Roland DA-2496 User Manual [ja]

この度はデジタル・オーディオ・インターフェース DA-2496 をお買い上げいただき、
まことにありがとうございます。
本書では、DA-2496 のセットアップや基本的な使い方について説明いたします。
トラブルを避け、快適な環境でお使いいただくために、本書にしたがって正しい手順
でセットアップを行ってください。
201a
この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に「安全上のご注意」 P.2 4)
と「使用上のご注意」(P.5, 6)をよくお読みください。また、この機器の優れた機能
を十分ご理解いただくためにも、取扱説明書をよくお読みください。取扱説明書は必
要なときにすぐに見ることができるよう、手元に置いてください。
202
©
 2001 ローランド株式会社
本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。
DA-2496 をコンピューターと接続する前に、必ず本書をお読み下さい。
手順を間違えると、誤動作をする場合やドライバのインストールが
できない場合があります。
取扱説明書
2
001
この機器を使用する前に、以下の指示と取
扱説明書をよく読んでください。
.....................................................................................................
002a
この機器を分解したり、改造したりしない
でください。
.....................................................................................................
003
修理/部品の交換などで、取扱説明書に書
かれていないことは、絶対にしないでくだ
さい。必ずお買い上げ店またはローランド
サービスに相談してください。
.....................................................................................................
004
次のような場所での使用や保存はしないで
ください。
温度が極端に高い場所(直射日光の当
たる場所、暖房機器の近く、発熱する
機器の上など)
水気の近く(風呂場、洗面台、濡れた
床など)や湿度の高い場所
雨に濡れる場所
ホコリの多い場所
振動の多い場所
....................................................................................................
005
この機器の設置には、ローランドが推奨す
SYR シリーズを使用してください。
....................................................................................................
警告 警告
安全上のご注意
火災・感電・傷害を防止するには
このマークは、注意喚起シンボルです。取扱説明書
などに、一般的な注意、警告、危険の説明が記載さ
れていることを表わしています。
このマークは、機器の内部に絶縁されていない「危
険な電圧」が存在し、感電の危険があることを警
告しています。
マークについて この機器に表示されているマークには、次のような意味があります。
注意:
感電防止のため、パネルやカバーを外さないでください。
この機器の内部には、お客様が修理/交換できる部品
はありません。
修理は、お買い上げ店またはローランド・サービスに
依頼してください。
注意
感電の恐れあり
キャビネットをあけるな
以下の指示を必ず守ってください
図記号の例
取扱いを誤った場合に、使用者が
傷害を負う危険が想定される場合
および物的損害のみの発生が想定
される内容を表わしています。
※物的損害とは、家屋・家財およ
び家畜・ペットにかかわる拡大
損害を表わしています。
取扱いを誤った場合に、使用者が
死亡または重傷を負う可能性が想
定される内容を表わしています。
は、強制(必ずすること)を表わしています。
具体的な強制内容は、の中に描かれています。
左図の場合は、「電源プラグをコンセントから抜
くこと」を表わしています。
警告
注意
注意の意味について警告と
 は、注意(危険、警告を含む)を表わしていま
す。
具体的な注意内容は、 の中に描かれています。
左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を
表わしています。
 は、禁止(してはいけないこと)を表わしてい
ます。
具体的な禁止内容は、 の中に描かれています。
左図の場合は、「分解禁止」を表わしています。
3
006
●この機器の設置に SYR シリーズを使用す
る場合、ぐらついた所や傾いた所に設置しな
いでください。安定した水平な所に設置して
ください。機器を単独で設置する場合も、同
様に安定した水平な所に設置してください。
....................................................................................................
008a
電源プラグは、必ず AC100V の電源コン
セントに差し込んでください。
....................................................................................................
009
電源コードを無理に曲げたり、電源コード
の上に重いものを載せたりしないでくださ
い。電源コードに傷がつき、ショートや断
線の結果、火災や感電の恐れがあります。
....................................................................................................
010
この機器を単独で、あるいはヘッドホン、
アンプ、スピーカーと組み合わせて使用し
た場合、設定によっては永久的な難聴にな
る程度の音量になります。大音量で、長時
間使用しないでください。万一、聴力低下
や耳鳴りを感じたら、直ちに使用をやめて
専門の医師に相談してください。
....................................................................................................
011
この機器に、異物(燃えやすいもの、硬貨、
針金など)や液体(水、ジュースなど)を
絶対に入れないでください。
....................................................................................................
012a
次のような場合は、直ちに電源を切って電
源コードをコンセントから外し、お買い上
げ店またはローランド・サービスに修理を
依頼してください。
電源コードやプラグが破損したとき
異物が内部に入ったり、液体がこぼれ
たりしたとき
機器が(雨などで)濡れたとき
機器に異常や故障が生じたとき
....................................................................................................
013
お子様のいるご家庭で使用する場合、お子
様の取り扱いやいたずらに注意してくださ
い。必ず大人のかたが、監視/指導してあ
げてください。
....................................................................................................
014
この機器を落としたり、この機器に強い衝
撃を与えないでください。
....................................................................................................
015
電源は、タコ足配線などの無理な配線をし
ないでください。特に、電源タップを使用
している場合、電源タップの容量(ワット
/アンペア)を超えると発熱し、コードの
被覆が溶けることがあります。
.....................................................................................................
016
外国で使用する場合は、お買い上げ店また
はローランド・サービスに相談してくださ
い。
.....................................................................................................
023
CD-ROM を、一般のオーディオ CD プレー
ヤーで再生しないで下さい。大音量によっ
て耳を痛めたり、スピーカーを破損する恐
れがあります。
.....................................................................................................
101a
この機器は、風通しのよい、正常な通気が
保たれている場所に設置して、使用してく
ださい。
.....................................................................................................
102b
電源コードを機器本体やコンセントに抜き
差しするときは、必ずプラグを持ってくだ
さい。
.....................................................................................................
103a
長時間使用しないときは、電源プラグをコ
ンセントから外してください。
.....................................................................................................
104
接続したコードやケーブル類は、繁雑にな
らないように配慮してください。特に、コー
ドやケーブル類は、お子様の手が届かない
ように配慮してください。
.....................................................................................................
106
この機器の上に乗ったり、機器の上に重い
ものを置かないでください。
.....................................................................................................
107b
濡れた手で電源コードのプラグを持って、
機器本体やコンセントに抜き差ししないで
ください。
.....................................................................................................
108a
この機器を移動するときは、電源プラグを
コンセントから外し、外部機器との接続を
外してください。
.....................................................................................................
警告 警告
注意
4
109a
お手入れをするときには、電源を切って電
源プラグをコンセントから外してくださ
い。
....................................................................................................
110a
落雷の恐れがあるときは、早めに電源プラ
グをコンセントから外してください。
....................................................................................................
118
ネジや、光デジタル・コネクターのキャッ
プを外した場合は、小さなお子様が誤って
飲み込んだりすることのないようお子様の
手の届かないところへ保管してください。
....................................................................................................
注意
204
Microsoft、Windowsは、米国 Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標です。
206g
Windows
®
Meの正式名称は、Microsoft
®
Windows
®
Millennium Edition operating system です。
206c
Windows
®
98の正式名称は、Microsoft
®
Windows
®
98 operating system です。
206f
Windows
®
2000 の正式名称は、Microsoft
®
Windows
®
2000 operating system です。
206e
本書では Microsoft Corporation のガイドラインに従って画面写真を使用しています。
207
Apple、Macintosh は、米国 Apple Computer, Inc. の米国及びその他の国における登録商標です。
209
MacOS は、米国 Apple Computer, Inc. の登録商標です。
ASIO
ASIO は、独国 Steinberg Media Technologies AG の商標です。
231
OMS は、米国 Opcode Systems, Inc. の登録商標です。
215a
MIDI は社団法人 音楽電子事業協会(AMEI)の登録商標です。
220
文中記載の会社名及び製品名は、各社の商標または登録商標です。
5

使用上のご注意

291a
2 4 ページに記載されている「安全上のご注意」以外に、次のことに注意してください。

電源について

301
雑音を発生する装置(モーター、調光器など)や消費電力の大きな機器とは、別のコンセントを使用してください。
307
接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐため、必ずすべての機器の電源を切ってください。
308
完全に電源を切る必要があるときは、この機器の電源スイッチを切った後、コンセントからプラグを抜いてくだ
さい。そのため、電源コードのプラグを差し込むコンセントは、この機器にできるだけ近い、すぐ手の届くとこ
ろのものを使用してください。

設置について

351
この機器の近くにパワー・アンプなどの大型トランスを持つ機器があると、ハム(うなり)を誘導することがあ
ります。この場合は、この機器との間隔や方向を変えてください。
352
テレビやラジオの近くでこの機器を動作させると、テレビ画面に色ムラが出たり、ラジオから雑音が出ることが
あります。この場合は、この機器を遠ざけて使用してください。
354a
直射日光の当たる場所や、発熱する機器の近く、閉め切った車内などに放置しないでください。変形、変色する
ことがあります。
355
故障の原因になりますので、雨や水に濡れる場所で使用しないでください。

お手入れについて

401a
通常のお手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、堅く絞った布で汚れを拭き取ってください。汚れが激しいとき
は、中性洗剤を含んだ布で汚れを拭き取ってから、柔らかい布で乾拭きしてください。
402
変色や変形の原因となるベンジン、シンナーおよびアルコール類は、使用しないでください。

修理について

451a
お客様がこの機器を分解、改造された場合、以後の性能について保証できなくなります。また、修理をお断りす
る場合もあります。
453
当社では、この製品の補修用性能部品(製品の機能を維持するために必要な部品)を、製造打切後 6 年間保有し
ています。この部品保有期間を修理可能の期間とさせていただきます。なお、保有期間が経過した後も、故障箇
所によっては修理可能の場合がありますので、お買い上げ店、または最寄りのローランド・サービスにご相談く
ださい。

その他の注意について

553
故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、入出力端子などに過度の力を加えないでください。
556
ケーブルの抜き差しは、ショートや断線を防ぐため、プラグを持ってください。
557
この機器は多少発熱することがありますが、故障ではありません。
6
使用上のご注意
558a
音楽をお楽しみになる場合、隣近所に迷惑がかからないように、特に夜間は、音量に十分注意してください。ヘッ
ドホンを使用すれば、気がねなくお楽しみいただけます。
559a
輸送や引っ越しをするときは、この機器が入っていたダンボール箱と緩衝材、または同等品で梱包してください。
562
オーディオの接続には、当社ケーブル(PCS シリーズなど)をご使用ください。他社製の接続ケーブルをご使
用になる場合は、次の点にご注意ください。
接続ケーブルには抵抗が入ったものがあります。本機との接続には、抵抗入りのケーブルを使用しないでく
ださい。音が極端に小さくなったり、全く聞こえなくなる場合があります。ケーブルの仕様につきましては、
ケーブルのメーカーにお問い合わせください。
927
本機は、設置条件によってパネル面がざらつくような感じになるときがあります。これは人体に全く害のない極
微量の帯電によるものですが、気になる方は、必要に応じ、接地端子(図参照)を使って外部のアースか大地に
接地してご使用ください。なお接続方法がわからないときはローランド・サービスにご相談ください。
接続してはいけないところ
・水道管(感電の原因になります)
・ガス管(爆発や引火の原因になります)
・電話線のアースや避雷針(落雷のとき危険です)
987
取扱説明書の英語版(有料)をご希望の方は、販売店にお問い合わせください。
If you should require an English Owner’s Manual (at a modest fee), please contact an authorized Roland
distributor.

CD-ROM の取り扱い

801
ディスクの裏面(信号面)に触れたり、傷をつけたりしないでください。データの読み出しがうまくいかないこ
とがあります。ディスクの汚れは、市販の CD 専用クリーナーでクリーニングしてください。

著作権について

851
第三者の著作物(音楽作品、映像作品、放送、公演、その他)の一部または全部を、権利者に無断で録音し、配
布、販売、貸与、公演、放送などを行うことは法律で禁じられています。
852b
本機では、外部機器とデジタル接続でオーディオ信号をやりとりする際、SCMS(Serial Copy Management
System)による制約の一部を受けず録音を行うことができます。これは本機が専ら音楽制作を目的としており、
他者の著作権を侵害しない作品(自作曲など)の録音までが、制約を受けることがないよう設計されているため
です。(SCMS とは、デジタル接続を介しての、第二世代以降のコピー録音を制限する機能です。著作権保護の
目的で、MD レコーダーなどの民生用デジタル・オーディオ機器に搭載されています。
853
第三者の著作権を侵害する恐れのある用途に、本機を使用しないでください。あなたが本機を用いて他者の著作
権を侵害しても、ローランドは一切責任を負いません。
854
個人で楽しむこと(私的使用)を目的としていても、SCMS 等の技術的保護手段を回避して第三者の著作物を無
断で複製することは、第三者の著作権を侵害する行為となり、法律で禁じられています。
855
技術的保護手段が施されていないもの、及び SCMS に対応しての複製に関しては、従来どおり私的使用の範囲
で行えます。
7
目次
使用上のご注意..........................................................................5
目次............................................................................................7
お使いになる前に...................................................................... 8
付属品の確認............................................................................................................................8
主な特長.....................................................................................................................................9
各部の名称とはたらき............................................................. 10
DA-2496................................................................................................................................ 10
DA-PCI....................................................................................................................................13
DA-2496 を使用するための準備..............................................14
DA-PCI の取り付け .............................................................................................................. 15
ドライバのインストールと設定........................................................................................ 16
DA-PCIコントロールパネル ................................................... 29
コントロールパネルの起動................................................................................................ 29
信号の流れ............................................................................................................................. 29
DA-PCI コントロールパネル.............................................................................................. 30
困ったときには........................................................................34
ドライバについて.................................................................... 38
同期設定について.................................................................... 40
DA-2496/DA-PCI の同期設定.......................................................................................... 40
複数枚の DA-PCI の同期設定............................................................................................ 41
ブロックダイアグラム............................................................. 43
主な仕様...................................................................................44
索引..........................................................................................46
8

お使いになる前に

付属品の確認

DA-2496 には以下の内容物が含まれています。パッケージを開けたら,ま
ず,すべての内容物があるかどうかを確認してください。不足している場合
は,お買い上げになった販売店までご連絡ください。

DA-2496

DA-PCI(PCI カード)

Windows、Macintosh 用の PCI インターフェース・カードです。お使いの
コンピューターの PCI スロットに取り付けます。

DA-PCI Driver CD-ROM

DA-2496 を使用するためのドライバが収録されています。

DA-2496 取扱説明書

本書です。

DA-PCI ケーブル

DA-2496 DA-PCI 機器の接続に使用します。

クロック・ケーブル

複数枚の DA-2496 の同期に使用します。詳しくは,同期設定につい
(P.40)を参照してください。
Roland RPC-1 と同時に使
用することはできません。
9
お使いになる前に

保証書

ローランド ユーザー登録カード(はがき)

DA-2496 ユーザーとして登録していただくためのはがきです。ご記入の上、
郵送してください。なお、FAX送信による登録もできます。

主な特長

最大 24 ビット/ 96kHz 8 IN / 8 OUT のオーディ
オ入出力が可能
8 チャンネルのオーディオ同時入出力に対応。24bit/96kHz という圧倒的な
高音質で、プロクオリティのデジタル録音/再生を実現します。サンプリン
・レートは 22.05 96kHz に対応。MIDI 入出力端子やワード・クロック
入出力端子も標準装備しています。
また、DA-2496 を最大 4 台まで同時使用でき、32IN/32OUTまでのシステ
ム拡張も可能です。(Windows Me/98 のみ )

デジタル・ミキサーを搭載

内蔵のデジタル・ミキサーは、パソコンのコントロール・パネルからダイレ
クトに制御可能。8 チャンネルの入力とコンピューター上のオーディオ・
データをミックスして 2 チャンネル出力することが可能です。
また、コンピューター上のアプリケーションを介さないダイレクト・モニタ
リー機能により、リアルタイム・モニタリングを実現します。

1 系統の MIDI インターフェース機能を装備

DA-2496 は,MIDI IN/OUT をそれぞれ 1 系統備えています。これにより,
MIDI 機器と接続して MTC による同期などが可能です。

付属ドライバ

付属の専用ドライバは、Windows版、Macintosh 版、ともに ASIO2.0に対
応。さらに、Windows2000 WDMドライバも収録。SONAR などの WDM
対応アプリケーションや Cubase、Logic をはじめとするASIO 対応アプリ
ケーションで高いパフォーマンスを発揮します。もちろん、MME(Windows)
Sound Manager(Mac OS) 対応アプリケーションでの利用も可能です。
Macintosh DA-2496
MIDI を使用するには,
Opcode 社の
OMS2.3.3J
のインストールが必要で
す。DA-PCI Driver CD-
ROM でインストールを
行ってください。詳しく
は、ドライバのインストー
ルと設定(P.16)をお読
み下さい。
10

各部の名称とはたらき

DA-2496

フロント・パネル

1. クロック切替スイッチ
DA-2496 本体のインターナル/エクスターナルを切り替えます。(P.40)
2. LOCK インジケーター
DA-PCI や他のデジタル機器からのワード・クロックを正しく受信している
ときに点灯します。
3. INPUT 1/2
ファンタム電源の供給が可能な XLR バランスと TRS バランスのコンボ・
ジャックです。コンデンサー・マイクの接続や TRS バランス出力に対応し
たオーディオ機器の接続に適しています。
本機はバランス(XLR/TRS)タイプの入力ジャックを装備しており、次の
ように配線されています。接続する機器の配線をご確認のうえ、接続してく
ださい。
ファンタム電源 ON/OFF ボタン(FHANTOM 48V)
電源供給のオン/オフを切り替えます。
-20dBu/+4dBu 切替スイッチ(PAD 24db)
入力レベルを切り替えます。マイクなど出力ゲインの小さい機器を接続
する場合は、OFF にしてください。
SENS つまみ
入力レベルを調整します。
ピーク・インジケーター(PEAK)
音が歪み始めるレベルの -6 dB で赤く点灯します。ピーク・インジケー
ターが点灯しないよう SENS つまみで調節してください。
132 5 6 7 8 1094
1:GND
2:HOT
3:COLD
GND(SLEEVE)
HOT(TIP)
COLD(RING)
ファンタム電源供給の必要
なコンデンサー・マイクロ
ホンを接続したとき以外
は、ファンタム電源を必ず
オフにして下さい。ダイナ
ミック・マイクロホンや
オーディオ再生装置などに
ファンタム電源を供給する
と故障の原因になります。
マイクロホンの仕様につい
ては、お使いのマイクロホ
ンの取扱説明書をお読み下
さい。(本機のファンタム
電源:DC 48V、10mA
Max)
11
各部の名称とはたらき
4. INPUT 3/4
ギターやベースの入力が可能なハイ・インピーダンス端子です。
SENS つまみ
入力レベルを調整します。
ピーク・インジケーター(PEAK)
音が歪み始めるレベルの -6 dB で赤く点灯します。ピーク・インジケー
ターが点灯しないよう SENS つまみで調節してください。
5. INPUT 5/6
SENS つまみ
リア面にある TRS バランス入力(5/6)の入力レベルを調整します。
ピーク・インジケーター(PEAK)
音が歪み始めるレベルの -6 dB で赤く点灯します。ピーク・インジケー
ターが点灯しないよう SENS つまみで調節してください。
6. INPUT 7/8
CD/MD/DAT などからの入力が可能なオプティカル・デジタル入力端子で
す。
DIGITAL/ANALOG 切り替えスイッチ
リア面にある TRS バランス入力(7/8)とオプティカル/コアキシャ
ル・デジタル入力を切り替えます。
SENS つまみ
切り替えスイッチで、ANALOG を選んでいる場合、リア面にある TRS
バランス入力(7/8)の入力レベルを調整します。
ピーク・インジケーター(PEAK)
音が歪み始めるレベルの -6 dB で赤く点灯します。ピーク・インジケー
ターが点灯しないよう SENS つまみで調節してください。
7. ヘッドホン・ジャック
ヘッドホンを接続します。初期状態では、INPUT 1/2 からの入力をモニタ
リングする設定になっていますが、後述のコントロール・パネルの設定を変
更することで、モニタリングする入力端子を切り替えることができます。
ントロール・パネルについては、DA-PCI コントロールパネル(P.29)をご
覧下さい。
8. ヘッドホン・ボリュームつまみ
ヘッドホンの音量を調整します。
9. OUTPUT インジケーター
DA-2496 からオーディオ・データが出力される場合にそれぞれの出力のイ
ンジケーターが点灯します。
10. 電源スイッチ
DA-2496 の電源をオン/オフし
ます。スイッチが押し下げられて
いる状態が電源オン上がってい
る状態が電源オフです。電源がオ
ンのときは、電源スイッチの左上
あるインジケーターが緑に点
灯します。
デジタル入力端子からの入
力レベルの調整はできませ
ん。再生側の出力レベルを
調整してください。
電源オン
押し下げられた状態が
電源オフ
上がった状態が
12
各部の名称とはたらき

リア・パネル

1. AC インレット
付属のACコードを接続します。はずれないように確実に接続してください。
(消費電流については、主な仕様(P.44)をお読み下さい。
2. アース端子
帯電により、パネル面がざらつくような感じになるのを防ぎます。
詳しくは、使用上のご注意(P.5)をお読み下さい。
3. MIDI IN/OUT 端子
他の MIDI 機器の MIDI 端子と接続し、MIDI 情報を送受信します。
4. DA-PCI ケーブル接続端子
付属の DA-PCI ケーブルを接続します。
5. WORD CLOCK IN/OUT 端子
デジタル・レコーダーと同期をとるときに使用します。また、DA-2496
複数台使用して、同期を取るときにも使用します。
詳しくは、同期設定について(P.40)をご覧下さい。
6. COAXIAL IN 端子(7/8
CD/MD/DAT などからデジタル入力するときに接続します。フロント・パ
ネルのオプティカルデジタル入力端子にデジタル機器を接続している場合
は、オプティカル・デジタル入力端子が優先され、COAXIAL IN からの信号
は入力されません。
7. COAXIAL OUT 端子/ OPTICAL OUT 端子(1/2
DAT/MDなどのデジタル音響機器にデジタル接続するときに接続します。
また、付属アプリケーションのコントロールパネルを使って、出力先(1/2)
を他の番号に変更することもできます。
8. TRS バランス入力端子(3 8
外部の MIDI 音源やシンセサイザー、CD、MD プレーヤーなどを接続します。
フロント・パネルの同じ番号の入力端子に楽器が接続されている場合は、
ロント・パネルの入力端子が優先され、リア・パネルからの信号は入力され
ません。
9. TRS バランス出力端子(1 8
外部のステレオ・セットやアンプ内蔵スピーカー、ミキサーなどに接続しま
す。
12 3 4 5 7 9
68
故障の原因になりますの
で、付属の AC コード以外
を使うことはおやめくださ
い。
フロント・パネルのオプ
ティカル・デジタル入力端
子に機器が接続されている
場合は、オプティカル・デ
ジタル入力端子の入力が優
先されます。
13
各部の名称とはたらき

DA-PCI

DA-2496(DA-2496 カードの図)
1. DA-PCI ケーブル接続端子
DA-2496 と接続します。
2. ディップ・スイッチ
SW1:OFF、SW2:OFF でご使用ください。
3. Clock In, Clock Out コネクター
複数枚の DA-2496 の同期に使用します。
1
2
3
Clock In Clock Out
ON
12
ON
12
複数枚の使用についての詳
細は同期設定について
(P.40)をお読みくださ
い。
この基板は、静電気により部品が破壊される恐れがあります。基板を取り扱うときは、次の点
に注意してください。
基板を持つときは、あらかじめ何らかの金属に触れて、体や衣類にたまっている静電気を
放電してください。
基板を持つときは、パネルまたは基板の縁を持ち、部品やコネクターの部分に直接手を触
れないでください。
基板にケーブル類を接続するときは、ケーブルのもう一端がカーペットなどの静電気を起
こしやすいものに触れないようにしてください。
基板を保管するとき、または輸送するときなどは、購入時に基板が入っていた袋(導電
袋)に入れてください。
14

DA-2496 を使用するための準備

Windows 2000をお使いの場合の注意事項
Windows 2000 をお使いの場合、DA-2496 ドライバのインストールは、
Administrator でログオンして行なってください。さらに以下の手順で
ドライバ署名オプションの設定を確認してください。
1.
Windows を起動し、Administrator でログオンします。
2.
Windows スタート・ボタンをクリックし、マウス・ポインターを
に合わせた後、コントロールパネルをクリックします。
コントロールパネルが開きます。
3.
コントロールパネルの中にあるシステムをダブル・クリックします。
システムのプロパティ・ダイアログが開きます。
4.
ハードウェア・タブをクリック
して、ドライバの署名ボタンを
クリックします。
ドライバ署名オプション・ダ
アログが開きます。
5.
ファイルの署名の確の設
無視になっているか確認
ます。無視以外に設定されてい
る場合は無視に変更します。
6.
[OK]をクリックします。
7.
Windows を終了します。
ファイルの署名の確認
設定を変更した場合は、
DA-2496 ドライバのイン
ストールが終了して
Windowsを再起動した
後、変更前の設定に戻して
ください。(設定を戻すに
Administrator でログオ
ンする必要があります。
15
DA-2496 を使用するための準備

DA-PCI の取り付け

DA-PCI をコンピューターの PCI スロットに取り付けます。PCI カード取り
付けについての詳細は,お使いのコンピューターの取扱説明書をお読み下さ
い。
1
コンピューターの電源を切り,電源コードを抜きます。
2
コンピューターのカバーをはずし、DA-PCI を取り付ける PCI スロットのカ
バーをはずします。
3
PCI スロットに,DA-PCI を挿入します。このとき,DA-PCI の向きが間違っ
ていると挿入できませんので、注意してください。
4
PCI スロットのカバーを止めていたねじを使って、DA-PCI を固定します。
5
コンピューターのカバーを取り付けます。
DA-2496 本体の接続は、DA-PCI ドライバをインストール後に行います。
引き続き、ドライバのインストールと設定(P.16)をご覧下さい。
回路部やコネクター部には
手を触れないでください。
基板を無理に押し込まない
でください。装着しにくい
場合、いったん基板を外し
てやり直してください。
Loading...
+ 33 hidden pages