろう病」
)。
以下をはじめ、多くの事柄が影響する
ため、一般的な使用時間の設定は不可
能です。
以下の対策をとると使用時間を延長で
きます:
– 常に手を温めておく
– 休憩を取りながら作業する
以下の場合には使用時間を短くしま
す:
– 血行不良の特殊体質 ( 症状:指がよ
く冷たくなる、しびれ )。
– 低い外気温。
– 掴む力の強さ ( 強く握りしめると、
血行が低下します )。
機械を規則的に長時間使用したり、該
当する症状 ( 指のしびれ等 ) が繰り返
し発症する時は、医師による診断をお
薦めします。上記のいずれかの症状が
現れたら ( 指が疼くなど )、医師にご相
談ください。
整備と修理
定期的に本機を整備してください。取
扱説明書に書かれている整備や修理だ
けを行ってください。その他すべての
作業はスチール サービス店に依頼して
ください。
当社では整備や修理を、認定を受けた
スチール サービス店のみに依頼される
ことをお勧めします。スチール サービ
ス店には定期的にトレーニングを受け
る機会が与えられ、必要な技術情報の
提供を受けています。
高品質の交換部品のみを使用して、事
故および本機の損傷を回避してくださ
い。これに関して、不明な方はスチー
ル サービス店へお問い合せください。
当社ではスチール純正交換部品のご使
用をお勧めします。これらは、お客様
の機種およびご使用になる性能要件に
合わせて、特別に設計されています。
ケガの危険を回避するために、本機の
保守、修理、または掃除を実行する前
に、エンジンを必ず切ってください。例外:キャブレター及びアイドリング
回転数の調整時は例外です。
スパークプラグターミナルまたはスパ
ークプラグを外した状態で、スタータ
ーを作動しないでください。火花を抑
制できずに火災が発生する可能性があ
ります。
火気の近くで、本機を整備したり、保
管しないでください。
6
BR 450, BR 450 C

日本語
燃料フィラー キャップにもれがないか
定期的に点検してください。
当社で承認されたタイプで、支障なく
作動するスパーク プラグだけを使用し
てください ( 「技術仕様」の項を参照
)。
イグニッション ケーブルに異常がない
こと ( 良好な絶縁状態、接続の確実性 )
を確認してください。
マフラーに異常が無いことを確認して
ください。
火災の危険や聴覚障害を避けるため
に、破損したマフラーを取付けたま
ま、あるいはマフラーがないまま作業
しないでください。
高温のマフラーに触れて、火傷しない
ようにしてください。
振動の強さは、防振部品の状況に左右
されます - 定期的に防振部品を点検し
てください。
問題を解消しようとする前に、エンジ
ンを停止してください。
運転準備
ホースクランプおよび蛇腹ホースの取
り付け
N ホースクランプ (1) ( スロットルケ
ーブルのリテイナー付き ) を押し
てエルボー (3) にかぶせます - 位置
マークを左側に向けてください。
N 蛇腹ホース (2) を押してエルボー
(3) にかぶせます。
N ホースクランプ (1) を押して蛇腹ホ
ース (2) にかぶせます。
N ホースクランプ (1) とエルボー (3)
の位置マークを合わせます - スク
リュー用突起を下側に向けてくだ
さい。
N ホースクランプ (1) をスクリュー
(4) で固定します。
N ホースクランプ (5) ( スロットルケ
ーブルのリテイナーなし ) を押し
てブロワーチューブ (6) にかぶせま
す - 位置マークを右側に向けてく
ださい。
N ブロワーチューブ (6) を蛇腹ホー
ス (2) の中に押し込みます。
N ホースクランプ (5) を押して蛇腹ホ
ース (2) にかぶせます。
N ホースクランプ (5) とブロワーチュ
ーブ (6) を図の位置に合わせます。
N ホースクランプ (5) をスクリュー
(7) で固定します。
BR 450, BR 450 C
7

日本語
コントロールハンドルの取り付け
3
1
2
N コントロールハンドル (1) をマウン
ト (2) に押し込みます。
N スクリュー (3) を差し込み、しっか
りと締め付けます。
N スロットルケーブル(4) をスリーブ
(5) でホースクランプ (6) にはめ込
みます。
コントロールハンドルの調整
0000-GXX-2045-A1
N クランピングレバー (3) を開きま
す。
N コントロールハンドル (1) をブロワ
ーチューブ (2) に沿って移動させ、
最も使いやすい位置に合わせま
す。
N クランピングレバー (3) を閉めま
す。
ノズルの取り付け (BR 700)
N ノズル (1) を押してブロワーチュー
ブ (2) にかぶせ、突起部 (3) にかみ
合わせます。
ノズルの取り外し (BR 700)
N 突起部 (3) が隠れるまでノズル (1)
を矢印の方向に回します。
N ノズル (1) をブロワーチューブ (2)
から引き抜きます。
ノズルの取り付け (BR 700 X)
N ノズル (1) を押してブロワーチュー
ブ (2) にかぶせ、突起部 (3) にかみ
合わせます。
N ノズル (1) を矢印の方向に止まるま
で回転させます。
8
BR 450, BR 450 C

日本語
ノズルの取り外し (BR 700 X)
2
1
N ノズル (1) を矢印の方向に止まるま
で回転させます。
N ノズル (1) をブロワーチューブ (2)
から引き抜きます。
ブロワーチューブの調節 (BR 700)
1
2
ノズルの摩耗マーク
0000-GXX-3990-A0
ノズルの前端は、使用中に地面と摩擦
接触して摩耗します。ノズルには通常
使用による摩耗が避けられないため、
摩耗マークに達したときは交換してく
ださい。
輸送時の注意点
本機を保管したり、輸送したりする場
合:
0416BA015 KN
スロットルケーブルの調整
本機の組み立ておよび長期間の運転後
に、スロットルケーブルの調整を修正
することが必要になる場合がありま
す。
本機が完全に適正に組み立てられた後
に、スロットルケーブルを調整してく
ださい。
N スロットルトリガーをフルスロッ
トル位置に設定します。
N スロットルトリガーのスクリュー
を、最初に手ごたえを感じるまで
慎重に矢印の方向に回します。さ
らに同じ方向に半回転回します。
N ユニオンナット (1) を緩めます。
N ブロワーチューブ (2) を必要な長さ
まで引き出します。
N ユニオンナット (1) を締め付けま
す。
BR 450, BR 450 C
N ブロワーチューブを面ファスナー
を使用してバックプレート上のハ
ンドルに固定します。
9

日本語
ハーネスの取付け
ハーネスの調整
N ストラップの両端を下方向に引
き、ハーネスを締め付けます。
ハーネスの緩み
N スライディング アジャスタのタブ
を持ち上げます。
N ハーネスを調整して、バックプレ
ートが背中にぴったりと合い、安
定するようにします。
燃料
エンジンには、ガソリンとエンジンオ
イルの混合燃料が必要です。
警告
健康に害が及ぶため、ガソリンに直接
触れたり、気化したガソリンを吸い込
んだりしないでください。
STIHL モトミックス (MotoMix)
STIHL 社は、STIHL モトミックス
(MotoMix) の使用をお勧めしています。
すぐに使用可能なこの混合燃料はベン
ゼンや鉛を含まず、高オクタン価で
す。この燃料を使用すると、常に適正
な混合比率を維持することができま
す。
STIHL モトミックス (MotoMix) には、
エンジンをさらに長寿命化する STIHL
HP ウルトラ 2 ストロークエンジンオイ
ルが使用されています。
STIHL モトミックス (MotoMix) が販売
されていない市場もあります。
燃料の混合
注記
規定以外の不適切な燃料 / オイルを使
用するか、規定以外の混合比率を用い
ると、エンジンに重度の損傷が生じる
ことがあります。低品質のガソリンあ
るいはエンジンオイルは、エンジン、
シーリングリング、ホース、燃料タン
クを損傷させることがあります。
ガソリン
オクタン価が 90 以上の高品質ブランド
のガソリンだけを使用してください 無鉛、有鉛は問いません。
エタノール濃度が 10% 以上のガソリン
は、手動調整が可能なキャブレター付
きエンジンで作動関連の不具合を引き
起こすことがあるため、そうしたエン
ジンには使用しないでください。
M-Tronic 搭載エンジンは、エタノール
濃度が 25% までのガソリン (E25) で最
大出力を発揮できます。
エンジンオイル
ご自身で燃料を混合する場合は、
STIHL 製 2 ストロークエンジンオイ
ルのみを使用するか、次の仕様を満た
す他の高性能エンジンオイルを使用し
てください:JASO FB、JASO FC、
JASO FD、ISO-L-EGB、ISO-L-EGC、
または ISO-L-EGD。
機械の耐用年数にわたって排気ガスが
規制の限度値を超えないよう、STIHL
社は STIHL HP ウルトラ 2 ストロ
ークエンジンオイルの使用をお勧めし
ています。
混合比率
50:1 (STIHL 2 サイクルエンジンオイ
ルの場合 ):50:1 = ガソリン 50 に対
してオイル 1
例
ガソリン STIHL エンジンオイル (
比率 50:1)
リットル リットル(ml)
1 0.02 (20)
5 0.10 (100)
10 0.20 (200)
10
BR 450, BR 450 C

日本語
ガソリン STIHL エンジンオイル (
比率 50:1)
リットル リットル(ml)
15 0.30 (300)
20 0.40 (400)
25 0.50 (500)
N 燃料の保管には承認された容器を
使用してください。燃料容器にま
ずオイルを入れてからガソリンを
入れ、十分に混ぜ合わせます。
燃料の保管
燃料は承認された安全タイプの燃料容
器に入れ、照明や太陽光から保護され
た、涼しく安全で乾燥した場所に保管
してください。
混合燃料は劣化します - 数週間で使い
切る分だけを混合してください。混合
燃料を 30 日以上保管しないでくださ
い。照明、太陽光、高低温にさらす
と、混合燃料は短期間で使用できなく
なる場合があります。
STIHL モトミックスは、問題なく最長
2 年間保管することができます。
N 給油する前に混合燃料の入った携
行缶をよく振ってください。
給油
準備
N 給油する前に、汚れがタンクの中
に入るのを防ぐため、フィラー キ
ャップとその周りをきれいにして
ください。
N タンクの注入口が上を向くように
本機を置いてください。
スクリュータイプのタンク キャップを
開ける
N キャップを反時計回りに、キャッ
プをタンクの開口部から外すこと
ができるまで回します。
N キャップを外します。
燃料の補填
給油の際には燃料をこぼしたり、あふ
れさせないでください。 当社ではスチ
ール フィラー ノズル (特殊アクセサ
リー)の使用をお勧めします。
スクリュータイプのタンク キャップを
閉める
警告
携行缶内で圧力が生じている可能性が
あるため、キャップは慎重に開けてく
ださい。
N 燃料タンクと携行缶は、時々十分
に洗浄してください。
残ったガソリンと洗浄に使用した液体
は、その地域の規定と環境要件に従っ
て適切に処理してください。
BR 450, BR 450 C
N 開口部にキャップを置きます。
N キャップを時計回りに、止まるま
で回します。手でできる限りしっ
かりと締め付けます。
11

日本語
始動前の注意事項
マスターコントロールレバーの位置
3
1
2
1 調整レバー
2 スロットルトリガー
3 スタータースイッチ (BR 450 C の
み)
エンジン停止 0 - イグニッションが遮
断され、エンジンが停止します。 調整
レバーはこの位置に留まらず、元の位
置に戻ります。
通常運転位置 F - エンジンが作動してい
るか始動可能な状態です。 スロットル
トリガーは、任意の位置に動かすこと
ができます。
ンジン速度に達するまで上方へ動かし
ます。 これを解除するためには、調整
レバーを通常運転位置 F に戻します。
0014BA001 AS
エンジンの始動と停止
エンジンの始動
N 安全注意事項を守ってください。
注記
ほこりを吸引しないように、表面が清
潔でほこりのない場所で本機を始動し
ます。
N 調整レバーを F 位置に移動しま
す。
可変スロットル調節 - スロットルトリ
ガーは任意の位置でロックすることが
できます。 調製レバー (1) を、希望のエ
12
N 燃料ポンプを最低 8 回押してくだ
さい - ポンプに燃料が充填されて
いる場合でも、同様の操作を行い
ます。
BR 450, BR 450 C

日本語
冷機エンジン ( 冷機スタート )
N チョークノブを押し込んで、 c
の位置に回します。
暖機エンジン ( 暖機スタート )
N チョークノブを押し込んで、 o
の位置に回します。
エンジンの始動後、暖まりきっていな
い場合もこの位置に移動します。
始動操作
N 本機を地面にしっかりと置き、第
三者がノズル吐出口の方向にいな
いことを確認します。
N 安定した足場を保ちます。 本機の
ハウジングを左手でしっかり握
り、片足をベースプレートに乗せ
て滑らないようにします。
N 右手でスターターグリップをゆっ
くり引き、かみ合った感じがした
ら、素早く勢い良くグリップを引
っ張ります。 スターターロープは
最後まで引っ張らないでください 切れることがあります。
N スターターグリップを急に放さな
いでください。 手を添えてハウジ
ングにゆっくりと巻き込むとスタ
ーターロープは正しく巻き込まれ
ます。
N エンジンがかかるまで始動操作を
続けます。
電気始動 (BR 450 C)
パワーツールは STIHL 電気スターター
を搭載しており、簡単に始動操作を行
うことができます。
STIHL 製電気スターターは主に以下の
部品で構成されています。
– 充電式バッテリー (コントロール
ユニットに内蔵)
– モーターおよびギア付のスタータ
ーメカニズム
– スタータースイッチ
スターターモーターはバッテリーより
エンジン始動に必要な動力を取得しま
す。
バッテリーはパワーツールの稼働中に
再充電されます - パワーツールは常に
始動可能な状態です。
スターターバッテリーの交換はできま
せん - バッテリーはコントロールユニ
ット一体型です。
パワーツール保管場所の気温が 0°C 未
満となった場合は、バッテリー保護の
ため始動不可となる温度まで本機が冷
える場合があります。
その場合、エンジンの始動は手動で行
ってください。
BR 450, BR 450 C
13

日本語
外気温度が極めて低いとき
N スロットルトリガーを少し開いて
しばらくエンジン回転を上げ、エ
ンジンを暖めます。
エンジンの停止
N 本機を地面にしっかりと置き、第
三者の姿および吹き飛ぶ可能性の
ある物体がノズル吐出口の方向に
ないことを確認します。
N 安定した足場を保ちます。 持ち運
び用のハンドルを左手で持ってユ
ニットを支え、コントロールハン
ドルを右手で握ります。
別法:
N 本機を地面にしっかりと置き、第
三者の姿および吹き飛ぶ可能性の
ある物体がノズル吐出口の方向に
ないことを確認します。
N スタータースイッチを下方にスラ
イドさせます。
N スタータースイッチを押します
エンジンがかかったらすぐに
N スロットルトリガー (2) を操作しま
す。
N スロットルトリガーを操作する
と、チョークノブが自動的に運転
位置 e に戻ります。
N 調整レバーを 0 に移動します - エ
ンジンが停止して、調整レバーが
「オン」位置に戻ります。
始動に関するその他の注意事項
電気スターターが稼働しない
N 気温が 0°C 未満の場合、電気スター
ターは無効化されます - エンジン
を手動で始動させてください。
N 電気スターターのバッテリーが低
下している可能性があります - エ
ンジンを手動で始動させてくださ
い。
冷機スタート位置 c または加速状態
で、エンジンストールする
N チョークノブを o に移動して、エ
ンジンがかかるまで始動動作を繰
り返します。
14
BR 450, BR 450 C

日本語
暖機スタート位置 o でエンジンが始
動しない
N チョークノブを c に移動して、
エンジンがかかるまで始動動作を
繰り返します。
エンジンがかからない場合
N すべてが正しくセットされている
ことを確認します。
N 燃料タンク内を確認して、必要な
場合給油します。
N スパークプラグターミナルが適正
に接続されているか確認します。
N 始動手順を繰り返します。
燃料タンクが完全に空になった場合
N 再給油したら、手動燃料ポンプに
燃料が充填されている場合でも、
燃料ポンプを最低 5 回押してくだ
さい。
N エンジン温度に合わせてチョーク
ノブをセットします。
N エンジンを再始動します。
作業中の注意事項 エアーフィルターの交換
作業中
長時間のフル スロットル運転後は、し
ばらくの間アイドリングしてエンジン
の熱を冷却風で放熱してください。 こ
れにより、エンジンに組み込まれてい
る部品 ( イグニッションやキャブレタ
ー ) を熱から守ることができます。
作業後
短期間使用しない場合: エンジンが冷
えるまで待ちます。 次の使用時まで、
火気のない乾燥した状態で保管しま
す。 長期間にわたって使用しない場合
は、「機械の保管」を参照してくださ
い。
エアー フィルターが汚れるとエンジン
出力が低下し、燃焼効率が低下しま
す。また始動が困難になります。
エンジンの出力が著しく低下した場合
BR 450, BR 450 C
N チョーク ノブを c の位置に動か
します。
N スクリュー (1) を緩めます。
N フィルター カバー (2) を取り外し
ます。
15

日本語
N フィルター エレメント (3) を取り
外します。
N 汚れたまたは損傷したフィルター
を交換します。
N 新しいフィルターをフィルター ハ
ウジングに取り付けます。
N フィルター カバーを取り付けま
す。
N スクリューを取り付け、しっかり
と締め付けます。
キャブレターの調整
基本的情報
キャブレターは工場出荷時に標準設定
されています。
この設定で、ほとんどの運転状況で最
適な混合気が得られます。
準備
N エンジンを停止します。
N エアー フィルターを点検し、必要
な場合は掃除あるいは新品と交換
します。
N スロットル ケーブルが正しく調整
されていることを確認して、必要
に応じて再調整します - 「スロッ
トル ケーブルの調整」の章を参照
してください。
N マフラーのスパーク アレスター ス
クリーン ( すべてのモデルには該
当しない、国によって異なる ) を
点検し、必要な場合は掃除あるい
は新品と交換します。
標準設定
N 高速調整スクリュー (H) を反時計
方向に止まるまで回します ( 最高
でも 3/4 回転 )。
N 低速調整スクリュー (L) を時計方向
に、止まるまで回します。その
後、3/4 回転戻します。
アイドリング回転の調整
N 標準設定を行います。
N エンジンをかけて暖めます。
16
アイドリング回転中にエンジンが停止
する
N アイドリング スピード調整スクリ
ュー (LA) をエンジンが滑らかに動
作するまで時計回りにゆっくり回
します。
BR 450, BR 450 C

日本語
アイドリングスピード調整スクリュー
の設定が正しいにもかかわらずアイド
リングが不安定で、加速が悪い
アイドリング設定が薄すぎます:
N 低速調整スクリュー (L) を、エンジ
ンが作動して滑らかに加速するよ
うになるまで、反時計回りに止ま
るまでの範囲で回します。
アイドリングが不安定な場合は
アイドリング設定が濃すぎます:
N 低速調整スクリュー (L) を、エンジ
ンがスムースに作動して滑らかに
加速するようになるまで、時計回
りに止まるまでの範囲で回しま
す。
低速調整スクリュー (L) を調整する度
に、大抵の場合は、アイドリングスピ
ード調整スクリュー (LA) を設定変更す
る必要があります。
高地で作業する場合の微調整
エンジン性能が充分でない場合は、わ
ずかな調整が必要になる場合がありま
す:
N 標準設定を行います。
N エンジンを暖機運転します。
N 高速調整スクリュー (H) を僅かに
時計回り ( 薄くする ) に回します 止まるまでの範囲で回します。
スパーク プラグ
N エンジンの出力が低下したり、始
動しにくくなったりアイドリング
が不安定になったら、先ずスパー
ク プラグを点検してください。
N 約 100 時間運転後には新品のスパ
ークプラグと交換してください 電極が極度に焼損している場合は
それよりも早く交換してくださ
い。スチール社が承認した、雑音
防止スパーク プラグのみをご使用
ください - 「技術仕様」の項を参
照してください。
スパーク プラグの取り外し
N スパーク プラグ ターミナル (1) を
垂直に抜き取ります。
N スパーク プラグ (2) を緩めます。
スパークプラグの点検
N 汚れたスパークプラグをきれいに
します。
N 電極ギャップ (A) を点検して、必要
な場合は調整します - 数値は 「技
術仕様」の項を参照してくださ
い。
N 以下のような、スパークプラグが
汚れる原因を排除してください。
原因:
– エンジンオイル混合量の過多
– エアーフィルターの汚れ
– 劣悪な使用環境
注記
高地から降りてきた後は、キャブレタ
ーを標準設定にリセットします。
設定を薄くしすぎると、潤滑オイルの
不足と過熱により、エンジンが破損す
る危険があります。
BR 450, BR 450 C
警告
アダプターナット (1) が緩んでいるか、
外れている場合はアークが発生するこ
とがあります。発火または爆発が起き
やすい環境下で作業を行うと、実際の
火災または爆発が発生する恐れがあり
17

日本語
ます。この場合、作業員が重傷を負っ
たり、建物に損傷を与えたりする可能
性があります。
N 抵抗入タイプのスパークプラグを
使用し、アダプターナットをしっ
かりと締め付けてください。
スパーク プラグの取り付け
N スパーク プラグを座位にねじ込
み、ターミナルをしっかり押し込
んで取り付けます。
エンジンの動作 機械の保管
エアー フィルターを掃除してキャブレ
ターを適切に調整しても、エンジンの
動作が不十分な場合は、マフラーが原
因の可能性があります。
マフラーが汚れていないか ( カーボン
で詰まる )、スチール サービス店で点
検してください。
当社では整備や修理を、認定を受けた
スチール サービス店のみに依頼される
ことをお勧めします。
3 ヵ月以上の場合
N 換気の良い場所で燃料タンクを空
にし、洗浄します。
N 燃料は、地域の環境規制条件通り
に処理してください。
N エンジンを運転してキャブレター
内の燃料を空にしてください - キ
ャブレターのダイヤフラムの固着
を防ぐうえで、有効です。
N 機械を丁寧に掃除します - 特にシ
リンダー フィンとエアー フィルタ
ーに注意します。
N 機械を乾いた、高所または鍵の掛
かる場所に保管してください - 子
供などによる許可外の使用を避け
てください。
18
BR 450, BR 450 C

整備表
以下の整備周期は、標準的な作業条件用です。毎日の作業時間が長いか、作業条
件が過酷な場合 ( ほこりが極端に多い場所など ) は、指定された間隔をそれに応じ
て短縮してください。
作業開始前
作業終了後または毎日
燃料給油時
毎週
機械本体
コントロールハンドル 作動検査 XX
エアーフィルター
手動燃料ポンプ
燃料タンク内のピックアップボディ
燃料タンク 掃除 X
キャブレター
スパークプラグ
冷却風吸入部
すべてのスクリューとナット ( 調整スク
リューを除く )
防振エレメント
目視検査 ( 状態と漏れ ) XX
掃除 X
掃除 X
交換 X
点検 X
修理はサービス店
い。
点検はサービス店
い。
交換はサービス店
い。
アイドリング調整の点検 XX
アイドリング調整 X
電極ギャップの調整 X
100 運転時間毎に交換
目視検査 X
掃除 X
締め直し X
点検 XXX
交換はサービス店
い。
1)
に依頼してくださ
1)
に依頼してくださ
1)
に依頼してくださ
1)
に依頼してくださ
日本語
毎月
12 ヵ月毎
故障時
損傷時
必要な場合
X
X
XX
X
BR 450, BR 450 C
19

日本語
以下の整備周期は、標準的な作業条件用です。毎日の作業時間が長いか、作業条
件が過酷な場合 ( ほこりが極端に多い場所など ) は、指定された間隔をそれに応じ
て短縮してください。
作業開始前
作業終了後または毎日
燃料給油時
毎週
毎月
12 ヵ月毎
故障時
損傷時
ブロワーの吸気口スクリーン
スロットルケーブル 調整 X
安全ラベル 交換 X
1)
STIHL 社では、STIHL 正規サービス店の利用をお勧めしています。
点検 XX
掃除 X
必要な場合
20
BR 450, BR 450 C

日本語
磨耗の低減と損傷の回避
本取扱説明書の記述を遵守して使用す
ると、機械の過度の磨耗や損傷が回避
されます。
本機の使用、整備並びに保管は、本取
扱説明書の記述に従って入念に行って
ください。
特に以下の場合のように、安全に関す
る注意事項、取扱説明書の記述内容及
び警告事項に従わずに使用したことに
起因する全ての損傷については、ユー
ザーが責任を負います:
– スチールが許可していない製品の
改造。
– 当製品への適用が承認されていな
い、適していない、または低品質
のツールやアクセサリーの使用。
– 指定外の目的に当製品を使用。
– スポーツ或いは競技等の催し物に
当製品を使用。
– 損傷部品を装備したままで当製品
を使用したことから生じる派生的
損傷。
整備作業
「整備表」に列記されている作業は、
必ず全て定期的に行ってください。整
備作業を使用者が自ら行えない場合
は、サービス店に依頼してください。
当社では整備や修理を、認定を受けた
スチール サービス店のみに依頼される
ことをお勧めします。スチール サービ
ス店には定期的にトレーニングを受け
る機会が与えられ、必要な技術情報の
提供を受けています。
上記整備作業を怠ったことが原因で生
じた以下のような損傷に対しては、上
記の例として、以下の部品が挙げられ
ます:
– 指定された時期に実施されなかっ
た整備や不十分な整備 ( 例:エア
ー フィルター、燃料フィルター )、
不適切なキャブレターの調整また
は不十分な冷却空気経路の掃除 (
エアー吸入スリット、シリンダー
フィン ) が原因で生じたエンジン
の損傷。
– 不適切な保管に起因する腐食およ
びその他の派生的損傷。
– 低品質の交換部品を使用したこと
による本機の損傷。
摩耗部品
パワーツールの部品によっては、規定
どおりに使用しても通常の摩耗は避け
られません。これらの部品は、使用の
種類や期間に合わせて適時に交換して
ください。 上記の例として、以下の部
品が挙げられます :
– フィルター ( エアー フィルター、
燃料フィルター )
– リワインド スターター
– スパーク プラグ
– 防振システムのダンパー エレメン
ト
BR 450, BR 450 C
21

日本語
主要構成部品
BR 450
BR 450 C
1
2
1 ストレートノズル
2 カーブノズル
14
13
15
12
8
6
7
3
5
9
11
16
10
4
25
17
18
19
23
24
#
20
3 ブロワーチューブ
4 ユニオンナット
5 コントロールハンドル
6 スタータースイッチ
7 スロットルトリガー
8 調整レバー
9 クランピングレバー
10 蛇腹ホース
11 バックパッド
12 バックプレート
13 ハーネス
14 キャリングハンドル
15 吸気口スクリーン
16 エアフィルター
17 キャブレター調整スクリュー
18 手動燃料ポンプ
19 チョークノブ
20 スターターグリップ
21 タンクキャップ
22 燃料タンク
23 スパークプラグターミナル
24 マフラー
25 スペーサー
# 機械番号
2)
2)
2)
1)
2)
22
21
22
1)
0014BA003 AS
2)
BR 450 C のみ
すべての機種には該当せず、国に
より異なります
BR 450, BR 450 C

日本語
技術仕様
エンジン
単気筒 2 サイクルエンジン
排気量: 63.3 cc
シリンダー径: 48 mm
ピストン ストロー
ク: 35 mm
アイドリング回転
数: 3,000 rpm
ISO 7293 に準拠した
エンジン出力: 2.9 kW (3.9 bhp)
イグニッションシステム
エレクトロニックマグネトイグニッシ
ョン
スパークプラグ ( 抵
抗入タイプ ): NGK BPMR 7 A
電極ギャップ : 0.5 mm
燃料システム
燃料ポンプ付き全方向ダイヤフラム式
キャブレター
3
風量 : 1,090 m
/h
最大風速 99 m/s
3
ブロワー チューブアッセ
1,430 m
/h
ンブリーなし最大風量
重量
BR 450: 10.6 kg
BR450C: 11.5kg
音圧・騒音・振動数値
音圧・音響・振動数値は、アイドリン
グ回転数と最大定格回転数の比率 1:6
で測定したものです。
振動に関する指令 2002/44/EC の遵守
の詳細については、www.stihl.com/vib
をご覧ください。
DIN EN ISO 22868 に準拠した音圧レベ
ル L
:
peq
BR 450: 102 dB(A)
BR 450 C: 102 dB(A)
DIN EN ISO 22868 に準拠した音響出力
レベル L
weq
DIN EN ISO 22867 に準拠した振動加速
度 a
hv,eq
標準バージョン
右ハンドル
BR 450: 2.5 m/s
BR 450 C: 2.5 m/s
2
2
バイクハンドルを装備した機種
左ハンドル 右ハンドル
BR 450: 2.5 m/s
2
BR 450 C: 2.5 m/s22.5 m/s
2.5 m/s
2
2
指令 2006/42/EC に準拠した K-係数
は、音圧レベルおよび音響出力レベル
ついて 2.0 dB(A) です。指
令 2006/42/EC に準拠した K-係数は、
振動加速度について 2.0 m/s
2
です。
REACH
REACH は EC の規定で、化学物質
(CHemical substances) の登録
(Registration)、評価 (Evaluation)、認可
(Authorisation)、規制を意味します。
REACH 規定 (EC) No. 1907/2006 の遵
守の詳細については
www.stihl.com/reach をご覧ください。
燃料タンク容量 1,700 cc (1.7 l)
ブロワー性能
吹き出し力 : 28 N
風速: 83 m/s
BR 450, BR 450 C
BR 450: 108 dB(A)
BR 450 C: 108 dB(A)
排気ガス
EU 型式認定手順に従って測定した
CO
値は、www.stihl.com/co2 に記載
2
されています。
CO
測定値は、代表的なエンジンを実
2
験室で標準的な試験手順に従って測定
した結果であり、特定のエンジンの性
能を明示的、暗示的に保証する数値で
はありません。
23

日本語
適用される排気ガス規制の要件は、本
書に記載されている方法で機械を使用
し、整備することによって満たされま
す。型式認定は、エンジンを改造する
と無効になります。
整備と修理 廃棄
本機を使用する方が実施できる保守お
よび整備作業は、本取扱説明書に記述
されていることだけです。それ以外の
修理はすべてサービス店に依頼してく
ださい。
当社では整備や修理を、認定を受けた
スチール サービス店のみに依頼される
ことをお勧めします。スチール サービ
ス店には定期的にトレーニングを受け
る機会が与えられ、必要な技術情報の
提供を受けています。
修理時には、当社が本機への使用を承
認した、または技術的に同等な交換部
品だけをご使用ください。高品質の交
換部品のみを使用して、事故および本
機の損傷を回避してください。
当社ではスチール オリジナルの交換部
品のご使用をお勧めします。
スチール純正部品には、スチール部品
番号、 { ロゴマークおよびス
チール部品シンボル マーク K が刻印
されています。( 小さな部品では、シン
ボルマークだけが刻印されているもの
もあります。)
国別の廃棄の規則および規制を順守し
てください。
スチール製品は、家庭用ごみ入れに廃
棄しないでください。 製品、アクセサ
リー、包装は、環境に配慮してリサイ
クルを行うため、認可された廃棄場に
持ち込んでください。
廃棄物処理の最新情報については、ス
チール サービス店へお問い合わせくだ
さい。
24
BR 450, BR 450 C

日本語
EC 適合証明書
ANDREAS STIHL AG & Co. KG
Badstr. 115
D-71336 Waiblingen
Germany ( ドイツ )
は、独占的な責任下で下記の製品が
名称: ブロワー
メーカー名: STIHL
シリーズ: BR 450
BR 450 C
シリーズ番号: 4244
排気量: 63.3
指令 2011/65/EU、2006/42/EC、
2014/30/EU および 2000/14/EC の関連
する条項に適合しており、製造の時点
で有効であった次の規格のバージョン
に準拠して開発および製造されたこと
を保証いたします:
EN ISO 12100、EN 15503、
EN 55012、EN 61000-6-1
音響出力レベルは、測定値および確保
数値共に 2000/14/EC の付録 V と ISO
11094 基準に準拠しています。
音響出力レベル測定値
3
製品の製造年と機械番号は、機械本体
に表示されています。
Waiblingen にて発行、2020 年 02 月 03
日
ANDREAS STIHL AG & Co. KG
代理人
Dr. Jürgen Hoffmann
Head of Product Data, Regulations and
Licensing ( 製品データ・規制・認可部
長)
BR 450: 107 dB(A)
BR 450 C: 107 dB(A)
音響出力レベル保証値
BR 450: 109 dB(A)
BR 450 C: 109 dB(A)
技術資料の保管場所:
ANDREAS STIHL AG & Co. KG
Produktzulassung
BR 450, BR 450 C
25

0458-391-4321-A
japanisch
J
www.stihl.com
*04583914321A*
0458-391-4321-A