Lenovo ThinkStation P500, ThinkStation P700 User Guide [ja]

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ThinkStationP500およびP700
ユーザー・ガイド
マシン・タイプ番号:30A6、30A7、30A8および30A9
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注:本書および本書で紹介する製品をご使用になる前に、vページのはじめにお読みください:重要な安
全上の注意」および179ページの付録E特記事項」に記載されている情報を読んで理解してください。
第3版(2015年9⽉)
©CopyrightLenovo2014,2015.
制限付き権利に関する通知:データまたはソフトウェアが米国一般調達局(GSA:GeneralServicesAdministration)契約に
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⽬次
はじめにお読みください:重要な安全
上の注意.................v
本書をお読みになる前に...........v
保守およびアップグレード..........v
静電気の防止................vi
電源コードおよび電源アダプター........vi
延長コードおよび関連デバイス.......vii
プラグおよびコンセント..........vii
外付けデバイス..............vii
熱および製品の通気............vii
操作環境.................viii
レーザー規格に関する記述.........viii
電源機構について..............ix
クリーニングと保守.............ix
第1章.各部の名称と役割........1
位置....................1
コンピューターの前面にあるコネクター、コ
ントロール、インジケーターの位置.....2
コンピューターの背面にあるコネクターの位
置...................2
構成部品の位置.............6
システム・ボード上の部品の位置......6
内蔵ドライブの位置..........10
マシン・タイプとモデル・ラベルの位置..11
機能...................11
仕様...................15
Lenovoプログラム.............15
コンピューターのプログラムへのアクセス.15
Lenovoプログラムの概要........16
第2章.コンピューターの活⽤....19
お客様登録................19
Windowsのショートカット・キーの使用....19
指紋認証の使用..............19
ホイール・マウスの使用..........20
電源を管理する..............20
拡張および電力インターフェース機構(ACPI)
BIOS.................20
AutomaticPower-On機能.........20
コンピューターの音量設定.........21
ディスクの使用..............21
光学式ドライブの使用.........21
ディスクの取り扱いと保管........22
ディスクの再生と取り出し........22
ディスクへの記録...........22
Windows8.1オペレーティング・システムの画面
間の移動.................23
Windows8.1オペレーティング・システムでコン
トロールパネルにアクセスする.......24
よくある質問と答え............24
第3章.コンピューターを快適に使
う...................27
ユーザー補助と使いやすさ.........27
ワークスペースの準備.........27
作業の快適性.............27
グレア(まぶしさ)と照明........28
換気.................28
電源コンセントおよびケーブルの長さ...28
ユーザー補助情報...........28
他の国や地域へのコンピューターの移動....31
第4章.セキュリティー........33
セキュリティー機構............33
コンピューター・カバーのロック.......34
Kensingtonスタイルのケーブル・ロックの取り付
け....................36
パスワードおよびWindowsアカウントの使用..36
指紋認証の使用..............37
ファイアウォールの使用..........37
ウィルスからのデータの保護........37
第5章.詳細設定...........39
SetupUtilityプログラムの使用........39
SetupUtilityプログラムの始動......39
設定値の表示と変更..........39
BIOSパスワードの使用.........40
デバイスを有効または無効にする.....41
起動デバイスの選択..........42
ErPLPS適合モードを有効にする.....42
SetupUtilityプログラムの終了......43
BIOSの更新またはリカバリー........43
BIOSレベル..............44
システム・プログラムの使用.......44
BIOS設定を変更してから新しいオペレー ティング・システムをインストールする..44
BIOSの更新..............45
BIOS更新の障害からのリカバリー....45
RAIDの構成...............46
IntelRSTeを使用したRAIDの構成.....46
LSIMegaRAIDBIOS構成ユーティリティーを 使用したRAIDクイックセットアップ...49
©CopyrightLenovo2014,2015
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第6章.トラブルの予防........53
コンピューターを常に最新の状態に保持する..53
最新のシステム更新プログラムの入手...53
クリーニングと保守............53
基本.................53
コンピューターのクリーニング......54
保守の実行..............55
コンピューターの移動...........55
第7章.トラブルシューティングおよ
び診断.................57
基本的なトラブルシューティング.......57
トラブルシューティング手順........58
問題判別.................59
オーディオの問題...........59
CDの問題..............60
DVDの問題..............60
再現性の低い問題...........61
ハードディスク・ドライブの問題.....61
キーボードまたはマウスに関する問題...62
モニターの問題............63
ネットワークの問題..........64
コンピューターにオプションを接続しても作
動しない...............65
パフォーマンスおよびロックの問題....65
プリンターが作動しない........67
シリアル・コネクターにアクセスできない.67
ソフトウェアの問題..........67
USBコネクターにアクセスできない....68
診断...................68
LenovoSolutionCenter..........69
ハードウェアの診断..........69
第8章.リカバリー情報........71
Windows7オペレーティング・システムのリカバ
リー情報.................71
リカバリー・メディアの作成および使用..71 バックアップおよびリカバリー操作の実行.72 レスキュー・メディアの作成および使用..74 プログラムとデバイス・ドライバーの再イン
ストール...............75
リカバリー問題の解決.........76
Windows8.1オペレーティング・システムのリカ
バリー情報................77
コンピューターを最新の情報に更新する..77 コンピューターを工場出荷時の状態にリセッ
トする................77
PCの起動オプションの使用.......77
Windows8.1が起動しない場合のオペレー
ティング・システムの復元........78
Windows10オペレーティング・システムのリカ
バリー情報................78
第9章.ハードウェアの取り付けまた
は交換.................81
静電気の影響を受けやすいデバイスの取り扱い.81
ハードウェアの取り付けまたは交換......81
外部オプションの取り付け........81
コンピューター・カバーの取り外し....82
直冷式エアー・バッフルの取り外しと再取り
付け.................82
光学式ドライブ・ベイ内のデバイスの取り付
けまたは交換.............84
5.25型フレックス・モジュールのデバイスの
取り付けまたは交換..........87
光学式ドライブ・ブラケットの取り外しと再
取り付け...............94
カバー検出スイッチの交換........96
前面ファンの交換...........98
内蔵ストレージ・ドライブの取り付けまたは
交換.................99
電源機構の交換............126
PCIカードの取り付けまたは交換.....127
フルサイズPCIカードの取り付けまたは交
換..................132
超コンデンサー・モジュールの取り付けまた
は交換................134
背面ファンの交換...........137
ヒートシンクおよびファンの交換.....139
メモリー・モジュールの取り付けまたは交
換..................141
フレックス・アダプターの取り付けまたは交
換..................144
バッテリーの交換...........146
Wi-Fi装置の交換............148
Wi-Fiアンテナの取り付けまたは取り外し.154
キーボードまたはマウスの交換......156
部品交換の完了............157
第10章.情報、ヘルプ、およびサー
ビスの⼊⼿..............161
製品情報の入手方法............161
LenovoThinkVantageTools........161
Windowsヘルプ............161
安全上の注意と保証についての手引き...161
LenovoWebサイト...........162
LenovoサポートWebサイト.......162
ヘルプおよびサービス...........162
資料および診断プログラムの使用.....162
サービスの依頼............163
その他のサービスの使用........163
有償サービスの利用..........164
第11章.システム・メモリーの速
度..................165
iiThinkStationP500およびP700ユーザー・ガイド
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付録A.規制情報...........167
付録B.WEEEおよびリサイクル情
報..................171
付録D.ENERGYSTARモデルについ
て..................177
付録E.特記事項...........179
付録C.有害物質の使⽤制限指令
(RoHS)................175
索引.................181
©CopyrightLenovo2014,2015
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ivThinkStationP500およびP700ユーザー・ガイド
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はじめにお読みください:重要な安全上の注意

この章には、安全について正しく理解しておく必要のある情報が記載されています。

本書をお読みになる前に

警告: この資料をご使⽤になる前に、当製品に関連するすべての安全上の注意事項をお読みになり、理解してく ださい。このセクションの情報と、本製品に付属の「
⼿
製品損傷のリスクを軽減することができます。
」を参照してください。この安全上の注意をお読みになり、ご理解いただくことによって、けがや
トWebサイト(http://www.lenovo.com/support では、「 他言語版も入手できます。
)からPDF版を入手できます。LenovoサポートWebサイト
」をお持ちでない場合は、Lenovo
」とこの「
®
サポー
」の

保守およびアップグレード

スマートセンターまたは説明書で指示されないかぎり、お客様ご自身で製品の保守を行わないでくださ い。それぞれの製品ごとに認可を受けている保守サービス提供業者をご利用ください。
注:コンピューター部品によっては、お客様がアップグレードや交換を実施できるものがあります。アッ プグレードは通常、オプションと呼びます。お客様ご自身での取り付けが承認された交換部品は、お 客様での取替え可能部品(CRU)と呼びます。Lenovoでは、どのような時にお客様がオプションを取り 付けたりCRUを交換できるかを説明した文書をご提供しています。部品の取り付けまたは交換をす る場合は、すべての手順を厳守してください。電源表示ライトがオフ状態でも、製品内部の電圧レベ ルがゼロであるとは限りません。電源コードが付いた製品からカバーを取り外す前に、電源がオフに なっており、製品のプラグが給電部から抜かれていることを必ず確かめてください。CRUについて詳 しくは、81ページの第9章ハードウェアの取り付けまたは交換」を参照してください。ご質問や 不明点がございましたら、スマートセンターにご連絡ください。
コンピューターの内部には電源コードを取り外した後に動く部品はありませんが、安全のために以下の 警告を遵守してください。
警告:
作動中の機器は危険です。指や体の他の部分が触れないようにしてください。
警告:
コンピューターのカバーを開く場合は、コンピューターの電源をオフにし、数分待ってコンピューターの 温度が下がってから⾏ってください。
©CopyrightLenovo2014,2015
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静電気の防

静電気は人体には無害ですが、ご使用のコンピューターのコンポーネントやオプションには重大な損傷 を与える可能性があります。静電気に弱い部品を不適切に取り扱うと、部品を損傷する恐れがありま す。オプションまたはCRUを開梱するときは、部品を取り付ける指示があるまで、部品が入ってい る帯電防止パッケージを開けないでください。
オプションまたはCRUを取り扱うか、コンピューター内部で作業を行うときは、静電気による損傷を避 けるために以下の予防措置を取ってください。
•身体の動きを最小限にとどめてください。動くと、周囲に静電気が蓄積されることがあります。
•コンポーネントは常に注意して取り扱う。アダプター、メモリー・モジュール、およびその他の回
路ボードを取り扱うときは、縁を持ってください。回路のはんだ付けした部分には決して手を触 れないでください。
•他の人がコンポーネントに触れないようにする。
•静電気に弱いオプションまたはCRUを取り付ける際には、部品が入っている帯電防止パッケージを、
コンピューターの金属の拡張スロット・カバーか、その他の塗装されていない金属面に2秒間以上接触 させる。これによって、パッケージや人体の静電気を放電することができます。
•静電気に弱い部品を帯電防止パッケージから取り出した後は、部品をできるだけ下に置かず、コン
ピューターに取り付ける。これができない場合は、帯電防止パッケージを平らな場所に置き、その上 に部品を置くようにしてください。
•コンピューターのカバーやその他の金属面の上に部品を置かないようにする。

源コードおよび電源アダプター

電源コードおよび電源アダプターは、製品の製造メーカーから提供されたものだけをご使用ください。電 源コードおよび電源アダプターは、この製品専用です。他の電気機器には使用しないでください。そ の他のデバイスにこのAC電源コードを使用しないでください。
電源コードは、安全性が承認されているものでなければなりません。ドイツの場合、H05VV-F、3G、
0.75mm 要があります。
電源アダプターその他に電源コードを絶対に巻き付けないでください。コードに負荷がかかり、コー ドのすり切れ、ひび割れ、しわなどの原因となります。このような状態は、安全上の問題となる可能 性があります。
電源コードを、踏み付けたり、つまずいたり、他の物体によって挟んだりしないように設置してください。
電源コードおよび電源アダプターに、液体がかからないようにしてください。例えば、電源コードや電源 アダプターを、流し台、浴槽、便器の近くや、液体洗剤を使って清掃される床に放置しないでください。 液体は、特に誤使用により電源コードまたは電源アダプターに負荷がかかっている場合、ショートの原因 となります。また、液体が原因で電源コード端子または電源アダプターのコネクター端子(あるいはその 両方)が徐々に腐食し、最終的にオーバーヒートを起こす場合があります。
すべての電源コード・コネクターが安全かつ確実に電源アダプターとコンセントに接続されてい るか、確認してください。
2
以上である必要があります。その他の国の場合、その国に応じて適切なタイプを使用する必
電源アダプターは、AC入力ピンや電源アダプターのいずれかの場所に腐食や過熱の痕跡がある場合は (プラスチック部分が変形しているなど)使用しないでください。
どちらかの端の電気接触部分に腐食またはオーバーヒートの痕跡がある電源コードや、なんらかの損傷を 受けたと考えられる電源コードを使用しないでください。
viThinkStationP500およびP700ユーザー・ガイド
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長コードおよび関連デバイス

ご使用の延長コード、サージ保護器、無停電電源装置、および電源タップが製品の電気要件を満たしたも のであることを確認してください。それらのデバイスが過負荷にならないようにしてください。電源タッ プを使用した場合、負荷が電源タップの入力定格値を超えてはなりません。電力負荷、電源要件、入力定 格値について疑問がある場合は、電気技術者に詳細を問い合わせてください。

プラグおよびコンセント

コンピューター機器で使用する予定のコンセント(電源コンセント)が損傷または腐食しているように思わ れる場合は、資格のある電気技術者が交換するまで、コンセントを使用しないでください。
プラグを曲げたり、改変しないでください。プラグに損傷がある場合は、製造メーカーに連絡して、交 換品を入手してください。
コンセントを、電気を多量に消費する他の家庭用または業務用の装置と共用しないでください。電圧が不 安定になり、コンピューター、データ、または接続された装置を損傷する可能性があります。
製品によっては、3ピンプラグが装備されている場合があります。このプラグは、接地したコンセントに のみ適合します。これは、安全機構です。この安全機構を接地されていないコンセントに差し込むことに よってこの機構を無効にしないでください。プラグをコンセントに差し込めない場合は、電気技術者に連 絡して承認済みコンセント・アダプターを入手するか、またはこの安全機構に対応できるコンセントと交 換してもらってください。コンセントが過負荷にならないようにしてください。システム負荷全体が、 分岐回路レーティングの80%を超えてはなりません。電力負荷および分岐回路レーティングについて 疑問がある場合は、電気技術者に詳細を問い合わせてください。
ご使用のコンセントが適切に配線されており、容易に手が届き、機器の近くにあることを確認してくださ い。コードに負荷がかかるほどいっぱいにコードを伸ばさないでください。
取り付ける製品に対して、コンセントの電圧と電流が正しいことを確認してください。
コンセントと機器の接続と取り外しは、丁寧に行ってください。

外付けデバイス

コンピューターの電源がオンになっているときに、USB(ユニバーサル・シリアル・バス)ケーブル以外の 外付けデバイス・ケーブルを接続したり、取り外したりしないでください。そうでないと、コンピュー ターを損傷する場合があります。接続されたデバイスに起こりうる損傷を防止するために、コンピュー ターがシャットダウンされてから5秒以上待った後、外付けデバイスを取り外してください。

熱および製品の通気

コンピューター、電源アダプター、および付属品の多くは、電源を入れたり、バッテリーを充電すると熱 を発生することがあります。必ず、下記の基本的な予防措置を取ってください。
•コンピューター、電源アダプター、または付属品の機能時、あるいはバッテリーの充電時に、長時間に 渡りひざや身体のその他の部分にこれらの製品を接触させたままにしないでください。コンピュー ター、電源アダプター、および付属品の多くは、通常の操作中に多少の熱を発生します。長時間に渡り 身体の部分に接触していると、不快感ややけどの原因となります。
•可燃物の近くや爆発の可能性のある環境でバッテリーを充電したり、コンピューター、電源アダプ ター、または付属品を操作したりしないでください。
•安全性と快適さ、および信頼性のために、製品には、換気口、ファン、ヒートシンクが使用されて います。しかし、ベッド、ソファー、カーペット、その他の柔らかな表面の上にコンピューターを
©CopyrightLenovo2014,2015
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おくと、気付かないうちにこうした機能が働かなくなります。これらの機構を、塞いだり、覆った り、使用不能にしないでください。
少なくとも3カ月に一度は、ご使用のデスクトップ・コンピューターにほこりがたまっていないか点検し てください。点検をする前に、コンピューターの電源をオフにして電源コンセントからコンピューターの 電源コードを抜きます。次に、ベゼル内の換気装置と接続部分からほこりを取り除きます。外側にほこり がたまっている場合も、よく確認して、放熱板(ヒートシンク)吸入フィン、電源供給換気装置、ファンな どコンピューターの内部からほこりを取り除きます。カバーを開ける前には常に、コンピューターの電源 をオフにして電源コードを抜いておきます。可能であれば、人通りの多い場所から約60cm以内でのコン ピューターの使用を避けてください。コンピューターを人通りの多い場所やその近くで操作しなくてはな らない場合、コンピューターをこまめに点検し、必要に応じて掃除を行ってください。
コンピューターを安全に、最適なパフォーマンスでお使いいただくために、デスクトップ・コンピュー ターを使用する際の基本的な次の予防措置を常に行ってください。
•コンピューターがコンセントに接続されている状態のときは、カバーを開けないでください。
•コンピューターの外側にほこりがたまっていないか定期的に点検してください。
•ベゼル内の換気装置と接続部分からほこりを取り除いてください。ほこりの多い場所や人通りの多い場
所で使用しているコンピューターは、頻繁に掃除が必要となることがあります。
•通気孔をふさいだり、妨げたりしないでください。
•家具の中にコンピューターを保管したり操作をしないでください。過熱状態になる危険が高くなり
ます。
•コンピューター内への換気の温度は、35°C(95°F)を超えないようにしてください。
•空気フィルター装置を取り付けないでください。適切な冷却ができなくなるおそれがあります。

操作環境

コンピューターは、温度が10°C~35°C(50°F~95°F)、湿度が35%~80%の環境下での使用が最適で す。コンピューターが10°C(50°F)未満の温度で保管または輸送されていた場合、使用する前にコンピュー ターを10°Cから35°C(50°Fから95°F)の最適な稼働温度へとゆっくり上昇させます。このプロセスは、極 端な条件のもとでは、2時間かかることがあります。コンピューターを使用する前に最適な稼働温度へと 上昇させないと、コンピューターに修復不能な損傷が発生する場合があります。
可能な限り、コンピューターを換気がよく、直射日光が当たらない乾燥した場所に置いてください。
扇風機、ラジオ、高性能スピーカー、エアコン、電子レンジなどの電気製品は、これらの製品によっ て発生する強力な磁界がモニターやハードディスク・ドライブ上のデータを損傷する恐れがあるの で、コンピューターから離しておいてください。
コンピューターまたは他の接続されたデバイスの上または横に飲み物を置かないでください。液体が コンピューターや接続されたデバイスの上または中にこぼれると、ショートまたはその他の損傷が生 じる恐れがあります。
キーボードの上で食べたり喫煙したりしないでください。キーボードの中に落下した粒子が損傷の原 因となる場合があります。

レーザー規格に関する記述

viiiThinkStationP500およびP700ユーザー・ガイド
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警告: レーザーを使⽤した製品(CD-ROM、DVDドライブ、光ファイバー装置、または送信機など)に関して は、以下のことに注意してください。
•分解したりカバーを取り外さないでください。カバーを取り外すと有害なレーザー光を浴びる可能性が あります。この装置の内部には交換可能な保守部品はありません。
•本書で指定された内容以外の、お客様による整備、調整、または⼿順を⾏った場合、レーザー光が放 射される危険があります。
危険
⼀部のレーザー製品には、クラス3Aまたはクラス3Bのレーザー・ダイオードが組み込まれてい ます。次の点に注意してください。 カバーを開くとレーザー光線の照射があります。光線を⾒つめたり、光学機械を使って直接⾒た り、光線を直接浴びることは避けてください。

源機構について

電源機構または次のラベルが貼られている部分のカバーは決して取り外さないでください。
このラベルが貼られているコンポーネントの内部には、危険な電圧、強い電流が流れています。これら のコンポーネントの内部には、保守が可能な部品はありません。これらの部品に問題があると思われ る場合はサービス技術員に連絡してください。

クリーニングと保守

コンピューターおよびワークスペースを清潔に保持してください。コンピューターをクリーニングする前 に、コンピューターをシャットダウンしてから、電源コードを抜いてください。コンピューターをクリー ニングするのに、液体洗剤をコンピューターに直接吹き付けたり、可燃性の物質を含む洗剤を使用したり しないでください。洗剤を柔らかい布に吹き付けてから、コンピューターの表面を拭いてください。
©CopyrightLenovo2014,2015
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xThinkStationP500およびP700ユーザー・ガイド
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第1章各部の名称と役割
この章には、以下の情報が記載されています。
•コネクターの位置
•構成部品の位置
•システム・ボード上の部品の位置
•内蔵ドライブの位置
•コンピューターの機能
•Lenovo製のソフトウェア・プログラム
位置
このセクションでは、以下のトピックについて説明します。
•2ページの「コンピューターの前面にあるコネクター、コントロール、インジケーターの位置
•2ページの「コンピューターの背面にあるコネクターの位置
•6ページの「構成部品の位置
•6ページの「システム・ボード上の部品の位置
•10ページの「内蔵ドライブの位置
•11ページの「マシン・タイプとモデル・ラベルの位置
注:ご使用のコンピューターの構成部品の外観は、図と若干異なる場合があります。
©CopyrightLenovo2014,2015
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コンピューターの前面にあるコネクター、コントロール、インジケー
ターの位置
1.
1光学式ドライブ・イジェクト/閉じるボタン(一部
のモデル)
3電源インジケーター
5診断インジケーター
7DiagnosticUniversalSerialBus(USB)3.0コネクター8USB3.0コネクター(2)
9AlwaysOnUSB3.0コネクター10ヘッドセット・コネクター
注:コンピューター前面のThinkStation
®
ロゴ・プレートの向きは調整できます。コンピューターを横に倒
2電源ボタン
4ハードディスク・ドライブ活動インジケーター
6SecureDigital(SD)カード・リーダー・スロット
して置く場合は、ロゴ・プレートをわずかに引き出し、左回りに90°回して押し戻します。

コンピューターの背にあるコネクターの位置

ご使用のThinkStationコンピューターには、以下のいずれかの背面パネルがついています。コンピュー ターの背面にある一部のコネクターは色分けされており、コンピューターのどこにケーブルを接続すれ ばよいかを判断しやすいようになっています。
2ThinkStationP500およびP700ユーザー・ガイド
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ThinkStationP500
2.
1オーディオ・ライン出力コネクター
3PersonalSystem/2(PS/2)キーボード・コネクター
5USB2.0コネクター(4)6USB3.0コネクター(4)
7PCIカード領域(使用可能なPCIカードはモデルに
よって異なります)
9セキュリティー・ロック・スロット
11イーサネット・コネクター
13PS/2マウス・コネクター
2マイクロホン・コネクター
4シリアル・コネクター
8電源コード・コネクター
10キー・ネスト・スロット
12パッドロック・ループ
14オーディオ・ライン入力コネクター
1章.各部の名称と役割3
Page 16
ThinkStationP700
3.
1オーディオ・ライン出力コネクター
3PS/2キーボード・コネクター
5USB2.0コネクター(4)6USB3.0コネクター(4)
7PCIカード領域(使用可能なPCIカードはモデルに
よって異なります)
9セキュリティー・ロック・スロット
11イーサネット・コネクター(2)
13PS/2マウス・コネクター
2マイクロホン・コネクター
4シリアル・コネクター
8電源コード・コネクター
10キー・ネスト・スロット
12パッドロック・ループ
14オーディオ・ライン入力コネクター
注:ThinkStationP500およびThinkStationP700コンピューターのどちらも、1つ以上のディスクリート・ グラフィック・カードがPeripheralComponentInterconnect(PCI)カード領域に取り付けられている場合 があります。ご使用のコンピューター・モデルによっては、グラフィック・カードに次のコネクター が装備されている場合があります。
•DigitalVisualInterface(DVI)コネクター
•DisplayPort
•MiniDisplayPort
®
コネクター
®
コネクター
4ThinkStationP500およびP700ユーザー・ガイド
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コネクター説明
オーディオ・ライン入力コネ クター
オーディオ・ライン出力コネ クター
DisplayPortコネクター
DVIモニター・コネクター
イーサネット・コネクター
マイクロホン・コネクター
MiniDisplayPortコネクター
PS/2キーボード・コネクター (オプション)
ステレオ・システムなどの外部オーディオ・デバイスからオーディオ信号を受け 取るために使用します。外付けオーディオ・デバイスを接続するとき、ケーブル でそのデバイスのオーディオ・ライン出力コネクターとコンピューターのオー ディオ・ライン入力コネクターの間を接続します。
コンピューターから外部デバイス(電源付きのステレオ・スピーカー(組み込み式 の増幅器搭載のスピーカー)、ヘッドホン、マルチメディア・キーボード、ステレ オ・システムのオーディオ・ライン入力コネクター、あるいはその他の録音デバ イスなど)へオーディオ信号を送信するときに使用します。
DisplayPortコネクターを使用するデバイス(高性能モニターやダイレクト・ドライ ブ・モニターなど)を接続するために使用します。
DVIモニターまたはDVIモニター・コネクターを使用するその他のデバイスを 接続するために使用します。
ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)のイーサネット・ケーブルを接続す るために使用します。 注:FCC(連邦通信委員会)クラスB制限内のコンピューターを操作するには、カ テゴリー5イーサネット・ケーブルを使用します。
音声を録音するときや音声認識ソフトウェアを使用する場合に、コンピューター にマイクロホンを接続するために使用します。
miniDisplayPortコネクターを使用するデバイス(高性能モニターやダイレクト・ド ライブ・モニターなど)を接続するために使用します。miniDisplayPortコネク ターは、DisplayPortコネクターのミニチュア版です。
PS/2キーボード・コネクターを使用するキーボードを接続するために使用します。
PS/2マウス・コネクター(オプ ション)
シリアル・コネクター
USB2.0コネクター
USB3.0コネクター
マウス、トラックボール、またはPS/2マウス・コネクターを使用する他のポイン ティング・デバイスを接続するのに使用します。
9ピン・シリアル・コネクターを使用する、外付けモデム、シリアル・プリン ター、またはその他のデバイスを接続するときに使用します。
USB2.0での接続を必要とするデバイス(キーボード、マウス、スキャナー、プリ ンター、携帯情報端末(PDA)など)を接続するときに使用します。
USB2.0または3.0での接続を必要とするデバイス(キーボード、マウス、スキャ ナー、プリンター、PDAなど)を接続するときに使用します。
1章.各部の名称と役割5
Page 18

構成部品の位置

注:
•モデルによっては、ご使用のコンピューターの外観は、次に示す図と若干異なる場合があります。
•コンピューター・カバーの取り外しについては、82ページの「コンピューター・カバーの取り外
」を参照してください。
4.
1ヒートシンクおよびファン・アセンブリー(容量は
モデルによって異なります)
3カバー検出スイッチ(侵入検出スイッチとも呼ばれる)
5前面ファン・アセンブリー(一部のモデル)6ハードディスク・ドライブ、ハイブリッド・ドライ
7フレックス・アダプター(一部のモデル)
9直冷式エアー・バッフル*
11背面ファン・アセンブリー*
2メモリー・モジュール(容量はモデルによって異なり
ます)
4光学式ドライブ、フレックス・モジュール、または
フロントアクセス・ストレージの筐体(容量および組み 合わせはモデルによって異なります)
ブまたはソリッド・ステート・ドライブ(容量および組 み合わせはモデルによって異なります)*
8電源機構
10PCIカード(一部のモデル)

システム・ボード上の部品の位置

注:ご使用のコンピューターには、以下のシステム・ボードが装備されています。
6ThinkStationP500およびP700ユーザー・ガイド
Page 19
ThinkStationP500
5.
1前面オーディオ・コネクター
3光学式ドライブ・ファン・コネクター
5メモリー・スロット6メモリー・スロット
7メモリー・スロット
9温度センサー
11メモリー・スロット12メモリー・スロット
13メモリー・スロット14メモリー・スロット
15フレックス・アダプター・スロット
17前面ファン・コネクター
19フロントアクセス・ストレージの筐体コントロー
ル・コネクター
21Thunderboltコネクター
23ハードディスク・ドライブ活動インジケーター・コ
ネクター(9364RAIDカードでのみ使用)
25SATA3.0コネクター26SATA3.0コネクター
2内蔵スピーカー・コネクター
4メモリー・スロット
8カバー検出スイッチ・コネクター(侵入検出スイッ
チ・コネクター)
10マイクロプロセッサー
164ピン電源コネクター(2)
18CMOS(相補型金属酸化膜半導体)クリア/リカバ
リー・ジャンパー
204ピン電源コネクター
22前面USBコネクター
24フロントアクセス・ストレージの筐体コントロー
ル・コネクター
1章.各部の名称と役割7
Page 20
27SATA3.0コネクター28SATA3.0コネクター
29SATA3.0コネクター30SATA3.0コネクター
3129-in-1カード・リーダー・コネクター
33前面パネル・コネクター
35電源機構コネクター
37PCIカード・スロット
39PCIExpress2.0x1スロット
41PCIExpress3.0x4カード・スロット
43マイクロプロセッサー・ファン・コネクター
ThinkStationP700
32バッテリー
34eSATAコネクター
36PCIExpress2.0x4カード・スロット
38PCIExpress3.0x16グラフィック・カード・スロット
40PCIExpress3.0x16グラフィック・カード・スロット
42背面ファン・コネクター
44背面ファン・コネクター
6.
1前面オーディオ・コネクター
3背面ファン・コネクター
5メモリー・スロット6メモリー・スロット
7メモリー・スロット
9マイクロプロセッサー1
11メモリー・スロット12メモリー・スロット
2内蔵スピーカー・コネクター
4カバー検出スイッチ・コネクター(侵入検出スイッ
チ・コネクター)(一部のモデル)
8マイクロプロセッサー・ファン・コネクター1
10メモリー・スロット
8ThinkStationP500およびP700ユーザー・ガイド
Page 21
13温度センサー
14フレックス・アダプター・スロット
15内蔵ストレージ・ドライブ活動インジケーター・コ
164ピン電源コネクター
ネクター(9364RAIDカードでのみ使用)
17CMOS(相補型金属酸化膜半導体)クリア/リカバ
184ピン電源コネクター
リー・ジャンパー
19光学式ドライブ・ファン・コネクター
20フロントアクセス・ストレージの筐体コントロー
ル・コネクター
21SATA3.0コネクター22SATA3.0コネクター
23前面ファン・コネクター24フロントアクセス・ストレージの筐体コントロー
ル・コネクター
254ピン電源コネクター
27Thunderboltコネクター
29前面USB3.0コネクター
2629-in-1カード・リーダー・コネクター
28前面パネル・コネクター
30SATA3.0コネクター
31eSATAコネクター32SATA3.0コネクター
33SATA3.0コネクター34SATA3.0コネクター
35バッテリー
36電源機構コネクター
37PCIExpress2.0x4カード・スロット38PCIカード・スロット
39PCIExpress3.0x16グラフィック・カード・スロット
41PCIExpress3.0x16グラフィック・カード・スロッ
40PCIExpress3.0x8スロット
42背面ファン・コネクター
ト(2)
43メモリー・スロット44メモリー・スロット
45メモリー・スロット
47マイクロプロセッサー・ファン・コネクター2
46マイクロプロセッサー2
48メモリー・スロット
49メモリー・スロット50メモリー・スロット
1章.各部の名称と役割9
Page 22

内蔵ドライブの位置

内蔵ドライブは、データの読み取りと保存のためにコンピューターが使用するデバイスです。記憶容量を 増やしたり、コンピューターで他のタイプのメディアを読めるようにするために、コンピューターにドラ イブを増設できます。内蔵ドライブは、ベイに取り付けられます。
内蔵ドライブの取り付けまたは交換を行うときは、それぞれのベイがサポートするドライブのタイプ とサイズに注意し、必要なケーブルを正しく接続してください。コンピューターの内蔵ドライブの取 り付けまたは交換の方法については、81ページの「ハードウェアの取り付けまたは交換」の該当す るセクションを参照してください。
以下の図は、ドライブ・ベイの位置を示しています。
7.
1カード・リーダー(SDカード用)
2光学式ドライブ・ベイ(2)(光学式ドライブ、フレックス・モジュール、またはフロントアクセス・スト
レージの筐体用)
3ストレージ・ドライブ・ベイ(4)(ハードディスク・ドライブ、ハイブリッド・ドライブまたはソリッド・
ステート・ドライブ用)
10ThinkStationP500およびP700ユーザー・ガイド
Page 23

マシン・タイプとモデル・ラベルの位置

コンピューターは、マシン・タイプとモデル・ラベルで識別されます。Lenovoのサービスやサポートを受 ける際には、技術担当者がお客様のコンピューターを特定して迅速なサービスを提供できるように、マシ ン・タイプとモデルの情報をお伝えください。
マシン・タイプとモデル・ラベルは、図のようにお使いのコンピューターの前面に添付されています。
8.
機能
ここでは、コンピューターの機能について説明します。この説明では、さまざまなモデルがカバー されています。
マイクロプロセッサー
ご使用のコンピューターのマイクロプロセッサー情報を表示するには、次のようにします。
•MicrosoftWindows7オペレーティング・システムでは、「スタート」をクリックし、「コンピュー ター」を右クリックして、「プロパティ」を選択して情報を表示します。
•MicrosoftWindows8.1オペレーティング・システムでは、デスクトップに移動し、ポインターを画 面の右上または右下に移動してチャームを表示します。次に、「設定」「PC情報」をクリッ クして情報を表示します。
•MicrosoftWindows10オペレーティング・システムでは、「スタート」ボタンをクリックして「スター ト」メニューを開きます。次に、「設定」「システム」「バージョン情報」をクリックして 情報を表示します。
メモリー
ご使用のコンピューターに取り付けられているメモリーの容量を確認するには、次のようにします。
1章.各部の名称と役割11
Page 24
•MicrosoftWindows7オペレーティング・システムでは、「スタート」をクリックし、「コンピュー ター」を右クリックして、「プロパティ」を選択して情報を表示します。
•MicrosoftWindows8.1オペレーティング・システムでは、デスクトップに移動し、ポインターを画 面の右上または右下に移動してチャームを表示します。次に、「設定」「PC情報」をクリッ クして情報を表示します。
•MicrosoftWindows10オペレーティング・システムでは、「スタート」ボタンをクリックして「スター ト」メニューを開きます。次に、「設定」「システム」「バージョン情報」をクリックして 情報を表示します。
•ThinkStationP500の場合:最大8個のdoubledatarate4(DDR4)errorcorrectioncode(ECC)unbuffereddual inlinememorymodules(UDIMM)、DDR4ECCregisteredDIMM(RDIMM)、またはDDR4ECCload-reduced DIMM(LRDIMM)。
•ThinkStationP700の場合:最大12個のDDR4ECCUDIMM、DDR4ECCRDIMM、またはDDR4ECC LRDIMM。
詳しくは、141ページの「メモリー・モジュールの取り付けまたは交換」を参照してください。
内蔵ドライブ
•カード・リーダー
•ハードディスク
•ハイブリッド・ドライブ(一部のモデルで使用可能)
•光学式ドライブ(一部のモデルに付属)
•ソリッド・ステート・ドライブ(一部のモデルで使用可能)
ビデオ
•ディスクリート・グラフィック・カード用のPCIExpressx16グラフィック・カード・スロット(シス テム・ボードに搭載)
•ディスクリート・グラフィック・カードのビデオ・コネクター:
–DVIコネクター(一部のモデルで使用可能) –DisplayPortコネクター(一部のモデルで使用可能) –MiniDisplayPortコネクター(一部のモデルで使用可能)
オーディオ
•内蔵オーディオ・コントローラーでは、コンピューターの以下のコネクターとデバイスがサポート されています。
–オーディオ・ライン入力コネクター –オーディオ・ライン出力コネクター –ヘッドセット・コネクター –内蔵スピーカー –マイクロホン・コネクター
⼊出⼒(I/O)
•100/1000Mbpsイーサネット・コネクター
•9ピン・シリアル・コネクター
•オーディオ・コネクター(オーディオ・ライン入力コネクター、オーディオ・ライン出力コネクター、 マイクロホン・コネクター、ヘッドセット・コネクター)
12ThinkStationP500およびP700ユーザー・ガイド
Page 25
•ディスプレイ・コネクター(DisplayPortコネクター、DVIコネクター、およびminiDisplayPortコネク ター)(グラフィック・カードによって異なります)
•PS/2キーボード・コネクター
•PS/2マウス・コネクター
•USBコネクター
詳しくは、2ページの「コンピューターの前面にあるコネクター、コントロール、インジケーターの位」および2ページの「コンピューターの背面にあるコネクターの位置」を参照してください。
拡張
•カード・リーダー・スロット
•ハードディスク・ドライブ・ベイ
•フレックス・アダプター・スロット
•メモリー・スロット
•光学式ドライブ・ベイ
PCIカード・スロット
•PCIExpressx1カード・スロット(ThinkStationP500でのみ使用可能)
•PCIExpressx4カード・スロット
•PCIExpressx8カード・スロット
•PCIExpressx16グラフィック・カード・スロット
詳しくは、10ページの「内蔵ドライブの位置」および6ページの「システム・ボード上の部品の位」を参照してください。
電源機構
ご使用のコンピューターには、以下のいずれかの電源機構が付属しています。
•490ワット電源機構(自動電圧切り替え機能付き)
•650ワット電源機構(自動電圧切り替え機能付き)
•850ワット電源機構(自動電圧切り替え機能付き)
システム管理機能
•自己診断テスト(POST)結果を保存する機能
•DesktopManagementInterface(DMI) DesktopManagementInterfaceは、プロセッサー・タイプ、インストール日、接続されているプリン
ターや周辺機器、電源、保守履歴など、コンピューターのあらゆる側面についての情報にアクセスす るための共通パスをユーザーに提供します。
•ErPLPS適合モード エネルギー関連製品指令(ErP)最小電力状態(LPS)適合モードを使用すると、コンピューターがスリー
プ状態または電源オフ状態になっているときの消費電力量を削減できます。詳しくは、42ページ の「ErPLPS適合モードを有効にする」を参照してください。
•Intel
®
StandardManageability(ISM)
IntelStandardManageabilityは、業務上、より簡単にかつ費用を抑えて監視、保守、更新、アップグ レード、修復を行うことができるように、コンピューターに特定の機能を組み込むハードウェア およびファームウェアのテクノロジーです。
1章.各部の名称と役割13
Page 26
•IntelActiveManagementTechnology(AMT) IntelActiveManagementTechnologyは、業務上、より簡単にかつ費用を抑えて監視、保守、更新、アッ
プグレード、修復を行うことができるように、コンピューターに特定の機能を組み込むハードウェア およびファームウェアのテクノロジーです。
•IntelRapidStorageTechnologyエンタープライズ(RSTe) IntelRSTeは特定のIntelチップセット・システム・ボード上でSATAまたはSASのRAID0、1、5、
10アレイをサポートするデバイス・ドライバーで、ハードディスク・ドライブのパフォーマン スを向上させます。
•PXE(プリブート実行環境) プリブート実行環境は、データ記憶装置(ハードディスク・ドライブなど)やインストールされて
いるオペレーティング・システムとは関係なく、ネットワーク・インターフェースを使用してコン ピューターを起動するための環境です。
•システム管理(SM)基本入出力システム(BIOS)およびSMソフトウェア SMBIOS仕様により、問題となっているコンピューターの情報についてユーザーやアプリケーション
が保存または取得できるBIOSのデータ構造とアクセス方式が定義されます。
•WakeonLAN WakeonLANは、イーサネット・コンピューター・ネットワーク規格です。この規格を使用して、ネッ
トワーク・メッセージによってコンピューターに電源を入れたり、コンピューターをウェイクアップし たりすることができます。メッセージは、通常、同じローカル・エリア・ネットワークにある別のコ ンピューター上で実行中のプログラムによって送信されます。
•WindowsManagementInstrumentation(WMI) WindowsManagementInstrumentationは、WindowsDriverModelの拡張セットです。オペレーティン
グ・システムのインターフェースを通じて、装備されているコンポーネントの情報や通知を確認す ることができます。
セキュリティー機構
•デバイスを使用可能または使用不可にする機能
•USBコネクターを個別に有効または無効にする機能
•ComputraceAgentソフトウェア(ファームウェアに組み込み)
•カバー検出スイッチ(侵入検出スイッチとも呼ばれる)
•指紋センサー付きのキーボード(一部のモデルで同梱)
•コンピューターが不正に使用されるのを防止するためのPower-onPassword(POP)、Administrator Password、およびHardDiskPassword
•始動順序の制御
•キーボードもマウスも使用しない始動
•Kensingtonスタイルのケーブル・ロックのサポート
•パッドロックのサポート
•TPM(TrustedPlatformModule)
詳しくは、33ページの第4章「セキュリティー」を参照してください。
初期インストール済みオペレーティング・システム
ご使用のコンピューターには、以下のオペレーティング・システムのいずれかが初期インストール
されています。
•Windows7
•Windows8.1
14ThinkStationP500およびP700ユーザー・ガイド
Page 27
•Windows10
オペレーティング・システム(互換性が保証されているか検査済み)(モデル・タイプによって異なる)
ここにリストするオペレーティング・システムは、この資料の出版時点で互換性を保証またはテストされ ています。このマニュアルの発行後に、さらに他のオペレーティング・システムが、ご使用のコンピュー ターと互換性があるとLenovoによって確認される場合があります。このリストは変更されることがあり ます。オペレーティング・システムが互換性を保証またはテスト済みであるかどうかを判別するには、オ ペレーティング・システムのベンダーのWebサイトを確認してください。
•Linux
®
仕様
ここでは、ご使用のコンピューターの物理仕様を示します。
⼨法
幅:175mm(6.89インチ) 高さ:446mm(17.56インチ) 奥行き:485mm(19.09インチ)
重量
出荷時の最大構成:24kg(52.91ポンド)
環境
•気温:
動作時:10°C(50°F)~35°C(95°F) 保管時(購入時の配送用パッケージ内):-40°C(-40°F)~60°C(140°F) 保管時(パッケージなし):-10°C(14°F)~60°C(140°F)
•湿度:
動作時:20%~80%(結露なし) 保管時:20%~90%(結露なし)
•高度:
動作時:-15.2m(-50フィート)~3,048m(10,000フィート) 保管時:-15.2m(-50フィート)~10,668m(35,000フィート)
電源⼊⼒
入力電力:100VAC~240VAC 入力周波数:50/60Hz

Lenovoプログラム

ご使用のコンピューターには、作業を簡単かつ安全に行うために役立つLenovoプログラムがインス トールされています。プログラムは、初期インストールされているWindowsオペレーティング・システ ムによって異なる場合があります。

コンピューターのプログラムへのアクセス

注:Windows7の場合、一部のLenovoプログラムはインストールを待っている状態の場合があります。し たがって、手動でインストールする必要があります。これらのプログラムには、インストールした後にア クセスして使用できます。このようなプログラムをインストールするには、LenovoThinkVantage ログラムを開き、次に「表⽰」「タイル」をクリックしてプログラム・アイコンを表示します。グ
1章.各部の名称と役割15
®
Toolsプ
Page 28
レー表示のアイコンの下に表示されている指示に従って、目的のプログラムのアイコンを見つけます。ア イコンをダブルクリックして、プログラムをインストールします。
コンピューターのプログラムにアクセスするには、以下のいずれかを実行します。
•Windows7またはWindows10の場合:
–WindowsSearchから:
1.ご使用のWindowsのバージョンに応じて、以下のいずれかを実行します。
–Windows7の場合:「スタート」ボタンをクリックして「スタート」メニューを開き、検索
ボックスにプログラム名を入力します。
–Windows10の場合:「スタート」ボタンの横にある検索ボックスにプログラム名を入力
します。
2.検索結果で、目的のプログラム名をクリックしてそのプログラムを起動します。
–「スタート」メニューまたはコントロールパネルから:
1.「スタート」ボタンをクリックして「スタート」メニューを開きます。次に、目的のプログラ ム名をクリックしてそのプログラムを起動します。
2.プログラム名が表示されない場合は、「すべてのプログラム」(Windows7)または「すべてのア プリ」(Windows10)をクリックしてすべてのプログラムの一覧を表示します。一覧(または一覧 内のフォルダー)から、目的のプログラム名をクリックしてプログラムを起動します。
3.プログラム名が「スタート」メニューに表示されない場合は、「コントロールパネル」か らプログラムにアクセスします。
a.ご使用のWindowsのバージョンに応じて、以下のいずれかを実行します。
–Windows7の場合:「スタート」メニューの「コントロールパネル」をクリックします。 –Windows10の場合:「スタート」ボタンを右クリックして「スタート」のコンテキスト・
メニューを開き、「コントロールパネル」をクリックします。
b.コントロールパネルを大きいアイコンまたは小さいアイコンで表示して、目的のプログラム
名をクリックしてプログラムを起動します。
•Windows8.1の場合:
1.Windowsキーを押してスタート画面に移動します。目的のプログラム名をクリックしてその プログラムを起動します。
2.必要なプログラムがない場合は、画面左下にある矢印アイコン 面に移動します。目的のプログラムをアプリ・リストで見つけるか、画面右上にある検索ボッ クスで検索します。
をクリックして、アプリ画

Lenovoプログラムの概

ここでは、複数のLenovoプログラムについて概説します。
注:ご使用のコンピューター・モデルによっては、一部のプログラムを使用できないことがあります。
FingerprintManagerProまたはThinkVantageFingerprintSoftware(Windows7およびWindows8.1
向け)
一部のキーボードに備えられている内蔵指紋センサーを使用して、自分の指紋を登録し、それをパワー オン・パスワード、ハードディスク・パスワード、およびWindowsパスワードと関連付けることができ ます。こうすることでパスワードの代わりに指紋認証を利用することができるようになり、ユーザー・ アクセスが容易かつ安全になります。指紋センサー・キーボードは、特定のコンピューターでご利用い ただけるものですが、このオプションをサポートするコンピューター用に購入することも可能です。
LenovoID(Windows10向け)
16ThinkStationP500およびP700ユーザー・ガイド
Page 29
LenovoIDプログラムを使用すると、LenovoIDを作成し、サポートされているすべてのLenovoプログ ラムおよびWebポータルに1回のサインオンでアクセスできます。
LenovoDeviceExperienceまたはLenovoPCExperience(Windows10向け)
LenovoDeviceExperience/LenovoPCExperienceは、簡単かつ安全に作業を行うために役立ちます。この プログラムを使用すると、LenovoThinkVantageToolsまたはLenovoTools、コンピューターの重要な設 定や情報、LenovoサポートWebサイトなどに簡単にアクセスできます。
LenovoCompanion(Windows8.1およびWindows10向け)
コンピューターの優れた機能は、アクセスしやすく、分かりやすいものである必要があります。 LenovoCompanionでは、まさにそれが実現されています。LenovoCompanionを使用して以下のこ とができます。
–ご使用のコンピューターのパフォーマンスの最適化、コンピューターの正常性の監視、シス
テム更新の管理
–ユーザー・ガイドへのアクセス、保証状況の確認、ご使用のコンピューター用にカスタマイズ
されたアクセサリの参照。
–使用方法の記事やLenovoForums(Lenovoフォーラム)の内容を読み、信頼できる情報源からの記事や
ブログにより、最新のテクノロジー・ニュースを確認できます。
LenovoCompanionには、コンピューターをより活用するために役立つ、Lenovo独自のコンテンツが 満載です。
LenovoSolutionCenter(Windows7、Windows8.1およびWindows10向け)
LenovoSolutionCenterプログラムを使用すると、コンピューターに関連した問題のトラブルシュー ティングと解決を行うことができます。このプログラムでは、診断テストとシステム情報収集が行 われ、セキュリティー状況、サポート情報、最大限のシステム・パフォーマンスを実現するため のヒントが提示されます。
LenovoSupport(Windows8.1向け)
LenovoSupportプログラムを使用すると、ご使用のコンピューターをLenovoに登録したり、コン ピューターの正常性状況やバッテリー状況をチェックしたりすることができます。さらに、コン ピューターのユーザー・マニュアルのダウンロードと表示、保証に関する情報の入手、ヘルプとサ ポート情報の参照などができます。
LenovoThinkVantageTools(Windows7向け)
LenovoThinkVantageToolsプログラムを使用すると、さまざまなツールに容易にアクセスできるので、 作業をより簡単かつ安全に行ううえで役立ちます。
LenovoTools(Windows8.1向け)
LenovoToolsプログラムを利用することにより、多くの情報源を利用でき、作業をより簡単かつ安全に 行うのに役立つさまざまなツールに容易にアクセスできます。
RecoveryMedia(Windows7向け)
RecoveryMediaプログラムを使用すれば、ハードディスク・ドライブの内容を工場出荷時の状態に 復元することができます。
RescueandRecovery(Windows7向け)
RescueandRecoveryは、ボタン1つでリカバリーと復元を行うことができるプログラムです。この機能 に含まれている自動リカバリー・ツールを使用すると、Windowsオペレーティング・システムを起 動できない場合にも、コンピューターの問題を診断し、ヘルプ情報を入手して、システム・クラッ シュからのリカバリーを行うことができます。
SystemUpdate(Windows7およびWindows8.1向け)
SystemUpdateプログラムを使用すると、ソフトウェア更新パッケージをダウンロードおよびインス トールすることにより、コンピューター上のソフトウェアを最新の状態に保つことができます。これら のソフトウェア更新パッケージの例としては、Lenovoプログラム、デバイス・ドライバー、UEFI BIOS更新、その他のサード・パーティ・プログラムがあります。
1章.各部の名称と役割17
Page 30
18ThinkStationP500およびP700ユーザー・ガイド
Page 31
第2章コンピューターの活⽤
この章では、以下のトピックに関する情報を記載しています。
•19ページの「お客様登録
•19ページの「Windowsのショートカット・キーの使用
•19ページの「指紋認証の使用
•20ページの「ホイール・マウスの使用
•21ページの「コンピューターの音量設定
•21ページの「ディスクの使用
•23ページの「Windows8.1オペレーティング・システムの画面間の移動
•24ページの「Windows8.1オペレーティング・システムでコントロールパネルにアクセスする
•24ページの「よくある質問と答え

お客様登

コンピューターをLenovoにご登録いただくと、必要な情報がLenovoのデータベースに保存されます。リ コールまたはそのほかの重大な問題が発生すると、Lenovoはこの情報を使用してお客様にご連絡します。 Lenovoにお問い合わせをいただいた際には、この情報によって迅速なサービスを提供することができま す。また、一部の地域では、登録済みユーザーに幅広い特典とサービスを提供しています。
ご使用のコンピューターをLenovoにお客様登録するには、http://www.lenovo.com/register し、画面に表示される指示に従ってください。
にアクセス

Windowsのショートカット・キーの使用

標準キーボードおよび指紋センサー・キーボードには、MicrosoftWindowsオペレーティング・システムで 使用できる特殊ショートカット・キーが3つあります。
•Windowsロゴキー Windows10オペレーティング・システムでは、Windowsロゴキー を開きます。Windows8.1オペレーティング・システムでは、Windowsロゴキー ワークスペースとスタート画面を切り替えます。Windowsロゴのスタイルは、キーボードの型に よって異なります。
•コンテキスト・メニュー・キー コンテキスト・メニュー・キーを押すと、アクティブなプログラム、アイコン、またはオブジェ クトのコンテキスト・メニューが開きます。
注:マウスまたは上下の矢印キーを使用して、メニューから選択するものを強調表示させます。
2つは、スペース・バーの両側のAltキーの横にあります。Windows7または
を押して「スタート」メニュー
を押して現在の
は、スペース・バーの右側にあるCtrlキーのとなりにあります。

指紋認証の使用

ご使用のキーボードに指紋センサーが搭載されている場合、容易かつ安全なユーザー・アクセスのために パスワードの代わりに指紋認証を使用できます。指紋認証を使用するには、まず指紋を登録してそれをパ スワード(パワーオン・パスワード、ハードディスク・パスワード、Windowsパスワードなど)と関連付け ます。指紋センサーおよび指紋プログラムを使用してこの手順を完了させます。
指紋認証を使用するには、以下のいずれかを行います。
©CopyrightLenovo2014,2015
19
Page 32
•Windows7またはWindows8.1の場合:Lenovoが提供するFingerprintManagerProまたはThinkVantage FingerprintSoftwareプログラムを使用します。プログラムを開くには、15ページの「コンピューター のプログラムへのアクセス」を参照してください。プログラムの使用について詳しくは、プログ ラムのヘルプを参照してください。
•Windows10の場合:Windowsが提供する指紋ツールを使用します。「スタート」ボタンをクリック して「スタート」メニューを開き、「設定」「アカウント」「サインインオプション」を クリックします。画面上の指示に従います。
指紋センサーを使用するには、指紋センサー付きキーボードに付属の資料、またはLenovoサポートWeb
サイトhttp://www.lenovo.com/support/keyboards
にある資料を参照してください。

ホイール・マウスの使用

ホイール・マウスを使用して、以下の制御を行うことができます。
1第1マウス・ボタン:このボタンは、プログラムまたはメニュー項目を選択または開始するのに使
用します。
2ホイール:このホイールは、マウスのスクロール処置を制御するために使用します。ホイールを回転し
た方向によって、スクロール処置の方向を制御します。
3第2マウス・ボタン:このボタンは、アクティブなプログラム、アイコン、またはオブジェクトのメ
ニューを表示するのに使用します。
「マウスのプロパティ」ウィンドウで、第1マウス・ボタンと第2マウス・ボタンの機能を切り替え たり、その他のデフォルトの動作を変更したりできます。「マウスのプロパティ」ウィンドウを開く には、コントロールパネルに移動して、コントロールパネルを大きいアイコンまたは小さいアイ コンで表示し、「マウス」をクリックします。

源を管理する

電源管理機能により、システム電源、プロセッサー、ハードディスク・ドライブ、一部のモニターなどの コンピューターの特定の構成部品の電力消費量を削減できます。

拡張および電力インターフェース機構(ACPI)BIOS

ACPIBIOSシステムであるため、オペレーティング・システム側でコンピューターの電源管理機能を制御 できます。アドバンスト・パワー・マネージメント(APM)BIOSモードの設定は無視されます。ACPI BIOSモードは、すべてのオペレーティング・システムでサポートされているわけではありません。

AutomaticPower-On機能

「PowerManagement」メニュー内のAutomaticPower-On機能では、コンピューターの電源を自動的にオン にする機能を有効/無効にすることができます。
20ThinkStationP500およびP700ユーザー・ガイド
Page 33
WakeUponAlarm:コンピューターの電源を自動的にオンにする日付と時刻を指定できます。これ
は、1回のイベントまたは毎日のイベントとして指定できます。
WakeonLAN:コンピューターに正しく構成したトークン・リングか、WakeonLAN対応のイーサネッ
トLANアダプター・カードがあり、かつリモート・ネットワーク管理ソフトウェアがインストールさ れている場合、WakeonLAN機能を使用できます。WakeonLANを「Enabled」に設定すると、ローカ ル・エリア・ネットワーク(LAN)上の他のコンピューターから特定の信号を受信したときに、コン ピューターの電源が自動的にオンになります。
Windows8.1オペレーティング・システムで、WakeonLAN機能またはWakeUponAlarm機能を有 効にするには、次のようにします。
1.「コントロールパネル」を開きます。
2.「ハードウェアとサウンド」「電源オプション」の順にクリックします。
3.左パネルで、「電源ボタンの動作の選択」をクリックします。
4.「シャットダウン設定」セクションで、「⾼速スタートアップを有効にする」をオフにします。
注:設定を使用できない場合は、「現在利⽤可能ではない設定を変更します」をクリックします。
5.「変更の保存」をクリックします。

コンピューターの音量設定

コンピューターの音量を設定するには、次のようにします。
1.タスクバーのWindows通知領域にある音量アイコンをクリックします。
注:音量アイコンがWindows通知領域に表示されない場合は、通知領域にアイコンを追加します。 Windowsヘルプ・システムを参照してください。詳しくは、161ページの「Windowsヘルプ」を 参照してください。
2.画面の指示およびホバー・テキストに従って、音量の調整、スピーカーの消音/消音解除を行います。

ディスクの使用

このセクションでは、次のトピックについて説明します。
•21ページの「光学式ドライブの使用
•22ページの「ディスクの取り扱いと保管
•22ページの「ディスクの再生と取り出し
•22ページの「ディスクへの記録

光学式ドライブの使用

モデルによって、以下の光学式ドライブのいずれかが装備されています。
•CD-ROMドライブ:CDのみの読み取りに使用
•DVD-ROMドライブ:DVDおよびCDの読み取りに使用
•BD-ROMドライブ:ブルーレイ・ディスク(BD)、DVDおよびCDの読み取りに使用
•記録可能な光学式ドライブ:ディスクの読み取りおよび書き込みに使用します。
光学式ドライブを使用する際は、以下のガイドラインに従ってください。
•ドライブが以下のいずれかの状況にさらされる場所にコンピューターを置かないでください。
–高温 –高湿度
2章.コンピューターの活用21
Page 34
–過度のほこり –過度の振動または突然の衝撃 –傾いた表面 –直射日光
•ドライブにディスク以外のものを挿入しないでください。
•損傷したディスクをドライブに挿入しないでください。曲がったディスク、傷の付いたディスク、
または汚れたディスクはドライブが損傷する原因となります。
•コンピューターを移動する前に、ドライブからディスクを取り出してください。

ディスクの取り扱いと保管

ディスクの取り扱いと保管は、以下のガイドラインに従ってください。
•ディスクは端を持ってください。ラベルの付いていないサイドの表面に触れないでください。
•ほこりや指紋を取り除くには、きれいな柔らかい布を使用してディスクを中央から外側に向かってふき
ます。ディスクを円を描くようにふくと、データが失われる場合があります。
•ディスクに文字などを書いたり、紙を貼り付けないでください。
•ディスクに傷や印をつけないでください。
•直射日光が当たる場所でディスクを置いたり、保管しないでください。
•ディスクのクリーニングでベンジン、シンナー、または他のクリーナーを使用しないでください。
•ディスクを落としたり、曲げないでください。

ディスクの再生と取り出し

ディスクを再生するには、次の手順を実行します。
1.コンピューターの電源が入った状態で、光学式ドライブ前面にあるイジェクト/閉じるボタンを押し ます。トレイがドライブから引き出されます。
2.ディスクをトレイに挿入します。光学式ドライブの種類によっては、トレイ中央にスナップ・ハブが ある場合があります。ドライブにスナップ・ハブがある場合は、片方の手でトレイを支え、ディスク が所定の位置にカチッと収まるまでディスクの中央を押します。
3.イジェクト/閉じるボタンをもう一度押すか、またはトレイをゆっくりと押し込んで閉じます。ディ スク再生プログラムが自動的に開始されます。詳しくは、ディスク・プレイヤー・プログラムのヘ ルプを参照してください。
光学式ドライブからディスクを取り出すには、次のようにします。
1.コンピューターの電源が入った状態で、光学式ドライブ前面にあるイジェクト/閉じるボタンを押し ます。トレイがドライブから引き出されます。
2.トレイから光学式ディスクを慎重に取り出します。
3.イジェクト/閉じるボタンをもう一度押すか、またはトレイをゆっくりと押し込んで閉じます。
注:イジェクト/閉じるボタンを押してもトレイがドライブから出てこない場合は、コンピューターの電
源を切ります。次に、イジェクト/閉じるボタンの横にある緊急イジェクト用の穴に、まっすぐに伸ばし たペーパー・クリップを差し込みます。緊急時以外には緊急イジェクトを使用しないでください。

ディスクへの記録

ご使用の光学式ドライブが書き込みをサポートする場合は、次のようにしてディスクへの書き込みが
できます。
1.書き込み可能なディスクを書き込みをサポートする光学式ドライブに挿入します。
22ThinkStationP500およびP700ユーザー・ガイド
Page 35
2.PowerDVDCreate、PowerProducer、またはPower2Goプログラムを開きます。15ページの「コン ピューターのプログラムへのアクセスを参照してください。
3.画面上の指示に従います。

Windows8.1オペレーティング・システムの画面間の移動

デスクトップ、スタート画面、およびWindows8.1オペレーティング・システムのスタート画面から起動 されたアプリケーションの間を移動するには、次のいずれかを実行します。
•スタート画面から次のいずれかを実行して、最近アクセスしたワークスペース(アプリケーショ ン、設定、またはデスクトップ)に移動します。
–ポインティング・デバイスを使用する場合:Windowsスタート画面コントロール
で、ポインターを画面左下隅に移動します。次に、そのアイコンをクリックします。
–タッチ・スクリーンを使用する場合:画面左端でスワイプインとスワイプアウトを行います。画
面左端に利用可能なすべてのワークスペースの表示が表示されます。下部にあるWindowsス タート画面コントロール
注:Windowsスタート画面コントロール
くとも1つのアクティブなワークスペースがある場合のみです。
•デスクトップまたはスタート画面から起動されたその他のワークスペースから次のいずれかを実行 して、スタート画面に移動します。
–ポインティング・デバイスを使用する場合:
–デスクトップから、画面左下にあるWindowsスタート画面コントロール –その他のワークスペースから、Windowsスタート画面コントロール
ターを画面左下隅に移動します。次に、そのアイコンをクリックします。
–タッチ・スクリーンを使用する場合:次のいずれかを実行します。
–デスクトップから、画面左下にあるWindowsスタート画面コントロール –その他のワークスペースから、次のいずれかを行います。
•画面左端でスワイプインとスワイプアウトを行います。画面左端に利用可能なすべての ワークスペースの表示が表示されます。下部にあるWindowsスタート画面コントロール
をタップします。
•画面右端からスワイプしてチャームを表示し、「開始」をタップします。
•いずれかのワークスペース(スタート画面、デスクトップ、PC設定、またはスタート画面から起動され たアプリケーション)から、次のいずれかの手順で、以前に起動した別のワークスペースに移動します。
をタップします。
が表示されるのは、システムのバックグラウンドに少な
が表示されるまで、ポイン
が表示されるま
をクリックします。
をタップします。
–以前にアクセスしたワークスペース(アプリケーション、設定、またはデスクトップ)に移動するに
は、次のいずれかを実行します。
–ポインティング・デバイスを使用する場合:
1.以下のいずれかを行います。
•マウス・ポインターを画面左上隅に移動してから、画面左端に沿って下方に移動します。
•マウス・ポインターを画面左下隅に移動してから、画面左端に沿って上方に移動します。
画面左端に利用可能なすべてのワークスペースの表示が表示されます。
注:現在のWindowsセッション中にアクセスしたアクティブなワークスペースだけが、
左端に沿って表示されます。アクティブなワークスペースを閉じると、その表示は画面 左端に表示されなくなります。
2.目的の表示をクリックします。
2章.コンピューターの活用23
Page 36
–タッチ・スクリーンを使用する場合:
•方法1
1.画面左端でスワイプインとスワイプアウトを行います。画面左端に利用可能なすべての ワークスペースの表示が表示されます。
2.目的のワークスペースをタップします。
•方法2
1.画面左端からスワイプして、次の使用可能なワークスペースに進みます。
2.目的のワークスペースに移動するまで、手順1を繰り返します。
–最近アクセスしたワークスペース(アプリケーション、PC設定、またはデスクトップ)に移動するに
は、次のいずれかを実行します。
–ポインティング・デバイスを使用する場合:Windowsスタート画面コントロール
まで、ポインターを画面左上隅に移動します。次に、そのアイコンをクリックします。
–タッチ・スクリーンを使用する場合:画面左端からスワイプします。
Windows8.1オペレーティング・システムのその他の機能の詳細については、スタート画面またはアプリ 画面からヘルプ+使い⽅のアプリケーションを起動するか、Windowsのヘルプ・システムを参照します。 詳しくは、161ページの「Windowsヘルプ」を参照してください。
が表示される

Windows8.1オペレーティング・システムでコントロールパネルにアク セスする

Windowsオペレーティング・システムでは、コントロールパネルでコンピューターの設定を表示したり変 更したりできます。Windows8.1オペレーティング・システムでコントロールパネルにアクセスする には、次のいずれかを実行します。
•デスクトップから
1.ポインターを画面の右上または右下に移動してチャームを表示します。
2.「設定」をクリックします。
3.「コントロールパネル」をクリックします。
•スタート画面から
1.画面左下にある下矢印
2.右側にスクロールし、「Windowsシステム」セクションの「コントロールパネル」をクリック
します。
をクリックして、アプリ画面に移動します。

よくある質問と答え

よくある質問とその回答の一部を以下に示します。これらの回答を、コンピューターの使用の最適化
にお役立てください。
コンピューターの使用に関するその他のよくある質問への回答については、次を参照してください。 http://www.lenovo.com/support/faq
別の⾔語版のユーザー・ガイドはどうやって⼊⼿できますか?
さまざまな言語のユーザー・ガイドが次のWebサイトにあります。
http://www.lenovo.com/support
24ThinkStationP500およびP700ユーザー・ガイド
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リカバリー・ディスク・セットまたはリカバリーUSBキーはどこにありますか?
ご使用のコンピューターには、Windowsのバージョンによってリカバリー・ディスク・セットまたはリカ バリーUSBキーが付属している場合があります。コンピューターに付属していない場合は、Lenovoス マートセンターに連絡してリカバリー・ディスク・セットまたはリカバリーUSBキーを注文してくださ い。Lenovoサポートの電話番号一覧については、http://www.lenovo.com/support/phone
をご覧ください。お客
様の国または地域用のサポート電話番号が見つからない場合は、Lenovo販売店にお問い合わせください。
Windowsオペレーティング・システムについてのヘルプはどこで参照できますか?
161ページの「Windowsヘルプ」を参照してください。
コンピューターの設定を復元する⽅法について教えてください。
ご使用のコンピューターには、コンピューターの設定を復元するためのプログラムが付属しています。詳 しくは、71ページの第8章リカバリー情報を参照してください。
また、ハードディスク・ドライブに障害が生じた場合には、Lenovoスマートセンターでリカバリー・ディ スク・セットをご注文いただけます。お客様サポートセンターへのお問い合わせについて詳しくは、161 ページの第10章情報、ヘルプ、およびサービスの入手」を参照してください。リカバリー・ディス ク・セットを使用する前に、ディスク・セットに付属の説明書を参照してください。
注:リカバリー・ディスク・セットは、複数のディスクで構成されていることがあります。リカバリー処 理を開始する前に、すべてのディスクが揃っていることを確認してください。リカバリー処理中に、ディ スクを入れ替えるようにプロンプトが表示されることがあります。
デスクトップまたはスタート画⾯が開くようにWindows8.1の起動動作を変更するにはどうすればい いですか?
Windows8.1オペレーティング・システムでは、デフォルトでデスクトップまたはスタート画面が開くよ うに設定できます。デフォルトの起動画面を設定するには、次のようにします。
1.デスクトップで、画面下部にあるタスクバー上で右クリックします。
2.「プロパティ」をクリックします。「タスクバーとナビゲーションのプロパティ」ウィンドウが
表示されます。
3.「ナビゲーション」タブで、「スタート画⾯」セクションを見つけ、次のいずれかを実行します。
•デフォルトの起動画面としてデスクトップを設定するには、「サインイン時または画⾯上のすべて のアプリを終了したときに、スタート画⾯ではなくデスクトップに移動する」を選択します。
•デフォルトの起動画面としてスタート画面を設定するには、「サインイン時または画⾯上のす べてのアプリを終了したときに、スタート画⾯ではなくデスクトップに移動する」チェック・ ボックスのチェック・マークを外します。
4.「OK」をクリックして、新しい設定を保存します。
2章.コンピューターの活用25
Page 38
26ThinkStationP500およびP700ユーザー・ガイド
Page 39
第3章コンピューターを快適に使う
本章では、コンピューターのユーザー補助、使いやすさ、他の国や地域へのコンピューターの移動 について説明します。

ユーザー補助と使いやすさ

ご使用のパーソナル・コンピューターを最大限に使用し、不快感を避けるには、人間工学的な配慮が重要 になります。作業環境およびご使用になる機器を、個々のニーズと実行する作業の種類に合うように 配置してください。さらに、コンピューターの使用中は、パフォーマンスと快適さを最大化できるよ うな作業習慣を実行してください。
以下のトピックには、ワークエリアの配置、コンピューター機器のセットアップ、健康的な作業習慣 の確立についての説明があります。

ワークスペースの準備

コンピューターを最も効果的に活用するには、ご使用の機器と作業域の両方を、お客様のニーズと作業の 種類に応じて調整してください。お客様の快適性が最も重要ですが、光源や換気、そして電源コンセ ントの場所もワークスペースを準備する際に影響を及ぼします。

作業の快適性

お客様全員に適した作業位置というものはありませんが、それぞれに最適な位置を判断するためのガイ ドラインをいくつかご紹介します。
長時間同じ位置に座っていると、疲労の原因となります。適切な椅子とは、背もたれと座面がそれぞれ別 個に調整可能で、身体をしっかり支えられるものです。さらに、大腿部(だいたいぶ)にかかる負担を軽減 するために座面前部がカーブしているものです。大腿部が床と平行になり、足の裏全体が床または足置 きにしっかり付くように、座面を調整します。
キーボードの使用時には、前腕部を床と平行にし、手首は負担のかからない快適な位置に維持します。 キーボードは軽いタッチでたたき、手や指はリラックスした状態に保ちます。キーボードの高さ位置を調 整して、キーボードを最も打ちやすい角度に変えます。
モニターは、画面の上部が目の高さ、またはそれよりわずかに低い位置にくるように調整します。モニ ターは、快適に見ることができる距離に置きます。通常は51~61cm(20~24インチ)です。次に、体を ねじらなくても見ることができるように、モニターの位置を調整します。また、電話機やマウスなど、恒 常的に使用するその他の機器も、簡単に手が届く場所に配置します。
©CopyrightLenovo2014,2015
27
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グレア(まぶしさ)と照明

モニターは、天井の照明、窓からの光、およびその他の光源からのグレアや反射を最小限に抑えられる位 置に置きます。光沢のある表面からの反射光も、モニターの画面に不快な反射を生じる場合があります。 できれば、モニターは窓などの光源と直角になる場所に置きます。天井の照明は、スイッチを切ったり ワット数の小さい電球を使うなどして、必要に応じて暗くします。モニターを窓の近くに設置する場合 は、カーテンやブラインドを利用して日光を遮るようにします。1日の時間の経過とともに変化する部屋 の明るさに合わせて、モニターの輝度や明度調節を調整することも必要です。
反射を避けたり、光を調整することが不可能なときは、画面にグレア防止フィルターを取り付ける方 法が役立つ場合があります。ただし、こうしたフィルターを取り付けると画面上のイメージが不明瞭 になる可能性があるため、グレアを軽減するための方法がすべて失敗した場合に限り、この方法を 試してみてください。
ほこりが積もっていると、グレアの問題はさらに悪化します。モニターの画面は、モニターの説明書の指 示にしたがって、柔らかい布で定期的に拭いてください。
換気
コンピューターやモニターは熱を発生します。コンピューターにはファンが付いていて、外気を吸い込 み、熱せられた空気を外に押し出します。モニターの場合は、通気口を通して熱せられた空気を外に逃が します。通気口をふさぐと過熱状態になり、誤動作または損傷が起こる場合があります。コンピューター とモニターは、通気口がふさがれない場所に置いてください。通常、通気スペースとして51mmあれば 十分です。また、放出された空気が誰かにかかることのないように注意してください。

源コンセントおよびケーブルの長

コンピューターの最終的な設置場所を判断するときには、次の要素を考慮してください。
•電源コンセントの位置
•電源コードの長さ
•モニターやその他のデバイスに接続するケーブルの長さ
ワークスペースを準備するときは、以下の点に注意してください。
•延長コードの使用は避けてください。可能な場合、コンピューターの電源コードは直接電源コンセン
トに差し込んでください。
•電源コードやケーブルは、通路や誤って引っ掛かってしまいそうな場所は避け、きれいに配置して
ください。
電源コードについて詳しくは、viページの「電源コードおよび電源アダプターを参照してください。

ユーザー補助情報

Lenovoは、聴覚、視覚、運動機能に制約のあるお客様が情報やテクノロジーにさらにアクセスしやすくな るように最大の努力を重ねています。このセクションでは、これらのユーザーがコンピューターをより有 効に活用できるような仕組みを説明します。また、以下のWebサイトから最新のアクセシビリティ情報 を得ることができます。
http://www.lenovo.com/accessibility
キーボードショートカット
次の表には、コンピューターの使用を容易にするキーボードショートカットが記載されています。
注:ご使用のキーボードによっては、以下の一部のキーボードショートカットが初期インストールされ ていないことがあります。
28ThinkStationP500およびP700ユーザー・ガイド
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キーボードショートカット
機能
Windowsロゴ・キー+U
右Shiftキーを8秒間押す
Shiftキーを5回押す
NumLockを5秒間押す切り替えキーをオンまたはオフにします
左Alt+左Shift+NumLockマウスキーをオンまたはオフにします
左Alt+左Shift+PrtScn(またはPrtSc)ハイコントラストをオンまたはオフにします
「コンピューターの簡単操作センター」を開きます
フィルターキーをオンまたはオフにします
Stickyキーをオンまたはオフにします
詳しくは、http://windows.microsoft.com/にアクセスし、「キーボードショートカット」、「組み合わせ キー」、「ショートカットキー」のキーワードのうちのいずれかを使用して検索してください。
コンピューターの簡単操作センター
Windowsオペレーティング・システムの「コンピューターの簡単操作センター」を使用すると、ユーザー は物理的なニーズや見やすくするためのニーズなどに合わせてコンピューターを構成できます。
「コンピューターの簡単操作センター」を使用するには、次のようにします。
1.ご使用のWindowsのバージョンに応じて、以下のいずれかを実行します。
•Windows7の場合:「スタート」ボタンをクリックして「スタート」メニューを開き、「コント ロールパネル」をクリックします。コントロールパネルを大きいアイコンまたは小さいアイコン で表示して、「コンピューターの簡単操作センター」をクリックします。
•Windows8.1の場合:ポインターを画面の右上または右下に移動してチャームを表示します。次に、 「設定」「PC設定の変更」「コンピューターの簡単操作」の順にクリックします。
•Windows10の場合:「スタート」ボタンをクリックして「スタート」メニューを開きます。次に、 「設定」「簡単操作」の順にクリックします。
2.画面の指示に従って、適切なツールを選択します。
「コンピューターの簡単操作センター」には、主に次のツールが含まれています。
•拡大鏡 拡大鏡は、項目がよく見えるように、画面の全体または一部を拡大できる便利なユーティリティー
です。
•ナレーター ナレーターは、画面表示を音声で読み上げて、エラー・メッセージなどのイベントを説明する画面
リーダーです。
•スクリーンキーボード マウス、ジョイスティック、その他物理的なキーボード以外のポインティング・デバイスでコンピュー
ターにデータを入力する場合は、スクリーンキーボードを使用できます。スクリーンキーボードは、 標準キーをすべて備えた仮想キーボードです。
•ハイコントラスト ハイコントラスト機能を使用すると、画面の一部のテキストと画像の色のコントラストが高くな
ります。その結果、項目がはっきりと識別しやすくなります。
•個人設定キーボード キーボード設定を調整してキーボードを使いやすくします。たとえば、キーボードでポインターを制御
したり、特定の組み合わせキーが入力しやすいようにできます。
•個人設定マウス
3章.コンピューターを快適に使う29
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マウス設定を調整してマウスを使いやすくすることができます。たとえば、ポインターの外観を変更し たり、マウスでウィンドウを操作しやすくできます。
⾳声認識
「音声認識」を使用すると、音声でコンピューターを制御できます。
ユーザーの音声のみを使用すると、プログラムの開始、メニューの展開、画面上のオブジェクトのクリッ ク、テキストのドキュメントへの書き取り、メールの作成および送信などを実行できます。キーボー ドやマウスで実行するあらゆる操作を音声のみで実行できます。
「音声認識」を使用するには、次のようにします。
1.ご使用のWindowsのバージョンに応じて、以下のいずれかを実行します。
•Windows7の場合:「スタート」ボタンをクリックして「スタート」メニューを開き、「コント ロールパネル」をクリックします。
•Windows8.1の場合:「コントロールパネル」を開きます。24ページの「Windows8.1オペレーティ ング・システムでコントロールパネルにアクセスする」を参照してください。
•Windows10の場合:「スタート」ボタンを右クリックして「スタート」のコンテキスト・メニュー を開き、「コントロールパネル」をクリックします。
2.コントロールパネルで、大きいアイコンまたは小さいアイコンでプログラムを表示し、「⾳声 認識」をクリックします。
3.画面上の指示に従います。
画⾯リーダー・テクノロジー
画面リーダー・テクノロジーは、ソフトウェア・プログラム・インターフェース、ヘルプ情報システ ム、および各種のオンライン・ドキュメントを主な対象としています。画面リーダーについて詳しく は、次を参照してください。
•画面リーダーでPDFを使用する場合:
http://www.adobe.com/accessibility.html?promoid=DJGVE
•JAWS画面リーダーを使用する場合:
http://www.freedomscientific.com/jaws-hq.asp
•NVDA画面リーダーを使用する場合:
http://www.nvaccess.org/
画⾯の解像度
コンピューターの画面の解像度を調整して、画面上の文字や画像を見やすくすることもできます。
画面の解像度を調整するには、次のようにします。
1.デスクトップの空白領域を右クリックします。
2.ご使用のWindowsのバージョンに応じて、以下のいずれかを実行します。
•Windows7またはWindows8.1の場合:「画⾯の解像度」をクリックします。
•Windows10の場合:「ディスプレイの設定」をクリックします。「ディスプレイ」タブで、「ディ スプレイの詳細設定」をクリックします。
3.画面上の指示に従います。
注:解像度の設定が低すぎると、項目の一部が画面に収まらない場合があります。
カスタマイズ可能な項⽬サイズ
項目のサイズを変更して画面上の項目を読みやすくできます。
30ThinkStationP500およびP700ユーザー・ガイド
Page 43
•項目のサイズを一時的に変更するには、「コンピューターの簡単操作センター」の「拡大鏡」を使用し ます。29ページの「コンピューターの簡単操作センター」を参照してください。
•項目の値を永続的に変更するには、次のようにします。
–画面上のすべての項目のサイズを変更します。
1.デスクトップの空白領域を右クリックします。
2.ご使用のWindowsのバージョンに応じて、以下のいずれかを実行します。
–Windows7またはWindows8.1の場合:「画⾯の解像度」「テキストやその他の項⽬の⼤き
さの変更」をクリックします。
–Windows10の場合:「ディスプレイの設定」をクリックします。
3.画面の指示に従って、項目のサイズを変更します。
4.「適⽤」をクリックします。この変更は次回オペレーティング・システムにログインした
ときに有効になります。
–Webページの項目のサイズを変更します。
Ctrlキーを長押しして、次にプラス符号(+)キーを押してテキスト・サイズを拡大し、マイナス符号 (-)キーを押してテキスト・サイズを縮小します。
–デスクトップまたはウィンドウの項目のサイズを変更します。
注:この機能は、一部のウィンドウでは動作しない場合があります。 マウスにホイールがついている場合、Ctrlキーを長押しして、次にホイールをスクロールさせて
項目サイズを変更します。
業界標準のコネクター
ご使用のコンピューターには、補助デバイスを接続できる業界標準のコネクターが装備されています。
各コネクターの場所および機能について詳しくは、1ページの「位置」を参照してください。
TTY/TDD変換モデム
ご使用のコンピューターでは、テキスト電話(TTY)または聴覚障害者用の通話デバイス(TDD)変換モデム の使用がサポートされています。モデムは、ご使用のコンピューターとTTY/TDD電話間で接続する必要 があります。これで、コンピューターにメッセージを入力し、電話に送信できます。
アクセス可能な形式の資料
Lenovoは、適切にタグ付けされたPDFファイルやHTML(ハイパー・テキスト・マークアップ言語) ファイルなど、アクセス可能な形式の電子資料を提供しています。Lenovoの電子資料は、視覚障害のあ るユーザーがスクリーン・リーダーを使用して確実に読めるようにするために開発されています。文 書の各画像には、視覚障害のあるユーザーが画面リーダーを使用する際に画像について理解できるよ うに、適切な代替テキストが含まれています。

他の国や地域へのコンピューターの移動

コンピューターを他の国や地域に移動する場合は、現地の電気規格を考慮する必要があります。
現在使用している電源コンセントとは異なる型のコンセントを使用する国または地域にコンピュータを移 動する場合は、電気用プラグのアダプターまたは新しい電源コードを購入する必要があります。電源コー ドは、Lenovoに直接注文できます。
電源コードの情報と部品番号については、次のWebサイトを参照してください。
http://www.lenovo.com/powercordnotice
3章.コンピューターを快適に使う31
Page 44
32ThinkStationP500およびP700ユーザー・ガイド
Page 45
第4章セキュリティー
本章では、コンピューターの盗難または不正使用を防ぐ方法について説明します。

セキュリティー機構

ご使用のコンピューターでは、次のセキュリティー機能をご利用いただけます。
•ComputraceAgentソフトウェア(ファームウェアに組み込み) ComputraceAgentソフトウェアは、IT資産管理と、コンピューターが盗難にあった場合のリカバリーを
行うソリューションです。ハードウェア、ソフトウェア、コンピューターのコールイン場所など、コ ンピューターに変更が加えられているかどうかを検出します。
注:ComputraceAgentソフトウェアをアクティブにするために、製品の購入が必要になる場合が あります。
•カバー検出スイッチ(侵入検出スイッチとも呼ばれる) カバー検出スイッチは、コンピューターのカバーが正しく取り付けられていなかったり、正しく閉
じられていなかったりするときにコンピューターのオペレーティング・システムにログインできな いようにします。システム・ボード上のカバー検出スイッチ・コネクターを使用可能にするには、 次のようにします。
1.SetupUtilityプログラムを始動します。39ページの「SetupUtilityプログラムの始動を参照 してください。
2.管理者パスワードを設定します。41ページの「パスワードの設定、変更、削除」を参照してく ださい。
3.「Security」サブメニューから「ChassisIntrusionDetection」「Enabled」の順に選択します。 これで、システム・ボード上のカバー検出スイッチ・コネクターが使用可能になります。
コンピューターの電源をオンにしたときに、カバー検出スイッチによりコンピューター・カバーが 正しく取り付けられていなかったり、正しく閉じられていなかったりすることが検出されると、エ ラー・メッセージが表示されます。このエラー・メッセージをスキップしてオペレーティング・システ ムにログインするには、次のようにします。
1.コンピューターのカバーを正しく取り付けるか、または正しく閉じます。157ページの「部品交 換の完了」を参照してください。
2.F1キーを押して、SetupUtilityプログラムに入ります。次に、F10キーを押して、SetupUtilityプロ グラムを保存し、終了します。これで、エラー・メッセージが表示されなくなります。
•デバイスおよびUSBコネクターを有効または無効にする機能 詳しくは、41ページの「デバイスを有効または無効にする」を参照してください。
•内蔵指紋センサー(一部のモデルで使用可能) 指紋認証はパスワードの代わりになるうえ、お客様のアクセスをシンプルで安全なものにします。詳
しくは、19ページの「指紋認証の使用を参照してください。
•TPM(TrustedPlatformModule) TrustedPlatformModuleは、コンピューターに保存されている情報を保護する暗号鍵の保管が可能な、
セキュリティで保護された暗号化プロセッサーです。
©CopyrightLenovo2014,2015
33
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コンピューター・カバーのロック

コンピューターのカバーをロックすると、コンピューターへの無許可アクセスを防止できます。ご使用の コンピューターにはパッドロック・ループがついており、またコンピューター・カバーにキー・ロッ クが付属している場合があります。
9.
34ThinkStationP500およびP700ユーザー・ガイド
Page 47
10.
4章.セキュリティー35
Page 48

Kensingtonスタイルのケーブル・ロックの取り付け

Kensingtonスタイルのケーブル・ロックを使用して、コンピューターをデスク、テーブル、または他の一 時的な固定物に固定することができます。ケーブル・ロックは、コンピューター背面にあるセキュリ ティー・ロック・スロットに接続します。選択したタイプに応じて、ケーブル・ロックは1つのキーま たは複数キーの組み合わせで使用できます。このケーブル・ロックを直接Lenovoに注文するには、
http://www.lenovo.com/support
Kensington
を検索してください。
11. Kensington

パスワードおよびWindowsアカウントの使用

BIOSパスワードおよびWindowsアカウントを使用して、コンピューターとデータへの無許可アク セスを防止できます。
•BIOSパスワードを使用するには、40ページの「BIOSパスワードの使用を参照してください。
•Windowsアカウントを使用するには、次のようにします。
1.ご使用のWindowsのバージョンに応じて、以下のいずれかを実行します。
–Windows7の場合:「スタート」ボタンをクリックして「スタート」メニューを開き、「コント
ロールパネル」「ユーザーアカウント」をクリックします。
–Windows8.1の場合:ポインターを画面の右上または右下に移動してチャームを表示します。次
に、「設定」「PC設定の変更」「アカウント」の順にクリックします。
–Windows10の場合:「スタート」ボタンをクリックして「スタート」メニューを開き、「設
定」「アカウント」をクリックします。
2.画面上の指示に従います。
36ThinkStationP500およびP700ユーザー・ガイド
Page 49

指紋認証の使用

ご使用のキーボードに指紋センサーが搭載されている場合、容易かつ安全なユーザー・アクセスのために パスワードの代わりに指紋認証を使用できます。指紋認証を使用するには、まず指紋を登録してそれをパ スワード(パワーオン・パスワード、ハードディスク・パスワード、Windowsパスワードなど)と関連付け ます。指紋センサーおよび指紋プログラムを使用してこの手順を完了させます。
指紋認証を使用するには、以下のようにします。
•Windows7またはWindows8.1の場合:Lenovoが提供するFingerprintManagerProまたはThinkVantage FingerprintSoftwareプログラムを使用します。プログラムを開くには、15ページの「コンピューター のプログラムへのアクセス」を参照してください。プログラムの使用について詳しくは、プログ ラムのヘルプを参照してください。
•Windows10の場合:Windowsが提供する指紋ツールを使用します。「スタート」ボタンをクリック して「スタート」メニューを開き、「設定」「アカウント」「サインインオプション」を クリックします。画面上の指示に従います。
指紋センサーを使用するには、指紋センサー付きキーボードに付属の資料、またはLenovoサポートWeb サイトhttp://www.lenovo.com/support/keyboardsにある資料を参照してください。

ファイアウォールの使用

ファイアウォールは、必要なセキュリティー・レベルに応じて、ハードウェア、ソフトウェア、または両 方を組み合わせて構築できます。ファイアウォールは、一連のルールを使用して、許可されている着信接 続と発信接続を判断します。お使いのコンピューターにファイアウォール・プログラムが初期インストー ルされている場合もあります。ファイアウォール・プログラムは、インターネットにおけるセキュリ ティー上の脅威、無許可アクセス、侵入、およびサイバー攻撃からのコンピューターの保護に役立ちま す。お客様のプライバシーも保護されます。ファイアウォール・プログラムの使用方法について詳しく は、ファイアウォール・プログラムのヘルプ・システムを参照してください。
ご使用のコンピューターに初期インストールされているWindowsオペレーティング・システムには、 Windowsファイアウォールが備えられています。Windowsファイアウォールの使用方法について詳しく は、161ページの「Windowsヘルプ」を参照してください。

ウィルスからのデータの保

ご使用のコンピューターには、ウィルス対策、ウィルスの検出や除去を行うのに役立つアンチウィルス・ プログラムが初期インストールされています。
Lenovoは、30日間無償で使用できる、完全バージョンのアンチウィルス・ソフトウェアを初期インス トール済みの状態で提供します。30日間が経過した後、アンチウィルス・ソフトウェアの更新を継続す るにはライセンスを更新する必要があります。
注:新しいウィルスから保護するためには、ウィルス定義ファイルを最新の状態に保つことが必要です。
アンチウィルス・ソフトウェアの使用方法について詳しくは、アンチウィルス・ソフトウェアのヘル プ・システムを参照してください。
4章.セキュリティー37
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38ThinkStationP500およびP700ユーザー・ガイド
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第5章詳細設定
この章では、コンピューターの設定に役立つ情報を提供します。
•39ページの「SetupUtilityプログラムの使用
•43ページの「BIOSの更新またはリカバリー

SetupUtilityプログラムの使用

SetupUtilityプログラムを使用すると、いずれのオペレーティング・システムを使用している場合でも、コ ンピューターの構成内容の表示や変更ができます。ただし、同類の設定項目については、オペレーティン グ・システムの設定値がSetupUtilityプログラムの設定値を上書きしてしまうことがあります。

SetupUtilityプログラムの始動

SetupUtilityプログラムを始動するには、次のようにします。
1.コンピューターの電源をオンにするか、再起動します。
2.Windowsが起動する前に、「SetupUtility」プログラムが開くまでF1キーを連打します。
注:パワーオン・パスワードまたは管理者パスワードを設定してある場合には、パスワードを入力し ないとSetupUtilityプログラムのメニューは表示されません。詳しくは、40ページの「BIOSパス ワードの使用」を参照してください。
POSTで、コンピューターからハードディスク・ドライブが取り外されたか、メモリー容量が減少したこ とが検出された場合、エラー・メッセージが表示されます。以下のいずれかを実行する必要があります。
•F1キーを押して、SetupUtilityプログラムに入ります。
注:SetupUtilityプログラムに入った後、F10キーを押すと、変更内容が保存され、SetupUtilityプ ログラムが終了します。終了の確認を求められたら、Enterキーを押します。これで、エラー・ メッセージが表示されなくなります。
•F2キーを押してエラー・メッセージをバイパスし、オペレーティング・システムにログインします。
注:ハードディスク・ドライブが取り外されたことを検出するには、POSTのConfigurationChange Detection機能を有効にする必要があります。ConfigurationChangeDetection機能を有効にするには、次の ようにします。
1.SetupUtilityプログラムを始動します。
2.SetupUtilityプログラムのメイン・メニューで、「Security」「CongurationChangeDetection」の
順に選択し、Enterキーを押します。
3.「Enabled」を選択し、Enterキーを押します。
4.F10キーを押して、変更内容を保存し、SetupUtilityプログラムを終了します。終了の確認を求め られたら、Enterキーを押します。

定値の表示と変更

SetupUtilityプログラムのメニューには、システム構成の様々な項目が表示されます。設定値を表示または 変更するには、SetupUtilityプログラムを始動します。39ページの「SetupUtilityプログラムの始動」を参 照してください。そして、画面の指示に従います。
キーボードまたはマウスを使用してメニューの選択項目をナビゲートできます。各画面の下部には、 操作に必要なキーが表示されます。
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BIOSパスワードの使用

SetupUtilityプログラムを使用すると、コンピューターとデータへの無許可アクセスを防止するためにパス ワードを設定することができます。
コンピューターを使用するには、パスワードを設定しなくてもかまいません。しかし、パスワードを使用 することにより、コンピューターのセキュリティーが向上します。何らかのパスワードを設定する場 合は、この後のセクションをお読みください。
SetupUtilityプログラムのパスワードのタイプ
以下のタイプのパスワードが使用可能です。
•パワーオン・パスワード
パワーオン・パスワードを設定すると、コンピューターの電源を入れるたびに、有効なパスワード の入力を求める画面が表示されます。有効なパスワードを入力しなければ、コンピューターを使 用できません。
•管理者パスワード
管理者パスワードを設定しておくことにより、許可されていないユーザーによる構成設定値の変更 を防止できます。複数のコンピューターの構成設定値を管理する場合は、管理者パスワードを設定 することをお勧めします。
管理者パスワードを設定すると、SetupUtilityプログラムにアクセスしようとするたびに、有効な パスワードの入力を求める画面が表示されます。有効なパスワードを入力しなければ、SetupUtility プログラムにアクセスできません。
パワーオン・パスワードと管理者パスワードの両方を設定してある場合、どちらのパスワードでも入力 できます。ただし、構成設定値を変更する場合には、管理者パスワードを使用する必要があります。
•ハードディスク・パスワード
ハードディスク・パスワードを設定することで、ハードディスク・ドライブのデータへの不正アクセス を防ぐことができます。ハードディスク・パスワードを設定すると、ハードディスク・ドライブにアク セスしようとするたびに、有効なパスワードの入力を求める画面が表示されます。
注:
–ハードディスク・パスワードを設定すると、ハードディスク・ドライブがコンピューターから
取り外されて他のコンピューターに取り付けられた場合でも、ハードディスク・ドライブのデー タは保護されます。
–ハードディスク・パスワードを忘れてしまうと、パスワードのリセットや、ハードディスク・ド
ライブからのデータのリカバリーを行うことができません。
パスワードの考慮事
パスワードには、64文字以内の英字と数字の任意の組み合わせを使用できます。セキュリティー上、簡単 に見破られない強力なパスワードを使用することをお勧めします。
注:装置構成ユーティリティー(SetupUtility)プログラムのパスワードでは、大文字と小文字は区別さ れません。
強力なパスワードを設定するために、次のガイドラインを考慮してください。
•8文字以上の長さである
•少なくとも1文字の英字および1文字の数字が入っている
•お客様の名前またはユーザー名を使用しない
•一般的な言葉や名前を使用しない
•前回使用したパスワードとは明確に異なる
40ThinkStationP500およびP700ユーザー・ガイド
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パスワードの設定、変更、削
パスワードを設定、変更、または削除するには、次の手順を実行します。
1.SetupUtilityプログラムを始動します。39ページの「SetupUtilityプログラムの始動」を参照して ください。
2.SetupUtilityプログラムのメインメニューで、「Security」を選択します。
3.パスワードのタイプに応じて、「SetPower-OnPassword」、「SetAdministratorPassword」、ま たは「HardDiskPassword」を選択します。
4.画面の右側の指示に従い、パスワードの設定、変更、または削除を行います。
注:パスワードには、64文字以内の英字と数字の任意の組み合わせを使用できます。詳しくは、40 ページの「パスワードの考慮事項」を参照してください。
紛失したパスワードや忘れたパスワードの消去(CMOSのクリア)
ここでは、ユーザー・パスワードなどのパスワードを紛失したり忘れたりしてしまった場合に、それを 削除する手順について説明します。
紛失したり忘れたりしたパスワードを消去するには、次のようにします。
1.すべてのメディアをドライブから取り出し、接続されているすべてのデバイスおよびコンピューター の電源をオフにします。次に、すべての電源コードをコンセントから抜き、コンピューターに接続さ れているすべてのケーブルを取り外します。
2.コンピューター・カバーを取り外します。82ページの「コンピューター・カバーの取り外し 参照してください。
3.システム・ボード上のCMOSクリア/リカバリー・ジャンパーを見つけます。6ページの「システ ム・ボード上の部品の位置」を参照してください。
4.ジャンパーを標準位置(ピン1とピン2)から保守位置(ピン2とピン3)に移動します。
5.コンピューターのカバーを元に戻し、電源コードを接続します。157ページの「部品交換の完」を参照してください。
6.コンピューターの電源を入れ、約10秒間電源を入れたままにします。その後、電源ボタンを約5秒 間押したままにして、コンピューターの電源をオフにします。
7.ステップ1からステップ2を繰り返します。
8.CMOSクリア/リカバリー・ジャンパーを、標準の位置(ピン1とピン2)に戻します。
9.コンピューターのカバーを元に戻し、電源コードを接続します。157ページの「部品交換の完」を参照してください。

デバイスを有効または無効にする

ここでは、以下のデバイスへのユーザー・アクセスを有効または無効にする方法を説明します。
USBSetup
SATAController
デバイスを有効または無効にするには、次のように行います。
1.SetupUtilityプログラムを始動します。39ページの「SetupUtilityプログラムの始動」を参照して ください。
2.SetupUtilityプログラムのメインメニューで、「Devices」を選択します。
USBコネクターを有効または無効にするには、このオプションを使用します。 USBコネクターが無効な場合、USBコネクターに接続されているデバイスは 使用できません。
このオプションが「Disabled」に設定されていると、SATAコネクターに接続され ているすべてのデバイス(ハードディスク・ドライブまたは光学式ドライブなど)は 無効になり、アクセスできなくなります。
5章.詳細設定41
Page 54
3.有効または無効にしたいデバイスに応じて、次のいずれかを実行します。
•USBデバイスを有効または無効にするには、「USBSetup」を選択します。
•内部または外部SATAデバイスを有効または無効にするには、「ATADriveSetup」を選択します。
4.希望する設定を選択してから、Enterキーを押します。
5.F10キーを押して、変更内容を保存し、SetupUtilityプログラムを終了します。43ページの「Setup Utilityプログラムの終了」を参照してください。

動デバイスの選

ご使用のコンピューターが、事前に決めてあったデバイスから起動しない場合は、以下のいずれかを
行って起動デバイスを選択します。
一時的な起動デバイスの選択
以下の手順に従って、一時的な始動デバイスを選択します。
注:すべてのディスクおよびハードディスク・ドライブがブート可能であるとは限りません。
1.コンピューターの電源をオンにするか、再起動します。
2.ロゴ画面が表示されたら、繰り返しF12キーを押したり放したりします。「StartupDeviceMenu」 ウィンドウが表示されます。
3.希望する起動デバイスを選択し、Enterキーを押します。コンピューターは、選択したデバイスか ら始動します。
注:「StartupDeviceMenu」ウィンドウで始動デバイスを選択することで、始動順序が永続的に変更さ
れるわけではありません。
動デバイス順序の選択および変更
構成された起動デバイス順序を表示または永続的に変更するには、次のようにします。
1.SetupUtilityプログラムを始動します。39ページの「SetupUtilityプログラムの始動」を参照して ください。
2.SetupUtilityプログラムのメインメニューで、「Startup」を選択します。
3.PrimaryStartupSequence(1次始動順序)、AutomaticStartupSequence(自動始動順序)、およびErrorStartup Sequence(エラー始動順序)のためのデバイスを選択します。画面の右側に表示される情報を読みます。
4.F10キーを押して、変更内容を保存し、SetupUtilityプログラムを終了します。43ページの「Setup Utilityプログラムの終了」を参照してください。

ErPLPS適合モードを有効にする

Lenovoコンピューターは、ErPLot3規制のエコ・デザイン要件を満たしています。詳細については、次の Webサイトにアクセスしてください。
http://www.lenovo.com/ecodeclaration
SetupUtilityプログラムのErPLPS適合モードを有効にし、コンピューターが電源オフ状態またはスリープ 状態になっているときの消費電力量を削減できます。
SetupUtilityプログラムでErPLPS適合モードを有効にするには、次のようにします。
1.SetupUtilityプログラムを始動します。39ページの「SetupUtilityプログラムの始動」を参照して ください。
2.SetupUtilityプログラムのメイン・メニューで、「Power」「EnhancedPowerSavingMode」の順 に選択し、Enterキーを押します。
3.「Enabled」を選択し、Enterキーを押します。
4.「Power」メニューから、「AutomaticPowerOn」を選択し、Enterキーを押します。
42ThinkStationP500およびP700ユーザー・ガイド
Page 55
5.「WakeonLan」を選択し、Enterキーを押します。
6.「Disabled」を選択し、Enterキーを押します。
7.F10キーを押して、変更内容を保存し、SetupUtilityプログラムを終了します。終了の確認を求め られたら、Enterキーを押します。
ErPLPS適合モードが有効になっていると、以下のいずれかを実行して、コンピューターをウェイク アップできます。
•電源ボタン
•WakeUponAlarm機能を有効にする WakeUponAlarm機能を使用すると、指定の時刻にコンピューターをウェイクアップできます。Wake
UponAlarm機能を有効にするには、次のようにします。
1.SetupUtilityプログラムを始動します。
2.SetupUtilityプログラムのメインメニューで、「Power」「AutomaticPowerOn」の順に選択
し、Enterキーを押します。
3.「WakeUponAlarm」を選択し、Enterキーを押します。そして、画面の指示に従います。
4.F10キーを押して、変更内容を保存し、SetupUtilityプログラムを終了します。終了の確認を求め られたら、Enterキーを押します。
•AfterPowerLoss機能を有効にする AfterPowerLoss機能を使用すると、停電後に電力供給が再開されたときにコンピューターをウェイク
アップできます。AfterPowerLoss機能を有効にするには、次のようにします。
1.SetupUtilityプログラムを始動します。
2.SetupUtilityプログラムのメイン・メニューで、「Power」「AfterPowerLoss」の順に選択
し、Enterキーを押します。
3.「PowerOn」を選択し、Enterキーを押します。
4.F10キーを押して、変更内容を保存し、SetupUtilityプログラムを終了します。終了の確認を求め られたら、Enterキーを押します。

SetupUtilityプログラムの終了

設定内容の表示や変更が終了した後、Escキーを押すとSetupUtilityプログラムのメイン・メニューに戻り ます。Escを何回か押さなければならない場合があります。以下のいずれかを行います。
•新しい設定を保存する場合は、F10キーを押して、変更内容を保存し、SetupUtilityプログラムを終 了します。
•設定を保存しない場合は、「Exit」「DiscardChangesandExit」を選択し、Enterキーを押しま す。「ResetWithoutSaving」ウィンドウが表示されたら、「Yes」を選択し、Enterキーを押して SetupUtilityプログラムを終了します。
•デフォルトの設定値に戻したい場合は、F9キーを押してデフォルトの設定値をロードし、F10キーを押 してSetupUtilityプログラムを保存して終了します。

BIOSの更新またはリカバリー

Lenovoでは、BIOSを変更したり、拡張したりすることがあります。更新がリリースされると、その更新用 ファイルをLenovoWebサイト(http://www.lenovo.com/support す。BIOS更新の使用法については、更新ファイルと一緒に入っているTXTファイルを参照してください。 ほとんどのモデルでは、システム・プログラム更新ディスクを作成する更新プログラムか、またはオペ レーティング・システムから実行できるアップデート・プログラムのいずれかをダウンロードできます。
)からダウンロードして入手することができま
5章.詳細設定43
Page 56
この章では、BIOSの更新について、またBIOSの更新に失敗した場合のリカバリー方法について説
明します。

BIOSレベル

BIOSレベルに誤りがあると、誤ったエラーが発生し、必要もないのにFRUを交換しなければなら なくなることがあります。以下の情報を参照して、コンピューターに現在インストールされている BIOSのレベル、コンピューターに使用できる最新のBIOS、および最新レベルのBIOSを入手できる 場所を確認してください。
•BIOSの現在のレベルを確認するには: SetupUtilityを起動し、MainページでBIOSの修正レベルを参照します。
•公開されている最新レベルのBIOSを入手するためのソース –LenovoサポートWebサイト:http://www.lenovo.com/support/ –Lenovoスマートセンター –レベル1と2のサポート
BIOSを更新するには、43ページの「BIOSの更新またはリカバリー」を参照してください。
注:BIOS設定は、オペレーティング・システムによって異なります。BIOS設定を変更してから、新しい
オペレーティング・システムをインストールしてください。44ページの「BIOS設定を変更してから新し いオペレーティング・システムをインストールするを参照してください。

システム・プログラムの使用

システム・プログラムは、コンピューターに組み込まれているソフトウェアの基本層です。システム・プ ログラムには、POST、BIOSコード、およびSetupUtilityプログラムが含まれます。POSTは、コンピュー ターの電源を入れるたびに実行される一連のテストと手順です。BIOSは、他のソフトウェア層からの命 令を、コンピューターのハードウェアが実行できる電気信号に変換するソフトウェア層です。SetupUtility プログラムを使用すると、コンピューターの構成設定を表示したり、変更したりすることができます。詳 しくは、39ページの「SetupUtilityプログラムの使用」を参照してください。
コンピューターのシステム・ボードには、電気的消去可能プログラム式読み取り専用メモリー(EEPROM、 フラッシュ・メモリーとも呼ばれる)と呼ばれるモジュールがあります。これを使用すると、POST、 BIOS、およびSetupUtilityプログラムを簡単に更新することができます。このような更新を行うには、コ ンピューターをシステム・プログラム更新ディスクを使用して起動するか、オペレーティング・シス テムから特別な更新プログラムを実行します。
Lenovoでは、POSTおよびBIOSを変更したり、拡張したりすることがあります。更新がリリースされる と、その更新用ファイルをLenovoWebサイト(http://www.lenovo.com ができます。POSTおよびBIOS更新の使用法については、更新ファイルと一緒に入っているTXTファイ ルを参照してください。ほとんどのモデルでは、システム・プログラム更新ディスクの作成、またはオペ レーティング・システムからの実行に使用できるアップデート・プログラムをダウンロードできます。
)からダウンロードして入手すること

BIOS設定を変更してから新しいオペレーティング・システムをインス トールする

BIOS設定は、オペレーティング・システムによって異なります。BIOS設定を変更してから、新しいオペ レーティング・システムをインストールしてください。
BIOS設定を変更するには、次のようにします。
1.SetupUtilityプログラムを始動します。39ページの「SetupUtilityプログラムの始動」を参照して ください。
2.SetupUtilityプログラムのメイン・メニューで、「Exit」「OSOptimizedDefault」を選択します。
3.インストールするオペレーティング・システムに応じて、以下のいずれかを実行します。
44ThinkStationP500およびP700ユーザー・ガイド
Page 57
•Windows8.1(64ビット)オペレーティング・システムをインストールするには、「Enabled」
を選択します。
•Windows8.1(64ビット)以外のオペレーティング・システムをインストールするには、「Disabled
を選択します。
4.表示されたウィンドウで「Yes」を選択し、Enterキーを押して選択を確認します。
5.F10キーを押して、変更内容を保存し、SetupUtilityプログラムを終了します。43ページの「Setup Utilityプログラムの終了」を参照してください。

BIOSの更新

新しいプログラム、ハードウェア・デバイス、またはデバイス・ドライバーをインストールするときに、 BIOSを更新するように通知される場合があります。BIOSは、オペレーティング・システムまたはフラッ シュ・ディスク(一部のモデルのみでサポート)から更新できます。
BIOSを更新するには、次のようにします。
1.http://www.lenovo.com/supportにアクセスします。
2.オペレーティング・システムからBIOSを更新するには、オペレーティング・システムのバージョン に従って、フラッシュBIOS更新ドライバーをダウンロードします。フラッシュ更新ディスクから BIOSを更新するには、ISOイメージのバージョン(フラッシュ更新ディスクの作成に使用)をダウン ロードします。次に、フラッシュBIOS更新ドライバーのインストール手順をダウンロードします。
3.ダウンロードしたインストール手順を印刷し、手順に従ってBIOSを更新します。
注:フラッシュ更新ディスクからBIOSを更新する場合、更新ディスクの記録方法がインストール手順に 記載されていないことがあります。22ページの「ディスクへの記録」を参照してください。

BIOS更新の障害からのリカバリー

BIOS更新の障害からリカバリーするには、次のようにします。
1.すべてのメディアをドライブから取り出し、接続されているすべてのデバイスおよびコンピューター の電源をオフにします。次に、すべての電源コードをコンセントから抜き、コンピューターに接続さ れているすべてのケーブルを取り外します。
2.コンピューター・カバーを取り外します。82ページの「コンピューター・カバーの取り外し 参照してください。
3.システム・ボード上のCMOSクリア/リカバリー・ジャンパーを見つけます。6ページの「システ ム・ボード上の部品の位置」を参照してください。
4.CMOSクリア/リカバリー・ジャンパーへのアクセスを妨げているすべてのケーブルを取り外します。
5.ジャンパーを標準位置(ピン1とピン2)から保守位置(ピン2とピン3)に移動します。
6.取り外されていたケーブルを再接続し、PCIカードを取り外した場合は、再度取り付けます。
7.コンピューターのカバーを元に戻し、コンピューターとモニターの電源コードを電源コンセントに再 び接続します。157ページの「部品交換の完了」を参照してください。
8.電源ボタンを押してコンピューターの電源を入れ、BIOS更新ディスクを光学式ドライブに挿 入します。数分後、リカバリー処理が開始されます。リカバリー・プロセスが完了すると、コン ピューターの電源が自動的に切れます。
注:コンピューター・モデルによっては、リカバリー・プロセスに2~3分間かかります。
9.ステップ1からステップ4を繰り返します。
10.CMOSクリア/リカバリー・ジャンパーを、標準の位置(ピン1とピン2)に戻します。
11.取り外されていたケーブルを再接続し、PCIカードを取り外した場合は、再度取り付けます。
12.コンピューターのカバーを取り付け直し、取り外されていたケーブルを再接続します。
13.電源ボタンを押してコンピューターの電源を入れ、オペレーティング・システムを再起動します。
5章.詳細設定45
Page 58

RAIDの構成

この章では、コンピューターにハードディスク・ドライブを取り付けてRAIDを構成する方法について説 明します。コンピューター・モデルに応じて、IntelRapidStorageTechnologyエンタープライズ(RSTe)また はLSIMegaRAIDBIOSを使用してRAIDを有効にすることができます。
注:この章で説明するRAID構成に関する情報は、Windows環境にのみ適用されます。Linux環境での RAIDの構成については、ご使用のLinuxソフトウェア提供者にお問い合わせください。
この章では、以下のトピックに関する情報を記載しています。
•46ページの「IntelRSTeを使用したRAIDの構成
•49ページの「LSIMegaRAIDBIOS構成ユーティリティーを使用したRAIDクイックセットアップ

IntelRSTeを使用したRAIDの構成

ご使用のコンピューターにIntelRSTeが搭載されている場合、以下の説明に従って、IntelRSTeを使用 してRAIDを構成できます。
このセクションでは、次のトピックについて説明します。
•46ページの「SATAまたはSASハードディスク・ドライブ
•47ページの「IntelRSTe構成ユーティリティーを使用したSATAまたはSASのRAID機能の設定
SATAまたはSASハードディスク・ドライブ
ご使用のコンピューターに、サポートされる次のRAIDのレベルに応じて必要な最小数のSATAまたは SASハードディスク・ドライブが取り付けられていることを確認してください。
•RAIDレベル0-ストライプ・ディスク・アレイ
–2台以上のハードディスク・ドライブで構成される、RAIDレベル0ハードディスク・ドライブ・
グループ –サポートされるストリップ・サイズ:4KB、8KB、16KB、32KB、64KB、または128KB –パフォーマンスの改善。耐障害性はない
•RAIDレベル1-ミラーリング・ディスク・アレイ
–2台のハードディスク・ドライブで構成される、RAIDレベル1ハードディスク・ドライブ・グループ –読み取りパフォーマンスの向上と100%の冗長度
•RAIDレベル10-ストライプ・ディスク・アレイまたはミラーリング・ディスク・アレイ(RAIDレベ ル0とRAIDレベル1の組み合わせ)
–4台のハードディスク・ドライブで構成される、RAIDレベル10ハードディスク・ドライブ・
グループ
–サポートされるストリップ・サイズ:4KB、8KB、16KB、32KB、または64KB
•RAIDレベル5-パリティーを分散させたブロック単位のストライプ・ディスク・アレイ
–3台以上のハードディスク・ドライブで構成される、RAIDレベル5ハードディスク・ドライブ・
グループ –サポートされるストリップ・サイズ:4KB、8KB、16KB、32KB、または64KB –パフォーマンスが高くフォールト・トレランスを備える
以下のいずれかのハードディスク・ドライブ有効化モジュールがコンピューターに取り付けられている
ことを確認してください。
46ThinkStationP500およびP700ユーザー・ガイド
Page 59
•取り付けられているSATAハードディスク・ドライブまたはソリッド・ステート・ドライブが0~4台 である場合、ハードディスク・ドライブ有効化モジュールは必要ありません。
•取り付けられているSATAハードディスク・ドライブまたはソリッド・ステート・ドライブが5台 である場合は、SATAハードディスク・ドライブ有効化モジュール(1~5台のハードディスク・ド ライブ)が必要です。
•SASハードディスク・ドライブが取り付けられている場合は、SASハードディスク・ドライブ有効化 モジュール(1~5台のハードディスク・ドライブ)が必要です。
IntelRSTe構成ユーティリティーを使用したSATAまたはSASのRAID機能の設定
このセクションでは、IntelRSTe構成ユーティリティーを使用して、SATAまたはSASのRAID機能を 設定する方法について説明します。
注:IntelRSTe構成ユーティリティーは、システムに2台以上のハードディスク・ドライブが装備されて いることを前提とします。したがって、コンピューターに1台のハードディスク・ドライブしか装備さ れていない場合は、次の説明は該当しません。
このセクションでは、次のトピックについて説明します。
•47ページの「IntelRSTe構成ユーティリティーの開始
•47ページの「IntelRSTe構成ユーティリティーを使用したRAIDボリュームの作成
•48ページの「IntelRSTe構成ユーティリティーを使用したRAIDボリュームの削除
•48ページの「ハードディスク・ドライブを非RAIDの状態にリセットする
IntelRSTe構成ユーティリティーの開始
ここでは、IntelRSTe構成ユーティリティーを開始する方法について説明します。
コンピューターの起動中、画面に表示される指示に従います。Ctrl+Iキーを押して、IntelRSTe構 成ユーティリティーを開始します。
IntelRSTe構成ユーティリティーを開始すると、以下の4つのオプションが表示されます。
1.CreateRAIDVolume
2.DeleteRAIDVolume
3.ResetDiskstoNon‐RAID
4.Exit
上矢印キーと下矢印キーを押して、オプションを選択します。Enterキーを押して、選択したオプション のメニューに入ります。Escを押してIntelRSTe構成ユーティリティーを終了するか、または「Exit」を選 択し、Enterキーを押して、IntelRSTeユーティリティーを終了します。
Intel RSTe 使 RAID
ここでは、IntelRSTe構成ユーティリティーを使用してRAIDボリュームを作成する方法について説 明します。
RAIDボリュームを作成するには、次のようにします。
1.IntelRSTe構成ユーティリティーを開始します。47ページの「IntelRSTe構成ユーティリティーの開」を参照してください。
2.上矢印キーと下矢印キーを押して「CreateRAIDVolume」を選択し、Enterキーを押すと、「CREATE VOLUMEMENU」ウィンドウが表示されます。
3.次の5つのオプションが表示されます。上矢印キーと下矢印キーを押して、オプションを選択しま す。オプションを構成したら、TabキーまたはEnterキーを押して、次のオプションに移動します。
a.Name:ボリューム名。デフォルト名を使用することも、希望する名前を入力することもできます。
5章.詳細設定47
Page 60
b.RAIDLevel:RAIDレベルを以下のいずれかに変更できます。
RAIDLevel0
RAIDLevel1
RAIDLevel10
RAIDLevel5
c.Disks:Enterキーを押すと、「SELECTDISKSMENU」ウィンドウに入ります。メニュー下部に表示
される指示に従ってハードディスク・ドライブを選択し、Enterキーを押して構成を完了します。
d.StripSize:上矢印キーと下矢印キーを押して、ストリップ・サイズを選択します。 e.Capacity:RAIDボリュームの容量をカスタマイズします。デフォルトでは、RAIDボリュームに
は大きな値が設定されています。
4.Enterキーを押して、すべての5つのオプションの構成を完了します。プロンプトが出されたら、 「Y」を押して、新しいRAIDボリュームの作成を確認します。
5.新しいRAIDボリュームを作成すると、そのRAIDボリュームの情報(ID番号、名前、RAIDレベル、 ストリップ・サイズ、ボリューム・サイズ、状況、ブート可能なボリュームであるか、など)が 「DISK/VOLUMEINFORMATION」の下に表示されます。
Intel RSTe 使 RAID
ここでは、IntelRSTe構成ユーティリティーを使用してRAIDボリュームを削除する方法について説
明します。
RAIDボリュームを削除するには、次のようにします。
1.IntelRSTe構成ユーティリティーを開始します。47ページの「IntelRSTe構成ユーティリティーの開」を参照してください。
2.上矢印キーと下矢印キーを押して「DeleteRAIDVolume」を選択します。Enterキーを押して 「DELETEVOLUMEMENU」ウィンドウに入ります。
3.上矢印キーと下矢印キーを押して、不要なRAIDボリュームを選択します。Delを押すと、「RAID Volumes」リストからRAIDボリュームが削除されます。
4.確認を求められたら「Y」を押して警告メッセージを受け入れ、選択したRAIDボリュームの 削除を確認します。
RAID
ここでは、ハードディスク・ドライブを非RAIDの状態にリセットする方法について説明します。
ハードディスク・ドライブを非RAIDの状態にリセットするには、次のようにします。
1.IntelRSTe構成ユーティリティーを開始します。47ページの「IntelRSTe構成ユーティリティーの開」を参照してください。
2.上矢印キーと下矢印キーを押して、「ResetDiskstoNon-RAID」を選択します。Enterキーを押して、 「RESETRAIDDATA」ウィンドウに入ります。
3.上矢印キーと下矢印キーおよびスペース・キーを使用し、リセットする個々のハードディスク・ドラ イブにマークを付けてから、Enterキーを押して選択を完了します。
4.プロンプトが出されたら、「Y」キーを押して操作のリセットを確認します。
5.リセットしたハードディスク・ドライブがRAIDボリュームの一部を構成している場合、コンピュー ターにより、RAIDボリュームのパフォーマンス低下が検出されることがあります。この場合、再構 築プロセスを開始するハードディスク・ドライブを選択するようにプロンプトが表示されます。
6.使用可能なハードディスク・ドライブを選択し、Enterキーを押すと、再構築プロセスが開始します。
注:Escキーを押すと、再構築プロセスはキャンセルされ、RAIDボリュームはパフォーマンスが低下 した状態で維持されます。「DISK/VOLUMEINFORMATION」の「MainMenu」ウィンドウで、RAID ボリュームの状態が「Degraded」に変更されたことを確認できます。
48ThinkStationP500およびP700ユーザー・ガイド
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LSIMegaRAIDBIOS構成ユーティリティーを使用したRAIDクイックセッ トアップ

注:
•LSIMegaRAIDSASアダプターおよびLSIMegaRAIDBIOS構成ユーティリティーは、一部のモデルで のみ使用できます。
•以下の手順は、LSIMegaRAIDSASアダプターを使用して基本的なRAID機能をすばやくセット アップするための方法です。このアダプターを使用して高度なセットアップや構成を行う方法につ いては、http://support.lenovo.com/en_US/guides-and-manuals/detail.page?DocID=UM007543に掲載されて いる「 参照してください。
このセクションでは、次のトピックについて説明します。
•49ページの「SATAまたはSASハードディスク・ドライブ
•50ページの「LSIMegaRAIDBIOS構成ユーティリティーの開始
•50ページの「LSIMegaRAIDBIOS構成ユーティリティーを使用したRAIDボリュームの作成
•51ページの「LSIMegaRAIDBIOS構成ユーティリティーを使用したRAIDボリュームの削除
•51ページの「ホット・スペア・ハードディスク・ドライブの設定
MegaRAID SAS Software User Guide
SATAまたはSASハードディスク・ドライブ
ご使用のコンピューターに、サポートされる次のRAIDのレベルに応じて必要な最小数のSATAまたは SASハードディスク・ドライブが取り付けられていることを確認してください。
(MegaRAIDSASソフトウェア・ユーザー・ガイド)」を
•RAIDレベル0-ストライプ・ディスク・アレイ
–1台以上のハードディスク・ドライブで構成される、RAIDレベル0ハードディスク・ドライブ・
グループ –サポートされるストリップ・サイズ:8KB~1MB –パフォーマンスの改善。耐障害性はない
•RAIDレベル00-一連のRAID0ハードディスク・ドライブ・グループが設定されたスパン・ハード ディスク・ドライブ・グループ
–2台または4台のハードディスク・ドライブで構成される、RAIDレベル00ハードディスク・
ドライブ・グループ –サポートされるストリップ・サイズ:8KB~1MB –パフォーマンスの改善。耐障害性はない
•RAIDレベル1-ミラーリング・ディスク・アレイ
–2台または4台のハードディスク・ドライブで構成される、RAIDレベル1ハードディスク・
ドライブ・グループ –読み取りパフォーマンスの向上と100%の冗長度
•RAIDレベル10-RAIDレベル0とRAIDレベル1の組み合わせ
–4台のハードディスク・ドライブで構成される、RAIDレベル10ハードディスク・ドライブ・
グループ –データはハードディスク・ドライブ・グループにストライプされる –高いデータ転送速度とデータの冗長性を提供
•RAIDレベル5-パリティーを分散させたブロック単位のストライプ・ディスク・アレイ
–3台以上のハードディスク・ドライブで構成される、RAIDレベル5ハードディスク・ドライブ・
グループ
5章.詳細設定49
Page 62
–サポートされるストリップ・サイズ:8KB~1MB –パフォーマンスが高くフォールト・トレランスを備える –RAIDレベル5は、LSIMegaRAIDアダプターのすべてのモデルで使用できるわけではありません。
•RAIDレベル6-パリティーをデュアル分散させたブロック単位のストライプ・ディスク・アレイ
–4台以上のハードディスク・ドライブで構成される、RAIDレベル6ハードディスク・ドライブ・
グループ –サポートされるストリップ・サイズ:8KB~1MB –高パフォーマンスとフォールト・トレランスを備え、2台のハードディスク・ドライブが動作
しない状況にも耐えられる –RAIDレベル6は、LSIMegaRAIDアダプターのすべてのモデルで使用できるわけではありません。
LSIMegaRAIDSASアダプター・カードがコンピューターに取り付けられていること、ハードディス ク・ドライブが(システム・ボードのコネクターではなく)このアダプター・カードに接続されてい ることを確認します。
LSIMegaRAIDBIOS構成ユーティリティーの開始
ここでは、LSIMegeRAIDBIOS構成ユーティリティーを開始する方法について説明します。
LSIMegaRAIDBIOS構成ユーティリティーを開始するには、次のようにします。
1.コンピューターの起動中、画面に表示される指示に従います。
2.Ctrl+Hキーを押して、「CONTROLLERSELECTION」ウィンドウに入ります。
3.構成するコントローラーを選択して「Start」をクリックすると、LSIMegaRAIDBIOS構成ユー
ティリティーが開始します。
LSIMegaRAIDBIOS構成ユーティリティーを使用したRAIDボリュームの作成
ここでは、LSIMegaRAIDBIOS構成ユーティリティーを使用してRAIDボリュームを作成する方法
について説明します。
LSIMegaRAIDBIOS構成ユーティリティーを使用してRAIDボリュームを作成するには、次のよう にします。
1.WebBIOSメイン画面で「CongurationWizard」をクリックし、「ChoosingtheConfigurationType」
ウィンドウに入ります。
2.上矢印キーと下矢印キーを押して、3種類ある構成のタイプの中からいずれかを選択します。
ClearConguration:既存の構成を消去します。
NewConguration:既存の構成を消去し、新規構成を作成します。
AddConguration:既存のストレージ構成は維持して、新しいハードディスク・ドライブを追加し
ます。新規構成により、データ損失が生じることはありません。
3.「AddConguration」を選択し、「Next」をクリックします。「ConfigurationMethod」ウィンドウ
に、以下の2つのオプションが表示されます。
ManualConguration:ハードディスク・ドライブ・グループと仮想ハードディスク・ドライブの
作成およびパラメーターの設定を手動で行います。
AutomaticConguration:最適なRAID構成を自動的に作成します。
4.「ManualConguration」を選択し、「Next」をクリックします。「DriveGroupDefinition」ウィンド
ウが表示されます。ハードディスク・ドライブ・グループを作成するには、次のようにします。 a.グループにするハードディスク・ドライブを1台または複数台選択します(複数のハードディス
ク・ドライブを選択するときは、Ctrlキーを押しながら操作します)。
50ThinkStationP500およびP700ユーザー・ガイド
Page 63
b.「AddToArray」をクリックし、選択したハードディスク・ドライブを「DriveGroups」に移動
します。
c.「AcceptDG」をクリックすると、ハードディスク・ドライブ・グループが作成されます。 d.複数のハードディスク・ドライブ・グループを作成する場合は、上記のステップを繰り返します。
5.「Next」をクリックします。「SpanDefinition」ウィンドウが表示されます。スパンに追加するハー ドディスク・ドライブ・グループを選択し、「AddtoSPAN」をクリックします。必要なすべての ハードディスク・ドライブ・グループを選択するまで、このステップを繰り返します。
6.「Next」をクリックします。「VirtualDriveDefinition」ウィンドウが表示されます。仮想ハードディ スク・ドライブのオプションを、画面に表示されるデフォルト設定から必要な設定に変更します。 「Accept」をクリックし、画面の指示に従って、設定をカスタマイズします。
7.「Next」をクリックすると、「Preview」ウィンドウが表示されます。
8.設定を確認し、「Accept」をクリックします。
9.「Yes」をクリックすると、構成が保存されます。
LSIMegaRAIDBIOS構成ユーティリティーを使用したRAIDボリュームの削
ここでは、LSIMegaRAIDBIOS構成ユーティリティーを使用してRAIDボリュームを削除する方法 について説明します。
LSIMegaRAIDBIOS構成ユーティリティーを使用してRAIDボリュームを削除するには、次のよう にします。
1.LSIMegaRAIDBIOS構成ユーティリティーを開始します。50ページの「LSIMegaRAIDBIOS構成 ユーティリティーの開始」を参照してください。
2.削除したい仮想ハードディスク・ドライブをクリックすると、「VirtualDrive」ウィンドウが表示 されます。
3.「Delete」をクリックし、「Go」をクリックします。
4.「Yes」をクリックして、変更を保存します。
ホット・スペア・ハードディスク・ドライブの
ここでは、ホット・スペア・ハードディスク・ドライブを設定する方法について説明します。
ホット・スペア・ハードディスク・ドライブを設定するには、次のようにします。
1.LSIMegaRAIDBIOS構成ユーティリティーを開始します。50ページの「LSIMegaRAIDBIOS構成 ユーティリティーの開始」を参照してください。
2.ホット・スペア・ハードディスク・ドライブとして設定するハードディスク・ドライブをクリックし ます。「Drive」ウィンドウが表示されます。
3.「MakeGlobalHSP」または「MakeDedicatedHSP」を選択し、「Go」をクリックします。
4.LSIMegaRAIDBIOS構成ユーティリティーのメイン画面が表示され、選択したハードディスク・ドラ イブがホット・スペア・ハードディスク・ドライブとして右側のペインにリストされます。
5章.詳細設定51
Page 64
52ThinkStationP500およびP700ユーザー・ガイド
Page 65
第6章トラブルの予防
この章では、一般的に発生する問題を回避し、コンピューターの円滑な稼働を維持する上で役立つ情 報を示します。

コンピューターを常に最新の状態に保持する

場合によって、最新のソフトウェア・プログラム、デバイス・ドライバー、およびオペレーティング・シ ステムを使用しなければならない場合があります。ここでは、ご使用のコンピューター用に、最新のアッ プデートを入手する方法について説明します。

最新のシステム更新プログラムの入手

ご使用のコンピューター向けの最新のシステム更新プログラムを入手するには、コンピューターがイン ターネットに接続していることを確認し、以下のいずれかを実行します。
•対応するLenovoプログラムを使用して、デバイス・ドライバーの更新、ソフトウェアの更新、 BIOSの更新などのシステム更新を入手します。
–Windows7またはWindows8.1の場合:SystemUpdateプログラムを使用します。 –Windows10の場合:LenovoCompanionプログラムを使用します。 SystemUpdateまたはLenovoCompanionプログラムを開くには、15ページの「コンピューターのプロ
グラムへのアクセス」を参照してください。プログラムの使用について詳しくは、プログラムのヘ ルプを参照してください。
•WindowsUpdateを使用して、セキュリティー修正プログラム、Windowsコンポーネントの新しいバー ジョン、デバイス・ドライバーの更新などのシステム更新プログラムを入手します。
1.ご使用のWindowsのバージョンに応じて、以下のいずれかを実行します。
–Windows7の場合:「スタート」ボタンをクリックして「スタート」メニューを開き、「コント
ロールパネル」をクリックします。コントロールパネルで、大きいアイコンまたは小さいアイ コンでプログラムを表示し、「WindowsUpdate」をクリックします。
–Windows8.1の場合:ポインターを画面の右上または右下に移動してチャームを表示します。
次に、「設定」「PC設定の変更」「保守と管理」「WindowsUpdate」の順にク リックします。
–Windows10の場合:「スタート」ボタンをクリックし「てスタート」メニューを開きます。次
に、「設定」「更新とセキュリティ」「WindowsUpdate」の順にクリックします。
2.画面上の指示に従います。
注:WindowsUpdateから提供されたデバイス・ドライバーは、Lenovoによってテストされていない場合 があります。Lenovoプログラムを使用するか、次のLenovoWebサイトからデバイス・ドライバーを入手 することをお勧めします。http://www.lenovo.com/support

クリーニングと保守

適切なお手入れとメンテナンスを行うことにより、コンピューターの信頼性を保つことができます。以下 のトピックでは、コンピューターを最良の状態に保つために役立つ情報を示します。
基本
コンピューターを常に正しく機能させるための基本的なポイントをいくつか挙げます。
©CopyrightLenovo2014,2015
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•コンピューターは、清潔で乾燥した環境に置いてください。コンピューターは、平らで安定した面に 置くようにしてください。
•コンピューターまたはモニターの通気口を塞がないでください。これらの通気口は、コンピューターの 過熱を防ぐ通気のためのものです。
•飲食物をコンピューターの部品に近づけないようにします。食べ物のかけらやこぼれた液体がキー ボードやマウスにかかると、詰まりや故障の原因になります。
•電源スイッチや他のコントロールがぬれないようにしてください。湿気があるとこれらの部品が 損傷し、感電の危険を招くことがあります。
•電源コードを抜く際には、コードではなく、プラグを持って抜くようにしてください。

コンピューターのクリーニング

本製品を定期的に清掃することにより、機器の外観を保護し、操作上のトラブルを防ぐことができます。
警告: コンピューターおよびモニター画⾯を清掃する前に、必ずコンピューターおよびモニターの電源を
切ってください。
コンピューター
コンピューターの塗装面を清掃するときは、水または薄めた中性洗剤で湿らせて固く絞った布を使
用します。
キーボード
コンピューターのキーボードをクリーニングするには、次のようにします。
1.清潔な柔らかい布に少量のイソプロピル消毒用アルコールを付けます。
2.その布でキー表面をふきます。隣のキーに布を引っ掛けないよう、キー表面は1点ずつふいてく ださい。表面やキーの間に液体が垂れないように注意します。
3.キーボードの下にある糸くずやほこりを取り除くために、ドライヤーの冷風や写真用ブロワー ブラシなどを使用します。
注:キーボードに、クリーナーを直接吹き付けないでください。
光学マウス
光学マウスでは、発光ダイオード(LED)および光学センサーを使用して、ポインターをナビゲートし ます。画面上のポインターが光学マウスを使用して滑らかに動かない場合は、マウスをクリーニング する必要があります。
光学マウスをクリーニングする場合は、次のようにします。
1.コンピューターの電源をオフにします。
2.マウス・ケーブルをコンピューターから取り外します。
3.マウスをひっくり返し、レンズを確認します。
•レンズに汚れがある場合は、何も付けない綿棒でそっとクリーニングします。
•レンズに細かな粒子が付着している場合は、そっと吹きとばしてください。
4.マウスを使用している表面を調べます。マウスの下に複雑な柄やパターンがある場合、デジタル・シ グナル・プロセッサーがマウスの位置の変化を判断するのは難しくなります。
5.マウス・ケーブルをコンピューターに再接続します。
6.コンピューターの電源を入れます。
54ThinkStationP500およびP700ユーザー・ガイド
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ディスプレイ
ほこりが積もっていると、グレアの問題はさらに悪化します。定期的にモニター画面を清掃してください。
フラット・パネル・モニター表面のクリーニング
フラット・パネル液晶ディスプレイの柔軟なフィルムの表面のクリーニングでは、柔らかく乾いた布で丁 寧にふくか、画面にエアーを吹きかけて汚れやその他の粒子を取り除いてください。次に、布をLCDク リーナーで湿らせて、画面の表面をふいてください。
ディスプレイ専用のクリーニング液は、多数のコンピューター用品店で用意されています。LCD画面専 用のクリーニング液を使用してください。まず、柔らかいリント・フリー・クロスにクリーニング剤を付 けて、LCD画面をふきます。LCDメンテナンス専用のウェット・タイプのタオルも市販されています。
ガラス画面表面のクリーニング
ガラス画面の表面のクリーニングでは、柔らかく乾いた布で丁寧にふくか、画面にエアーを吹きかけ て汚れやその他の粒子を取り除いてください。その後で、研磨材の入っていない液体ガラス・クリー ナーで湿らした柔らかい布でふいてください。

保守の実

保守を実行することによって、コンピューターのパフォーマンスを維持し、データを保護し、コンピュー ターが故障した場合にも備えることができます。
•「ごみ箱」を定期的に空にします。
•オペレーティング・システムのディスク・デフラグ機能またはディスク最適化機能をときどき使用し て、断片化された多数のファイルが存在することで生じるパフォーマンス上の問題を防ぎます。
•メール・アプリケーションの「Inbox」(受信箱)、「SentItems」(送信項目)、および「DeletedItems」 (削除済み項目)の各フォルダーを定期的に空にしてください。
•リムーバブル・メディア・メモリー(ディスクやUSBストレージ・デバイスなど)に重要なデータを 定期的にバックアップして、そのリムーバブル・メディアを安全な場所に保管してください。バッ クアップ・コピーを作成する頻度は、お客様およびお客様のビジネスにとってのデータの重要性 により異なります。
•定期的に、ハードディスク・ドライブ全体のバックアップをとってください。リカバリー情報を 参照してください。
•コンピューター・ソフトウェア、デバイス・ドライバー、オペレーティング・システムを最新の状態に 保ちます。53ページの「コンピューターを常に最新の状態に保持する」を参照してください。
•ログを保管してください。項目には、ソフトウェアまたはハードウェアの主な変更、デバイス・ドラ イバーのアップデート、偶発的な問題および解決するためにとった処置、および発生したその他の 問題などが含まれます。問題の原因は、ハードウェアの変更、ソフトウェアの変更、または行われ た可能性があるその他の行為である場合があります。ログがあると、自身やLenovoの技術担当者 が問題の原因を判断するときに役立ちます。
•ProductRecoveryディスクを作成してください。ProductRecoveryディスクを使用してハードディスク・ ドライブの内容を出荷時の状態に復元する方法について詳しくは、71ページの「リカバリー・メディ アの作成および使用」を参照してください。
•ディスクまたはUSBストレージ・デバイスを使用して、レスキュー・メディアをできるだけ早く作成 してください。Windows環境またはハードディスク・ドライブ上のRescueandRecoveryワークスペース にアクセスできない障害からリカバリーするためのレスキュー・メディアを作成できます。

コンピューターの移動

コンピューターを移動する前に、次の予防措置を実行してください。
1.ハードディスク・ドライブからすべてのファイルおよびデータをバックアップします。さまざまな バックアップ・プログラムが市販されています。Windows7オペレーティング・システムを使用して
6章.トラブルの予防55
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いる場合は、データのバックアップおよび復元に役立つRescueandRecoveryプログラムがLenovoから 提供されています。72ページの「バックアップおよびリカバリー操作の実行」を参照してください。
2.コンピューターからすべてのメディア(ディスク、USBストレージ・デバイス、メモリー・カー ドなど)を取り外します。
3.コンピューターとすべての接続装置の電源を切ります。ハードディスク・ドライブの読取/書込ヘッ ドが、自動的に非データ域に移動して停止します。これによって、ハードディスク・ドライブの損 傷を防ぐことができます。
4.電源コードを電源コンセントから引き抜きます。
5.最初に、コンセントからモデムまたはネットワーク・ケーブルなどの通信ケーブルを外し、次に、そ のもう一方の端をコンピューターから外します。
6.コンピューターに接続されているケーブルが他にある場合は、そのケーブルをすべて外します。
7.購入時の配送用の箱および梱包剤が保管してある場合は、それらを使って装置を梱包します。他 の箱を使う場合は、緩衝材を入れて、装置の損傷を防ぎます。
56ThinkStationP500およびP700ユーザー・ガイド
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第7章トラブルシューティングおよび診断
この章では、コンピューターの問題に関する診断およびトラブルシューティングについて説明します。 コンピューターの問題がここに説明されていない場合は、追加のトラブルシューティング情報につい て、161ページの第10章「情報、ヘルプ、およびサービスの入手を参照してください。

基本的なトラブルシューティング

次の表では、コンピューターの問題をトラブルシューティングするのに役立ついくつかの基本的な 手順について説明します。
注:それでも問題が解決しない場合は、コンピューターの保守を依頼してください。サービスおよびサ ポートの電話番号リストについては、ご使用のコンピューターに付属の「
http://www.lenovo.com/support/phone
症状処置
」を参照するか、LenovoサポートWebサイト(
)にアクセスしてください。
電源ボタンを押してもコン ピューターが起動しない。
モニター画面がブランクであ る。
キーボードが機能しない。
次のことを確認します。
•電源コードがコンピューターの背面および動作している電源コンセント に正しく接続されている。
•コンピューターの背面に2次電源スイッチがある場合は、そのスイッチが オンになっている。
•コンピューターの前面にある電源表示ライトが点灯している。
•コンピューターの電圧が、使用する国または地域のコンセントで使用可 能な電圧と一致している。
次のことを確認します。
•モニター信号ケーブルがモニターおよびコンピューター上の適切なモニター・ コネクターに正しく接続されている。
•モニター電源コードのプラグがモニターおよび動作している電源コンセント に正しく接続されている。
•モニターの電源が入っており、輝度とコントラストが正しく設定されている。
•コンピューターの電圧が、使用する国または地域のコンセントで使用可 能な電圧と一致している。
•ディスクリート・グラフィック・カードが取り付けられているコンピュー ターの場合、ディスクリート・グラフィック・カードに搭載されているモニ ター・コネクターを使用してください。
次のことを確認します。
•コンピューターの電源がオンになっていますか。
•キーボードがコンピューターのPS/2キーボード・コネクターまたはUSBコネ クターにしっかりと接続されている。
•故障しているキーがない。
マウスが機能しない。次のことを確認します。
•コンピューターの電源がオンになっていますか。
•マウスがコンピューターのPS/2マウス・コネクターまたはUSBコネクターに しっかりと接続されている。
•マウスが汚れていない。詳しくは、54ページの「光学マウス」を参照して ください。
©CopyrightLenovo2014,2015
57
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症状処置
オペレーティング・システム が起動しない。
オペレーティング・システムが 起動する前に、コンピューター のビープ音が複数回鳴る。
起動順序に、オペレーティング・システムが常駐するデバイスが含まれている ことを確認してください。通常、オペレーティング・システムはハードディ スク上にあります。詳しくは、42ページの「起動デバイスの選択」を参照 してください。
故障しているキーがないことを確認してください。

トラブルシューティング手

ご使用のコンピューターで発生している問題を診断するための開始点として、以下の手順を使用
してください。
1.すべての接続デバイスのケーブルが、正しくしっかりと接続されているか確認します。
2.AC電源を必要とするすべての接続デバイスが、正しく接地された機能している電源コンセントに 接続されていることを確認します。
3.すべての接続デバイスが、コンピューターのBIOS設定で使用可能になっていることを確認します。 BIOS設定へのアクセスおよび変更について詳しくは、39ページの「SetupUtilityプログラムの使」を参照してください。
4.59ページの「問題判別に移動し、発生している問題のタイプに応じた手順に従います。トラブル シューティング情報では問題を解決できない場合は、次のステップに進みます。
5.以前に収集した構成と比較して、ハードウェアまたはソフトウェアの設定に対する最近の変更が原因 で問題が発生していないか確認します。ただし、以前の構成設定値に戻しても問題が解決しないか、 または悪影響が及ぶ場合に備えて、以前の構成を復元する前に、現行構成をキャプチャーします。収 集した構成を復元するには、以下を行います。
a.以下のいずれかを実行し、「コントロールパネル」を開きます。
•Windows7の場合:「スタート」ボタンをクリックして「スタート」メニューを開き、「コント ロールパネル」をクリックします。
•Windows8.1の場合:24ページの「Windows8.1オペレーティング・システムでコントロールパ ネルにアクセスする」を参照してください。
•Windows10の場合:「スタート」ボタンを右クリックして「スタート」のコンテキスト・メ ニューを開き、「コントロールパネル」をクリックします。
b.コントロールパネルを大きいアイコンまたは小さいアイコンで表示して、「回復」「シ
ステムの復元を開く」をクリックします。
c.画面上の指示に従います。 これで問題が解決しない場合は、次のステップに進みます。
6.診断プログラムを実行します。詳しくは、69ページの「LenovoSolutionCenterを参照してください。
•診断プログラムでハードウェア障害が検出された場合や、診断プログラムを実行できない場合 は、Lenovoスマートセンターにお問い合わせください。詳しくは、161ページの第10章「情 報、ヘルプ、およびサービスの入手」を参照してください。
•診断プログラムがハードウェア障害を検知しない場合、次にステップに進んでください。
7.アンチウィルス・プログラムを使用して、ご使用のコンピューターがウィルスに感染していないか確 認してください。プログラムでウィルスが検出された場合、ウィルスを除去します。
8.これらの処置で問題が解決されない場合は、技術支援を依頼してください。詳しくは、161ページの 第10章「情報、ヘルプ、およびサービスの入手」を参照してください。
58ThinkStationP500およびP700ユーザー・ガイド
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題判別

問題の症状が明確である場合は、トラブルシューティング情報を使用して解決策を見つけることが できます。
症状が、新規ソフトウェアをインストールした直後や新規ハードウェア・オプションを取り付けた直後に 発生したものであれば、トラブルシューティング情報を使用する前に、次の手順を行ってください。
1.新規のハードウェア・オプションまたはソフトウェアを削除します。ハードウェア・オプションの削 除のためにコンピューター・カバーの取り外しが必要になる場合は、コンピューターに付属の「電気 に関する安全上の注意事項」をよくお読みになり、その中の注意事項に従うようにしてください。安 全のために、カバーを取り外した状態ではコンピューターを操作しないでください。
2.診断プログラムを実行して、コンピューターが正常に作動していることを確認します。
3.製造メーカーの説明に従って、新規のハードウェア・オプションまたはソフトウェアを再インス トールします。

オーディオの問

このセクションでは、オーディオ関連の問題に対する解決策について説明します。
Windowsでオーディオが聞こえない
解決策:
•オン/オフ・コントロールを備えた電源付きの外付けスピーカーを使用している場合は、次を確認 してください。
–オン/オフ・コントロールが、「オン」の位置に設定されている。 –スピーカーの電源ケーブルが、正しく接地された、正常に機能する電源コンセントに接続され
ている。
•外付けスピーカーにボリューム・コントロールがある場合は、ボリュームの設定が低すぎないか確 認します。
•Windowsデスクトップで、Windows通知領域にあるスピーカー・アイコンをクリックします。次に、 「ミキサー」をクリックします。ミュート・スピーカー設定が選択されていないことと、ボリューム設 定が低すぎるものがないことを確認します。
•モデルによっては、フロント・オーディオ・パネルがあり、ボリューム調整することができます。フロ ント・オーディオ・パネルがある場合は、ボリューム設定が小さすぎないか確認します。
•外付けスピーカー(使用している場合はヘッドホン)が、コンピューターのオーディオ・コネクターに 正しく接続されているか確認します。大部分のスピーカー・ケーブルは、コネクターと一致する 色に色分けされています。
注:外付けスピーカーまたはヘッドホンのケーブルをオーディオ・コネクターに接続すると、内部ス ピーカー(装備されている場合)は無効になります。ほとんどの場合、オーディオ・アダプターを拡張ス ロットのいずれかに取り付けると、システム・ボードに組み込まれているオーディオ機能が使用不可に なります。このため、オーディオ・アダプターのオーディオ・コネクターを使用する必要があります。
•実行中のプログラムがMicrosoftWindowsオペレーティング・システムでの使用を意図したものである ことを確認してください。プログラムがDOSで実行されるように設計されている場合は、Windowsサ ウンド機能を使用しないでください。プログラムでSoundBlasterProあるいはSoundBlasterエミュレー ションを使用するように構成する必要があります。
•オーディオ・デバイス・ドライバーが正しくインストールされていることを確認します。詳しくは、 MicrosoftWindowsのヘルプ・システムを参照してください。
が1つの外付けスピーカーからしか聞こえない
解決策:
7章.トラブルシューティングおよび診断59
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•スピーカー・ケーブルがコンピューターのコネクターに完全に挿入されていることを確認します。
•左方のスピーカーと右方のスピーカーを接続するケーブルが、しっかりと接続されていることを確 認します。
•Windows通知領域にあるスピーカー・アイコンをクリックします。次に、ボリューム・コントロールの 一番上にあるスピーカー・アイコンをクリックします。「レベル」タブをクリックし、バランス設定 が正しく設定されていることを確認します。

CDの問

このセクションでは、CD関連の問題に対する解決策について説明します。
CDまたはDVDが動作しない
解決策:
•ラベルが上になった状態でディスクが正しく挿入されていることを確認します。
•使用しているディスクが汚れていないことを確認します。ほこりや指紋を取り除くときは、きれい な柔らかい布で、ディスクの中心から外側に向かってふいてください。ディスクを円を描くように ふくと、データが失われる場合があります。
•使用しているディスクに傷や損傷がないことを確認します。正常であることが分かっている別のディス クを挿入してみます。正常なディスクからも読み取れない場合は、光学式ドライブまたは光学式 ドライブへの配線に問題がある可能性があります。電源ケーブルと信号ケーブルがドライブに確実 に接続されていることを確認してください。
ProductRecoveryCDなどのブート可能リカバリー・メディアを使用してコンピュー ターを起動できない
解決策:CDまたはDVDドライブが起動順序でハードディスク・ドライブより前にあることを確認しま す。起動順序を表示および変更する方法について詳しくは、42ページの「起動デバイス順序の選択および 変更」を参照してください。一部のモデルでは、始動順序が永続的に設定されており、変更できません。

DVDの問

このセクションでは、DVD関連の問題に対する解決策について説明します。
ブランクの画面が表示され、DVDビデオが表示されない
解決策:
•DVD再生ソフトウェアを再起動します。
•画面解像度またカラー階調を下げてみます。
•開いているファイルをすべて閉じてから、コンピューターを再起動します。
DVDムービーが再生されない
解決策:
•ディスク表面に汚れや傷がないことを確認します。
•ディスクまたはパッケージでリージョナル・コードを探します。場合によっては、コンピューターを使
用している地域のリージョン・コードに対応したディスクのご購入が必要になります。
DVDムービーの再生中に音声が聞こえないか、音声が途切れる
解決策:
•コンピューターおよびスピーカーのボリューム制御の設定をチェックします。
•ディスク表面に汚れや傷がないことを確認します。
60ThinkStationP500およびP700ユーザー・ガイド
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•スピーカーとの間のすべてのケーブル接続をチェックします。
•ビデオのDVDメニューを使用して、別のオーディオ・トラックを選択します。
再生が遅いか、むらがある
解決策:
•アンチウィルス・テーマまたはデスクトップ・テーマなどバックグラウンド・プログラムを使用 不可にします。
•ビデオの解像度が1152x864ピクセル未満に設定されていることを確認します。
無効なディスクまたはディスクが検出されないというメッセージが示される
解決策:
•ディスクの光沢のある側を下に向けた状態でDVDビデオがドライブに入っていることを確認します。
•ビデオの解像度が1152x864ピクセル未満に設定されていることを確認します。
•DVD-ROMドライブの他にCD-ROMドライブまたはCD-RWドライブも備えているコンピューターで は、DVDディスクが「DVD」のラベルのあるドライブに入っていることを確認します。

再現性の低い問

時々しか発生しない問題もあります。これらは容易に再現できません。
解決策:
•すべてのケーブルやコードが、コンピューターおよび接続デバイスにしっかりと接続されている ことを確認します。
•コンピューターの電源がオンのときに、ファンの通気口がブロックされていないこと(通気口の周りを 空気が流れている)、およびファンが作動していることを確認します。空気の流れがブロックされた り、ファンが作動していない場合は、コンピューターがオーバーヒートする可能性があります。
•SmallComputerSystemInterface(SCSI)装置が取り付けられている場合は、各SCSIチェーン内の最後 の外部装置が正しく終端されていることを確認します。詳しくは、ご使用のSCSI説明書を参照 してください。

ハードディスク・ドライブの問

次のリストから症状を選択してください。
•61ページの「SetupUtilityプログラムに一部またはすべてのハードディスク・ドライブが表示されない
•62ページの「「NoOperatingSystemFound」メッセージが表示される、またはシステムが正しい ハードディスク・ドライブから起動しない
SetupUtilityプログラムに一部またはすべてのハードディスク・ドライブが示されない
解決策:
•すべてのハードディスク・ドライブの信号ケーブルと電源ケーブルが正しく接続されていること を確認します。
•ハードディスク・ドライブをサポートするように、コンピューターが正しく構成されていること を確認します。
–コンピューターに5台のSATAハードディスク・ドライブが取り付けられている場合、SATA
ハードディスク・ドライブ有効化モジュール(1~5台のハードディスク・ドライブ)を取り付け ていることを確認します。
7章.トラブルシューティングおよび診断61
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–コンピューターにSASハードディスク・ドライブが取り付けられている場合、SASハードディス
ク・ドライブ有効化モジュール(1~5台のハードディスク・ドライブ)またはLSIMegaRAIDSASア ダプターを取り付けていることを確認します。
これらの処置によっても問題を解決できない場合は、診断プログラムであるLenovoSolutionCenterを実 行してください。69ページの「LenovoSolutionCenterを参照してください。技術支援が必要な場合 は、161ページの第10章「情報、ヘルプ、およびサービスの入手を参照してください。
「NoOperatingSystemFound」メッセージが表示される、またはシステムが正しいハー ドディスク・ドライブから起動しない
解決策:
•すべてのハードディスク・ドライブの信号ケーブルと電源ケーブルが正しく接続されていることを確認
します。100ページの「3.5型ストレージ・デバイスのストレージ・ドライブ・ベイへの取り付け または交換」を参照してください。
•コンピューターが起動したハードディスク・ドライブが、SetupUtilityプログラムで最初の起動デバイス
としてリストされていることを確認します。42ページの「起動デバイスの選択を参照してください。
注:まれに、オペレーティング・システムがインストールされたハードディスク・ドライブが破損して いることがあります。このような場合、ハードディスク・ドライブの交換が必要になることがありま す。100ページの「3.5型ストレージ・デバイスのストレージ・ドライブ・ベイへの取り付けまたは交」を参照してください。
これらの処置によっても問題を解決できない場合は、診断プログラムであるLenovoSolutionCenterを実行 してください。69ページの「LenovoSolutionCenter」を参照してください。

キーボードまたはマウスに関する問

このセクションでは、キーボード関連およびマウス関連の問題に対する解決策について説明します。
マウスが機能しない
解決策:
•マウス・ケーブルをUSBコネクターまたはPS/2マウス・コネクターに接続します。
注:キーボードによっては、内蔵USBコネクターを使用してUSBマウスを接続できる場合があります。
•マウスのデバイス・ドライバーをインストールします。
•USBマウスを使用している場合は、BIOS設定でUSBコネクターを有効にします。詳しくは、41ペー
ジの「デバイスを有効または無効にするを参照してください。
面上のポインターがマウスの動きに伴って滑らかに移動しない
解決策:マウスをクリーニングします。詳しくは、54ページの「光学マウスを参照してください。
キーボードの指紋センサーが作動しない
解決策:
•指紋を正しく登録します。
•センサーの表面を、硬くて先のとがったもので傷つけないでください。
•センサーの表面を、爪や硬いもので傷つけないでください。
•指がきれいな状態で指紋センサーを使用またはタッチします。
•指の表面が、前回登録したときと同じ状態であることを確認します。
62ThinkStationP500およびP700ユーザー・ガイド
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ワイヤレス・キーボードが作動しない
解決策:
•トランシーバー通信LEDが点灯していない場合は、トランシーバーとキーボードを接続し直して ください。
•トランシーバー通信LEDが点灯している状態でワイヤレス・キーボードが作動しない場合は、コン ピューターを再起動してください。
再起動しても問題が解消されない場合は、次のことを確認してください。
•バッテリーが正しく取り付けられている。
•バッテリーは現行状態を保持している。
•ワイヤレス・キーボードとトランシーバーの距離が10m(393.7インチ)以内である。
•トランシーバーがしっかりと取り付けられている。

モニターの問

このセクションでは、モニター関連の問題に対する解決策について説明します。
コンピューターの電源がオンになっているに画面表示がオフになる
解決策:スクリーン・セーバーまたは省電力機能が有効になっている場合があります。以下のいずれ かを行います。
•キーを押してスクリーン・セーバーを終了させます。
•電源ボタンを押してスリープ状態または休止状態から通常の動作状態に戻す。
コンピューターの電源を入れたときにモニターは作動するが、一のアプリケーショ ン・プログラムを開始すると画面に何も表示されなくなる
解決策:
•モニター信号ケーブルをモニターからコンピューターの適切なコネクターに接続します。ケーブルが 緩んでいると、断続的な問題の原因になる可能性があります。
•アプリケーション・プログラムのデバイス・ドライバーをインストールします。デバイス・ドライ バーが必要かどうかを確認するには、該当するアプリケーション・プログラムの説明書を参照して ください。
面がちらつく
解決策:
•画面が、近くの装置からの干渉による影響を受けている可能性があります。変圧器、電気製品、蛍光 灯、他のモニターなど、他の装置周辺の磁界が問題を引き起こす場合があります。磁界を発生する蛍 光デスク照明その他の装置をすべて画面から離してください。問題が解決しない場合は、コンピュー ターの電源をオフにします。次に、コンピューターと他の装置との間に少なくとも305mm(12インチ) の間隔ができるように、配置を調整します。ThinkPadの電源をオンにします。
•コンピューターでサポートしているリフレッシュ・レートをリセットします。
1.デスクトップの空白領域を右クリックします。
2.ご使用のWindowsのバージョンに応じて、以下のいずれかを実行します。
–Windows7またはWindows8.1の場合:「画⾯の解像度」「詳細設定」をクリックします。 –Windows10の場合:「ディスプレイの設定」をクリックします。「ディスプレイ」タブで、
「ディスプレイの詳細設定」「アダプターのプロパティの表⽰」をクリックします。
3.「モニター」タブをクリックし、ノンインターレース方式での最高のリフレッシュ・レート
にリセットします。
7章.トラブルシューティングおよび診断63
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面が変色する
解決策:モニターが、近くの装置からの干渉による影響を受けている可能性があります。蛍光デスク照明 または他の磁界を発生する装置をすべてモニターから離してください。それでも問題が解決しない場 合は、次のようにします。
1.モニターの電源を切ります。
2.モニターと他の装置との間に少なくとも305mmの間隔ができるように、配置を調整します。
3.モニターの電源を入れます。

ネットワークの問

以下に、ネットワークに関するよくある問題を説明します。次のリストからネットワークの問題を選択 してください。
•64ページの「イーサネットの問題
•65ページの「内蔵ワイヤレス・ネットワーク・カードでネットワーク接続を確立できない
•65ページの「Bluetoothヘッドセットまたはヘッドホンから音が出ない
詳しくは、161ページの「Windowsヘルプ」を参照してください。
イーサネットの問
コンピューターがネットワークに接続できない
解決法:次のことを確認してください。
•ケーブルが正しく取り付けられていますか。
コンピューターのイーサネット・コネクターと、ハブのRJ45コネクターのどちらにも、ネットワー ク・ケーブルがしっかりと接続されている必要があります。コンピューターからハブまでの最長許容距 離は100メートルです。ケーブルが接続されていて、距離が許容限度内にあるのに問題が解決しな い場合は、別のケーブルで試してください。
•ケーブルが正しく取り付けられていますか。
•イーサネットLANドライバーを更新または再インストールします。53ページの「コンピューターを常
に最新の状態に保持する」を参照してください。
•スイッチ・ポートとアダプターの全二重設定が同じですか。
アダプターを全二重に設定した場合は、スイッチ・ポートも全二重に設定されているかどうか確認 します。間違った全二重モードを設定すると、パフォーマンスが低下したり、データが脱落した り、接続が切れたりする可能性があります。
•ネットワーク環境に必要なネットワーク・ソフトウェアをすべてインストールしましたか。
必要なネットワーク・ソフトウェアについては、LAN管理者に問い合わせてください。
なぜかアダプターの作動が停止する
解決法:ネットワーク・ドライバー・ファイルが破損または欠落している可能性があります。前述の問 題の「解決策」に記載されている、最新のデバイス・ドライバーがインストールされていることを確 認する手順の説明を参照して、ドライバーを更新してください。
WakeOnLAN機能が作動しない
解決策:BIOSプログラムでWakeOnLAN(WOL)機能を有効にします。
ギガビット・イーサネット・モデルのコンピューターで1000Mbpsを使用すると、接続に失敗する か、エラーが発生する
解決策:カテゴリー5の配線と100BASE-Tハブ/スイッチ(100BASE-X以外)を使用して、ネットワーク・ ケーブルをイーサネット・コネクターに接続します。
64ThinkStationP500およびP700ユーザー・ガイド
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コンピューターはギガビット・イーサネット・モデルなのに、1000Mbpsではなく100Mbpsでしか ネットワークに接続できない
解決策:
•ほかのケーブルを試してください。
•リンク・パートナーを自動調整に設定します。
•スイッチを802.3ab準拠(銅線ギガビット)に設定します。
内蔵ワイヤレス・ネットワーク・カードでネットワーク接続を確立できない
解決策:
•ご使用のワイヤレスLANドライバーが最新バージョンであることを確認してください。Webサイトを チェックして、AccessConnectionsでサポートされるドライバーのバージョンが、readmeファイルに記 載されている最新バージョンであることを確認してください。
•コンピューターがワイヤレス・アクセス・ポイントの範囲内にあることを確認してください。
•Windowsの通知領域にあるAccessConnectionsアイコンをクリックして、ワイヤレス機能が有効になっ ていることを確認します。ワイヤレスが無効になっている場合は、画面の指示に従って有効にします。
•ネットワーク名(SSID)と暗号化情報を確認します。これらの情報を確認する場合は、AccessConnections を使用してください。
Bluetoothヘッドセットまたはヘッドホンから音が出ない
解決策:
1.サウンド・デバイスを使用するアプリケーション(WindowsMediaPlayerなど)を終了します。
2.「コントロールパネル」を開きます。
注:Windows8.1でコントロールパネルを開く方法については、24ページの「Windows8.1オペレー ティング・システムでコントロールパネルにアクセスするを参照してください。
3.「ハードウェアとサウンド」「サウンド」をクリックします。
4.「再⽣」タブを選択します。
5.ヘッドセット・プロファイルを使用している場合は、「Bluetoothハンズフリーオーディオ」を選択 して、「既定値に設定」ボタンをクリックします。AVプロファイルを使用している場合は、「ステ レオオーディオ」を選択して、「既定値に設定」ボタンをクリックします。
6.「OK」をクリックして「サウンド」ウィンドウを閉じます。
注:Bluetooth機能は、一部のコンピューター・モデルでのみサポートされます。

コンピューターにオプションを接続しても作動しない

解決策:オプションに付属の説明書を参照して、オプションが正しく接続されていることを確認します。

パフォーマンスおよびロックの問

このセクションでは、コンピューターのパフォーマンス関連の問題に対する解決策について説明します。
不十分なハードディスク・ドライブのフリー・スペース
解決策:ハードディスク・ドライブのスペースを解放します。
1.メール・アプリケーションの「Inbox」(受信箱)、「SentItems」(送信項目)、および「DeletedItems」 (削除済み項目)の各フォルダーを空にします。
2.Cドライブをクリーンアップします。 a.ご使用のWindowsのバージョンに応じて、以下のいずれかを実行します。
7章.トラブルシューティングおよび診断65
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•Windows7の場合:「スタート」ボタンをクリックして「スタート」メニューを開き、「コン ピューター」をクリックします。
•Windows8.1の場合:エクスプローラーを開きます。
•Windows10の場合:「スタート」ボタンをクリックして「スタート」メニューを開き、「エク スプローラー」「PC」をクリックします。
b.Cドライブを右クリックし、次に「プロパティ」をクリックします。 c.空き領域のサイズを確認し、「ディスククリーンアップ」をクリックします。 d.不必要なファイル・カテゴリーのリストが表示されます。削除する各ファイル・カテゴリーを選
択し、「OK」をクリックします。
3.Windowsの一部の機能をオフにするか、不要なプログラムを削除します。 a.以下のいずれかを実行し、「コントロールパネル」を開きます。
•Windows7の場合:「スタート」ボタンをクリックして「スタート」メニューを開き、「コント ロールパネル」をクリックします。
•Windows8.1の場合:24ページの「Windows8.1オペレーティング・システムでコントロールパ ネルにアクセスする」を参照してください。
•Windows10の場合:「スタート」ボタンを右クリックして「スタート」のコンテキスト・メ ニューを開き、「コントロールパネル」をクリックします。
b.コントロールパネルで、大きいアイコンまたは小さいアイコンでプログラムを表示し、「プログ
ラムと機能」をクリックします。
c.以下を行います。
•Windowsの一部の機能をオフにするには、「Windowsの機能の有効化または無効化」をク リックします。画面上の指示に従います。
•不要なプログラムを削除するには、削除するプログラムを選択し、「アンインストールと変 」または「アンインストール」をクリックします。
断片化された多数のファイル
解決策:Windowsのディスク・デフラグ機能またはディスク最適化機能を使って、ファイルをクリーン
アップします。
注:ストレージ・ドライブの容量およびストレージ・ドライブに保存されているデータの量によっては、
ディスクのデフラグ・プロセスを完了するのに数時間かかる場合があります。
1.開いているプログラムとウィンドウを閉じます。
2.ご使用のWindowsのバージョンに応じて、以下のいずれかを実行します。
•Windows7の場合:「スタート」ボタンをクリックして「スタート」メニューを開き、「コン ピューター」をクリックします。
•Windows8.1の場合:エクスプローラーを開きます。
•Windows10の場合:「スタート」ボタンをクリックして「スタート」メニューを開き、「エクス プローラー」「PC」をクリックします。
3.Cドライブを右クリックし、次に「プロパティ」をクリックします。
4.「ツール」タブをクリックします。
5.ご使用のWindowsのバージョンに応じて、以下のいずれかを実行します。
•Windows7の場合:「今すぐ最適化」をクリックします。
•Windows8.1およびWindows10の場合:「最適化」をクリックします。目的のドライブを選択 し、「最適化」をクリックします。
6.画面上の指示に従います。
66ThinkStationP500およびP700ユーザー・ガイド
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メモリー不
解決策:追加のメモリー・モジュールを取り付けます。メモリー・モジュールを取り付ける手順について は、141ページの「メモリー・モジュールの取り付けまたは交換を参照してください。
メモリー・モジュールを購入するには、
http://www.lenovo.com
にアクセスしてください。

プリンターが作動しない

解決策:
•IEEEの承認を受けたプリンター信号ケーブルを使用している場合は、次のようにします。
1.プリンターの信号ケーブルをコンピューターの適切なパラレル・コネクター、シリアル・コネク ター、またはUSBコネクターにしっかりと接続します。
2.用紙を正しくセットします。
3.プリンターの電源を入れ、プリンターをオンライン状態にします。
•IEEEの承認を受けていないプリンター信号ケーブルを使用している場合は、次のようにします。
1.プリンターに付属のデバイス・ドライバーおよびソフトウェアを正しくインストールします。
2.プリンター・ポートをオペレーティング・システム、アプリケーション・プログラム、または BIOSの設定で正しく割り当てます。BIOS設定について詳しくは、39ページの「SetupUtility プログラムの使用」を参照してください。
問題が解決しない場合、プリンターに付属の説明書に記載されているテストを実行してください。そ れでも問題が解決しない場合は、コンピューターの保守を依頼してください。161ページの第10章 情報、ヘルプ、およびサービスの入手」を参照してください。

シリアル・コネクターにアクセスできない

解決策:
•シリアル・ケーブルをコンピューターのシリアル・コネクターとシリアル・デバイスに接続しま す。シリアル・デバイス用の電源コードがある場合は、その電源コードを接地された電源コンセ ントに接続します。
•シリアル・デバイスの電源を入れ、デバイスをオンライン状態にします。
•シリアル・デバイスに付属のアプリケーション・プログラムをインストールします。詳しくは、シリア ル・デバイスに付属の説明書を参照してください。
•シリアル・コネクター・アダプターを1つ追加した場合は、アダプターを正しく取り付けます。

ソフトウェアの問

このセクションでは、ソフトウェア関連の問題に対する解決策について説明します。
ソート機能を使用しているときに、日付を正しい順序でソートできない
解決策:2000年より前に作成された一部のプログラムでは、年の上2桁が19になると推測されるため、下 2桁のみが日付のソートに使用されます。このため、日付を正しい順序にソートできません。ご使用のソ フトウェアの更新が使用可能かどうか、製造メーカーに確認してください。多くのソフトウェア製造 メーカーでは、ワールド・ワイド・ウェブから更新を入手できるようにしています。
部のアプリケーション・プログラムが思ったように作動しない
解決策:
•アプリケーション・プログラム内の特定のタスクの実行で障害が発生している場合は、そのプログラ ムのヘルプ・システムを参照してください。
7章.トラブルシューティングおよび診断67
Page 80
•Windowsオペレーティング・システムまたはそのコンポーネントの1つで障害が発生している場合は、 Windowsのヘルプ・システムを参照してください。
•新たにインストールしたアプリケーション・プログラムによって問題が引き起こされるかどうか を確認します。
1.ソフトウェアがコンピューターと互換性があることを確認します。詳しくは、ソフトウェアに 付属の資料を参照してください。
2.他のソフトウェアがコンピューター上で正常に作動していることを確認します。
3.使用しているソフトウェアが別のコンピューターでは作動することを確認します。
•プログラムの使用中にエラー・メッセージが表示された場合は、プログラムに付属の説明書またはヘル プ・システムを参照して、解決策を確認してください。
•製造メーカーまたはWebサイトからの更新が可能かどうか確認します。多くのソフトウェア製造メー カーでは、ワールド・ワイド・ウェブから更新を入手できるようにしています。
•以前は正しく作動していたソフトウェア・プログラムが正しく作動しなくなった場合は、以下を 実行してください。
1.以下のいずれかを実行し、「コントロールパネル」を開きます。
–Windows7の場合:「スタート」ボタンをクリックして「スタート」メニューを開き、「コント
ロールパネル」をクリックします。
–Windows8.1の場合:24ページの「Windows8.1オペレーティング・システムでコントロールパ
ネルにアクセスする」を参照してください。
–Windows10の場合:「スタート」ボタンを右クリックして「スタート」のコンテキスト・メ
ニューを開き、「コントロールパネル」をクリックします。
2.コントロールパネルを大きいアイコンまたは小さいアイコンで表示して、「回復」「シ ステムの復元を開く」をクリックします。
3.画面上の指示に従います。

USBコネクターにアクセスできない

解決策:
•USBケーブルをUSBコネクターからUSBデバイスに接続します。USBデバイス用の電源コードがある 場合は、その電源コードを接地された電源コンセントに接続します。
•USBデバイスの電源を入れ、デバイスをオンライン状態にします。
•USBデバイスに付属のデバイス・ドライバーまたはアプリケーション・プログラムをすべてインス トールします。詳しくは、USBデバイスに付属の説明書を参照してください。
•USBコネクターを取り外してから再接続し、USBデバイスをリセットします。
診断プログラムは、コンピューターのハードウェア・コンポーネントをテストするのに使用します。診断 プログラムは、コンピューターの正常動作を妨げるオペレーティング・システム制御設定の報告も行いま す。Windowsオペレーティング・システムを実行しているコンピューターでは、初期インストールされて いる診断プログラムを使用してコンピューターの問題を診断できます。
注:
1.コンピューターには、診断用にLenovoSolutionCenterプログラムが初期インストールされていま す。LenovoSolutionCenterプログラムについて詳しくは、69ページの「LenovoSolutionCenter」を 参照してください。
68ThinkStationP500およびP700ユーザー・ガイド
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2.診断プログラムの実行後、お客様ご自身では問題の切り分けと修復ができない場合は、診断プログラ ムで作成されたログ・ファイルを保存して印刷してください。Lenovoテクニカル・サポート担当者に 連絡するにあたって、このログ・ファイルが必要になります。

LenovoSolutionCenter

LenovoSolutionCenterプログラムを使用すると、コンピューターに関連した問題のトラブルシューティング と解決を行うことができます。このプログラムでは、診断テストとシステム情報収集が行われ、セキュリ ティー状況、サポート情報、最大限のシステム・パフォーマンスを実現するためのヒントが提示されます。
•LenovoSolutionCenterプログラムはhttp://www.lenovo.com/diags
•Windows7、Windows8.1、およびWindows10以外のWindowsオペレーティング・システムを使用して いる場合は、http://www.lenovo.com/diags
LenovoSolutionCenterプログラムを実行するには、15ページの「Lenovoプログラム」を参照してくだ さい。
注:このプログラムを実行しても問題の切り分けと修復ができない場合は、ログ・ファイルを保存し て印刷してください。Lenovoテクニカル・サポート担当者に連絡するにあたって、このログ・ファイ ルが必要になります。
追加情報については、LenovoSolutionCenterのヘルプ・システムを参照してください。
でコンピューターの診断に関する最新情報をご覧ください。
からダウンロードできます。

ハードウェアの診断

お使いのコンピューターは、ハードウェアの診断をサポートしています。この機能は、ご使用のコン ピューターがハードウェア・コンポーネントをリアルタイムで監視し、通常の使用中には検出しにくい問 題がないかを調べることができます。コンピューターが問題またはエラーを検出すると、コンピューター の前面にある診断インジケーターが点灯または点滅します。2ページの「コンピューターの前面にあるコ ネクター、コントロール、インジケーターの位置」を参照してください。
問題またはエラーについて詳しくは、以下を行ってください。
1.コンピューター前面の診断USBコネクターに以下のいずれかのデバイスを接続します。
•USBキー
•LenovoWorkstationDiagnosticsアプリケーションがインストールされたAndroid
TM
デバイス
2ページの「コンピューターの前面にあるコネクター、コントロール、インジケーターの位置 参照してください。
2.診断データがコンピューターからUSBデバイスに転送されるまで、約10~15秒待ちます。デー タ転送中は、診断インジケーターがすばやく点滅します。データ転送が完了すると、インジケー ターは点滅を止め点灯したままになります。
注:診断データは、診断インジケーターが点灯中またはエラーを検出して点滅中に、診断USBコネ クターを使用してのみ転送できます。通常の状態では、診断USBコネクターは標準USB3.0コネ クターとして機能します。
3.使用しているのがUSBキーかAndroidデバイス(スマートフォンなど)かによって、以下のいず れかを実行します。
•USBキーを使用する場合、USBキーのエラー・データの読み取り方法については、
http://support.lenovo.com/workstation_diagnosticsにアクセスしてください。
•LenovoWorkstationDiagnosticsアプリがインストールされたAndroidデバイスを使用している場合
は、エラーの詳細についてはアプリケーションを開きます。LenovoWorkstationDiagnosticsアプリ の詳細については、http://www.thinkworkstationsoftware.com/diags
にアクセスしてください。
7章.トラブルシューティングおよび診断69
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ご使用のコンピューターでの診断USBコネクターの使用方法、エラー・コードの解読、またはLenovo WorkstationDiagnosticsアプリの使用方法について詳しくは、http://www.thinkworkstationsoftware.com/diags を参照してください。
ハードウェア診断機能は、ご使用のコンピューターではデフォルトで使用可能になります。この機能を無 効にするには、次のようにします。
1.SetupUtilityプログラムを始動します。39ページの「SetupUtilityプログラムの始動」を参照して ください。
2.SetupUtilityプログラムのメイン・メニューで、「Advanced」「Diagnostics」の順に選択し、 Enterキーを押します。
3.「Real-timeDiagnosticsMonitoring」を選択し、Enterキーを押します。次に「Disabled」を選択 し、Enterキーを押します。
4.F10キーを押して、変更内容を保存し、SetupUtilityプログラムを終了します。
70ThinkStationP500およびP700ユーザー・ガイド
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第8章リカバリー情報
この章では、リカバリー方法についての情報を記載しています。ソフトウェアまたはハードウェアに関す る問題からのリカバリー方法について、さまざまな方法を選ぶことができます。いくつかの方法は、イン ストールされているオペレーティング・システムのタイプによって異なります。プログラムまたはリカバ リー・ディスク・セットを使用して、コンピューターの設定を復元できます。リカバリー・ディスク・ セットの使用方法について詳しくは、ディスク・セットに付属の説明書を参照してください。
この章には以下のトピックが含まれています。
•71ページの「Windows7オペレーティング・システムのリカバリー情報
•77ページの「Windows8.1オペレーティング・システムのリカバリー情報
•78ページの「Windows10オペレーティング・システムのリカバリー情報

Windows7オペレーティング・システムのリカバリー情報

このセクションのリカバリー情報は、RescueandRecoveryプログラムまたはProductRecoveryプログラ ムがインストール済みのコンピューターのみに適用されます。LenovoThinkVantageToolsプログラム の「EnhancedBackupandRestore」アイコンが薄く表示されている場合、この機能を有効にする前に RescueandRecoveryプログラムを手動でインストールする必要があります。RescueandRecoveryプログラ ムをインストールするには、次のようにします。
1.「スタート」「すべてのプログラム」「LenovoThinkVantageTools」の順にクリックし、EnhancedBackupandRestore」をダブルクリックします。
2.画面上の指示に従います。
3.インストール処理が完了すると、「EnhancedBackupandRestore」アイコンがアクティブになり ます。
このセクションには、以下のトピックが含まれています。
•71ページの「リカバリー・メディアの作成および使用
•72ページの「バックアップおよびリカバリー操作の実行
•74ページの「レスキュー・メディアの作成および使用
•75ページの「プログラムとデバイス・ドライバーの再インストール
•76ページの「リカバリー問題の解決

リカバリー・メディアの作成および使用

リカバリー・メディアを使用すると、あらゆるリカバリー方法に失敗しても、ハードディスク・ドライブ を出荷時のデフォルトの状態に復元し、コンピューターを操作可能な状態にすることができます。リカバ リー・メディアは、ご使用のコンピューターを他の場所へ移動したり、売却したり、リサイクルしたりす る場合に便利です。障害発生に備えて、リカバリー・メディアはできるだけ早く作成しておくことが重要 です。リカバリー・メディア上のデータは、以下の目的に使用できます。
•コンピューターにプログラムとデバイス・ドライバーを再インストールする
•オペレーティング・システムを再インストールする
•追加ファイルを使用して、ハードディスク・ドライブ上のデータ・ファイルを変更する
注:リカバリー・メディアを使用して実行できるリカバリー操作は、そのリカバリー・メディアを作成 したときのオペレーティング・システムによって異なります。リカバリー・メディアには、ブート・ メディアおよびデータ・メディアを含めることができます。MicrosoftWindowsライセンスでは、デー
©CopyrightLenovo2014,2015
71
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タ・メディアを1つのみ作成することができます。リカバリー・メディアを作成したら、安全な場 所に保管することをお勧めします。
リカバリー・メディアの作成
注:Windows7オペレーティング・システムでは、ディスクまたは外部USBストレージ・デバイスを使
用してリカバリー・メディアを作成できます。
Windows7オペレーティング・システムでリカバリー・メディアを作成するには、「スタート」「すべ てのプログラム」「LenovoThinkVantageTools」「FactoryRecoveryDisks」の順にクリックしま す。そして、画面の指示に従います。
リカバリー・メディアのご利用にあたって
注意:リカバリー・メディアを使用してハードディスクを出荷時のデフォルトの状態に復元すると、
ハードディスク・ドライブ上にあるすべてのファイルが削除されます。これらのファイルは、工場出荷 時のファイルに置き換えられます。
Windows7でリカバリー・メディアを使用するには、次のようにします。
1.リカバリー・メディアのタイプに応じて、ブートUSBストレージ・デバイスをコンピューターに接 続するか、ブート・ディスクを光学式ドライブに挿入します。
2.コンピューターの電源をオンにするか、再起動します。
3.ロゴ画面が表示されたら、繰り返しF12キーを押したり放したりします。「StartupDeviceMenu」 ウィンドウが表示されます。
4.希望する起動デバイスを選択し、Enterキーを押します。復元処理が開始されます。
5.画面の指示に従って、操作を完了します。
注:コンピューターのハードディスク・ドライブを出荷時のデフォルトの状態に復元すると、一部のデバ
イスのデバイス・ドライバーの再インストールが必要になる場合があります。75ページの「プログラム とデバイス・ドライバーの再インストール」を参照してください。

バックアップおよびリカバリー操作の実

RescueandRecoveryプログラムを使用すると、オペレーティング・システム、データ・ファイル、ソフト ウェア・プログラム、個人の設定など、ハードディスク・ドライブのすべての内容をバックアップできま す。バックアップは次の場所に保存できます。
•RescueandRecoveryワークスペース
•セカンダリー・ハードディスク・ドライブ(セカンダリー・ハードディスク・ドライブがコンピュー ターに取り付けられている場合)
•コンピューターに接続されている外付けUSBハードディスク・ドライブ
•ネットワーク・ドライブ
•書き込み可能ディスク(書き込み可能な光学式ドライブが必要です)
バックアップ操作を完了したら、一部またはすべてのデータをハードディスク・ドライブに復元できます。
バックアップ操作の実
Windows7オペレーティング・システムでRescueandRecoveryプログラムを使用してバックアップ操 作を行うには、次のようにします。
1.Windowsデスクトップで、「スタート」「すべてのプログラム」「LenovoThinkVantage Tools」「EnhancedBackupandRestore」の順にクリックします。RescueandRecoveryプログラ ムが開きます。
2.RescueandRecoveryのメインウィンドウで、「拡張RescueandRecoveryの起動」をクリックします。
72ThinkStationP500およびP700ユーザー・ガイド
Page 85
3.「ハードディスクのバックアップ」をクリックし、バックアップ操作オプションを選択します。
次に、画面の指示に従って、バックアップ操作を完了します。
リカバリー操作の実
このセクションでは、以下のトピックについて説明します。
•73ページの「Windows7からのリカバリー操作の実行
•73ページの「RescueandRecoveryワークスペースからのリカバリー操作の実行
Windows7からのリカバリー操作の実
Windows7オペレーティング・システムでRescueandRecoveryプログラムを使用してリカバリー操 作を行うには、次のようにします。
1.Windowsデスクトップで、「スタート」「すべてのプログラム」「LenovoThinkVantage Tools」「EnhancedBackupandRestore」の順にクリックします。RescueandRecoveryプログラ ムが開きます。
2.RescueandRecoveryのメインウィンドウで、「拡張RescueandRecoveryの起動」をクリックします。
3.「バックアップからシステムを復元する」アイコンをクリックします。
4.画面の指示に従って、リカバリー操作を完了します。
RescueandRecoveryワークスペースからのリカバリー操作の実
RescueandRecoveryワークスペースは、Windowsオペレーティング・システムから独立して稼働する、保護 されて非表示になっているハードディスク上の領域に常駐しています。RescueandRecoveryワークスペー スによって、Windowsオペレーティング・システムを起動できない場合でも、リカバリー操作を実行でき ます。RescueandRecoveryワークスペースからは、以下のリカバリー操作を実行することができます。
•ハードディスク・ドライブまたはバックアップからファイルをレスキューする: ハードディスク・ドライブ上のファイルを見つけて、それらをネットワーク・ドライブやその他の 書き込み可能メディア(USBデバイス、ディスクなど)に転送することができます。このソリュー ションは、ファイルをバックアップしていない場合や、最後にバックアップ操作を行った後にファ イルに変更が加えられた場合にも使用できます。また、ローカル・ハードディスク・ドライブ、 USBデバイス、またはネットワーク・ドライブにあるRescueandRecoveryバックアップから個々の ファイルをレスキューすることもできます。
•RescueandRecoveryバックアップからハードディスク・ドライブを復元する: RescueandRecoveryプログラムを使用してハードディスク・ドライブのバックアップ操作を行うとき、 Windowsオペレーティング・システムを起動できない場合でもRescueandRecoveryバックアップから ハードディスク・ドライブを復元できます。
•ハードディスク・ドライブを出荷時のデフォルトの状態に復元する: Windowsオペレーティング・システムを起動できない場合でも、ハードディスク・ドライブのすべ てのコンテンツを出荷時のデフォルトの状態に復元することができます。ハードディスク・ドライ ブに複数のパーティションがある場合は、C:パーティションに復元し、その他のパーティションを 現存のままにすることもできます。
注意:ハードディスク・ドライブをRescueandRecoveryバックアップから復元したり、ハードディスク・ ドライブを工場出荷時の状態に復元したりすることもできます。いずれのプロセスでも、ハードディス ク・ドライブの基本区画(通常はC:ドライブ)のファイルはすべて削除されます。できれば、重要な ファイルはコピーしておいてください。Windowsオペレーティング・システムを起動できない場合は、 RescueandRecoveryワークスペースの「ファイルのレスキュー」機能を使用して、ハードディスク・ドラ イブから他のメディアにファイルをコピーすることができます。
RescueandRecoveryワークスペースからリカバリー操作を実行するには、次のようにします。
1.コンピューターの電源をオンにするか、再起動します。
2.ロゴ画面が表示されたら、Enterキーを押し、F11を押してRescueandRecoveryワークスペースに 入ります。
8章.リカバリー情報73
Page 86
3.RescueandRecoveryパスワードを設定してある場合は、画面に表示されるメッセージに従ってパス ワードを入力します。RescueandRecoveryワークスペースが開きます。
注:RescueandRecoveryワークスペースが開かない場合は、76ページの「リカバリー問題の解」を参照してください。
4.以下のいずれかを行います。
•ハードディスク・ドライブからファイルをレスキューする場合は、「ファイルのレスキュー」をク
リックし、画面の指示に従います。
•RescueandRecoveryのバックアップからハードディスク・ドライブを復元する場合、またはハード
ディスク・ドライブを工場出荷時の状態に復元する場合は、「完全復元」をクリックし、画面 の指示に従います。
注:コンピューターのハードディスク・ドライブを出荷時のデフォルトの状態に復元すると、一部 のデバイスのデバイス・ドライバーの再インストールが必要になる場合があります。75ページの プログラムとデバイス・ドライバーの再インストールを参照してください。
RescueandRecoveryワークスペースの機能に関する詳細については、「ヘルプ」をクリックしてください。

レスキュー・メディアの作成および使用

ディスクまたはUSBストレージ・デバイスを使用して、レスキュー・メディアをできるだけ早く作成し てください。Windows環境またはハードディスク・ドライブ上のRescueandRecoveryワークスペースにア クセスできない障害からリカバリーするためのレスキュー・メディアを作成できます。
注:
•レスキュー・メディアを使用して実行できるリカバリー操作は、オペレーティング・システムに
よって異なります。
•レスキュー・ディスクはあらゆるタイプの光学式ドライブで起動できます。
レスキュー・メディアの作成
Windows7オペレーティング・システムでレスキュー・メディアを作成するには、次のようにします。
1.Windowsデスクトップで、「スタート」「すべてのプログラム」「LenovoThinkVantage Tools」「EnhancedBackupandRestore」の順にクリックします。RescueandRecoveryプログラ ムが開きます。
2.RescueandRecoveryのメインウィンドウで、「拡張RescueandRecoveryの起動」をクリックします。
3.「レスキュー・メディアの作成」アイコンをクリックします。「レスキューおよびリカバリー・メ ディアの作成」ウィンドウが開きます。
4.「RescueMedia」領域で、作成するレスキュー・メディアのタイプを選択します。レスキュー・ メディアを作成するには、ディスク、十分な容量があるUSBストレージ・デバイス、または内蔵 のセカンダリー・ハードディスク・ドライブを使用できます。
5.「OK」をクリックし、画面の指示に従ってレスキュー・メディアを作成します。
レスキュー・メディアの使用
レスキュー・メディアの作成時に使用したのがディスクかUSBハードディスク・ドライブかに応
じて、次のいずれかを実行します。
•ディスクを使用してレスキュー・メディアを作成した場合は、次のようにします。
1.コンピューターの電源をオンにするか、再起動します。
2.ロゴ画面が表示されたら、繰り返しF12キーを押したり放したりします。「StartupDeviceMenu」 ウィンドウが表示されます。
74ThinkStationP500およびP700ユーザー・ガイド
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3.目的の光学式ドライブを最初の起動デバイスとして選択します。次に、レスキュー・ディスクを光 学式ドライブに挿入し、Enterキーを押します。レスキュー・メディアが起動します。
•USBハードディスク・ドライブを使用してレスキュー・メディアを作成した場合は、次のよう にします。
1.USBハードディスク・ドライブをコンピューターのUSBコネクターの1つに接続します。
2.コンピューターの電源をオンにするか、再起動します。
3.ロゴ画面が表示されたら、繰り返しF12キーを押したり放したりします。「StartupDeviceMenu」 ウィンドウが表示されます。
4.USBハードディスク・ドライブを最初の起動デバイスとして選択し、Enterキーを押します。レス キュー・メディアが起動します。
レスキュー・メディアが起動すると、RescueandRecoveryワークスペースが開きます。RescueandRecovery ワークスペースから、各機能のヘルプ情報を参照することができます。指示に従って、リカバリー・プ ロセスを完了します。

プログラムとデバイス・ドライバーの再インストール

このセクションでは、以下の項目について説明します。
•75ページの「初期インストール済みプログラムとデバイス・ドライバーの再インストール
•76ページの「初期インストールされていないプログラムとデバイス・ドライバーの再インストール
初期インストール済みプログラムとデバイス・ドライバーの再インストール
ご使用のコンピューターに初期インストール済みのプログラムとデバイス・ドライバーを再インス トールすることができます。
初期インストール済みのプログラムの再インストール
Lenovoコンピューターに初期インストールされたプログラムを再インストールするには、次のよう にします。
1.ThinkPadの電源をオンにします。
2.C:\SWTOOL Sを開きます。
3.「apps」フォルダーを開き、ご使用のコンピューターに初期インストールされているプログラム の名前にちなんで名付けられたサブフォルダーを見つけます。
4.サブフォルダーを開き、EXEファイルを見つけます。
5.EXEファイルをダブルクリックし、画面の指示に従ってインストールを完了します。
初期インストール済みデバイス・ドライバーの再インストール
注意:デバイス・ドライバーを再インストールすると、ご使用のコンピューターの現在の設定が変更 されます。デバイス・ドライバーの再インストールは、コンピューターに起こった問題を修正する目 的でのみ行ってください。
工場出荷時に取り付けられたデバイスのデバイス・ドライバーを再インストールするには、次のよう にします。
1.ThinkPadの電源をオンにします。
2.C:\SWTOOL Sを開きます。
3.「DRIVERS」フォルダーを開き、「AUDIO」や「VIDEO」など、ご使用のコンピューターに工場出 荷時に取り付けられたデバイスの名前にちなんで名付けられたサブフォルダーを見つけます。
4.サブフォルダーを開きます。
5.以下のいずれかを行います。
8章.リカバリー情報75
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•EXEファイルを見つけます。EXEファイルをダブルクリックし、画面の指示に従ってインス トールを完了します。
•拡張子が.txtのreadmeファイルを見つけます。デバイス・ドライバーのインストール情報は、 readmeファイルに記載されています。指示に従って、インストールを完了します。
•デバイス・サブフォルダーにINFファイルが入っており、INFファイルを使用してデバイス・ ドライバーをインストールする場合は、Windowsヘルプとサポート情報システムで詳細情報を 参照してください。
注:最新のデバイス・ドライバーについて詳しくは、53ページの「最新のシステム更新プログラムの入
」を参照してください。
初期インストールされていないプログラムとデバイス・ドライバーの再インストール
初期インストールされていないプログラムとデバイス・ドライバーをご使用のコンピューターに再
インストールすることができます。
初期インストールされていないプログラムの再インストール
コンピューターにインストールしたソフトウェア・プログラムが正常に動作しない場合は、そのプログラ ムをアンインストールしてから再インストールする必要があります。プログラムを再インストールする と、既存のプログラム・ファイルが上書きされて、通常、そのプログラムの問題は解決されます。
システムからプログラムをアンインストールする場合は、MicrosoftWindowsヘルプ・システムを参照 してください。
市販されているほとんどのプログラムをシステムに再インストールするには、プログラムに付属の資料と あわせてMicrosoftWindowsのヘルプ・システムを参照してください。
初期インストールされていないデバイス・ドライバーの再インストール
お客様がインストールしたオプションのデバイス・ドライバーを再インストールするには、そのオプ ションに付属のマニュアルを参照してください。
注:デバイス・ドライバーを再インストールすると、ご使用のコンピューターの現在の設定が変更さ れます。デバイス・ドライバーの再インストールは、コンピューターに起こった問題を修正する目 的でのみ行ってください。

リカバリー問題の解決

注:SetupUtilityプログラムで、使用する光学式ドライブが始動デバイス順序で最初の起動デバイスに設定 されていることを確認してください。始動デバイス順序の一時的または永続的な変更については、42 ページの「起動デバイスの選択」を参照してください。SetupUtilityプログラムについて詳しくは、39 ページの「SetupUtilityプログラムの使用を参照してください。
RescueandRecoveryワークスペースまたはWindows環境にアクセスできない場合は、次のいずれか を実行します。
•レスキュー・メディアを使用して、RescueandRecoveryワークスペースを起動する。74ページの「レ
スキュー・メディアの作成および使用」を参照してください。
•あらゆるリカバリー方法に失敗し、ハードディスク・ドライブを工場出荷時の状態に復元しなけれ
ばならない場合、リカバリー・メディアを使用する。71ページの「リカバリー・メディアの作成 および使用」を参照してください。
レスキュー・メディアおよびリカバリー・メディア・セットはできるだけ早く作成し、将来使用できるよ うに安全な場所に保管しておくことが重要です。
76ThinkStationP500およびP700ユーザー・ガイド
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Windows8.1オペレーティング・システムのリカバリー情報

このセクションには、以下のトピックが含まれています。
•77ページの「コンピューターを最新の情報に更新する
•77ページの「コンピューターを工場出荷時の状態にリセットする
•77ページの「PCの起動オプションの使用
•78ページの「Windows8.1が起動しない場合のオペレーティング・システムの復元

コンピューターを最新の情報に更新する

コンピューターが正常に機能せず、最近インストールしたプログラムが問題の原因と考えられる場合は、 コンピューターを最新の情報に更新できます。
注意:コンピューターを最新の情報に更新すると、コンピューターに初期インストールされていたプ ログラムや、WindowsStoreからインストールしたプログラムは再インストールされます。ただし、 他のプログラムはアンインストールされます。
コンピューターを最新の情報に更新するには、次のようにします。
1.ポインターを画面の右上または右下に移動してチャームを表示します。「設定」「PC設定の 変更」「保守と管理」「回復」の順にクリックします。
2.「PCをリフレッシュする」セクションで「開始する」をクリックします。

コンピューターを工場出荷時の状態にリセットする

コンピューターを工場出荷時の状態にリセットできます。コンピューターをリセットすると、オペ レーティング・システムおよびコンピューターに初期インストールされているすべてのプログラムが 再インストールされます。
注意:コンピューターをリセットすると、ユーザーのファイルと設定はすべて削除されます。データ損失 を防ぐためには、保存しておきたいすべてのデータのバックアップ・コピーを作成してください。
コンピューターをリセットするには、次のようにします。
1.ポインターを画面の右上または右下に移動してチャームを表示します。「設定」「PC設定の 変更」「保守と管理」「回復」の順にクリックします。
2.「すべてを削除してWindowsを再インストールする」セクションで「開始する」をクリックします。

PCの起動オプションの使用

高度な起動オプションを使用すると、Windowsオペレーティング・システムの起動の設定を変更した り、外部デバイスからコンピューターを起動したり、システム・イメージからWindowsオペレーティン グ・システムを復元したりできます。
高度な起動オプションを使用するには、次のようにします。
1.ポインターを画面の右上または右下に移動してチャームを表示します。「設定」「PC設定の 変更」「保守と管理」「回復」の順にクリックします。
2.「PCの起動をカスタマイズする」セクションで、「今すぐ再起動する」「トラブルシューティン グ」「詳細オプション」の順にクリックします。
3.画面の説明に従ってコンピューターを再起動します。
8章.リカバリー情報77
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Windows8.1が動しない場合のオペレーティング・システムの復元

コンピューターのWindows回復環境は、Windows8.1オペレーティング・システムから独立して稼働さ せることができます。このため、Windows8.1オペレーティング・システムが起動しない場合でも、 オペレーティング・システムをリカバリーまたは修復できます。
2回連続してブートに失敗した場合、Windows回復環境は自動的に開始されます。画面に表示される指 示に従って、修復およびリカバリーのオプションを選択します。
注:リカバリー処理中は、コンピューターがAC電源に接続されていることを確認します。
Windows8.1オペレーティング・システムが初期インストールされているコンピューターに付属する リカバリー方法について詳しくは、Windows8.1オペレーティング・システムのヘルプ情報システム を参照してください。

Windows10オペレーティング・システムのリカバリー情報

Windows10オペレーティング・システムのリカバリーを行うには、次の解決策を使用します。
•Windowsのリカバリー方法を使用します。
–「Windowsの設定」のリカバリー方法を使用します。
1.「スタート」ボタンをクリックして「スタート」メニューを開きます。
2.「設定」「更新とセキュリティ」「回復」の順にクリックします。
3.画面の指示に従って、適切なリカバリー方法を選択します。
–「システムの復元」を使用してシステム・ファイルおよび設定を以前の時点に復元します。
1.「スタート」ボタンを右クリックして「スタート」のコンテキスト・メニューを開きます。
2.「コントロールパネル」をクリックします。コントロールパネルを大きいアイコンまたは小さ いアイコンで表示して、「回復」「システムの復元を開く」をクリックします。
3.画面上の指示に従います。
–バックアップからファイルを復元するためには、「ファイル履歴」ツールを使用します。
注:バックアップからファイルを復元するために「ファイル履歴」ツールを使用する場合は、あ らかじめこのツールでデータをバックアップしてください。
1.「スタート」ボタンを右クリックして「スタート」のコンテキスト・メニューを開きます。
2.「コントロールパネル」をクリックします。コントロールパネルを大きいアイコンまたは小さ いアイコンで表示して、「ファイル履歴」「個⼈⽤ファイルの復元」をクリックします。
3.画面上の指示に従います。
–次のようにしてWindows回復環境を使用します。
–数回連続してブートに失敗した場合、Windows回復環境が自動的に開始される場合があります。
画面の指示に従って、適切なリカバリー方法を選択します。
–Windowsツールを使用してあらかじめ作成したリカバリー・メディアを起動デバイスとして選択
します。42ページの「一時的な起動デバイスの選択を参照してください。次に、画面の指示に 従って、適切なリカバリー方法を選択します。
注:リカバリー・メディアを作成するには、55ページの「保守の実行を参照してください。
•Lenovoが提供するリカバリーUSBキーを使い、ストレージ・ドライブ全体を工場出荷時の状態 に復元します。
–コンピューターにリカバリーUSBキーが付属している場合は、USBキーの説明書に従ってください。
78ThinkStationP500およびP700ユーザー・ガイド
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–コンピューターにリカバリーUSBキーが付属していない場合は、Lenovoスマートセンターに連絡し
てリカバリーUSBキーを注文してください。Lenovoサポートの電話番号一覧は、次のWebサイト を参照してください。http://www.lenovo.com/support/phone
お客様の国または地域用のサポート電話番号
が見つからない場合は、Lenovo販売店にお問い合わせください。
8章.リカバリー情報79
Page 92
80ThinkStationP500およびP700ユーザー・ガイド
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第9章ハードウェアの取り付けまたは交換
ここでは、コンピューターのハードウェアの取り付けと交換の方法について説明します。

静電気の影響を受けやすいデバイスの取り扱い

障害のある部品を取り外し、新しい部品を取り付ける準備ができるまで、新しい部品が梱包されている帯 電防止パッケージを開かないでください。静電気は人体には無害ですが、ご使用のコンピューターの構成 部品や部品には重大な損傷を与える可能性があります。
静電気による損傷を回避するために、部品やその他のコンピューターの構成部品を取り扱う際には、次 の注意を守ってください。
•身体の動きを最小限にとどめてください。動くと、周囲に静電気が蓄積されることがあります。
•部品およびその他のコンピューターの構成部品は常に注意して取り扱ってください。PCIカード、メモ リー・モジュール、システム・ボード、およびマイクロプロセッサーを取り扱う場合は、それぞれ部品 の縁を持つようにしてください。回路のはんだ付けした部分には決して手を触れないでください。
•他の人が部品やその他のコンピューターの構成部品に触れないようにしてください。
•部品が入っている帯電防止パッケージを、コンピューターの金属の拡張スロット・カバーか、その他の 塗装されていない金属面に2秒間以上接触させてください。これにより、パッケージと人体に蓄積され た静電気を低減してから、新しい部品の取り付けまたは交換を行うことができます。
•新しい部品を帯電防止パッケージから取り出した後は、部品をできるだけ下に置かず、コンピュー ターに直接取り付けてください。これができない場合は、部品が入っていた帯電防止パッケージを 平らな場所に置き、その上に部品を置くようにしてください。
•コンピューターのカバーやその他の金属面の上に部品を置かないようにする。

ハードウェアの取り付けまたは交換

ここでは、コンピューターのハードウェアの取り付けと交換の方法について説明します。ハードウェアの 取り付けと交換によって、コンピューターの機能の拡張、およびコンピューターの保守ができます。
注意:コンピューターを開けたり修復を試みたりする前に、vページの「はじめにお読みください:重要 な安全上の注意」を必ず読んで理解してください。
注:
•Lenovoが提供するコンピューター部品のみを使用してください。
•オプションの取り付けや交換の際には、このセクション内の該当する説明に加えて、そのオプションに 付属しているマニュアルも参照してください。

部オプションの取り付け

外部スピーカー、プリンター、またはスキャナーなどの外部オプションをコンピューターと接続できま す。一部の外部オプションでは、接続を行うために追加のソフトウェアをインストールする必要がありま す。外部オプションを取り付けるときは、2ページの「コンピューターの前面にあるコネクター、コント ロール、インジケーターの位置」および2ページの「コンピューターの背面にあるコネクターの位置」を 参照して必要なコネクターを確認してください。各オプションに付属の説明書を参照して接続を行い、そ のオプションに必要なソフトウェアまたはデバイス・ドライバーをインストールします。
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コンピューター・カバーの取り外し

注意:コンピューターを開けたり修復を試みたりする前に、vページの「はじめにお読みください:重要
な安全上の注意」を必ず読んで理解してください。
警告:
コンピューターのカバーを開く場合は、コンピューターの電源をオフにし、数分待ってコンピューターの 温度が下がってから⾏ってください。
コンピューターのカバーを取り外すには、次のようにします。
1.すべてのメディアをドライブから取り出し、接続されているすべてのデバイスおよびコンピューター の電源をオフにします。次に、すべての電源コードをコンセントから抜き、コンピューターに接続さ れているすべてのケーブルを取り外します。
2.コンピューターのカバーを固定しているロック装置(キー・ロック、パッドロックまたはKensington スタイルのケーブル・ロックなど)をすべてロック解除します。33ページの第4章「セキュリ ティー」を参照してください。
3.コンピューター・カバー・ラッチのハンドルのくぼみ のようにハンドルを起こし、ハンドルを引いてカバーをシャーシから取り外します。
1を押すと、ハンドルが持ち上がります。図
12.

直冷式エアー・バッフルの取り外しと再取り付け

注意:コンピューターを開けたり修復を試みたりする前に、vページの「はじめにお読みください:重要
な安全上の注意」を必ず読んで理解してください。
直冷式エアー・バッフルを取り外すには、以下の手順を実行します。
82ThinkStationP500およびP700ユーザー・ガイド
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1.すべてのメディアをドライブから取り出し、接続されているすべてのデバイスおよびコンピューター の電源をオフにします。次に、すべての電源コードをコンセントから抜き、コンピューターに接続さ れているすべてのケーブルを取り外します。
2.コンピューター・カバーを取り外します。82ページの「コンピューター・カバーの取り外し 参照してください。
3.直冷式エアー・バッフルのハンドルをつかんで直冷式エアー・バッフルを引き、コンピューター から取り外します。
13.
直冷式エアー・バッフルを再び取り付けるには、以下の手順を実行します。
9章.ハードウェアの取り付けまたは交換83
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1.直冷式エアー・バッフル上部および下部のプラスチック製ボードを、コンピューター・シャーシ の小さなすき間1に合わせます。
14.
2.所定の位置にしっかりと固定されるまで、直冷式エアー・バッフルを押します。
注:必要に応じて、シャーシ内の他のコンポーネントからの干渉を避けるために直冷式エアー・バッ フルの位置を微調整します。
次に⾏うこと:
•別のハードウェアの作業を行う場合は、該当するセクションに進みます。
•取り付けまたは交換を完了する場合は、157ページの「部品交換の完了に進みます。

光学式ドライブ・ベイ内のデバイスの取り付けまたは交換

注意:コンピューターを開けたり修復を試みたりする前に、vページの「はじめにお読みください:重要
な安全上の注意」を必ず読んで理解してください。
お使いのコンピューターの光学式ドライブ・ベイでは、次のデバイスがサポートされています。
•光学式ドライブ
•フレックス・モジュール
•フロントアクセス・ストレージの筐体
下記の光学式ドライブのインストールまたは取り付け方法は、他の2つのデバイスでも同様です。
光学式ドライブの取り付けまたは交換は、次のように行います。
1.すべてのメディアをドライブから取り出し、接続されているすべてのデバイスおよびコンピューター の電源をオフにします。次に、すべての電源コードをコンセントから抜き、コンピューターに接続さ れているすべてのケーブルを取り外します。
84ThinkStationP500およびP700ユーザー・ガイド
Page 97
2.コンピューター・カバーを取り外します。82ページの「コンピューター・カバーの取り外し 参照してください。
3.直冷式エアー・バッフルを取り外します。82ページの「直冷式エアー・バッフルの取り外しと 再取り付け」を参照してください。
4.使用する光学式ドライブ・ベイを確認します。6ページの「構成部品の位置」を参照してください。
5.光学式ドライブを取り付けるか、交換するかによって、以下のいずれかを実行します。
•新しい光学式ドライブを取り付ける場合は、コンピューターの前面から光学式ドライブ・ベイ下部
のクリップを押して、プラスチック・カバーを取り外します。金属製の静電気シールドが光学式ド ライブ・ベイに取り付けられている場合は、金属製の静電気シールドを取り外します。
•古い光学式ドライブを交換する場合は、光学式ドライブの背面から信号ケーブルと電源ケーブルを
取り外します。次に、図のようにタブ
1を互いの方向に押し、同時に光学式ドライブの背面
を押してスライドさせ、コンピューターから取り外します。
注:フレックス・モジュールまたはフロントアクセス・ストレージの筐体を交換する場合は、最初 に追加のケーブルを取り外します。
15.
9章.ハードウェアの取り付けまたは交換85
Page 98
6.図のようにタブ1を互いの方向に押し、同時に新しい光学式ドライブをコンピューターの前面 から半分までベイに差し込みます。次に、タブを離し、引き続き光学式ドライブを所定の位置に 固定されるまでスライドさせます。
16.
7.信号ケーブルと電源ケーブルを新しい光学式ドライブに接続します。
注:フレックス・モジュールまたはフロントアクセス・ストレージの筐体を交換する場合は、ベイと システム・ボードまたはアダプター・カードをつなぐ追加のケーブルを接続します。
17.
8.直冷式エアー・バッフルを再び取り付けます。82ページの「直冷式エアー・バッフルの取り外しと 再取り付け」を参照してください。
次に⾏うこと:
•別のハードウェアの作業を行う場合は、該当するセクションに進みます。
86ThinkStationP500およびP700ユーザー・ガイド
Page 99
•取り付けまたは交換を完了する場合は、157ページの「部品交換の完了に進みます。

5.25型フレックス・モジュールのデバイスの取り付けまたは交換

注意:コンピューターを開けたり修復を試みたりする前に、vページの「はじめにお読みください:重要 な安全上の注意」を必ず読んで理解してください。
ここでは、5.25型フレックス・モジュールのデバイスを取り付ける方法または交換する方法について 説明します。5.25型フレックス・モジュールのデバイスの取り付けおよび交換を行うには、次の操 作が必要です。
•87ページの「光学式スリム・ドライブのフレックス・モジュールへの取り付けまたは交換
•90ページの「カード・リーダーのフレックス・モジュールへの取り付けまたは交換
•92ページの「eSATAコネクターまたはIEEE1394コネクターのフレックス・モジュールへの取 り付けまたは交換
光学式スリム・ドライブのフレックス・モジュールへの取り付けまたは交換
光学式スリム・ドライブのフレックス・モジュールへの取り付けまたは交換を行うには、次のよう にします。
1.コンピューター前面から、フレックス・モジュールを取り外します。84ページの「光学式ドライ ブ・ベイ内のデバイスの取り付けまたは交換」を参照してください。
2.フレックス・モジュール背面のクリップを持ち上げ、フレックス・モジュール・カバーをフレック ス・モジュールの背面にスライドさせてカバーを取り外します。
18.
9章.ハードウェアの取り付けまたは交換87
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3.新しい光学式スリム・ドライブを取り付ける場合は、図に示すように、2つの金属製クリップ1を 押して2本のねじと一緒にプラスチック製クリップを取り外します。2本のねじを取り外し、ス テップ4に進みます。
19. 2
古い光学式スリム・ドライブを交換するには、次のようにします。 a.図に示すようにボタンを押してフレックス・モジュールから光学式スリム・ドライブを取り外
します。
20.
b.クリップを固定している2本のねじを取り外して光学式スリム・ドライブの背面からプラス
チック製クリップを取り外します。
21.
88ThinkStationP500およびP700ユーザー・ガイド
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