Roland LVS-400 User Manual [ja]

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追加された機能の補足
このたびは、LVS-400 をお買い上げいただき、まことにありがとうございます。 LVS-400 Version2.0 では、これまでの LVS-400 の使い方に加えて、「A/B モード」が
追加されました。A/B モードとはさらに高度なビデオ・スイッチャーとして使うことがで きるモードです。
本書では「A/B モード」の使い方を説明しています。LVS-400 取扱説明書と合わせてお 読みください。
この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に LVS-400 取扱説明書の「安全 上のご注意」(P.2 〜 3)と「使用上のご注意」(P.4)をよくお読みください。また、 この機器の優れた機能を十分ご理解いただくためにも、「LVS-400 取扱説明書」と、
「LVS-400 Version 2.0 追加された機能の補足」をよくお読みください。各取扱説明
書は必要なときにすぐに見ることができるよう、手元に置いてください。
目次
新機能(A/B モード)を使う準備...................................2
A/B モードを使う準備 .........................................................................................2
新機能について ...............................................................5
入力を切り替える .................................................................................................. 5
プレビュー機能.................................................................................................... 13
その他の設定 .................................................................15
NTSC と PAL(放送規格)を切り替える..................................................... 15
工場出荷時の設定に戻す ................................................................................... 16
は社団法人 音楽電子事業協会(
MIDI
 2004 ローランド株式会社
©
本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。 ローランド・ホーム・ページ http://www.roland.co.jp/
)の登録商標です。
AMEI
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新機能(A/B モード)を使う準備

追加された機能

LVS-400 バージョン 2.0 の A/B モードでは、以下の機能が追加されまし た。
「合成機能」(P.7)
合成した 2 つの画面のうち、合成した状態を保ったままどちらかを切り替 えることができます。
「プレビュー機能」(P.13)
合成の結果を出力する前に、MONITOR OUT に接続した確認用ディスプ レイで合成した効果を確認することができます。

通常モードと A/B モードの違い

画像を合成するときの親子関係がモードによって異なります。
通常モード
親画面(MAIN)と子画面(INSERT)の関係が常に固定です。親子関係 を入れ替えることはできませんが、PinP(ピクチャー・イン・ピク チャー)や、画像合成の際の元画像とキー画像の設定・操作が簡単です。
通常モードでの使用につい ては「LVS-400 取扱説明 書」をお読みください。
A/B モード
親画面と子画面の関係は、設定によって入れ替えることが可能です。設定 や合成操作は複雑になりますが、どちらの画像に対しても制限なく PinP や画像合成をすることができます。高度な画像のミックスには A/B モー ドが適しています。

A/B モードを使う準備

A/B モード専用のパネル・シートを載せる

LVS-400 バージョン 2.0 のパッケージには、A/B モードでの操作専用パ ネル・シートが同梱されています。A/B モードでお使いになる前に、 LVS-400 にこのシートをセットします。
1
ビデオ・フェ−ダ−をおよそ中央(MAIN と INSERT の間)に合わせま す。
シートをパネルに固定した いときは、シート裏面の保 護紙をはがして張りつけて ください。
2
Page 3
2
パネル・シート右側の開口部(「A/B MODE」と表示された部分)を、 ビデオ・フェーダーの右側からくぐらせます。
新機能(A/B モード)を使う準備
3
パネル・シートの他の開口部をつまみやボタンの位置と合わせます。

LVS-400 を使う準備

LVS-400 をお使いになる前に、LVS-400 取扱説明書の「接続する」をお 読みになり、機器を使う準備をしてください。

LVS-400 を A/B モードで使う

LVS-400 バージョン 2.0 を A/B モードでお使いになるには、次の操作を 行います。
1
[OUTPUT]を押しながら、[POWER]を押して電源を入れます。
A-BUS
MONITOR OUT に接続した確認用ディスプレイに、オープニング画面が
EFFECTS
LEVELMODE
A / B MODE
A-BUS
3
Page 4
新機能(A/B モード)を使う準備
表示されます。このとき「A/B MODE」と表示されます。
Roland
2
オープニング画面が表示されたら[OUTPUT]から指を放します。
LVS-400 の電源を切ると・・・
A/B モードのまま LVS-400 の電源を切っても、A/B モードはそのまま保 持されます。したがって次回電源投入時は、自動的に A/B モードで使う ことができます。

LVS-400 を通常のモードに戻す

A/B モードから通常のモードに戻してお使いになるには、「LVS-400 を A/B モードで使う」(P.3)の手順をもう一度行います。
通常のモードに戻ると、オープニング画面に「A/B MODE」の表示はさ れません。
Roland
4
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新機能について

入力を切り替える

A-BUS(A バス)ボタン、B-BUS(B バス)ボタンの1〜4と、ビデオ・ フェーダーの組み合わせで、入力を切り替えることができます。

A バスの画像をほかの入力の画像に切り替える

A バスで選択している画像を、別の入力の画像に切り替えます。
1
ビデオ・フェ−ダ−を A-BUS(A バス)側に倒します。
A バスのボタンが点灯(選択)している画像が OUTPUT コネクターから 出力されます。
2
出力したい画像ソースを A-BUS(A バス)ボタン 1 〜 4 で選びます。
選択した画像に切り替わります。
A-BUS
MODE
EFFECTS
LEVEL
2
TRANSITION
MIX
WIP E EFFECTS
TRANSITION TIMEB-BUS
画像を徐々に切り替える
TRANSITION の TIME つまみで時間を設定すると、画像が徐々に切り 替わります。4.0 に設定したときがもっとも長く(4.0 秒)、0.0 に設 定したときは瞬時に切り替わります。
A / B MODE
A-BUS
1
B-BUS
ビデオ・フェーダーが A-BUS と B-BUS の中間 にある状態で、A-BUS ボ タンや B-BUS ボタンを押 すと、画像が乱れる場合が あります。
A B
A B
TRANSITION
TIME
切り替え中は、BUS ボタ ンが点滅します。
5
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新機能について

画像を A バスから B バスにビデオ・フェーダーで 切り替える

ビデオ・フェーダーで出力する画像のバスを切り替えます。出力される画 像は、ビデオ・フェーダーが倒れている側のバスで選択された入力の画像 になります。
1
TRANSITION の[MIX]か[WIPE]を押します。
画像切り替えのパターン(効果)を選択します。
ボタン パターン
[MIX] ミックス効果で切り替える [WIPE] ワイプ効果で切り替える
2
ビデオ・フェ−ダ−を A-BUS(A バス)側に倒します。
3
A-BUS(A バス)の画像として出力したい画像ソースを A-BUS(A バ ス)ボタン 1 〜 4 で選びます。
A バスのボタンが点灯(選択)している画像が OUTPUT コネクターから 出力されます。
ビデオ・フェーダーが A-BUS と B-BUS の中間 にある状態で、A-BUS ボ タンや B-BUS ボタンを押 すと、画像が乱れる場合が あります。
4
B-BUS(B バス)の画像として出力したい画像ソースを B-BUS(B バ
ス)ボタン 1 〜 4 で選びます。
5
ビデオ・フェーダーを B-BUS(B バス)側に倒します。
出力される画像が、TRANSITION で選んだ効果とともに A-BUS(A バ ス)から B-BUS(B バス)へ切り替わります。
MIX
WIPE
A-BUS
B-BUS
A A
A-BUS
B-BUS
B
B
A-BUS
B-BUS
6
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合成機能

バージョン 2.0 では、PinP(ピクチャー・イン・ピクチャー)、WHITE
(ホワイト)ルミナンス・キー、BLACK(ブラック)ルミナンス・キー、
クロマ・キー(特定色)で A バス、B バスのどちらの画像に対しても合 成することができます。

A バスの画像に B バスの画像を PinP で合成する

全画面に表示される画像(親画面)の上に、小さい画像(子画面)が重ね て合成します。ここでは、親画面を A-BUS の画像、子画面を B-BUS の 画像として重ねます。
新機能について
1
ビデオ・フェ−ダ−を A-BUS(A バス)側に倒します。
A バス・ボタンが点灯(選択)している画像が OUTPUT コネクターから 出力されます。この画像が親画面になります。
A-BUS
TRANSITION
EFFECTS
LEVELMODE
TRANSITION TIMEB-BUS
A / B MODE
A-BUS
1
B-BUS
2
[EFFECTS]を押します。
B バス・ボタンが点滅します。点滅(選択)しているボタンの画像が子画 面になります。
3
MODE つまみで好きな PinP を選択します。
A-BUS
EFFECTS
A / B MODE
A-BUS
PinP を使って 2 つの画像 を合成しているときに、 A-BUS ボタンや B-BUS ボ タンを押して入力を切り替 えると、画像が乱れる場合 があります。
3
MODE
TRANSITION
MIX
WIP E EFFECTS
LEVEL
TRANSITION TIMEB-BUS
B-BUS
2
4
ビデオ・フェ−ダ−を B-BUS(B バス)側に倒します。
点滅している B バス・ボタンの画像が、A バスの画像に PinP で合成され ます。
7
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新機能について
PinP での親画面と子画面の関係
ビデオ・フェーダーの位置によって、全画面に表示される画像(親画 面)と、小さい画像(子画面)の関係が決まります。
親画面にしたい画像のバスにビデオ・フェーダーを倒します。
1.
BUS ボタンが点灯(選択)している画像が OUTPUT コネクターから 出力されます。
A
親画面
A-BUS
A
B-BUS
出力映像
B
子画面
[EFFECTS]ボタンを押します。
2.
[EFFECTS]ボタンが点灯します。ビデオ・フェーダーを倒している
側の画像が親画面(BUS ボタンは点灯)、反対側が子画面(BUS ボタ ンは点滅)になります。
3.
MODE ダイヤルで好きな PinP を選択します。
4.
ビデオ・フェ−ダ−を子画面側のバスに倒します。
点滅している BUS ボタンの画像が、点灯している BUS ボタンの画像 に合成されます。
A
親画面
点灯
A-BUS
B
A
B-BUS
出力映像
B
点滅
子画面
手順 2 の前の段階ですでに
[EFFECTS]が点灯してい
る場合は、[MIX]か [WIPE]を押して [EFFECTS]を消灯させて
ください。これは、 [EFFECTS]を押して点灯
させる瞬間で、親画面と子
画面を決定するからです。

子画面の位置を調整する

PinP で表示される子画面の位置を調整することができます。
1
MODE つまみで好きな PinP を選択します。
2
点滅している BUS ボタン([1]〜[4])を 3 秒以上押し続けます。
A-BUS
2
8
TRANSITION
EFFECTS
A / B MODE
A-BUS
LEVELMODE
TRANSITION TIMEB-BUS
Page 9
3
BUS ボタンを押さえたまま、EFFECTS LEVEL つまみ、または TRANSITION TIME つまみを回します。
EFFECTS LEVEL つまみで縦方向、TRANSITION TIME つまみで横方向 に子画面を動かすことができます。
新機能について
A-BUS
3
TRANSITION
MIX
4
調整が終わったら BUS ボタンから指を放します。

子画面のサイズを調整する

PinP で表示される子画面のサイズを調整することができます。
1
MODE つまみで好きな PinP を選択します。
2
[EFFECTS]を3秒以上押し続けます。
3
[EFFECTS]を押さえたまま、TRANSITION TIME つまみを回しま
す。
子画面のサイズが変わります。
EFFECTS
MODE
WIP E EFFECTS
A / B MODE
A-BUS
3
LEVEL
TRANSITION TIMEB-BUS
B-BUS
3
サイズの設定は 4 隅と中央
のそれぞれを独立して設定
することができます。
変更したサイズは電源を切
るまで有効です。一度電源
を切ると工場出荷時のサイ
ズに戻ります。
MODE
TRANSITION
MIX
WIP E EFFECTS
LEVEL
TRANSITION TIMEB-BUS
3
4
調整が終わったら[EFFECTS]から指を放します。
3
子画面の位置変更とサイズ
変更の機能は、通常モード (A/B モードではない)で
も使うことができます。
B-BUS
9
Page 10
新機能について

A バスの画像を B バスの画像の白い部分や黒い部分に合成 する

1
ビデオ・フェ−ダ−を A-BUS(A バス)側に倒します。
A バス・ボタンが点灯(選択)している画像が OUTPUT コネクターから 出力されます。
2
[EFFECTS]を押します。
B バス・ボタンが点滅します。点滅(選択)しているボタンの画像がキー 画面(抜き出したい画面)になります。
3
MODE つまみを「WHT」または「BLK」に合わせます。
WHITE(ホワイト)または BLACK(ブラック)ルミナンス・キー・モー ドになります。
A-BUS
3
MODE
EFFECTS
LEVEL
A / B MODE
A-BUS
1
特定の色に対して合成するに
は MODE つまみを「CHR」に
合わせます。
TRANSITION
MIX
WIPE EFFECTS
TRANSITION TIMEB-BUS
B-BUS
2
4
ビデオ・フェ−ダ−を B-BUS(B バス)側に倒します。
点滅している B バス・ボタンの画像の白い部分または黒い部分に、A バ スの画像が合成されます。
5
EFFECTS LEVEL つまみを回します。
B バスの画像の白または黒とみなす感度を調整します。
A-BUS
MODE
TRANSITION
MIX
WIP E EFFECTS
EFFECTS
LEVEL
TRANSITION TIMEB-BUS
A / B MODE
A-BUS
5
4
B-BUS
EFFECT MODE つまみが 「WHT」「BLK」「CHR」の
いずれかで 2 つの画像を
キー合成をしているとき
に、A-BUS ボタンや
B-BUS ボタンを押して入
力を切り替えると、画像が
乱れる場合があります。
10
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キー合成での合成したい画面とキー画面の関係
ビデオ・フェーダーの位置によって、背景画像と、指定の色を抜いた 挿入画像(キー画像)の関係が決まります。
背景として使用したい画像のバスにビデオ・フェーダーを倒します。
1.
BUS ボタンが点灯(選択)している画像が OUTPUT コネクターから 出力されます。
背景画像
A-BUS
B-BUS
出力
キー画像
新機能について
[EFFECTS]ボタンを押します。
2.
[EFFECTS]ボタンが点灯します。ビデオ・フェーダーを倒している
側の画像が合成したい画面(BUS ボタンは点灯)、反対側がキー画面
(BUS ボタンは点滅)になります。
3.
MODE ダイヤルでキー(抜きたい色)を選択します。
ビデオ・フェ−ダ−をキー画像側のバスに倒します。
4.
点滅している BUS ボタンの画像が、点灯している BUS ボタンの画像 に合成されます。
背景画像
A-BUS
点灯
B-BUS
出力
点滅
キー画像
手順 2 の前の段階ですでに [EFFECTS]が点灯してい
る場合は、[MIX]か [WIPE]を押して [EFFECTS]を消灯させて
ください。これは、 [EFFECTS]を押して点灯
させる瞬間で、背景画像と
キー画像を決定するからで
す。
11
Page 12
新機能について

クロマ・キー(キー合成)の色を変える

クロマ・キー機能での、抜き取りたい色を変更します。
1
MONITOR OUT コネクターに確認用のディスプレイを接続します。
2
A バスの画像を B バスの画像の白い部分や黒い部分に合成する(P.10) の手順 1 〜 2 を行います。
背景画像と、キー画像を決定してクロマ・キーを使う準備をします。
3
MODE つまみを「CHR」に合わせます。
クロマ・キー・モードになります。
4
通常モードのときは[MIX]、[WIPE1]、[WIPE2]のいずれかを 3 秒 以上押し続けます。 A/B モードのときは[EFFECTS]を 3 秒以上押し続けます。
MONITOR OUT に接続した確認用ディスプレイに「KeyColor = ***」 と表示されます(***は色の種類)。
5
手順 4 で押したボタンを押さえたまま、TRANSITION TIME つまみを 回します。
キーとなる色を選択します。確認用ディスプレイに表示された
「KeyColor = ***」が変化します。
MODE
TRANSITION
MIX
WIP E EFFECTS
5
選択できるキーの色は次のとおりです。
KeyColor KeyColor
01 Blue-Magenta 07 Cyan-Green 02 Blue-Cyan(工場出荷時) 08 Green-Cyan
03 Red-Magenta 09 Green-Red 04 Red-Yellow 10 Cyan-blue
05 Magenta-Red 11 Yellow-Green 06 Magenta-Blue 12 Yellow-Red
LEVEL
TRANSITION TIMEB-BUS
B-BUS
5
変更した KeyColor(キー
の色)は電源を切っても記
憶しています。
12
Page 13

プレビュー機能

合成や切り替えをしようとする画像を、MONITOR OUT に接続した確認 用ディスプレイで、あらかじめ確認することができます。
A バスの画像を出力中に B バスの画像を確認する
(自動切り替え)
1
MONITOR OUT コネクターに確認用のディスプレイを接続します。
2
ビデオ・フェ−ダ−を A-BUS(A バス)側に倒します。
A バス・ボタンが点灯(選択)している画像が OUTPUT コネクターから 出力されます。このとき、MONITOR OUT コネクターからは、B-BUS の 画像が出力されます。
新機能について
A-BUS
MODE
TRANSITION
MIX
WIP E EFFECTS
EFFECTS
LEVEL
TRANSITION TIMEB-BUS
A / B MODE
A-BUS
2
B-BUS
B バスの画像に切り替えると・・・
ビデオ・フェーダーを B-BUS 側に倒すと、OUTPUT からは B バスの 画像が出力されます。このときの MONITOR OUT は A バスの画像に 切り替わります。
つねに MONITOR OUT からは、ビデオ・フェーダーで選んでいない 側の画像が自動的に出力されるようになります。したがって、画像 ソースの切り替えをしたときに、あらかじめ内容を確認してから OUTPUT へ画像の合成や切り替えをすることができます。

MONITOR OUT の画像を手動で切り替えする

ビデオ・フェーダーの位置に関らず、選択した画像を固定して出力するこ とができます。
1
MONITOR ボタンのいずれか([1]〜[4]、[OUTPUT])を 3 秒以上 押し続けます。
MONITOR ボタンが点滅から点灯に変わります。これで MONITOR OUT コネクターから出力される画像は MONITOR ボタンで選択した画像に固 定されます。
元の状態(ビデオ・フェーダーで MONITOR OUT を自動切り替えする) に戻すには、もう一度手順 1 を行います。
MONITOR OUT の設定は、
電源を切っても記憶してい
ます。
13
Page 14
新機能について

出力する画像を黒にする

出力する画像を一時的に黒にすることができます。
1
[OUTPUT ON/OFF]を押します。
本体右上の[OUTPUT ON/OFF]を押すと、ボタンが点滅し、OUTPUT コネクターから出力される画像が黒になります。もう一度押すと、画像が 出力されます。
画像を黒へ変化させる時間を調整する
OUTPUT コネクターから出力する画像を黒にするとき、設定した時 間で徐々に黒くすることができます。
MONITOR OUT コネクターに確認用のディスプレイを接続します。
1.
2.
本体右上の[OUTPUT ON/OFF]を押し続けます。
確認用ディスプレイに「TIME= *」が表示されます(*は 0 〜 9 の 数字)。
3.
[OUTPUT ON/OFF]を押さえたまま、TRANSITION TIME つまみを回
します。
確認用ディスプレイに表示された「TIME= *」が変化します。数字を 大きくするほど切り替えの時間が長くなります。
調整が終わったら[OUTPUT ON/OFF]から指を放します。
4.
A
A
A
TRANSITION
TIME
設定した時間は、電源を切
るまで有効です。一度電源
を切ると出荷時の設定 (TIME=3)に戻ります。
切り替え中は、OUTPUT
ボタンが点滅します。
14
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その他の設定

NTSC と PAL(放送規格)を切り替える

お使いの映像機器に合わせて放送規格を切り替えることができます。工場 出荷時は NTSC に設定されています。日本国内でご使用の場合は、設定 しなおす必要はありません。ヨーロッパなど PAL の放送規格の地域でお 使いになる場合は、以下の手順で切り替えてください。
1
本体右上の[OUTPUT ON/OFF]と[OUTPUT]ボタンを押しなが ら[POWER]を押して電源を入れます。
A-BUS
EFFECTS
MONITOR OUT に接続した確認用ディスプレイに、オープニング画面が 表示されます。このとき「PAL」と表示されます。
Roland
A / B MODE
A-BUS
NTSC や PAL とは、カ
ラー・テレビ放送規格のこ
とです。NTSC は日本や北
米などで使用されていま
す。PAL はヨーロッパや東
南アジアで使われている規
格です。
ここで説明する NTSC と
PAL の切り替え機能とは、
どちらの放送規格で画像を
扱うかを決めるものです。
したがって、入力と出力が
同時に切り替わります。
NTSC から PAL、または
PAL から NTSC への放送
規格の変換はできません。
2
オープニング画面が表示されたら[OUTPUT ON/OFF]と
[OUTPUT]から指を放します。
LVS-400 の電源を切ると・・・
PAL 規格のまま LVS-400 の電源を切っても、放送規格はそのまま保持さ れます。したがって次回電源投入時は、自動的に PAL 規格で使うことが できます。
放送規格を NTSC に戻すには、再
Roland
び手順 1 から同じように操作しま す。オープニング画面には
「NTSC」と表示されます。
変更した放送規格の設定
は、電源を切っても記憶し
ています。
放送規格の異なる映像機器
を接続すると、映像が乱れ
ます。
15
Page 16
その他の設定

工場出荷時の設定に戻す

LVS-400 の内部に記憶された設定を、工場出荷時の状態に初期化するこ とができます。
1
MONITOR[4]と[OUTPUT]ボタンを押しながら[POWER]を 押して電源を入れます。
1
A-BUS
EFFECTS
A / B MODE
A-BUS
MONITOR OUT に接続した確認用ディスプレイに、オープニング画面が 表示されます。このとき「FACTORY PRESET」と表示されます。
Roland
これですべての設定が工場出荷時の状態に戻りました。
* MMP(Moore Microprocessor Portfolio)はマイクロプロセッサーのアーキテクチャーに関する TPL(Technology
Properties Limited)社の特許ポートフォリオです。当社は、TPL 社よりライセンスを得ています。
16
*03787001-06*
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