フェライト・コアの取り付けかた
M-10MX をお使いになる前に必ずフェライト・コアを取り付けてください。
M-10MXのコアキシャル端子にデジタル機器を接続する場合には、付属のフェライト・コアを取り付けてください。
電磁ノイズ防止用ですので取り外さないでください。
取扱説明書
fig.ferraite-1
1.
フェライト・コアをコアキシャル・ケーブルに
取り付けます。
※ 必ず、M-10MX の間近に取り付けてください。
fig.ferraite-2
2.
コアキシャル・ケーブルをフェライト・コアに
1 周巻き付けます。
fig.ferraite-3
3.
カチッと音がするまで押し込みます。
※ フェライト・コアを取り付けるとき、指などを挟まないようにご注意ください。
※ フェライト・コアを閉めるとき、ケーブルを無理に挟まないでください。
フェライト・コア
この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に『安全上のご注意』(P.13 〜 P.14)、『使用上のご
注意』(P.15)をよくお読みください。
また、この機器の優れた機能を十分ご理解いただくためにも、取扱説明書をよくお読みください。
取扱説明書は必要なときにすぐに見ることができるよう、手元に置いてください。
取扱説明書の英語版(有料)をご希望の方は、販売店にお問い合わせください。
If you should require an English Owner’s Manual (at a modest fee), please contact an authorized Roland
distributor.
©
2006 ローランド株式会社
本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。
04455167 1MP
2
各部の名称と働き
SENS つまみ
入力感度を調節して、各チャンネルをノ
イズやひずみのない状態でミキシング
するための入力レベルを決めます。
SENS つまみは、右に回すと感度が高く
(入力レベルが大きく)なり、左 に回す
と感度が低く(入力レベルが小さく)な
ります。
1 〜 6 の標準ジャックにマイクを接続
したときは、SENS つまみを右方向に回
してMIC付近に合わせます。
キーボードなどのライン機器を接続し
たときは、SENS つまみを左方向に回し
てLINE付近に合わせます。
※ SENS つまみは、チャンネルの L/R
入力を同時に変化させます。
チャンネル・ボリュームつまみ
各チャンネルの音量を調 節しま
す。通常はマーキング位置 で使
用します。
※ チャンネル・ボリュームつまみは、チャン
ネルの L/R 入力を同時に変化させます。
プラグイン・パワー対応
INPUT ジャック
(ステレオ・ミニ・ジャック)
プラグイン・パワー対応のステレオ・マ
イクを接続するジャックです。
接続したマイクの音はチャンネル 1/2
に入力されます。背面の INPUT 1/2
ジャックに機器を接続した場合は、両方
の音がミックスされます。
※ モノ・マイクは使えません。
※ このジャックに入力した音に SENS
1/2 つまみは効きません。
VOLUME つまみ
接続したマイクからの入 力音量を調節
します。
つまみを左一杯に回すと、音量を絞るこ
とができます。
OVERLOAD インジケーター
ミキシングされた信号が大きすぎる場合に点灯します。ひんぱんに
点灯する場合は、各チャンネルの SENS つまみを左に回して、入
力レベルを下げてください。(P.9)
※ クリッピング・レベル(ひずみ始めるレベル)の 6dB 手前で点
灯します。
ヘッドホン・ジャック
(ステレオ・ミニ・ジャック)
ステレオ・ヘッド ホンを接続し ま
す。
VOLUME つまみ
ヘッドホンの音量を調節します。
※ ヘッドホンの音量は、MAIN ボ
リュームつまみで変化 すること
はありません。
DIGITAL OUTPUT
コネクター/ジャック
OUTPUTジャックの出力と同
じオーディオ 信号をデジ タル
出力します。
オプティカル とコアキシ ャル
の 2 種類の端子があり、同時
に利用することもできます。
※ POWER SAVE スイッチが
オンになっているときは、
出力されません。
POWER スイッチ
電源のオン/オフを切り替えます。
AC アダプターを使うときはスイッ
チをDC IN、電池を使うときは
スイッチをBATTにすると、電
源がオンになって POWER インジ
ケーターが点灯します。
OUTPUT ジャック
ミキシングされ た信号を出力 するジャ ックです。標準ジ ャックと
RCA ピン・ジ ャックを装備しており、両方 のジャックに接続して
別々に出力することもできます。モノ標準プラグのケーブ ルを使っ
たアンバランス接続だけでなく、ステレオ標準プラグを使 ったバラ
ンス接続ができる TRS 仕様となっています。
※ バラ ンス接続する場合 は、接続機器 の入力端子が以下 の極性に
なっていることを確認してください。機器によって は、HOT と
COLDの極性が逆になっていることがあります。ご注意ください。
DC IN(AC アダプター)
ジャック
付属の AC アダプターを接続しま
す。
POWER インジケーター
電源がオンになると点灯します。
※ 電池での使用時、インジケーター
の明るさで電池の消耗状況を確
認できます。インジケーターが暗
くなったり点灯しなくなったと
きは、電池を交換してください。
INPUT ジャック
チャンネル 1 〜 4、5、6(標準ジャック)
MAIN ボリュームつまみ
各チャンネルの入力がミキシングさ
れた後の、全体の音量を調節します。
※ MAIN ボリュームつまみで音量を
下げても、ヘッドホン・ジャック
の出力レベルは変化しません。
電子楽器やマイクの接続に適しています。マイクなどのモノラル機器を
接続する際は、L(MONO) に接続してください。
チャンネル 5、6、7 〜 10(RCA ピン・ジャック)
コンピューター・ミュージック製品や CD/MD プレーヤーなどのオー
ディオ機器を接続します。
チャンネル 5/6 では、標準ジャック/ RCA ピン・ジャックの両方に接
続し、同時に利用することもできます。
SAMPLE RATE 切り替えスイッチ
DIGITAL OUTPUT から出力するデジタル・オーディオ
信号のサンプリング周波数(サンプル・レイト)を 44.1/
48/96kHz の中から選ぶことができます。
裏面
(TRS 標準/ RCA ピン・ジャック)
(標準ジャック、RCA ピン・ジャック)
POWER SAVE スイッチ
「パワー・セーブ」機能をオン/オフします。
こ の 機 能 を オ ン に す る と、DIGITAL
OUTPUT からのデジタル出力がオフ(出
力しない)になり、電力の消費が抑えられ
ます。
3
4
ブロック・ダイアグラム
INPUT 7/8
INPUT 5/6
INPUT 5/6
SENS
SENS
SENS
SENS
SENS
VOLUME
SENS
R
L
L
R
ダイナミック・マイク
音源
キーボード
付属
ACアダプター
ステレオ
ヘッドホン
音源
ミキサー
RLR
L
デジタル・パワード・モニター
コアキシャル
ケーブル
コンピューター
オーディオ・インターフェース
光ケーブル
SAMPLERATE切り替え
スイッチを96kHzに設定
すると、より高音質にな
ります。
TRSバランス
SAMPLE RATE切り替えスイッチで、本機のサンプル・レイトを
オーディオ・インターフェースのサンプル・レイトに合わせてく
ださい。
本機を別のミキサーのサブ・
ミキサーとしてお使いになる
場合は、OUTPUTL,Rジャッ
クと、別のミキサーの入力端
子を接続します。
モノラル仕様のダイ
ナミック・マイクを
使用する場合は、チ
ャンネル1(MIC)
または3(MIC)に
接続してください。
ステレオ・ミニ
プラグイン・
パワー対応
標準タイプ
標準タイプ
標準タイプ
RCA
RCA
RCA
CHANNEL
VOLUME
CHANNEL
VOLUME
CHANNEL
VOLUME
CHANNEL
VOLUME
CHANNEL
VOLUME
Bus L
Bus R
PHONES
VOLUME
MAIN
VOLUME
ステレオ・ミニ
PHONES
TRSインピーダンス・バランス
MAIN OUTPUT
RCA
COAXIAL
DIGITAL OUTPUT
OPTICAL
接続
例 1)DTMP での音のミックス/切り替え
※「DTMP」(デスクトップ・メディア・プロダクション)とは、パソコンを使った新しい映像・音楽の楽しみ方
のことです。
fig.002
主な特長
M-10MX は、軽量・小型ながらマルチメディアに対応した10チャンネル入力(ステレオ 5 チャンネル)の
ミキサーです。定番のミキシングはもちろん、ビデオ編集での音声ミキシングなどにも活用できます。
豊富な入出力端子
入出力端子として、標準ジャックと RCA ピン・ジャッ
クを装備。マイク、電子楽器、オーディオ機器など、あ
らゆる機器の接続を可能にしています。
また、プラグイン・パワー対応のマイクを接続する専用
の入力端子(ステレオ・ミニ)も装備しています。
2 電源方式
電源として、付属の AC アダプターまたは電池を使うこ
とができます。
スイッチの切り替えで、どちらの電源で使うかを選ぶこ
とができます。
デジタル出力
2 種類のデジタル出力端子(光(オプティカル)、コア
キシャル)も装備。ミキシングされたサウンドを、24
ビット/ 96kHz のデジタル・オーディオ信号として出
力します。
またサンプリング周波数は、44.1/48/96kHz に切り
替え可能です。
ヘッドホン端子
個人練習や夜間の使用に便利な、ヘッドホン端子を装備
しています。
5
※ M-10MX の電源を入れる/切るときは、必ず MAIN ボリュームおよびデジタル・パワード・モニターの音量を
絞ってください。
6