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hp
スマート接続
モジュール
リリースノート
このファイルはユーザーズガイド第 3 版の補足用で、ファームウェアバージョン 2.1 に
対応しています。このファイルには以下の項目に関する最新情報が記載されています。
正しく表示されないメモリカードの PowerPoint PPT ファイルを修正する.................... 1
PowerPoint ファイルのサイズの大きなグラフィックスを小さくする............................. 2
メモリカードプレゼンテーション用の PowerPoint 機能を選択する................................ 2
携帯端末またはメモリカード用にモバイルプレゼンテーションを作成する ................ 2
縦向き用紙設定の文書からモバイルプレゼンテーションを作成する ............................ 2
プレゼンテーション用のメモリカードを選択する ............................................................ 3
メモリカードの画像を表示する ............................................................................................ 3
拡張モジュールのポートを確認する .................................................................................... 3
プロジェクタのセキュリティを強化する ............................................................................ 3
ワイヤレスネットワークを使用する .................................................................................... 4
パーソナルファイアウォールとの設定を接続を行う ........................................................ 4
ダイレクトネットワーク接続を行う .................................................................................... 4
ワイヤレス接続とケーブル接続を同時に設定する ............................................................ 4
携帯端末の Pocket PC からプレゼンテーションを行う ..................................................... 5
Apple Macintosh のサポート ................................................................................................... 5
HP Wireless Presenter-to-Go ソフトウェアをインストールする......................................... 5
Wireless Presenter-to-Go ソフトウェアをアップグレードする........................................... 5
プロジェクタファームウェアをアップグレードする ........................................................ 5
メモリカードの PowerPoint プレゼンテーションでサポートされる機能........................ 6
最新のリリースノートについては、サポート Web サイト www.hp.com/support をご覧く
ださい。
正しく表示されないメモリカードの PowerPoint PPT ファイルを修正する
PowerPoint PPT スライドの特定の要素が見つからなかったり、正しく表示されない場合
は、以下の方法で対処してください。
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• スライドにサイズの大きな画像が含まれていたり、複数のフォントが使用されて
いる場合、このスライドがプロジェクタで使用できる容量以上のメモリを必要と
している可能性があります。使用するフォントの種類を減らすか、メモリの使用
量の少ないフォントを使用してみてください(各フォントのファイルサイズはメ
モリカードのフォントフォルダで確認できます)。または、グラフィックのメモ
リサイズを減らします(次のトピックを参照)。
• メモリカードの PowerPoint PPT ファイルを表示する際、 PowerPoint 機能の一部は
サポートされません。サポートされる機能を使用してスライドを編集してくださ
い(この下の 2 番目のトピックを参照)。
PowerPoint ファイルのサイズの大きなグラフィックスを小さくする
プロジェクタのメモリ仕様により、メモリカードから PowerPoint ファイルを表示する際
にサイズの大きな画像が表示されない場合があります。この場合、編集用エディタなど
を使用して画像サイズを小さくすることができます。または、PowerPoint で以下のステ
ップを実行してください。
1. グラフィックを右クリックし、コピー を選択します。
2. 編集 > 形式を選択して貼り付けをクリックし、 PNG 形式で貼り付けるオプション
を選択します。
3. 古い画像を削除します。
このほかに、画像サイズを小さくする方法として、PDB ファイルでモバイルプレゼンテ
ーションを作成する方法もあります。
メモリカードプレゼンテーション用の PowerPoint 機能を選択する
(PC を使用しないで)メモリカードから直接プレゼンテーションを表示する際、プロ
ジェクタはメモリカードに記録された情報のみ利用できます。つまり、プロジェクタは
Microsoft PowerPoint アプリケーションにはアクセスできません。本プロジェクタは
PowerPoint 2002 のほとんどの機能を提供しますが、メモリカードからプレゼンテーショ
ンを行っている間は一部の機能がサポートされません。予期せぬ問題を避けるため、
PowerPoint PPT ファイルまたはモバイルプレゼンテーションの PDB ファイルのどちらか
でサポートされる機能を選択してください。この文書の最後に記載された、サポートす
る PowerPoint 機能一覧表を参照してください。
携帯端末またはメモリカード用にモバイルプレゼンテーションを作成する
HP Wireless Presenter-to-Go を使用して PowerPoint でモバイルプレゼンテーションを作成
することができます。ただし場合によっては、作成したモバイルプレゼンテーションで
特殊フォント、縦書き文字列、矢印の先端部分などの PowerPoint の要素の一部が失われ
ることがあります。このような場合は、Wireless Presenter-to-Go クリエータウィンドウ
で低めのアニメーション設定を選択してください。
縦向き用紙設定の文書からモバイルプレゼンテーションを作成する
アプリケーションから印刷する方法でモバイルプレゼンテーション(PDB ファイル)を
作成したい場合、ページ設定を最初に確認してください。ページ設定が縦方向(縦のレ
イアウト)の場合、以下のいずれかの方法を実行して、プレゼンテーションのページの
一番下の部分がなくならないようにしてください。
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• 印刷前に、文書の向きを横方向(横のレイアウト)に変更する。
• 印刷ウィンドウで、プリンタのプロパティを縦方向(縦のレイアウト)に変更す
る。
プレゼンテーション用のメモリカードを選択する
本プロジェクタは数種類の標準タイプのメモリカードをサポートしており、カードをコ
ンパクトフラッシュ用スロットまたは USB ポートに装着することができます。サポー
トするメモリカードは HP またはその他の製造メーカからご購入いただけますが、USB
一部の 2.0 対応メモリカードなど、メモリカードまたはアダプタによっては本プロジェ
クタで正しく動作しないものがあります。このようなメモリカードまたはアダプタをお
持ちの場合、別のメーカまたは別のタイプのメモリカードをお試しください。例えば、
SD メモリカード(DG921B )搭載 HP USB デジタルドライブは本製品に対応しています。
メモリカードの画像を表示する
メモリカードから画像プレゼンテーションを表示している場合、次のような理由で画像
が失われ、画像ではなく「X」(不明な画像)が表示されることがあります。
• 画像サイズが 3.5MB 以上か、画像を表示するにはプロジェクタで使用できる容
量以上のメモリが必要です。ファイルサイズを確認し、大きな画像があれば編集
するか、3.5MB 以下のサイズになるように JPG フォーマットに変換します。
• 画像ファイルが有効な JPG 、BMP 、または PNG ファイルではありません。
• ファイル名に無効な文字 (\ / : * ? " < > , | [ ] ; = ) が含まれます。
拡張モジュールのポートを確認する
一部の拡張モジュールでは、USB ポートにラベルが貼られている場合があります。これ
らのポートを使用する際は、ラベルをはがしてください。オーディオ入力端子の使用は
サポートされていません。
プロジェクタのセキュリティを強化する
本プロジェクタには不正なアクセスを防ぐためのセキュリティ機能がいくつか用意され
ています。これらの設定はすべてプロジェクタ内蔵の Web サーバで行うことができま
す。プロジェクタを保護するには、次のうち、最初の 2 つのオプションが必須です。
• 管理者パスワード。ネットワーク > 管理者アカウント の順に選択します。内蔵 Web
サーバのほとんどの設定への不正アクセスを防止することができます。このパス
ワードは以下に示すセキュリティ設定もすべて保護します。
• SNMP コミュニティ名。ネットワーク > SNMP の順に選択します。内蔵 SNMP サ
ーバへの読み取り専用および読み書きアクセス用の保護されたコミュニティ名を
指定することができます。
• Wireless Presenter パスワード。ネットワーク > Wireless Presenter の順に選択します。
有線またはワイヤレス接続経由の不正なネットワークプレゼンテーションを防ぐ
ことができます。
• WEP 暗号化および共有モード認証。ネットワーク > ワイヤレス設定の順に選択しま
す。暗号化キーおよびキーインデクスを設定し、それらを使用してワイヤレス接
続を認証し、無線データを暗号化します。
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• アクセス制御。ネットワーク > アクセス制御 の順に選択します。プロジェクタへの
アクセスが許可される IP アドレス範囲を指定できます。
ワイヤレスネットワークを使用する
他のコンピュータやインターネットへの接続にワイヤレスネットワークを使用している
場合、HP Wireless Presenter-to-Go を実行するとこれらに接続できなくなります。このソ
フトウェアは、実行中にワイヤレスネットワークサービスを無効にし、終了時にサービ
スを有効に戻します。通常のワイヤレスネットワークに戻したり、使用可能なネットワ
ークを表示するには、あらかじめ HP Wireless Presenter-to-Go を終了してください。
パーソナルファイアウォールとの設定を接続を行う
お使いのコンピュータにパーソナルファイアウォールがインストールされている場合で
も、本プロジェクタにネットワーク経由で接続できます。
• ファイアウォールソフトウェアを無効にすると、HP Wireless Presenter-to-Go の起
動時に使用可能なプロジェクタが一覧表示されます。
• ファイアウォールソフトウェアを無効にしないとプロジェクタ一覧は表示されま
せん。この場合、その他のプロジェクタ をクリックし、プロジェクタのネットワー
ク設定を入力すれば接続できます。
ダイレクトネットワーク接続を行う
コンピュータとプロジェクタをダイレクトネットワークで接続する必要がある場合は、
標準のネットワークケーブルではなく、ネットワーククロスケーブルを使用してくださ
い。このような接続が必要なのは、標準のネットワーク接続を使用せずにファームウェ
アをアップグレードするときです。ただし、このような場合は、コンピュータとプロジ
ェクタの両方でネットワークの設定を行う必要があります。
• コンピュータで、ネットワーク接続のプロパティを開いて、TCP/IP を編集しま
す。自動アドレス指定 (DHCP) を無効にして、コンピュータの IP アドレスを設
定するか、書き留めます。例えば、10.2.3.4 のように IP アドレスを設定すること
ができます。
• プロジェクタのオンスクリーンメニューを開き、セットアップ > ネットワーク を選択
します。DHCP オプションを無効にし、IP アドレスを 4 番目のフィールド(サブ
ネットマスクが 255.255.255.0 の場合) のコンピュータアドレスとは別の値に設定
します。例えば、10.2.3.5 のように IP アドレスを設定することができます。
ワイヤレス接続とケーブル接続を同時に設定する
プロジェクタでケーブル接続とワイヤレス接続の両方を設定する場合、ケーブル接続と
ワイヤレス接続の IP アドレスはそれぞれ別のネットワーク サブネット上に指定してく
ださい。つまり、アクセスポイントとプロジェクタはネットワークの同じセクションに
接続されていないことになります。詳しくは、ネットワーク管理者にお問い合わせくだ
さい。
2 つのサブネットにアクセスできないと、Wireless Presenter-to-Go ではどちらの接続モー
ドも利用不可になる場合があります。ただし、プロジェクタに接続してプレゼンテーシ
ョンを行うことは可能です。
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携帯端末の Pocket PC からプレゼンテーションを行う
携帯端末の Pocket PC に HP Wireless Presenter-to-Go をインストールすると、プロジェク
タのスクリーンに Pocket PC の画面を表示できるオプションが追加されます。
• Pocket PC の画面を表示するには、Wireless Mirror プログラムを起動して、接続先
のプロジェクタを選択し、Connect をタップします。Wireless Mirror 画面を閉じる
には、Hide をタップします。
• 投影画像を変更するには、Wireless Mirror プログラムを開いて、スクリーンに表示
されているオプションの中から必要な項目を選択します。例えば、投影画像を拡
大したり回転したりすることができます。
• プレゼンテーションを終了するには、Wireless Mirror プログラムを開いて、ワイヤ
レスアイコンをタップして、次に Disconnect をタップします。
Apple Macintosh のサポート
Apple Macintosh コンピュータを使用して内蔵の Web サーバ経由でプロジェクタを管理
できます。本プロジェクタは、ユーザーズガイドに記載のブラウザのほかに、Mac OS
X バージョン 10.2 またはそれ以降で提供される Safari Web サーバをサポートしています。
Internet Explorer を使用してプロジェクタのファームウェアをアップグレードする場合、
Internet Explorer が正しく処理できるように、Web からダウンロードした DLD ファイル
の名前を変更する必要があります。DLD ファイルをダウンロードしたら、ファイル名の
最後に“.binary” を追加し、その後プロジェクタをアップグレードしてください。
HP Wireless Presenter-to-Go ソフトウェアをインストールする
コンピュータに HP Wireless Presenter-to-Go をインストールした後プレゼンテーションを
開始するとプレゼンテーションエラーが表示される場合は、コンピュータを再起動して
みてください。一部のコンピュータではこのステップが必要です。
Wireless Presenter-to-Go ソフトウェアをアップグレードする
HP では今後、HP Wireless Presenter-to-Go のバージョンアップを行う場合があります。
最新バージョンは、このドキュメントの最初に記載されているサポート専用 Web サイ
トからダウンロードしてご利用いただけます。
プロジェクタファームウェアをアップグレードする
ネットワーク接続を使用してプロジェクタのファームウェアをアップグレードする場合、
ブラウザでポップアップウィンドウをブロックしないように設定してください。アップ
グレードを行うには、ポップアップウィンドウを有効にしておく必要があります。
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メモリカードの PowerPoint プレゼンテーションでサポートされる機能
以下の表は PowerPoint 2002 の機能一覧と、PowerPoint PPT ファイルまたはモバイルプレ
ゼンテーション PDB ファイルの表示中にこれらの機能がサポートされるかどうかを示
します。PowerPoint 2003 以降に追加された新機能はサポートされません。以下の表の情
報は変更される可能性があります。
Microsoft PowerPoint 2002 の機能 PowerPoint プレゼンテーション
(PPT ファイル )
基本機能:
ヘッダーとフッター 可 可
サウンド 不可 不可
ムービー(ムービーとしてエクスポ
ート)
描画ツール 不可 不可
オートシェープ 可、フリーハンドの線は除く 可
塗りつぶしカラー、線カラー、フ
ォントカラー
ポイント編集 不可 不可
3D スタイル 不可 不可
3D 効果 不可 不可
図 可 可
Word Art
フォーム 不可 不可
検索 不可 不可
XML (XHTML)
グリッド 不可 不可
電子メール 不可 不可
パック 不可 不可
箇条書き(行頭文字) 一部可。行頭文字が表示されない
図の箇条書き 可 可
箇条書き番号(番号、文字) 可、ローマ字の番号は除く 可
傾斜 一部可。 可
中央または角からの傾斜 不可 可
画像のコントラストおよび明るさ
調整
インタレース JPEG 画像 可、最大 1024x768 可
サイズの大きな画像 スライドの残り部分の表示後に使
フォント調整およびラッピング フォントが利用できる場合は可。
太字フォント 演算され幅広に調整されるが、コ
斜体 演算され傾斜調整されるが、コン
影の付いた文字 可 可
シャドウ効果 不可 可
不可 不可
可 可
不可。プレースホルダが表示され
る。
不可 不可
場合は、代わりにダッシュ(-)を表
示。
不可 可
用可能なメモリ容量に依存。
フォントの置換が必要な場合は付
不可の場合がある。
ンピュータのようには表示されな
い場合がある。
ピュータのようには表示されない
場合がある。
モバイルプレゼンテーション
(PDB ファイル )
可
可
可
可
可
可
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Microsoft PowerPoint 2002 の機能 PowerPoint プレゼンテーション
(PPT ファイル )
模様線 不可 可
日付/時間メタタグ 不可 PDB ファイルを作成した日付/時
縦書き文字列のセンタリング 不可 可、例外あり。
文字列の自動調整 一番下の文字列の切り落としあ
り。
不規則な形状の塗りつぶし 不可 可
アニメーションおよびトランジション
効果:
複数オブジェクトの同時アニメー
ション化
ブラインド(全方向) 可 可
ボックス(全方向) 可 可
チェッカーワイプ(全方向) 可 可
くし形(全方向) アピールとして表示 ブラインドとして表示
スライドアウト(左、右、上、下) アピールとして表示 ワイプとして表示
スライドアウト(対角) アピールとして表示 可
カット アピールとして表示 可
カット (黒いスクリーンから) アピールとして表示 アピールとして表示
ディゾルブ 可 可
フェード(全バリエーション) アピールとして表示 アピールとして表示
ニュースフラッシュ アピールとして表示 アピールとして表示
プッシュ(全方向) アピールとして表示 ワイプとして表示
ランダムストライプ(全方向) 可 ブラインドとして表示
シェープ(サークル、ダイヤモン
ド、プラス)
スプリット(全方向) 可 可
ストリップ(全方向) 可 可
スライドアウト(左、右、上、下) アピールとして表示 ワイプとして表示
スライドアウト(対角) アピールとして表示 スライドアウトとして表示
くさび形(全バリエーション) アピールとして表示 アピールとして表示
ワイプ(全方向) 可 可
ランダムトランジション 可 可
エントランス効果:
アピール 可 可
ボックス 可 可
サークル 不可。アピールとして表示 不可。アピールとして表示
フラッシュ (速く) 不可。アピールとして表示 可
ピークイン 不可。アピールとして表示 可
ランダムストライプ 可 可
スプリット 可 可
くさび形 不可。アピールとして表示 不可。アピールとして表示
ワイプ 可 可
ブラインド 可 可
チェッカーワイプ 可 可
クロールイン 不可。アピールとして表示 可
ディゾルブイン 可 可
スライドイン 不可。アピールとして表示 可
プラス 不可。アピールとして表示 不可。アピールとして表示
不可 不可
アピールとして表示 ボックスワイプアウトとして表示
モバイルプレゼンテーション
(PDB ファイル )
間を表示。
可
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Microsoft PowerPoint 2002 の機能 PowerPoint プレゼンテーション
(PPT ファイル )
ランダム 不可。アピールとして表示 不可。アピールとして表示
ストリップ 可 可
ホイール 不可。アピールとして表示 不可。アピールとして表示
巧妙効果(全バージョン) 不可。アピールとして表示 不可。アピールとして表示
控えめ効果(全バージョン) 不可。アピールとして表示 不可。アピールとして表示
はなやか効果(全バージョン) 不可。アピールとして表示 不可。アピールとして表示
強調効果 不可 不可
アニメーションの軌跡効果 不可 不可
終了効果 不可 不可
効果のプレビュー 不可 不可
モバイルプレゼンテーション
(PDB ファイル )
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