Saeco Idea Cappuccino Instruction And Maintenance Manual

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CAPPUCCINO
Ver3.05.00
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目次
1- マニュアル紹介 ……………… 2
2- マシン インフォメーション ……………… 3
3- 安全のために ……………… 4 4- 各部の名称 ……………… 5
カチーノ&コーヒー抽出ユニット
……………… 7
5- 操作説明 ……………… 8 a 各抽出キー・抽出ユニットの機能 ……………… 8 b マシンの立ち上げ ……………… 10 c
各ドリンクの抽出、お湯・スチームの使用
……………… 11 コーヒーの抽出 ……………… 11 カフェ・ラテ&カプチーノ&泡立ちミルク ……………… 11 粉コーヒー ……………… 12 ライトコーヒー ……………… 12 ピッチャー ……………… 12 お湯の使用 ……………… 13 スチームの使用 ……………… 14
d 抽出量の設定 ……………… 14
コーヒー抽出ボタン ……………… 14 ピッチャーボタン ……………… 14 給湯ボタン ……………… 15 ミルク抽出ボタン ……………… 15 ミルクの泡立ち調節について ……………… 16 ミルクの温度調節について ……………… 16
e グラインダーについて ……………… 16 6- メンテナンス ……………… 17
はじめに ……………… 17
7- プログラムモードの説明 ……………… 18
毎日のお手入れ ……………… 22
8-
様々なディスプレイ・メッセージ
……………… 25
9- トラブルシューティング ……………… 27
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はじめに
このマニュアルはマシンと一緒に大切に保管してください。
このマニュアルを無くしたり破損した場合は、サービスセンターにご連絡ください。
表示マークの説明
マシンを操作する人、及びマシン自体にとって危険な状況を警告します。
専門の技術を持ったサービスエンジニアによって行われるべき操作を示します。
正しい操作を行う上で必要な事項が説明されます。
 1-マニュアルの紹介 
このマニュアルは、マシンの正しい使用方法およびそのメンテナンスに関連する情報が
記述されていますので、マシンをお使いになる前によくお読みください。 このマニュアルは、モジュラー・イデアカプチーノ(以下イデアカプチーノと記す)を
対象にしています。
重要
このマニュアルでは、強調したい事柄が、下のマークと共に示されます。
危険
サービスエンジニア
重要
2
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 2-マシン インフォメーション 
注意事項
不適切な使用をされた場合のマシンの損傷、および人への危害に対して製造元は一切
責任を負いかねます。
以下は、不適切な使用例です。  - このマニュアルの記述内容と異なった使い方を行った場合  - マシンや部品を改造して使用した場合  - マシンを屋外で使用した場合
その他の危険
スチームや熱湯の使用においては、やけど等の危険がありますので特にご注意ください。
マシンの識別
それぞれのマシンには、個体の識別のためにIDプレートが付いています(図1-A参照)。 IDプレートには、以下の内容が記されています。
・ 製造者名 ・ シリアルナンバー ・ CEマーク ・ 製造年 ・ マシンモデル名 ・ 仕様
サービスセンターにご連絡の際は、 フロントドア裏側のプレートをご覧ください。
・マシンは、屋内の安定した場所に適切に設置してください。
・マシンを常に正常な状態に保つ為に、以下の点にご注意ください。
周辺温度 10℃~40℃
最高湿度 90
重要
重要
3
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仕様
 3-安全のために 
安全ルール
・ 毎日のお手入れは、メインスイッチを切るか、電源プラグを抜いた状態で行ってください。 ・ マニュアルを無視してマシンのいかなる部品や装置も改造しないでください。すべて保証対象外となります。 ・ マシンに直接水をかけることはおやめください。故障の原因となります。
  このマニュアルにおいて、サービスエンジニアが行うように記述されている操作は、   ユーザーは実行しないでください。
安全装置について
・ コーヒー、給湯、スチームそれぞれの回路は、安全バルブによって、過度の圧力から保護されています。 ・ 各ボイラーは、サーモスタットによりオーバーヒートしないように保護されています。 ・ コーヒーかす入れ、及びフロントドアは、マイクロスイッチが位置を感知します。  これらのうち1つでもきちんとセットされていなければ、マシンをロックし、使用できない状態になります。
 そして、ディスプレイに上手くセットされていない部品の絵と名称が表示されます。
電源
AC200V 単相 (三相可) 50/60Hz
モデル
外寸
モジュラー/イデア・カプチーノ
63 kg
W527mm × D540mm × H690mm
重量
給水方式
水道直結型
3250W
ボイラー容量
消費電力
電源コード長さ
約 1.5 m
豆ホッパー容量
約 2.1 kg
かす入れ容量
最大 70 杯
給湯/スチーム用: 1.7L    コーヒー用: 0.5L
危険
H
W
W D D
527
540
690
4
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4-各部の名称
 1 左側パネル 15 フロントドア  2 ガラスパネル 16 カス入れ  3 バックパネル 17 スチームノズル  4 カップウォーマー 18 メインスイッチ  5 粉コーヒー投入口 19 グラインダー調整ダイヤル  6 ホッパー 20 グラインダーユニット  7 右側パネル 21 カウンター  8 コントロールパネル 22 カプチーノ&コーヒー抽出ユニット  9 給湯ノズル用ゴムプロテクター 23 抽出ユニットカバー 10 クランプ 24 泡立ち調整レバー 11 給湯ノズル 25 ミルク温度調整ダイヤル 12 スチームノブ 26 ミルクディスペンサー 13 ドリップトレイ 27 ブルーイングユニット(抽出器) 14 スチームノズル用ゴムプロテクター 28 パウダートレイ
図1
5
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コントロールパネル
 A B   C    D  E  H   G   F J   I K
 A 1スモールカップボタン G  カフェラテボタン  B 2スモールカップボタン H  カプチーノボタン  C 1ラージカップボタン I  給湯ボタン  D 2ラージカップボタン J  ハートボタン  E ピッチャーボタン K  オプションボタン  F 泡立ちミルクボタン L  液晶ディスプレイ
カプチーノ抽出ユニット
カプチーノ抽出ユニットは、以下の部品から 構成されています。全て取り外し可能です。
23 抽出ユニットカバー 24 泡立ち調整レバー 25 ミルク温度調整ダイヤル 26 ミルクディスペンサー 30 ミルクチューブ 31 コネクター 32 固定フォーク 33 カプチナトーレキャップ 34 カプチナトーレ本体
図2
図3
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コーヒー抽出ユニット
A 抽出口トップカバー B ブルーイングユニット接続部 C 抽出口カバー
D 抽出ノズル E サポート
カプチーノ&コーヒー抽出ユニット
カプチーノ&コーヒー抽出ユニットは、カップ等に合わせて,高さ(70mm~155mm)を変える事ができます。
スチームノズル/給湯ノズル
スチームノズル/給湯ノズルを動かす場合は、ゴムのプロテクター部分を持って動かしてください。
金属部分は非常に熱くなりますので、絶対に素手で触らないようにご注意ください。
危険
155mm 70mm
図4
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 5-操作説明 
 a-各抽出キー・抽出ユニットの機能
メインスイッチ( 図
1-18 )
"I"のマーク … マシンの電源をONにするときにスイッチを押します。
(スイッチの赤いランプが点灯します) ""のマーク マシンの電源をOFFにするときにスイッチを押します。 (Iマークスイッチのランプが消灯します)
各コーヒー抽出ボタン( 図2-A~E )
軽くワンタッチすると、それぞれ設定された量のコーヒー豆を挽き抽出します。 抽出量をお好みに設定することもできます。 *詳しくは、p.14をご参照ください。
ハートボタン( 図
2-J)
1回押すと、粉コーヒーを使用してコーヒーを抽出する準備をします。 ②2回押すと、ライトコーヒーを抽出する準備をします。
オプションボタン(図2-K
給湯ボタン(図2-I)とピッチャーボタン(図2-E)の選択を確定するときに使用しま す。 * 詳しくは、p.12~13をご参照ください。
給湯ボタン(図2-I
軽くワンタッチすることにより、給湯ノズルからの給湯およびその停止を行います。 お好みの湯量を設定することも可能です。
*詳しくは、p.15をご参照ください。
ピッチャーボタン(図
2-E)
多量のコーヒーを抽出するときに使用します。 お好みの抽出量にプログラムが可能です。 * 詳しくは、p.14をご参照ください。
カウンター(図1-21
コーヒーが抽出された回数を表示します。
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これらの機能を使用する場合は別途ミルクをご用意いただき、その中にミルクチューブを差し込んでおく 必要があります。
 上記の「カフェラテボタン」「カプチーノボタン」「泡立ちミルクボタン」は、プログラムにより、 ミルクの先抽出・後抽出・同時抽出、コーヒーのみ、ミルクのみの抽出設定が可能です。
スチームノブ(図1-12
反時計回りにノブを回すとスチームノズルからスチームが出ます。 時計回りに回すとスチームが止まります。 *詳しくは、p.14をご参照ください。
カフェラテボタン(図2-G
軽くワンタッチすると、コーヒーが抽出され、その後ミルク抽出口より泡立ち ミルクが抽出されます。あるいはコーヒーとミルクが同時に抽出されます。 コーヒーとミルクはお好みの量にプログラムが可能です。 *詳しくは、p.15をご参照ください。
カプチーノボタン(図2-H
軽くワンタッチすると、ミルク抽出口より泡立ちミルクが抽出され、その後 コーヒーが抽出されます。 コーヒーとミルクはお好みの量にプログラムが可能です。 *詳しくは、p.15をご参照ください。
泡立ちミルクボタン(図2-F
軽くワンタッチすると、ミルク抽出口より泡立ちミルクが抽出されます。 ミルクはお好みの量にプログラムが可能です。 *詳しくは、p.15をご参照ください。
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 b-マシンの立ち上げ 
設置 
設置に関する以下の作業は、サービスエンジニアに依頼してください。
・ 水道管への接続 ・ 設置台の穴開け作業 ・ 浄水器の設置 ・ 排水管の取り付け
スイッチを入れる
① 電源プラグをコンセントにつないでください。 ② 豆容器(図1-6)にコーヒー豆を入れてください。(約2.1kgまで入ります)
グラインダーの故障の原因となりますので、コーヒー豆以外(小石,金属物質など)は 絶対に入れないでください
③ カス入れ(図1-16)、抽出器(図1-27)がきちんとセットされ、フロントドア(図1-15) が閉じられていることを確認してください。 きちんとセットされていないと、電源を入れたときに、ディスプレイ(図2-L)にメッセージが表示されます。 ④ メインスイッチ(図1-18)をONにしてください。  ディスプレイには、”ジコシンダン”に続いて”ジュンビチュウ シバラクオマチクダサイ”と表示されます。 ⑤ ディスプレイに、”シヨウデキマス”と表示されると、準備完了です(約7分かかります)。
重要
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 c-各ドリンクの抽出、お湯・スチームの使用
コーヒーの抽出
① お使いになるカップの高さに合わせて、カプチーノ&コーヒー抽出ユニット(図1-22)を調節してください。 ② 抽出口の下にカップを置いてください。 ③ 抽出したいドリンクのキーを、短く(1秒以内)1回押してください。 ④ 豆容器に入っているコーヒー豆が挽かれ、コーヒーが抽出されます。
ディスプレイには、以下の表のようにメッセージが表示されます。 *”プレブルーイング”は、設定されているときのみ表示されます。 (プレブルーイングの設定については、p.18「7-プログラムモードの説明」をご参照ください。)
⑤ 抽出が終わると、ディスプレイには”シヨウデキマス”と再び表示されます。
カフェ・ラテやカプチーノの抽出 
① ミルクチューブ(図3-30)の先端をミルクパックの中に入れてください。
② 抽出口の下にカップを置いてください。
         のいずれかのボタンを短く(1秒以内)1回押してください。 
※1
④ コーヒーが抽出された後、ミルクが吸い上げられて、ミルクディスペンサー(図3-26)から泡立ちミルクが
抽出されます。 ディスプレイには、以下のようにメッセージが表示されます。
⑤ 抽出が終わると、ディスプレイには”シヨウデキマス”と再び表示されます。
※1 抽出設定により、ミルクの出るタイミングが異なります。 ※2 ”プレブルーイング”は、設定されているときのみ表示されます。    (プレブルーイングの設定については、p.18「7-プログラムモードの説明」をご参照ください。)
ホット ミルク
COFFEE
コーヒー
(抽出し始めの数秒間)
MILK-BREAK-COFFEE
ラテ マキャート
プレブルーイング
MILK-COFFEE
COFFEE-MILK
SIMULTANEOUS
MILK
カプチーノ
コーヒー&ミルク
コーヒー/ミルク
ピッチャー
抽出キー
抽出設定
ディスプレイ上段
ディスプレイ下段 ※2
抽出キー
ディスプレイ上段
ディスプレイ下段 ※2
スモールコーヒー 1パイ
スモールコーヒー 2ハイ
ラージコーヒー 1パイ
ラージコーヒー 2ハイ
プレブルーイング
(抽出し始めの数秒間)
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粉コーヒーによる抽出
粉コーヒーを使ってコーヒーを抽出することもできます。 *この場合、2杯取りはできません。 及び ボタンのみ使用できます。
① 抽出口の下にカップを置いてください。 ② 粉コーヒー投入口(図1-5)から、メジャースプーンで適量の粉コーヒーを入れてください。 ③   ボタンを短く(1秒以内)1回押してください。ディスプレイには”パウダーコーヒー”と表示されます。 ④     または     ボタンを押すと、粉コーヒーを使ってコーヒーが抽出されます。   ディスプレイは、「コーヒーの抽出」の時と同様に表示されます。 *粉コーヒーを14g以上入れないでください。抽出器が正しく作動しなくなる恐れがあります。 ⑤ 抽出が終わると、ディスプレイには”シヨウデキマス”と再び表示されます。
*「粉コーヒー」はレギュラーコーヒーの豆をミルで挽いたものを指します。 インスタントコーヒーは使用できません。
ライトコーヒーの抽出
豆容器内の豆を挽いたコーヒーと粉コーヒーとをブレンドさせてコーヒーを抽出することができます。 *この場合、2杯取りはできません。
① 抽出口の下にカップを置いてください。 ② 粉コーヒー投入口から、粉コーヒーを入れてください。 ③   ボタンを短く(1秒以内)2回押してください。ディスプレイには”ライトコーヒー”と表示されます。 ④     または     ボタンを押すと、別途設定した分だけコーヒー豆を挽き、粉コーヒーと合わせて抽出します。
  ディスプレイは、「コーヒーの抽出」の時と同様に表示されます。
*豆コーヒーのブレンド比率はお好みの量に設定できます。 *豆と粉の合計が14g以上にならないようにしてください。抽出器が正しく作動しなくなる恐れがあります。
⑤ 抽出が終わると、ディスプレイには”シヨウデキマス”と再び表示されます。
ピッチャーへのコーヒー抽出
ピッチャーのような大きな容器に、多量のコーヒーを抽出することができます。
   ボタンをお好みの回数(1~8回)押すことによって、最大約2リットルまで、  連続してコーヒーを抽出します。
① ピッチャーを抽出口の下に置いてください。
   ボタンをお好みの回数短く(1秒以内)押してください。
ディスプレイには”ピッチャー × 5”(例:5回押した場合)のように表示されます。
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③   ボタンを押すとコーヒーが抽出されます。
ディスプレイには既に抽出された回数が表示されます。
* 1回分の抽出はお好みの量に設定できます。 * 途中で抽出をストップさせる場合は   ボタンまたは、コーヒー抽出ボタン    (どれでもOK)を押してください。その時点で、抽出はストップします。
④ 抽出が終わると、ディスプレイには”シヨウデキマス”と再び表示されます。
注:抽出時間を最短にするために、マシンが自動的に1杯抽出/2杯抽出の組合せを選択します。
例: 5回     ボタンを押すと、マシンは、2杯取りの動作を2回、1杯取りの動作を1回行います。
注:この機能で抽出した場合、コーヒーの温度が低くなることがあります。ご了承ください。
注:1度に1リットル以上を抽出した場合には、マシンの状態を戻し再び熱いコーヒーを抽出できる
     状態にするため、約2分間休ませることが必要です。
お湯の使用 
【定量抽出の場合】 (”オユノセッテイ”=オン) ① 給湯ノズルの下に、容器を置いてください。 ② お好みの湯量に合わせて、   ボタンを短く(1秒以内)1回または数回押してください。
ディスプレイには ”オユ×1” (2回押せば”×2”)のように表示されます。
   ボタンを押すと、あらかじめ設定された量のお湯が、②で指定された回数分抽出されます。
例: 200cc設定で”×2”なら 400ccを抽出 (ディスプレイには既に抽出された回数が表示されます。)
④ お湯の抽出が終わると、ディスプレイには”シヨウデキマス”と再び表示されます。
【不定量抽出の場合】 (”オユノセッテイ”=オフ) ① 給湯ノズルの下に、容器を置いてください。 ②     ボタンを短く(1秒以内)押してください。お湯が抽出されます。
ディスプレイには ”オユ”と表示されます。 ③ お好みの量が抽出されたら、再度 ボタンを押してください。 ④ お湯の抽出が終わり、ディスプレイには”シヨウデキマス”と再び表示されます。
※”オユノセッテイ”のオン/オフ については、p.18 「7-プログラムモードの説明」をご参照ください。
給湯ノズルは、お湯が体に直接かからないように、真下に向けておいてください。
金属パイプ部分は非常に熱くなりますので、ノズルの向きを変えるときは、ゴムのプロテクター部分を持ってください。
お湯を出している間は、容器の中にノズルの先端を入れておくことをお勧めします。
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スチームの使用 
飲み物を温めるためにスチームを使うことができます。
① 飲み物の中に、スチームノズル(図1-17)の先端を入れ、ノブ(図1-12)を反時計回りにゆっくり回してください。 ② ノズルからスチームが噴出され、飲み物を急速に温めます。 ③ 飲み物が適温になったら、ノブを時計回りに回して閉じてください。
スチームは、非常に高温ですので、絶対に人体にかからないようにしてください。
また、噴出は非常に高圧で強力ですので、飲み物のとび跳ねに充分ご注意下さい。
金属パイプ部分は非常に熱くなりますので、ノズルの向きを変える時は、ゴムプロテクター部分を持ってください。
スチームを使った後は、湿らせた布などで、スチームノズルをきれいに拭いてから、1秒間程度
スチームを噴射させてノズル内を殺菌しておくことをお勧めします。
特に、ミルクは固まってしまうと取り除きにくくなりますので、ご注意ください。
 d-抽出量の設定
以下の抽出ボタンには簡単なメモリー機能が付いています。一旦設定すれば、電源を切ってもメモリーは 消えません。 設定方法は以下の通りです。各抽出キー毎に行います。
コーヒー抽出ボタン
① 抽出口の下にご使用の容器を置いてください。
② 設定するボタンを、お好みの量が抽出されるまで押し続けてください。
   この間、ディスプレイには”プログラム”と表示され、「ピピピ…」という音が鳴ります。
③ ボタンから指を離すと、それまでに抽出された量が記憶されます。
ピッチャーボタン
① 抽出口の下にご使用の容器を置いてください。
ボタンを1回押した後、お好みの量になるまで  ボタンを押し続けてください。
   この間、ディスプレイには”プログラム”と表示され、「ピピピ…」という音が鳴ります。
③ ボタンから指を離すと、それまでに抽出された量が記憶されます。
火傷の危険
重要
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給湯ボタン
① 給湯ノズルの下にご使用の容器を置いてください。
ボタンを、お好みの量が抽出されるまで押し続けてください。
   この間、ディスプレイには”プログラム”と表示され、「ピピピ…」という音が鳴ります。
③ ボタンから指を離すと、それまでに抽出された量が記憶されます。
注:給湯量は、”オユノセッテイ”が”オン”の場合にのみ、有効になります。
(p.18 「7-プログラムモードの説明」をご参照ください)
ミルク抽出ボタン
”カフェ・ラテ”と”カプチーノ”は、コーヒー量とミルク量をそれぞれ設定できます。
【コーヒー量のプログラム】
① 抽出口の下にご使用の容器を置いてください。
②各ボタンを、お好みの量が抽出されるまで押し続けてください。
この間、ディスプレイには”プログラム カプチーノ”のように表示され、「ピピピ…」という音が鳴ります。
③ ボタンから指を離すと、それまでに抽出された量が記憶されます。
【ミルク量のプログラム】
① 抽出口の下にご使用の容器を置いてください。
②     ボタンを、押し続けて(7秒以上)ください。 
   ディスプレイには”プログラム”と表示されます。
③各ボタンを、お好みの量が抽出されるまで押し続けてください。 
   (ミルクがミルク抽出口から抽出されます。)
④ ボタンから指を離すと、それまでに抽出された量が記憶されます。
※ カフェラテ や カプチーノ を作りたい場合は、ご使用のカップでコーヒー量とミルク量を連続してプログラム すれば、次回から           ボタンを短く1回押すだけで、簡単に抽出できます。
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ミルクの泡立ち調節について
ミルクの泡立ちは、カプチナトーレの調節用レバー(図1-24)で 微調整することができます。 レバーを引くと泡立ちが少なくなり、奥にすると泡立ちが 粗くなります。
*レバーを外した状態では、ミルクを吸上げない事があります。 *レバーの紛失に充分ご注意ください。
ミルクの温度調節について
ミルクの温度は、カプチナトーレの調節用レバー(図1-25)で 微調整することができます。 ダイヤルを上にすると温度が高くなり、下にすると温度が 低くなります。
*レバーでの泡立ち調整具合により、ミルクを吸上げない  ことがあります。
 e-グラインダーの調整
グラインダーのダイヤル調整によって、コーヒー豆の
挽き粗さを微調整することができます。
【 調整方法 】
フロントドア(図1&5-15)を開け、
グラインダー調整ダイヤル(図1&5-19)を回して調整します
【参 考】
ダイヤル 目盛り 挽き粗さ
クレマの層
抽出時間
右に回す 細かい 濃い 厚い 長い 左に回す 粗い 薄い 薄い 短い
※ 目盛りは10段階( ・ 2 ・ 4 ・ 6 ・ 8 ・ 10)ですが、1回転すると元の数字に
戻りますので、元の位置から何回転させたかを確認しながら回してください。
(目盛り4の位置から右へ回した場合、目盛りは 4 → 2 → 10 → 8 … と変化します)
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挽き粗さを細かくした結果、抽出中に異音を感じたり、コーヒー抽出が遅くなったりした場合には、
直ちにダイヤルを 左へ2回転以上戻してください。そのまま使用を続けていると、グラインダーが
詰まったり、ブルーイングユニットが破損して、マシンが動かなくなる原因となります。
コーヒー豆の中の異物などによってグラインダーがつかえると、ディスプレイには
 ”グライダーエラー”というメッセージが表示され、マシンはロックされ、動かなく
 なります。このような場合は、サービスセンターにご連絡ください。
 6-メンテナンス
はじめに
クリーニングを行う際には、メインスイッチをオフにするか、または電源プラグを外し、
マシンが冷めるまで待ってから行ってください。
- 取り外すことが出来ない部品やマシン本体は、特に指定がない限り、水やぬるま湯で湿らせた やわらかいスポンジや布を使って、きれいに掃除してください。
- マシンに直接水をかけないで下さい。
- クリーニングが可能な部品は、全て容易に入手(購入)できますので分解しないでください。
- 定期的なメンテンスおよびクリーニングをすることによって、マシンを衛生的に保ち、より長期間  本来の能力を発揮させることができます。
操作上のトラブルの場合には、通常ディスプレイに表示されますので、
 直ちにマシンのメインスイッチを切るか、電源プラグを外して、サービスセンターに
 お問い合わせください。
”スタンバイ”状態の時は、マシンを掃除しないでください。
(”スタンバイ”状態については p. 18 「7-プログラムモードの説明」をご参照ください。)
危険
重要
危険
危険
危険
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7-プログラムモードの説明
マシンは、出荷時に標準設定されていますが、お好みに応じて、再プログラムの可能なメニューもあります。
プログラムは、マシンを’プログラムモード’にして操作します。
ただし、     マークの付いたメニューについては、変更する前にサービスセンター、担当営業にご相談下さい。
プログラムモードにおいては、各キーはドリンクの抽出時とは異なる使い方となります。
【各ボタンの働き】
(プラグラムモードに 5秒間キーを押し続けるとプログラムモードに入ります。
      はいる) (ディスプレイには”プログラム”と表示されます)
(実行) メニューを選択し、次へ進みます。
入力データを確定します。
(取消し) メニューの選択や入力データを取消します。
前のメニューへ戻ります。
(Down) メニューの表示を先に進めます。
変更するデータ値を上げます(増やします)。
(Up) メニューの表示を戻します。
変更するデータ値を下げます(減らします)。
プログラムの方法は、以下の通りです。 (例:カップウォーマーをオフに変更したい場合)
①   ボタンを5秒間押し、’プログラムモード’に入ります。
プログラム
②   ボタンと    ボタンでプログラムするメニューを選択してください。
コトバ ■ カップウォーマー ■ カップウォーマー コーヒーリョウノセッテイ
③   ボタンでメニューを確定してください。
カップウォーマー ■ カップウォーマー コーヒーリョウノセッテイ オン ■
④   ボタンと   ボタンでプログラムする項目を選択(データを変更)してください。
カップウォーマー カップウォーマー オン ■ オフ ■
③   ボタンで項目(入力データ)を確定してください。
カップウォーマー カップウォーマー ■ オフ ■ コーヒーリョウノセッテイ
重要
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 コトバ  ”ニホンゴ” … ディスプレイ表示が日本語になります。
”ENGLISH” … 〃 英語になります。
ヒーター電力0%~100%を設定することが可能です。 “ 0 ” … メイン電源でヒーター電力0%(常にオフ)になります。 “10” … メイン電源でヒーター電力10%になります。
”10”単位で電力設定(%)できます。
“100” … メイン電源でヒーター電力100%(常にオン)になります。
コーヒーリョウノチョウセイ 
各抽出キー毎にコーヒー豆量を設定することが可能です。
“セッテイリョウ” … サービスエンジニアがプログラム  した量のままになります。 “セッテイリョウヨリスクナメ” … サービスエンジニアが  プログラムした量から約1g減ります。 “セッテイリョウヨリオオメ” … サービスエンジニアが  プログラムした量から約1g増加します。
 オンド 
コーヒー抽出時の湯温を設定することが可能です。
“チュウカン” … サービスエンジニアがプログラムした  温度のままになります。 ”ヒクイ” … サービスエンジニアがプログラムした温度  から約2℃低くなります。 ”タカイ” … サービスエンジニアがプログラムした温度  から約2℃高くなります。
注:”サイショノコーヒー”は、マシンのスイッチをオンに     して最初に抽出されるコーヒーのことです。 注:出来上がるコーヒーの温度は、室温やカップの温度などに
 よって変わります。
プレブルーイング 
抽出し始める時に短いポーズをとる機能です。 最初に受けるお湯で“蒸らし”を行なって  深みのある味わいにできます。 “オフ” … プレブルーイングの時間をとりません。 “オン” … プレブルーイングの時間をとります。 “ナガイ” … 少し長めにプレブルーイングの時間を  とります。
 カップウォーマー 
プログラム
コトバ
カップウォーマー
コーヒーリョウノチョウセイ
スモールコーヒー1パイ
ピッチャー
オンド
プレブルーインク
スモールコーヒー2ハイ
ラージコーヒー1パイ
ラージコーヒー2ハイ
セッテイリョ ウヨリスクナ
セッテイリョ ウ
セッテイリョ ウヨリオオメ
ヒクイ
チュウカン
100
オン
オフ
ナガイ
ニホンゴ
ENGLISH
カプチーノ
コーヒー&ミルク
サイショノコーヒー
コーヒー
タカイ
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 オユノセッテイ 
(カプチーノバージョンのみ) “オン” … 抽出キーにより湯量のプログラムができます。 “オフ” … 給湯量のプログラムはできません。
 ミルクノセッテイ 
(カプチーノバージョンのみ) “オン” … 抽出キーによりミルク量のプログラムができます。 “オフ” … ミルク量のプログラムはできません。
 コーヒーニオユヲタス 
“オン” … コーヒー抽出時にプログラムした比率のお湯を  加えます。全体の抽出量は変わりません。 “オフ” … コーヒー抽出時にお湯を加えません。
注: “オフ”にしても、
    プログラムした量は変わりませんので、再度     “オン”にした時に、再プログラムは不要です。
 DISPENSER RINSING 
コーヒー抽出口に沈殿物が残らないようにお湯(約5cc) で洗浄することができます。この洗浄は、最後のコーヒー の抽出からプログラムされた時間(5分~240分)経過 後に自動的に実行されます。
“オン” … 選択するとカーソルが一番右の桁で点滅し、  5分単位で設定できます。 “オフ” … 洗浄は実行されません。
注: この洗浄は    キーの長押しによって随時
実行できます。
 ブルーイングノセンジョウ
オユノセッテイ
オン
オフ
オン
オフ
コーヒーニオユヲタス
DISPENSER RINSING
オン min
ブルーイングノセンジョウ
ブルーイングユニットニ ブルーイングユニットイレナオシ
フロントドアヲシメテクダサイ
センジョウチュウ
ブルーイングユニットヲハズシ ブルーイングユニットイレナオ
フロントドアヲシメテクダサイ
ススギ オワリ
これは、指定の洗浄タブレット(タブレットについ
てはサービスセンターにお問い合わせください) を使って、ブルーイングユニット(図1-27)を洗浄 する機能です。各操作段階でユーザーを誘導す るようにセットアップされています。
オフ
ミルクノセッテイ
オン
オフ
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ジカン この機能で、マシンに時間と日付を設定します。 カーソルの移動にしたがって各項目を設定します。
  (時-分-曜日-日-月-年)へ移動します。
 タイマー  自動的にマシンのスイッチをオン・オフにする (次の「タイマーノセッテイ」でオン/オフ時刻を設定) “オン” で設定した時間通りにこの機能が働きます。 “オフ”ではオン/オフを手動で行ないます。
注: タイマーの機能は、メインスイッチがオン時のみ有効です。
一週間単位でマシンのスイッチを自動的に“オン/オフ” にする時刻のプログラミングをする機能です。(4パターン) オン・オフそれぞれの時刻を、曜日毎に設定します。
抽出したコーヒー、およびお湯の累計抽出回数を表します。 注: カウンターは、リセットすることはできません。
凍結防止機能とは、低温によるボイラーの凍結を防止する ため、マシンを”スタンバイ”状態にしておく機能です。 “オン”を選択すると、この機能が働きます。 “オフ”を選択すると、この機能は働きません。 注: この機能は タイマーのセットにより電源がオフに なった時にだけ働きます。
 イチジシヨウ  このマシンは、一定の抽出回数がカウントされると、オーバーホールを促すために  全機能がロックされ、使用できなくなるようプログラムされています。この時、一時的に  マシンを使用できるように、ロックを解除するためのパスワードを設定しておく機能です。 設置責任者、あるいはメンテナンス・サービスに問い合わせて、解除コードを聞いてください。
- “イチジシヨウ”を選択すると、入力されるコードの最初の桁にカーソルが置かれます。
- コードを入力し確定して下さい;
- それぞれの確定の後,全てのコードが完全になるまで,カーソルは次の桁へ移動していきます。
 カウンター 
 トウケツボウシ キノウ 
 タイマーノセッテイ 
ジカン
タイマー
タイマーノセッテイ
カウンター
トウケツボウシ キノウ
イチジシヨウ
オン
オフ
コーヒーノゴウケイスウ
ミズノシヨウリョウ
オン
オフ
コード: 0000
01:01 MO 01 JAN 2000
ON 1 mtwtfss 00:00
OFF 3 mtwtfss 00:00
ON 4 mtwtfss 00:00
OFF 4 mtwtfss 00:00
OFF 2 mtwtfss 00:00
ON 2 mtwtfss 00:00
OFF 1 mtwtfss 00:00
ON 3 mtwtfss 00:00
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☆毎日のお手入れ☆
1.ブルーイングユニット(抽出器)を専用タブレットで洗浄してください。
  ①   ボタンを押しながら、メインスイッチを入れ、プログラムモードに入ります。
プログラム
  ②   ボタンを押して「ブルーイングノセンジョウ」がディスプレイに表示されたら    ボタンを押します。
ブルーイングノセンジョウ ■ ブルーイングユニットニ ジカン タブレットヲイレテクダサイ
  ③フロントドアを開き、ブルーイングユニットを取り出し、抽出部にタブレット1個を入れます。
ブルーイングユニットイレナオシ フロントドアヲシメテクダサイ
  ④ブルーイングユニットを元の位置に戻し、フロントドアを閉めます。
センジョウチュウ
■■■■■■■■■■■■ * ■がひとつずつ消えていきます。
  ⑤ブロックが全て消えると、洗浄が終了。
センジョウチュウ ブルーイングユニットヲハズシ
ミズアライシテクダサイ
  ⑥フロントドアを開き、再度ブルーイングユニットを取り出して流水ですすぎ洗いを行います。
ブルーイングユニットイレナオシ → 洗ったユニットはそのまま乾かしておいてください。
  ⑦本体内部のブルーイングユニット取付部周辺に付いたコーヒーかすや水滴などをきれいに拭きます。
ブルーイングユニットイレナオシ
  ⑧スペアのブルーイングユニットをマシンにセットし、フロントドアを閉めます(自動すすぎが行われます)。
フロントドアヲシメテクダサイ ススギオワリ
スターボタンヲオシテクダサイ
  ⑨マシンの電源を一旦切り、再度入れます。
ススギオワリ シヨウデキマス スターボタンヲオシテクダサイ
  ⑩マシンのメインスイッチを切ってください。
※ 営業中のすすぎ作業については、以下の要領で行なえます。 ① ボタンを1回(短く)押します。
パウダーコーヒー
   もしくは    ボタンを1回(短く)押します。
パウダーコーヒー プレブルーイング
③ ②のボタンに設定された量のお湯が、コーヒー抽出口より抽出されます。
まず初めに「メインスイッチ」を一旦お切り下さい。
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2.カプチナトーレに洗浄液を吸わせ、すすぎ洗いをしてください。
  ① 洗浄用容器に クリーナー
SC-1000
をキャップ1杯(約15cc)入れ、水で500ccまで薄めます。
  ② ①の洗浄液の中にミルクチューブの先端を入れます。   ③   ボタンを1回押し、ディスプレイに「パウダーコーヒー」と表示されているのを確認してから     ミルク洗浄ボタンを押し、洗浄液を吸わせます。   ④ 1度、吸い終わったら、カプチナトーレの各部品を全て取り外し(図3)、洗浄液の入った洗浄用容器に入れ     翌朝まで、漬け置きにします。   ⑤ 翌朝のマシンの電源を立ち上げる際に、よくすすぎをし、カプチナトーレの各部品を組立て、マシンに     セットします。
3.コーヒー抽出ユニット(図4) 各部品は取り外して洗浄が可能になってますので、それぞれ分解し、水洗いしてください。
4.目皿、かす入れはマシン本体から取り外して、水洗いして下さい。
5.スチームノズル、給湯ノズル
  各ノズルの一番下の部分は、ノズルを持って左に回すと外れますので、水洗いしてください。   スチームの出が悪い場合は、ノズル先端の噴射穴(3つあります)が詰まっていることが考えられますので、   針のような細いものを使って掃除してください。
6.カップウォーマープレート
 カップウォーマープレート(図1-4)は、軽く湿らせた柔らかい布で拭き掃除してください。
7.ホッパー
 ホッパー(図1&6-6)は、軽く湿らせた柔らかい布で拭き、その後乾いた柔らかい布で水気を しっかり拭き取ってください。  
汚れがひどい時は…
シャッターレバー(図6-A)を図6の位置まで動かし、 シャッターを閉めて、専用工具(図6-C)を使い、
ネジ(図6-B)を外し、ホッパー本体(図1&6-6)を 取り外して、水洗いを行って下さい。
注:取り付ける際は、乾いた布で、水気をしっかりと
  拭き取ってから、取り付けて下さい。
6
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*取り外した部品やユニットは、全て風通しの良いところに置いて、水気を切りましょう。  *カプチナトーレの泡立ち調節ピンやカプチナトーレカバーなど、小さな部品をなくさないように注意して下さい。
各部品、ユニットは絶対に洗浄機で洗わないで下さい。変形することがあります。 特にブルーイングユニットは、駆動部分にグリスを使用している為、水以外の ぬるま湯や、中性洗剤(台所用洗剤)、洗浄機で洗った場合、グリスが取れて スムーズに動かなくなる場合がございますので、絶対におやめ下さい。
重要
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8-様々なディスプレイ・メッセージ
ここまでに説明されたメッセージ以外にも、マシンの状況や操作方法を説明するメッセージが表示されます。
カスイレ イレナオシ:
コーヒーかす入れが正しくセットされていないときに表示されます。
カスヲステテクダサイ:
コーヒーかす入れにコーヒーかすが溜まった時 (プログラムした杯数のコーヒーが 抽出された時) に表示されます。コーヒーかすを捨ててセットし直してください。 一旦、かす入れを外した際には必ずかすを捨ててください。 標準設定では、抽出40回でこのメッセージが表示され、50回までに捨てないと 抽出できなくなります。 (「ジュンビデキテイマセン - カスヲステテクダサイ」の項目参照)
クウキヌキボタンヲオシテクダサイ:
抽出時にボイラーの水が空になっている時に表示されます。給水をチェックした後、 給湯ノズルとコーヒー抽出口から水が流れるまで   キーを押してください。      コーヒーバージョンでは、コーヒー抽出口からのみ水が流れます。
コーヒーマメヲイレテクダサイ:
コーヒー豆粉砕時に、豆ホッパーの中にコーヒー豆がない時に表示されます。
ジドウススギノセッテイ:
マシンが自動的にコーヒー抽出口を洗う時に表示されます。
ジュンビデキテイマセン - カスヲステテクダサイ(準備できていません-かすを捨ててください):
コーヒーかす入れが完全に溜まった時 (プログラムした杯数のコーヒーが抽出された時)  に表示されます。コーヒーかす入れを取り外し空にするまで、マシンはロックされ、  コーヒーは抽出されません。ロックされる前に警告メッセージを表示させることができます。
(「カスヲステテクダサイ」の項目参照)
ジョセッカイ:
プログラムされた杯数が抽出され、マシンに除石灰作業が必要となった時に表示されます。 そのままでは使用できませんので、マシンのスイッチを切ってサービスセンターに  問い合わせてください。 この表示は、サービスエンジニアがプログラムしたマシンの動作サイクルに基づいています。
スタンバイ:
タイマーが設定されていて、マシンがオフの状態の時(メインスイッチはONの状態)に  表示されます。 (p.18「7-プログラムモードの説明」をご参照ください)
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ストッパーヲヒライテクダサイ:
ホッパーのストッパー(シャッター)が閉まっているか、ホッパーが取り外されている場合、 ホッパー内に豆が無くなった場合に表示されます。
センサーエラー 01: 
温度センサーが故障している時に表示されます。 マシンのスイッチを切ってサービスセンターに問い合わせてください。
トウケツボウシ キノウ:
マシンがスタンバイ状態の時(メインスイッチはONの状態)で、ボイラー凍結防止機能が設定されて いる時に表示されます。
ブルーイングユニットイレナオシ:
ブルーイングユニットが正しくセットされていない時に表示されます。 ブルーイングユニットをセットし直してください。
ブルーイングユニットエラー:
ブルーイングユニットが正しく作動していないときに表示されます。 マシンのスイッチを切ってサービスセンターにお問い合わせください。
プログラム:
設定を行う時に表示されます。
フロントドアヲシテメテクダサイ:
フロントドアがきちんと閉まっていない時に表示されます。 フロントドアを閉め直してください。
マメヨウキイレナオシ:
ホッパーが正常にセットされていないか、ホッパーが取り外されている場合に 表示されます。
メンテナンス:
プログラムされた杯数を抽出して、マシンにメンテナンスが必要な時に表示されます。 マシンのスイッチを切ってサービスセンターにお問い合わせください。 この表示は、サービスエンジニアがプログラムしたマシンの動作サイクルに基づいています。
グラインダーエラー:
グラインダーに異物が入ったとき、安全装置が働いてマシンがロックされたことを表示します。
TEMPER ERROR:
ボイラー内の温度が上がりすぎた時、サーモスタットが働いてマシンがロックされたことを表示します。
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 9.トラブルシューティング
以下の表は、マシン稼働中に起こりうる問題/原因/解決法を示しています。
マークがある部分はサービスセンターにご相談ください。
電源が入らない プラグが接続されていない
ブレーカーが落ちている
スタンバイ
タイマーの設定がオンで、 電源オフの時間帯に入っている
ヒューズが切れている
配線異常
使用できる状態にならない
クウキヌキボタンヲ オシテクダサイ
給水元栓が閉じている 給水管が接続されていない
コーヒー抽出ができない 抽出量の設定がゼロ
コーヒーマメヲイレテクダサイ コーヒー豆がなくなった
コーヒー豆がミルの中へ 落ちていかない
ジュンビデキテイマセン
カス入れがコーヒーのカスで
- カスヲステテクダサイ
いっぱいになった セットし直す
コーヒーの温度が低い 大量抽出の結果、ボイラー内の 1~2分間程度待つ
湯温が一時的に下がった カップが冷たい 予め温めておいたカップを使う ボイラー不良 *サービスセンター
コーヒー抽出が遅い フィルターの目詰まり ブルーイングユニットのフィルター
を分解し、ブラシで洗浄する
ボイラー内にカルキが溜まった *サービスセンター
コーヒーの抽出量が 豆の挽きやローストが変わった 再プログラム → p.14 参照
多い/少ない 給水圧が著しく変動した しばらく様子を見て、変化がなけ
れば、再プログラム → p.14参照
コーヒー抽出キーを押しても パウダーコーヒー 粉コーヒーを投入せずに 粉コーヒーを入れる → p.12参照
お湯しか抽出されない
ボタンを押してしまった ボタンを押さずに抽出する コーヒーのクレマ(泡)の 豆が古い 新しい豆に変えてみる 状態が悪い 浅煎りの豆を使用している 深煎りの豆に変えてみる
挽き粗さが粗すぎか/細かすぎ グラインダー設定を再調整する
フィルターの目詰まり ブルーイングユニットのフィルター
をブラシで洗浄する コーヒー2杯取りの時、 抽出口が水平でない 抽出口を動かせる範囲内で 左右のカップの抽出量が違う 水平になるよう微調整する
マシン本体が水平でない 4本の脚を回し、微調整する
原 因
問 題
ディスプレイ
カスを捨てて、本体にカス入れを
再プログラム → p.14 参照
ホッパーに豆を補充する
棒状の物で豆を突つきながら、
抽出ボタンを押す
解 決 法
元栓を開く
*サービスセンター
ーカーをオンにし、電源を入れる
設定をオフ、ESCで解除、
電源オンの時間帯まで待つ
*サービスセンター
一旦マシンの電源を切って、ブレ
プラグを接続してください
*サービスセンター
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スチーム/お湯が出ない ノズルの穴が目詰まりしている ノズルを分解して、抽出穴を
針状の物で掃除する
ミルクの泡立ちが悪い
カプチナトーレが正しくセット 各部品をしっかり組み立て、本体 (抽出量がブレる) されていない に奥まで差し込む → p.6参照 (抽出しない) 本体側ノズルがゆるんでいる 時計回りにしっかり締める
〃 のOリングを紛失
*サービスセンター(取り寄せ)
カプチナトーレ内が汚れている 分解掃除 → p.6参照
泡立ち調整レバーが抜けている レバーを差し込む → p.6参照
ミルクチューブがクリップに固定 しっかり固定する
されていない → p.6 図3参照
牛乳がぬるい よく冷えた牛乳を使用する ブルーイングユニットがマシン ユニットのギヤ位置が 一旦メインスイッチを切り、入れ から取り外せない 正しくない
直してから試して下さい 
ブルーイングユニットがマシン
ブルーイングユニット
ユニットのギヤ位置が ハンドルの陰のギヤ軸穴の にセットできない
イレナオシ
正しくない
小さな三角印を の位置に
合わせる 本体のモーター軸位置が メインスイッチを1度切り、入れ 正しくない
直してから試してください
コーヒー抽出後、 カスが水分を多く含んでいる コーヒーの挽きをやや粗くする カスが排出されない コーヒー豆の油脂分が多い 豆のローストをやや浅くする
ブルーイングユニットの スペアのユニットと交換して、 かすカッターがはずれている → *サービスセンター
カス入れがいっぱいになっても 前回カス入れをはずした時に、 カス入れをはずした時には、 「カスヲステテクダサイ」の表示 中のカスを捨てずに、そのまま いっぱいでなくても、必ずカスを が出ない 再セットしてしまった 捨てるようにする マシン下から水漏れ 排水管接続のはずれ、ゆるみ しっかり接続する
排水経路の詰まり 排水受け皿内のカスを除去し、
市販の詰まり除去剤を流し込む
マシン内部からの水漏れ 内部給水経路の不良 *サービスセンター ※マシンの電源を入れ直すと、マシンにて「ジコシンダン(自己診断)」を行い、確認を自動的に行います。 異常個所がある場合は、ディスプレイに表示されます。駆動部分等は、正常な位置に戻します。
注意/電源を入れ直す際は、ブルーイングユニット・カス入れをしっかりとセットし、フロントドアを閉めてから行って下さい。
・ この他、状況に応じて様々なメッセージが表示されます。 p.25~26をご参照ください。 ・ マシンが、本取扱い説明書に記載のないような状態になったと思われる場合には、 必ずそのままの状態で、下記サービスセンターまでお電話ください。
サエコサービスセンター
  〒665-0823 兵庫県宝塚市安倉南1丁目-9-41   営業日時 月曜~金曜日(9:00~18:00)          土日祝(10:00~17:00)
TEL:050-5525-7025  FAX:0797-84-0767
問 題
ディスプレイ
原 因
解 決 法
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