Fujitsu FMV-C8200 Security chip instruction manual [ja]

目次
セキュリティチップ取扱説明書
はじめに . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 2
本書の表記 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 2
商標および著作権について . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 4
使用上のご注意 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5
1 概要 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 6
3 動作条件 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 11
4 インストールを行う . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 12
BIOS の設定を変更する . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 12
ユーティリティをインストールする . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 16
ユーティリティの設定を行う . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 17
ユーティリティの確認を行う . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 23
アプリケーションをインストールする . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 24
アプリケーションの設定を行う . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 25
5 運用上の注意 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 28
セキュリティチップの運用上の注意 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 28
鍵のバックアップについて . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 29
鍵の復元について(W5200 の場合) . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 32
鍵の復元について(W5200 以外の場合) . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 35
機器監査について . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 39
パソコンの修理について . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 40
パソコンの廃却について . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 41
6 こんなときには . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 42
パスワードを変更するには . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 42
パスワードを忘れた場合には . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 43
セキュリティチップの鍵を消去する . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 45
離席時にパソコンをロックするには . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 48
新しいユーザを登録する . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 48
7 トラブルシューティング . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 51
   1
セキュリティチップ取扱説明書
はじめに
このたびは弊社の FMV パソコン(以降、パソコン本体)をご購入いただき、まことにあり がとうございます。 本書は、パソコン本体に搭載されているセキュリティチップ(以降、本製品)の基本的な 取り扱い、セキュリティチップを利用するためのソフトウェアのインストール、およびア プリケーションの設定と使い方について説明しています。 ご使用になる前に本書およびパソコン本体のマニュアルをよくお読みになり、正しい取り 扱いをされますようお願いいたします。
2005 4
■セキュリティ機能について
セキュリティ機能は完全な認証照合、データやハードウェアの保護を保証するものではあ りません。当社は、お客様がセキュリティ機能を使用されたこと、または使用できなかっ たことによって生じるいかなる損害に関しても、一切の責任を負いかねますのであらかじ めご了承ください。
本書の表記
本文中に記載されている記号には、次のような意味があります。
記号 意味
お使いになる際の注意点や、してはいけないことを記述しています。必 ずお読みください。
操作に関連することを記述しています。必要に応じてお読みください。
2
参照ページや参照マニュアルを示しています。
■コマンド入力(キー入力)
CD-ROM ドライブのドライブ名を、[CD-ROM ドライブ]で表記しています。入力の際は、 お使いの環境に合わせて、ドライブ名を入力してください。
例:[CD-ROM ドライブ]:\setup.exe
■連続する操作の表記
本文中の操作手順において、連続する操作手順を、「→」でつなげて記述しています。
例: 「スタート」ボタンをクリックし、「プログラム」をポイントし、「アクセサリ」
をクリックする操作    ↓
「スタート」ボタン→「プログラム」→「アクセサリ」の順にクリックします。
また、本文中の操作手順において、操作手順の類似しているものは、あわせて記述してい ます。
例: 「スタート」ボタン→「(すべての)プログラム」→「アクセサリ」の順にクリッ
クします。
セキュリティチップ取扱説明書
■画面例およびイラストについて
表記されている画面およびイラストは一例です。お使いの機種やモデルによって、実際に 表示される画面やイラスト、およびファイル名などが異なることがあります。また、この マニュアルに表記されているイラストは説明の都合上、本来接続されているケーブル類を 省略していることがあります。
■製品の呼び方
本文中の製品名称を、次のように略して表記します。 なお、本書ではお使いの機種、または OS 以外の情報もありますが、ご了承ください。
製品名称 本文中の表記
FMV-W5200 W5200
FMV-E5200 E5200
FMV-D5200 D5200
FMV-K5200 K5200
FMV-X8200 X8200
FMV-E8300 E8300
FMV-E8200 E8200
FMV-C8200 C8200
FMV-S8305 S8305
FMV-S8205 S8205
FMV-S8300 S8300
FMV-S8200 S8200
FMV-B8200 B8200
®
Microsoft
Microsoft® Windows® XP Home Edition Windows XP Home Edition
Microsoft
Microsoft
Microsoft
Microsoft
Microsoft
Netscape
注:Windows XP/2000 のように併記する場合があります。
Windows® XP Professional Windows XP Professional
®
Windows® 2000 Professional Windows 2000
®
Internet Explorer Internet Explorer
®
Wor d Wor d
®
®
Outlook
®
Outlook® Express Outlook Express
®
または Netscape® Communicator
Outlook
Netscape
FMV-
ESPRIMO
FMV-
LIFEBOOK
パソコン本体
Windows XP
Windows
   3
セキュリティチップ取扱説明書
商標および著作権について
MicrosoftWindows は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または 商標です。
Netscapeは、米国およびその他の国におけるNetscape Communications Corporation社の登録商標です。 FeliCa は、ソニー株式会社の登録商標です。 FeliCa は、ソニー株式会社が開発した非接触 IC カードの技術方式です。
その他の各製品名は、各社の商標、または登録商標です。 その他の各製品は、各社の著作物です。
All Rights Reserved, Copyright© FUJITSU LIMITED 2005 画面の使用に際して米国 Microsoft Corporation の許諾を得ています。
4
セキュリティチップ取扱説明書
使用上のご注意
■セキュリティチップで利用する鍵や証明書、パスワードの管理 について
セキュリティチップは、複数の鍵や証明書を扱います。これらの鍵や証明書を紛失した場 合は、その鍵によって暗号化されたファイル等は読めなくなることがありますので注意し てください。またこれらの鍵を利用する際にはパスワードが必要です。パスワードが正し く入力されない場合、鍵が利用できないため紛失時同様その鍵によって暗号化されたファ イル等は読めなくなります。
■セキュリティチップ利用についてのご注意
・本製品で使用するユーティリティおよびアプリケーションをインストールするときに
は、パソコン本体またはネットワーク上のパソコンに、CD-ROM ドライブが搭載/接続
されている必要があります。 ・ セキュリティチップで鍵を生成する場合、数分かかることがあります。 ・ Infineon Security Platform ユーティリティについては、Infineon Security Platform ユーティ
リティのマニュアルを参照してください。 ・ Broadcom Secure Foundation ユーティリティについては Broadcom Secure Foundation ユー
ティリティのマニュアルを参照してください。 ・ SMARTACCESS/Trust アプリケーションについては、SMARTACCESS/Trust アプリケー
ションのマニュアルを参照してください。
・ パソコン本体の修理・保守を依頼する場合は、Trusted ログオンを解除してください。
Trusted ログオンを解除していない場合、修理・保守ができないことがあります。Trusted
ログオンを解除するには、以下の手順を行ってください。
1.「スタート」ボタン→「(すべての)プログラム」→「SMARTACCESS Trust」→「ロ グオン設定ツール」の順にクリックします。
「ログオン設定ツール」が表示されます。
2.「ログオン方法変更」をクリックします。
3.Trusted ログオン」の「使用する」のチェックを外し、「OK」をクリックします。
・ パソコン本体の修理・保守が行われた場合には、セキュリティ機能が解除されているこ
とがあります。その場合には環境の再構築が必要となります。
・ 修理・保守を行った場合、その作業内容によっては暗号化されたファイルやメールが復
元できなくなる場合があります。
   5
セキュリティチップ取扱説明書
1
概要
■セキュリティチップとは
セキュリティチップは、TCG TCG により、個人の権利やプライバシーを保護し、かつ様々なセキュリティを実するこ
とができます。セキュリティチップは、TCG セキュリティの基本機能を提供します。セキュ リティチップを搭載したパソコンは、ソフトウェアによる攻撃および理的な攻撃から データを保護し、より強固なセキュリティを実します。
1
TCG Trusted Computing Group の略称です。
TCG は、信頼性と安全性を持った新しいコンピュータをつくるためのオープンな業界仕様を策定 する団体です。
https://www.trustedcomputinggroup.org/
2
TPM Trusted Platform Module の略称です。
1
の仕様に基づいた TPM
2
と呼ばれる IC チップです。
■セキュリティチップの機能
セキュリティチップは、ユーザに固有の鍵を生成し、証明書を理します。この鍵と証 明書を用いることにより、セキュリティチップは暗号化や認証を行います。セキュリティ チップ内に保有する鍵は、取り出すことが不可能なため、鍵の解読ができず、そのため暗 号化されたデータや認証は全に行われます。ユーはこの鍵と証明書を利用するための パスワードを設定します。
■セキュリティチップの利用
セキュリティチップを利用するために、次のアプリケーションおよび証明書を使用します。 ・ Infineon TPM Professional PackageInfineon Securiy Platform)ユーティリティ(W5200
除く) ・ Broadcom Secure Foundation ユーティリティ(W5200 のみ)SMARTACCESS/Trust アプリケーションVeriSign 証明書 これらのアプリケーションおよび証明書により、以下のことが行るようになります。
6
IEEE802.1x 認証ファイルの管理(W5200 を除く)
IEEE802.1x にて利用する証明書をセキュリティチップにて理することができます。
□ ファイルとフォルダの暗号化 -EFSEncrypting File System
ユーティリティでファイルとフォルダの暗号化を設定することにより、EFS による暗号化 に利用される鍵をセキュリティチップにて全に保します。
EFS を利用するには、ハードディスクが NTFS でフォーマットされている必要があります。Windows XP Home Edition では、EFS は利用できません。ハードディスク全体を暗号化することはできません。
□セキュアE-Mail
ユーティリティで電子メールの保護を設定することにより、E-Mail の暗号用の証明書をセ キュリティチップにて全に理します。
セキュリティチップ取扱説明書
Word マクロへの署名
ユーティリティでセキュリティ機能を設定することにより、Wo rd マクロ名をセキュ リティチップで全に保護します。
Windows ログオンにセキュリティチップを利用する
SMARTACCESS/Trust Trusted ログオンを設定することにより、Windows ログオン時のパ スワードをセキュリティチップにて全に保することができます。
□ パソコンの不正なハードウェアの変更の検出
SMARTACCESS/Trust の「機 器監査」機能を利用すれば、Windows ログオン時パソコンの機構成のチェックを行います。ハードウェア構成または設定が正に変更されていること 検出した場合は、Windows ログオンを許可しないようにすることができます。
ID・パスワード入力をセキュリティチップで管理する
ID・パスワードの入力が必要な以下の場合に、ID・パスワードを SMARTACCESS/Trust
登録しておくと、セキュリティチップによって保護されるため、全に理することがで きます。 ・ アプリケーションによりポップアップ画面に表示される ID・パスワード入力要
Internet Explorer によりームページに表示される ID・パスワード入力要 また、一度登録すると、ID やパスワードのフームは自動で認され、再び手入力するこ となく利用できます。
□ シングルサインオンを利用する
SMARTACCESS/Trust にはシングルサインオンの機能があります。一セキュリティチップ のパスワードを入力するか、Trusted ログオンを行ば、SMARTACCESS/Trust が理する ID やパスワードは自動で入力されます。
VeriSign 証明書の利用
セキュリティチップと連した VeriSign 行の証明書を、登録したから 1 間無料で利 用できます。これを利用することにより、例ばセキュア E-mail を利用する際などは、 Ve r iS i g n 認証局に証明された証明書を利用できるため、より安全なデータを送受信すること ができます。
VeriSign 証明書は、セキュリティチップのユーティリティをインストールし、設定を完了して
利用可能にしてからインストールを行ってください。インストールについて詳しくは、 「Broadcom セキュリティチップセットアップディスク」内の「\bcmsw105\verisign.txt」W5200 の場合)、または「ドライバーズディスク」内の「\other\tpm\ifxsw20\verisign.txt」W5200 以外の場合)をご覧ください。
VeriSign 証明書は、登録した日から 1 年間利用できます。それ以降は、E-mail などで証明書を利
用することはできません。ただし、古いメールなどで利用していた場合には、読むことのみ可
能です。
1 年間の利用期間終了後もご利用を希望の場合は、弊社担当営業員までご連絡ください。その場
合有料による継続となリます。
1 概要  7
セキュリティチップ取扱説明書
□ 他のセキュリティ機能と連携した利用
セキュリティチップは、のセキュリティ機能と連した利用が能です。連できるセ キュリティ機能には、次のものがあります。 ・スマートカード
指紋センサー ・ FeliCa 応リー/ライタ 連の方法などは、SMARTACCESS/Trust 添付のマニュアルを参照してください。
■セキュリティチップの管理
セキュリティチップには、セキュリティチップの理を行う [ 所有者 ] とセキュリティチッ プを使用する [ ユー] 登録します。 所有者およびユーは次の鍵および証明書やファイルを作成・利用します。
□[所有者]が管理するもの
所有者キーと所有者パスワード
所有者は、所有者であることを証明するキーを作成します。この鍵はセキュリティチッ プにより保護され、所有者パスワードを入力することによって利用することができます。 所有者パスワードはれないよう分注意してください。
自動バックアップファイルと復元用トークン(W5200 を除く)
セキュリティチップで理しているすべての鍵や証明書のバックアップを行います。 バックアップはスケジュールを設定することにより定時に行うことができます。 セキュリティチップが故障しても、新しいパソコンでこのファイルを用いて復元するこ とにより、以前利用していた暗号化ファイルなどが利用できるようになります。 自動バックアップファイルは、トークンにより暗号化されています。自動バックアップ ファイルを利用する場合には、トークンファイルとそのパスワードが必要です。トーク ンファイルを失くしたり、パスワードをれたりしないよう注意して理してください。
8
パスワードリセットファイルとリセットトークン(W5200 を除く)
ユーがセキュリティチップのパスワードをれた場合に備え現状のパスワードを新 規パスワードに変更することができます。パスワードの変更はユーが行います。所有はパスワードリセットファイルを行することにより、ユーにパスワード変更の許与えます。
パスワードリセットファイルは、トークンにより暗号化されています。パスワードリセッ トファイルを利用する場合には、トークンファイルとそのパスワードが必要です。トー クンファイルを失くしたり、パスワードをれたりしないよう注意して理してくださ い。
緊急時復元用アーカイブファイルと復元用トークン(W5200 のみ)
セキュリティチップで理している所有者情報のバックアップを行います。 セキュリティチップが故障しても、新しいパソコンでこのファイルを用いて復元するこ とにより、所有者の環境を復元することができます。 緊急時復元用アーイブファイルは、トークンにより暗号化されています。緊急時復元 用アーイブファイルを利用する場合には、トークンファイルとそのパスワードが必要 です。トークンファイルを失くしたり、パスワードをれたりしないよう注意して管理 してください。
セキュリティチップ取扱説明書
□[ユーザ]が管理するもの
ユーザーキーとユーザーキーパスワード
ユーザはセキュリティチップを利用する際、ユーーキーを作成します。この鍵はセキュ リティチップにより保護され、ユーーキーパスワードを入力することによって利用す ることができます。鍵を紛失した場合は、それ以前に暗号化していたデータやファイル などを再び利用することができなくなります。管理には十分注意してください。また、パ スワードをれた場合も、鍵が利用できなくなるため、それまでに暗号化していたデー タやファイルを再び利用することができなくなります。パスワードはれないよう十分 注意してください。
W5200 の場合、ユーザーキーパスワードを忘れてしまうと、新たなパスワードに変更できなく
なる場合があります。パスワードを忘れないよう十分注意して管理してください。
パスワードリセットファイル(W5200 を除く)
ユーがセキュリティチップのパスワードをれた場合に備え現状のパスワードを新 規パスワードに変更することができます。このため前もってパスワードリセット用の
ファイルを作成しておきます。
キーのバックアップ
キーを紛失した場合に備え、バックアップファイルを作成することが可能です。バック アップファイルはユーーキーパスワードによって保護されます。
1 概要  9
セキュリティチップ取扱説明書
2
作業の流れ
本製品を使用するまでの手順は次のとおりです。
必要なものを用意します。
1
・ パソコン本体 ・ Broadcom セキュリティチップセットアップディスク(W5200 の場合) ・ ドライバーディスク(W5200 以外の場合)
BIOS の設定を変更します。
2
BIOS の設定を変更する」(→ P. 12
1. BIOS の「管理者用パスワード」を設定します。
2. セキュリティチップを「使用する」に設定します。
ユーティリティをインストールします。
3
「ユーティリティをインストールする」(→ P.1 6
ユーティリティの設定を行います。
4
「ユーティリティの設定を行う」(→ P.1 7 ) 「ユーティリティの認を行う」(→ P.2 3
1. 所有者のパスワードを設定します。
2. 緊急時復元用アーカイブを保存します。
3. 緊急時復元用トークンのパスワードを設定します。
4. 緊急時復元用トークンを保存します。
5. 基本ユーザーキーパスワードを設定します。
6. 電子メールの保護と、ファイルとフォルダの暗号化を設定します。
7. 設定の確認を行います。
10
アプリケーションをインストールします。
5
「アプリケーションをインストールする」(→ P. 24
アプリケーションの設定を行います。
6
「アプリケーションの設定を行う」(→ P. 25
1. Trusted ログオンを設定します。
2. 機器構成を登録し、機器監査を設定します。
3. 一時中止パスワードを設定します。
4. Windows ログオンを Trusted ログオンに変更します。
セキュリティチップ取扱説明書
3
動作条件
本製品をご使用になる前に、次の条件を確認してください。
■対応機種/ OS
本製品が搭載されている機種/ Windows XP/2000
WEB ページをご覧になるためのアプリケーションとして、Internet Explorer 6.0 以降または
Netscape 4.78/7.0 以降が必要です。
セキュア E-mail を利用するには、Outlook 2000/2002 以降、Outlook Express 6.0 以降、または
Netscape 4.78/7.0 以降が必要です。
Word マクロへの署名を利用するには、Word 2000/2002 以降が必要です。VeriS ig n 証明書を利用するには、Internet Explorer 6.0 または Netscape 4.78/7.0 が必要です。SMARTACCESS/Trust での、アプリケーションによりポップアップ画面に表示される ID・パス
ワード入力要求機能は、Netscape ではお使いになれません。
3 動作条件  11
セキュリティチップ取扱説明書
4
インストールを行う
BIOS の設定を変更する
本製品を使用する前に、必ず BIOS の設定を変更してください。
・「W5200 の場合」(→ P. 1 2 ) ・「E5200 の場合」(→ P. 1 3 ) ・「D5200K5200 の場合」(→ P. 1 4 ) ・「FMV-LIFEBOOK シリーの場合」(→ P. 1 5
BIOS セットアップについて詳しくは、パソコン本体の『FMV マニュアル』の「BIOS」を参照
してください。
W5200 の場合
パソコン本体の電源を入れ、BIOS セットアップを起動します。
1
BIOS セットアップ画面が表示されます。
Secrity メニューで「Embedded Security Chip」を選択して、【Enter】
2
キーを押します。
設定変更画面が表示されます。
12
【↑】キーまたは【↓】キーを押して、「Enabled」に設定します。
3
Exit メニューが表示されるまで、何度か【Esc】キーを押します。
4
【↑】キーまたは【↓】キーを押して「Save Changes & Exit」を選択し、
5
Enter】キーを押します。
Save Configuration Changes and exit now?」と書かれたウィンドウが表示されます。
【←】キーまたは【→】キーを押して「Yes 」を選択し、【Enter】キーを押
6
します。
BIOS セットアップが了し、パソコン本体が再起動します。
セキュリティチップの設定を有効にするには、BIOS セットアップ終了後にパソコン本
体の再起動が必要です。
セキュリティチップ取扱説明書
E5200 の場合
パソコン本体の電源を入れ、BIOS セットアップを起動します。
1
BIOS セットアップ画面が表示されます。 BIOS セットアップで用パスワードを設定の場合は、手順 7 へ進んでくださ い。設定していない場合には、手順 2 へ進んでください。
本製品を使用するには、BIOS セットアップで管理者用パスワードを設定する必要があ
ります。
Security メニューで「Set Supervisor Password」を選択して、【Enter】
2
キーを押します。
パスワード入力用のウィンドウが表示されます。
8 桁までのパスワードを入力します。
3
入力できる文種はアルファットと数です。 入力された文は表示されず、わりに「」が表示されます。
パスワードを入力したら、【Enter】キーを押します。
4
Confirm New Password」が表示され、パスワードの再入力をめられます。
手順 3 で入力したパスワードを再度入力して【Enter】キーを押します。
5
Password Installed」と書かれたウィンドウが表示されます。
Enter】キーを押します。
6
再入力したパスワードが間違っていた場合は、「Passwords do not match!」と書かれた ウィンドウが表示されます。Enter】キーをして、手順 3 からやりしてください。
【↑】キーまたは【↓】キーでカーソルを移動し、「Security Chip」を選
7
択して【Enter】キーを押します。
設定変更画面が表示されます。
【↑】キーまたは【↓】キーを押して、「Enabled」に設定します。
8
Exit メニューが表示されるまで、何度か【Esc】キーを押します。
9
【↑】キーまたは【↓】キーを押して「Exit Saving Changes」を選択し、
10
Enter】キーを押します。
Save Configuration Changes and exit now?」と書かれたウィンドウが表示されます。
【←】キーまたは【→】キーを押して「Ok」を選択し、【Enter】キーを押
11
します。
BIOS セットアップが了し、パソコン本体が再起動します。
セキュリティチップの設定を有効にするには、BIOS セットアップ終了後にパソコン 本体の再起動が必要です。
4 インストールを行う  13
セキュリティチップ取扱説明書
D5200K5200 の場合
パソコン本体の電源を入れ、BIOS セットアップを起動します。
1
BIOS セットアップ画面が表示されます。 BIOS セットアップで用パスワードを設定の場合は、手順 7 へ進んでくださ い。設定していない場合には、手順 2 へ進んでください。
本製品を使用するには、BIOS セットアップで管理者用パスワードを設定する必要があ
ります。
Security メニューで「Set Supervisor Password」を選択して、【Enter】
2
キーを押します。
パスワード入力用のウィンドウが表示されます。
8 桁までのパスワードを入力します。
3
入力できる文種はアルファットと数です。 入力された文は表示されず、わりに「」が表示されます。
パスワードを入力したら、【Enter】キーを押します。
4
Confirm New Password」にーソルがり、パスワードの再入力をめられます。
手順 3 で入力したパスワードを再度入力して【Enter】キーを押します。
5
Setup Notice」と書かれたウィンドウが表示されます。
Enter】キーを押します。
6
再入力したパスワードが間違っていた場合は、「Setup Warning」と書かれたウィンド ウが表示されます。Enter】キーを押して、手順 3 からやり直してください。
14
【↑】キーまたは【↓】キーでカーソルを移動し、「Security Chip Setting
7
を選択して【Enter】キーを押します。
設定変更画面が表示されます。
Space】キーまたは【-】キーを押して、「Security Chip」の項目を
8
Enabled」に設定します。
Exit メニューが表示されるまで、何度か【Esc】キーを押します。
9
【↑】キーまたは【↓】キーを押して「Exit Saving Changes」を選択し、
10
Enter】キーを押します。
Save Configuration Changes and exit now?」と書かれたウィンドウが表示されます。
【←】キーまたは【→】キーを押して「Yes 」を選択し、【Enter】キーを押
11
します。
BIOS セットアップが了し、パソコン本体が再起動します。
セキュリティチップ取扱説明書
セキュリティチップの設定を有効にするには、BIOS セットアップ終了後にパソコン 本体の再起動が必要です。終了メニューで「Exit Saving Changes」を行っただけで電 源を切ってしまうと、設定が正しく行われませんのでご注意ください(次回起動時に エラーメッセージが表示されます)。
FMV-LIFEBOOK シリーズの場合
パソコン本体の電源を入れ、BIOS セットアップを起動します。
1
BIOS セットアップ画面が表示されます。 BIOS セットアップで用パスワードを設定の場合は、手順 7 へ進んでくださ い。設定していない場合には、手順 2 へ進んでください。
本製品を使用するには、BIOS セットアップで管理者用パスワードを設定する必要があ
ります。
セキュリティメニューで「管理者用パスワード設定」を選択して、【Enter
2
キーを押します。
パスワード入力用のウィンドウが表示されます。
8 桁までのパスワードを入力します。
3
入力できる文種はアルファットと数です。 入力された文は表示されず、わりに「」が表示されます。
パスワードを入力したら、【Enter】キーを押します。
4
しいパスワードを認してください。」にカーソルが移り、パスワードの再入力
められます。
手順 3 で入力したパスワードを再度入力して【Enter】キーを押します。
5
「セットアップ通知」と書かれたウィンドウが表示されます。
Enter】キーを押します。
6
再入力したパスワードが間違っていた場合は、「セットアップ警告」と書かれたウィ ンドウが表示されます。Enter】キーを押して、手順 3 からやり直してください。
【↑】キーまたは【↓】キーでカーソルを移動し、「セキュリティチップ設
7
定」を選択して【Enter】キーを押します。
「セキュリティチップ設定」が表示されます。
Space】キーまたは【-】キーを押して、「セキュリティチップ」の項目
8
を「使用する」に設定します。
終了メニューが表示されるまで、何度か【Esc】キーを押します。
9
【↑】キーまたは【↓】キーを押して「変更を保存して終了する」を選択
10
し、【Enter】キーを押します。
「セットアップ認」と書かれたウィンドウが表示されます。
4 インストールを行う  15
セキュリティチップ取扱説明書
【←】キーまたは【→】キーを押して「はい」を選択し、【Enter】キーを
11
押します。
BIOS セットアップが了し、パソコン本体が再起動します。
「セキュリティチップ」の設定を有効にするには、BIOS セットアップ終了後にパソコ
ン本体の再起動が必要です。終了メニューで「変更を保存する」を行っただけで電源 を切ってしまうと、設定が正しく行われませんのでご注意ください(次回起動時にエ ラーメッセージが表示されます)。
ユーティリティをインストールする
BIOS の設定変更、パソコン本体が再起動したら、ユーティリティをインストールします。
ユーティリティをインストールするには、管理者権限で Windows にログオンする必要がありま
す。
ユーティリティをインストールする前に、他の使用中のアプリケーションはすべて終了させて
ください。
Broadcom セキュリティチップセットアップディスク」(W5200 の場
1
合)、または「ドライバーズディスク」(W5200 以外の場合)をセットします。
16
Windows XP では Windows 起動中に「Broadcom セキュリティチップセットアップ
ディスク」または「ドライバーズディスク」をセットすると、「Windows が実行する 動作を選んでください」と表示されます。「キャンセル」をクリックしてください。
「スタート」ボタン→「ファイル名を指定して実行」の順にクリックします。
2
「名前」の欄に次のように入力し、「OK」をクリックします。
3
W5200 の場合 [CD-ROMドライブ]:\bcmsw105\install.bat
Broadcom Secure Foundation(TM) TPM 用の InstallShield ウィードようこそ」
が表示されます。
W5200 以外の場合 [CD-ROMドライブ]:\other\tpm\ifxsw20\install.bat
Infineon TPM Professional Package 用の InstallShield ウィードようこそ」が表
示されます。
「次へ」をクリックします。
4
「ライセンス契約」が表示されます。
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