Roland DB-90 User Manual [ja]

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PATTERN画面
取扱説明書
このたびは BOSS メトロノーム・ドクター・ビート DB-90 をお買い上げいただきまして、ありがとうございます。この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に別紙「安全上のご注意」 と「使用上のご注意」をよくお読みください。また、この機器の優れた機能を十分ご理解いただくためにも、取扱説明書をよくお読みください。 取扱説明書は必要なときにすぐに見ることができるよう、手元に置いてください。お買い上げ時、電池はセットされていません。必ず「電池交換のしかた」にしたがって電池をセットしてください。
2005 ボス株式会社 本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。
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主な特長
○ バックライト付き大型 LCD パネル、視認性の良い振り子式のテンポ表示
○ PCM 方式によるカウント音に加え、ドラム音色も内蔵
○ ノート・ミキシング機能
4 種類のリズムとアクセントの音量を調節し、簡単にオリジナルのメトロノーム・スタイルを作成 できます。
○ ループ・プレイ機能
メモリーされたメトロノームの設定を順番に呼び出し、指定された回数を次々と再生させることが できます。自由にリズムを組み合わせた練習や、変則リズムの練習が可能です。
○ アンプ・シミュレーター機能
ギター やベースを直接 接続できるインプット端子を装備し、メトロノー ムに合わせたリ ズム・ト レーニングが可能です。本体にはアンプ・シミュレーターが内蔵されており、簡易モニター・アン プとしても使用可能です。
○ 個人練習に最適なリズム・コーチ機能を搭載
トリガー・パッドや本体内蔵マイク を使用して、効果的なリズム・トレーニングが行えるリズム・ コーチ機能を搭載しています。
各部の名称と働き
[POWER(パワー)]電源をオン/オフします。
1.
※ 音量を絞ってから電源を入れてください。音量を絞っても、電源を入れるときに音がすることが
ありますが、故障ではありません。
[LIGHT(ライト)]バックライトのオン/オフを切り替えます。 [MUTE(ミュート)]音が鳴っているとき、消音(ミュート)します。
※ ミュートのオン/オフはメモリーしません。
[WRITE(ライト)]変更した設定をメモリーに記憶するときに使用します。 [MEMORY(メモリー)]メモリーを切り替えるときに使用します。 [MIDI(ミディ)]MIDI モードになります。
TEMPO/VALUE(テンポ/バリュー)ダイヤル
2. テンポの変更やパラメータの値を変更します。
MIC(マイク)
3.
ドラムや練習パッドなどの音に反応してリズムの練習ができます。 コーチ・モードの時に使用します。
[START/STOP(スタート/ストップ)]
4. メトロノーム、ループ・プレイ、基準音、リズム・コーチのスタート/ストップをします。
[TAP(タップ)]
5.
メトロノームのテンポを設定します。 ※ ループ・モード、基準音発音モード、MIDI モードでは、無効です。
[TEMPO(テンポ)]テンポを変更するとき使用します。
6.
[LOOP(ループ)]ループ・プレイ・モードに切り替えます。 [TUNE(チューン)]基準音発音モードになります。音名を変更します。 [COACH(コーチ)]コーチ・モードになります。
ボタンを押すごとに、4 つの練習モードを切り換えます。
○ カウント・イン機能
メトロノームがカウントを始める前の予備カウントを設定することができます。
○ 基準音発音機能
5 オクターブ(C2 〜 B6)の範囲で基準音を発音するクロマチック発音機能を装備しています。
○ メモリー機能
50 種類のメトロノームの設定、10 種類の基準音発音の設定をメモリー可能です。
○ START/STOP 端子を装備
START/STOP 端子に FS-5U(FS-6)を接続すれば、足もとでスタート/ストップができます。
○ MEMORY UP/DOWN 端子を装備
MEMORY UP/DOWN 端子に FS-5U や F S-6 を接続すれば、足もとでメモリーのアップ/ダウン 操作が可能になります。
○ MIDI IN 端子を装備
MIDI IN 端子により、外部 MIDI 機器に同期してテンポを表示したり、メトロノームのスタート/ス トップを可能にしました。
■文中の表記について  [ ]で囲んだ英字/数字は、パネル上のボタンを表します。 例:[TAP](TAP ボタン)
[BEAT/PATTERN(ビート/パターン)]
メトロノームのビートとパターンを切り替えます。
[VOICE(ボイス)]ビート選択時の音色を変更します。
※ パターン選択時は音色の変更はできません。
[PITCH(ピッチ)]基準音発音モードになります。基準ピッチを変更します。 [TRIG/GUIDE(トリガー/ガイド)]コーチ・モードになります。
パッドの感度とタイム・チェックの難易度の設定を行います。
7.
リズム・レベル・スライダー
1 拍目のアクセントと各リズムの音量を調節します。 ※ メトロノーム・モード(カウントイン動作時を除く)、MIDI モードのとき、使用できます。
8.
マスター・ボリューム・スライダー
全体の音量の調整をします。 ※ マスター・ボリュームはメモリーしません。
9.
ディスプレイ
モードによって表示が切り替わります。
10.
テンポ・インジケーター
テンポに合わせて光ります。
11.
MIDI IN(ミディ・イン)コネクター
シーケンサーの MIDI OUT に接続します。 ※ MIDI は社団法人 音楽電子事業協会(AMEI)の登録商標です。
12.
DC IN(AC アダプター)ジャック
AC アダプター(PSA-100)を接続します。
13.
MEMORY ▲▼(メモリー・アップ/ダウン)ジャック
(ステレオ・ジャック) フット・スイッチ(FS-5U、FS-6)を接続します。 メモリーのアップ、ダウンを行います。
14.
START/STOP(スタート/ストップ)ジャック(モノ・ジャック)
フット・スイッチ(FS-5U、FS-6)を接続します。 メトロノーム、ループ・プレイ、基準音、リズム・コーチのスタート/ストップをします。
15.
PHONES(ヘッドホン)ジャック
ヘッドホンを接続します。標準ジャックとミニ・ジャックの両方同時に使用できます。
16.
INPUT(インプット)ジャック(モノ・ジャック)
エレクトリック・ギターやベースを接続します。 ※ 抵抗入りの接続ケーブルを使用すると、インプットに接続した機器の音量が小さくなることがあ
ります。このときは、抵抗の入っていない接続ケーブル(ローランド:PCS シリーズなど)を ご使用ください。
17.
INPUT LEVEL(インプット・レベル)ボリューム
インプット・ジャックに接続した機器の入力レベルを調節します。
18.
TRIG IN(トリガー・インプット)ジャック(モノ・ジャック)
トリガー・パッド(PD-8、V- パッドなど)を接続します。
19.
スタンド取り付け穴(M6)
20.
盗難防止用ロック( SECURITY LOCK)
市販の盗難防止用セキュリティー・ワイヤーなどを接続することができます。 http://www.kensington.com
UP
DOWN
接続のしかた
fig.00
(ダウン)(アップ)
フット・スイッチ
(FS-6×1
またはFS-5U×2)
FS-5Uのポラリティー・スイッチ は次のようにしてください。
ACアダプター
(PSA-100)
フット・スイッチ
(FS-5Uなど)
ヘッドホン
MIDI
シーケンサー
標準ジャック
ミニジャック
トリガー・パッド
(PD-8、V-padなど)
ギター、ベースなど
メトロノームとして使用する
■ メトロノーム・モード
[TEMPO]を押します。
1.
数回テンポ値が点滅します。 TEMPO/VALUE ダイヤルでテンポを設定します。
2.
[BEAT/PATTERN]を押します。
3.
BEATまたはPATTERNが点滅します。 BEATを選ぶと音符のアイコンが表示されます。 PATTERNを選ぶと KICK、SNARE などのドラ
ム音色名が表示されます。
4.
TEMPO/VALUEダイヤルでBEATまたはPATTERN の番号を選びます。
BEATは四分音符1個( )を 1 拍としたとき
の拍子を設定します。(BEAT選択時に[VOICE] を押すと、4 種類の音色が選べます。)
PATTERNはリズムを鳴らします。(PATTERN
のドラム音色と演奏データは固定です。)
※PATTERNの種類によっては、ドラム音色に音色
が割り当てられていないものもあります。
5.
[START/STOP]を押して、メトロノームをスター
ト します。もう一度 押すと、メトロノームが止ま ります。
■ メトロノームの音色を変える
4 種類の音色を選ぶことができます。(BEAT選択時のみ)
1.
[VOICE]を押します。
自動的にメトロノーム・モードのBEATが選 択されVOICEが点滅します。
2.
TEMPO/VALUE ダイヤルで音色を変更します。
 1: ぜんまい式メトロノームの音色  2: 電子メトロノームの音色  3: 電子クリック音  4: ヒューマン・ボイス
■ タップ入力でテンポを設定する
メトロノーム・モードのときに、[TAP]を 2 回以上押すと、押した間隔でテンポが設定されます。 テンポは、4 分音符( )30 〜 250の範囲で設定できます。
コーチ・モードでもタップ入力でテンポを設定できます。
■ オリジナルのメトロノーム・スタイルを作る
メトロノーム・モードで、ディスプレイ下の 5 つのスライダー(ACCENT、 、 、 ) を使ってメトロノームの鳴らしかたを変えることができます。
1 拍目のアクセントの音量と各リズムの音量を 5 段階で表示します。 変更した内容は、メモリーに記憶しておくことができます。後述の「メモリーを使う」の「設定を
メモリーに記憶する」をご覧ください。 ※ メモリーされた内容から設定を変更したときは、EDITと表示されます。
■ カウントイン機能
メトロノームがカウントを始める前の予備カウントを設定することができます。
(メトロノーム・モード、ループ・モード、コーチ・モード、MIDI モード時)
1.
[BEAT/PATTERN]と[VOICE]を同時に押します。
2.
[START/STOP]を押 して、メ トロ ノー ムを ス
タートします。
設定されている回数をカウントして演奏が始まります。 もう一度、[BEAT/PATTERN]と[VOICE]を
同時に押すと、カウントインを解除します。
BEAT画面
※ カウントインを設定していると、メトロノームをスタートしたときは、常にカウントインで始まります。 ※ 電源を入れ直すとカウントインは解除されます。 ※ カウントイン音色は固定です。
カウントイン回数を変更する
[BEAT/PATTERN]と[VOICE]を同 時に押 して、
カウントイン回数を表示させます。 TEMPO/VALUE ダイヤルで -1 から -8 を選びます。
■ ミュート機能
プレイ中、一時的に消音することができます。
[MUTE]を押します。
1.
再生中の音を消音し、MUTEを表示します。
もう一度、[MUTE]を押します。
2.
音が鳴り、MUTEの表示が消えます。
※ ミュートのオン/オフはメモリーしません。
ループ・プレイを使う(ループ・モード)
メモリーに記憶させたメトロノームの設定を順番に再生することができます。 テンポや、リズムの異なる設定を各メモリーに記憶してループ・プレイにすると、リズム・トレー
ニングに有効です。また、変則リズムなどの練習にもなります。
[LOOP]を押します。
1.
ループ・プレイ待機中になります。 ディスプレイにLOOPと表示されます。
[START/STOP]を押す と、ルー プ・プレ イが ス
2.
タートします。
ループ・プレイ中、ディスプレイ中央の数字は、各
メモリーの繰り返し回数を表示しています。 COUNTの上の数字は、繰り返し回数のカウントを表示します。 [MEMORY]を押すとMEMORYが点滅し、メモリー番号を TEMPO/VALUE ダイヤルで
変更することができます。
もう一度[MEMORY]を押すとMEMORYが点灯し、ループ・プレイに戻ります。
もう一度[START/STOP]を押します。
3.
ループ・プレイが止まり、ループ・プレイ待機中になります。
再生するメモリーの繰り返し回数を変更する
ループ・プレイ待機中に TEMPO/VALUE ダイヤルを回すと表示しているメモリー番号の繰り返し 回数を変更します。設定できる繰り返し回数は、0 〜 255 です。0 に設定すると、そのメモリー番 号は再生しません。
コーチ・モードで練習する
DB-90 のコーチ・モードは、練習の効果を最大限に引き出すために用意された練習用モードです。 スピードのコントロール能力や、精度、持久力を鍛えるとともに、タイミングを上手に取る練習に
大変適しています。 4 種類のコーチ・モードで、それぞれのスキルに応じた練習を行うことができます。 内蔵マイクを使用すれば生ドラムのリズム・チェックや手拍子などでのリズム・トレーニングが可
能となります。 TRIG IN 端子にトリガー・パッドが接続されると、トリガー・パッドによる練習が可能です。
■ マイクの感度やトリガー・ パッドをたたいたときの感度を設定する
マイクの感度を設定する
1.
TRIG IN 端子に何も接続されていない状態にし
ます。
2.
[TRIG/GUIDE]を押し てSENSが点滅す る
ようにします。
3.
生ドラムや練 習パッドをた たいたときディスプ
レイ の TRIG 部 に● が 表示 され る よう に、 SENS値を TEMPO/VALUE ダイヤルで設定し
ます。
うなときは、SENSの値を調節してください。
※ リズム・コーチをスタートさせたとき、メトロノーム音にトリガーが反応する場合は、マスター・
ボリューム・スライダーで、トリガーが反応しなくなるまでメトロノーム音の音量を下げてくだ さい。
トリガー・パッドの感度を設定する
1.
TRIG IN ジャックにトリガー・パッドを接続します。
2.
[TRIG/GUIDE]を押してSENSが点滅するようにします。
3.
トリガー・パッドをたたいて TRIG 部に●が表示されるようにSENS値を TEMPO/VALUE ダ
イヤルで設定します。
SENSの値を大きくするほど感度が高くなります。
SENS表示  1、2..............16
感度     低い ------ 高い
トリガーしたタイミングで発音し、●を表示します。
※ 音色は固定です。音量は、マスター・ボリューム・スライダーで調整します。 ※ リム・ショット対応のパッドをお使いの場合:本機はリム・ショットには対応していません。
1SX
■ リズム・コーチを使って練習する
取扱説明書の英語版(有料)をご希望の方は、販売店にお問い合わせください。
[COACH]を押します
1.
COACH が表示されコーチ・モードになります。
[COACH]を押すごとに 4 種類のコーチ・モード
が切り替わります。
1.Time Check
(タイム・チェック)
2.Quiet Count
(クワイエット・カウント)
3.Gradual Up/Down
(グラジュアル・アップダウン)
4.Step Up/Down
(ステップ・アップダウン)
[START/STOP]を押すと、メトロノームがスタートし練習開始です。
2.
・ メトロノーム・パターンは、メトロノーム・モードの設定で演奏します。 ・ 音色はコーチ・モード用の音色に切り替わり、固定になります。 ・ 音量はマスター・ボリューム・スライダーで調整します。 ・ メトロノーム動作中に[COACH]、[TRIG/GUIDE]を押すと、メトロノームが止まります。 ・ TEMPO/VALUE ダイヤル、または、[TAP]でテンポを変更することが可能です。
※ トリガー発音はコーチ・モードの時のみ有効です。
正確に タイミン グよくたたく ための練習
持久力 と耐久力 をつけるため の練習
Time Check ()
メトロノームの刻むガイド音に従って、正確にタイミングよくたたく練習をするためのモードです。 MIC 入力やパッドをたたいたタイミングが、メトロノームに合っているかどうか、結果がディスプ
レイに表示されます。4 分音符( )でタイミングをチェックします。
[COACH]を押して、 を選択します。
1.
[START/STOP]を押すと、練習開始です。
2.
fig.09(RMP-1)
遅れぎみ 走りぎみ
※[START/STOP]を押してタイム・チェックをスタートさせたとき、パッドをたた いていない
のにディスプレイに [GOOD] が表示され続ける場合は、メトロノーム音にトリガーが反応して いる状態です。前述の「マイクの感度を設 定する」を参照して、SENSの値やメトロノーム 音の音量を調節してください。
ジャスト・ タイミング
Quiet Count ()
このモードは、身体でリズムを覚えるためのモードです。最初の 4 小節は設定された音量でメトロ ノームが鳴りますが、次の 4 小節は音が小さくなります。[START/STOP]を押して停止させる まで、この 4 小節間のサイクルが続きます。
[COACH]を押して、 を選択します。
1.
[START/STOP]を押すと、練習開始です。
2.
Gradual Up/Down ()
「Gradual Up/Down」モードは、スピードを徐々に上げ下げすることによって、持久力を高める練
習です。メトロノームが最大値になるまで、2 拍ごとに 1BPM ずつスピードが速くなっていきま す。最大値に達すると、2 拍ごとに 1BPM ずつスピードが遅くなり、最初のテンポに戻ります。そ の後、同じ動作を繰り返します。PATTERN選択時は、2 小節ごとに 1BPM ずつスピードが変 化します。
[COACH]を押して、 を選択します。
1.
[START/STOP]を押すと、練習開始です。
2.
演奏中に[WRITE]を押すと、そのときのテンポでメトロノームの最大値が設定されます(初 期値:250)。TEMPO/VALUE ダイヤル、または、タップ入力で設定したテンポがメトロノー ムの最小値に設定されます。
※ 最小値が変更されると、最大値は初期値(250)に戻ります。
Step Up/Down ()
スピードを段階的に上げ下げすることによって、演奏の耐久力を高めます。メトロノームが最大値 になるまで、4 小節ごとに 5BPM ずつスピードが速くなっていき、その後、4 小節ごとに 5BPM ずつスピードが遅くなり、最初のテンポに戻ります。その後、同じ動作を繰り返します。
[COACH]を押して、 を選択します。
1.
[START/STOP]を押すと、練習開始です。
2.
演奏中に[WRITE]を押すと、そのときのテンポでメトロノームの最大値が設定されます(初 期値:250)。TEMPO/VALUE ダイヤル、タップ入力で設定したテンポが最小値に設定されます。
※ 最小値が変更されると、最大値は初期値(250)に戻ります。
■ タイム・チェックの判定基準を変える
タイム・チェックのガイド音(メトロノーム)に対する判定基準を 3 段階で変更することができます。 これによってスキルに応じたタイミングの練習ができます。
[TRIG/GUIDE]を 押し て、GUIDEを点滅させ
1.
ます。 TEMPO/VALUE ダイヤルを回して設定します。
2.
1:EASY 2:NORMAL 3:HARD (より厳密なタイミングで判定します)
メモリーを使う
DB-90はメトロノームの設定を 50 種類、基準音発音の設定を10種類記憶しておくことができます。
■ 記憶した設定(メモリー)を呼び出す
MEMORY点 灯 時 に[MEMORY]を 押 す と
1.
MEMORYが点滅します。 MEMORY点滅中にTEMPO/VALUE ダイヤルで
2.
メモリー番号を変更します。
※ メモリー選択中(MEMORY点滅中)に[WRITE]
を押すと、書き込み先選択(メモリー番号点滅)に なります。
■ 設定をメモリーに記憶する
メモリー番号点灯時に[WRITE]を押します。
1.
メモリー番号が点滅します。
メモリー番号点滅中に TEMPO/VALUE ダイヤルで書き込み先のメモリー番号を選択します。
2. ※[START/STOP]を押すと操作がキャンセルされ、メモリー番号が点灯します。
もう一度[WRITE]を押すと、メモリー番号が速く点滅し、メモリーに記憶します。
3.
メモリー番号が点灯に変わったら、メモリーへの記憶が完了します。 ※ メモリーへの記憶中(メモリー番号が速く点滅しているとき)は、電源を切らないでください。 ※ メモリーされた内容から設定を変更したときは、EDITと表示されます。
基準音を鳴らす(基準音発音モード)
[TUNE]を押して、基準音発音モードにします。
1.
基準音発音モードのときは、ディスプレイに
NOTE、PITCHが表示されます。
TEMPO/VALUE ダイヤルで音名を選びます。
2.
音名は、C2 〜 B6 の範囲で半音単位で設定できます。
[START/STOP]を押して、基準音を鳴らします。
3.
MUTEが消えます。
もう一度押すと、音が止まります。MUTEが表示されます。 ※[MUTE]でも、同じように基準音を鳴らしたり、止めたりできます。
■ 基準ピッチを設定する
基準音発音モードのときに、[PITCH]を押して、PITCHを点滅させます。
1.
TEMPO/VALUE ダイヤルで基準ピッチを設定します。
2.
基準ピッチは、A4=438Hz 〜 445Hz の範囲で設定できます。 ※PITCHの表示が点滅しているときは、TEMPO/VALUE ダイヤルで音名を変えることはでき
ません。音名を変えるときは、[TUNE]を押して、PITCHの表示を点灯させてください。
※ 基準ピッチとは・・・演奏時に基準の音程になる楽器(例えばピアノ)の A4(ピアノでは鍵盤
中央のラの音)の周波数を「基準ピッチ」といいます。
MIDI を使う(MIDI モード)
MIDI(Musical Instrument Digital Interface)とは、電 子楽 器やコンピューターの 間で演奏などの情報をやり とりできる統一規格です。MIDI コネクターを持った機 器同士を MIDI ケーブルで接続して、データを送ったり 受けたりすることができます。
DB-90 は外部 MIDI 機器(MIDI OUT を装備した機器) に同期してスタート、ストップ、テンポ表示を行います。
マス ター機でスタート/ ストップ操作をすると、その MIDI 情報が送信されます。スレーブ機(DB-90)は送 られてくる MIDI 情報にしたがってスタート/ストップ します。
ま た、マスター機か らはテンポに応じたタイミング・ クロックが送信されます。
スレーブ機(DB-90)は送られてくるタイミング・クロックに合わせて同期演奏します。
■ DB-90 で扱う同期演奏情報
同期演奏をするときに扱う MIDI 情報は以下のとおりです。 ・ スタート ・ コンティニュー ・ タイミング・クロック ・ ストップ ・ アクティブ・センシング
1.
[MIDI]を押します。
メトロノーム・モードになり、MIDI 受信可能な MIDI モードになります。
MIDIが点灯します。
外部 MIDI 機器でスタート/ストップ操作をすると、DB-90 もスタート/ストップします。
2.
もう一度[MIDI]を押します。
MIDI モードを解除してメトロノーム・モードに戻ります。 ※ MIDI モードでは、本体 TEMPO/VALUE ダイヤルでのテンポ変更、[TAP]でのテンポ変更はで
きません。 [TEMPO]、[LOOP]、[TUNE]、[PITCH]、[COACH]、[TRIG/GUIDE]のいずれかを押す
と、MIDI モードは解除されます。 ※ 同期演奏中に MIDI ケーブルが抜かれた場合、DB-90 は演奏を停止します。 ※ テンポが 220 以上になると、ビートの VOICE によっては、正しく再生されないことがありま
す。そのような場合は、VOICE 3 を選んでください。
※ MIDI モードでは、演奏中にメモリーを選択することはできません。
その他の機能
■ アンプ・シミュレーター機能
DB-90 はアンプ・シミュレーター回路を装備しています。 これによってエレクトリック・ギター/ベースなどを接続したときに簡易モニター・アンプとして
も使用できます。
アンプ・シミュレーター回路をオン/オフする
[MUTE]と[MIDI]を同時に押します。
1.
が表示されアンプ・シミュレーター回路がオンになります。
もう一度[MUTE]と[MIDI]を同時に押します。
2.
アンプ・アイコンが消えアンプ・シミュレーター回路がオフになります。
※ アンプ・シミュレーター機能のオン/オフは、メモリーに記憶します。
■ オート・パワー・オフ機能
電池の消耗を抑えるため、最後のボタン操作から何も操作せずに 60 分以上経過すると、自動的に 電源がオフになるオート・パワー・オフ機能が働きます。
オート・パワー・オフ機能を解除する
オー ト・パワー・オフ機能を解除する には、一度電源をオフにしてから、[TAP]を押し なが ら[POWER]を押して電源をオンにします。
オート・パワー・オフ機能が解除されます。[TAP]を押している間、ディスプレイに と 表示されます。
もう一度電源を入れなおすと、オート・パワー・オフ機能が働きます。
■ オート・バックライト・オフ機能
[LIGHT]を押すと、バックライトが点灯します。
バックライトは約 5 秒後に自動的に消灯します。(オート・バックライト・オフ機能) オート・バックライト・オフ機能が働いているときは、ディスプレイの は消えています。
オート・バックライト・オフ機能を解除する
バ ックラ イトを点灯し続けるとき は、一度電 源をオ フにして から、[LIGHT]を押 しなが ら
[POWER]を押して電源をオンにします。 
オート・バックライト・オフ機能が解除されます。ディスプレイに が表示されます。 もう一度電源を入れなおすと、オート・バックライト・オフ機能が働きます。
※ メモリーには、オート・パワー・オフ機能とオート・バックライト・オフ機能の解除を記憶する
ことはできません。
電池交換のしかた
電池が消耗してくると、音が歪んだり、ディスプレイやインジケーターの表示が暗くなってきます。 なるべく早く新しい電池と交換してください。 ※ACアダプターを使用する場合でも電池を入れておくと、万一AC アダプターのコードが抜けて
も演奏が続けられます。
※ 電池は電源オフ時の記憶保持用電源としても使われています。電池を本体から抜いたり、電池が
消耗した場合、メモリーに記憶している内容は、工場出荷時の設定に戻ります。
※ 本体を裏返す際は、ボタンなどを破損したり、落下しないよう取扱いにご注意ください。
1.
本体底部の電池ブタを外します。
2.
古い電池 を取り出して電池スナップ・コードから 外します。
3.
新しい電池をスナップ・コードに接続します。
※ 電池の極性(+ / −)を間違えないように注意し
てください。
4.
電池ブタを確実に閉めます。
ドラム・セットへの取り付け
DB-90 を別売のシンバル・ホルダーMDY-10U に取り付ける時は、MDY-10U 付属のワッシャーと 蝶ナットを下図の順序で取り付けてください。また、固定の際は DB-90 を 5 周程度回して MDY­10U に取り付けた後、DB-90 の向きを決めて蝶ナットを回して固定してください。
シンバル・スタンドに DB-90 を取り付ける場合、シンバル・スタンドが DB-90 の取り付け穴(直 径 6mm)よりも大きいときは、付属のボス・ナット(穴の直径:8mm)をお使いください。(下図参照)
※ 故障の原因になりますので、装着の際には過度の力を加えないでください。
fig.11(DB-88)
ボス・ナット使用例
シンバル・スタンド
蝶ナット
ワッシャー
ボス・ナット
■ スタンドの使いかた
本体低部のスタンドを使って、図 のよ うに立て かけることができ ます。
工場出荷時の設定に戻すとき
DB-90 を工場出荷時の設定に戻すときは、次の操作をします。 [MEMORY]を押しながら、[POWER]を押して電源をオンにします。 [MEMORY]を押している間、ディスプレイに " " と表示されます。
すべての設定が工場出荷時の状態に戻ります。
主な仕様
メトロノーム
・ テンポ:30 〜 250 /分、精度± 0.1% ・ビート:ビート 1:1 〜 9、ビート 2:OFF、1〜 9 
・パターン:30 種類(8 ビート× 4、16 ビート× 3、シャッフル× 3、ファンク×2、ジャズ×2、
ブルース、テクノ、ハウス、カントリー、レゲエ、クラーベ 3-2、クラーベ 2-3、サルサ、ルンバ、
ボサノバ、サンバ、ワルツ、タンゴ、マンボ、チャチャチャ、マーチ) 
・ビート音色:VOICE1(ぜんまい式メトロノーム音)、VOICE2(電子メトロノーム音)、VOICE3
(電子クリック音)、VOICE4(ヒューマン・ボイス)
リズム・コーチ:Time Check、Quiet Count、Gradual Up/Down、Step Up/Down
基準音発音 ・基準周波数:A4=438 〜 445Hz(1Hz 単位) ・発音範囲:C2 - B6(12 半音、
5 オクターブ)、精度± 1 セント
オート・パワー・オフ:最後のボタン操作から 60 分後
メモリー機能:メトロノーム 50 種類、基準音発音 10 種類
表示:カスタム LCD ディスプレイ、テンポ・インジケーター× 2
接続端子:TRIG IN、START/STOP、MEMORY UP/DOWN、MIDI IN、PHONES × 2(ステレ
オ標準、ステレオ・ミニ・タイプ)、INPUT、AC アダプター・ジャック(PSA アダプター)
スピーカー:50 mm × 1
電源:DC 9 V= 乾電池 006P/9V(6F22(マンガン)/ 6LR61(アルカリ))、AC アダプター
(PSA-100(別売))
消費電流:85 mA 以下(基準音発音時)、190 mA 以下(INPUT 信号入力時)
※ 連続使用時の電池寿命(使用状態によって異なります。)
マンガン電池:約 1.5 時間、アルカリ電池:約 6 時間
外形寸法:122(W)× 164(D)× 37.5(H)mm
質量:450 g(電池含む)
付属品:乾電池 006P/9V(6F22)、取扱説明書(保証書)、サービスの窓口、ソフトケース、
ボスナット(M8)
別売品:AC アダプター(PSA-100)
※ 製品の仕様および外観は、改良のため予告なく変更することがあります。
MIDI インプリメンテーション Version: 1.00
1.
受信
■システム・リアルタイム・メッセージ
●タイミング・クロック ステータス F8H
●スタート ステータス FAH
●コンティニュー ステータス FBH
●ストップ ステータス FCH
●アクティブ・センシング ステータス FEH
If you should require an English Owner’s Manual (at a modest fee), please contact an authorized Roland distributor.
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