Hakko FG-101 Instruction Manual

®
はんだこてテスター
取 扱 説 明 書
このたびはハッコー FG-101をお買い求めいただき
まことにありがとうございます。
お使いになる前に必ず本書をお読みください。
注意:
・本機は、こて先を接地していないはんだこてには使用できません。 ・本機は、アース端子を備えたコンセントに接続し、接地してご使用ください。
1.セット内容と部品名称
まず最初にセットの内容をご確認ください。
ハッコー FG-101..................................................1
ヒューズ...................................................................
1
伝導ワイヤー..........................................................
1
センサー (10pcs/set).......................................
1
グラウンドクリップ.................................................
1
電源コード..............................................................
1
取扱説明書............................................................. 1
ヒューズ
伝導ワイヤー
グラウンドクリップ
ブラインド プレート
コンセント
液晶画面
AUTOZEROボタン
MAXHOLD ボタン
SELECTボタン
伝導プレート 電源スイッチ
電源コード
保護板
モード表示
グラウンド端子(GND)
※液晶画面と保護板には保護フィルムが貼ってあります。
センサー
中 文
English
日本文
2.仕様
品名 FG-101 温度 分解能 1℃
測定範囲
0〜 700℃
*
1
測定許容差
3℃(300 〜 600℃の範囲) 5℃(その他の温度範囲)
センサー K(CA)熱電対
電圧 分解能 0.1mV
測定範囲 0〜 40mV(AC) 測定許容差
(5%ofreading+1digit)
抵抗 分解能 0.1Ω
測定範囲 0〜 40 Ω 測定許容差
(5%ofreading+1digit)
表示 LCD表示 31/2桁
バーンアウト
*
2
MAXHOLD機能
("MAXHOLD機能 " を参照 )
消費電力 2.6W 外形寸法 200(W) 50(H) 120(D)
mm 重量 1kg 使用温度範囲 0〜 40℃、20 〜90%RH、結
露なきこと 環境条件 適用定格汚染度2
(IEC/UL61010-1による)
*1温度センサー(191-212および212C)は500℃(932
F)までの測定にしか使用できません。500℃(932F) 以上の測定を行う時は温度プローブ(5.交換部品 /オ プション参照)をご使用ください。
*2温度センサーが取り付けられていない場合や切れた場
合にバーンアウト表示になります。温度センサーが切 れた場合は新しい温度センサーと交換してください。ま た、測定範囲外の値が入力されたときにもバーンアウト 表示になります。
4.使用方法
1. 付属のセンサーを取り付けます。
・ スライドボタンを押します。スライドピンが
ターミナル側へ移動します。
・ スライドピンがターミナル側へ移動した状
態で、センサーを取り付けます。
・ センサーの赤印の付いた方を赤い表示側
のターミナルに、青印の方は、青い表示側 のターミナルに取り付けます。
注意
センサーは、非常に細い(φ0.2)CA 線で作られて おりますので強く押すと切れる恐れがあります。丁 寧に取扱いしてください。
注意
・ はんだこてのこて先やはんだ除去器のノズル温度を測定する際、こて先の温度は、200〜 450℃
の高温に達します。他にも高温になる製品の温度を測定する際は、取扱いを誤るとやけど・火災の 恐れがありますので、ご注意ください。
・ 内部点検や部品交換の際、電源プラグは必ず抜いてください。感電の恐れがあります。
3.安全及び取扱い上のご注意
スライドピン
伝導プレート
スライドボタン
センサーターミナル
2
中 文
English
日本文
注記: ※ 本製品は中国RoHS に対応しています.(巻末の表を参照。)
※仕様および外観は改良のため予告なく変更することがありますが、あらかじめご了承ください。
注意
・ 本体は、一部樹脂でできておりますので、こ
て先を当てない様にご注意ください。また、 ターミナルやスライドピンにも当てない様に ご注意ください。
・ センサーの測温部には、、特殊処理をしてお
りますが、測定をくり返すうちに劣化してき ます。正確な温度を測定するため、測温部が 消耗したものは、新しいセンサーと交換して ください。なお、センサーの交換目安は、測 定回数約50 回です。
・ ターミナルにフラックスが付着した時は、ア
ルコールで拭き取ってください。(シンナー やベンジンでは、拭かないでください。)
・ 表示温度が安定した状態で読み取ってくだ
さい。
MAXHOLD 機能が解除さ れます。
MAX HOLD
MAX HOLD
MAX HOLD
MAX
HOLD
押す 1 秒未満
1 秒以上
MAX HOLD
ボタンを押す
1 秒未満
MAX HOLD
ボタンを押す
MAX 温度が更新されます。
非表示
■MAXHOLD機能
MAX HOLD
ボタンを押すと、画面右下にMAXHOLDと 表示されます。その状態では、常に温度の最大値 が表示されるようになります。 また、
MAX HOLD
ボタンには他にも機能が付いています。
その操作方法を以下に示します。
操作方法
MAX HOLD
ボタンには、ボタンを短く押した時のMAX 温 度更新機能と、ボタンを長く押した時の解除機能 があります。
・ 短く押した時(1秒未満)
MAX HOLD 状態では 常に MAX 温度のみ
が表示されますが、ボタンを短く押した時、表
示値が一度リセットされ、ボタンを押した後の
MAX温度が表示されるようになります。
・ 長く押した時(1秒以上)
MAXHOLD機能が解除され、通常表示に戻り
ます。
(1)こて先温度の測定
1. SELECT ボ タ ン を 押 し、 モ ー ド表 示 を
"TEMP"にします。
2. こて先に新しいはんだをのせて、センサーの測
温部に当ててください(右図参照)。
こて先
新しいはんだ
測温部
3
2. 電源プラグをコンセントに差し込み、電源ス
イッチを入れます。
・ 必ずアース端子を備えたコンセントに接続
してください。
・ FG-101 本体のコンセントは、電源スイッチ
が入っているときだけ給電されます。
注意
ホットエアー (FR-802 等) を FG-101に直接当 てて、 測 定しないでください。直接当てた場合、 FG101本体が破損します。
注意
・ どの状態からでも電源を一度 OFF にすると、次回
電源投入時は通常表示に戻ります。
・ MAXHOLD 機能は、温度測定時のみ有効です。
注記:
測定時には、こて先に新しいはんだをのせてく ださい。温度センサーまたは伝導プレートとこ て先の接触を確実にするために必要です。
中 文
English
日本文
(3)こて先-アース間の抵抗
SELECTボタンを押し、モード表示を"OHM"にします。「こて先- アース間の電位差」の測定と同じ 要領で、
AUTO ZERO
ボタンを押して、その後抵抗値を測定します。
注意
・ 電圧、抵抗の測定時は、本体電源コードは必ず、接地された二極接地型コンセントに接続してくだ
さい。
・ 電圧、抵抗測定の結果が規定以上の値が出たときは、はんだこてのこて先や取付ネジのゆるみなど
を確認し、再度測定してください。
■AUTOZERO 機能
・ mVとOHM は、それぞれのモードで行う必要があります。 ・
AUTO ZERO
ボタンを押しますと、0.0.0→ 0.0→ 0とカウントされます。通常表示に戻るまでお待
ちください。
・ AUTOZEROによる補正値は、本体に記録されます。電源を切っても補正値は次回からも有
効です。
4
(2)こて先-アース間の電位差
1. 測定するはんだこての電源プラグを、FG-101 本体のコンセントに差し込みます。
2. こて先が設定温度、または、設定温度を可変 できるタイプは、最高温度に設定し、最高温度 に到達するのを待ちます。
3.
SELECTボタンを押し、モード表示を"mV"にし ます。
4.
AUTO ZERO
ボタンを押します。(
"AUTO ZERO 機能"を
参照
)
5.
こて先をクリーニングして、新しいはんだをのせ ます。
6. 伝導プレートの中央部にはんだを盛り、良好な はんだぬれが形成されるまで加熱します。
7. 表示が安定したら読み取ります。
注記:
熱容量の小さいこて先で、こて先温度が低い など伝導プレートではんだが溶けにくい場合 は、付属の伝導ワイヤーをご使用ください。
交換方法
伝導プレートを取り付けているネジを 2 本は ずし、伝導プレートを伝導ワイヤーに交換後、 はずしたネジで取り付けてください。
注記:
電圧測定時、伝導プレートにこて先をあてない時、 数値が表示されますが、故障ではありません。ま た、測定範囲外の値が入力された時、測定範囲外 の値が表示される場合もありますが、故障ではあ りません。
中 文
English
日本文
5.交換部品/オプション
●オプション
品番 部品名
191-212C センサー/鉛フリー対応
校正証明書付き
10 ヶ
A1310
*
3
はんだ槽温度プローブ
C1220 自動機用温度プローブ
*3 はんだ槽用のプローブです。従来の温度センサーを外
し、温度プローブのコネクターの赤、青の色を合わせ て、FG-101 本体のターミナルに差し込みます。プロー ブの先をはんだの中に入れ、測定します。
●ハッコー FG-101
品番 部品名 B1752 伝導プレート B1754 グラウンドクリップ B1950 伝導ワイヤー B2468 ヒューズ/ 125V-5A B2387 電源コード
191-212 センサー/鉛フリー対応 10 ヶ
●グラウンド端子
測定するはんだこてがワニ口クリップなどで接地するタイプの場合は、このグラウンド端子に、グラウン
ドクリップで接続してください。
●メンテナンスと校正
・ 伝導プレートの交換は、取付ネジを外して行なってください。 ・ 温度センサーの寿命は使用する温度やはんだ、フラックスの成分によって変わります。50 回程度
を目安として、測温部が消耗したら交換してください。
・ 校正は弊社が有償にて承ります。本機をお求めになった販売店、代理店にお申し付けください。
5
中 文
English
日本文
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