Roland C-280 User Manual [ja]

Classic Organ Date: Oct. 1. 1999 Model: C-280
MIDI インプリメンテーション
1. 受信データ
●ノート・オフ
ステータス 第2 バイト 第3バイト 8nH kkH vvH 9nH kkH 00H
n = MIDI チャンネル・ナンバー: 0H-FH(ch.1-ch.16) kk = ノート・ナンバー: 00H-7FH(0-127) vv = ノート・オフ・ベロシティー: 00H-7FH(0-127)
●ノート・オン
ステータス 第2 バイト 第3バイト 9nH kkH vvH
n = MIDI チャンネル・ナンバー: 0H-FH(ch.1-ch.16) kk = ノート・ナンバー: 00H-7FH(0-127) vv = ノート・オン・ベロシティー: 01H-7FH(1-127)
※ 18-113 の範囲外のノートナンバーが受信されたときは、この範囲内にオクターブ・シ
フトされます。
※ トランスポーズの設定は、受信したノートナンバーに対して影響を与えません。
●コントロール・チェンジ
※ コントロール・チェンジで設定された値は、プログラム・チェン ジ等を受信しても初期
設定値にリセットされません。
データ・エントリー(コントローラー・ナンバー 6, 38) ステータス BnH 06H mmH BnH 26H llH
n = MIDI チャンネル・ナンバー: 0H-FH(ch.1-ch.16) mm, ll = RPN で指定されたパラメーターに対する値 mm = 上位バイト(MSB)、ll = 下位バイト(LSB)
※ データ・エントリーは、ベーシックチャンネルでのみ受信します。
ボリューム(コントローラー・ナンバー 7) ステータス BnH 07H vvH
n = MIDI チャンネル・ナンバー: 0H-FH(ch.1-ch.16) vv = ボリューム: 00H-7FH(0-127)、初期設定値 = 7FH(127)
エクスプレッション(コントローラー・ナンバー 11) ステータス BnH 0BH vvH
n = MIDI チャンネル・ナンバー: 0H-FH(ch.1-ch.16) vv = エクスプレッション: 00H-7FH(0-127)、初期設定値 = 7FH(127)
ホールド 1(コントローラー・ナンバー 64) ステータス BnH 40H vvH
第2 バイト 第3バイト
第2 バイト 第3バイト
第2 バイト 第3バイト
第2 バイト 第3バイト
Version: 1.00
** RPN ** コントロール・チェンジには、RPN(レジスタード・パラメーター・ナンバー)、すなわち MIDI 規格で機能が定義されている拡張パラメーターがあります。 実際の使用にあたっては、まずRPN(コントローラー・ナンバー 100および 101、順番は どちらからでもよい)を送信して制御するパラ メーターを指定し、その後データ・エント リー(コントローラー・ナンバー 6, 38)で指定パラメーターの値を設定します。 一旦 RPN のパラメーターが指定されると、その後同一チャンネルで受信するデータ・エン トリーは全てそのパラメーターに対する値の変更とみなされます。 誤動作を防止するために、必要なパラメーターとその値の設定が終わったら、RPN ヌルを 設定することをお勧めします。 本機は、以下に示す RPN を受信します。
RPN Data entry MSB
LSB MSB LSB 解説
00H 01H mmH llH マスター・ファイン・チューニング
7FH 7FH --- --- RPNヌル
●プログラム・チェンジ
ステータス 第2 バイト CnH ppH
n = MIDI チャンネル・ナンバー: 0H-FH(ch.1-ch.16) pp = プログラム・ナンバー: 00H...37H(prog. 1...56)
プログラム・チェンジを受信すると、音色が次のように変わります。 prog. 音色
1 Organ Manual 2 Ensemble Chime 3 Ensemble Celesta
4 Ensemble Choir 17 Ensemble Chime + Organ Manual 33 Ensemble Celesta+ Organ Manual 49 Ensemble Choir+ Organ Manual
※ "+" はデュアル音色を示します。 ※ 上記以外のプログラム・チェンジは無視されます。 ※ Ensemble 音色はプログラム・チェンジ受信後の新たなノート・オンから音色が変わりま
す。Organ 音色についてはプログラム・チェンジ受信直後から音色が変わります。 ※ Organ 音色を含むプログラム・チェンジを受信すると [Manual] ボタンが選択されます。 ※ Organ 音色はプログラム・チェンジとドロー・ノブの状態を示すシステム・エクスクルー
シブ・メッセージで設定します。ドロー・ノブの状態を示すシステム・エクスクルーシ
ブ・メッセージについては「3.パラメーター・アドレス・マップ」を参照して下さい。
mm、ll:0000H - 40 00H - 7F 7FH
(-100 - 0 - +99.9 セント)
RPNが指定されていない状態にします。RPNヌ ルに設定後受信したデータ・エントリーは無視し ます。
(RPNヌルの設定にはデータ・エントリーの送信
は不要です。)既に設定済みの設定値は変化しま せん。 mm、ll:無視します。
n = MIDI チャンネル・ナンバー: 0H-FH(ch.1-ch.16) vv = コントロール値: 00H-7FH(0-127)0-63 = OFF、64-127 = ON
RPN MSB /LSB(コントローラー・ナンバー 100, 101) ステータス BnH 65H mmH BnH 64H llH
n = MIDI チャンネル・ナンバー:0H-FH(ch.1-h.16) mm = RPN で指定するパラメーター・ナンバーの上位バイト(MSB) ll = RPN で指定するパラメーター・ナンバーの下位バイト(LSB)
※ RPN で設定された値は、プログラム・チェンジやリセット・オール・コントローラーな
どを受信してもリセットされません。
※ RPN は、ベーシックチャンネルでのみ受信します。
2001 ローランド 本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。
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第2 バイト 第3バイト
1
■システム・リアルタイム・メッセージ
●リセット・オール・コントローラー (コントローラー・ナンバー 121)
ステータス 第2 バイト 第3バイト BnH 79H 00H
n = MIDI チャンネル・ナンバー: 0H-FH(ch.1-ch.16)
※ このメッセージを受信すると、以下のコントローラーがリセット値に設定されます。
コントローラー リセット値 エクスプレッション 127(最大) ホールド 1 0(オフ) RPN 未設定状態、設定済みのデータは変化しません
●ローカル・コントロール
ステータス 第2 バイト 第3バイト BnH 7AH vvH
n=MIDIチャンネル・ナンバー: 0H - FH (ch.1 - ch.16) vv= バリュー: 00H, 7FH (0, 127) 0=OFF 127=ON
●オール・ノート・オフ(コントローラー・ナンバー 123)
ステータス 第2 バイト 第3バイト BnH 7BH 00H
n = MIDI チャンネル・ナンバー: 0H-FH(ch.1-ch.16)
※ オール・ノート・オフを受信すると、該当チャンネルのオ ンになっているノートをすべ
てオフします。ただし、ホールド1 がオンの場合は、それらがオフになるまで発音は終 了しません。
● OMNI OFF(コントローラー・ナンバー 124)
ステータス 第2 バイト 第3バイト BnH 7CH 00H
n = MIDI チャンネル・ナンバー: 0H-FH(ch.1-ch.16)
※ オール・ノート・オフを受信したときと同じ処理を行ないます。
● OMNI ON(コントローラー・ナンバー 125)
ステータス 第2 バイト 第3バイト BnH 7DH 00H
n = MIDI チャンネル・ナンバー: 0H-FH(ch.1-ch.16)
※ オール・ノート・オフを受信したときと同じ処理を行ないます。
● MONO(コントローラー・ナンバー 126)
ステータス 第2 バイト 第3バイト BnH 7EH mmH
n = MIDI チャンネル・ナンバー: 0H-FH(ch.1-ch.16) mm = モノ数: 00H-10H(0-16)
※ オール・ノート・オフを受信したときと同じ処理を行ないます。
● POLY(コントローラー・ナンバー 127)
ステータス 第2 バイト 第3バイト BnH 7FH 00H
n = MIDI チャンネル・ナンバー: 0H-FH(ch.1-ch.16)
※ オール・ノート・オフを受信したときと同じ処理を行ないます。
●アクティブ・センシング
ステータス FEH
※ アクティブ・センシングを受信すると、それ以降のす べてのメッセージ間隔を監視する
状態になります。監視している状態では、メッセージ間隔が 380ms を超えると、オー ル・ノート・オフ/リセット・オール・コントローラーズを受信したときと同じ処理を して、メッセージ間隔を監視しない状態に戻ります。
■システム・エクスクルーシブ・メッセージ
ステータス データ・バイト ステータス
F0H iiH, ddH, ......, eeH F7H
F0H: システム・エクスクルーシブ・メッセージのステータス ii = ID ナンバー: どのメーカーのエクスク ルーシブ・メッセージであるかの識別をする
dd,..., ee = データ: 00H-7FH(0-127) F7H: EOX(エンド・オブ・エクスクルーシブ)
本機が受信するシステム・エクスクルーシブ・メッセージは、ユニバーサル・ノンリアルタ イム・システム・エクスクルーシブ・メッセージとデータ・セット (DT1) です。
●ユニバーサル・ノンリアルタイム・システム・エクスクルー シブ・メッセージ
アイデンティティー・リクエスト・メッセージ ステータス データ・バイト ステータス F0H 7EH, dev, 06H, 01H F7H
バイト 解説 F0H エクスクルーシブ・ステータス 7EH IDナンバー(ユニバーサル・ノンリアルタイム・メッセージ) dev デバイスID(dev:UNIT#-1) 06H サブID#1(General Information) 01H サブID#2(Identity Request) F7H EOX(エンド・オブ・エクスクルーシブ)
※ dev は UNIT#-1 と一致するもの、および7FH(Broadcast)。 ※ UNIT# は、ベーシック・チャンネルと同じ値をとります。
●データ転送
C-280 はエクスクルーシブ・メッセージによって、パラメーターを送受信することができ ます。 C-280のデータ転送に使用するエクスクルーシブ・メッセージのモデル ID は 1AH、デバイ ス ID は MIDI 設定のUNIT#で決まります。 UNIT# は、ベーシック・チャンネルと同じ値をとります。
データ・セット 1 DT1 実際のデータの転送を行なうメッセージで、機器に対してデータを設定したい場合に使用し ます。
ステータス F0H 41H, dev, 1AH, 12H, aaH, bbH, ccH, sum F7H
バイト 解説 F0H エクスクルーシブ・ステータス 41H IDナンバー (Roland) dev デバイスID (dev:UNIT#-1) 1AH モデルID (C-280) 12H コマンドID (DT1) aaH アドレス上位バイト: 送信するデータのアドレスの上位バイト bbH アドレス下位バイト: 送信するデータのアドレスの下位バイト ccH データ: 送信するデータの本体。 sum チェックサム F7H EOX (エンド・オブ・エクスクルーシブ)
ためのID ナンバー(マニファクチャラーID)です。ローランドのマニ ファクチャラーID は 41H です。 7EHと 7FH のID ナンバーは、ユニバーサル・ノンリアルタイム・メッ セージ(7EH)、ユニバーサル・リアルタイム・メッセージ(7FH)と してMIDI 規格の拡張として使用されます。
データ・バイト ステータス
※「データ・セット 1」を続けて送る場合、パケット間は 40ms 以上の時間間隔をあけてく
ださい。
※ アドレスについては「3. パラメーター・アドレス・マップ」を参照してください。 ※ チェックサムについては「4. 参考資料」を参照してください。
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