Sony ixs-6600, ixs-6700 Operation Manual

INTEGRATED ROUTING SYSTEM
IXS-6600 IXS-6700
電気製品は、安全のための注意事項を守らないと、 火災や人身事故になることがあります。
このオペレーションマニュアルには、事故を防ぐための重要な注意事項と 製品の取り扱いかたを示してあります。このオペレーションマニュアルを よくお読みのうえ、製品を安全にお使いください。お読みになったあとは、 いつでも見られるところに必ず保管してください。
IKS-6030M IKS-V6050M IKS-V6050SD IKS-A6050 IKS-V6010M IKS-V6010SD IKS-A6011 IKS-A6012 IKS-A6015 IKS-RS6010 IKS-V6060M IKS-V6060SD IKS-A6061 IKS-A6062 IKS-RS6060 IKS-TC6010 IKS-TC6060
OPERATION MANUAL [Japanese/English] 1st Edition (Revised 4)
日本語 JP
安全のために
電気製品は、安全のための注意事項を守らないと、火災や感電などにより死亡や大 けがなど人身事故につながることがあり、危険です。 事故を防ぐために次のことを必ずお守りください。
安全のための注意事項を守る
4 〜 5 ページの注意事項をよくお読みください。
定期点検を実施する
長期間安全に使用していただくために、定期点検を実施することをおすすめしま す。点検の内容や費用については、ソニーのサービス担当者または営業担当者にご 相談ください。
故障したら使用を中止する
ソニーのサービス担当者、または営業担当者にご連絡ください。
万一、異常が起きたら
異常な音、におい、煙が出たら
m
a 電源を切る。 b 電源コードや接続コードを抜く。 c ソニーのサービス担当者、または営業担当者に修理を依頼する。
警告表示の意味
オペレーションマニュアルおよび 製品では、次のような表示をして います。表示の内容をよく理解し てから本文をお読みください。
この表示の注意事項を守らないと、 火災や感電などにより死亡や大け がなど人身事故につながることが あります。
この表示の注意事項を守らないと、 感電やその他の事故によりけがを したり周辺の物品に損害を与えた りすることがあります。
注意を促す記号
炎が出たら
m
すぐに電源を切り、消火する。
行為を禁止する記号
行為を指示する記号
2
安全のために
目次
警告 .................................................................................................................................. 4
注意 .................................................................................................................................. 5
その他の安全上のご注意 ........................................................................................................ 5
インテグレーテッド・ルーティングシステムのマニュアル構成 ........................................... 6
概要......................................................................................................................................... 6
インテグレーテッド・ルーティングシステム IXS-6600/6700 の特長......................... 7
IXS-6600/6700 の商品構成........................................................................................... 8
構成例........................................................................................................................ 12
インテグレーテッド・ルーティングシステム IXS-6600/6700 の制御システム ........ 13
インテグレーテッド・ルーティングシステム IXS-6600/6700 の機能 ....................... 13
S-BUS 制御システムの特長 ....................................................................................... 14
システム接続例.......................................................................................................... 15
各部の名称と働き ................................................................................................................. 17
インテグレーテッド・ルーティングシステム IXS-6600............................................ 17
インテグレーテッド・ルーティングシステム IXS-6700............................................ 20
オプション基板.......................................................................................................... 23
ステータス表示..................................................................................................................... 26
表示項目 .................................................................................................................... 26
操作ボタンの働き...................................................................................................... 27
基本操作 .................................................................................................................... 27
機器の状態の確認...................................................................................................... 27
表示部のコントラストの調整.................................................................................... 27
JP
エラー表示と対策 ................................................................................................................. 29
ステータス表示ランプ............................................................................................... 29
エラーステータス...................................................................................................... 30
付属のソフトウェア.............................................................................................................. 32
BZR-21 のインストール ............................................................................................. 32
主な仕様................................................................................................................................33
インテグレーテッド・ルーティングシステム IXS-6700............................................ 33
インテグレーテッド・ルーティングシステム IXS-6600............................................ 34
オプションボード...................................................................................................... 35
目次
3
外装を外さない、改造しない
外装を外したり、改造したりすると、感 電の原因となります。 内部の調整や設定および点検を行う必要 がある場合は、必ずサービストレーニン グを受けた技術者にご依頼ください。
事故を防ぐために、サービス トレーニングを受けた技術者 以外はサービスを行わない
機器内部に手を触れると、感電やけがの 原因となります。
電源コードを傷つけない
電源コードを傷つけると、火災や感電の 原因となります。
電源コードを加工したり、傷つけたり しない。
重いものをのせたり、引っ張ったりし ない。
熱器具に近づけたり、加熱したりしな い。
電源コードを抜くときは、必ずプラグ を持って抜く。
ラックマウントするとき、レールには さみ込まない。
万一、電源コードが傷んだら、ソニーの サービス担当者に交換をご依頼ください。
電源コードのプラグおよびコ ネクターは、突き当たるまで しっかり差し込む
電源コードのプラグおよびコネクターを、 まっすぐに突き当たるまで差し込まない と、火災や感電の原因となります。
内部に水や異物を入れない
水や異物が入ると火災や感電の原因とな ることがあります。 万一、水や異物が入ったときは、すぐに 電源を切り、電源コードや接続コードを 抜いて、ソニーのサービス担当者または 営業担当者にご相談ください。
指定の電源コードを使用する
指定以外の電源コードを使用すると、火 災や感電の原因となります。 オペレーションマニュアルの中で指定さ れている電源コードをお使いください。
油煙、湯気、湿気、ほこりの 多い場所では設置・使用しな い
上記のような場所で設置・使用すると、 火災や感電の原因となります。
2人以上で運搬する
本機は重量物ですので、1人で運搬する と腰を痛めたり、けがをすることがあり ます。
運搬するときは取っ手を持つ
(IXS-6700のみ)
取っ手以外のところを持って運搬すると、 機器が落下してけがの原因となることが あります。
4
警告
通風孔をふさがない
通風孔をふさぐと内部に熱がこもり、火 災の原因となることがあります。
逆さまや横倒しにしない。
毛足の長い敷物(じゅうたんや布団など)
の上に置かない。
布をかけない。
安定した場所に設置する

その他の安全上のご注意

ご注意
日本国内で使用する電源コードセットは、電気用品安全法で 定める基準を満足した承認品が要求されます。
ソニー推奨の電源コードセットをご使用ください。
ぐらついた台の上や傾いたところなどに 設置すると、機器が落下してけがの原因 となることがあります。
安全アースを接続する
安全アースを接続しないと、感電の原因 となることがあります。 指定された電源コードを使用することで 安全アースが接続されます。
電源コード
ファンが止まったままの状態 で使用しない
ファンが止まると、ステータス表示ラン プが赤く点滅します。そのまま使用し続 けると、内部に熱がこもり、火災や感電 の原因となることがあります。ソニーの サービス担当者にご連絡ください。
その他の安全上のご注意
注意 /
5

インテグレーテッド・ルー ティングシステムのマニュ アル構成

インテグレーテッド・ルーティングシステムには、以下のマ ニュアルが用意されています。目的に合わせて、または本書 の指示に従ってご覧ください。
概要
IXS-6600/6700 は、AES/EBU デジタルオーディオ、デジタ ルビデオ(SD ビデオ、HD ビデオ)、データ(RS-422A 信 号)、タイムコードを扱うインテグレーテッド・ルーティン グシステムです。 フレームモデルの IXS-6600/6700 に、各種オプション基板を 組み合わせて搭載することで、異なる信号を混在させて使用 することができます。
オペレーションマニュアル(本書、付属の CD-ROM)
インテグレーテッド・ルーティングシステムの簡単な概要、 接続例、各部の名称、仕様などの情報を提供します。
システムセットアップマニュアル(付属の CD-ROM)
インテグレーテッド・ルーティングシステムの初期設定や動 作確認について説明したマニュアルです。本機だけでなく、 インテグレーテッド・ルーティングシステムの主要構成機器 に関する情報を提供します。
インストレーションマニュアル(付属の CD-ROM)
本機の保守に関する情報と、基板交換などの初期サービスに 関する情報を提供します。
メンテナンスマニュアル(別売り)
部品レベルまでのサービスを前提とした情報(調整要項、マ ウント図、回路図、詳細なパーツリスト)を提供します。入 手を希望される方は、お買い上げいただいた機器の販売担当 者にお問い合わせください。
プロトコルマニュアル(別売り)
本機を制御するためのプロトコルに関する情報を提供しま す。本機がサポート可能なプロトコルに対し、次のようなマ ニュアルが用意されています。必要なプロトコルマニュアル については、お買い上げいただいた機器の販売担当者にお問 い合わせください。 S-BUS リモート用ターミナル制御プロトコル:S-BUS
PROTOCOLANDCOMMANDSPECIFICATIONS
◆詳しくは、「IXS-6600/6700 の商品構成」(8 ページ)をご覧くだ さい。
信号切り換え操作は、別売りのルーティングスイッチャーコ ントロールユニット BKS-R1617/R1618/R3216/R3219/R3220 などの外部制御機器から行います。
◆ 詳しくは、「インテグレーテッド・ルーティングシステム IXS­6600/6700 の制御システム」(13 ページ)をご覧ください。
付属のルーティングスイッチャーリモートコントロールソフ トウェア BZR-21 を、イーサネットまたは RS-232C に接続さ れた PC にインストールすることで、PC からも簡単な信号 切り換え操作ができます。
◆詳しくは、「付属のソフトウェア」(32 ページ)をご覧ください。
また、本システムを動作させるためには、あらかじめ PC の ターミナルエミュレーターソフトウェアなどによる各種の設 定(テーブルデータ作成やシステムの設定)が必要です。
◆ 詳しくは、付属のシステムセットアップマニュアルをご覧くださ い。
ご注意
扱う信号の種類に応じて、使用するオプション基板が異なり ます。
HDTVSDI 信号を扱う信号系には、入力から出力まですべ
て HD/SD タイプのオプション基板を使用してください。 組み合わせは、以下のとおりです。
プロセッサー基板:IKS-V6050M 入力基板:IKS-V6010M 出力基板:IKS-V6060M
出力に HD/SD デジタルビデオアウトプットボードを使用
しても、プロセッサー基板が SDTVSDI 信号専用プロ セッサー(SD ビデオルータープロセッサー)の場合には、 HDTVSDI 信号を出力できません。
RS-422 基板を装着する際、入力基板 IKS-RS6010 と出力基
板 IKS-RS6060 をペアで扱うため、入力基板用スロットと 出力基板用スロットのスロット番号を同じにする必要があ ります。たとえば、入力基板を入力基板用スロット 3 に装
インテグレーテッド・ルーティングシステムのマニュアル構成/概要
6
着したら、出力基板も出力基板用スロット 3 に装着してく ださい。
540MbpsSDTVSDI 信号は、SD デジタルビデオ基板では 対応しません。HD/SD 対応のデジタルビデオ基板にのみ 対応します。
オーディオ信号でビデオの2倍のマトリックスサイズを実現
TDM(TimeDivisionMultiplexing:時分割多重)技術で、 デジタルオーディオ信号(バランス)は、ビデオ信号に対 し、2 倍のマトリックスサイズ(256 × 272)を実現してい ます。
◆ 詳しくは、付属のインストレーションマニュアルをご覧くださ
い。

インテグレーテッド・ルーティングシ ステム IXS-6600/6700 の特長

2 種類の筐体より選択可能
IXS-6700 は、デジタルビデオ信号の場合 16 入力× 17 出力 から最大 128 入力× 136 出力を 8RU の筐体に収納します。 IXS-6600 は、16 入力× 17 出力から最大 64 入力× 68出力を 4RU の筐体に収納します。
同一フレームで異なる信号フォーマットに対応
IXS-6600/6700 では、以下の信号に対応しています。
ビデオ:HDTVSDI 信号
ビデオ:SDTVSDI 信号
オーディオ:AES/EBU デジタルオーディオ信号
データ:RS-422A 信号
タイムコード:LTC 信号
ひとつの筐体内で異なる信号フォーマットのボードを同時に 動作させることができるため、従来複数台に分けていた筐体 を 1 台に集約できます。
フレキシブルな入出力構成
ビデオ信号は、入力は 16 単位、出力は 17 単位で、それぞれ 増設が可能です。 デジタルオーディオ信号(バランス)は、入力は 32 単位、 出力は 34 単位で、それぞれ増設が可能です。 デジタルオーディオ信号(アンバランス)とタイムコード信 号(LTC)は、入力は 16 単位、出力は 17 単位で、それぞれ 増設が可能です。 データ信号は 7 入力 /7 出力をペアで扱うため、7 入力 /7 出 力単位で増設が可能です。
マルチビットレートに対応
ビデオ信号は、マルチビットレート対応のオプション基板を 使用することで、SDTVSDI 信号(143Mbps、177Mbps、 270Mbps、360Mbps、540Mbps)および HDTVSDI 信号
(1.485Gbps、1.485/1.001Gbps)、DVB-ASI 信号(270
Mbps)に対応します。1 入出力単位でこれらの異なるレー トに対応できます。
オーディオ信号での非同期システムに対応
SRC(サンプリングレートコンバーター)ボードをご使用い ただくと、非同期デジタル入力信号にも対応します。
ドルビー E(圧縮オーディオ)に対応
リニア PCM オーディオでサポートしている機能
ソフトスイッチング(V1.10 以上)
スイッチングポイントでゆるやかにオーディオデータをゼ ロにすることで、オーディオ成分のポップ音やクリック音 を低減します。
ご注意
ソフトスイッチング機能は、ドルビー E には対応してい ません。
SRC(サンプリングレートコンバーター)ON/OFF 機能
サンプリングレートコンバーター機能は、入力信号
(AES/EBU デジタルオーディオ)単位で ON/OFFを設定
できます。
◆ 詳しくは、付属のシステムセットアップマニュアルをご覧く ださい。
SRC(サンプリングレートコンバーター)マッチドフェ イズモード
サンプリングレートコンバーターに入力されたオーディオ 信号において、隣接するチャンネル間の位相差を保持する 機能です。
ご注意
同一入力基板内で有効です。複数の入力基板にまたがる信 号間では機能しません。
◆ 詳しくは、付属のシステムセットアップマニュアルをご覧く
ださい。
AES/EBU 信号は、ステレオチャンネルです。この 2 チャ ンネルの音源を出す方法として、デフォルトの stereo の ほかに Lboth、Rboth、swap、Mix(L+R) があります。 (V1.10 以上 )
ご注意
AES/EBU 信号のアンシラリーデータ(チャンネルステー タス、ユーザーデータ、バリディティフラグ)に対して、 Lboth、Rboth、swap、Mix(L+R) は機能しません。
リニア PCM/ 圧縮オーディオでサポートしている機能
チャンネルステータスのリジェネレーション (V1.10 以上 )
概要
7
AES/EBU 信号を切り換えたとき、ブロック内のデータと CRC(サイクリック・リダンダンシー・チェック)が不整 合を起こし、出力次段の機器が CRC エラーなどでミュー ティングを起こすのを防ぐために、チャンネルステータス のリジェネレーションを行います。
RS-422A のフィジカルアサインメントに対応
リダンダント CPU/ リダンダント電源を標準装備
信頼性を重視する放送業務用機器として不可欠なバックアッ プ用コントロール基板、およびバックアップ用電源ユニット が標準で装備されています。
イーサネットコネクターおよびケーブルの二重化
IXS-6600/6700 では、ひとつの筐体に 2 つのイーサネットコ ネクターを装備しています。それぞれに異なる IPアドレス を付加して、ネットワークの二重化をしています。
Web 設定(V2.0 以上)
1 次局 /2 次局を Web ブラウザーから設定できます。
対象機器
1 次局:IXS-6600/IXS-6700(V2.0 以上) 2 次局:IXS-6600/IXS-6700(V2.0 以上)、HDS-X5800
(対応ブラウザー:InternetExplorer6)
◆ 詳しくは、付属のシステムセットアップマニュアルをご覧くださ い。
2系統のリファレンス信号に対応
IXS-6600/6700 では、ビデオリファレンス入力をそれぞれ 2 系統(A、B)備え、出力のブロック単位で選択できます。 たとえば、放送局のハウスシンクと、それと異なる位相/周 波数のリファレンスをひとつの筐体内で別々のマトリックス のリファレンスとして使用することができます。
ワードシンク信号に対応
オーディオワードシンク信号入力は、IXS-6700 では 2 系統、 IXS-6600 では 1 系統装備されています。

IXS-6600/6700 の商品構成

フレーム
インテグレーテッド・ルーティングシステム IXS-6700
IXS-6700 の本体は、EIA8RU です。 ひとつの筐体内で、単一のフォーマットに限定した場合の最 大マトリックスサイズは、それぞれ以下のとおりになりま す。
信号 最大マトリックスサイズ
ビデオ 128 入力× 136 出力
AES/EBU デジタルオーディ オ信号(バランス)
AES/EBU デジタルオーディ オ信号(アンバランス)
タイムコード(アンバランス) 128 入力× 136 出力
RS-422A 112 ポート
基本構成は、電源ユニット4台、制御用 CPU 基板2枚で、 それぞれリダンダント構成になっています。 以下のオプション基板が装着可能です。
インテグレーテッド・ルーティングシステム IXS-6600
IXS-6600 の本体は、EIA4RU です。 ひとつの筐体内で、単一のフォーマットに限定した場合の最 大マトリックスサイズは、それぞれ以下のとおりになりま す。
信号 最大マトリックスサイズ
ビデオ 64 入力× 68 出力
AES/EBU デジタルオーディ オ信号(バランス)
AES/EBU デジタルオーディ オ信号(アンバランス)
タイムコード(アンバランス) 64 入力× 68 出力
RS-422A 56 ポート
256 入力× 272 出力
128 入力× 136 出力
128 入力× 136 出力
64 入力× 68 出力
3 系統の S-BUS コントロール
IXS-6700 には、独立した 3 系統 4 チャンネル(A、B1、B2、 C)の S-BUS 用コネクターが装備されています。IXS-6600 には独立した 3 系統 3 チャンネル(A、B、C)の S-BUS 用コ ネクターが装備されています。それぞれ 1 本の同軸ケーブル で動作をコントロールできます。
BZR-IF830(4093 × 4093)コントロールソフトウェ アに対応
BZR-IF830 をインストールしたルーティングスイッチャーコ ントローラー HKSP-R80 を、イーサネットおよび S-BUS データリンクで本機と接続することにより、S-BUS 空間を 4093 × 4093 まで拡張できます。拡張された S-BUS 空間内 で、複数の S-BUS 空間を制御することもできます。
概要
8
基本構成は、電源ユニット2台、制御用 CPU 基板2枚で、 それぞれリダンダント構成になっています。 以下のオプション基板が装着可能です。
マトリックスボード(オプション)
マトリックスボード IKS-6030M
128 入力× 68 出力のマトリックス基板です。 IXS-6700 への最大装着枚数は 2 枚で、最大 128 入力× 136 出力まで拡張できます。 IXS-6600 に装着した場合は、64 入力× 68 出力になります。
オーディオ信号を取り扱う場合は、IXS-6700 では最大 256 入力× 272 出力、IXS-6600 では最大 128 入力× 136 出力で す。
オプション型名 商品名
IKS-6030M マトリックスボード 1 2
最大装着枚数
IXS-6600 IXS-6700
1 枚の SD ビデオルータープロセッサーボードの後段には、 デジタルビデオ信号アウトプットボードまたはタイムコード アウトプットボードを最大 2 枚まで装着できます。 IXS-6700 では、SD ビデオルータープロセッサーボードを 4 枚装着すると、136 系統のビデオ信号を出力できます。IXS­6600 では、SD ビデオルータープロセッサーボードを 2 枚装 着すると、68 系統のビデオ信号を出力できます。
メインプロセッサーボード(オプション)
メインプロセッサーボードとしては、以下の 3 種類の基板が あります。これらの基板を組み合わせて搭載できます。
HD/SD ビデオルータープロセッサーボード IKS-V6050M
SD ビデオルータープロセッサーボード IKS-V6050SD
オーディオ / データルータープロセッサーボード IKS-
A6050
オプション型名 商品名
IKS-V6050M HD/SD ビデオルーター
プロセッサーボード
IKS-V6050SD SD ビデオルータープロ
セッサーボード
IKS-A6050 オーディオ / データ
ルータープロセッサー ボード
HD/SD ビデオルータープロセッサーボード IKS-V6050M
34 系統の HD/SD デジタルビデオ信号を扱うルータープロ セッサーです。SDTVSDI 信号レート(143Mbps、177 Mbps、270Mbps、360Mbps、540Mbps)、HDTVSDI 信号 レート(1.485Gbps、1.485/1.001Gbps)、DVB-ASI 規格の信 号(270Mbps)に対応します。 1 枚の HD/SD ビデオルータープロセッサーボードの後段に は、出力基板を最大 2 枚まで装着できます。 IXS-6700 では、HD/SD ビデオルータープロセッサーボード を 4 枚装着すると、136 系統のビデオ信号を出力できます。 IXS-6600 では、HD/SD ビデオルータープロセッサーボード を 2 枚装着すると、68 系統のビデオ信号を出力できます。 出力基板には、HD/SD デジタルビデオアウトプットボード、 SD デジタルビデオアウトプットボードとタイムコードアウ トプットボードを混在させて使用することができます。
最大装着枚数
IXS-6600 IXS-6700
24
ご注意
出力基板に HD/SD デジタルビデオアウトプットボードを使 用しても、HDTVSDI 信号は出力できません。
オーディオ/データルータープロセッサーボード IKS-A6050
68 系統の AES/EBU オーディオ信号と 28 系統のデータ信号
(RS-422A)、34 系統のタイムコード信号を扱うルータープロ
セッサー基板です。1枚のオーディオ / データルータープロ セッサーボードの後段には、出力基板を最大2枚まで装着で きます。出力基板には、AES/EBU オーディオアウトプット ボード、RS-422A アウトプットボードとタイムコードアウト プットボードを混在させて使用することができます。
インプットボード(オプション)
オプション型名 商品名
IKS-V6010M 16HD/SDデジタルビ
デオインプットボード
IKS-V6010SD 16SDデジタルビデオ
インプットボード
IKS-A6011 32D-subAES/EBU
(バランス)インプット
ボード
IKS-A6012 16BNCAES/EBU(ア
ンバランス)インプッ トボード
IKS-A6015 32サンプリングレート
コンバーターボード
IKS-RS6010 7RS-422 インプット
ボード
IKS-TC6010 16タイムコードイン
プットボード
最大装着枚数
IXS-6600 IXS-6700
48
ご注意
出力基板に HD/SD デジタルビデオアウトプットボードを使 用しないと、HDTVSDI 信号は出力できません。
SD ビデオルータープロセッサーボード IKS-V6050SD
34 系統の SD デジタルビデオ信号を扱うルータープロセッ サーです。SDTVSDI 信号レート(143Mbps、177Mbps、 270Mbps、360Mbps)、DVB-ASI 規格の信号(270Mbps) に対応します。
16HD/SDデジタルビデオインプットボード IKS-V6010M
16 系統の HD/SD デジタルビデオ信号を扱う入力基板です。 入力端子は、SDTVSDI 信号レート(143Mbps、177Mbps、 270Mbps、360Mbps、540Mbps)、HDTVSDI 信号レート
(1.485Gbps、1.485/1.001Gbps)、DVB-ASI 規格の信号(270
Mbps)に対応します。 IXS-6700 は 16 単位で、16 入力から最大 128 入力まで拡張で きます。
概要
9
IXS-6600 は 16 単位で、16 入力から最大 64 入力まで拡張で きます。
A6012 に搭載することで、非同期デジタル入力信号に対応し ます。
16SDデジタルビデオインプットボード IKS-V6010SD
16 系統の SD デジタルビデオ信号を扱う入力基板です。入力 端子は、SDTVSDI 信号レート(143Mbps、177Mbps、270 Mbps、360Mbps)、DVB-ASI 規格の信号(270Mbps)に対 応します。 IXS-6700 は 16 単位で、16 入力から最大 128 入力まで拡張で きます。 IXS-6600 は 16 単位で、16 入力から最大 64 入力まで拡張で きます。
ご注意
IKS-V6010SDは、540MbpsSDTVSDI 信号レートには対応 しません。
32D-subAES/EBU インプットボード IKS-A6011
32 系統の AES/EBU オーディオ信号(バランス)を扱う入 力基板です。本機のリファレンス用ワードシンク信号に同期 した 48kHz のサンプリング周波数に対応しています。 IXS-6700 では、32 単位で、32 入力から最大 256 入力まで拡 張できます。 IXS-6600 では、32 単位で、32 入力から最大 128 入力まで拡 張できます。
ご注意
AES/EBU デジタルオーディオインプットボードは、非同期 の AES/EBU 信号には対応しません。非同期の AES/EBU 信号を扱う場合は、32サンプリングレートコンバーター ボード IKS-A6015 と合わせてお使いください。
16BNCAES/EBU インプットボード IKS-A6012
16 系統の AES/EBU オーディオ信号(アンバランス)を扱 う入力基板です。本機のリファレンス用ワードシンク信号に 同期した 48kHz のサンプリング周波数に対応しています。 IXS-6700 は 16 単位で、16 入力から最大 128 入力まで拡張で きます。 IXS-6600 は 16 単位で、16 入力から最大 64 入力まで拡張で きます。
ご注意
AES/EBU デジタルオーディオインプットボードは、非同期 の AES/EBU 信号には対応しません。非同期の AES/EBU 信号を扱う場合は、32サンプリングレートコンバーター ボード IKS-A6015 と合わせてお使いください。
7RS-422 インプットボード IKS-RS6010
7 系統のデータ信号(RS-422A)を扱う入力基板です。38.4 kbps にのみ対応します。RS-422 基板は、入力基板と出力基 板をペアで扱うため、7入力/7出力単位で増設できます。 IXS-6700 は 112 ポートまで、IXS-6600 は 56 ポートまで拡張 できます。
ご注意
RS-422 インプットボードと RS-422 アウトプットボードは必 ずペアでご使用ください。RS-422 基板(入力基板 IKS­RS6010 と出力基板 IKS-RS6060)を装着する場合、入力基板 用スロットと出力基板用スロットのスロット番号を同じにす る必要があります。たとえば、入力基板を入力基板用スロッ ト 3 に装着したら、出力基板も出力基板用スロット 3 に装着 してください。
◆ 詳しくは、付属のインストレーションマニュアルをご覧くださ い。
16タイムコードインプットボード IKS-TC6010
16 系統のタイムコード信号(LTC)を扱う入力基板です。 IXS-6700 は 16 単位で、16 入力から最大 128 入力まで拡張で きます。 IXS-6600 は 16 単位で、16 入力から最大 64 入力まで拡張で きます。
アウトプットボード(オプション)
オプション型 名
IKS-V6060M 17HD/SD デジタルビデ
IKS-V6060SD 17SD デジタルビデオア
IKS-A6061 34D-subAES/EBU(バ
IKS-A6062 17BNCAES/EBU(ア
IKS-RS6060 7RS-422 アウトプット
IKS-TC6060 17タイムコードアウト
商品名
オアウトプットボード
ウトプットボード
ランス)アウトプット ボード
ンバランス)アウトプッ トボード
ボード
プットボード
最大装着枚数
IXS-6600 IXS-6700
48
32サンプリングレートコンバーターボード IKS-A6015
32 系統のサンプリングレートコンバーターを扱う基板です。 この基板を 32D-subAES/EBU インプットボード IKS­A6011 または 16BNCAES/EBU インプットボード IKS-
概要
10
17HD/SDデジタルビデオアウトプットボード IKS-V6060M
17 系統の HD/SD デジタルビデオ信号を扱う出力基板です。 SDTVSDI 信号レート(143Mbps、177Mbps、270Mbps、 360Mbps、540Mbps)、HDTVSDI 信号レート(1.485
Gbps、1.485/1.001Gbps)、DVB-ASI 規格の信号(270 Mbps)に対応します。 IXS-6700 は 17 単位で、17 出力から最大 136 出力まで拡張で きます。 IXS-6600 は 17 単位で、17 出力から最大 68 出力まで拡張で きます。
17SDデジタルビデオアウトプットボード IKS-V6060SD
17系統の SD デジタルビデオ信号を扱う出力基板です。 SDTVSDI 信号レート(143Mbps、177Mbps、270Mbps、 360Mbps)、DVB-ASI 規格の信号(270Mbps)に対応しま す。 IXS-6700 は 17 単位で、17 出力から最大 136 出力まで拡張で きます。 IXS-6600 は 17 単位で、17 出力から最大 68 出力まで拡張で きます。
ご注意
IKS-V6060SD は、SDTVSDI 信号レート(540Mbps)には 対応しません。
る必要があります。たとえば、入力基板を入力基板用スロッ ト 3 に装着したら、出力基板も出力基板用スロット 3 に装着 してください。
◆ 詳しくは、付属のインストレーションマニュアルをご覧くださ い。
17 タイムコードアウトプットボード IKS-TC6060
17 系統のタイムコード信号(LTC)を扱う出力基板です。 IXS-6700 は 17 単位で、17 出力から最大 136 出力まで拡張で きます。 IXS-6600 は 17 単位で、17 出力から最大 68 出力まで拡張で きます。 IKS-A6050、IKS-V6050M、IKS-V6050SD いずれのプロセッ サーボードとも組み合わせて使用することができます。
34D-subAES/EBU アウトプットボード IKS-A6061
34 系統の AES/EBU オーディオ信号(バランス)を扱う出 力基板です。リファレンス用ワードシンク信号に同期した 48kHz のサンプリング周波数に対応します。 IXS-6700 は 34 単位で、34 出力から最大 272 出力まで拡張で きます。 IXS-6600 は 34 単位で、34 出力から最大 136 出力まで拡張で きます。
17BNCAES/EBU アウトプットボード IKS-A6062
17 系統の AES/EBU オーディオ信号(アンバランス)を扱 う出力基板です。リファレンス用ワードシンク信号に同期し た 48kHz のサンプリング周波数に対応します。 IXS-6700 は 17 単位で、17 出力から最大 136 出力まで拡張で きます。 IXS-6600 は 17 単位で、17 出力から最大 68 出力まで拡張で きます。
7RS-422 アウトプットボード IKS-RS6060
7 系統のデータ信号(RS-422A)を扱う出力基板です。38.4 kbps にのみ対応します。RS-422 基板は、入力基板と出力基 板をペアで扱うため、7入力 / 7出力単位で増設できます。 IXS-6700 は 112 ポートまで、IXS-6600 は 56 ポートまで拡張 できます。
ご注意
RS-422 インプットボードと RS-422 アウトプットボードは必 ずペアでご使用ください。RS-422 基板(入力基板 IKS­RS6010 と出力基板 IKS-RS6060)を装着する場合、入力基板 用スロットと出力基板用スロットのスロット番号を同じにす
概要
11
構成例
IXS-6600 のハイブリッド構成例
D
S
/
D
H
S
6
1
入力 端子数
マトリックスボード 128 × 68
6
1
16 16 32 7
D
s
-
D
2
3
U
B
E
/
S
E
A
b
u
2
2
4
-
S
R
7
マザーボード
HD/SD ビデオルーター プロセッサーボード
オーディオ / データルーター プロセッサーボード
上記のように構成することで、異なる信号フォーマットにそ れぞれ対応する複数ルーティングスイッチャーを筐体内に同 時に構成することができます。 それぞれのフォーマットに対するクロスポイントのサイズは 次表のとおりです。
出力 端子数
17
17
34
7
信号フォーマット マトリックスサイズ
SDI ルーター部 32 × 34(うち HDSDI は 16 × 17)
デジタルオーディオルーター部 32 × 34
RS-422A ルーター部 14 ポート
商品名
17HD/SD デジタルビデオ アウトプットボード
17SD デジタルビデオアウトプットボード
34D-subAES/EBU(バランス) アウトプットボード
7RS-422 アウトプットボード
IXS-6700 のハイブリッド構成例
入力 端子数
D
S
1
16
/
D
H
6
6
1
16 16 16 32 32 7 7
マトリックスボード 128 × 68
マトリックスボード 128 × 68
D
S
3
S
E
A
b
u
s
-
D
2
R
7
U
B
E
/
2
2
4
-
S
マザーボード
HD/SD ビデオルーター プロセッサーボード
SD ビデオルーター プロセッサーボード
オーディオ / データルーター プロセッサーボード
オーディオ / データルーター プロセッサーボード
出力 端子数
17
17
17
17
34
34
7
7
商品名
17HD/SD デジタルビデオ アウトプットボード
17SD デジタルビデオ アウトプットボード
34D-subAES/EBU(バランス) アウトプットボード
7RS-422 アウトプットボード
12
概要
前記のように構成することで、異なる信号フォーマットにそ れぞれ対応する複数ルーティングスイッチャーを筐体内に同 時に構成することができます。 それぞれのフォーマットに対するクロスポイントのサイズは 下表のとおりです。
制御できる内容は、RS-422A用プロトコルで行えるものに限 定されます。 S-BUS リモートが 1 次局に設定されると S-BUS 変換モード に固定され、2 次局に設定されるとダイレクトモードに固定 されます。
信号フォーマット マトリックスサイズ
SDI ルーター部 64 × 68(うち HDSDI は 16 × 17)
デジタルオーディオルーター部 64 × 68
RS-422A ルーター部 28 ポート

インテグレーテッド・ルーティングシ ステム IXS-6600/6700 の制御シス テム

IXS-6600/6700 では、システム設定には PC のターミナルエ ミュレーターを使用し、信号の切り換えにはリモコンパネル
(ルーティングスイッチャーコントロールユニット)などの
制御装置を使用します。付属のルーティングスイッチャーリ モートコントロールソフトウェア BZR-21(GUI ソフトウェ ア)でも PC 上で基本的なクロスポイントの切り換えができ ます。 制御システムには、BNC 型の REMOTE1 端子を使用する S-BUS、D-sub9 ピンの REMOTE2 端子を使用する RS­422A、REMOTE3 端子を使用する RS-232C、および NETWORK 端子を使用するイーサネットの 4 種類がありま す。 4 系統の制御を同時に使うこともできます。
レベル設定による複数信号の同時制御
多種類の信号を同時に扱う場合、それぞれの信号別にルー ティングスイッチャーが必要になります。たとえば、VTR で記録を行うために必要な信号には、ビデオ、オーディオ、 タイムコード、リモートコントロールがあり、それぞれビデ オ、オーディオ、タイムコード、リモートの各ルーティング スイッチャーで信号を切り換えます。これらの切り換えを行 う信号を総称してレベルと呼びます。本システムでは最大 16 種類のレベルを設定し、レベルごとに異なる入力信号の 番号を設定して同時に制御することができます。

インテグレーテッド・ルーティングシ ステム IXS-6600/6700 の機能

IXS-6600/6700 は次のような機能を備えています。
設定した入出力系統の保護機能
設定した出力系統を、他のリモコンパネル(ルーティングス イッチャーコントロールユニット)から切り換えられないよ うにするプロテクト機能と、入力系統をすべてリモコンパネ ルから隠して切り換えられないようにするシークレット機能 を備えています。
S-BUS による制御
S-BUS は、ソニーがルーティングスイッチャーシステムの制 御用に開発したプロトコルです。複数のルーティングスイッ チャーとリモコンパネル(ルーティングスイッチャーコント ロールユニット)を、1 本の同軸ケーブルで接続し、通信す ることができます。S-BUS により制御できる機器の台数は、 ルーティングスイッチャー、リモコンパネルなど合わせて 254 台です。 IXS-6600/6700 では、RS-422A のコマンドを S-BUS コマンド に変換することにより、D-sub9 ピンの REMOTE2 端子を 通した S-BUS 制御も可能です。
RS-422A による制御
本システムでは、RS-422A のコマンドを内部で S-BUS のコ マンドに変換して、REMOTE2 端子から S-BUS 制御をする ことも可能です。 RS-422A コマンドでそのまま制御するモードをダイレクト モード、S-BUS コマンドに変換して制御するモードを S­BUS 変換モードとよびます。S-BUS 変換モードでは、制御 できる系統を最大 1024 系統、8 レベルの入出力まで拡張で きますが、応答速度はダイレクトモードより遅くなります。
クロスポイントを無効にする機能
出力系統ごとに選択できる入力系統を制限し、特定の入力系 統を指定した出力系統にしか出力できないようにすることが できます。
パスワード機能
パスワードを設定しておき、オペレーターを制限することが できます。
名称設定機能
入出力端子に名称を設定し、接続する信号を識別できます。 名称は 2 種類の設定方法があり、ひとつは「タイプ名
(VTR、カメラなどの機器名)+番号」(例:VTR1)で、も
うひとつは任意の 16 文字の名前をつける「デスクリプショ ン(記述)名称」です。 設定した名称は、別売りのコントロールユニット BKS­R1617/R1618/R3216/R3219/R3220 に表示させることができ ます。
バーチャルマッピッング機能
仮想マトリックス上にクロスポイントを配置することができ ます。
概要
13
フリーアサイメント機能
ひとつの端子名称に、レベルごとに異なる端子番号を割り当 てることができます。
タイライン機能
3 台までのルーティングスイッチャーを接続する信号線を自 動的に選択できます。
ファントム機能
複数のクロスポイントを同時に切り換えることができます。
自己診断機能
入出力の有無やエラーの発生を、前面のステータス表示ラン プに表示したり、一次局に接続したターミナルエミュレー ターに表示させることができます。 また後面の ALARM 出力端子にパラレルで出力することも 可能です。
◆ 詳しくは、付属のシステムセットアップマニュアルをご覧くださ い。

S-BUS 制御システムの特長

S-BUS 制御システムでは、複数のルーティングスイッチャー とリモコンパネル(ルーティングスイッチャーコントロール ユニット)を 1 本の同軸ケーブルで接続し、制御信号の通信 を行います。ひとつの S-BUS 制御システム内の 1 台のス イッチャーを 1 次局に設定し、この 1 次局がシステム全体の 制御を行います。ほかのスイッチャーとリモコンパネルは 2 次局になり、1 次局の制御により信号の通信を行います。
S-BUS 制御システムは次のような特長があります。
75Ω 同軸ケーブル 1 本による、LAN(LocalArea
Network)形式の制御信号の通信
同軸ケーブル(5C-2V ケーブル使用時)を 500m まで延長
可能
電源を切らずにシステムを動作状態のまま、S-BUS ライン
への接続、取り外しが可能
1 次局に設定したルーティングスイッチャーは、複数の S-
BUS ラインを制御し、最大 254 台(1 次局を含む)までの ルーティングスイッチャーとリモコンパネルを制御
1 本の S-BUS ラインには、最大 128 台のルーティングスイッ
チャーとリモコンパネルが接続可能
自己診断機能によって検出されたエラーの内容を、S-BUS
ライン上の 1 次局に接続された PC(ターミナルエミュ レーター)に表示
PC(ターミナルエミュレーター)で設定した内容(シス
テムの設定やテーブルデータ)およびクロスポイントデー タを、付属のルーティングスイッチャーデータバックアッ プソフトウェア BZR-20 を使用して PC のハードディスク に保存し、必要に応じて復元可能
14
概要

システム接続例

主要構成機器
本システムは 75Ω 同軸ケーブルで接続された S-BUS データ リンクを核に形成されます。 S-BUS データリンクの主要構成機器は以下のとおりです。
S-BUS データリンク主要構成機器
S-BUS データ リンク上の種別
1次局 システムコント
ローラー
ルーティングス イッチャー
ルーティングスイッチャーコント ローラー
インテグレーテッド・ルーティング システム
ルーティングスイッチャープロセッサーHDS-X5800
使用機器 台数 機能
HKSP-R80 1 S-BUS データリンク全体の通信制御。
同時に 2 次局として動作することも可能。
IXS-6600/6700
2 次局 ルーティングス
イッチャー
リモコンパネル
(ルーティング
スイッチャーコ ントロールユ ニット)
ターミナル ターミナルエミュレーター PC一般 1 システムの各種設定。S-BUS ラインで発生
ルーティングスイッチャープロセッサーHDS-X5800 最大 253 台 各機器ごとの通信制御。
1 次局からの指示に従って動作する。
インテグレーテッド・ルーティング システム
X-Y コントロールユニット BKS-R3220
32 ボタンコントロールユニット BKS-R3219
ユニバーサルコントロールユニット BKS-R1617
16 ボタンコントロールユニット BKS-R1618
8デスティネーションコントロールユ ニット
IXS-6600/6700
BKS-R3216
したエラーの表示と管理。
接続時のご注意
1 次局に使用するインテグレーテッド・ルーティングシス テムでは、内部 CPU 基板の P/S スイッチ ます。
2 次局に使用するルーティングスイッチャーでは、内部
1)
CPU 基板の P/S スイッチ
を S に設定します。
1)
を P に設定し
REMOTE1 端子
(BNC 型、凹)
T型ブリッジ
(B タイプ)
1 本の S-BUS ラインに接続できる 2 次局は最大 128 台です。
1 本の S-BUS ラインのケーブル長は最大 500m(5C-2V ケー
ブル使用時)です。
S-BUS ラインの最終機に取り付ける T 型ブリッジ、および 各スイッチャーの使用しない REMOTE1 端子は、必ず
5C-2V 同軸ケーブル
(50cm 以下)
75Ω 終端器で終端してください。
2 次局のルーティングスイッチャーの REMOTE1 端子は 1 個のみ使用可能です。
1)IXS-6600/6700 では CA-65 基板の S1203-3P/S スイッチ
T 型ブリッジ(B タイプ)の使いかた
IXS-6600/6700 には、B タイプの T 型ブリッジが付属してい ます。使用するときは、50cm 以下の同軸ケーブル(5C-2V) を用意し、次のように接続してください。
概要
15
接続例
IXS-6700 を 1 次局とする S-BUS データリンクの接続例を示 します。モニター S-BUS 系のコントロール機能はありませ ん。
ビデオ
ソース VTR
最大 16 台
1次局
2次局
ターミナル ターミナル
パーソナルコンピュー ター(ターミナルエ ミュレーター)
レベル 1
インテグレーテッド・ ルーティングシステム
Network A
Network B
IXS-6700(P)
オーディオチャンネル 1/2
REMOTE 1 A
REMOTE 1 B1
REMOTE 1 C
REMOTE 1 B2
レベル 2 レベル 3 レベル 4 レベル 8
オーディオ ルーティング スイッチャー (S)
オーディオ ルーティング
a)
スイッチャー (S)
オーディオチャ ンネル 1/2
オーディオチャンネル 3/4
パーソナルコンピュー ター(ターミナルエ ミュレーター)
イーサネット ハブ
ビデオ
オーディオチャンネル 3/4
タイムコード ルーティング
a)
スイッチャー (S)
タイムコード
:S-BUS :信号系ライン :イーサネット :T 型ブリッジ(A) :T 型ブリッジ(B) :75Ω 終端器 :マトリックスの階層
デスティネーション VTR
タイムコード
各種ルーティング スイッチャー (S)
a)
a)
リモコンパネル
最大 128 台
リモコンパネル
リモコンパネル
a)(S) は2次局を表します。2次局の機器には、2〜254 のステーション ID を重複しないように設定してください。
概要
16
サブネット コントローラー
サブネット コントローラー
リモコンパネル
リモコンパネル
3次局
ディスプレイユニット
ディスプレイユニット
ディスプレイユニット
ディスプレイユニット

各部の名称と働き

インテグレーテッド・ルーティングシステム IXS-6600

前面
c 表示部
a POWER スイッチ
b POWER 表示ランプ
d ステータス表示ランプ
e 操作ボタン
POWER A
POWER B
a POWER(電源)スイッチ
本機の電源を ON/OFF します。電源ユニット A と B は バックアップ動作を行っていますので、使用するときは両方 のスイッチを ON にしてください。
b POWER(電源)表示ランプ
それぞれ対応する電源ユニットに通電されると点灯します。 正常動作時は緑で点灯し、各ユニット内のファンが停止する と赤で点灯します。
INTEGRATED ROUTING SYSTEM IXS-6600
MENU
CANCEL
ENTER
POWER スイッチを OFF にして表示ランプが消灯するまで 20 秒ほど待ってから、POWER スイッチを再び ON にして ください。 すべての POWER スイッチを ON にした後、POWER ス イッチやブレーカーを OFF にする場合は、20 秒以上待って から OFF にしてください。
c 表示部
本機の状態を表示します。
ご注意
電源投入時に一瞬表示ランプが赤く点灯したり、両方の POWER スイッチが ON の状態で片側の POWER スイッチ を OFF にしたときに、OFF になっている電源ユニットの表 示ランプが赤く点灯したりすることがありますが、これは故 障ではありません。 また、両方の POWER スイッチが ON の状態で、片側の POWER スイッチを OFF にした後すぐに POWER スイッチ を再び ON にすると、まれに ON にした電源ユニットの表示 ランプが赤く点灯したままになることがあります。このよう なときは、表示ランプが赤く点灯している電源ユニットの
◆詳しくは、「ステータス表示」(26 ページ) をご覧ください。
d ステータス表示ランプ
ランプの色や点灯によって、本機の状態を表示します。 本機の電源が入り、正常に動作しているときは消灯または緑 で点灯します。エラーが発生すると赤点灯で知らせます。
◆ 詳しくは「エラー表示と対策」(29 ページ)をご覧ください。
e 操作ボタン
表示部の表示を切り換えます。
◆詳しくは、「ステータス表示」(26 ページ) をご覧ください。
各部の名称と働き
17
後面
a 出力基板用スロット
NETWORK
A
B
j NETWORK 端子
b 入力基板用スロット
c REMOTE3 端子
d REMOTE2 端子
e REMOTE1 端子
REMOTE 2
OUT
1
OUT
2
IN
1
IN
2
REMOTE 2/ALARM
OUT
3
OUT
4
IN
3
IN
4
REMOTE 3
REMOTE 1
A
ON
REF
75Ω
IN
A
OFF
REMOTE 1
B
ON
REF
75Ω
IN
B
OFF
REMOTE 1
C
WORD
ON
SYNC
75Ω
IN
OFF
TC IN
B A
- AC IN
k ACIN 端子
f REFIN端子と 75Ω 終端
スイッチ
g WORDSYNCIN 端子と
75Ω 終端スイッチ
h TCIN 端子 i REMOTE2/ALARM 端子
U
U(アース)端子
l
a 出力基板用スロット
別売りの出力基板を装着します。
◆ 別売り出力基板の詳細は、「IXS-6600/6700 の商品構成」(8 ペー ジ)をご覧ください。
b 入力基板用スロット
別売りの入力基板を装着します。
◆ 別売り入力基板の詳細は、「IXS-6600/6700 の商品構成」(8 ペー ジ)をご覧ください。
c REMOTE3(リモート 3)端子(D-sub9 ピン)
本機をシステムの 1 次局
1)
(CA-65 基板の S1203-3P/S ス イッチを P 側)に設定している場合、システムの動作に必 要な設定を行うためのターミナルエミュレーターを、この端 子に接続します。 接続にはインチねじ付きの D-sub9 ピンコネクターをお使い ください。
ご注意
この端子を使うときは、CA-65 基板の S1203-3P/S スイッチ を P 側に設定してください。
◆ 詳しくは、付属のインストレーションマニュアルをご覧くださ
い。
1) S-BUS プロトコルによるリモート制御では、1 本の同軸ケーブルラインで
データ伝送路を構成し、データリンク内の複数の機器(ルーティングス
イッチャー、リモコンパネル(ルーティングスイッチャーコントロールユ ニット)など)が、時分割方式でそのデータ伝送路を利用します。各機器 のうち、伝送路利用の管理を行うのが 1 次局で、2 次局は 1 次局の指示に 従って伝送路を利用します。このため、多数の 2 次局が接続されると、数 に応じて応答速度が遅くなります。
d REMOTE2(リモート 2)端子(D-sub9 ピン)
RS-422A インターフェースを介して、外部のコントローラー と接続します。 本機を 1 次局(CA-65 基板の S1203-3P/S スイッチを P 側) に設定すると S-BUS 変換モードになり、この端子を使って S-BUS 制御が可能になります。 接続にはミリねじ付きの D-sub9 ピンコネクターをお使いく ださい。
◆ 詳しくは、付属のシステムセットアップマニュアルをご覧くださ い。
e REMOTE1(リモート 1)端子(BNC 型)
A、B、C の 3 系統がそれぞれ 1 端子ずつあり、合計 3 端子 です。 S-BUS 制御を行うために、リモコンパネル(ルーティングス イッチャーコントロールユニット)やルーティングスイッ チャーを同軸ケーブルで接続します。 本機が 1 次局(CA-65 基板の S1203-3P/S スイッチが P 側) に設定されている場合は、合計 253 台までのリモコンパネル やルーティングスイッチャーを接続できます。
18
各部の名称と働き
本機が 2 次局(CA-65 基板の S1203-3P/S スイッチが S 側) に設定されている場合は、どれかひとつの端子を付属の T 型ブリッジ(B)を使って S-BUS リンクと接続します。
◆詳しくは、「主な仕様」(33 ページ)、付属のインストレーション マニュアルおよびシステムセットアップマニュアルをご覧くださ い。
◆ 詳しくは、「システム接続例」(15 ページ)をご覧ください。
ご注意
使用しない端子には、1 次局、2 次局とも付属の 75Ω 終端器 を接続してください。
f REFIN(同期信号入力)端子(BNC 型)と 75Ω 終端ス イッチ
A、B の 2 系統の端子です。 アナログのリファレンスビデオ信号(CCIR624 に準拠した ブラックバースト信号または HDTV 用 3 値シンク)を入力 します。
75Ω 終端スイッチ
入力インピーダンスを切り換えます。
ON:入力信号は 75Ω で終端されます。 OFF:ハイインピーダンスになります。外部同期信号をルー
プスルーで使用するとき、この位置にします。
ご注意
信号の切り換えをリファレンスビデオ信号に同期させたいと きは、切り換えタイミング(奇数フィールドまたは偶数 フィールド)やリファレンス信号 A/B の選択をターミナル エミュレーターから設定する必要があります。
j NETWORK(ネットワーク)端子(モジュラージャッ ク)
A、B の 2 系統、100BASE-TX 通信用の 2 端子です。 付属の BZR-20/21 をインストールした PC のイーサネットコ ネクターと接続します。
ご注意
安全のために、周辺機器を接続する際は、過大電圧を持つ可 能性があるコネクターを以下のポートに接続しないでくださ い。
NETWORKA 端子
NETWORKB 端子
上記のポートについては本書の指示に従ってください。
k ACIN(AC 電源入力)端子
A、B の 2 端子です。 AC 電源コードを使用して、AC 電源に接続します。電源ユ ニット A と B でそれぞれバックアップ動作を行っています ので、使用するときは 2 つのインレットの両方に接続してく ださい。
lU(アース)端子
アースに接地してください。
◆ 詳しくは、付属のシステムセットアップマニュアルをご覧くださ い。
g WORDSYNCIN(オーディオワードシンク入力)端子
(BNC 型)と 75Ω 終端スイッチ
オーディオワードシンク信号を入力します。
75Ω 終端スイッチ
入力インピーダンスを切り換えます。
ON:入力信号は 75Ω で終端されます。 OFF:ハイインピーダンスになります。外部同期信号をルー
プスルーで使用するとき、この位置にします。
h TCIN(タイムコード入力)端子(BNC 型)
タイムコード信号入力用の端子です。
i REMOTE2/ALARM(リモート2 / アラーム)端子
(D-sub9 ピン)
本機の状態を出力します。 REMOTE2 端子の B 系統として使うこともできます。 接続にはミリねじ付きの D-sub9 ピンコネクターをお使いく ださい。
各部の名称と働き
19

インテグレーテッド・ルーティングシステム IXS-6700

前面
c 表示部
a POWER スイッチ
b POWER 表示ランプ
d ステータス表示ランプ
e 操作ボタン
POWER A1
POWER A2
POWER B1
POWER B2
INTEGRATED ROUTING SYSTEM IXS-6700
MENU ENTER
CANCEL
a POWER(電源)スイッチ
本機の電源を ON/OFF します。電源ユニット A1 と B1、 A2 と B2 でそれぞれバックアップ動作を行っていますので、 使用するときは 4個すべてを ON にしてください。
b POWER(電源)表示ランプ
それぞれ対応する電源ユニットに通電されると点灯します。 正常動作時は緑で点灯し、各ユニット内のファンが停止する と赤で点灯します。
ご注意
電源投入時に一瞬表示ランプが赤く点灯したり、すべての POWER スイッチが ON の状態で一部の POWER スイッチ を OFF にしたときに、OFF になっている電源ユニットの表
各部の名称と働き
20
示ランプが赤く点灯したりすることがありますが、これは故 障ではありません。 また、すべての POWER スイッチが ON の状態で、一部の POWER スイッチを OFF にした後すぐに POWER スイッチ を再び ON にすると、まれに ON にした電源ユニットの表示 ランプが赤く点灯したままになることがあります。このよう なときは、表示ランプが赤く点灯している電源ユニットの POWER スイッチを OFF にして表示ランプが消灯するまで 20 秒ほど待ってから、POWER スイッチを再び ON にして ください。 すべての POWER スイッチを ON にしたあと、POWER ス イッチやブレーカーを OFF にする場合は、20 秒以上待って から OFF にしてください。
c 表示部
本機の状態を表示します。
本機の電源が入り、正常に動作しているときは消灯または緑 で点灯します。エラーが発生すると赤点灯で知らせます。
◆ 詳しくは「ステータス表示」(26 ページ)をご覧ください。
d ステータス表示ランプ
ランプの色や点灯によって、本機の状態を表示します。
後面
a 出力基板用スロット
A
B
NETWORK REMOTE 2
5
5
1
9
6
AB
1
9
6
5
1
9
6
REMOTE 3 ALARM
◆ 詳しくは「エラー表示と対策」(29 ページ)をご覧ください。
e 操作ボタン
表示部の表示を切り換えます。
◆ 詳しくは「ステータス表示」(26 ページ)をご覧ください。
b 入力基板用スロット
OUT
OUT
1
1
OUT
OUT
2
2
IN
IN
1
1
IN
IN
2
2
OUT
OUT
3
3
OUT
OUT
4
4
IN
IN
3
3
IN
IN
4
4
OUT
5
OUT
6
IN
5
IN
6
OUT
7
OUT
8
IN
7
IN
8
A
REF IN
B
A
WORD
SYNC IN
B
A
REMOTE 1
B1
TC IN
- AC IN
- AC IN
- AC IN
- AC IN
A1
A2
c ACIN 端子
d REFIN 端子
e WORDSYNCIN 端子
C
B2
f REMOTE1 端子
g TCIN 端子
B1
c ACIN 端子
B2
U
h U(アース)端子
k REMOTE3 端子
j REMOTE2 端子
i NETWORK 端子
a 出力基板用スロット
別売りの出力基板を装着します。
◆ 別売り出力基板の詳細は、「IXS-6600/6700 の商品構成」(8 ペー ジ)をご覧ください。
l ALARM 端子
b 入力基板用スロット
別売りの入力基板を装着します。
◆ 別売り入力基板の詳細は、「IXS-6600/6700 の商品構成」(8 ペー ジ)をご覧ください。
各部の名称と働き
21
c ACIN(AC 電源入力)端子
A1、A2、B1、B2 の 4 端子です。 AC 電源コードを使用して、AC 電源に接続します。電源ユ ニット A1 と B1、A2 と B2 でそれぞれバックアップ動作を 行っていますので、使用するときは 4 つのインレットのすべ てに接続してください。
イッチャー、リモコンパネル(ルーティングスイッチャーコントロールユ ニット)など)が、時分割方式でそのデータ伝送路を利用します。各機器 のうち、伝送路利用の管理を行うのが 1 次局で、2 次局は 1 次局の指示に 従って伝送路を利用します。このため、多数の 2 次局が接続されると、数 に応じて応答速度が遅くなります。
g TCIN(タイムコード入力)端子(BNC 型)
タイムコード信号入力用の端子です。
d REFIN(同期信号入力)端子(BNC 型)
A、B の 2 系統、ループスルー付き 4 端子です。 アナログのリファレンスビデオ信号(CCIR624 に準拠した ブラックバースト信号または HDTV 用 3 値シンク)を入力 します。 各 2 個の端子は内部でスルー接続されています。スルーアウ ト信号を使用しないときは、使用しない端子に市販の 75Ω 終端器を接続して終端してください。
ご注意
信号の切り換えをリファレンスビデオ信号に同期させたいと きは、切り換えタイミング(奇数フィールドまたは偶数 フィールド)やリファレンス信号 A/B の選択をターミナル エミュレーターから設定する必要があります。
◆ 詳しくは、付属のシステムセットアップマニュアルをご覧くださ い。
e WORDSYNCIN(オーディオワードシンク入力)端子
(BNC 型)
A、B の 2 系統、ループスルー付き 4 端子です。 オーディオワードシンク信号を入力します。 各 2 個の端子は内部でスルー接続されています。スルーアウ ト信号を使用しないときは、使用しない端子に市販の 75Ω 終端器を接続して終端してください。
f REMOTE1(リモート 1)端子(BNC 型)
A、B、C の 3 系統があり、A、C はそれぞれ 1 端子、B の み B1、B2 の 2 端子で、合計 4 端子です。 S-BUS 制御を行うために、リモコンパネルやルーティングス イッチャーを同軸ケーブルで接続します。 本機が 1 次局
1)
(CA-65 基板の S1203-3P/S スイッチが P 側)に設定されている場合は、合計 253 台までのリモコンパ ネルや他のルーティングスイッチャーを接続できます。
1)
本機が 2 次局
(CA-65 基板の S1203-3P/S スイッチが S 側)に設定されている場合は、どれかひとつの端子を付属の T 型ブリッジ(B)を使って S-BUS リンクと接続します。
◆ 詳しくは、「システム接続例」(15 ページ)をご覧ください。
ご注意
使用しない端子には、1 次局、2 次局とも付属の 75Ω 終端器 を接続してください。
1) S-BUS プロトコルによるリモート制御では、1 本の同軸ケーブルラインで
データ伝送路を構成し、データリンク内の複数の機器(ルーティングス
h
U(アース)端子
アースに接続(接地)してください。
i NETWORK(ネットワーク)端子(モジュラージャッ ク)
A、B の 2 系統、100BASE-TX 通信用の 2 端子です。 付属の BZR-20/21 をインストールした PC のイーサネットコ ネクターと接続します。
ご注意
安全のために、周辺機器を接続する際は、過大電圧を持つ可 能性があるコネクターを以下のポートに接続しないでくださ い。
NETWORKA 端子
NETWORKB 端子
上記のポートについては本書の指示に従ってください。
j REMOTE2(リモート 2)端子(D-sub9 ピン)
A、B の 2 系統です。 RS-422A インターフェースを介して、外部のコントローラー と接続します。 本機を 1 次局(CA-65 基板の S1203-3P/S スイッチが P 側) に設定すると S-BUS 変換モードになり、この端子を使って S-BUS 制御が可能になります。 接続にはミリねじ付きの D-sub9 ピンコネクターをお使いく ださい。
◆ 詳しくは、付属のシステムセットアップマニュアルをご覧くださ い。
k REMOTE3(リモート 3)端子(D-sub9 ピン)
本機をシステムの 1 次局(CA-65 基板の S1203-3P/S スイッ チを P 側)に設定している場合、システムの動作に必要な 設定を行うためのターミナルエミュレーターを、この端子に 接続します。 接続にはインチねじ付きの D-sub9 ピンコネクターをお使い ください。
ご注意
この端子を使うときは、CA-65 基板の S1203-3P/S スイッチ を P 側に設定してください。
◆ 詳しくは、付属のインストレーションマニュアルをご覧くださ い。
22
各部の名称と働き
l ALARM(アラーム)端子(MiniD-sub15 ピン)
前面のステータス表示ランプと同様に、本機の状態を出力し ます。 接続にはミリねじ付きのミニ D-sub15 ピンコネクターをお 使いください。
32D-subAES/EBU インプットボード IKS-A6011
◆ 詳しくは、「主な仕様」(33 ページ)および付属のインストレー ションマニュアル、システムセットアップマニュアルをご覧くだ さい。

オプション基板

16HD/SD デジタルビデオインプットボー ドIKS-V6010M
1
2345678910111213141516 IN
HD/SD
a HD/SDIN1 〜 16 端子
a HD/SDIN1 〜 16 端子(BNC 型)
SDI 信号(143 〜 1485Mbps) を入力します。
37 20
AES/EBU 1-12
13-24 25-32
119
37 20
a AES/EBUIN
1-12、13-24 端子
119
25 14
113
b AES/EBUIN
25-32 端子
IN
a AES/EBUIN1-12、13-24 端子(D-sub37 ピン)
AES/EBU デジタルオーディオ信号を入力します。
b AES/EBUIN25-32 端子(D-sub25 ピン)
AES/EBU デジタルオーディオ信号を入力します。
16BNCAES/EBU インプットボード IKS-A6012
21 3 4 5 6 7 8 9 10111213141516 IN
AES/EBU
a AES/EBUIN1 〜 16 端子
16SD デジタルビデオインプットボード IKS-V6010SD
21 3 4 5 6 7 8 9 10111213141516 IN
SD
a SDIN1 〜 16 端子
a SDIN1 〜 16 端子(BNC 型)
SDTVSDI 信号(143 〜 360Mbps) を入力します。
a AES/EBUIN1 〜 16 端子(BNC 型)
AES/EBU デジタルオーディオ信号を入力します。
7RS-422 インプットボードIKS­RS6010
1
2
3
4
5
6
15
15
15
RS-422
96
96
96
15
96
15
96
a RS-422IN1 〜 7 端子
a RS-422IN1 〜 7 端子(D-sub9 ピン)
RS-422A 信号を入力します。
15
96
7
15
96
IN
各部の名称と働き
23
16 タイムコードインプットボードIKS-
34D-subAES/EBU アウトプットボード
TC6010
21 3 4 5 6 7 8 9 10111213141516 IN
TIME CODE
a TIMECODEIN1 〜 16 端子
a TIMECODEIN1 〜 16 端子(BNC 型)
タイムコード信号(LTC)を入力します。
17HD/SD デジタルビデオアウトプット ボードIKS-V6060M
1234567891011121314151617
HD/SD
a HD/SDOUT1 〜 17 端子
IKS-A6061
37 20
AES/EBU 1-12
119
37 20
119
25 14
113
15
96
13-24 25-32 33-34 OUT
c AES/EBUOUT
33-34 端子
b AES/EBUOUT
25-32 端子
a AES/EBUOUT
1-12、13-24 端子
a AES/EBUOUT1-12、13-24 端子(D-sub37 ピン)
AES/EBU デジタルオーディオ信号を出力します。
b AES/EBUOUT25-32 端子(D-sub25 ピン)
AES/EBU デジタルオーディオ信号を出力します。
c AES/EBUOUT33-34 端子(D-sub9 ピン)
OUT
AES/EBU デジタルオーディオ信号を出力します。
17BNCAES/EBU アウトプットボード
a HD/SDOUT1 〜 17 端子(BNC 型)
SDI 信号(143 〜 1485Mbps)を出力します。
17SD デジタルビデオアウトプットボード IKS-V6060SD
1234567891011121314151617
SD
a SDOUT1 〜 17 端子
a SDOUT1 〜 17 端子(BNC 型)
SDTVSDI 信号(143 〜 360Mbps) を出力します。
OUT
IKS-A6062
1 2 3 4 5 6 7 8 9 1011121314151617
AES/EBU
a AES/EBUOUT1 〜 17 端子
a AES/EBUOUT1 〜 17 端子(BNC 型)
AES/EBU デジタルオーディオ信号を出力します。
7RS-422 アウトプットボード IKS­RS6060
1
2
3
4
5
6
RS-422
15
96
96
15
15
15
96
96
96
15
a RS-422OUT1 〜 7 端子
15
96
7
96
OUT
OUT
15
24
a RS-422OUT1 〜 7 端子(D-sub9 ピン)
RS-422A 信号を出力します。
各部の名称と働き
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