Stihl BR 350, BR 430 Instruction Manual [ja]

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STIHL BR 350, 430
取扱説明書
目次
日本語
はじめに 2 使用上の注意および作業方法 2 運転準備 7 スロットルケーブルの調整 10 ハーネスの取付け 11 燃料 11 給油 12 始動前の注意事項 14
元の取扱説明書無塩素漂白紙使用
エンジンの始動と停止 15 作業中の注意事項 17 エアーフィルターの交換 17 キャブレターの調整 18 スパーク プラグ 19 エンジンの動作 20 機械の保管 20 整備表 21 磨耗の低減と損傷の回避 23 主要構成部品 24 技術仕様 26 整備と修理 27 廃棄 27 EC 適合証明書 28
印刷インクには植物油が使用され、紙はリサイクル可能です。
お客様各位 この度は STIHL 社の製品をお買上げい
ただきまして誠に有難うございます。 この製品は、最新の製造技術と入念な
品質保証処置を施して製造されまし た。 私共は、お客様がこの製品を支障 なく使用され、その性能に満足してい ただくために最善の努力を尽くす所存 でおります。
ご使用の製品に関して御質問がおあり の際は、お買上げの販売店あるいは直 接当社カスタマー サービスにお問い合 わせください。
敬具
ニコラス・スチール博士
{
© ANDREAS STIHL AG & Co. KG, 2017
0458-456-4321-D. VA2.L17.
0000004070_016_J
この取扱説明書は、著作権によって保護されています。全権留保。特に複製、翻訳および電子システムを使用した処理に対 して保護されています。
1
日本語
はじめに
シンボル マークについて
機械に表示されているシンボル マーク の意味は、本取扱説明書に説明されて います。
対象の機種によっては、以下のシンボ ル マークが機械に表示されている場合 があります。
燃料タンク、ガソリンと エンジン オイルの混合燃 料
手動燃料パージャーポン プの操作
段落の前に付いたシンボルや数字
警告
人に及ぼす事故やケガ、更に重大な物 的損傷に対する警告。
注記
本機本体あるいは構成部位の損傷に対 する警告。
技術改良
当社の信条として、常に自社製品の改 良を心がけております。この理由か ら、製品の設計、技術、外観が定期的 に改良される場合があります。
このため、変更、修正、改良の種類に よっては、本取扱説明書に記載されて いない場合があります。
使用上の注意および作業方 法
パワーツールを使用する 時は、安全に関する注意 事項を守ってください。
初めて使用するときは取 扱説明書をよく読んで理 解し、必要なときに見ら れるよう安全な場所に確 実に保管してください。 取扱説明書を順守しない と生命を脅かすようなケ ガを負いやすくなりま す。
現地の安全規制、基準、条例を遵守し てください。
このモデルを初めて使用する人は: STIHL サービス店または経験豊富なユ ーザーに機械の操作方法を教えてもら うか、その専門的な研修に参加してく ださい。
未成年者は本製品を使用しないでくだ さい。
作業場所に見物人、特に子供や動物を 近づけないでください。
パワーツールを使用しない時は、他人 に危険が及ばない場所に置いてくださ い。無断で使用されないように、安全 に保管してください。
他者およびその所有物に対して生じた 事故または危険に関しては、その一切 の責任をユーザーが負います。
パワーツールを貸したり譲渡したりす る場合は、取扱説明書を一緒に手渡し てください。お持ちのパワーツールを
2
BR 350, BR 430
日本語
他の人が使用する場合は、本取扱説明 書の内容を理解してもらってくださ い。
騒音を発するパワーツールの使用が、 国や地域の規則によって規制されてい る場合があります。
構成部品のどれかが損傷している場 合、パワーツールを使用しないでくだ さい。
本パワーツールの掃除に高圧洗浄機を 使用しないでください。強力な水の噴 流が、パワーツールの部品を損傷する 恐れがあります。
アクセサリーおよびスペアパーツ
当社が本パワーツールへの使用を明確 に承認した、または同等の仕様に基づ いた部品およびアクセサリーだけを使 用してください。これに関して不明な 点がある場合は、STIHL サービス店へ お問い合わせください。高品質の部品 およびアクセサリーのみを使用して、 事故および本機の損傷を回避してくだ さい。
当社は、STIHL 純正の交換部品とアク セサリーのご使用をお勧めします。こ れらは、お客様の製品およびご使用に なる性能要件に合わせて、特別に設計 されています。
人身への傷害の危険性を増加させるこ とがあるので、いかなる方法でも機械 を改造しようとしないでください。 STIHL は、承認されていないアタッチ メントを使用した際の人的傷害および 物的損害に対しては一切保証を行いま せん。
身体的条件
パワーツールで作業する人は、十分に 休息をとり、身体的、精神的に健康で なければなりません。
激しい労働に耐えられない体調の方 は、パワーツールの使用前にかかりつ けの医師に相談してください。
ペースメーカーを付けている方にのみ 該当する注意点: 本パワーツールのイ グニッションシステムは、微量の電磁 界を発生します。この電磁界がペース メーカーに干渉する場合があります。 健康上のリスクを軽減するため、ペー スメーカーを装着された方は、パワー ツールの使用前に掛かりつけの医師ま たはペースメーカーの製造元に、お問 い合せください。
視界を妨げ、動作や判断を鈍らせるよ うなアルコールや薬品などを服用した 状態では、ブロワーを使用しないでく ださい。
用途
ブロワーは、庭、スポーツ用スタジア ム、駐車場、道路などに散在する葉、 草、紙などの異物の、噴気による掃除 用に設計されています。森林の小道の 掃除にも適しています。
噴気で危険な物質を掃除しないでくだ さい。
この機械をこれ以外の目的には使用し ないでください。事故の発生や機械の 損傷の危険が増大します。 製品にはい かなる改造も加えないでください。事 故や製品の損傷の原因となる恐れがあ ります。
衣服と装備
規定に沿った作業服と装備を身に付け てください。
衣服は、作業しやすく作 業の妨げにならないこと が必要です。作業用のコ ートではなく、身体にぴ ったりしたオーバーオー ルと上着を組み合わせた 安全作業服を着用してく ださい。
緩い引きひも、レース、 リボン、スカーフ、ネク タイ、装身具など、機械 側面および下部の空気吸 引部に入り込むものは身 につけないでください。 長い髪は後ろで束ね、引 っかからないようにして ください(ヘアネット、 帽子、ヘルメットに押し 込むなど)。
靴底が滑らず、頑強な作りの靴を履い てください。
警告
目の負傷の危険性を低減 するため、EN 166 基準 に準拠したぴったりとフ ィットする安全眼鏡を着 用してください。安全眼 鏡が快適にぴったりとフ ィットしていることを確 認してください。
イヤープロテクターを着用してくださ い。例えば防音用耳栓など。
STIHL では、作業者の防護のために各 種の作業服や装備をご用意していま す。
3
日本語
パワーツールの運搬
必ずエンジンを停止してください。 乗り物での運搬: – パワーツールが倒れたり、燃料が
流れ出たり、破損しないように、 固定してください。
給油
ガソリンは非常に簡単に 着火します。 火気を避け てください。燃料をこぼ さないでください - 喫煙 しないでください。
給油前にエンジンを停止してくださ い。
エンジンがまだ熱いうちは給油しない でください - 燃料が流れ出て火災を起 こす危険があります。
再給油前には、必ず、パワーツールを 背から地面に降ろしてください。本機 を地面に立てている場合にのみ、給油 してください。
燃料タンクキャップは、燃料が吹き出 さずに圧力がゆっくりと抜けるようゆ っくり開けてください。
給油は風通しの良い場所で行ってくだ さい。燃料が本機にこぼれた場合は必 ず拭き取ってください - 衣服に付いた 場合は直ちに着替えてください。
漏れがないか点検しま す。火傷による命の危険 を防止するため、漏れが 修復されるまでエンジン を始動および作動しない でください。
スクリュー式燃料キャップ
給油の後は、スクリュー 式燃料タンクキャップを できるだけしっかりと閉 めてください。
これにより、エンジンの振動によって 燃料タンクキャップが緩んで燃料が漏 れる危険を低減できます。
始動前
パワーツールが正しく組み立てられ、 良好な状態になっているかチェックし ます - 本取扱説明書の関連項目を参照 してください。
燃料システムに漏れがないか点検
します。特にタンクキャップ、ホ ース接続部や手動燃料ポンプ ( 機 械に取り付けられている ) などの、 目に見える部品を特に注意深く点 検します。漏れや損傷がある場合 は、エンジンを始動しないでくだ さい - 火災の危険性があります。 再度使用する前に、機械の修理を サービス店に依頼してください。
スロットルトリガーがスムーズに
作動して、放すとアイドリング位 置に戻らなければなりません。
調整レバーは、容易に STOP また
は 0 に移動できなければなりませ ん。
ブロワーチューブは、正しく取り
付ける必要があります。
パワーツールを安全に操作するた
め、ハンドルは乾いた清潔な ( オ イルや汚れのない ) 状態に保ちま す。
スパークプラグターミナルがしっ
かりと差し込まれているかチェッ クします - 緩んでいる場合は火花 が発生することがあり、可燃性の ガスに引火する可能性があります
操作部と安全装置に改造を加えな
いでください。
ブロワーハウジングの状態を確認
します。
ハーネスストラップおよびバック
パックの状態を確認してください ­ストラップに損傷または摩耗があ る場合は交換してください。
ブロワーハウジングの摩耗 ( 亀裂、傷、 切り欠き)は、異物が飛散してケガす る原因になることがあります。ブロワ ーハウジングが損傷したら、最寄りの 販売店にご相談ください - 当社は、 STIHL サービス店にお問い合わせいた だくことをお勧めいたします。
事故の危険を低減するため、正しく取 り付けられていない機械や良好な状態 でないパワーツールは使用しないでく ださい。
緊急時: 腰ベルトの留め具を外し、肩 掛けベルトを緩め、本機を置く動作が 迅速にできるように練習してくださ い。
エンジンの始動
給油した場所から少なくとも 3 m 離れ て始動します。戸外に限ります。
本パワーツールは、一人で操作するよ うに設計されています。作業場所に は、始動時であっても第三者を入れな いでください。
エンジンの落としがけをしないでくだ さい - 取扱説明書に従って始動してく ださい。
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BR 350, BR 430
日本語
パワーツールを平坦な地面に置き、足 場が安定していることを確認し、パワ ーツールをしっかりと保持します。
エンジンが始動するとすぐに、ブロワ ーの開口部から細かい異物 (石など) が作業者の方向に吹き付けられること があります。
作業中
差し迫った危険や緊急の場合、停止ス イッチを STOP または 0 に動かして、 速やかにエンジンを停止します。
飛散物によりケガ をしないように、 作業者以外が半径 15m 以内に立ち入 らないようにして ください。
また、他の機材 (車両、窓など) から も上記の距離を保って、これらを損傷 することのないようにします。
決してブロワーの吹き出 し口を人や動物に向けな いで下さい。ブロワーか ら小さな物体が高速で飛 散する危険性がありま す。
ブロワーによる掃除 ( 野原や庭 ) をして いるときは、小動物に注意して、傷つ けることがないようにします。
本機を作動させたまま、本機から離れ ないでください。
滑りやすい湿った地面、雪、氷、 傾斜や凸凹のある地面に注意してくだ さい。
障害物に注意: 遺棄物、木の切り株、 根、溝など、つまずきそうな障害物に 注意してください。
はしごに乗ったりその他の不安定な足 場で作業しないでください。
イヤープロテクターをつけている場合 は、より大きな注意力が必要です。危 険を告げる音、叫び声、警笛などが聞 こえにくくなるからです。
日中で十分な視界のある場所で、冷静 かつ思慮深く作業してください。他人 に危険が及ばないよう作業します。
事故が発生しやすくなりますので、疲 労が蓄積しないように、適切な時期に 休息をとってください。
エンジン運転中は機械か ら有毒な排気ガスが出ま す。このガスは、無臭で 目に見えないことがあ り、未燃焼の炭化水素と ベンゼンを含んでいるこ とがあります。室内や換 気状態の悪い場所では、 絶対にエンジンをかけな いでください。触媒コン バータが装着されている 機種でも同様です。
毒性ガスを吸い込むことによる重大な ケガや致命的なケガのリスクを低減す るため、溝、くぼ地、あるいは狭い場 所で作業する時には適切な換気を確保 してください。
事故の発生を防ぐために、気分が悪 い、頭痛、視覚障害 ( 視野狭窄など )、 聴覚障害、めまい、注意散漫などの状 態になった場合は、作業を即座に中止 してください。他の可能性は別とし て、これらの症状は、作業場に過度に 高濃度の排気ガスが存在する場合に、 発生することがあります。
火災の危険性があるため、作業中およ び機械の近くでは喫煙を避けてくださ い。燃料システムから、発火しやすい ガソリン蒸気が漏れている恐れがある ことにご注意ください。
塵埃の発生量が非常に多い場合、防塵 マスクを必ず着用してください。
機械は最小限の音と排気ガスが出るよ うに操作してください - 不必要にエン ジンを始動せず、作業時のみエンジン を加速します。
作業が完了したら、本機を平らで燃え づらい地表に置きます。火災の危険性 を低減するために、非常に燃えやすい 物質 (木片、木皮、乾燥した草、燃料 など)の近くに置かないでください。
パワーツールに強い衝撃が加わったり 落下するなど、設計強度を越える異常 な負荷がかかった場合は、作業を続け る前にパワーツールが良好な状態にあ ることを必ず確認してください ( 「作 業開始前」を参照 )。特に燃料システム に漏れがないことを確認し、安全装置 が正しく機能していることを確認して ください。お使いのパワーツールに損 傷がある場合は、作業を続けないでく ださい。不明な場合は、STIHL サービ ス店にお問い合わせください。
5
日本語
0009BA001 KN
ブロワーの使用
本機は背負い式です。ブロワーチュー ブのコントロールハンドルを右手で握 り、操作します。
作業時はゆっくりと前進して、常にノ ズル吐出口に注意を払い、後ずさりし ないようにします – つまずく恐れがあ ります。
背中から本機を下ろす前に常にエンジ ンを停止してください。
作業方法
清掃時間を短縮するために、清掃作業 を開始する前に、熊手や箒でゴミを除 去しやすくしておきます。
空気汚染を最小限に抑えるための推奨 作業方法:
必要に応じて、掃除する範囲の表
面に水を撒き、埃が立ちすぎない ようにします。
見物人 ( 特に子ども )、ペット、開
いている窓、洗車したばかりの自 動車の方向にゴミを吹付けないよ うにしてください。 それらの状況 では、特に注意してください。
吹き寄せたゴミは、ゴミ箱に捨て
ます - 隣人の敷地に吹き出したり しないでください。
騒音を最小限に抑えるための推奨作業 方法:
本機は、他の人に迷惑がかかるこ
とのある早朝、深夜、昼食休憩時 間などを避け、道理にかなった時 間帯にご使用ください。 地域の休 憩間隔に関する規制を順守してく ださい。
作業実施に必要な最低限度のエン
ジン回転数で、ブロワーをご使用 ください。
作業開始前にお使いのブロワーの
状態を点検します。 特にマフラー、 エアー インテークおよびエアー フ ィルターに注意してください。
振動
パワーツールを長時間使用した場合に は、振動の影響により手の血行不良が 生じることがあります ( 「白ろう病」 )。
以下をはじめ、多くの事柄が影響する ため、一般的な使用時間の設定は不可 能です。
以下の対策をとると使用時間を延長で きます:
常に手を温めておく 休憩を取りながら作業する
以下の場合には使用時間を短くしま す:
血行不良の特殊体質 ( 症状:指がよ
く冷たくなる、しびれ )。
低い外気温。 掴む力の強さ ( 強く握りしめると、
血行が低下します )。
機械を規則的に長時間使用したり、該 当する症状 ( 指のしびれ等 ) が繰り返 し発症する時は、医師による診断をお 薦めします。上記のいずれかの症状が 現れたら ( 指が疼くなど )、医師にご相 談ください。 
整備と修理
定期的に本機を整備してください。取 扱説明書に書かれている整備や修理だ けを行ってください。その他すべての 作業はスチール サービス店に依頼して ください。
当社では整備や修理を、認定を受けた スチール サービス店のみに依頼される ことをお勧めします。スチール サービ ス店には定期的にトレーニングを受け る機会が与えられ、必要な技術情報の 提供を受けています。
高品質の交換部品のみを使用して、事 故および本機の損傷を回避してくださ い。これに関して、不明な方はスチー ル サービス店へお問い合せください。
当社ではスチール純正交換部品のご使 用をお勧めします。これらは、お客様 の機種およびご使用になる性能要件に 合わせて、特別に設計されています。
ケガの危険を回避するために、本機の 保守、修理、または掃除を実行する前 に、エンジンを必ず切ってください。­例外:キャブレター及びアイドリング 回転数の調整時は例外です。
スパークプラグターミナルまたはスパ ークプラグを外した状態で、スタータ ーを作動しないでください。火花を抑 制できずに火災が発生する可能性があ ります。
火気の近くで、本機を整備したり、保 管しないでください。
6
BR 350, BR 430
日本語
0000-GXX-2038-A0
1
2
0009BA003 KN
3
4
3
0000-GXX-2039-A0
2
4
0000-GXX-2040-A0
0009BA005 KN
6
5
5
燃料フィラー キャップにもれがないか 定期的に点検してください。
当社で承認されたタイプで、支障なく 作動するスパーク プラグだけを使用し てください ( 「技術仕様」の項を参照 )。
イグニッション ケーブルに異常がない こと ( 良好な絶縁状態、接続の確実性 ) を確認してください。
マフラーに異常が無いことを確認して ください。
火災の危険や聴覚障害を避けるため に、破損したマフラーを取付けたま ま、あるいはマフラーがないまま作業 しないでください。
高温のマフラーに触れて、火傷しない ようにしてください。
振動の強さは、防振部品の状況に左右 されます - 定期的に防振部品を点検し てください。
問題を解消しようとする前に、エンジ ンを停止してください。
運転準備
コンビネーションレンチおよびドライ バーは、同梱のアクセサリーバッグに 含まれています。
BR 350 ブロワーチューブ
蛇腹ホースのエルボーへの取り付け
N スリップリング (2) を緩めてから、
エルボー (1) に押し込みます。
N 蛇腹ホース (4) をスリップリング
(2) にかぶせ、止まるまで押し込み ます。
N ホースクランプ (3) を図示されてい
るように位置決めします。
N スクリュー ( 矢印 ) を締め付けま
す。
ブロワーチューブとノズルの取り付け
N ホースクランプ (3) を開き、蛇腹ホ
ース (4) に取り付けます。
N ホースクランプ (3) を閉じます - タ
ブをくぼみにかみ合わせます。
N ブロワーチューブ (5) とノズル (6)
を組み立てます。
7
日本語
3
0009BA006 KN
7
0009BA007 KN
5
7
452BA101 KN
1
2
3
452BA102 KN
1
2
452BA096 KN
1
2
3
2
1
452BA108 KN
3
コントロールハンドルの取り付け
N コントロールハンドル (7) のクラン
プの端を引き離し、蛇腹ホースの スタブ (4) に押し込みます。
N スロットルケーブルをホースクラ
ンプ (3) のリテイナーに取り付けま す。
コントロールハンドルの調節 N 機械を背負い、ハーネスを調整し
ます - 「ハーネスの取り付け」を 参照してください。
BR 430 ブロワーチューブ
コントロールハンドルの取り付け
N 2 分割構造のクランプの両部分を
引き離します。
N コントロールハンドル (1) をブロワ
ーチューブ (2) に取り付けます。
ブロワーチューブの取り付け
N 身長と手の長さに応じて、ブロワ
ーチューブ (1) をブロワーチューブ (2) 上の適切なマークまで押しま す。
N ブロワーチューブ (1) を矢印の方向
に回して、適切なスロット (3) にか み合わせます。
ホースクランプと蛇腹ホースの取り付 け
N ブロワーチューブ (5) を蛇腹ホース
のスタブ (4) の中に止まるまで押し 込みます。
N コントロールハンドル (7) をチュー
ブに沿って移動させ、最も使いや すい位置に合わせます。
N コントロールハンドル (7) のスクリ
ューを締め付けます。
8
N コントロールハンドル (1) の位置を
ブロワーチューブの継ぎ目に合わ せます ( 図を参照 )。
N コントロールハンドル (1) をスクリ
ュー (3) で仮留めし、ブロワーチュ ーブ (2) 上で移動が可能な状態にし ます。
N ホースクランプ (1) ( スロットルケ
ーブルのリテイナー付き ) を押し てエルボー (3) にかぶせます - 位置 マークを左側に向けてください。
N 蛇腹ホース (2) を押してエルボー
(3) にかぶせます。
BR 350, BR 430
ノズルの取り外し
452BA109 KN
2
1
4
3
2
452BA103 KN
5
6
2
5
452BA104 KN
6
7
3
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452BA111 KN
3
1
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452BA112 KN
3
452BA110 KN
1
2
日本語
N ホースクランプ (1) を押して蛇腹ホ
ース (2) にかぶせます。
N ホースクランプ (1) とエルボー (3)
の位置マークを合わせます - スク リュー用のくぼみを下側に向けて ください。
N ホースクランプ (1) をスクリュー
(4) で固定します。
N ホースクランプ (5) ( スロットルケ
ーブルのリテイナーなし ) をエル ボー (6) に押し込みます - 位置マー クを右側に向けてください。
N ブロワーチューブ (6) を蛇腹ホー
ス (2) の中に押し込みます。
N ホースクランプ (5) を押して蛇腹ホ
ース (2) にかぶせます。
N ホースクランプ (5) とブロワーチュ
ーブ (6) を図の位置に合わせます。
N ホースクランプ (5) をスクリュー
(7) で固定します。
ノズルの取り付け
N ノズル (1) を押してブロワーチュー
ブ (2) にかぶせ、突起部 (3) にかみ 合わせます。
N 突起部 (3) が隠れるまでノズル (1)
を矢印の方向に回します。
N ノズル (1) をブロワーチューブ (2)
から引き抜きます。
コントロールハンドルの調節 N 機械を背負い、ハーネスを調整し
ます - 「ハーネスの取り付け」を 参照してください。
N コントロールハンドル (1) をブロワ
ーチューブ (2) に沿って移動させ、 最も使いやすい位置に合わせま す。
N コントロールハンドル (1) をスクリ
ュー (3) で固定します。
9
日本語
452BA100 KN
0009BA008 KN
N ブロワーチューブにマジックテー
プを取り付けます。フラップをバ ックルに通して引きます。
スロットルケーブルの調整
本機の組み立ておよび長期間の運転後 に、スロットル ケーブルの調整が必要 になる場合があります。
本機が完全に適正に組み立てられた後 に、スロットルケーブルを調整してく ださい。
N スロットルケーブル (4) をスリーブ
(5) に通してリテイナー (6) にかみ 合わせます。
ノズルの磨耗マーク
ノズルの前端は、使用中に地面と摩擦 接触して磨耗します。ノズルには通常 使用による磨耗は避けられません。磨 耗マークに達したときは、交換する必 要があります。
運搬用ストラップの取り付け 本機の保管および運搬の場合:
10
N ブロワーチューブをバックプレー
トのハンドルに固定します。
N スロットル トリガーをフルスロッ
トル位置で、止まるまで開きま す。
N スロットル トリガーのスクリュー
を、最初に手ごたえを感じるまで 慎重に矢印の方向に回します。そ の後、さらに 1 回転回します。
BR 350, BR 430
日本語
373BA003 KN
373BA004 KN
ハーネスの取付け
ハーネスの調整
N ストラップの両端を下方向に引
き、ハーネスを締め付けます。
ハーネスの緩み
N スライディング アジャスタのタブ
を持ち上げます。
N ハーネスを調整して、バックプレ
ートが背中にぴったりと合い、安 定するようにします。
燃料
エンジンには、ガソリンと 2 サイクル エンジン用オイルの混合燃料が必要で す。
警告
健康を害しますので、ガソリンに直接 肌を触れたり、ガソリンの蒸気を吸い 込まないようにしてください。
STIHL モトミックス (MotoMix)
当社は STIHL モトミックス (MotoMix) のご使用をお勧めします。 この既製の 混合燃料はベンゼンや鉛を含まず、高 オクタン価で常時、適正な混合率を保 ち、安心してご使用いただけます。
STIHL モトミックス (MotoMix) は、 STIHL HP ウルトラ 2 サイクル エンジ ン オイルを使用しており、優れたエン ジン長寿命が得られます。
STIHL モトミックス (MotoMix) が販売 されていない市場もあります。
燃料の混合
注記
規定されている以外の不適切な燃料や オイル、または混合比率を使用される と、エンジンに重大な損傷を生じるこ とがあります。 低品質のガソリンある いはエンジンオイルは、エンジン、オ イル シール、燃料ホース、および燃料 タンクを損傷することがあります。
ガソリン
無鉛と有鉛にかかわらず、最低オクタ ン価 90 の高品質ブランドのガソリンだ けを使用してください。
触媒コンバータを装備した機械には、 必ず無鉛ガソリンを使用してくださ い。
注記
鉛含有ガソリンを燃料タンク数回分使 用した場合、触媒効果は大幅に低下し ます。
エタノール濃度が 10% 以上のガソリン は、手動調整可能キャブレター付きエ ンジンで、動作上の問題を引き起こす ことがあります。そのようなエンジン には使用しないでください。
M トロニック を搭載しているエンジン は、エタノール濃度最大 25% までのガ ソリン (E25) で動作するときに、最大 の出力を発揮します。
エンジン オイル
高品質の 2 サイクル エンジン オイルの み、できれば、STIHL HP、HP スーパ ー、または HP ウルトラ エンジン オイ ルを使用します。これらは、STIHL エ ンジン用に特別に設計されています。 HP ウルトラは、高い性能と長いエン ジン寿命を保証します。
一部の市場では、これらのエンジン オ イルを入手できません。
触媒コンバータを装備した機種で使用 する混合燃料には、STIHL 2 サイクル エンジン オイル 50:1 だけを使用してく ださい。
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日本語
0002BA086 KN
0002BA091 KN
混合比率
STIHL 50: 1 2 サイクル エンジンオイル の場合: 50:1 = ガソリン 50 + オイル 1
ガソリン STIHL 2 サイクルオイ
ル 50:1
リットル リットル(ml)
10.02(20) 5 0.10 (100) 10 0.20 (200) 15 0.30 (300) 20 0.40 (400) 25 0.50 (500)
N 燃料の保管には承認された容器を
使用してください。 燃料容器に先 ずオイル、その後にガソリンを入 れて、充分に混ぜ合わせます。
燃料の保管
燃料は、承認された安全タイプの燃料 容器に入れて、乾燥した、涼しい、安 全な、太陽や照明から保護された場所 に保管してください。
混合燃料は時間の経過と共に劣化しま す - 数週間で使い切る分だけ混合して ください。 混合燃料を 30 日以上保管し ないでください。 照明や太陽の直射や 過酷な高低温では、混合燃料の劣化が 加速されます。
STIHL モトミックスは、問題なく最長 2 年間保管することができます。
N 給油する前に混合燃料の入った携
行缶をよく振ってください。
警告
携行缶内で圧力が生じている可能性が あるので、慎重に開けてください。
N 燃料タンクと携行缶は、時々十分
に洗浄してください。
残ったガソリンと洗浄に使用した液体 は、その地域の規定と環境要件に従っ て適切に処理してください。
給油
準備
N 給油する前に、汚れがタンクの中
に入るのを防ぐため、フィラー キ ャップとその周りをきれいにして ください。
N タンクの注入口が上を向くように
本機を置いてください。
パワーツールにはスクリュー式あるい はバイヨネット式燃料タンクキャップ が標準装備されています。
バイヨネット式燃料キャップ
12
BR 350, BR 430
日本語
0002BA092 KN
0002BA014 KN
2.
1.
0002BA015 KN
2.
1.
002BA447 KN
002BA448 KN
スクリュー式タンク キャップ
バイヨネット式燃料キャップを開ける
警告
バイヨネット式燃料キャップを開ける ために、工具は絶対に使用しないでく ださい。キャップを損傷して、燃料漏 れの原因になる恐れがあります。
バイヨネット式燃料キャップを閉じる
N タンクの開口部にキャップを置
き、所定の位置に止まるまで回し ます。
N 燃料キャップを手で止まるまで押
し込み、かみ合うまで時計回りに 約 1/8 回転回します。
スクリュータイプのタンク キャップを 開ける
燃料の補填
給油の際には燃料をこぼしたり、あふ れさせないでください。 当社ではスチ ール フィラー ノズル (特殊アクセサ リー)の使用をお勧めします。
スクリュータイプのタンク キャップを 閉める
N 開口部にキャップを置きます。 N キャップを時計回りに、止まるま
で回します。手でできる限りしっ かりと締め付けます。
N バイヨネット式燃料キャップを止
まるまで押し込んでから、反時計 回りに約 1/8 回転回し、取り外し ます。
燃料の補填
給油の際には燃料をこぼしたり、あふ れさせないでください。当社では、給 油用に STIHL フィラー ノズル ( 特殊ア クセサリー ) の使用をお勧めします。
N キャップを反時計回りに、キャッ
プをタンクの開口部から外すこと ができるまで回します。
N キャップを外します。
13
日本語
2
1
0009BA009 KN
2
1
0009BA010 KN
452BA122 KN
1
2
始動前の注意事項
注記
エンジンを停止し、始動する前にバッ クプレートとパワーヘッドの間にある 吸気口が詰まっていないかチェック し、必要な場合は掃除します。
調整レバーの機能
パワーツールには、さまざまなタイプ のコントロールハンドルが装着されて います。
運転位置 F エンジンが作動中または始動可能で
す。 スロットルトリガー (2) は、任意の 位置に動かすことができます。
エンジン停止 点火が中断され、エンジンが停止しま
す。 調整レバー (1) は、この位置ではロ ックされません。 レバーは、運転位置 F に戻ります。 改めて点火が可能になり ます。
固定スロットル
スロットルトリガー (2) は、任意の位置 でロックできます:
ロックの解除方法: N 調整レバー (1) を運転位置 F に戻し
ます。
運転位置 F エンジンが作動中または始動可能で
す。 スロットルトリガー (2) は、任意の 位置に動かすことができます。
エンジン停止 点火が中断され、エンジンが停止しま
す。 調整レバー (1) は、この位置ではロ ックされません。 レバーは、運転位置 F に戻ります。 改め点火が可能になりま すた。
ロック位置 (C) スロットルトリガー (2) は、3 つの位置
でロックできます: 1/3 スロットル、 2/3 スロットル、およびフルスロット
ル。 ロックを解除するためには、調整 レバー (1) を通常運転位置 F に戻しま す。
14
BR 350, BR 430
日本語
0009BA011 KN
0009BA021 KN
0009BA012 KN
H
LA
L
0009BA013 KN
0009BA014 KN
0009BA028 KN
エンジンの始動と停止
エンジンの始動
N 安全注意事項を守ってください。
注記
ほこりを吸引しないように、表面が清 潔でほこりのない場所で本機を始動し ます。
N 調整レバーは、F にある必要があり
ます
N 燃料ポンプを最低 8 回押してくだ
さい - ポンプに燃料が充填されて いる場合でも、同様の操作を行い ます。
冷機エンジン ( 冷機スタート )
N チョークノブを押し込んで、 c
位置に回します。
暖機エンジン ( 暖機スタート )
N チョークノブを押し込んで、 o
位置に回します。
エンジンの始動後、暖まりきっていな い場合もこの位置に移動します。
始動操作
N 本機を地面にしっかりと置き、第
三者がノズル吐出口の方向にいな いことを確認します。
N 安定した足場を保ちます。 本機の
ハウジングを左手でしっかり握 り、片足をベースプレートに乗せ て滑らないようにします。
N 右手でスターターグリップをゆっ
くり引き、かみ合った感じがした ら、素早く勢い良くグリップを引 っ張ります。 スターターロープは 最後まで引っ張らないでください ­切れることがあります。
N スターターグリップを急に放さな
いでください。 手を添えてハウジ ングにゆっくりと巻き込むとスタ ーターロープは正しく巻き込まれ ます。
N エンジンがかかるまで始動操作を
続けます。
15
日本語
0009BA016 KN
0009BA022 KN
0009BA017 KN
0009BA018 KN
0009BA023 KN
エンジンがかかったらすぐに
N スロットルトリガーを操作しま
す。
エンジンの停止
N 調整レバーを の方向に動かしま
す - エンジンが停止して、調整レ バーが運転位置に戻ります。
始動に関するその他の注意事項
エンジンがかからない場合 N すべてが正しくセットされている
ことを確認します。
N 燃料タンク内を確認して、必要な
場合給油します。
N スパークプラグターミナルが適正
に接続されているか確認します。
N 始動手順を繰り返します。 燃料タンクが完全に空になった場合 N 再給油したら、手動燃料ポンプに
燃料が充填されている場合でも、 燃料ポンプを最低 5 回押してくだ さい。
N エンジン温度に合わせてチョーク
ノブをセットします。
N エンジンを始動します。
N スロットルトリガーを操作する
と、チョークノブが自動的に運転 位置 e に戻ります。
外気温度が極めて低いとき N スロットルトリガーを少し開いて
しばらくエンジン回転を上げ、エ ンジンを暖めます。
16
エンジンが冷機スタート位置 c また は加速状態で適切に作動しない
N チョークノブを o に移動して、エ
ンジンがかかるまで始動動作を繰 り返します。
エンジンが暖機スタート位置 o で適切 に作動しない
N チョークノブを c に移動して、エ
ンジンがかかるまで始動動作を繰 り返します。
BR 350, BR 430
作業中の注意事項 エアーフィルターの交換
1
0002BA088 KN
1
2
0002BA089 KN
3
日本語
作業中
長時間のフル スロットル運転後は、し ばらくの間アイドリングしてエンジン の熱を冷却風で放熱してください。 こ れにより、エンジンに組み込まれてい る部品 ( イグニッションやキャブレタ ー ) を熱から守ることができます。
作業後
短期間使用しない場合: エンジンが冷 えるまで待ちます。 次の使用時まで、 火気のない乾燥した状態で保管しま す。 長期間にわたって使用しない場合 は、「機械の保管」を参照してくださ い。
エアー フィルターが汚れるとエンジン 出力が低下し、燃焼効率が低下しま す。また始動が困難になります。
エンジンの出力が著しく低下した場合
N フィルター エレメント (3) を取り
外します。
N 汚れたまたは損傷したフィルター
を交換します。
N 新しいフィルターをフィルター ハ
ウジングに取り付けます。
N フィルター カバーを取り付けま
す。
N スクリューを取り付け、しっかり
と締め付けます。
N チョーク ノブを c の位置に動か
します。
N スクリュー (1) を緩めます。 N フィルター カバー (2) を取り外し
ます。
17
日本語
0002BA082 KN
H
L
0002BA083 KN
LA
L
キャブレターの調整
基本的情報
キャブレターは工場出荷時に標準設定 されています。
この設定で、ほとんどの運転状況で最 適な混合気が得られます。
準備
N エンジンを停止します。 N エアー フィルターを点検し、必要
な場合は掃除あるいは新品と交換 します。
N スロットル ケーブルが正しく調整
されていることを確認して、必要 に応じて再調整します - 「スロッ トル ケーブルの調整」の章を参照 してください。
N マフラーのスパーク アレスター ス
クリーン ( すべてのモデルには該 当しない、国によって異なる ) を 点検し、必要な場合は掃除あるい は新品と交換します。
18
標準設定
N 高速調整スクリュー (H) を反時計
方向に止まるまで回します ( 最高 でも 3/4 回転 )。
N 低速調整スクリュー (L) を時計方向
に、止まるまで回します。その 後、3/4 回転戻します。
アイドリング回転の調整
N 標準設定を行います。 N エンジンをかけて暖めます。
アイドリング回転中にエンジンが停止 する
N アイドリング スピード調整スクリ
ュー (LA) をエンジンが滑らかに動 作するまで時計回りにゆっくり回 します。
アイドリングスピード調整スクリュー の設定が正しいにもかかわらずアイド リングが不安定で、加速が悪い
アイドリング設定が薄すぎます: N 低速調整スクリュー (L) を、エンジ
ンが作動して滑らかに加速するよ うになるまで、反時計回りに止ま るまでの範囲で回します。
アイドリングが不安定な場合は
アイドリング設定が濃すぎます: N 低速調整スクリュー (L) を、エンジ
ンがスムースに作動して滑らかに 加速するようになるまで、時計回 りに止まるまでの範囲で回しま す。
低速調整スクリュー (L) を調整する度 に、大抵の場合は、アイドリングスピ ード調整スクリュー (LA) を設定変更す る必要があります。
高地で作業する場合の微調整
エンジン性能が充分でない場合は、わ ずかな調整が必要になる場合がありま す:
N 標準設定を行います。 N エンジンを暖機運転します。 N 高速調整スクリュー (H) を僅かに
時計回り ( 薄くする ) に回します ­止まるまでの範囲で回します。
注記
高地から降りてきた後は、キャブレタ ーを標準設定にリセットします。
設定を薄くしすぎると、潤滑オイルの 不足と過熱により、エンジンが破損す る危険があります。
BR 350, BR 430
日本語
2
0002BA049 KN
000BA039 KN
A
1
000BA045 KN
スパーク プラグ
N エンジンの出力が低下したり、始
動しにくくなったりアイドリング が不安定になったら、先ずスパー ク プラグを点検してください。
N 約 100 時間運転後には新品のスパ
ークプラグと交換してください ­電極が極度に焼損している場合は それよりも早く交換してくださ い。スチール社が承認した、雑音 防止スパーク プラグのみをご使用 ください - 「技術仕様」の項を参 照してください。
スパーク プラグの取り外し
スパークプラグの点検
N 汚れたスパークプラグをきれいに
します。
N 電極ギャップ (A) を点検して、必要
な場合は調整します - 数値は 「技 術仕様」の項を参照してくださ い。
N 以下のような、スパークプラグが
汚れる原因を排除してください。
原因:
エンジンオイル混合量の過多 エアーフィルターの汚れ 劣悪な使用環境
ます。この場合、作業員が重傷を負っ たり、建物に損傷を与えたりする可能 性があります。
N 抵抗入タイプのスパークプラグを
使用し、アダプターナットをしっ かりと締め付けてください。
スパーク プラグの取り付け
N スパーク プラグを座位にねじ込
み、ターミナルをしっかり押し込 んで取り付けます。
N スパーク プラグ ターミナル (1) を
垂直に抜き取ります。
N スパーク プラグ (2) を緩めます。
警告
アダプターナット (1) が緩んでいるか、 外れている場合はアークが発生するこ とがあります。発火または爆発が起き やすい環境下で作業を行うと、実際の 火災または爆発が発生する恐れがあり
19
日本語
エンジンの動作 機械の保管
エアー フィルターを掃除してキャブレ ターを適切に調整しても、エンジンの 動作が不十分な場合は、マフラーが原 因の可能性があります。
マフラーが汚れていないか ( カーボン で詰まる )、スチール サービス店で点 検してください。
当社では整備や修理を、認定を受けた スチール サービス店のみに依頼される ことをお勧めします。
3 ヵ月以上の場合 N 換気の良い場所で燃料タンクを空
にし、洗浄します。
N 燃料は、地域の環境規制条件通り
に処理してください。
N エンジンを運転してキャブレター
内の燃料を空にしてください - キ ャブレターのダイヤフラムの固着 を防ぐうえで、有効です。
N 機械を丁寧に掃除します - 特にシ
リンダー フィンとエアー フィルタ ーに注意します。
N 機械を乾いた、高所または鍵の掛
かる場所に保管してください - 子 供などによる許可外の使用を避け てください。
20
BR 350, BR 430
整備表
以下の整備周期は、標準的な作業条件用です。毎日の作業時間が長いか、作業条 件が過酷な場合 ( ほこりが極端に多い場所など ) は、指定された間隔をそれに応じ て短縮してください。
作業開始前
作業終了後または毎日
燃料給油時
毎週
機械本体
コントロールハンドル 作動検査 XX
エアーフィルター
手動燃料ポンプ
燃料タンク内のピックアップボディ
燃料タンク 掃除 X
キャブレター
スパークプラグ
冷却風吸入部
すべてのスクリューとナット ( 調整スク リューを除く )
防振エレメント
目視検査 ( 状態と漏れ ) XX
掃除 X
掃除 X
交換 X
点検 X
修理はサービス店 い。
点検はサービス店 い。
交換はサービス店 い。
アイドリング調整の点検 XX
アイドリング調整 X
電極ギャップの調整 X
100 運転時間毎に交換
目視検査 X
掃除 X
締め直し X
点検 XXX
交換はサービス店 い。
1)
に依頼してくださ
1)
に依頼してくださ
1)
に依頼してくださ
1)
に依頼してくださ
日本語
毎月
12 ヵ月毎
故障時
損傷時
必要な場合
X
X
XX
X
21
日本語
以下の整備周期は、標準的な作業条件用です。毎日の作業時間が長いか、作業条 件が過酷な場合 ( ほこりが極端に多い場所など ) は、指定された間隔をそれに応じ て短縮してください。
作業開始前
作業終了後または毎日
燃料給油時
毎週
毎月
12 ヵ月毎
故障時
損傷時
ブロワーの吸気口スクリーン
スロットルケーブル 調整 X
安全ラベル 交換 X
1)
STIHL 社では、STIHL 正規サービス店の利用をお勧めしています。
点検 XX
掃除 X
必要な場合
22
BR 350, BR 430
日本語
磨耗の低減と損傷の回避
本取扱説明書の記述を遵守して使用す ると、機械の過度の磨耗や損傷が回避 されます。
本機の使用、整備並びに保管は、本取 扱説明書の記述に従って入念に行って ください。
特に以下の場合のように、安全に関す る注意事項、取扱説明書の記述内容及 び警告事項に従わずに使用したことに 起因する全ての損傷については、ユー ザーが責任を負います:
スチールが許可していない製品の
改造。
当製品への適用が承認されていな
い、適していない、または低品質 のツールやアクセサリーの使用。
指定外の目的に当製品を使用。 スポーツ或いは競技等の催し物に
当製品を使用。
損傷部品を装備したままで当製品
を使用したことから生じる派生的 損傷。
整備作業
「整備表」に列記されている作業は、
必ず全て定期的に行ってください。整 備作業を使用者が自ら行えない場合 は、サービス店に依頼してください。
当社では整備や修理を、認定を受けた スチール サービス店のみに依頼される ことをお勧めします。スチール サービ ス店には定期的にトレーニングを受け る機会が与えられ、必要な技術情報の 提供を受けています。
上記整備作業を怠ったことが原因で生 じた以下のような損傷に対しては、上 記の例として、以下の部品が挙げられ ます:
指定された時期に実施されなかっ
た整備や不十分な整備 ( 例:エア ー フィルター、燃料フィルター )、 不適切なキャブレターの調整また は不十分な冷却空気経路の掃除 ( エアー吸入スリット、シリンダー フィン ) が原因で生じたエンジン の損傷。
不適切な保管に起因する腐食およ
びその他の派生的損傷。
低品質の交換部品を使用したこと
による本機の損傷。
摩耗部品
パワーツールの部品によっては、規定 どおりに使用しても通常の摩耗は避け られません。これらの部品は、使用の 種類や期間に合わせて適時に交換して ください。 上記の例として、以下の部 品が挙げられます :
フィルター ( エアー フィルター、
燃料フィルター )
リワインド スターター スパーク プラグ 防振システムのダンパー エレメン
23
日本語
6
3
4
9
14
11
12
0009BA029 KN
10
1
2
7
5
BR 350
21
#
19
15
16 17
22
13
18
8
20
主要構成部品
1 ストレートノズル 2 カーブノズル 3 ブロワーチューブ 4 ブロワーチューブ 5 コントロールハンドル 6 スロットルトリガー 7 調整レバー 8 蛇腹ホース 9 バックパッド 10 バックプレート 11 ハーネス 12 ハンドル 13 インテークスクリーン 14 フィルターカバー 15 キャブレター調整スクリュー 16 手動燃料ポンプ 17 チョークノブ 18 スターターグリップ 19 タンクキャップ 20 燃料タンク 21 スパークプラグターミナル 22 マフラー # 機械番号
1)
1)
24
1)
すべての機種には該当せず、国に より異なります
BR 350, BR 430
日本語
19
22
21
3
4
5
9
8
13
#
14
11
12
20
18
15
16 17
0000-GXX-0002-A1 ST
10
1
2
6
BR 430
6
7
5
7
1 ストレートノズル 2 カーブノズル 3 ブロワーチューブ 4 ブロワーチューブ 5 コントロールハンドル 6 スロットルトリガー 7 調整レバー 8 蛇腹ホース 9 バックパッド 10 バックプレート 11 ハーネス 12 ハンドル 13 インテークスクリーン 14 フィルターカバー 15 キャブレター調整スクリュー 16 手動燃料ポンプ 17 チョークノブ 18 スターターグリップ 19 タンクキャップ 20 燃料タンク 21 スパークプラグターミナル 22 マフラー # 機械番号
1)
1)
1)
すべての機種には該当せず、国に より異なります
25
日本語
技術仕様
エンジン
STIHL 単気筒 2 サイクルエンジン
排気量: 63.3 cm シリンダー径: 48 mm ピストンストロー
ク: 35 mm アイドリング回転
数: 3,000 rpm ISO 7293 に準拠した
エンジン出力: BR 350: 2.1 kW (2.8 bhp) BR 430: 2.9 kW (3.9 bhp)
イグニッションシステム
エレクトロニックマグネトイグニッシ ョン
スパークプラグ ( 抵 抗入タイプ ): NGK BPMR 7 A
電極ギャップ : 0.5 mm
燃料システム
燃料ポンプ付き全方向ダイヤフラム式 キャブレター
燃料タンク容量 : 1700 cc (1.7 l)
3
ブロワー性能
BR 350
吹き出し力 17 N 風速: 75 m/s
3
風量 : 740 m
/h
最大風速 90 m/s
3
ブロワーチューブアッセン
1,150 m
/h
ブリーなし最大風量
BR 430
吹き出し力 26 N 風速: 82 m/s
3
風量 : 850 m
/h
最大風速 98 m/s
3
ブロワーチューブアッセン
1,300 m
/h
ブリーなし最大風量
重量
乾燥重量: BR 350: 10.1 kg BR 430: 10.3 kg
音圧・騒音・振動数値
音圧・音響・振動数値は、アイドリン グ回転数と最大定格回転数の比率 1:6 で測定したものです。
振動に関する指令 2002/44/EC の遵守 の詳細については、www.stihl.com/vib をご覧ください。
DIN EN 15503:2010 による音圧レベル L
peq
BR 350: 98 dB(A) BR 430: 101 dB(A)
DIN EN 15503:2010 による音響出力レ ベル L
weq
BR 350: 106 dB(A) BR 430: 108 dB(A)
DIN EN 15503:2010 による振動加速度 a
hv,eq
標準機種
ハンドル、右 BR 350: 3.9 m/s BR 430: 2.5 m/s
2
2
バイクハンドルモデル
ハンドル、左 ハンドル、右 BR 350: 2.5 m/s BR 430: 2.5 m/s
2
2
2.5 m/s
2.5 m/s
2
2
指令 2006/42/EC に準拠した K-係数 は、音圧レベルおよび音響出力レベル ついて 2.5 dB(A) です。指 令 2006/42/EC に準拠した K-係数は、 振動加速度について 2.0 m/s2 です。
REACH
REACH は EC の規定で、化学物質 (CHemical substances) の登録 (Registration)、評価 (Evaluation)、認可 (Authorisation)、規制を意味します。
26
BR 350, BR 430
日本語
000BA073 KN
REACH 規定 (EC) No. 1907/2006 の遵 守の詳細については www.stihl.com/reach をご覧ください。
整備と修理 廃棄
本機を使用する方が実施できる保守お よび整備作業は、本取扱説明書に記述 されていることだけです。それ以外の 修理はすべてサービス店に依頼してく ださい。
当社では整備や修理を、認定を受けた スチール サービス店のみに依頼される ことをお勧めします。スチール サービ ス店には定期的にトレーニングを受け る機会が与えられ、必要な技術情報の 提供を受けています。
修理時には、当社が本機への使用を承 認した、または技術的に同等な交換部 品だけをご使用ください。高品質の交 換部品のみを使用して、事故および本 機の損傷を回避してください。
当社ではスチール オリジナルの交換部 品のご使用をお勧めします。
スチール純正部品には、スチール部品 番号、 { ロゴマークおよびス チール部品シンボル マーク K が刻印 されています。( 小さな部品では、シン ボルマークだけが刻印されているもの もあります。)
国別の廃棄の規則および規制を順守し てください。
スチール製品は、家庭用ごみ入れに廃 棄しないでください。 製品、アクセサ リー、包装は、環境に配慮してリサイ クルを行うため、認可された廃棄場に 持ち込んでください。
廃棄物処理の最新情報については、ス チール サービス店へお問い合わせくだ さい。
27
日本語
EC 適合証明書
ANDREAS STIHL AG & Co. KG Badstr.115 D-71336 Waiblingen
Germany ( ドイツ ) は、独占的な責任下で下記の製品が
製品名: ブロワー メーカー名: STIHL 型式: BR 350 BR 430 シリーズ番号: 4244 排気量: 63.3 cc
指令 2006/42/EC、2014/30/EU、およ び 2000/14/EC の関連する仕様に適合 しており、製造時点で有効であった次 の規格の版に準拠して開発 / 製造され たことを保証いたします:
EN ISO 12100、EN 15503、 EN 55012、EN 61000-6-1
音響出力レベルの測定値と保証値は、 指令 2000/14/EC の付録 V に従い、 ISO 11094 基準を用いて確定されてい ます。
音響出力レベル測定値
製品の製造年および機械番号は、機械 に表示されています。
2016 年 10 月 28 日 Waiblingen にて発 行
ANDREAS STIHL AG & Co. KG
Thomas Elsner 製品管理およびサービス部長
BR 350: 105 dB(A) BR 430: 107 dB(A)
音響出力レベル保証値
BR 350: 107 dB(A) BR 430: 109 dB(A)
技術資料の保管場所: ANDREAS STIHL AG & Co. KG
Produktzulassung
28
BR 350, BR 430
0458-456-4321-D
japanisch
J
www.stihl.com
*04584564321D*
0458-456-4321-D
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