ご使用の前に
●
ご使用の際は、必ず「マニュアル」をよくお読みのうえ、正しくお使いください。
●
「マニュアル」は、不明な点をいつでも解決できるように、すぐに取り出して見られる
場所に保管してください。
安全にお使いいただくために
このマニュアルおよび製品には、製品を安全に正しくお使いいただき、お客様や他の人々への危害や財
産への損害を未然に防止するために絵表示が使われています。
その表示と意味は次のとおりです。内容をよく理解してから本文をお読みください。
この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、人が死亡または重傷を負う可能性
が想定される内容を示しています。
この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、人が傷害を負う可能性が想定され
る内容および物的損害のみの発生が想定される内容を示しています。
煙が出たり、変な臭いや音がするなど異常状態のまま使用しないでください。
感電・火災の原因となります。
すぐに電源を切り、電源プラグをコンセントから抜いて、カスタマーサービスセン
ターにご相談ください。
お客様による修理は危険ですから絶対にしないでください。
マニュアルで指示されている以外の分解や改造はしないでください。
けがや感電・火災の原因となります。
電源は、交流100V以外では使用しないでください。
交流100V以外の電源を使うと、感電・火災の原因となります。
ぬれた手で電源プラグを抜き差ししないでください。
感電の原因となります。
通風孔など開口部から内部に金属類や燃えやすいものなどを差し込んだり、落とした
りしないでください。
感電・火災の原因となります。
異物や水などの液体が内部に入った場合は、そのまま使用しないでください。
感電・火災の原因となります。
すぐに電源を切り、電源プラグをコンセントから抜き、カスタマーサービスセンター
にご相談ください。
破損した電源コードを使用しないでください。感電・火災の原因となります。
電源コードを取り扱う際は、次の点を守ってください。
・ 電源コードを加工しない。
・ 無理に曲げたり、ねじったり、引っぱったりしない。
・ 電源コードの上に重いものを載せない。
・ 発熱器具の近くに配線しない。
電源コードが破損したら、カスタマーサービスセンターにご相談ください。
電源コードのたこ足配線はしないでください。
発熱し、火災の原因となります。
家庭用電源コンセント(交流100V)から電源を直接取ってください。
電源プラグを取り扱う際は、次の点を守ってください。
取り扱いを誤ると、火災の原因となります。
・ 電源プラグはホコリなどの異物が付着したまま差し込まない。
・ 電源プラグは刃の根元まで確実に差し込む。
本体や付属のバッテリパック類を火中に入れたり、加熱しないでください。
破裂などで火傷の原因となります。
バッテリパックの端子をショートさせないでください。
火傷の原因となります。
付属のACアダプタやバッテリパックの分解や改造をしないでください。
火傷や、化学物質による被害の原因となります。
小さなお子様の手の届く場所にバッテリパックを保管しないでください。なめたりす
ると火傷や、化学物質による被害の原因となります。
バッテリパックは、落下させるなどの強い衝撃を与えないでください。
破裂や液漏れにより、火傷や化学物質による被害の原因となります。
バッテリパックは指定されている以外の充電方法で充電しないでください。
発熱、発火や液漏れによる被害の原因となります。
電源コンセントに電源プラグを接続、あるいはバッテリパックを装着したまま本機を
分解しないでください。感電や火傷の原因となります。
雷が鳴りだしたら、電源プラグをさわらないでください。
感電の原因となります。
3
無線LANに関する警告(無線LAN機能搭載モデル)
無線LAN機能搭載モデルの場合には、次の内容をよく理解してから本機をご使用ください。
航空機や病院など、使用を禁止された区域では、本機の電源を切るか電波を停止してください。
電子機器や医用電気機器に影響をおよぼす場合があります。また、自動的に電源が入る
機能が搭載されている場合は、設定を解除してから電源を切ってください。
医療機関の屋内では次のことを守ってください。
・手術室、集中治療室(ICU)、冠状動脈疾患監視室(CCU)には、本機を持ち込まないで
ください。
・ 病棟内では、本機の電源を切るか電波を停止してください。
・ ロビーなどであっても付近に医用電気機器がある場合は、本機の電源を切るか電波
を停止してください。
・ 医療機関が個々に使用禁止、持ち込み禁止などの場所を定めている場合は、その医
療機関の指示に従ってください。
・ 自動的に電源が入る機能が搭載されている場合は、設定を解除してから電源を切っ
てください。
植込み型心臓ペースメーカおよび植込み型除細動器を装着されている場合は、装着部
から本機を22cm以上離して使用してください。
電波により植込み型心臓ペースメーカおよび植込み型除細動器の作動に影響を与える
場合があります。
自宅療養など医療機関以外で、植込み型心臓ペースメーカおよび植込み型除細動器を
使用する場合には、電波の影響について個別に医用電気機器メーカなどにご確認くだ
さい。
4
小さなお子様の手の届くところには設置、保管しないでください。
落ちたり、倒れたりして、けがをする危険があります。
不安定な場所(ぐらついた台の上や傾いた所など)に置かないでください。
落ちたり、倒れたりして、けがをする危険があります。
湿気やホコリの多い場所に置かないでください。
感電・火災の危険があります。
本機の通風孔をふさがないでください。
通風孔をふさぐと内部に熱がこもり、火災の危険があります。
設置する際は、次の点を守ってください。
・ 押し入れや本箱など風通しの悪いところには設置しない。
・ じゅうたんや布団の上には設置しない。
・ 毛布やテーブルクロスのような布をかけない。
連休や旅行などで長期間ご使用にならないときは、安全のため必ずコンピュータ本体
からバッテリパックを抜き、電源プラグをコンセントから抜いてください。
各種コード(ケーブル)は、マニュアルで指示されている以外の配線をしないでくださ
い。
配線を誤ると、火災の危険があります。
本機を移動させる場合は、電源を切り、電源プラグをコンセントから抜き、すべての配
線を外したことを確認してから行ってください。
FAXモデムを次の回線に接続しないでください。発熱して火災の原因となります。
・ 構内交換機(PBX)
・ 2線式でない回線(ホームテレホンやビジネスホンなど)
・ ISDN対応公衆電話のデジタル側ジャック
ACアダプタやバッテリパックは、本機以外には使用しないでください。
また、本機には付属のACアダプタやバッテリパック以外は使用しないでください。
火傷・火災の危険があります。
ACアダプタの温度の高い部分に、長時間直接触れないでください。
低温火傷の原因になります。
ACアダプタを毛布や布団で覆わないでください。
火傷・火災の危険があります。
破損したACアダプタやバッテリパックを使用しないでください。
火傷・火災の危険があります。
5
ヘッドフォンやスピーカは、ボリュームを最小に調節してから接続し、接続後に音量を
調節してください。
ボリュームの調節が大きくなっていると、思わぬ大音量により聴覚障害の原因となり
ます。
長時間あるいは不自然な姿勢でのコンピュータ操作は避けてください。
肩こり、腰痛、目の疲れ、腱鞘炎などの危険があります。
メモリの増設・交換は本機の内部が高温になっているときには行わないでください。
火傷の危険があります。
作業は電源を切って10分以上待ち、内部が十分冷めてから行ってください。
液晶ディスプレイが破損して、内部の液体が漏れた場合は、液体をなめたり、触ったり
しないでください。
火傷や化学物質による被害の原因となります。
万一、液体が皮膚に付着したり、目に入った場合は流水で十分に洗い、医師に相談して
ください。
ひざの上で長時間使用しないでください。本機底面が熱くなり、低温火傷の原因となり
ます。
スリムドライブで、ひび割れや変形補修したメディアは使用しないでください。
内部で飛び散って、故障したり、メディア取り出し時にけがをしたりする危険がありま
す。
本機を廃棄する場合は、法律に従って正しい処理をしてください。
本機には重金属(鉛はんだなど)が使用されています。
液晶ディスプレイに使用している蛍光管(バックライト)には、水銀が含まれています。
6
● 使い始めるまでの準備
コンピュータの接続方法、電源の入れ方や切り方、セットアップについて説明します。
● コンピュータの基本操作
キーボードやタッチパッド、スリムドライブの使い方など、コンピュータの基本的な操作方法
について説明します。
● システムの拡張
メモリの増設方法やコンピュータに接続できる装置について説明します。
●BIOSの設定
コンピュータの基本状態を管理しているプログラム「BIOS」の設定を変更する方法について
説明します。
● ソフトウェアの再インストール
ソフトウェアを再インストールする手順について説明します。
● こんなときは
困ったときの確認事項や対処方法などについて説明します。
●付録
お手入れ方法やHDD領域の作成方法、仕様などについて説明します。
7
目 次
マニュアル中の表記について 12
製品保護上の注意 16
使用・保管時の注意............................ 16
USBFDD(オプション).................... 17
記録メディア...................................... 18
無線LAN使用時におけるセキュリティに
関する注意(無線LAN機能搭載モデル) 20
使い始めるまでの準備
ご使用の前に 24
コンピュータを使い始めるまでの手順
ご使用前の確認事項.......................... 25
本機の特長 ......................................... 26
添付されているソフトウェア .......... 27
各部の名称と働き 30
正面・左側面 ....................................... 30
右側面 ................................................. 32
背面..................................................... 32
底面..................................................... 33
ハードウェアをセットアップしましょう 34
電源の入れ方とWindowsのセットアップ 41
Windowsを使用できるようになるまでの作業
電源を入れる前に.............................. 42
電源の入れ方とWindowsの起動 ...... 44
Windowsのセットアップ.................. 45
セットアップ終了後の作業 .............. 49
... 24
... 41
Windows使用時の確認事項 50
2回目以降に電源を入れる ................50
WindowsUpdateについて................50
音量の調節 ..........................................51
省電力機能 ..........................................51
デバイスドライバをインストールするときは
SBSIの実行について(WindowsXP)
コントロールパネルの表示(WindowsXP)
...51
...51
...52
電源の切り方 53
WindowsXPの終了と電源の切り方
Windows2000の終了と電源の切り方
再起動..................................................54
ハングアップしたときは...................55
...53
...54
コンピュータの基本操作
AC アダプタ / バッテリパックを使う 58
バッテリパックを使う.......................59
バッテリ残量の確認...........................61
バッテリ残量が少なくなったら .......62
バッテリの充電 ..................................64
バッテリ残量が正しく表示されないときは
バッテリの交換 ..................................66
バッテリ保管上の注意.......................69
使用済みバッテリの取り扱い ...........69
タッチパッドを使う 70
タッチパッドの操作...........................70
タッチパッドユーティリティを使う
USBマウス(オプション)の接続.......73
...65
...72
8
キーボードを使う 74
キーの種類と役割.............................. 74
文字を入力するには.......................... 75
日本語を入力するには ...................... 75
数値やアルファベットの入力 .......... 76
FNキーと組み合わせて使うキー ..... 77
Windowsキー..................................... 78
USBFDDを使う(オプション) 79
FDDの接続と取り外し ..................... 80
FDのセットと取り出し..................... 82
FDのフォーマット ............................ 83
データのバックアップ ...................... 84
FDから起動させるときは................. 84
ライトプロテクト(書き込み禁止)... 84
表示装置を使う 102
LCDユニット................................... 102
外付けディスプレイ........................ 104
外付けディスプレイに表示するには
... 105
解像度や表示色を変更する 108
解像度や表示色の変更方法............ 108
表示できる解像度と表示色............ 110
サウンド機能を使う 112
外部オーディオ機器などの接続 .... 114
インターネットに接続するには 115
接続方法の選択(ナローバンドとブロードバンド)
プロバイダとの契約........................ 116
インターネットを使う上での注意
... 115
... 116
HDD(ハードディスクドライブ)を使う 85
データのバックアップ ...................... 85
購入時のHDD領域について ............. 85
スリムドライブを使う 86
メディアのセットと取り出し .......... 86
強制的なメディアの取り出し .......... 88
メディアの種類.................................. 89
CDメディアの読み込み・再生 .......... 90
DVDメディアの読み込み・再生........ 90
メディアへの書き込み ...................... 91
B'sRecorderGOLDの使い方 .......... 92
PCカードを使う 93
PCカードのセットと取り外し......... 94
メモリカードを使う 97
本機で使用できるメモリカード....... 97
メモリカードのセットと取り出し... 99
FAXモデムを使う 118
お使いになる前に ........................... 118
ダイヤルするための準備................ 120
手動でダイヤルアップ接続の設定をする
回線接続前の設定(WindowsXPのみ)
InternetExplorerとOutlookExpressの使い方
起動方法........................................... 127
終了方法........................................... 129
InternetExplorerの使い方.............. 130
OutlookExpressの使い方 .............. 133
... 120
... 125
127
省電力機能を使う 139
省電力モード使用時の制限............ 139
省電力モードの種類........................ 140
実行方法........................................... 142
復帰方法........................................... 144
省電力機能を無効にする................ 144
9
パフォーマンスを調整する 145
スピードステップ機能(インテルPentiumM
プロセッサ搭載モデル)
PowerGear(パワーギア)機能 .......146
..................145
ネットワーク(有線LAN)を使う 148
LANコネクタを使う........................148
システムの拡張
拡張できる装置 176
メモリモジュールの増設 177
作業時の注意 ................................... 177
メモリの増設・交換.......................... 178
無線LANを使う(無線LAN機能搭載モデル)
無線LAN機能をお使いの前に ........ 150
無線LANの種類................................153
セキュリティ確保に必要な設定..... 154
無線LAN機能の設定........................155
構築された無線LAN環境を利用する場合
2台のコンピュータ間で通信を行う
150
...156
....159
BBde!!スマートモバイルを使う 166
プロファイルの登録........................167
ファイルロック機能........................169
そのほかの機能 170
USBコネクタを使う ....................... 170
IEEE1394コネクタを使う.............170
コンピュータウィルスの検索・駆 除
セキュリティ機能について ............ 171
文字やアイコンの大きさを変更する
JWordでインターネットを検索する
...171
...172
...173
外付け可能な周辺機器 182
BIOSの設定
BIOS の設定を始める前に 184
BIOSSetupユーティリティの操作 185
BIOSSetupユーティリティの起動
BIOSSetupユーティリティの操作
設定値をもとに戻すには................ 188
BIOSSetupユーティリティの終了
BIOSSetupユーティリティの設定項目 190
Mainメニュー画面........................... 190
Advancedメニュー画面.................. 191
Securityメニュー画面..................... 192
Powerメニュー画面 ........................ 196
Bootメニュー画面 ........................... 196
Exitメニュー画面 ............................ 197
BIOSSetupユーティリティの設定値
... 185
... 186
... 189
... 198
10
ソフトウェアの
再インストール
再インストールする前に必ずお読みください
再インストールが必要な場合 ........ 200
重要事項 ...........................................200
ソフトウェアの再インストールを行う 201
必要なメディア................................201
インストールの順番........................202
インストール作業における確認事項
WindowsXPのインストール ......... 205
Windows2000のインストール..... 209
デバイスドライバのインストール
AdobeReaderのインストール....... 211
NortonAntiVirus2004のインストール
各ソフトウェアのインストール..... 212
そのほかの作業................................212
200
...203
....210
...212
こんなときは
HDDの不具合 .................................. 228
スリムドライブの不具合................ 229
アプリケーションソフトの不具合
メモリの不具合 ............................... 232
PCカードの不具合.......................... 232
メモリカードの不具合.................... 233
プリンタの不具合 ........................... 233
内蔵スピーカの不具合.................... 234
インストール時の不具合................ 234
FAXモデムの不具合........................ 236
... 231
警告メッセージ/警告音 239
付 録
お手入れ 242
本機のお手入れ ............................... 242
HDD領域の作成 243
HDD領域の概要 .............................. 243
HDD領域の作成手順....................... 244
困ったときに 218
コンピュータ本体の不具合 ............ 218
省電力機能に関する不具合 ............ 222
バッテリ使用時の不具合 ................223
キーボードの不具合........................224
タッチパッドの不具合 .................... 225
LCDユニットの不具合.................... 225
USBFDD(オプション)の不具合
...227
リチウム電池の交換 248
ATコマンドの使用 249
機能仕様一覧 251
用語集 253
索 引 261
11
マニュアル中の表記について
本書では次のような記号を使用しています。
安全に関する記号
この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、人が死亡または重傷
を負う可能性が想定される内容を示しています。
この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、人が傷害を負う可能
性が想定される内容および物的損害のみの発生が想定される内容を
示しています。
一般情報に関する記号
制限事項です。
機能または操作上の制限事項を記載しています。
12
『 』
12
+
参考事項です。
覚えておくと便利なことを記載しています。
本書とは別のマニュアルを示します。
例)『梱包品の確認』:本機に添付の『梱包品の確認』を示します。
説明文が次ページに続くことを示します。
参照ページを示します。
操作手順です。
ある目的の作業を行うために、番号に従って操作します。
で囲んだマークはキーボード上のキーを表します。
はEnterキーを表します。また、 は のことです。この
ように必要な部分のみを記載しているため、実際のキートップの表示
とは異なる場合があります。
+の前のキーを押したまま+の後のキーを押します。
この例では、 を押したまま を押します。
名称の表記
本書ではコンピュータに関連する製品の名称を次のように略して表記します。
HDD
FD
FDD
ハードディスクドライブ
フロッピーディスク
フロッピーディスクドライブ
オペレーティングシステムに関する記述
本書ではオペレーティングシステムの名称を次のように略して表記します。
®
WindowsXP
Windows2000
MS-DOS
Microsoft
Microsoft®Windows® XPHomeEdition
Microsoft®Windows®2000Professional
Microsoft®MS-DOS®Operatingsystem
Windows® XPProfessional
13
WindowsXPの画面表示に関する記載方法
本書では、Windows XP画面に表示される各箇所の名称を次のように記載します。
デスクトップ
Windowsが起動して、
ディスプレイに表示さ
れる画面。
タブ
ボタン
タスクバー
起動中のアプリケーションが表示さ
れたり、画面の設定、音量の設定が
できるアイコンが表示されるバー。
ボタンは[ ]で囲んで記載します。
例:[スタート]、:[OK]
WindowsXPの画面操作に関する記載方法
本書では、
記載例
Windows XP画面上で行う操作手順を次のように記載します。
:[スタート]−「すべてのプログラム」−「Internet Explorer」をクリックします。
実際の操作 : [スタート]をクリックします。
表示されたメニューから
「すべてのプログラム」をクリックします。
横に表示されるサブメニューから「InternetExplorer」をクリックします。
アイコン
デスクトップやタスクバー上に
並んでいる小さなイラスト。
機能などをイラストで表示して
います。
14
Windows2000の画面表示に関する記載方法
本書では、Windows 2000画面に表示される各箇所の名称を次のように記載します。
※マニュアル中で採用している画面は、主に
とデザインが異なりますが、基本的な機能は同じです。
Windows XPのものです。Windows 2000で表示される画面
デスクトップ
Windowsが起動して、
ディスプレイに表示さ
れる画面。
タブ
ボタン
アイコン
タスクバー
起動中のアプリケーションが表示さ
れたり、画面の設定、音量の設定が
できるアイコンが表示されるバー。
アイコン
デスクトップやタスクバー上に
並んでいる小さなイラスト。
機能などをイラストで表示して
います。
ボタンは、[ ]で囲んで記載します。
例:[スタート]、:[
OK]
Windows2000の画面操作に関する記載方法
本書では、
Windows 2000画面上で行う操作手順を次のように記載します。
記載例 :[スタート]−「設定」−「コントロールパネル」をクリックします。
実際の操作 : [スタート]をクリックします。
表示されたメニューから
「設定」をクリックします。
横に表示されるサブメニューから「コントロールパネル」をクリックします。
15
製品保護上の注意
使用・保管時の注意
コンピュータは精密な機械です。故障や誤動作の原因となりますので、次の注意事項を必ず守って、本機を正
しく取り扱ってください。
温度が高すぎる所や、低すぎる所に
は置かないでください。また、急激な
35℃
温度変化も避けてください。
故障、誤動作の原因になります。適切
10℃
な温度の目安は
直射日光の当たる所や、発熱器具(暖
房器具や調理用器具など)の近くな
ど、高温・多湿となる所には置かない
でください。
故障、誤動作の原因になります。
テレビやラジオ、磁石など、磁界を発生す
るものの近くに置かないでください。コ
ンピュータの誤動作が生じたり、
のデータが破壊されることがあります。
逆に、コンピュータの影響でテレビやラ
ジオに雑音が入ることもあります。
電源コードが抜けやすい所(コードに足が
引っかかりやすい所や、コードの長さがぎ
りぎりの所など)に本機を置かないでくだ
さい。バッテリパックの状態により、電源
コードが抜けると、それまでの作業データ
がメモリ上から消えることがあります。
10℃〜35℃です。
FD
など
薬剤
不安定な所には設置しないでくださ
い。
落下したり、振動したり、倒れたりす
ると、本機が壊れ、故障することがあ
ります。
LCD画面の表面を先のとがったもの
で引っかいたり、無理な力を加えた
りしないでください。
LCD画面の表面はアクリル製ですの
で、キズが付いたり、割れたりするこ
とがあります。
本機の汚れを取るときは、ベンジン、
シンナーなどの溶剤を使わないでく
ださい。変色や変形の可能性があり
ます。柔らかい布に中性洗剤をした
たらない程度に染み込ませて、軽く
拭き取ってください。
遠隔地に輸送するときや保管すると
きは、裸のままで行わないでくださ
い。衝撃や振動、ホコリなどから本機
を守るため、専用の梱包箱に入れて
ください。
16
湿度が高すぎる所や、低すぎる所に
は置かないでください。
故障、誤動作の原因になります。適切
な湿度の目安は
ホコリの多い所には置かないでくだ
さい。
故障、誤動作の原因になります。
20%〜80%です。
本機を長期間使用しないときは、
バッテリパックを本機にセットした
ままにしないでください。
液漏れを起こすことがあります。
本機の上に重い物を載せたり、
ユニットを強く押さえつけたりしな
いでください。
LCD
LCDやバックライトが破損したり、
表示異常となることがあります。
他の機械の振動が伝わる所など、振
動しがちな場所には置かないでくだ
さい。故障、誤動作の原因になりま
す。
本機を落としたり、ぶつけたりして、
ショックを与えないでください。持
ち運ぶときは、バッグに入れるなど
してショックから守るようにしてく
ださい。
ACアダプタはコードを持って抜き
差ししないでください。
コードの断線や接触不良の原因とな
ります。
本機の
LCDユニット(液晶ディスプ
レイ)を開けた状態で、
部分を持って移動しないでくださ
い。
LCDユニット
ACアダプタの上に乗ったり、踏みつ
けたり、重い物を載せるなどして、
ケースを破壊しないでください。
キーボードの上などに、物(ボールペ
ンなど)を挟んだまま、
(液晶ディスプレイ)を閉じないでく
ださい。
LCDユニット
USBFDD(オプション)
オプションのUSB FDDを使用するときは、次の注意事項を必ず守って、正しく取り扱ってください。
落としたり、衝撃を与えないでくだ
さい。
故障、誤動作の原因になります。
着脱はプラグ部分を持って行ってく
ださい。ケーブルを持ってコネクタ
の着脱を行わないでください。
ケーブルの断線や接触不良の原因に
なります。
上に物を置かないでください。
故障、誤動作の原因になります。
表面を上にして水平に置いて使用し
てください。裏返しや傾けて使うと
エラー発生の原因になります。
FDD本体をぶらさげた状態で保持す
ることは避けてください。
ケーブルの断線や接触不良の原因に
なります。
17
記録メディア
以下のような取り扱いをすると、次の記録メディアに登録されたデータが破壊されるおそれがあります。
記録メディアの種類は、次のとおりです。
● FD
● CD-ROM、CD-R、CD-RW、DVD-ROM、DVD+RW、DVD+Rなど
● メモリスティック(Pro対応)、マルチメディアカード、SDメモリカードなど
記録メディアの種類を指定していない場合は、すべての記録メディアに該当します。
FD
CD
小型
直射日光が当たる所、発熱器具の近
くなど、高温・多湿となる場所には置
かないでください。
上に物を載せないでください。 使用後は、コンピュータにセットし
OFF
キズを付けないでください。 ゴミやホコリの多いところでは使用
クリップではさむ、折り曲げるなど、
無理な力をかけないでください。
アクセスランプが点灯中は、記録メ
ディアを取り出したり、コンピュー
タの電源を切ったり、再起動しない
でください。
たままにしたり、裸のまま放置した
りしないでください。
専用のケースに入れて保管してくだ
さい。
しないでください。また、そのような
場所に記録メディアを保管しないで
ください。
アクセスカバーを開けたり、磁性面
に触れたりしないでください。
FD
小型
18
磁性面にホコリや水を付けないでく
ださい。シンナーやアルコールなど
の溶剤類を近づけないでください。
FD
小型
何度も読み書きしたFDは使わない
でください。
磨耗した
ラーが生じることがあります。
FDを使うと、読み書きでエ
FD
テレビやラジオ、磁石など、磁界を発
生するものに近づけないでくださ
FD
い。
小型
信号面(文字などが印刷されていな
い面)に触れないでください。
CD
レンズ用
レコードやレンズ用のクリーナーな
どは使わないでください。
クリーニングするときは、
リーナーを使ってください。
CD専用ク
CD
信号面(文字などが印刷されていな
い面)に文字などを書き込まないで
ください。
CD
スリムドライブのデータ読み取りレ
ンズをクリーニングする
ないでください。
シールを貼らないでください。 温度差の激しい場所に置かないでく
CD
CDは使わ
CD
レコードのように回転させて拭かな
いでください。
CD-ROMなどのメディアは、内側か
ら外側に向かって拭いてください。
CD
ださい。結露する場合があります。
CD
19
無線LAN使用時における
セキュリティに関する注意
(無線LAN機能搭載モデル)
お客様の権利(プライバシー保護)に関する重要な事項です。無線LANを使
用する前に、必ずお読みください。
無線
LANでは、LANケーブルを使用する代わりに、電波を利用してパソコン
などと無線LANアクセスポイント間で情報のやり取りを行うため、電波の届
く範囲であれば自由に
その反面、電波はある範囲内であれば障害物(壁など)を越えてすべての場
所に届くため、セキュリティに関する設定を行っていない場合、以下のよう
な問題が発生する可能性があります。
● 通信内容を盗み見られる
悪意ある第三者が、電波を故意に傍受し、
・IDやパスワードまたはクレジットカード番号などの個人情報
・メールの内容
などの通信内容を盗み見られる可能性があります。
LAN接続が可能であるという利点があります。
20
● 不正に侵入される
悪意ある第三者が、無断で個人や会社内のネットワークへアクセスし、
・個人情報や機密情報を取り出す(情報漏洩)
・特定の人物になりすまして通信し、不正な情報を流す(なりすまし)
・傍受した通信内容を書き換えて発信する(改ざん)
・コンピュータウィルスなどを流しデータやシステムを破壊する(破壊)
などの行為をされてしまう可能性があります。
本来、無線LANや無線LANアクセスポイントは、これらの問題に対応するた
めのセキュリティの仕組みを持っていますので、無線
に関する設定を行って製品を使用することで、その問題が発生する可能性は少
なくなります。
無線
LAN機器は、購入直後の状態においては、セキュリティに関する設定が施
されていない場合があります。
したがって、お客様がセキュリティ問題発生の可能性を少なくするためには、
無線
LANや無線LANアクセスポイントをご使用になる前に、必ず無線LAN機
器のセキュリティに関するすべての設定をマニュアルに従って行ってくださ
い。
LAN製品のセキュリティ
なお、無線
もあり得ますので、ご理解の上、ご使用ください。
※ セキュリティ対策を施さず、あるいは、無線
情によりセキュリティの問題が発生してしまった場合、弊社は、これによっ
て生じた損害に対する責任を負いかねます。
セキュリティの設定などについて、お客様ご自身で対処できない場合には、『サ
ポート・サービスのご案内』をご覧になり、担当窓口へお問い合わせください。
弊社では、お客様がセキュリティの設定を行わないで使用した場合の問題を充
分理解した上で、お客様自身の判断と責任においてセキュリティに関する設定
を行い、製品を使用することをおすすめします。
LANの仕様上、特殊な方法によりセキュリティ設定が破られること
LANの仕様上やむを得ない事
21
22
使い始めるまでの準備
コンピュータの接続方法、電源の入れ方や
切り方、セットアップについて説明します。
23
ご使用の前に
コンピュータを使い始めるまでの手順
購入後にはじめて使用する場合は、次の手順で作業を行ってください。
まず、梱包品に不足や不良がないかを確認します。
梱包品の確認
安全にお使いいただくために
製品保護上の注意
『梱包品の確認』
正しく安全にお使いいただくための情報を確認します。
必ずお読みください。
表紙裏面
正しく取り扱っていただくための情報を確認します。
必ずお読みください。
p.16「製品保護上の注意」
ご使用の前に
各部の名称と働き
ハードウェアを
セットアップしましょう
電源の入れ方とWindowsの
セットアップ
電源の切り方
本機を使用する前に必要な情報を確認します。
p.24「ご使用の前に」
本機の各部の名称と働きを確認します。
p.30「各部の名称と働き」
各機器の接続を行い、本機を使用可能な状態にします。
p.34「ハードウェアをセットアップしましょう」
電源を入れ、Windowsをはじめて起動したときに実行される
Windowsのセットアップを行います。
p.41「電源の入れ方とWindowsのセットアップ」
Windowsを終了し、本機の電源を切ります。
p.53「電源の切り方」
24
ご使用前の確認事項
本機の次の場所には、製品情報が記載されたラベルが貼られています。本機を
ご使用の前に、ラベルが貼られていることを確認してください。また、ラベル
は絶対にはがさないでください。
● お問い合わせ情報ラベル
お問い合わせ情報ラベルには、型番や製造番号などが記載されています。
弊社へサポート・サービスに関するお問い合わせをいただく際には、これ
らの番号が必要です。
製品のサポート・サービスについては、『サポート・サービスのご案内』をご
覧ください。
● COAラベル
「
COAラベル(Windows Certificate of Authenticityラベル)」は、正規の
Windows商品を購入されたことを証明するラベルです。万一COAラベル
を紛失された場合、再発行はできません。絶対にはがさないでください。
使
い
始
め
る
ま
で
の
準
備
COAラベル
お問い合わせ
情報ラベル
25
本機の特長
メモリ容量
Micro DIMMを装着して、最大768MB
まで増設が可能です。
CPU性能
インテルPentium Mプロセッサまたはインテル
Celeron Mプロセッサを搭載しています。
質量
本機は軽量で、持ち運び
に適したモバイルコン
ピュータです。
電源
ACアダプタ、またはバッテリ
パックを使用します。
表示装置
12.1型TFT XGA液晶ディスプレイを
搭載しています。外付けディスプレイ
を接続することもできます。
PCカードスロット
PC Card Standard準拠CardBus対応
PCカードスロットを1本装備し
の
ています。
26
メモリカードスロット
メモリスティック(Pro対応)、
マルチメディアカード、
モリカードなどに対応のス
ロットを
1本装備しています。
SDメ
そのほか
•USB2.0機能を搭載しています。
• IEEE1394機能を搭載しています。
ウルトラスリムドライブ
ウルトラスリム型のドライブを搭載
しています。
ポインティングデバイス
タッチパッドを搭載しています。
オペレーティングシステム
Windows XP、またはWindows 2000
をインストール済みです。
ネットワーク機能
• 100Base-TX 対応の LAN コネ
クタを装備しています。
• IEEE802.11a/b/g に対応した無
LAN機能を搭載しています。
線
LAN機能搭載モデル)
(無線
添付されているソフトウェア
本機に標準で添付されているソフトウェアは、次のとおりです。購入時のシステム構成によってはこ
のほかにも添付されているソフトウェアがあります。これらの
に必要です。
表中記号の見方
:購入時には、HDDにインストールされています。
:購入時には、HDDにインストールされていません。必要に応じてインストールしてください。
リカバリCD
Windowsの再インストールの際に使用します。
ソフトウェア WindowsXP Windows2000
● Windows
Windowsは、最新のものがインストールされています。
※ Windows 2000のリカバリCDは添付されていません。
ドライバCD
デバイスドライバ、ソフトウェアの再インストールの際に使用します。
ソフトウェア WindowsXP Windows2000
● インテル855GMEチップセット用ドライバ
メインボード上のデバイスを正常に使用できるようにするドラ
イバです。
● ディスプレイドライバ
Windowsを高解像度・多色で表示するためのドライバです。
● サウンドドライバ
音を鳴らしたり、録音するためのドライバです。
● タッチパッドドライバ
タッチパッドを使用するためのドライバです。
● ネットワークドライバ
ネットワーク機能(有線
● 無線LANドライバ(無線LAN機能搭載モデル)
LAN機能を使用するためのドライバです。
無線
● 無線LANユーティリティ(無線LAN機能搭載モデル)
LAN機能の設定を行うためのユーティリティです。
無線
LAN)を使用するためのドライバです。
CDはWindowsの再インストールの際
※
使
い
始
め
る
ま
で
の
準
備
27
ドライバCD(前ページのつづき)
デバイスドライバ、ソフトウェアの再インストールの際に使用します。
ソフトウェア WindowsXP Windows2000
● BBde!!スマートモバイル
ネットワークの設定を、接続先にあわせて切り替えるための
ユーティリティです。
● メモリカードドライバ
メモリカードスロットを使用するためのドライバです。
● InternetExplorer6.0
インターネットのホームページを閲覧するためのソフトウェア
です。
● FAXモデムドライバ
FAXモデム機能を使用するためのドライバです。
● インスタントキードライバ
キーと組み合わせて使用する機能キーや、インスタント
キーを使用するためのドライバです。
● スピードステップユーティリティ
(インテルPentiumMプロセッサ搭載モデルのみ)
使用電源をチェックして、
させるためのユーティリティです。
● PowerGear(パワーギア)ユーティリティ
CPUの最適速度でコンピュータを動作
CPU速度やLCD輝度を調整して消費電力を抑えるためのユーティ
リティです。
● DirectX9
ゲームなどのマルチメディアソフトを快適に使うためのソフト
ウェアです。
● LiquidView
アイコンや文字などを拡大して表示するためのソフトウェアで
す。
● LiquidSurf
Internet Explorer の表示を見やすくするためのソフトウェアで
す。
● JWordPlugin
Internet Explorer のアドレスバーから、日本語でインターネット
を検索できるソフトウェアです。
● NortonAntiVirus2004
最新マクロウィルスに対応し、ウィルス駆除もできる高機能な
ウィルス対策プログラムです。
● AdobeReader
PDF(Portable Document Format)形式のファイルを表示した
り、印刷したりするためのソフトウェアです。
※1
※1
※2
※ 2
28
※1 Windows XPが標準で機能を持っています。
2 インテルCeleron M プロセッサ搭載モデルでは、スピードステップユーティリティは機能しません。
※
各ソフトウェア専用のCD
ソフトウェアの再インストールの際に使用します。
ソフトウェア WindowsXP Windows2000
● B'sRecorderGOLD
スリムドライブの書き込み機能を使用するためのソフトウェア
です。データ、音楽、画像などのメディアへの書き込みや、メディ
アのコピーもできます。
CD名:「
● WinDVD
B's Recorder GOLD CD-ROM」
DVD VIDEOを再生するためのソフトウェアです。
Win DVD CD-ROM」
CD名:「
使
い
始
め
る
ま
で
の
準
備
29
各部の名称と働き
正 面・左 側 面
USB2.0コネクタ
USB対応機器を接続します。
PCカードイジェクトボタン
PCカードを取り出すときに押します。
PCカードスロット
PC Card Standard規格準拠のPCカードをセットし
て使用します。
モデムコネクタ
電話回線を接続します。
LANコネクタ
ネットワークケーブルを接続します。
無線LANスイッチ
本機の無線
(無線
LANのON/OFFを切り替えます。
LAN機能搭載モデルのみ機能します。)
30
メモリカードスロット
小型記憶メディアをセットし、データの読み出し
や書き込み、書き換えを行います。
スリムドライブ
ドライブに適応するメディアの読み込みや書き込
みなどを行うことができます。
イジェクトボタン
ディスクトレイを開けるときに押します。
イジェクトホール
ディスクトレイが開かなくなったときに押すとメ
ディアを取り出すことができます。
スリムドライブアクセスランプ
メディアへのアクセス中に点灯・点滅します。
*、、の位置は、スリムドライブの種類によって異なります。
*
*
*
LCD画面
入力した文字や、作業内容を表示します。
LCDユニット
LCD画面やLCDラッチを含めた画面部分の総称です。
内蔵マイク
音声をコンピュータに取り込むときに使用します。
電源スイッチ
本機の電源の入
休止状態からの復帰にも使用できます。
キーボード
文字の入力やアプリケーションの操作などを行い
ます。
LCDラッチ
LCDユニットを開閉します。
/切を行います。また、スタンバイや