
この機器を正しくお使いい ただくために、ご使用前に「安全上のご注意」(P.3)と「使用上のご
注意」(P.5)をよくお読みください。また、この機器の優れた機能を十分ご理解いただくために
も、取扱説明書をよくお読みください。取扱説明書は必要なときにすぐに見ることができるよう、
手元に置いてください。
© 2009 ローランド株式会社 本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。

安全上のご注意
安全上のご注意
火災・感電・傷害を防止するには
注意の意味について警告と
取扱いを誤った場合に、使用者が
警告
注意
死亡または重傷を負う可能性が想
定される内容を表わしています。
取扱いを誤った場合に、使用者が
傷害を負う危険が想定される場合
および物的損害のみの発生が想定
される内容を表わしています。
※物的損害とは、家屋・家財およ
び家畜・ペットにかかわる拡大
損害を表わしています。
以下の指示を必ず守ってください
警告 警告
● この機器を分解したり、改造したりしな
いでください。
...............................................................................................
● 修理/部品の交換などで、取扱説明書に
書かれていないことは、絶対にしないで
ください。必ずお買い上げ店またはロー
ランドお 客様相談センターに相談して
ください。
...............................................................................................
● 次のよう な場所に設置しないでくださ
い。
○ 温度が極端に高い場所(直射日光の
当た る場所、暖房機器の近く、発熱
する機器の上など)
○ 水気の近く(風呂場、洗面台、濡れ
た床など)や湿度の高い場所
○ 湯気や油煙が当たる場所
○ 塩害の恐れがある場所
○ 雨に濡れる場所
○ ほこりや砂ぼこりの多い場所
○ 振動や揺れの多い場所
...............................................................................................
図記号の例
は、注意(危険、警告を含む)を表わしています。
具体的な注意内容は、 の中に描かれています。
左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を表わし
ています。
は、禁止(してはいけないこと)を表わしています。
具体的な禁止内容は、 の中に描かれています。
左図の場合は、「分解禁止」を表わしています。
は、強制(必ずすること)を表わしています。
具体的な強制内容は、 の中に描かれています。
左図の場合は、「電源プラグをコンセントから抜くこ
と」を表わしています。
● この機器を、ぐらつく台の上や傾いた場
所に設置しないでください。必ず安定し
た水平な場所に設置してください。
..............................................................................................
● この機器を単独で、ある いはヘッドホ
ン、アンプ、スピーカーと組み合わせて
使用した場合、設定によっては永久的な
難聴になる程度の音量になります。大音
量で、長時間使用しないでください。万
一、聴力低下や耳鳴りを感じたら、直ち
に使 用をやめて専門の医師に相談し て
ください。
..............................................................................................
● この機器に、異物(燃えやすいもの、硬
貨、針金など)や液体(水、ジュースな
ど)を絶対に入れないでください。
..............................................................................................
3

安全上のご注意
警告
● 次のよう な場合は、直ちに電源を切っ
て、お買い上げ店またはローランドお客
様相談セ ンターに修理を依頼してくだ
さい。
○ 煙が出たり、異臭がしたとき
○ 異物が内部に入ったり、液体がこぼ
れたりしたとき
○ 機器が(雨などで)濡れたとき
○ 機器に異常や故障が生じたとき
...............................................................................................
● お子様のいるご家庭で使用する場合、お
子様の取 り扱いやいたずらに注意して
ください。必ず大人のかたが、監視/指
導してあげてください。
...............................................................................................
● この機器を落としたり、この機器に強い
衝撃を与えないでください。
...............................................................................................
● CD-ROMを、一般のオーディオCD プ
レーヤーで再生しないで下さい。大音量
によって耳を痛めたり、スピーカーを破
損する恐れがあります。
...............................................................................................
注意
● 接続したコードやケーブル類は、繁雑に
ならないように配慮してください。特
に、コードやケーブル類は、お子様の手
が届かないように配慮してください。
..............................................................................................
● この機器の上に乗ったり、機器の上に重
いものを置かないでください。
..............................................................................................
● この機器を移動するときは、外部機器と
の接続を外してください。
..............................................................................................
● ファンタム電源供給 の必要なコンデン
サ ー・マイクを接続したとき以外は、
ファ ンタム電源を必ずオフにしてく だ
さい。ダイナミック・マイクやオーディ
オ再 生装置などにファンタム電源を 供
給すると故障の原因になります。マイク
の仕様については、お使いのマイクの取
扱説明書をお読みください。
(本機のファンタム電源:
DC 48V、8mA Max)
..............................................................................................
4

使用上のご注意
電源について
● 接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破
損を防ぐため、必ずすべての機器の電源を切っ
てください。
設置について
● この機器の近くにパワー・アンプなどの大型ト
ランスを持つ機器があると、ハム(うなり)を
誘導することがあります。この場合は、この機
器との間隔や方向を変えてください。
● テレビやラジオの近くでこの機器を動作させる
と、テレビ画面に色ムラが出たり、ラジオから
雑音が出ることがあります。この場合は、この
機器を遠ざけて使用してください。
● 携帯電話などの無線機器を本機の近くで使用す
ると、着信時や発信時、通話時に本機から雑音
が出ることがあります。この場合は、それらの
機器を本機から遠ざけるか、もしくは電源を
切ってください。
● 極端に温湿度の違う場所に移動すると、内部に
水滴がつく(結露)ことがあります。そのまま
使用すると故障の原因になりますので、数時間
放置し、結露がなくなってから使用してくださ
い。
● 設置条件(設置面の材質、温度など)によって
は本機のゴム足が、設置した台などの表面を変
色または変質させることがあります。
ゴム足の下にフェルトなどの布を敷くと、安心
してお使いいただけます。この場合、本機が
滑って動いたりしないことを確認してからお使
いください。
お手入れについて
● 通常のお手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、
堅く絞った布で汚れを拭き取ってください。汚
れが激しいときは、中性洗剤を含んだ布で汚れ
を拭き取ってから、柔らかい布で乾拭きしてく
ださい。
● 変色や変形の原因となるベンジン、シンナーお
よびアルコール類は、使用しないでください。
修理について
● お客様がこの機器を分解、改造された場合、以
後の性能について保証できなくなります。また、
修理をお断りする場合もあります。
● 当社では、この製品の補修用性能部品(製品の
機能を維持するために必要な部品)を、製造打
切後 6 年間保有しています。この部品保有期間
を修理可能の期間とさせていただきます。なお、
保有期間が経過した後も、故障箇所によっては
修理可能の場合がありますので、お買い上げ店、
またはローランドお客様相談センターにご相談
ください。
CD-ROM の取り扱い
● ディスクの裏面(信号面)に触れたり、傷をつ
けたりしないでください。データの読み出しが
うまくいかないことがあります。ディスクの汚
れは、市販の CD 専用クリーナーでクリーニン
グしてください。
著作権について
● 第三者の著作物(音楽作品、映像作品、放送、
実演、その他)の一部または全部を、権利者に
無断で録音、録画あるいは複製し、配布、販売、
貸与、上演、放送などを行うことは法律で禁じ
られています。
● 本機は技術的保護手段による制約の一部または
全部を受けずに録音、録画あるいは複製を行う
ことができます。これは本機が音楽制作や映像
制作を目的としており、他者の著作権を侵害し
ない作品(自作曲など)の録音、録画あるいは
複製まで、制約を受けることがないよう設計さ
れているためです。
● 第三者の著作権を侵害する恐れのある用途に、
本機を使用しないでください。あなたが本機を
用いて他者の著作権を侵害しても、弊社は一切
責任を負いません。
● 個人で楽しむこと(私的使用)を目的としてい
ても、技術的保護手段を回避(除去または改変)
して第三者の著作物を無断で複製することは、
第三者の著作権を侵害する行為となり、法律で
禁じられています。
5

使用上のご注意
その他の注意について
● 故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、
入出力端子などに過度の力を加えないでくださ
い。
● ケーブルの抜き差しは、ショートや断線を防ぐ
ため、プラグを持ってください。
● 音楽をお楽しみになる場合、隣近所に迷惑がか
からないように、特に夜間は、音量に十分注意
してください。ヘッドホンを使用すれば、気が
ねなくお楽しみいただけます。
● 輸送や引っ越しをするときは、この機器が入っ
ていたダンボール箱と緩衝材、または同等品で
梱包してください。
● この機器が入っていた梱包箱や緩衝材を廃棄す
る場合、各地域のゴミの分別基準に従って行っ
てください。
● 接続ケーブルには抵抗が入ったものがあります。
本機との接続には、抵抗入りのケーブルを使用
しないでください。音が極端に小さくなったり、
まったく聞こえなくなる場合があります。抵抗
の入っていない接続ケーブル(ローランド:
PCSシリーズなど)をご使用ください。
他社製の接続ケーブルをご使用になる場合、
ケーブルの仕様につきましては、ケーブルの
メーカーにお問い合わせください。
※ Microsoft、Windows と Windows Vista
は、米国 Microsoft Corporation の米国及び
その他の国における登録商標です。
®
※ Windows
Windows
※ Apple、Macintosh は、米国 Apple Inc. の米
国及びその他の国における登録商標です。
※ Mac OS は、米国 Apple Inc. の登録商標で
す。
※ MIDI は社団法人 音楽電子事業協会(AMEI)
の登録商標です。
※ GM( )、GM2( )は、社団法人
音楽電子事業協会(AMEI)の登録商標です。
※ Cakewalk は米国 Cakewalk, Inc. の米国にお
ける登録商標です。
※ MMP(Moore Microprocessor Portfolio)
はマイクロプロセッサーのアーキテクチャーに
関する TPL(Technology Properties
Limited)社の特許ポートフォリオです。当社
は、TPL 社よりライセンスを得ています。
の正式名称は、Microsoft
operating system です。
®
®
※ MPEG Layer-3 オーディオ圧縮技術は、
Fraunhofer IIS 社と THOMSON
multimedia 社よりライセンスを得ていま
す。
※ 文中記載の会社名及び製品名は、各社の商標ま
たは登録商標です。
6

目次
安全上のご注意 .............................................................................3
使用上のご注意 .............................................................................5
パッケージの内容..........................................................................8
各部の名称とはたらき................................................................. 10
フロント・パネル.................................................................................................10
リア・パネル ........................................................................................................13
ドライバのインストールと設定.................................................... 15
Windows Vista をお使いのとき ......................................................................16
Windows XP をお使いのとき ...........................................................................20
Macintosh をお使いのとき...............................................................................24
音が鳴るか確認する.............................................................................................28
基本的な使い方 .......................................................................... 30
基本的な接続 ........................................................................................................31
マイクやギターを接続する.................................................................................32
マイクを接続してコンプレッサーをかける......................................................34
デジタル信号をコンピューターで録音する......................................................36
MD などのデジタル機器で録音する..................................................................37
資料.......................................................................................... 38
ドライバの設定について.....................................................................................38
ドライバ署名オプションの設定(WindowsXP)............................................39
ドライバの再インストール.................................................................................40
ドライバの削除方法.............................................................................................40
電源管理の設定.....................................................................................................42
システムの「パフォーマンス」の設定(Windows)......................................43
システムのボリューム設定.................................................................................44
標準ドライバ・モードについて .........................................................................45
トラブルシューティング.............................................................. 46
ドライバインストール時のトラブル..................................................................46
設定時のトラブル.................................................................................................49
再生/録音時のトラブル.....................................................................................50
主な仕様.................................................................................... 55
索引.......................................................................................... 57
7

パッケージの内容
パッケージを開けたら、まずすべての内容物があるかどうか確認しましょう。
不足している場合は、お買い上げになった販売店までご連絡ください。
■ UA-25EX
fig.UA-25EX
■ 取扱説明書
本書です。常に手元に置いて、いつでも参照できるようにしてください。
■ CD-ROM(3 枚)
※ 同梱の CD-ROM を開封する前に、必ず「使用許諾契約書」をお読みください。CD-ROM を
開封した時点で、使用許諾契約書に記載された事項をご承諾いただいたことになります。
UA-25EX Driver CD-ROM
UA-25EX ドライバとデモ曲が収録されています。
Cakewalk Production Plus Pack CD-ROM
Cakewalk Production Plus Pack が収録されています。
•
プレミアムな音楽制作環境が体感できる DAW ソフト
•
即戦力として活躍するサンプリング・シンセサイザー
など。使い方については、CD-ROM に添付のインストール・ガイドやソフトのヘルプをご
覧ください。
Cakewalk Audio Creator LE CD-ROM
録音 したオーディオ・デー タを簡単な操作で 編集することがで きる、Cakewalk Audio
Creator LE が収録されています。
使い方、および設定方法については、Cakewalk Audio Creator LE CD-ROM に付属のイ
ンストール・ガイドをご覧ください。
fig.keikoku
8
※ 本製品に付属しているデモ曲を個人で楽しむ以外に権利者の許諾なく使用することは、法律で
禁じられています。権利者に無断でこれらのデータの複製を作ったり、二次的著作物で利用し
たりしてはいけません。
※ ディスクの裏面(信号面)に触れたり、傷をつけたりしないでください。データの読み出しが
うまくいかないことがあります。ディスクの汚れは、市販の CD 専用クリーナーでクリーニン
グしてください。
警告
CD-ROM を、一般のオーディオ CD プレーヤーで再生しないでください。
大音量によって耳を痛めたり、スピーカーを破損する恐れがあります。

パッケージの内容
■ USB ケーブル
コンピューターの USB 端子と UA-25EX を接続するためのケーブルです。
※ USB ケーブルは付属のものをお使いください。破損などにより付属の USB ケーブルが必要
な場合は、保証書の封筒に記載されている「修理に関するお問い合わせ」にご相談ください。
■ 使用許諾契約書
ローランド株式会社が著作権を有するソフトウェアに関し、お客様に対してソフトウェアの使用を
許諾するための契約ですので、必ず CD-ROM を開封する前にお読みください。
■ 保証書
UA-25EX 本体の保証書です。保証期間内に UA-25EX の修理を受ける際に必要ですので、記載
事項を確認の上、大切に保管してください。保証書の封筒に記載されている「修理に関するお問い
合わせ」は、UA-25EX 本体の修理に関する問い合わせ先です。UA-25EX の操作などに関するお
問い合わせは巻末に記載の『お問い合わせの窓口』までご連絡ください。
■ ローランド ユーザー登録カード
UA-25EX のユーザーとして登録していただくための登録カードです。ローランド ユーザー登録
カードに記載されている登録方法をお読みになり、必ずユーザー登録をしてください。
これらは別途用意しましょう
外部アンプ、スピーカー、ヘッドホン、マイクは付属していません。
UA-25EX を通して出力される音声を聴くための外部アンプ、スピーカー、ヘッドホンなど
は付属していません。また、音声を入力するために UA-25EX に接続するマイクも付属し
ていません。これらは別途ご用意ください。
デジタル入出力用のケーブルは付属していません。
MD や DAT などのデジタル・レコーダーを接続し、デジタルで録音することができますが、
デジタル機器と UA-25EX を接続するケーブルは付属していません。別途ご用意ください。
9

各部の名称とはたらき
初めて UA-25EX をコンピューターに接続する前に、ドライバのインストールが必要です。
『ドライバのインストールと設定』(P.15)の手順に従って、ドライバのインストールを行っ
てください。
フロント・パネル
fig. front
1
3
8 9
5
4
12
fig.jack-type
1.
922
2.
3.
10
11
HOT (TIP)
13
標準タイプ
(アンバランス)
GND (SLEEVE)
COLD (RING)
XLRタイプ
TRS標準
タイプ
(バランス)
672
コンボ入力ジャック
マイク・プリアンプを搭載したアナログ・オーディオ信号入力
ジャックです。XLR タイプと標準タイプのプラグに対応し、接
続する機器に応じて選択することができます。また、バランス
/アンバランスのいずれも接続が可能です。
マイクを接続する場合は、XLR タイプのジャックに接続してく
ださい。XLR タイプのジャックは、ファンタム電源(48V)に
対応しており、ファンタム電源対応のコンデンサー・マイクを
接続することもできます。その場合は、リア・パネルのファン
タム電源スイッチ(23)をオンにしてお使いください。
※ 本機はバランス(XLR/TRS)タイ
プの端子を装備しており、次のよ
うに配線されています。接続する
機器の配線をご確認のうえ、接続
してください。
入力感度つまみ
フロント・パネルのコンボ入力ジャック(1)に入力された信号の入力レベルを調整します。
入力インピーダンス切り替えスイッチ
コンボ入力ジャック(1)INPUT 2/R の標準タイプの、入力インピーダンスを切り変えます。接
続する機器に応じて、ハイ・イ ンピーダンス(Hi-Z)とロー・インピーダンス (Lo-Z)を選択す
ることができます。ギターやベースなどを接続する場合は入力インピーダンス切り替えスイッチを
オン( 押し込まれた状態)にしてハイ・インピーダンス(Hi-Z)に設定します。電子楽器やカ
セット・デッキを接続する場合には入力インピーダンス切り替えスイッチをオフ( 押し込まれ
ていない状態)にしてロー・インピーダンス(Lo-Z)に設定します。
コンボ入力ジャックの INPUT 1/L の標準タイプは、ロー・インピーダンス(Lo-Z)固定です。
1:GND
2:HOT
3:COLD
10

fig. front
各部の名称とはたらき
1
3
8 9
5
4
12
10
11
13
672
4.
コンプレッサー/リミッター・スレッショルドつまみ
コンプレッサー、リミッターのスレッショルドを調節します。
右へ回すほど、小さなレベルでコンプレッサー/リミッターが効くようになります。リア・パネル
のコンプレッサー/リミッター・タイプ・スイッチ(22)で、コンプレッサー 1(または 2)を
選んでいるときは、スレッショルドが下がるとともに、ゲイン(メイクアップ・ゲイン)が上がり、
ファットなサウンドが得られます。
左いっぱいへ回すとコンプレッサー/リミッターはオフになります。
※ つまみを右へ回すほどコンプレッサーの効果が強くなるため、音質が変化したように聞こえる
ことがあります。このような場合は、音質の変化が気にならなくなるまで、スレッショルドつ
まみを左に回してください。
※ コンプレッサー/リミッター回路を完全にオフにするには、リア・パネルのコンプレッサー/
リミッター・タイプ・スイッチ(22)をオフ(BYPASS)にしてください。
ピーク・インジケーター
5.
入力信号のレベルに応じて点灯します。ピーク・インジケーターが点灯しないように、各入力感度
つまみ(2)で入力レベルを調節してください。
リア・パネル のコンプレッサー/リミッター・タイプ・スイッ チ(22)がオフ(BYPASS)に
なっているときは、ピーク・インジケーターは赤色に光ります。コンプレッサー/リミッター・タ
イプ・スイッチがコンプレッサー 1、2、リミッターになっているときは緑色で光ります。
デジタル入力スイッチ
6.
デジタル入力コネクターからの信号を録音する場合に、オン( 押し込まれた状態)にします。
オンにすると、デジタル入力コネク ター(17)に接続された外部のデジタル機器と同期させるこ
とができます。
デジタル入力スイッチ 状態
オン で、デジタル入力コネクターに
デジタル機器を接続している状態
オフ
オン で、デジタル入力コネクターに
デジタル機器を接続していない状態
※ デジタル入力モードのときは、コンピューターからの音は聞こえません。ダイレクト・モニ
ター部の各設定は無効になります。また、ダイレクト・モニター・スイッチ(9)、STEREO/
MONO 切り替えスイッチ(8)、ダイレクト・モニター・ボリューム(10)を操作しても効
果はありません。
デジタル入力コネクター(17)からの入力がコンピュー
ターに送られます(デジタル入力モード)。
コンボ入力ジャック(1)からの入力がコンピューターに
送られます。
コンピューターから USB 経由で出力されるオーディオ
信号(音声)が、UA-25EX を通過して再びコンピュー
ターに戻ります(LoopBack モード)。
11

各部の名称とはたらき
USB インジケーター
7.
UA-25EX とコンピューターを USB ケーブルで接続し、コンピューターが UA-25EX を正しく認
識すると青色に点灯します。
8.
STEREO / MONO 切り替えスイッチ(ダイレクト・モニター部)
コンボ入 力ジャック(1)から の入力信号 をステレオ(STEREO)でモ ニターする かモノラル
(MONO)でモニターするかを切り替えます。
INPUT 2/R のみにギターを接続して使用する場合は、モノラル( 押し込まれた状態)に設定し
ます。モノラルに設定した場合でも、USB 経 由でコンピューターに送られるオーディオ信号はス
テレオです。
※ デジタル入力スイッチ(6)がオンの状態のときには、STEREO / MONO 切り替えスイッチ
を操作しても設定は無視されます。
ダイレクト・モニター・スイッチ(ダイレクト・モニター部)
9.
コンボ入力ジャック(1)からの入力信号をヘッドホン・ジャック(13)とマスター出力ジャック
(14)から出力するかどうかを切り替えます。スイッチを押すたびに、オンとオフが切り替わりま
す。ダイレクト・モニターのオン/オフは、Cubase などの ASIO2.0 対応アプリケーション・ソ
フトウェアから直接コントロールすることができます。
ダイレクト・モニター・スイッチ
オン
(ダイレクト・モニター・
インジケーターが点灯)
オフ
(ダイレクト・モニター・
インジケーターが消灯)
状態
入力信号を出力します。
入力信号を出力しません。
コンピューターの内部でオーディオ信号をスルーする場合やミキ
サーを接続して入力信号のモニターを直接ミキサーから出力して
いる場合にはオフにして使用します。
12
※ デジタル入力モード( P.11)のときは、ダイレクト・モニター・スイッチの操作に関係なく、
常にデジタル入力コネクターからの信号がモニターされます。
ダイレクト・モニター・ボリューム(ダイレクト・モニター部)
10.
コンボ入力ジャック(1)からの入力信号をヘッドホン・ジャック(13)とマスター出力ジャック
(14)に出力する音量を調節します。
右いっぱいに回すとモニターされる信号は +6dB になります。
11.
ダイレクト・モニター・インジケーター(ダイレクト・モニター部)
ダイレクト・モニ ターがオンのときに点灯し、オフのときに消灯します。デ ジタル入力スイッチ
(6)をオンにすると、ダイレクト・モニターは自動的にオフになり、ダイレクト・モニター・イン
ジケーターが消灯します。
アウトプット・ボリューム
12.
ヘッドホン・ジャック(13)とマスター出力ジャック(14)から出力される音量を調節します。
13.
ヘッドホン・ジャック
ヘッドホンを接続します。マスター 出力ジャック(14)と同じ音が出力されます。ヘッドホンを
接続している場合でも、マスター出力ジャックから音が出力されます。

リア・パネル
マスター出力ジャック
(TRSバランス・タイプ)
NOR
LIFT
fig.rear
15
19
各部の名称とはたらき
22
17
16
14
マスター出力ジャック(TRS バランス・タイプ、RCA ピン・タイプ)
14.
アナログ・オーディオ信号の出力ジャックです。標準タイプと RCA ピン・タイプには同じ信号が
出力されます。接続する機器やケーブルの種類に応じて使い分けてください。
※ TRS バランス・タイプのマスター出力ジャックは、図
のように配線されています。接続する機器の配線をご
確認のうえ、接続してください。
15.
ヤグランド・リフト・スイッチ
通常は、NORMAL(NOR)側でお使いください。
グランドのループ等によるノイズが発生したとき、LIFT 側
に切り替えることで、マスター出力ジャック、TRS バラン
スタイプのスリーブ(SLEEVE)端子がグランドから切り離
され、ノイズが解消されることがあります。
16.
デジタル出力コネクター(オプティカル)
デジタル・オーディオ信号を出力するコネクターです。MD や DAT などのデジタル・オーディオ
機器にデジタル・オーディオ信号を出力するときに、光ケーブルを使用して接続します。
デジタル入力コネクター(オプティカル)
17.
デジタル・オーディオ信号を入力するコネクターです。CD、MD、DATなどからのデジタル・オー
ディオ信号を入力するとき、光ケーブルを使用して接続します。
18.
MIDI IN/OUT コネクター
コンピューターからの MIDI メッセージを送受信する MIDI コネクターです。
※ 標準ドライバ・モード(P.45)でお使いの場合は、MIDI IN/OUT コネクターは使用できませ
ん。
サンプリング周波数切り替えスイッチ
19.
オーディオを録音/再生するときのサンプリング周波数を設定します。サンプリング周波数を切り
替えた場合は、すべてのソフトウェアを終了して UA-25EXとコンピューターを接続しているUSB
ケーブルをいったんはずし、その後コンピューターに接続しなおしてください。
※ 標準ドライバ・モード(ADVANCED DRIVER スイッチがオフ)で使用する場合は、サンプ
リング周波数切り替えスイッチの設定に関係なく、44.1kHz に固定されます。
※ 96kHz で使用する場合、録音時は「96R」に、再生時は「96P」に設定してください。
18
20
21 23
GND(SLEEVE)
HOT(TIP)
COLD(RING)
13

各部の名称とはたらき
USB コネクター
20.
USB ケーブルを使ってコンピューターと接続します。
21.
ADVANCED DRIVER スイッチ
動作モードを、アドバンス・モード(ON)または標準ドライバ・モード(OFF)に切り替えます。
通常はアドバンス・モード(ON)でお使いください。
※ 設定を切り替えた場合には、UA-25EX の USB ケーブルをコンピューターから一度はずして
接続しなおしてください。
スイッチ 解説
ON
(アドバンス・モード)
OFF
(標準ドライバ・モード)
コンプレッサー/リミッター・タイプ・スイッチ
22.
コンボ入力ジャック(1)からの入力信号にかける、ハードウェア・コンプレッサー/リミッター
のタイプを選びます。
コンプレッサー/リミッター・スレッショルドつまみ(4)で、コンプレッサー/リミッターのス
レッショルドを調節します。
UA-25EX には、アタック・タイムの異なる 2 種類のコンプレッサーが搭載されています。
スイッチ 解説
コンプレッサー 1
(COMP 1)
コンプレッサー 2
(COMP 2)
リミッター
(LIMIT)
オフ
(BYPASS)
専用のドライバを使用するモードです。
専用ドライバを使用することで、高音質かつ安定したタイミングでの
オーディオの再生/録音が行えます。
OS が提供する標準ドライバを使用するモードです。
手元に専用ドライバがない場合など、専用ドライバをインストールでき
ない場合に便利です。ただし、以下の制限があります。
・ サンプリング周波数スイッチ(19)の設定に関係なく、44.1kHz /
16bit で動作します。
・ ASIO ドライバには対応していません。
・ MIDI IN/OUT コネクター(18)は使用できません。
アタック・タイムが短く、ボーカルに適したコンプレッサーです。
アタック・タイムが長く、パーカッションやアコースティック・ギターなど楽器
の録音に適したコンプレッサーです。
突然、大音量の音声が入力された場合でもマイルドに圧縮をして、AD コンバー
ターでのクリップ・ノイズを抑えることができます。
※ リミッターの許容値を超える入力レベルでは、クリップ・ノイズが発生します。
コンプレッサー/リミッター回路が完全にバイパスされます。
14
ファンタム電源スイッチ
23.
フロント・パネルのコンボ入力ジャック(1)の XLR タイプ端子に供給するファンタム電源のオ
ン/オフを切り替えます。
※ XLR タイプ端子にファンタム電源の供給が必要なコンデンサー・マイクを接続しているとき
以外は、ファンタム電源を必ずオフにしてください。ダイナミック・マイクやオーディオ再生
装置などにファンタム電源を供給すると故障の原因になります。マイクの仕様については、お
使いのマイクの取扱説明書をお読みください。
※ 本機のファンタム電源:DC48V、最大 8mA

ドライバのインストールと設定
お使いの環境によって、インストールおよび設定の手順が異なります。ご自分の環境に合わせて、
HInstall.eps
以下の 3 つのステップで、インストールと設定をしてください。
Windows
Vista
Windows
XP
MacOSX
ドライバの
1.
インストール
入出力デバイス
2.
の設定
音が鳴るか
3.
確認する
P.16 P.20 P.24
P.18 P.22
P.28 P.28 P.28
P.25
P.26
ドライバとは
ドライバとは、コンピューターと UA-25EX が接続されているときに、コンピューター上のアプ
リケーション・ソフトウェアと UA-25EX との間でデータをやりとりするソフトウェアです。
ドライバは、アプリケーション・ソフトウェアからの情報を UA-25EX に送ったり、逆に
UA-25EX からの情報をアプリケーション・ソフトウェアに渡したりします。
最新 OS への対応状況、ドライバなどの情報については、以下をご覧ください。
ローランド・ホームページのサポートに関する情報
http://www.roland.co.jp/support/
標準ドライバ・モードでお使いの場合は、『標準ドライバのインストール』(P.45)をご覧くださ
い。
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ドライバのインストールと設定
Windows Vista をお使いのとき
UA-25EX 本体で操作する手順には、 のマークが付いています。指示があるまで
は、UA-25EX をコンピューターに接続しないでください。
UA-25EXの操作
ドライバのインストール
1
UA-25EX を接続していない状態で Windows を起動します。
※ USB キーボードと USB マウス以外のすべての USB ケーブルをはずしてください。
2
起動中のソフトウェアをすべて終了します。
3
付属の「UA-25EX Driver CD-ROM」を CD-ROM ドライブに入れます。
※ 自動再生ダイアログが表示されたときは、「フォルダを開いてファイルを表示」をクリックし
4
CD-ROM 内の、Driver → Vista の順でフォルダを開き Setup アイコンをダブルクリックします。
※「ドライバのインストールは、管理者ユーザーで実行してください。」と表示された場合は、ア
5
ユーザーアカウント制御に関する確認画面が表示されます。
[続行]をクリックします。
ます。
カウントの種類が管理者であるユーザーで Windows にログオンして、再度インストールして
ください。
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6
「UA-25EX Driver をコンピュータ上にインストールします。〜」と表示されます。
[次へ]をクリックします。
※ その他のメッセージが表示された場合は、そのメッセージの内容に従ってください。

ドライバのインストールと設定
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インストールを開始するために、再度[次へ]をクリックします。
インストールが始まります。
Windows セキュリティに関するダイアログが表示された場合は、[インストール]をクリックし
ます。
「ドライバをインストールする準備ができました。〜」と表示されます。
※ その他のメッセージが表示された場合は、そのメッセージの内容に従ってください。
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UA-25EXの操作
※[ADVANCED DRIVER]スイッチを OFF にしていると、手順どおりにインストールが行わ
れません。
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UA-25EXの操作
※ この機器は回路保護のため、USB 接続してからしばらくは動作しません。
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画面の右下隅に「デバイスドライバソフトウェアをインストールしています」と表示され、ドラ
イバが自動的にインストールされます。
※ メッセージが表示されるまでに、しばらく(10 数秒程度)時間がかかる場合があります。
※ その他のメッセージが表示されている場合は、内容を確認してメッセージを閉じてください。
UA-25EX の[ADVANCED DRIVER]スイッチを ON にします。
UA-25EX とコンピューターを USB ケーブルで接続します。
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インストールが完了すると、Driver Setup ダイアログに「インストールが完了しました。」と表
示されます。
[閉じる]をクリックして、Driver Setup ダイアログを閉じます。
システム設定の変更ダイアログが表示された場合は、[はい]をクリックしてください。
Windows が自動的に再起動します。
次に、お使いのソフトウェアで UA-25EX を使用するための設定を行います。
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ドライバのインストールと設定
入出力デバイスの設定
お使いのソフトウェアで UA-25EX を使用するためには、オーディオおよび MIDI の入出力デバ
イスとして UA-25EX を選択してください。設定方法については、お使いのソフトウェアの取扱
説明書などをご覧ください。
※ お使いのソフトウェアでオーディオの入出力デバイスとして UA-25EX を選択できない場合
は、何らかの問題が発生している可能性があります。トラブルシューティングの『設定時のト
ラブル』(P.49)をご覧ください。
オーディオ入出力デバイス
オーディオ出力デバイス OUT(UA-25EX)
オーディオ入力デバイス IN(UA-25EX)
※ ASIO 対応のソフトウェアでお使いになる場合は、お使いのソフトウェアの ASIO 設定で
UA-25EX を選択してください。
MIDI 入出力デバイス
MIDI 出力デバイス UA-25EX
MIDI 入力デバイス UA-25EX
※ Windows Vista 付属のメディアプレーヤーでは、UA-25EX の MIDI 入出力デバイスを使用
することはできません。
Windows Media Player で使用する場合の設定
Windows Media Player など、一部のソフトウェアでは、オーディオ入出力デバイスとして、シ
ステム既定の再生/録音デバイスを使用する場合があります。
ここでは、Windows Media Player で UA-25EX を使用するために、システム既定の再生デバ
イスを UA-25EX に設定します。
※ 後の手順で、Windows Media Player を使って、サンプル・データの再生を行います。必ず
以下の設定を行ってください。
1
コントロール パネルを開いて、ハードウェアとサウンド をクリックし、サウンドをクリックします。
※ クラシック表示の場合は、サウンドをダブルクリックします。
2
再生タブを開いて UA-25EX の OUT を選択し、[既定値に設定]をクリックします。
3
[OK]をクリックして設定を終了します。
※ 既定の再生デバイスに UA-25EX を選択すると、Windows の効果音なども UA-25EX から
出力されるようになるため、コンピューターのスピーカーからは、音が鳴らなくなります。
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