取扱説明書
このたびは、USB オーディオ・インターフェース UA-3FX をお買
い上げいただき、まことにありがとうございます。
この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に「安全上のご
注意」( P.2、3)と「使用上のご注意」(P.4、5)をよくお読みく
ださい。また、この機器の優れた機能を十分ご理解いただくために
も、本書をよくお読みください。取扱説明書は必要なときにすぐに
見ることができるよう、手元に置いてください。
©
2003 ローランド株式会社
本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。
安全上のご注意
安全上のご注意
火災・感電・傷害を防止するには
注意の意味について 警告と
取扱いを誤った場合に、使用者が
警告
注意
死亡または重傷を負う可能性が想
定される内容を表わしています。
取扱いを誤った場合に、使用者が
傷害を負う危険が想定される場合
および物的損害のみの発生が想定
される内容を表わしています。
※物的損害とは、家屋・家財およ
び家畜・ペットにかかわる拡大
損害を表わしています。
以下の指示を必ず守ってください
警告 警告
001
● この機器を 使用する前に、以下の指示
と取扱説明書をよく読んでください。
......................................................................................................
002a
● この機器を 分解したり、改造したりし
ないでください。
......................................................................................................
003
● 修理/部品 の交換などで、取扱説明書
に書かれていないこと は、絶対にしな
いでください。必ずお買い 上げ店また
はローランド・サービスに 相談してく
ださい。
......................................................................................................
004
● 次のよ うな 場所での使用や保存はし
ないでください。
○ 温度が極端に高い場所(直射日光の
当たる場所、暖房機器の近く、発熱
する機器の上など)
○ 水気の近く(風呂場、洗面台、濡れ
た床など)や湿度の高い場所
○ 雨に濡れる場所
○ ホコリの多い場所
○ 振動の多い場所
......................................................................................................
図記号の例
は、注意(危険、警告を含む)を表わしていま
す。
具体的な注意内容は、 の中に描かれています。
左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を
表わしています。
は、禁止(してはいけないこと)を表わしてい
ます。
具体的な禁止内容は、 の中に描かれています。
左図の場合は、「分解禁止」を表わしています。
●
は、強制(必ずすること)を表わしています。
具体的な強制内容は、
左図の場合は、「電源プラグをコンセントから抜
くこと」を表わしています。
007
● この機器を、ぐらつく台の上や傾いた
場所に設置しないでくださ い。必ず安
定した水平な場所に設置 してくださ
い。
.....................................................................................................
010
● この機器を単独で、あるいはヘッドホ
ン、アン プ、スピーカーと組み合わせ
て使用した場合、設定によって は永久
的な難聴になる程度の音 量になりま
す。大音 量で、長時間使用しないでく
ださい。万一、聴力低下や耳鳴 りを感
じたら、直ちに使用をやめて専 門の医
師に相談してください。
.....................................................................................................
011
● この機器に、異物(燃えやすいもの、
硬貨、針金など)や液 体(水、ジュー
スなど)を絶対に入れないでください。
.....................................................................................................
●
の中に描かれています。
2
警告
012d
● 次のような 場合は、直ちに電源を切っ
て、お買い上 げ店またはローランド・
サービスに修理を依頼してください。
○ 煙が出たり、異臭がしたとき
○ 異物が内部に入ったり、液体がこぼ
れたりしたとき
○ 機器が(雨などで)濡れたとき
○ 機器に異常や故障が生じたとき
......................................................................................................
013
● お子様 のい るご家庭で使用する場合、
お子様の取り扱いやいたず らに注意し
てください。必ず大人のか たが、監視
/指導してあげてください。
......................................................................................................
014
● この機器を 落としたり、この機器に強
い衝撃を与えないでください。
......................................................................................................
023
● CD-ROMを、一般のオーディオ CD プ
レーヤーで再生しない で下さい。大音
量によって耳を痛めた り、スピーカー
を破損する恐れがあります。
注意
104
● 接続したコードやケーブル類は、繁雑
にならないように配慮してください。
特に、コードやケーブル類 は、お子様
の手が届かないように配慮 してくださ
い。
.....................................................................................................
106
● この機器の上に乗ったり、機器の上に
重いものを置かないでください。
.....................................................................................................
108c
● この機器を移動するときは、外部機器
との接続を外してください。
.....................................................................................................
3
使用上のご注意
291a
2〜3 ページに記載されている「安全上のご注意」以外に、次のことに注意してください。
電源について
307
● 接続するときは、誤動作やスピーカーなどの
破損を防ぐため、必ずすべての機器の電源を
切ってください。
設置について
351
● この機器の近くにパワー・アンプなどの大型
トランスを持つ機器があると、ハム(うなり)
を誘導することがあります。この場合は、こ
の機器との間隔や方向を変えてください。
352a
● テレビやラジオの近くでこの機器を動作させ
ると、テレビ画面に色ムラが出たり、ラジオ
から雑音が出ることがあります。この場合は、
この機器を遠ざけて使用してください。
352b
● 携帯電話などの無線機器を本機の近くで使用
すると、着信時や発信時、通話時に本機から
雑音が出ることがあります。この場合は、そ
れらの機器を本機から遠ざけるか、もしくは
電源を切ってください。
354a
● 直射日光の当たる場所や、発熱する機器の近
く、閉め切った車内などに放置しないでくだ
さい。変形、変色することがあります。
355b
● 極端に温湿度の違う場所に移動すると、内部
に水滴がつく(結露)ことがあります。その
まま使用すると故障の原因になりますので、
数時間放置し、結露がなくなってから使用し
てください。
お手入れについて
401a
● 通常のお手入れは、柔らかい布で乾拭きする
か、堅く絞った布で汚れを拭き取ってくださ
い。汚れが激しいときは、中性洗剤を含んだ
布で汚れを拭き取ってから、柔らかい布で乾
拭きしてください。
402
● 変色や変形の原因となるベンジン、シンナー
およびアルコール類は、使用しないでくださ
い。
修理について
451a(国内のみ)
● お客様がこの機器を分解、改造された場合、以
後の性能について保証できなくなります。ま
た、修理をお断りする場合もあります。
453a
●当社では、この製品の補修用性能部品(製品
の機能を維持するために必要な部品)を、製
造打切後 6 年間保有しています。この部品保
有期間を修理可能の期間とさせていただきま
す。なお、保有期間が経過した後も、故障箇
所によっては修理可能の場合がありますの
で、お買い上げ店、または最寄りのローラン
ド・サービスにご相談ください。
その他の注意について
552(*** は、複数になる場合もあります)
●ハード・ディスクの失われた記憶内容の修復
に関しましては、補償を含めご容赦願います。
553
●故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、
入出力端子などに過度の力を加えないでくだ
さい。
556
●ケーブルの抜き差しは、ショートや断線を防
ぐため、プラグを持ってください。
558a
●音楽をお楽しみになる場合、隣近所に迷惑が
かからないように、特に夜間は、音量に十分
注意してください。ヘッドホンを使用すれば、
気がねなくお楽しみいただけます。
559a
●輸送や引っ越しをするときは、この機器が
入っていたダンボール箱と緩衝材、または同
等品で梱包してください。
562
●接続には、当社ケーブル(PCS シリーズなど)
をご使用ください。他社製の接続ケーブルを
ご使用になる場合は、次の点にご注意くださ
い。
○ 接続ケーブルには抵抗が入ったものがありま
す。本機との接続には、抵抗入りのケーブル
を使用しないでください。音が極端に小さく
なったり、全く聞こえなくなる場合がありま
す。ケーブルの仕様につきましては、ケーブ
ルのメーカーにお問い合わせください。
563
●この商品を権利者の許諾なく賃貸等に使用す
ることを禁じます。また、無断複製すること
は法律で禁じられています。
564
●同梱の CD-ROM を開封する前に、必ず「使用
許諾契約書」をお読みください。CD-ROM を
開封した時点で、使用許諾契約書に記載され
た事項をご承諾いただいたことになります。
4
使用上のご注意
CD-ROM の取り扱い
801
● ディスクの裏面(信号面)に触れたり、傷を
つけたりしないでください。データの読み出
しがうまくいかないことがあります。ディス
クの汚れは、市販の CD 専用クリーナーでク
リーニングしてください。
著作権について
851
● 第三者の著作物(音楽作品、映像作品、放送、
公演、その他)の一部または全部を、権利者
に無断で録音し、配布、販売、貸与、公演、放
送などを行うことは法律で禁じられていま
す。
852b
●本機では、外部機 器とデジタル接続でオー
ディオ信号をやりとりする際、SCMS(Serial
Copy Management System)による制約の一
部を受けず録音を行うことができます。これ
は本機が専ら音楽制作を目的としており、他
者の著作権を侵害しない作品(自作曲など)の
録音までが、制約を受けることがないよう設
計されているためです。(SCMS とは、デジタ
ル接続を介しての、第二世代以降のコピー録
音を制限する機能です。著作権保護の目的で、
MD レコーダーなど の民生用デジタル・オー
ディオ機器に搭載されています。)
853
●第三者の著作権を侵害する恐れのある用途
に、本機を使用しないでください。あなたが
本機を用いて他者の著作権を侵害しても、弊
社は一切責任を負いません。
854
●個人で楽しむこと(私的使用)を目的として
いても、SCMS 等の技術的保護手段を回避し
て第三者の著作物を無断で複製することは、
第三者の著作権を侵害する行為となり、法律
で禁じられています。
855
●技術的保護手段が施されていないもの、及び
SCMS に対応しての複製に関しては、従来ど
おり私的使用の範囲で行えます。
204
※ Microsoft、Windows は、米国 Microsoft Corporation の米国及びその他の国における登録商標です。
206e
※ 本書では Microsoft Corporation のガイドラインに従って画面写真を使用しています。
206j
※ Windows ®の正式名称は、Microsoft ®Windows ® operating system です。
207
※ Apple、Macintosh は、米国 Apple Computer, Inc. の米国及びその他の国における登録商標です。
209
※ MacOS は、米国 Apple Computer, Inc. の登録商標です。
220
※ 文中記載の会社名及び製品名は、各社の商標または登録商標です。
5
目次
UA-3FX の特長......................................................................................... 7
パッケージの内容を確認しよう............................................................... 8
各部の名称とはたらき............................................................................ 10
接続とドライバのインストール(Windows)........................................ 14
接続とドライバのインストール(Macintosh)...................................... 23
基本的な使い方 ...................................................................................... 31
カセット・テープやレコードの音をパソコンにとりこむ..................................32
パソコンのデータを MD や DAT に録音する ........................................................34
CD/MD/DAT の出力をデジタルでパソコンに取り込む ....................................35
ギターやマイクを録音する........................................................................................36
インターネット・ラジオなどのパソコン・サウンドを録音する......................38
エフェクトをかける............................................................................... 39
アドバンス・エフェクト............................................................................................39
エフェクトのかけ方 ....................................................................................................41
エフェクトの活用.........................................................................................................42
アドバンス・モードを使う .................................................................... 50
パソコンで 5.1ch サラウンド再生.......................................................... 60
付属ソフトウェア .............................................61
Sound it!................................................................................................. 62
Virtual Sound Canvas(Windows)....................................................... 76
資料 ...................................................................79
トラブルシューティング........................................................................ 80
お問い合わせの窓口のご案内................................................................. 94
主な仕様................................................................................................. 97
ブロック図.............................................................................................. 98
索引 ........................................................................................................ 99
6
UA-3FX の特長
24 ビットの圧倒的な高音質で、デジタル/アナログ多彩な
オーディオ・ソースの入出力を実現
脅威のサウンド・クオリティでアナログ・ソース(レコード、カセットテープ)をパ
•
ソコンへ取り込みます。
32kHz/44.1kHz/48kHz 24 ビットのハイ・クオリティ・サウンド
•
高音質録音技術 AF テクノロジー(アダプティブ・フォーカス・ テクノロジー)搭載
により、繊細なピアノサウンドは、よりきめ細かく、ダイナミックなオーケストラ
は、より迫力あるサウンドで録音できます。
デジタル(オプティカル)入出力端子を装備、サンプリング周波数 32kHz/44.1kHz/48kHz
•
に対応
CD、MD、DAT のオーディオ信号を音質劣化無く取り込めます。
※24ビットでお使いになる場合は、Windows XP および MacOS X でお使いください。
※ 製品添付の UA-3FX 専用ドライバーをインストールすると、その他の OS でも 24 ビットでお
使いいただけます。
録音/再生に威力を発揮ワンタッチ操作の 24 ビット高品質
オーディオ・プロセッサー ADVANCED EFFECT 搭載
•
簡単操作でリアルタイムにアナログ・ソースのヒスノイズを除去、更に音質や音圧を
補正して太くてメリハリのある音がよみがえります。
•
再生用オーディオ・プロセッサーも充実しています。のびのある高域、迫力の重低音、
更に深みのあるリバーブは広がりのサウンドを演出。パソコンがAV 機器に!センター
キャンセルを駆使すれば、お手持ちの CD を使って、パソコンがカラオケ・マシンに!
•
ギターやボーカルの録音にも最適。パフォーマンス用オーディオ・プロセッサー 7 色
の声の変化が楽しめる FX ボイス、ギタリストから絶大な支持を得ている BOSS のエ
フェクトから厳選、渋いサウンドから派手な歪みまでを幅広くカバーする FX ギター、
コーラス、ディレイを搭載。
コンパクト・サイズだからデスクトップで気軽に使える持ち運びも簡単
USB ケーブルを通じてパソコンから電源を供給するバス電源方式を採用しています。
AC アダプターを接続する必要がないため、 ノート型パソコンに最適です。
ゲーム・サウンドも圧倒的な迫力で再生可能
パソコンのオーディオ環境をトータルにパワーアップできます。
ドルビー・デジタル 5.1 チャンネル再生にも対応
AV アンプと接続すれば、 映画館のダイナミック・サウンドが実現します。
※ Windows XP にのみ対応しています。
※ 5.1 チャンネル再生には、Intervideo 社 WinDVD Version 4 以降が別途必要です。
7
パッケージの内容を確認しよう
UA-3FX には次の内容物が含まれています。パッケージを開けたら、まず、すべ
ての内容物があるかどうかを確認しましょう。不足している場合は、お買い上げ
になった販売店までご連絡ください。
■ UA-3FX
fig.UA-3FX
■ 日本語パネル・シート
エフェクトの操作部分が日本語で記載されています。UA-3FX のアドバンス・エ
フェクト部に貼付けてお使いになると便利です。
■ USB ケーブル
パソコンの USB コネクターと UA-3FX の USB コネクターを接続するのに使用
します。接続方法は、『接続とドライバのインストール』(Windows → P.14 /
Macintosh → P.23)をご覧ください。
USB ケーブルは、必ず付属のものをお使いください。破損などにより、付属の
USB ケーブルが必要な場合は、保証書の封筒に記載の「サービスの窓口」までご
連絡ください。
■ CD-ROM
UA-3FX をお使いになるための次のソフトウェアが収録されています。
・Sound it! (Windows / Macintosh)
・Virtual Sound Canvas 3(VSC 3)(Windows 版のみ)
また、アドバンス・モードでお使いになるためのドライバが収録されています。
詳しくは、『アドバンス・モードを使う』(P.50)をお読みください。
※ 付属の CD-ROM を開封する前に、別紙の使用許諾契約書を必ずお読みください。
※ ディスクの裏面(信号面)に触れたり、傷を付けたりしないでください。データ
の読み出しがうまくいかないことがあります。ディスクの汚れは、市販の CD 専用
クリーナーでクリーニングしてください。
※ それぞれの CD-ROM の中にある Readme ファイルを必ずお読みください。最新の
追加情報がある場合、Readme ファイルに記載してあります。
※ CD-ROM を、一般のオーディオ CD プレーヤーで再生しないでください。大音量
によって耳を痛めたり、スピーカーを破損する恐れがあります。
8
■ 取扱説明書
本書です。常に手元に置いて、いつでも参照できるようにしましょう。
■ 使用許諾契約書(2 枚)
インターネット・ソフトウェア使用許諾契約書は、Sound it! に関する使用許諾
書です。ローランド・ソフトウェア使用許諾契約書は、Sound it! 以外の付属ソ
フトウェアに関する使用許諾契約書です。
これらの使用許諾契約は、ローランドおよび株式会社インターネットが著作権を
有するソフトウェアに関し、お客様に対してソフトウェアの使用を許諾するため
の契約ですので、必ず CD-ROM パッケージを開封する前にお読みください。
また、ソフトウェアのインストール時に契約の内容が画面に表示されるものもあ
りますので、そちらも必ずお読みください。
■ ローランド ユーザー登録カード
UA-3FX のユーザーとして登録していただくためのカードです。
■ 保証書
UA-3FX 本体の保証書です。保証期間内に UA-3FX の修理を受ける際に必要です
ので、記載事項をご確認の上、大切に保管してください。
この保証書で保証されているのは UA-3FX 本体のみです。「サービスの窓口」は、
修理に関するお問い合わせ先です。UA-3FX の使い方に関しては、「DTM ホット
ライン」へお問い合わせください。
パッケージの内容を確認しよう
これらは別途準備しましょう
外部アンプ、スピーカー、ヘッドホン、マイクは付属していません
UA-3FX を通して出力される音声を聴くための外部アンプ、スピーカー、ヘッド
ホンなどは付属していません。また、音声を入力するために UA-3FX に接続する
マイクも付属していません。これらは別途ご用意ください。
MD や DAT レコーダー、デジタル入出力用のケーブルは付属していません
MD や DAT などのデジタル・レコーダーを使ってデジタル録音を行うことがで
きますが、デジタル・レコーダー本体と、これらを接続するケーブルは付属して
いません。別途ご用意ください。
9
各部の名称とはたらき
パネル
fig.top
10
11
12
2 3
16
17
13
18
19
20
22 21
1 4 5 6
7
8
9
14
15
10
1
マイク入力ジャック(プラグイン・パワード・マイク)
電源の供給が必要なタイプの小型のコンデンサー・マイクを接続します。
必ず、プラグイン・パワード対応のマイクをお使いください。この端子からは、
3.3V の電圧が供給されています。
音量の調整は、ギター/マイク入力調節スライダー で行います。
2
ライン入力ジャック
オーディオ機器や MIDI 音源などのオーディオ信号を入力するときに接続します。
RCA ピン・タイプのケーブルで接続します。
音量の調整は、ライン入力調節スライダー で行います。
16
15
各部の名称とはたらき
3
ライン出力ジャック
アンプ内蔵スピーカーやステレオ・セットなどのオーディオ機器に接続します。
この端子から出力される音量の調整は、ライン出力ボリューム で行います。
4
デジタル入力コネクター(オプティカル)
CD/MD/DAT などのオーディオ機器のオーディオ信号をデジタルで入力するとき
に接続します。光デジタル・ケーブルを使います。
5
デジタル出力コネクター(オプティカル)
MD や DAT などのデジタル機器やドルビー・デジタルや DTS 方式のデコード・
アンプにオーディオ信号をデジタルで出力するときに接続します。光デジタル・
ケーブルを使います。
6
USB コネクター
USB ケーブルを使ってパソコンと接続し、オーディオ信号のやりとりをします。
7
エフェクト・バリエーション・スイッチ
エフェクトのタイプ(1.MASTERING / 2.LISTENING / 3.PERFORM )を切り替え
ます。
詳しくは、『エフェクトをかける』(P.39)をお読みください。
8
サンプリング周波数切り替えスイッチ
オーディオ信号を録音/再生するときのサンプリング周波数を切り替えます。周
波数を切り替えたら、UA-3FX とパソコンを接続している USB ケーブルをいっ
たん外して接続しなおしてください。
20
9
録音ソース切り替えスイッチ
録音ソースとして、USB 経由でパソコンに送信する入力信号を切り替えます。
ANALOG
DIGITAL
LOOP-BACK
10
入力切り替えスイッチ
ギター/マイク入力ジャック に接続する機器に合わせて切り替えます。ギ
ターを接続する場合には GUITAR 、マイクを接続する場合には MIC にスイッチを
設定してください。
※ 入力切り替えスイッチ を切り替える場合には、接続されている機器のボリューム
を絞ってください。
マイク入力ジャック、ライン入力ジャックに入力されたアナ
ログ・オーディオ信号をパソコンへ送ります。
デジタル入力コネクター の入力をパソコンに送ります。
※ DIGITAL の状態では、パソコンからの音は聞こえません。
※ デジタル入力コネクターに入力信号が送られてこない場合
には、DIGITAL に設定されていても ANALOG に設定された
ときと同じ動作になります。
パソコンから USB 経由で出力されたオーディオ信号(音声)
が、UA-3FX を通過して再びパソコンに戻ります。
21
11
各部の名称とはたらき
11
キャプチャー・ボタン(録音エフェクト)
パソコンに録音するためのオーディオ信号(音声)にエフェクトをかける場合に
は、キャプチャー・ボタン を押してオン(赤く点灯)にします。
キャプチャー・ボタンが 赤く点灯しているときにボタンを押すと、消灯してエ
フェクトがオフの状態になります。エフェクトがオフの状態では、エフェクトが
かかっていないそのままの音が録音されます。
(参照→『録音側にエフェクトをかける』(P.40))
12
プレイバック・ボタン(再生エフェクト)
パソコンで再生するオーディオ信号(音声)にエフェクトをかける場合には、 プ
レイバック・ボタンを押してオン(赤く点灯)にします。
入力されたオーディオ信号(音声)にエフェクトがかかっているように聴こえま
すが、録音されたオーディオ信号(音声)にはエフェクトはかかっていません。
エフェクトがかかった音を録音したい場合には、キャプチャー・ボタンをオンに
してください。
プレイバック・ボタンが 赤く点灯しているときにボタンを押すと、消灯してエ
フェクトがオフの状態になります。エフェクトがオフの状態では、エフェクトが
かかっていないそのままの音が再生されます。
(参照→『再生側にエフェクトをかける』(P.40))
13
エフェクトつまみ
エフェクトのかかり具合を調整します。
詳しくは、『エフェクトをかける』(P.39)をお読みください。
12
14
ギター/マイク入力ピーク・インジケーター
マイク入力ジャック(プラグイン・パワード・マイク) と ギター/マイク入力
ジャック に入力された音が大きすぎる場合に赤色に点灯します。赤色に点灯
している場合には、ギター/マイク入力調節スライダー を下げて音量を調節
してください。
15
ギター/マイク入力調節スライダー
マイク入力ジャック(プラグイン・パワード・マイク) と ギター/マイク入力
ジャック に入力される音量を調節します。
16
ライン入力調節スライダー
ライン入力ジャック に入力される音量を調整します。
17
ライン入力ピーク・インジケーター
ライン入力ジャック から入力された音が大きすぎる場合に赤色に点灯しま
す。赤色に点灯している場合には、ライン入力調節スライダー を下げて音量
を調節してください。
18
USB インジケーター
パソコンと UA-3FX を USB ケーブルで接続し、パソコンが UA-3FX を正しく認
識すると青色に点灯します。
21
21
2
2
1
15
1
16
各部の名称とはたらき
19
出力レベル・インジケーター
オーディオ信号(音声)の出力状態の確認に使います。デジタル出力コネクター
から出力される音量によって LED の点灯する数が変わります。
5
※ ライン出力ボリューム を左に回して音量を下げても、LED の点灯する数はか
わりません。
20
ライン出力ボリューム
ヘッドホン・ジャック と ライン出力ジャック から出力される音量を調節
します。左に回すと音が小さくなり、右に回すと大きくなります。
21
ギター/マイク入力ジャック
ギターやマイクを接続します。
音量の調整はギター/マイク入力調節スライダー で行います。
22
ヘッドホン・ジャック
ヘッドホンを接続します。
ヘッドホンを接続している場合でも、ライン出力ジャック から音が出力され
ます。
fig.bottom
23
ADVANCE(モード切り替え)スイッチ
ドライバの動作モードを切り替えます。通常は、OFF に設
定して使います。
5.1 チャンネルで再生する場合や SONAR や Cubase、
Logic Audio などの WDM や ASIO 対応ソフトウェアのよ
うに高音質なオーディオ録音/再生/編集ができるソフト
ウェアをお使いになる場合には、ON に設定して使います。
アドバンス・モード(P.50)をお使いになるためには、添
付 CD-ROM に収録されている UA-3FX 専用ドライバをイ
ンストールする必要があります。
(→『アドバンス・モードを使う』(P.50))
20
22
3
15
3
23
24
設定を切り替えた場合には、UA-3FX とパソコンを接続し
ている USB ケーブルをいったん外して接続しなおしてくだ
さい。
24
インプット・モニター・スイッチ
マイク入力ジャック(プラグイン・パワード・マイク) 、 デジタル入力コネク
4
ター 、ギター/マイク入力ジャック 、ライン入力ジャック から入力され
るオーディオ信号 をヘッドホン・ジャック とライン出力ジャック へ
出力するかどうかを切り替えます。ON に設定すると、入力信号は出力されます。
アドバンス・モードで ASIO ドライバをお使いのときに AUTO に設定すると、ソ
フトウェアからインプット・モニターのオン/オフを切り替えることができま
す。(→『ASIO Direct Monitor を使う』(P.58))
ASIO ドライバを使用していないときにはオフの状態になり、入力信号は出力さ
れません。通常は ON にしてお使いください。
2
21
1
3
13
接続とドライバのインストール(Windows)
※ Macintosh をお使いの場合は、『接続とドライバのインストール(Macintosh)』
(P.23)を参照してください。
ドライバをインストールする前に
※ UA-3FX は、Windows 95、Windows NT ではご使用になれません。
※他のWindows プログラムがすでに起動している場合は、以降の操作をする前にそ
れらをすべて終了させてください。
※ UA-3FX とその他の USB 対応製品をパソコンに同時に接続してお使いになる場合
は、ドライバをインストールする前に、 UA-3FX と マウスやキ ーボード 以外の
USB 機器を USB コネクターから外してください。UA-3FX 以外の USB 機器がパ
ソコンに接続されたままの状態で、ドライバのインストールを行うと、ドライバ
が正しくインストールされないことがあります。
UA-3FX を使用するためには、まず最初に USB 互換デバイス・ドライバ、USB
オーディオ デバイス・ドライバをインストールする必要があります。これらは
Windows に標準で付属しているドライバです。 Windows 98 をお使いの場合、
このドライバは Windows の CD-ROM の中に収録されています。あらかじめ
Windows の CD-ROM を用意しておいてください。
ドライバとは?
パソコンと UA-3FX が USB ケーブルで接続されているときに、パソコン上のア
プリケーション・ソフトウェアと UA-3FX との間でデータのやりとりをするソフ
トウェアです。
ドライバは、アプリケーションからの情報を UA-3FX に送ったり、逆に UA-3FX
からの情報をアプリケーションに渡したりします。
fig.05-01
14
アプリケーション
ドライバ
パソコン
USBコネクター
USBケーブル
UA-3FX
お使いの環境によって、インストールおよび設定の手順が
異なります。以下の中からご自分にあった項目へお進みく
ださい。
•
Windows XP / 2000 をお使いのとき ........ P.15
•
Windows Me をお使いのとき ........................P.16
•
Windows 98 をお使いのとき ......................... P.17
他の機器と接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破
損を防ぐため、必ずすべてのオーディオ機器の音量を絞っ
た状態で USB ケーブルを接続してください。パソコンの電
源を切る必要はありません。UA-3FX とパソコンを USB
ケーブルで接続してからオーディオ機器の電源を入れてく
ださい。
Windows XP / 2000 の場合
1
UA-3FX を接続していない状態でパソコンの電源を入れ、
Windows を起動します。
USB キーボードと USB マウス以外のすべての USB ケーブ
ルをはずした状態にしておいてください。
※ UA-3FX の底面にある ADVANCE(モード切り替え)スイッ
チ が OFF になっていることを確認します。
接続とドライバのインストール(Windows)
2
UA-3FX とパソコンを USB ケーブルで接続します。
自動的に UA-3FX が認識され、ドライバがインストールさ
れます。
3
インストールが終了したら、Windows を再起動してくださ
い。
続いて、ドライバの設定を行います。
(→『設定と確認』(P.19)
Windows XP の場合は、タス
ク・バーのあたりに表示され
ている新しいハードウェアが
見つかりました のメッセージ
が消えるとインストールが完
了です。
この機器は、回路保護のため、
USB コネクターを接続してか
らしばらくは動作しません。
15
接続とドライバのインストール(Windows)
Windows Me の場合
1
UA-3FX を接続していない状態でパソコンの電源を入れ、
Windows を起動します。
USB キーボードと USB マウス以外のすべての USB ケーブ
ルをはずした状態にしておいてください。
※ UA-3FX の底面にある ADVANCE(モード切り替え)スイッ
チ が OFF になっていることを確認します。
2
UA-3FX とパソコンを USB ケーブルで接続します。
fig.05-02
3
UA-3FX が Windows に検
出され、「新しいハードウェ
アの追加ウィザード」 ダイ
アログが表示されます。
適切なドライバを自動的に
検索する(推奨)が選ばれ
ていることを確認して、
[次へ] をクリックします。
4
ドライバの検索が始まります。
5
ドライバが正しく検索されると、続いてドライバのインス
トールが始まります。
fig.05-03
6
ドライバのインストールが
完了したことを知らせるダ
イアログが表示されたら、
[完了] をクリックし、
Windows を再起動してく
ださい。
この機器は、回路保護のため、
USB コネクターを接続してか
らしばらくは動作しません。
このダイアログが表示される
までに時間がかかることがあ
。
ります
お使いの環境によってはドラ
イバがインストールされた後、
デバイスが認識されるまでに
多少時間がかかる場合があり
ます。
16
続いて、ドライバの設定を行います。
(→『設定と確認』(P.19)
Windows 98 の場合
ドライバは USB 互換デバイス・ドライバ(USB Composit
Device)、USB オーディオ デバイス・ドライバの順でイン
ストールされます。
1
UA-3FX を接続していない状態でパソコンの電源を入れ、
Windows を起動します。
USB キーボードと USB マウス以外のすべての USB ケーブ
ルをはずした状態にしておいてください。
※ UA-3FX の底面にある ADVANCE(モード切り替え)スイッ
チ が OFF になっていることを確認します。
接続とドライバのインストール(Windows)
2
CD-ROM ドライブに Windows の CD-ROM を入れてから、
UA-3FX とパソコンを USB ケーブルで接続します。
パソコンによっては、Windows の CD-ROM の内容がハードディスクに入った状
態で販売されているため、Windows の CD-ROM が付属していないものもありま
す。その場合には、Windows の CD-ROM がなくてもドライバのインストールを
行うことができます。
3
USB 互換デバイス(USB Composit Device)が自動的に検
出され「新しいハードウェアの追加ウィザード」 ダイアロ
グが表示されます。
[次へ] をクリックします。
fig.05-05
4
「検索方法を選択してくだ
さい。」と表示されたら、「使
用中のデバイスに最適なド
ライバを検索する(推奨)」
を選んで[次へ]をクリック
します。
fig.05-06
5
CD-ROMドライブ をチェッ
クしてから[次へ] をク
リックします。
この機器は、回路保護のため、
USB コネクターを接続してか
らしばらくは動作しません。
このダイアログが表示されな
いときは、『
に関連したトラブル』
(P.80)をご覧ください。
USB ドライバ
17
接続とドライバのインストール(Windows)
fig.05-07
6
[次へ] をクリックします。
※ご使用の環境によっては、
ドライバのある場所が図と
は異なる場合があります
が、問題ありません。
7
ファイル(ドライバ)のコピーが開始されます。
fig.05-08(02-05.j)
Windows の CD-ROM が CD-ROM ド
ライブに入っていないと「ディスクの
挿入」 ダイアログが表示されることが
あります。その場合は、Windows の
CD-ROM を CD-ROM ドライブに入れ
て [OK] をクリックしてください。
fig.05-09
8
USB 互換デバイス・ドライ
バのインストールが終了す
ると次のようなダイアログ
が表示されます。
[完了] をクリックします。
18
9
引き続き USB オーディオ デバイスが自動的に検出され、
「新しいハードウェアの追加ウィザード」ダイアログが表示
されます。
[次へ] をクリックし、操作 4 〜 7(P.17 〜 P.18)と同じ
手順でインストールを続けます。ダイアログは、「USB 互換
デバイス」ではなく、「USB オーディオ デバイス」と表示
されます。
これで USB 互換デバイス・ドライバと USB オーディオ デ
バイス・ドライバのインストールが完了しました。
Windows を再起動してください。
続いて、ドライバの設定を行います。
(→『設定と確認』(P.19)
設定と確認
■ オーディオの入出力先の設定
1
Windows の スタート・ボタンをクリックし、 設定|コント
ロールパネルを選びます。
2
「サウンドとマルチメディアのプロパティ」 (Windows 98 の
場合は、「マルチメディアのプロパティ」)を表示します。
Windows XP / 2000 / Me の場合
コントロールパネルにある サウンドとマルチメディア・ア
イコンをダブルクリックして、「サウンドとマルチメディア
のプロパティ」ダイアログを表示します。
※ サウンドとマルチメディア・アイコンが表示されない場合
Windows XP:
コントロールパネルの サウンド、音声、およびオーディオ
デバイスをクリックします。次に サウンドとオーディオ デ
バイスをクリックして、「サウンドとマルチメディアのプロ
パティ」ダイアログを表示します。
Windows Me:
左側のフレームから、すべてのコントロールパネル のオプ
ションを表示するをクリックします。
Windows 98 の場合
コントロールパネルにある マルチメディア・アイコンをダ
ブル・クリックして、「マルチメディアのプロパティ」ダイ
アログを表示します。
接続とドライバのインストール(Windows)
3
オーディオ・タブをクリックします。
4
再生の 優先するデバイスと 録音の 優先するデバイスを
UA-3FX または USB オーディオデバイスに設定します。
右側の をクリックし、表示された一覧の中から UA-3FX
または USB オーディオデバイス をクリックして選びます。
5
[OK] をクリックして、設定を終了します。
Windows XP の場合は、音の
再生の規定のデバイス と録音
の規定のデバイス を UA-3FX
に設定します。
USB オーディオデバイス は、
ご使用の環境によって(1) や
それ以外の数字が付加される
場合があります。
19
接続とドライバのインストール(Windows)
ボリュームコントロールの設定
UA-3FX は Windows のボリューム コントロールで出力ボ
リュームをコントロールできます。
1
Windows の スタート・ボタンをクリックし、 プログラム|
アクセサリ|エンターテイメント|ボリューム コントロー
ルを選んで起動します。
fig.05-16a30
2
スライダーを上下することで UA-3FX の音量を変更できま
す。設定できる項目は次のとおりです。
CD プレーヤー
WAVE
SW Synth
パソコン内蔵の CD-ROM ドライブの
「音楽 CD」の音量をコントロールします(*1)
オーディオ出力デバイス「USB オーディオ デ
バイス」から出力された音の音量を調整します。
デジタル出力とアナログ出力が変化します
Windows に内蔵されるソフトウェア・シンセサ
イザーのボリュームをコントロールします(*2)
お使いのパソコンにボリュー
ム コントロール がインストー
ルされていない場合は、コン
トロール パネルのアプリケー
ションの追加と削除を使って
インストールします。インス
トール方法について詳しくは、
Windows の取扱説明書やヘル
プを参照してください。
お使いのパソコンや環境に
よって、表示される内容が異
なる場合があります。
ボリューム コントロールの音
量を大きくすることで、UA3FX をより高音質でお使いい
ただくことができます。
ミュートにチェックが付いて
いたり、スライダーが一番下
になっていると、UA-3FX か
ら音が出なくなります
*1.. このボリュームを変更しても CD の再生音が変化しない場合は、
WAVE のボリュームを変えてください。
*2.. このボリュームで同梱の VSC3 をコントロールすることはでき
ません。VSC3 のコントロールについては、VSC3 に付属のヘ
ルプ・ファイルをお読みください。
20
Windows 2000 をお使いの場
合で、「CD プレーヤー」が表
示されないときは、デジタル
CD 再生の「この CD-ROM デ
バイスでデジタル音楽 CD を
使用可能にする」にチェック
を入れてください。
パソコン内蔵の CD-
→ 『
ROM ドライブでオーディ
オCDを鳴らす場合や、
ゲームの BGM を UA-3FX
で鳴らす場合』
(P.22)
■ 音が鳴るか確認する
接続が正しく行われたか、サンプル・データを再生して確
認してみましょう。
サンプル・データの再生
ここでは Windows 標準の機能を使用してサンプル・データ
を再生します。サンプル・データは CD-ROM に収録されて
います。
1
CD-ROM をパソコンの CD-ROM ドライブに入れます。
2
CD-ROMの Soundit3 フォルダの中の SampleData内にある
Alright(.wav)をデスクトップにドラッグしてコピーします。
fig.05-18
3
コピーしたファイル Alright(.wav)
を右クリックして、表示されるメ
ニューからプロパティ を選びます。
Windows XP、2000 の場合は再生
を選びます。
接続とドライバのインストール(Windows)
サンプル・データを聴く場合
には、Windows がインストー
ルされたハードディスクに 30
MB 程度の空き容量が必要で
す。
本製品に付属している曲デー
タを個人で楽しむ以外に権利
者の許諾なく使用することは、
法律で禁じられています。権
利者に無断でこれらのデータ
の複製を作ったり、二次的著
作物で利用したりしてはいけ
ません。
お使いの OS や情報によって
表示の内容が異なります。
fig.05-19
4
テスト ・タブをクリックして
から ボタンをクリック
します。
UA-3FX からサンプル・
データの演奏が出力されま
す。
サンプル・データが演奏されましたか?
正しく演奏されていれば、パソコンと UA-3FX の接続が正
しく行われ、さらにドライバが正しくインストールされて
いるということです。
録音ソース切り替えスイッチ
が DIGITAL になっていて、デ
ジタル入力コネクターにデジ
タル信号が入力されていると、
パソコンのオーディオ・デー
タを再生することができませ
ん。スイッチを ANALOG に設
定してください。
正しく演奏されない場合は、
『
トラブルシューティング』
(P.80)をご覧になり、確認し
てください。音が鳴らなかっ
たり、正しく演奏されなかっ
たときなどの問題の解決方法
が書かれています。
21
接続とドライバのインストール(Windows)
以上で UA-3FX の接続とドライバのインストールがすべて完了しました。これ以
降は目的に合わせて次の項目をお読みください。
付属の Sound it! を使う →
•
付属の VSC を使う →
•
•
UA-3FX の具体的な使い方を知る→
『Sound it!』(P.62)
『Virtual Sound Canvas(Windows)』(P.76)
『基本的な使い方』(P.31)
パソコン内蔵の CD-ROM ドライブでオーディオ CD を鳴らす場合や、ゲームの
BGM を UA-3FX で鳴らす場合
Windows XP / 2000 の場合:
システムのプロパティ・ダイアログを開きます。
1.
スタート|設定|コントロールパネル
・アイコンをダブルクリックします。
ム
Windows XP では、
システム
る
スタート|コントロールパネルを選び、 コントロールパネルにあ
・アイコンをクリックします。または、
コントロールパネル
を選び、
コントロールパネル|パフォーマン
にあるシステ
スとメンテナンスをクリックします。次に システム・アイコンをクリックします。
デバイスマネージャを開きます。
2.
ハードウェア
CD-ROM ドライブの プロパティを開きます。
3.
CD-ROM ドライブの中から、お使いの CD-ROM ドライブ をダブルクリックします。
Windows XP では、次に
・タブをクリックして、
プロパティ・タブをクリックします。
デバイスマネージャ
・ボタンをクリックします。
デジタル CD 再生の 「この CD-ROM デバイスでデジタル音楽 CD を使用可能にす
る」にチェックを入れます。
Windows Me の場合:
システムのプロパティ・ダイアログを開きます。
1.
スタート|設定|コントロールパネル
・アイコンをダブルクリックします。
ム
CD-ROM ドライブの プロパティを開きます。
2.
コントロールパネル
を選び、
にあるシステ
CD-ROM アイコンをダブルクリックして、その中からお使いの CD-ROM ドライブをダブル
クリックします。
プロパティ ・タブをクリックし、デジタル CD 再生の「この CD-ROM デバイスでデ
3.
ジタル音楽 CD を使用可能にする」にチェックを入れます。
Windows 98 の場合:
マルチメディアのプロパティ・ダイアログを開きます。
1.
スタート|設定|コントロールパネル
を選び、 コントロールパネル にあるマルチメ
ディア ・アイコンをダブルクリックします。
2.
音楽CD タブをクリックし、「このCD-ROMデバイスでデジタル音楽CD を使用可能
にする」にチェックを入れます。
※ お使いの環境によっては、それでも再生出来ない場合があります。詳しくはお使いのパソコン
メーカーにお問い合わせください。PC カード(PCMCIA)タイプの CD-ROM ドライブをお
使いの場合、CD-ROM の WAVE データやオーディオ CD を再生すると、音声が途切れたり、
まったく音声が出ない場合があります。
22
接続とドライバのインストール( Macintosh)
※ Windows をお使いの場合は、『接続とドライバのインストール(Windows)』(P.14)
を参照してください。
UA-3FX を接続した状態で Macintosh を起動すると、動作が不安定になる場合が
あります。その場合には、UA-3FX を接続しない状態で Macintosh を起動し、
その後 UA-3FX を接続してお使いください。
ドライバをインストールする前に
UA-3FX を使用するためには、まず最初にドライバをインストールする必要があ
ります。UA-3FX では、Mac OS に標準で付属しているドライバを使用します。
UA-3FX に付属の CD-ROM を使用する必要はありません。
ドライバとは?
パソコンと UA-3FX が USB ケーブルで接続されているときに、パソコン上のア
プリケーション・ソフトウェアと UA-3FX との間でデータのやりとりをするソフ
トウェアです。
ドライバは、アプリケーションからの情報を UA-3FX に送ったり、逆に UA-3FX
からの情報をアプリケーションに渡したりします。
fig.05-01
アプリケーション
ドライバ
パソコン
お使いの環境によって、インストールおよび設定の手順が異なります。
以下の中からご自分にあった項目へお進みください。
•
Mac OS X をお使いのとき..............................P.24
•
Mac OS 9 をお使いのとき.............................. P.26
他の機器と接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐため、必ずす
べてのオーディオ機器の音量を絞った状態で USB ケーブルを抜いてください。
Macintosh の電源を切る必要はありません。UA-3FX と Macintosh を USB ケー
ブルで接続してからオーディオ機器の電源を入れてください。
USBコネクター
USBケーブル
UA-3FX
23
接続とドライバのインストール(Macintosh)
Mac OS X の場合
1
UA-3FX を接続していない状態で Macintosh の電源を入れ、
Macintosh を起動します。
USB キーボードと USB マウス以外のすべての USB ケーブ
ルをはずした状態にしておいてください。
2
起動中のソフトウェア(アプリケーション)をすべて終了し
ます。
※ UA-3FX の底面にある ADVANCE(モード切り替え)スイッ
チ が OFF になっていることを確認します。
3
UA-3FX と Macintosh を USB ケーブルで接続します。
4
システム環境設定から サウンドをクリックします。
fig.osx-sound30
5
サウンドエフェクト のタブをク
リックします。
警告とサウンドエフェクトの再
生装置に UA-3FX を選択しま
す。
fig.osx-out30
6
出力のタブをクリックします。
サウンドを出力する装置の選択
に UA-3FX を選択します。
ウィルス・チェッカーなどの
ソフトウェアをお使いのとき
は、それらも必ず終了してく
ださい
この機器は、回路保護のため、
USB コネクターを接続してか
らしばらくは動作しません。
Macintosh のスピーカー(内
蔵スピーカー)から音を出し
たいときには、出力 タブで
Build-in audio controller など
の内蔵スピーカーを選択して
ください。
24
ダイアログにある主音量 を
使っての音量調整はできませ
ん。
接続とドライバのインストール(Macintosh)
fig.osx-in30
7
入力のタブをクリックします。
サウンドを入力する装置の選択
に UA-3FX を選択します。
お使いになるためのご注意
ソフトウェアなどでお使いになる前に、以下の内容を確認してください。
•
オーディオ入出力の設定メニューがある場合には、UA-3FX を選択してくださ
い。設定方法などは、お使いのソフトウェアの取扱説明書などをご覧ください。
•
ソフトウェアを起動する前に、UA-3FX とMacintoshをUSBケーブルで接続し
ます。
•
ソフトウェアの起動中に UA-3FX の USB ケーブルを抜かないでください。
•
ソフトウェアを終了してから UA-3FX の USB ケーブルを抜いてください。
•
Macintosh のスリープ機能は、オフにしてお使いください。
•
Mac OS X のクラシック環境(Classic)では動作しません。クラシック環境を
起動していない状態でお使いください。
※ 最新情報は、http://www.roland.co.jp/cs/ をご覧ください。
次に、正しく接続と設定ができたかを確認するために『音
が鳴るか確認する』 (P.29)へ進みます。
25
接続とドライバのインストール(Macintosh)
Mac OS 9 の場合
1
UA-3FX を接続していない状態で Macintosh の電源を入れ、
Macintosh を起動します。
USB キーボードと USB マウス以外のすべての USB ケーブ
ルをはずした状態にしておいてください。
2
起動中のソフトウェア(アプリケーション)をすべて終了し
ます。
ウィルス・チェッカーなどのソフトウェアをお使いのとき
は、それらも必ず終了してください。
fig.os9-1
3
Mac OS 起動後、アップル・メ
ニューから、Apple システム・
プロフィールを選択します。
「Apple システム・プロフィール」ダイアログが開きます。
4
デバイスとボリューム・タブをクリックします。
5
コマンド ・メニューのすべての情報を更新 をクリックしま
す。
※ UA-3FX の底面にある ADVANCE(モード切り替え)スイッ
チ が OFF になっていることを確認します。
6
UA-3FX と Macintosh を USB ケーブルで接続します。
7
そのまま、5 秒ほどお待ちください。
UA-3FX は、Mac OS に付属しているドライバを使用しま
す。お待ちいただいている間、画面の表示は変わりません
が、UA-3FX を認識中です。マウスやキーボードにはさわ
らないでください。
26
この機器は、回路保護のため、
USB コネクターを接続してか
らしばらくは動作しません。
fig.os9-240
8
認識が完了しているか確認する
ために、再び Apple システム・
プロフィール で、コマンド ・メ
ニューからすべての情報を更新
をクリックします。
USB の欄に、オーディオ(UA-3FX)と表示されます。
f
正しく表示されたら、ドライバのインストールは成功です。
ファイル・メニューから 終了をクリックして Apple システ
ム・プロフィールを閉じます。
正しく表示されない場合は、一度 UA-3FX を抜いて、10 秒
程お待ちいただいた後、手順 2. からやり直してください。
■ サウンドの入出力の調整
fig.os9-3
1
アップル ・メニューをクリッ
クし、コントロールパネル -
サウンドを選びます。
「サウンド」ダイアログを開き
ます。
接続とドライバのインストール(Macintosh)
2
スピーカのタブをクリックします。
fig.os9-560
3
UA-3FXおよび周辺のオーディ
オ機器の音量を絞っている状
態で、[テスト開始]をクリッ
クします。
お使いの OS や環境によって
表示の内容がことなります。
録音入力切り替えスイッチが
DIGITAL になっていると、パ
ソコンのオーディオ・データ
を再生することができません。
スイッチを ANALOG に設定し
てください。
27
接続とドライバのインストール(Macintosh)
fig.os9-5
4
終わったら[テスト中止]をク
リックします。
fig.06-07
5
サウンド ・ダイアログで入力 の
タブをクリックします。
サウンド入力源の選択で、 外
部入力の欄に USB オーディオ
が表示されているか確認しま
す。
※ 「出力装置を通して音を再生す
る」 には、チェックしないでく
ださい。
UA-3FX の出力音量は、Mac
OS のサウンド・ダイアログで
は調節できません。音量はお
使いのスピーカ−などで調節
してください。
USB オーディオ と表示されな
い場合は、「サウンド」ダイア
ログを閉じて、UA-3FX の
USB ケーブルを Macintosh
から抜いてください。手順 1
からやりなおしてください。
(P.26)
28
6
設定が終わったら 「サウンド」ダイアログを閉じます。
ファイル・メニューから 終了を選択します。
次に、正しく接続と設定ができたかを確認するために 『音
が鳴るか確認する』(P.29)へ進みます。
音が鳴るか確認する
接続が正しく行われたか、サンプル・データを再生して確
認してみましょう。
サンプル・データの再生
ここでは、Macintosh 標準の機能を使用してサンプル・
データを再生します。サンプル・データは Sound it! CD-
ROM の中に入っています。
接続とドライバのインストール(Macintosh)
サンプル・データを聴く場合
には、システムのあるハード
ディスクに 30MB 程度の空き
容量が必要です。
1
CD-ROM を準備します。
CD-ROM を Macintosh の CD-ROM ドライブに入れてくだ
さい。
2
CD-ROMの Soundit3 フォルダの Sampledataフォルダ内の
Alright をデスクトップにドラッグしてコピーします。
fig.os9-8
3
MacOS に標準で付属して
いる QuickTime Player を
起動します。
QuickTime Player は、通常はハード・ディスクの中の アプ
リケーション(Applications)・フォルダの QuickTime にあ
ります。
4
ファイル ・メニューからムービーを開く を選択し、コピーし
たファイルの Alright を選択し[変換]([開く])をクリック
します。
5
サンプル・データを再生します。
再生 ボタンをクリックします。UA-3FX からサンプル・
データの演奏が出力されます。
本製品に付属している曲デー
タを個人で楽しむ以外に権利
者の許諾なく使用することは、
法律で禁じられています。権
利者に無断でこれらのデータ
の複製を作ったり、二次的著
作物で利用したりしてはいけ
ません。
録音入力切り替えスイッチが
DIGITAL になっていると、パ
ソコンのオーディオ・データ
を再生することができません。
スイッチを ANALOG に設定し
てください。
正しく演奏されない場合は、
『
トラブルシューティング』
(P.80)をご覧になり、確認し
てください。音が鳴らなかっ
たり、正しく演奏されなかっ
たときなどの問題の解決方法
が書かれています。
サンプル・データが演奏されましたか?
正しく演奏されていれば、Macintosh と UA-3FX の接続が
正しく行われ、さらにドライバが正しくインストールされ
ているということです。
29
接続とドライバのインストール(Macintosh)
以上で UA-3FX の接続とドライバのインストールがすべて
完了しました。これ以降は目的に合わせて次の項目をお読
みください。
付属の Sound it! を使う
•
→
『Sound it!』(P.62)
UA-3FX の具体的な使い方を知る
•
『基本的な使い方』(P.31)
→
UA-3FX をお使いになる場合の制限事項
•
オーディオ再生アプリケーションで録音/再生中に、USBケーブルを抜き挿し
したり、録音ソース切り替えスイッチを切り替えないでください。アプリケー
ションがハングアップすることがあります。
MacOS に標準で付属されているドライバは、ASIO には対応しておりません。
•
Metro およびSparkなど一部アプリケーションは、48kHz で録音再生を行うこ
•
とはできません。44.1kHz でお使いください。
30