Roland AT-60R User Manual [ja]

安全上のご注意
 
警告
マークについて
キャビネットをあけるな
感電防止のため、パネルやカバーを外さないでください。
注意:
この機器の内部には、お客様が修理/交換できる部品 はありません。 修理は、お買い上げ店またはローランド・サービスに 依頼してください。
注意の意味について警告と
警告
注意
この機器に表示されているマークには、次のような意味があります。
注意
感電の恐れあり
このマークは、機器の内部に絶縁されていない「危 険な電圧」が存在し、感電の危険があることを警 告しています。
このマークは、注意喚起シンボルです。取扱説明書 などに、一般的な注意、警告、危険の説明が記載さ れていることを表わしています。
火災・感電・傷害を防止するには
図記号の例
取扱いを誤った場合に、使用者が 死亡または重傷を負う可能性が想 定される内容を表わしています。
取扱いを誤った場合に、使用者が 傷害を負う危険が想定される場合 および物的損害のみの発生が想定 される内容を表わしています。  ※物的損害とは、家屋・家財およ
び家畜・ペットにかかわる拡大 損害を表わしています。
 は、注意(危険、警告を含む)を表わしていま す。 具体的な注意内容は、 の中に描かれています。 左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を 表わしています。
 は、禁止(してはいけないこと)を表わしてい ます。 具体的な禁止内容は、 の中に描かれています。 左図の場合は、「分解禁止」を表わしています。
は、強制(必ずすること)を表わしています。
具体的な強制内容は、●の中に描かれています。 左図の場合は、「電源プラグをコンセントから抜 くこと」を表わしています。

安 全 上 の ご 注 意

以下の指示を必ず守ってください
警告
● この機器を使用する前に、以下の指示と取扱 説明書をよく読んでください。
..............................................................................................................
● この機器を分解したり、改造したりしないで ください。
..............................................................................................................
● 修理/部品の交換などで、取扱説明書に書か れていないことは、絶対にしないでください。 必ずお買い上げ店またはローランド・サービ スに相談してください。
..............................................................................................................
● 次のような場所での使用や保存はしないでく ださい。
○ 温度が極端に高い場所(直射日光の当たる
場所、暖房機器の近く、発熱する機器の上 など)
○ 水気の近く(風呂場、洗面台、濡れた床な
ど)や湿度の高い場所 ○ 雨に濡れる場所 ○ ホコリの多い場所 ○ 振動の多い場所
..............................................................................................................
● この機器を、ぐらついた台の上や傾いた場所 に設置しないでください。必ず安定した水平 な場所に設置してください。
..............................................................................................................
● 電源プラグは、必ず AC100V の電源コンセン トに差し込んでください。
..............................................................................................................
● 電源コードを無理に曲げたり、電源コードの 上に重いものを載せたりしないでください。 電源コードに傷がつきます。
..............................................................................................................
● この機器を単独で、あるいはヘッドホン、ア ンプ、スピーカーと組み合わせて使用した場 合、設定によっては永久的な難聴になる程度 の音量になります。大音量で、長時間使用し ないでください。万一、聴力低下や耳鳴りを 感じたら、直ちに使用をやめて専門の医師に 相談してください。
..............................................................................................................
2
警告
注意
安全上のご注意
● この機器に、異物(燃えやすいもの、硬貨、針 金など)や液体(水、ジュースなど)を絶対 に入れないでください。
..............................................................................................................
● 次のような場合は、直ちに電源を切って電源 コードをコンセントから外し、お買い上げ店 またはローランド・サービスに修理を依頼し てください。
○ 電源コードやプラグが破損したとき ○ 異物が内部に入ったり、液体がこぼれたり
したとき ○ 機器が(雨などで)濡れたとき ○ 機器に異常や故障が生じたとき
..............................................................................................................
● お子様のいるご家庭で使用する場合、お子様 の取り扱いやいたずらに注意してください。 必ず大人のかたが、監視/指導してあげてく ださい。
..............................................................................................................
● この機器を落としたり、この機器に強い衝撃 を与えないでください。
..............................................................................................................
● 電源は、タコ足配線などの無理な配線をしな いでください。特に、電源タップを使用して いる場合、電源タップの容量(ワット/アン
ペア)を超えると発熱し、コードの被覆が溶 けることがあります。
..............................................................................................................
● 外国で使用する場合は、お買い上げ店または ローランド・サービスに相談してください。
● 接続したコードやケーブル類は、繁雑になら ないように配慮してください。特に、コード やケーブル類は、お子様の手が届かないよう に配慮してください。
..............................................................................................................
● この機器の上に乗ったり、機器の上に重いも のを置かないでください。
..............................................................................................................
● 濡れた手で電源コードのプラグを持って、機 器本体やコンセントに抜き差ししないでくだ さい。
..............................................................................................................
● この機器を移動するときは以下のことを確認 した後、必ず 2 人以上で水平に持ち上げて運 んでください。このとき、手をはさんだり、足 の上に落とさないように注意してください。
○ 機器本体とスタンドを固定しているネジ
がゆるんでいないか、確認する。ゆるんで
いる場合は、しっかり固定する。 ○ 電源コードを外す。 ○ 外部機器との接続を外す。 ○ フタを閉じる。 ○ 譜面立てを倒す。
..............................................................................................................
● お手入れをするときには、電源を切って電源 プラグをコンセントから外してください(P. 15)。
..............................................................................................................
● 落雷の恐れがあるときは、早めに電源プラグ をコンセントから外してください。
注意
● この機器は、風通しのよい、正常な通気が保 たれている場所に設置して、使用してくださ い。
..............................................................................................................
● 電源コードを機器本体やコンセントに抜き差 しするときは、必ずプラグを持ってください。
..............................................................................................................
● 長時間使用しないときは、電源プラグをコン セントから外してください。
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..............................................................................................................
● フタの開け閉めは、指などをはさまないよう に、注意して行なってください(P. 15)。小 さいお子様が使用されるときは、大人のかた が介添えしてください。
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● 椅子を使用するときは、必ず次の事項を守っ てください。
○ 椅子で遊んだり、踏み台にしない。 ○ 2人以上で腰掛けない。 ○ 椅子の脚を止めているボルトが緩んでい
たら、腰掛けない。(緩みがあるときは随 時付属のスパナで締め直してください)
○ シート部分の開け閉めは、指などをはさ
まないように、注意して行ってください。 特に、折り畳み式金具の部分に指などを はさまないように、注意してください(P. 18)。
..............................................................................................................
3
使用上のご注意
291a
2、3 ページに記載されている「安全上のご注意」以外に、次のことに注意してください。
電源について
301
● 雑音を発生する装置(モーター、調光器など)や消費電力 の大きな機器とは、別のコンセントを使用してください。
307
● 接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐた め、必ずすべての機器の電源を切ってください。
設置について
351
● この機器の近くにパワー・アンプなどの大型トランスを持 つ機器があると、ハム(うなり)を誘導することがありま す。この場合は、この機器との間隔や方向を変えてくださ い。
352
● テレビやラジオの近くでこの機器を動作させると、テレビ 画面に色ムラが出たり、ラジオから雑音が出ることがあり ます。この場合は、この機器を遠ざけて使用してください。
353
● この機器はフロッピー・ディスク・ドライブが搭載されて いますので、次の点に注意してください。詳細は、「フロッ ピー・ディスクをお使いになる前に」をご覧ください。
○ スピーカーなどの強い磁界の発生する場所には近づ
けない ○ この機器を極端に傾けない ○ フロッピー・ディスク・ドライブ動作中は、振動を与
えたり移動したりしない
354b
● 直射日光の当たる場所や、発熱する機器の近く、閉め切っ た車内などに放置しないでください。また、至近距離から 照らす照明器具(ピアノ・ライトなど)や強力なスポッ ト・ライトで長時間同じ位置を照射しないでください。変 形、変色することがあります。
355
● 故障の原因になりますので、雨や水に濡れる場所で使用し ないでください。
356
● 本機の上にゴム製品やビニール製品などを長時間放置し ないでください。変形、変色することがあります。
357
● 本機の上に水の入った容器(花びんなど)、殺虫剤、香水、 アルコール類、マニキュア、スプレー缶などを置かないで ください。また、表面に付着した液体は、すみやかに乾い た柔らかい布で拭き取ってください。
お手入れについて
401b
● お手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、堅く絞った布で 汚れを拭き取ってください。木目にそって全体を均一の力 で拭きます。同じ所ばかり強くこすると、仕上げを損なう 恐れがあります。
402
● 変色や変形の原因となるベンジン、シンナーおよびアル コール類は、使用しないでください。
修理について
451a(国内のみ)
● お客様がこの機器を分解、改造された場合、以後の性能に ついて保証できなくなります。また、修理をお断りする場 合もあります。
452
● 修理に出される場合、記憶した内容が失われることがあり ます。大切な記憶内容は、フロッピー・ディスクに保存す るか、記憶内容をメモしておいてください。修理するとき には記憶内容の保存に細心の注意を払っておりますが、メ モリー部の故障などで記憶内容が復元できない場合もあ ります。失われた記録内容の修復に関しましては、補償も 含めご容赦願います。
453
● 当社では、この製品の補修用性能部品(製品の機能を維持 するために必要な部品)を、製造打切後 6 年間保有して います。この部品保有期間を修理可能の期間とさせていた だきます。なお、保有期間が経過した後も、故障箇所に よっては修理可能の場合がありますので、お買い上げ店、 または最寄りのローランド・サービスにご相談ください。
メモリー・バックアップについて
503
● 長期間(約 2 週間)この機器の電源を入れない場合、記 憶した内容が失われ、工場出荷時の状態に戻ります。失っ ても困らないように、大切な記憶内容はバックアップとし てフロッピー・ディスクに保存しておいてください。
その他の注意について
551
● 記憶した内容は、機器の故障や誤った操作などにより、失 われることがあります。失っても困らないように、大切な 記憶内容はバックアップとしてフロッピー・ディスクに保 存しておいてください。
552
● 本体メモリーの失われた記憶内容の修復に関しましては、 補償を含めご容赦願います。
553
● 故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、入出力端子 などに過度の力を加えないでください。
554
● ディスプレイを強く押したり、叩いたりしないでくださ い。
556
● ケーブルの抜き差しは、ショートや断線を防ぐため、プラ グを持ってください。
557
● この機器は多少発熱することがありますが、故障ではあり ません。
558a
● 音楽をお楽しみになる場合、隣近所に迷惑がかからないよ うに、特に夜間は、音量に十分注意してください。ヘッド ホンを使用すれば、気がねなくお楽しみいただけます。
559
● 輸送や引っ越しをするときは、この機器が入っていたダン ボール箱と緩衝材、または同等品で梱包してください。
560
● 譜面立てを、手前に引き倒さないでください。
4
使用上のご注意
フロッピー・ディスクをお使いになる 前に
フロッピー・ディスク・ドライブの取り扱い
602
● 外部からの振動を受けない、しっかりした水平な場所に設 置してください。極端に傾けると、ディスク・ドライブの 動作に悪影響を与えることがあります。
603
● 極端に湿度の違う場所に移動すると、ディスク・ドライブ に水滴がつくことがあります。このまま使用すると故障の 原因になりますので、数時間放置してから使用してくださ い。
604
● ディスクを挿入するときは、確実に奥まで入れてくださ い。ディスクを取り出すときは、イジェクト・ボタンを奥 まで押してください。万一ディスクが引っ掛かった場合 は、無理に取り出さないでください。
605a
● ディスクドライブのランプはデータの読み込み/書き込 み時に明るく点灯し、それ以外では暗く点灯します。読み 込み/書き込み中(ランプが明るく点灯)は、ディスクを 取り出さないでください。ディスクの磁性面に傷がつき、 使用できなくなります。
606
● 電源を入れたり切ったりするときは、ディスクをディス ク・ドライブから抜いてください。
607
● ディスクはディスク・ドライブに対して水平になるように して、無理な力を加えずに挿入してください。無理に挿入 すると、ディスク・ドライブのヘッドが破損することがあ ります。
608
● ディスク・ドライブにフロッピー・ディスク以外のもの
(針金、硬貨、別の種類のディスクなど)を入れないでく
ださい。ディスク・ドライブの故障の原因になります。
フロッピー・ディスクの取り扱い
651
● ディスクはフィルムに磁性体を塗布した円盤状の記憶媒 体です。磁性面には非常に高密度でデータが記憶されます ので、取り扱いについては次の点に注意してください。
○ 磁性面に触れない ○ ホコリの多い場所で使用しない ○ 直射日光の当たる場所や、閉め切った自動車の中など
に放置しない(保存温度 : 10〜 50 ℃)
○ スピーカーなどの強い磁界を発生する場所やものに
652
● ディスクには、書き込んだデータを誤って消さないように 保護するプロテクト・タブがあります。書き込み操作を行 なうとき以外は、プロテクト・タブをプロテクトの位置に しておいてください。
裏面
653
● ディスクのラベルは、しっかりと貼り付けてください。 ディスク・ドライブの中ではがれると、ディスクが取り出 せなくなります。
654
● ディスクは、傷めたり、チリ、ホコリなどが付かないよう 保管には十分注意してください。チリ、ホコリなどが付い たディスクを使用すると、ディスクが破損したり、ディス ク・ドライブの故障の原因になります。
655
● 本機の演奏データが入ったディスクを、プロテクト・タブ がライトの状態で、他の機種(HP-G シリーズ、MT シ リーズ、KR シリーズ、ATELIER シリーズ、PR-300を除 く)やコンピューターなどでディスク操作(内容確認、 セーブ、削除など)をすると、以降、本機のディスク・ド ライブで使用できなくなる場合があります。他の機種やコ ンピューターで、演奏データの内容確認やロードをする場 合は、ディスクのプロテクト・タブをプロテクトの状態で 行なってください。
203
※ GS( )は、ローランド株式会社の登録商標です。
207
※ Apple は、米国 Apple Computer, Inc. の米国及びその他
の国における登録商標です。
208
※ Macintosh は、米国 Apple Computer, Inc. の米国及びそ
の他の国における登録商標です。
210
※ IBM は、米国 International Business Machines
Corporation の米国及びその他の国における登録商標で す。
211
※ IBM PC は、米国 International Business Machines
Corporation の米国及びその他の国における登録商標で す。
212
※ PC-9800 シリーズは、日本電気株式会社の商標です。
215
※ MIDI は社団法人 音楽電子事業協会(AMEI)の登録商標
です。
※ 文中記載の会社名及び製品名は、各社の商標または登録商
標です。
プロテクト・タブ
ライト (書き込み可能)
プロテクト (書き込み禁止)
5

はじめに

このたびは、ミュージック・アトリエ AT-60R をお買い上げいただき、誠にありがと うございます。AT-60Rは、簡単な操作で重厚なオルガン・サウンドが楽しめるオルガ ンです。本機を存分にお楽しみいただき、いつまでも良い状態でご愛用いただくために も、この取扱説明書をよくお読みいただけるようお願い申し上げます。

主な特長

○ シンプルで分かりやすい操作性
色分けされた大きな操作ボタンが機能的にまとめられており、リアル・タイムの操作性 を重視したレイアウトになっています。また、アトリエ・シリーズでは全機種で同じボ タン配置になっているため、初めてオルガンを使う方にも簡単に操作することができま す。
○ 豊富なオルガン音色を内蔵
パイプ・オルガン、シアター・オルガン、ジャズ・オルガンなど豊富なオルガン・サウ ンドを内蔵しています。また、質の高いブラス音やフルート音、ストリングスなどの追 加により、さらに幅広い音楽表現が可能です。
○ ヒューマン・ボイス、フレーズ
ATELIER-R シリーズでは、充実したオルガン音色に加えて、「Jazz Scat」などのヒュー マン・ボイスや「Amen」などのヒューマン・ボイス・フレーズを内蔵しています。
○ ハーモニー・インテリジェンス
AT-60Rには、ロワー(下)鍵盤で弾いたコードに従って、アッパー(上)鍵盤で弾い た音色に自動的にハーモニーがつくハーモニー・インテリジェンス機能を搭載していま す。より音色に厚みがついて、迫力のある演奏をお楽しみいただけます。 また、今回新たにハープ・タイプのハーモニー・インテリジェンスが加わり、鍵盤をグ リッサンドするだけで、ハープの美しい響きを簡単に表現できます。
○ 多彩なリズム
AT-60Rでは 96 種類のリズムが内蔵されており、さまざまな音楽ジャンルのリズムに 合わせて演奏を楽しむことができます。さらに、アレンジャー機能を搭載しているの で、ロワー鍵盤でコードを指定するだけで、リズムにあった自動伴奏を演奏することが できます。
○ ディスク・スタイルを本体に記憶可能
Rhythm[Disk]ボタンには、あらかじめ 6 種類のリズム演奏が内蔵されていますが、 これらのリズムをミュージック・スタイル・ディスクのリズムに書き替えることができ ます。ミュージック・スタイル・ディスクのリズムを本体に記憶すると、電源を切って も記憶したリズムは消えないので、よく使うリズムは本体に読み込んでおくと便利で す。
6
○ SMF ミュージックデータを読み込み可能
テープ・レコーダー感覚のコンポーザーを搭載しています。内蔵のコンポーザーは、簡 単な操作で演奏を録音することが出来るだけでなく、SMFフォーマットのミュージッ クデータを読み込み、自分の演奏を重ねて録音することもできます。
○ SMF セーブ
SMFフォーマットで保存することができるため、アトリエのオルガン音源を使った演 奏データを外部シーケンサーで簡単にエディット(編集)することができます。
○ 61 鍵の余裕のロワー鍵盤
AT-60Rは 61鍵のロワー(下)鍵盤を採用しており、微妙なタッチで音の強弱が表現 できるイニシャル・タッチやダンパー・ペダルを備えているので、ピアノ演奏の表現力 をそのまま生かすことができます。 さらに、61 鍵の広い音域をスプリット(鍵盤の分割)して、ソロ・ボイスやペダル・ ベース・ボイス、パーカッションなどを鳴らすことができるので、表現力豊かな演奏を 楽しめます。また、ロワー鍵盤を最大4パートに分けることができるので、まるで1段 のロワー鍵盤が4段鍵盤になったように感じられます。 また、マニュアル・ドラム機能を使って、ロワー鍵盤全体でドラム音や効果音を鳴らす こともできます。
はじめに

この取扱説明書の表記について

ボタン名は[Power]のように[ ]で囲んで表記します。
ボタンのランプの点灯/消灯/点滅は、以下のように区別します。
fig.00-01
点灯
この取扱説明書に掲載している画面は工場出荷時の設定に基づいておりますが、一部で
出荷時の設定と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。
[−][+]、[ ▲][ ▼]、[][]はどちらかのボタンを押すことを示しています。
例:Rhythm Select[−][+]ボタン、Part Balance Reverb[ ▲][ ▼]ボタン、 Menu[ ][ ]ボタンなど
消灯
点滅
7
目次
安全上のご注意 .....................................................................................................................................................2
使用上のご注意......................................................................................................................................................4
はじめに ...................................................................................................6
主な特長 ................................................................................................................................................................. 6
この取扱説明書の表記について........................................................................................................................ 7
目次 ..........................................................................................................8
各部の名称 ..............................................................................................12
演奏する前に ..........................................................................................15
フタの開け閉め ...................................................................................................................................................15
譜面立ての立てかた ..........................................................................................................................................15
電源コードを接続する ......................................................................................................................................15
電源を入れる/切る ..........................................................................................................................................16
電源を入れる ..........................................................................................................................................16
電源を切る ..............................................................................................................................................16
ヘッドホンを使うとき ......................................................................................................................................17
マイクを使うとき ..............................................................................................................................................17
椅子使用時の注意 ..............................................................................................................................................18
製品出荷時の設定に戻す ..................................................................................................................................18
基本画面を表示する ..........................................................................................................................................19
リズム画面 ..............................................................................................................................................19
コンポーザー画面 .................................................................................................................................19
演奏してみましょう ...............................................................................20
デモ曲を聴く...................................................................................................................................................... 20
音色を選ぶ.......................................................................................................................................................... 22
音色とパートについて ........................................................................................................................ 22
アッパー/ロワー/ペダル・ベース音色選択ボタンの働き...................................................... 23
アッパー・ボイスとロワー・ボイスを選ぶ................................................................................... 24
ペダル・ベースのボイスを選ぶ........................................................................................................ 25
ソロ・ボイスを選ぶ............................................................................................................................. 26
[Others]ボタンで音色を選択する................................................................................................. 27
音量バランスを調節する ................................................................................................................................. 29
音の高さをオクターブ単位で変える............................................................................................................. 30
ヒューマン・ボイスを使って演奏する......................................................................................................... 31
ヒューマン・ボイスを選ぶ ................................................................................................................ 31
鍵盤でドラム音や効果音を鳴らす................................................................................................................. 32
ロワー鍵盤全体でドラム音を鳴らす(Manual Drums)............................................................. 32
マニュアル・ドラム・セットのタイプを変える........................................................................... 33
ロワー・ボイスとドラム音を同時に鳴らす(Manual Percussion)....................................... 34
マニュアル・パーカッション・セットのタイプを変える .......................................................... 35
リズム演奏を使う ...................................................................................36
リズムを選ぶ...................................................................................................................................................... 36
リズムを鳴らす〜リズムのスタート/ストップ........................................................................................ 37
ボタンを押してリズムをスタートする ........................................................................................... 37
ロワー鍵盤やペダル鍵盤を弾くと同時にリズムをスタートする〜シンクロ・スタート .... 37
ストップの方法..................................................................................................................................... 38
8
リズム演奏に変化をつける............................................................................................................................. 39
リズム演奏と自動伴奏を鳴らす..................................................................................................................... 40
テンポを変える.................................................................................................................................................. 40
簡単な指使いでコードを押さえる................................................................................................................. 41
リーディング・ベース機能を使う................................................................................................................. 42
ロワー鍵盤で押さえた鍵の音を持続させる................................................................................................ 42
簡単に自動伴奏の設定をする〜ワンタッチ・プログラム機能............................................................... 43
リズムに適したパネル設定にする.................................................................................................... 44
ディスクのリズムを使う ................................................................................................................................. 45
フロッピー・ディスクの入れかた/取り出しかた....................................................................... 45
ディスクのリズムを鳴らす ................................................................................................................ 45
ディスクのリズムを本体に記憶する................................................................................................ 46
[Disk]ボタンに記憶されているリズムを製品出荷時の設定に戻す....................................... 47
音にさまざまな効果をつける .................................................................48
音にハーモニーをつける〜ハーモニー・インテリジェンス................................................................... 48
ハーモニー・インテリジェンスの種類を変える........................................................................................ 48
音にうねりをつける〜ロータリー効果......................................................................................................... 50
音に厚みをつける〜コーラス効果................................................................................................................. 51
音に残響をつける〜リバーブ効果................................................................................................................. 52
音に余韻をつける〜サスティン効果............................................................................................................. 52
目次
ロワー鍵盤を効果的に使う ....................................................................53
ロワー鍵盤の効果的な使いかた..................................................................................................................... 53
ロワー鍵盤でソロ・ボイスを鳴らす............................................................................................................. 55
ロワー鍵盤でベース・ボイスを鳴らす〜[Bass Split]ボタン............................................................. 56
ロワー鍵盤で弾いたコードのルート音でベース・ボイスを鳴らす〜[To Lower]ボタン ........... 57
演奏機能を使う ......................................................................................58
移調する .............................................................................................................................................................. 58
全体の音量をペダルで調節する(エクスプレッション・ペダル)......................................................... 59
ダンパー・ペダルで音に余韻をつける......................................................................................................... 59
ピッチ・ベンド効果とビブラート効果......................................................................................................... 60
音の明るさを変える.......................................................................................................................................... 60
フット・スイッチを使う ................................................................................................................................. 61
レジストレーション・ボタンを使う ......................................................62
パネルの設定を登録する(レジストレーション)...................................................................................... 62
レジストレーションを呼び出す..................................................................................................................... 63
レジストレーションの呼び出し方.................................................................................................... 63
レジストレーションの呼び出しかたを切り替える....................................................................... 63
パネル設定を切り換えるたびに自動的に登録する.................................................................................... 64
レジストレーションに名前をつける............................................................................................................. 64
レジストレーションの名前のみをコピーする............................................................................... 66
レジストレーションをディスクに保存する................................................................................................ 67
ディスクに保存したレジストレーションを呼び出す................................................................................ 68
セット単位で呼び出す ........................................................................................................................ 68
1 つずつ呼び出す ................................................................................................................................. 69
ディスクに保存したレジストレーションを消す........................................................................................ 70
AT-90/80/30 で作ったレジストレーションを使う ................................................................................ 71
9
目次
演奏の録音と再生 ...................................................................................73
演奏を録音する.................................................................................................................................................. 74
パートごとに録音する...................................................................................................................................... 75
演奏データを再生する...................................................................................................................................... 76
特定のトラックの音を鳴らさないようにする〜トラック・ミュート................................................... 77
録音し直す.......................................................................................................................................................... 78
演奏データを消去する...................................................................................................................................... 79
フロッピー・ディスクの初期化〜フォーマット........................................................................................ 80
演奏データの名前を変える............................................................................................................................. 82
演奏データをディスクに保存する................................................................................................................. 83
SMF フォーマットで保存する .......................................................................................................... 85
演奏データをディスクから本体に読み込む................................................................................................ 86
SMF フォーマットの演奏データにアトリエで弾いた演奏を重ねて録音する ....................... 87
ディスクの演奏データを再生する................................................................................................................. 88
ディスクの演奏データを削除する................................................................................................................. 89
演奏の一部を録音し直す〜パンチ・イン・レコーディング................................................................... 90
ある区間を繰り返し重ねて録音する〜ループ・レコーディング........................................................... 92
コンポーザーに関する設定 ....................................................................94
録音を始めるタイミングを合わせる〜カウント・イン・レコーディング ...........................................94
メトロノームの設定を変える ..........................................................................................................................94
メトロノームの音量を変える ..........................................................................................................................94
メトロノームの音を変える ..............................................................................................................................94
拍子の設定を変える ..........................................................................................................................................95
エクスプレッション・ペダルの働きかたを変える ....................................................................................95
録音時のエクスプレッション・ペダルの働きかた .......................................................................95
再生時のエクスプレッション・ペダルの働きかた .......................................................................96
演奏データをチャンネルごとに消音する .....................................................................................................96
画面の歌詞表示のオン(表示)/オフ(非表示)を切り替える ...........................................................97
演奏データを編集する ............................................................................98
ある小節を消す ...................................................................................................................................................98
トラックごとに演奏データを消す .................................................................................................................99
選んだ小節の中の情報を消す .......................................................................................................................100
小節をコピーする ...........................................................................................................................................101
音符のばらつきをそろえる ...........................................................................................................................102
音色にかける効果を細かく設定する ....................................................103
リバーブのタイプを変える ...........................................................................................................................103
リバーブの深さを変える ...............................................................................................................................104
サスティンの長さを変える ...........................................................................................................................104
ロータリー効果の速さを微調節する .......................................................................................................... 104
ロータリー効果の明るさを変える ..............................................................................................................104
いろいろな設定を変える ......................................................................105
イニシャル・タッチのオン/オフを切り替える(Initial Touch)........................................................ 106
ペダル・ベースの発音のしかたを変える(Pedal Bass Mode).........................................................106
ソロ・ボイスの発音のしかたを変える(Solo Mode)...........................................................................106
右フット・スイッチでレジストレーションを切り換える(Registration Shift)............................. 106
フット・スイッチの機能を切り換える(Left / Right Foot Switch Assignment)........................107
ダンパー・ペダルの有効な鍵盤を選ぶ(Damper Pedal Assignment).............................................108
10
ピッチ・ベンド/ビブラート・レバーの有効な鍵盤を選ぶ(Bender/Vibrato Destination).....108
ピッチ・ベンドの最大変化幅を変える(Pitch Bend Range)............................................................108
ハーモニー・インテリジェンスの種類を選ぶ (Harmony Intelligence Type)..............................108
マニュアル・ドラム・セットを選ぶ(Manual Drums Set)................................................................108
マニュアル・パーカッションの種類を変える(Manual Percussion Set)......................................109
ソロ・ボイスとロワー・ボイスを重ねて鳴らす(Solo to Lower Mode).......................................109
ソロ・スプリット・ポイントを変える(Solo Split Point)..................................................................109
ベース・スプリット・ポイントを変える(Bass Split Point).............................................................109
コード・ホールドのオン/オフを切り替える(Chord Hold).............................................................110
アレンジャーの設定を呼び出すタイミングを変える(Registration Arranger Update).............. 110
移調の設定を呼び出すタイミングを変える(Registration Transpose Update).......................... 110
エクスプレッション・ペダルの効き具合を変える(Expression Curve)......................................... 110
MIDI 送信チャンネルを選ぶ(Tx MIDI Channel)...................................................................................111
MIDI IN モード(MIDI IN Mode)................................................................................................................111
PC ナンバーの送信を切り替える(Send PC Switch)..........................................................................112
PC ナンバーを設定する(PC Number)....................................................................................................112
基準ピッチを変える(Master Tune)........................................................................................................112
ディスプレイの明るさを調節する(LCD Contrast)............................................................................. 112
外部機器との接続 .................................................................................113
接続端子の名称と働き ................................................................................................................................... 113
接続のしかた .................................................................................................................................................... 113
オーディオ機器との接続 .................................................................................................................. 113
コンピューターと接続する ..............................................................................................................114
MIDI 機器と接続する ......................................................................................................................................115
MIDI 機器との接続方法 .....................................................................................................................115
目次
資料
故障と思う前に ................................................................................................................................................116
こんな表示がでたら .......................................................................................................................................118
ボイス一覧 ........................................................................................................................................................120
ドラム・セット一覧 .......................................................................................................................................122
マニュアル・ドラム・セット.......................................................................................................... 122
マニュアル・パーカッション・セット ......................................................................................... 125
スタイル一覧 .................................................................................................................................................... 126
リズム一覧(ミュージック・スタイル・ディスク)...............................................................................128
電源を切っても記憶されている設定 .......................................................................................................... 129
電源を切っても記憶されている設定 .............................................................................................129
レジストレーション全体で記憶する設定 ..................................................................................... 129
一つのレジストレーションに記憶される設定 ............................................................................. 129
コードの押さえ方一覧 ................................................................................................................................... 130
用語集 ................................................................................................................................................................ 132
ATELIER シリーズの音源について ............................................................................................... 133
MIDI インプリメンテーション .....................................................................................................................134
MIDI インプリメンテーション・チャート..................................................................................................154
デモ曲一覧 ........................................................................................................................................................155
主な仕様 ............................................................................................................................................................ 156
索引 ....................................................................................................................................................................158
11

各部の名称

1
Max
Max
Power
Min
Min
Accomp
Rhythm
Reverb
/SMF OrchOrch
5 6
Lower
Manual
Manual
Perc
Drums
Big
Band
Latin
Latin
1
1
[Power]スイッチ(→ P.16)
2
Part Balance[▲][▼]ボタン/ディスプレイ
Sustain
Pedal
Lower
Bass
Oldies
Ballad Trad WorldSwing Country
Pop1Pop
Showtime
2
2
Rhythm
Max
Min
Pedal Organ/Symph
Upper
Gospel
2
Max
Max
Min
Min
Lower
Part Balance
7
Lower Voice
Hold
Acoustic
Waltz / March
Max
Min
Arranger
Bass
Disk
(→ P.29、P.52)
3
ロワー・ボイス選択ボタン(→ P.23、P.24)
Lower Organ パート Lower Symphonic パート Lower Orchestralパート [Alternate]ボタン [Chorus]ボタン(→ P.51)
4
[Others]ボタン(→ P.27) [Effect]ボタン(→ P.103) [Oct Shift]ボタン(→ P.30) [Transpose]ボタン(→ P.58) [Utility]ボタン(→ P.105 〜P.112) [Display/Exit]ボタン(→ P.19)
Menu[ ][ ]ボタン
Part[ ][ ]ボタン
Value[−][+]ボタン
5
Lower
[Manual Drums]ボタン(→ P.32) [Manual Perc]ボタン(→ P.34)
8
ChordLeading
3 4
Max
Max
Max
Min
Min
Upper
Rotary Sound
Min
SoloOrgan Symphonic
Lower Organ
Lower1Lower2LowerFull Full Full
Pipe Pipe Pipe Theater Theater
12312
Lower Symphonic
Strings
3123
Choir
Synth
Strings
Lower Orchestral
E.Piano
Harpsi
Vibes
Harp
Marimba
A.Guitar
Accordion
Harmonica
ChorusAlternateChorusAlternateAlternate
Others
Utility
Display/ Exit
BrassPiano
Effect
Oct Shift
Transpose
Menu
Part
Value
910
Break
One Touch
Octave
Set
Up
Others
2
Sync
Intro/
Ending
Start
Start/ Stop
17 18
161211 13 14
Pedal Organ
To
Lower
Bass Split
Advanced
Arrangement
Organ1Organ
TheaterPipe
Variation
2
On/Off
Intelli
Rhythm
Select
Standard
Tempo
Pedal Orchestral Program
Octave
String
Up
Electric1Electric
Others
To
To
Variation
Original
Fill In
Contrabass
15
6
Sustain(→ P.52)
[Pedal Bass]ボタン [Lower]ボタン [Upper]ボタン
7
Lower Voice[Hold]ボタン(→ P.42)
8
Arranger
[Leading Bass]ボタン(→ P.42) [Chord Intelli]ボタン(→ P.41)
Arranger[On/Off]ボタン(→ P.40)
9
ペダル・ベース・ボイス選択ボタン(→ P.23、P.25)
Pedal Organ パート
Pedal Orchestral パート [To Lower]ボタン(→ P.57) [Bass Split]ボタン(→ P.56)
10
[One Touch Program]ボタン(→ P.43)
11
リズム選択ボタン(Rhythm)(→ P.36)
Rhythm Select[−][+]ボタン(→P.36)
12
Tempo[ ][ ]ボタン(→ P.40)
13
Arrangement(→ P.39)
[Advanced]ボタン [Variation]ボタン
12
19
Rhythm/ SongName
Beat
各部の名称
25
Lower
24
All Song Play
Demo
To
Reset
Composer
Load
Select
1R 2345
Stop
Rename Clear
Tra ck
Lower Upper Solo ControlAccomp BassRhythm
Rec
Play
Bwd
SaveFunction
Registration
Fwd
Flute
23
Solo
TrumpetViolin Sax
Oboe
Clarinet
22
Harpsi
Harp
Upper Orchestral
A.Guitar
E.Piano
E.Guitar
Vibes
Mandolin
Accordion
Marimba
Banjo
Harmonica
ChorusAlternate Alternate
BrassPiano
Measure
ChordTem po
Rotary Sound
123123
Harmony Intelligence
Upper Organ
Jazz Jazz JazzFull Full Full
123123
Alternate
TheaterPipe Pipe Pipe Theater Theater
Rock
Upper Symphonic
Slow
Strings
Strings
Synth
Choir
Pad
ChorusAlternate
Synth
Strings
20
14
Fill In(→ P.39)
21
Write
Manual
[To Variation]ボタン [To Original]ボタン
15
[Break]ボタン(→P.39)
16
[Intro/Ending]ボタン(→P.37)
17
[Sync Start]ボタン(→ P.37)
18
[Start/Stop]ボタン(→ P.37)
19
ディスプレイ(→ P.19)
20
ビート・インジケーター(→ P.40)
21
[Harmony Intelligence]ボタン(→ P.48)
22
アッパー・ボイス選択ボタン(→ P.23、P.24)
Upper Organ パート Upper Symphonic パート Upper Orchestral パート [Alternate]ボタン [Chorus]ボタン(→ P.51)
26
234 5 781
24
コンポーザー
6
[All Song Play/Demo]ボタン(→ P.20、P.88)
Select[−][+]ボタン [Load]ボタン(→ P.68、P.69、P.86) [Function]ボタン(→ P.94 〜 P.102) [Save]ボタン(→ P.67、P.83) [Registration]ボタン(→ P.64 〜 P.72)
トラック・ボタン(→ P.73、P.77) [Reset]ボタン [Stop]ボタン [Play]ボタン(→ P.76、P.88) [Rec]ボタン(→ P.74、P.75、P.78) [Bwd]ボタン [Fwd]ボタン
25
ディスク・ドライブ(→ P.45)
26
レジストレーション・ボタン
[Write]ボタン(→ P.62) [Manual]ボタン(→ P.64)
レジストレーション[1]〜[8]ボタン(→P.62)
23
ソロ・ボイス選択ボタン(→ P.26)
Solo パート [Alternate]ボタン [To Lower]ボタン(→ P.55)
13
各部の名称
273028 29
Max
Bright
Min
Mellow
Brilliance
Master Volume
Vibrato
Bender
鍵盤下左側(→ P.113)
On/Off
Fast/ Slow
Rotary Sound
27
[Master Volume]つまみ(→ P.16)
28
[Brilliance]つまみ(→ P.60)
29
Rotary Sound(→ P.50)
[On/Off]ボタン [Fast/Slow]ボタン
30
[Bender/Vibrato]レバー(→ P.60)
31 3432 33
PC-2
MIDI
35 36 37 38 39
31
Phones(ヘッドホン)端子
32
Mic Echo(マイク・エコー)つまみ
33
Mic Volume(マイク・ボリューム)つまみ
34
Mic In(マイク入力)端子
PC-1 Mac
Max
Min
Out In
Max
Min
Volume InEcho
MicPhones
Output
L(mono) R
35
Computer(コンピューター)端子
36
コンピューター・スイッチ
37
MIDI In / Out(ミディ・イン/アウト)端子
38
Output L (mono) / R(アウトプット)端子
39
Input L (mono) / R(インプット)端子
InputComputer MIDI
L(mono) R
14

演奏する前に

フタの開け閉め

fig.01-02(AT-90 P.13 の図)
1.
フタを開けるときは、両手でフタの取手を 持って軽く持ち上げ、奥にスライドさせます。
2.
フタを閉めるときは、必ず両手でフタの取手 を持ち、ゆっくりと手前に引き、止まったと ころで静かに下におろします。
※指をはさまないように注意して、フタを開け閉めし
てください。小さなお子さまが使用される場合は、 大人の方が介添えしてください。
※オルガンの移動の際は、危険防止のため必ずフタを
閉じた状態で行ってください。

電源コードを接続する

1.
パネル左側にある[Power]スイッチが、オ フ(押されていない状態)になっていること を確認します。
2.
付属の電源コードを AC インレット(本体背 面)に接続し、電源コンセントに差し込みま す。
fig.01-04(AT-90 P.13 の図)
※鍵盤の上に楽譜などを置いたままフタを閉めないで
ください。

譜面立ての立てかた

fig.01-03(AT-90 P.13 の図)
(1)
(2)
譜面立てを静かに起こします。
1.
譜面立てを手で支え、金具を折り曲げてから
2.
ゆっくりと倒します。
※電源コードは付属のものをお使いください。
※長期間ご使用にならない場合は、電源コードをコン
セントから抜いてください。
15
演奏する前に
音量大
音量大
音量小
音量小
Master
Volume
Min
Max

電源を入れる/切る

※正しく接続したら、必ず次の手順で電源を入れたり、
切ったりしてください。手順を間違えると、誤動作 をしたりスピーカーなどが破損する恐れがありま す。

■ 電源を入れる

1.
電源を入れる前に、以下のことを確認します。
電源コードがACインレットに正しく接続されて いる。
電源コードが、しっかりとコンセントに差し込ま れている。
ロワー鍵盤左側の[Master Volume]つまみが、 Min(最小)の位置になっている。
fig.01-05 (電源コードの図、Master Volume の図)
3.
[Master Volume]つまみを動かしたり、エク
スプレッション・ペダルを踏んで、適度な音 量に調節します。
[Master Volume]つまみは、「Max」方向に動かす
と音量が大きくなり、「Min」方向に動かすと音量 が小さくなります。また、エクスプレッション・ペ ダルは踏み込むと音量が大きくなり、戻すと小さく なります。
fig.01-07(エクスプレションペダルの図)
Max
Min
Master Volume
2.
[Power]スイッチを押して、電源を入れます。
fig. 01-06(電源スイッチの図)
Power
※回路保護のため、電源をオンにしてからしばらくは
動作しません。

■ 電源を切る

1.
電源を切る前に、[Master Volume]つまみを Min(最小)の位置にします。
2.
[Power]スイッチを押して、電源を切ります。
16
演奏する前に
注意

ヘッドホンを使うとき

本機にはヘッドホン端子がありますので、ヘッドホン を接続すれば夜間でも周囲を気にせず演奏を楽しむこ とができます。
fig.01-08(全体図)
1.
ヘッドホンを、本体左下の[Phones](ヘッ ドホン)端子に接続します。
本体のスピーカーから音がでなくなり、ヘッドホン からのみ音がでます。
fig.01-09(ヘッドホン端子の図)

マイクを使うとき

本機にはマイク端子がありますので、弾き語りや、 ミュージックデータ(SMF Music Data など:別売)に 合わせて歌うなど、マイクを使っていろいろな場面で 楽しむことができます。
fig.01-10(全体図 + ジャック・パネルの図)
1.
マイクを、本体左下の[Mic In](マイク)端 子に接続します。
2.
マイクの音量は、[Mic Volume](マイク音 量)つまみで調節します。
Phones
[Master Volume]つまみを動かしたり、エク
2.
スプレッション・ペダルを踏み込んで、ヘッ ドホンの音量を調節します。
※ヘッドホンはステレオ・タイプのものをお使いくだ
さい。
注意
コードの断線の原因になりますので、ヘッドホン は、本体またはプラグ部分を持って取り扱ってく ださい。
接続の際、使用機器の音量が上がっているとヘッ ドホンを壊す恐れがあります。音量を最小にして から接続してください。
過大入力で使用するとヘッドホンに無理がかか るだけでなく、耳を痛める原因になります。適当 な音量でお楽しみください。
3.
エコーのかかり具合は、[Mic Echo](マイ ク・エコー)つまみで調節します。
※マイクをご購入の際には、本機をお買い上げになった
販売店にご相談ください。
夜間や早朝にご使用の際には、音量にご注意くだ
さい。 本体とマイクを接続するときは、音量を下げてく
ださい。音量が大きいとスピーカーから雑音が出 ることがあります。 マイクとスピーカーの位置によっては、ハウリン
グ音(キーンという音)が出ることがあります。 その場合は、以下のように対処してください。
・マイクの向きを変える。 ・マイクをスピーカーから遠ざける。 ・音量を下げる。
17
演奏する前に
Power
Program
One T ouch
Set

椅子使用時の注意

椅子のシート部分を開けて、中に楽譜などを入れるこ とができます。
fig.01-13(PL の注意マーク)(P.15)
注意
シート部分を開け閉めするときは、指をはさ まないように注意してください。
fig.01-14 (椅子の開閉時の図)

製品出荷時の設定に戻す

AT-60R に記憶されている設定を、製品出荷時の設定 に戻すことができます。この機能のことを「ファクト リー・リセット」といいます。
1.
ファクトリー・リセットをする前に、ディス ク・ドライブにフロッピー・ディスクがない ことを確認します。
2.
電源を切った状態にします。
3.
[One Touch Program]ボタンを押しながら、 [Power]スイッチを押して電源を入れます。
fig.01-15
以下の画面が表示されます。
fig.01-16(Factory Reset 画面)
※ファクトリー・リセットをすると、レジストレーショ
ン・ボタンに記憶されていた設定も製品出荷時の設 定に戻ります。レジストレーションを保存する場合 は、「レジストレーションをディスクに保存する」
(P.67)をご覧ください。
※ファクトリー・リセットをしても、Rhythm[Disk]
ボタンと[World]ボタンは、製品出荷時の設定に戻 りません。Rhythm[Disk]ボタンと[World]ボタ ンを製品出荷時の設定に戻したいときは、47 ページ を参照してください。
※初めてお使いになるとき、または 2 週間ほど使われ
ていないときは、電源を入れると自動的に記憶され ている設定が製品出荷時の設定に戻ります。
18

基本画面を表示する

リズム
曲名
小節数
曲名
本機には、「リズム画面」と「コンポーザー画面」の 2 種類の基本画面があります。 これらは、ディスプレイの左側にある[Display/Exit] ボタンを押すことで切り替えることができます。
fig.01-17([Display/Exit]ボタンの図)(P.49)
Others
Effect
Utility
Display/ Exit
MeasureRhythm/ Song Name
Menu
演奏する前に
Oct Shift
T ranspose
Part
Value

■ リズム画面

fig.01-18
テンポ
押さえたコード

■ コンポーザー画面

fig.01-19
ChordT empo
Beat
テンポ 押さえたコード
○ ディスクの演奏データを選んでいるとき
fig.01-18
ファイル番号
テンポ 押さえたコード
19

演奏してみましょう

デモ曲を聴く

AT-60R にはデモ曲が 5 曲内蔵されています。デモ曲を聴いて、内蔵されている音色、 リズム演奏と自動伴奏の効果を確認してみましょう。
fig.02-01
1.
2.
2
All Song Play
Demo
Reset
3
Composer
Play
Load
Rename Clear
Track
Lower Upper Solo ControlAccomp BassRhythm
Rec
4
Select
1R 2345
Stop
5
SaveFunction
Bwd
Registration
Fwd
ディスク・ドライブにフロッピー・ディスクが入っていないことを確認 します。
ディスク・ドライブにフロッピー・ディスクが入っていたら、イジェクト・ボタン
(P.45)を押して、フロッピー・ディスクを取り出してください。
[All Song Play/Demo]ボタンを押して、ランプを点灯させます。
fig.02-02
3.
4.
5.
Composer Select[−][+]ボタンを押して、デモ曲を選びます。
[Play]ボタンを押すと、デモ曲の演奏が始まります。
選ばれていたデモ曲が終わると、続けて次のデモ曲が始まります。
[Stop]ボタンを押すと、デモ曲が止まります。
[All Song Play/Demo]ボタンのランプが消灯します。
20
● こんな画面が表示されたら
フロッピー・ディスクに保存していない演奏データが本体にある場合に、デモ曲を聴こ うとすると、以下のメッセージが表示されます。
fig.02-03(Clear Song Sure?)
演奏データを消してもいい場合は[Rec]ボタンを、消したくない場合は[Reset]ボ タンを押します。演奏データをフロッピー・ディスクに保存しておくことができます。
演奏してみましょう
メモ
ご注意
ご注意
メモ
演奏データをフロッピー・ディスクに保存する場合は「演奏データをディスクに保存す る」(P.83)をご覧ください。
デモ曲を個人で楽しむ以外に権利者の許諾なく使用することは、法律で禁じられていま す。
デモ曲の演奏データはMIDI Out 端子からは出力されません。
デモ曲の作曲者/演奏者のプロフィールについては、「デモ曲一覧」(P.155)をご覧く ださい。
21
演奏してみましょう

音色を選ぶ

AT-60R ではいろいろな楽器の音色を鳴らすことができます。これらの音色を「ボイ ス」と呼びます。

■ 音色とパートについて

AT-60Rには 2 段の手弾き鍵盤と足鍵盤があります。 それぞれ上から順に「アッパー鍵盤」「ロワー鍵盤」「ペダル鍵盤」と呼びます。
fig.02-04(鍵盤の図)
アッパー
ロワー
ペダル・ベース
アッパー鍵盤、ロワー鍵盤にはそれぞれ「Organ」「Symphonic」「Orchestral」の 3 つ のパートがあります。それぞれのパートから1ボイスずつ選ぶことができ、各鍵盤で最 大3つのボイスを重ねて鳴らすことができます。また、アッパー鍵盤では「Solo」パー トのボイスを重ねることができます。
ペダル鍵盤には「Pedal Organ」「Pedal Orchestral」の2 つのパートがあります。そ れぞれのパートから1 ボイスずつ選ぶことができ、最大 2つのボイスを鳴らすことが できます。
鍵盤 ボイスの種類 パート アッパー鍵盤 アッパー Upper Organ(アッパー・オルガン)
ロワー鍵盤 ロワー Lower Organ(ロワー・オルガン)
ペダル鍵盤 ペダル・ベース Pedal Organ(ペダル・オルガン)
Upper Symphonic(アッパー・シンフォニック) Upper Orchestral(アッパー・オーケストラ)
ソロ(Solo) Solo(ソロ)
Lower Symphonic(ロワー・シンフォニック) Lower Orchestral(ロワー・オーケストラ)
ソロ(Solo) Solo(ソロ)
(Solo[To Lower]ボタンが点灯時)
Pedal Orchestral(ペダル・オーケストラ)
22
メモ
ソロ・ボイスを選び、Solo[To Lower]ボタンを押すと、ロワー鍵盤でソロ・ボイス を鳴らすことができます(P.55)。

■ アッパー/ロワー/ペダル・ベース音色選択ボタンの働き

fig.02-05(アッパー・ボイスとロワー・ボイスのボタン)
演奏してみましょう
Harpsi
Harp
Upper Orchestral
A.Guitar
E.Piano
Vibes
Mandolin
Marimba
Banjo
ChorusAlternateChorusAlternateAlternate
BrassPiano
E.Guitar
Accordion
Harmonica
Rotary Sound
123123
Harmony Intelligence
Rotary Sound
Pipe Pipe Pipe Theater Theater
12312
Upper Organ
Jazz Jazz JazzFull Full Full
123123
Lower Organ
Lower1Lower2LowerFull Full Full
Rock
TheaterPipe Pipe Pipe Theater Theater
Lower Symphonic
3123
Strings
Choir
Strings
Synth
Synth
Strings
Upper Symphonic
Synth
Slow
Strings
Strings
Choir
Pad
Lower Orchestral
E.Piano
Harpsi
Vibes
Harp
Marimba
A.Guitar
Accordion
Harmonica
ChorusAlternateChorusAlternateAlternate
ボイス・ボタンを押すたびにランプの点灯/消灯が切り替わり、ランプが点灯している ボタンのボイスを鳴らすことができます。
BrassPiano
ご注意
ボイス・ボタンが消灯しているときは、鍵盤を弾いても音は出ません。
また、各ボタンには同系統の2つのボイスが割り当てられています。別系統のボイスが 割り当てられているときは、ボタンに2つのボイス名が印刷されています。
これらの2つのボイスは、[Alternate]ボタンを押すごとに切り替わります。
[Alternate]ボタンが消灯 ボタンに表示されているボイスが選ばれます。 [Alternate]ボタンが点灯 ボタンに表示されているボイスと同系統の他のボイス
が選ばれます。 同系統のボイスが割り当てられてないボタンは、下に印 刷されているボイスが選ばれます。
23
演奏してみましょう

■ アッパー・ボイスとロワー・ボイスを選ぶ

アッパー/ロワーの「Organ」「Symphonic」「Orchestral」の各パートのボタンを押し て、ボイスを選びます。 電源投入時は、アッパー鍵盤では「Full Organ1」、ロワー鍵盤では「Lower Organ1」 が鳴ります。
例:Upper Organ パートに「Full Organ5」、Upper Symphonic に「Strings5」、
Upper Orchstral に「Grand Piano」を選ぶ
1.
fig.02-06(U. Organ Voice の画面)
2.
3.
Upper Organ パートの[Full 2]ボタンを押して、ランプを点灯させま す。
ディスプレイには、選んだボイスの名前が数秒間表示されます。
アッパー鍵盤を弾くと、「Full Organ2」のボイスが鳴ります。
Upper Organ の[Alternate]ボタンを押して、ランプを点灯させます。
アッパー鍵盤を弾くと、「Full Organ5」が鳴ります。
[Alternate]ボタンを押してランプの点灯/消灯させることによって、ボタンに割り当
てられている2つのボイスが切り替わります。
Upper Symphonic の[Strings]ボタンを押します。
アッパー鍵盤を弾くと、「Full Organ5」に「Strings5」のボイスが重なって鳴ります。
24
4.
Upper Orchestral の[Piano]ボタンを押します。
アッパー鍵盤を弾くと、さらに「Grand Piano」のボイスが「Full Organ5」と「Strings5」 のボイスに重なり、3つのボイスが同時に鳴ります。
ロワー・ボイスも、アッパー・ボイスと同じように選ぶことができます。

■ ペダル・ベースのボイスを選ぶ

「Pedal Organ」と「Pedal Orchestral」の各パートのボタンを押して、ボイスを選びます。
電源投入時は、ペダル鍵盤では「Organ Bass1」が鳴ります。
fig.02-07
演奏してみましょう
32
fig.02-08
1.
2.
Pedal Orchestral
String
Contrabass
Electric1Electric
2
Octave
Up
Others
To
Lower
Bass
Split
Pedal Organ
Organ1Organ
2
TheaterPipe
Octave
Up
Others
1
Pedal Organ の[Pipe]ボタンを押して、ランプを点灯させます。
ディスプレイには、選んだボイスの名前が数秒間表示されます。
ペダル鍵盤を弾くと、「Pipe Org. Bs」(Pipe Organ Bass)が鳴ります。
Pedal Organ の[Octave Up]ボタンを押して、ランプを点灯させます。
3.
メモ
ご注意
[Octave Up]ボタンのランプが点灯しているときに、ペダル鍵盤を弾くと、選んだボ
イスが1オクターブ高い音で鳴ります。
Pedal Orchestralの[String]ボタンを押して、ランプを点灯させます。
ペダル鍵盤を弾くと、「Pipe Organ Bass」と「String Bass」の2 つのボイスが同時に 鳴ります。
通常、ペダル鍵盤を弾くと、単音で発音します。ペダル・ベースの発音のしかた(P.106) を変えることによって、複音で鳴らすことができます。
[To Lower]ボタン(P.57)や[Bass Split]ボタン(P.56)を押してランプを点灯
させると、ペダル・ベース・ボイスはロワー鍵盤で発音するようになり、ペダル鍵盤で は発音しません。
25
演奏してみましょう

■ ソロ・ボイスを選ぶ

ソロ・ボイスは、通常、アッパー鍵盤で弾いた最高音を単音で鳴らすことができます。
fig.02-11(50mm)
1
Solo
T rumpetViolin Sax
Oboe
Flute
Clarinet
Alternate
2
To
Lower
fig.02-12
1.
2.
メモ
メモ
Solo[Violin]ボタンを押して、ランプを点灯させます。
ディスプレイには、選んだボイスの名前が数秒間表示されます。
アッパー鍵盤を弾くと、最高音で選んだボイスが鳴ります。
[Alternate]ボタンを押すと、ボタンに割り当てられている 2つのボイス
が切り替わります。
ソロ・ボイスのボイス・ボタンの下にある[To Lower]ボタンを押すと、ロワー鍵盤 でソロ・ボイスを鳴らすことができます。詳しくは「ロワー鍵盤でソロ・ボイスを鳴ら す」(P.55)をご覧ください。
ソロ・ボイスの発音のしかたを変えることができます。通常、ソロ・ボイスはアッパー 鍵盤で弾いた最高音でなりますが、最後に押した鍵でソロ・ボイスがなるように設定す ることができます。また、ソロ・ボイスを割り当てた鍵域で弾いたすべての鍵でソロ・ ボイスを鳴らすことができます。詳しくは「ソロ・ボイスの発音のしかたを 変える
(Solo Mode)」(P.106)をご覧ください。
26

■ [Others]ボタンで音色を選択する

アッパー・ボイスとロワー・ボイスの「Organ」「Symphonic」「Orchestral」や「Solo」、 ペダル・ベース・ボイスの「Organ」「Orchestral」のパートにはそれぞれ[Others] ボタンがあります。[Others]ボタンを使うと、各パートのボイス・ボタンで直接選べ るボイス以外のすべてのボイスを選ぶことができます。
[Others]ボタンは他のボイス・ボタンと同様に、2音色ずつ割り当てることができま
す。また、これらの2つのボイスは[Alternate]ボタンで切り替えることができます。
演奏してみましょう
ご注意
fig.02-09
1.
2.
1 つの[Others]ボタンには、同じボイスを2 つ割り当てることはできません。
1
Others
Effect
Oct Shift
Transpose
Utility
4
Display/Exit
Menu
Part
Value
5
Rotary Sound
123123
Harmony Intelligence
Upper Organ
Jazz Jazz JazzFull Full Full
123123
Alternate
3
Rock
TheaterPipe Pipe Pipe Theater Theater
2, 6
ディスプレイ左側にある[Others]ボタンを押します。
すべての[Others]ボタンと[Alternate]ボタンのランプが点滅します。
ボイスを割り当てるパートの[Others]ボタンを押します。
fig.02-10
3.
4.
5.
選んだ[Others]ボタンのランプが点滅します。
[Alternate]ボタンを押して、オン(点灯)/オフ(消灯)を選びます。
ボイスを、[Alternate]ボタンのオン(点灯)/オフ(消灯)のどちらに割り当てるか
を選びます。ペダル・ベース・パートでは、この操作は必要ありません。
Part[ ][ ]を押して、ボイス・グループを選びます。
各ボイスの音色番号には「G11 Strings1」のように、ボイス・グループを表す A 〜 V
のアルファベットがつきます。
Value[−][+]ボタンを押して、割り当てるボイスを選びます。
ディスプレイには選んだボイスの名前が表示されます。
27
演奏してみましょう
6.
メモ
メモ
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
もう一度、ボイスを割り当てるパートの[Others]ボタンを押します。
[Others]ボタンのボイスが確定します。
途中で操作を中止するときは、[Display/Exit]ボタンを押してください。
[Others]ボタンに選べるボイスは、「ボイス一覧」(P.120)をご覧ください。
○[Others]ボタンにボイスを選ぶときのショート・カット
ディスプレイ左側の[Others]ボタンを使わずに、簡単に[Others]ボタンのボイス
を選ぶことができます。
1.
fig.02-10-2(P.29)
ボイスを設定したいパートの[Others]ボタンを押します。
画面にボイス名が表示されます。
2.
3.
[Alternate]ボタンを押して、オン(点灯)/オフ(消灯)を選びます。
ボイスを、[Alternate]ボタンのオン(点灯)/オフ(消灯)のどちらに割り当てるか
を選びます。ペダル・ベース・パートでは、この操作は必要ありません。
画面にボイス名が表示されている間に、Value[−][+]ボタンを押し てボイスを選びます。
指定している[Others]ボタンのランプが点滅します。
4.
もう一度、ボイスを設定したいパートの[Others]ボタンを押して、ボ イスを確定します。
[Others]ボタンのランプが点滅から点灯に変わります。
ご注意
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
[Others]ボタンを押すと画面にボイス名が表示されますが、Value[−][+]ボタン
を押さずに数秒間の間経つと、基本画面に戻ります。
[Others]ボタンのボイスを変えたいときは、もう一度[Others]ボタンを押して、画
面にボイス名が表示されている間に素早く Value[−][+]ボタンを押してボイスを 選んでください。
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音量バランスを調節する

「Rhythm」「Upper Organ」などパートごとに音量バランスを調節することができます。
fig.02-13
Max
Max
Max
Max
Max
Min
Min
Min
Min
Min
Accomp
Rhythm
Reverb
/SMF OrchOrch
Pedal Organ/Symph
以下のボタンは複数のパートの音量を調節します。
Accomp/SMFボタン
自動伴奏(ベース音は除く)、ATELIER シリーズ以外の演奏データを再生するときの 音(SMFミュージックデータなど)
Lower
Part Balance
演奏してみましょう
Max
Max
Max
Max
Min
Min
Min
Min
Upper
SoloOrgan Symphonic
fig.02-14
1.
Rhythmボタン
[Manual Perc]ボタンがオン(点灯)のとき
 マニュアル・パーカッション
[Manual Perc]ボタンがオフ(消灯)のとき
 リズム演奏、マニュアル・ドラム
Pedalボタン
Pedal Organ のボイス、Pedal Orchestral のボイス、自動伴奏のベース音
Lower Organ/Symphボタン
Lower Organ のボイス、Lower Symph のボイス
音量を調節したいパートの[▲]ボタンと[▼]ボタンで音量を調節し ます。
上のボタン([▲]ボタン)を押すと音量が大きくなります。 下のボタン([▼]ボタン)を押すと音量が小さくなります。
音量は「0〜12」の範囲で設定することができます。 音量は、パネル左側にあるパート・バランス・ディスプレイで確認することができます。 また、Part Balance[▲][▼]ボタンを押すと、パートごとの音量がパネル中央にあ るディスプレイに表示されます。
ご注意
ディスプレイに表示される音量の値が 0 のときは、そのパートの音は鳴らなくなりま す。
29
演奏してみましょう

音の高さをオクターブ単位で変える

鍵盤で弾いた音の高さを1オクターブ単位で変えることができます。この機能を「オク ターブ・シフト」といいます。アッパーとロワーの各パート(Organ/Symphonic/ Orchestral)、ペダル・ベースの各パート(Organ/Orchestral)、ソロ・パート(Solo) の合計9パートのボイスにオクターブ・シフトを設定することができます。
fig.02-15
fig.02-16
1.
2.
1, 4
Others
Oct Shift
Transpose
Effect
Utility
Display/Exit
Menu
Part
Value
2 3
[Oct Shift]ボタンを押します。
[Oct Shift]ボタンのランプが点滅します。
Part[ ][ ]ボタンを押して、音の高さを変える演奏パートを選 びます。
30
3.
4.
ご注意
ご注意
Value[−][+]ボタンを押して、音の高さを変えるオクターブ数を設 定します。
-2(2オクターブ下)〜+2(2 オクターブ上)の範囲で設定することができます。
[Oct Shift]ボタンを押します。
基本画面に戻ります。 いずれかのパートにオクターブ・シフトの設定をすると、[Oct Shift]ボタンのランプ が点灯します。すべてのパートにオクターブ・シフトを設定しない場合は、[Oct Shift] ボタンのランプが消灯します。
電源投入時、ペダル・ベースの各パートのオクターブ・シフトの設定は、-1(1 オク ターブ下)に設定されています。Pedal Bass[Octave Up]ボタンをオンにすると、 オクターブ・シフトの設定にかかわらず、自動的にオクターブ・シフトが「0」の設定 になります。また、[Octave Up]ボタンをオフにすると、オクターブ・シフトの設定 は必ず「-1」に戻ります。
ボイスによっては、オクターブ・シフトの設定で、高音域または低音域が推奨音域から 外れるため、正しく発音されないことがあります。
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