Roland AT-10S User Manual [ja]

この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に 「安全上のご注意」( P.2、3)と「使用上のご注意」 (P.4、5)をよくお読みください。また、この機器の
優れた機能を十分ご理解いただくためにも、取扱説明
書をよくお読みください。取扱説明書は必要なときに
すぐに見ることができるよう、手元に置いてくださ
い。
 2001 ローランド 
©
安全上のご注意
警告
安全上のご注意
マークについて この機器に表示されているマークには、次のような意味があります。
注意
感電の恐れあり
キャビネットをあけるな
感電防止のため、パネルやカバーを外さないでください。
注意:
この機器の内部には、お客様が修理/交換できる部品 はありません。 修理は、お買い上げ店またはローランド・サービスに 依頼してください。
火災・感電・傷害を防止するには
注意の意味について警告と
取扱いを誤った場合に、使用者が
警告
注意
死亡または重傷を負う可能性が想 定される内容を表わしています。
取扱いを誤った場合に、使用者が 傷害を負う危険が想定される場合 および物的損害のみの発生が想定 される内容を表わしています。  ※物的損害とは、家屋・家財およ
び家畜・ペットにかかわる拡大 損害を表わしています。
このマークは、機器の内部に絶縁されていない「危 険な電圧」が存在し、感電の危険があることを警 告しています。
このマークは、注意喚起シンボルです。取扱説明書 などに、一般的な注意、警告、危険の説明が記載さ れていることを表わしています。
図記号の例
 は、注意(危険、警告を含む)を表わしていま す。 具体的な注意内容は、 の中に描かれています。 左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を 表わしています。
 は、禁止(してはいけないこと)を表わしてい ます。 具体的な禁止内容は、 の中に描かれています。 左図の場合は、「分解禁止」を表わしています。
は、強制(必ずすること)を表わしていま
す。 具体的な強制内容は、
す。
の中に描かれていま
以下の指示を必ず守ってください
警告
001
●この機器を使用する前に、以下の指示と取扱説 明書をよく読んでください。
..............................................................................................................
002a
●この機器を分解したり、改造したりしないでく ださい。
..............................................................................................................
003
●修理/部品の交換などで、取扱説明書に書かれ ていないことは、絶対にしないでください。必
ずお買い上げ店またはローランド・サービスに 相談してください。
..............................................................................................................
004
●次のような場所での使用や保存はしないでくだ さい。
○ 温度が極端に高い場所(直射日光の当たる場
所、暖房機器の近く、発熱する機器の上など)
○ 水気の近く(風呂場、洗面台、濡れた床など)
や湿度の高い場所
○ 雨に濡れる場所 ○ ホコリの多い場所
○ 振動の多い場所
007
●この機器を、ぐらついた台の上や傾いた場所に 設置しないでください。必ず安定した水平な場
所に設置してください。
..............................................................................................................
008a
● 電源プラグは、必ず AC100V の電源コンセント に差し込んでください。
..............................................................................................................
009
●電源コードを無理に曲げたり、電源コードの上 に重いものを載せたりしないでください。電源
コードに傷がつき、ショートや断線の結果、火 災や感電の恐れがあります。
..............................................................................................................
010
●この機器を単独で、あるいはヘッドホン、アン プ、スピーカーと組み合わせて使用した場合、設
定によっては永久的な難聴になる程度の音量に なります。大音量で、長時間使用しないでくだ
さい。万一、聴力低下や耳鳴りを感じたら、直 ちに使用をやめて専門の医師に相談してくださ
い。
..............................................................................................................
2
警告
注意
011
●この機器に、異物(燃えやすいもの、硬貨、針 金など)や液体(水、ジュースなど)を絶対に
入れないでください。
..............................................................................................................
012a
● 次のような場合は、直ちに電源を切って電源 コードをコンセントから外し、お買い上げ店ま
たはローランド・サービスに修理を依頼してく ださい。
○ 電源コードやプラグが破損したとき ○ 異物が内部に入ったり、液体がこぼれたりし
たとき
○ 機器が(雨などで)濡れたとき ○ 機器に異常や故障が生じたとき
..............................................................................................................
013
●お子様のいるご家庭で使用する場合、お子様の 取り扱いやいたずらに注意してください。必ず
大人のかたが、監視/指導してあげてください。
..............................................................................................................
014
●この機器を落としたり、この機器に強い衝撃を 与えないでください。
..............................................................................................................
015
●電源は、タコ足配線などの無理な配線をしない でください。特に、電源タップを使用している
場合、電源タップの容量(ワット/アンペア)を 超えると発熱し、コードの被覆が溶けることが
あります。
..............................................................................................................
016
● 外国で使用する場合は、お買い上げ店または ローランド・サービスに相談してください。
注意
101a
●この機器は、風通しのよい、正常な通気が保た れている場所に設置して、使用してください。
106
●この機器の上に乗ったり、機器の上に重いもの を置かないでください。
..............................................................................................................
107b
●濡れた手で電源コードのプラグを持って、機器 本体やコンセントに抜き差ししないでくださ
い。
..............................................................................................................
108d(選択)
●この機器を移動するときは以下のことを確認し た後、必ず 2 人以上で水平に持ち上げて運んで
ください。このとき、手をはさんだり、足の上 に落とさないように注意してください。
○ 機器本体とスタンドを固定しているネジが
ゆるんでいないか、確認する。ゆるんでいる 場合は、しっかり固定する。
○ 電源コードを外す。 ○ 外部機器との接続を外す。
○ 譜面立てを倒す。
..............................................................................................................
109a
●お手入れをするときには、電源を切って電源プ ラグをコンセントから外してください(P.12 )。
..............................................................................................................
110a
●落雷の恐れがあるときは、早めに電源プラグを コンセントから外してください。
..............................................................................................................
117(選択)
●椅子を使用するときは、必ず次の事項を守って ください。
○ 椅子で遊んだり、踏み台にしない。 ○2人以上で腰掛けない。
○ ピアノ椅子の脚を止めているボルトが緩ん
でいたら、腰掛けない。(緩みがあるときは 随時付属のスパナで締め直してください)
..............................................................................................................
..............................................................................................................
102b
●電源コードを機器本体やコンセントに抜き差し するときは、必ずプラグを持ってください。
..............................................................................................................
103a
●長時間使用しないときは、電源プラグをコンセ ントから外してください。
..............................................................................................................
104
●接続したコードやケーブル類は、繁雑にならな いように配慮してください。特に、コードやケー
ブル類は、お子様の手が届かないように配慮し てください。
..............................................................................................................
3
使用上のご注意
291a
2、3 ページに記載されている「安全上のご注意」以外に、次のことに注意してください。
電源について
301
● 雑音を発生する装置(モーター、調光器など)や消費電力 の大きな機器とは、別のコンセントを使用してください。
307
● 接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐた め、必ずすべての機器の電源を切ってください。
308
●完全に電源を切る必要があるときは、この機器の電源ス イッチを切った後、コンセントからプラグを抜いてくださ
い。そのため、電源コードのプラグを差し込むコンセント は、この機器にできるだけ近い、すぐ手の届くところのも
のを使用してください。
設置について
351
● この機器の近くにパワー・アンプなどの大型トランスを持 つ機器があると、ハム(うなり)を誘導することがありま
す。この場合は、この機器との間隔や方向を変えてくださ い。
352
● テレビやラジオの近くでこの機器を動作させると、テレビ 画面に色ムラが出たり、ラジオから雑音が出ることがあり
ます。この場合は、この機器を遠ざけて使用してください。
353
● この機器はフロッピー・ディスク・ドライブが搭載されて いますので、次の点に注意してください。詳細は、「フロッ
ピー・ディスクをお使いになる前に」をご覧ください。 ○スピーカーなどの強い磁界の発生する場所には近づ
けない ○ この機器を極端に傾けない ○ フロッピー・ディスク・ドライブ動作中は、振動を与
えたり移動したりしない
354b
● 直射日光の当たる場所や、発熱する機器の近く、閉め切っ た車内などに放置しないでください。また、至近距離から
照らす照明器具(ピアノ・ライトなど)や強力なスポッ ト・ライトで長時間同じ位置を照射しないでください。変
形、変色することがあります。
355
● 故障の原因になりますので、雨や水に濡れる場所で使用し ないでください。
358
●本機の上にゴム製品やビニール製品などを長時間放置し ないでください。変形、変色することがあります。
357
● 本機の上に水の入った容器(花びんなど)、殺虫剤、香水、 アルコール類、マニキュア、スプレー缶などを置かないで
ください。また、表面に付着した液体は、すみやかに乾い た柔らかい布で拭き取ってください。
358
●鍵盤やペダル鍵盤の上に物を置いたままにしないでくだ さい。発音しなくなるなどの故障の原因になります。
359
● 本機にシールなどを貼らないでください。はがす際に外装 の仕上げを損なうことがあります。
お手入れについて
401a
● お手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、堅く絞った布で 汚れを拭き取ってください。木目にそって全体を均一の力
で拭きます。同じ所ばかり強くこすると、仕上げを損なう 恐れがあります。
402
●変色や変形の原因となるベンジン、シンナーおよびアル コール類は、使用しないでください。
修理について
451a
● お客様がこの機器を分解、改造された場合、以後の性能に ついて保証できなくなります。また、修理をお断りする場
合もあります。
452
● 修理に出される場合、記憶した内容が失われることがあり ます。大切な記憶内容は、フロッピー・ディスクに保存す
るか、記憶内容をメモしておいてください。修理するとき には記憶内容の保存に細心の注意を払っておりますが、メ
モリー部の故障などで記憶内容が復元できない場合もあ ります。失われた記録内容の修復に関しましては、補償も
含めご容赦願います。
453
● 当社では、この製品の補修用性能部品(製品の機能を維持 するために必要な部品)を、製造打切後 6 年間保有して
います。この部品保有期間を修理可能の期間とさせていた だきます。なお、保有期間が経過した後も、故障箇所に
よっては修理可能の場合がありますので、お買い上げ店、 または最寄りのローランド・サービスにご相談ください。
その他の注意について
551
● 記憶した内容は、機器の故障や誤った操作などにより、失 われることがあります。失っても困らないように、大切な 記憶内容はバックアップとしてフロッピー・ディスクに保
存しておいてください。
552(*** は、複数になる場合もあります)
● 本体メモリーやフロッピー・ディスクの失われた記憶内容 の修復に関しましては、補償を含めご容赦願います。
553
● 故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、入出力端子 などに過度の力を加えないでください。
554
●ディスプレイを強く押したり、叩いたりしないでくださ い。
556
● ケーブルの抜き差しは、ショートや断線を防ぐため、プラ グを持ってください。
557
● この機器は多少発熱することがありますが、故障ではあり ません。
558a
● 音楽をお楽しみになる場合、隣近所に迷惑がかからないよ うに、特に夜間は、音量に十分注意してください。ヘッド
ホンを使用すれば、気がねなくお楽しみいただけます。
559b
● 輸送や引っ越しをするときは、機器を緩衝材などで十分に 梱包してください。そのまま移動すると、傷、破損、故障
などの原因となります。
560
● 譜面立てを、手前に引き倒さないでください。
562
● 接続には、当社ケーブル(PCS シリーズなど)をご使用 ください。他社製の接続ケーブルをご使用になる場合は、
次の点にご注意ください。 ○ 接続ケーブルには抵抗が入ったものがあります。本機
との接続には、抵抗入りのケーブルを使用しないでく ださい。音が極端に小さくなったり、全く聞こえなく なる場合があります。ケーブルの仕様につきまして は、ケーブルのメーカーにお問い合わせください。
4
使用上のご注意
フロッピー・ディスクをお使いになる 前に
フロッピー・ディスク・ドライブの取り扱い
602
● 外部からの振動を受けない、しっかりした水平な場所に設 置してください。極端に傾けると、ディスク・ドライブの
動作に悪影響を与えることがあります。
603
● 極端に湿度の違う場所に移動すると、ディスク・ドライブ に水滴がつくことがあります。このまま使用すると故障の
原因になりますので、数時間放置してから使用してくださ い。
604
●ディスクを挿入するときは、確実に奥まで入れてくださ い。ディスクを取り出すときは、イジェクト・ボタンを奥
まで押してください。万一ディスクが引っ掛かった場合 は、無理に取り出さないでください。
605a
● 読み込み/書き込み中は、ディスクを取り出さないでくだ さい。ディスクの磁性面に傷がつき、使用できなくなりま
す。(データの読み込み/書き込み時は、ディスク・ドラ イブのランプが明るく点灯します。通常はやや暗く点灯、
または消灯しています。)
606
●電源を入れたり切ったりするときは、ディスクをディス ク・ドライブから抜いてください。
607
● ディスクはディスク・ドライブに対して水平になるように して、無理な力を加えずに挿入してください。無理に挿入 すると、ディスク・ドライブのヘッドが破損することがあ
ります。
608
●ディスク・ドライブにフロッピー・ディスク以外のもの
(針金、硬貨、別の種類のディスクなど)を入れないでく
ださい。ディスク・ドライブの故障の原因になります。
フロッピー・ディスクの取り扱い
651
●ディスクはフィルムに磁性体を塗布した円盤状の記憶媒 体です。磁性面には非常に高密度でデータが記憶されます
ので、取り扱いについては次の点に注意してください。 ○ 磁性面に触れない
○ ホコリの多い場所で使用しない ○ 直射日光の当たる場所や、閉め切った自動車の中など
に放置しない(保存温度 : 10〜 50 ℃)
○スピーカーなどの強い磁界を発生する場所やものに
近づけない
652
● ディスクには、書き込んだデータを誤って消さないように 保護するプロテクト・タブがあります。書き込み操作を行
なうとき以外は、プロテクト・タブをプロテクトの位置に しておいてください。
裏面
653
●ディスクのラベルは、しっかりと貼り付けてください。 ディスク・ドライブの中ではがれると、ディスクが取り出
せなくなります。
654
● ディスクは、傷めたり、チリ、ホコリなどが付かないよう 保管には十分注意してください。チリ、ホコリなどが付い
たディスクを使用すると、ディスクが破損したり、ディス ク・ドライブの故障の原因になります。
655
● 本機の演奏データが入ったディスクを、プロテクト・タブ がライトの状態で、他の機種(HP-G シリーズ、MT シ
リーズ、KR シリーズ、ATELIERシリーズ、PR-300を除 く)やコンピューターなどでディスク操作(内容確認、
セーブ、削除など)をすると、以降、本機のディスク・ド ライブで使用できなくなる場合があります。他の機種やコ
ンピューターで、演奏データの内容確認やロードをする場 合は、ディスクのプロテクト・タブをプロテクトの状態で
行なってください。
203
※ GS( )は、ローランド株式会社の登録商標です。
207
※ Apple は、米国 Apple Computer, Inc. の米国及びその他
の国における登録商標です。
208
※ Macintosh は、米国 Apple Computer, Inc. の米国及びそ
の他の国における登録商標です。
210
※ IBM は、米国 International Business Machines
Corporation の米国及びその他の国における登録商標で す。
211
※ IBM PC は、米国 International Business Machines
Corporation の米国及びその他の国における登録商標で す。
212
※ PC-9800 シリーズは、日本電気株式会社の商標です。
215
※ MIDI は社団法人 音楽電子事業協会(AMEI)の登録商標
です。
220
※ 文中記載の会社名及び製品名は、各社の商標または登録
商標です。
プロテクト・タブ
ライト (書き込み可能)
プロテクト (書き込み禁止)
5

はじめに

このたびは、ミュージック・アトリエ AT-10S をお買い上げいただき、誠にありがと うございます。AT-10S は、簡単な操作で重厚なオルガン・サウンドが楽しめるオルガ ンです。本機を存分にお楽しみいただき、いつまでも良い状態でご愛用いただくために も、この取扱説明書をよくお読みいただけるようお願い申し上げます。

主な特長

○ シンプルで分かりやすい操作性
色分けされた大きな操作ボタンが機能的にまとめられており、リアル・タイムの操作性 を重視したレイアウトになっています。また、アトリエ・シリーズでは全機種で同じボ タン配置になっているため、初めてオルガンを使う方にも簡単に操作することができま す。
○ 豊富なオルガン音色を内蔵
パイプ・オルガン、シアター・オルガン、ジャズ・オルガンなど豊富なオルガン・サウ ンドを内蔵しています。また、AT-10Sでは充実したオルガン音色に加えて、「Jazz Scat」などのヒューマン・ボイスを鳴らすこともできます。
○ ハーモニー・インテリジェンス
AT-10Sには、ロワー鍵盤で弾いたコードに従って、アッパー鍵盤で弾いた音色に自動 的にハーモニーがつくハーモニー・インテリジェンス機能を搭載しています。より音色 に厚みがついて、迫力のある演奏をお楽しみいただけます。
○ 多彩なリズム
AT-10Sでは35 種類のリズムが内蔵されており、さまざまな音楽ジャンルのリズムに 合わせて演奏を楽しむことができます。さらに、アレンジャー機能を搭載しているの で、ロワー鍵盤でコードを指定するだけで、リズムにあった自動伴奏を演奏することが できます。
○SMF ミュージックデータの読み込み可能
テープ・レコーダー感覚のコンポーザーを搭載しています。内蔵のコンポーザーは、簡 単な操作で演奏を録音することができるだけでなく、SMFフォーマットのミュージッ クデータを読み込み、自分の演奏を重ねて録音することもできます。
○SMF ミュージックデータの歌詞表示が可能
市販されている歌詞つきSMFミュージックデータの再生時に、本体のディスプレイに 歌詞を表示してカラオケを楽しむことができます。
6

この取扱説明書の表記について

ボタン名は[Power]のように[ ]で囲んで表記します。
ボタンのランプの点灯/消灯/点滅は、以下のように区別します。
fig.00-01
はじめに
点灯
この取扱説明書に掲載している画面は工場出荷時の設定に基づいておりますが、一部で
出荷時の設定と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。
[−][+]、[ ▲][ ▼]、[][]はどちらかのボタンを押すことを示しています。
例:Select[−][+]ボタン、Reverb[ ▲][ ▼]ボタン、Tempo[ ][]
消灯
点滅
7
目次
安全上のご注意 .....................................................................................................................................................2
はじめに .................................................................................................................................................................6
主な特長 ................................................................................................... 6
この取扱説明書の表記について........................................................................................................................ 7
各部の名称 ..............................................................................................10
演奏する前に ..........................................................................................12
譜面立ての立てかた ..........................................................................................................................................12
電源コードを接続する ......................................................................................................................................12
電源を入れる/切る ..........................................................................................................................................12
電源を入れる ..........................................................................................................................................12
電源を切る ..............................................................................................................................................13
ヘッドホンを使うとき ......................................................................................................................................13
製品出荷時の設定に戻す ..................................................................................................................................14
基本画面を表示する ..........................................................................................................................................14
リズム画面 ..............................................................................................................................................14
コンポーザー画面 .................................................................................................................................14
演奏してみましょう ...............................................................................15
デモ曲を聴く...................................................................................................................................................... 15
音色を選ぶ.......................................................................................................................................................... 17
音色とパートについて ........................................................................................................................ 17
アッパー/ロワー/ペダル・ベース音色選択ボタンの働き...................................................... 18
アッパー・ボイスを選ぶ ....................................................................................................................18
Upper Orchestral[Others]ボタンで音色を選択する.............................................................. 19
ロワー・ボイスを選ぶ ........................................................................................................................ 20
ペダル・ベース・ボイスを選ぶ........................................................................................................ 20
音量バランスを調節する ................................................................................................................................. 21
リズム演奏を使う ...................................................................................22
リズムを選ぶ...................................................................................................................................................... 22
リズムを鳴らす〜リズムのスタート/ストップ........................................................................................ 23
リズムをスタートする ........................................................................................................................ 23
ストップの方法..................................................................................................................................... 23
リズム演奏に変化をつける............................................................................................................................. 24
テンポを変える.................................................................................................................................................. 24
簡単に自動伴奏の設定をする〜ワンタッチ・プログラム機能............................................................... 25
音にさまざまな効果をつける .................................................................26
音にハーモニーをつける〜ハーモニー・インテリジェンス................................................................... 26
ハーモニー・インテリジェンスの種類を変える........................................................................................ 26
音に残響をつける〜リバーブ効果................................................................................................................. 27
音にうねりをつける〜ロータリー効果......................................................................................................... 28
演奏機能を使う ......................................................................................29
移調する .............................................................................................................................................................. 29
全体の音量をペダルで調節する〜エクスプレッション・ペダル........................................................... 30
フット・スイッチを使う ................................................................................................................................. 30
8
演奏の録音と再生 ...................................................................................31
ディスクの演奏データを再生する................................................................................................................. 32
演奏を録音する.................................................................................................................................................. 34
演奏データを再生する...................................................................................................................................... 36
演奏データを消去する...................................................................................................................................... 37
フロッピー・ディスクの初期化〜フォーマット........................................................................................ 38
演奏データの名前を変える............................................................................................................................. 40
演奏データをディスクに保存する................................................................................................................. 41
ディスクの演奏データを削除する................................................................................................................. 43
演奏データをディスクから本体に読み込む................................................................................................ 44
SMF ミュージックデータに演奏を重ねて録音する.................................................................................. 45
いろいろな設定を変える ........................................................................46
イニシャル・タッチのオン/オフを切り替える .........................................................................................46
フット・スイッチの機能を切り替える .........................................................................................................46
曲を移調して再生する ......................................................................................................................................47
イントロの終わりにカウント音を鳴らす〜イントロ・カウントダウン ...............................................47
イントロ・カウントダウンのカウント音を変える ....................................................................................47
ハーモニー・インテリジェンスの種類を選ぶ .............................................................................................48
画面の歌詞表示のオン/オフを切り替える .................................................................................................48
メトロノームの設定を変える ..........................................................................................................................48
メトロノームの音量を変える ..........................................................................................................................49
メトロノームの音を変える ..............................................................................................................................49
エクスプレッション・ペダルの働きかたを変える ....................................................................................49
録音時のエクスプレッション・ペダルの働きかた .......................................................................49
再生時のエクスプレッション・ペダルの働きかた .......................................................................50
拍子の設定を変える ..........................................................................................................................................50
演奏データをチャンネルごとに消音する .....................................................................................................51
基準ピッチを変える ..........................................................................................................................................51
ディスプレイの明るさを調節する...................................................................................................................52
MIDI 送信チャンネルを選ぶ ............................................................................................................................52
目次
外部機器との接続 ...................................................................................53
接続端子の名称と働き ......................................................................................................................................53
接続のしかた .......................................................................................................................................................53
オーディオ機器との接続 .....................................................................................................................53
コンピュータと接続する .....................................................................................................................54
MIDI 機器と接続する .........................................................................................................................................55
MIDI 機器との接続方法 ........................................................................................................................55
資料
故障と思う前に ...................................................................................................................................................56
こんな表示がでたら ..........................................................................................................................................58
ボイス一覧 ...........................................................................................................................................................60
スタイル一覧 .......................................................................................................................................................61
コードの押さえ方一覧 ......................................................................................................................................62
用語集 ...................................................................................................................................................................64
主な仕様 ...............................................................................................................................................................67
MIDI インプリメンテーション・チャート.....................................................................................................68
索引 .......................................................................................................................................................................69
デモ曲一覧 ...........................................................................................................................................................71
9

各部の名称

/
/
/
/
/
/
/
/
Country/
Oldies
Contempo/
Tempo
Big Band/
Master
Power
1
[Power]スイッチ(→ P.12)
1
[Master Volume]つまみ(→P.12)
2
パート・バランス・ボタン(→ P.21、P.27)
3
Volume
MaxMin
2 3 6 7 8 9 10 13 15
Accomp/
Reverb SMF
Swing Latin
Fast//Slow
Rotary Sound
Reverb[ ▲][ ▼]ボタン Accomp/SMF[ ▲][ ▼]ボタン
リズム選択ボタン(Rhythm)(→ P.22)
4
[Big Band/Swing]ボタン [Country/Oldies]ボタン [Contempo/Ballad]ボタン [Latin]ボタン [Waltz/March]ボタン [Trad/Accoustic]ボタン
Ballad
Standard
4
Rhythm
Waltz/ March
Fill In
Trad/
Acoustic
To OriginalTo Variation
5 11 1412
Pedal
Level Level
Organ
String
ロワー・ボイス選択ボタン(→ P.20)
Intro/
Ending
One Touch
Program
Start /
Stop
12
Lower
Pipe
Lower
Strings Piano
Choir Brass
Transpose
MeasureRhythm/ SongName
ChordTempo
Beat
Lower パート
[Lower]ボタン [Strings]ボタン [Piano]ボタン [Pipe]ボタン [Choir]ボタン [Brass]ボタン (パート・バランス)Level[ ▲][ ▼]ボタン(→ P.21)
Transpose[−][+]ボタン(→ P.29)
13
ディスプレイ(→ P.14)
14
拍ランプ(→ P.24)
15
[One Touch Program]ボタン(→ P.25)
5
Rotary Sound[Fast/Slow]ボタン(→ P.28)
6
Tempo[ ][ ]ボタン(→ P.24)
7
Fill In(→ P.24)
8
[To Variation]ボタン [To Original]ボタン
[Intro/Ending]ボタン(→P.23)
9
[Start/Stop]ボタン(→ P.23)
10
ペダル・ベース・ボイス選択ボタン(→ P.20)
11
Pedal パート
[Organ]ボタン [String]ボタン (パート・バランス)Level[ ▲][ ▼]ボタン(→ P.21)
[Harmony Intelligence]ボタン(→ P.26)
16
Value[−][+]ボタン
17
アッパー・ボイス選択ボタン(→ P.18)
18
Upper Organ パート
[Full]ボタン [Jazz]ボタン [Pipe]ボタン [Theater]ボタン (パート・バランス)Level[ ▲][ ▼]ボタン(→ P.21)
Upper Orchestral パート
[Strings]ボタン [Piano]ボタン [Brass]ボタン [Sax]ボタン
[Flute]ボタン [Others]ボタン (パート・バランス)Level[ ▲][ ▼]ボタン(→ P.21)
10
各部の名称
16
Harmony Intelligence
Value
Pipe
Full
Organ
Jazz
Theater
18 19 20
Upper Composer
Strings
Sax
Orchestral
Piano Brass
Flute
Level Level
17
コンポーザー
19
Select[−][+](Demo)ボタン(→ P.15) [Load]ボタン(→ P.44) [Function]ボタン(→ P.46) [Save]ボタン(→ P.44)
[Reset]ボタン [Stop]ボタン [Play]ボタン(→ P.32、P.36) [Rec]ボタン(→ P.34、P.45)
Select
Demo
StopReset Play Rec
Load
Rename Clear
Function
Save
ディスク・ドライブ(→ P.32)
20
OutputPedal
RL (Mono)
Stereo
21 22 23 24 25 26
背面部(→ P.53)
Pedal(ペダル)端子
21
Output(アウトプット)R/ L (Mono) 端子
22
Computer(コンピューター)端子
23
Computer
PC-1 PC-2
Mac MIDI
MIDI
Out
コンピューター・スイッチ
24
MIDI Out / In(ミディ・アウト/イン)端子
25
AC インレット
26
In
AC
11

演奏する前に

MaxMin
Master
Volume
オン
押し下げられた状態が
Power

譜面立ての立てかた

fig.01-03(AT-90 P.13 の図)
(1)
(2)
(2)
1.
譜面立てを静かに起こします。
2.
譜面立てを手で支え、金具を折り曲げてから ゆっくりと倒します。

電源コードを接続する

1.
パネル左側にある、[Power]スイッチがオフ
(上がった状態)になっていることを確認しま
す。
fig.01-04-0
Power
上がった状態が

電源を入れる/切る

※正しく接続したら、必ず次の手順で電源を入れたり、
切ったりしてください。手順を間違えると、誤動作 をしたりスピーカーなどが破損する恐れがありま す。

■ 電源を入れる

電源を入れる前に、以下のことを確認します。
1.
電源コードがACインレットに正しく接続されて いる。
電源コードが、しっかりとコンセントに差し込ま れている。
パネル左側の[Master Volume]つまみが、Min
(最小)の位置になっている。
fig.01-05 (電源コードの図、Master Volume の図)
オフ
付属の電源コードを AC インレット(本体背
2.
面)に接続し、電源コンセントに差し込みま す。
fig.01-04(AT-90 P.13 の図)
※電源コードは付属のものをお使いください。
※長期間ご使用にならない場合は、電源コードをコン
セントから抜いてください。
2.
[Power]スイッチを押して、電源を入れます。
fig. 01-06(電源スイッチの図)
※回路保護のため、電源をオンにしてからしばらくは
動作しません。
3.
[Master Volume]つまみを動かしたり、エク
スプレッション・ペダルを踏んで、適度な音 量に調節します。
12
演奏する前に
[Master Volume]つまみは、「Max」方向に動かす
と音量が大きくなり、「Min」方向に動かすと音量 が小さくなります。また、エクスプレッション・ペ ダルは踏み込むと音量が大きくなり、戻すと小さく なります。
fig.01-07(エクスプレションペダルの図)
Master
Volume
MaxMin
音量小
音量大

■ 電源を切る

1.
電源を切る前に、[Master Volume]つまみを Min(最小)の位置にします。
2.
[Power]スイッチを押して、電源を切ります。

ヘッドホンを使うとき

本機にはヘッドホン端子がありますので、ヘッドホン を接続すれば夜間でも周囲を気にせず演奏を楽しむこ とができます。
fig.01-08(全体図)
ヘッドホンを、本体左下のヘッドホン端子に
1.
接続します。
本体のスピーカーから音がでなくなり、ヘッドホン からのみ音がでます。
fig.01-09(ヘッドホン端子の図)
[Master Volume]つまみを動かしたり、エク
2.
スプレッション・ペダルを踏み込んで、ヘッ ドホンの音量を調節します。
※ヘッドホンはステレオ・タイプのものをお使いくだ
さい。
● ヘッドホンご使用上の注意
コードの断線の原因になりますので、ヘッドホン は、本体またはプラグ部分を持って取り扱ってく ださい。
接続の際、使用機器の音量が上がっているとヘッ ドホンを壊す恐れがあります。音量を最小にして
から接続してください。 過大入力で使用すると耳を痛めるだけでなく、
ヘッドホンにも無理がかかります。適当な音量で お楽しみください。
13
演奏する前に
リズム
テンポ
押さえたコード
曲名
小節数
テンポ 押さえたコード
曲名
ファイル番号
テンポ 押さえたコード

製品出荷時の設定に戻す

AT-10S に記憶されている設定を、製品出荷時の設定 に戻すことができます。この機能のことを「ファクト リー・リセット」といいます。
ファクトリー・リセットをする前に、ディス
1.
ク・ドライブにフロッピー・ディスクがない ことを確認してください。
電源を切った状態にします。
2.
[OneTouch Program]ボタンを押しながら、
3.
[Power]スイッチを押して電源を入れます。
fig.01-15
Power
One Touch
Program

基本画面を表示する

本機には、「リズム画面」と「コンポーザー画面」の 2 種類の基本画面があります。

■ リズム画面

fig.01-18

■ コンポーザー画面

本体内の演奏データを選んでいるとき
fig.01-19
以下の画面が表示されます。
fig.01-16(Factory Reset 画面)
ファクトリー・リセットが終わると、基本画面が表 示されます。
ディスクの演奏データを選んでいるとき
fig.01-20
14

演奏してみましょう

デモ曲を聴く

AT-10Sにはデモ曲が 7曲内蔵されています。デモ曲を聴いて、内蔵されている音色、 リズム演奏と自動伴奏の効果を確認してみましょう。
fig.02-01
2, 3
Composer
fig.02-02
1.
2.
Select
Demo
StopReset Play Rec
5
ディスク・ドライブにフロッピー・ディスクが入っていないことを確認 します。
ディスク・ドライブにフロッピー・ディスクが入っていたら、イジェクト・ボタン
(P.32)を押して、フロッピー・ディスクを取り出してください。
Select[−][+]ボタンを同時に押します。
Load
Function
Rename Clear
4
Save
jlkj
3.
4.
5.
メモ
Select[−][+]ボタンを押して、デモ曲を選びます。
[Play]ボタンを押すと、デモ曲の演奏が始まります。
選ばれていたデモ曲が終わると、続けて次のデモ曲が始まります。
[Stop]ボタンを押すと、デモ曲が止まります。
デモ曲の作曲者、プロフィールについては「デモ曲一覧」(P.71)をご覧ください。
15
演奏してみましょう
● こんな画面が表示されたら
フロッピー・ディスクに保存していない演奏データが本体にある場合に、デモ曲を聴こ うとすると、以下のメッセージが表示されます。
fig.02-03(Clear Song Sure?)
演奏データを消してもいい場合は[Rec]ボタンを、消したくない場合は[Reset]ボ タンを押します。 また、演奏データをフロッピー・ディスクに保存しておくことができます。
メモ
ご注意
ご注意
演奏データをフロッピー・ディスクに保存する場合は「演奏データをディスクに保存す る」(P.41)をご覧ください。
デモ曲を個人で楽しむ以外に権利者の許諾なく使用することは、法律で禁じられていま す。
デモ曲の演奏データはMIDI Out 端子からは出力されません。
16

音色を選ぶ

AT-10S ではいろいろな楽器の音色を鳴らすことができます。これらの音色を「ボイ ス」と呼びます。

■ 音色とパートについて

AT-10Sには2段の手弾き鍵盤と足鍵盤があります。 それぞれ上から順に「アッパー鍵盤」「ロワー鍵盤」「ペダル鍵盤」と呼びます。
fig.02-04(鍵盤の図)
演奏してみましょう
アッパー鍵盤 ロワー鍵盤
ペダル鍵盤
アッパー鍵盤には「Organ」「Orchestral」の 2つのパートがあります。それぞれのパー トから 1ボイスずつ選ぶことができ、アッパー鍵盤で2 つのボイスを重ねて鳴らすこ とができます。
ロワー鍵盤には「Lower」パート、ペダル鍵盤には「Pedal」パートがあります。
鍵盤 ボイスの種類 パート アッパー鍵盤 アッパー Upper Organ(アッパー・オルガン)
Upper Orchestral(アッパー・オーケストラ)
ロワー鍵盤 ロワー Lower(ロワー) ペダル鍵盤 ペダル Pedal(ペダル)
17
演奏してみましょう

■ アッパー/ロワー/ペダル・ベース音色選択ボタンの働き

fig.02-05(アッパー・ボイスとロワー・ボイスのボタン)
ご注意
Organ
String
Full
Pipe
Pedal
Level Level
Lower
Pipe
Organ
Level Level
Jazz
Theater
Strings Piano
Choir Brass
Upper
Strings
Sax
Lower
Orchestral
Piano Brass
Flute
ボイス・ボタンを押すたびにランプの点灯/消灯が切り替わり、ランプが点灯している ボタンのボイスを鳴らすことができます。
ボイス・ボタンが消灯しているときは、鍵盤を弾いても音は出ません。

■ アッパー・ボイスを選ぶ

アッパーの「Organ」「Orchestral」の各パートのボタンを押して、ボイスを選びます。 電源投入時は、アッパー鍵盤では「Full Organ3」が鳴ります。
例:Upper Organ パートに「Jazz Organ2」、Upper Orchstral に「Grand Piano」
を選ぶ
1.
fig.02-06(U. Organ Voice の画面)
2.
Upper Organ パートの[Jazz]ボタンを押して、ランプを点灯させま す。
ディスプレイには、選んだボイスの名前が数秒間表示されます。
アッパー鍵盤を弾くと、「Jazz Organ2」の音色が鳴ります。
Upper Orchestral の[Piano]ボタンを押します。
アッパー鍵盤を弾くと、「Jazz Organ2」に「Grand Piano」のボイスが重なって鳴り ます。
18

■ Upper Orchestral[Others]ボタンで音色を選択する

アッパー・ボイスの「Orchestral」パートには[Others]ボタンがあります。[Others] ボタンを使うと、ボイス・ボタンで直接選べるボイス以外のすべてのボイスを選ぶこと ができます。
演奏してみましょう
メモ
1.
fig.02-10-2(P.29)
2.
3.
[Others]ボタンに選べるボイスは、「ボイス一覧」(P.60)をご覧ください。
Upper Orchestral[Others]ボタンを押します。
ディスプレイには、選んだボイスの名前が数秒間表示されます。
ディスプレイにボイス名が表示されている間に、Value[−][+]ボタ ンを押してボイスを選びます。
Upper Orchestral[Others]ボタンのランプが点滅します。
もう一度、Upper Orchestral[Others]ボタンを押して、ボイスを確定 します。
Upper Orchestral[Others]ボタンのランプが点滅から点灯に変わります。
ご注意
Upper Orchestral[Others]ボタンを押すとディスプレイにボイス名が表示されます が、Value[−][+]ボタンを押さずに数秒たつと、基本画面(P.14)に戻ります。 Upper Orchestral[Others]ボタンのボイスを変えたいときは、もう一度 Upper Orchestral[Others]ボタンを押して、ディスプレイにボイス名が表示されている間に 素早くValue[−][+]ボタンを押してボイスを選んでください。
19
演奏してみましょう

■ ロワー・ボイスを選ぶ

「Lower」パートのボタンを押して、ロワー・ボイスを選びます。
電源投入時は、ロワー鍵盤では「Lower Organ2」が鳴ります。
fig.02-07
Lower
Lower
Strings Piano
Choir Brass
Pipe
Transpose
fig.02-08
1.
1
Lower の[Pipe]ボタンを押して、ランプを点灯させます。
ディスプレイには、選んだボイスの名前が数秒間表示されます。
ロワー鍵盤を弾くと、「Pipe Organ2」が鳴ります。

■ ペダル・ベース・ボイスを選ぶ

「Pedal」パートのボタンを押して、ペダル・ベース・ボイスを選びます。
電源投入時は、ペダル・ベースでは「Organ Bass1」が鳴ります。
fig.02-07
Level
fig.02-08
20
1.
Pedal
1
Organ
Level
String
Pedal の[String]ボタンを押して、ランプを点灯させます。
ディスプレイには、選んだボイスの名前が数秒間表示されます。
ペダル鍵盤を弾くと、「String Bass」が鳴ります。

音量バランスを調節する

/
/
/
/
/
/
/
/
「Rhythm」「Upper Organ」などパートごとに音量バランスを調節することができます。
fig.02-13
Rhythm
Country/
Oldies
Strings
Contempo/
Ballad
Standard
Tempo
Orchestral
Piano Brass
Waltz/
March
Fill In
Accomp/
Reverb SMF
Organ
Full
Big Band/
Swing Latin
Fast//Slow
Rotary Sound
Upper
Level Level
Jazz
To OriginalTo Variation
Trad/
Acoustic
Intro/
Ending
One Touch
Program
Start /
Stop
演奏してみましょう
Pedal
Level Level
Organ
String
Lower
Pipe
Lower
Strings Piano
Choir Brass
fig.02-14
Pipe
Theater
Sax
Flute
以下のボタンは複数のパートの音量を調節します。
Accomp/SMF[▲][▼]ボタン
・自動伴奏(ベース音は除く) ・ATELIERシリーズ以外の演奏データを再生するときの音(SMFミュージックデー
タなど)
・リズム演奏
Pedal Level[▲][▼]ボタン
・Pedal ボイス
1.
・自動伴奏のベース音
音量を調節したいパートの Level[▲][▼]ボタンで音量を調節しま す。
上のボタン([▲]ボタン)を押すと音量が大きくなります。 下のボタン([▼]ボタン)を押すと音量が小さくなります。
音量は「0〜12」の範囲で設定することができます。 また、Level[▲][▼]ボタンを押すと、パートごとの音量がディスプレイに表示され ます。
ご注意
ディスプレイに表示される音量の値が 0 のときは、そのパートの音は鳴らなくなりま す。
21

リズム演奏を使う

/
/
/
/
/
/
/
AT-10Sでは、さまざまなジャンルのリズム演奏を鳴らしながら演奏を楽しむことがで きます。

リズムを選ぶ

AT-10Sには35 種類のリズムが内蔵されています。 以下の6個のボタンを「リズム・ボタン」といい、音楽ジャンルごとにグループに分け られたリズムを選ぶことができます。
fig.03-01(リズム・ボタン)
Big Band/
Swing Latin
Country/
Oldies
1, 3
Contempo/
Ballad
Rhythm
Waltz/
March
Trad/
Acoustic
One Touch
Program
Harmony Intelligence
1.
リズム・ボタンを押して、リズム・グループを選びます。
リズム・ボタンのランプが点灯します。 選ばれているリズムがディスプレイに表示されます。
fig.03-02(リズムの画面)
2.
Value[−][+]ボタンを押して、リズムを選びます。
リズム・ボタンのランプが点滅します。
Fast//Slow
Rotary Sound
Standard
Tempo
To OriginalTo Variation
Fill In
Intro/
Ending
Start /
Stop
Value
2
22
3.
リズムを選んだあと、もう一度リズム・ボタンを押します。
リズム・ボタンのランプが、点滅から点灯に変わります。 リズムが確定します。
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