Dell PowerConnect W-IAP175 屋外用 Instant アクセスポイント
設置ガイド
Dell PowerConnect W-IAP175 は、回復機能を持ち、環境条件に対する耐性を備えた、デュアルラジオ、
デュアルバンド IEEE 802.11 a/b/g/n 規格屋外用ワイヤレスアクセスポイントです。この屋外用アクセスポ
イントは、Dell の包括的ネットワークソリューションの一部です。
メモ: W-IAP175 には Instant 3.0 以降が必要です。
W-IAP175 には、主に電力の供給方法が異なる以下の 3 つのバージョンがあります。
W-IAP175P: PoE+ 電源 (802.3at)
W-IAP175AC: AC 電源 (100 〜 240 V AC)
メモ : W-IAP175AC に対して、IEEE 802.3af 標準に適合する方法でイーサネットポート経由で電源を供給することによ
り、給電装置 (PSE) デバイスとして機能させることができます。
ガイドの概要
「W-IAP175 ハードウェアの概要」 (3 ページ) では、W-IAP175 の 3 つのモデルのハードウェア細部の概
要を示します。
「屋外運用の計画および展開のための考慮事項」(7 ページ) では、屋外ワイヤレスネットワークを展開
する際の主な疑問点と、考慮事項について説明します。
「アンテナの取り付け」(12 ページ) では、アンテナの設置方法について説明します。
「接続部の防水」(12 ページ) では、AP のコネクタの防水手順を説明します。
「W-IAP175 の設置」(20 ページ) では、W-IAP175 を正しく設置および展開するための手順について段
階的に説明します。
「安全性および規制準拠」(30 ページ) では、安全および規制準拠に関する情報について説明します。
W-IAP175 の運用
ワイヤレスアクセスポイント (IEEE 802.11 a/b/g/n)
ワイヤレス空気モニター (IEEE 802.11 a/b/g/n)
エンタープライズメッシュポイント
エンタープライズメッシュポータル
プロトコルに依存しないネットワーク機能
W-IAP175P: IEEE 802.3at 対応の Power over Ethernet+ (PoE+)
W-IAP175AC: IEEE 802.3af 対応の給電装置 (PSE) デバイス
0511155-JA-02 | 2012 年 10 月 1
パッケージの内容
W-IAP175 アクセスポイント
W-IAP175 マウント用ブラケット
遮光板
支柱用アンカー x 2
M4 x 16 ボルト、平ワッシャー、バネワッシャー x 4 (遮光板に取り付けられています)
M6 x 30 ボルト、平ワッシャー、バネワッシャー x 2
M4 x 12 ボルト、外歯付きワッシャー、OT 銅ラグ x 1
M8 x 110 ボルト、平ワッシャー、バネワッシャー、ナット x 4
金属製防水キャップ x2 (未使用のアンテナインターフェイス用)
RJ-45 コネクタキット (プラスチック製 RJ-45 コネクタ付き ) (W-IAP175P のみ)
RJ-45 コネクタキット (金属製 RJ-45 コネクタ付き ) (W-IAP175AC のみ )
USB コンソールケーブル
設置ガイド
メモ : 内容が違っている場合、不足している場合、または破損している場合は、サプライヤに連絡してください。必
要な場合は、元の梱包資材および箱を使用して (可能な場合) パッケージを梱包し、サプライヤに返送してください。
2 Dell PowerConnect W-IAP175 屋外用 Instant アクセスポイント | 設置ガイド
W-IAP175 ハードウェアの概要
次のセクションでは、W-IAP175 のハードウェアの特徴について説明します。
図 1 W-IAP175 の概要 (W-IAP175P の例)
1
アンテナインターフェイス (ラジオ 1)
2
USB コンソールインターフェイス
3
予備 (W-IAP175P) または
電源インターフェイス (W-IAP175AC)
4
アンテナインターフェイス (ラジオ 0)
アンテナインターフェイス
W-IAP175 では、取り外し可能な屋外仕様アンテナを使用する必要があります。使用する周波数帯 (2.4 ま
5
アンテナインターフェイス (ラジオ 0)
6
アンテナインターフェイス (ラジオ 1)
7
イーサネットインターフェイス (PoE)
8
アース点
たは 5 GHz) および目的の運用範囲に対応する適切なタイプのアンテナを選択します。
W-IAP175 には、 AP 上部に 2 つ、下部に 2 つ、合計 4 つのメス N 型アンテナインターフェイスが装備さ
れています。インターフェイスはダイバーシティ実現のため 2 つずつグループ化され、一方のペアには
R0 (ラジオ 0)、もう一方には R1 (ラジオ 1) とマークされています。R0 は 5 GHz 周波数帯に対応し、R1 は
2.4 GHz 周波数帯に対応します。
Dell PowerConnect W-IAP175 屋外用 Instant アクセスポイント | 設置ガイド 3
USB コンソールインターフェイス
USB シリアルコンソールポートは、ローカル管理を直接行うターミナルに接続するために提供されていま
す。AP への接続には付属の USB コンソールケーブルを使用してください。USB-UART アダプタに必要な
ドライバは、download.dell-pcw.com にアクセスして、[Tools & Resources ] からダウンロードできます。
ターミナルにアクセスするには、次のように設定します。
表 1 コンソールの設定
ボーレート データビット パリティ ストップビット フロー制御
9600 8
なし
1
なし
電源インターフェイス
W-IAP175 の電源インターフェイスのタイプは、購入したモデルによって異なります。
W-IAP175P: PoE+ (802.3at) のみによって電源が供給されるため、電源インターフェイスはありません。
W-IAP175AC: AC 電源コネクタ x 1
注意: DC 電源ケーブルを W-IAP175AC に接続しないでください。
メモ: W-IAP175 には電源ケーブルは付属していません。アクセサリとして入手可能なケーブルを別途お求めください。
屋外用電源ケーブルセットのほかにも、Dell では、対応電源ケーブルを W-IAP175 に接続するための屋外用 AC コネク
タキットもご用意しています。
AC 電源の接続
W-IAP175AC を AC 電源ユニットに接続するには、2 つの方法があります。2 種類の電源コードと、標準
オプションでは展開のニーズに適さない場合に独自のケーブルを取り付けるためのコネクタが用意され
ています。
これらのオプションに該当する SKU は次のとおりです。
表 2 電源オプションの SKU
部品番号 説明
CBL-AC-NA
CBL-AC-INTL
CKIT-AC-M
部品番号の末尾が NA と INTL の部品は、コンダクタの色分けが異なります。
北米仕様のケーブルは、黒 (ホット)、白 (ニュートラル)、緑 (グラウンド) に色分けされています。
国際仕様のケーブルは国際基準に従い、茶 (ホット)、青 (ニュートラル)、黄色 /緑 (グラウンド) に色
分けされています。
全天候型 AC 電源ケーブル (5m) 、北米仕様
全天候型 AC 電源ケーブル (5m) 、国際 (EU) 仕様
AC 電源インターフェイス用全天候型コネクタキット
イーサネットインターフェイス
W-IAP175 には、有線ネットワーク接続用の 10/100/1000Base-T Gigabit イーサネットポートが装備されて
います。W-IAP175P では、このポートが IEEE 802.3at Power over Ethernet (PoE) にも対応し、PoE Midspan
インジェクタなどの給電装置 (PSE) からの 48 V DC を標準の定義済み Powered Device (PD) として受け入
4 Dell PowerConnect W-IAP175 屋外用 Instant アクセスポイント | 設置ガイド
れます。逆に、W-IAP175AC は PSE デバイスとして動作し、イーサネットポートに接続されたデバイス
RSSI (ラジオ 1)
RSSI (ラジオ 0)
に IEEE802.3af PoE 電源を供給できます。
アース点
W-IAP175 には必ずアース線を取り付けて保護してください。アース線は、W-IAP175 の筺体に電源を接
続する前に取り付ける必要があります。アース点と地面との間の抵抗が 5 オーム未満であることを確認
してください。
W-IAP175P の LED ステータスインジケータ
W-IAP175 には、電源、リンク、およびラジオのステータスを表示するインジケータがあります。また、
ラジオ周波数帯ごとに受信信号強度 (RSSI) を示す 4 つの LED があります。
メモ : RSSI LED インジケータは RSSI レベルの変動を点灯する LED の数で示します。信号が受信されない場合は LED
が点灯せず、信号強度が最大の場合は LED が 4 つ点灯します。
図 2 LED のレイアウト
表 3 は、W-IAP175P 屋外用アクセスポイントの LED 表示の意味を示します。
表 3 W-IAP175P の LED ステータスインジケータ
LED
P/S
PoE
ENT
R0
機能 インジケータ ステータス
AP の電源/ 準備完了ス
テータス
なし なし 現在使用されていません
LAN/ ネットワークリン
クステータス
ラジオ 0 のステータス オフ ラジオ 0 無効
オフ AP に電源が投入されていない
点滅 デバイス起動中、準備未了
オン デバイス準備完了
オフ イーサネットリンク使用不能
点灯 (オレンジ) 10/100 Mbs イーサネットリンクネゴシエー
ション完了
点灯 (緑) 1000 Mbs イーサネットリンクネゴシエー
ション完了
点滅 イーサネットリンク上にトラフィックあり
点灯 (オレンジ) ラジオ 0 が WLAN モードで有効
点滅 空気モニター (AM) モード
Dell PowerConnect W-IAP175 屋外用 Instant アクセスポイント | 設置ガイド 5
表 3 W-IAP175P の LED ステータスインジケータ (続き )
RSSI (ラジオ 1)
RSSI (ラジオ 0)
LED
R1
RSSI (ラジオ 0) ラジオ 0 の RSSI レベル オフ RSSI 無効/信号なし
RSSI (ラジオ 1) ラジオ 1 の RSSI レベル オフ RSSI 無効/信号なし
機能 インジケータ ステータス
ラジオ 1 のステータス オフ ラジオ 1 無効
点灯 (青) ラジオ 1 が WLAN モードで有効
点滅 空気モニター (AM) モード
4 段階のレベル表示 (赤)
25/50/75/100%
4 段階のレベル表示 (青)
25/50/75/100%
信号強度が増加するごとに LED が 1 つずつ
点灯し、信号強度が最大 (100%) になると
LED が 4 つ点灯します。
最小データレート: LED 1 つ
最大データレート: LED 4 つ
信号強度が増加するごとに LED が 1 つずつ
点灯し、信号強度が最大 (100%) になると
LED が 4 つ点灯します。
最小データレート: LED 1 つ
最大データレート: LED 4 つ
W-IAP175AC の LED ステータスインジケータ
W-IAP175 には、電源、リンク、熱、およびラジオのステータスを表示するインジケータがあります。
また、ラジオ周波数帯ごとに受信信号強度 (RSSI) を示す 4 つの LED があります。
メモ : RSSI LED インジケータは RSSI レベルの変動を点灯する LED の数で示します。信号が受信されない場合は LED
が点灯せず、信号強度が最大の場合は LED が 4 つ点灯します。
図 3 LED のレイアウト
表 4 は、W-IAP175AC 屋外用アクセスポイントの LED 表示の意味を示します。
表 4 W-IAP175AC の LED ステータスインジケータ
LED
P/S
機能 インジケータ ステータス
AP の電源/ 準備完了ス
テータス
オフ AP に電源が投入されていない
点滅 デバイス起動中、準備未了
オン デバイス準備完了
6 Dell PowerConnect W-IAP175 屋外用 Instant アクセスポイント | 設置ガイド
表 4 W-IAP175AC の LED ステータスインジケータ (続き)
LED
PoE
HEAT
ENT
R0
機能 インジケータ ステータス
PSE の電源出力ステー
タスを表示
低温時の加熱状態を
表示
LAN/ ネットワークリン
クステータス
ラジオ 0 のステータス オフ ラジオ 0 無効
オフ デバイスが電源供給型ではない (0 Ω<Rport<200 Ω)
またはポートが開いている (Rport\>1M Ω)
緑 ポートがオン (25k Ω)
1 個点滅 : シグネチャ抵抗低
(300Ω <Rport<15kΩ)
2 個点滅 : シグネチャ抵抗高
(33kΩ <Rport<500kΩ)
5 個点滅 : ポートのオーバーロード障害
9 個点滅 : 電源管理割り当て超過
オフ ユニットは加熱状態にありません
点滅 (青) ユニットは予熱中です
オフ イーサネットリンク使用不能
点灯 (オレンジ) 10/100 Mbs イーサネットリンクネゴシエーショ
ン完了
点灯 (緑) 1000 Mbs イーサネットリンクネゴシエーション
完了
点滅 イーサネットリンク上にトラフィックあり
点灯 (オレンジ) ラジオ 0 が WLAN モードで有効
点滅 空気モニター (AM) モード
R1
RSSI (ラジオ 0) ラジオ 0 の RSSI レベル オフ RSSI 無効/信号なし
RSSI (ラジオ 1) ラジオ 1 の RSSI レベル オフ RSSI 無効/信号なし
ラジオ 1 のステータス オフ ラジオ 1 無効
点灯 (青) ラジオ 1 が WLAN モードで有効
点滅 空気モニター (AM) モード
4 段階のレベル表示
(赤 )
25/50/75/100%
4 段階のレベル表示
(青 )
25/50/75/100%
信号強度が増加するごとに LED が 1 つずつ点灯
し、信号強度が最大 (100%) になると LED が 4 つ
点灯します。
最小データレート: LED 1
最大データレート: LED 4 つ
信号強度が増加するごとに LED が 1 つずつ点灯
し、信号強度が最大 (100%) になると LED が 4 つ
点灯します。
最小データレート: LED 1 つ
最大データレート: LED 4 つ
屋外運用の計画および展開のための考慮事項
つ
屋外ワイヤレスネットワークを展開する前に、Dell WLAN を正しく展開するための環境評価を行う必要
があります。適切な環境評価を行うことにより、Dell AP とアンテナを正しく選択し、最適な無線運用範
囲を実現するための配置の決定に役立ちます。このプロセスは WLAN または RF 計画として扱われます。
Dell PowerConnect W-IAP175 屋外用 Instant アクセスポイント | 設置ガイド 7
スケール要件
屋外での展開はスケールが非常に大きくなる可能性があり、通常の屋内展開ではそれほど重要視されな
い、以下の要因の考慮が必要となります。
範囲 (距離 ): 計画段階で、運用範囲 (AP 間の距離 ) を考慮する必要があります。屋外環境では、 AP をマ
ウントできる場所を柔軟に設定できない場合があります。屋外でのこのような制約にかかわらず、
ARM 、効率的なクライアントローミング、フェイルオーバーなど、Aruba の高度な機能をサポートす
る、屋内環境と同様の「濃密な」無線展開を実現することが理想的な目標です。
上下差: AP 間 (AP から AP) および AP とクライアントの上下差を考慮して、適切に計画することが非
常に重要です。上下差の計画を行うには、運用環境に展開するアンテナの電波到達範囲を立体的に理
解することが重要です。
移動体の考慮: 無線環境は日によって変化する場合があります。屋外展開の計画では、大型トラック
や自動車などの移動物体や、ビル建設の予定などを考慮に入れる必要があります。
既知の RF 吸収材/ 反射材/ 干渉源の特定
設置段階で、現場で既知の RF 吸収材、反射材、および干渉源を識別することが重要です。屋外環境で
は、RF 吸収材/ 反射材/ 干渉源が屋内環境より少ないですが、AP を屋外の定位置に設置してマウントする
際には、これらの素材や発生源を必ず特定して、考慮に入れてください。
RF 吸収材
セメント/ コンクリート
自然物: 樹木/ 植物
煉瓦
RF 反射材
金属: 屋根に設置された空調機器、金網のフェンス (網目の大きさによって異なる)、鉄条網、水道管
など
RF 干渉源
近くで運用されている他の 802.11a/b/g/n またはブロードバンドアクセス機器
加熱や物性変更のために無線電波を使用する工業用 RF 溶接装置または他の工業、科学、医療用
(ISM) 機器
軍事用、民間航空用、または気象用レーダーシステム
見通し線 (無線伝送路の計画)
ワイヤレスブリッジやメッシュリンクが最適なパフォーマンスを発揮するには、2 本のアンテナの間に「電
波の見通し線」があることが必要です。電波の見通し線は、無線リンクと、その周囲で無線信号出力がま
とまって伝送される領域を合わせたものです。この領域は無線リンクの第 1 フレネルゾーンと呼ばれます
無線リンクが成立するには、第 1 フレネルゾーンの 60% 以内に障害物 (地面を含む) が含まれていないこ
とが必要です。
図 4 は、良好な無線の見通し線の概念を示しています。
8 Dell PowerConnect W-IAP175 屋外用 Instant アクセスポイント | 設置ガイド
図 4 見通し線
無線伝送路に障害物がある場合、無線リンクが成立する場合もありますが、信号の品質と強度が影響を
受けます。伝送路上の物体を最大限に回避できる経路を計算することは、アンテナの配置と高さの決定
を直接左右することになるため重要です。特に、無線信号が容易に損失する長距離のリンクでは、この
計算が非常に重要です。
ワイヤレスブリッジやメッシュリンクの無線伝送路を計画する場合、以下を考慮してください。
アンテナ間の視角的な見通し線が途切れないようにします。
伝送路に近いか、成長して伝送路を遮る可能性のある樹木に注意してください。
建物からのクリアランスを十分に取り、建設予定の建物が将来伝送路を遮らないようにします。
リンクの距離が非常に長い場合、相対的な高さの計算で地球の曲率 (1 km あたり 20 cm) に対する考慮
が必要となる場合があります。
地形図、航空写真、衛星画像データ (地域の情報が含まれたソフトウェアパッケージを入手可能) など
を使用して、アンテナ間の地形を確認してください。
自動車、電車、航空機などの移動によって一時的な遮断が発生する可能性のある伝送路は避けてくだ
さい。
アンテナの高さ
信頼性の高いワイヤレスブリッジやメッシュリンクを実現するには、通常、アンテナ間の無線の見通し
が良くなるように、両端のアンテナを十分な高さに設置することがもっとも良い方法です。必要な高さ
の最小値は、リンクの距離、伝送路の障害物、地形、および地球の曲率 (4.8 km を超えるリンクの場合 )
によって異なります。
長距離のリンクの場合、最小限必要なクリアランスを確保するために十分な高さのマストや柱の上に AP
をマウントする必要が生じる場合があります。次の表を使用して、最小限必要な地面または障害物から
のクリアランスを概算できます (5 GHz ブリッジリンクの場合)。
表 5 アンテナの最小高さとクリアランスの要件
リンクの総距離
第 1 フレネルゾーン
(5.8 GHz) の 60% を確保す
る最大クリアランス
地球の曲率に基づく
概算クリアランス
リンクの中間点で
必要な合計クリア
ランス
Dell PowerConnect W-IAP175 屋外用 Instant アクセスポイント | 設置ガイド 9
0.402 km (0.25 マイル ) 1.4 m (4.6 フィート ) 0.002 m (0.007 フィート ) 1.4 m (4.6 フィート)
0.805 km (0.5 マイル ) 1.9 m (6.2 フィート ) 0.010 m (0.03 フィート ) 1.9 m (6.2 フィート)
1.6 km (1 マイル ) 2.7 m (8.9 フィート ) 0.04 m (0.13 フィート ) 2.7 m (8.9 フィート)
3.2 km (2 マイル ) 3.8 m (12.5 フィート) 0.15 m (0.5 マイル ) 4.0 m (13.1 フィート)
4.8 km (3 マイル ) 4.7 m (15.4 フィート ) 0.3 m (1.0 フィート ) 5.0 m (16.4 フィート)
表 5 アンテナの最小高さとクリアランスの要件
無線の見通し線
視角的な見通し線
4.8km (3 マイル )
2.4 m
20 m
17.7 m
4.7 m
1.4 m
9 m
12 m
A
B
第 1 フレネルゾーン
リンクの総距離
(5.8 GHz) の 60% を確保す
る最大クリアランス
6.4 km (4 マイル ) 5.4 m (17.7 フィート ) 0.6 m (2.0 フィート ) 6.0 m (19.7 フィート)
8 km (5 マイル ) 6.1 m (20 フィート ) 0.9 m (3.0 フィート ) 7.0 m (23 フィート)
11.3 km (7 マイル ) 7.2 m (23.6 フィート ) 1.9 m (6.2 フィート ) 9.1 m (30 フィート)
14.5 km (9 マイル ) 8.2 m (27 フィート ) 3.1 m (10.2 フィート ) 11.3 m (37 フィート)
19.3 km (12 マイル ) 9.4 m (30.8 フィート ) 5.5 m (18.0 フィート ) 14.9 m (49 フィート)
24.1 km (15 マイル )1 0 . 5 m (34.4 フィート ) 8.5 m (28.0 フィート ) 19.1 m (62.7 フィート)
メモ : 伝送路にある障害物を避けるには、無線の見通し線を確保するために必要な最小クリアランスに障害物の高さ
を加える必要があります。図 5 で示した簡単な例に従ってください。
地球の曲率に基づく
概算クリアランス
リンクの中間点で
必要な合計クリア
ランス
図 5 アンテナの高さと見通し線
4.8 km (3 マイル) 離れた位置にあるビル A とビル B を結ぶワイヤレスブリッジまたはメッシュリンクを
展開するとします。2 つのビルの中ほどに森のある小高い丘があります。上の表から、4.8 km 離れたリン
クでは、中間点で必要なクリアランスが 4.7 m (15.4 フィート) であることがわかります。丘の木の頂上は
上下差 17.7 m (58.1 フィート) であるため、リンクの両端ではアンテナを 22.4 m (73.5 フィート) 以上の高
さにする必要があります。ビル A は 6 階建てで高さ 20 m (66 フィート) であるため、必要なアンテナの高
さを確保するには、屋上に高さ 2.4 m (7.9 フィート) のマストまたは柱を立てる必要があります。ビル B
は 3 階建てで高さ 9 m (30 フィート) ですが、ビル A の標高より 12 m (39 フィート) 高い位置にあります。
ビル B に必要なアンテナの高さを確保するには、高さ 1.4 m (4.6 フィート) のマストまたは柱が必要です。
注意: 上空の送電線の近くにアンテナ塔や柱などを建設しないでください。
メモ: アンテナ塔などの高い建造物の建設には法令による規制がある場合があります。ワイヤレスブリッジやメッ
10 Dell PowerConnect W-IAP175 屋外用 Instant アクセスポイント | 設置ガイド
シュリンクでアンテナ塔や柱などが必要な場合は、専門業者に相談してください。