が出ない場合があります。この場合、他のチャンネルを使用している無線 LAN 機器と使
用しているチャンネルの間隔をあけるように変更して干渉の影響が最小となるチャンネ
ルでお使いください。それでも解決しない場合は、他のチャンネルを使用している無線
LAN 機器から 3m 以上離して干渉の影響が最小となる場所でお使いください。
注:お使いのパソコンの無線 LAN の種類は、ユーティリティ「Plugfree NETWORK」の「無線 LAN 管
理」画面で確認することができます。
無線 LAN の種類が Atheros の場合は、「現在のアダプタ」に「Atheros」と表示されています。
「Plugfree NETWORK」の「無線 LAN 管理」画面の開き方については、「通信状態を確認する」(→
P. 2 7 )をご覧ください。
5
IEEE 802.11a/g 準拠 内蔵無 線 LAN をお使いになる方へ
無線 LAN 製品ご使用時におけるセキュリティに関する
ご注意
お客様の権利(プライバシー保護)に関する重要な事項です。
無線 LAN では、LAN ケーブルを使用する代わりに、電波を利用してパソコンなどと無線
LAN アクセスポイント(ワイヤレス LAN ステーション、ワイヤレスブロードバンドルータ
など)間で情報のやり取りを行うため、電波の届く範囲であれば自由に LAN 接続が可能で
あるという利点があります。
その反面、電波はある範囲内であれば障害物(壁など)を越えてすべての場所に届くため、
セキュリティに関する設定を行っていない場合、以下のような問題が発生する可能性があ
ります。
・通信内容を盗み見られる
悪意ある第三者が、電波を故意に傍受し、
-IDやパスワード又はクレジットカード番号などの個人情報
- メールの内容
などの通信内容を盗み見られる可能性があります。
・ 不正に侵入される
悪意ある第三者が、無断で個人や会社内のネットワークへアクセスし、
- 個人情報や機密情報を取り出す(情報漏洩)
- 特定の人物になりすまして通信し、不正な情報を流す(なりすまし)
- 傍受した通信内容を書き換えて発信する(改ざん)
- コンピュータウイルスなどを流しデータやシステムを破壊する(破壊)
などの行為をされてしまう可能性があります。
本来、無線 LAN アクセスポイントや本パソコンに内蔵されている無線 LAN は、これらの
問題に対応するためのセキュリティの仕組みを持っています。
そのため、別途ご購入された無線 LAN アクセスポイントなどの無線 LAN 製品の、セキュ
リティに関する設定を正しく行うことで、これらの問題が発生する可能性を少なくするこ
とができます。
しかし、無線 LAN アクセスポイントなどの無線 LAN 製品は、ご購入時の状態ではセキュ
リティに関する設定が施されていない場合があります。
上記のようなセキュリティ問題が発生する可能性を少なくするためには、無線 LAN アクセ
スポイントなどの無線 LAN 製品に添付されている取扱説明書に従い、これらの製品のセ
Microsoft、Windows、Windows Vista は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における
登録商標または商標です。
Atheros、Total 802.11 は、Atheros Communications, Inc. の商標であり、弊社は同社の許可に基づき当
該商標を使用しています。
Bluetooth は、Bluetooth SIG の商標であり、弊社へライセンスされています。
その他の各製品名は、各社の商標、または登録商標です。
その他の各製品は、各社の著作物です。
無線 LAN を使うと、LAN ケーブルを使わずにネットワークに接続することができます。無
線 LAN による通信には、「インフラストラクチャ通信」と、「アドホック通信」とがあります。
■インフラストラクチャ通信
無線 LAN アクセスポイントを利用したネットワークを「インフラストラクチャ通信」とい
います。
この機能を使うと、無線 LAN アクセスポイント経由で有線 LAN に接続したり、インター
ネットに接続したりできます。
無線 LAN アクセスポイントには、ワイヤレスブロードバンドルータなどがあります。
10 第 1 章 お使いになる前に
IEEE 802.11a/g 準拠内蔵無線 LAN をお使いになる方へ
次の図は、インフラストラクチャ通信の例です。
✢㪣㪘㪥
1
1
㪟㪬㪙
ή✢㪣㪘㪥
䉝䉪䉶䉴䊘䉟䊮䊃
ή✢㪣㪘㪥
■アドホック通信
無線 LAN でパソコン同士を接続する方法を「アドホック通信」といいます。この場合、イ
ンターネットには接続しません。
一時的な簡易ネットワークを構成する場合に適しています。
次の図は、アドホック通信の例です。
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1 概要 11
IEEE 802.11a/g 準拠 内蔵無 線 LAN をお使いになる方へ
無線 LAN 接続のための動作環境
■インフラストラクチャ通信の場合
次の無線 LAN アクセスポイントを使用した、インフラストラクチャ通信が可能です。
無線 LAN アクセスポイントのご利用については、無線 LAN アクセスポイントのマニュア
ルをご覧ください。
・ ワイヤレス LAN ステーション FMWT-201
・ ワイヤレス LAN ステーション FMWT-501
・ ワイヤレス LAN ステーション FMWT-52A
・ ワイヤレス LAN ステーション FMWT-52B
・ ワイヤレス LAN ステーション FMWT-52AB
・ ワイヤレス LAN ステーション FMWT-52BB
・ ワイヤレス LAN ステーション FMWT-53A
・ ワイヤレス LAN ステーション FMWT-53G
・ ワイヤレス LAN ステーション FMWT-54AG
・ ワイヤレス LAN ステーション FMWT-55AG
・ ワイヤレス LAN ステーション FMWT-56AG
・ ワイヤレスブロードバンドルータ FMWBR-101
・ ワイヤレスブロードバンドルータ FMWBR-102
・ ワイヤレスブロードバンドルータ FMWBR-201
・ ファミリーネットワークステーション FMFNS-101
・ ファミリーネットワークステーション FMFNS-102
・ ファミリーネットワークステーション FMFNS-103
・ ファミリーネットワークステーション FMFNS-104
・ ファミリーネットワークステーション- T FMFNS-201
・ ファミリーネットワークステーション- T FMFNS-202
・ ファミリーネットワークステーション- T FMFNS-203
・ FMV ステーション FMVST-101
・ FMV ステーション FMVST-102
・ 弊社製ホームサーバー機能搭載機種
インフラストラクチャ通信でお使いになる場合の注意
本パソコンに内蔵されている無線 LAN の IEEE 802.11b では、無線チャンネルとしてチャンネ
ル 1 ~ 13 を使用しています。
インフラストラクチャ通信(無線 LAN アクセスポイント経由のネットワーク)をお使いになる
場合、接続する無線 LAN アクセスポイントによっては、初期設定や自動設定により、使用する
無線チャンネルが 14 チャンネルに設定されている場合があります。
この場合、無線 LAN アクセスポイントのチャンネルを 1 ~ 13 の間に設定してください。
無線 LAN アクセスポイントのチャンネルの設定方法については、お使いの無線 LAN アクセス
ポイントのマニュアルをご覧ください。
する場合の注意
インフラストラクチャ通信を行う場合は、「ワイヤレス LAN カードの設定」をしないでくださ
い。これは、ワイヤレス LAN カード(FMV-W181 または FMV-JW181)を使用する場合の設定
です。本パソコンをお使いになる場合は、「接続」(→ P. 1 7)をご覧ください。
なお、以下は該当する無線 LAN アクセスポイントのマニュアルの該当箇所です。
・ワイヤレス LAN ステーション FMWT-201 をお使いの場合
『ワイヤレス LAN ステーション FMWT-201 取扱説明書』
・該当箇所
「2.1 Client Manager をインストールする」
「2.3 ワイヤレス LAN カードのパラメータを設定する」
・ワイヤレス LAN ステーション FMWT-501 をお使いの場合
『ワイヤレス LAN ステーション FMWT-501 取扱説明書』
・該当箇所
「2.1 Client Manager をインストールする」
「2.3 ワイヤレス LAN カードのパラメータを設定する」