M-480 RCS
ユーザー・ガイド
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(利益やデータの損失、その他の金銭的損失など)に関して一切の責任を負わないものと
します。たとえ、ローランド株式会社からそのような損害の可能性についてあらかじめ知
らされていた場合でも同様です。
© 2011 ローランド株式会社
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目次
目次 ..................................................................................................................3
はじめに ..........................................................................................................4
M-480 RCS について........................................................................................................................4
動作環境.................................................................................................................................................6
M-480 RCS のインストール.............................................................................................................6
M-480 RCS のアンインストール..................................................................................................... 6
V-Mixer driver について ..................................................................................................................... 6
M-480 本体との接続 .......................................................................................................................... 7
アプリケーションの起動と終了....................................................................9
アプリケーションを起動する..............................................................................................................9
アプリケーションを終了する..............................................................................................................9
各部の名称と機能 ........................................................................................10
M-480 RCS ウィンドウ .................................................................................................................10
基本画面領域の操作について........................................................................................................... 14
メニューについて .............................................................................................................................. 15
M-480 RCS の操作 ..................................................................................16
プロジェクトを開く、保存する....................................................................................................... 16
モードを切り替える .......................................................................................................................... 18
REAC の入出力環境を設定する ...................................................................................................... 21
設定を初期化する .............................................................................................................................. 23
プリファレンス設定をする............................................................................................................... 24
システムの設定をする....................................................................................................................... 26
M-48 の設定をする .......................................................................................................................... 27
オフライン・モード ....................................................................................28
オフライン・モードの動作............................................................................................................... 28
オフライン・モードの操作の流れ ................................................................................................... 28
オンライン・モード ....................................................................................30
オンライン・モードの動作............................................................................................................... 30
オンライン・モードで同期する操作 ............................................................................................... 30
オンライン・モードの操作の流れ ................................................................................................... 30
資料 ...............................................................................................................32
警告/エラー・メッセージ............................................................................................................... 32
トラブル・シューティング............................................................................................................... 32
3
はじめに
M-480 RCS について
M-480 RCS は Microsoft Windows XP、Microsoft Windows Vista、
Microsoft Windows 7 上で動作するアプリケーション・ソフトウェアです。M480 のプロジェクト・ファイルを編集したり、M-480 本体をリモート・コントロー
ルすることができます。
M-480 RCS の画面は、M-480 本体と同じ画面表示にパネルを模した操作子を加え
たデザインを採用しており、操作方法も M-480 本体とほとんど同じです。M-480
本体で覚えた操作をそのまま M-480 RCS に活かしたり、M-480 本体の操作をあら
かじめ M-480 RCS 上で習得することもできます。
fig.ScrRCS.eps
本書では、お客さまが Windows の基本操作に習熟していることを前提にしていま
す。コンピューターの操作については、お使いのコンピューターの取扱説明書をご覧
ください。
4
M-480 RCS の 2 つのモード
M-480 RCS は、オフライン・モード、オンライン・モードの 2 つのモードを備え
ています。
オフライン・モード
USB メモリー経由で M-480 本体のプロジェクト・ファイルを編集できます。M480 本体が手元に無い環境でもミキサー・パラメーター、シーン・メモリーなどの
編集ができるのが特徴です。
fig.OfflineEdit.eps
プロジェクト・ファイルをセーブプロジェクト・ファイルをロード
USBメモリー
M-480RCSで編集
はじめに
M-480 RCS で新規作成した
プロジェクト・ファイルを M480 本体にロードすることも
できます。
USBメモリー
プロジェクト・ファイルをロードプロジェクト・ファイルをセーブ
オンライン・モード
コンピューターと M-480 本体とを USB で接続して、M-480 本体をリモート・コ
ントロールします。M-480 RCS ではマウスやキーボードを使った操作ができるた
め、より簡単な操作が可能です。また、M-480 本体とは別の画面を M-480 RCS 上
に表示し、操作することができます。
fig.OnlineEdit.eps
M-480本体のコントロール
USBケーブル
本体操作のフィードバック
M-480 本体との違い
M-480 RCS では M-480 本体のオーディオ信号をモニターすることはできません。
また、次の画面、パラメーター、ボタンは操作できません。
SYSTEM 画面
•
•
RECORDER 画面
•
USER 画面
•
USER FADER レイヤー
USER ボタン
•
TALKBACK MIC LEVEL つまみの設定
•
•
MONITOR LEVEL つまみの設定
•
PHONES LEVEL つまみの設定
•
[TALKBACK] ボタン
[SOLO CLEAR] ボタン
•
M-480 本体が 31 バンド・リアルタイム・アナライザー、M-48 SOURCE
LEVEL/PAN ポップアップを表示中には、以下の機能が使用できません。
GEQ EDIT または FX EDIT ポップアップのアナライザー
•
•
•
METER 画面の Analyzer タブのアナライザー
M-48 SOURCE LEVEL/PAN ポップアップのメーター
5
はじめに
動作環境
対応 OS Microsoft Windows XP Home Edition / Professional SP3
Microsoft Windows Vista 32 ビット版 SP1
Microsoft Windows Vista 64 ビット版 SP1
Microsoft Windows 7 32 ビット版
Microsoft Windows 7 64 ビット版
※ Windows XP Media Center Edition では動作しません。
対応パソコン USB Specification Revision 1.1 以上準拠 USB コネクター搭載の
Windows 対応パソコン
CPU /クロック Pentium/Celeron または互換プロセッサ 1.6GHz 以上
※互換プロセッサそのものの互換性に関しては保証いたしかねます。
メモリ 512MB 以上
画面解像度/色数 1024 × 768 ドット以上、65,536 色(16 ビット・カラー)以上
※ 本製品は上記条件を満たす標準的なコンピューターで動作を確認しておりますが、
この条件下での動作すべてを保証するものではありません。同一条件下でもコン
ピューター固有の設計仕様や使用環境の違いにより処理能力が異なることをご了
承願います。
•
Microsoft、Windows、Windows Vista は、米国 Microsoft Corporation の
米国およびその他の国における登録商標 または商標です。
•
Pentium、Celeron は、米国 Intel Corporation の登録商標です。
•
文中記載のその他の会社名及び製品名は、各社の商標または登録商標です。
M-480 RCS のインストール
お使いのコンピューターのドライブに、「M-480 RCS」フォルダーをコピーしてく
ださい。
M-480 RCS のアンインストール
お使いのコンピューターにコピーした「M-480 RCS」フォルダーを削除してくださ
い。
V-Mixer driver について
M-480 RCS で M-480 本体をリモート・コントロールするには、お使いのコン
ピューターに V-Mixer driver(Windows 用)をインストールする必要があります。
下記ウェブ・サイトより最新の V-Mixer driver をダウンロードしてください。ドライ
バーのインストール方法は、ドライバーに付属のドキュメント(HTML ファイル)を
参照してください。
http://www.roland.co.jp/solution/
6
M-480 本体との接続
M-480 RCS で M-480 本体をリモート・コントロールするには、お使いのコン
ピューターと M-480 本体とを USB ケーブルで接続する必要があります。
次の図のように、お使いのコンピューターと M-480 本体とを USB ケーブルで接続
してください。
fig.USBConnection.eps
USBケーブル
USBポートへ
リア・パネルの
USB端子へ
M-480 本体の設定
M-480 RCS で M-480 本体をリモート・コントロールするには、M-480 本体を次
のように設定します。
1
M-480 本体を起動します。
はじめに
USB ケーブルには、市販の
USB ケーブル(USB1.1 以
上に対応する、A タイプ・オ
ス、B タイプ・オスのケーブ
ル)を使用してください。
2
[SYSTEM] を押して SYSTEM 画面を呼び出します。
fig.ScrM4System.eps
3
[F4 (REMOTE)] を押して、REMOTE ポップアップを呼び出します。
fig.ScrM4SystemRemote.eps
7
はじめに
4
[F2 (USB MIDI)] を押して、USB MIDI タブを表示させます。
fig.ScrM4SysRemUSB.eps
5
RECEIVE 選択ボタンの「Sys Ex」にチェックを入れます。
fig.ScrM4SysRemUSBSt1.eps
6
SEND 選択ボタンの「Sys Ex」にチェックを入れます。
fig.ScrM4SysRemUSBSt2.eps
8
アプリケーションの起動と終了
アプリケーションを起動する
1
「M-480 RCS」フォルダ内の「M-480 RCS.exe」をダブルクリックします。
fig.IconRCS.eps
fig.ScrRCS.eps
アプリケーションが起動する
と、新規プロジェクトが開き
ます。
アプリケーションが起動し、M-480 RCS ウィンドウが開きます。
アプリケーションを終了する
1
M-480 RCS ウィンドウの「File」メニューから「Exit」を選択します。
現在のプロジェクトを保存するかどうかを確認するための、メッセージ・ボック
スが開きます。
fig.ScrSyncConfirm.eps
「はい」をクリックすると、現在のプロジェクトを保存します。
•
•
「いいえ」をクリックすると、現在のプロジェクトを保存しません。
アプリケーションが終了します。
9
各部の名称と機能
M-480 RCS ウィンドウ
fig.ScrRCSGuide.eps
基本画面領域
フェーダー・モジュール
モード・ボタン
画面呼び出しボタン
シーン・メモリー・ボタン
フェーダー・レイヤー・ボタン
メイン・フェーダー・モジュール
基本画面領域
fig.ScrChDisp.eps
M-480 本体と同じデザインの画面が表示されます。画面の操作は、マウス、キー
ボードで行います。
基本画面領域の操作について(P.14)
モード・ボタン
M-480 RCS のモードを切り替えます。
モードを切り替える(P.18)
オフライン・モード
fig.ScrOffline.eps
オンライン・モード
fig.ScrOnline.eps
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