
この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に『安全上のご注意』(P.4 〜 5)と
『使用上のご注意」(P.6)をよくお読みください。また、この機器の優れた機能を十分ご理
解いただくためにも、取扱説明書をよくお読みください。取扱説明書は必要なときにすぐ
に見ることができるよう、手元に置いてください。
※ MIDI は社団法人 音楽電子事業協会(AMEI)の登録商標です。
©
2008 ローランド株式会社
本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。
Roland は、日本国およびその他の国におけるローランド株式会社の商標または登録商標です。

安全上のご注意
安全上のご注意
火災・感電・傷害を防止するには
注意の意味について警告と
取扱いを誤った場合に、使用者が
警告
注意
死亡または重傷を負う可能性が想
定される内容を表わしています。
取扱いを誤った場合に、使用者が
傷害を負う危険が想定される場合
および物的損害のみの発生が想定
される内容を表わしています。
※物的損害とは、家屋・家財およ
び家畜・ペットにかかわる拡大
損害を表わしています。
以下の指示を必ず守ってください
警告
002c
● この機器および AC アダプターを分解したり、改
造したりしないでください。
..............................................................................................................
003
● 修理 /部品の交換 などで、取扱説明 書に書かれ
ていないことは、絶対にしないでください。
必ずお買い上げ店またはローランド・サービス
に相談してください。
..............................................................................................................
004
● 次の ような場所での 使用や保存はし ないでくだ
さい。
○ 温度が極端に高い場所(直射日光の当たる場
所、暖房機器の近く、発熱する機器の上など)
○ 水気の近く(風呂場、洗面台、濡れた床など)
や湿度の高い場所
○ 雨に濡れる場所
○ ホコリの多い場所
○ 振動の多い場所
..............................................................................................................
007
● この 機器を、ぐらつく 台の上や傾い た場所に設
置しないでください。必ず安定した水平な場所
に設置してください。
図記号の例
は、注意(危険、警告を含む)を表わしていま
す。
具体的な注意内容は、 の中に描かれています。
左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を
表わしています。
は、禁止(してはいけないこと)を表わしてい
ます。
具体的な禁止内容は、 の中に描かれています。
左図の場合は、「分解禁止」を表わしています。
●は、強制(必ずすること)を表わしています。
具体的な強制内容は、
左図の場合は、「電源プラグをコンセントから抜
くこと」を表わしています。
008e
● 電 源コードは、必ず付 属のものを使 用してくだ
さい。また、付属の電源コードを他の製品に使
用しないでください。
..............................................................................................................
009
● 電 源コードを無理 に曲げたり、電源 コードの上
に重いものを載せたりしないでください。電源
コードに傷がつき、ショートや断線の結果、火
災や感電の恐れがあります。
..............................................................................................................
010
● こ の機器を単独 で、あるいはヘ ッドホン、アン
プ、スピーカーと組み合わせて使用した場合、設
定によっては永久的な難聴になる程度の音量に
なります。大音量で、長時間使用しないでくだ
さい。
万一、聴力低下や耳鳴りを感じたら、直ちに使
用をやめて専門の医師に相談してください。
..............................................................................................................
011
● こ の機器 に、異物(燃え やすいも の、硬貨、針
金など)や液体(水、ジュースなど)を絶対に
入れないでください。
●の中に描かれています。
..............................................................................................................
008c
● AC アダプターは、必ず付属のものを、AC100V
の電源で使用してください。
..............................................................................................................
4
..............................................................................................................

警告
012b
● 次のような場合は、直ちに電源を切って AC ア
ダプターをコンセントから外し、お買い上げ店
またはローランド・サービスに修理を依頼して
ください。
○ AC アダプター本体、電源コード、またはプ
ラグが破損したとき
○ 煙が出たり、異臭がしたとき
○ 異物が内部に入ったり、液体がこぼれたりし
たとき
○ 機器が(雨などで)濡れたとき
○ 機器に異常や故障が生じたとき
..............................................................................................................
013
● お子様 のいるご家庭で使 用する場合、お子様の
取り扱いやいたずらに注意してください。必ず
大人のかたが、監視/指導してあげてください。
..............................................................................................................
014
● この 機器を落とし たり、この機器に 強い衝撃を
与えないでください。
..............................................................................................................
015
● 電源 は、タコ足配線な どの無理な配 線をしない
でください。特に、電源タップを使用している
場合、電源タップの容量(ワット/アンペア)を
超えると発熱し、コードの被覆が溶けることが
あります。
..............................................................................................................
016
● 外国で使用する場合は、お買い上げ店または
ローランド・サービスに相談してください。
..............................................................................................................
注意
101b
● この機器と AC アダプターは、風通しのよい、
正常な通気が保たれている場所に設置して、使
用してください。
..............................................................................................................
102c
● AC アダプターを機器本体やコンセントに抜き
差しするときは、必ずプラグを持ってください。
..............................................................................................................
103b
● 定期的に AC アダプターを抜き、乾いた布でプ
ラグ部分のゴミやほこりを拭き取ってくださ
い。また、長時間使用しないときは、AC アダプ
ターをコンセントから外してください。
AC アダプターとコ ンセントの間に ゴミやほこ
りがたまると、絶縁不良を起こして火災の原因
になります。
..............................................................................................................
104
● 接続し たコードやケーブ ル類は、繁雑にならな
いように配慮してください。特に、コードやケー
ブル類は、お子様の手が届かないように配慮し
てください。
..............................................................................................................
106
● こ の機器の上に乗 ったり、機器の上 に重いもの
を置かないでください。
..............................................................................................................
107c
● 濡れた手で AC アダプターのプラグを持って、機
器本体やコンセントに抜き差ししないでくださ
い。
..............................................................................................................
108d(選択)
● この 機器を移動す るときは以下の ことを確認し
た後、必ず 2 人以上で水平に持ち上げて運んで
ください。手はスタンドの桟にかけてください。
移動するときには、手をはさんだり、足の上に
落とさないように注意してください。
2
○ 電源コードを外す。
3
○ 外部機器との接続を外す。
6
○ 譜面立てを倒す。
6
○ 支持棒をフックに固定する。
5
○ フタを閉じる。
..............................................................................................................
109b
● お手入れをするときには、電源を切って AC ア
ダプターをコンセントから外してください。
..............................................................................................................
110b
● 落雷の恐れがあるときは、早めに AC アダプター
をコンセントから外してください。
..............................................................................................................
116
● フタの開け閉めは、指などをはさまないように、
注意して行なってください(P.9)。小さいお子
様が使用されるときは、大人のかたが介添えし
てください。
..............................................................................................................
117(選択)
● 椅子を 使用するときは、必ず次の事項を 守って
ください。
1
○ 椅子で遊んだり、踏み台にしない。
2
○ 2 人以上で腰掛けない。
..............................................................................................................
118a
● 取 り外した譜面 立て取り付 けネジ、ノブ・ボル
ト、デコレーション・パネル固定具は、小さな
お子様が誤って飲み込んだりすることのないよ
うお子様の手の届かないところへ保管してくだ
さい。
..............................................................................................................
● 本 体上面のネット 部分には、ライタ ーやタバコ
などの熱源を近づけないでください。
..............................................................................................................
5

使用上のご注意
電源について
301
● 本 機を 冷蔵 庫、洗濯 機、電子 レン ジ、エア コン などのイ ン
バーター制御の製品やモーターを使った電気製品が接続さ
れているコンセントと同じコンセントに接続しないでくだ
さい。電気製品の使用状況によっては、電源ノイズにより本
機が誤動作したり、雑音が発生する恐れがあります。電源コ
ンセントを分けることが難しい場合は、電源ノイズ・フィル
ターを取り付けてください。
302
● AC アダプターを長時間使用すると AC アダプター本体が多
少発熱しますが、故障ではありません。
307
● 接 続す ると きは、誤動作 やス ピー カーなど の破 損を 防ぐた
め、必ずすべての機器の電源を切ってください。
設置について
● 壁から 10cm 以上離して設置してください。
351
● この機器の近くにパワー ・アンプなどの大型トランスを持つ
機器があると、ハム(うなり)を誘導することがあります。
この場合は、この機器との間隔や方向を変えてください。
352a
● テレビやラジオの近くでこの機器を動作させると、 テレビ画
面に色ムラが出たり、ラジオから雑音が出ることがありま
す。この場合は、この機器を遠ざけて使用してください。
352b
● 携帯電話などの無線機器を本機の近くで使用すると、着信時
や発信時、通話時に本機から雑音が出ることがあります。こ
の場合は、それらの機器を本機から遠ざけるか、もしくは電
源を切ってください。
354b
● 直射日光の当たる場所や、発熱する機器の近く、閉め切った
車内などに放置しないでください。また、至近距離から照ら
す照明器具(ピアノ・ライトなど)や強力なスポット・ライ
トで長時間同じ位置を照射しないでください。変形、変色す
ることがあります。
355b
● 極 端に 温湿 度の違う 場所 に移 動すると 、内部に 水滴 がつく
(結露)ことがあります。そのまま使用すると故障の原因に
なりますので、数時間放置し、結露がなくなってから使用し
てください。
356
● 本 機の 上にゴム 製品 やビニー ル製 品な どを長時 間放 置しな
いでください。変形、変色することがあります。
358
● 鍵盤の上に物を置いたままにしないでください。発音しなく
なるなどの故障の原因になります。
359
● 本機にシールなどを貼らないでください。 はがす際に外装の
仕上げを損なうことがあります。
お手入れについて
401b
● お手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、 堅く絞った布で汚
れを拭き取ってください。木目にそって全体を均一の力で拭
きます。同じ所ばかり強くこすると、仕上げを損なう恐れが
あります。
402
● 変色や変形の原因となるベンジン、シンナーおよびアルコー
ル類は、使用しないでください。
修理について
451c
● お客様がこの機器や AC アダプターを分解、改造された場合、
以後の性能について保証できなくなります。また、修理をお
断りする場合もあります。
452
● 当社では、 この製品の補修用性能部品(製品の機能を維持す
るために必要な部品)を、製造打切後 8 年間保有していま
す。この部品保有期間を修理可能の期間とさせていただきま
す。なお、保有期間が経過した後も、故障箇所によっては修
理可能の場合がありますので、お買い上げ店、または最寄り
のローランド・サービスにご相談ください。
その他の注意について
553
● 故障の原因になりますので、 ボタン、つまみ、入出力端子な
どに過度の力を加えないでください。
556
● ケーブルの抜き差しは、 ショートや断線を防ぐため、プラグ
を持ってください。
557
● この機器は多少発熱することがありますが、故障ではありま
せん。
558a
● 音楽をお楽しみになる場合、 隣近所に迷惑がかからないよう
に、特に夜間は、音量に十分注意してください。ヘッドホン
を使用すれば、気がねなくお楽しみいただけます。
559b
● 輸送や引っ越しをするときは、機器を緩衝材などで十分に梱
包してください。そのまま移動すると、傷、破損、故障など
の原因となります。
559c
● この機器が入っていた梱包箱や緩衝材を廃棄する場合、 各市
町村のゴミの分別基準に従って行ってください。
560
● 譜面立てを使用するときは、 譜面立てに強い力を加えないで
ください。
562
● 接続ケーブルには抵抗が入ったものがあります。本機との接
続には、抵抗入りのケーブルを使用しないでください。音が
極端に小さくなったり、まったく聞こえなくなる場合があり
ます。抵抗の入っていない接続ケーブル(ローランド:PCS
シリーズなど)をご使用ください。
他社製の接続ケーブルをご使用になる場合のケーブルの仕
様につきましては、ケーブルのメーカーにお問い合わせくだ
さい。
927
● 設置条件によっては本体の金属部に触れると、 違和感を覚え
たりざらつくような感じになるときがあります。これは人体
に全く害のない極微量の帯電によるものですが、気になる方
は、必要に応じ、接地端子(ジャック・パネル P.11 参照)
を使って外部のアースか大地に接地してご使用ください。接
地した場合、設置条件によってはわずかにハム(うなり)が
混じる場合があります。なお接続方法がわからないときは
ローランドお客さま相談センターにお問い合わせください。
○ 接続してはいけないところ
・水道管(感電の原因になります)
・ガス管(爆発や引火の原因になります)
・電話線のアースや避雷針(落雷のとき危険です)
6

目次
安全上のご注意.................................................................................................................................4
使用上のご注意.................................................................................................................................6
はじめに ............................................................................................................................................8
取扱説明書について .............................................................................................................................8
主な特長.................................................................................................................................................8
ご使用の前に ....................................................................................................................................9
フタの開け閉め .....................................................................................................................................9
譜面立てを使う ..................................................................................................................................10
譜面立てを取り外す .................................................................................................................................10
各部の名称とはたらき ..................................................................................................................11
操作パネル.......................................................................................................................................... 11
ジャック・パネル .............................................................................................................................. 11
演奏の準備 .....................................................................................................................................12
AC アダプターを接続する................................................................................................................ 12
電源を入れる/切る .......................................................................................................................... 13
ヘッドホンを使う .............................................................................................................................. 13
演奏してみよう ■ 基礎編 ■....................................................................................................14
音量を調節する ..................................................................................................................................14
音質を調節する ..................................................................................................................................14
リバーブ効果を調節する................................................................................................................... 14
音色を選ぶ.......................................................................................................................................... 14
音色を切り替える.....................................................................................................................................14
音色を重ねる.............................................................................................................................................15
チェンバロのタイプを切り替える..........................................................................................................15
チェレスタの音色を選ぶ .........................................................................................................................15
音色一覧 ....................................................................................................................................................16
調律法を選ぶ...................................................................................................................................... 17
より便利な使いかた ■ 応用編 ■ ............................................................................................18
デモ演奏を聴く ..................................................................................................................................18
バロック・ピッチにする................................................................................................................... 19
他の楽器とピッチを合わせる(チューニング).............................................................................. 19
鍵盤の音の高さを変える(キー・トランスポーズ)...................................................................... 20
鍵盤のノイズの音量を変える........................................................................................................... 20
ペダルを使う...................................................................................................................................... 21
音色切り替えペダルとして使う..............................................................................................................21
外部スピーカーで音を鳴らす/演奏を録音する............................................................................ 22
外部機器の音を本機のスピーカーから鳴らす................................................................................ 23
MIDI 機器と接続する ........................................................................................................................ 24
MIDI チャンネルの設定 ...........................................................................................................................24
ローカル・オン/オフの設定..................................................................................................................25
V-LINK を使う..........................................................................................................................................25
デモ曲一覧 .....................................................................................................................................26
MIDI インプリメンテーション・ チャート.................................................................................27
主な仕様 .........................................................................................................................................28
C-30 スタンドの組み立てかた ...................................................................................................29
7

はじめに
取扱説明書について
スタンドの組み立てやイスの組み立てを終えたら、はじめに『ご使用の前に』〜『演奏の準備』をお読みになり、電源を入れる
までの準備をしてください。
本書では、C-30 を演奏機能を使いこなすための操作を、基礎編と応用編に分けて説明しています。
本文中の表記について
この取扱説明書では、操作方法を簡潔に説明するために、次のように表記しています。
●[ ]で囲まれた文字は、ボタン(つまみ)名を表し[
●文章の先頭に、 や※マークが付いているものは注意文です。必ずお読みください。
●本文中の(** ページ)は参照ページを表しています。
主な特長
■ チェンバロの美しいサウンドを再現
チェンバロの音を出す仕組みや離鍵時の音、共鳴板の胴鳴りなどを細かく分析し、打鍵時にプレクトラム(爪)が弦に触れ
る音までもデジタル技術で忠実に再現。美しくリアルなチェンバロのサウンドをお楽しみいただけます。
]ボタンのように表記します。
8’ I
さらに、初期のフォルテピアノの音色や、チェンバロの魅力はそのままに、強弱表現や、ダンパー・ペダルが使える全く新
しい「ダイナミック・ハープシコード」の音色も備えています。
また、チェンバロ以外にも、チェレスタや古典音楽に欠かせないポジティブ・オルガンの音色も内蔵しています。
■ クリック付き鍵盤を採用
アコースティックのチェンバロ同様に、鍵盤にクリック感を持たせてありますので、練習用としても違和感なくお使いいた
だけます。
■ 古典調律に対応− 5 種類のテンペラメント
平均律に加え、ヴェルクマイスター、キルンベルガー、ヴァロッティ、ミーントーンの 5 種類のテンペラメント(調律法)
をボタン 1 つで簡単に切り替えることができます。
また、移調が簡単に行えるキー・トランスポーズ機能も装備。演奏のバリエーションをさらに広げることができます。
■ メンテナンス不要でピッチの変更も簡単
プレクトラム(爪)や弦の交換などはもちろん、定期的な調律も不要。また、湿度や温度の変化・振動にも影響を受けず、デ
ジタルならではの常に正確なピッチで演奏することができます。
他の楽器とのチューニングも簡単な操作で行えます。
また、ボタン 1 つで手軽にバロック・ピッチ(A = 415.0Hz)やヴェルサイユ・ピッチ(A = 392.0Hz)に変更可能です。
■ リバーブで室内楽の優雅な響きを再現
小さな室内から大ホールの残響まで設定できるデジタル・リバーブを搭載。演奏するスペースに応じた音の広がりを演出す
ることができます。
■ 状況に合わせた音量調節も可能
管弦楽の編成や、ご家庭、小ホール、大ホールなど、シチュエーションに合わせて適切な音量に調節することができます。ま
たヘッドホンが使用できますので、いつでも気兼ねなく練習をすることができます。
■ 伝統と機能性を兼ね備えたコンパクトなフォルム
伝統的なチェンバロの流れを継承しながらも、軽量・コンパクトなフォルムを実現しています。
また、本体とスタンドの分離が可能なので、運搬や設置も簡単です。
8

ご使用の前に
フタの開け閉め
フタを開け閉めする際には、手を挟まないように注意してください。
■ フタを開けるとき
フタの先端部分を静かに持ち上げます。
1.
本体両側にある支持棒を起こし、支持棒の先をフタにあ
2.
る受け穴の(A)の位置に差し込んでから(B)の位置ま
で動かして固定します。
※ フタから手を離さないようにしてください。
■ フタを閉めるとき
必ず、はじめに譜面立てを倒します。
1.
譜面立てを起こしたままフタを閉めると、フタや内側の
ピクチャー・ボードを傷つける恐れがあります。
2.
フタを閉める方向に少しだけ倒し、支持棒の先を受け穴
の(B)の位置から(A)の位置まで動かしてから、受け
穴から支持棒の先を抜きます。
※ フタから手を離さないようにしてください。
(A)
(B)
支持棒
支持棒を本体側に倒し、フックに固定します。
3.
フタを静かに降ろします。
4.
フック
9

ご使用の前に
譜面立てを使う
◆ 譜面立てを使うときには、無理な力がかからないように静かに譜面立てを
起こします。
fig.musicrest-1.eps
譜面立てに無理な力を加えないでください。破損や事故につながる恐れが
あります。
譜面立てを取り外す
お買い上げ時には、譜面立ては本体に取り付けられています。
譜面立てを取り外したいときは、以下の手順に従ってください。
譜面立てを静かに倒します。
1.
図の位置にある譜面立て取り付けネジ(2 本)をはずします。
2.
譜面立てをはずします。
3.
はずしたネジを、もとの穴に取り付けます。
4.
本体を移動または運搬するときは、必ず譜面立てを取り付け、支持棒を
フックに固定させて行ってください。
10

各部の名称とはたらき
[Volume]つまみ
音量を調節します。
[Function]ボタン
音色切り替えボタンや
[Temperament]ボタン
と組み合わせて使います。
音色切り替えボタン
音色を切り替えます。
[Temperament]
操作パネル
fig.ctrlpanel.eps
[Reverb]つまみ
[Power]スイッチ
電源を入/切します。
リバーブ(残響)効果のかか
り具合を調節します。
[Tone]つまみ
音質を調節します。
ボタン/ランプ
このボタンを押して、調
律法を切り替えます。選
んだ調律法のランプが点
灯します。
ジャック・パネル(本体の底面)
fig.jackpanel.eps
OUTPUT 端子
本機の音を出力します。
本機の音を外部スピーカー
で鳴らしたり、レコーダーな
どに録音したりするときに
使います。
接地端子
AC アダプター端子
付属の AC アダプターを
接続します。
INPUT 端子
他の機器の音を入力します。
MP3プレーヤーや音源機器
などを接続して、本機のス
ピーカーから音を鳴らすこ
とができます。
PEDAL 端子
付属のペダルを接続します。
MIDI IN/OUT 端子
外部 MIDI 機器と、MIDI 情報の送信/受信
をするときに使います。
USB 端子
将来的に機能の追加/拡張があった場合
に、この端子を使います。
ださい。
A、B スイッチ
C-30 のバージョン・アップ時に
使います。
※ 通常は使いません。
11

演奏の準備
お買い上げ時、AC アダプターは本体底面にバンドで固定されています。AC アダプターは取り外すこともできますが、
AC アダプターを接続する
1.
操作パネルの[Power]スイッチをオフ(スイッチが押し込まれていない状態)にします。
2.
本体底面に固定されている AC アダプターの本体に電源
コードを接続します。
fig.adaptor-1.eps
3.
電源コード(AC アダプター)のプラグをコンセント
に接続します。
fig.adaptor-2.eps
•
付属の AC アダプター以外は使用しないでください。
•
長時間お使いにならないときは、電源コードをコン
セントから抜いてください。
ACアダプター端子へ
(接続済み)
ACアダプター
電源コード
コンセントへ
インジケーター
通常は本体に固定したままでお使いください。
◆ 取り外した AC アダプターを本体に固定するときは、AC アダプターの印字
面が本体底面側(上)に、インジケーターのある面が下になるようにバンド
で固定します。
※ AC アダプターが落下することがないよう、しっかりと固定してください。
12

演奏の準備
電源を入れる/切る
必ず次の手順で電源を入れてください。手順を間違えると、誤動作をしたりスピーカーなどが破損する恐れがあります。
1.
電源を入れる前に、[Volume]つまみを左いっぱいに回しておきます。
2.
[Power]スイッチを押します。
[8’I]
のランプが赤く点灯します。
fig.poweron.eps
※ この機器は回路保護のため、電源を入れてからしばらくは動作しま
せん。
■ 電源を切るとき
1.
電源を切る前に、[Volume]つまみを左いっぱ いに回しておきま
す。
2.
[Power]スイッチを押します。
ヘッドホンを使う
ヘッドホンを接続すると、本体のスピーカーからは音が出なくなり、ヘッドホンからのみ音が出るようになります。夜間でも周
囲を気にせずに演奏を楽しめます。
◆ 図のように、ヘッドホン端子にヘッドホンの
プラグを接続します。
fig.headphones.eps
ヘッドホンの音量は、[Volume]つまみで調
節します。
※ ステレオ・タイプのヘッドホンをご使用くだ
さい。
音量の上げすぎや長時間のご使用は、聴覚障
害の原因になりますのでご注意ください。
Phones端子
ステレオ
ヘッドホン
13

演奏してみよう ■ 基礎編 ■
音量を調節する
◆[Volume]つまみを回して、音量を調節します。
右に回すと音が大きくなり、左に回すと小さくなります。
つまみが中央の位置で、標準の音量になります。
fig.volume.eps
音質を調節する
◆[Tone]つまみを回して、音質を調節します。
右に回すときらびやかな音になり、左に回すとまろやかな音に
なります。
※ 音を鳴らしながら[
聞こえる場合がありますが、故障ではありません。
]つまみを回すと、わずかにノイズが
Tone
きらびやかな音まろやかな音
リバーブ効果を調節する
「リバーブ効果」とは、楽器から出た音が直接耳に届く以外に、ホールの壁などに反射して残響として聞こえる効果のことです。
本機では、小さな室内の残響から大きなホールの残響まで、つまみ一つでコントロールすることができます。
◆[Reverb]つまみを回して、リバーブ効果の量を調節します。
•
右に回すほどリバーブのかかりが深くなり、大きなホールの響
きになります。
•
左に回すとリバーブのかかりが浅くなり、小さな室内の響きに
なります。
左いっぱいに回し切ったときは、チェンバロ本体が共鳴したと
•
きの響きになります。
fig.reverb.eps
音色を選ぶ
音色を切り替える
◆ 演奏したい音色のボタンを押して、ランプを点灯させます。
選んだ音色で演奏できます。
※[
Organ II
「チェレスタ」の音色が選ばれています。(次ページ参照)
]のボタンを押して、ランプがオレンジ色に点灯したときは、
14

演奏してみよう ■ 基礎編 ■
音色を重ねる
チェンバロでは、タイプごとに複数の音色を重ねて演奏することができま
す。また、オルガンの 2 音色も、同時に選んで重ねて演奏することができ
ます。
◆ 重ねたい音色のボタンを押して、ランプを点灯させます。
チェンバロの音色ボタン 4 つすべてを同時に押すことはできません。
•
•
チェンバロとオルガンの音色を重ねることはできません。
チェンバロのタイプを切り替える
本機は「チェンバロ」と「ポジティブ・オルガン」の音色を内蔵し、これらの音色を切り替えて演奏することができます。
チェンバロには 4 つの「タイプ」があり、各タイプに 4 つの音色が用意されています。
French
Flemish
Fortepiano
Dyna Harpsi
※ タイプが French のときはボタンのランプが赤色に点灯し、その他のタイプではオレンジ色に点灯します。
フレンチ・タイプのチェンバロです。
フレミッシュ・タイプのチェンバロです。
初期のフォルテピアノです。
3 本の弦をハンマーで叩いて発音する仕組みになっています。
キーを弱く弾いたときには音が小さく、キーを強く弾いたときには音が大きくなる
「タッチ・センス」の付いたチェンバロ(ダイナミック・ハープシコード)です。
◆[Function]ボタンを押しながら[French]〜[Dyna Harpsi]ボタ
ンのいずれかを押して、ランプを緑点灯させます。
※ 電源投入時は、フレンチ・タイプが選ばれます。
チェレスタの音色を選ぶ
◆[Temperament]ボタンを押しながら[Organ
Organ II
[
にチェレスタの音色が選ばれます。
オルガン
•
を押しながら[
]のランプがオレンジ色に点灯し、オルガン
の音色に戻すときは、もう一度
II
Organ II
]ボタンを押します。
[
II
]ボタンを押します。
II
の音色の代り
Temperament
]ボタン
15

演奏してみよう ■ 基礎編 ■
音色一覧
French
[8’I] [8’II] [4’] [Lute]
2 段鍵盤タイプのチェンバロ
の下鍵盤
ロの基本的な音色です。
の音で、チェンバ
8’
Flemish
[8’I] [8’II] [4’] [Lute]
下鍵盤 8’の音で、チェンバロ
の基本的な音色です。
Fortepiano
[8’I] [8’II] [4’] [Lute]
3 本弦の、1 番目の弦だけを
鳴らした音色です。
[
]〜[ 4’]の 3 つの音色を重ねると、フォルテピアノの基本的な音色になります。
•
8’ I
Lute
•
[
]と[
8’ I
]の 2 つの音色を重ねる使いかたがお勧めです。
上鍵盤 8’の音で、プレクトラ
ムの位置がブリッジ寄りの、
明るく特徴のある音色です。
上鍵盤 8’の音で、プレクトラ
ムの位置がブリッジ寄りの、
明るく特徴のある音色です。
3 本弦の、2 番目の弦だけを
鳴らした音色です。
下鍵盤 8’の 1 オクターブ高
い音です。
下鍵盤 8’の 1 オクターブ高
い音です。
3 本弦の、3 番目の弦だけを
鳴らした音色です。
上鍵盤 8’がミュートされた音
です。
弦楽器のリュートに音が似
ています。
上鍵盤 8’がミュートされた音
です。
弦楽器のリュートに音が似
ています。
2 本弦のフォルテピアノの音
色です。
Dyna Harpsi
[8’I] [8’II] [4’] [Lute]
フレンチ・タイプの下鍵盤
の音にタッチ・センスが付き
ます。
]の音色は、弱いタッチで弾いたときには音が出ず、強いタッチで弾いたときに音が出ます。
[
4’
•
単独では使わずに、[
Lute
•
[
]の音色は、通常は単独で使います。
8’
フレンチ・タイプの上鍵盤
の音にタッチ・センスが付き
ます。
8’ I
]や[
8’ II
]と組み合わせて使うと、強く弾いたときに華やかな音色になります。
ポジティブ・オルガン
[Organ I]
ロア・フルート 8’の音色です。 プリンシパル
チェレスタ
8’
フレンチ・タイプの下鍵盤
の1 オクターブ高い音にタッ
チ・センスが付きます。
[Organ II]
8’+4’
の音色です。
[Organ II]
チェレスタは、鍵盤を弾くとハンマーが鉄琴
を叩いて音を出す構造で、愛らしく美しい音
色が特徴的です。
8’
フレンチ・タイプの上鍵盤
がミュートされた音にタッ
チ・センスが付きます。
8’
16
チェンバロ音源・素材提供 協力:浜松市楽器博物館

演奏してみよう ■ 基礎編 ■
調律法を選ぶ
本機では、簡単に調律法を変えることができます。
◆ 選びたい調律法のランプが点灯するまで、[Temperament]ボタ
ンを押します。
[
Temperament
点滅し、ボタンから指を離すと、その調律法が選ばれます。
Meantone まで進むと、次は Equal に戻ります。
fig.temperament.eps
電源を入れた直後は、毎回 Equal が選ばれます。
Equal
Werckmeister
Kirnberger
Vallotti
Meantone
]ボタンを押している間は、次の調律法のランプが
平均律
ヴェルクマイスター第一技法第三法
キルンベルガー第三法
ヴァロッティ
ミーントーン(中全音律) (E )
古典調律は、それぞれの特徴に合った音楽に使用することで、さらにその曲の美しさや緊張感を引き出します。特に、転
調可能な調律法を使用して転調を含む曲を演奏すると、和音の持つ響きが変わっていくため、曲に微妙な色合いの変化を
つけることができます。
ヴェルクマイスターは、ミーントーンとピタゴラス音階を組み合わせて転調の自由度を高めた調律法で、バッハ以降から
近代の作品に使用されています。キルンベルガーも同様の手法によって考案され、バッハのオルガン作品を中心に使用さ
れています。
ヴァロッティは、これらの中では最も新しい調律法です。平均律に近いのですが、ある程度純正なので他の楽器との音程
が取り易く、現在ではアンサンブルでよく使用されているようです。
ミーントーンは、バロック時代のヨーロッパ全体に流行し、特にパイプ・オルガンの演奏でよく使われました。また、ヘ
ンデルなどのバロック又はルネサンス期の作品でも常用されていました。
17

より便利な使いかた ■ 応用編 ■
デモ演奏を聴く
本機にはデモ演奏が内蔵されています。ホールでのサウンド・チェックや、BGM のように C-30 の音を聴きたい場合などにご
使用ください。
曲名/演奏者については、『デモ曲一覧』(P.26)をご覧ください。
[Function]ボタンを押しな がら[Temperament]ボタ ンを押
1.
します。
Organ II
[
プがオレンジ色で点滅します。
[
8’ II
fig.demo.eps
デモ演奏中は、音色の操作はできません。
]ボタンのランプが緑色に点灯し、[
]〜[
]ボタンのランプは、オレンジ色に点灯します。
Lute
8’ I
]ボタンのラン
デモ曲は、4 つのグループに分けられています。
[
8’ I
]、[
]、[ 4’]、[
8’ II
]ボタンで、各グループの先頭曲に切り替えることができます。
Lute
演奏中には、以下の操作が行えます。
•
8’ II
[
ランプが点滅しているボタンを押すと、ボタンを押すたびにグループ内の次のデモ曲に移ります。
•
[
•
Organ II
Organ I
•
[
※ デモ演奏を終了させるまで、すべての曲が順番に繰り返して演奏されます。
デモ演奏を終了させるときは、[Function]ボタンを押します。
2.
通常の演奏状態に戻ります。
Lute
]〜[
]を押すと現在の曲の演奏が終了します。[
]ボタンを押すと、選んだグループの先頭のデモ曲に移ります。
]を押すと演奏が途中で止まり、もう一度[
Organ II
Organ II
]ボタンを押すと、止めたところから演奏が始まります。
]ボタンを押すと、同じ曲の先頭から演奏がはじまります。
18

より便利な使いかた ■ 応用編 ■
バロック・ピッチにする
基準ピッチ「A=440.0Hz」から、バロック・ピッチとしてよく使われる「A=415.0Hz」やヴェルサイユ・ピッチ「A=392.0Hz」
に変更することができます。
◆[Function]ボタンを押しながら[Baroque pitch]ボタンを押
して、ランプを点灯させます。
ボタンを押すたびに[
緑→オレンジ→消灯→緑→・・・と点灯します。
•
ランプが(緑)点灯のときは、バロック・ピッチ「A=415.0Hz」
になり、全体のピッチが半音下がります。
•
ランプが(オレンジ)点灯のときは、ヴェルサイユ・ピッチ
「A=392.0Hz」になり、全体のピッチが全音下がります。
ランプが消灯のときは、基準ピッチ「A=440.0Hz」になります。
•
その他のピッチにするときは、『他の楽器とピッチを合わせる(チューニング)』(次項)または『鍵盤の音の高さを変える
(キー・トランスポーズ)』(P.20)をご覧ください。
Baroque pitch
]ボタンのランプが、
他の楽器とピッチを合わせる(チューニング)
他の楽器とアンサンブルするときなど、本機の基準ピッチを他の楽器に合わせることができます。
•
本機の基準ピッチは、415.3Hz 〜 466.2Hz の範囲で設定することができます。
電源投入時は、440.0Hz に設定されています。
•
◆[Function]ボタンを押しながら[Tone]つまみを回します。
つまみが中央の位置で A=440Hz となり、基準ピッチを上げると
きは右に回し、基準ピッチを下げるときは左に回します。
fig.tuning.eps
•
可変範囲は、± 1/2 半音(50 セント)です。
バロック・ピッチが設定されているときは A=415.0Hz、ヴェルサ
•
イユ・ピッチに設定されているときは、A=392.0Hz を中心にピッ
チが変化します。
19

より便利な使いかた ■ 応用編 ■
鍵盤の音の高さを変える(キー・トランスポーズ)
自分が弾く鍵盤の位置を変えずに、移調して演奏することができます。たとえば、シャープ( )やフラット( )がたくさん
ついた難しい調の曲でも、自分の弾きやすい調に変えて演奏することができます。
この機能を「キー・トランスポーズ」といいます。
◆[Temperament]ボタンを押しながら[Organ
さらに移調したい調の主音に当たるキーを押します。
たとえば、C のキーを押したとき E の高さの音が出るようにする
Temperament
Organ I
]を押して、さらに C のキーを押します。
には、[
らに E のキーを押します。
C 以外の調になっているときは、[
が点灯します。
標準の状態に戻すには、[
[
fig.transpose.eps
※ 移調できる範囲は、C を基準に下へ 6 半音(F )、上へ 5 半音(F)
です。
※ どのオクターブのキーを押しても移調することができます。
電源を入れた直後は、移調していない状態になっています。
]を押しながら[
Temperament
Organ I
Temperament
]ボタンを押しながら
]ボタンを押し、
I
]ボタンを押し、さ
]ボタンのランプ
鍵盤のノイズの音量を変える
■ 鍵盤を強く弾いたときのチェンバロ特有の箱鳴り
の音の音量を調節する
中央4
◆[Temperament]ボタンを押しながら[Volume]つまみを回し
て、ノイズの音量を調節します。
※ つまみの位置が 2 時方向のときに、標準のノイズ音量になります。
※ 電源を切ると、標準のノイズ音量に戻ります。
■ 鍵盤から指を離したときに爪が弦に触れるときの
特徴的なノイズの音量を変える
◆[Temperament]ボタンを押しながら[Reverb]つまみを回し
て、ノイズの音量を調節します。
※ つまみの位置が 2 時方向のときに、標準のノイズ音量になります。
※ 電源を切ると、標準のノイズ音量に戻ります。
20

より便利な使いかた ■ 応用編 ■
ペダルを使う
付属のペダルは、本機の PEDAL 端子に接続して、ピアノのダンパー・ペダルのように使うことができます。
演奏中にペダルを踏むと、鍵盤から指を離しても余韻が続くようになります。
fig.pedal-1.eps
PEDAL端子
本体底面のコード・クランプ
を使って、ペダルのコードを
固定してください。
ペダルの切り替えスイッチを「Continuous」に
ペダル
合わせててください。
音色切り替えペダルとして使う
接続したペダルを、2 つの音色セットを切り替えるペダルとして使うことができます。
1 つまたは複数の音色を選んだ状態を 1 つの音色セットとして、「本体に記憶させた音色セット」と「現在選んでいる音色セッ
ト」を切り替えます。
4.
ペダルを踏みます。
French の
例
と切り替えて使う
本体に記憶させる音色を選びます。
1.
French の[
て、ボタンのランプを点灯させます。
[Function]ボタンを押しな がら[Pedal]ボタン を押
2.
して、[Pedal]ボタンのランプを点灯させます。
手順 1 で選んだ音色が記憶されます。
fig.pedal-2.eps
[8’ I] + [8’ II]
]ボタンと[
8’ I
を記憶させて、
]ボタンを同時に押し
8’ II
[Organ I]
ペダルを踏んでいる間は、French の[
切り替わり、ペダルから足を離すと[
す。
※ 音色切り替え用ペダルに設定されているときは、
[
Function
緑に点灯します。
※ ペダルを音色切り替えペダルに設定しているときは、ダ
ンパー・ペダルとして使用することはできません。
]ボタンを押すと[
Pedal
]+[
8’ I
Organ I
]ボタンのランプが
]に
8’ II
]に戻りま
◆ ダンパー・ペダルとして使いたいときは、もう一度
[Function]ボタンを押しな がら[Pedal]ボタン を押
して、[Pedal]ボタンのランプを消灯させます。
すでに本体に記憶されている音色セットを変更したい場
合は、以下のように操作をしてください。
3.
切り替える音色を選びます。
Organ I
[
ます。
]ボタンを押して、ボタンのランプを点灯させ
1) 記憶させたい音色を選びます。
2)[
Function
押して、[
す。
3) 再度[
ンを押して、[
す。
]ボタンを押しながら[
Pedal
]ボタンのランプを一度消灯させま
Function
]ボタンを押しながら[
]ボタンのランプを点灯させま
Pedal
Pedal
]ボタンを
Pedal
]ボタ
21

より便利な使いかた ■ 応用編 ■
OUTPUT端子
録音機器
パワード・モニター
外部スピーカーで音を鳴らす/録音機器を使って演奏を録音する
OUTPUT 端子に、外部スピーカーを接続してステージなどで鳴らしたり、録音機器を接続して演奏を録音したりすることがで
きます。
fig.output.eps
他の機器と接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐため、必ずすべての機器の音量を絞った状態で電源を切っ
てください。
■ 電源を入れるとき
本機の電源を入れます。
1.
接続した機器の電源を入れます。
2.
各機器の音量を調節します。
3.
■ 電源を切るとき
本機と接続機器の音量を最小にします。
1.
接続機器の電源を切ります。
2.
本機の電源を切ります。
3.
■ 本機の演奏を録音機器で録音するとき
接続した機器で録音を始めます。
1.
本機で演奏します。
2.
演奏が終了したら、接続した機器の録音を止めます。
3.
22

より便利な使いかた ■ 応用編 ■
INPUT端子
オーディオ
プレーヤー
※ 抵抗入りの接続ケーブルを使用すると、INPUT に接続した機器の
外部機器の音を本機のスピーカーから鳴らす
INPUT 端子に MP3 プレーヤーなどのオーディオ機器の音を入力して、本機のスピーカーで音を鳴らすことができます。
他の機器と接続するときは、誤動作やスピーカー
などの破損を防ぐため、必ずすべての機器の音量
を絞った状態で電源を切ってください。
本機とオーディオ機器の音量を最小にします。
1.
本機とオーディオ機器の電源を切ります。
2.
本機とオーディオ機器を市販のオーディオ・ケー
3.
ブルで接続します。
オーディオ機器の電源を入れます。
4.
本機の電源を入れます。
5.
本機とオーディオ機器の音量を調節します。
6.
オーディオ機器の音が、本機のスピーカーから鳴
ります。
◆ 音量は、オーディオ機器側で調節します。
音量が小さくなることがあります。このときは、抵抗の入っていな
い接続ケーブルをご使用ください
■ 電源を切るとき
本機とオーディオ機器の音量を最小にします。
1.
本機の電源を切ります。
2.
オーディオ機器の電源を切ります。
3.
■ 入力音量を調節する
外部機器から INPUT 端子に入力された音量が小さい場合、本機で調節
することができます。
外部機器からの入力音量を調節するときは、急にボリュームが変化
することがあるので、あらかじめ本機の[Volume]つまみを左に
回して音量を下げてから、操作を始めてください。
◆[Function]ボタンを押しながら[Volume]つまみを回します。
この操作では、入力音のみに対してリバーブがかかります。
■ リバーブのかかり具合を調節する
操作パネルの[Reverb]つまみを回すと、本体と INPUT 端子に入力
された音にリバーブ効果がつきますが、このとき、入力音に対しての
リバーブのかかり具合を調節することができます。
◆[Function]ボタンを押しながら [Reverb]つまみを回します。
この操作では、入力音のみに対してリバーブがかかります。
23

より便利な使いかた ■ 応用編 ■
MIDIIN/OUT端子
MIDIシーケンサー
MIDI IN
MIDI OUT
•
他の機器と接続するときは、誤動作やスピー
カーなどの破損を防ぐため、必ずすべての機
器の音量を絞った状態で電源を切ってくだ
さい。
•
C-30 本体のパネルを操作するときは、MIDI
シーケンサーを停止させた状態で行ってく
ださい。
F1
G#2
123456789101112 131415
16
MIDI 機器と接続する
外部 MIDI 機器と接続して演奏情報を送信/受信することで、お互いの演奏をコントロールすることができます。
例えば、外部 MIDI 機器から音を出したり、音色を切り替えたりすることができます。
MIDI とは
「MIDI」は「Musical Instrument Digital Interface」の略で、電子楽器やパソコンのと間で演奏情報のやりとりをするた
めに作られた、統一規格です。本機には、外部機器と演奏情報をやりとりするために、MIDI 端子が装備されています。
これらの端子を使って外部機器と接続することでさらに多彩な使いかたができるようになります。
■ MIDI シーケンサーを本機に接続する
fig.midi-seq.eps
MIDI チャンネルの設定
他の MIDI 機器を接続して MIDI 情報を送信/受信するためには、送信側の MIDI チャンネルと受信側の MIDI チャンネルを同じ
チャンネルにする必要があります。
◆[Temperament]ボタンを押しながら[4
2 つのボタンを押したまま MIDI チャンネル に対応したキー
(F1 〜 G#2)を押します。
fig.midi-ch.eps
電源を入れた直後は、MIDI チャンネルは 1 になっています。
’
]ボタンを押し、
24

より便利な使いかた ■ 応用編 ■
ローカル・オン/オフの設定
MIDI シーケンサーを接続したときには、ローカル・オフに設定します。
通常のシーケンサーはスルー機能がオンに設定されているため、図のように、鍵盤を弾いた情報やレコーダーで再生された音が
(1)と(2)の 2 種類のルートで音源部に渡され、音が重なって聴こえたり、途切れたりします。これを防ぐために(1)のルー
トを切り離すことを、「ローカル・オフ」といいます。
fig.midi-local-1.eps
(1)ローカル・オン
MIDI
音源
IN
MIDI
OUT
シーケンサー
MIDI
OUT
MIDI
IN
メモリー
ローカル・オン ローカル・オフ
音が鳴る
音 源
ローカル・オン
音が鳴らない
音 源
ローカル・オフ
1回弾いて2回鳴る
◆[Temperament]ボタンを押しながら[4
(2)スルー機能オン
]ボタンを押し、
’
2 つのボタンを押したまま右端のキー(F6)を押してロー
カル・オン、または(B6)のキーを押し てローカル・オ フ
を選びます。
fig.midi-local-2.eps
※ ローカル・オフにしたときは、本体の鍵盤を弾いても音が出
ません。
電源を入れた直後は、ローカル・オンになっています。
V-LINK を使う
V-LINK とは?
V-LINK( )は、音楽と映像を同時に演奏するための機能です。V-LINK に対応した機器同士を MIDI で接続するこ
とにより、演奏表現に連動したさまざまな映像効果を簡単に楽しむことができます。
1.
[Temperament]を押しながら[Lute]ボタンを押します。
[
Function
]ボタンのランプがオレンジ色に点灯し、V-LINK がオ
ンになります。
Function
[
ています。
V-LINK をオフにするときは、もう一度[Temperament]を押し
2.
]ボタンのランプは、V-LINK がオフにするまで点灯し
ながら[Lute]ボタンを押します。
25

デモ曲一覧
曲名 作曲者 演奏者
[8’ I]
神秘的なバリケード
葦
アルマンド J. デュフリ
スキタイ人の行進 J.N.P. ロワイエ
のみ J.B. ボアモルティエ
鳥のさえずり J.Ph. ラモー
新しいグラウンド H. パーセル
ラモー A. フォルクレ
[8’ II]
フランス組曲 第 5 番 アルマンド
イタリア協奏曲 井上裕子
パルティータ 第 1 番
平均律クラヴィーア 1 巻第 1 番前奏曲
インベンション 第 1 番
インベンション 第 13 番
グループ
F. クープラン
中野振一郎
グループ
水永牧子
水永牧子ゴールドベルグ変奏曲
J.S. バッハ
加久間朋子インベンション 第 4 番
[4’]
グループ
主よ,人の望みの喜びよ
目覚めよ,と呼ぶ声あり
バッサ - フィアメンガによるカプリッチョ G. フレスコバルディ 加久間朋子
フルートとクラヴィアのためのソナタ シチリアーノ J.S. バッハ
フルートと通奏低音のためのソナタ op.1-5 ブーレ G.F. ヘンデル
[Lute]
ピアノ・ソナタ 第 8 番「悲愴」第 3 楽章 L.v. ベートーベン 井上裕子
ダイナミック・ハープシコードのためのミニチュア No.1
ダイナミック・ハープシコードのためのミニチュア No.3
ペール・ギュント第一組曲より 「アニトラの踊り」 E.H. グリーグ
※ これらのデモ曲を個人で楽しむ以外に権利者の許諾なく使用することは、法律で禁じられています。
※ デモ曲の演奏データは MIDI OUT 端子からは出力されません。
※「平均律クラヴィーア1巻第1番前奏曲」「目覚めよ、と呼ぶ声あり」「フルートとクラヴィアのためのソナタ シチリアーノ」
および 「フルートと通奏低音のためのソナタ op.1-5 ブーレ」の4曲は フルートやリコーダーとのアンサンブルのために
演奏したものです。
「目覚めよ、と呼ぶ声あり」では一部メロディー部分をソロ楽器のために省いて演奏しています。
グループ
J.S. バッハ 水永牧子
水永牧子
ジョン・モール ジョン・モールダイナミック・ハープシコードのためのミニチュア No.2
26

MIDIインプリメンテーション・チャート
ファンクション...
ベーシック
チャンネル
モード
ノート
ナンバー
ベロシティ
アフター
タッチ
ピッチ・ベンド
コントロール
チェンジ
プログラム
チェンジ
エクスクルーシブ
コモン
リアル
タイム
その他
備考
送 信 受 信 備 考
電源ON時
設定可能
電源ON時
メッセージ
代用
音域
ノート・オン
ノート・オフ
キー別
チャンネル別
0,32
6,38
11
64
74
91
100,101
:設定可能範囲
:ソング・ポジション
:ソング・セレクト
:チューン
:クロック
:コマンド
:
オール・サウンド・オフ
:リセット・オール・コントローラー
:ローカル・コントロール
:オール・ノート・オフ
:アクティブ・センシング
:リセット
1
1–16
モード3
X
**************
O
O
23–94
**************
X
X
X
O
O
X
O
O(Tone)
O(Reverb)
O
O
O
O
O
O(Tone)
O(Reverb)
O
バンク・セレクト
データ・エントリー
エクスプレッション
ホールド1
ブライトネス
汎用エフェクト1
RPNLSB,MSB
O
**************
O
X
X
X
X
X
X
X
X
X
O
X
1
1–16
モード3
X
O
X
X
X
X
O
0–3
O
O
O
O
O
O
X
Digital Harpsichord
Model C-30
Date : Nov.12, 2007
Version : 1.00
MIDIインプリメンテーション・チャート
モード1:オムニ・オン、ポリ
モード3:オムニ・オフ、ポリ
O:あり
X:なし
モード2:オムニ・オン、モノ
モード4:オムニ・オフ、モノ
X
X
X
X
X
0–127
0–127
27

主な仕様
C-30:電子チェンバロ
鍵盤 61 鍵(F スケール、重り、クリック・タッチ付き、チェンバロ専用鍵盤)
<音源>
最大同時発音数 128 音
6個
音色ボタン
エフェクト リバーブ
コントロール ボリュームつまみ、リバーブつまみ(残響調整)、トーンつまみ(音質調整)
キー・トランスポーズ -6 〜 +5(半音単位)
音律 5 種類(平均律、ヴェルクマイスター、キルンベルガー、ヴァロッティ、ミーントーン)
バロック・ピッチ 415Hz (392Hz :ヴェルサイユ・ピッチも可能)
マスター・チューン +/- 50 セント (つまみ調整)
<その他>
ペダル(付属) ダンパー/音色切り替え
スピーカー 12cm × 2, 8cm × 2
定格出力 13W × 2
チェンバロ(8 フィート I、8 フィート II、4 フィート、リュート)、タイプは 4 種類搭載(フ
レンチ・タイプ、フレミッシュ・タイプ、フォルテピアノ、ダイナミック・ハープシコード)
オルガン I、オルガン II、チェレスタ
ヘッドホン端子(ステレオ)
アウトプット端子(L(MONO)/ R)標準
接続端子
電源 AC100V(50Hz/60Hz)
消費電力 25W
外装仕上 マホガニー杢調仕上げ
外形寸法
(専用スタンド込み)
質量(専用スタンド込み) 25kg(本体)+ 13kg(スタンド)=計 38kg
付属品
別売品
インプット端子(L(MONO)/ R)標準
MIDI 端子(イン、アウト)
ペダル端子× 1
AC アダプター端子
1,100(幅)× 380(奥行)× 830(高さ)mm(蓋閉め時)
1,100(幅)× 450(奥行)× 1,170(高さ)mm(蓋開け時)
取扱説明書、AC アダプター、電源コード、譜面立て、ダンパー・ペダル(DP-10)、
ピクチャー・ボード、デコレーション・パネル、保証書
椅子(BNC-29)
ピクチャー・ボード(OP-C30PB シリーズ)
デコレーション・パネル(OP-C30DP シリーズ)
ヘッドホン(RH-A30/200S/300)
接続ケーブル(PJ-1M)
MIDI ケーブル(MSC-15/25/50)
※ 製品の仕様および外観は、改良のため予告なく変更することがあります。
※ ピクチャー・ボードに使用されている「音楽を奏でる天使」の絵(原題
Franceschini
)は 、ヨーロッパのモリナリ・プラデリ・コレクション所蔵で、C-30 のために特別に許可を得て複製しています。
28
‘Estasi de Santa Maria Madalena’ by Marcantonio

(2)
(3)
(2)
(3)
(4)
(5)(6)(7)
(1)(1)
幅が広い
C-30 スタンドの組み立てかた
•
本製品の組み立て作業は、必ず2人以上で行ってください。
本製品を組み立てる際は、各部に無理な力を加えないでく
•
ださい。金具の変形、木部の破損につながる恐れがありま
す。
•
組み立てや移動の際は、手を挟んだり、足の上に落とさな
いよう、十分にご注意ください。
ノブ・ボルトを外した場合は、小さなお子様が誤って飲み
•
込んだりすることのないよう、お子様の手の届かないとこ
ろへ保管してください。
組み立て手順
サイド・ボード A に、センター・ボード C の片側を取り付けます。
1.
センター・ボード C を金具が内側になるように向きを合わせ、セン
ター・ボード C の金具をサイド・ボード A のピンに引っ掛けてから
センター・ボード C を下方向に押します。
C
ACA
内容物の確認
(1)サイド・ボードA
(2)サイド・ボードB
(3)センター・ボードC
(4)センター・ボードD
(5)六角レンチ
(6)ノブ・ボルト2 個
(7)DP-10(付属ペダル)
※ C-30 取扱説明書参照
※ スタンドの組み立てができたら、紛失防止のため、付属の六角レン
チをサイド・ボード Aの内側にあるホルダーに取り付けておきます。
一旦ロックをはずし、六角
レンチを置いてから再度
ロックします。
センター・ボード C の反対側にサイド・ボード B を取り付けます。
2.
センター・ボード C を手で支え
ながら、センター・ボード C の
金具をサイド・ボード B のピン
に引っ掛け、センター・ボード
C を方向に押します。
センター・ボード D を取り付けます。
3.
センター・ボード D を金具が内
側になるように向きを合わせ、
センター・ボード D の両側の金
具をサイド・ボード A、B のピ
ンに引っ掛けてからセンター・
ボード D を下方向に押します。
あらかじめセンター・ボードに取り付けられているボルトを、付属
4.
の六角レンチで締め付けます。
最初に4 箇所のボルトを仮止め
して、次にぐらつきやガタつき
がないようにボルトを確実に締
め付けます。
※ デコレーション・パネルを取り替えるときは、本体を載せる前に行っ
てください。取り替えの方法については、デコレーション・パネル
に付属の説明書をご覧ください。
A
C
D
六角レンチ
本体とスタンドを合わせます。
5.
本体底面の足(4 箇所)がス
タンドの内側に収まるように
スタンドの上に載せてから、
ノブ・ボルト 2 本でしっかり
と固定します。
※ 手をはさまないように注意し
てください。
本機を移動する場合
同室内を移動するときは、必ず 2人で図の示す位置に手を掛けて、注
•
意して運んでください。
B
室外に運び出す/室内に搬入するときは、必ず本体とスタンドを分
•
離して運んでください。本体とスタンドの接合部分の破損につなが
る恐れがあります。
本体およびスタンドを移動する際は、水平に持ち運ぶようにしてく
•
ださい。

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製品に関するお問い合わせ先
ローランドお客様相談センター
電話受付時間: 月曜日〜土曜日 10:00〜17:30(年末年始を除く)
※IP電話からおかけになって繋がらない場合には、お手数ですが、電話番号の前に0000
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※上記窓口の名称、電話番号等は、予告なく変更することがありますのでご了承ください。
050-3101-2555
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'07.10.01現在(Roland)