Jp
使用説明書
PC NIKKOR 19mm f/4E ED
Printed in Japan
SB6E01(10)
7MA03310-01
各部の名称
■
i
q
u
y
ew
rot
!0
!1 !2 !3
!4
!5
!9
!8
!7
@0
@1
ロック解除ボタン
q
レンズキャップ
w
レンズキャップセット指標
e
レンズキャップ取り付け指標
r
レンズキャップ着脱指標
t
距離目盛
y
被写界深度目盛
u
距離目盛基準線
i
フォーカスリング
o
ティルト目盛
!0
ティルトノブ
!1
シフト目盛
!2
レボルビング指標
!3
レンズ着脱指標
!4
信号接点
CPU
!5
シフトノブ
!6
レンズマウントゴムリング
!7
レボルビングレバー
!8
レボルビングレバー
PC
!9
ティルトロックノブ
@0
ティルトロックスイッチ
@1
!6
ご使用の前に、この使用説明書をよくお読みの上、正しくお使いください。また、カメラの
使用説明書もご覧ください。
•
このレンズは、デジタル一眼レフカメラの
D80、D70
は対応していません。
•
このレンズは、マニュアルフォーカス専用です。オートフォーカスは、使用できません。なお、
カメラ側のフォーカスモードは、いずれの設定でもマニュアルフォーカスができます。
■
このレンズでは、シフトおよびティルト機能を使った「アオリ撮影」ができます。
•
アオリ撮影は、レンズの光軸を操作することによって、カメラアングルによる主要被写体の歪みを
補正したり、奥行きのある主要な被写体の手前から奧まで全体にピントを合わせる撮影方法です。
A
レンズの光軸を撮像面の中心からずらして、イメージサークルの任意の位置でフレーミン
グすることを「シフト」といいます。シフト機能を使うと、建築物をローアングルで撮影
したときなどに生じる遠近感による像の歪みを補正したり、カメラの位置や向きを変えず
に構図を変えることができます。
カメラを上に向けて撮影 被写体に正対して撮影
A
撮像面に対して垂直に交差するレンズの光軸を意図的に傾けて、ピントの合う範囲を操作す
ることを「ティルト」といいます。ティルト機能を使うと、極端に絞り込むことなく被写体
全体にピントを合わせたり、被写界深度を浅くして被写体以外をぼかすことができます。
シリーズ、
D60、D50、D40
このレンズについて
シフトとは
ティルトとは
被写界深度 被写界深度
シリーズ、
D2
シリーズ、
シリーズ、
D1
、およびフィルム 一眼レフカメラに
D3000
D200、D100、D90
被写体に正対したままレン
ズをシフトさせて撮影
安全上のご注意
■
あなたや他の人々への危害や財産への損害を未然に防止するため、ご使用の前に「安全上の
ご注意」をよくお読みの上、正しくお使いください。
、
この説明書をお読みになった後は、いつでも参照できるように保管してください。
「死亡または重傷を負うおそれがある内容」です。
警告
A
「軽傷を負うことや財産の損害が発生するおそれがある内容」です。
注意
A
お守りいただく内容を、以下の図記号で区分しています。
は、してはいけない内容です。
F
は、実行しなければならない内容です。
C
警告
A
分解、修理または改造をしない
分解
E
C
F
F
F
F
G
F
F
落下などによる破損で内部が露出したら、露出部に触らない
禁止
感電やけがの原因になります。
熱くなる、煙が出る、こげ臭いなどの異常時は、直ちにカメラの電源を取り
外す
実行
放置すると、発火、やけどの原因になります。
水でぬらさないぬれた手で触らない
禁止
感電や発火の原因になります。
引火、爆発のおそれのある場所では使わない
プロパンガス、ガソリン、可燃性スプレーなどの引火性ガスや粉塵の発生す
禁止
る場所で使うと、爆発や火災の原因になります。
レンズまたはカメラで直接太陽や強い光を見ない
禁止
失明や視力障碍の原因になります。
幼児の手の届くところに置かない
故障やけがの原因になります。
禁止
小さな付属品を誤って飲み込むと、身体に悪影響を及ぼします。飲み込んだ
ら、すぐに医師の診断を受けてください。
高温環境や低温環境では、直接触らない
禁止
やけどや低温やけど、凍傷の原因になることがあります。
注意
A
レンズを太陽や強い光源に向けたままにしない
禁止
集光して、内部部品の破損や発火の原因になります。
夏場の車内や直射日光の当たる所など高温環境に放置しない
禁止
故障や発火の原因になります。
レンズキャップの取り付け方・取り外し方
■
取り付け方
レンズキャップ着脱指標(●)とレンズキャップ取り付
け指標( )を合わせて(q)、レンズキャップを矢印
(w)の方向にカチッと音がするまで回転させてくださ
い(e)。
取り外し方
レンズキャップのロック解除ボタンを押さえ(q)、矢
印の方向に回転させて(w)、取り外します(e)。
前面のレンズが前枠部より飛び出しています。レンズを保護する
ために、撮影時以外はレンズキャップを装着してください。
レンズの取り付け方・取り外し方
■
ティルト、シフト、およびレボルビング操作をした状態でカメラに取り付けると、指をは
さんだりケガをする恐れがあります。このレンズをカメラに取り付けるときは、シフトノ
ブとティルトノブを回してシフト目盛とティルト目盛が中央の位置になるようにセットし、
ティルトロックスイッチを[
]の方向に動かしてティルトを固定してください。
LOCK
取り外し方
取り外しの際に指をはさんでケガをする恐れがあります。充分ご注意ください。
カメラの電源を
z
カメラのレンズ取り外しボタンを押しながら、時計回りにレンズを回して取り外す
x
露出について
■
シフトおよびティルト操作をすると露出のずれが生じます。シフトおよびティルト操作をし
ていないときの露出値を目安にして、露出を調整しながら撮影することをおすすめします。
•
シフトおよびティルト操作をしていないときは、カメラの自動露出機能を使って適正露出に設
定することができます。
ピントの合わせ方
■
フォーカスリングを回してピントを合わせます。
•
シフトおよびティルト操作を 行ったあとは、再度ピント合わせを行ってください。
•
ピントを合わせるときは、カメラのライブビュー機能を使って画像モニターで確認することをお
すすめします。
•
シフトおよびティルトを行うと、フォーカスエイドは正常に作動しません。
•
距離目盛は、ティルト目盛を中央の位置に合わせたときのみ有 効です。
被写界深度
•
被写体の前後のピントが合う範囲(被写界深度)は、カメラのプレビュー(絞り込み)機能を使っ
て確認できます。
•
距離目盛と距離目盛基準線の両側にある被写界深度目盛を使うと、おおよその被写界深度を知
ることができます。
•
距離目盛は目安であり、被写 体まで の距 離を保証す るものではありませ ん。また、
も被写界深度などの影響により∞マークに届かない位置でピントが合う場合があります。
OFF
にする
遠景撮影で
ティルトしていない状態 ティルトした状態
※イラストはイメージです。
取り付け方
取り付けの際に指をはさんでケガをする恐れがあります。充分ご注意ください。
カメラの電源を
z
レンズの裏ぶたを取り外す
x
カメラとレンズのレンズ着脱指標を合わせ、反時計回りにカチッ
c
と音がするまでレンズを回す
•
このとき、レンズのレンズ着脱指標が真上にきます。
にしてボディーキャップを外す
OFF
操作方法
■
このレンズでは、レンズを上下左右にスライドさせるシフト、レンズの向きを変えるティル
ト、レンズを回転させるレボルビング、シフトとティルトの作動方向の関係を変えるPCレ
ボルビングの4つの操作ができます。それぞれの操作方法は次の通りです。
•
シリーズ、D3シリーズ、
D5、D4
ルビングの組み合わせによっては、レンズとカメラボディーが接触して操作が制限される場合
があります。
A
レンズ全体を回転させる(レボルビング)
指をはさんでケガをする恐れがありますので、レンズを回転させるときは充分にご注意
ください。
レボルビングレバーをカメラ側に押しながら、レンズの四角い部分を持ってレンズ全体を
回転させます。レンズ全体が回転し始めたら、すぐにレボルビングレバーから指を放して
ください。レボリビングレバーを押したまま操作し続けるとレンズのエッジ部でケガをす
る恐れがあります。レンズは左右に90°まで回転させることができます。
•
レボルビングをするときは、シフトおよびティルトをしていない状態にして、ティルトロック
スイッチでティルトを固定してから操作してください。
•
°の位置にクリックストップがあります。
30゜と60
D810
シリーズ、
以外のカメラでは、シフトおよびレボ
D500
シフト
操作中にレンズのエッジ部でケガをする恐れがありますので、充分にご注意ください。
シフトノブを回すと、レンズが左右または上下に平行移動します。
レボルビングしていない状態 レボルビングした状態
ティルト
操作中にレンズのエッジ部でケガをする恐れがありますので、充分にご注意ください。
ティルトロックスイッチを[
向に動かして、ティルトロックノブを矢印と反対
方向に回すと、ティルトのロックが解除されます。
ロックを解除した状態でティルトノブを回すと、
左右または上下にレンズの向きを変えられます。
ティルトさせたときは、必ずティルトロックノブ
を回して固定してください。
レボルビングしていない状態 レボルビングした状態
LOCK
]と反対の方
A
ティルトロックスイッチについて
ティルトロックスイッチを使うと、ティルトしていない状態でティルトを
固定できます。ティルトをロックするときは、ティルトノブを回してティ
ルト目盛を中央の位置に合わせてから、ティルトロックスイッチを[
の方向に動かします。
A
シフトとティルトの作動方向の関係を変える(
指をはさんでケガをする恐れがありますので、レンズを回転させるときは充分にご注意
ください。
このレンズでは、シフトとティルトの作動方向を平行から直交に切り換えることができま
す。
レボルビングレバーをカメラ側に押しながらレンズの四角い部分を持って左に回す
PC
と、ティルト機構部が90°まで回転します。ティルト機構部が回り始めたらPCレボルビ
ングレバーを放して、任意の位置まで回転させます。
•
゜の位置にクリックストップがあります。
45
シフトとティルトが平行になっている状態
A
レンズ操作時のご注意
•
故障の 原因となります ので、各ノブやティルトロックノブは、強い力で無理に回さないでくだ
さい。また、ティルトロックスイッチやティルトロックノブでティルトを固定した状態で、ティ
ルトノブ を回さ ない でく ださ い。
•
シフトおよびティルト操作を行った場 合、条件によってはケラレることがあります(写真の一
部に影が 写り込む現 象)。また、まれに色ムラが出ることがあります。
•
シフトおよびティルト操作時にカメラのヴィネットコントロール機能を使うと、適切に補正さ
れない場合があります。ヴィネットコントロールは[しない]に設定してください 。
•
シフトおよびティルト操作時に電子先幕シャッターを使うと、むら、すじなど が発生する場合
があります。その場合は[無効]に設定し てくだ さい 。
•
内蔵フラッシュは使用できません。
レンズのお手入れと取り扱い上のご注意
■
•
レンズをカメラから取り外すと、絞りが開放状 態になります。レン ズ内部 を保護するた めに、
レンズを取り外すときはレンズキャップを取り付けてください。
•
レンズにレンズキャップを装着した状態で、レンズキャップだけを持たないでください。
•
このレンズは可動部分が多く、ゴミやホコリまたは水滴の影響を受けやすいため、使わないと
きはティルトやシフトをしていない状態にしてから保管してください。
•
信号接点は汚さないようにご注意ください。
CPU
•
レンズマウントゴムリングが破損した場合は、そのまま使用せず販売店またはニコンサービス
機関に修理を依頼してください。
•
レンズ面を清掃する場合、通常はホコリを払う程度にしてください。
•
最前面のレンズ面はフッ素コート加工されています。乾いた布で軽く拭くだけで、汚れを取り
除くことができます。指紋などの汚れがついたときは、柔らかい清潔な木綿の布または市販の
レンズクリーニングペーパーでレンズの中心から外周へ渦巻き状に、拭きムラ、拭き残りがな
いように注意して拭いてください。汚れがひどい場合は、柔らかい 布を少量の真水、無水アルコー
ル(エタノール)、または市販のレンズクリーナーで湿らせ、軽く拭き取ってください。フッ素コー
ト加工されたレンズ面は、撥水性、撥油性が高いため、水滴状の拭き残りが生じることがあり
ます。その場合は、乾いた布で拭き取ってください。
•
最後面(レンズマウント側)のレンズ面に指紋がついたときは、柔らかい清潔な木綿の布また
は市販のレンズクリーニングペーパーを少量の無水アルコール(エタノール)または市販のレ
ンズクリーナーで湿らせ、レンズの中心から外周へ渦巻き状に、拭きムラ、拭き残りがないよ
うに注意して拭 いてくだ さい。
•
シンナーやベンジンなどの有機溶剤は絶対に使用しないでください。
•
レンズをケースに入れるときは、必ずレンズキャップと裏ぶたを取り付けてください。
•
レンズを長期間使用しないときは、カビやサビを防ぐために、高温多湿のところを避けて風通
しのよい 場所に保管してください。また、直射日光のあたるところ、防 虫剤の あるところも避
けてください。
•
レンズを水にぬらすと、部品がサビつくなどして故障の原因になりますのでご注意ください。
PC
ルトを直交にした状態
PC
レボルビングを使って、シフトとティ
]
LOCK
レボルビング)
•
ストーブの前など、高温になるところに置かないでください。極端に温度が高くなると、外観
の一部に使用している強化プラスチックが変形することがあります。
•
このレンズは画角が広く、前面のレンズ前枠部から飛び出しているため、フレアやゴーストの
原因となる光線の影響を受けることがあります。遮光用のボードなどを使ってレンズに不要な
光線が入らないように することをおす すめします。
•
極端に温度差のある場所に急にレンズを持ち込むと、レンズ内外に水滴が生じ、故障の原因と
なります。レンズをバッグやビニール袋などに入れて、周囲の温度になじませてからお 使いく
ださい。
付属アクセサリー
■
•
かぶせ式レンズキャップ
•
裏ぶた
LF-4
•
レンズケース
仕様
■
型式 ニコンFマウント
焦点距離
最大口径比
レンズ構成
画角
ピント合わせ マニュアルフォーカスのみ
撮影距離目盛 ∞〜
最短撮影距離 撮像面から
絞り羽根枚数
絞り方式 電磁絞りによる自動絞り
絞りの範囲
アオリ機構
レボルビング機構
寸法
質量 約
※製品の外観・仕様・性能は予告なく変更することがありますので、ご了承ください。
ニコンプラザのご案内
■
ニコンプラザは、ショールーム、サービスセンター、ギャラリーを統合したニコン映像製品
の総合情報拠点です。 お客さまのデジタルイメージングの世界を拡げ、写真文化の普及、向
上に資するよう目指しています。
※ ニコンプラザサービスセンターでは持ち込み修理の受け付けも行っています。
CL-1120
CPU内蔵E
タイプ、PCレンズ
19 mm
1:4
13群17枚(ED
あり、フッ素コートあり)
97° (FX
73° (DX
レンズ3 枚、非球面レンズ2 枚、ナノクリスタルコート
フォーマットのデジタル一眼レフカメラ)
フォーマットのデジタル一眼レフカメラ
0.25 m
0.25 m
枚(円形絞り)
9
f/4 32
シフト、ティルト直交および平行式
シフト量:±
ティルト量:±
レボルビング:左右
レボルビング:左90°(45°にクリックストップ)
PC
約
89 mm
端まで)
12 mm
°
7.5
90°(30
(最大径)×
°毎にクリックストップ)
(レンズマウント基準面からレンズ先
124 mm
885 g
)
ニコンプラザ銀座
〒
104-0061
営業時間:
日を除く毎日)
東京都中央区銀座
10:30〜18:30
(年末年始、2月の第1土曜日とその翌日、8月の第2土曜日とその翌
ストラータ ギンザ 1・2階
7-10-1
ニコンプラザ新宿
〒
163-1528
営業時間:
東京都新宿区西新宿
10:30〜18:30
(年末年始、2月11日・12日、8月の第3日曜日とその翌日を除く毎日)
新宿エルタワー28階
1-6-1
ニコンプラザ名古屋
〒
461-0005
営業時間:
名古屋市東区東桜
10:30〜18:30
(日曜日、祝日、年末年始を除く毎日)
1-13-3 NHK
名古屋放送センタービル2階
ニコンプラザ大阪
〒
営業時間:
日を除く毎日)
音声ガイダンスにしたがって、ご利用になるニコンプラザをお選びください。
•
•
大阪市北区梅田
530-0001
10:30〜18:30
ナビダイヤルは一 般電話からは市内通話料金でご利用いただけます。
ナビダイヤ ルをご利用いただけない場合は、
ター)におかけください。
ヒルトンプラザウエスト・オフィスタワー13階
2-2-2
(年末年始、2月の第3土曜日とその翌日、8月の第3土曜日とその翌
(03)6702-0577
(ニコンカスタマーサポートセン
シフトおよびティルト操作を行わずに撮影した場合
シフト操作後に
レボルビングを行い、ティルト操作をして撮影した場合
PC
2016 Nikon Corporation
©