Roland AT-900C, AT-900 User Manual [ja]

この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に「安全上のご注意」(P.2)と「使用上 のご注意」(P.5)をよくお読みください。また、この機器の優れた機能を十分ご理解いただ くためにも、取扱説明書をよくお読みください。取扱説明書は必要なときにすぐに見ること ができるよう、手元に置いてください。
本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。
2007 ローランド株式会社

安全上のご注意

警告
安全上のご注意
マークについて この機器に表示されているマークには、次のような意味があります。
注意:
注意
感電の恐れがあります。
キャビネットをあけないでください。
感電防止のため、パネルやカバーを外さないでください。 この機器の内部には、お客様が修理/交換できる部品 はありません。 修理は、お買い上げ店またはローランド・サービスに 依頼してください。
火災・感電・傷害を防止するには
注意の意味について警告と
取扱いを誤った場合に、使用者が
警告
注意
死亡または重傷を負う可能性が想 定される内容を表わしています。
取扱いを誤った場合に、使用者が 傷害を負う危険が想定される場合 および物的損害のみの発生が想定 される内容を表わしています。  ※物的損害とは、家屋・家財およ
び家畜・ペットにかかわる拡大 損害を表わしています。
このマークは、機器の内部に絶縁されていない「危 険な電圧」が存在し、感電の危険があることを警 告しています。
このマークは、注意喚起シンボルです。取扱説明書 などに、一般的な注意、警告、危険の説明が記載さ れていることを表わしています。
図記号の例
 は、注意(危険、警告を含む)を表わしていま す。 具体的な注意内容は、 の中に描かれています。 左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を 表わしています。
 は、禁止(してはいけないこと)を表わしてい ます。 具体的な禁止内容は、 の中に描かれています。 左図の場合は、「分解禁止」を表わしています。
は、強制(必ずすること)を表わしています。
具体的な強制内容は、 左図の場合は、「電源プラグをコンセントから抜 くこと」を表わしています。
の中に描かれています。
以下の指示を必ず守ってください
警告
分解や改造をしない
002a
この機器を分解したり、改造したりしないでく ださい。
..............................................................................................................
修理や部品交換はしない
003
修理や部品の交換は、絶対 にしないでくださ い。修理や部品の交換をするときは、必ずお買 い上げ店またはサービス・ステーションにご相 談ください。
..............................................................................................................
以下のような場所での使用や保管はしない
004
○ 温度が 極端に高い場所(直射日光の当たる
場所、暖房機器の近く、発熱する機器の上 など)
○ 水気 の近く(風呂場、洗面台、濡れた床な
ど)や湿度の高い場所
○ 雨に濡れる場所 ○ ホコリの多い場所
○ 振動の多い場所
..............................................................................................................
不安定な場所に設置しない
007
この機器を、ぐらつく台の上や傾いた場所に設 置しないでください。必ず安定した水平な場所 に設置してください。
..............................................................................................................
電源コードは100Vの電源コンセントに差し込む
008a
電源コードは、必ず AC100V の電源コンセン トに差し込んでください。
..............................................................................................................
電源コードは付属のものを使用する
008e
電源コードは、必ず付属のものを使用してくだ さい。また、付属の電源コードを他の製品に使 用しないでください。
..............................................................................................................
電源コードを曲げない、重いものを載せない
009
電源コードを無理に曲げたり、電源コードの上 に重いものを載せたりしないでください。電源 コードに傷がつき、ショートや断線の結果、火 災や感電の恐れがあります。
..............................................................................................................
2
警告
警告
注意
安全上のご注意
タコ足配線などの無理な配線をしない
015
電源は、タコ足配線などの無理な配線をしないで ください。特に、電源タップを使用している場 合、電源タップの容量(ワット/アンペア)を超 えると発熱し、コードが溶けることがあります。
..............................................................................................................
大音量で長時間使用しない
010
この機器を単独で、あるいはヘッドホン、アン プ、スピーカーと組み合わせて使用した場合、 設定によっては永久的な 難聴になる程度の音 量になります。万一、聴力低下や耳鳴りを感じ たら、直ちに使用をやめて専門の医師に相談し てください。
..............................................................................................................
異物を入れない
011
この機器に、異物(燃えやすいもの、硬貨、針 金など)を絶対に入れないでください。 ショートや誤動作の原 因になることがありま す。
..............................................................................................................
異常や故障が生じたときは電源を切る
012a
次のような場合は、直ちに電 源を切って電源 コードをコンセントから外し、お買い上げ店ま たはサービス・ステーションに修理を依頼して ください。
○ 電源コードが破損したとき ○ 煙が出たり、異臭がしたとき
○ 異物が内部に入ったり、液体がこぼれたり
したとき
○ 機器が(雨などで)濡れたとき ○ 機器に異常や故障が生じたとき
..............................................................................................................
お子さまだけでは使用しない
013
お子さまのいるご家庭で使用する場合、取り扱 いやいたずらに注意してください。お子さまが お使いになる場合は、必ず大人のかたが、監視 /指導してあげてください。
..............................................................................................................
落としたり、強い衝撃を与えない
014
この機器を落としたり、この機器に強い衝撃を 与えないでください。
..............................................................................................................
海外でそのまま使用しない
016
外国で使用する場合は、お買 い上げ店または サービス・ステーションに相談してください。
CD-ROM をオーディオ CD プレーヤーや DVD プレーヤーで使用しない
023
CD-ROM を、一般のオーディオ CD プレー ヤーや DVD プレーヤーで再生すると、大音量 によって耳を痛めたり、スピーカーを破損する 恐れがあります。
.......................................................................................................
電源コードのアースを確実に取り付ける
024
電源コードのアース を確実に取り付けないで 使用すると、感電する恐れがあります(P.23)。
..............................................................................................................
水の入った容器などを載せない
026
水の入った容器(花びんな ど)やジュースの 入ったコップなどを置か ないでください。ま た、殺虫剤、香水、アルコー ル類、マニキュ ア、スプレー缶なども置かないでください。 液体がこぼれてこの機器の中に入ると、故障の 原因になることがあり、ショートや誤動作の原 因になることがあります。
..............................................................................................................
電池を使うときの注意
027
電池を、日光、炎、または同様の過度の熱にさ らさないでください。
..............................................................................................................
風通しの良い場所に設置する
101a
この機器は、風通しのよい、正常な通気が保た れている場所に設置して、使用してください。
..............................................................................................................
電源コードはプラグを持って抜き差しする
102b
電源コードを機器本体や コンセントに抜き差 しするときは、必ずプラグを持ってください。
..............................................................................................................
定期的に電源コードのプラグのほこりを拭き取る
103a
電源プラグは定期的にコンセントから抜いて、 乾いた布でゴミやほこりを拭き取ってくださ い。また、長時間使用しないときは、電源プラ グをコンセントから外してください。電源プラ グとコンセントの間にゴミやほこりがたまる と、絶縁不良を起こして火災の原因になります。
..............................................................................................................
..............................................................................................................
3
安全上のご注意
注意
注意
コードやケーブルを煩雑にならないように配線する
104
接続したコードやケーブル類は、繁雑にならな いように配慮してくだ さい。特に、コードや ケーブル類は、お子様の手が届かないように配 慮してください。
..............................................................................................................
本製品の上に乗ったり、重いものを置かない
106
この機器の上に乗ったり、機器の上に重いもの を置かないでください。
..............................................................................................................
濡れた手で電源コードを抜き差ししない
107b
濡れた手で電源コードのプラグを持って、機器 本体やコンセントに抜き 差ししないでくださ い。
..............................................................................................................
この機器を移動するときの注意(AT-900 のみ)
108a
この機器を移動するときは、電源プラグをコン セントから外し、外部機器との接続を外してく ださい。
..............................................................................................................
この機器を移動するときの注意(AT-900C のみ)
108d(選択)
この機器を移動する前に 以下のことを確認し てください。
1
○ 機 器本体とスタ ンドを固定しているノブ・
ボルトがゆるんでいないか、確認する。 ゆるんでいる場合は、しっかり固定する。
○ 電源コードを外す。 ○ 外部機器との接続を外す。
○ 譜面立てを外す。
この機器は大変重いので、本機を移動するとき は、必ず無理なく確実に持ち運べる人数で行っ てください。このとき、手をはさんだり、足の 上に落とさないように注意してください。
..............................................................................................................
お手入れするときは電源コードをコンセントから 抜く
109a
お手入れをするときは、電源を切って電源プラ グをコンセントから外してください(P.23)。
..............................................................................................................
落雷の恐れがあるときは電源コードをコンセント から抜く
110a
落雷の恐れがあるとき は、早めに電源を切っ て、電源プラグをコンセントから外してくださ い。
..............................................................................................................
電池を使うときの注意
111(選択)
電池の使いかたを間違えると、破裂したり、液 漏れしたりします。次のことに注 意してくだ さい(P.270)。
1
○ 電池の + と - を間違えないように、指示ど
おり入れてください。
○ 新しい電池を、一度使用した電池や違う種
類の電池を混ぜて使用しないでください。
○ 長時間使用しないときは、電池を取り出し
ておいてください。
○ 液漏れを起こした場合は、柔らかい布で電
池ケースについた液 をよくふきとって か ら新しい電池を入れてください。また、漏
れた液が身体についた場合は、皮膚に炎症 を起こす恐れがあります。また目に入ると
危険ですのですぐに 水でよく洗い流し て ください。
○ 電池を、金属性のボールペン、ネックレス、
ヘアピンなどと一緒に携帯したり、保管し たりしないでください。
..............................................................................................................
フタを開閉する際の注意(AT-900 のみ)
116
フタの開け閉めは、指などをはさまないように、 注意して行なってください(P.22)。小さいお 子様が使用されるときは、大人のかたが介添え してください。
..............................................................................................................
椅子を使うときの注意
117
椅子を使用するときは、必ず次の事項を守って ください。
1
○ 椅子で遊んだり、踏み台にしない。 ○ 2 人以上で腰掛けない。
○ 椅子の脚を止めているボルトが緩んでいた
ら、腰掛けない。(緩みがあるときは付属の 工具で締め直してください)
○(AT-900 のみ)シート部分の開け閉めは、
指などをはさまないように、注意して行っ てください。特に、折り畳み式金具の部分
に指などをはさまないように、注意してく ださい(P.27)。
..............................................................................................................
小さな部品はお子さまの手の届かないところに置く
118b
下記のような小さな部 品は、小さなお子様が 誤って飲み込んだりする ことのないようお子 様の手の届かないところへ保管してください。
○ 取り外した部品
・ 譜面立て固定用ネジ ・
AT-900C背面のスタンド用ネジのキャップ
・ AT-900C スタンド付属のペダル鍵盤用
ストッパー/ネジ
・ AT-900C スタンド組み立て用ノブ・ボルト
..............................................................................................................
4

使用上のご注意

電源について
301
● この機器を冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、エアコンなどの インバーター制御の製品やモーターを使 った電気製品が
接続されているコンセントと同じコンセ ントに接続しな いでください。電気製品の使用状況によっては、電源ノイ
ズによりこの機器が誤動作したり、雑音が発生する恐れが あります。電源コンセントを分けることが難しい場合は、
電源ノイズ・フィルターを取り付けてください。
306b
● この機器には、電池が付属されています。この電池は、機 器の動作確認用のため、寿命が短い場合があります。
307
● 接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐた め、必ずすべての機器の電源を切ってください。
308
● 電源スイッチを切った後、この機器の画面やランプなどは 消えますが、これは主電源から完全に遮断されているわけ
ではありません。完全に電源を切る必要があるときは、こ の機器の電源スイッチを切った後、コンセントからプラグ
を抜いてください。電源コ−ドのプラグを差し込むコンセ ントは、この機器にできるだけ近い、すぐ手の届くところ
のものを使用してください。
設置について
351
● この機器の近くにパワー・アンプなどの大型トランスを持つ 機器があると、ハム(うなり)を誘導することがあります。
この場合は、この機器との間隔や方向を変えてください。
352a
● テレビやラジオの近くでこの機器を動作させると、テレビ 画面に色ムラが出たり、ラジオから雑音が出ることがあり
ます。この場合は、この機器を遠ざけて使用してください。
352b(一部修正)
● 携帯 電話の赤外 線通信機能を使ってこの機器にデー タを 転送するとき以外は、携帯電話はなるべくこの機器から遠
ざけるか、もしくは電源を切ってください。近くに携帯電 話があると、着信時や発信時、通話時に雑音が出ることが
あります。
354b
● 直射日光の当たる場所や、発熱する機器の近く、閉め切っ た車内などに放置しないでください。また、至近距離から
照らす照明器具(ピアノ・ライトなど)や 強力なスポッ ト・ライトで長時間同じ位置を照射しないでください。変
形、変色することがあります。
355b
● 極端に温湿度の違う場所に移動すると、内部に水滴がつく
(結露)ことがあります。そのまま使用すると故障の原因
になりますので、数時間放置し、結露がなくなってから使 用してください。
356
● この 機器の上に ゴム製品やビニール製品などを長時 間放 置しないでください。変形、変色することがあります。
358
● 鍵盤 /ペダル鍵 盤の上に物を置いたままにしないで くだ さい。発音しなくなるなどの故障の原因になります。
359
● この機器にシールなどを貼らないでください。はがす際に 外装の仕上げを損なうことがあります。
360
●(AT-900C のみ) 設置条件(設置面の材質、温度など)によっては本機のゴ
ム足が、設置した台などの表面を変色または変質させるこ とがあります。ゴム足の下にフェルトなどの布を敷くと、
安心してお使いいただけます。この場合、本機が滑って動 いたりしないことを確認してからお使いください。
お手入れについて
401b
● 通常のお手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、堅く絞っ た布で汚れを拭き取ってください。また、木製の部品があ
る場合は、木目にそって全体を均一の力で拭きます。同じ 所ばかり強くこすると、仕上げを損なう恐れがあります。
追加
● この機器に水滴が付着した場合は、直ちに乾いた柔らかい 布で拭き取ってください。
402
● 変 色や変形の 原因となるベンジン、シンナーおよ びアル コール類は使用しないでください。
修理について
451a
● お客様がこの機器や付属の部品を分解、改造された場合、 以後の性能について保証できなくなります。また、修理を
お断りする場合もあります。
452
● 修理に出される場合、記憶した内容が失われることがあり ます。大切な記憶内容は、USB メモリーに保存するか、
記憶内容をメモしておいてください。修理するときには記 憶内容の保存に細心の注意を払っておりますが、メモリー
部の故障などで記憶内容が復元できない場合もあります。 失われた記録内容の修復に関しましては、補償も含めご容
赦願います。
453b
● 当社では、この製品の補修用性能部品(製品の機能を維持 するために必要な部品)を、製造打切後 8 年間保有して
います。この部品保有期間を修理可能の期間とさせていた だきます。なお、保有期間が経過した後も故障箇所によっ
ては修理可能の場合がありますので、お買い上げ店、また は最寄りのサービス・ステーションにご相談ください。
その他の注意について
551
● 記憶した内容は、機器の故障や誤った操作などにより、失 われることがあります。失っても困らないように、大切な
記憶内容はバックアップとしてUSBメモリーに保存して おいてください。
552
● 本体メモリーや USB メモリーの失われた記憶内容の修復 に関しましては、補償を含めご容赦願います。
553
● 故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、入出力端子 などに過度の力を加えないでください。
554
● ディスプレイを強く押したり叩いたりしないでください。
556
● ケーブルの抜き差しは、ショートや断線を防ぐため、プラ グを持ってください。
557
● この機器は多少発熱することがありますが、故障ではあり ません。
558a
● 音楽をお楽しみになる場合、隣近所に迷惑がかからないよ うに、特に夜間は、音量に十分注意してください。ヘッド
ホンを使用すれば、気がねなくお楽しみいただけます。
559b
● 輸送や引っ越しをするときは、機器を緩衝材などで十分に 梱包してください。そのまま移動すると、傷、破損、故障
などの原因となります。
560
● 譜面立てを使用するときは、譜面立てに強い力を加えない でください。
562
5
使用上のご注意
● 接続ケーブルには抵抗が入ったものがあります。この機器 との接続には、抵抗入りのケーブルを使用しないでくださ
い。音が極端に小さくなったり、まったく聞こえなくなる 場合があります。抵抗の入っていない接続ケーブル(ロー
ランド:PCS シリーズなど)をご使用ください。他社製 の接続ケーブルをご使用になる場合、ケーブルの仕様につ
きましてはケーブルのメーカーにお問い合わせください。
565
●(AT-900 のみ) ペットなどの小動物を本機上(特に鍵盤の上)に載せたま
まで鍵盤蓋を開閉しないでください。本機の構造上、ペッ トなどの小動物が内部へ入ってしまうことがあります。そ
のような場合は、直ちに電源を切って電源コードをコンセ ントから外し、お買い上げ店またはローランドお客様相談
センターにご相談ください。
566b
● D ビーム・コントローラーは周辺の明るさによって感度 が変化します。期待どおりの動作をしないときは感度を調
節しなおしてください。
追加
● アトリエはより高品質の画像を表示するため、ディスプレ イには TFT 液晶を使用しています。TFT 液晶の特性上、
画面に点灯しない部分や、点灯したままの部分がある場合 がありますが、これは故障や不良ではありません。あらか
じめご了承ください。
追加
●(AT-900C のみ) 過大な音量で演奏した場合、保護回路が働いてスピーカー
からの音が一時的に途切れることがあります。このような 場合は、音量を下げてご利用ください。
フロッピー・ディスクの取り扱い
651
● ディ スクはフィ ルムに磁性体を塗布した円盤状の記 憶媒 体です。磁性面には非常に高密度でデータが記憶されます
ので、取り扱いについては次の点に注意してください。 ○ 磁性面に触れない ○ ホコリの多い場所で使用しない ○ 直射日光の当たる場所や、閉め切った自動車の中など
に放置しない(保存温度:10 〜 50 ℃)
○ ス ピー カーなどの強い磁 界を発 生する場所やもの に
近づけない
652
● ディスクには、書き込んだデータを誤って消さないように 保護するプロテクト・タブがあります。書き込み操作を行
なうとき以外は、プロテクト・タブをプロテクトの位置に しておいてください。
fig.DiskProtect-j.eps
裏面
ライト 
(書き込み可能)
プロテクト・タブ
653
● デ ィス クのラベルは、しっ かりと 貼り付けてくだ さい。 ディスク・ドライブの中ではがれると、ディスクが取り出
せなくなります。
654
● ディスクは、傷めたり、チリ、ホコリなどが付かないよう 保管には十分注意してください。チリ、ホコリなどが付い
たディスクを使用すると、ディスクが破損したり、ディス ク・ドライブの故障の原因になります。
プロテクト (書き込み禁止)
USB メモリーの取り扱い
704(一部修正)
● USB メモリーを接続するときは、確実に奥まで差し込ん でください。
705(一部修正)
● USB メモリーの端子の部分に触れたり、汚したりしない でください。
708(一部修正)
● USB メモリーは精密な電子部品で作られていますので、 取り扱いについては次の点に注意してください。
○ 静電気による破損を防ぐため、取り扱う前に身体に帯
電している静電気を放電しておく。 ○ 端子部に手や金属で触れない。 ○ 曲げたり、落としたり、強い衝撃を与えたりしない。 ○ 直射日光の当たる場所や、閉め切った自動車の中など
に放置しない。(保存温度:0 度〜 50 度) ○ 水に濡らさない。 ○ 分解や改造をしない。
追加
● USB メモリーは外部メモリー端子に対して水平になるよ うにして、無理な力を加えずに挿入してください。無理に
挿入すると、外部メモリー端子が破損す ることがありま す。
追加
● 外部メモリー端子に USB メモリー以外のもの(針金、硬 貨など)を入れないでください。外部メモリー端子の故障
の原因になります。
追加
● 接続した USB メモリーに強い力を加えないでください。
追加
● USB メモリーを長期間使用しないときは、USB メモリー のカバーをしてください。
CD(CD-ROM) の取り扱い
追加
● CD の取り扱いについては、次の点に注意してください。 ○ CD の裏面(信号面)に触れない。 ○ ホコリの多い場所で使用しない。 ○ 直射日光の当たる場所や、閉め切った自動車の中など
に放置しない(保存温度:10 〜 50 ℃)。
801
● ディスクの裏面(信号面)に触れたり、傷をつけたりしな いでください。データの読み出しがうまくいかないことが
あります。CD の汚れは、市販の CD 専用クリーナーでク リーニングしてください。
追加
● CD はケースに入れて保管してください。
追加
●CDを、長時間 CD ドライブに入れたままにしないでくだ さい。
追加
● ラベル面にシールなどの異物を貼らないでください。
追加
● 柔 らかい乾いた 布で内側から外側へ放射状に軽く 拭いて ください。円周方向には拭かないでください。
追加
● レコード・クリーナー、レコード・スプレー、ベンジンな どの溶剤は使用しないでください。
追加
● CD を曲げたりすると、正常に読み書きできなくなり、誤 動作の原因となることがあります。
6
著作権について
852
● 本機 は技術的保 護手段による制約の一部または全部 を受 けずに録音、録画あるいは複製を行うことができます。こ
れは本機が音楽制作や映像制作を目的としており、他者の 著作権を侵害しない作品(自作曲など)の録音、録画ある
いは複製まで、制約を受けることがないよう設計されてい るためです。
853
● 第三者の著作権を侵害する恐れのある用途に、本機を使用 しないでください。あなたが本機を用いて他者の著作権を
侵害しても、弊社は一切責任を負いません。
854
● 個人で楽しむこと(私的使用)を目的としていても、技術 的保護手段を回避(除去または改変)して第三者の著作物
を無断で複製することは、第三者の著作権を侵害する行為 となり、法律で禁じられています。
203
※GS()は、ローランド株式会社の登録商標です。
追加
※ XGlite()は、ヤマハ株式会社の登録商標です。
215a
※ MIDI は社団法人 音楽電子事業協会(AMEI)の登録
商標です。
215b
※ GM( )、GM2( )は、社団法人 音
楽電子事業協会(AMEI)の登録商標です。
追加
※ i モード 、i アプリ は NTT ドコモの登
使用上のご注意
録商標です。
220
※ 文中記載の会社名及び製品名は、各社の商標または登
録商標です。
7

はじめに

このたびは、ミュージック・アトリエ AT-900 / AT-900C をお買い上げいただき、誠にあり がとうございます。ミュージック・アトリエは、簡単な操作で重厚なオルガン・サウンドが楽し めるオルガンです。本機を存分にお楽しみいただき、いつまでも良い状態でご愛用いただくため にも、この取扱説明書をよくお読みいただけるようお願い申し上げます。
※本書では、AT-900 と AT-900C のことを「アトリエ」と表記しています。
アトリエ・シリーズの基本コンセプト              
○充実したオルガン音色
オルガンの基本となるジャズ・オルガン、パイプ・オルガン、シアター・オルガンの音色が数多 く搭載されていますので、オルガン本来の魅力がお楽しみいただけます。
○リアルタイム操作重視の伝統に基づいたパネルレイアウト
座ってすぐに弾けるを基本コンセプトに、操作ボタンはクラシック・オルガンの伝統に基づい
てパネル面に機能的に配置されているため、操作が簡単です。さらに、アトリエ・シリーズは全 機種同じ操作性を実現しているため、機種を変えた場合でもすぐに演奏することができます。
○そのまま使える高品位音色の搭載
充実したオルガン音色に加えて、ストリングスやブラスなどの高 品位な音色を搭載しています。 そのため、個々の音色の面倒なエディット作業は必要なく、音色を選ぶだけで素晴らしい演奏が お楽しみいただけます。
○ピアノの演奏表現にも対応できる広い音域の下鍵盤とダンパーペダル
現代音楽の演奏には欠かせないピアノ。アトリエ・シリーズは全機種で高品位なグランドピアノ の音色を内蔵し、ピアノ演奏を楽しむことができます。さらに下 鍵盤の音域を広くとることで、 ピアノの表現力をより高めた演奏を可能にしています。また、ピアノ演奏には欠かせないダンパー ペダルや、微妙なタッチで音の強弱を表現できるイニシャル・タッチ機能も装備しています。
○過去の音楽データ資産を無駄にしない設計思想
従来機種の操作性を受け継いでおり、モデルが変わってもすぐに弾くことができます。また、デー タ互換性には十分配慮しているため、過去のソング・データや レジストレーション・データも、 USB メモリーにデータを移したり、フロッピー・ディスク・ドライブを接続することで活用する ことができます。
○世界のミュージック・スタイルを搭載
世界で長く親しまれてきた代表的な音楽のミュージック・スタイル(リズムと自動伴奏パターン) を豊富に内蔵しているので、世界のいろいろな演奏を楽しむことができます。
8
○ミュージックデータの活用
アトリエは SMF ミュージックデータの世界標準である GM2 規格に対応しています。また、外 部メモリー端子も装備しているため、別売の USB メモリーやフロッピー・ディスク・ドライブ を接続して、市販されている豊富な SMF ミュージックデータを活用することができます。さら に、パートをミュートして片手ずつ練習したり、ミュージックデータに合わせてアンサンブルを 楽しんだりすることができます。
主な特長                           
○オルガンの音をつくるハーモニック・バー
伝統的ジャズ・オルガンの操作子である「ハーモニック・バー」を搭載。ハーモニック・バーを 操作することで簡単に多彩なオルガン音色をつくることができます。
ソロ・ハーモニック・バーを使ってオルガン音色にオーケストラ音色を重ねることにより、さら に演奏表現の幅が広がります。
○アコースティック楽器の演奏をリアルに表現
アコースティック楽器の豊かな音色変化やさまざまな奏法(アーティキュレーション)は、その 楽器が持つ独特の魅力を引き出すうえで欠かせないものです。 アトリエでは、スーパーナチュラル技術により、このアコースティック楽器の音色や奏法をリア ルに表現できる「アーティキュレーション・ボイス」を内蔵しています。 アフター・タッチやエクスプレッション・ペダル、フット・スイッチなどを使いながら演奏する と、音色にさまざまな効果がつき、より豊かでリアルな演奏表現ができます。
はじめに
スーパーナチュラル 
アコースティック楽器の音色変化や楽器特有の奏法をリアルに再現し、「自然で豊かな表現」を可能に したローランド独自の音源技術です。
○ USB メモリー
別売の USB メモリーやフロッピー・ディスク・ドライブを接続して、SMF ミュージックデータ を再生することができます。
また、録音した演奏やレジストレーションのデータを USB メモリーやフロッピー・ディスクに 保存したり、USB メモリー/フロッピー・ディスクの SMF ミュージックデータやレジストレー ションをユーザー・メモリー(本体メモリー)に保存しておくこともできます。
○「クイック・レジストレーション」機能、「ミュージック・アシスタント」機能搭載
へクター・オリベラをはじめとする一流のオルガニストが作った素晴らしいレジストレーション が、キーワードから選べる「クイック・レジストレーション」機能や、曲のイメージを選択する ことにより、リズムや音色の適切なセッティングを簡単に呼び出すことができる「ミュージック・ アシスタント」機能を搭載しています。
○リアリティーあふれるリズムと自動伴奏
リズムはすべてプロのドラマーが実際に演奏したデータを使用。ノリや細かいニュアンスまで含 め、非常にリアルでクオリティーの高いパターンになっています。また、それぞれのリズムにぴっ たり合った自動伴奏を使えば、まるでバック・バンドがそこに存在しているかのような演奏を楽 しめます。
○ヒューマン・ボイス・フレーズ
アトリエ・シリーズでは、充実したオルガン音色に加えて、「Jazz Scat」などのヒューマン・ボ イスや「Amen」などのヒューマン・ボイス・フレーズを内蔵しています。
9
はじめに
○アクティブ・エクスプレッション音色を搭載
エクスプレッション・ペダルを踏み込むことによって、音量だけでなく、音色が変化したり、別 の音色が加わってくるアクティブ・エクスプレッション音色を搭載しています。ピアニッシモか らフォルティッシモまで、音色そのものが強い音に変化するクレッシェンドや、ピアノのバック でストリングスが鳴ってくるなど、ダイナミックな音色変化を表現することができます。
○ハーモニー・インテリジェンス
ロワー(下)鍵盤で弾いたコードに従って、アッパー(上)鍵盤で弾いた音色に自動的にハーモ ニーがつくハーモニー・インテリジェンス機能を搭載しています。より音色に厚みがついて、迫 力のある演奏をお楽しみいただけます。
○76 鍵の余裕のロワー鍵盤
76 鍵の広 い音域をスプリット(鍵盤の分割)して、ソロ・ボイスやペダ ル・ベース・ボイス、 パーカッションなどを鳴らすことができるので、表現力豊かな演奏を楽しめます。また、ロワー 鍵盤を最大 4 パートに分けることができるので、3 段マニュアル(手鍵盤)のオルガンに匹敵す る演奏表現が可能です。また、ドラム/効果音機能を使って、ロワー鍵盤全体でドラム音や効果 音を鳴らすこともできます。
○外部スピーカーを接続して臨場感アップ
Aux Out 端子を装備。外部スピーカーを接続すれば、RSS リバーブ・サウンドで包み込まれる ような雰囲気や、伴奏パートを外部スピーカーから鳴らして、バンドやオーケストラと一緒に演 奏しているような音場をつくり出すことができます。
また、ドラム、ベース、それ以外の音をそれぞれ別に出力することができ、コンサートで音量の バランスを調節することもできます。
○大型ワイド LCD を装備
ワイド LCD 画面を装備し、フレーム部分によく使う機能のボタンをつねに表示しているため、そ れらの機能を使うときに大変便利です。また、テンポや小節番号も、どの画面でも確認できます。 さらに、カラー液晶タッチ・パネルを採用しているため、視認性が良く快適に操作することがで きます。

この取扱説明書の表記について

この取扱説明書では、操作方法を簡潔に説明するために、次のように表記しています。
本書では、AT-900 と AT-900C のことを「アトリエ」と表記しています。
本文中は、AT-900 の図を使って説明している部分があります。
ボタン名は[Drums/SFX]のように[ ]で囲んで表記します。
< >で囲まれた文字は、画面上の文字を表し、< Exit >、のように表記します。
[▲][▼]、[] ]はどちらかのボタンを押すことを示しています。
例:Reverb[▲][▼]ボタン、Tempo[ ][ ]ボタンなど
見やすさを重視して、一部の画面図は本体画面と色使いを変えています。本体表示と異なる場合があり
ますが、ご了承ください。
タッチ・パネルに指で触れることを、「タッチする」と表記します。
文章の先頭に、 や※マークが付いているものは注意文です。必ずお読みください。
本文中の(P.**)は参照ページを表しています。
ページの上部にあるアトリエの図は、操作するボタンなどの場所を示しています。
10
もくじ
安全上のご注意....................................................................................................................2
使用上のご注意....................................................................................................................5
はじめに ...............................................................................................................................8
この取扱説明書の表記について..............................................................................................................10
各部の名前 ........................................................................................................................18
演奏する前に ....................................................................................................................20
ペダル鍵盤を取り付ける(AT-900)................................................................................................................20
ペダル鍵盤を取り付ける(AT-900C).............................................................................................................20
譜面立ての立てかた .............................................................................................................................................21
スピーカー・ケーブルを接続する(AT-900C)..............................................................................................22
フタの開け閉め(AT-900)................................................................................................................................22
電源コードを接続する .........................................................................................................................................23
電源を入れる/切る .............................................................................................................................................24
電源を入れる.............................................................................................................................................24
電源を切る.................................................................................................................................................24
ヘッドホンを使うとき .........................................................................................................................................25
マイクを使うとき.................................................................................................................................................25
コード・フックを使う .........................................................................................................................................26
本体背面のケーブル通しについて......................................................................................................................26
椅子について(AT-900)....................................................................................................................................27
すべての設定を製品出荷時の状態に戻す...........................................................................................................27
外部メモリーの使いかた......................................................................................................................................29
USB メモリーを接続する .......................................................................................................................29
フロッピー・ディスク・ドライブを取り付ける...................................................................................29
CD の使いかた ......................................................................................................................................................30
CD ドライブを接続する..........................................................................................................................30
アジャスターについて(AT-900)....................................................................................................................30
ディスプレイについて .....................................................................................................31
メイン画面とその周辺画面の働き..........................................................................................................31
便利な機能 ........................................................................................................................35
デモ曲を聴く.........................................................................................................................................................35
キーワードを選んで簡単にボイスを設定する
(クイック・レジストレーション)......................................................................................................................37
ミュージック・アシスタント機能......................................................................................................................39
ミュージック・アシスタント検索..........................................................................................................41
クイック・ガイド機能 .........................................................................................................................................43
Index(インデックス)メニュー ...........................................................................................................44
簡単に演奏できる設定にする..............................................................................................................................46
フォルダを作る.....................................................................................................................................................47
11
もくじ
音色を選んで演奏する .....................................................................................................49
音色を選ぶ.............................................................................................................................................................49
音色とパートについて .............................................................................................................................49
アッパー/ロワー/ペダル・ベース音色選択ボタンの働き ...............................................................50
アッパー・ボイスとロワー・ボイスを選ぶ...........................................................................................51
ペダル・ベースのボイスを選ぶ..............................................................................................................52
ソロ・ボイスを選ぶ .................................................................................................................................53
[Others]ボタンで音色を選択する ......................................................................................................54
オルガンの音をつくる(ヴィンテージ・オルガン).........................................................................................56
ヴィンテージ・オルガン・ボイスを鳴らす...........................................................................................58
アコースティック楽器の演奏をリアルに表現する(アーティキュレーション・ボイス)...........................63
アーティキュレーション・ボイスを選択する.......................................................................................64
アーティキュレーション・ボイスで演奏する.......................................................................................66
アフター・タッチやエクスプレッション・ペダルを使う ...................................................................66
アーティキュレーション・ボイスの演奏に最適な設定をする............................................................67
アーティキュレーション・ボイス演奏のポイント...............................................................................68
アクティブ・エクスプレッション・ボイスを使って演奏する........................................................................71
ヒューマン・ボイスを使って演奏する ..............................................................................................................72
音量バランスを調節する......................................................................................................................................74
音の高さをオクターブ単位で変える(Octave Shift)...................................................................................76
ロワー鍵盤全体でドラム音や効果音を鳴らす(ドラム/効果音)..................................................................78
ドラム/効果音セットを変える..............................................................................................................79
ロワー・ボイスと打楽器音やボイス・フレーズを鳴らす
(マニュアル・パーカッション)..........................................................................................................................80
マニュアル・パーカッション・セットを変える...................................................................................81
ロワー・パートの音を持続させる(Lower Voice Hold)..............................................................................82
リズム演奏を使う.............................................................................................................83
リズムを選ぶ.........................................................................................................................................................83
ユーザー・メモリーに保存されているリズムを使う...........................................................................84
リズム検索.................................................................................................................................................85
リズムを鳴らす.....................................................................................................................................................87
ボタンを押してリズムをスタートする ..................................................................................................87
ロワー鍵盤やペダル鍵盤を弾くと同時にリズムをスタートする(シンクロ・スタート)...............88
リズムをストップする .............................................................................................................................89
リズムや自動伴奏のテンポを変える ..................................................................................................................89
イントロの終わりにカウント音を鳴らす...........................................................................................................90
リズム演奏と自動伴奏を鳴らす..........................................................................................................................90
リズム演奏や自動伴奏に変化をつける ..............................................................................................................91
伴奏やリズムのアレンジを変える(バリエーション).........................................................................91
簡単な指使いでコードを押さえる(コード・インテリジェンス)..................................................................92
リーディング・ベース機能を使う......................................................................................................................94
簡単に自動伴奏の設定をする(ワンタッチ・プログラム機能)......................................................................96
USB メモリーのリズムを使う............................................................................................................................98
USB メモリーのリズムを鳴らす............................................................................................................98
リズムをコピーする .............................................................................................................................................99
保存されているリズムの順番を変える ...........................................................................................................102
保存されているリズムの名前を変える ...........................................................................................................104
保存されているリズムを削除する...................................................................................................................106
12
レジストレーション・ボタンを使う...........................................................................108
パネルの設定を登録する(レジストレーション)..........................................................................................109
レジストレーションを呼び出す.......................................................................................................................110
レジストレーションの呼び出しかた(DELAYED の場合).............................................................110
レジストレーションの呼び出しかた(INSTANT の場合)..............................................................110
レジストレーションの呼び出しかたを切り替える............................................................................111
パネル設定を切り替えるたびに自動的に登録する........................................................................................112
レジストレーションに名前をつける ...............................................................................................................113
レジストレーション・セットを保存する........................................................................................................115
保存したレジストレーションを呼び出す........................................................................................................118
セット単位で呼び出す ..........................................................................................................................118
1 つずつ呼び出す..................................................................................................................................119
保存されたレジストレーションを次々に呼び出す(Load Next)..................................................122
保存したレジストレーションを消す ...............................................................................................................124
保存したレジストレーションの名前や順番を変える....................................................................................126
レジストレーションをコピーする...................................................................................................................128
演奏機能を使う..............................................................................................................132
移調する(キー・トランスポーズ).................................................................................................................132
音の明るさを変える ..........................................................................................................................................133
ダンパー・ペダルで音に余韻をつける ...........................................................................................................133
ピッチ・ベンド/ビブラート・レバーを使う................................................................................................134
フット・スイッチを使う...................................................................................................................................135
フット・スイッチの機能を切り替える ...............................................................................................136
フット・スイッチでレジストレーションを切り替える ....................................................................137
全体の音量をペダルで調節する(エクスプレッション・ペダル)...............................................................138
エクスプレッション・ペダルの効き具合を変える............................................................................139
もくじ
音にさまざまな効果をつける ......................................................................................140
音にハーモニーをつける(ハーモニー・インテリジェンス).......................................................................140
ハーモニー・インテリジェンスの種類を変える................................................................................141
音にうねりをつける(ロータリー効果).........................................................................................................143
ロータリー効果の速さを微調節する ...................................................................................................144
ロータリー効果の明るさを変える.......................................................................................................145
音に厚みをつける(コーラス効果).................................................................................................................146
音に余韻をつける(サステイン効果).............................................................................................................148
サステインの長さを変える...................................................................................................................150
音に残響をつける(リバーブ効果).................................................................................................................151
リバーブのタイプを変える...................................................................................................................152
ウォール・タイプを変える...................................................................................................................153
リバーブの深さを変える ......................................................................................................................154
D ビーム・コントローラーを使って楽しむ ...................................................................................................156
音色を変化させる..................................................................................................................................156
効果音を鳴らす......................................................................................................................................157
13
もくじ
ロワー鍵盤を効果的に使う ..........................................................................................158
ロワー鍵盤の効果的な使いかた.......................................................................................................................158
ロワー鍵盤でソロ・ボイスを鳴らす(Solo[To Lower]ボタン)...........................................................160
ソロ・ボイスの発音のしかたを変える ...............................................................................................161
ソロ・ボイスとロワー・ボイスを重ねて鳴らす................................................................................161
ソロ・スプリット・ポイントを変える(Solo Split Point)..........................................................162
ロワー鍵盤でベース・ボイスを鳴らす([Bass Split]ボタン)................................................................163
ベース・スプリット・ポイントを変える(Bass Split Point).....................................................164
ロワー鍵盤で弾いたコードのルート音でベース・ボイスを鳴らす(Pedal[To Lower]ボタン)......165
演奏の録音と再生..........................................................................................................166
トラック・ボタンとは ..........................................................................................................................167
トラック・ボタンを表示する...............................................................................................................168
SMF ミュージックデータや USB メモリーの演奏データを再生する........................................................169
特定のトラックの音を鳴らさないようにする(トラック・ミュート).......................................................170
演奏データをトラックごとに消音する ...............................................................................................172
譜面を表示する..................................................................................................................................................173
譜面の設定を変える ..............................................................................................................................174
演奏を録音する..................................................................................................................................................176
演奏データを再生する ......................................................................................................................................177
カウント音をつけてタイミングを合わせる(カウント・イン)...................................................................177
パートごとに録音する ......................................................................................................................................178
録音し直す..........................................................................................................................................................179
演奏データを消去する ......................................................................................................................................180
演奏データの名前を変える...............................................................................................................................180
演奏データを保存する ......................................................................................................................................182
演奏データを本体に読み込む...........................................................................................................................183
「Favorites」や USB メモリーの演奏データを削除する............................................................................184
SMF ミュージックデータに演奏を重ねて録音する......................................................................................185
演奏データからテンポが違うデータを作る....................................................................................................186
演奏の一部を録音し直す(パンチ・イン・レコーディング).......................................................................187
ある区間を繰り返し重ねて録音する(ループ・レコーディング)...............................................................188
録音を始めるタイミングを合わせる(カウント・イン・レコーディング)................................................189
演奏データをコピーする...................................................................................................................................190
演奏データを編集する ..................................................................................................192
ある小節を消す..................................................................................................................................................192
トラックごとに演奏データを消す...................................................................................................................193
選んだ小節の中の情報を消す...........................................................................................................................195
小節をコピーする..............................................................................................................................................197
音符のばらつきをそろえる...............................................................................................................................198
オリジナルのリズムを作る ..........................................................................................200
ユーザー・リズム作成の準備...........................................................................................................................201
リズム・カスタマイズ画面を表示する ...............................................................................................201
ディビジョンを選ぶ ..............................................................................................................................202
リズムをロードする ..............................................................................................................................203
ディビジョンの設定をする...................................................................................................................204
14
ユーザー・リズムを作成する...........................................................................................................................205
リズムを修正する..................................................................................................................................205
使用する楽器を変える/削除する.......................................................................................................208
作成したリズムを削除する...................................................................................................................209
ユーザー・リズムを保存する...........................................................................................................................209
リズムの名前を変える ..........................................................................................................................209
ユーザー・リズムをユーザー・メモリーや USB メモリーに保存する..........................................210
曲のリズム・パートを作る ..........................................................................................211
リズム・エディット機能の手順...........................................................................................................211
リズム・パート作成の準備...............................................................................................................................212
リズム・エディット・メニュー画面を開く........................................................................................212
ドラム・セットを選ぶ ..........................................................................................................................212
リズム・パターンの作成...................................................................................................................................213
リズム・パターン作成画面を開く.......................................................................................................213
リズム・パターンを選ぶ ......................................................................................................................214
リズム・パターンの長さ/拍子/名前を設定する............................................................................214
打楽器音を入力するときの音符の長さを変える................................................................................215
パーカッションを選ぶ ..........................................................................................................................215
打楽器音を入力する ..............................................................................................................................216
他のリズム・パターンをコピーする ...................................................................................................218
リズム・パターンを並べてリズム・シーケンスを作る ....................................................................218
リズム・シーケンスを曲のリズム・トラックに変換する ................................................................221
リズム・パターンやリズム・シーケンス・データを保存する.........................................................222
リズム・パターンやリズム・シーケンス・データを読み込む.........................................................225
もくじ
いろいろな設定を変える ..............................................................................................226
音色や発音に関する設定...................................................................................................................................226
アフター・タッチのオン/オフを切り替える....................................................................................226
アフター・タッチの効き具合を調節する ...........................................................................................226
イニシャル・タッチの効き具合を調節する........................................................................................227
ペダル・ベースの発音のしかたを変える ...........................................................................................227
演奏機能に関する設定 ......................................................................................................................................228
ダンパー・ペダルの有効な鍵盤を選ぶ ...............................................................................................228
エクスプレッション・ペダルの働きかたを変える............................................................................228
ピッチ・ベンド/ビブラート・レバーの有効な鍵盤を選ぶ ............................................................229
ピッチ・ベンドの最大変化幅を変える ...............................................................................................230
D ビーム・コントローラーの感度を調節する ...................................................................................230
リズムに関する設定 ..........................................................................................................................................231
コード・ホールドのオン/オフを切り替える....................................................................................231
イントロ・カウント・ダウンのカウント音を変える........................................................................231
リズムのテンポ設定を自動的に切り替えないようにする ................................................................232
Fill In ボタンや[Intro]ボタン、[Ending]ボタンの働きを変える ............................................232
レジストレーションに関する設定...................................................................................................................234
アレンジャーの設定を呼び出すタイミングを変える........................................................................234
移調の設定を呼び出すタイミングを変える........................................................................................234
コンポーザーに関する設定...............................................................................................................................235
画面の歌詞表示のオン/オフを切り替える........................................................................................235
曲を移調して再生する ..........................................................................................................................235
メトロノームの設定を変える...............................................................................................................236
メトロノームの音量を変える...............................................................................................................236
15
もくじ
メトロノームの音を変える...................................................................................................................237
拍子の設定を変える ..............................................................................................................................237
再生する CD の種類を設定する ..........................................................................................................238
自動ピアノ用 CD のピアノの音と伴奏のタイミングを調節する ....................................................239
その他の設定......................................................................................................................................................239
基準ピッチを変える(マスター・チューニング)..............................................................................239
マイクのエコーを調節する...................................................................................................................240
PC ナンバーの送信をオン/オフする ................................................................................................240
PC ナンバーを設定する .......................................................................................................................241
MIDI IN モード ......................................................................................................................................241
MIDI 送信チャンネルを選ぶ.................................................................................................................242
画面の明るさを変える ..........................................................................................................................243
メイン画面のバウンシング・ボールを消す........................................................................................243
メイン画面の背景を切り替える...........................................................................................................244
Ext Drive 端子の設定を切り替える....................................................................................................244
リモコン機能のオン/オフを切り替える ...........................................................................................245
リモコンのボタンの機能を切り替える ...............................................................................................245
V-LINK を使う.......................................................................................................................................246
転送後の再生の設定をする...................................................................................................................247
タッチ・パネルの位置調節をする.......................................................................................................248
ユーザー・メモリーの設定を製品出荷時の設定に戻す ................................................................................248
ユーザー・メモリー以外の設定を製品出荷時の設定に戻す.........................................................................249
USB メモリーを初期化する ............................................................................................................................250
電源投入時に画像を表示させる.......................................................................................................................251
本体に記憶されている画像を消す.......................................................................................................252
フロッピー・ディスクのデータを USB メモリーにコピーする..................................................................253
映像に関する設定..............................................................................................................................................254
テレビ方式を設定する ..........................................................................................................................254
ビデオ出力時の画面サイズの縦横比率を選ぶ....................................................................................255
スライドショーのタイプを切り替える ...............................................................................................256
画像の切り替わり時間を変える...........................................................................................................257
アトリエ本体の画面をテレビや外部ディスプレイに表示させる.....................................................258
外部機器との接続..........................................................................................................259
接続端子の名称と働き ......................................................................................................................................259
オーディオ機器との接続...................................................................................................................................260
アンプにつないで音を出す(AT-900C)......................................................................................................261
パソコンと接続する ..........................................................................................................................................261
USB ドライバを設定する ....................................................................................................................262
MIDI 機器と接続する ........................................................................................................................................263
テレビや外部ディスプレイと接続する ...........................................................................................................264
外部スピーカーを接続したときの設定を変える............................................................................................266
Aux Out のオン/オフ.........................................................................................................................266
Aux Out モードを切り替える .............................................................................................................266
リモコンを使う..................................................................................................................................................270
リモコンに電池を入れる ......................................................................................................................270
リモコンの使いかた ..............................................................................................................................271
リモコンのボタンについて...................................................................................................................272
携帯電話で曲をダウンロードする...................................................................................................................274
ダウンロードしたデータを使う...........................................................................................................275
16
音楽と映像を楽しむ......................................................................................................276
ビデオカメラの映像をバックに演奏する........................................................................................................277
DVD プレーヤーの映像をバックに演奏する .................................................................................................279
携帯オーディオ・プレーヤーを迫力ある音と大画面で楽しむ.....................................................................281
映像を思いのままに切り替える.......................................................................................................................283
VIMA TUNES の曲を楽しむ...........................................................................................................................284
VIMA TUNES の曲を聴く ..................................................................................................................284
曲を再生しながらスライドショーを表示する....................................................................................286
VIMA TUNES の曲をおすすめ音色で演奏する................................................................................288
音楽 CD を再生する ..........................................................................................................................................289
音楽 CD でカラオケをする(センター・キャンセル)......................................................................290
故障かな?と思ったら ..................................................................................................291
電源が入らない......................................................................................................................................291
画面表示がおかしい ..............................................................................................................................291
音が出ない..............................................................................................................................................292
音が正しく鳴らない ..............................................................................................................................293
レジストレーションが正しく切り替わらない....................................................................................295
リズムおよび自動伴奏が正しく鳴らない ...........................................................................................295
曲が正しく鳴らない ..............................................................................................................................296
録音ができない......................................................................................................................................296
演奏機能が正しく動かない...................................................................................................................296
その他 .....................................................................................................................................................297
もくじ
資料
このような表示が出たら...................................................................................................................................298
ボイス一覧..........................................................................................................................................................300
ドラム/効果音セット一覧...............................................................................................................................304
マニュアル・パーカッション・セット ...........................................................................................................308
リズムカスタマイズ機能 ドラム・セット一覧...............................................................................................309
リズム一覧..........................................................................................................................................................311
コードの押さえ方一覧 ......................................................................................................................................313
用語集..................................................................................................................................................................315
使用できるミュージックデータ.......................................................................................................................316
使用できるミュージックデータ...........................................................................................................316
アトリエ・シリーズの音源について ...................................................................................................316
電源を切っても記憶される設定.......................................................................................................................317
電源を切っても記憶されている設定 ...................................................................................................317
レジストレーション・セットごとに記憶される設定........................................................................317
1つのレジストレーションに記憶される設定....................................................................................317
MIDI インプリメンテーション・チャート ......................................................................................................318
デモ曲一覧..........................................................................................................................................................319
演奏者プロフィール ..............................................................................................................................320
ショートカット一覧 ..........................................................................................................................................322
主な仕様..............................................................................................................................................................323
さくいん..............................................................................................................................................................326
17

各部の名前

28
31
7
1
2
3
9
8
10
26 27
252423
11
12
1413 15 16 17
3029
32
33
1.
パート・バランス[▲][▼]ボタン → P.74
パート・バランス・インジケーター → P.75
ロワー・ボイス選択ボタン → P.51
2.
Lower Organ パート Lower Symphonic パート Lower Orchestral パート
[Alternate]ボタン
Level[▲][▼]ボタン → P.74 Level インジケーター → P.75
タッチ・パネル → P.31
3.
4.
[Harmony Intelligence]ボタン → P.140
5.
アッパー・ボイス選択ボタン → P.51
Upper Organ パート Upper Symphonic パート Upper Orchestral パート
[Alternate]ボタン
Level[▲][▼]ボタン → P.74 Level インジケーター → P.75
ソロ・ボイス選択ボタン → P.53
6.
Solo パート [Alternate]ボタン [To Lower]ボタン → P.160
Level[▲][▼]ボタン → P.74
Level インジケーター → P.75
7.
[Power On]スイッチ → P.24
D ビーム → P.156、P.157
8.
Video Input ボタン → P.283
9.
10.
D Beam ボタン → P.156、P.157
11.
Upper ハーモニック・バー → P.56
Solo ハーモニック・バー → P.56、P.74
12.
13.
Vintage Organ ボタン → P.56
14.
Percussion ボタン → P.56
[H-Bar Manual]ボタン → P.60
15.
[Video Monitor]ボタン→ P.287
16.
17.
[Value]ダイヤル → P.34
Pedal ハーモニック・バー → P.56
18.
Lower ハーモニック・バー → P.56
19.
20.
Transpose[−][+]ボタン → P.132
18
各部の名前
4
18 19
5
6
各部の名前
2120
22
21.
Composer → P.166
[Song]ボタン [Registration]ボタン → P.111 〜 P.128 [Demo]ボタン → P.35、P.170 [Reset]ボタン [Play/Stop]ボタン [Rec]ボタン → P.176
Ext In 端子 → P.281
22.
Lower
23.
[Drums/SFX]ボタン → P.78 [Manual Perc]ボタン → P.80
24.
Lower Voice[Hold]ボタン → P.82
25.
[Pedal Sustain]ボタン → P.148
Global Settings → P.46
26.
[EZ One Finger]ボタン [EZ Touch]ボタン
27.
ペダル・ベース・ボイス選択ボタン → P.52
Pedal Organ パート
Pedal Orchestral パート [To Lower]ボタン → P.165 [Bass Split]ボタン → P.163
28.
リズム選択ボタン(Rhythm)→ P.83
Variation ボタン → P.91 Tempo[ ][ ]ボタン → P.89 Fill In[Auto]ボタン → P.91
Fill In[Break]ボタン → P.91 [Intro]ボタン → P.87 〜 P.89 [Ending]ボタン → P.87 〜 P.89 [Count Down]ボタン → P.90 [Sync Start]ボタン → P.88 [Start/Stop]ボタン → P.87 〜 P.89
Arranger[On/Off]ボタン → P.90 [One Touch Program]ボタン → P.96
[Master Volume]スライダー → P.24
29.
[Brilliance]スライダー → P.133
30.
31.
ピッチ・ベンド/ビブラート・レバー → P.134
32.
Rotary Sound → P.143
[On/Off]ボタン [Fast/Slow]ボタン
レジストレーション・ボタン
33.
[Write]ボタン → P.109 [Manual]ボタン → P.112
レジストレーション[1]〜[12]ボタン → P.108 [Load Next]ボタン → P.122
19

演奏する前に

ペダル鍵盤を取り付ける
(AT-900)
エクスプレッション・ペダル上部のボードに固定
1.
具で仮固定されているペダル・コードをはずしま す。
ペダル・コードのプラグをペダル鍵盤の右側面に
2.
あるコネクター(差し込み口)に接続します。
ペダル・コードのプラグにあるネジをしめて固定
3.
します。
ペダル鍵盤を確実に奥まで押し込んで、動かない
4.
ように設置します。
fig.00-21.eos
ペダル鍵盤を取り付ける
(AT-900C)
AT-900C には、PK シリーズのペダル鍵盤(別売)を接続 することができます。
ペダル鍵盤に付属の AC アダプターは使用しません。ペダ ル鍵盤の電源スイッチの状態にかかわらず、AT-900C の 電源スイッチに連動してオン/オフされます。
AT-900C とペダル鍵盤(PKシリーズ)の電源
1.
がオフになっていることを確認します。
AT-900Cに付属されている PK専用接続ケーブ
2.
ルで、AT-900C の P K In 端子とペダル鍵盤の PK OUT 端子を接続します。
fig.Connect-PK.eps
ネジ
固定具は取り外さないでください。AT-900 を移動する ときは、必ずペダル・コードをたるまないようにまとめ、 固定具に固定してから移動してください。
正しく接続したら、必ず次の手順で電源を入れたり、切っ たりしてください。手順を間違えると、誤動作をしたりス ピーカーなどが破損する恐れがあります。
AT-900C の電源をオンにします(P.24)。
3.
ペダル鍵盤のリア・パネルにあるインジケーター
4.
が点灯したことを確認します。
ペダル鍵盤を演奏してみて、AT-900C からペダル・ パートの音が鳴れば、接続は完了です。
この機器は回路保護のため、電源を入れてからしばらくは 動作しません。
ペダル鍵盤の設定については、ペダル鍵盤の取扱説明書を ご覧ください。
ペダル鍵盤の取り付けかたやスタンドの組み立て方につい ては、スタンド組み立てかたチラシをご覧ください。
20

譜面立ての立てかた

譜面立てを取り付ける(AT-900)
付属されている譜面立て固定用のネジを本体上の
1.
ネジ穴に差し込み、少しだけ締めます(2 カ所)。
fig.MusicRest-01.eps
ネジ
ネジ
2.
ネジと本体の間に譜面立てをはさみます。
fig.MusicRest-02.eps
演奏する前に
譜面立てを取り付ける(AT-900C)
譜面止めを AT-900C 本体の上にのせ、ネジ穴
1.
の位置を合わせます。
付属されている譜面立て固定用のネジを譜面止め
2.
上のネジ穴に差し込み、少しだけ締めます(2 カ 所)。
fig.MusicRest-05.eps
ネジ
ネジ
演奏する前に
3.
片手で譜面立てを支えながら、ネジを回して譜面 立てを固定します。
取り付ける際は、譜面立てを落とさないように手で しっかり支えてください。また、手をはさまないよう に注意してください。
4.
譜面立てを引き出すときは、必ず両手で譜面台を 持ち、ゆっくりと手前に引き出します。
fig.MusicRest-03.eps
ネジと譜面止めの間に譜面立てをはさみます。
3.
fig.MusicRest-06.eps
4.
片手で譜面立てを支えながら、ネジを回して譜面 立てを固定します。
取り付ける際は、譜面立てを落とさないように手で しっかり支えてください。また、手をはさまないよう に注意してください。
譜面立てを取り外す
1.
取り外すときは、譜面立てを片手で支えながらネ ジをゆるめます。
譜面立てに無理な力を加えないでください。
譜面立てを取り付けるときは、必ず付属のネジを使ってく ださい。
本機を移動するときは、危険防止のため、必ず譜面立てを はずしてください。
2.
譜面立てを取り外します。
譜面立てを取り外した後、ネジはしっかりと締めてお いてください。
21
演奏する前に

スピーカー・ケーブルを接 続する(AT-900C)

図のように、スタンドのスピーカー・ボックスか
1.
ら出ているスピーカー・ケーブルを、本体底面に あるスピーカー端子を差し込みます。
スピーカー・ケーブルは、カチッというまで差し込ん でください。
fig.SpeakerCable.eps
スピーカー
ケーブル

フタの開け閉め(AT-900)

fig.00-22.eps
フタを開けるときは、両手でフタの取っ手を持っ
1.
て軽く持ち上げ、奥にスライドさせます。
フタを閉めるときは、必ず両手でフタの取っ手を
2.
持ち、ゆっくりと手前に引き、止まったところで 静かにおろします。
指をはさまないように注意して、フタを開け閉めしてくだ さい。小さなお子さまが使用される場合は、大人の方が介 添えしてください。
オルガンの移動の際は、危険防止のため必ずフタを閉じた 状態で行ってください。
鍵盤の上に楽譜などを置いたままフタを閉めないでくださ い。
22

電源コードを接続する

パネル左側にある[Power On]スイッチが、
1.
オフ(上がった状態)になっていることを確認し ます。
fig. 00-27.eps  fig.00-27-2.eps
上がった状態が
オフ
付属の電源コードを AC インレット(本体背面)
2.
に接続し、電源コンセントに差し込みます。
fig.PowerCord-AT900.eps
AT-900
演奏する前に
感電を防ぐために付属の電源コードを使用し、 アースを確実に取り付けてください。付属の電源 コードには、感電と機器の損傷を防ぐためにアー ス用電極端子を加えた 3 端子のプラグがついてい ます。
演奏する前に
○ コンセントが接地コンセント(端子穴が 3 個)の場合
そのままコンセントにプラグを挿し込んでください。
○ コンセントがアースターミナル付コンセント(端子穴が 2
個)の場合 プラグに 2P-3P 変換器をつけ、アース接続後コンセント
に挿し込みます。 ※ アース接続は必ず、電源プラグをコンセントに挿し込
む前に行なってください。
※ アース接続を外す場合は、必ず電源プラグをコンセン
トから抜いてから行なってください。
コンセントにアース端子がない場合は、電気工事店に接地 工事を依頼してください。なお、接続方法がわからないと きは、ローランドお客様相談センターにご相談ください。
fig.PowerCord-2.eps
AT-900 AT-900C
fig.PowerCord-AT900C.eps
電源コード
AT-900C
コンセント
電源コード
コンセント
接地コンセント
ターミナル付き
コンセント
アース接続
または
2P-3P変換器  (付属)
AT-900リア・パネル AT-900Cリア・パネル(底面)
電源コード  (付属)
2P-3P変換器
N
L
電源コードは付属のものをお使いください。
長期間ご使用にならない場合は、電源コードをコンセント から抜いてください。
23
演奏する前に

電源を入れる/切る

正しく接続したら、必ず次の手順で電源を入れたり、切っ たりしてください。手順を間違えると、誤動作をしたりス ピーカーなどが破損する恐れがあります。

電源を入れる

[Master Volume]スライダーを動かしたり、
3.
エクスプレッション・ペダルを踏んで、適度な音 量に調節します。
[Master Volume]スライダーは、「Max」方向に動か
すと音量が大きくなり、「Min」方向に動かす と音量が 小さくなります。また、エクスプレッション・ペダルは 踏み込むと音量が大きくなり、戻すと小さくなります。
fig.00-28.eps
電源を入れる前に、以下のことを確認します。
1.
電源コードが AC インレットに正しく接続されている。
電源コードが、しっかりとコンセントに差し込まれて いる。
ロワー鍵盤左側の[Master Volume]スライダーが、 Min(最小)の位置になっている。
fig.00-26.eps
2.
[Power On]スイッチを押して、電源を入れま
す。
fig. 00-27.eps fig.00-27-3.eps
押し下げられた状態が
オン
音量大
音量小
音量小
音量大

電源を切る

電源を切る前に、[Master Volume]スライ
1.
ダーを Min(最小)の位置にします。
[Power On]スイッチを押して、電源を切りま
2.
す。
fig. 00-27.eps fig.00-27-2.eps
上がった状態が
オフ
ディスプレイにメイン画面が表示されます。
fig.00-44.eps
メイン画面
回路保護のため、電源をオンにしてからしばらくは動作し ません。
24
演奏する前に

ヘッドホンを使うとき

本機にはヘッドホン端子がありますので、ヘッドホンを接続 すれば夜間でも周囲 を気にせず演奏を楽しむ ことができま す。
fig.00-29.eps
ヘッドホンを、本体左下の[Phones](ヘッド
1.
ホン)端子に接続します。
本体のスピーカーから音が出なくなり、ヘッドホンか らのみ音が出ます。

マイクを使うとき

本機にはマイク端子がありますので、弾き語りや、ミュージッ クデータ(別売)に合わせて歌うなど、マイクを使っていろ いろな場面で楽しむことができます。
1.
fig.00-32.eps
マイクを、本体左下の[Mic](マイク)端子に 接続します。
演奏する前に
[Master Volume]スライダーを動かしたり、
2.
エクスプレッション・ペダルを踏み込んで、ヘッ ドホンの音量を調節します。
ヘッドホン使用時の注意
fig.00-31.eps
警告
コードの断線の原因になりますので、ヘッドホンは、本 体またはプラグ部分を持って取り扱ってください。
接続の際、使用機器の音量が上がっているとヘッドホン
を壊す恐れがあります。音量を最小にしてから接続して ください。
過大入力で使用すると、耳を痛めるだけでなくヘッドホ
ンにも無理がかかります。適当な音量でお楽しみくださ い。
ヘッドホンはステレオ標準タイプのもの をお使いくだ
さい。
ヘッドホンのプラグが[Phones](ヘッ ドホン)端子 にささっているときは、本体スピーカーから音は出ませ
ん。
マイクの音量は、[Mic Volume](マイク音量)
2.
つまみで調節します。
マイクのエコーのかかり具合を調節することができます
(P.240)。
マイクをご購入の際には、本機をお買い上げになった販売 店にご相談ください。
マイク使用時の注意
fig.00-31.eps
警告
夜間や早朝にご使用の際には、音量にご注意ください。
本体とマイクを接続するときは、音量を 下げてくださ い。音量が大きいとスピーカーから雑音が出ることがあ
ります。
マイクとスピーカーの位置によって は、ハウリング音
(キーンという音)が出ることがあります。その場合は、
以下のように対処してください。
・マイクの向きを変える。 ・マイクをスピーカーから遠ざける。 ・音量を下げる。
25
演奏する前に

コード・フックを使う

ヘッドホンやマイクなどを接続したときに、コード・フック を使って、足もとのコード類をまとめることができます。
コード・フックの取り付けかた
コード・フック(蝶ナット付)を、オルガン本体
1.
の左下にある取り付け穴に8 分目までねじ込みま す。
フックの向きを決めた後、蝶ナットで固定します。
2.
fig.HeadphoneHook.eps
取り付け穴
蝶ナット
コード フック

本体背面のケーブル通しに ついて

AT-900
AT-900の背面にはケーブル類を通すための穴が2 つありま す。
AT-900 に外部機器を接続したときに、外部機器のケーブル を背面に出すことができます。
AT-900 の背面にあるケーブル通しのキャップ
1.
を取り外します。
キャップを取り外した穴からケーブルを通しま
2.
す。
取り外したキャップはな くさないように保管し てく ださ い。
fig.AT-900RearBoard.eps
26
fig.00-31.eps
警告
本体背面の穴には、指を入れないようにしてください。
AT-900C
AT-900C の背 面にはケーブル類を通す ための穴がありま す。AT-900C に DVD プレーヤーなどの外部機器を接続し たときに、ケーブルをきれいに収納することができます。
AT-900C の背面にあるケーブル通しのカバー
1.
を取り外します。
ケーブル通しカバーに止めてあるネジをはずします。
カバーを取り外した穴にケーブルを通します。
2.
演奏する前に
すべての設定を製品出荷時
ケーブル通しのカバー
ケーブル通しの穴
※ スタンドのサイド・ボードには、内側にコードを通すた
めの溝があります。必要に応じてお使いください。 詳しくは、別紙の「スタンドの組み立てかた」をご覧く
ださい。

椅子について(AT-900)

の状態に戻す
本機に記憶されているすべての設定を、製品出荷時の設定に 戻すことができます。この機能のことを「ファクトリー・リ セット」といいます。
メイン画面の< System >にタッチします。
1.
System(システム)画面が表示されます。
fig.00-37.eps
System 画面の< Utility >にタッチして、ユー
2.
ティリティー画面を開きます。
fig.00-38.eps
演奏する前に
椅子のシート部分を開けて、中に楽譜などを入れることがで きます。
椅子使用時の注意
警告
シート部分を開け閉めするときは、指をはさ
まないように注意してください。
fig.00-36.eps
ユーティリティー画面の<Factory Reset>に
3.
タッチします。
fig.00-39.eps
27
演奏する前に
画面に確認メッセージが表示されます。
fig.00-40-1.eps
< Cancel >にタッチするとファクトリー・リセット されずに、System(システム)画面に戻ります。
4.
< OK >にタッチするとファクトリー・リセット が始まり、製品出荷時の設定に戻ります。
画面に「実行中 ...」と表示されているときは、決して電源 を切らないでください。
fig.00-40-2.eps
以下の方法を使って、製品出荷時の設定に戻すことも できます。
方法 1
メイン画面< Quick Guide >にタッチし
1.
て、Quick Guide(クイック・ガイド)画 面を開きます。
[One Touch Program]ボタンを押し
2.
ます。
画面に確認メッセージが表示されます。
fig.00-401-eps
ファクトリー・リセットをすると、レジストレーシ ョン・ ボタンに記憶されていた設定も製品出荷時の設定に戻りま す。レジストレーションを保存する場合は、「レジストレー ション・セットを保存する」(P.115)をご覧ください。
ユーザー・メモリー(P.248)以外の設定を製品出荷時の 設定に戻したいときは、System 画面のユーティリティー 画面で、< Panel Reset >にタッチします。また、ユー ザー・メモリーのみを製品出荷時の設定に戻したいときは、 248 ページを参照してください。
< Cancel >にタッチするとファクトリー・リ セットされずに、メイン画面に戻ります。
3.
< OK >にタッチするとファクトリー・リ セットが始まり、製品出荷時の設定に戻り ます。
方法 2
1.
音量を最小にして、電源を切ります。
2.
[One Touch Program]ボタンを押し
ながら、[Power On]スイッチを押 して 電源を入れます。
fig.00-41.eps
以下の画面が表示されます。
fig.00-40-3.eps
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