Roland TMC-6 User Manual [ja]

取扱説明書
このたびは、ローランド・トリガー MIDI コンバーター TMC-6 をお買い上げい ただき、まことにありがとうございます。
201a
この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に「安全上のご注意」(P.2 〜 3)と「使用上のご注意」(P.4)をよくお読みください。また、この機器の優 れた機能を十分ご理解いただくためにも、取扱説明書をよくお読みください。取 扱説明書は必要なときにすぐに見ることができるよう、手元に置いてください。
203 215a 215b 220
※ GS( )は、ローランド株式会社の登録商標です。 ※ MIDI は社団法人 音楽電子事業協会( AMEI)の登録商標です。 ※ GM( )、GM2( )は、社団法人 音楽電子事業協会(AMEI)の登録商標
です。
※文中記載の会社名及び製品名は、各社の商標または登録商標です。
 2002 ローランド株式会社
©
本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。

安全上のご注意

安全上のご注意
火災・感電・傷害を防止するには
注意の意味について警告と
取扱いを誤った場合に、使用者が
警告
注意
死亡または重傷を負う可能性が想 定される内容を表わしています。
取扱いを誤った場合に、使用者が 傷害を負う危険が想定される場合 および物的損害のみの発生が想定 される内容を表わしています。  ※物的損害とは、家屋・家財およ
び家畜・ペットにかかわる拡大 損害を表わしています。
以下の指示を必ず守ってください
警告 警告
001
● この機器を使用する前に、以下の指示と取 扱説明書をよく読んでください。
....................................................................................................
002c
● この機器および AC アダプターを分解した り、改造したりしないでください。
....................................................................................................
003
● 修理/部品の交換などで、取扱説明書に書 かれていないことは、絶対にしないでくだ
さい。必ずお買い上げ店またはローランド・ サービスに相談してください。
....................................................................................................
004
● 次のような場所での使用や保存はしないで ください。
○ 温度が 極端に 高い場 所(直射日光 の当
たる場所、暖房機器の近く、発熱する 機器の上など)
○ 水気 の近く(風 呂場、洗 面台、濡 れた
床など)や湿度の高い場所 ○ 雨に濡れる場所 ○ ホコリの多い場所 ○ 振動の多い場所
....................................................................................................
005
● この機器の設置には、ローランドが推奨す るスタンド(型番 :PDS-15 など)を使用し
てください(P.8)。
図記号の例
 は、注意(危険、警告を含む)を表わしていま す。 具体的な注意内容は、 の中に描かれています。 左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を 表わしています。
 は、禁止(してはいけないこと)を表わしてい ます。 具体的な禁止内容は、 の中に描かれています。 左図の場合は、「分解禁止」を表わしています。
は、強制(必ずすること)を表わしています。
具体的な強制内容は、 左図の場合は、「電源プラグをコンセントから抜 くこと」を表わしています。
006
● この機器の設置に PDS-15 などを使用する 場合、ぐらついた所や傾いた所に PDS-15
などを設置しないでください。安定した水 平な所に設置してください。機器を単独で
設置する場合も、同様に安定した水平な所 に設置してください。
.....................................................................................................
007
● この機器を、ぐらついた台の上や傾いた場 所に設置しないでください。必ず安定した
場所に設置してください。
.....................................................................................................
008c
● AC アダプターは、必ず付属のものを、AC 100 V の電源で使用してください。
.....................................................................................................
008e
● 電源コードは、必ず付属のものを使用して ください。また、付属の電源コードを他の
製品に使用しないでください。
.....................................................................................................
009
● 電源コードを無理に曲げたり、電源コード の上に重いものを載せたりしないでくださ
い。電源コードに傷がつき、ショートや断 線の結果、火災や感電の恐れがあります。
.....................................................................................................
の中に描かれています。
....................................................................................................
2
警告
011
● この機器に、異物(燃えやすいもの、硬貨、 針金など)や液体(水、ジュースなど)を
絶対に入れないでください。
....................................................................................................
012b
● 次のような場合は、直ちに電源を切ってAC アダプターをコンセントから外し、お買い
上げ店またはローランド・サービスステー ションに修理を依頼してください。
○ AC アダプター本体、電源コード、また
はプラグが破損したとき ○ 煙が出たり、異臭がしたとき ○ 異物が 内部に 入った り、液体がこ ぼれ
たりしたとき ○ 機器が(雨などで)濡れたとき ○ 機器に異常や故障が生じたとき
....................................................................................................
013
● お子様のいるご家庭で使用する場合、お子 様の取り扱いやいたずらに注意してくださ
い。必ず大人のかたが、監視/指導してあ げてください。
....................................................................................................
014
● この機器を落としたり、この機器に強い衝 撃を与えないでください。
....................................................................................................
015
● 電源は、タコ足配線などの無理な配線をし ないでください。特に、電源タップを使用
している場合、電源タップの容量(ワット /アンペア)を超えると発熱し、コードの
被覆が溶けることがあります。
....................................................................................................
016
● 外国で使用する場合は、お買い上げ店また はローランド・サービスに相談してくださ
い。
....................................................................................................
101b
● この機器と AC アダプターは、風通しのよ い、正常な通気が保たれている場所に設置
して、使用してください。
....................................................................................................
102d
● AC アダプターを機器本体やコンセントに 抜き差しするときは、必ず AC アダプター
の本体やプラグを持ってください。
....................................................................................................
103b
● 長時間使用しないときは、AC アダプター をコンセントから外してください。
注意
104
● 接続したコードやケーブル類は、繁雑にな らないように配慮してください。特に、コー
ドやケーブル類は、お子様の手が届かない ように配慮してください。
.....................................................................................................
106
● この機器の上に乗ったり、機器の上に重い ものを置かないでください。
.....................................................................................................
107d
● 濡れた手で AC アダプターの本体やプラグ を持って、機器本体やコンセントに抜き差
ししないでください。
注意
109b
● お手入れをするときには、電源を切って AC アダプターをコンセントから外してくださ
い(P.7)。
.....................................................................................................
110b
● 落雷の恐れがあるときは、早めに AC アダ プターをコンセントから外してください。
.....................................................................................................
118
● ネジを外した場合は、小さなお子様が誤っ て飲み込んだりすることのないようお子様
の手の届かないところへ保管してくださ い。
.....................................................................................................
....................................................................................................
3

使用上のご注意

291a
2 ページに記載されている「安全上のご注意」以外に、次のことに注意してください。
電源について
301
● 雑音を発生する装置(モーター、調光器など)や消 費電力の大きな機器とは、別のコンセントを使用し
てください。
302
● ACアダプターを長時間使用するとACアダプター本 体が多少発熱しますが、故障ではありません。
307
接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防 ぐため、必ずすべての機器の電源を切ってください。
設置について
352a
●テレビやラジオの近くでこの機器を動作させると、テ レビ画面に色ムラが出たり、ラジオから雑音が出る
ことがあります。この場合は、この機器を遠ざけて 使用してください。
352b
● 携帯電話などの無線機器を本機の近くで使用する と、着信時や発信時、通話時に本機から雑音が出る
ことがあります。この場合は、それらの機器を本機 から遠ざけるか、もしくは電源を切ってください。
354a
● 直射日光の当たる場所や、発熱する機器の近く、閉 め切った車内などに放置しないでください。変形、変
色することがあります。
355
● 故障の原因になりますので、雨や水に濡れる場所で 使用しないでください。
お手入れについて
401a
● 通常のお手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、堅 く絞った布で汚れを拭き取ってください。汚れが激
しいときは、中性洗剤を含んだ布で汚れを拭き取っ てから、柔らかい布で乾拭きしてください。
402
● 変色や変形の原因となるベンジン、シンナーおよび アルコール類は、使用しないでください。
453
● 当社では、この製品の補修用性能部品(製品の機能 を維持するために必要な部品)を、製造打切後 6 年
間保有しています。この部品保有期間を修理可能の 期間とさせていただきます。なお、保有期間が経過
した後も、故障箇所によっては修理可能の場合があ りますので、お買い上げ店、または最寄りのローラ
ンド・サービスにご相談ください。
その他の注意について
552(*** は、複数になる場合もあります)
● 本体メモリーの失われた記憶内容の修復に関しまし ては、補償を含めご容赦願います。
553
● 故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、入出 力端子などに過度の力を加えないでください。
554
● ディスプレイを強く押したり、叩いたりしないでく ださい。
556
● ケーブルの抜き差しは、ショートや断線を防ぐため、 プラグを持ってください。
558b
● 音楽をお楽しみになる場合、隣近所に迷惑がかから ないように、特に夜間は、音量に十分注意してくだ
さい。
558c
●床や壁を通じての振動は意外によく伝わりますの で、特に夜間やヘッドホン使用時の演奏は、隣近所
に迷惑がかからないように注意しましょう。 ドラム・パッドやペダルは演奏時の打撃音を小さく
する設計になっていますが、打面がゴム製のものは、 メッシュ製のものに比べてやや大きい音がします。
打撃音を小さくしたい場合は、メッシュ・ヘッドの ものに変えると消音効果があります。
559a
● 輸送や引っ越しをするときは、この機器が入ってい たダンボール箱と緩衝材、または同等品で梱包して
ください。
修理について
451c
● お客様がこの機器や AC アダプターを分解、改造さ れた場合、以後の性能について保証できなくなりま
す。また、修理をお断りする場合もあります。
4
985(ディスプレイか画面のどちらかを使う)
● 本書では、ディスプレイを使用して機能説明をして いますが、工場出荷時の設定(音色名など)と本文
中のディスプレイ上の設定は一致していません。あ らかじめご了承ください。
目次
安全上のご注意.......................................................................... 2
使用上のご注意.......................................................................... 4
目次............................................................................................ 5
各部の名称と働き ...................................................................... 6
フロント・パネル.................................................................................................................... 6
リア・パネル ............................................................................................................................7
電源を入れる/切る................................................................................................................7
TMC-6 を接続する..................................................................... 8
ドラム・スタンドに取り付ける ...........................................................................................8
ドラム・パッドを接続する ................................................................................................... 8
トリガー・インプットと使用できるパッドについて ..........................................8
製品出荷時の設定に戻す(ファクトリー・リセット)............ 10
エラー・メッセージが出たら ............................................................................................ 10
パッドの設定を行う................................................................. 11
トリガー・タイプを設定する ............................................................................................ 11
設定するパッドを選ぶ ............................................................................................. 11
トリガー・タイプを選択する ................................................................................ 12
MIDI パラメーターを編集する........................................................................................... 13
メモリーの内容をコピーする ................................................................................ 13
接続と設定の例........................................................................14
ドラム音源にパッドを追加する ........................................................................................ 14
すすんだパッドの使いかた ................................................................................................ 18
トリガー 2 以外のトリガー・インプットに PD-80R / PD-120 を接続する
トリガー 2 に 2 つのパッドを接続する.............................................................. 18
CY-15R や CY-12R/C を接続する(3 ウェイ・トリガー機能)................... 19
フット・スイッチを接続する ................................................................................ 20
アコースティック・ドラム・トリガーを使って外部機器を鳴らす.......................... 20
アコースティック・ドラム・トリガーを取り付ける ....................................... 20
アコースティック・ドラム・トリガー使用時の設定 ....................................... 21
その他の使いかた................................................................................................................. 23
マルチ・トラック・レコーダーを接続する........................................................ 23
マイクを接続する ..................................................................................................... 23
パッドをたたいて GM / GS 音源を鳴らす ...................................................... 23
... 18
パラメーター・リスト............................................................. 24
MIDI パラメーターとトリガー・パラメーター.............................................................. 24
MIDI パラメーター................................................................................................................ 24
トリガー・パラメーター..................................................................................................... 26
MIDI インプリメンテーション・チャート............................... 29
主な仕様................................................................................... 30
5

各部の名称と働き

フロント・パネル

fig.01-01
1
6
2
1.
TRIGGER INPUT(トリガー・インプット)
インジケーター
モードによって、以下を表示します。
プレイ・モード時:
す。その際、
ター
が点灯している場合はリムが、消灯している場合は
ヘッドがたたかれていることを意味しています。 エディット・モード時:選択されているパッドが点灯しま
す。その際、HEAD/RIM(ヘッド/リム)インジケー ターが点灯している場合はリムが、消灯している場合は ヘッドが選択されています。
2. INC/+ ボタン/ DEC/- ボタン
ディスプレイに表示された値を変更するのに使います。 各モードによって、以下の値を変更できます。
プレイ・モード時:メモリー・ナンバーを変更 エディット・モード時:パラメーターの値を変更 コピー・モード時:
[INC/+]ボタンを押しながら[DEC/-]ボタンを押すと、
設定値が高速に増加、[DEC/-]ボタンを押しながら
[INC/+]ボタンを押すと、設定値が高速に減少します。
3. パラメーター・セレクトつまみ
PARAMETER(パラメーター)を選択します。 各パラメーターについて詳しくは、「パラメーター・リスト」
(P.24)をご覧ください。
パッドがたたかれると一瞬点灯しま
HEAD/RIM(ヘッド/リム)インジケー
書き込み先のメモリー・ナンバーを変更
5
4
3
4. EDIT(エディット)ボタン
プレイ・モードエディット・モードおよびコピー・モード
を切り替えます。 ボタンの状態によって、TMC-6 のモードが区別されています。
消灯:
プレイ・モード(電源を入れたときの通常の演奏時)
点灯:エディット・モード(パラメーターの編集時) 点滅:コピー・モード(メモリーのコピー時)
5.
TRIGGER SELECT(トリガー・セレクト)
ボタン
エディット・モード時、どのトリガー・インプットの設定を するかを選択します。
また、同じボタンを押し続けると、 り替えることができます。
詳しくは、「設定するパッドを選ぶ」(P.11)をご覧ください。
点灯:トリガー・チェイス・オン 消灯:トリガー・チェイス・オフ
6. ディスプレイ(画面)
各モードによって、以下の内容を表示します。
プレイ・モード:メモリー・ナンバー エディット・モード:パラメーターの値 コピー・モード:書き込み先のメモリー・ナンバー
トリガー・チェイス
を切
6

リア・パネル

fig.01-02
コード・フック
各部の名称と働き
1234 5 6
ACアダプター
1. コード・フック
AC アダプターのコードを固定します。
※ AC アダプターのコードは図のようにコード・フックに
固定してください。誤ってコードを引っ張ってしまって も、プラグが抜けて電源が切れてしまうことや、AC ア ダプター・ジャックに無理な力が加わることを防ぐこと ができます。
(924)
2.POWER(パワー)スイッチ
電源をオン/オフします。
3.AC アダプター・ジャック
付属の AC アダプターを接続します。

電源を入れる/切る

(941)(942)
※ 正しく接続したら(P.8)、必ず次の手順で電源を投入し
てください。手順を間違えると、誤動作をしたりスピー カーなどが破損する恐れがあります。
※ この機器は回路保護のため、電源をオンしてからしばら
くは動作しません。
電源を入れるときは、以下の手順で行ってください。
1.
接続している音源や、オーディオ・システムの音 量を最小にします。
2.
[POWER]スイッチを ON にします。
4.
TRIG 6/HH CTRL
(トリガー・インプット 6
/ハイハット・コントロール)スイッチ
トリガー・インプット 6 は、トリガー 6 あるいはハイハッ ト・コントロールとして使用することができます。どちらと して使用するか、このスイッチで切り替えます。(P.9)
5.
TRIGGER INPUT(トリガー・インプット)
ジャック 1 〜 6/HH CTRL
TMC-6 に、別売のパッド、ドラム・トリガー、フット・ス イッチなどを接続します。
各トリガー・インプットについて詳しくは、「トリガー・イン プットと使用できるパッドについて」(P.8)をご覧ください。
6.MIDI OUT コネクター
MIDI ケーブルを使って、外部 MIDI 機器を接続します。
電源投入時のご注意
電源を入れてからディスプレイにメモリー・ナン
バーが表示されるまでは、パッドやペダルを操作し ないでください。誤動作の原因となります。
電源投入時にハイハット・コントロール・ペダル
(FD-6、FD-7 など)を踏んでいると、ハイハット
のオープン/クローズのコントロールが正しく行え なくなります。また、電源投入時にパッドをたたく と、弱くたたいたときの反応が悪くなります。
電源を切るときは
各機器の音量を絞ってから、電源を切ります。
7

TMC-6 を接続する

せまい
広い

ドラム・スタンドに取り付ける

TMC-6 を、別売のドラム・スタンドに取り付けることができます。
TMC-6 本体にスタンド・ホルダー(取り付け金具)を取り付けます。
1.
付属のネジを使い、図のように向きを合わせて取り付けてください。
fig.02-01
せまい
ネジは TMC-6 に付属して いる 12mm のもの
(M5X12)をお使いくださ
い。他のものを使うと、故 障の原因になります。
本体を裏返す際は、ボタ ン、つまみなどを破損しな いように、新聞や雑誌など を重ねて本体の四隅や両端 に敷いてください。また、 その際、ボタン、つまみな どが破損しないような位置 に配置してください。
928,929
2.
ドラム・スタンドにスタンド・ホルダーを取り付けます。
ドラム・スタンド MDS-6/7U/8/10 などに取り付ける場合は、MDH-7U ま たは MDH-10U が必要です。 ドラム・スタンドの組み立てについては、ドラム・スタンドの取扱説明書を ご覧ください。

ドラム・パッドを接続する

■トリガー・インプットと使用できるパッドについて

各パッドを次のトリガー・インプットに接続してください。パッドとトリ ガー・インプットの対応によっては、使用できないことがあります。 パッドを接続したら、トリガー・タイプを必ず適正なものに設定してくださ い。(P.11)
921
本体を裏返す際は、落下や 転倒を引き起こさないよう 取扱いにご注意ください。
シンバル・スタンドなどに TMC-6 を取り付ける場合 は、オール・パーパス・ク ランプ(別売;APC-33) を使ってスタンド・ホル ダーを固定してください。 取り付け可能なパイプの直 径は、10.5mm 〜 30mm です。
他の機器と接続するとき は、誤動作やスピーカーな どの破損を防ぐため、必ず すべての機器の音量を絞っ た状態で電源を切ってくだ さい。
8
TRIG 1/2/3/4/5
別売のパッド、ドラム・トリガー、フット・スイッチなどを接続します。 PD-80R / 120 をステレオ・ケーブルで使用する場合(リム・ショットを 使う場合)は、TRIG 2(SNARE)に接続してください。
TRIG 6/HH CTRL
上記のパッド類、もしくはハイハット・コントロール・ペダルを接続すること ができます。ハイハット・コントロール・ペダルを接続すると、TRIG 5 に接 続したパッドのハイハット・オープン/クローズの切り替えや、コントロール・ チェンジ、チャンネル・アフタータッチなどのコントロールができます。(P.25)
パッドを接続する場合
1.
TRIG 6/HH CTRL スイッチを TRIG 6 側にします。
次のように表示され、パッドが使えるようになります。
fig.02-02(スイッチの絵、7SEG 表示)
TMC-6 を接続する
1 本のケーブルで接続する 場合にトリガー・タイプが
「」 」に設
定されていると、その音色 は鳴りません。
TRIG 2(SNARE)の他 に、別売のケーブル
(PCS-31)とトリガー・
インプットを 2 つ使用し て、PD-80R / 120 のリ ム・ショットに対応させる こともできます。(P.18)
また、TRIG 6/HH CTRL スイッチが TRIG 6 側に設定された状態で電源を 入れると、自動的にパッドが使える状態になります。
ハイハット・コントロール・ペダルを接続する場合
1.
TRIG 6/HH CTRL ジャックにハイハット・コントロール・ペダル(FD-7、 FD-6)を接続します。
fig.02-03
モノラル・ケーブル
切り替えスイッチ
ペダルが一番開いた状態になっているのを確認します。
2.
TRIG 6/HH CTRL スイッチを 一度 TRIG 6 側にしてから HH CTRL 側に戻
3.
します。
次のように表示され、ハイハット・コントロール・ペダルが使えるようにな ります。
fig.02-04(スイッチの絵、7SEG 表示)
また、ハイハット・コントロール・ペダルが接続され、TRIG 6/HH CTRL スイッチが HH CTRL 側に設定された状態で電源を入れると、自動的にハイ ハット・コントロール・ペダルが使える状態になります。 ハイハット・コントロール・ペダルの代わりにフット・スイッチを使うこと もできます。(P.20)
スイッチ切り替え時にパッ ドをたたかないでくださ い。弱くたたいたときの反 応が悪くなります。
スイッチ切り替え時にハイ ハット・コントロール・ペ ダルを踏まないでください。 ハイハットのオープン/ク ローズのコントロールが正 しく行えなくなります。
各パラメーターについて詳 しくは、「パラメーター・ リスト」(P.24)をご覧く ださい。
9

製品出荷時の設定に戻す(ファクトリー・リセット)

TMC-6 に記録されている設定を、製品出荷時の設定に戻します。
1.
[TRIGGER SELECT]ボタンと[EDIT]ボタンを同時に押しながら電源を
入れます。
ディスプレイに以下が表示され、[EDIT]ボタンが点滅します。
fig.03-01
ファクトリー・リセットを行う場合は、[EDIT]ボタンを押します。
2.
キャンセルする場合は、再度電源を入れ直してください。 ファクトリー・リセットが終了すると、プレイ・モードになります。
なお、製品出荷時の各パラメーターは、以下のように設定されています。
トリガー・ インプット
トリガー・
メモリー No. 1
メモリー No. 2
メモリー No. 3
メモリー No. 4
※ メモリー No. 5 〜 8 は、すべて 60 (Bongo)、 メモリー No. 9 〜 12 はメモリー No.
タイプ
Note No.
Note No.
Note No.
Note No.
1〜4と同じ
以下、すべてのメモリーで共通 MIDI CHANNEL:TRIG1 ヘッドのみ 10、それ以外は 、MIDI PRG CHG:
VELOCITY CURVE:
1 2 3 4 5 6 HH Ctrl
ヘッド リム ヘッド リム ヘッド リム ヘッド リム
36 35 38 40 45 41 49 57 46 46 42 42 51 53 44
Kick Snare Tom Crash Open HH Closed HH Ride Pedal HH
60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 73 74 70 71 72
Bongo Conga Timbales Agogo
36 35 38 40 48 48 45 45 43 43 41 41 41 41 44
Kick Snare Tom 1 Tom 2 Tom 3 Tom 4 Pedal HH
38 40 36 48 45 41 49 57 46 46 42 42 51 53 44
Snare Kick Tom 1 Tom 2 Tom 3 Crash Open HH Closed HH Ride Pedal HH
ヘッド オープンリムオープン
Cabasa
メモリー No.1:GM/GS、マルチティンバー音源用の設定 メモリー No.2:TD シリーズのパッド追加用の設定 メモリー No.3:
アコースティック・ドラム・トリガー用の設定(キック、スネア、タム)
メモリー No.4:パッドを 7 つ接続するための設定(TRIG2 に PCS-31 を
使ってパッドを 2 つ接続します。TRIG2 リムのトリガー・ タイプを、 などに変更してください。)
※ TRIG 5 のクローズのノート・ナンバーを設定するには、ノート・ナンバーの設定
画面で、ハイハット・コントロール・ペダルを踏んだまま TRIG 5 のパッドをた たきます。クローズのノート・ナンバーが表示され、値を設定することができます。
ヘッド クローズリムクローズ
記録した TMC-6 の設定はす べて失われます。ファクト リー・リセットを行う場合 は、十分にご注意ください。
[EDIT]ボタンを押してか
ら、[EDIT]ボタンが消灯 するまでは、電源を切らな いでください。
ヘッド リム -
Guiro
Maracas
ハイハット・コントロール は、TRIG 5 に接続された パッドを、ハイハットとし て使う場合に使用します。 ハイハット・コントロール を使用しない場合、TRIG 5 ではオープンの音色のみ 鳴らすことができます。
Whistle

エラー・メッセージが出たら

TMC-6 のすべてのインジケーターが点滅し、ディスプレイに以下が表示さ れた場合、本体の内部メモリーが壊れている可能性があります。
fig.03-02
[EDIT]ボタンを押すと、ファクトリー・リセットを行える状態になります。
再度[EDIT]を押してファクトリー・リセットを行ってください。 それでも直らないときは、お買い上げ店または最寄りのローランド・サービ スにお問い合わせください。
10
ファクトリー・リセットを 行うと、お客さまが記録し た TMC-6 の設定はすべて 失われます。
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