
ThinkStationP510およびP710
ユーザー・ガイド
マシン・タイプ番号:30B4、30B5、30B6および30B7

注:本書および本書で紹介する製品をご使用になる前に、iiiページの「はじめにお読みください:重要な安
全上の注意」および187ページの付録G「特記事項」に記載されている情報を読んで理解してください。
第6版(2018年12⽉)
©CopyrightLenovo2016,2018.
制限付き権利に関する通知:データまたはソフトウェアが米国一般調達局(GSA:GeneralServicesAdministration)契約に
準じて提供される場合、使用、複製、または開示は契約番号GS-35F-05925に規定された制限に従うものとします。

⽬次
はじめにお読みください:重要な安全
上の注意................iii
本書をお読みになる前に...........iii
保守およびアップグレード..........iii
静電気の防止................iv
電源コードおよび電源アダプター........iv
延長コードおよび関連デバイス........v
プラグおよびコンセント...........v
外付けデバイス...............v
熱および製品の通気.............v
操作環境..................vi
レーザー規格に関する記述..........vi
電源機構について.............vii
クリーニングと保守............vii
第1章.各部の名称と役割........1
ハードウェア各部の位置...........1
前面..................1
背面..................3
コンピューターの構成部品.........7
システム・ボード上の部品.........7
内蔵ドライブ.............10
マシン・タイプとモデル・ラベル.....12
コンピューターの機能...........12
コンピューターの仕様...........16
プログラム................16
コンピューターのプログラムへのアクセス.17
インストールを待っているプログラムのイン
ストール(Windows7のみ)........17
Lenovoプログラムの概要........17
第2章.コンピューターの活⽤....21
お客様登録................21
コンピューターの音量設定.........21
ディスクの使用..............21
光学式ドライブの使用に関するガイドライ
ン..................21
ディスクの取り扱いと保管........22
ディスクの再生と取り出し........22
ディスクへの記録...........22
ネットワークへの接続...........23
イーサネットLANへの接続.......23
ワイヤレスLANへの接続........23
Bluetoothデバイスへの接続........24
第3章.コンピューターを快適に使
う...................25
ワークスペースの準備...........25
グレア(まぶしさ)と照明........25
換気.................25
電源コンセントおよびケーブルの長さ...25
作業の快適性.............25
ユーザー補助情報.............26
コンピューターのクリーニング.......29
保守...................29
基本的な保守のヒント.........29
保守の実行..............30
コンピューターを常に最新の状態に保持す
る..................30
コンピューターの移動...........31
第4章.セキュリティー........33
コンピューターのロック..........33
コンピューター・カバーのロック.....33
Kensingtonスタイルのケーブル・ロックの取
り付け................35
SetupUtilityプログラムでのセキュリティー設定
の表示および変更.............35
パスワードおよびWindowsアカウントの使用..36
指紋認証の使用..............36
カバー検出スイッチの使用.........36
ファイアウォールの使用..........37
ウィルスからのデータの保護........37
ComputraceAgentソフトウェア(ファームウェア
に組み込み)................37
TPM(TrustedPlatformModule).........38
IntelBIOSguard..............38
第5章.詳細設定...........39
SetupUtilityプログラムの使用........39
SetupUtilityプログラムの始動......39
SetupUtilityプログラムの表示モードの変更.39
SetupUtilityプログラムの表示言語の変更..40
デバイスを有効または無効にする.....40
コンピューターの自動電源オンの有効化また
は無効化...............40
ErPLPS適合モードの有効化または無効化.40
構成変更検出の有効化または無効化....41
BIOS設定を変更してから新しいオペレー
ティング・システムをインストールする..42
BIOSパスワードの使用.........42
起動デバイスの選択..........44
SetupUtilityプログラムの終了......45
BIOSの更新およびリカバリー........45
BIOSの更新..............45
©CopyrightLenovo2016,2018
i

BIOS更新の障害からのリカバリー....45
RAIDの構成...............46
IntelRSTeを使用したRAIDの構成.....46
AVAGOMegaRAIDBIOS構成ユーティリ
ティーを使用したRAIDクイック・セット
アップ................49
第6章.トラブルシューティング、診
断、リカバリー............53
コンピューターの問題を修正するための基本手
順....................53
問題判別.................53
起動の問題..............53
オーディオの問題...........54
CDまたはDVDの問題.........55
再現性の低い問題...........56
ストレージ・ドライブの問題.......56
イーサネットLANの問題........57
ワイヤレスLANの問題.........58
Bluetoothの問題............58
パフォーマンス上の問題........59
シリアル・コネクターの問題.......61
USBデバイスの問題..........61
ソフトウェアおよびドライバーの問題...61
診断...................62
診断プログラム............62
ハードウェアの診断..........63
リカバリー情報..............64
Windows7のリカバリー情報.......64
Windows10のリカバリー情報......64
光学式ドライブ・ブラケット.......108
カバー検出スイッチ..........110
前面ファン・アセンブリー........111
内蔵ストレージ・ドライブ........113
電源機構...............136
PCIカード..............137
フルサイズPCIカード.........142
超コンデンサー・モジュール.......144
背面ファン・アセンブリー........147
ヒートシンクおよびファン・アセンブリー.149
メモリー・モジュール.........151
フレックス・アダプター........153
バッテリー..............155
Wi-Fiユニット.............157
部品交換の完了..............164
第8章.情報、ヘルプ、およびサービ
スの⼊⼿...............167
製品情報の入手方法............167
各種言語のユーザー・ガイドの参照....167
Windowsヘルプ............167
安全上の注意と保証についての手引き...167
LenovoWebサイト...........167
LenovoサポートWebサイト.......168
よくある質問と答え..........168
ヘルプおよびサービス...........168
サービスの依頼............168
その他のサービスの使用........169
有償サービスの利用..........169
第7章.ハードウェアの取り付けまた
は交換.................67
静電気の影響を受けやすいデバイスの取り扱い.67
コンピューターの準備とコンピューター・カバー
の取り外し................67
ハードウェアの取り付けまたは交換......68
外部オプション............68
直冷式エアー・バッフル........69
光学式ドライブ・ベイ内のデバイス....70
フロントアクセス・ストレージの筐体内のス
トレージ・ドライブ..........73
マルチ・ドライブ変換キット内のデバイス.80
フレックス・ベイ・ストレージの筐体のスト
レージ・ドライブ...........92
5.25型フレックス・モジュール内のデバイ
ス..................99
iiThinkStationP510およびP710ユーザー・ガイド
付録A.システム・メモリーの速度.171
付録B.Ubuntuオペレーティング・シ
ステムに関する補⾜情報......173
付録C.規制情報...........175
付録D.WEEEおよびリサイクル情
報..................179
付録E.有害物質の使⽤制限(RoHS)指
令..................183
付録F.ENERGYSTARモデルについ
て..................185
付録G.特記事項...........187

はじめにお読みください:重要な安全上の注意
この章には、安全について正しく理解しておく必要のある情報が記載されています。
本書をお読みになる前に
警告:
この資料をご使⽤になる前に、当製品に関連するすべての安全上の注意事項をお読みになり、理解してく
ださい。このセクションの情報と、本製品に付属の「
⼿ 引 き
製品損傷のリスクを軽減することができます。
」を参照してください。この安全上の注意をお読みになり、ご理解いただくことによって、けがや
安 全 上 の 注 意 と 保 証 お よ び セ ッ ト ア ッ プ に つ い て の
「
安 全 上 の 注 意 と 保 証 お よ び セ ッ ト ア ッ プ に つ い て の 手 引 き
トWebサイト(http://www.lenovo.com/support
では、「
他言語版も入手できます。
安 全 上 の 注 意 と 保 証 お よ び セ ッ ト ア ッ プ に つ い て の 手 引 き
)からPDF版を入手できます。LenovoサポートWebサイト
」をお持ちでない場合は、Lenovo
」とこの「
ユ ー ザ ー ・ ガ イ ド
®
サポー
」の
保守およびアップグレード
スマートセンターまたは説明書で指示されないかぎり、お客様ご自身で製品の保守を行わないでくださ
い。それぞれの製品ごとに認可を受けている保守サービス提供業者をご利用ください。
注:コンピューター部品によっては、お客様がアップグレードや交換を実施できるものがあります。アッ
プグレードは通常、オプションと呼びます。お客様ご自身での取り付けが承認された交換部品は、お
客様での取替え可能部品(CRU)と呼びます。Lenovoでは、どのような時にお客様がオプションを取り
付けたりCRUを交換できるかを説明した文書をご提供しています。部品の取り付けまたは交換をす
る場合は、すべての手順を厳守してください。電源表示ライトがオフ状態でも、製品内部の電圧レベ
ルがゼロであるとは限りません。電源コードが付いた製品からカバーを取り外す前に、電源がオフに
なっており、製品のプラグが給電部から抜かれていることを必ず確かめてください。CRUについて詳
しくは、67ページの第7章「ハードウェアの取り付けまたは交換」を参照してください。ご質問や
不明点がございましたら、スマートセンターにご連絡ください。
コンピューターの内部には電源コードを取り外した後に動く部品はありませんが、安全のために以下の
警告を遵守してください。
警告:
作動中の機器は危険です。指や体の他の部分が触れないようにしてください。
警告:
コンピューターのカバーを開く場合は、コンピューターの電源をオフにし、数分待ってコンピューターの
温度が下がってから⾏ってください。
©CopyrightLenovo2016,2018
iii

静電気の防止
静電気は人体には無害ですが、ご使用のコンピューターのコンポーネントやオプションには重大な損傷
を与える可能性があります。静電気に弱い部品を不適切に取り扱うと、部品を損傷する恐れがありま
す。オプションまたはCRUを開梱するときは、部品を取り付ける指示があるまで、部品が入ってい
る帯電防止パッケージを開けないでください。
オプションまたはCRUを取り扱うか、コンピューター内部で作業を行うときは、静電気による損傷を避
けるために以下の予防措置を取ってください。
•身体の動きを最小限にとどめてください。動くと、周囲に静電気が蓄積されることがあります。
•コンポーネントは常に注意して取り扱う。アダプター、メモリー・モジュール、およびその他の回
路ボードを取り扱うときは、縁を持ってください。回路のはんだ付けした部分には決して手を触
れないでください。
•他の人がコンポーネントに触れないようにする。
•静電気に弱いオプションまたはCRUを取り付ける際には、部品が入っている帯電防止パッケージを、
コンピューターの金属の拡張スロット・カバーか、その他の塗装されていない金属面に2秒間以上接触
させる。これによって、パッケージや人体の静電気を放電することができます。
•静電気に弱い部品を帯電防止パッケージから取り出した後は、部品をできるだけ下に置かず、コン
ピューターに取り付ける。これができない場合は、帯電防止パッケージを平らな場所に置き、その上
に部品を置くようにしてください。
•コンピューターのカバーやその他の金属面の上に部品を置かないようにする。
電源コードおよび電源アダプター
電源コードおよび電源アダプターは、製品の製造メーカーから提供されたものだけをご使用ください。電
源コードおよび電源アダプターは、この製品専用です。他の電気機器には使用しないでください。そ
の他のデバイスにこのAC電源コードを使用しないでください。
電源コードは、安全性が承認されているものでなければなりません。ドイツの場合、H05VV-F、3G、
0.75mm
要があります。
電源アダプターその他に電源コードを絶対に巻き付けないでください。コードに負荷がかかり、コー
ドのすり切れ、ひび割れ、しわなどの原因となります。このような状態は、安全上の問題となる可能
性があります。
電源コードを、踏み付けたり、つまずいたり、他の物体によって挟んだりしないように設置してください。
電源コードおよび電源アダプターに、液体がかからないようにしてください。例えば、電源コードや電源
アダプターを、流し台、浴槽、便器の近くや、液体洗剤を使って清掃される床に放置しないでください。
液体は、特に誤使用により電源コードまたは電源アダプターに負荷がかかっている場合、ショートの原因
となります。また、液体が原因で電源コード端子または電源アダプターのコネクター端子(あるいはその
両方)が徐々に腐食し、最終的にオーバーヒートを起こす場合があります。
すべての電源コード・コネクターが安全かつ確実に電源アダプターとコンセントに接続されてい
るか、確認してください。
2
以上である必要があります。その他の国の場合、その国に応じて適切なタイプを使用する必
電源アダプターは、AC入力ピンや電源アダプターのいずれかの場所に腐食や過熱の痕跡がある場合は
(プラスチック部分が変形しているなど)使用しないでください。
どちらかの端の電気接触部分に腐食またはオーバーヒートの痕跡がある電源コードや、なんらかの損傷を
受けたと考えられる電源コードを使用しないでください。
ivThinkStationP510およびP710ユーザー・ガイド

延長コードおよび関連デバイス
ご使用の延長コード、サージ保護器、無停電電源装置、および電源タップが製品の電気要件を満たしたも
のであることを確認してください。それらのデバイスが過負荷にならないようにしてください。電源タッ
プを使用した場合、負荷が電源タップの入力定格値を超えてはなりません。電力負荷、電源要件、入力定
格値について疑問がある場合は、電気技術者に詳細を問い合わせてください。
プラグおよびコンセント
コンピューター機器で使用する予定のコンセント(電源コンセント)が損傷または腐食しているように思わ
れる場合は、資格のある電気技術者が交換するまで、コンセントを使用しないでください。
プラグを曲げたり、改変しないでください。プラグに損傷がある場合は、製造メーカーに連絡して、交
換品を入手してください。
コンセントを、電気を多量に消費する、家庭用または業務用の他の装置と共用しないでください。電圧が
不安定になり、コンピューター、データ、または接続されたデバイスを損傷する可能性があります。
製品によっては、3ピンプラグが装備されている場合があります。このプラグは、接地したコンセントに
のみ適合します。これは、安全機構です。この安全機構を接地されていないコンセントに差し込むことに
よってこの機構を無効にしないでください。プラグをコンセントに差し込めない場合は、電気技術者に連
絡して承認済みコンセント・アダプターを入手するか、またはこの安全機構に対応できるコンセントと交
換してもらってください。コンセントが過負荷にならないようにしてください。システム負荷全体が、
分岐回路レーティングの80%を超えてはなりません。電力負荷および分岐回路レーティングについて
疑問がある場合は、電気技術者に詳細を問い合わせてください。
ご使用のコンセントが適切に配線されており、容易に手が届き、機器の近くにあることを確認してくださ
い。コードに負荷がかかるほどいっぱいにコードを伸ばさないでください。
取り付ける製品に対して、コンセントの電圧と電流が正しいことを確認してください。
コンセントと機器の接続と取り外しは、丁寧に行ってください。
外付けデバイス
コンピューターの電源がオンになっているときに、USB(ユニバーサル・シリアル・バス)ケーブル以外の
外付けデバイス・ケーブルを接続したり、取り外したりしないでください。コンピューターを損傷する場
合があります。接続されたデバイスへの損傷のリスクを回避するために、コンピューターのシャットダウ
ン後5秒以上待ってから、外付けデバイスを取り外してください。
熱および製品の通気
コンピューター、電源アダプター、および付属品の多くは、電源を入れたり、バッテリーを充電すると熱
を発生することがあります。必ず、下記の基本的な予防措置を取ってください。
•コンピューター、電源アダプター、または付属品の機能時、あるいはバッテリーの充電時に、長時間に
渡りひざや身体のその他の部分にこれらの製品を接触させたままにしないでください。コンピュー
ター、電源アダプター、および付属品の多くは、通常の操作中に多少の熱を発生します。長時間に渡り
身体の部分に接触していると、不快感ややけどの原因となります。
•可燃物の近くや爆発の可能性のある環境でバッテリーを充電したり、コンピューター、電源アダプ
ター、または付属品を操作したりしないでください。
•安全性と快適さ、および信頼性のために、製品には、換気口、ファン、ヒートシンクが使用されて
います。しかし、ベッド、ソファー、カーペット、その他の柔らかな表面の上にコンピューターを
©CopyrightLenovo2016,2018
v

おくと、気付かないうちにこうした機能が働かなくなります。これらの機構を、塞いだり、覆った
り、使用不能にしないでください。
少なくとも3カ月に一度は、ご使用のデスクトップ・コンピューターにほこりがたまっていないか点検し
てください。点検をする前に、コンピューターの電源をオフにして電源コンセントからコンピューターの
電源コードを抜きます。次に、ベゼル内の換気装置と接続部分からほこりを取り除きます。外側にほこり
がたまっている場合も、よく確認して、放熱板(ヒートシンク)吸入フィン、電源供給換気装置、ファンな
どコンピューターの内部からほこりを取り除きます。カバーを開ける前には常に、コンピューターの電源
をオフにして電源コードを抜いておきます。可能であれば、人通りの多い場所から約60cm以内でのコン
ピューターの使用を避けてください。コンピューターを人通りの多い場所やその近くで操作しなくてはな
らない場合、コンピューターをこまめに点検し、必要に応じて掃除を行ってください。
コンピューターを安全に、最適なパフォーマンスでお使いいただくために、デスクトップ・コンピュー
ターを使用する際の基本的な次の予防措置を常に行ってください。
•コンピューターがコンセントに接続されている状態のときは、カバーを開けないでください。
•コンピューターの外側にほこりがたまっていないか定期的に点検してください。
•ベゼル内の換気装置と接続部分からほこりを取り除いてください。ほこりの多い場所や人通りの多い場
所で使用しているコンピューターは、頻繁に掃除が必要となることがあります。
•通気孔をふさいだり、妨げたりしないでください。
•家具の中にコンピューターを保管したり操作をしないでください。過熱状態になる危険が高くなり
ます。
•コンピューター内への換気の温度は、35°C(95°F)を超えないようにしてください。
•空気フィルター装置を取り付けないでください。適切な冷却ができなくなるおそれがあります。
操作環境
コンピューターは、温度が10°C~35°C(50°F~95°F)、湿度が35%~80%の環境下での使用が最適で
す。コンピューターが10°C(50°F)未満の温度で保管または輸送されていた場合、使用する前にコンピュー
ターの温度が10°C~35°C(50°F~95°F)の最適な稼働温度へとゆっくりと上昇するのを待ちます。このプ
ロセスは、極端な条件のもとでは、2時間かかることがあります。コンピューターを使用する前に最適な
稼働温度へと上昇させないと、コンピューターに修復不能な損傷が発生する場合があります。
可能な限り、コンピューターを換気がよく、直射日光が当たらない乾燥した場所に置いてください。
扇風機、ラジオ、高性能スピーカー、エアコン、電子レンジなどの電気製品は、これらの製品によって
発生する強力な磁界がモニターやストレージ・ドライブ上のデータを損傷する恐れがあるので、コン
ピューターから離しておいてください。
コンピューターまたは他の接続されたデバイスの上または横に飲み物を置かないでください。液体が
コンピューターや接続されたデバイスの上または中にこぼれると、ショートまたはその他の損傷が生
じる恐れがあります。
キーボードの上で食べたり喫煙したりしないでください。キーボードの中に落下した粒子が損傷の原
因となる場合があります。
レーザー規格に関する記述
viThinkStationP510およびP710ユーザー・ガイド

警告:
レーザーを使⽤した製品(CD-ROM、DVDドライブ、光ファイバー装置、または送信機など)に関して
は、以下のことに注意してください。
•分解したりカバーを取り外さないでください。カバーを取り外すと有害なレーザー光を浴びる可能性が
あります。この装置の内部には交換可能な保守部品はありません。
•本書で指定された内容以外の、お客様による整備、調整、または⼿順を⾏った場合、レーザー光が放
射される危険があります。
危険
⼀部のレーザー製品には、クラス3Aまたはクラス3Bのレーザー・ダイオードが組み込まれてい
ます。次の点に注意してください。
カバーを開くとレーザー光線の照射があります。光線を⾒つめたり、光学機械を使って直接⾒た
り、光線を直接浴びることは避けてください。
電源機構について
電源機構または次のラベルが貼られている部分のカバーは決して取り外さないでください。
このラベルが貼られているコンポーネントの内部には、危険な電圧、強い電流が流れています。これら
のコンポーネントの内部には、保守が可能な部品はありません。これらの部品に問題があると思われ
る場合はサービス技術員に連絡してください。
クリーニングと保守
コンピューターおよびワークスペースを清潔に保持してください。コンピューターをクリーニングする前
に、コンピューターをシャットダウンしてから、電源コードを抜いてください。コンピューターをクリー
ニングするのに、液体洗剤をコンピューターに直接吹き付けたり、可燃性の物質を含む洗剤を使用したり
しないでください。洗剤を柔らかい布に吹き付けてから、コンピューターの表面を拭いてください。
©CopyrightLenovo2016,2018
vii

viiiThinkStationP510およびP710ユーザー・ガイド

第1章各部の名称と役割
この章では、以下のトピックに関する情報を記載しています。
•1ページの「ハードウェア各部の位置」
•12ページの「コンピューターの機能」
•16ページの「コンピューターの仕様」
•16ページの「プログラム」
ハードウェア各部の位置
ここでは、コンピューターのハードウェア各部の位置について説明します。
注:実際のコンピューターでは、ハードウェアの外観が、ここに示されている図と多少異なる場合が
あります。
前面
図 1. 前 面 コ ネ ク タ ー 、 コ ン ト ロ ー ル 、 お よ び イ ン ジ ケ ー タ ー
1光学式ドライブ・イジェクト/閉じるボタン(一部
のモデル)
3電源インジケーター
5診断インジケーター
7USB3.0診断コネクター
9AlwaysOnUSB3.0コネクター10ヘッドセット・コネクター
©CopyrightLenovo2016,2018
2電源ボタン
4ストレージ・ドライブ活動インジケーター
6SDカード・スロット
8USB3.0コネクター(2)
1

注:コンピューター前面のThinkStation
®
ロゴ・プレートの向きは調整できます。コンピューターを横
に倒して置く場合、ロゴ・プレートを少し引き出すことができます。時計回りに90度回転させ、
押し込んで戻します。
1光学式ドライブ・イジェクト/閉じるボタン
このボタンを押すと、光学式ドライブのトレイがイジェクトまたは閉じます。
2電源ボタン
電源ボタンを押して、コンピューターの電源を入れます。コンピューターが応答しない場合は、電源ボタ
ンを4秒間以上押し続けてコンピューターの電源をオフにできます。
3電源インジケーター
電源インジケーターがオンになっている場合、コンピューターの電源がオンにされたことを示します。
4ストレージ・ドライブ活動インジケーター
このインジケーターは、内蔵ストレージ・ドライブ(ハードディスク・ドライブやソリッド・ステー
ト・ドライブなど)の状況を示します。
オン:ストレージ・ドライブは使用可能です。
消灯(コンピューターの電源がオンの場合):データが転送中ではない、またはストレージ・ドライブ
が使用中ではありません。
5診断インジケーター
オン:USB3.0診断コネクターは通常のUSB3.0コネクターとして機能します。
点滅:システム・エラーが検出されたか、エラー関連のイベント・ログがUSB3.0診断コネクターからダ
ウンロードされています。
6SDカード・スロット
スロットにSD(SecureDigital)カードを挿入して、カードのデータにアクセスして読み取ることができる
ようにします。
7USB3.0診断コネクター
システム・エラーが検出されると、診断インジケーターが点滅します。この場合、FAT32フォーマットの
USBフラッシュ・ドライブをコネクターに接続すると、エラー関連ログをUSB3.0診断コネクターか
らUSBフラッシュ・ドライブに自動的にダウンロードできます。
8USB3.0コネクター
USBキーボード、マウス、ストレージ・ドライブ、プリンターなどのUSB対応デバイスをこのコネ
クターに接続します。
2ThinkStationP510およびP710ユーザー・ガイド

9AlwaysOnUSB3.0コネクター
USBキーボード、マウス、ストレージ・ドライブ、プリンターなどのUSB対応デバイスをこのコネクター
に接続します。電源コードが接続されている状態であれば、コンピューターが休止状態または電源オフの
ときでも、接続されたUSBデバイスを充電できます。AlwaysOnUSBコネクターの機能が有効になってい
ない場合は、PowerManagerプログラムを開いてこの機能を有効にします。PowerManagerプログラムを開
くには、17ページの「コンピューターのプログラムへのアクセス」を参照してください。AlwaysOnUSB
コネクターを有効にする方法は、PowerManagerプログラムのヘルプ・システムを参照してください。
10ヘッドセット・コネクター
ヘッドセット・コネクターを使用して、ヘッドセットをコンピューターに接続します。
背面
コンピューターの背面にある一部のコネクターは色分けされており、コンピューターのどこにケーブルを
接続すればよいかを判断しやすいようになっています。
ThinkStationP510
図 2. ThinkStation P510 背 面 パ ネ ル
1オーディオ・ライン出力コネクター
3PS/2キーボード・コネクター
5USB2.0コネクター(4)6USB3.0コネクター(4)
7PCIカード領域(使用可能なPCIカードはモデルに
よって異なります)
9セキュリティー・ロック・スロット
11イーサネット・コネクター
13PS/2マウス・コネクター
2マイクロホン・コネクター
4シリアル・コネクター
8電源コード・コネクター
10キー・ネスト・スロット
12パッドロック・ループ
14オーディオ・ライン入力コネクター
第1章.各部の名称と役割3

ThinkStationP710
図 3. ThinkStation P710 背 面 パ ネ ル
1オーディオ・ライン出力コネクター
3PS/2キーボード・コネクター
5USB2.0コネクター(4)6USB3.0コネクター(4)
7PCIカード領域(使用可能なPCIカードはモデルに
よって異なります)
9セキュリティー・ロック・スロット
11イーサネット・コネクター(2)
13PS/2マウス・コネクター
2マイクロホン・コネクター
4シリアル・コネクター
8電源コード・コネクター
10キー・ネスト・スロット
12パッドロック・ループ
14オーディオ・ライン入力コネクター
注:ThinkStationP510およびThinkStationP710コンピューターのどちらも、1つ以上のディスクリート・
グラフィック・カードがPeripheralComponentInterconnect(PCI)カード領域に取り付けられている場合
があります。ご使用のコンピューター・モデルによっては、グラフィック・カードに次のコネクター
が装備されている場合があります。
•DigitalVisualInterface(DVI)コネクター
•DisplayPort
•MiniDisplayPort
®
コネクター
®
コネクター
DisplayPortコネクター
高性能モニター、ダイレクト・ドライブ・モニター、その他DisplayPortコネクターと互換性があるデ
バイスを接続します。
DVIモニター・コネクター
DVIモニターまたはDVIモニター・コネクターと互換性があるその他のデバイスを接続します。
4ThinkStationP510およびP710ユーザー・ガイド

MiniDisplayPortコネクター
高性能モニター、ダイレクト・ドライブ・モニター、その他MiniDisplayPortコネクターと互換性があるデ
バイスを接続します。MiniDisplayPortコネクターは、DisplayPortコネクターのミニチュア版です。
1オーディオ・ライン出⼒コネクター
オーディオ・ライン出力コネクターは、ヘッドホンなどの外部デバイスに、コンピューターからの
オーディオ信号を送信するために使用します。
2マイクロホン・コネクター
音声を録音するとき、あるいは音声認識ソフトウェアを使用するときに、マイクロホン・コネクターを通
してマイクロホンをコンピューターに接続します。
3PS/2キーボード・コネクター
PersonalSystem/2(PS/2)キーボードをPS/2キーボード・コネクターに接続します。
4シリアル・コネクター
外付けモデム、シリアル・プリンター、その他9ピン・シリアル・コネクターを使用するデバイスをシ
リアル・コネクターに接続します。
5USB2.0コネクター(4)
USBキーボード、マウス、ストレージ・ドライブ、プリンターなどのUSB対応デバイスをこのコネ
クターに接続します。
6USB3.0コネクター(4)
USBキーボード、マウス、ストレージ・ドライブ、プリンターなどのUSB対応デバイスをこのコネ
クターに接続します。
7PCIカード領域(使⽤可能なPCIカードはモデルによって異なります)
コンピューターの操作パフォーマンスを向上させるために、この領域にPCI/PCI-Expressカードを取り
付けることができます。コンピューター・モデルによって、この領域にあらかじめ取り付けられてい
るカードは異なる場合があります。
8電源コード・コネクター
コンピューターの電源機構に電源コードを接続します。
9セキュリティー・ロック・スロット
Kensingtonスタイルのケーブル・ロックをセキュリティー・ロック・スロットに取り付けてコン
ピューターを保護します。詳しくは、35ページの「Kensingtonスタイルのケーブル・ロックの取り付
け」を参照してください。
10キー・ネスト・スロット
コンピューター・カバーのロック・キーに付属しているキー・ホルダーをキー・ネスト・スロットに
取り付けます。
第1章.各部の名称と役割5

11イーサネット・コネクター(2)
ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)のイーサネット・ケーブルを接続します。
注:FCC(連邦通信委員会)クラスB制限内のコンピューターを操作するには、カテゴリー5イーサネッ
ト・ケーブルを使用します。
12パッドロック・ループ
パッドロックを取り付けてコンピューターを保護します。詳しくは、33ページの「コンピューター・カ
バーのロック」を参照してください。
13PS/2マウス・コネクター
PS/2マウス、トラックボール、その他PS/2マウス・コネクターを使用するポインティング・デバイス
を接続します。
14オーディオ・ライン⼊⼒コネクター
オーディオ・ライン入力コネクターは、ステレオ・システムなどの外部オーディオ・デバイスからオー
ディオ信号を受信するために使用します。外部オーディオ・デバイスを接続する場合は、デバイスの
オーディオ・ライン出力コネクターとコンピューターのオーディオ・ライン入力コネクターをケーブル
で接続します。
6ThinkStationP510およびP710ユーザー・ガイド

コンピューターの構成部品
注:
•モデルによっては、ご使用のコンピューターの外観は、次に示す図と若干異なる場合があります。
•コンピューター・カバーの取り外しについては、67ページの「コンピューターの準備とコンピュー
ター・カバーの取り外し」を参照してください。
図 4. 構 成 部 品 の 位 置
1ヒートシンクおよびファン・アセンブリー(容量は
モデルによって異なります)
3カバー検出スイッチ(侵入検出スイッチとも呼ばれる)
5前面ファン・アセンブリー(一部のモデル)6ハードディスク・ドライブ、ハイブリッドドライブ
7フレックス・アダプター(一部のモデル)
9直冷式エアー・バッフル
11背面ファン・アセンブリー
2メモリー・モジュール(容量はモデルによって異なり
ます)
4光学式ドライブ、フレックス・モジュール、または
フレックス・ベイ・ストレージの筐体(容量および組み
合わせはモデルによって異なります)
またはソリッド・ステート・ドライブ(容量および組み
合わせはモデルによって異なります)
8電源機構
10PCIカード(一部のモデル)
システム・ボード上の部品
注:ご使用のコンピューターには、以下のシステム・ボードが装備されています。
第1章.各部の名称と役割7

ThinkStationP510
図 5. シ ス テ ム ・ ボ ー ド の 部 品 の 位 置
1前面オーディオ・コネクター
3光学式ドライブ・ファン・コネクター
5メモリー・スロット6メモリー・スロット
7メモリー・スロット
9温度センサー
11メモリー・スロット12メモリー・スロット
13メモリー・スロット14メモリー・スロット
15フレックス・アダプター・スロット
17前面ファン・コネクター
19フロントアクセス・ストレージの筐体コントロー
ル・コネクター(SATA5コネクター用)
21Thunderbolt™コネクター
23ハードディスク・ドライブ活動インジケーター・コ
ネクター(9364RAIDカードでのみ使用)
25SATA5コネクター26SATA6コネクター
2内蔵スピーカー・コネクター
4メモリー・スロット
8カバー検出スイッチ・コネクター(侵入検出スイッ
チ・コネクター)
10マイクロプロセッサー
164ピン電源コネクター(2)
18クリアCMOS/リカバリー・ジャンパー
204ピン電源コネクター
22前面USBコネクター
24フロントアクセス・ストレージの筐体コントロー
ル・コネクター(SATA6コネクター用)
8ThinkStationP510およびP710ユーザー・ガイド

27SATA2コネクター28SATA1コネクター
29SATA3コネクター30SATA4コネクター
3129-in-1カード・リーダー・コネクター
33前面パネル・コネクター
35電源機構コネクター
37PCIカード・スロット
39PCIExpress2.0x1スロット
41PCIExpress3.0x4カード・スロット
43マイクロプロセッサー・ファン・コネクター
ThinkStationP710
32バッテリー
34eSATAコネクター(一部のモデルで使用可能)
36PCIExpress2.0x4カード・スロット
38PCIExpress3.0x16グラフィック・カード・スロット
40PCIExpress3.0x16グラフィック・カード・スロット
42背面ファン・コネクター
44背面ファン・コネクター
図 6. シ ス テ ム ・ ボ ー ド の 部 品 の 位 置
1前面オーディオ・コネクター
3背面ファン・コネクター
5メモリー・スロット6メモリー・スロット
7メモリー・スロット
9マイクロプロセッサー1
11メモリー・スロット12メモリー・スロット
2内蔵スピーカー・コネクター
4カバー検出スイッチ・コネクター(侵入検出スイッ
チ・コネクター)(一部のモデル)
8マイクロプロセッサー・ファン・コネクター1
10メモリー・スロット
第1章.各部の名称と役割9

13温度センサー
14フレックス・アダプター・スロット
15内蔵ストレージ・ドライブ活動インジケーター・コ
ネクター(9364RAIDカードでのみ使用)
17クリアCMOS/リカバリー・ジャンパー
19光学式ドライブ・ファン・コネクター
21SATA6コネクター22SATA5コネクター
23前面ファン・コネクター24フロントアクセス・ストレージの筐体コントロー
254ピン電源コネクター
27Thunderboltコネクター
29前面USB3.0コネクター
31eSATAコネクター32SATA3コネクター
33SATA2コネクター34SATA1コネクター
35バッテリー
37PCIExpress2.0x4カード・スロット38PCIカード・スロット
39PCIExpress3.0x16グラフィック・カード・スロット
41PCIExpress3.0x16グラフィック・カード・スロッ
ト(2)
43メモリー・スロット44メモリー・スロット
164ピン電源コネクター
184ピン電源コネクター
20フロントアクセス・ストレージの筐体コントロー
ル・コネクター(SATA6コネクター用)
ル・コネクター(SATA5コネクター用)
2629-in-1カード・リーダー・コネクター
28前面パネル・コネクター
30SATA4コネクター
36電源機構コネクター
40PCIExpress3.0x8スロット
42背面ファン・コネクター
45メモリー・スロット
47マイクロプロセッサー・ファン・コネクター2
49メモリー・スロット50メモリー・スロット
46マイクロプロセッサー2
48メモリー・スロット
内蔵ドライブ
内蔵ドライブは、データの読み取りと保存のためにコンピューターが使用するデバイスです。記憶容量を
増やしたり、コンピューターで他のタイプのメディアを読めるようにするために、コンピューターにドラ
イブを増設できます。内蔵ドライブは、ベイに取り付けられます。
内蔵ドライブの取り付けまたは交換を行うときは、それぞれのベイがサポートするドライブのタイプとサ
イズに注意し、必要なケーブルを正しく接続してください。コンピューターの内蔵ドライブの取り付け
または交換の方法については、67ページの第7章「ハードウェアの取り付けまたは交換」の該当す
るセクションを参照してください。
10ThinkStationP510およびP710ユーザー・ガイド

以下の図は、ドライブ・ベイの位置を示しています。
図 7. ド ラ イ ブ ・ ベ イ の 位 置
1カード・リーダー(SDカード用)
2光学式ドライブ・ベイ(2)(光学式ドライブ、フレックス・モジュール、またはフレックス・ベイ・スト
レージの筐体用)
3ストレージ・ドライブ・ベイ(4)(ハードディスク・ドライブ、ハイブリッド・ドライブまたはソリッド・
ステート・ドライブ用)
第1章.各部の名称と役割11

マシン・タイプとモデル・ラベル
コンピューターは、マシン・タイプとモデル・ラベルで識別されます。Lenovoのサービスやサポートを受
ける際には、技術担当者がお客様のコンピューターを特定して迅速なサービスを提供できるように、マシ
ン・タイプとモデルの情報をお伝えください。
図 8. マ シ ン ・ タ イ プ と モ デ ル ・ ラ ベ ル
コンピューターの機能
ご使用のコンピューター・モデルでは、一部の機能に変更があるか、使用できないことがあります。
コンピューターに関する情報
•ご使用のコンピューターに関する基本情報(マイクロプロセッサーやメモリーの情報など)を表示する
には、次のようにします。
1.「スタート」ボタンをクリックして「スタート」メニューを開きます。
2.ご使用のMicrosoft
れかを実行します。
–Windows7の場合:「コンピューター」を右クリックしてから、「プロパティ」をクリック
します。
–Windows10の場合:「設定」➙「システム」➙「バージョン情報」の順にクリックします。
•ご使用のコンピューターのデバイス(光学式ドライブやネットワーク・アダプターなど)に関する詳
細情報を表示するには、次のようにします。
1.ご使用のWindowsのバージョンに応じて、以下のいずれかを実行します。
–Windows7の場合:「スタート」ボタンをクリックして「スタート」メニューを開きます。「コ
ンピューター」を右クリックしてから、「プロパティ」をクリックします。
®
Windows
®
オペレーティング・システムのバージョンによって、以下のいず
12ThinkStationP510およびP710ユーザー・ガイド

–Windows10の場合:「スタート」ボタンを右クリックして「スタート」のコンテキスト・メ
ニューを開きます。
2.「デバイスマネージャー」をクリックします。
3.「デバイスマネージャー」でご使用のデバイスを見つけてダブルクリックし、デバイスのプロパ
ティを表示します。管理者パスワードの入力または確認を求められることがあります。
メモリー
•ThinkStationP510の場合:最大8個のDDR4(doubledatarate4)ECC(errorcorrectioncode)UDIMM
(unbuffereddualinlinememorymodules)またはDDR4ECCRDIMM(registeredDIMM)。
•ThinkStationP710の場合:最大12個のDDR4ECCUDIMMまたはDDR4ECCRDIMM。
詳しくは、151ページの「メモリー・モジュール」を参照してください。
内蔵ドライブ
ご使用のコンピューターは次のストレージ・ドライブをサポートしています。
•SDカード
•ハードディスク
•ハイブリッド・ドライブ(一部のモデルで使用可能)
•光学式ドライブ(一部のモデルに付属)
•ソリッド・ステート・ドライブ(一部のモデルで使用可能)
ストレージ・ドライブのスペースを確認するには、次のようにします。
1.ご使用のWindowsのバージョンに応じて、以下のいずれかを実行します。
•Windows7の場合:「スタート」ボタンをクリックして「スタート」メニューを開きます。「コン
ピューター」を右クリックしてから、「管理」をクリックします。
•Windows10の場合:「スタート」ボタンを右クリックして「スタート」のコンテキスト・メ
ニューを開きます。
2.「ディスクの管理」をクリックして、画面の指示に従います。
ビデオ
•ディスクリート・グラフィック・カード用のPCIExpressx16グラフィック・カード・スロット(シス
テム・ボードに搭載)
•ディスクリート・グラフィック・カードのビデオ・コネクター:
–DVIコネクター(一部のモデルで使用可能)
–DisplayPortコネクター(一部のモデルで使用可能)
–MiniDisplayPortコネクター(一部のモデルで使用可能)
オーディオ
内蔵オーディオ・コントローラーでは、コンピューターの以下のコネクターとデバイスがサポート
されています。
•オーディオ・ライン入力コネクター
•オーディオ・ライン出力コネクター
•ヘッドセット・コネクター
•内蔵スピーカー
•マイクロホン・コネクター
第1章.各部の名称と役割13

⼊出⼒(I/O)
•100/1000Mbpsイーサネット・コネクター
•9ピン・シリアル・コネクター
•オーディオ・コネクター(オーディオ・ライン入力コネクター、オーディオ・ライン出力コネクター、
マイクロホン・コネクター、ヘッドセット・コネクター)
•ディスプレイ・コネクター(DisplayPortコネクター、DVIコネクター、およびminiDisplayPortコネク
ター)(グラフィック・カードによって異なります)
•PS/2キーボード・コネクター
•PS/2マウス・コネクター
•USBコネクター
詳しくは、1ページの「前面」および3ページの「背面」を参照してください。
拡張
•SDカード・スロット
•ハードディスク・ドライブ・ベイ
•フレックス・アダプター・スロット
•メモリー・スロット
•光学式ドライブ・ベイ
•PCIカード・スロット
•PCIExpressx1カード・スロット(ThinkStationP510でのみ使用可能)
•PCIExpressx4カード・スロット
•PCIExpressx8カード・スロット
•PCIExpressx16グラフィック・カード・スロット
詳しくは、10ページの「内蔵ドライブ」および7ページの「システム・ボード上の部品」を参照
してください。
電源機構
ご使用のコンピューターには、以下のいずれかの電源機構が付属しています。
•490ワット電源機構(自動電圧切り替え機能付き)
•650ワット電源機構(自動電圧切り替え機能付き)
•850ワット電源機構(自動電圧切り替え機能付き)
ワイヤレス機能
ご使用のコンピューター・モデルによっては、以下のワイヤレス機能がサポートされます。
•ワイヤレスLAN
•Bluetooth
システム管理機能
•自己診断テスト(POST)結果を保存する機能
•DesktopManagementInterface(DMI)
DesktopManagementInterfaceは、プロセッサー・タイプ、インストール日、接続されているプリン
ターや周辺機器、電源、保守履歴など、コンピューターのあらゆる側面についての情報にアクセスす
るための共通パスをユーザーに提供します。
14ThinkStationP510およびP710ユーザー・ガイド

•ErPLPS適合モード
エネルギー関連製品指令(ErP)最小電力状態(LPS)適合モードを使用すると、コンピューターがスリー
プ状態または電源オフ状態になっているときの消費電力量を削減できます。詳しくは、40ページの
「ErPLPS適合モードの有効化または無効化」を参照してください。
•Intel
®
StandardManageability(ISM)
IntelStandardManageabilityは、業務上、より簡単にかつ費用を抑えて監視、保守、更新、アップグ
レード、修復を行うことができるように、コンピューターに特定の機能を組み込むハードウェア
およびファームウェアのテクノロジーです。
•IntelActiveManagementTechnology(AMT)
IntelActiveManagementTechnologyは、コンピューターの監視、保守、更新、アップグレード、修復
を容易に低コストで行うための、ハードウェア・ベースおよびファームウェア・ベースのテクノロ
ジーです。
•IntelRapidStorageTechnologyエンタープライズ(RSTe)
IntelRSTe構成ユーティリティーは、特定のIntelチップセット・システム・ボードを搭載したコン
ピューターのRAIDを構成できます。SATA(SerialAdvancedTechnologyAttachment)デバイスが取り付け
られているコンピューターでRAIDレベル0、1、5、および10がサポートされます。
•PXE(プリブート実行環境)
プリブート実行環境は、データ記憶装置(ハードディスク・ドライブなど)やインストールされて
いるオペレーティング・システムとは関係なく、ネットワーク・インターフェースを使用してコン
ピューターを起動するための環境です。
•システム管理(SM)基本入出力システム(BIOS)およびSMソフトウェア
SMBIOS仕様により、問題となっているコンピューターの情報についてユーザーやアプリケーション
が保存または取得できるBIOSのデータ構造とアクセス方式が定義されます。
•WakeonLAN(WOL)
WakeonLANは、イーサネット・コンピューター・ネットワーク規格です。この規格を使用すると、
ネットワーク・メッセージによってコンピューターの電源投入または起動を行うことが可能になり
ます。メッセージは、通常、同じローカル・エリア・ネットワークにある別のコンピューター上で
実行中のプログラムによって送信されます。
•WindowsManagementInstrumentation(WMI)
WindowsManagementInstrumentationは、WindowsDriverModelの拡張セットです。オペレーティン
グ・システムのインターフェースを通じて、装備されているコンポーネントの情報や通知を確認す
ることができます。
セキュリティー機構
•デバイスを使用可能または使用不可にする機能
•USBコネクターを個別に有効または無効にする機能
•アンチウィルス・プログラム
•ComputraceAgentソフトウェア(ファームウェアに組み込み)
•カバー検出スイッチ(侵入検出スイッチとも呼ばれる)
•コンピューターが不正に使用されるのを防止するためのBIOSパスワードおよびWindowsアカウント
•指紋認証(一部のモデルで使用可能)
•ファイアウォール
•IntelBIOSguard
•始動順序の制御
•キーボードもマウスも使用しない始動
第1章.各部の名称と役割15

•コンピューター・カバー・ロックのサポート
•Kensingtonスタイルのケーブル・ロックのサポート
•パッドロックのサポート
•TPM(TrustedPlatformModule)
詳しくは、33ページの第4章「セキュリティー」を参照してください。
初期インストール済みオペレーティング・システム
ご使用のコンピューターには、Windows7オペレーティング・システムまたはWindows10オペレーティン
グ・システムが初期インストールされています。さらに他のオペレーティング・システムも、ご使用のコ
ンピューターと互換性があるとLenovoによって確認されている場合があります。特定のオペレーティン
グ・システムの互換性が保証またはテスト済みであるかどうかについては、そのオペレーティング・シス
テムの提供元のWebサイトをご確認ください。
コンピューターの仕様
ここでは、ご使用のコンピューターの物理仕様を示します。
⼨法
幅:175mm(6.89インチ)
高さ:446mm(17.56インチ)
奥行き:485mm(19.09インチ)
重量
出荷時の最大構成:24kg(52.91ポンド)
環境
•気温:
動作時:10°C(50°F)~35°C(95°F)
保管時(購入時の配送用パッケージ内):-40°C(-40°F)~60°C(140°F)
保管時(パッケージなし):-10°C(14°F)~60°C(140°F)
•湿度:
動作時:10%~80%(結露なし)
保管時:10%~90%(結露なし)
•高度:
動作時:-15.2m(-50フィート)~3,048m(10,000フィート)
保管時:-15.2m(-50フィート)~10,668m(35,000フィート)
電源⼊⼒
入力電力:100VAC~240VAC
入力周波数:50/60Hz
プログラム
ここでは、ご使用のコンピューターのプログラムについて説明します。
16ThinkStationP510およびP710ユーザー・ガイド

コンピューターのプログラムへのアクセス
注:Windows7の場合、コンピューター・モデルによっては、一部のLenovoプログラムはインストールを
待っている状態の場合があります。したがって、手動でインストールする必要があります。これらのプロ
グラムには、インストールした後にアクセスして使用できます。
コンピューターのプログラムにアクセスするには、以下のいずれかを実行します。
•WindowsSearchから:
1.ご使用のWindowsのバージョンに応じて、以下のいずれかを実行します。
–Windows7の場合:「スタート」ボタンをクリックして「スタート」メニューを開き、検
索ボックスにプログラム名を入力します。
–Windows10の場合:「スタート」ボタンの横にある検索ボックスにプログラム名を入力します。
2.検索結果で、目的のプログラム名をクリックしてそのプログラムを起動します。
•「スタート」メニューまたはコントロールパネルから:
1.ご使用のWindowsのバージョンに応じて、以下のいずれかを実行します。
–Windows7の場合:「スタート」ボタンをクリックして「スタート」メニューを開きます。プロ
グラム名が表示されない場合は、「すべてのプログラム」をクリックしてプログラムのリスト
を表示します。次に、目的のプログラム名をクリックしてそのプログラムを起動します。
–Windows10の場合:「スタート」ボタンをクリックして「スタート」メニューを開きます。次
に、目的のプログラム名をクリックしてそのプログラムを起動します。
2.プログラム名が「スタート」メニューに表示されない場合は、「コントロールパネル」からプロ
グラムにアクセスします。
a.「スタート」ボタンをクリックして「スタート」メニューを開きます。
b.ご使用のWindowsのバージョンに応じて、以下のいずれかを実行します。
–Windows7の場合:「コントロールパネル」をクリックします。
–Windows10の場合:「Windowsシステムツール」➙「コントロールパネル」をクリック
します。
c.コントロールパネルを大きいアイコンまたは小さいアイコンで表示して、目的のプログラム名
をクリックしてプログラムを起動します。
インストールを待っているプログラムのインストール(Windows7のみ)
Windows7オペレーティング・システムで、インストールを待っているプログラムをインストールする
には、次のようにします。
1.LenovoThinkVantage
のアクセス」を参照してください。
2.「表⽰」➙「タイル」をクリックしてプログラム・アイコンを表示します。
3.グレー表示のアイコンの下の指示に従って、目的のプログラムのアイコンを見つけます。次に、アイ
コンをダブルクリックしてプログラムをインストールします。
®
Toolsプログラムを開きます。17ページの「コンピューターのプログラムへ
Lenovoプログラムの概要
ここでは、ご使用のオペレーティング・システムで使用できる主要なLenovoプログラムについて説
明します。
注:ご使用のコンピューター・モデルによっては、以下のプログラムの一部が初期インストールされ
ていないことがあります。
第1章.各部の名称と役割17

FingerprintManagerProまたは
ThinkVantageFingerprintSoftware
(Windows7)
LenovoCompanion
(Windows10)
LenovoPCExperience
(Windows7)
LenovoID
(Windows10)
LenovoPowerENGAGE
FingerprintManagerProまたはThinkVantageFingerprintSoftwareを使用する
と、指紋センサーを使用できます。一部のキーボードに備えられている内
蔵指紋センサーを使用して、自分の指紋を登録し、それをパワーオン・パ
スワード、ハードディスク・パスワード、およびWindowsパスワードと
関連付けることができます。こうすることでパスワードの代わりに指紋
認証を利用することができるようになり、ユーザー・アクセスが容易か
つ安全になります。
コンピューターの優れた機能は、アクセスしやすく、分かりやすいもので
ある必要があります。LenovoCompanionでは、まさにそれが実現されてい
ます。LenovoCompanionを使用して以下のことができます。
•ご使用のコンピューターのパフォーマンスの最適化、コンピューター
の正常性の監視、更新の管理。
•ユーザー・ガイドへのアクセス、保証状況の確認、ご使用のコンピュー
ター用にカスタマイズされたアクセサリの参照。
•使用方法の記事やLenovoForums(Lenovoフォーラム)の内容を読み、
信頼できる情報源からの記事やブログにより、最新のテクノロジー・
ニュースを確認できます。
LenovoCompanionには、コンピューターをより活用するために役立つ、
Lenovo独自のコンテンツが満載です。
このプログラムを使用すると、さまざまなプログラムに容易にアクセスで
きるので、作業を簡単かつ安全に行ううえで役立ちます。
注:このプログラムは、すべてのプログラム一覧や検索ボックスでは見つ
かりません。このプログラムにアクセスするには、「コントロールパネ
ル」に移動します。「コントロールパネル」をカテゴリー別表示にして、
「ハードウェアとサウンド」➙「デバイスとプリンター」をクリックし、
ご使用のコンピューター名がついたデバイスをダブルクリックします。
LenovoIDプログラムを使用すると、LenovoIDを作成および管理できま
す。LenovoIDを使用して、1つのアカウントでLenovoのすべてに接続で
きます。LenovoIDで素早く簡単に認証を済ませ、Lenovoが提供するさま
ざまなサービスをご活用ください。オンライン・ショッピング、アプリ
のダウンロード、個人向けデバイス・サポート、優待販売製品、Lenovo
フォーラムなどのサービスをご用意しています。
LenovoPowerENGAGEプログラムは、電力管理機能を提供します。
(Windows7)
LenovoSolutionCenter
(Windows7およびWindows10)
LenovoThinkVantageTools
(Windows7)
RecoveryMedia
(Windows7)
18ThinkStationP510およびP710ユーザー・ガイド
LenovoSolutionCenterプログラムを使用すると、コンピューターに関連し
た問題のトラブルシューティングと解決を行うことができます。このプロ
グラムでは、診断テストとシステム情報収集が行われ、セキュリティー状
況、サポート情報、最大限のシステム・パフォーマンスを実現するため
のヒントが提示されます。
LenovoThinkVantageToolsプログラムを使用すると、さまざまなツールに
容易にアクセスできるので、作業をより簡単かつ安全に行ううえで役
立ちます。
RecoveryMediaプログラムを使用すれば、ハードディスク・ドライブの内
容を工場出荷時の状態に復元することができます。

SystemUpdate
(Windows7)
ThinkStationDiagnostics
(Windows7およびWindows10)
SystemUpdateプログラムを使用すると、デバイス・ドライバーの更新、ソ
フトウェアの更新、BIOSの更新など、コンピューターのシステム更新に定
期的にアクセスできます。このプログラムはLenovoHelpCenterからご使用
のコンピューター向けの新しい更新情報を収集し、ダウンロード、インス
トールできる更新をソートして表示します。お客様は、どの更新をダウン
ロードし、インストールするかを完全に制御できます。
ThinkStationDiagnosticsを使用して、コンピューターの問題のトラブル
シューティングと解決を行うことができます。このプログラムは、コン
ピューターのリアルタイム・ハードウェア診断モニタリング機能によって
検出された問題を通知します。また、問題の詳細を提供し、考えられる原
因を分析して解決策を提供します。
第1章.各部の名称と役割19

20ThinkStationP510およびP710ユーザー・ガイド

第2章コンピューターの活⽤
この章には以下のトピックが含まれています。
•21ページの「お客様登録」
•21ページの「コンピューターの音量設定」
•21ページの「ディスクの使用」
•23ページの「ネットワークへの接続」
お客様登録
コンピューターをLenovoにご登録いただくと、必要な情報がLenovoのデータベースに保存されます。リ
コールまたはそのほかの重大な問題が発生すると、Lenovoはこの情報を使用してお客様にご連絡します。
Lenovoにお問い合わせをいただいた際には、この情報によって迅速なサービスを提供することができま
す。また、一部の地域では、登録済みユーザーに幅広い特典とサービスを提供しています。
ご使用のコンピューターをLenovoにお客様登録するには、http://www.lenovo.com/register
し、画面に表示される指示に従ってください。
にアクセス
コンピューターの音量設定
コンピューターの音量を設定するには、次のようにします。
1.タスクバーのWindows通知領域にある音量アイコンをクリックします。
注:音量アイコンがWindows通知領域に表示されない場合は、通知領域にアイコンを追加します。
Windowsヘルプ・システムを参照してください。
2.画面の指示およびホバー・テキストに従って、音量の調整、スピーカーの消音/消音解除を行います。
ディスクの使用
このセクションでは、ディスクと光学式ドライブの使用方法について説明します。
光学式ドライブの使用に関するガイドライン
光学式ドライブを使用する際は、以下のガイドラインに従ってください。
•ドライブが以下のいずれかの状態になるような場所にコンピューターを置かないでください。
–高温
–高湿度
–過度のほこり
–過度の振動または突然の衝撃
–傾いた表面
–直射日光
•ドライブにディスク以外のものを挿入しないでください。
•損傷したディスクをドライブに挿入しないでください。曲がったディスク、傷の付いたディスク、
または汚れたディスクはドライブが損傷する原因となります。
•コンピューターを移動する前に、ドライブからディスクを取り出してください。
©CopyrightLenovo2016,2018
21

ディスクの取り扱いと保管
ディスクの取り扱いと保管は、以下のガイドラインに従ってください。
•ディスクは端を持ってください。ラベルの付いていないサイドの表面に触れないでください。
•ほこりや指紋を取り除くには、きれいな柔らかい布を使用してディスクを中央から外側に向かってふき
ます。ディスクを円を描くようにふくと、データが失われる場合があります。
•ディスクに文字などを書いたり、紙を貼り付けないでください。
•ディスクに傷や印をつけないでください。
•直射日光が当たる場所でディスクを置いたり、保管しないでください。
•ディスクのクリーニングでベンジン、シンナー、または他のクリーナーを使用しないでください。
•ディスクを落としたり、曲げないでください。
ディスクの再生と取り出し
ディスクを再生するには、次の手順を実行します。
1.コンピューターの電源が入った状態で、光学式ドライブ前面にあるイジェクト/閉じるボタンを押し
ます。トレイがドライブから引き出されます。
2.ディスクをトレイに挿入します。光学式ドライブの種類によっては、トレイ中央にスナップ・ハブが
ある場合があります。ドライブにスナップ・ハブがある場合は、片方の手でトレイを支え、ディスク
が所定の位置にカチッと収まるまでディスクの中央を押します。
3.イジェクト/閉じるボタンをもう一度押すか、またはトレイをゆっくりと押し込んで閉じます。ディ
スク再生プログラムが自動的に開始されます。詳しくは、ディスク・プレイヤー・プログラムのヘ
ルプを参照してください。
光学式ドライブからディスクを取り出すには、次のようにします。
1.コンピューターの電源が入った状態で、光学式ドライブ前面にあるイジェクト/閉じるボタンを押し
ます。トレイがドライブから引き出されます。
2.トレイから光学式ディスクを慎重に取り出します。
3.イジェクト/閉じるボタンをもう一度押すか、またはトレイをゆっくりと押し込んで閉じます。
注:イジェクト/閉じるボタンを押してもトレイがドライブから出てこない場合は、コンピューターの電
源を切ります。次に、イジェクト/閉じるボタンの横にある緊急イジェクト用の穴に、まっすぐに伸ばし
たペーパー・クリップを差し込みます。緊急時以外には緊急イジェクトを使用しないでください。
ディスクへの記録
ご使用の光学式ドライブで書き込みがサポートされている場合は、ディスクへの記録が可能です。
Windowsツールを使用したディスクへの書き込み
Windowsツールを使用してディスクに書き込むには、次のいずれかを実行します。
•「自動再生」ウィンドウを使用してディスクを作成します。
1.ディスクが自動的に再生されることを確認します。
a.「スタート」ボタンをクリックして「スタート」メニューを開きます。
b.ご使用のWindowsのバージョンに応じて、以下のいずれかを実行します。
–Windows7の場合:「コントロールパネル」をクリックします。コントロールパネルを大き
いアイコンまたは小さいアイコンで表示して、「⾃動再⽣」をクリックします。
–Windows10の場合:「設定」➙「デバイス」➙「⾃動再⽣」の順にクリックします。
c.「すべてのメディアとデバイスで⾃動再⽣を使う」をオンにします。
22ThinkStationP510およびP710ユーザー・ガイド

2.書き込みがサポートされている光学式ドライブに、書き込み可能なディスクを挿入します。「自
動再生」ウィンドウが開きます。
3.画面上の指示に従います。
•WindowsMedia
1.書き込みがサポートされている光学式ドライブに、書き込み可能なディスクを挿入します。
2.WindowsMediaPlayerを開きます。17ページの「コンピューターのプログラムへのアクセス」を
参照してください。
3.画面上の指示に従います。
•ISOファイルからディスクを作成します。
1.書き込みがサポートされている光学式ドライブに、書き込み可能なディスクを挿入します。
2.ISOファイルをダブルクリックします。
3.画面上の指示に従います。
®
Playerを使用してディスクを作成します。
初期インストール済みプログラムを使用したディスクへの書き込み
初期インストール済みプログラムを使用してディスクに書き込むには、次のようにします。
1.書き込み可能なディスクを書き込みをサポートする光学式ドライブに挿入します。
2.PowerDVDCreate、PowerProducer、またはPower2Goプログラムを開きます。17ページの「コン
ピューターのプログラムへのアクセス」を参照してください。
3.画面上の指示に従います。
ネットワークへの接続
このセクションでは、ネットワークへの接続について説明します。コンピューターをネットワークに接続
できない場合は、57ページの「イーサネットLANの問題」を参照してください。
イーサネットLANへの接続
イーサネット・ケーブルをイーサネット・コネクターに接続して、コンピューターをイーサネット
LANに接続できます。
危険
感電事故のリスクを回避するには、電話ケーブルをイーサネット・コネクターに接続しないように
注意してください。
ワイヤレスLANへの接続
イーサネット・ケーブルを使用せず無線電波のみでコンピューターをワイヤレスLANに接続できます。
注:ワイヤレスLAN機能は、一部のモデルでのみ使用可能です。
ワイヤレスLAN接続を確立するには、次のようにします:
1.ワイヤレスLANが使用可能でありコンピューターのワイヤレスLAN機能が動作していること
を確認します。
2.Windowsの通知領域にあるワイヤレス・ネットワーク接続状況アイコンをクリックすると、使用可能
なワイヤレス・ネットワークが表示されます。
注:ワイヤレス・ネットワーク接続状況アイコンがWindows通知領域に表示されない場合は、通知領
域にアイコンを追加します。Windowsヘルプ・システムを参照してください。
第2章.コンピューターの活用23

3.ワイヤレスLANをクリックし、次に「接続」をクリックしてコンピューターを接続します。
必要な情報を入力します。
Bluetoothデバイスへの接続
Bluetoothは、短距離用の通信テクノロジーです。Bluetoothを使用して、ご使用のコンピューターと10m
(32.8フィート)以内にある別のBluetooth対応デバイスとのワイヤレス接続を確立します。
注:Bluetooth機能は、一部のモデルでのみ使用可能です。
Bluetoothデバイスに接続するには、次のようにします。
1.ご使用のコンピューターのBluetooth機能が作動していること、およびBluetoothデバイスがコン
ピューターから約10m(32.8フィート)以内の距離にあることを確認します。
2.タスクバーのWindows通知領域にあるBluetoothアイコンをクリックします。
注:BluetoothアイコンがWindows通知領域に表示されない場合は、通知領域にアイコンを追加しま
す。Windowsヘルプ・システムを参照してください。
3.ご使用のWindowsのバージョンに応じて、以下のいずれかを実行します。
•Windows7の場合:「デバイスの追加」をクリックして、画面の指示に従います。
•Windows10の場合:「Bluetoothデバイスの追加」をクリックして、画面の指示に従います。
24ThinkStationP510およびP710ユーザー・ガイド

第3章コンピューターを快適に使う
この章には以下のトピックが含まれています。
•25ページの「ワークスペースの準備」
•26ページの「ユーザー補助情報」
•29ページの「コンピューターのクリーニング」
•29ページの「保守」
•31ページの「コンピューターの移動」
ワークスペースの準備
必要に応じて、あるいは作業の種類によって、ワークスペースを調整します。ここでは、ワークスペース
の調整方法に影響を及ぼす要素について説明します。
グレア(まぶしさ)と照明
モニターは、天井の照明、窓からの光、およびその他の光源からのグレアや反射を最小限に抑えられる位
置に置きます。表面に光沢のある物からの反射光によって、画面上に不快な反射を生じる場合もありま
す。できれば、モニターは窓などの光源から直角になる場所に置きます。必要に応じて、天井照明のス
イッチを切ったりワット数の小さい電球を使うなどして暗くします。モニターを窓の近くに設置する場合
は、カーテンやブラインドを利用して日光を遮るようにします。1日の時間の経過とともに変化する部屋
の明るさに合わせて、モニターの輝度や明度調節を調整することも必要です。
反射を避けたり、光を調整することが不可能なときは、画面にグレア防止フィルターを取り付ける方
法が役立つ場合があります。ただし、こうしたフィルターを取り付けると画面上のイメージが不明瞭
になる可能性があるため、グレアを軽減するための方法がすべて失敗した場合に限り、この方法を
試してみてください。
換気
コンピューターは、発熱します。コンピューターには、外気を吸い込み、通気口を通して熱せられた空気
を外に排出するファンがあります。通気口をふさぐと過熱状態になり、誤動作または損傷が起こる場合が
あります。コンピューターは、通気口がふさがれない場所に置いてください。通常、通気スペースとして
51mm(2インチ)あれば十分です。排出された空気が人に当たることのないように注意してください。
電源コンセントおよびケーブルの長さ
コンピューターの最終的な設置場所を判断するときには、次の要素を考慮してください。
•電源コンセントの位置
•電源コードまたは電源アダプターの長さ
•その他のデバイスに接続するケーブルの長さ
電源コードまたは電源アダプターについて詳しくは、ivページの「電源コードおよび電源アダプ
ター」を参照してください。
作業の快適性
お客様全員に適した作業位置というものはありませんが、それぞれに最適な位置を判断するためのガイド
ラインをいくつかご紹介します。参考のために、次の図に例を示します。
©CopyrightLenovo2016,2018
25

•画面位置:画面は、快適に見ることができる距離を保ちます。通常は51~61cm(20~24インチ)で
す。次に、画面上部の高さが目の位置と同じかやや下になるように、また体をひねらずに見ることが
できるように調整します。
•いすの位置:背中をしっかり支え、座部の高さを調整できるいすを使用します。正しい姿勢で座れる
ように、いすを調整してください。
•頭部の位置:頭から首をまっすぐ伸ばして、楽で自然な姿勢を保ちます。
•腕と手の位置:前腕部、手首、手をリラックスさせ、自然な位置に置きます。キーをたたかずに、軽く
触るようにタイプします。
•脚の位置:ももを床と並行に保ち、足を床またはフットレストの上に水平に置きます。
作業姿勢を少し変えることにより、同じ姿勢で作業を長時間行うことから生じる不快さを抑えることがで
きます。作業を頻繁に短時間中断させることも、作業姿勢に関連した不快感を解消するのに役立ちます。
ユーザー補助情報
Lenovoは、聴覚、視覚、運動機能に制約のあるお客様が情報やテクノロジーにさらにアクセスしやすくな
るように最大の努力を重ねています。このセクションでは、これらのユーザーがコンピューターをより有
効に活用できるような仕組みを説明します。また、以下のWebサイトから最新のアクセシビリティ情報
を得ることができます。
http://www.lenovo.com/accessibility
キーボードショートカット
次の表には、コンピューターの使用を容易にするキーボードショートカットが記載されています。
注:ご使用のキーボードによっては、以下の一部のキーボードショートカットが初期インストールされ
ていないことがあります。
キーボードショートカット
Windowsロゴ・キー+U
右Shiftキーを8秒間押す
Shiftキーを5回押す
NumLockを5秒間押す切り替えキーをオンまたはオフにします
左Alt+左Shift+NumLockマウスキーをオンまたはオフにします
左Alt+左Shift+PrtScn(またはPrtSc)ハイコントラストをオンまたはオフにします
機能
「コンピューターの簡単操作センター」を開きます
フィルターキーをオンまたはオフにします
Stickyキーをオンまたはオフにします
詳しくは、http://windows.microsoft.com/にアクセスし、「キーボードショートカット」、「組み合わせ
キー」、「ショートカットキー」のキーワードのうちのいずれかを使用して検索してください。
26ThinkStationP510およびP710ユーザー・ガイド

コンピューターの簡単操作センター
Windowsオペレーティング・システムの「コンピューターの簡単操作センター」を使用すると、ユーザー
は物理的なニーズや見やすくするためのニーズなどに合わせてコンピューターを構成できます。
「コンピューターの簡単操作センター」を使用するには、次のようにします。
1.「スタート」ボタンをクリックして「スタート」メニューを開きます。
2.ご使用のWindowsのバージョンに応じて、以下のいずれかを実行します。
•Windows7の場合:「コントロールパネル」をクリックします。コントロールパネルを大きいアイコ
ンまたは小さいアイコンで表示して、「コンピューターの簡単操作センター」をクリックします。
•Windows10の場合:「設定」➙「コンピューターの簡単操作」の順にクリックします。
3.画面の指示に従って、適切なツールを選択します。
「コンピューターの簡単操作センター」には、主に次のツールが含まれています。
•拡大鏡
拡大鏡は、項目がよく見えるように、画面の全体または一部を拡大できる便利なユーティリティー
です。
•ナレーター
ナレーターは、画面表示を音声で読み上げて、エラー・メッセージなどのイベントを説明する画面
リーダーです。
•スクリーンキーボード
マウス、ジョイスティック、その他物理的なキーボード以外のポインティング・デバイスでコンピュー
ターにデータを入力する場合は、スクリーンキーボードを使用できます。スクリーンキーボードは、
標準キーをすべて備えた仮想キーボードです。
•ハイコントラスト
ハイコントラスト機能を使用すると、画面の一部のテキストと画像の色のコントラストが高くな
ります。その結果、項目がはっきりと識別しやすくなります。
•個人設定キーボード
キーボード設定を調整してキーボードを使いやすくします。たとえば、キーボードでポインターを制御
したり、特定の組み合わせキーが入力しやすいようにできます。
•個人設定マウス
マウス設定を調整してマウスを使いやすくすることができます。たとえば、ポインターの外観を変更し
たり、マウスでウィンドウを操作しやすくできます。
⾳声認識
「音声認識」を使用すると、音声でコンピューターを制御できます。
ユーザーの音声のみを使用すると、プログラムの開始、メニューの展開、画面上のオブジェクトのクリッ
ク、テキストのドキュメントへの書き取り、電子メールの作成および送信などを実行できます。キーボー
ドやマウスで実行するあらゆる操作を音声のみで実行できます。
「音声認識」を使用するには、次のようにします。
1.「スタート」ボタンをクリックして「スタート」メニューを開きます。
2.ご使用のWindowsのバージョンに応じて、以下のいずれかを実行します。
•Windows7の場合:「コントロールパネル」をクリックします。
•Windows10の場合:「Windowsシステムツール」➙「コントロールパネル」をクリックします。
第3章.コンピューターを快適に使う27

3.コントロールパネルを大きいアイコンまたは小さいアイコンで表示して、「⾳声認識」をクリッ
クします。
4.画面上の指示に従います。
画⾯リーダー・テクノロジー
画面リーダー・テクノロジーは、ソフトウェア・プログラム・インターフェース、ヘルプ情報システ
ム、および各種のオンライン・ドキュメントを主な対象としています。画面リーダーについて詳しく
は、次を参照してください。
•画面リーダーでPDFを使用する場合:
http://www.adobe.com/accessibility.html?promoid=DJGVE
•JAWS画面リーダーを使用する場合:
http://www.freedomscientific.com/jaws-hq.asp
•NVDA画面リーダーを使用する場合:
http://www.nvaccess.org/
画⾯の解像度
コンピューターの画面の解像度を調整して、画面上の文字や画像を見やすくすることもできます。
画面の解像度を調整するには、次のようにします。
1.デスクトップの空白領域を右クリックします。
2.ご使用のWindowsのバージョンに応じて、以下のいずれかを実行します。
•Windows7の場合:「画⾯解像度」をクリックします。
•Windows10の場合:「ディスプレイの設定」➙「ディスプレイ」をクリックします。
3.画面上の指示に従います。
注:解像度の設定が低すぎると、項目の一部が画面に収まらない場合があります。
カスタマイズ可能な項⽬サイズ
項目のサイズを変更して画面上の項目を読みやすくできます。
•項目のサイズを一時的に変更するには、「コンピューターの簡単操作センター」の「拡大鏡」を使用し
ます。27ページの「コンピューターの簡単操作センター」を参照してください。
•項目の値を永続的に変更するには、次のようにします。
–画面上のすべての項目のサイズを変更します。
–Windows7の場合:
1.デスクトップの空白領域を右クリックします。
2.「画⾯の解像度」➙「テキストやその他の項⽬の⼤きさの変更」をクリックします。
3.画面の指示に従って、項目のサイズを変更します。
4.「適⽤」をクリックします。この変更は次回オペレーティング・システムにログインした
ときに有効になります。
–Windows10の場合:
1.デスクトップの空白領域を右クリックします。
2.「ディスプレイの設定」➙「ディスプレイ」をクリックします。
3.画面の指示に従って、項目のサイズを変更します。一部のアプリでは、サインアウトしてから
もう一度サインインするまで構成が有効にならない場合があります。
–Webページの項目のサイズを変更します。
28ThinkStationP510およびP710ユーザー・ガイド

Ctrlキーを長押しして、次にプラス符号(+)キーを押してテキスト・サイズを拡大し、マイナス符号
(-)キーを押してテキスト・サイズを縮小します。
–デスクトップまたはウィンドウの項目のサイズを変更します。
注:この機能は、一部のウィンドウでは動作しない場合があります。
マウスにホイールがついている場合、Ctrlキーを長押しして、次にホイールをスクロールさせて
項目サイズを変更します。
業界標準のコネクター
ご使用のコンピューターには、補助デバイスを接続できる業界標準のコネクターが装備されています。
各コネクターの場所および機能について詳しくは、1ページの「ハードウェア各部の位置」を参照
してください。
TTY/TDD変換モデム
ご使用のコンピューターでは、テキスト電話(TTY)または聴覚障害者用の通話デバイス(TDD)変換モデム
の使用がサポートされています。モデムは、ご使用のコンピューターとTTY/TDD電話間で接続する必要
があります。これで、コンピューターにメッセージを入力し、電話に送信できます。
アクセス可能な形式の資料
Lenovoは、適切にタグ付けされたPDFファイルやHTML(ハイパー・テキスト・マークアップ言語)ファ
イルなど、アクセス可能な形式の電子資料を提供しています。Lenovoの電子資料は、視覚障害のある
ユーザーがスクリーン・リーダーを使用して確実に読めるようにするために開発されています。文書
の各画像には、視覚障害のあるユーザーが画面リーダーを使用する際に画像について理解できるよ
うに、適切な代替テキストが含まれています。
コンピューターのクリーニング
警告:
メディアをドライブから取り出し、接続されているすべてのデバイスおよびコンピューターの電源を
オフにします。次に、すべての電源コードをコンセントから抜き、コンピューターに接続されている
すべてのケーブルを取り外します。
本製品を定期的に清掃することにより、機器の外観を保護し、操作上のトラブルを防ぐことができま
す。コンピューターの塗装面を清掃するときは、水または薄めた中性洗剤で湿らせて固く絞った布
を使用します。
ほこりが積もっているとグレアによる問題が悪化するため、定期的に画面を清掃してください。乾いた柔
らかい布で丁寧にふくか、画面にエアーを吹きかけて汚れやその他の粒子を取り除いてください。画面
のタイプに応じて、柔らかい糸くずの出ない布をLCDクリーナーまたは液体ガラス・クリーナーで
湿らせて、画面の表面をふきます。
保守
適切なお手入れとメンテナンスを行うことにより、コンピューターの信頼性を保つことができます。ここ
では、コンピューターをより良い状態に保つための保守について説明します。
基本的な保守のヒント
コンピューターを常に正しく機能させるための基本的なポイントをいくつか挙げます。
•コンピューターは、清潔で乾燥した環境に置いてください。コンピューターは、平らで安定した面に
置くようにしてください。
第3章.コンピューターを快適に使う29

•通気口をふさがないでください。通気口は、コンピューターの過熱を防ぐ通気のために必要です。
•飲食物をコンピューターの部品に近づけないようにします。食べ物のかけらやこぼれた液体がキー
ボードやマウスにかかると、詰まりや故障の原因になります。
•電源スイッチや他のコントロールがぬれないようにしてください。湿気があるとこれらの部品が
損傷し、感電の危険を招くことがあります。
•電源コードを抜く際には、コードではなく、プラグを持って抜くようにしてください。
保守の実行
保守を実行することによって、コンピューターのパフォーマンスを維持し、データを保護し、コンピュー
ターが故障した場合にも備えることができます。
•「ごみ箱」を定期的に空にします。
•オペレーティング・システムのディスク・デフラグ機能またはディスク最適化機能をときどき使用し
て、断片化された多数のファイルが存在することで生じるパフォーマンス上の問題を防ぎます。
•電子メール・アプリケーションの「Inbox」(受信箱)、「SentItems」(送信項目)、および「Deleted
Items」(削除済み項目)の各フォルダーを定期的に空にしてください。
•リムーバブル・メディア・メモリー(ディスクやUSBストレージ・デバイスなど)に重要なデータを
定期的にバックアップして、そのリムーバブル・メディアを安全な場所に保管してください。バッ
クアップ・コピーを作成する頻度は、お客様およびお客様のビジネスにとってのデータの重要性
により異なります。
•ストレージ・ドライブのデータを定期的にバックアップしてください。64ページの「リカバリー情
報」を参照してください。
•コンピューター・ソフトウェア、デバイス・ドライバー、オペレーティング・システムを最新の状態に
保ちます。30ページの「コンピューターを常に最新の状態に保持する」を参照してください。
•ログを保管してください。項目には、ソフトウェアまたはハードウェアの主な変更、デバイス・ドラ
イバーのアップデート、偶発的な問題および解決するためにとった処置、および発生したその他の
問題などが含まれます。問題の原因は、ハードウェアの変更、ソフトウェアの変更、または行われ
た可能性があるその他の行為である場合があります。ログがあると、自身やLenovoの技術担当者
が問題の原因を判断するときに役立ちます。
•ProductRecoveryディスクを作成してください。ProductRecoveryディスクを使用してハードディス
ク・ドライブの内容を出荷時の状態に復元する方法について詳しくは、64ページの「リカバリー情
報」を参照してください。
コンピューターを常に最新の状態に保持する
ほとんどの場合は、オペレーティング・システムの更新パッチ、ソフトウェア・プログラム、デバイ
ス・ドライバーを最新状態にしておくことをお勧めします。ここでは、コンピューターの最新の更
新の入手方法について説明します。
最新のシステム更新プログラムの入手
ご使用のコンピューター向けの最新のシステム更新プログラムを入手するには、コンピューターがイン
ターネットに接続していることを確認し、以下のいずれかを実行します。
•対応するLenovoプログラムを使用して、デバイス・ドライバーの更新、ソフトウェアの更新、
BIOSの更新などのシステム更新を入手します。
–Windows7の場合:SystemUpdateプログラムを使用します。
–Windows10の場合:LenovoCompanionプログラムを使用します。
SystemUpdateまたはLenovoCompanionプログラムを開くには、17ページの「コンピューターのプロ
グラムへのアクセス」を参照してください。プログラムの使用について詳しくは、プログラムのヘ
ルプを参照してください。
30ThinkStationP510およびP710ユーザー・ガイド

•WindowsUpdateを使用して、セキュリティー修正プログラム、Windowsコンポーネントの新しいバー
ジョン、デバイス・ドライバーの更新などのシステム更新プログラムを入手します。
1.「スタート」ボタンをクリックして「スタート」メニューを開きます。
2.ご使用のWindowsのバージョンに応じて、以下のいずれかを実行します。
–Windows7の場合:「コントロールパネル」をクリックします。コントロールパネルを大きいア
イコンまたは小さいアイコンで表示して、「WindowsUpdate」をクリックします。
–Windows10の場合:「設定」➙「更新とセキュリティ」➙「WindowsUpdate」の順にク
リックします。
3.画面上の指示に従います。
注:WindowsUpdateから提供されたデバイス・ドライバーは、Lenovoによってテストされていない場合
があります。Lenovoプログラムを使用するか、次のLenovoWebサイトからデバイス・ドライバーを入手
することをお勧めします。http://www.lenovo.com/support
コンピューターの移動
コンピューターを移動する前に、次の安全対策を実行してください。
1.ストレージ・ドライブのデータをバックアップします。30ページの「保守の実行」を参照して
ください。
2.メディアをドライブから取り出し、接続されているすべてのデバイスおよびコンピューターの電
源をオフにします。次に、すべての電源コードをコンセントから抜き、コンピューターに接続さ
れているすべてのケーブルを取り外します。
3.購入時の配送用の箱および梱包剤が保管してある場合は、それらを使って装置を梱包します。他
の箱を使う場合は、緩衝材を入れて、装置の損傷を防ぎます。
他の国や地域へのコンピューターの移動
コンピューターを他の国や地域に移動する場合は、現地の電気規格を考慮する必要があります。現地の電
源コンセントの形状が現在使用している電源コンセントの形状と異なる場合は、Lenovoスマートセンター
にお問い合せのうえ、電気用プラグのアダプターまたは新しい電源コードをご購入ください。Lenovoサ
ポートの電話番号一覧については、http://www.lenovo.com/support/phone
地域用のサポート電話番号が見つからない場合は、Lenovo販売店にお問い合わせください。
をご覧ください。お客様の国または
第3章.コンピューターを快適に使う31

32ThinkStationP510およびP710ユーザー・ガイド

第4章セキュリティー
この章には以下のトピックが含まれています。
•33ページの「コンピューターのロック」
•35ページの「SetupUtilityプログラムでのセキュリティー設定の表示および変更」
•36ページの「パスワードおよびWindowsアカウントの使用」
•36ページの「指紋認証の使用」
•36ページの「カバー検出スイッチの使用」
•37ページの「ファイアウォールの使用」
•37ページの「ウィルスからのデータの保護」
•37ページの「ComputraceAgentソフトウェア(ファームウェアに組み込み)」
•38ページの「TPM(TrustedPlatformModule)」
•38ページの「IntelBIOSguard」
コンピューターのロック
ここでは、ロック装置を使用し、コンピューターをロックして安全に保つ方法について説明します。
コンピューター・カバーのロック
コンピューターのカバーをロックすると、コンピューターへの無許可アクセスを防止できます。ご使用の
コンピューターにはパッドロック・ループがついており、またコンピューター・カバーにキー・ロックが
付属している場合があります。キーロック用のキーは、マシンの背面に付けられています。セキュリ
ティーのために、キーを使用しないときは安全な場所に保管してください。
注:キーロックおよびキーは、一部のモデルでのみ使用可能です。
©CopyrightLenovo2016,2018
33

図 9. パ ッ ド ロ ッ ク の 取 り 付 け
図 10. コ ン ピ ュ ー タ ー ・ カ バ ー の ロ ッ ク
34ThinkStationP510およびP710ユーザー・ガイド

Kensingtonスタイルのケーブル・ロックの取り付け
Kensingtonスタイルのケーブル・ロックを使用して、コンピューターをデスク、テーブル、または他の一
時的な固定物に固定することができます。ケーブル・ロックは、コンピューター背面にあるセキュリ
ティー・ロック・スロットに接続します。選択したタイプに応じて、ケーブル・ロックは1つのキーま
たは複数キーの組み合わせで使用できます。このケーブル・ロックを直接Lenovoに注文するには、
http://www.lenovo.com/support
で
Kensington
を検索してください。
図 11. Kensington ス タ イ ル の ケ ー ブ ル ・ ロ ッ ク
SetupUtilityプログラムでのセキュリティー設定の表示および変更
SetupUtilityプログラムでのセキュリティー設定を表示および変更するには、次のようにします。
1.SetupUtilityプログラムを始動します。39ページの「SetupUtilityプログラムの始動」を参照して
ください。
2.「Security」を選択します。
3.画面の右側の指示に従って、セキュリティー設定を表示および変更します。主なセキュリティー
設定についての基本情報を入手するには39ページの「SetupUtilityプログラムの使用」を参照
してください。
4.設定を保存してSetupUtilityプログラムを終了するには、F10を押して、表示されたウィンドウ
で「Yes」を選択し、Enterキーを押します。
注:一部のキーボードでは、SetupUtilityプログラムを終了するためにFn+F10キーを押す必要が
あります。
第4章.セキュリティー35

パスワードおよびWindowsアカウントの使用
BIOSパスワードおよびWindowsアカウントを使用して、コンピューターとデータへの無許可アク
セスを防止できます。
•BIOSパスワードを使用するには、42ページの「BIOSパスワードの使用」を参照してください。
•Windowsアカウントを使用するには、次のようにします。
1.「スタート」ボタンをクリックして「スタート」メニューを開きます。
2.ご使用のWindowsのバージョンに応じて、以下のいずれかを実行します。
–Windows7の場合:「コントロールパネル」➙「ユーザーアカウント」をクリックします。
–Windows10の場合:「設定」➙「アカウント」をクリックします。
3.画面上の指示に従います。
指紋認証の使用
ご使用のキーボードに指紋センサーが搭載されている場合、容易かつ安全なユーザー・アクセスのために
パスワードの代わりに指紋認証を使用できます。指紋認証を使用するには、まず指紋を登録してそれをパ
スワード(パワーオン・パスワード、ハードディスク・パスワード、Windowsパスワードなど)と関連付け
ます。指紋センサーおよび指紋プログラムを使用してこの手順を完了させます。
指紋認証を使用するには、以下のいずれかを行います。
•Windows7の場合:Lenovoが提供するFingerprintManagerProまたはThinkVantageFingerprintSoftware
プログラムを使用します。プログラムを開くには、17ページの「コンピューターのプログラムへ
のアクセス」を参照してください。プログラムの使用について詳しくは、プログラムのヘルプを
参照してください。
•Windows10の場合:Windowsオペレーティング・システムが提供する指紋ツールを使用します。「ス
タート」ボタンをクリックして「スタート」メニューを開き、「設定」➙「アカウント」➙「サイン
インオプション」をクリックします。画面上の指示に従います。
指紋センサーを使用するには、指紋センサー付きキーボードに付属の資料、またはLenovoサポートWeb
サイトhttp://www.lenovo.com/support/keyboards
にある資料を参照してください。
カバー検出スイッチの使用
カバー検出スイッチは、コンピューターのカバーが正しく取り付けられていない場合や正しく閉じら
れていない場合に、そのコンピューターのオペレーティング・システムにログインできないように
する機能です。
カバー検出スイッチを使用するには、まずシステム・ボードのカバー検出スイッチ・ケーブルを有効に
します。取り付けるには、次のようにします。
1.SetupUtilityプログラムを始動します。39ページの「SetupUtilityプログラムの始動」を参照して
ください。
2.「Security」➙「ChassisIntrusionDetection」を選択し、Enterキーを押します。
3.「Enabled」を選択し、Enterキーを押します。
4.設定を保存してSetupUtilityプログラムを終了するには、F10を押して、表示されたウィンドウで
「Yes」を選択し、Enterキーを押します。これで、システム・ボード上のカバー検出スイッチ・
コネクターが使用可能になります。
注:一部のキーボードでは、SetupUtilityプログラムを終了するためにFn+F10キーを押す必要が
あります。
36ThinkStationP510およびP710ユーザー・ガイド

カバー検出スイッチが機能し始めます。スイッチによりコンピューター・カバーが正しく取り付けられて
いなかったり、正しく閉じられていなかったりすることが検出されると、コンピューターの電源をオンに
した時にエラー・メッセージが表示されます。エラー・メッセージを修正し、オペレーティング・シス
テムにログインするには、次のようにします。
1.コンピューターのカバーを正しく取り付けるか、または正しく閉じます。67ページの第7章「ハー
ドウェアの取り付けまたは交換」を参照してください。
2.SetupUtilityプログラムを起動して、終了します。39ページの「SetupUtilityプログラムの始動」およ
び45ページの「SetupUtilityプログラムの終了」を参照してください。
ファイアウォールの使用
ファイアウォールは、必要なセキュリティー・レベルに応じて、ハードウェア、ソフトウェア、または両
方を組み合わせて構築できます。ファイアウォールは、一連のルールを使用して、許可されている着信接
続と発信接続を判断します。お使いのコンピューターにファイアウォール・プログラムが初期インストー
ルされている場合もあります。ファイアウォール・プログラムは、インターネットにおけるセキュリ
ティー上の脅威、無許可アクセス、侵入、およびサイバー攻撃からのコンピューターの保護に役立ちま
す。お客様のプライバシーも保護されます。ファイアウォール・プログラムの使用方法について詳しく
は、ファイアウォール・プログラムのヘルプを参照してください。
Windowsファイアウォールを使用するには、次のようにします。
1.「スタート」ボタンをクリックして「スタート」メニューを開きます。
2.ご使用のWindowsのバージョンに応じて、以下のいずれかを実行します。
•Windows7の場合:「コントロールパネル」をクリックします。
•Windows10の場合:「Windowsシステムツール」➙「コントロールパネル」をクリックします。
3.コントロールパネルを大きいアイコンまたは小さいアイコンで表示して、「Windowsファイア
ウォール」をクリックします。
4.画面上の指示に従います。
ウィルスからのデータの保護
ご使用のコンピューターには、ウィルス対策、ウィルスの検出や除去を行うのに役立つアンチウィルス・
プログラムが初期インストールされています。
Lenovoは、30日間無償で使用できる、完全バージョンのアンチウィルス・ソフトウェアを初期インス
トール済みの状態で提供します。30日間が経過した後、アンチウィルス・ソフトウェアの更新を継続す
るにはライセンスを更新する必要があります。
注:新しいウィルスから保護するためには、ウィルス定義ファイルを最新の状態に保つことが必要です。
アンチウィルス・ソフトウェアの使用方法について詳しくは、アンチウィルス・ソフトウェアのヘル
プ・システムを参照してください。
ComputraceAgentソフトウェア(ファームウェアに組み込み)
ComputraceAgentソフトウェアは、IT資産管理と、コンピューターが盗難にあった場合のリカバリーを
行うソリューションです。ハードウェア、ソフトウェア、コンピューターのコールイン場所など、コ
ンピューターに変更が加えられているかどうかを検出します。ComputraceAgentソフトウェアをアク
ティブにするために、製品のご購入が必要になる場合があります。
第4章.セキュリティー37

TPM(TrustedPlatformModule)
TPMは、コンピューターに保存されている情報を保護する暗号鍵を保管する、セキュリティで保
護された暗号化プロセッサーです。
IntelBIOSguard
BIOSguardモジュールは、システムBIOSフラッシュに対するすべてのBIOS更新を暗号化した状態で検証
します。したがって、マルウェアがブロックされBIOS攻撃を防ぐことができます。
38ThinkStationP510およびP710ユーザー・ガイド

第5章詳細設定
この章には以下のトピックが含まれています。
•39ページの「SetupUtilityプログラムの使用」
•45ページの「BIOSの更新およびリカバリー」
•46ページの「RAIDの構成」
SetupUtilityプログラムの使用
SetupUtilityプログラムは、コンピューターの構成設定の表示や変更に使用します。ここでは、このプ
ログラムで使用できる主要な構成設定のみについて説明します。
注:SetupUtilityプログラムで値を設定しても、オペレーティング・システムに同様の設定があれば、
SetupUtilityプログラムでの設定は上書きされることがあります。
SetupUtilityプログラムの始動
SetupUtilityプログラムを始動するには、次のようにします。
1.コンピューターの電源をオンにするか、再起動します。
2.オペレーティング・システムが起動する前に、繰り返しF1キーまたはFn+F1キー(キーボードに
よって異なります)を押したり放したりします。SetupUtility表示モードの設定に応じて、次のい
ずれかの状態になります。
•テキスト・モード:SetupUtilityプログラムが開きます。
•グラフィック・モード:スタート画面が表示されます。その後「Setup」を選択してSetupUtilityプ
ログラムを開きます。
注:BIOSパスワードを設定してある場合には、正しいパスワードを入力しないとSetupUtilityプログ
ラムは開きません。詳しくは、42ページの「BIOSパスワードの使用」を参照してください。
構成設定を表示および変更するには、画面の指示に従います。
SetupUtilityプログラムの表示モードの変更
必要に応じて、SetupUtilityプログラムをグラフィック・モードまたはテキスト・モードで使用できます。
•テキスト・モード:キーボードのみを使用して選択します。画面の下部には、操作に必要なキーが
表示されます。
•グラフィック・モード:キーボードの他にマウスも使用して選択できます。
注:SerialPortConsoleRedirection項目は、テキスト・モードでのみ使用できます。
SetupUtilityプログラムの表示モードを変更するには、次のいずれかを実行します。
1.SetupUtilityプログラムを始動します。39ページの「SetupUtilityプログラムの始動」を参照して
ください。
2.メイン・インターフェースから「Setupmodeselect」を見つけ、「Graphic」または「Text」を選
択します。
3.設定を保存してSetupUtilityプログラムを終了するには、F10キーまたはFn+F10キー(キーボードに
よって異なります)を押して、表示されたウィンドウで「Yes」を選択し、Enterキーを押します。
©CopyrightLenovo2016,2018
39

SetupUtilityプログラムの表示言語の変更
SetupUtilityプログラムでは、3つの表示言語(英語、フランス語、簡体字中国語)がサポートされています。
SetupUtilityプログラムの表示言語を変更するには、次のようにします。
1.SetupUtilityプログラムを始動します。39ページの「SetupUtilityプログラムの始動」を参照して
ください。
2.メイン・インターフェースから「SystemLanguage」を見つけ、目的の表示言語を選択します。
デバイスを有効または無効にする
ここでは、ハードウェア・デバイス(USBコネクターまたはストレージ・ドライブなど)に対するユー
ザー・アクセスを有効または無効にする方法について説明します。
デバイスを有効または無効にするには、次のように行います。
1.SetupUtilityプログラムを始動します。39ページの「SetupUtilityプログラムの始動」を参照して
ください。
2.「Devices」を選択します。
3.有効または無効にするデバイスを選択し、Enterキーを押します。
4.必要な設定を選択して、Enterキーを押します。
5.設定を保存してSetupUtilityプログラムを終了するには、F10を押して、表示されたウィンドウ
で「Yes」を選択し、Enterキーを押します。
注:一部のキーボードでは、SetupUtilityプログラムを終了するためにFn+F10キーを押す必要が
あります。
コンピューターの自動電源オンの有効化または無効化
SetupUtilityプログラムのAutomaticPowerOn項目には、コンピューターを自動的に起動するための
さまざまなオプションがあります。
AutomaticPowerOn機能を有効または無効にするには、次のようにします。
1.SetupUtilityプログラムを始動します。39ページの「SetupUtilityプログラムの始動」を参照して
ください。
2.「Power」➙「AutomaticPowerOn」を選択し、Enterキーを押します。
3.有効または無効にする機能を選択し、Enterキーを押します。
4.必要な設定を選択して、Enterキーを押します。
5.設定を保存してSetupUtilityプログラムを終了するには、F10を押して、表示されたウィンドウ
で「Yes」を選択し、Enterキーを押します。
注:一部のキーボードでは、SetupUtilityプログラムを終了するためにFn+F10キーを押す必要が
あります。
ErPLPS適合モードの有効化または無効化
Lenovoコンピューターは、ErPLot3規制のエコ・デザイン要件を満たしています。詳細については、次の
Webサイトにアクセスしてください。
http://www.lenovo.com/ecodeclaration
SetupUtilityプログラムのErPLPS適合モードを有効にし、コンピューターが電源オフ状態またはスリープ
状態になっているときの消費電力量を削減できます。
ErPLPS適合モードを有効または無効にするには、次のようにします。
40ThinkStationP510およびP710ユーザー・ガイド

1.SetupUtilityプログラムを始動します。39ページの「SetupUtilityプログラムの始動」を参照して
ください。
2.「Power」➙「EnhancedPowerSavingMode」を選択し、Enterキーを押します。
3.必要に応じて「Enabled」または「Disabled」を選択し、Enterキーを押します。「Enabled」を選択し
た場合は、WakeonLAN機能を無効にする必要があります。40ページの「コンピューターの自動電
源オンの有効化または無効化」を参照してください。
4.設定を保存してSetupUtilityプログラムを終了するには、F10を押して、表示されたウィンドウ
で「Yes」を選択し、Enterキーを押します。
注:一部のキーボードでは、SetupUtilityプログラムを終了するためにFn+F10キーを押す必要が
あります。
ErPLPS適合モードが有効になっていると、以下のいずれかを実行して、コンピューターをウェイク
アップできます。
•電源ボタンを押します。
•WakeUponAlarm機能を有効にすると、指定の時刻にコンピューターのスリープ状態を解除できま
す。40ページの「コンピューターの自動電源オンの有効化または無効化」を参照してください。
•AfterPowerLoss機能を有効すると、停電後に電力供給が再開されたときにコンピューターのスリープ
状態を解除できます。
AfterPowerLoss機能を有効にするには、次のようにします。
1.SetupUtilityプログラムを始動します。39ページの「SetupUtilityプログラムの始動」を参照
してください。
2.「Power」➙「AfterPowerLoss」を選択してEnterキーを押します。
3.「PowerOn」を選択し、Enterキーを押します。
4.設定を保存してSetupUtilityプログラムを終了するには、F10を押して、表示されたウィンドウ
で「Yes」を選択し、Enterキーを押します。
注:一部のキーボードでは、SetupUtilityプログラムを終了するためにFn+F10キーを押す必
要があります。
構成変更検出の有効化または無効化
構成変更検出を有効にすると、POSTがハードウェア・デバイス(ストレージ・ドライブまたはメモリー・
モジュールなど)の構成の変更を検出した場合、エラー・メッセージが表示されます。
構成変更検出を有効または無効にするには、次のようにします。
1.SetupUtilityプログラムを始動します。39ページの「SetupUtilityプログラムの始動」を参照して
ください。
2.「Security」➙「CongurationChangeDetection」を選択し、Enterキーを押します。
3.必要な設定を選択して、Enterキーを押します。
4.設定を保存してSetupUtilityプログラムを終了するには、F10を押して、表示されたウィンドウ
で「Yes」を選択し、Enterキーを押します。
注:一部のキーボードでは、SetupUtilityプログラムを終了するためにFn+F10キーを押す必要が
あります。
このエラー・メッセージをスキップしてオペレーティング・システムにログインするには、次のい
ずれかを実行します。
•F2キーを押します。
第5章.詳細設定41

注:一部のキーボードでは、エラー・メッセージをスキップするためにFn+F2キーを押す必要が
あります。
•SetupUtilityプログラムを起動して、終了します。39ページの「SetupUtilityプログラムの始動」およ
び45ページの「SetupUtilityプログラムの終了」を参照してください。
BIOS設定を変更してから新しいオペレーティング・システムをインス
トールする
BIOS設定は、オペレーティング・システムによって異なります。BIOS設定を変更してから、新しいオペ
レーティング・システムをインストールしてください。
BIOS設定を変更するには、次のようにします。
1.SetupUtilityプログラムを始動します。39ページの「SetupUtilityプログラムの始動」を参照して
ください。
2.SetupUtilityプログラムのメイン・メニューで、「Exit」➙「OSOptimizedDefault」を選択します。
3.インストールするオペレーティング・システムに応じて、以下のいずれかを実行します。
•Windows10(64ビット)オペレーティング・システムをインストールするには、Enabledを選択
します。
•Windows10(64ビット)以外のオペレーティング・システムをインストールするには、Disabled
を選択します。
4.表示されたウィンドウで「Yes」を選択し、Enterキーを押して選択を確認します。
5.設定を保存してSetupUtilityプログラムを終了するには、F10を押して、表示されたウィンドウ
で「Yes」を選択し、Enterキーを押します。
注:一部のキーボードでは、SetupUtilityプログラムを終了するためにFn+F10キーを押す必要が
あります。
BIOSパスワードの使用
SetupUtilityプログラムを使用すると、コンピューターとデータへの無許可アクセスを防止するためにパス
ワードを設定することができます。
コンピューターを使用するには、パスワードを設定しなくてもかまいません。ただし、パスワードの使
用によって、コンピューターのセキュリティーを向上させることができます。パスワードを設定する
場合は、この後のトピックをお読みください。
パスワードの種類
SetupUtilityプログラムでは次のタイプのパスワードを使用できます。
•パワーオン・パスワード
パワーオン・パスワードを設定すると、コンピューターの電源を入れるたびに、有効なパスワード
の入力を求める画面が表示されます。有効なパスワードを入力しなければ、コンピューターを使
用できません。
•管理者パスワード
管理者パスワードを設定しておくことにより、許可されていないユーザーによる構成設定値の変更
を防止できます。複数のコンピューターの構成設定値を管理する場合は、管理者パスワードを設定
することをお勧めします。
管理者パスワードを設定すると、SetupUtilityプログラムにアクセスしようとするたびに、有効な
パスワードの入力を求める画面が表示されます。有効なパスワードを入力しなければ、SetupUtility
プログラムにアクセスできません。
パワーオン・パスワードと管理者パスワードの両方を設定してある場合、どちらのパスワードでも入力
できます。ただし、構成設定値を変更する場合には、管理者パスワードを使用する必要があります。
42ThinkStationP510およびP710ユーザー・ガイド

•ハードディスク・パスワード
ハードディスク・パスワードを設定すると、内蔵ストレージ・ドライブ(ハードディスク・ドライ
ブなど)のデータへの不正アクセスを防ぐことができます。ハードディスク・パスワードを設定す
ると、ストレージ・ドライブにアクセスしようとするたびに、有効なパスワードの入力を求める画
面が表示されます。
注:
–ハードディスク・パスワードを設定すると、ストレージ・ドライブがコンピューターから取り外され
て他のコンピューターに取り付けられた場合でも、ストレージ・ドライブのデータは保護されます。
–ハードディスク・パスワードを忘れてしまうと、パスワードのリセットや、ストレージ・ドライブ
からのデータのリカバリーを行うことができません。
パスワードの考慮事項
パスワードには、64文字以内の英字と数字の任意の組み合わせを使用できます。セキュリティー上、簡単
に見破られない強力なパスワードを使用することをお勧めします。
注:装置構成ユーティリティー(SetupUtility)プログラムのパスワードでは、大文字と小文字は区別さ
れません。
強力なパスワードを設定するために、次のガイドラインを考慮してください。
•8文字以上の長さである
•少なくとも1文字の英字および1文字の数字が入っている
•お客様の名前またはユーザー名を使用しない
•一般的な言葉や名前を使用しない
•前回使用したパスワードとは明確に異なる
パスワードの設定、変更、削除
パスワードを設定、変更、または削除するには、次の手順を実行します。
1.SetupUtilityプログラムを始動します。39ページの「SetupUtilityプログラムの始動」を参照して
ください。
2.「Security」を選択します。
3.パスワードのタイプに応じて、「SetPower-OnPassword」、「SetAdministratorPassword」、ま
たは「HardDiskPassword」を選択し、Enterキーを押します。
4.画面の右側の指示に従い、パスワードの設定、変更、または削除を行います。
注:パスワードには、64文字以内の英字と数字の任意の組み合わせを使用できます。詳しくは、43
ページの「パスワードの考慮事項」を参照してください。
5.設定を保存してSetupUtilityプログラムを終了するには、F10を押して、表示されたウィンドウ
で「Yes」を選択し、Enterキーを押します。
注:一部のキーボードでは、SetupUtilityプログラムを終了するためにFn+F10キーを押す必要が
あります。
紛失したパスワードや忘れたパスワードの消去(CMOSのクリア)
ここでは、ユーザー・パスワードなどのパスワードを紛失したり忘れたりしてしまった場合に、それを
削除する手順について説明します。
紛失したり忘れたりしたパスワードを消去するには、次のようにします。
1.メディアをドライブから取り出し、接続されているすべてのデバイスおよびコンピューターの電
源をオフにします。次に、すべての電源コードをコンセントから抜き、コンピューターに接続さ
れているすべてのケーブルを取り外します。
第5章.詳細設定43

2.コンピューター・カバーを取り外します。67ページの第7章「ハードウェアの取り付けまたは交
換」を参照してください。
3.システム・ボード上のCMOS(相補型金属酸化膜半導体)クリア/リカバリー・ジャンパーを見つけま
す。7ページの「システム・ボード上の部品」を参照してください。
4.ジャンパーを標準位置(ピン1とピン2)から保守位置(ピン2とピン3)に移動します。
5.コンピューターのカバーを元に戻し、電源コードを接続します。67ページの第7章「ハードウェア
の取り付けまたは交換」を参照してください。
6.コンピューターの電源を入れ、約10秒間電源を入れたままにします。その後、電源ボタンを約5秒
間押したままにして、コンピューターの電源をオフにします。
7.ステップ1とステップ2を繰り返します。
8.CMOSクリア/リカバリー・ジャンパーを、標準の位置(ピン1とピン2)に戻します。
9.コンピューターのカバーを元に戻し、電源コードを接続します。
起動デバイスの選択
ご使用のコンピューターが想定していたデバイスから起動しない場合は、始動デバイス順序を永続的に変
更することも、一時的な起動デバイスを選択することもできます。
始動デバイス順序の永続的な変更
始動デバイス順序を永続的に変更するには、次のようにします。
1.ストレージ・デバイスのタイプに応じて、次のいずれかを実行します。
•ストレージ・デバイスが内蔵の場合は、ステップ2に進みます。
•ストレージ・デバイスがディスクの場合は、コンピューターの電源がオンであることを確認しま
す。次に、ディスクを光学式ドライブに挿入します。
•ストレージ・デバイスがディスク以外の外付けデバイスの場合は、ストレージ・デバイスをコン
ピューターに接続します。
2.SetupUtilityプログラムを始動します。39ページの「SetupUtilityプログラムの始動」を参照して
ください。
3.「Startup」を選択します。
4.画面の右側の指示に従い、始動デバイス順序を変更します。
5.設定を保存してSetupUtilityプログラムを終了するには、F10を押して、表示されたウィンドウ
で「Yes」を選択し、Enterキーを押します。
注:一部のキーボードでは、SetupUtilityプログラムを終了するためにFn+F10キーを押す必要が
あります。
一時的な起動デバイスの選択
注:すべてのディスクおよびストレージ・ドライブがブート可能であるとは限りません。
一時的な始動デバイスを選択するには、次のようにします。
1.ストレージ・デバイスのタイプに応じて、次のいずれかを実行します。
•ストレージ・デバイスが内蔵の場合は、ステップ2に進みます。
•ストレージ・デバイスがディスクの場合は、コンピューターの電源がオンであることを確認しま
す。次に、ディスクを光学式ドライブに挿入します。
•ストレージ・デバイスがディスク以外の外付けデバイスの場合は、ストレージ・デバイスをコン
ピューターに接続します。
2.コンピューターの電源をオンにするか、再起動します。Windowsが起動する前に、「BootMenu」が
表示されるまでF12キーを連打します。
44ThinkStationP510およびP710ユーザー・ガイド

注:一部のキーボードでは、「BootMenu」を表示するためにFn+F12キーを押す必要があります。
3.希望するストレージ・デバイスを選択し、Enterキーを押します。これで、コンピューターは選択し
たデバイスから起動します。
永続的に起動デバイスを選択する場合は、「BootMenu」で「EnterSetup」を選択し、Enterキーを押して
SetupUtilityプログラムを開始します。永続的な起動デバイスの選択方法について詳しくは、44ペー
ジの「始動デバイス順序の永続的な変更」を参照してください。
SetupUtilityプログラムの終了
SetupUtilityプログラムを終了するには、次のいずれかを実行します。
•新しい設定を保存する場合は、F10キーを押します。次に、表示されたウィンドウで「Yes」を選択
し、Enterキーを押します。
注:一部のキーボードでは、SetupUtilityプログラムを終了するためにFn+F10キーを押す必要が
あります。
•設定を保存しない場合は、「Exit」➙「DiscardChangesandExit」を選択し、Enterキーを押します。
次に、表示されたウィンドウで「Yes」を選択し、Enterキーを押します。
BIOSの更新およびリカバリー
BIOSは、コンピューターの電源をオンにしたときにコンピューターが最初に実行するプログラムで
す。BIOSはハードウェア構成部品を初期化して、オペレーティング・システムやその他のプログ
ラムをロードします。
BIOSの更新
新しいプログラム、ハードウェア・デバイス、またはデバイス・ドライバーをインストールするときに、
BIOSを更新するように通知される場合があります。オペレーティング・システムまたはフラッシュ・
ディスク(一部のモデルでのみ使用可能)からBIOSを更新できます。
BIOSを更新するには、次のようにします。
1.http://www.lenovo.com/support
2.オペレーティング・システムからBIOSを更新するには、オペレーティング・システムのバージョン
に従って、フラッシュBIOS更新ドライバーをダウンロードします。フラッシュ更新ディスクから
BIOSを更新するには、ISOイメージのバージョン(フラッシュ更新ディスクの作成に使用)をダウン
ロードします。次に、フラッシュBIOS更新ドライバーのインストール手順をダウンロードします。
3.ダウンロードしたインストール手順を印刷し、手順に従ってBIOSを更新します。
注:フラッシュ更新ディスクからBIOSを更新する場合、更新ディスクの記録方法がインストール手順に
記載されていないことがあります。22ページの「ディスクへの記録」を参照してください。
にアクセスします。
BIOS更新の障害からのリカバリー
BIOS更新の障害からのリカバリーを行うには、次のようにします。
1.メディアをドライブから取り出し、接続されているすべてのデバイスおよびコンピューターの電
源をオフにします。次に、すべての電源コードをコンセントから抜き、コンピューターに接続さ
れているすべてのケーブルを取り外します。
2.コンピューター・カバーを取り外します。67ページの第7章「ハードウェアの取り付けまたは交
換」を参照してください。
3.システム・ボード上のCMOSクリア/リカバリー・ジャンパーを見つけます。1ページの「ハー
ドウェア各部の位置」を参照してください。
第5章.詳細設定45

4.CMOSクリア/リカバリー・ジャンパーへのアクセスを妨げているすべての部品およびケーブルを
取り外します。
5.ジャンパーを標準位置(ピン1とピン2)から保守位置(ピン2とピン3)に移動します。
6.取り外した部品とケーブルを再び取り付けます。
7.コンピューターのカバーを取り付け直し、取り外されていたケーブルを再接続します。67ページの
第7章「ハードウェアの取り付けまたは交換」を参照してください。
8.コンピューターの電源を入れ、BIOS更新ディスクを光学式ドライブに挿入します。数分後、
リカバリー処理が開始されます。リカバリー・プロセスが完了すると、コンピューターが自動的
にシャットダウンします。
注:コンピューターがディスクから起動しない場合は、起動デバイスとしてディスクを選択しま
す。44ページの「一時的な起動デバイスの選択」を参照してください。
9.ステップ1~4を繰り返します。
10.CMOSクリア/リカバリー・ジャンパーを、標準の位置(ピン1とピン2)に戻します。
11.ステップ6およびステップ7を繰り返します。次に、コンピューターの電源を入れます。
RAIDの構成
この章では、コンピューターにハードディスク・ドライブを取り付けてRAIDを構成する方法について説
明します。コンピューター・モデルに応じて、IntelRapidStorageTechnologyエンタープライズ(RSTe)また
はAVAGOMegaRAIDBIOSを使用してRAIDを有効にすることができます。
注:この章で説明するRAID構成に関する情報は、Windows環境にのみ適用されます。Linux
RAIDの構成については、ご使用のLinuxソフトウェア提供者にお問い合わせください。
この章では、以下のトピックに関する情報を記載しています。
•46ページの「IntelRSTeを使用したRAIDの構成」
•49ページの「AVAGOMegaRAIDBIOS構成ユーティリティーを使用したRAIDクイック・セッ
トアップ」
®
環境での
IntelRSTeを使用したRAIDの構成
ご使用のコンピューターにIntelRSTeが搭載されている場合、以下の説明に従って、IntelRSTeを使用
してRAIDを構成できます。
このセクションでは、次のトピックについて説明します。
•46ページの「SATAハードディスク・ドライブの取り付け」
•47ページの「IntelRSTe構成ユーティリティーを使用したSATARAID機能の構成」
SATAハードディスク・ドライブの取り付け
ご使用のコンピューターに、サポートされる次のRAIDのレベルに応じて必要な最小数のSATAハード
ディスク・ドライブが取り付けられていることを確認してください。
•RAIDレベル0-ストライプ・ディスク・アレイ
–2台以上のハードディスク・ドライブで構成される、RAIDレベル0ハードディスク・ドライブ・
グループ
–サポートされるストリップ・サイズ:4KB、8KB、16KB、32KB、64KB、または128KB
–パフォーマンスの改善。耐障害性はない
•RAIDレベル1-ミラーリング・ディスク・アレイ
–2台のハードディスク・ドライブで構成される、RAIDレベル1ハードディスク・ドライブ・グループ
46ThinkStationP510およびP710ユーザー・ガイド

–読み取りパフォーマンスの向上と100%の冗長度
•RAIDレベル10-ストライプ・ディスク・アレイまたはミラーリング・ディスク・アレイ(RAIDレベ
ル0とRAIDレベル1の組み合わせ)
–4台のハードディスク・ドライブで構成される、RAIDレベル10ハードディスク・ドライブ・
グループ
–サポートされるストリップ・サイズ:4KB、8KB、16KB、32KB、または64KB
•RAIDレベル5-パリティーを分散させたブロック単位のストライプ・ディスク・アレイ
–3台以上のハードディスク・ドライブで構成される、RAIDレベル5ハードディスク・ドライブ・
グループ
–サポートされるストリップ・サイズ:4KB、8KB、16KB、32KB、または64KB
–パフォーマンスが高くフォールト・トレランスを備える
IntelRSTe構成ユーティリティーを使用したSATARAID機能の構成
このセクションでは、IntelRSTe構成ユーティリティーを使用して、SATARAID機能を設定する方法
について説明します。
注:IntelRSTe構成ユーティリティーは、システムに2台以上のハードディスク・ドライブが装備されて
いることを前提とします。したがって、コンピューターに1台のハードディスク・ドライブしか装備さ
れていない場合は、次の説明は該当しません。
このセクションでは、次のトピックについて説明します。
•47ページの「IntelRSTe構成ユーティリティーの開始」
•47ページの「IntelRSTe構成ユーティリティーを使用したRAIDボリュームの作成」
•48ページの「IntelRSTe構成ユーティリティーを使用したRAIDボリュームの削除」
•48ページの「ハードディスク・ドライブを非RAIDの状態にリセットする」
IntelRSTe構成ユーティリティーの開始
ここでは、IntelRSTe構成ユーティリティーを開始する方法について説明します。
コンピューターの起動中、画面に表示される指示に従います。Ctrl+Iキーを押して、IntelRSTe構
成ユーティリティーを開始します。
IntelRSTe構成ユーティリティーを開始すると、以下の4つのオプションが表示されます。
1.CreateRAIDVolume
2.DeleteRAIDVolume
3.ResetDiskstoNon‐RAID
4.Exit
上矢印キーと下矢印キーを押して、オプションを選択します。Enterキーを押して、選択したオプション
のメニューに入ります。Escを押してIntelRSTe構成ユーティリティーを終了するか、または「Exit」を選
択し、Enterキーを押して、IntelRSTeユーティリティーを終了します。
Intel RSTe 構 成 ユ ー テ ィ リ テ ィ ー を 使 用 し た RAID ボ リ ュ ー ム の 作 成
ここでは、IntelRSTe構成ユーティリティーを使用してRAIDボリュームを作成する方法について説
明します。
RAIDボリュームを作成するには、次のようにします。
1.IntelRSTe構成ユーティリティーを開始します。47ページの「IntelRSTe構成ユーティリティーの開
始」を参照してください。
第5章.詳細設定47

2.上矢印キーと下矢印キーを押して「CreateRAIDVolume」を選択し、Enterキーを押すと、「CREATE
VOLUMEMENU」ウィンドウが表示されます。
3.次の5つのオプションが表示されます。上矢印キーと下矢印キーを押して、オプションを選択しま
す。オプションを構成したら、TabキーまたはEnterキーを押して、次のオプションに移動します。
a.Name:ボリューム名。デフォルト名を使用することも、希望する名前を入力することもできます。
b.RAIDLevel:RAIDレベルを以下のいずれかに変更できます。
•RAIDLevel0
•RAIDLevel1
•RAIDLevel10
•RAIDLevel5
c.Disks:Enterキーを押すと、「SELECTDISKSMENU」ウィンドウに入ります。メニュー下部に表示
される指示に従ってハードディスク・ドライブを選択し、Enterキーを押して構成を完了します。
d.StripSize:上矢印キーと下矢印キーを押して、ストリップ・サイズを選択します。
e.Capacity:RAIDボリュームの容量をカスタマイズします。デフォルトでは、RAIDボリュームに
は大きな値が設定されています。
4.Enterキーを押して、すべての5つのオプションの構成を完了します。プロンプトが出されたら、
「Y」を押して、新しいRAIDボリュームの作成を確認します。
5.新しいRAIDボリュームを作成すると、そのRAIDボリュームの情報(ID番号、名前、RAIDレベル、
ストリップ・サイズ、ボリューム・サイズ、状況、ブート可能なボリュームであるか、など)が
「DISK/VOLUMEINFORMATION」の下に表示されます。
Intel RSTe 構 成 ユ ー テ ィ リ テ ィ ー を 使 用 し た RAID ボ リ ュ ー ム の 削 除
ここでは、IntelRSTe構成ユーティリティーを使用してRAIDボリュームを削除する方法について説
明します。
RAIDボリュームを削除するには、次のようにします。
1.IntelRSTe構成ユーティリティーを開始します。47ページの「IntelRSTe構成ユーティリティーの開
始」を参照してください。
2.上矢印キーと下矢印キーを押して「DeleteRAIDVolume」を選択します。Enterキーを押して
「DELETEVOLUMEMENU」ウィンドウに入ります。
3.上矢印キーと下矢印キーを押して、不要なRAIDボリュームを選択します。Delを押すと、「RAID
Volumes」リストからRAIDボリュームが削除されます。
4.確認を求められたら「Y」を押して警告メッセージを受け入れ、選択したRAIDボリュームの
削除を確認します。
ハ ー ド デ ィ ス ク ・ ド ラ イ ブ を 非 RAID の 状 態 に リ セ ッ ト す る
ここでは、ハードディスク・ドライブを非RAIDの状態にリセットする方法について説明します。
ハードディスク・ドライブを非RAIDの状態にリセットするには、次のようにします。
1.IntelRSTe構成ユーティリティーを開始します。47ページの「IntelRSTe構成ユーティリティーの開
始」を参照してください。
2.上矢印キーと下矢印キーを押して、「ResetDiskstoNon-RAID」を選択します。Enterキーを押して、
「RESETRAIDDATA」ウィンドウに入ります。
3.上矢印キーと下矢印キーおよびスペース・キーを使用し、リセットする個々のハードディスク・ドラ
イブにマークを付けてから、Enterキーを押して選択を完了します。
4.プロンプトが出されたら、「Y」キーを押して操作のリセットを確認します。
5.リセットしたハードディスク・ドライブがRAIDボリュームの一部を構成している場合、コンピュー
ターにより、RAIDボリュームのパフォーマンス低下が検出されることがあります。この場合、再構
築プロセスを開始するハードディスク・ドライブを選択するようにプロンプトが表示されます。
6.使用可能なハードディスク・ドライブを選択し、Enterキーを押すと、再構築プロセスが開始します。
48ThinkStationP510およびP710ユーザー・ガイド

注:Escキーを押すと、再構築プロセスはキャンセルされ、RAIDボリュームはパフォーマンスが低下
した状態で維持されます。「DISK/VOLUMEINFORMATION」の「MainMenu」ウィンドウで、RAID
ボリュームの状態が「Degraded」に変更されたことを確認できます。
AVAGOMegaRAIDBIOS構成ユーティリティーを使用したRAIDクイッ
ク・セットアップ
注:
•AVAGOMegaRAIDSASアダプターおよびAVAGOMegaRAIDBIOS構成ユーティリティーは、一部のモ
デルでのみ使用できます。
•ここで説明する手順は、AVAGOMegaRAIDSASアダプターを使用して基本的なRAID機能をすばやく
セットアップするための方法です。このアダプターを使用して高度なセットアップや構成を行う方
法については、http://support.lenovo.com/en_US/guides-and-manuals/detail.page?DocID=UM007543に掲載
されている「
ド)を参照してください。
このセクションでは、次のトピックについて説明します。
•49ページの「SATAまたはSASハードディスク・ドライブ」
•50ページの「AVAGOMegaRAIDBIOS構成ユーティリティーの開始」
•50ページの「AVAGOMegaRAIDBIOS構成ユーティリティーを使用したRAIDボリュームの作成」
•51ページの「AVAGOMegaRAIDBIOS構成ユーティリティーを使用したRAIDボリュームの削除」
•51ページの「ホット・スペア・ハードディスク・ドライブの設定」
MegaRAID SAS Software User Guide
」(MegaRAIDSASソフトウェア・ユーザー・ガイ
SATAまたはSASハードディスク・ドライブ
ご使用のコンピューターに、サポートされる次のRAIDのレベルに応じて必要な最小数のSATAまたは
SASハードディスク・ドライブが取り付けられていることを確認してください。
•RAIDレベル0-ストライプ・ディスク・アレイ
–1台以上のハードディスク・ドライブで構成される、RAIDレベル0ハードディスク・ドライブ・
グループ
–サポートされるストリップ・サイズ:8KB~1MB
–パフォーマンスの改善。耐障害性はない
•RAIDレベル00-一連のRAID0ハードディスク・ドライブ・グループが設定されたスパン・ハード
ディスク・ドライブ・グループ
–2台または4台のハードディスク・ドライブで構成される、RAIDレベル00ハードディスク・
ドライブ・グループ
–サポートされるストリップ・サイズ:8KB~1MB
–パフォーマンスの改善。耐障害性はない
•RAIDレベル1-ミラーリング・ディスク・アレイ
–2台または4台のハードディスク・ドライブで構成される、RAIDレベル1ハードディスク・
ドライブ・グループ
–読み取りパフォーマンスの向上と100%の冗長度
•RAIDレベル10-RAIDレベル0とRAIDレベル1の組み合わせ
–4台のハードディスク・ドライブで構成される、RAIDレベル10ハードディスク・ドライブ・
グループ
–データはハードディスク・ドライブ・グループにストライプされる
–高いデータ転送速度とデータの冗長性を提供
第5章.詳細設定49

•RAIDレベル5-パリティーを分散させたブロック単位のストライプ・ディスク・アレイ
–3台以上のハードディスク・ドライブで構成される、RAIDレベル5ハードディスク・ドライブ・
グループ
–サポートされるストリップ・サイズ:8KB~1MB
–パフォーマンスが高くフォールト・トレランスを備える
–RAIDレベル5は、AVAGOMegaRAIDアダプターのすべてのモデルで使用できるわけではあり
ません。
•RAIDレベル6-パリティーをデュアル分散させたブロック単位のストライプ・ディスク・アレイ
–4台以上のハードディスク・ドライブで構成される、RAIDレベル6ハードディスク・ドライブ・
グループ
–サポートされるストリップ・サイズ:8KB~1MB
–高パフォーマンスとフォールト・トレランスを備え、2台のハードディスク・ドライブが動作
しない状況にも耐えられる
–RAIDレベル6は、AVAGOMegaRAIDアダプターのすべてのモデルで使用できるわけではあり
ません。
AVAGOMegaRAIDSASアダプター・カードがコンピューターに取り付けられていること、ハード
ディスク・ドライブが(システム・ボードのコネクターではなく)このアダプター・カードに接続され
ていることを確認します。
AVAGOMegaRAIDBIOS構成ユーティリティーの開始
このセクションでは、AVAGOMegaRAIDBIOS構成ユーティリティーを開始する方法について説明し
ます。
AVAGOMegaRAIDBIOS構成ユーティリティーを開始するには、次のようにします。
1.コンピューターの起動中、画面に表示される指示に従います。
2.Ctrl+Hキーを押して、「CONTROLLERSELECTION」ウィンドウに入ります。
3.構成するコントローラーを選択して「Start」をクリックすると、AVAGOMegaRAIDBIOS構成ユー
ティリティーが開始します。
AVAGOMegaRAIDBIOS構成ユーティリティーを使用したRAIDボリュームの作成
このセクションでは、AVAGOMegaRAIDBIOS構成ユーティリティーを使用してRAIDボリュームを
作成する方法について説明します。
AVAGOMegaRAIDBIOS構成ユーティリティーを使用してRAIDボリュームを作成するには、次の
ようにします。
1.WebBIOSメイン画面で「CongurationWizard」をクリックし、「ChoosingtheConfigurationType」
ウィンドウに入ります。
2.上矢印キーと下矢印キーを押して、3種類ある構成のタイプの中からいずれかを選択します。
•ClearConguration:既存の構成を消去します。
•NewConguration:既存の構成を消去し、新規構成を作成します。
•AddConguration:既存のストレージ構成は維持して、新しいハードディスク・ドライブを追加し
ます。新規構成により、データ損失が生じることはありません。
3.「AddConguration」を選択し、「Next」をクリックします。「ConfigurationMethod」ウィンドウ
に、以下の2つのオプションが表示されます。
•ManualConguration:ハードディスク・ドライブ・グループと仮想ハードディスク・ドライブの
作成およびパラメーターの設定を手動で行います。
50ThinkStationP510およびP710ユーザー・ガイド

•AutomaticConguration:最適なRAID構成を自動的に作成します。
4.「ManualConguration」を選択し、「Next」をクリックします。「DriveGroupDefinition」ウィンド
ウが表示されます。ハードディスク・ドライブ・グループを作成するには、次のようにします。
a.グループにするハードディスク・ドライブを1台または複数台選択します(複数のハードディス
ク・ドライブを選択するときは、Ctrlキーを押しながら操作します)。
b.「AddToArray」をクリックし、選択したハードディスク・ドライブを「DriveGroups」に移動
します。
c.「AcceptDG」をクリックすると、ハードディスク・ドライブ・グループが作成されます。
d.複数のハードディスク・ドライブ・グループを作成する場合は、上記のステップを繰り返します。
5.「Next」をクリックします。「SpanDefinition」ウィンドウが表示されます。スパンに追加するハー
ドディスク・ドライブ・グループを選択し、「AddtoSPAN」をクリックします。必要なすべての
ハードディスク・ドライブ・グループを選択するまで、このステップを繰り返します。
6.「Next」をクリックします。「VirtualDriveDefinition」ウィンドウが表示されます。仮想ハードディ
スク・ドライブのオプションを、画面に表示されるデフォルト設定から必要な設定に変更します。
「Accept」をクリックし、画面の指示に従って、設定をカスタマイズします。
7.「Next」をクリックすると、「Preview」ウィンドウが表示されます。
8.設定を確認し、「Accept」をクリックします。
9.「Yes」をクリックすると、構成が保存されます。
AVAGOMegaRAIDBIOS構成ユーティリティーを使用したRAIDボリュームの削除
このセクションでは、AVAGOMegaRAIDBIOS構成ユーティリティーを使用してRAIDボリュームを
削除する方法について説明します。
AVAGOMegaRAIDBIOS構成ユーティリティーを使用してRAIDボリュームを削除するには、次の
ようにします。
1.AVAGOMegaRAIDBIOS構成ユーティリティーを開始します。50ページの「AVAGOMegaRAIDBIOS
構成ユーティリティーの開始」を参照してください。
2.削除したい仮想ハードディスク・ドライブをクリックすると、「VirtualDrive」ウィンドウが表示
されます。
3.「Delete」をクリックし、「Go」をクリックします。
4.「Yes」をクリックして、変更を保存します。
ホット・スペア・ハードディスク・ドライブの設定
ここでは、ホット・スペア・ハードディスク・ドライブを設定する方法について説明します。
ホット・スペア・ハードディスク・ドライブを設定するには、次のようにします。
1.AVAGOMegaRAIDBIOS構成ユーティリティーを開始します。50ページの「AVAGOMegaRAIDBIOS
構成ユーティリティーの開始」を参照してください。
2.ホット・スペア・ハードディスク・ドライブとして設定するハードディスク・ドライブをクリックし
ます。「Drive」ウィンドウが表示されます。
3.「MakeGlobalHSP」または「MakeDedicatedHSP」を選択し、「Go」をクリックします。
4.AVAGOMegaRAIDBIOS構成ユーティリティーのメイン画面が表示され、選択したハードディスク・
ドライブがホット・スペア・ハードディスク・ドライブとして右側のペインにリストされます。
第5章.詳細設定51

52ThinkStationP510およびP710ユーザー・ガイド

第6章トラブルシューティング、診断、リカバリー
この章では、コンピューターの問題を解決するための解決策を示します。コンピューターの問題を解決す
るための基本手順に従って、トラブルシューティング、診断、リカバリーを活用してください。
•53ページの「コンピューターの問題を修正するための基本手順」
•53ページの「問題判別」
•62ページの「診断」
•64ページの「リカバリー情報」
コンピューターの問題を修正するための基本手順
コンピューターで発生している問題を解決するには、以下の手順をお勧めします。
1.次のことを確認します。
a.すべての接続デバイスのケーブルが、正しくしっかりと接続されている。
b.AC電源を必要とするすべての接続デバイスが、正しく接地された機能している電源コンセ
ントに接続されている。
c.すべての接続デバイスが、コンピューターのBIOS設定で使用可能になっている。40ページの
「デバイスを有効または無効にする」を参照してください。
これで問題が解決しない場合は、次のステップに進みます。
2.アンチウィルス・プログラムを使用して、ご使用のコンピューターがウィルスに感染していないか確
認します。プログラムでウィルスが検出された場合、ウィルスを除去します。アンチウィルス・プロ
グラムで問題が解決しない場合は、次のステップに進みます。
3.53ページの「問題判別」に移動し、発生している問題のタイプに応じた手順に従います。トラブル
シューティング手順で問題が解決しない場合は、次のステップに進みます。
4.診断プログラムを実行します。62ページの「診断」を参照してください。診断プログラムで問題が
解決しない場合は、次のステップに進みます。
5.オペレーティング・システムのリカバリーを行います。64ページの「リカバリー情報」を参照
してください。
6.これらを実行しても問題が解決しない場合は、Lenovoスマートセンターにご連絡ください。Lenovo
サポートの電話番号一覧については、http://www.lenovo.com/support/phone
サービス、テクニカル・サポートの詳細については、167ページの第8章「情報、ヘルプ、お
よびサービスの入手」を参照してください。
をご覧ください。ヘルプ、
問題判別
注意:コンピューターを開けたり修復を試みたりする前に、iiiページの「はじめにお読みください:重要
な安全上の注意」を必ず読んで理解してください。
問題の症状が明確である場合は、トラブルシューティング情報を使用して解決策を見つけることが
できます。
起動の問題
電源ボタンを押してもコンピューターが起動しない。
解決策:
次のことを確認します。
©CopyrightLenovo2016,2018
53

•電源コードがコンピューターの背面および動作している電源コンセントに正しく接続されている。
•コンピューターの背面に2次電源スイッチがある場合は、そのスイッチがオンになっている。
•コンピューターの前面にある電源表示ライトが点灯している。
•コンピューターの電圧が、使用する国または地域のコンセントで使用可能な電圧と一致している。
オペレーティング・システムが起動しない。
解決策:
SetupUtilityプログラムで設定した始動デバイス順序に、オペレーティング・システムが存在するデバイス
が含まれていることを確認してください。通常、オペレーティング・システムは内蔵ストレージ・ドライ
ブ上にあります。詳しくは、44ページの「始動デバイス順序の永続的な変更」を参照してください。
オペレーティング・システムが起動する前に、コンピューターのビープ⾳が複数回鳴る。
解決策:
故障しているキーがないことを確認してください。
オーディオの問題
Windowsオペレーティング・システムで⾳声が聞こえない。
解決策:
•オン/オフ・コントロールを備えた電源付きの外付けスピーカーを使用している場合は、以下を
確認してください。
–オン/オフ・コントロールが、「オン」の位置に設定されている。
–スピーカーの電源ケーブルが、正しく接地された、正常に機能する電源コンセントに接続され
ている。
•外付けスピーカーにボリューム・コントロールがある場合は、ボリュームの設定が小さすぎない
か確認します。
•タスクバーのWindows通知領域にある音量アイコンをクリックします。スピーカーのミュート設定が
選択されていないか、ボリューム設定のうち小さすぎるものがないか確認します。
注:音量アイコンがWindows通知領域に表示されない場合は、通知領域にアイコンを追加します。
Windowsヘルプ・システムを参照してください。
•フロント・オーディオ・パネルがあるコンピューターの場合は、ボリューム設定が低すぎないか
確認してください。
•外付けスピーカー(使用している場合はヘッドホン)が、コンピューターのオーディオ・コネク
ターに正しく接続されていることを確認します。大部分のスピーカー・ケーブルは、コネクターと
一致する色に色分けされています。
注:外付けスピーカーまたはヘッドホンのケーブルをオーディオ・コネクターに接続すると、内部ス
ピーカー(装備されている場合)は無効になります。ほとんどの場合、オーディオ・アダプターを拡張ス
ロットのいずれかに取り付けると、システム・ボードに組み込まれているオーディオ機能が使用不可に
なります。このため、オーディオ・アダプターのオーディオ・コネクターを使用する必要があります。
•実行中のプログラムがWindowsオペレーティング・システムでの使用を意図したものであることを確
認してください。プログラムがDOSで実行されるように設計されている場合は、Windowsサウンド機
能を使用しないでください。プログラムでSoundBlasterProあるいはSoundBlasterエミュレーション
を使用するように構成する必要があります。
•オーディオ・デバイス・ドライバーが正しくインストールされていることを確認します。
54ThinkStationP510およびP710ユーザー・ガイド

⾳が外付けスピーカーの⽚⽅から聞こえる。
解決策:
•スピーカー・ケーブルがコンピューターのコネクターに完全に挿入されていることを確認します。
•ご使用のWindowsのバージョンに応じて、以下のいずれかを実行します。
–Windows7の場合:タスクバーのWindows通知領域にある音量アイコンをクリックします。次に、ボ
リューム・コントロールの一番上にあるスピーカー・アイコンをクリックします。
–Windows10の場合:タスクバーのWindows通知領域にある音量アイコンを右クリックします。次
に、「⾳量ミキサーを開く」をクリックして、目的のスピーカーを選択します。
注:音量アイコンがWindows通知領域に表示されない場合は、通知領域にアイコンを追加します。
次に、「レベル」タブをクリックし、バランス設定が正しく設定されていることを確認します。
CDまたはDVDの問題
CDまたはDVDが動作しない
解決策:
•電源ケーブルと信号ケーブルがドライブに確実に接続されていることを確認してください。
•ラベルを上にしてディスクが正しく挿入されていることを確認します。
•使用しているディスクが汚れていないことを確認します。ほこりや指紋を取り除くときは、きれい
な柔らかい布で、ディスクの中心から外側に向かってふいてください。ディスクを円を描くように
ふくと、データが失われる場合があります。
•使用しているディスクに傷や損傷がないことを確認します。正常であることが分かっている別のディス
クを挿入してみます。正常なディスクからも読み取れない場合は、光学式ドライブまたは光学式ドラ
イブへの配線に問題がある可能性があります。
•複数のCDドライブまたはDVDドライブ(または、CDドライブとDVDドライブの組み合わせ)をイン
ストールしてある場合は、ディスクを他のドライブに挿入してみてください。場合によっては、いず
れかのドライブのみがオーディオ・サブシステムに接続されているということがあります。
ProductRecoveryCDなどのブート可能リカバリー・メディアを使⽤してコンピューターを起動
できない。
解決策:
CDまたはDVDドライブが、SetupUtilityプログラムでBootPriorityOrderの最優先に設定されていること
を確認してください。起動順序を表示および変更する方法について詳しくは、44ページの「一時的
な起動デバイスの選択」を参照してください。
注:一部のコンピューター・モデルでは、起動順序が永続的に設定されており、変更できません。
DVDビデオではなく⿊い画⾯が表⽰される。
解決策:
•DVD再生ソフトウェアを再起動します。
•画面解像度またカラー階調を下げてみます。
•開いているファイルをすべて閉じてから、コンピューターを再起動します。
DVDムービーが再⽣されない。
解決策:
•ディスク表面に汚れや傷がないことを確認します。
第6章.トラブルシューティング、診断、リカバリー55

•ディスクまたはパッケージでリージョナル・コードを探します。場合によっては、コンピューターを使
用している地域のリージョン・コードに対応したディスクのご購入が必要になります。
DVDムービーの再⽣中に⾳声が聞こえないか、断続した⾳声のみが聞こえる。
解決策:
•コンピューターおよびスピーカーのボリューム制御の設定をチェックします。
•ディスク表面に汚れや傷がないことを確認します。
•スピーカーとの間のすべてのケーブル接続をチェックします。
•ビデオのDVDメニューを使用して、別のオーディオ・トラックを選択します。
再⽣が遅いか、むらがある。
解決策:
•アンチウィルス・テーマまたはデスクトップ・テーマなどバックグラウンド・プログラムを使用
不可にします。
•ビデオの解像度が1152x864ピクセル未満に設定されていることを確認します。
無効なディスクまたはディスクが⾒つからないことを⽰すメッセージが表⽰される。
解決策:
•ディスクの光沢のある側を下に向けた状態でディスクがドライブに入っていることを確認します。
•ビデオの解像度が1152x864ピクセル未満に設定されていることを確認します。
•DVDまたはCDが適切な光学式ドライブに挿入されていることを確認します。たとえば、DVD
をCD専用ドライブに挿入しないでください。
再現性の低い問題
再現性の低い問題とは、たまにしか発生せず、再現が難しい問題のことをいいます。
解決策:
•すべてのケーブルやコードが、コンピューターおよび接続デバイスにしっかりと接続されている
ことを確認します。
•コンピューターの電源がオンのときに、ファンの通気口がブロックされていないこと(通気口の周りを
空気が流れている)、およびファンが作動していることを確認します。空気の流れがブロックされた
り、ファンが作動していない場合は、コンピューターがオーバーヒートする可能性があります。
•SmallComputerSystemInterface(SCSI)装置が取り付けられている場合は、各SCSIチェーン内の最後
の外部装置が正しく終端されていることを確認します。詳しくは、ご使用のSCSI説明書を参照
してください。
ストレージ・ドライブの問題
SetupUtilityプログラムに⼀部またはすべてのストレージ・ドライブが表⽰されない。
解決策:
•すべてのストレージ・ドライブの信号ケーブルと電源ケーブルが正しく接続されていることを確
認します。
•コンピューターにSASストレージ・ドライブが取り付けられている場合は、AVAGOMegaRAIDSASア
ダプターが正しく接続されていることを確認します。
56ThinkStationP510およびP710ユーザー・ガイド

コンピューターが正しいストレージ・ドライブから起動しない、または「NoOperatingSystem
Found」というメッセージが表⽰される。
解決策:
•すべてのストレージ・ドライブの信号ケーブルと電源ケーブルが正しく接続されていることを確
認します。
•コンピューターが正しいストレージ・ドライブから起動することを確認します。オペレーティング・シ
ステムが存在するストレージ・ドライブを、SetupUtilityプログラムで最初の起動デバイスとして設定
します。44ページの「始動デバイス順序の永続的な変更」を参照してください。
注:まれに、オペレーティング・システムがインストールされたストレージ・ドライブが破損しているこ
とがあります。この問題が発生する場合は、このストレージ・ドライブを交換します。67ページの第7
章「ハードウェアの取り付けまたは交換」を参照してください。
イーサネットLANの問題
コンピューターがイーサネットLANに接続できない。
解決策:
•ケーブルをイーサネット・コネクターからハブのRJ45コネクターに接続します。
•SetupUtilityプログラムでイーサネットLAN機能を有効にします。39ページの「SetupUtilityプログ
ラムの使用」を参照してください。
•イーサネットLANアダプターを有効にします。
1.「スタート」ボタンをクリックして「スタート」メニューを開きます。
2.ご使用のWindowsのバージョンに応じて、以下のいずれかを実行します。
–Windows7の場合:「コントロールパネル」をクリックします。
–Windows10の場合:「Windowsシステムツール」➙「コントロールパネル」をクリック
します。
3.コントロールパネルを大きいアイコンまたは小さいアイコンで表示し、「ネットワークと共有セ
ンター」➙「アダプターの設定の変更」をクリックします。
4.イーサネットLANアダプターのアイコンを右クリックし、「有効」をクリックします。
•イーサネットLANドライバーを更新または再インストールします。30ページの「コンピューターを常
に最新の状態に保持する」を参照してください。
•ネットワーク環境に必要なネットワーク・ソフトウェアをすべてインストールします。必要なネット
ワーク・ソフトウェアについては、LAN管理者に問い合わせてください。
•スイッチ・ポートとアダプターに対して同じ全二重を設定します。アダプターを全二重に設定した場合
は、スイッチ・ポートも全二重に設定されているかどうかを確認します。不適切な全二重モードを設定
すると、パフォーマンスが低下したり、データが脱落したり、接続が切れたりする可能性があります。
ギガビット・イーサネット・モデルのコンピューターを1000Mbpsで使⽤すると、イーサネットLAN接
続に失敗するか、エラーが発⽣する。
解決策:
カテゴリー5配線と100BASE-Tハブ/スイッチ(100BASE-X以外)を使用して、ネットワーク・ケーブ
ルをイーサネット・コネクターに接続します。
ギガビット・イーサネット・モデルのコンピューターでは1000Mbpsでネットワークに接続でき
るはずなのに、速度が100Mbpsしか出ない。
解決策:
第6章.トラブルシューティング、診断、リカバリー57

•ほかのケーブルを試してください。
•リンク・パートナーを自動調整に設定します。
•スイッチを802.3ab準拠(銅線ギガビット)に設定します。
WakeOnLAN機能が作動しない。
解決策:
SetupUtilityプログラムでWakeOnLAN機能を有効にします。39ページの「SetupUtilityプログラムの使
用」を参照してください。
ワイヤレスLANの問題
注:ワイヤレスLAN機能は、一部のモデルでのみ使用可能です。
ワイヤレスLAN機能が作動しない。
解決策:
•SetupUtilityプログラムでワイヤレスLAN機能を有効にします。39ページの「SetupUtilityプログ
ラムの使用」を参照してください。
•Windows10の場合は、「Windowsの設定」でワイヤレスLAN機能を有効にします。「スタート」
ボタンをクリックして「スタート」メニューを開き、「設定」➙「ネットワークとインターネッ
ト」➙「Wi-Fi」をクリックします。Wi-Fi機能をオンにします。
•ワイヤレスLANアダプターを有効にします。
1.「スタート」ボタンをクリックして「スタート」メニューを開きます。
2.ご使用のWindowsのバージョンに応じて、以下のいずれかを実行します。
–Windows7の場合:「コントロールパネル」をクリックします。
–Windows10の場合:「Windowsシステムツール」➙「コントロールパネル」をクリック
します。
3.コントロールパネルを大きいアイコンまたは小さいアイコンで表示し、「ネットワークと共有セ
ンター」➙「アダプターの設定の変更」をクリックします。
4.ワイヤレスLANアダプターのアイコンを右クリックし、「有効」をクリックします。
•ワイヤレスLANドライバーを更新または再インストールします。30ページの「コンピューターを常に
最新の状態に保持する」を参照してください。
Bluetoothの問題
注:Bluetooth機能は、一部のモデルでのみ使用可能です。
Bluetooth機能が作動しない。
解決策:
•SetupUtilityプログラムでBluetooth機能を有効にします。39ページの「SetupUtilityプログラムの使
用」を参照してください。
•Bluetoothデバイスを有効にするには、Windowsのバージョンに応じて、以下のいずれかを実行します。
–Windows7の場合:
1.「スタート」ボタンをクリックして「スタート」メニューを開きます。「コンピューター」を
右クリックしてから、「プロパティ」をクリックします。
2.「デバイスマネージャー」をクリックします。管理者パスワードの入力または確認を求め
られることがあります。
58ThinkStationP510およびP710ユーザー・ガイド

3.「Bluetooth無線」を展開してBluetoothデバイスを表示します。次に、各Bluetoothデバイスを
右クリックし、「有効」をクリックします。
4.「ネットワーク・アダプター」を展開します。次に、各Bluetoothデバイスを右クリック
し、「有効」をクリックします。
–Windows10の場合:
1.「スタート」ボタンを右クリックして「スタート」のコンテキスト・メニューを開きます。
2.「デバイスマネージャー」をクリックします。管理者パスワードの入力または確認を求め
られることがあります。
3.「Bluetooth」を展開してBluetoothデバイスを表示します。次に、各Bluetoothデバイスを右ク
リックし、「デバイスを有効にする」をクリックします。
4.「ネットワーク・アダプター」を展開します。次に、各Bluetoothデバイスを右クリックし、
「デバイスを有効にする」をクリックします。
•Windows10でBluetooth無線をオンにするには、次のようにします。
1.「スタート」ボタンをクリックして「スタート」メニューを開きます。
2.「設定」➙「デバイス」➙「Bluetoothとその他のデバイス」をクリックします。
3.「Bluetooth」のスイッチをオンにしてBluetooth機能を有効にします。
•Bluetoothドライバーを更新または再インストールします。30ページの「コンピューターを常に最
新の状態に保持する」を参照してください。
Bluetoothヘッドセットまたはヘッドホンから⾳が出ない。
解決策:
Bluetoothヘッドセットまたはヘッドホンをデフォルトのデバイスとして設定します。
1.サウンド・デバイスを使用するアプリケーション(WindowsMediaPlayerなど)を終了します。
2.タスクバーのWindows通知領域にある音量アイコンを右クリックします。
注:音量アイコンがWindows通知領域に表示されない場合は、通知領域にアイコンを追加します。
Windowsヘルプ・システムを参照してください。
3.「再⽣デバイス」をクリックします。
4.ヘッドセット・プロファイルを使用している場合は、「Bluetoothハンズフリーオーディオ」を選択
して、「既定値に設定」をクリックします。AVプロファイルを使用している場合は、「ステレオ
オーディオ」を選択して、「既定値に設定」をクリックします。
5.「OK」をクリックします。
パフォーマンス上の問題
断⽚化された多数のファイルがストレージ・ドライブに存在する。
解決策:
Windowsのディスク・デフラグ機能またはディスク最適化機能を使って、ファイルをクリーンアッ
プします。
注:ストレージ・ドライブの容量およびストレージ・ドライブに保存されているデータの量によっては、
ディスクのデフラグ・プロセスを完了するのに数時間かかる場合があります。
1.開いているプログラムとウィンドウを閉じます。
2.「スタート」ボタンをクリックして「スタート」メニューを開きます。
3.ご使用のWindowsのバージョンに応じて、以下のいずれかを実行します。
第6章.トラブルシューティング、診断、リカバリー59

•Windows7の場合:「コンピューター」をクリックします。
•Windows10の場合:「Windowsシステムツール」➙「エクスプローラー」➙「PC」の順
にクリックします。
4.Cドライブを右クリックし、次に「プロパティ」をクリックします。
5.「ツール」タブをクリックします。
6.ご使用のWindowsのバージョンに応じて、以下のいずれかを実行します。
•Windows7の場合:「今すぐ最適化」をクリックします。目的のドライブを選択し、「ディス
クの最適化」をクリックします。
•Windows10の場合:「最適化」をクリックします。目的のドライブを選択し、「最適化」をク
リックします。
7.画面上の指示に従います。
ストレージ・ドライブのフリー・スペースが不⼗分である。
解決策:
ストレージ・ドライブのスペースを解放します。
•電子メール・アプリケーションの「Inbox」(受信箱)、「SentItems」(送信項目)、および「Deleted
Items」(削除済み項目)の各フォルダーを空にします。
•Cドライブをクリーンアップします。
1.「スタート」ボタンをクリックして「スタート」メニューを開きます。
2.ご使用のWindowsのバージョンに応じて、以下のいずれかを実行します。
–Windows7の場合:「コンピューター」をクリックします。
–Windows10の場合:「Windowsシステムツール」➙「エクスプローラー」➙「PC」の順
にクリックします。
3.Cドライブを右クリックし、次に「プロパティ」をクリックします。
4.空き領域のサイズを確認し、「ディスククリーンアップ」をクリックします。
5.不必要なファイル・カテゴリーのリストが表示されます。削除する各ファイル・カテゴリーを選
択し、「OK」をクリックします。
•Windowsの一部の機能をオフにするか、不要なプログラムを削除します。
1.「スタート」ボタンをクリックして「スタート」メニューを開きます。
2.ご使用のWindowsのバージョンに応じて、以下のいずれかを実行します。
–Windows7の場合:「コントロールパネル」をクリックします。
–Windows10の場合:「Windowsシステムツール」➙「コントロールパネル」をクリック
します。
3.「コントロールパネル」を大きいアイコンまたは小さいアイコンで表示し、「プログラムと
機能」をクリックします。
4.以下のいずれかを行います。
–Windowsの一部の機能をオフにするには、「Windowsの機能の有効化または無効化」をク
リックします。画面上の指示に従います。
–不要なプログラムを削除するには、削除するプログラムを選択し、「アンインストールと変
更」または「アンインストール」をクリックします。
メモリーのフリー・スペースが不⼗分である。
解決策:
60ThinkStationP510およびP710ユーザー・ガイド

•タスクバーの空白領域を右クリックして「タスクマネージャー」を開きます。次に、実行していな
いタスクをいくつか終了させます。
•追加のメモリー・モジュールを取り付けます。67ページの第7章「ハードウェアの取り付けまたは交
換」を参照してください。メモリー・モジュールを購入するには、
http://www.lenovo.com
にアクセスしてください。
シリアル・コネクターの問題
シリアル・コネクターにアクセスできない。
解決策:
•シリアル・ケーブルをコンピューターのシリアル・コネクターからシリアル・デバイスに接続しま
す。シリアル・デバイス用の電源コードがある場合は、その電源コードを接地された電源コンセ
ントに接続します。
•シリアル・デバイスの電源を入れ、デバイスをオンライン状態にします。
•シリアル・デバイスに付属のアプリケーション・プログラムをインストールします。詳しくは、シリア
ル・デバイスに付属の説明書を参照してください。
•シリアル・コネクター・アダプターを1つ追加した場合は、アダプターを正しく取り付けている
ことを確認してください。
USBデバイスの問題
USBデバイスにアクセスできない。
解決策:
•USBケーブルをUSBコネクターからUSBデバイスに接続します。USBデバイス用の電源コードがある
場合は、その電源コードを接地された電源コンセントに接続します。
•USBデバイスの電源を入れ、デバイスをオンライン状態にします。
•USBデバイスに付属のデバイス・ドライバーまたはアプリケーション・プログラムをすべてインス
トールします。詳しくは、USBデバイスに付属の説明書を参照してください。
•USBコネクターを取り外してから再接続し、USBデバイスをリセットします。
ソフトウェアおよびドライバーの問題
⼀部のプログラムで、⽇付を正しい順序でソートできない。
解決策:
2000年より前に作成された一部のプログラムでは、年の上2桁が19になると推測されるため、下2桁の
みが日付のソートに使用されます。このため、日付を正しい順序にソートできません。ご使用のソフト
ウェアの更新が使用可能かどうか、製造メーカーに確認してください。多くのソフトウェア製造メー
カーでは、ワールド・ワイド・ウェブから更新を入手できるようにしています。
⼀部のアプリケーション・プログラムが思ったように作動しない。
解決策:
1.アプリケーション・プログラムによって問題が引き起こされているかどうかを確認します。
a.ソフトウェアにコンピューターとの換性があることを確認します。詳しくは、ソフトウェアに
付属の資料を参照してください。
b.他のソフトウェアはコンピューター上で正常に作動していることを確認します。
第6章.トラブルシューティング、診断、リカバリー61

c.使用しているソフトウェアが別のコンピューターでは作動することを確認します。
2.アプリケーション・プログラムによって問題が引き起こされている場合:
•プログラムに付属の印刷資料またはプログラムのヘルプ・システムでトラブルシューティング
情報を参照します。
•プログラムを更新します。30ページの「コンピューターを常に最新の状態に保持する」を
参照してください。
•プログラムをアンインストールして再インストールします。コンピューターに初期インストールさ
れているプログラムをダウンロードするには、http://www.lenovo.com/support
の指示に従います。
デバイス・ドライバーの問題でデバイスが正常に作動しない。
解決策:
デバイス・ドライバーを更新します。30ページの「コンピューターを常に最新の状態に保持する」
を参照してください。
にアクセスし、画面
診断
注:Windows7またはWindows10以外のWindowsオペレーティング・システムを使用している場合は、
http://www.lenovo.com/diagsでコンピューターの診断に関する情報をご覧ください。
コンピューターのハードウェア・コンポーネントをテストするには、診断プログラムを使用します。
診断プログラムは、コンピューターの正常動作を妨げるオペレーティング・システム制御設定の報
告も行います。
診断プログラム
ご使用のコンピューターには、以下の診断プログラムが付属しています。この診断プログラムを使用する
と、ハードウェア障害を見つけることができます。
LenovoSolutionCenter
LenovoSolutionCenterを使用すると、コンピューターに関連した問題のトラブルシューティングと解決を
行うことができます。このプログラムでは、診断テストとシステム情報収集が行われ、セキュリティー状
況、サポート情報、最大限のシステム・パフォーマンスを実現するためのヒントが提示されます。
ThinkStationDiagnostics
ThinkStationDiagnosticsはコンピューターに初期インストールされています。また、次のWebサイトから
ダウンロードすることもできます。
http://www.lenovo.com/diags
注:Windows7をお客様ご自身でインストールする場合、ThinkStationDiagnosticsとLenovoSolutionCenter
の両方のプログラムを同じコンピューターで使用する場合は、先にLenovoSolutionCenterをインストー
ルしてからThinkStationDiagnosticsをインストールしてください。
ThinkStationDiagnosticsを使用して、コンピューターの問題のトラブルシューティングと解決を行うこ
とができます。このプログラムは、コンピューターのリアルタイム・ハードウェア診断モニタリング
機能によって検出された問題を通知します。また、問題の詳細を提供し、考えられる原因を分析して
解決策を提供します。
LenovoSolutionCenterおよびThinkStationDiagnosticsプログラムを開くには、17ページの「コンピュー
ターのプログラムへのアクセス」を参照してください。
62ThinkStationP510およびP710ユーザー・ガイド

LenovoSolutionCenterおよびThinkStationDiagnosticsの使用について詳しくは、プログラムのヘルプ
情報システムを参照してください。
LenovoSolutionCenterまたはThinkStationDiagnosticsを実行しても問題の切り分けおよび修復ができない場
合は、プログラムで作成されたログ・ファイルを保存して印刷してください。Lenovoテクニカル・サポー
ト担当者に連絡する際には、このログ・ファイルが必要になる場合があります。
ハードウェアの診断
お使いのコンピューターは、ハードウェアの診断をサポートしています。この機能は、ご使用のコン
ピューターがハードウェア・コンポーネントをリアルタイムで監視し、通常の使用中には検出しにくい問
題がないかを調べることができます。コンピューターが問題またはエラーを検出すると、コンピューター
の前面にある診断インジケーターが点灯または点滅します。1ページの「前面」を参照してください。
問題またはエラーについて詳しくは、以下を行ってください。
1.コンピューター前面の診断USBコネクターに以下のいずれかのデバイスを接続します。
•USBキー
•LenovoWorkstationDiagnosticsアプリケーションがインストールされたAndroid
1ページの「前面」を参照してください。
2.診断データがコンピューターからUSBデバイスに転送されるまで、約10~15秒待ちます。デー
タ転送中は、診断インジケーターがすばやく点滅します。データ転送が完了すると、インジケー
ターは点滅を止め点灯したままになります。
TM
デバイス
注:診断データは、診断インジケーターが点灯中またはエラーを検出して点滅中に、診断USBコネ
クターを使用してのみ転送できます。通常の状態では、診断USBコネクターは標準USB3.0コネ
クターとして機能します。
3.使用しているのがUSBキーかAndroidデバイス(スマートフォンなど)かによって、以下のいず
れかを実行します。
•USBキーを使用する場合、USBキーのエラー・データの読み取り方法については、
http://support.lenovo.com/workstation_diagnosticsにアクセスしてください。
•LenovoWorkstationDiagnosticsアプリがインストールされたAndroidデバイスを使用している場合
は、エラーの詳細についてはアプリケーションを開きます。LenovoWorkstationDiagnosticsアプリ
の詳細については、次のWebサイトにアクセスしてください。
http://www.thinkworkstationsoftware.com/diags.html
ご使用のコンピューターでの診断USBコネクターの使用方法、エラー・コードの解読、またはLenovo
WorkstationDiagnosticsアプリの使用方法について詳しくは、次のWebサイトにアクセスしてください。
http://www.thinkworkstationsoftware.com/diags.html
ハードウェア診断機能は、ご使用のコンピューターではデフォルトで使用可能になります。この機能を無
効にするには、次のようにします。
1.SetupUtilityプログラムを始動します。39ページの「SetupUtilityプログラムの始動」を参照して
ください。
2.SetupUtilityプログラムのメイン・メニューで、「Advanced」➙「Diagnostics」の順に選択し、
Enterキーを押します。
3.「Real-timeDiagnosticsMonitoring」を選択し、Enterキーを押します。次に「Disabled」を選択
し、Enterキーを押します。
4.F10キーを押して、変更内容を保存し、SetupUtilityプログラムを終了します。
第6章.トラブルシューティング、診断、リカバリー63

リカバリー情報
ここでは、オペレーティング・システムを復元する方法について説明します。
注:オペレーティング・システムの復元後にデバイスが正常に作動しない場合は、デバイス・ドライバー
を更新してください。30ページの「コンピューターを常に最新の状態に保持する」を参照してください。
Windows7のリカバリー情報
Windows7オペレーティング・システムのリカバリーを行うには、次の解決策を使用します。
•Windowsのリカバリー方法を使用します。
–「システムの復元」を使用してシステム・ファイルおよび設定を以前の時点に復元します。
1.「スタート」ボタンをクリックして「スタート」メニューを開きます。
2.「コントロールパネル」をクリックします。コントロールパネルを大きいアイコンまたは小さ
いアイコンで表示して、「回復」➙「システムの復元を開く」をクリックします。
3.画面上の指示に従います。
–次のようにしてWindows回復環境を使用します。
–数回連続してブートに失敗した場合、Windows回復環境が自動的に開始される場合があります。
画面の指示に従って、適切なリカバリー方法を選択します。
–コンピューターの電源をオンにするか、再起動します。次に、「AdvancedBootOptions」ウィンド
ウが開くまで、繰り返しF8キーまたはFn+F8キー(キーボード設定によって異なります)を押し
たり放したりします。「コンピューターを修復する」を選択してEnterキーを押し、画面の指示に
従って適切なリカバリー方法を選択します。
•RecoveryMediaCreatorプログラムであらかじめ作成したリカバリー・メディアを使用すると、Cドライ
ブのみ、またはすべてのストレージ・ドライブを工場出荷時の状態に復元できます。
1.起動デバイスとしてリカバリー・メディアを選択します。44ページの「一時的な起動デバイ
スの選択」を参照してください。
2.画面の指示に従って、適切なリカバリー方法を選択します。
•Lenovoが提供するリカバリー・ディスク・セットを使い、ストレージ・ドライブ全体を工場出
荷時の状態に復元します。
–コンピューターにリカバリー・ディスク・セットが付属している場合は、ディスク・セットに
付属する指示に従います。
–コンピューターにリカバリー・ディスク・セットが付属していない場合は、Lenovoスマートセン
ターにご連絡のうえ、リカバリー・ディスク・セットをご注文ください。168ページの「サービ
スの依頼」を参照してください。
Windows10のリカバリー情報
Windows10オペレーティング・システムのリカバリーを行うには、次の解決策を使用します。
•Windowsのリカバリー方法を使用します。
–「Windowsの設定」のリカバリー方法を使用します。
1.「スタート」ボタンをクリックして「スタート」メニューを開きます。
2.「設定」➙「更新とセキュリティ」➙「回復」の順にクリックします。
3.画面の指示に従って、適切なリカバリー方法を選択します。
–「システムの復元」を使用してシステム・ファイルおよび設定を以前の時点に復元します。
1.「スタート」ボタンをクリックして「スタート」メニューを開きます。
64ThinkStationP510およびP710ユーザー・ガイド

2.「Windowsシステムツール」➙「コントロールパネル」をクリックします。
3.コントロールパネルを大きいアイコンまたは小さいアイコンで表示して、「回復」➙「シ
ステムの復元を開く」をクリックします。
4.画面上の指示に従います。
–バックアップからファイルを復元するためには、「ファイル履歴」ツールを使用します。
注:バックアップからファイルを復元するために「ファイル履歴」ツールを使用する場合は、あ
らかじめこのツールでデータをバックアップしてください。
1.「スタート」ボタンをクリックして「スタート」メニューを開きます。
2.「Windowsシステムツール」➙「コントロールパネル」をクリックします。
3.コントロールパネルを大きいアイコンまたは小さいアイコンで表示して、「ファイル履歴」➙
「個⼈⽤ファイルの復元」をクリックします。
4.画面上の指示に従います。
–次のようにしてWindows回復環境を使用します。
–数回連続してブートに失敗した場合、Windows回復環境が自動的に開始される場合があります。
画面の指示に従って、適切なリカバリー方法を選択します。
–Windowsツールを使用してあらかじめ作成したリカバリー・メディアを起動デバイスとして選択
します。44ページの「一時的な起動デバイスの選択」を参照してください。次に、画面の指示に
従って、適切なリカバリー方法を選択します。
注:リカバリー・メディアを作成するには、30ページの「保守の実行」を参照してください。
•Lenovoが提供するリカバリーUSBキーを使い、ストレージ・ドライブ全体を工場出荷時の状態
に復元します。
–コンピューターにリカバリーUSBキーが付属している場合は、USBキーの説明書に従ってください。
–コンピューターにリカバリーUSBキーが付属していない場合は、Lenovoスマートセンターにご
連絡のうえ、リカバリーUSBキーをご注文ください。168ページの「サービスの依頼」を参照
してください。
第6章.トラブルシューティング、診断、リカバリー65

66ThinkStationP510およびP710ユーザー・ガイド

第7章ハードウェアの取り付けまたは交換
この章には以下のトピックが含まれています。
•67ページの「静電気の影響を受けやすいデバイスの取り扱い」
•67ページの「コンピューターの準備とコンピューター・カバーの取り外し」
•68ページの「ハードウェアの取り付けまたは交換」
•164ページの「部品交換の完了」
静電気の影響を受けやすいデバイスの取り扱い
障害のある部品を取り外し、新しい部品を取り付ける準備ができるまで、新しい部品が梱包されている帯
電防止パッケージを開かないでください。静電気は人体には無害ですが、ご使用のコンピューターのコン
ポーネントやオプションには重大な損傷を与える可能性があります。
静電気による損傷を回避するために、オプションやその他の構成部品を取り扱う際には、次の注意を
守ってください。
•身体の動きを最小限にとどめてください。動くと、周囲に静電気が蓄積されることがあります。
•オプションおよびその他のコンピューターの構成部品は常に注意して取り扱ってください。
PCI/PCI-Expressカード、メモリー・モジュール、システム・ボード、およびマイクロプロセッサーを取
り扱うときは、端を持ってください。回路のはんだ付けした部分には決して手を触れないでください。
•他の人がオプションやその他のコンピューターの構成部品に触れないようにしてください。
•部品が入っている帯電防止パッケージを、コンピューターの金属の拡張スロット・カバーか、その他の
塗装されていない金属面に2秒間以上接触させてください。これにより、パッケージと人体に蓄積され
た静電気を低減してから、新しい部品の取り付けまたは交換を行うことができます。
•新しい部品を帯電防止パッケージから取り出した後は、部品をできるだけ下に置かず、コンピュー
ターに直接取り付けてください。これができない場合は、帯電防止パッケージを平らな場所に置
き、その上に部品を置くようにしてください。
•コンピューターのカバーやその他の金属面の上に部品を置かないようにする。
コンピューターの準備とコンピューター・カバーの取り外し
注意:コンピューターを開けたり修復を試みたりする前に、iiiページの「はじめにお読みください:重要
な安全上の注意」を必ず読んで理解してください。
警告:
コンピューターのカバーを開く場合は、コンピューターの電源をオフにし、数分待ってコンピューターの
温度が下がってから⾏ってください。
コンピューターのハードウェア・コンポーネントの取り付けまたは取り外しを行う前に、次の手順でコン
ピューターの準備とコンピューター・カバーの取り外しを行ってください。
1.メディアをドライブから取り出し、接続されているすべてのデバイスおよびコンピューターの電
源をオフにします。次に、すべての電源コードをコンセントから抜き、コンピューターに接続さ
れているすべてのケーブルを取り外します。
2.コンピューター・カバーを固定しているロック装置をアンロックします。33ページの「コン
ピューターのロック」を参照してください。
©CopyrightLenovo2016,2018
67

3.コンピューター・カバー・ラッチのハンドルのくぼみ1を押すと、ハンドルが持ち上がります。図
のようにハンドルを起こし、ハンドルを引いてカバーをシャーシから取り外します。
図 12. コ ン ピ ュ ー タ ー ・ カ バ ー の 取 り 外 し
ハードウェアの取り付けまたは交換
ここでは、コンピューターのハードウェアの取り付けと交換の方法について説明します。ハードウェアの
取り付けと交換によって、コンピューターの機能の拡張、およびコンピューターの保守ができます。
注意:コンピューターを開けたり修復を試みたりする前に、iiiページの「はじめにお読みください:重要
な安全上の注意」を必ず読んで理解してください。
注:
•ご使用のコンピューター・モデルによっては、このセクションの一部のハードウェア部品が付属し
ていないことがあります。
•Lenovoが提供しているコンピューター部品のみを使用してください。
•オプションの取り付けや交換の際には、このセクション内の該当する説明に加えて、そのオプションに
付属しているマニュアルも参照してください。
•故障したCRUは、一部を除くほとんどの国や地域で、Lenovoへの返品をお願いしています。返品につ
いてのご案内をCRUに同梱するか、またはCRUの到着から数日内にお送りします。
外部オプション
外部スピーカー、プリンター、またはスキャナーなどの外部オプションをコンピューターと接続できま
す。一部の外部オプションでは、接続を行うために追加のソフトウェアをインストールする必要がありま
す。外部オプションを取り付けるときは、1ページの「前面」および3ページの「背面」を参照して必要
なコネクターを確認してください。次に、各オプションに付属の説明書を参照して接続を行い、必要なソ
フトウェアまたはデバイス・ドライバーをインストールします。
68ThinkStationP510およびP710ユーザー・ガイド

直冷式エアー・バッフル
注意:コンピューターを開けたり修復を試みたりする前に、iiiページの「はじめにお読みください:重要
な安全上の注意」を必ず読んで理解してください。
直冷式エアー・バッフルを取り外すには、以下の手順を実行します。
1.コンピューターの準備をします。67ページの「コンピューターの準備とコンピューター・カバー
の取り外し」を参照してください。
2.直冷式エアー・バッフルのハンドルをつかんで直冷式エアー・バッフルを引き、コンピューター
から取り外します。
図 13. 直 冷 式 エ ア ー ・ バ ッ フ ル の 取 り 外 し
直冷式エアー・バッフルを再び取り付けるには、以下の手順を実行します。
第7章.ハードウェアの取り付けまたは交換69

1.直冷式エアー・バッフル上部および下部のプラスチック製ボードを、コンピューター・シャーシ
の小さなすき間1に合わせます。
図 14. 直 冷 式 エ ア ー ・ バ ッ フ ル の 取 り 付 け
2.所定の位置にしっかりと固定されるまで、直冷式エアー・バッフルを押します。
注:必要に応じて、シャーシ内の他のコンポーネントからの干渉を避けるために直冷式エアー・バッ
フルの位置を微調整します。
次に⾏うこと:
•別のハードウェアの作業を行う場合は、該当するセクションに進みます。
•取り付けまたは交換を完了する場合は、164ページの「部品交換の完了」に進みます。
光学式ドライブ・ベイ内のデバイス
注意:コンピューターを開けたり修復を試みたりする前に、iiiページの「はじめにお読みください:重要
な安全上の注意」を必ず読んで理解してください。
お使いのコンピューターの光学式ドライブ・ベイでは、次のデバイスがサポートされています。
•光学式ドライブ
•フレックス・モジュール
•フレックス・ベイ・ストレージの筐体
•フロントアクセス・ストレージの筐体
•マルチ・ドライブ変換キット
•光学式スリム・ドライブ・アダプター
下記の光学式ドライブの取り付けまたは交換方法は、フレックス・モジュールおよびフレックス・ベ
イ・ストレージの筐体でも同様です。
70ThinkStationP510およびP710ユーザー・ガイド

光学式ドライブの取り付けまたは交換は、次のように行います。
1.コンピューターの準備をします。67ページの「コンピューターの準備とコンピューター・カバー
の取り外し」を参照してください。
2.直冷式エアー・バッフルを取り外します。69ページの「直冷式エアー・バッフル」を参照して
ください。
3.使用する光学式ドライブ・ベイを確認します。7ページの「コンピューターの構成部品」を参照
してください。
4.光学式ドライブを取り付けるか、交換するかによって、以下のいずれかを実行します。
•新しい光学式ドライブを取り付ける場合は、コンピューターの前面から光学式ドライブ・ベイ下部
のクリップを押して、プラスチック・カバーを取り外します。金属製の静電気シールドが光学式ド
ライブ・ベイに取り付けられている場合は、金属製の静電気シールドを取り外します。
•古い光学式ドライブを交換する場合は、光学式ドライブの背面から信号ケーブルと電源ケーブルを
取り外します。次に、図のようにタブ
1を互いの方向に押し、光学式ドライブの背面を押してス
ライドさせ、コンピューターから取り外します。
注:フレックス・モジュールまたはフレックス・ベイ・ストレージの筐体を交換する場合は、最初
に追加のケーブルを取り外します。
図 15. 光 学 式 ド ラ イ ブ の 取 り 外 し
第7章.ハードウェアの取り付けまたは交換71

5.図のようにタブ1を互いの方向に押し、新しい光学式ドライブをコンピューターの前面から半分
までベイに差し込みます。次に、タブを離し、引き続き光学式ドライブを所定の位置に固定され
るまでスライドさせます。
図 16. 光 学 式 ド ラ イ ブ の 取 り 付 け
6.信号ケーブルと電源ケーブルを新しい光学式ドライブに接続します。
注:フレックス・モジュールまたはフレックス・ベイ・ストレージの筐体を交換する場合は、ベイと
システム・ボードまたはアダプター・カードをつなぐ追加のケーブルを接続します。
図 17. 光 学 式 ド ラ イ ブ へ の ケ ー ブ ル の 接 続
7.直冷式エアー・バッフルを再び取り付けます。69ページの「直冷式エアー・バッフル」を参照
してください。
次に⾏うこと:
•別のハードウェアの作業を行う場合は、該当するセクションに進みます。
72ThinkStationP510およびP710ユーザー・ガイド

•取り付けまたは交換を完了する場合は、164ページの「部品交換の完了」に進みます。
フロントアクセス・ストレージの筐体内のストレージ・ドライブ
注意:コンピューターを開けたり修復を試みたりする前に、iiiページの「はじめにお読みください:重要
な安全上の注意」を必ず読んで理解してください。
フロントアクセス・ストレージの筐体内のストレージ・ドライブを取り付けまたは交換できます。また、
ストレージ・ドライブはホット・スワップ対応です。ご使用のコンピューターの電源をオフにすることな
くドライブの取り付けまたは交換が可能です。
フロントアクセス・ストレージの筐体内のストレージ・ドライブは、以下の要件が満たされている場
合のみホット・スワップ対応です。
•フロントアクセス・ストレージの筐体のSATAケーブルがシステム・ボードのeSATAコネクターに接続
されている。ケーブル接続の確認について詳しくは、67ページの「コンピューターの準備とコンピュー
ター・カバーの取り外し」および7ページの「システム・ボード上の部品」を参照してください。
•コンピューターのオペレーティング・システムは、フロントアクセス・ストレージ筐体内のスト
レージ・ドライブには存在しません。
注意:上記の要件が満たされていない場合、コンピューターの電源がオンのときにストレージ・ドラ
イブの取り付けまたは交換を行わないでください。ストレージ・ドライブ内のデータが損傷する恐
れがあります。
3.5型ストレージ・ドライブ
3.5型ストレージ・ドライブの取り外しまたは取り付けを行うには、次のようにします。
1.古い3.5型ストレージ・ドライブを交換する前に、オペレーティング・システムから古いストレージ・
ドライブを安全にイジェクトします。詳しくは、Windowsヘルプ・システムを参照してください。
2.図のように付属のキーで筐体カバーのロックを解除します。切り欠き
開きます。
aを押して筐体カバーを
図 18. フ ロ ン ト ア ク セ ス ・ ス ト レ ー ジ の 筐 体 の カ バ ー を 開 く
第7章.ハードウェアの取り付けまたは交換73

3.ブラケット・カバーのくぼみを押し、傾いたカバーをつかんでブラケットをフロントアクセス・ス
トレージの筐体から引き出します。
図 19. フ ロ ン ト ア ク セ ス ・ ス ト レ ー ジ 筐 体 か ら の ブ ラ ケ ッ ト の 取 り 外 し
4.3.5型ストレージ・ドライブを取り外すには、ブラケットの両側面を広げて、3.5型ストレージ・ドラ
イブをブラケットから取り外します。
図 20. ブ ラ ケ ッ ト か ら の 3.5 型 ス ト レ ー ジ ・ ド ラ イ ブ の 取 り 外 し
74ThinkStationP510およびP710ユーザー・ガイド

5.新しい3.5型ストレージ・ドライブを取り付けるには、ブラケットの両側面を広げて、ブラケットの
ピン1を新しいドライブの対応する穴に合わせます。
注:
•回路ボードが下向きに、コネクターがブラケットの背面に向いていることを確認して下さい。
•作業中にストレージ・ドライブの回路ボードには触れないでください。
図 21. 3.5 型 ス ト レ ー ジ ・ ド ラ イ ブ の ブ ラ ケ ッ ト へ の 取 り 付 け
6.新しい3.5型ストレージ・ドライブを取り付けたブラケットを、所定の位置に固定されるまでフロン
トアクセス・ストレージ筐体の中にスライドさせます。切り欠きを押して筐体カバーを固定し、
キーを使用して筐体カバーをロックします。
図 22. フ ロ ン ト ア ク セ ス ・ ス ト レ ー ジ 筐 体 へ の 3.5 型 ス ト レ ー ジ ・ ド ラ イ ブ の 取 り 付 け
次に⾏うこと:
•別のハードウェアの作業を行う場合は、該当するセクションに進みます。
•取り付けまたは交換を完了する場合は、164ページの「部品交換の完了」に進みます。
2.5型ストレージ・ドライブ
2.5型ストレージ・ドライブの取り外しまたは取り付けを行うには、次のようにします。
1.古い2.5型ストレージ・ドライブを交換する前に、オペレーティング・システムから古いストレージ・
ドライブを安全にイジェクトします。詳しくは、Windowsヘルプ・システムを参照してください。
第7章.ハードウェアの取り付けまたは交換75

2.図のように付属のキーで筐体カバーのロックを解除します。切り欠きaを押して筐体カバーを
開きます。
図 23. フ ロ ン ト ア ク セ ス ・ ス ト レ ー ジ の 筐 体 の カ バ ー を 開 く
3.ブラケット・カバーのくぼみを押し、傾いたカバーをつかんでブラケットをフロントアクセス・ス
トレージの筐体から引き出します。
図 24. フ ロ ン ト ア ク セ ス ・ ス ト レ ー ジ 筐 体 か ら の ブ ラ ケ ッ ト の 取 り 外 し
4.2.5型ストレージ・ドライブを取り外すには、次のようにします。
a.ブラケットの両側面を広げて2.5型ストレージ・ドライブをブラケットから取り外します。
図 25. ブ ラ ケ ッ ト か ら の 2.5 型 ス ト レ ー ジ ・ ド ラ イ ブ の 取 り 外 し
76ThinkStationP510およびP710ユーザー・ガイド

b.金属製ブラケットのタブ1を持ち上げ、図のように金属製ブラケットを強く押します。次に、ブ
ラケットをスライドさせて、プラスチック製フレームから取り外します。
図 26. コ ン バ ー タ ー の プ ラ ス チ ッ ク 製 フ レ ー ム か ら の 金 属 製 ブ ラ ケ ッ ト の 取 り 外 し
c.金属製ブラケットの両側面を慎重に広げてストレージ・ドライブをブラケットから取り外します。
図 27. 金 属 製 ブ ラ ケ ッ ト か ら の ス ト レ ー ジ ・ ド ラ イ ブ の 取 り 外 し
5.新しい2.5型ストレージ・ドライブをフロントアクセス・ストレージ筐体に取り付けるには、
次のようにします。
第7章.ハードウェアの取り付けまたは交換77

a.金属製ブラケットの両側面を慎重に広げ、金属製ブラケットの4つのタブ1を新しいストレー
ジ・ドライブの対応する穴に合わせます。
注:ストレージ・ドライブのコネクターが金属製ブラケットのタブに向いていることを確認して
下さい。
図 28. 2.5 型 ス ト レ ー ジ ・ ド ラ イ ブ の 金 属 製 ブ ラ ケ ッ ト へ の 取 り 付 け
b.金属製ブラケットの4つの突起1を、プラスチック製フレームの対応するスロットに図の
ように挿入します。
図 29. 金 属 製 ブ ラ ケ ッ ト の コ ン バ ー タ ー の プ ラ ス チ ッ ク 製 フ レ ー ム へ の 挿 入
78ThinkStationP510およびP710ユーザー・ガイド

c.タブ1が軽く曲がるまで、金属製ブラケットを押し下げます。次に、タブ1が所定の位置に固
定されるまで、図に示すようにストレージ・ドライブ付きのブラケットを前方に押します。
図 30. 金 属 製 ブ ラ ケ ッ ト を コ ン バ ー タ ー の プ ラ ス チ ッ ク 製 フ レ ー ム に 取 り 付 け る
d.プラスチック製ブラケットの両側面を広げ、プラスチック製ブラケットのピン1をコンバー
ターのプラスチック製フレームの対応する穴に合わせます。
注:
•回路ボードが下向きに、コネクターがブラケットの背面に向いていることを確認して下さい。
•作業中にストレージ・ドライブの回路ボードには触れないでください。
図 31. 2.5 型 ス ト レ ー ジ ・ ド ラ イ ブ を 取 り 付 け た コ ン バ ー タ ー の プ ラ ス チ ッ ク 製 ブ ラ ケ ッ ト へ の 取 り 付 け
第7章.ハードウェアの取り付けまたは交換79

6.新しい2.5型ストレージ・ドライブを取り付けたプラスチック製ブラケットを、所定の位置に固定
されるまでフロントアクセス・ストレージ筐体の中にスライドさせます。切り欠きを押して筐体
カバーを固定し、キーを使用して筐体カバーをロックします。
図 32. 2.5 型 ス ト レ ー ジ ・ ド ラ イ ブ を 取 り 付 け た ブ ラ ケ ッ ト の フ ロ ン ト ア ク セ ス ・ ス ト レ ー ジ 筐 体 へ の 取 り 付 け
次に⾏うこと:
•別のハードウェアの作業を行う場合は、該当するセクションに進みます。
•取り付けまたは交換を完了する場合は、164ページの「部品交換の完了」に進みます。
マルチ・ドライブ変換キット内のデバイス
注意:コンピューターを開けたり修復を試みたりする前に、iiiページの「はじめにお読みください:重要
な安全上の注意」を必ず読んで理解してください。
マルチ・ドライブ変換キット(これ以降「キット」と呼びます)には、以下のコンポーネントがのいずれ
かまたは両方が付属している場合があります。
•光学式スリム・ドライブ
•内蔵ストレージ・ドライブ(ハードディスク・ドライブ、ソリッド・ステート・ドライブ、ハイブ
リッド・ドライブなど)
光学式スリム・ドライブ
光学式スリム・ドライブの取り付けまたは交換を行うには、次のようにします。
注:キットの光学式スリム・ドライブの取り付けまたは交換方法は、光学式スリム・ドライブ・アダ
プターでも同様です。
1.キットをスライドさせてシャーシから取り出します。70ページの「光学式ドライブ・ベイ内
のデバイス」を参照してください。
2.古い光学式スリム・ドライブを交換するには、次のようにします。
80ThinkStationP510およびP710ユーザー・ガイド

a.図のようにキット上部のクリップを押して穴を通し、光学式スリム・ドライブを前方に押しま
す。次に、光学式スリム・ドライブをスライドさせてキットから取り出します。
図 33. キ ッ ト か ら の 光 学 式 ス リ ム ・ ド ラ イ ブ の 取 り 外 し
b.図に示すように、ブラケットを引いてさせて、光学式スリム・ドライブから取り外します。
図 34. 光 学 式 ス リ ム ・ ド ラ イ ブ か ら の ブ ラ ケ ッ ト の 取 り 外 し
3.ブラケットの3つのタブを新しい光学式スリム・ドライブの対応する穴に合わせて、新しい光学式ス
リム・ドライブにブラケットを取り付けます。
図 35. ブ ラ ケ ッ ト の 光 学 式 ス リ ム ・ ド ラ イ ブ へ の 取 り 付 け
第7章.ハードウェアの取り付けまたは交換81

4.新しい光学式スリム・ドライブを、カチッという音がするまでキットに挿入します。光学式スリ
ム・ドライブが所定の位置に固定されます。
図 36. 光 学 式 ス リ ム ・ ド ラ イ ブ の キ ッ ト へ の 取 り 付 け
次に⾏うこと:
•別のハードウェアの作業を行う場合は、該当するセクションに進みます。
•取り付けまたは交換を完了する場合は、164ページの「部品交換の完了」に進みます。
3.5型内蔵ストレージ・ドライブ
3.5型内蔵ストレージ・ドライブのキットへの取り付けまたは交換を行うには、次のようにします。
1.キットをスライドさせてシャーシから取り出します。70ページの「光学式ドライブ・ベイ内
のデバイス」を参照してください。
2.図に示すようにクリップを押してキットの背面カバーを開きます。
図 37. 背 面 か ら キ ッ ト を 開 く
3.古い3.5型内蔵ストレージ・ドライブを交換するには、次のようにします。
82ThinkStationP510およびP710ユーザー・ガイド

a.両方のクリップを互いの方向に同時に押して、キットの背面から3.5型内蔵ストレージ・ド
ライブを引き出します。
図 38. 3.5 型 内 蔵 ス ト レ ー ジ ・ ド ラ イ ブ の 背 面 か ら の 取 り 外 し
b.ブラケットの両側面を広げて3.5型内蔵ストレージ・ドライブをブラケットから取り外します。内
蔵ストレージ・ドライブの回路ボード
1には触れないでください。
図 39. ブ ラ ケ ッ ト の 両 側 面 を 広 げ て 3.5 型 内 蔵 ス ト レ ー ジ ・ ド ラ イ ブ を 取 り 外 す
第7章.ハードウェアの取り付けまたは交換83

4.ブラケットの側面を広げ、ブラケットのピン1、2、3、4を新しい3.5型内蔵ストレージ・ドラ
イブの対応する穴に合わせます。次に、新しい3.5型内蔵ストレージ・ドライブをブラケットに取り
付けます。内蔵ストレージ・ドライブの回路ボード
5には触れないでください。
図 40. 新 し い 3.5 型 内 蔵 ス ト レ ー ジ ・ ド ラ イ ブ の ブ ラ ケ ッ ト へ の 取 り 付 け
5.新しい3.5型内蔵ストレージ・ドライブをキットの背面に挿入し、内蔵ストレージ・ドライブが所定
の位置に固定されるまで中へスライドさせます。
図 41. 新 し い 3.5 型 内 蔵 ス ト レ ー ジ ・ ド ラ イ ブ の キ ッ ト へ の 挿 入
84ThinkStationP510およびP710ユーザー・ガイド

6.キットの背面カバーを、カチッという音がするまで内側に回転させます。背面カバーが所定の位
置に固定されます。
図 42. 背 面 カ バ ー を 内 側 に 回 転 さ せ る
次に⾏うこと:
•別のハードウェアの作業を行う場合は、該当するセクションに進みます。
•取り付けまたは交換を完了する場合は、164ページの「部品交換の完了」に進みます。
2.5型内蔵ストレージ・ドライブ
2.5型内蔵ストレージ・ドライブのキットへの取り付けまたは交換を行うには、次のようにします。
1.キットをスライドさせてシャーシから取り出します。70ページの「光学式ドライブ・ベイ内
のデバイス」を参照してください。
2.図に示すようにクリップを押してキットの背面カバーを開きます。
図 43. 背 面 か ら キ ッ ト を 開 く
3.古い2.5型内蔵ストレージ・ドライブを交換するには、次のようにします。
第7章.ハードウェアの取り付けまたは交換85

a.両方のクリップを互いの方向に同時に押して、キットの背面から2.5型内蔵ストレージ・ド
ライブを引き出します。
図 44. 2.5 型 内 蔵 ス ト レ ー ジ ・ ド ラ イ ブ の 背 面 か ら の 取 り 外 し
b.ブラケットの両側面を広げて2.5型内蔵ストレージ・ドライブをブラケットから取り外します。
図 45. ブ ラ ケ ッ ト の 両 側 面 を 広 げ て 2.5 型 内 蔵 ス ト レ ー ジ ・ ド ラ イ ブ を 取 り 外 す
86ThinkStationP510およびP710ユーザー・ガイド

4.ブラケットの側面を広げ、ブラケットのピン1、2、3、4を新しい2.5型内蔵ストレージ・ドラ
イブの対応する穴に合わせます。次に、新しい2.5型内蔵ストレージ・ドライブをブラケットに取り
付けます。内蔵ストレージ・ドライブの回路ボード
5には触れないでください。
図 46. 新 し い 2.5 型 内 蔵 ス ト レ ー ジ ・ ド ラ イ ブ の ブ ラ ケ ッ ト へ の 取 り 付 け
5.新しい2.5型内蔵ストレージ・ドライブをキットの背面に挿入し、内蔵ストレージ・ドライブが所定
の位置に固定されるまで中へスライドさせます。
図 47. 新 し い 2.5 型 内 蔵 ス ト レ ー ジ ・ ド ラ イ ブ の キ ッ ト へ の 挿 入
第7章.ハードウェアの取り付けまたは交換87

6.キットの背面カバーを、カチッという音がするまで内側に回転させます。背面カバーが所定の位
置に固定されます。
図 48. 背 面 カ バ ー を 内 側 に 回 転 さ せ る
次に⾏うこと:
•別のハードウェアの作業を行う場合は、該当するセクションに進みます。
•取り付けまたは交換を完了する場合は、164ページの「部品交換の完了」に進みます。
3.5型内蔵ストレージの2.5型内蔵ストレージ・ドライブとの交換
3.5型内蔵ストレージを2.5型内蔵ストレージ・ドライブに交換するには、次のようにします。
1.最初に、3.5型内蔵ストレージ・ドライブがブラケットから取り外されていることを確認してくださ
い。82ページの「3.5型内蔵ストレージ・ドライブ」を参照してください。
2.3本のピン
図 49. 3 本 の ピ ン を 取 り 外 し 新 し い ス ロ ッ ト に 取 り 付 け る
1を取り外して、スロット2に取り付けます。
88ThinkStationP510およびP710ユーザー・ガイド

3.図に示すようにブラケットを回転させて、タブ1、2および3をスロットから外します。
図 50. ブ ラ ケ ッ ト の 回 転
4.図のようにブラケットをたたみます。
図 51. ブ ラ ケ ッ ト を た た む
第7章.ハードウェアの取り付けまたは交換89

5.タブ1、2および3を対応するスロットに挿入します。タブが所定の位置に固定されたこと
を確認します。
図 52. タ ブ の 対 応 す る ス ロ ッ ト へ の 挿 入
6.2.5型内蔵ストレージ・ドライブをブラケットに取り付けます。85ページの「2.5型内蔵ストレー
ジ・ドライブ」を参照してください。
2.5型内蔵ストレージの3.5型内蔵ストレージ・ドライブとの交換
2.5型内蔵ストレージを3.5型内蔵ストレージ・ドライブに交換するには、次のようにします。
1.2.5型内蔵ストレージ・ドライブがブラケットから取り外されていることを確認してください。85
ページの「2.5型内蔵ストレージ・ドライブ」を参照してください。
2.3本のピン
1を取り外して、スロット2に取り付けます。
図 53. 3 本 の ピ ン 1 を 取 り 外 し ス ロ ッ ト 2 に 取 り 付 け る
90ThinkStationP510およびP710ユーザー・ガイド