201a
202
この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に「安全上のご注意」(P.2)と「使用上
のご注意」(P.5)をよくお読みください。また、この機器の優れた機能を十分ご理解いただ
くためにも、取扱説明書をよくお読みください。取扱説明書は必要なときにすぐに見ること
ができるよう、手元に置いてください。
2008 ローランド株式会社
©
本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。
安全上のご注意
安全上のご注意
マークについて この機器に表示されているマークには、次のような意味があります。
注意:
注意
感電の恐れがあります。
キャビネットをあけないでください。
感電防止のため、パネルやカバーを外さないでください。
この機器の内部には、お客様が修理/交換できる部品
はありません。
修理は、お買い上げ店またはローランド・サービスに
依頼してください。
火災・感電・傷害を防止するには
注意の意味について 警告と
取扱いを誤った場合に、使用者が
警告
注意
死亡または重傷を負う可能性が想
定される内容を表わしています。
取扱いを誤った場合に、使用者が
傷害を負う危険が想定される場合
および物的損害のみの発生が想定
される内容を表わしています。
※物的損害とは、家屋・家財およ
び家畜・ペットにかかわる拡大
損害を表わしています。
このマークは、機器の内部に絶縁されていない「危
険な電圧」が存在し、感電の危険があることを警
告しています。
このマークは、注意喚起シンボルです。取扱説明書
などに、一般的な注意、警告、危険の説明が記載さ
れていることを表わしています。
図記号の例
は、注意(危険、警告を含む)を表わしていま
す。
具体的な注意内容は、 の中に描かれています。
左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を
表わしています。
は、禁止(してはいけないこと)を表わしてい
ます。
具体的な禁止内容は、 の中に描かれています。
左図の場合は、「分解禁止」を表わしています。
●は、強制(必ずすること)を表わしています。
具体的な強制内容は、
左図の場合は、「電源プラグをコンセントから抜
くこと」を表わしています。
●の中に描かれています。
以下の指示を必ず守ってください
警告
分解や改造をしない
002a
この機器を分解したり、改造したりしないでく
ださい。
..............................................................................................................
修理や部品交換はしない
003
修理や部品の交換は、絶対にしないでくださ
い。修理や部品の交換をするときは、必ずお買
い上げ店またはローランドお客様相談セン
ターにご相談ください。
..............................................................................................................
以下のような場所での使用や保管はしない
004
○ 温度が極端に高い場所(直射日光の当たる
場所、暖房機器の近く、発熱する機器の上
など)
○ 水気の近く(風呂場、洗面台、濡れた床な
ど)や湿度の高い場所
○ 湯気や油煙が当たる場所
○ 塩害の恐れがある場所
○ 雨に濡れる場所
○ ほこりや砂ぼこりの多い場所
○ 振動や揺れの多い場所
..............................................................................................................
不安定な場所に設置しない
007
この機器を、ぐらつく台の上や傾いた場所に設
置しないでください。必ず安定した水平な場所
に設置してください。
..............................................................................................................
電源コードは100Vの電源コンセントに差し込む
008a
電源コードは、必ず AC100V の電源コンセン
トに差し込んでください。
..............................................................................................................
電源コードは付属のものを使用する
008e
電源コードは、必ず付属のものを使用してくだ
さい。また、付属の電源コードを他の製品に使
用しないでください。
..............................................................................................................
電源コードを曲げない、重いものを載せない
009
電源コードを無理に曲げたり、電源コードの上
に重いものを載せたりしないでください。電源
コードに傷がつき、ショートや断線の結果、火
災や感電の恐れがあります。
..............................................................................................................
2
警告
安全上のご注意
タコ足配線などの無理な配線をしない
015
電源は、タコ足配線などの無理な配線をしないで
ください。特に、電源タップを使用している場
合、電源タップの容量(ワット/アンペア)を超
えると発熱し、コードが溶けることがあります。
..............................................................................................................
大音量で長時間使用しない
010
この機器を単独で、あるいはヘッドホン、アン
プ、スピーカーと組み合わせて使用した場合、
設定によっては永久的な難聴になる程度の音
量になります。万一、聴力低下や耳鳴りを感じ
たら、直ちに使用をやめて専門の医師に相談し
てください。
..............................................................................................................
異物を入れない
011
この機器に、異物(燃えやすいもの、硬貨、針
金など)を絶対に入れないでください。
ショートや誤動作の原因になることがありま
す。
..............................................................................................................
異常や故障が生じたときは電源を切る
012a
次のような場合は、直ちに電源を切って電源
コードをコンセントから外し、お買い上げ店ま
たはローランドお客様相談センターに修理を
依頼してください。
○ 電源コードが破損したとき
○ 煙が出たり、異臭がしたとき
○ 異物が内部に入ったり、液体がこぼれたり
したとき
○ 機器が(雨などで)濡れたとき
○ 機器に異常や故障が生じたとき
..............................................................................................................
お子さまだけでは使用しない
013
お子さまのいるご家庭で使用する場合、取り扱
いやいたずらに注意してください。お子さまが
お使いになる場合は、必ず大人のかたが、監視
/指導してあげてください。
..............................................................................................................
落としたり、強い衝撃を与えない
014
この機器を落としたり、この機器に強い衝撃を
与えないでください。
..............................................................................................................
海外でそのまま使用しない
016
外国で使用する場合は、お買い上げ店または
ローランドお客様相談センターに相談してく
ださい。
CD-ROM をオーディオ CD プレーヤーや
DVD プレーヤーで使用しない
023
CD-ROM を、一般のオーディオ CD プレー
ヤーや DVD プレーヤーで再生すると、大音量
によって耳を痛めたり、スピーカーを破損する
恐れがあります。
.......................................................................................................
水の入った容器などを載せない
026
水の入った容器(花びんなど)やジュースの
入ったコップなどを置かないでください。ま
た、殺虫剤、香水、アルコール類、マニキュ
ア、スプレー缶なども置かないでください。
液体がこぼれてこの機器の中に入ると、故障の
原因になることがあり、ショートや誤動作の原
因になることがあります。
風通しの良い場所に設置する
101a
この機器は、風通しのよい、正常な通気が保た
れている場所に設置して、使用してください。
..............................................................................................................
電源コードはプラグを持って抜き差しする
102b
電源コードを機器本体やコンセントに抜き差
しするときは、必ずプラグを持ってください。
..............................................................................................................
定期的に電源コードのプラグのほこりを拭き取る
103a
電源プラグは定期的にコンセントから抜いて、
乾いた布でゴミやほこりを拭き取ってくださ
い。また、長時間使用しないときは、電源プラ
グをコンセントから外してください。電源プラ
グとコンセントの間にゴミやほこりがたまる
と、絶縁不良を起こして火災の原因になります。
..............................................................................................................
コードやケーブルを煩雑にならないように配線する
104
接続したコードやケーブル類は、繁雑にならな
いように配慮してください。特に、コードや
ケーブル類は、お子様の手が届かないように配
慮してください。
..............................................................................................................
本製品の上に乗ったり、重いものを置かない
106
この機器の上に乗ったり、機器の上に重いもの
を置かないでください。
..............................................................................................................
..............................................................................................................
3
安全上のご注意
注意
濡れた手で電源コードを抜き差ししない
107b
濡れた手で電源コードのプラグを持って、機器
本体やコンセントに抜き差ししないでくださ
い。
..............................................................................................................
この機器を移動するときの注意
108d(選択)
この機器を移動する前に以下のことを確認し
てください。
1
○ 機器本体とスタンドを固定しているノブ・
ボルトがゆるんでいないか、確認する。
ゆるんでいる場合は、しっかり固定する。
2
○ 電源コードを外す。
3
○ 外部機器との接続を外す。
6
○ 譜面立てを外す。
この機器は大変重いので、本機を移動するとき
は、必ず無理なく確実に持ち運べる人数で行っ
てください。このとき、手をはさんだり、足の
上に落とさないように注意してください。
..............................................................................................................
お手入れするときは電源コードをコンセントから
抜く
109a
お手入れをするときは、電源を切って電源プラ
グをコンセントから外してください(P.16)。
椅子を使うときの注意
117
椅子を使用するときは、必ず次の事項を守って
ください。
1
○ 椅子で遊んだり、踏み台にしない。
2
○ 2 人以上で腰掛けない。
4
○ 椅子の脚を止めているボルトが緩んでいた
ら、腰掛けない。(緩みがあるときは付属の
工具で締め直してください)
..............................................................................................................
小さな部品はお子さまの手の届かないところに置く
118b
下記のような小さな部品は、小さなお子様が
誤って飲み込んだりすることのないようお子
様の手の届かないところへ保管してください。
○ 付属品
・ コード・フック
・ コード・フック用の蝶ナット
・ スタンド組み立て用ネジ
・ ノブ・ボルト
・ コード・クランプ
..............................................................................................................
..............................................................................................................
落雷の恐れがあるときは電源コードをコンセント
から抜く
110a
落雷の恐れがあるときは、早めに電源を切っ
て、電源プラグをコンセントから外してくださ
い。
..............................................................................................................
4
使用上のご注意
電源について
301
● この機器を冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、エアコンなどの
インバーター制御の製品やモーターを使った電気製品が
接続されているコンセントと同じコンセントに接続しな
いでください。電気製品の使用状況によっては、電源ノイ
ズによりこの機器が誤動作したり、雑音が発生する恐れが
あります。電源コンセントを分けることが難しい場合は、
電源ノイズ・フィルターを取り付けてください。
307
● 接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐた
め、必ずすべての機器の電源を切ってください。
308
● 電源スイッチを切った後、この機器の画面やランプなどは
消えますが、これは主電源から完全に遮断されているわけ
ではありません。完全に電源を切る必要があるときは、こ
の機器の電源スイッチを切った後、コンセントからプラグ
を抜いてください。電源コ−ドのプラグを差し込むコンセ
ントは、この機器にできるだけ近い、すぐ手の届くところ
のものを使用してください。
設置について
351
● この機器の近くにパワー・アンプなどの大型トランスを持
つ機器があると、ハム(うなり)を誘導することがありま
す。この場合は、この機器との間隔や方向を変えてくださ
い。
352a
● テレビやラジオの近くでこの機器を動作させると、テレビ
画面に色ムラが出たり、ラジオから雑音が出ることがあり
ます。この場合は、この機器を遠ざけて使用してください。
352b
● 携帯電話などの無線機器を本機の近くで使用すると、着信
時や発信時、通話時に本機から雑音が出ることがありま
す。この場合は、それらの機器を本機から遠ざけるか、も
しくは電源を切ってください。
354b
● 直射日光の当たる場所や、発熱する機器の近く、閉め切っ
た車内などに放置しないでください。また、至近距離から
照らす照明器具(ピアノ・ライトなど)や強力なスポッ
ト・ライトで長時間同じ位置を照射しないでください。変
形、変色することがあります。
355b
● 極端に温湿度の違う場所に移動すると、内部に水滴がつく
(結露)ことがあります。そのまま使用すると故障の原因
になりますので、数時間放置し、結露がなくなってから使
用してください。
356
● この機器の上にゴム製品やビニール製品などを長時間放
置しないでください。変形、変色することがあります。
358
● 鍵盤/ペダル鍵盤の上に物を置いたままにしないでくだ
さい。発音しなくなるなどの故障の原因になります。
359
● この機器にシールなどを貼らないでください。はがす際に
外装の仕上げを損なうことがあります。
360
● 設置条件(設置面の材質、温度など)によっては本機のゴ
ム足が、設置した台などの表面を変色または変質させるこ
とがあります。ゴム足の下にフェルトなどの布を敷くと、
安心してお使いいただけます。この場合、本機が滑って動
いたりしないことを確認してからお使いください。
お手入れについて
401b
● 通常のお手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、堅く絞っ
た布で汚れを拭き取ってください。また、木製の部品があ
る場合は、木目にそって全体を均一の力で拭きます。同じ
所ばかり強くこすると、仕上げを損なう恐れがあります。
追加
● この機器に水滴が付着した場合は、直ちに乾いた柔らかい
布で拭き取ってください。
402
● 変色や変形の原因となるベンジン、シンナーおよびアル
コール類は使用しないでください。
修理について
451a
● お客様がこの機器や付属の部品を分解、改造された場合、
以後の性能について保証できなくなります。また、修理を
お断りする場合もあります。
452
● 修理に出される場合、記憶した内容が失われることがあり
ます。大切な記憶内容は、USB メモリーに保存するか、
記憶内容をメモしておいてください。修理するときには記
憶内容の保存に細心の注意を払っておりますが、メモリー
部の故障などで記憶内容が復元できない場合もあります。
失われた記録内容の修復に関しましては、補償も含めご容
赦願います。
453b
● 当社では、この製品の補修用性能部品(製品の機能を維持
するために必要な部品)を、製造打切後 8 年間保有して
います。この部品保有期間を修理可能の期間とさせていた
だきます。なお、保有期間が経過した後も故障箇所によっ
ては修理可能の場合がありますので、お買い上げ店、また
は最寄りのローランドお客様相談センターにご相談くだ
さい。
その他の注意について
551
● 記憶した内容は、機器の故障や誤った操作などにより、失
われることがあります。失っても困らないように、大切な
記憶内容はバックアップとしてUSBメモリーに保存して
おいてください。
552
● 本体メモリーやUSBメモリーの失われた記憶内容の修復
に関しましては、補償を含めご容赦願います。
553
● 故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、入出力端子
などに過度の力を加えないでください。
554
● ディスプレイを強く押したり叩いたりしないでください。
556
● ケーブルの抜き差しは、ショートや断線を防ぐため、プラ
グを持ってください。
557
● この機器は多少発熱することがありますが、故障ではあり
ません。
558a
● 音楽をお楽しみになる場合、隣近所に迷惑がかからないよ
うに、特に夜間は、音量に十分注意してください。ヘッド
ホンを使用すれば、気がねなくお楽しみいただけます。
559b
● 輸送や引っ越しをするときは、機器を緩衝材などで十分に
梱包してください。そのまま移動すると、傷、破損、故障
などの原因となります。
560
● 譜面立てを使用するときは、譜面立てに強い力を加えない
でください。
5
使用上のご注意
562
● 接続ケーブルには抵抗が入ったものがあります。この機器
との接続には、抵抗入りのケーブルを使用しないでくださ
い。音が極端に小さくなったり、まったく聞こえなくなる
場合があります。抵抗の入っていない接続ケーブル(ロー
ランド:PCS シリーズなど)をご使用ください。他社製
の接続ケーブルをご使用になる場合、ケーブルの仕様につ
きましてはケーブルのメーカーにお問い合わせください。
フロッピー・ディスクの取り扱い
(別売のフロッピー・ディスク・ドライブをお使いのとき)
651
● ディスクはフィルムに磁性体を塗布した円盤状の記憶媒
体です。磁性面には非常に高密度でデータが記憶されます
ので、取り扱いについては次の点に注意してください。
○ 磁性面に触れない
○ ホコリの多い場所で使用しない
○ 直射日光の当たる場所や、閉め切った自動車の中など
に放置しない(保存温度:10 〜 50 ℃)
○ スピーカーなどの強い磁界を発生する場所やものに
近づけない
652
● ディスクには、書き込んだデータを誤って消さないように
保護するプロテクト・タブがあります。書き込み操作を行
なうとき以外は、プロテクト・タブをプロテクトの位置に
しておいてください。
fig.DiskProtect-j.eps
裏面
ライト
(書き込み可能)
プロテクト・タブ
653
● ディスクのラベルは、しっかりと貼り付けてください。
ディスク・ドライブの中ではがれると、ディスクが取り出
せなくなります。
654
● ディスクは、傷めたり、チリ、ホコリなどが付かないよう
保管には十分注意してください。チリ、ホコリなどが付い
たディスクを使用すると、ディスクが破損したり、ディス
ク・ドライブの故障の原因になります。
プロテクト
(書き込み禁止)
USB メモリーの取り扱い
(別売の USB メモリーをお使いのとき)
704(一部修正)
● USB メモリーを接続するときは、確実に奥まで差し込ん
でください。
705(一部修正)
● USB メモリーの端子の部分に触れたり、汚したりしない
でください。
708(一部修正)
● USB メモリーは精密な電子部品で作られていますので、
取り扱いについては次の点に注意してください。
○ 静電気による破損を防ぐため、取り扱う前に身体に帯
電している静電気を放電しておく。
○ 端子部に手や金属で触れない。
○ 曲げたり、落としたり、強い衝撃を与えたりしない。
○ 直射日光の当たる場所や、閉め切った自動車の中など
に放置しない。
○ 水に濡らさない。
○ 分解や改造をしない。
追加
● USB メモリーは外部メモリー端子に対して水平になるよ
うにして、無理な力を加えずに挿入してください。無理に
挿入すると、外部メモリー端子が破損することがありま
す。
追加
● 外部メモリー端子に USB メモリー以外のもの(針金、硬
貨など)を入れないでください。外部メモリー端子の故障
の原因になります。
追加
● 接続した USB メモリーに強い力を加えないでください。
追加
● USB メモリーを長期間使用しないときは、USB メモリー
のカバーをしてください。
988
● 盗難防止用ロック( SECURITY LOCK)
市販の盗難防止用セキュリティー・ワイヤーなどを接続す
ることができます(P.19)。
http://www.kensington.com/
6
CD(CD-ROM)の取り扱い
(別売の CD ドライブをお使いのとき)
追加
● CD の取り扱いについては、次の点に注意してください。
○ CD の裏面(信号面)に触れない。
○ ホコリの多い場所で使用しない。
○ 直射日光の当たる場所や、閉め切った自動車の中など
に放置しない。
801
● ディスクの裏面(信号面)に触れたり、傷をつけたりしな
いでください。データの読み出しがうまくいかないことが
あります。CD の汚れは、市販の CD 専用クリーナーでク
リーニングしてください。
追加
● CD はケースに入れて保管してください。
追加
●CDを、長時間 CD ドライブに入れたままにしないでくだ
さい。
追加
● ラベル面にシールなどの異物を貼らないでください。
追加
● 柔らかい乾いた布で内側から外側へ放射状に軽く拭いて
ください。円周方向には拭かないでください。
追加
● レコード・クリーナー、レコード・スプレー、ベンジンな
どの溶剤は使用しないでください。
追加
● CD を曲げたりすると、正常に読み書きできなくなり、誤
動作の原因となることがあります。
使用上のご注意
著作権について
852
● 本機は技術的保護手段による制約の一部または全部を受
けずに録音、録画あるいは複製を行うことができます。こ
れは本機が音楽制作や映像制作を目的としており、他者の
著作権を侵害しない作品(自作曲など)の録音、録画ある
いは複製まで、制約を受けることがないよう設計されてい
るためです。
853
● 第三者の著作権を侵害する恐れのある用途に、本機を使用
しないでください。あなたが本機を用いて他者の著作権を
侵害しても、弊社は一切責任を負いません。
854
● 個人で楽しむこと(私的使用)を目的としていても、技術
的保護手段を回避(除去または改変)して第三者の著作物
を無断で複製することは、第三者の著作権を侵害する行為
となり、法律で禁じられています。
203
※GS() は、ローランド株式会社の登録商標です。
追加
※ XGlite() は、ヤマハ株式会社の登録商標です。
215a
※ MIDI は社団法人 音楽電子事業協会(AMEI)の登録
商標です。
215b
※ GM( )、GM2( )は、社団法人 音
楽電子事業協会(AMEI)の登録商標です。
220
※ 文中記載の会社名及び製品名は、各社の商標または登
録商標です。
7
はじめに
このたびは、ミュージック・アトリエ AT-75 をお買い上げいただき、誠にありがとうございま
す。ミュージック・アトリエは、簡単な操作で重厚なオルガン・サウンドが楽しめるオルガンで
す。アトリエを存分にお楽しみいただき、いつまでも良い状態でご愛用いただくためにも、この
取扱説明書をよくお読みいただけるようお願い申し上げます。
アトリエ・シリーズの基本コンセプト
○充実したオルガン音色
オルガンの基本となるジャズ・オルガン、パイプ・オルガン、シアター・オルガンの音色が数多
く搭載されていますので、オルガン本来の魅力がお楽しみいただけます。
○リアルタイム操作重視の伝統に基づいたパネル・レイアウト
座ってすぐに弾けるを基本コンセプトに、操作ボタンはクラシック・オルガンの伝統に基づい
てパネル面に機能的に配置されているため、操作が簡単です。さらに、アトリエ・シリーズは全
機種同じ操作性を実現しているため、機種を変えた場合でもすぐに演奏することができます。
○そのまま使える高品位音色の内蔵
充実したオルガン音色に加えて、ストリングスやブラスなどの高品位な音色を内蔵しています。
そのため、個々の音色の面倒なエディット作業は必要なく、音色を選ぶだけで素晴らしい演奏が
お楽しみいただけます。
○過去の音楽データ資産を無駄にしない設計思想
従来機種の操作性を受け継いでおり、機種が変わってもすぐに弾くことができます。また、デー
タ互換性には十分配慮しているため、過去のソング・データやレジストレーション・データも、
USB メモリーにデータを移したり、フロッピー・ディスク・ドライブを接続することで活用する
ことができます。
○世界のミュージック・スタイルを搭載
世界で長く親しまれてきた代表的な音楽のミュージック・スタイル(リズムと自動伴奏パターン)
を豊富に内蔵しているので、世界のいろいろな音楽ジャンルの演奏を手軽に楽しむことができま
す。
○ミュージックデータの活用
アトリエは SMF ミュージックデータの世界標準である GM2 規格に対応しています。また、外
部メモリー端子も装備しているため、別売の USB メモリーやフロッピー・ディスク・ドライブ
を接続して、市販されている豊富な SMF ミュージックデータを活用することができます。さら
に、パートをミュートして片手ずつ練習したり、ミュージックデータに合わせてアンサンブルを
楽しんだりすることができます。
8
主な特長
○オルガンの音をつくるハーモニック・バー
伝統的ジャズ・オルガンの操作子である「ハーモニック・バー」を内蔵。ハーモニック・バーを
操作することで簡単に多彩なオルガン音色をつくることができます。
○ USB メモリー
別売の USB メモリーやフロッピー・ディスク・ドライブを接続して、SMF ミュージックデータ
を再生することができます。
また、録音した演奏やレジストレーションのデータを USB メモリーやフロッピー・ディスクに
保存したり、USB メモリー/フロッピー・ディスクの SMF ミュージックデータやレジストレー
ションをユーザー・メモリー(本体メモリー)に保存しておくこともできます。
○リアリティーあふれるリズムと自動伴奏
リズムはすべてプロのドラマーが実際に演奏したデータを使用。ノリや細かいニュアンスまで含
め、非常にリアルでクオリティーの高いパターンになっています。また、それぞれのリズムにぴっ
たり合った自動伴奏を使えば、まるでバック・バンドがそこに存在しているかのような演奏を楽
しめます。
○ヒューマン・ボイス
充実したオルガン音色に加え、鍵盤を弾く強さによって音色が変わる「Jazz Scat」、聖歌隊のイ
メージそのままの「Classical」といったヒューマン・ボイスが演奏表現の幅を大きく広げます。
はじめに
○アクティブ・エクスプレッション音色を内蔵
エクスプレッション・ペダルを踏み込むことによって、音量だけでなく、音色が変化したり、別
の音色が加わってくるアクティブ・エクスプレッション音色を内蔵しています。ピアニッシモか
らフォルティッシモまで、音色そのものが強い音に変化するクレッシェンドや、ピアノのバック
でストリングスが鳴ってくるなど、ダイナミックな音色変化を表現することができます。
○ハーモニー・インテリジェンス
ロワー(下)鍵盤で弾いたコードに従って、アッパー(上)鍵盤で弾いた音色に自動的にハーモ
ニーがつくハーモニー・インテリジェンス機能を搭載しています。より音色に厚みがついて、迫
力のある演奏をお楽しみいただけます。
○スプリット機能
49 鍵のロワー(下)鍵盤は音域をスプリット(分割)して、それぞれ別々の音色で演奏するこ
とができます。
この取扱説明書の表記について
この取扱説明書では、操作方法を簡潔に説明するために、次のように表記しています。
本書では、AT-75 のことを「アトリエ」と表記しています。
•
985
本書では、ディスプレイを使用して機能説明をしていますが、工場出荷時の設定(音色名な
•
ど)と本文中のディスプレイ上の設定は一致していません。あらかじめご了承ください。
ボタン名は[Drums/SFX]のように[ ]で囲んで表記します。
•
[▲][▼]、[] [ ]はどちらかのボタンを押すことを示しています。
•
例:Reverb[▲][▼]ボタン、Tempo[ ][ ]ボタンなど
文章の先頭に、 や※マークが付いているものは注意文です。必ずお読みください。
•
本文中の(P.**)は参照ページを表しています。
•
ページの上部にあるアトリエの図は、操作するボタンなどの場所を示しています。
•
9
目次
安全上のご注意....................................................................................................................2
使用上のご注意....................................................................................................................5
はじめに ...............................................................................................................................8
この取扱説明書の表記について.................................................................................................................9
目次 ....................................................................................................................................10
各部の名称 ........................................................................................................................14
演奏する前に ....................................................................................................................16
譜面立ての立てかた .............................................................................................................................................16
電源コードを接続する .........................................................................................................................................16
電源を入れる/切る .............................................................................................................................................16
電源を入れる.............................................................................................................................................16
電源を切る.................................................................................................................................................17
ヘッドホンを使う.................................................................................................................................................17
コード・フックを使う .........................................................................................................................................18
すべての設定を製品出荷時の設定に戻す(ファクトリー・リセット)..........................................................18
ディスプレイの明るさを調節する......................................................................................................................18
外部メモリーの使いかた......................................................................................................................................19
USB メモリーを接続する .......................................................................................................................19
フロッピー・ディスク・ドライブ(別売)を取り付ける ...................................................................19
CD の使いかた......................................................................................................................................................20
CD ドライブ(別売)を接続する...........................................................................................................20
アジャスターについて .........................................................................................................................................20
ディスプレイについて .....................................................................................................21
画面の表示内容.........................................................................................................................................21
音色を選んで演奏する .....................................................................................................22
デモ曲を聴く.........................................................................................................................................................22
音色を選ぶ.............................................................................................................................................................24
音色とパートについて .............................................................................................................................24
アッパー/ロワー/ペダル・ベース音色選択ボタンの働き ...............................................................25
アッパー/ロワー/ペダル・ベース・ボイスを選ぶ...........................................................................25
ソロ・ボイスを選ぶ .................................................................................................................................26
[Others]ボタンで音色を選ぶ..............................................................................................................27
オルガンの音をつくる(ヴィンテージ・オルガン).........................................................................................28
ヴィンテージ・オルガン・ボイスを鳴らす...........................................................................................30
アクティブ・エクスプレッション・ボイスを使って演奏する........................................................................33
音量バランスを調節する......................................................................................................................................34
音の高さをオクターブ単位で変える(オクターブ・シフト)..........................................................................35
ロワー鍵盤で押さえた鍵の音を持続させる.......................................................................................................36
ロワー鍵盤全体でドラム音を鳴らす(ドラム/効果音).................................................................................36
ドラム/効果音セットのタイプを変える ..............................................................................................37
ロワー鍵盤でベース・ボイスを鳴らす(Bass Split)....................................................................................38
ベース・スプリット・ポイントを変える(Bass Split Point)........................................................39
ロワー鍵盤で弾いたコードのルート音でベース・ボイスを鳴らす(Pedal[To Lower]ボタン).........40
10
リズム演奏を使う.............................................................................................................41
リズムを選ぶ.........................................................................................................................................................41
ユーザー・メモリーに保存されているリズムを使う...........................................................................42
リズムを鳴らす.....................................................................................................................................................43
ボタンを押してリズムをスタートする ..................................................................................................43
ロワー鍵盤やペダル鍵盤を弾くと同時にリズムをスタートする(シンクロ・スタート)...............44
リズムをストップする .............................................................................................................................45
リズムや自動伴奏のテンポを変える ..................................................................................................................46
イントロの終わりにカウントダウンの音を鳴らす...........................................................................................46
リズム演奏と自動伴奏を鳴らす..........................................................................................................................47
リズム演奏や自動伴奏に変化をつける ..............................................................................................................48
伴奏やリズムのアレンジを変える(バリエーション).........................................................................48
簡単な指使いでコードを押さえる(コード・インテリジェンス)..................................................................49
リーディング・ベース機能を使う......................................................................................................................50
簡単に自動伴奏の設定をする(ワンタッチ・プログラム機能)......................................................................51
USB メモリーのリズムを使う............................................................................................................................52
USB メモリーのリズムを鳴らす............................................................................................................52
リズムをコピーする .............................................................................................................................................53
保存されているリズムを消す..............................................................................................................................55
レジストレーション・ボタンを使う..............................................................................56
パネルの設定を登録する(レジストレーション).............................................................................................57
レジストレーションを呼び出す..........................................................................................................................58
レジストレーションの呼び出しかた ......................................................................................................58
レジストレーションの呼び出しかたを切り替える...............................................................................58
パネル設定を切り替えるたびに自動的に登録する...........................................................................................59
レジストレーションに名前をつける ..................................................................................................................59
レジストレーション・セットを保存する...........................................................................................................61
保存したレジストレーションを呼び出す...........................................................................................................63
セット単位で呼び出す .............................................................................................................................63
1 つずつ呼び出す.....................................................................................................................................64
保存したレジストレーションを消す ..................................................................................................................65
レジストレーションをコピーする......................................................................................................................66
演奏機能を使う.................................................................................................................68
移調する(キー・トランスポーズ)....................................................................................................................68
フット・スイッチを使う......................................................................................................................................69
フット・スイッチの機能を切り替える ..................................................................................................70
フット・スイッチでレジストレーションを切り替える(Registration Shift)..............................71
全体の音量をペダルで調節する(エクスプレッション・ペダル)..................................................................72
音にさまざまな効果をつける .........................................................................................73
音にハーモニーをつける(ハーモニー・インテリジェンス)..........................................................................73
ハーモニー・インテリジェンスの種類を変える...................................................................................74
音にうねりをつける(ロータリー効果)............................................................................................................75
音に余韻をつける(サステイン効果)................................................................................................................76
サステインの長さを変える......................................................................................................................77
音に残響をつける(リバーブ効果)....................................................................................................................78
リバーブのタイプを変える......................................................................................................................79
ウォール・タイプを変える......................................................................................................................80
リバーブの深さを変える .........................................................................................................................81
11
演奏の録音と再生.............................................................................................................82
トラック・ボタンとは .............................................................................................................................82
SMF ミュージックデータや USB メモリーの演奏データを再生する ...........................................................83
特定のトラックの音を鳴らさないようにする(トラック・ミュート)..........................................................84
演奏を録音する.....................................................................................................................................................84
演奏データを再生する .........................................................................................................................................85
カウント音をつけてタイミングを合わせる(カウント・イン)......................................................................86
パートごとに録音する .........................................................................................................................................86
録音し直す.............................................................................................................................................................87
演奏データを消去する .........................................................................................................................................87
演奏データの名前を変える..................................................................................................................................88
演奏データを保存する .........................................................................................................................................89
演奏データを本体に読み込む..............................................................................................................................90
「Favorites」や USB メモリーの演奏データを削除する ...............................................................................91
SMF ミュージックデータに演奏を重ねて録音する.........................................................................................92
演奏データからテンポが違うデータを作る.......................................................................................................93
演奏データをコピーする......................................................................................................................................94
VIMA TUNES の曲を楽しむ..............................................................................................................................95
VIMA TUNES の曲を聴く .....................................................................................................................95
VIMA TUNES の曲をおすすめ音色で演奏する(Recommended Tones).................................95
音楽 CD を再生する .............................................................................................................................................96
音楽 CD でカラオケをする(センター・キャンセル).........................................................................96
曲を歌いやすいキーに変える(プレイバック・トランスポーズ)......................................................97
いろいろな設定を変える .................................................................................................98
フォルダに関する設定 .........................................................................................................................................98
ユーザー・メモリーや USB メモリーにフォルダを作る ....................................................................98
フォルダの名前を変える .........................................................................................................................98
音色や発音に関する設定......................................................................................................................................99
イニシャル・タッチの効き具合を調節する(Initial Touch)............................................................99
ペダル・ベース・ボイスの発音のしかたを変える(Pedal Bass Mode)......................................99
ソロ・ボイスの発音のしかたを変える(Solo Mode)....................................................................100
演奏機能に関する設定 ......................................................................................................................................100
エクスプレッション・ペダルの働きかたを変える(Exp. Source)...............................................100
リズムに関する設定 ..........................................................................................................................................101
リズムのテンポ設定を自動的に切り替えないようにする(Auto Std Tempo)..........................101
イントロ・カウントダウンのカウント音を変える(Count Down Sound)................................102
レジストレーションに関する設定...................................................................................................................102
アレンジャーの設定を呼び出すタイミングを変える(Arranger Update).................................102
移調の設定を呼び出すタイミングを変える(Trans. Update).....................................................103
コンポーザーに関する設定...............................................................................................................................103
画面の歌詞表示のオン/オフを切り替える(Lyrics)......................................................................103
曲を移調して再生する(Playback Transpose)............................................................................104
メトロノームの設定を変える(Metronome)..................................................................................104
メトロノームの音量を変える(Metronome Volume)..................................................................105
メトロノームの音を変える(Metronome Sound)........................................................................105
拍子の設定を変える(Beat)...............................................................................................................106
演奏データをトラックごとに消音する(Track Mute)...................................................................106
演奏データをチャンネルごとに消音する(Channel Mute)..........................................................107
再生する CD の種類を設定する (CD/Audio Type) ........................................................................108
自動ピアノ用 CD のピアノの音と伴奏のタイミングを調節する (CD/Audio Sync)..................108
12
その他の設定......................................................................................................................................................109
基準ピッチを変える(Master Tune)...............................................................................................109
PC ナンバーの送信を切り替える(Send PC Switch)..................................................................109
PC ナンバーを設定する(PC Number)...........................................................................................110
MIDI IN モード(MIDI IN Mode)......................................................................................................110
MIDI 送信チャンネルを選ぶ(TxMIDI Channel)............................................................................111
V-LINK を使う(V-LINK)...................................................................................................................112
ユーザー・メモリーの設定を製品出荷時の設定に戻す(ユーザー・メモリー・リセット)....................114
ユーザー・メモリー以外の設定を製品出荷時の設定に戻す(パネル・リセット)....................................114
USB メモリーを初期化する(フォーマット)................................................................................................115
外部機器との接続..........................................................................................................116
接続端子の名称と働き ......................................................................................................................................116
オーディオ機器との接続する...........................................................................................................................116
オーディオ機器との接続方法...............................................................................................................116
パソコンと接続する ..........................................................................................................................................117
USB ドライバを設定する ....................................................................................................................118
MIDI 機器と接続する ........................................................................................................................................118
MIDI 機器との接続方法 ........................................................................................................................119
資料
故障かな?と思ったら ......................................................................................................................................120
このような表示が出たら...................................................................................................................................126
ボイス一覧..........................................................................................................................................................127
ドラム/効果音セット一覧...............................................................................................................................128
リズム一覧..........................................................................................................................................................130
コードの押さえかた一覧...................................................................................................................................131
用語集..................................................................................................................................................................133
使用できるミュージックデータ.......................................................................................................................134
使用できるミュージックデータ...........................................................................................................134
アトリエ・シリーズの音源について ...................................................................................................134
電源を切っても記憶されている設定 ...............................................................................................................135
電源を切っても記憶されている設定 ...................................................................................................135
レジストレーション・セットごとに記憶される設定........................................................................135
1つのレジストレーションに記憶される設定....................................................................................135
MIDI インプリメンテーション・チャート ......................................................................................................136
主な仕様..............................................................................................................................................................137
デモ曲一覧..........................................................................................................................................................139
演奏者プロフィール ..............................................................................................................................139
索引 .....................................................................................................................................................................140
13
各部の名称
3 45 6 7
10 11 12 16
19
20
13 14
8
15
9
1718
21
[Power On]スイッチ(→ P.16)
1.
[Master Volume]つまみ(→ P.17)
2.
3.
ハーモニック・バー(→ P.28)
4.
ペダル・ベース・ボイス選択ボタン(→ P.25)
Pedal パート
[To Lower]ボタン(→ P.36、P.40)
Level[▲][▼]ボタン(→ P.34)
5.
ロワー・ボイス選択ボタン(→ P.25)
Lower パート
Level[▲][▼]ボタン(→ P.34)
アッパー・ボイス選択ボタン(→ P.25)
6.
Upper パート
Level[▲][▼]ボタン(→ P.34)
ソロ・ボイス選択ボタン(→ P.26)
7.
Solo パート
Level[▲][▼]ボタン(→ P.34)
[One Touch Program]ボタン(→ P.51)
8.
14
[Harmony Intelligence]ボタン(→ P.73)
9.
パート・バランス[▲][▼]ボタン
10.
(→ P.34、P.78)
11.
Vintage Organ ボタン(→ P.28)
12.
Lower[Drums/SFX]ボタン(→ P.36)
13.
Transpose[−][+]ボタン(→ P.68)
14.
[Utility]ボタン(→ P.98)
[Display/Exit]ボタン(→ P.21)
Menu[ ][ ]ボタン
Value[−][+]ボタン
15.
ディスプレイ(→ P.21)
16.
[Load]ボタン(→ P.63、P.87、P.92)
[Save]ボタン(→ P.61、P.89)
17.
拍ランプ(→ P.46)
18.
各部の名称
各部の名称
1
Write Manual
2
1 2 3 4
コンポーザー(→ P.82)
19.
[Song]ボタン
[Registration]ボタン
[Media]ボタン
[Bass]ボタン
[Lower]ボタン
[Solo/Upper]ボタン
[Reset]ボタン
[Play/Stop]ボタン
[Rec]ボタン
[Bwd]ボタン
[Fwd]ボタン
22
リズム選択ボタン(Rhythm)(→ P.41)
20.
Tempo[ ][ ]ボタン(→ P.46)
Arranger[On/Off ]ボタン(→ P.47)
[Auto Fill In]ボタン(→ P.48)
Variation[1] 〜 [4] ボタン(→ P.48)
[Intro/Ending]ボタン(→ P.43)
[Start/Stop]ボタン(→ P.45)
21.
ロータリー・サウンド(→ P.75)
[On/Off]ボタン
[Fast/Slow]ボタン
22.
レジストレーション・ボタン
[Write]ボタン(→ P.57)
[Manual]ボタン(→ P.59)
レジストレーション[1]〜[4]ボタン(→ P.56)
15
演奏する前に
譜面立ての立てかた
fig.01-03(AT-90 P.13 の図)
譜面立てを 2 つの穴に差し込みます。
1.
電源コードを接続する
1.
[Power On]スイッチがオフ(上がった状態)
になっていることを確認します。
電源を入れる/切る
941
正しく接続したら、必ず次の手順で電源を入れたり、切っ
たりしてください。手順を間違えると、誤動作をしたりス
ピーカーなどが破損する恐れがあります。
電源を入れる
電源を入れる前に、以下のことを確認します。
1.
電源コードが AC インレットに正しく接続されてい
•
る。
電源コードが、しっかりとコンセントに差し込まれ
•
ている。
•
パネル左側の[Master Volume]つまみが、Min
(最小)の位置になっている。
fig.01-05 (電源コードの図、Master Volume の図)
上がった状態が
オフ
2.
付属の電源コードを AC インレット(本体背面)
に接続し、電源コンセントに差し込みます。
fig.01-04(AT-90 P.13 の図)
コンセント
電源コード
電源コードは付属のものをお使いください。
長期間ご使用にならない場合は、電源コードをコンセント
から抜いてください。
[Power On]スイッチを押して、電源を入れま
2.
す。
押し下げられた状態が
オン
電源が入ると、メイン画面が表示されます。
fig.01-06
942
回路保護のため、電源をオンにしてからしばらくは動作し
ません。
16
[Master Volume]つまみを動かしたり、エク
3.
スプレッション・ペダルを踏んで、適度な音量に
調節します。
[Master Volume]つまみは、「Max」方向に動かす
と音量が大きくなり、「Min」方向に動かすと音量が小
さくなります。また、エクスプレッション・ペダルは
踏み込むと音量が大きくなり、戻すと小さくなります。
fig.01-07(エクスプレションペダルの図)
音量小 音量大
音量小
音量大
電源を切る
演奏する前に
ヘッドホンを使う
アトリエにはヘッドホン端子がありますので、ヘッドホンを
接続すれば夜間でも周囲を気にせず演奏を楽しむことができ
ます。
ig.01-08(全体図)
1.
ヘッドホンを、本体左下の Phones(ヘッドホ
ン)端子に接続します。
本体のスピーカーから音が出なくなり、ヘッドホンか
らのみ音が出ます。
演奏する前に
1.
電源を切る前に、[Master Volume]つまみを
Min(最小)の位置にします。
2.
[Power On]スイッチを押して、電源を切りま
す。
fig.01-06
上がった状態が
オフ
2.
[Master Volume]つまみを動かしたり、エク
スプレッション・ペダルを踏み込んで、ヘッドホ
ンの音量を調節します。
ヘッドホンご使用上の注意
コードの断線の原因になりますので、ヘッドホンは、
•
本体またはプラグ部分を持って取り扱ってください。
•
接続の際、使用機器の音量が上がっているとヘッド
ホンを壊す恐れがあります。音量を最小にしてから
接続してください。
過大入力で使用すると耳を痛めるだけでなく、ヘッ
•
ドホンにも無理がかかります。適当な音量でお楽し
みください。
ヘッドホンはステレオ標準タイプのものをお使いく
•
ださい。
ヘッドホンのプラグが Phones(ヘッドホン)端子に
•
差し込まれているときは、本体スピーカーから音は
出ません。
17
演奏する前に
コード・フックを使う
ヘッドホンを接続したときに、コード・フックを使って、足
もとのコード類をまとめることができます。
コード・フックの取り付けかた
コード・フック(蝶ナット付)を、オルガン本体
1.
の左下にある取り付け穴に 8 分目までねじ込み
ます。
以下の画面が表示されている間は、電源を切らないでくだ
さい。
fig.01-16(Factory Reset 画面)
ファクトリー・リセットが終わると、メイン画面が表
示されます。
フックの向きを決めた後、蝶ナットで固定しま
2.
す。
fig.HeadphoneHook.eps
取り付け穴
蝶ナット
コード
フック
すべての設定を製品出荷時
の設定に戻す
(ファクトリー・リセット)
アトリエに記憶されている設定を、製品出荷時の設定に戻す
ことができます。この機能のことを「ファクトリー・リセッ
ト」といいます。
音量を最小にして、電源を切ります。
1.
ユーザー・メモリー以外の設定を製品出荷時の設定に戻し
たいときは、「パネル・リセット」(P.114)を参照してく
ださい。
ファクトリー・リセットをすると、レジストレーション・
ボタンに記憶されていた設定も製品出荷時の設定に戻りま
す。レジストレーションを保存する場合は、「レジストレー
ション・セットを保存する」(P.61)をご覧ください。
ユーザー・メモリーのみを製品出荷時の設定に戻したいと
きは、「ユーザー・メモリー・リセット」(P.114)を参照
してください。
ディスプレイの明るさを調
節する
ディスプレイの明るさ(コントラスト)を調節することがで
きます。
1.
本体の底面(P.116)にある[LCD Contrast]
つまみを回して、ディスプレイの明るさを調節し
ます。
暗い 明るい
暗い 明るい
[One Touch Program]ボタンを押しながら、
2.
[Power On]スイッチを押して電源を入れます。
fig.01-15
18
外部メモリーの使いかた
アトリエで録音した曲やレジストレーション・セットを、保
存用として別売の USB メモリーにコピーしておくことがで
きます。別売のフロッピー・ディスク・ドライブを使ってフ
ロッピー・ディスクにコピーすることもできます(P.53、
P.66、P.94)。
また、USB メモリーや、フロッピー・ディスクに保存されて
いる SMF ミュージック データを 再生す ること もでき ます
(P.83)。
USB メモリー、フロッピー・ディスク・ドライブは、ロー
ランドが販売しているものを使用してください。
それ以外の USB 機器を使用したときの動作は保証できま
せん。
新しい USB メモリーやフロッピー・ディスクを使う場合
は、まずアトリエで初期化(フォーマット)してください。
詳しくは、「USB メモリーを初期化する(フォーマット)」
(P.115)をご覧ください。
USB メモリーを接続する
下図のように、USB メモリーを外部メモリー端
1.
子に接続します。
fig.Connect-USB-1.eps
演奏する前に
外部メモリー端子のホルダーを持って、左または
1.
右に 90 度回転させます。
fig.Connect-USB-2.eps
外部メモリー端子
右側90度 左側90度
外部メモリー端子ホルダーを回転させるときは、必ず外部
メモリー端子ホルダーを持ってください。絶対に、接続し
た USB メモリーを持って外部メモリー端子ホルダーを回
転させないでください。
外部メモリー端子ホルダーを回転するときに、指を挟まな
いように注意してください。
988
盗難防止用ロック( SECURITY LOCK)
市販の盗難防止用セキュリティー・ワイヤーなどを
接続することができます。
http://www.kensington.com/
盗難防止用ロック
演奏する前に
ホルダー
931
USB メモリーを接続するときは、確実に奥まで差し込
んでください。また無理な挿入はしないでください。
外部メモリー端子のホルダーを回転する
外部メモリー端子のホルダーは、左右に 90 度回転します。
外部メモリー端子のホルダーを回転させ接続した USB メモ
リーを本体の下に収納することで USB メモリ ーが体 に当
たって破損することを防ぐことができます。
フロッピー・ディスク・ドライブ
(別売)を取り付ける
図のように、本体底面にある取り付け穴を利用して
1.
フロッピー・ディスク・ドライブを取り付けます。
詳しくは、フロッピー・ディスク・ドライブの取扱説明書
をご覧ください。
fig.Connect-FDD-1.epsツ
2.
フロッピー・ディスク・ドライブの USB ケーブル
を、アトリエの外部メモリー端子に接続します。
fig.Connect-FDD-2.eps
外部メモリー端子
USBケーブル
19
演奏する前に
CD の使いかた
市販の CD ドライブを接続して、音楽 CD やSMF ミュージッ
クデータを保存した CD-ROM を再生することができます。
ローランドが販売している VIMA 用 CD-ROM(VIMA
TUNES)の曲を再生することもできます。
CD 使用時の注意
•
市販 CD の再生は、正式な CD 規格のロゴマーク
「COMPACT disc DIGITAL AUDIO」が印刷されて
いるもののみ対応しています。
著作権保護技術付き音楽ディスク等、CD 規格外ディ
•
スクに対しては、動作および音質の保証はできませ
ん。
著作権保護技術付き音楽ディスクに関する詳細につ
•
いては、ディスクの発売元にお問い合わせください。
CD に曲を保存したり、CD の曲を削除することはで
•
きません。CD をフォーマットすることもできませ
ん。
CD ドライブの動作確認情報を、ローランドのホームペー
ジでご案内しています。
ローランドのホームページ
http://www.roland.co.jp/
「サポート」からたどることができます。
アジャスターについて
置き場所を変えたときなど、アトリエに不安定を感じるとき
は、スタンドの脚の下部にあるアジャスターを次のように調
節してください。
アジャスターを調節するときは、手を挟まないように注意
してください。
アジャスターを回して下げ、確実にアジャスターが
•
床にあたるように調節してください。アジャスター
と床との間に隙間がないように調整します。特に
カーペットの上などに設置する場合は、床面を強く
押しつけるように調節してください。
CD ドライブ(別売)を接続する
アトリエ は USB バス・パワー動作の CD ドライブに対応
していません。USB バス・パワー対応の CD ドライブを
使用する場合は、CD ドライブに付属の電源(電 源アダプ
ターなど)を利用してください。
fig.CD-Drive.eps
外部メモリー端子
USBケーブル
アトリエと、接続する CD ドライブの電源を切り
1.
ます。
CD ドライブに付属されている USB ケーブルを、
2.
アトリエの外部メモリー端子に接続します。
アトリエの電源を入れます。
3.
接続した CD ドライブの電源を入れます。
4.
CD ドライブの電源の入れかた/切りかた、CD の入れか
た/取り出しかたについては、お使いになる CD ドライブ
の取扱説明書をご覧ください。
20
ディスプレイについて
アトリエには、「リズム画面」、「コンポーザー画面」「レジストレーション
画面」の 3 種類のメイン画面があります。
これらは、[Display/Exit]ボタンを押すことで切り替えることができま
す。
fig.01-17([Display/Exit]ボタンの図)(P.49)
画面の表示内容
リズム画面
fig.01-18
リズム名 テンポ
小節数 拍子
ディスプレイについて
押さえたコード
コンポーザー画面
本体内の演奏データを選んでいるとき
fig.01-19
拍子
押さえたコード
レジストレーション画面
テンポ
小節数 曲名 テンポ
小節数 拍子
レジストレーション名
次のレジストレーション名
ロード・ネクスト機能(P.71)
を参照ください。
押さえたコード
21
音色を選んで演奏する
デモ曲を聴く
アトリエにはデモ曲が 6 曲内蔵されています。デモ曲を聴いて、内蔵され
ている音色、リズム演奏と自動伴奏の効果を確認してみましょう。
fig.02-01
2
1, 5
デモ曲を個人で楽しむ以外に
権利者の許諾なく使用するこ
とは、法律で禁じられていま
す。
1.
2.
3.
3, 4
[Song]ボタンと[Registration]ボタンを同時に押します。
fig.02-02
Value[−][+]ボタンを押して、デモ曲を選びます。
[Play/Stop]ボタンを押すと、デモ曲の演奏が始まります。
選ばれていたデモ曲が終わると、続けて次のデモ曲が始まります。
デモ曲の演奏データは MIDI
Out 端子からは出力されませ
ん。
デモ曲の作曲者、プロフィール
については、「デモ曲一覧」
(P.139)をご覧ください。
4.
5.
22
[Play/Stop]ボタンを押すと、デモ曲が止まります。
[Song]ボタンと[Registration]ボタンを同時に押して、デモ
画面を終了します。
このような画面が表示されたら
USB メモリーや Favorites(ユーザー・メモリー)に保存していない演奏データ
が本体にある場合に、デモ曲を聴こうとすると、以下のメッセージが表示されます。
fig.02-03(Clear Song Sure?)
音色を選んで演奏する
演奏データを消してもいい場合は[Rec]ボタンを、消したくない場合は[Reset]
ボタンを押します。
演奏データは USB メモリーや Favorites(ユーザー・メモリー)に保存しておく
ことができます。
音色を選んで演奏する
演奏データを USB メモリーや
Favorites(ユ ー ザ ー・メ モ
リー)に保存する場合は「演奏
データを保存する」(P.89)を
ご覧ください。
23
音色を選んで演奏する
音色を選ぶ
アトリエではいろいろな楽器の音色を鳴らすことができます。これらの音
色を「ボイス」と呼びます。
音色とパートについて
アトリエには 2 段の手弾き鍵盤と足鍵盤があります。
それぞれ上から順に「アッパー鍵盤」「ロワー鍵盤」「ペダル鍵盤」と呼び
ます。
fig.02-04(鍵盤の図)
アッパー鍵盤
ロワー鍵盤
ペダル鍵盤
アッパー鍵盤には「Upper」、「Solo」、「Vintage Organ」の 3 つのパー
トがあります。それぞれのパートから 1 ボイスずつ選ぶことができ、ボイ
スを重ねて鳴らすことができます。
ロワー鍵盤には「Lower」、「Vintage Organ」の 2 つのパート、ペダル
鍵盤には「Pedal」パートがあります。
鍵盤 パート
Upper(アッパー)
アッパー鍵盤
ロワー鍵盤
ペダル鍵盤 Pedal(ペダル)
Upper Vintage(アッパー・ヴィンテージ・オルガン)
Solo(ソロ)
Lower(ロワー)
Lower Vintage(ロワー・ヴィンテージ・オルガン)
Pedal(ペダル)
(Pedal[To Lower]ボタンが点灯または、Bass Split
がオンのとき)
24
アッパー/ロワー/ペダル・ベース音色選択ボタンの
働き
fig.02-05(アッパー・ボイスとロワー・ボイスのボタン)
ボイス・ボタンを押すたびにランプの点灯/消灯が切り替わり、ランプが
点灯しているボタンのボイスを鳴らすことができます。
音色を選んで演奏する
ボイス・ボタンが消灯してい
て、ヴィンテージ・オルガン・
ボイスがオフになっていると
きは、鍵盤を弾いても音は出ま
せん。
音色を選んで演奏する
アッパー/ロワー/ペダル・ベース・ボイスを選ぶ
アッパー/ロワー/ペダル・ベースの各パートのボタンを押して、ボイス
を選びます。
電源投入時は、アッパー鍵盤では「Full Organ3」、ロワー鍵盤では「Lower
Organ2」、ペダル・ベースでは「Organ Bass1」が鳴ります。
例:Upper パートに「Orch.Brs Ens」を選ぶ
1.
Upper パートの[Brass]ボタンを押して、ランプを点灯させます。
ディスプレイには、選んだボイスの名前が数秒間表示されます。
fig.02-06
アッパー鍵盤を弾くと、「Orch.Brs Ens」の音色が鳴ります。
ロワー・ボイスとペダル・ベースのボイスも、アッパー・ボイスと同じように選ぶ
ことができます。
Pedal[To Lower]ボタン
(P.40)を押して、ランプを
点灯させると、ペダル・ベー
ス・ボイスはロワー鍵盤で発
音するようになり、ペダル鍵
盤では発音しません。
通常、ペダル鍵盤を弾くと、単
音で発音します。ペダル・ベー
スの発音のしかた(P.99)を
変えることによって、複音で鳴
らすことができます。
25
音色を選んで演奏する
ソロ・ボイスを選ぶ
ソロ・ボイスは、通常、アッパー鍵盤で弾いた最高音を単音で鳴らすこと
ができます。
fig.02-11(50mm)
例:Solo パートに「Tenor Sax」を選ぶ
1.
Solo パートの[Sax]ボタンを押して、ランプを点灯させます。
ディスプレイには、選んだボイスの名前が数秒間表示されます。
fig.02-12
アッパー鍵盤を弾くと、最高音で選んだボイスが鳴ります。
ソロ・ボイスの発音のしかた
を変えることができます。
通常、ソロ・ボイスはアッパー
鍵盤で弾いた最高音で鳴りま
すが、最後に押した鍵でソロ・
ボイスが鳴るように設定する
ことができます。
また、ソロ・ボイスを割り当て
た鍵域で弾いたすべての鍵で
ソロ・ボイスを鳴らすことがで
きます。
詳しくは「ソロ・ボイスの発
音のしかたを変える(Solo
Mode)」(P.100)をご覧く
ださい。
26
音色を選んで演奏する
[Others]ボタンで音色を選ぶ
各パートにはそれぞれ[Others]ボタンがあります。[Others]ボタンを
使うと、すべてのボイスを選ぶことができます。
1.
2.
3.
ボイスを設定したいパートの[Others]ボタンを押します。
ディスプレイにボイス名が表示されます。
fig.02-10-2(P.29)
選んだ[Others]ボタンのランプが点灯します。
ディスプレイにボイス名が表示されている間に、Value[−][+]
ボタンを押して、ボイスを選びます。
指定している[Others]ボタンのランプが点滅します。
途中で操作を中止するときは、[Display/Exit]ボタンを押します。
もう一度、ボイスを設定したいパートの[Others]ボタン を押し
て、ボイスを確定します。
[Others]ボタンのランプが点滅から点灯に変わります。
Menu[ ][ ]ボタン
を押して、ボイスを選ぶと、
ボイス・グループ単位でジャ
ンプすることもできます。
各ボイスのボイス番号には
「G11 Strings1」のように、
ボイス・グループを表すアル
ファベットがつきます。
音色を選んで演奏する
ボイスを設定したパートの鍵
盤を弾いて、ボイスを確定する
こともできます。
[Others]ボタンに選べるボイ
スは、「ボイス一覧」(P.127)
をご覧ください。
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音色を選んで演奏する
オルガンの音をつくる(ヴィンテージ・オルガン)
Vintage Organ ボタンで、アッパー/ロワー・パートにヴィンテージ・オ
ルガンの音色を加えることができます。
さらにハーモニック・バーで好みの音色に変えることができます。
アトリエには、アッパー・パートとロワー・パートに割り当て可能な 9 本
のハーモニック・バーがあります。
それぞれのハーモニック・バーにはフィート(音の高さ)が異なる音が割
り当てられていて、これらの音を重ねることによっていろいろな種類のオ
ルガン音色をつくることができます。
fig.HarmonicBar.eps
ハーモニック・バー
ハーモニック・バーを前後にスライドさせ出し入れすることで、各フィートの音量
を調節することができます。
音量は 9 段階(0 〜 8)で調節することができます。
ハーモニック・バーを完全に引き出した状態(8)が最も音量が大きく、完全に押
し込んだ状態(0)のときは音が鳴らなくなります。
8' は音の高さの基準になるフィートで、この音の高さを中心にして音色を作ってい
きます。ハーモニック・バーには、異なる音の高さのサイン波(単純な丸い音)が
割り当てられており、これらを混ぜ合わせることでさまざまな音を作ることができ
ます。
HarmonicBar-8+4.eps
8’ の音量を「8」
4’ の音量を「5」
時間
時間
時間
28