Roland BR-900CD User Manual [ja]

このたびは、BOSS デジタル・レコーディング・スタジオ BR-900CD をお買い上げいただきまして、ありがとうございます。
この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に ・ 安全上のご注意(P.2 〜 3) ・ 使用上のご注意(P.4 〜 5) をよくお読みください。
また、この機器の優れた機能を十分ご理解いただくためにも、この 取扱説明書をよくお読みください。取扱説明書は必要なときにすぐ に見ることができるよう、手元に置いてください。
■ 文中の表記について
[ ] で囲んだ英字/数字は、パネル上のボタンを表します。
[PLAY] PLAY ボタン [REC] REC ボタン
文中の(P.**)は、参照ページを示しています。
取扱説明書の英語版(有料)をご希望の 方は、販売店にお問い合わせください。
If you should require an English Owner’s Manual (at a modest fee), please contact an authorized Roland distributor.
2005 ボス株式会社
本書の一部、または全部を無断で複写・転載することを禁じます。
安全上のご注意
安全上のご注意
火災・感電・傷害を防止するには
注意の意味について警告と
取扱いを誤った場合に、使用者が
警告
注意
死亡または重傷を負う可能性が想 定される内容を表わしています。
取扱いを誤った場合に、使用者が 傷害を負う危険が想定される場合 および物的損害のみの発生が想定 される内容を表わしています。  ※物的損害とは、家屋・家財およ
び家畜・ペットにかかわる拡大 損害を表わしています。
以下の指示を必ず守ってください
警告 警告
001
●この機器を使 用する前に、以下の指示と取扱説 明書をよく読んでください。
..............................................................................................................
002c
● この機器および AC アダプターを分解したり、改 造したりしないでください。
..............................................................................................................
003
●修理/部品の 交換などで、取扱説明書に書かれ ていないことは、絶対にしないでく ださい。必
ずお買い上げ店またはローランド・サ ービスに 相談してください。
..............................................................................................................
004
●次のような場 所での使用や保存はしないでくだ さい。
○ 温度が極端に高い場所(直射日光の当たる場
所、暖房機器の近く、発熱する機器の上など)
○ 水気の近く(風呂場、洗面台、濡れた床など)
や湿度の高い場所
○ 雨に濡れる場所 ○ ホコリの多い場所
○ 振動の多い場所
..............................................................................................................
007
●この機器を、ぐら つく台の上や傾いた場所に設 置しないでください。必ず安定した水 平な場所
に設置してください。
..............................................................................................................
008c
●ACアダプターは、必ず付属のものを、AC100V の電源で使用してください。
..............................................................................................................
図記号の例
 は、注意(危険、警告を含む)を表わしていま す。 具体的な注意内容は、 の中に描かれています。 左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を 表わしています。
 は、禁止(してはいけないこと)を表わしてい ます。 具体的な禁止内容は、 の中に描かれています。 左図の場合は、「分解禁止」を表わしています。
は、強制(必ずすること)を表わしています。
具体的な強制内容は、 左図の場合は、「電源プラグをコンセントから抜 くこと」を表わしています。
009
● 電源コード を無理に曲げたり、電源コードの上 に重いものを載せたりしないでください。電源
コードに傷がつき、ショートや断線の結果、火 災や感電の恐れがあります。
..............................................................................................................
010
● この機器を 単独で、あるいはヘッドホン、アン プ、スピーカーと組み合わせて使用した場合、設
定によっては永久的な難聴になる程度の音量に なります。大音量で、長時間使用しないでくだ
さい。万一、聴力低下や耳鳴りを感じたら、直 ちに使用をやめて専門の医師に相談してくださ
い。
..............................................................................................................
011
● この機器 に、異物(燃えやすいもの、硬貨、針 金など)や液体(水、ジュースなど)を絶対に
入れないでください。
..............................................................................................................
012c
● 次のような場合は、直ちに電源を切って AC ア ダプターをコンセントから外し、お買い上げ店
またはローランド・サービスに修理を依頼して ください。
○ACアダプター本体や電源コードが破損した
とき
○ 煙が出たり、異臭がしたとき ○ 異物が内部に入ったり、液体がこぼれたりし
たとき
○ 機器が(雨などで)濡れたとき ○ 機器に異常や故障が生じたとき
..............................................................................................................
の中に描かれています。
2
警告
注意
013
●お子様のいるご 家庭で使用する場合、お子様の 取り扱いやいたずらに注意してくだ さい。必ず
大人のかたが、監視/指導してあげてください。
..............................................................................................................
014
●この機器を落と したり、この機器に強い衝撃を 与えないでください。
..............................................................................................................
015
●電源は、タコ足配線 などの無理な配線をしない でください。特に、電源タップを使用し ている
場合、電源タップの容量(ワット/アンペア)を 超えると発熱し、コードの被覆が溶ける ことが
あります。
..............................................................................................................
016
● 外国で使用する場合は、お買い上げ店または ローランド・サービスに相談してください。
..............................................................................................................
019
●電池は、充電、加熱、分 解したり、または火や 水の中に入れたりしないでください。
..............................................................................................................
023
● CD-ROM を、一般のオーディオ CD プレーヤー で再生しないで下さい。大音量によって 耳を痛
めたり、スピーカーを破損する恐れがあります。
..............................................................................................................
注意
101b
● この機器と AC アダプターは、風通しのよい、正 常な通気が保たれている場所に設置 して、使用
してください。
..............................................................................................................
102d
●ACアダプターをコンセントや機器本体に抜き 差しするときは、必ず AC アダプターの本体や
出力プラグを持ってください。
..............................................................................................................
103b
●ACアダプターとコンセントの間にゴミやほこ りがたまると、絶縁不良を起こして火災の原因
になりますので、乾いた布で定期的に拭き取っ てください。また、長時間使用しないときは、
AC アダプターをコンセントから外してくださ い。
..............................................................................................................
104
●接続したコード やケーブル類は、繁雑にならな いように配慮してください。特に、コードやケー
ブル類は、お子様の手が届かないように 配慮し てください。
..............................................................................................................
106
●この機器の上に 乗ったり、機器の上に重いもの を置かないでください。
107d
● 濡れた手で AC アダプターの本体や出力プラグ を持って、コンセントや機器本体に抜き 差しし
ないでください。
..............................................................................................................
108b
● この機器を移動するときは、AC アダプターをコ ンセントから外し、外部機器との接続を 外して
ください。
..............................................................................................................
109b
● お手入れをするときには、電源を切って AC ア ダプターをコンセントから外してください。
..............................................................................................................
110b
● 落雷の恐れがあるときは、早めに AC アダプター をコンセントから外してください。
..............................................................................................................
111(選択)
●電池の使い かたを間違えると、破裂したり、液 漏れしたりします。次のことに注意して くださ
い(P.23 )。
1
○ 電池の + と - を間違えないように、指示どお
り入れてください。
2
○ 新しい電池と一度使用した電池や、違う種類
の電池を混ぜて使用しないでください。
3
○ 長時間使用しないときは、電池を取り出して
おいてください。
5
○ 液漏れを起こした場合は、柔らかい布で電池
ケースについた液をよ くふきとってから新 しい電池を入れてください。また、漏れた液
が身体についた場合は、皮膚に炎症を起こす 恐れがあります。また眼に入ると危険ですの
ですぐに水でよく洗い流してください。
6
○ 電池を、金属性 のボールペン、ネックレス、
ヘアピンなどと一緒に携帯したり、保管した りしないでください。
..............................................................................................................
112
●使用済みの電 池は、あなたの地域のゴミ分別収 集のしかたに従って、捨ててください。
..............................................................................................................
118a
● 取り外したコイン・ネジは、小さなお子様が誤っ て飲み込んだりすることのないようお 子様の手
の届かないところへ保管してください。
..............................................................................................................
120
●ファンタム電 源供給の必要なコンデンサー・マ イクロホンを接続したとき以外は、ファ ンタム
電源を必ずオフにしてください。ダイナミック・ マイクロホンやオーディオ再生装置な どにファ
ンタム電源を供給すると故障の原因になりま す。マイクロホンの仕様については、お 使いの
マイクロホンの取扱説明書をお読みください。
(本機のファンタム電源:DC +48V、7mA Max)
..............................................................................................................
..............................................................................................................
3

使用上のご注意

291a
2〜3ページに記載されている「安全上のご注意」以外に、次のことに注意してください。
電源、電池のセットや交換について
301
● 雑音を発生する装置(モーター、調光器など)や消費電力 の大きな機器とは、別のコンセントを使用してください。
302
●ACアダプターを長時間使用すると AC アダプター本体が 多少発熱しますが、故障ではありません。
303a
● この機器は消費電流が大きいため、AC アダプターの使用 をお薦めします。電池で使用する場合はアルカリ電池を使
用してください。
304a
● 電池のセットや交換は、誤動作やスピーカーなどの破損を 防ぐため、他の機器と接続する前にこの機器の電源を切っ
た状態で行なってください。
307
● 接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐた め、必ずすべての機器の電源を切ってください。
設置について
351
● この機器の近くにパワー・アンプなどの大型トランスを持 つ機器があると、ハム(うなり)を誘導することがありま
す。この場合は、この機器との間隔や方向を変えてくださ い。
352a
● テレビやラジオの近くでこの機器を動作させると、テレビ 画面に色ムラが出たり、ラジオから雑音が出ることがあり
ます。この場合は、この機器を遠ざけて使用してください。
352b
● 携帯電話などの無線機器を本機の近くで使用すると、着信 時や発信時、通話時に本機から雑音が出 ることがありま
す。この場合は、それらの機器を本機から遠ざけるか、も しくは電源を切ってください。
354a
● 直射日光の当たる場所や、発熱する機器の近く、閉め切っ た車内などに放置しないでください。変形、変色すること
があります。
355b
● 極端に温湿度の違う場所に移動すると、内部に水滴がつく
(結露)ことがあります。そのまま使用すると故障の原因
になりますので、数時間放置し、結露がなくなってから使 用してください。
お手入れについて
401a
● 通常のお手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、堅く絞っ た布で汚れを拭き取ってください。汚れが激しいときは、
中性洗剤を含んだ布で汚れを拭き取ってから、柔らかい布 で乾拭きしてください。
402
●変色や変形の原 因となるベンジン、シンナーおよびアル コール類は、使用しないでください。
修理について
451c
● お客様がこの機器や AC アダプターを分解、改造された場 合、以後の性能について保証できなくなります。また、修
理をお断りする場合もあります。
452
● 修理に出される場合、記憶した内容が失われることがあり ます。大切な記憶内容は、メモリー・カードやパソコンに
保存するか、記憶内容をメモしておいてください。修理す るときには記憶内容の保存に細心の注 意を払っておりま
すが、メモリー部の故障などで記憶内容が復元できない場 合もあります。失われた記録内容の修復に関しましては、
補償も含めご容赦願います。
453a
● 当社では、この製品の補修用性能部品(製品の機能を維持 するために必要な部品)を、製造打切後 6 年間保有して
います。この部品保有期間を修理可能の期間とさせていた だきます。なお、保有期間が経過した 後も、故障箇所に
よっては修理可能の場合がありますので、お買い上げ店、 または最寄りのローランド・サービスにご相談ください。
その他の注意について
551
● 記憶した内容は、機器の故障や誤った操作などにより、失 われることがあります。失っても困らないように、大切な
記憶内容はバックアップとしてメモリー・カードやパソコ ンに保存しておいてください。
552
● メモリー・カードの失われた記憶内容の修復に関しまして は、補償を含めご容赦願います。
553
● 故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、入出力端子 などに過度の力を加えないでください。
554
ディスプレイを強く押したり、叩いたりしないでください。
556
● ケーブルの抜き差しは、ショートや断線を防ぐため、プラ グを持ってください。
558a
● 音楽をお楽しみになる場合、隣近所に迷惑がかからないよ うに、特に夜間は、音量に十分注意してください。ヘッド
ホンを使用すれば、気がねなくお楽しみいただけます。
559a
● 輸送や引っ越しをするときは、この機器が入っていたダン ボール箱と緩衝材、または同等品で梱包してください。
559c
● この機器が入っていた梱包箱や緩衝材を廃棄する場合、各 市町村のゴミの分別基準に従って行ってください。
561
● エクスプレッション・ペダルは、必ず指定のもの(別売: EV-5、FV-300L)をお使いください。他社製品を接続す
ると、本体の故障の原因になる場合があります。
562
● 接続には、当社ケーブル(PCS シリーズなど)をご使用 ください。他社製の接続ケーブルをご使用になる場合は、
次の点にご注意ください。 ○ 接続ケーブルには抵抗が入ったものがあります。本機
との接続には、抵抗入りのケーブルを使用しないでく ださい。音が極端に小さくなったり、全く聞こえなく なる場合があります。ケー ブルの仕様につきま して は、ケーブルのメーカーにお問い合わせください。
4
使用上のご注意
CD-ROM の取り扱い
801
● ディスクの裏面(信号面)に触れたり、傷をつけたりしな いでください。データの読み出しがうまくいかないことが
あります。ディスクの汚れは、市販の CD 専用クリーナー でクリーニングしてください。
カードをお使いになる前に
メモリー・カード(コンパクトフラッシュ) の取り扱い
704
● メモリー・カードは、確実に奥まで差し込んでください。
705
● メモリー・カードの端子の部分に触れたり、汚したりしな いでください。
707
●本機のメモリ ー・カード・スロットはコンパクトフラッ シュに対応しています。IBM 社製マイクロドラ イブには
対応していません。
708
●コンパクトフラ ッシュは精密な電子部品で作られていま すので、 取り扱いについては次 の点に注意してくだ さ
い。 ○ 静電気による破損を防ぐため、取り扱う前に身体に帯
電している静電気を放電しておく。 ○ 端子部に手や金属で触れない。 ○ 曲げたり、落としたり、強い衝撃を与えたりしない。 ○ 直射日光の当たる場所や、閉め切った自動車の中など
に放置しない。(保存温度:-25 度〜 85 度) ○ 水に濡らさない。 ○ 分解や改造をしない。
著作権について
851
● 第三者の著作物(音楽作品、映像作品、放送、公演、その 他)の一部または全部を、権利者に無断で録音し、配布、
販売、貸与、公演、放送などを行うことは法律で禁じられ ています。
853
● 第三者の著作権を侵害する恐れのある用途に、本機を使用 しないでください。あなたが本機を用いて他者の著作権を
侵害しても、弊社は一切責任を負いません。
204
※ Microsoft、Windows は、米国 Microsoft Corporation の
米国及びその他の国における登録商標です。
206e
※ 本書ではMicrosoft Corporation のガイドラインに従って
画面写真を使用しています。
206j
Windows Microsoft
207
※ Apple、Macintosh は、米国 Apple Computer, Inc. の米
国及びその他の国における登録商標です。
209
※ MacOS は、米国 Apple Computer, Inc. の登録商標です。
215a
※ MIDI は、社団法人 音楽電子事業協会(AMEI)の登録商
標です。
220
※ 文中記載の会社名及び製品名は、各社の商標または登録商
標です。
®の正式名称は、
®Windows
®operating system です。
5

CD-R/RW ディスクをお使いになる前に

BR-900CD で使用できるディスク・メディアとしては、CD­R ディスクおよび CD-RW ディスクの 2 種類があります。
CD-R ディスクとは
CD-R(Compact Disc Recordable)は、データの書き 込み ができる CD のことです。書き込まれたデータは消去したり、 移動したりすることはできません。 一般の CD プレーヤーで再生できるような音楽 CD を作るた めには CD-R ディスクをお使いください。CD-RW ディスク では再生できません。また CD-R ディスクで音楽 CD を作成 した場合であっても、CD-R 非対応の CD プレーヤーでは再 生できません。
CD-RW ディスクとは
CD-RW(Compact Disc ReWritable)は、書き込み・消去が できる CD のことです。 一度書き込んだデータを消去して、新たにデータを書き込む ことができますので、繰り返しの使用が可能です。 CD-RW ディスクを使用した場合、音楽 CD の作成自体は可能 ですが、一般の CD プレーヤーで再生することはできません。
(BR-900CD本体の CD-R/RWドライブでは再生が可能です。)
CD-R/RW ドライブ取り扱い上のご注意
CD-R/RW ドライブ使用時の電源について
● CD-R/RW ドライブを使用する場合は、付属の AC アダプ ターをお使いください。電池ではご使用になれません。
● 外部からの振動を受けない、しっかりした水平な場所に 設置してください。極端に傾けると、CD-R/RW ドライ
ブの動作に悪影響を与えることがあります。
● 読み書きエラーが発生する場合、市販の CD-RW ドライ ブ専用レンズ・クリーナーでクリーニングを行ってくだ
さい。
※ 市販のクリーナーにはCD-Rドライブ用のものとCD-RW
ドライブ用のものがありますが、必ず CD-RW ドライブ 用のクリーナーをご使用ください。
※ 市販の音楽 CD プレーヤー用クリーナーはご使用になら
ないでください。CD プレーヤー用クリーナーでは書き込 み用レンズのクリーニングができません。
※ 正常な CD-R/RW ドライブで、推奨の CD-R/RW ディス
クを使用した場合でも、読み書きエラーがまったく発生 しなくなるわけではありません。CD-R/RW ドライブの
個体差や、CD-R/RW ディスクのばらつきにより、エラー の発生する場合があります。あらかじめご了承ください。
CD-R/RW ディスク取り扱い上のご注意
※ 下記の注意以外に、CD-R/RW ディスクに付属の注意書
きもお読みください。
● ソング・データをバックアップした CD-R/RW ディスク を、一般のオーディオ CD プレーヤーで再生しないで下
さい。大音量によって耳を痛めたり、スピーカーを破損 する恐れがあります。
● ディスクの取り扱いについては、次の点に注意してくだ さい。
○ ディスクの裏面(記録面)に触れたり、傷をつけない ○ ホコリの多い場所で使用しない
○ 直射日光の当たる場所や、閉め切った自動車の中な
どに放置しない
○ ディスクの表面(ラベル面)に傷をつけない
● 極端に湿度の違う場所に移動すると、CD-R/RW ドライ ブに水滴がつくことがあります(結露)。このまま使用す
ると故障の原因になりますので、数時間放置して水滴が 完全に乾いてから使用してください。
●高温の場所ではご 使用にならないで く ださい。CD-R/ RW ドライブの動作が正常にできず、読み書きエラーが
発生することがあります。また CD-R/RW ドライブ自身 の寿命を縮める恐れもあります。
● 電源を入れたり切ったりするときは、CD-R/RW ディス クを CD-R/RW ドライブから抜いてください。
● CD-R/RWドライブにCD-R/RWディスク以外のもの(針 金、硬貨、別の種類のディスクなど)を入れないでくだ
さい。CD-R/RW ドライブの故障の原因になります。
● レンズに触れないでください。音とびしたり、データが 正常に書き込み/読み込みできなくなります。
● レンズが汚れていたら、カメラのレンズ用ブロワー(市 販品)でお手入れしてください。
● ディスクはケースに入れて保管してください。
CD-R/RW ディスクと CD-R/RW ドライブの相性について
● CD-R/RW ディスクは推奨のものをお使いください。推 奨のもの以外をご使用になると、読み書きエラーの頻度
が増加する恐れがあります。
● 推奨のディスクをお使いの場合でも、読み書きエラーが まったく発生しなくなるわけではありません。CD-R/
RW ドライブの個体差や、CD-R/RW ディスクのばらつ きにより、エラーの発生する場合があります。あらかじ
めご了承ください。
● 推奨のディスクかそうでないかに関わらず、プリンタブ ル・ラベルのディスクはご使用されないことをお勧めし
ます。プリンタブル・ラベルのディスクは保存状況によっ ては反りが発生しやすく、読み書きエラーの原因となる
ことがあります。
6

マイク使用時のご注意

CD-R/RW ドライブに CD-R/RW ディスクを入れるときは
内蔵の CD-RW ドライブに CD-R/RW ディスクを入れてお使 いになるときは、次の「CD-R/RW ディスクを入れる」の手 順にしたがって、必ず正しい位置に CD-R/RW ディスクを固 定してください。CD-R/RW ディスクを固定せずにディスク・ トレイを押し込むと、CD-R/RW ディスクが取り出せなくな る恐れがあります。
CD-R/RW ディスクの入れかた
1.
イジェクト・ボタンを押して、ディスク・トレイを開きます。
2.
ディスク・トレイを引き出します。
CD-RWドライブの中央にある丸い止め具にCD の穴を合
3.
わせます。
4.
止め具の 3つのツメに固定されるまで、CD を下に押し込
みます。
fig.0003-01
CD-R/RW ディスクの取り出しかた
中央にある丸い止め具を押さえながら、CD を外ふちから
1.
持ち上げます。
fig.0003-02t
ディスク・トレイが開かないときは
停電などにより CD-R/RW ディスクが入ったままの状態で電 源が切れると、イジェクト・ボタンを押してもディスク・ト レイは出てきません。この場合は、クリップを伸ばしたもの などを緊急イジェクト・ホールに差し込み、強制的に取り出 します。
fig.0003-03
緊急イジェクト・ホール
緊急イジェクト・ホールは BR-900CD の電源が切れている ときのみ操作してください。電源が入っているときに操作を すると、ディスクの破損や思わぬ事故につながる恐れがあり
※ 押し込むにはある程度の力が必要なため、しっかり確実
に押し込んでください。確実に 押し込まなかった場合、 正常に読み書きできなくなる恐れがあります。
5.
カチッと音がするまで、ディスク・トレイを奥まで押し 込みます。
ます。
マイク使用時のご注意
ファンタム電源供給の必要なコンデンサー・マイクを接続しているとき以外は、ファンタム電源を必ずオフにしてください。ダ イナミック・マイクやオーディオ再生装置などにファンタム電源を供給すると故障の原因になります。 マイクの仕様については、お使いのマイクの取扱説明書をお読みください。
※ 本機のファンタム電源:DC +48 V、7 mA Max
ファンタム電源は、MIC 1、MIC 2 の XLR コネクターにいっせいに供給されます。それぞれのコネクターごとに個別にオン/オ フすることはできません。ファンタム電源の必要なマイクと、ファンタム電源の不要なマイクを同時に使用する場合は、ファン タム電源の不要なマイクを MIC 1、MIC 2 の標準ジャックに接続してください。ファンタム電源は、XLR コネクターのみに供給 され、標準ジャックには供給されません。 マイクを標準ジャックに接続するには、市販の XLR →標準ジャック変換ケーブルなどをご使用ください。
7
目次
安全上のご注意...................................... 2
使用上のご注意...................................... 4
CD-R/RW ディスクをお使いになる前に . 6
マイク使用時のご注意 ............................ 7
BR-900CD の紹介 ............................14
主な特長........................................................................14
BR-900CD で使えるメモリー・カード................16
カード・プロテクターの外しかた ....................16
各部の名称と働き.................................17
フロント・パネル.......................................................17
リア・パネル ...............................................................22
電池の入れかた ...........................................................23
クイック・スタート .................... 25
周辺機器を接続する .............................26
メモリー・カードを挿入する ..................................27
電源を入れる/切る .............................28
電源を入れる ...............................................................28
電源を切る ...................................................................28
デモ・ソングを聴く .............................29
曲を選ぶ(ソング・セレクト)..........................29
曲を再生する .........................................................29
現在位置を移動する.............................................30
演奏を録音する/再生する ....................31
(1)メモリー・カードを準備する .........................31
メモリー・カードを挿入する ............................31
(2)電源を入れる ......................................................31
メモリー・カードを初期化する
(イニシャライズ).................................................31
(5)エフェクトを使う(インサート・エフェクト).. 35
エフェクト・パッチを切り替える....................35
インサート・エフェクトを使わずに録音する
ときは......................................................................36
(6)リズムを使う ......................................................37
リズムとは..............................................................37
リズムを鳴らす.....................................................37
アレンジを変える.................................................37
パターンを変える.................................................38
アレンジ/パターンのテンポを変える............38
タップを使ってアレンジ/パターンのテンポを
変える......................................................................38
(7)基本的な録音 ......................................................39
録音するトラックを選ぶ.....................................39
録音(REC)モードについて ............................39
操作..........................................................................40
(8)録音した演奏を再生する..................................41
特定のトラックの音を消す
(トラック・ミュート).........................................41
(9)録音した演奏を聴きながら別の演奏を録音する
(オーバーダビング).................................................... 41
(10)各トラックの音を調節する ...........................42
音の定位(パン)を決める.................................42
音色を調整する(トラック EQ)........................ 43
音に広がりを与える(ループ・エフェクト)... 43
(11)各トラックの演奏を別トラックにまとめる
(バウンス)...................................................................45
(12)電源を切る ........................................................45
(13)カードを取り出す............................................ 45
(3)録音する曲を選ぶ ..............................................32
新しい曲を作る(ソング・ニュー)..................32
(4)楽器を接続する ..................................................33
接続するジャックを選ぶ.....................................33
録音したい楽器に合わせて
INPUT SELECT ボタンを押す..........................34
内蔵マイクをオンにしたいとき ........................34
入力感度を決める .................................................35
入力レベルを調節する.........................................35
8
目次
第1章 録音/再生する............. 47
録音する .............................................48
録音するトラックを選ぶ ..........................................48
V トラックを切り替える...........................................49
入力音の定位(パン)を変える ..............................49
録音操作........................................................................50
繰り返し再生させる(リピート)............51
リピート区間を設定する ..........................................51
正確なタイミングでリピート区間を設定する .....52
ミスしたところだけ録り直す
(パンチ・イン/アウト).......................53
マニュアル・パンチ・イン/アウト......................53
[REC]を使った
マニュアル・パンチ・イン/アウト................53
フット・スイッチを使った
マニュアル・パンチ・イン/アウト................54
オート・パンチ・イン/アウト ..............................54
オート・パンチ・イン/アウトの位置を決める.....54
オート・パンチ・イン/アウトの位置を取り消す...55
録音の手順..............................................................55
同じ区間の録音を繰り返す
(ループ・レコーディング)......................................56
繰り返す区間を決める.........................................56
録音の手順..............................................................56
操作を取り消す(アンドゥ/リドゥ)......57
1 つ前の状態に戻す(アンドゥ)............................57
アンドゥを取り消す(リドゥ)................................57
各トラックの演奏を別トラックにまとめる
(バウンス)..........................................58
CD-R/RW ディスクに直接バウンスする
(ダイレクト CD バウンス).......................................59
入力ソースを選んで CD-R/RW にバウンス
録音する........................................................................60
BR-864 / BR-532 で作成した曲を
取り込む .............................................61
BR-864 の曲を取り込む...........................................61
BR-532 の曲を取り込む...........................................61
曲に関する情報を表示させる.................62
録音可能な残り時間を表示させる..........................62
メモリー・カードの使用状況を表示させる .........62
第2章 編集する ......................63
時刻を登録する(ロケーター)...............64
時刻(ロケート・ポイント)を登録する..............64
ロケート・ポイントに移動する ..............................64
ロケート・ポイントを取り消す ..............................64
音が鳴り始める/鳴り終わる位置を探す
(スクラブ/プレビュー).......................65
スクラブを使って音が鳴り始める/鳴り終わる
位置を探す ...................................................................65
スクラブ・ポイントを切り替える..........................66
[REW]、[FF]でプレビュー機能が使えるようにする .....66
トラックに録音された演奏を編集する
(トラック・エディット).......................67
データをコピーする(トラック・コピー)...........67
リピート区間をコピーする(AB)....................67
時刻を指定してコピーする(TME/MES)......68
トラック全体をコピーする(ALL)..................69
データを移動させる(トラック・ムーブ)...........70
リピート区間を移動させる(AB)....................70
時刻を指定して移動させる(TME/MES)......71
トラック全体を移動させる(ALL)..................72
データを消去する(トラック・イレース)...........73
リピート区間を消去する(AB)........................73
時刻を指定して消去する(TME/MES)..........74
指定したトラックのデータをすべて消去する
(ALL)...................................................................... 75
データを入れ替える(トラック・エクスチェンジ).....76
録音した曲を整理する ..........................77
曲をコピーする(ソング・コピー)........................ 77
曲を消す(ソング・イレース)................................77
メモリー・カード容量を節約する
(ソング・オプティマイズ)......................................78
曲に名前を付ける(ソング・ネーム)....................78
曲を保護する(ソング・プロテクト)....................79
現在の設定を曲に保存する(ソング・セーブ)...79
マスター・テープ/ディスクを作る .......80
カセット・テープへ録音する(アナログ接続)...80
デジタル・レコーダーへ録音する(デジタル接続).....80
デジタル・コピーを禁止する
(デジタル・コピー・プロテクト)....................80
9
目次
第3章 エフェクトを使う ......... 83
インサート・エフェクトを使う..............84
エフェクト・パッチとバンク ..................................84
インサート・エフェクトの設定を変更する .........85
インサート・エフェクトの設定を保存する
(ライト)........................................................................86
インサート・エフェクトの使いかたを状況に応じ
て変える........................................................................87
インサート・エフェクト・パラメーターの働き ..88
アルゴリズム一覧.......................................................88
バンク:GUITAR........................................................88
1. COSM GTR AMP ...........................................88
2. ACOUSTIC SIM ..............................................88
3. BASS SIM.........................................................89
4. COSM COMP GTR........................................89
5. ACOUSTIC GTR.............................................89
6. BASS MULTI ...................................................89
7. COSM BASS AMP ........................................90
8. COSM COMP BSS........................................90
バンク:MIC................................................................90
9. VOCAL MULTI................................................90
10. VOICE TRANS..............................................90
11. COSM COMP VCL......................................91
バンク:LINE ..............................................................91
12. STEREO MULTI ...........................................91
13. LO-FI BOX......................................................91
バンク:SIMUL ..........................................................92
14. VO+GT AMP .................................................92
15. VO+AC.SIM ...................................................92
16. VO+ACOUSTIC ............................................92
パラメーター 一覧......................................................93
Acoustic Guitar Simulator
(アコースティック・ギター・シミュレーター)...93
Acoustic Processor
(アコースティック・プロセッサー)................93
Bass Simulator(ベース・シミュレーター)... 93
Chorus(コーラス).............................................94
Compressor(コンプレッサー).......................94
COSM Comp/Limiter
(COSM コンプレッサー/リミッター)..........94
De-esser(ディエッサー)..................................95
Defretter(デフレッター).................................. 95
Delay(ディレイ).................................................95
Doubling(ダブリング)......................................95
Enhancer(エンハンサー).................................95
Equalizer(イコライザー).................................. 96
Flanger(フランジャー).....................................96
Foot Volume(フット・ボリューム)..............96
Lo-Fi Box(ローファイ・ボックス)................96
Noise Suppressor(ノイズ・サプレッサー)97
Octave(オクターブ).......................................... 97
Phaser(フェイザー)..........................................97
Pitch Shifter(ピッチ・シフター)................... 98
Preamp(プリアンプ).........................................98
Ring Modulator(リング・モジュレーター).....99
Slow Attack(スロー・アタック)...................99
Speaker Simulator
(スピーカー・シミュレーター)..................... 100
Tremolo/Pan(トレモロ/パン)...................100
Voice Transformer
(ボイス・トランスフォーマー)..................... 100
Wah(ワウ)........................................................101
マスタリングをする .......................... 102
マスタリング・ツール・キットの設定を変更する.....103
マスタリング・ツール・キットの設定を保存する
(ライト).....................................................................104
マスタリング・ツール・キット・
パラメーターの働き .......................... 105
アルゴリズム ............................................................ 105
パラメーター 一覧...................................................105
Equalizer(イコライザー)............................... 105
Bass Cut Filter(ベース・カット・フィルター)... 106
Enhancer(エンハンサー)..............................106
Input(インプット)..........................................106
Expander(エクスパンダー)..........................106
Compressor(コンプレッサー)....................107
Mixer(ミキサー).............................................. 107
Limiter(リミッター)........................................107
Output(アウトプット)...................................107
10
目次
ループ・エフェクト/トラック EQ を使う ... 108
使用するループ・エフェクトを選ぶ...................108
ループ・エフェクトのかかり具合を調節する ..109
トラック EQ を設定する ........................................ 110
ループ・エフェクト・パラメーターの働き ... 111
パラメーター 一覧...................................................111
CHORUS/DELAY/DBLN
(コーラス/ディレイ/ダブリング)............. 111
REVERB(リバーブ).......................................111
トラック EQ パラメーターの働き....... 112
パラメーター 一覧...................................................112
ボーカルの音程を補正する
(ピッチ・コレクション).................... 113
ピッチ・コレクションについて ...........................113
ピッチ・コレクションの構成 ...............................113
ピッチ・コレクションのパッチについて ..........113
ピッチ・コレクションの使用上の注意............... 113
ピッチ・コレクションを使う ...............................114
ボーカルの音程補正のしかたを設定する
(ピッチ・コレクションのエディット)............... 115
ピッチ・コレクションの設定を保存する(ライト)..... 115
より細かく音程補正のしかたを設定する
(補正イベント・マップ).......................................116
第4章 リズムを使う ............. 119
リズムを使う .................................... 120
パターンについて.................................................... 120
パターンの種類 .................................................. 120
アレンジについて.................................................... 120
アレンジの種類 .................................................. 120
リズムのモードを切り替える ...............................121
オリジナルのアレンジを作成する ....... 123
ステップを挿入する................................................124
ステップを消去する................................................124
アレンジに名前をつける........................................124
アレンジをコピーする............................................125
アレンジを消去する................................................125
オリジナルのパターンを作成する ....... 126
パターン作成時の注意...................................... 126
リアルタイム・レコーディングでパターンを作る.....126
レコーディングのリハーサルをする.............128
不要なドラム音を削除する..............................129
メトロノームの音量を変える .........................129
ステップ・レコーディングでパターンを作る ..130
ベロシティーを変更する..................................132
不要なドラム音を削除する..............................132
パターンに名前をつける........................................132
パターンをコピーする............................................133
パターンを消去する................................................133
ドラム・キットを使う ....................... 134
ドラムを演奏する ....................................................134
ドラム・キットを選ぶ............................................134
オリジナルのドラム・キットを作成する
(トーン・ロード)....................................................135
トラックからドラム音をロードする.............135
他のドラム・キットからドラム音をコピーする...137
ドラム音を消去する..........................................138
ドラム音の定位(パン)を変える.................138
リズムの演奏を録音する .......................................121
アレンジ/パターンを演奏させる.......................121
アレンジを選ぶ .................................................. 121
アレンジを演奏させる......................................121
パターンを選ぶ .................................................. 122
パターンを演奏させる......................................122
アレンジ/パターンのテンポを変える.........122
タップを使ってアレンジ/パターンのテンポを
変える...................................................................122
11
目次
第5章 CD-R/RW を使う ..... 139
音楽 CD を作成する .......................... 140
音楽 CD 作成の際のご注意.................................... 140
曲間の秒数を指定する(プリ・ギャップ)........ 140
曲の書き込みをする................................................140
音楽 CD の残り録音可能時間を見る ................... 142
音楽 CD を再生する ................................................ 142
CD プレーヤーで再生できるようにする
(ファイナライズ).................................................... 143
CD-R/RW を使ってデータをやりとりする.. 145
録音した曲を CD-R/RW ディスクに保存する
(バックアップ)........................................................145
1 曲ずつ CD-R/RW ディスクに保存する
(ソング・バックアップ).................................. 145
メモリー・カード上の曲を全て CD-R/RW
ディスクに保存する(オール・バックアップ)....146
保存した曲をメモリー・カードに読み込む
(リカバー)................................................................ 147
保存した曲を 1 曲ずつメモリー・カードに
読み込む(ソング・リカバー)....................... 147
保存した曲を全てメモリー・カードに読み込む
(オール・リカバー).......................................... 147
第6章 MIDI を使う .............. 155
MIDI の基礎知識 .............................. 156
MIDI とは...................................................................156
MIDI コネクター....................................................... 156
MIDI チャンネル....................................................... 156
MIDI インプリメンテーション・チャートについて ...156
MIDI 機器と同期演奏させる............... 157
外部 MIDI 音源を BR-900CD のリズムで鳴らす.. 157
MIDI シーケンサーと同期演奏させる ................. 158
BR-900CD を基準に同期演奏させる(マスター).... 158
同期信号(MTC)のオフセットを設定する.... 159
MMC を使う ............................................................. 160
BR-900CD から MMC に対応した機器を操作する .. 160
第7章 USB を使う .............. 161
USB を使う前に(概要)................... 162
対応 OS...................................................................... 162
メモリー・カードのデータ構成 ...........................162
パソコンとの接続 ....................................................163
USB 使用時の注意 .................................................. 163
波形データを取り込む/書き出す.......................148
パソコン上の波形データをオーディオ・トラック
に取り込む(WAV/AIFF インポート).............. 148
パソコン上の波形データをドラム音として
取り込む(トーン・ロード)...........................149
オーディオ・トラックの波形データをパソコン
に取り込む(WAV/AIFF エクスポート).....150
SMF を使う...............................................................151
SMF を再生して外部 MIDI 音源を鳴らす
(SMF プレーヤー)............................................151
SMF をパターンに取り込む(SMF インポート)..152
CD-RW ディスクのデータを消去する
(CD-RW イレース)................................................. 153
音楽 CD からオーディオ・トラックに曲を
取り込む .......................................... 154
Windows の場合............................. 164
BR-900CD のデータをバックアップする.........164
BR-900CD のトラック・データを WAV/AIFF ファイ ル形式で保存する(WAV/AIFF エクスポート)... 165
BR-900CD のトラックに WAV/AIFF ファイルを
取り込む(WAV/AIFF インポート)...................167
SMF をインポートしてパターンを作る.............169
WAV/AIFF ファイルからドラム音をロードする
(トーン・ロード)....................................................171
BR-864 / BR-532 のデータを使う ..................173
Macintosh の場合 .......................... 175
BR-900CD のデータをバックアップする.........175
BR-900CD のトラック・データを WAV/AIFF ファイ ル形式で保存する(WAV/AIFF エクスポート)... 176
BR-900CD のトラックに WAV/AIFF ファイルを
取り込む(WAV/AIFF インポート)...................178
SMF をインポートしてパターンを作る.............179
WAV/AIFF ファイルからドラム音をロードする
(トーン・ロード)....................................................181
12
BR-864 / BR-532 のデータを使う ..................183
目次
第8章 その他の便利な機能 ... 185
ディスプレイのコントラストを調節する..... 186
フット・スイッチ/エクスプレッション・
ペダルを使う .................................... 187
フット・スイッチを使う場合 ...............................187
エクスプレッション・ペダルを使う場合 ..........187
楽器のチューニングをする(チューナー)... 188
チューナーに切り替える .......................................188
チューニング時の表示内容について............. 188
チューニングする.................................................... 189
チューナーの基準ピッチを設定する...................189
外部 MIDI 機器の出力を BR-900CD の出力にミッ
クスさせる(オーディオ・サブ・ミックス).... 190
コンデンサー・マイクを使う
(ファンタム電源).............................. 191
むずかしい曲をコピーする
(フレーズ・トレーナー).................... 192
スピードを遅くする(タイム・ストレッチ).... 192
第9章 資料.......................... 201
エフェクト・パッチ一覧 .................... 202
マスタリング・ツール・キット・パッチ一覧... 205
ピッチ・コレクション・パッチ一覧 .... 205
アレンジ/パターン 一覧 ................... 206
プリセット・アレンジ一覧 ...................................206
プリセット・パターン一覧 ...................................207
パラメーター 一覧............................. 208
故障かな? と思う前に・・・............. 211
エラー・メッセージ一覧 .................... 213
MIDI インプリメンテーション ........... 216
MIDI インプリメンテーション・チャート .... 219
主な仕様 .......................................... 220
索引.................................................222
トラック・シート..............................230
中央の音を消す(センター・キャンセル)........ 192
BR-900CD の設定を初期化する
(イニシャライズ).............................. 194
BR-900CD の設定をすべて初期化
(イニシャライズ)する.......................................... 194
システムの設定を初期化(イニシャライズ)する .. 194
エフェクトの設定を初期化(イニシャライズ)する...195
リズムのアレンジ/パターン/ドラム・キットを
初期化(イニシャライズ)する ...........................195
メモリー・カードを初期化(イニシャライズ)する...196
電池の消耗を抑える(パワー・セーブ)... 197
パワー・セーブ状態を解除する ..................... 197
ユーティリティー・パラメーター 一覧 ... 198
システム・パラメーターについて.......................198
シンク・パラメーターについて ...........................198
スクラブ・パラメーターについて.......................199
13

BR-900CD の紹介

主な特長

簡単な操作系
BR-900CD は、カセット・テープ・レコーダー感覚で初心者 でも簡単に操作できるように設計されたデジタル・マルチト
ラック・レコーダーです。
デモ曲から音楽 CD 制作まで、お買い上げになったその日か ら誰でも手軽にデジタル・レコーディングの魅力に触れるこ
とができます。 また CD-R/RW ドライブを搭載していますので、録音した演
奏を簡単に音楽 CD として残すことができます。
デジタル・オーディオ・ワークステーション
全てのプロセスをフル・デジタル化
BR-900CD には、デジタル・ミキサーやデジタル・レコーダー に加え、デジタル・エフェクトが 5 系統内蔵されています。
編集やトラック・バウンス、エフェクト処理、ミックス・ダ ウンといった音楽制作に必要な全てのプロセスを、本体内で
信号を劣化させることなくフル・デジタルで処理することが できます。
さらに USB 端子を使って、作曲したデータをパソコンに保 存することが可能です。
V トラックを搭載
BR-900CD は、8 トラックを備えたデジタル・レコーダーを 搭載しており、2 トラックの同時録音や 8 トラックの同時再
生が可能です。 各トラックにはそれぞれ 8 つの仮想トラック(V トラック)
を持ち、合計 8 × 8 = 64 トラックまで録音することができ ます。そのため、例えばギター・ソロのトラックにたくさん
のテイクを録音しておき、その中から気に入った部分だけを つなぎ合わせる、といったことも可能です。
また、8 トラックを再生しながら、V トラックにバウンスを するモードがありますので、データを消去することなく、ス
テレオ・バウンスが行えます。
?
V トラックとは
各トラックは 8 つの仮想ト ラックから構成されており、 その中からどれか 1 つを選んで、録音/再生することが
できます。つまり、最大で 8 × 8 = 64 トラックに演奏 を録音することができ、その中から 8 トラックを選んで
再生できることになります。この各トラックを構成する 仮想トラックを V トラックと呼びます。
fig.00-101
V-Track1 V-Track2 V-Track3 V-Track4 V-Track5 V-Track6 V-Track7 V-Track8
巻末に「トラック・シート」(P.230)がありますので、 V トラックを使った曲を録音するときなどにコピーして
ご利用ください。
CD-R/RW ドライブを搭載
BR-900CD は、CD-R および CD-RW ディスクの読み書きが できる CD-R/RW ドライブを搭載し、録音した演奏を簡単な
操作で音楽 CD にすることができます。
また、メモリー・カードに記録された演奏データなどを CD­R/RW ディスクにバックアップすることができますので、よ
り有効にメモリー・カードをご使用になれます。
CD-R/RW ドライブを使用する場合は、付属の AC アダプター をお使いください。電池ではご使用になれません。
リズム機能
思いついたフレーズや、曲のアイデアを録音する際に便利な
「リズム機能」を搭載。イメージにあったリズム・パターンを
選んだ後、テンポを設定するだけの簡単操作です。 あらかじめ内蔵されたリズム・パターンのほか、オリジナル
のリズム・パターンを作ることもできます。リズムを使用し て録音することにより、小節単位での編集作業が容易になり
ます。
「第 4 章 リズムを使う」(P.119)
5 系統の多彩なデジタル・エフェクト
BR-900CD には、種類の異なるエフェクトが 5 系統装備され ています。録音用(インサート・エフェクト)、センド・リ
ターン用(ループ・エフェクト)、音質補正用(トラック EQ)、 ボーカルの音程補正用(ピッチ・コレクション)、マスタリン
グ用(マスタリング・ツール・キット)として独立しており、 用途に応じて使い分けることができます。そのため、外部エ
フェクターを接続することなく、本機 1 台でハイ・レベルな 曲作りが可能となります。
インサート・エフェクトとしては、COSM によるアンプ・モ デリングをはじめとして、様々なシミュレーターやエフェク
トを内蔵。ギターはもちろん、ボーカルやキーボード向けの マルチ系エフェクトまで幅広く搭載しています。
ループ・エフェクトにはコーラス、リバーブといった、ミッ クス・ダウンには欠かせない空間系エフェクトをステレオで
装備。
14
BR-900CD の紹介
トラック EQ は、ロー、ハイの 2 バンド EQ を搭載し、ミッ クス・ダウン時の音質補正に威力を発揮します。
ピッチ・コレクションではボーカルの音程を自由に補正する ことができ、より高品位で正確な演奏が得られます。
マスタリング・ツール・キットは、ミックス・ダウンした曲 の音圧をかせぐなどの効果が得られます。
「インサート・エフェクトを使う」(P.84) 「ループ・エフェクト/トラック EQ を使う」(P.108)
「ボーカルの音程を補正する(ピッチ・コレクション)」(P.113) 「マスタリングをする」(P.102)
?
COSM(Composite Object Sound Modeling)とは
実在する物体の構造、素材などを別の手法で仮想的に構 築する「モデリング」技術。COSM はその数あるサウン
ド・モデリング技術を発展させ、さらに新しいサウンド を創り出すローランド独自の技術です。
編集機能
テープ式 MTR では考えられなかった、コピー、ムーブ、イ レースなどの編集作業を行うことができます。例えば、「数小
節のフレーズを繰り返しコピーする」「数小節のフレーズを別 のトラックに移動させる」「データの一部または全部を消去す
る」といった編集作業が簡単に行えます。
フレーズ・トレーナー機能
CD プレーヤーや MD プレーヤーなどから録音した曲を、音 程を変えずに速度だけ遅くして再生することができます。ま
た、曲の中で中央から聞こえる音(ボーカルやギター・ソロ など)を消すこともできます(P.192)。
さまざまな入力端子(ジャック)
入力ジャックとして以下のものを備えています。
GUITAR/BASS:
ギターやベースをダイレクトに接続できるハイ・インピーダ ンスの入力ジャック(標準プラグ・タイプ)です。
MIC1:
マイク用の入力ジャックです。TRS 標準タイプ(P.22、P.26) とXLR タイプのジャックが 2 種類用意されています。ボー
カルやナレーションを録音する場合などはこちらに接続しま す。
また、内蔵マイクを使えば、本体だけでも録音することがで きます。
※ 内蔵マイクはオン/オフが可能です。(P.34)
※ XLR タイプのジャックにはファンタム電源の供給がで
きます。(P.191)
非破壊編集
デジタル・レコーダーならではの、非破壊編集(ノン・ディ ストラクティブ・エディット)を採用しています。非破壊編
集によって編集や録音作業を元に戻すことができます(アン ドゥ/リドゥ機能)。
「操作を取り消す(アンドゥ/リドゥ)」(P.57)
ポイントへの素早い移動
任意の位置(ポイント)に印を付けておくことができます(ロ ケーター機能)。前奏の終わりや、間奏のはじまる位置などを
登録しておけば、聴きたいところへ瞬時に移動できます。
「時刻を登録する(ロケーター)」(P.64)
クロマチック・チューナーを搭載
クロマチック・チューナー搭載により、ギターやベースを本 機に接続したまま、チューニ ングすることができます
(P.188)。
(音域 A0 〜 B6)
MIC2:
マイク用の入力ジャックです。XLR タイプのジャックとなり ます。MIC1 と合わせてマイクを 2 本使って録音したい場合
に、2 本目のマイクをこちらに接続します。
※ ファンタム電源の供給ができます。(P.191)
LINE:
キーボードや CD プレーヤーといった、ライン・レベル用の ステレオ入力ジャック(RCA ピンプラグ・タイプ)です。
出力ジャックは、LINE OUT ジャック(ステレオ RCA ピン プラグ・タイプ)です。
USB:
パソコンと接続することでデータのやりとりが可能になりま す。
場所を選ばない 2 電源方式
電源に乾電池(単 3 乾電池 6 本)または AC アダプターを使 用することができます。
さらに本体内蔵マイクを使えば、いつでもどこでも場所を選 ばずにレコーディングができます。
15
BR-900CD の紹介

BR-900CD で使えるメモリー・カード

BR-900CD はメモリー・カードとしてコンパクトフラッシュ を使用し、録音・再生を行います。
BR-900CD では、電源電圧 3.3 V で 32MB 〜 1GB のコンパ クトフラッシュを使用することができます。
BR-900CD で推奨するメモリー・カード(コンパクトフラッ シュ)については、別紙『メモリー・カードについて』をご
覧ください。
コンパクトフラッシュ Type IIは使用できません。
コンパクトフラッシュは、お近くのパソコン販売店、デジタ ル・カメラ取扱店でお買い求め下さい。
メモリー・カード(コンパクトフラッシュ) の初期化について
コンピューター・ショップなどでお買い求めになられたコン パクトフラッシュや、デジタル・カメラで使用していたコン
パクトフラッシュをそのまま BR-900CD で使用することは できません。
これらのコンパクトフラッシュを BR-900CD で使う場合は、 初期化(イニシャライズ)をする必要があります。
コンパクトフラッシュの初期化については、P.31、P.196 を ご覧ください。
234
※ CompactFlash(コンパクトフラッシュ)および
米国 SanDisk 社の商標であり、CFA(CompactFlash Association)にライセンスされています。
235
※ ボス株式会社は、CompactFlash ™およびCFロゴ()
のライセンシーとして認定されています。

カード・プロテクターの外しかた

工場出荷時には、メモリー・カード(コンパクトフラッシュ) の盗難防止用に、カード・プロテクターが取り付けられてい
ます。
fig.00-103
カード・プロテクター
カード・カバー
カード・プロテクターを外すときは、以下の手順で行ってく ださい。
1.
カード・カバーを閉めた状態で、本体を裏返します。
※ 本体を裏返す際は、ボタン、つまみなどを破損しないよ
うに、新聞や雑誌などを重ねて本体の四隅や両端に敷い てください。また、その際、ボタン、つまみなどが破損
しないような位置に配置してください。
※ 本体を裏返す際は、落下や転倒を引き起こさないよう取
扱いにご注意ください。
2.
本体底面にあるコイ ン・ネジ(1 本 )を、コ インまたは(−)ドラ
イバーで外します。
3.
カード・プロテクター を矢印の方向に引き抜 きます。
紛失防止のため、外し
4.
たカード・プロテク ターは下図の位置に取
り付けておきます。 カード・プロテクター
が矢印の位置の溝に入 るようにします。
16
5.
本体を元に戻します。
コイン・ネジを外した場合は、小さなお子様が誤って飲み込 んだりすることのないようお子様の手の届かないところへ保
管してください。

各部の名称と働き

フロント・パネル

fig.00-201
5
11
1
10
9
2
13
3
1
インプット・セクション
SENS(センス)つまみ
それぞれの入力ジャック(GUITAR/BASS、MIC2、MIC、 LINE)の感度を調節します。
PEAK(ピーク)インジケーター
それぞれの入力ジャック(GUITAR/BASS、MIC2、MIC)に 入力している音(入力ソース)の歪み具合を確認できます。
音が歪みだすレベルの約 -6dB でインジケーターが点灯します。 強く弾いたときに PEAK インジケーターが時々点灯する程度に
なるよう、SENS つまみで入力感度を調節してください。
INPUT SELECT(インプット・セレクト)ボタン
録音する入力ソース(入力ジャック)を ボタンで選びます。 選んだボタンのインジケーターが点灯します。点灯している
INPUT SELECT ボタ ン を押すと消 灯 に変わり、入力音 を ミュート(消音)することができます。
[GUITAR/BASS/MIC2]
ギターまたはベース用の GUITAR/BASS ジャック、または マイク用の MIC2 ジャックが選ばれます。
[MIC]
マイク用の MIC1 ジャック、または内蔵マイクが選ばれます。
※ 内蔵マイクはオン/オフすることができます。(P.34)
6
8 7
4
12
[LINE]
キーボードやCDプレーヤーといったライン用のLINE ジャッ ク(ステレオ)が選ばれます。
SIMUL
[GUITAR/BASS/MIC2]と[MIC]を同時に押すことにより、
この 2 種類の入力を同時に録音することができます。
※ INPUT SELECT を切り替えると、インサート・エフェク
トのバンクが自動的に切り替わります。(P.34、P.84)
INPUT LEVEL(インプット・レベル)つまみ
入力ソースの音量を調節します。
※ 録音時、モニター(試聴)している入力ソースの音量を
下げるために INPUT LEVEL つまみを絞ると、小さな音 量でトラックに録音されてしまいます。このため、再生
時にトラックの音量を上げるとノイズが目立ちやすくな ります。
録音時に入力ソー スの音量を下げると きは、MASTER フェーダーで音量を下げてください。また、再生してい
る演奏の音量を変えたいときは、各トラックの TRACK フェーダーで調節してください。
[TUNER (チューナー)]
内蔵チューナー(P.188)の オ ン/オフを切り替えます。 GUITAR/BASS ジ ャックに接 続している楽器のチューニン
グができます。
17
各部の名称と働き
4
2
[EFFECTS(エフェクト)]
インサート・エフェクト(P.35、P.84)のオン/オフや、設 定を変更(エディット)する画面を呼び出します。
マスタリング・ツール・キットの設定もここで行います。
3
録音/再生セクション
AUTO PUNCH(オート・パンチ)
オート・パンチ・イン/アウトの設定をします。
[ON/OFF(オン/オフ)]
オート・パンチ・イン/アウトのオン/オフを切り替えます。 オンの時にはボタンのインジケーターが点灯します。
[IN(イン)]
オート・パンチ・インの位置を設定します。このボタンを押 すと現在の位置がパンチ・インの位置として記憶され、ボタ
ンのインジケーターが点灯します。また、パンチ・インの位 置を設定した後にこのボタンを押すと、パンチ・インの位置 に時刻を移動させることができます。
[REPEAT(リピート)]
聞きたい部分を指定して、繰り返し聞くことができます。
(P.51)
パンチ・イン/アウト(P.53)で録音を繰り返したい場合や、 フレーズ・トレーナー(P.192)を使って、CD プレーヤーな
どから録音した速弾きのフレーズをコピーするときなどに使 用すると便利です。
[STOP(ストップ)]
曲の録音/再生を停止します。
[PLAY(プレイ)]
曲を再生します。[REC]が押されて REC インジケーターが 点滅している場合は、[PLAY]を押すと録音を開始します。
録音/再生中はボタ ンのインジケーターが 緑色に 点灯しま す。
[REC(レコーディング)]
録音ボタンです。通常の録音操作のほか、パンチ・イン/ア ウトの切り替えにも使用します。録音待機時にはボタンのイ
ンジケーターが赤色で点滅し、録音中は赤色の点灯にかわり ます。
※ [ON/OFF]を押しながらこのボタンを押すと、記憶され
ているパンチ・インの位置が取り消されます。
[OUT(アウト)]
オート・パンチ・アウトの位置を設定します。このボタンを 押すと現在の位置がパンチ・アウトの位 置として記憶され、
ボタンのインジケーターが点灯します。また、パンチ・アウ トの位置を設定した後にこのボタンを押すと、パンチ・アウ
トの位置に時刻を移動させることができます。
※ [ON/OFF]を押しながらこのボタンを押すと、記憶され
ているパンチ・アウトの位置が取り消されます。
[LOCATOR(ロケーター)]
任意の時刻を登録します。このボタンを押すと、登録されて いる時間に移動することができます。
時刻が登録されていると、ボタンのインジケーターが点灯し ます。
※ AUTO PUNCH [ON/OFF]を押しながらこのボタンを
押すと、登録されている時刻が取り消されます。
[ZERO(ゼロ)]
時刻 00:00:00-00.0に移動します。
[REW]
ボタンを押している間、曲を巻き戻します。
トラック/フェーダー・セクション
TRACK MIXER(トラック・ミキサー)フェーダー 1 〜 6、7/8
各トラックの再生時の音量をコントロールします。
※ 本書では、TRACK MIXER フェーダーを以後TRACK
フェーダーと呼びます。
RHYTHM(リズム)フェーダー
リズムの音量を調節します。
MASTER(マスター)フェーダー
全体の音量をコントロールします。
[V-TRACK(V トラック)]
V トラックの選択画面を呼び出すボタンです。
「V トラックとは」(P.14)
「V トラックを切り替える」(P.49)
REC TRACK(レコーディング・トラック)ボタン 1 〜 6、7/8
録音するトラックを選びます。録音に指定されたトラックの ボタンは赤色で点滅し、録音中は赤色に点灯します。録音を
終了すると、トラックのボタンは橙色と緑色の交互点灯にな ります。
[FF]
ボタンを押している間、曲を早送りします。
18
各部の名称と働き
678
点灯状態とトラックの状態の関係は次の通りです。
消灯:
録音されたデータがない(録音されていない)トラック
緑色:
録音されたデータがある(録音された)トラック
赤色の点滅:
録音待機状態で録音先に指定されているトラック
赤色:
録音中のトラック
橙色と緑色の交互点灯:
録音されたデータがあり、録音先に指定されているトラック
リズムのパターン作成時(P.126)は、各ボタンがリ ズム楽 器に割り当てられます。
[TAP (TEMPO)(タップ (テンポ))]
このボタンを叩く間隔で、リズムのテンポを決めることがで きます。
[DELETE/MUTE(デリート/ミュート)]
このボタンを押しながら、橙色と緑色の交互点灯または緑色 に点灯している REC TRACK ボタンを押すと、再生時にその
トラックの音を TRACK フェーダーの位置に関係なくミュー ト(消音)することができます。再び同じ操作を行うと、
ミュートは解除されます。 ミュートされている間、そのトラックの REC TRACK ボタン
は橙色または緑色の点滅になります。(P.41)
※ 録音トラックがミュートされていた場合、録音終了時に
ミュートは解除されます。
[UNDO/REDO(アンドゥ/リドゥ)]
最後に行った録音やデータの編集操作を取り消して、元の状 態に戻します(アンドゥ)。もう一度このボタンを押すと、取
り消した録音を元に戻したり(リドゥ)、編集操作を再度実行 することができます。(P.57)
[EXIT/NO(イグジット/ノー)]
前の画面に戻したり、操作を取り消します。
[ENTER/YES(エンター/イエス)]
選択の決定や、入力を確定します。
CURSOR(カーソル)ボタン
カーソルを移動します。
[CD-R/RW]
音楽 CD を作成したり、再生するときに使います。
リズム・セクション
リズム機能を使うための設定をします。
[ARRANGE/PATTERN/OFF(アレンジ/パターン/オフ)]
リズム機能のアレンジ/パターン/オフを切り替えます。
[EDIT
(エディット)
アレンジやパターンの録音画面を呼び出します。
[RHYTHM PAD(リズム・パッド)]
トラック・ボタンをリズム入力用ボタンとしての機能に切り 替えます。
リズムのパターン作成時(P.126)には、このボタン を押し ながら REC TRACK ボタンを押すと、入力したリズム音を
削除することができます。
5
TIME/VALUE(タイム/バリュー)ダイヤル
曲の現在位置の移動(曲の早送りや 巻き戻し)に使います。 各種機能の設定時には設定値(バリュー)を変更します。
[UTILITY(ユーティリティー)]
トラックの編集をはじめ、曲の管理、メモリー・カードの操 作など、さまざまな機能を呼び出します。
「第 4 章 リズムを使う」(P.119)
[PHRASE TRAINER(フレーズ・トレーナー)]
フレーズ・トレーナーに関する設定を行います。
フレーズ・トレーナー使用時に、中央で鳴っているボーカル などの音を消す(センター・キャンセル)機能のオン/オフ
の設定、再生スピードを遅くする(タイム・ストレッチ)機 能のオン/オフを設定します。
「中央の音を消す(センター・キャンセル)」(P.192)
「スピードを遅くする(タイム・ストレッチ)」(P.192)
19
各部の名称と働き
12
13
9
[PAN/EQ(パン/イコライザー)]
各トラックの再生音や、入力されている音のパン(定位)を 設定する画面を呼び出します。(P.42、P.49)
また、各トラックの音質(ロー/ハイ)を補正します(イコ ライザー)。(P.43、P.110)
[LOOP EFFECTS(ループ・エフェクト)]
各トラックからループ・エフェクト(P.43、P.108)へ送る 音量(センド・レベル)を設定する画面や、リバーブ/コー
ラスの切り替え、パラメーターを設定する画面などを呼び出 します。
「ループ・エフェクト/トラック EQ を使う」(P.108)
「ループ・エフェクト・パラメーターの働き」(P.111)
[PITCH CORRECTION(ピッチ・コレクション)]
ピッチ・コレクションのオン/オフをします。録音したボー カルの音程を補正します。
「ピッチ・コレクションを使う」(P.114)
MIC(内蔵マイク)
このマイクを使って録音することができます。
「録音したい楽器に合わせて INPUT SELECT ボタンを押す」 (P.34)
「内蔵マイクをオンにしたいとき」(P.34)
ヘッドホン・ジャック(
別売のステレオ・ヘッドホンを接続します。ヘッドホンを接 続するとライン・アウトと同じ音を聞くことができます。
※ ヘッドホンの音量は MASTERフェーダーで調節します。
MEMORY CARD(メモリー・カード)
スロット
fig.00-202
イジェクト・ボタン
10
[REC MODE(レコーディング・モード)]
レコーディングするモードを選びます。
「基本的な録音」(P.39、P.48)
「各トラックの演奏を 別トラックにまとめ る(バウ ンス)」 (P.45、P.58)
「マスタリングをする」(P.102)
11
MEMORY CARD(メモリー・カード)インジケーター
メモリー・カードの読み書きを行っている間点灯します。
インジケーターの点灯中は、絶対に電源を切らないでくださ い。メモリー・カードの内容が破損され、以後使用できなく
なる恐れがあります。
データを保存するメモリー・カード(コンパクトフラッシュ) の差し込み口です。メモリー・カードが挿入されていないと
録音することはできません。
イジェクト・ボタン
メモリー・カードを取り出すためのボタンです。
20
各部の名称と働き
CD-R/RW ドライブ
fig.00-202CD
1
2
3 4
ご使用に際しては、あらかじめ「CD-R/RW ディスクをお使いになる前に」(P.6)を必ずお読みください。
1. ディスク・トレイ
CD-R/RW ディスクをのせるトレイです。
2. アクセス・インジケーター
データの読み込み/書き込みをしているときに点灯します。
3. イジェクト・ボタン
CD-R/RW ディスクを取 り出すためのボタン です。電源が 入っている状態でなければ CD-R/RW ディスクを取り出すこ
とはできません。
無理にディスクを取り出そうとすると、ディスク・ドライブ を壊してしまう恐れがあります。
4. 緊急イジェクト・ホール
ディスク・トレイの非常用取り出しホールです。通常は使用 せず、どうしてもディスクが取り出せない場合にのみご使用
ください(P.7)。
ディスプレイ
fig.00-203d
1 2
3
5
メニュー画面やパラメーター設定画面など、そのときの設定 項目に応じた情報を表示します。
表示画面が見づらい場合は、「ディスプレイのコントラストを 調節する」(P.186)をご覧ください。
1. MEAS(MEASURE:メジャー)
曲の現在位置を表示します。左側から順に小節数ー拍数ーク ロックを表します。
2. TEMPO(テンポ)
リズムのテンポを表示します。
6
4
4. FRAME(フレーム)
曲の現在位置のフレーム数を表示します。 工場出荷時は、1 秒間あたり 30 フレーム(ノン・ドロップ)
に設定されています。これは MTC(MIDI タイム・コード) と呼ばれる仕様の一種で、他の機器と MIDI を使用して同期
演奏するときは、双方の機器の MTC の仕様を合わせる必要 があります。
「MIDI シーケンサーと同期演奏させる」(P.158)
5. REC MODE(REC モード)
レコーディングのモードを表示します。
6. LEVEL METER(レベル・メーター)
プレイ・モードのときに、入力されている楽器の音量レベル や各トラックの音量レベルが表示されます。
表示されるレベルは、INPUT LEVEL つまみ、または TRACK フェーダーを通った後(ポスト・フェーダー)の音量レベル
を表示するようになっています。
3. TIME(タイム)
曲の現在位置の時刻を「** 時(h)** 分(m)** 秒(s)」で 表示します。
21
各部の名称と働き

リア・パネル

fig.00-204
13
14
12
11 10
89
1. GUITAR/BASS(ギター/ベース)ジャック
ギターやベースをダイレクトに接続できるハイ・インピーダ ンスの入力ジャックです。
2. MIC2(マイク 2)ジャック(XLR タイプ)
マイク用の入力ジャックです。XLR タイプのジャックとなり ます。
コンデンサー・マイクを接続する場合には、ファンタム電源 を供給することができます。(P.191)
※ GUITAR/BASS と MIC2 の両方にプラグが接続されてい
るときは、GUITAR/BASS ジャックが優先されます。
3. MIC1 (マイク 1)ジャック(TRS 標準/ XLR タイプ)
マイク用の入力ジャックです。TRS 標準タイプと XLR タイ プのジャックが 2 種類用意されています。(P.26)
コンデンサー・マイクを接続する場合には、ファンタム電源 を供給することができます。(P.191)
※ 両方に接続しているときは、TRS 標準ジャックが優先さ
れます。
7
456
3 1
2
8. FOOT SW/EXP PEDAL(フット・スイッチ /
エクスプレッション・ペダル)ジャック
別売のフット・スイッチ(BOSS FS-5U、Roland DP-2)や エクスプレッション・ペダル(Roland EV-5、BOSS FV-300L)
を接続する入力ジャックです。
フット・スイッチを使用すると、曲の再生/停止やパンチ・イ ン/アウトなどを足もとでコントロールすることができます。
エクスプレッション・ペダルを使用すると、インサート・エ フェクトの効果を足もとでコントロールすることができます。
「フット・スイッチ/エクスプレッション・ペダルを使う」(P.187)
9. MIDI OUT(MIDI アウト)コネクター
MIDI 情報を送信するコネクターです。外部 MIDI 機器(リズ ム・マシンや音源など)の MIDI IN コネクターと接続して使
用します。
10. POWER(パワー)スイッチ
電源スイッチです。本機の電源をオン/オフします。
11. DC IN(AC アダプター)ジャック
4. LINE IN(ライン・イン)ジャック
アナログ・オーディオ信号の入力ジャックです。CD プレー ヤーなどのオーディオ機器やキ ーボード、リズム・マシン、
外部音源などを接続するときに使用します。
5. LINE OUT(ライン・アウト)ジャック
アナログ・オーディオ信号の出力ジャックです。 テープ・レコーダーなどを接続して、BR-900CD の出力をア
ナログ録音することができます。
6. DIGITAL OUT(デジタル・アウト)コネクター
デジタル・オーディオ信号を出力するオプティカル・タイプ のコネクターです。LINE OUT ジャックと同じ音が出力され
ます。このコネクターに DAT レコーダーや MD レコーダー を接続し、本機の出力をデジタル録音することができます。
7. USB コネクター
USB ケーブルを使ってパソコンと接続するコネクターです。 BR-900CD とパソコンの間でデータのやりとりを行います。
22
AC アダプターを接続します。
AC アダプターは必ず PSC-100 をお使いください。他のアダ プターをご使用になりますと、発熱・故障などの原因となる
場合があります。
12. コード・フック
ACアダプターのケーブルが誤って抜けないよう、ここにケー ブルを引っ掛けてご使用ください。
※ 使用中に AC アダプターが抜けると、大切なデータが破
壊される場合があります。
13. 盗難防止用ロック( SECURITY LOCK)
市販の盗難防止用セキュリティー・ワイヤーなどを接続する ことができます。
http://www.kensington.com/
設置条件によっては本体や接続されたマイク、ギターな どの金属部に触れると、違和感を覚えたりざらつくよう
な感じになるときがあります。これは人体に全く害のな い極微量の帯電によるものですが、気になる方は、必要
に応じ、接地端子(リア・パネル )を使って外部の アースか大地に接地してご使用ください。接地した場合、 設置条件によってはわずかにハム(うなり)が混じる場
合があります。なお接続方法がわからないときはローラ ンド・サービスにご相談ください。
接続してはいけないところ ・水道管(感電の原因になります) ・ガス管(爆発や引火の原因になります)
・電話線のアースや避雷針(落雷のとき危険です)
14
各部の名称と働き

電池の入れかた

電源スイッチがオフになっていることを確認します。
1.
本体裏側のバッテリー・カバーを取りはずします。
2.
※ 本体を裏返す際は、ボタン、つまみなどを破損しないよ
うに、新聞や雑誌などを重ねて本体の四隅や両端に敷い てください。また、その際、ボタン、つまみなどが破損
しないような位置に配置してください。
※ 本体を裏返す際は、落下や転倒を引き起こさないよう取
扱いにご注意ください。
3.
バッテリー・ケースに、+/−を間違えないようにして 単3乾電池 6 本を入れます。
※ 電池寿命が長いアルカリ電池のご使用をお薦めします。
※ 新しい電池と一度使用した電池や、違う種類の電池を混
ぜて使用しないでください。
※ 充電式電池は使用しないでください。
4.
バッテリー・カバーを閉めます。
fig.00-205
電池容量が少なくなるとディスプレイにBattery Low!と 表示されます。このメッセージが表示されたら、早めに新し
い電池と交換してください。
23
MEMO
24
クイック・
スタート
25

周辺機器を接続する

下図のように接続してください。また接続の際は各機器の電源がオフの状態で行ってください。
fig.00-301
リズム・マシンなど
ACアダプター (PSC-100)
フット・スイッチ
(FS-5Uなど)
MDデッキなど
オーディオ・セットなど
マイク
CDプレーヤーなど
エレキ・ギター エレキ・ベース
26
エクスプレッション・ペダル
(RolandEV-5など)
他の機器と接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損 を防ぐため、必ずすべての機器の音量を絞り、すべての機器
の電源を切ってください。
●ACアダプターのコードは、図のようにコード・フックに 固定してください。誤ってコードを引っ張ってしまって
も、プラグが抜けて電源が切れてしまうことや、AC アダ プター・ジャックに無理な力が加わることを防ぐことが
できます。
fig.00-302
キーボードなど
●マイクとスピーカー の位置によっては、ハ ウリ ング音 (キーンという音)が出ることがあります。その場合は、
以下のように対処してください。
1.マイクの向きを変える
2.マイクをスピーカーから遠ざける
3.音量を下げる
※ MIC ジャックには、バランス入力にも対応する TRS 標
準タイプと XLR タイプの 2 種類が用意されています。 MIC ジャックのピン配置は次のようになっています。接
続するときは、接続機器のピン配置を確認のうえ、接続 してください。
fig.00-303
ホット コールド
※ フット・スイッチに FS-5U(別売)を使うときは、ポラ
リティー・スイッチを次のように設定してください。ポ ラリティー・スイッチを正しく設定しない と、フット・
スイッチでのコントロールがうまく行えません。
fig.00-304
ポラリティー・スイッチ
※ フット・スイッチに FS-6(別売)を使うこともできま
す。FS-6 を使用する場合は、FS-6 のジャック A または ジャック B のどちらか一方をお使いください。またポラ
リティー・スイッチは「FS-5U」に設 定してください。 ジャック A&B は、使用できません。
※ エクスプレッション・ペダル(EV-5、FV-300L)を使う
ときは、MIN ボリュームを0に設定してください。
周辺機器を接続する

メモリー・カードを挿入する

メモリー・カード(コンパクトフラッシュ)は、カード・ラ ベルが上になるように差し込みます。
※ メモリー・カードは挿入方向や表裏に注意し、確実に奥
まで差し込んでください。また無理な挿入はしないでく ださい。
※ メモリー・カードの接点の部分に触れたり、汚したりし
ないでください。
fig.00-305
メモリー・カードの抜き差しは、必ず本体の電源を切った状 態で行ってください。電源を入れたまま行うと、メモリー・ カードのデータが壊れる、またはメモリー・カードが使えな
くなる恐れがあります。
クイック・スタート
27

電源を入れる/切る

電源を入れる

正しく接続したら、必ず次の手順で電源を投入してください。 手順を間違えると、誤動作をしたりスピーカーなどが破損す
る恐れがあります。
1.
電源を入れる前に次のことを確認します。
□外部機器と正しく接続されていますか? □本機および接続する機器の音量が最小になっています
か?
□メモリー・カードが差し込まれていますか?
※ 工場出荷時には、メモリー・カードがスロットに差し込
まれています。
2.
BR-900CD の MASTER フェーダーを下げます。
fig.00-306

電源を切る

曲の再生が停止していることを確認します。
1.
本機の電源を切るときは、必ずレコーダーを停止させた状態 で行ってください。録音/再生中に電 源を切った場合には、
データやミキサーの設定、エフェクト・パッチのデータが消 えてしまいます。
2.
各機器の電源を、電源を入れたときと逆の順序でオフに します。
本機の POWER スイッチをオフにします。
3.
プレイ画面
BR-900CD では、電源投入直後などに表示される基本の 画面(下図参照)を「プレイ画面」と呼びます。
fig.00-308d
入力ジャック(GUITAR/BASS、MIC1、MIC2、LINE IN)
3.
に接続した機器の電源をオンにします。
リア・パネルの POWER スイッチをオンにします。
4.
fig.00-307
※ 音量を絞ってから電源を入れてください。音量を絞って
も、電源を入れるときに音がすることがありますが、故 障ではありません。
※ この機器は回路保護のため、電源をオンしてからしばら
くは動作しません。
5.
出力ジャック(LINE OUT、DIGITAL OUT)に接続した 機器の電源をオンにします。
28
AC アダプターを使うときは、使用中に AC アダプターが抜 けることのないように注意してください。AC アダプターが
抜けると、データが破壊される場合があります。

デモ・ソングを聴く

曲を選ぶ(ソング・セレクト)

電源投入直後は、前回選ばれていた曲が選ばれ、曲の再生に 必要なデータが読み込まれます。読み込みが終了すると、プ
レイ画面になります。
デモ・ソングを聴くときは、次の操作をします。
fig.00-312
1
3
2,4
2
1.
[UTILITY]を押します。
2.
CURSOR[ ][ ]を押してSELにカーソルを合 わせ、[ENTER]を押します。
ソング・セレクト画面が表示されます。
fig.00-313d
■ 録音・編集を変更した場合
本機は、録音したデータや作業内容を自動的に更新していま すので、保存のための特別な操作は必要ありません。
データ更新中は、ディスプレイ上段にKeep power on!、 下段に処理内容が表示されます。
※ デモ・ソングにプロテクトがかかっている状態で録音/
編集を行おうとするとProtected!と表示されます。

曲を再生する

TRACKフェーダー1 〜 6、7/8とRHYTHMフェーダーを下
1.
図の位置に合わせ、MASTER フェーダーを下げます。
fig.00-315
[PLAY]を押します。
2.
fig.00-316
クイック・スタート
TIME/VALUE ダイヤルを回して、 01: SOLOBANGを
3.
選びます。
曲名 作曲者 著作権
SOLOBANG!
[ENTER]を押します。
4.
中野 豊
2005 ボス株式会社
©
曲がスタートします。MASTER フェーダーをゆっくり上 げて音量を調節してください。
本製品に付属しているデモ・ソングを個人で楽しむ以外に権 利者の許諾なく使用することは、法律 で禁じられています。
権利者に無断でこれらのデータの複製を作ったり、二次的著 作物で利用したりしてはいけません。
TRACK フェーダーを動かすと、各トラックに個別に録音さ れている音を 1 つずつ聴いたり、好みの音量バランスで聴く
こともできます。
[FF]を押している間は曲が早送りになり、[REW]を押
している間は巻き戻しになります。[ZERO]を押すと、 時刻 00:00:00-00.0 に移動します。
29
デモ・ソングを聴く
現在位置を移動するには、他にも次のような方法があります。

現在位置を移動する

現在時刻の表示について
ディスプレイの「TIME」の位置 に表示される現 在時刻は、 MTC(MIDI タイム・コード)で、「**時**分**秒**
フレーム**サブ・フレーム」を示しています。 タイム・コードの仕様は使用機器によって異なります。MTC
を使って他の機器と同期運転するときは、双方の機器のタイ ム・コードの仕様を合わせる必要があります。工場出荷時は、
1 秒間あたり 30 フレーム(ノン・ドロップ)に設定されて います(P.158)。
演奏の先頭へ移動する
曲の先頭の時刻に移動 するときは、[STOP]を押しながら
[REW]を押します。
各トラックで選ばれている V トラックがチェックされ、曲の 先頭の時刻に移動します。
[ZERO]を押すと、時刻 00:00:00-00.0 に移動します。
時/分/秒/フレーム/サブ・フレーム 単位で移動する
CURSOR[ ][ ]を押して、カーソルを「時/分/秒/ フレーム/サブ・フレーム」の表示に合わせ、TIME/VALUE
ダイヤルで時刻を変更します。
小節/拍単位で移動する
ディスプレイの「MEAS」(MEASURE) の位置には、現在位 置の小節ー拍ークロックが表示されます。
※ デモ・ソングには「アレンジ」(P.37、P.120)があらか
じめ作成されており、これに合わせて小節ー拍ークロッ クの表示や曲の演奏が同期するよう設定されています。
CURSOR[ ][]を押して、カーソルを小節/拍の表示 に合わせ、TIME/VALUE ダイヤルで小節/拍を変更します。
※ クロックにカーソルを合わせることはできません(変更
できません)。
演奏の最後へ移動する
曲の最後の時刻に移動 するときは、[STOP]を押しながら
[FF]を押します。
各トラックで選ばれている V トラックがチェックされ、曲の 最後の時刻に移動します。
fig.00-317
TIME
[
ZERO
曲が録音されている部分
[
STOP
] + [
]
REW
]
[
STOP
23:59:59-29.900:00:00-00.0
] + [FF]
30
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