Sony PN28480, PN28240, PN28160, PN28080 User guide [ja]

取扱説明書
お買い上げいただき、まことにありがとうございます。 説明書をよくお読みのうえ、正しく安全にお使いください。 ご使用前に「安全上のご注意」(3~5ページ)を必ずお読みください。
対象機種名・品番一覧は次ページをご覧ください。
レイヤ2スイッチングハブ
品番 PN28480/PN28240
PN28160/PN28080
本取扱説明書は、以下の機種を対象としています。
品名 品番 ファームウェアバージョン Switch-M48eG PN28480 1.0.0.94 以上 Switch-M24eG PN28240 1.0.0.94 以上 Switch-M16eG PN28160 1.0.0.60 以上
Switch-M8eG PN28080 1.0.0.87 以上
2

安全上のご注意

人への危害、財産の損害を防止するため、必ずお守りいただくことを説明しています。
■誤った使い方をしたときに生じる危害や損害の程度を説明しています。
■お守りいただく内容を次の図記号で説明しています。
禁止
してはいけない内容です。 実行しなければならない内容です。
●交流 100V 以外では使用しない 火災・感電・故障の原因になります。
●ぬれた手で電源プラグを抜き差ししない 感電・故障の原因になります。
●雷が発生したときは、この装置や接続ケーブルに触れない 感電の原因になります。
●本装置を分解・改造しない 火災・感電・故障の原因になります。
●電源コードを傷つけたり、無理に曲げたり、引っ張ったり、ねじったり、たばね たり、はさみ込んだり、重いものをのせたり、加熱したりしない 電源コードが破損し、火災・感電の原因になります。
●開口部やツイスト・ペア・ポート、コンソールポート、SFP 拡張スロットから内 部に金属や燃えやすいものなどの異物を差し込んだり、落とし込んだりしない 火災・感電・故障の原因になります。
●ツイスト・ペア・ポートに 10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T を接続しない 火災・感電・故障の原因になります。
●コンソールポートに別売のコンソールケーブル PN72001 RJ45-DSub9 ピン コンソールケーブル以外を接続しない 火災・感電・故障の原因になります。
「軽傷を負うことや、財産の損害が発生するおそれがある内容」です。
必ずお守りください
以外の機器
3
●水のある場所の近く、湿気やほこりの多い場所に設置しない 火災・感電・故障の原因になります。
●直射日光の当たる場所や温度の高い場所に設置しない 内部の温度が上がり、火災の原因になります。
●振動・衝撃の多い場所や不安定な場所に設置しない 落下して、けが・故障の原因になります。
禁止
●SFP 拡張スロットに別売の SFP モジュール(PN54021/PN54023/PN54025) 以外を実装しない 火災・感電・故障の原因になります。
●この装置を火に入れない 爆発・火災の原因になります。
4
必ず守る
●付属の電源コード(交流 100V 仕様)を使う
感電・誤作動・故障の原因になります。
●必ずアース線を接続する
感電・誤動作・故障の原因になります。
●電源コードを電源ポートにゆるみなどがないよう、確実に接続する
感電や誤動作の原因になります。
●故障時は電源プラグを抜く
電源を供給したまま長時間放置すると火災の原因になります。
●この装置を壁面に取り付ける場合は、本体及び接続ケーブルの重みにより落下し
ないように確実に取り付け・設置する(Switch-M48eG を除く) けが・故障の原因になります。
●ステータス/ECO モード LED が橙点滅となった場合は、故障のため電源プラグ
を抜く 電源を供給したまま長時間放置すると火災の原因になります。
●ツイストペアポート、SFP 拡張スロット、コンソールポート、電源コード掛けブ
ロックで手などを切らないよう注意の上取り扱う
5

使用上のご注意

●内部の点検・修理は販売店にご依頼ください。
●商用電源は必ず本装置の近くで、取り扱いやすい場所からお取りください。
●この装置の設置・移動する際は、電源コードをはずしてください。
●この装置を清掃する際は、電源コードをはずしてください。
●仕様限界をこえると誤動作の原因となりますので、ご注意ください。
●この装置をマグネットで取り付ける場合は、ケーブルの重みなどで製品がずれたり落下 したりしないことをご確認ください。また、ケーブルを接続するときは、製品本体を押 さえて接続してください。(Switch-M48eG を除く)
●ゴム足(マグネット内蔵)にフロッピーディスクや磁気カードなどを近づけないでくだ さい。記録内容消失のおそれがあります。(Switch-M48eG を除く)
●この装置を OA デスクに取り付けた時、取り付けたまま、ずらさないでください。塗装 面によってはキズがつくおそれがあります。
●RJ45 コネクタの金属端子やコネクタに接続されたツイストペアケーブルのモジュラプ ラグや SFP 拡張スロット内部の金属端子に触れたり、帯電したものを近づけたりしない でください。静電気により故障の原因となることがあります。
●コネクタに接続されたツイストペアケーブルのモジュラプラグをカーペットなどの帯電 するものの上や近辺に放置しないでください。静電気により故障の原因となることがあ ります。
●落下などによる強い衝撃を与えないでください。故障の原因となることがあります。
●コンソールポートにツイストペアケーブルを接続する際は、事前にこの装置以外の金属 製什器などを触って静電気を除去してください。
●周囲の温度が以下の条件の場所でお使いください。
・Switch-M24eG / M16eG / M8eG
0~50℃
・Switch-M48eG
0~50℃:ファン速度を High に設定した場合(工場出荷時設定) 0~40℃:ファン速度を Low に設定した場合
6
●以下場所での保管・使用はしないでください。 (仕様の環境条件下にて保管・使用をしてください) ― 水などの液体がかかるおそれのある場所、湿気が多い場所 ― ほこりの多い場所、静電気障害のおそれのある場所(カーペットの上など) ― 直射日光が当たる場所 ― 結露するような場所、仕様の環境条件を満たさない高温・低温の場所 ― 振動・衝撃が強い場所
上記条件を満足しない場合は、火災・感電・故障・誤動作の原因となることがあり、保証 いたしかねますのでご注意ください。
●本装置の通風口をふさがないでください。 通風口をふさぐと内部に熱がこもり誤動作の原因となることがあります。
●装置同士を上下に重ねて設置しないでください。また、左右に並べて設置する場合は左 右の機器との間隔を 20mm 以上設けてください。
●ラックマウントする場合は、上下の機器との間隔を 20mm 以上離してお使いください。
●SFP 拡張スロットに別売の SFP 拡張モジュール(PN54021/PN54023/PN54025 を実装した場合、動作保証はいたしませんのでご注意ください。
1.お客様の本取扱説明書に従わない操作に起因する損害および本製品の故障・誤動作な
どの要因によって通信の機会を逸したために生じた損害については、弊社はその責任 を負いかねますのでご了承ください。
2.本書に記載した内容は、予告なしに変更することがあります。最新版は弊社ホームペ
ージをご覧ください。
3.万一ご不審な点がございましたら、販売店までご連絡ください。
※本文中の社名や商品名は、各社の登録商標または商標です。
)以外
7
目次
安全上のご注意 ....................................................................................................3
使用上のご注意 ....................................................................................................6
1. コマンドの階層...........................................................................................10
2. 基本情報の表示...........................................................................................14
3. 基本機能設定 ..............................................................................................20
3.1. 管理情報の設定 .....................................................................................20
3.1.1.
3.2. IPアドレスの設定 ...................................................................................30
3.3. SNMPの設定.........................................................................................34
3.4. 各ポートの設定 .....................................................................................49
3.5. アクセス条件(コンソール、Telnet)の設定
3.5.1. コンソールの設定.............................................................................69
3.5.2. Telnetの設定 ...................................................................................74
3.5.3. SSHの設定 ......................................................................................81
3.5.4. RADIUSの設定 ................................................................................89
3.5.5. IPアドレス簡単設定機能の設定 (Switch-M16eGを除く)
3.5.6. Syslog転送の設定(Switch-M16eGを除く) ........................................103
3.6. MACアドレステーブルの参照および登録設定
3.7. 時刻の設定 .........................................................................................125
3.8. ARPの設定..........................................................................................136
3.9. ファン回転速度の設定(Switch-M48eGのみ)...........................................142
4. 拡張機能設定 ............................................................................................147
4.1. VLANの設定 .......................................................................................147
4.1.1.
4.2. リンクアグリゲーションの設定
4.2.1.
4.3. ポートモニタリングの設定....................................................................172
4.4. アクセスコントロールの設定 (Switch-M16eGを除く)
4.5. QoS(Quality of Service)の設定.........................................................201
4.6. 帯域幅制御の設定(Switch-M16e
4.7. ストームコントロールの設定 (Switch-M16e
4.8. LEDベースモードの設定........................................................................221
4.9. ラインの設定 ......................................................................................226
4.9.1.
4.9.2. MNOシリーズ省電力モードの設定 ...................................................232
4.9.3. ライン設定の参照...........................................................................235
4.10. ポートグルーピングの設定..................................................................238
5. 統計情報の表示.........................................................................................245
ユーザ名、パスワードの設定 .............................................................27
.............................................64
.......................98
..........................................113
インターネットマンション設定 ........................................................160
..............................................................166
リンクアグリゲーションについて .....................................................166
.............................177
Gを除く) ..........................................208
Gを除く) .........................213
ループ検知・遮断の設定 .................................................................226
8
6. 設定ファイルの転送...................................................................................250
7. ファームウェアのバージョンアップ .............................................................253
8. 再起動 .....................................................................................................256
8.1. 再起動の実行 ......................................................................................256
8.2. 工場出荷時状態への復元 .......................................................................259
8.3. リブートタイマー機能の設定.................................................................262
9. Pingの実行 ...............................................................................................265
10. システムログの参照.................................................................................268
11. 設定情報の保存・参照..............................................................................277
12. テクニカルサポート情報の取得
.................................................................282
付録A.仕様....................................................................................................285
付録B.Windowsハイパーターミナルによる コンソールポート接続手順.................286
付録C.IPアドレス簡単設定機能について
............................................................287
付録D.ループ検知・遮断機能を利用した ネットワークの構成例および注意点 .........288
付録E.MIB一覧 ..............................................................................................290
故障かな?と思われたら....................................................................................294
アフターサービスについて.................................................................................295
9

1. コマンドの階層

コマンドの階層として以下の 4 つの階層があります。
① ユーザモード:
ログインした直後のモードです。実行できる操作が限られています。
② 特権モード:
本装置の状態確認やコンフィグファイルに関する操作を行うためのモードです。
③ グローバルコンフィグレーションモード: 本装置の設定全般を行うためのモードです。 ④ インターフェースコンフィグレーションモード
本装置のポート毎・VLAN 毎など、個別に詳細な設定を行うためのモードです。
M24eG> enable M24eG# configure M24eG(config)# interface gi0/1 M24eG(config-if)# exit M24eG(config)# exit M24eG#
図 1-1 コマンドの階層
enable コマンド ・ユーザモードから特権モードに移るコマンドです。 M24eG>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ユーザモード M24eG> enable・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ユーザモード⇒特権モード M24eG#・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・特権モード M24eG# disable・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・特権モード⇒ユーザモード M24eG>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ユーザモード
disable コマンド ・特権モードからユーザモードに戻るコマンドです。 M24eG#・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・特権モード M24eG# disable・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・特権モード⇒ユーザモード M24eG>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ユーザモード
10
configure コマンド ・特権モードからグローバルコンフィグレーションモードに移るコマンドです。 M24eG#・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・特権モード M24eG# configure・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・特権モード
⇒グローバルコンフィグレーションモード
M24eG(config)#・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・グローバルコンフィグレーションモード
interface コマンド ・グローバルコンフィグレーションモードからインターフェースコンフィグレーションモ ードに移るコマンドです。 M24eG(config)#・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・グローバルコンフィグレーションモード M24eG(config)# interface vlan1・・・・・・・・・・・グローバルコンフィグレーションモード
⇒インターフェース
コンフィグレーションモード(vlan1)
M24eG(config-if)# exit・・・・・・・・・・・・・・・・・・・インターフェースコンフィグレーションモード
⇒グローバルコンフィグレーションモード
M24eG(config)# interface Gigabitethernet0/1・・グローバルコンフィグレーション
モード ⇒インターフェース
コンフィグレーションモード(interface1)
M24eG(config-if)# exit・・・・・・・・・・・・・・・・・・・インターフェースコンフィグレーションモード
⇒グローバルコンフィグレーションモード
M24eG(config)#・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・グローバルコンフィグレーションモード
exit コマンド ・1 つ前のモードに戻ります。 M24eG(config-if)# exit・・・・・・・・・・・・・・・・・・インターフェースコンフィグレーションモード
⇒グローバルコンフィグレーションモード
M24eG(config)# exit・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・グローバルコンフィグレーションモード
⇒特権モード M24eG# exit・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・特権モード⇒ユーザモード M24eG>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ユーザモード
11
end コマンド ・コンフィグレーションコマンドから特権モードに移るコマンドです。 M24eG(config-if)# end・・・・・・・・・・・・・・・・・・・インターフェースコンフィグレーションモ
ード⇒特権モード M24eG# configure M24eG(config)# end・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・グローバルコンフィグレーションモード
⇒特権モード logout コマンド ・全てのモードからメニュー画面へ戻るコマンドです。 M24eG(config)# logout・・・・・・・・・・・・・・・・・・コンフィグレーションモード⇒メニュー
? コマンド ・各モードで ? を入力するとそのモードで使用できるコマンド名が参照できます。
M24eG> ? enable - Turn on privileged mode command exit - Exit current mode and down to previous mode logout - To logout from the CLI shell ping - Send ICMP ECHO_REQUEST to network hosts M24eG>
図 1-2 ?コマンド
再入力支援 カーソルキーの↑(上矢印)を入力すると、これまでに入力したコマンドが再表示され
ます。
12
候補支援コマンド
コマンドの入力後に ? を入力すると、続くコマンドの候補が表示されます。
M24eG# configure M24eG(config)# ip address A.B.C.D - IP address (e.g. 10.0.0.1) M24eG(config)# ip address
図 1-3 候補支援コマンド
コマンド入力の省略
コマンドおよび引数の入力はそれぞれ一意に識別できる文字までを入力すればその後の
文字の入力を省略することができます。
【入力省略例】
enable → en show running-config → sh ru
【省略ができない例】 co → configure および copy が候補にあるためエラーとなります。
記述中の記号の意味は以下の通りとなります。
< > : 必須項目 - 必ず入力するようにしてください。 { | }: 選択肢 - いずれかを選択して入力してください。 [ ] : オプション - 必要に応じて入力してください。
各コマンドにおける大文字、小文字は区別され別の文字として扱われます。
また、本書内のポート指定は一部コマンドを除き Switch-M24eG(24 ポート)の内容で記述 しております。ご使用の機種に存在するポート番号を指定し、コマンドを実行してください。
13

2. 基本情報の表示

【特権モード】にて以下コマンドを使用すると本装置の基本情報を参照することができ
ます。
システム情報参照コマンド(稼動時間、バージョン情報)
M24eG# show sys-info
アドレス情報参照コマンド(MAC アドレス、IP アドレス情報)
M24eG# show ip conf
14
<設定内容の表示例> システム情報参照コマンドの実行例を以下に表します。
M24eG> enable M24eG# show sys-info
System up for : 0 days, 00:00:00
Boot Code Version : 00.00.xx
Runtime Code version : 1.0.0.xx
Hardware Information
Version : Version1
DRAM Size : 32MB
Fixed Baud Rate : 9600bps
Flash Size : 8MB
Administration Information
Switch Name :
Switch Location :
Switch Contact :
System Address Information
⑬ ⑭
MAC Address : xx:xx:xx:xx:xx:xx
IP Address : 0.0.0.0
Subnet Mask : 0.0.0.0
Default Gateway : 0.0.0.0
M24eG#
図 2-1 システム情報参照コマンドの実行例
①System up for
本装置の稼働日数および時間を表します。
②Boot Code Version
本装置のブートコードバージョンを表します。
③Runtime Code Version
本装置のファームウェアバージョンを表します。
④Hardware Information
本装置のハードウェア情報を表します。
⑤Version
本装置のハードウェアバージョンを表します。
15
⑥DRAM Size
本装置の DRAM メモリサイズを表します。
⑦Fixed Baud Rate
本装置のコンソールポートのボーレートを表します。
⑧Flash Size
本装置の Flash メモリサイズを表します。
⑨Administration Information
本装置の管理情報を表します。
⑩Switch Name
本装置に設定されたホスト名を表します。
⑪Switch Location
本装置に設定された設置場所名を表します。
⑫Switch Contact
本装置に設定された連絡先名を表します。
⑬System Address Information
本装置のアドレス情報を表します。
⑭MAC Address
本装置の MAC アドレスを表します。
⑮IP Address
本装置に設定された動作中の IP アドレス設定を表します。
⑯Subnet Mask
本装置に設定された動作中のサブネットマスクを表します。
⑰Default Gateway
本装置に設定された動作中のデフォルトゲートウェイを表します。
16
<設定内容の表示例> アドレス情報参照コマンドの実行例を以下に表します。
M24eG> enable M24eG# show ip conf MAC Address : xx:xx:xx:xx:xx:xx
IP Address : 0.0.0.0
Subnet Mask : 0.0.0.0
Default Gateway : 0.0.0.0
M24eG#
図 2-2 アドレス情報参照コマンドの実行例
①MAC Address
本装置の MAC アドレスを表します。
②IP Address
本装置に設定された動作中の IP アドレスを表します。
③Subnet Mask
本装置に設定された動作中のサブネットマスクを表します。
④Default Gateway
本装置に設定された動作中のデフォルトゲートウェイを表します。
17
show sys-info
本装置のシステム情報(稼動時間、バージョン情報等)を参照することができます。
【パラメータ】
パラメータ名称 説明 なし なし
【工場出荷時設定】
パラメータ名称 工場出荷時の設定 なし なし
【値の設定範囲】
パラメータ名称 設定範囲 なし なし
【注意事項】
パラメータ名称 注意事項 なし なし
18
show ip conf
本装置のアドレス情報(MAC アドレス、IP アドレス情報等)を参照することができ ます
【パラメータ】
パラメータ名称 説明 なし なし
【工場出荷時設定】
パラメータ名称 工場出荷時の設定 なし なし
【値の設定範囲】
パラメータ名称 設定範囲 なし なし
【注意事項】
パラメータ名称 注意事項 なし なし
19

3. 基本機能設定

3.1. 管理情報の設定

【グローバルコンフィグレーションモード】にてホスト名、設置場所、連絡先を設定し ます。設定情報の参照は【特権モード】にて【show sys-info】コマンドを実行しご確認く ださい。
システム情報参照コマンド
M24eG# show sys-info
ホスト名設定コマンド
M24eG(config)# hostname <hostname>
ホスト名削除コマンド
M24eG(config)# no hostname
設置場所設定コマンド
M24eG(config)# snmp-server location <server location>
設置場所削除コマンド
M24eG(config)# no snmp-server location
連絡先設定コマンド
M24eG(config)# snmp-server contact <server contact>
連絡先削除コマンド
M24eG(config)# no snmp-server contact
20
<設定内容の表示例> システム情報参照コマンドの実行例を以下に表します。
M24eG> enable M24eG# show sys-info
System up for : 0 days, 00:00:00 Boot Code Version : xx.xx.xx Runtime Code version : x.x.x.xx
Hardware Information Version : Version1 DRAM Size : 32MB Fixed Baud Rate : 9600bps Flash Size : 8MB
Administration Information
Switch Name :
Switch Location : Switch Contact :
System Address Information MAC Address : xx:xx:xx:xx:xx:xx IP Address : 0.0.0.0 Subnet Mask : 0.0.0.0 Default Gateway : 0.0.0.0
M24eG#
図 3-1-1 システム情報参照コマンドの実行例
本項に関連する用語の説明を以下に表します。
①Administration Information
本装置の管理情報を表します。
②Switch Name
本装置に設定されたホスト名を表します。
③Switch Location
本装置に設定された設置場所名を表します。
④Switch Contact
本装置に設定された連絡先名を表します。
21
show sys-info
システム情報の参照を行います。
【パラメータ】
パラメータ名称 説明 なし なし
【工場出荷時設定】
パラメータ名称 工場出荷時の設定 なし なし
【値の設定範囲】
パラメータ名称 設定範囲 なし なし
【注意事項】
パラメータ名称 注意事項 なし なし
22
hostname <hostname>
システム名の設定・変更を行います。
no hostname
システム名の削除を行います。
【パラメータ】
パラメータ名称 説明 <hostname> システム名を指定します。
【工場出荷時設定】
パラメータ名称 工場出荷時の設定 <hostname> なし
【値の設定範囲】
パラメータ名称 設定範囲 <hostname> 半角 50 文字以内
【注意事項】
パラメータ名称 注意事項 <hostname> スペースを含んだシステム名を設定する場合は“ ”(ダブル
使用可能文字:半角英数字(A~Z、a~z、0~9)
半角記号(!@#$&_-.) 半角スペース
クォーテーション)で囲んで入力をしてください。 例:hostname “switch a”
23
snmp-server location <server location>
設置場所情報の設定・変更を行います。
no snmp-server location
設置場所情報の削除を行います。
【パラメータ】
パラメータ名称 説明 <server location> 設置場所を指定します。
【工場出荷時設定】
パラメータ名称 工場出荷時の設定 <server location> なし
【値の設定範囲】
パラメータ名称 設定範囲 <server location> 半角 50 文字以内
【注意事項】
パラメータ名称 注意事項 <server location> スペースを含んだ設置場所情報を設定する場合は“ ”(ダブ
使用可能文字:半角英数字(A~Z、a~z、0~9)
半角記号(!@#$&_-.) 半角スペース
ルクォーテーション)で囲んで入力をしてください。 例:snmp-server location “Office 2F”
24
snmp-server contact <server contact>
連絡先情報の設定・変更を行います。
no snmp-server contact
連絡先情報の削除を行います。
【パラメータ】
パラメータ名称 説明 <server contact> 連絡先を指定します。
【工場出荷時設定】
パラメータ名称 工場出荷時の設定 <server contact> なし
【値の設定範囲】
パラメータ名称 設定範囲 <server contact> 半角 50 文字以内
【注意事項】
パラメータ名称 注意事項 <server contact> スペースを含んだ連絡先情報を設定する場合は“ ”(ダブル
使用可能文字:半角英数字(A~Z、a~z、0~9)
半角記号(!@#$&_-.) 半角スペース
クォーテーション)で囲んで入力をしてください。 例:snmp-server contact “network manager”
25
<設定例>
概要:本装置の管理情報(ホスト名、設置場所、連絡先)を設定します。
①本装置のホスト名を Switch に設定します。 ②本装置の設置場所を Office-2F に設定します。 ③本装置の連絡先を manager に設定します。
M24eG> enable M24eG# configure
M24eG(config)# hostname Switch
Switch(config)# snmp-server location Office-2F
Switch(config)# snmp-server contact manager Switch(config)# exit Switch#
図 3-1-2 本装置の管理情報設定例
26
3.1.1. ユーザ名、パスワードの設定
【グローバルコンフィグレーションモード】にて本装置のユーザ名およびパスワードを設 定します。
ユーザ名、パスワード設定コマンド
M24eG(config)# username <new username>
27
username <new username>
ユーザ名、パスワードの設定変更を行います。 ※本コマンドを実行後に古いパスワードと新しいパスワード(2 回)を入力し、
パスワードの設定を行います。
【パラメータ】
パラメータ名称 説明 <new username> 新しいユーザ名を指定します。
(ユーザ名を変更しない場合は、現在のユーザ名を入力して ください。)
【工場出荷時設定】
パラメータ名称 工場出荷時の設定 <new username> なし
【値の設定範囲】
パラメータ名称 設定範囲 <new username> 半角 0~12 文字
使用可能文字:半角英数字(A~Z、a~z、0~9)
半角記号(!@#$&_-.)
【注意事項】
パラメータ名称 注意事項 <new username> なし
ご注意: ユーザ名およびパスワードを変更された場合は、必ず変更後のユーザ名とパス
ワードを大切に保管してください。
28
<設定例>
概要:本装置のユーザ名、パスワードを設定します。
①新しいユーザ名を user1 に設定します。 ②現在のパスワードを入力します。
(工場出荷時は manager に設定されています) ③新しいパスワードを入力します。 ④新しいパスワードをもう一度入力します。
M24eG> en M24eG# configure
M24eG(config)# username user1
Enter old password: *******
Enter new password: ******* Enter new password again: *******
M24eG(config)#
図 3-1-1-1 ユーザ名、パスワード設定例
29

3.2. IPアドレスの設定

【インターフェースコンフィグレーションモード】にて本装置の IP アドレスに関する設 定を行います。設定情報の参照は【特権モード】にて【show ip conf】コマンドを実行し ご確認ください。
IP アドレス参照コマンド
M24eG# show ip conf
IP アドレス設定コマンド
M24eG(config)# ip address <ip-address> <mask> [<default-gateway>]
IP アドレス削除コマンド
M24eG(config)# no ip address
30
Loading...
+ 266 hidden pages