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Dellt オンライン式ラック型UPS
3750W および 4200W
ユーザーガイド
K804N, H952N, 746FR (DellR4200OLHVUS), J730N, K805N
J739N
www.dell.com | www.support.dell.com | www.dellups.com
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注記および警告
注記:「注記」は、ソフトウェアを有効に利用するための重要な情報を示しています。
危険:「危険」は、回避しないとほぼ確実に死亡、または重傷を招く危険な状況を示しています。
警告:「警告」は、回避しないと死亡、または重傷を招く潜在的に危険な状況を示しています。
注意:「注意」は、回避しないと軽傷、または中程度の傷害を招く恐れがある潜在的に危険な状況を
示しています。
危険:回避しないとほぼ確実に死亡、または重傷を招く危険な状況を防ぐため、以下の説明をよく
お読みください。
S このUPS の中には致死的な電圧が掛かっています。すべての修理や点検は、公認のサービス
スタッフのみが行わなければいけません。UPS内には ユーザーが修理可能な部品 はありません。
S 本機器はクラスA障害発生機器です。 住宅環境では、無線の混信を引き起こすことがあります。
その際は、ユーザー自身が追加の対策を講じなければならないこともあります。
当資料の情報は、予告なく変更されることがあります。
E 2011 Dell Inc. 無断複写・転載を禁じます。
Dell Inc. の書面による許可のない複写は、いかなる形態においても厳重に禁じられています。
当テキストに使用されている登録商標:Dell および DELL のロゴは、Dell Inc. の登録商標です National Electrical Code および NEC
は、National Fire Protection Association, Inc. の登録商標です;Phillips は、Phillips Screw Company の登録商標です。
本書に使用されているその他の登録商標および商標名は、商標や名称を主張する事業体、あるいは製品のいずれかに言及します。
Dell Inc. は、Dell 自身が所有する以外の登録商標および商標権におけるいかなる所有権を一切放棄します。
2011 年8月 • 164201870 3
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目次
1 はじめに
情報検出 8 ......................................................
2 安全性に関する警告
3 インストール
製品の検査 12 ....................................................
キャビネットの開梱 13 ............................................
UPS後方パネルの識別 15 ..........................................
UPS前方パネルの識別 18 ..........................................
ラックマウント式設置方法 19 ......................................
取り付け方法 外付けバッテリーモジュール 25 .......................
UPSを取り付けます。 26 ..........................................
リモートエマージェンシーパワーオフの取り付け方法 26 .............
UPS入力の配線 28 ................................................
UPSの初期起動 30 ................................................
4操 作
UPSの起動およびシャットダウン 32 ................................
UPSの起動方法 32 .............................................
バッテリーモードでのUPSの起動 33 .............................
UPSシャットダウン 33 .........................................
コントロールパネルの機能 34 ......................................
言語の変更 35 ....................................................
目次
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3
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ディスプレー機能 35 ..............................................
起動画面 35 ...................................................
画面のロック 36 ...............................................
UPSステータス 36 .............................................
イベントログ 39 ...............................................
測定結果 40 ...................................................
コントロール画面 41 ...........................................
識別表示 42 ...................................................
設定 42 .......................................................
UPSのモード間の移行 47 ..........................................
正常モードからバイパスモードへの移行 47 .......................
バイパスモードから正常モードへの移行 48 .......................
電力対策設定 48 ..................................................
イベントログの読み込み 49 ........................................
過負荷の際における行動 49 ........................................
負荷セグメントの設定 50 ..........................................
ディスプレーを通じて負荷セグメントを管理 50 ...................
自動開始遅延時間の設定 51 .....................................
自動バッテリー運転シャットダウン設定 52 .......................
バッテリー設定 53 ................................................
UPSの設定 外付けバッテリーモジュール 53 .......................
自動バッテリーテストの実行 54 .................................
自動バッテリーテストの設定 54 .................................
自動再起動の設定 54 ..............................................
5 追加のUPS機能
RS-232およびUSB通信ポート 55 ....................................
Dell ネットワークマネージメントカード(オプション) 57 ...........
Dell UPS制御ソフトウェア 58 ......................................
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4
目次
Page 5
6 UPSのメンテナンス
UPSおよびバッテリーの手入れ 59 ..................................
UPSの移動 59 ....................................................
UPSおよび電池の保管方法 61 ......................................
バッテリーの交換時期 61 ..........................................
バッテリーのテスト 62 ............................................
UPSファームウェアの更新 62 ......................................
7仕 様
8 トラブルシューティング
警告の表示方法および状態 67 ......................................
UPSステータスメニュー 67 .....................................
イベントログメニュー 68 .......................................
一般的な警告および状態 68 ........................................
警報音の消音方法 72 ..............................................
目次
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はじめに
Dell t オンライン式ラック型無停電電源装置(UPS )は、停電や電力低下、電力サージ、電圧
低 下、回線ノイズなどの電力の基本的な問題からお使いのデリケートな電子機器を守ります。
思いもよらない時に停電が起こる場合もあり、電力の質が不安定になる場合があります。
こういった電力問題には、重要データを破損させ、保存されていない作業セッションを破壊
し、ハードウェアに損傷をもたらす可能性があり、生産性の多大な損失や高額な修理代がかか
ります。
Dell オンライン式ラック型UPS では、電力妨害の影響を安全に抑え、機器の完全性を保護するこ
とができます。UPS には一連のネットワーク機器を扱うことができる柔軟性があるため、お客さ
まのLAN やサーバー、ワークステーション、その他の電子機器を保護する最適な選択です。
図1は、Dell オンライン式ラック型UPSを示しています。
図1.Dell オンライン式ラック型UPS
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6
はじめに
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UPS は優れた性能や信頼性を提供し、以下のような独自の利点がございます:
S 正弦波出力のあるオンラインUPS 設計。UPS は、入力される交流電力をフィルター処理、
調節し、バッテリーを消耗せずに機器へ安定した電力を供給します。
S 高出力密度や商用周波数依存性、発電器の互換性を持つオンライン二重変換技術。
S 選択可能な作動の高性能モード。
S 48 cm( 19h)標準ラックにぴったりの 4U サイズ。
S 外部電力がないときでもUPS の電力を入れることができる始動電池の能力。
S オプションの外付けバッテリーモジュール(外付けバッテリーモジュール)および拡張ラン
タイム。
S リモートエマージェンシーパワーオフ(REPO )ポートを通じた緊急シャットダウン制御。
S 2つの標準通信ポート( USBおよび DB-9シリアルポート)。
S オプションとして、増加電力の保護や制御を行う高度通信機能付きDell
ネットワークマネージメントカード。
S スムースなシャットダウンや電力管理を行うDellUPS 制御ソフトウェアによる高度電力管理。
S 負荷セグメントと呼ばれる個別のレセプタクルグループを通じた逐次シャットダウンおよび
負荷制御。
S カスタマーサービスに問い合わせる必要なく、簡単にアップグレードができるファーム
ウェア。
S 世界中の代理店の承認による支持。
はじめに
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情報検出
注意:
います。
どんな情報をお探しですか?
S UPS ユーザーガイド
S Dell ネットワークマネージメントカード
用のユーザーガイド
S Dell UPS 制御ソフトウェア
S 仕様
S UPS の設定方法
S トラブルシューティングおよび問題の解決方法
S REPO 制御のインストール方法
S 安全に関する説明書
S 規則に関する情報
S リサイクルに関する情報
S 保証情報
S 使用上の条件(アメリカのみ)
S エンドユーザー使用許諾契約
S サポート情報
安全、環境、規則に関する情報
資料には、安全および規定に関する重要情報が含まれて
こちらでご覧いただけます
Dell UPSディス
注記:最新のソフトウェアおよびドキュメンテー
ションは、www.support.dell.com
およびwww.dellups.com で入手可能です。
Dell UPS ユーザーガイド
ユーザーガイドはDell UPS ディスクおよび
www.support.dell.com で入手することができます。
安全、環境、規則に関する情報
Dell 保証およびサポート情報
Dell サポートウェブサイト
www.support.dell.com
注記:使用する地域や事業区分を選択し、適切な
サポートサイトをご覧ください。
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はじめに
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安全性に関する警告
注意:当資料の手順を実施する前に、
に関する説明書および重要な規制情報をご覧いただき、これらの情報に従ってください。
重要な安全に関する説明書
この説明書を保管してください
この説明書には、UPS および電池の取り付けおよびメンテナンスの最中に従うべき重要な説明が
含まれます。機器の操作の前にすべての指示をお読みいただき、今後の参考のためにこの説明書
を保管してください。
安全、環境、規則に関する情報
資料に記載されている安全
危険:
くお読みください:
S このUPS の中には致死的な電圧が掛かっています。すべての修理や点検は、公認のサービス
スタッフのみが行わなければいけません。UPS内には ユーザーが修理可能な部品はありま
せん。
警告:
の指示をご確認ください:
S 電気設備の取り付けは、資格のあるサービス担当者(電気主任技術者など)に依頼して
ください。 感電の恐れがあります。
S 配線接続入力があるUPS 型の場合、出力AC 回路の過電流保護は、供給範囲外となり、別途用
意していただく必要があります。
S 配線接続入力があるUPS 型の場合、出力AC回路の定格の切断スイッチは、供給範囲外
となり、別途用意していただく必要があります。
S 出力過電流保護および切断スイッチは、供給範囲外となり、別途用意していただく必要が
あります。
S このUPS には、 UPS 自体のエネルギー源(電池)が含まれています。 UPSがAC 電源に接続され
ていない時でも、出力レセプタクルに、生きた電圧が掛かる場合があります。
S UPSの電源が入っている際は、入力コードを取り外したり抜いたりしないでください。これ
は、UPSやUPS に接続されている機器から安全な接地を取り除くことになります。
S 火災の危険を抑えるため、米国電気工事規程
事規定に従い、アンペア定格で分岐回路の過電流保護を行っている回路にのみ接続して
ください:
回避しないとほぼ確実に死亡、または重傷を招く危険な状況を防ぐため、以下の説明をよ
回避しなければ、死亡、または重傷をもたらす可能性のある危険な状態を防ぐため、以下
®
(NEC ®)、ANSI/NFPA 70 、または現地の電気工
UPS 出力 200V 208V 230V
3750W — 30A 25A
4200W 30A 30A 30A
安全性に関する警告
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S 火災や感電の危険を抑えるためには、管理された温度や湿度における室内環境のもとで、
導電性汚染のない場所で当UPS を取り付けてください。室内温度は、40°C (104°F )を超えては
いけません。水の近辺、あるいは高湿度の環境(最高 95% )で操作は行わないでください。
S 低温環境でキャビネットを開梱すると、キャビネット内もしくはキャビネット上に結露が
発生する可能性があります。キャビネットの内部および外部が完全に乾くまで、取り付けない
ようにしてください(感電の危険性)。
S UPSの移動を必要とする場合は、移動の前に内部のUPS バッテリーを切り離してください
(59 ページ参照)。
注意:
の指示をご確認ください:
回避しなければ、死亡、または重傷をもたらす可能性のある危険な状態を防ぐため、以下
S プラグ着脱可能な機器では、電源出力を機器の近辺に取り付け、使用しやすい場所に置いて
ください。
S バッテリーの取り外しは、バッテリーや必要とされる安全上の注意に関して知識のある
スタッフが行うか、知識のあるスタッフが監視する必要があります。許可のないスタッフを
バッテリーに近寄らせないようにしてください。
S 電池には、大きな短絡回路電流による感電や火傷の危険があります。以下の予防措置に注意
してください:1) 腕時計や指輪、その他の金属製品を取り外してください;2)絶縁された
ハ ンドルが付いている工具を使用してください;3)ゴム製の手袋や長靴を着用してください;
4) バッテリーの上に、工具や金属部品を置かないでください;5) バッテリー端子の取り付け、
または取り外しの前に、充電器を切断してください。
S バッテリーが不適切に接地されていないか判断してください。不適切に接地されている
場合、接地から商用源を取り外してください。接地されたバッテリーに接触すると、感電を
もたらすことがあります。取り付けおよびメンテナンス中に接地を取り外すと、感電の可能性
を抑えることができます(接地供給回路がない機器やリモートバッテリー電源に適用)。
S 電気エネルギー危険。 電池の配線やコネクタの変更を行わないでください。配線の
変 更は、害を及ぼす危険があります。
S UPSに最初に取り付けたものと同じ番号や種類の電池で、電池交換を行ってください。
S 電池の適切な廃棄を行う必要があります。処理の際の必要条件に関しましては、現地の条例
をご参照ください。
S 火の中に電池を捨てないでください。炎に近づけると、電池が爆発する可能性があります。
S 電池を開けたり破損しないでください。放出された電解質は、肌や目に害を及ぼし、非常に
有毒である可能性があります。
S UPSが接続できる外付けバッテリーモジュール外付けバッテリーモジュールは最大1つです。
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安全性に関する警告
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警告:ラックマウント式システムの追加説明書
S ラックのキットは、同梱のラックキャビネット用のみ認可されています。その他のラックへ
の機器の取り付けが、適用されるすべての基準に従っていることを確かめることは、お客さ
まの責任となります。Dell では、その他のラックとの機器の設置に関し、すべての責任や保
証を放棄します。
S ラックに機器を設置する前に、前方および横にある安定装置を取り付けてください。安定
装置を取り付けない場合、ラックが転倒する可能性があります。
S 下から上へ荷積みし、最初に一番重いものから積んでください。
S ラックへ電力を供給するAC 電源分岐回路に電流を流し過ぎないようにしてください。
S ラックの部品の上に乗ったり、踏んだりしないでください。
警告:
スライド/レールマウント式機器は、棚、または作業場として使用しないでください。
スライド/レールマウント式機器に重量を加えないでください。
安全性に関する警告
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3
インストール
この章では以下を説明します:
S 製品の検査
S キャビネットの開梱
S UPSの後方パネル
S UPSの設置および取り付け 外付けバッテリーモジュール(外付けバッテリーモジュール)
を含む
S リモートエマージェンシーパワーオフ(REPO )インストール
S 初期起動
製品の検査
発送中に製品が損傷を受けた場合は、輸送業者あるいは購入場所が分かるように発送用段ボール
および梱包材を処分せず保存し、発送中の損傷の支払い請求を行ってください。受領後に損傷が
分かった場合は、隠ぺい損害の支払い請求を行ってください。
輸送中の損傷、あるいは隠ぺい損害の支払い請求は、以下のように行ってください:1) 装置の
受領から15 日以内に、輸送業者に支払い請求を申請;2) 15 日以内に、損害請求書のコピーを
顧客サービス担当者へ送付。
注記:
て、電池の再充電がされていない場合は、UPSのご使用はおひかえください。顧客サービス担当者へ
お問い合わせください。
12
発送用段ボールのラベルに記載された電池の再充電日をご確認ください。日付が過ぎてい
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インストール
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キャビネットの開梱
注意:低温環境でキャビネットを開梱すると、キャビネット内もしくはキャビネット上に結露が
発生する可能性があります。キャビネットの内部および外部が完全に乾くまで、取り付けない
ようにしてください(感電の危険性)。
注意:キャビネットにはかなりの重量があります( 63 ページを参照)。注意して開梱し、キャビ
ネットを移動します。
箱の移動や開梱の際は、注意を払ってください。取り付ける準備が整うまで、部品はパッケージ
から出さずにそのままにしておきます。
システムの開梱方法:
1 段ボール箱を開き、キャビネットと同梱の付属品を取り外します。(図 2を参照)。
図 2. システムの開梱
インストール
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2 片側を一人ずつで持ち、段ボールのハンドル部分を使って、段ボール箱からキャビネット
を注意して持ち上げ、平らな安定した表面上に置きます。(図 3を参照)。
風通しのよく、湿度や可燃性ガス、腐食などがない保護された場所にキャビネットを置き
ます。
図 3.キャビネットとレールキットの取り外し
3 レールキットを取り外します。
4 責任を持ってパッケージを処分またはリサイクルするか、もしくは今後の使用のために
保管します。
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インストール
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UPS 後方パネルの識別
このセクションは、Dell オンライン式ラック型型の後方パネルを示しています。
IEC 320-C19 レセプタクル2 個、および L6-20
レセプタクル2 個(負荷セグメント2 )
出力サーキット・
ブレーカー
USBポート
RS-232 ポート
REPOポート
UPS通信ベイ
接地ネジ
図4.3750W, 208V 後方パネル
L6-30 レセプタクル1 個
(負荷セグメント1 )
L6-30P 電源コード 2 メートル
拡張バッテリー
モジュールコネク
タ
インストール
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IEC 320-C19 レセプタクル2 個
(負荷セグメント2 )
出力サーキット・
ブレーカー
USBポート
RS-232 ポート
REPOポート
UPS通信ベイ
接地ネジ
入力端子台
図5.3750W, 230V 後方パネル
IEC 320-C19 レセプタクル2 個
(負荷セグメント1 )
出力サーキット・
ブレーカー
CIRCUIT
BREAKER
250VAC
20A
INPUT200-240~
R EFER TO THE INSTRUCTION MANUAL
FOR TIGHTENING TORQUE.
入力端子台
IEC 320-C13
レセプタクル8 個
(負荷セグメント1 )
USBポート
IEC 320-C13 レセプタクル6個
(負荷セグメント 2)
OUTPUT 200-240V~ 10A
接地ネジ
RS-232 ポート
REPOポート
拡張バッテリー
モジュールコネクタ
UPS 通信ベイ
拡張バッテリー
モジュールコネクタ
図6.4200W, 200V 後方パネル
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インストール
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L6-20 レセプタクル1 個
(負荷セグメント2 )
出力サーキット・
ブレーカー
USBポート
RS-232 ポート
REPOポート
UPS通信ベイ
入力端子台
IEC 320-C19 レセプタクル4 個、
およびL6-20 レセプタクル2 個
(負荷セグメント1 )
図7.4200W, 208V 後方パネル
IEC 320-C19 レセプタクル2 個
(負荷セグメント1 )
出力サーキット・
ブレーカー
入力端子台
USBポート
IEC 320-C13 レセプタクル6個
(負荷セグメント2 )
接地ネジ
RS-232 ポート
接地ネジ
拡張バッテリー
モジュールコネクタ
UPS通信ベイ
REPOポート
拡張バッテリー
モジュールコネクタ
図8.4200W, 230V 後方パネル
インストール
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UPS 前方パネルの識別
オン/オフボタン
スクロールボタン
(上方向、または後方)
図9.Dell オンライン式ラック型UPS 前方パネル
LCD パネル
スクロールボタン(下方向、または前方)
選択ボタン
18
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インストール
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ラックマウント式設置方法
注意:キャビネットにはかなりの重量があります( 63ページを参照): 1 ) Dell は、持ち上げる
前に、UPS からバッテリートレーを取り外すことを推奨します。 2 ) キャビネットをラックに移動
するには、最低2名必要です。
注意:バッテリーの取り外しは、バッテリーや必要とされる安全上の注意に関して知識のある
スタッフが行うか、知識のあるスタッフが監視する必要があります。許可のないスタッフをバッテ
リーに近寄らせないようにしてください。
注意:オプションの外付けバッテリーモジュールを取り付ける場合は、UPS の直接下に外付け
バッテリーモジュールを取り付けます。
注記:取り付けレールは、各キャビネットに必要となります。
UPS およびオプションの外付けバッテリーモジュールをラックに取り付ける方法:
1 UPSから内蔵バッテリートレーを取り外します:
バッテリー固定ブラケットにある蝶ネジを緩め、取り外します(図 10を参照)。
図 10. バッテリー固定ブラケットの取り外し方法
インストール
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プラスチックのつまみを使ってバッテリートレーを引き抜き、バッテリートレーを取り
外します(図 11を参照)。
図 11. バッテリートレーの取り外し方法
2 追加でUPS を取り付ける場合は、ステップ1を繰り返し行い、各キャビネットを取り付け
ます。
注記:
ラックスタイルに適合します。 四角型の穴用のラックを図表に示しています。
3 レール上の適切な穴を選び、ラック上の希望する位置にキャビネットを配置します。
四角型の穴や、ネジ無し穴、丸型穴のラックは、すべて同じ手順です。レールは両方の
レールは、UPS にある4U のスペース、または外付けバッテリーモジュールにある3U の
スペースの底に配置します。
4 FRONTとラベル表示されている左側および右側のレールの端が内側に向く用に配置します。
20
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インストール
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5 レールをラックに取り付ける方法:
垂直のラックフランジに完全にはまり、フック止めが所定位置に固定するまでレールの
後端部をはめ込みます(図 12を参照)。
レールを手前に引きます。
垂直のラックフランジに完全にはまり、フックラッチが所定位置に固定するまで、レール
の前端部をはめ込みます。
図 12. レールの取り付け方法
インストール
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6 キャビネットをラックにスライドして取り付けます(図 13を参照)。その他のキャビ
ネットも同じ方法で固定します。
図 13. キャビネットの設置方法
7 マウンティングブラケットにある4 つの蝶ネジを使って、キャビネットの前方をラックに
固定します(図 14を参照)。 手で強く締めてください。電動工具は使用しないでください。
その他のキャビネットも同じ方法で固定します。
図 14. キャビネットの固定方法
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22
インストール
Page 23
8 UPSバッテリートレーを取り付けます(図 15を参照)。
図 15. バッテリートレーの取り付け方法
インストール
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9 バッテリー固定ブラケットを取り外します図 16。
10 蝶ネジを強く締めます。
ネジを0.7Nm(6.2lbin)のトルクで締めます。
注記:
装置に損傷を与えたり、安全にかかわる心配はありません。
バッテリーを接続する際、少量のアーク放電が起こることがあります。これは正常であり、
11 内蔵バッテリーコネクターを取り付け、2つの止め金具の間にバッテリー固定ブラケットを
取り付けます。
図 16. バッテリー固定ブラケットの取り外し方法および内蔵バッテリーコネクターの取り付け方法
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24
インストール
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12 UPSフロントカバーの取り付け方法(図 17を参照)
図 17. UPS のフロントカバーの取り付け方法
取り付け方法 外付けバッテリーモジュール
注記:外付けバッテリーモジュールをUPS に接続する際、少量のアーク放電が起こることがあり
ます。これは正常であり、人に損傷を与えることはありません。即座にしっかりと、外付けバッテリー
モジュールケーブルをUPS バッテリーコネクタへ挿入します。
オプションの外付けバッテリーモジュールの取り付け方法:
1 外付けバッテリーモジュールケーブルをUPS バッテリーコネクタへ差し込みます(図 18を
参照)。
図 18. 外付けバッテリーモジュール取り付け方法
インストール
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UPSを取り付けます。
UPSの取り付け方法:
1 Dell UPS制御ソフトウェアを使用する場合は、同梱のケーブルを使って、コンピューターを
USB ポートへ接続してください。通信オプションに関する詳細は、55 ページをご参照ください
。
2 お使いのラックに、接地用、あるいは非接地金属部品の接合用の導体がある場合は、接地ケ
ーブル(同梱されていません)を接地接合ネジに接続します。各型のグラウンドボンディン
グネジの箇所に関しましては、15 ページの「UPS 後方パネルの識別」をご参照ください。
3 エマージェンシーパワーオフ(切断)スイッチが局所コードにより必要となる場合は、
次のセクションの「リモートエマージェンシーパワーオフ(REPO )の取り付け方法」を参照
し、UPS に電源を入れる前に、REPO を取り付けてください。
4 保護する装置をUPS 出力レセプタクルに差し込みます。ただし保護装置の電源は入れないで
ください。
5 コードの固定や張力緩和に備え、必要に応じて用意します。
注記:
ください。
過負荷アラームを防ぐため、装置の定格の合計がUPS の容量を超えていないか確認して
リモートエマージェンシーパワーオフの取り付け方法
REPO は、遠隔地からUPS をシャットダウンするために使用されます。例えば、室内が温度過昇の
際、熱動継電器が負荷やUPS をシャットダウンする目的のために使われます。REPO がアクティブ
の際、UPS は出力やすべての電力変換装置を直ちにシャットダウンします。UPS のロジック電力
は、警告を送るために電源が入ったままになります。
REPO 機能は、保護している機器を直ちにシャットダウンし、パワーマネージメントソフトウェア
が始動した規則的なシャットダウン手順には従いません。パッテリー電力で作動している機器も
同様に、すぐにシャットダウンします。
REPO のスイッチがリセットされると、UPS が手動で再起動されるまで、機器は商用電力や
バッテリー電力に戻りません。
REPO の端子は、通常むき出しになっています。
警告:
によって、危険な電圧回路から分離されなければいけません。
注意:REPO は、回路に接続されたユティリティに接続してはいけません。ユティリティへの強化
絶縁が必要です。REPO スイッチには、最小定格である24 Vdc および20 mAがあり、その他の回路に
接合されていない専用のラッチタイプのスイッチでなければいけません。REPO 信号は、適切な
作動のために、最低250 ms 間アクティブである必要があります。
REPO の回路は、IEC 60950 安全特別低電圧(SELV )回路です。この回路は、強化絶縁
26
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インストール
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注意:UPS が作動モードの間に負荷への電力供給を停止するには、エマージェンシーパワーオフ
機能がアクティブの際、入力電源をUPS から切り離す必要があります。
注記:ヨーロッパの場合、非常スイッチの要件が以下に詳しく記されています: Harmonized document
HD-384-48. S1の「建物の電気インストール、パート4 : 安全性のための保護、第46 章:絶縁および
スイ ッチ」
REPO の接続
ワイヤーの機能 端子ワイヤーサイズ定格 推奨されるワイヤーのサイズ
REPO
L1
L2
4–.32 mm2(12–2 AWG) 0.82 mm2(18 AWG)
注記:UPSの作動を保つためには、ピンは開路させておいてください。REPOのコネクターピンが短絡
したためにUPS がシャットダウンした場合には、REPO のコネクターピンをもう一度開路させてUPS の再
起動を行い、手動でUPS の電源を入れてください。短絡ループ最大抵抗力は10 ohm です。
注記:不慮の負荷損を避けるため、重大な負荷を使用する前に、REPO 機能のテストを常に行って
ください。
ジャンパーは、インストール
されている場合には取り外し
ます
図19.REPO コネクタ
REPO スイッチの取り付け方法:
1 UPSの電源がオフで、電気プラグが抜かれているか確認します。
2 付属キットからREPO コネクタを取り出します。
注記:
取り付けられている場合は、REPO ポートに接続する前に取り外してください。
REPO コネクタに取り付けられているジャンパーがないことをご確認ください。ジャンパーが
3 REPOコネクタを、 UPSの後方パネル上に「 IN」と表示されている REPOポートに接続します。
4 オプション。 REPO機能を別の UPSに連結している場合は、一つのスイッチでシステム全体を
シャットダウンすることができます。
2 つ目のREPO コネクタを「OUT 」と表示されているREPO ポートに接続します。
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インストール
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注記:別に接触した場合は、接触と同時にUPS からのAC給電を遮断しなければなりません。
5 0.75 mm
スイ ッチまたは回路を接続します。
オプション。REPO機能を別のUPSに連結している場合は、「OUT」と表示されたREPOポート
を、次のUPS にある「IN 」と表示されたREPO ポートへ接続します。この手順を各UPS に応用
します。連結した最後のUPS において、REPO コネクタ(ジャンパーなし)を「OUT 」と表示さ
れたREPO ポートへ接続します。
6 外部に接続されたREPO スイッチがアクティブではなく、UPS 出力レセプタクルへ電力を供給
していないことをご確認ください。
7 配線接続型の場合は、次のセクションの「UPS 入力配線」に進んでください。それ以外の
場合は、 30ページの「 UPS初期起動」へ進んでください。
2–
.5 mm2(18–0 AWG) の絶縁電線を使い、 UPSのリヤパネル上にある REPOコネクタに
UPS 入力の配線
警告:電気設備の取り付けは、資格のあるサービス担当者(電気主任技術者など)に依頼して
ください。 感電の恐れがあります。
Dell オンライン式ラック型配線接続型は、以下の条件を満たす専用分岐回路が必要です:
S 短絡および過電流保護のための250V/30A の二極ブレーカー(3750W/230V UPS 型は25A )
S 保護装置は、UPS 出力および負荷間に、二極切断装置が必要です(図 20を参照)
S ブレーカーは、壁掛け式であり、操作員が容易にアクセスできる場所になくてはいけません
S ヨーロッパでは、ブレーカーは、IEC/EN 60934 基準を満たし、最低3mm の接続空隙がなくては
いけません
S 200–40 Vac
S 単相(4200W/208V 型は、分相)
S 50/60 ヘルツ
S 柔軟性のある金属製導管(修理および保守が容易に行えるため推薦)
28
|
インストール
Page 29
壁
二極ブレーカー
線
AC Mains
中性
図 20. ブレーカー略図
UPS
UPS入力の配線方法:
1 UPSを接続する分布点での外部電力をオフにします。電力が完全にないことを確認します。
2 端子台カバー(ネジ4 個)を取り外し、固定します。
図 21. 端子台カバーの取り外し方法
3 入力端子用のつまみを取り外します。
端子穴は、19.0 mm(3/4インチ)または25.4 mm(1インチ)のサイズに適応。
4 電線管から入力用電線を引き出し、約2 ft (0.5m) ほど入力用電線を電線管からむき出し
にしてください。柔軟性のある金属の接続金具を、導線の端に取り付けます。
インストール
|
29
Page 30
5 配線導入口から電線管を入れ、電線管付属品をパネルに取り付けます。各ワイヤーの末端
から0.5” (1.5 cm ) の絶縁をはぎ取ります。
6 図 22および表 1に従い、入力線およびアース線を端子台に取り付けてください。
図 22. UPS 入力端子台
表1.UPS 配線仕様
配線
機能
端子
位置
UPS のワイヤーの機能
ワイヤー端子
サイズ定格*
締める
トルク
入力
*最低5.26 mm 2(10 AWG) 75°C の銅線を使用してください。
1 入力端子
2 L2/中性 In
3 L1 In
5.26–16 mm
(10–6 AWG)
2
2.26 Nm (20 lb in)
7 端子台カバーを取り外します。
8 次のセクションの「UPS 初期起動」へ進みます。
UPSの初期起動
UPSの起動方法:
1 内蔵バッテリーが接続されていることをご確認ください。
2 オプションの外付けバッテリーモジュールがインストールされている場合、外付けバッテリー
モジュールがUPS に接続されていることをご確認ください。
3 すべての負荷セグメントのブレーカーがオンの位置にあるか確認してください。
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30
インストール
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4 3750W/208V 型用のみ。UPSへの電源入力には、最低30A の逆流過電流保護があるか確認して
ください。
UPSの電源コードを電源コンセントに差し込みます。
UPSの前方パネルのディスプレーが明るくなります。 Dell の起動画面が UPSステータス要約
画面に変わります。UPS の前方パネルのディスプレーは、点滅のスタンバイアイコンを示
しています。
5 配線接続入力型のみ。メインの商用ブレーカーのスイッチを入れます。
UPS の前方パネルのディスプレーが明るくなります。Dell の起動画面がUPS ステータス要約
画面に変わります。UPS の前方パネルのディスプレーは、点滅のスタンバイアイコンを示し
ています。
6 UPSの前方パネルにある ボタンを押します。
起動が完了すると、ステータスアイコンがUPS 作動モードに基づいた適切なアイコンに
変わります 3(37 ページの(0 "Table 2" ) を参照)。
7 アクティブになっているアラームや通知を確かめるには、UPS ステータス要約画面の
ボタンを押します。 続ける前に、アクティブになっているアラームを解消してください。
67 ページの「トラブルシューティング」をご参照ください。
アクティブになっているアラームがない場合は、「アクティブアラームなし」と表示
されたメッセージが現れます。
8 UPSが正常に作動し、負荷電力があることを示す「正常」アイコン が、 UPS のステータス
要約画面に現れていることをご確認ください( 3( 37 ページ)を参照)。
9 オプションの外付けバッテリーモジュールが取り付けられている場合は、「外付けバッテリー
モジュール用のUPS の設定方法(53 ページ)」をご参照ください。
10 その他の工場出荷時設定の変更は、32 ページの「操作方法」をご参照ください。
11 オプションのREPO を取り付けられている場合は、REPO 機能テストを行ってください:
REPO の外部スイッチを有効にします。UPS のディスプレーのステータスが変わったことを
ご確認ください。
REPO の外部スイッチを無効にし、UPS を再起動します。
注記:
Dell では、日付および時間の設定を推奨いたします。
注記:初起動では、UPSは、入力ライン周波数(入力周波数自動検出は初期設定では有効になって
います)に従い、システム周波数を設定します。初起動後は、出力周波数設定を手動で再び有効に
するまで、自動検出は無効です。
注記:初起動で、入力自動検出は、初期設定では有効です。次の起動後は、出力圧力設定が手動で
再び有効にするまで、自動検出は無効です。
注記:内蔵バッテリーは、4 時間以内で90% の容量まで充電されます。ただし、Dell では、取り付け
後、あるいは長期使用しなかった後は、48 時間、バッテリーを充電することを推奨いたします。
オプションの外付けバッテリーモジュールが取り付けられている場合は、 14 ( 66 ページ)に記載の
再充電時間をご参照ください。
インストール
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31
Page 32
操作
この章には、以下のUPS の使用方法に関する情報が含まれています:
S UPSの起動およびシャットダウン
S コントロールパネルおよび表示機能
S イベントログの読み込み
S UPSのモード間の移行
S 電力対策設定
S 過負荷の際における行動
S 負荷セグメント、バッテリー設定、および自動再起動の設定
UPS の起動およびシャットダウン
注記: ボタンは、UPS 出力のみをコントロールします。 ボタンは、UPSに接続されている機器
には影響を与えません。
UPS の起動およびシャットダウンを行うには、以下をご参照ください:
S 32ページの「 UPSの起動方法」
S 機器が最大効率で作動するよう、バッテリーは最低533年に1 度、交換してください
S 33ページの「 UPSのシャットダウン」
4
UPSの起動方法
以下の方法でUPS を起動します:
1 UPSの電源コードが差し込まれていることを確認します。
2 UPSが接続されている外部電源のスイッチを入れます。
UPS の前方パネルのディスプレーが明るくなります。Dell の起動画面がUPS ステータス要約
画面に変わります。UPS の前方パネルのディスプレーが「スタンドバイ」モードアイコンを
表示します。
3 UPSのフロントパネルにある ボタンを押します。
起動が完了すると、ステータスアイコンがUPS 作動モードに基づいた適切なアイコン
に変わります表 3(37 ページの(0 "Table 2" ) を参照)。
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32
操作
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4 アクティブになっているアラームや通知を確かめるには、UPS ステータス要約画面の
ボタンを押します。続ける前に、アクティブになっているアラームを解消してください。
67 ペ ージの「トラブルシューティング」をご参照ください。
アクティブになっているアラームがない場合は、「アクティブアラームなし」と表示
されたメッセージが現れます。
5 UPSが正常に作動し、負荷電力があることを示す「正常」アイコン が UPS のステータス
要約画面に現れていることをお確かめください。
バッテリーモードでのUPS の起動
注記:この機能を使用する前に、UPSを外部電力によって作動させて、最低一度は出力を有効に
しておいてください。
注記:起動の際は、外部電力は存在しません。
UPS をバッテリーモードで起動する方法:
1 UPSが警告音を発するまで、UPS のフロントパネルにある ボタンを押します。
UPSの前方パネルのディスプレーが明るくなり、 UPSが起動を開始します。
UPSは、スタンバイモードからバッテリーモードへ、周期的にモードの移行を繰り返しま
す。 バッテリーモードアイコン
の機器に電力を供給します。
注記:
2 アクティブになっている警告や通知を確認するには、 ボタンを押します。
ボタンを3秒以上押さない場合、UPS は負荷を供給しません。
がUPS ステータス要約画面に現れます。UPS が、お使い
外部電力がないことを示す「UPS バッテリーモード」通知は無視します。続ける前に、
アクティブになっているその他のアラームを解除します。67 ページの「トラブルシュー
ティング」をご参照ください。アラームを修正後、必要であれば再起動します。
および ボタンを3秒間同時に押すことで、バッテリーの始動(次の起動で外部電力を必要と
する)を防ぐことができます。バッテリー始動を無効にすることができます。44 ページの
「バッテリーモードによる始動の設定」をご参照ください。
UPS シャットダウン
以下の方法でUPSをシャットダウンします:
1 フロントパネルにある ボタンを3秒間押します。
UPS がピーという音を出し始めます。UPS がスタンバイモードに変わります。
注記:
2 UPSが接続されている外部電源のスイッチを切ります。
外部電力を取り外すと、その後UPSは10 秒以内に完全にシャットダウンします。
ボタンを押し3 秒以内に離すことで、UPS を最初の操作状態に戻すことができます。
操作
|
33
Page 34
コントロールパネルの機能
UPS には、ボタンを3 つ備えた液晶ディスプレーがあり、2 色のバックライトを発します。標準の
バックライトは、青の背景に白のテキストで、ディスプレーを明るくするのに使われます。UPS
に重要な警告がある場合、バックライトのテキストは濃い琥珀色に変わり、背景は琥珀色に変わ
ります。図 23を参照してください。
図23Dell オンライン式ラック型UPSコントロールパネル
コントロールパネルには3 つのボタンがあります:
S 上方または後方へスクロール
S 選択
S 下方または前方へスクロール
表2は、LCDコントロールボタンの機能を示しています。
表 2. コントロールボタン機能
コントロールボタン
34
順序 機能
1秒間以内押します 前のメニューにスクロールバックまたはスクロールアップします。
1秒間以上押します コマンドを始動、または設定を変更せずに、メニューの項目をひと
1秒間以内押します 変更するメニュー、またはオプションを選択します。
1秒間以上押します 編集した設定を保存します。
1秒間以内押します 次のメニューオプションへスクロールフォワード、または
両方のボタンを3秒間
押します
3つのすべてのボタン
を5秒間押します
|
操作
つ分戻します。
スクロールダウンします。
次の動力サイクルまで、一時的にバッテリーの起動機能を無効にし
ます。バッテリー始動が無効であることを示すブザーが1秒間ピー
という音を発します。
ショートカットを使い、初期言語を英語に設定します。ブザーが1
秒間ピーという音を発し、設定が英語に変更されたことを示し
ます。
Page 35
オプションの選択方法:
1 設定をスクロールする際、現在の設定が各選択で表示されます。
2 オプションを選択するには、 ボタンを押します。
選択した際、オプションの現在の設定が点滅します。
3 使用可能なオプションに切り替えるには、 または ボタンを使います。
4 もう一度 ボタンを1秒間押し続け、新しいオプションを設定します。
オプションが点滅を停止します。
言語の変更
言語選択は、ユーザー設定で選択することができます。利用可能な言語情報に関しましては、
表6(42ページ)をご参照ください。
ディスプレー機能
UPS は、前面パネルディスプレーによって、UPS それ自体、負荷ステータス、イベント、測定結果
、識別表示、設定などの便利な情報を提供します。
起動画面
起動中、Dell のロゴが初期画面に現れます。この起動画面は5秒間表示され、その後、初期画面で
あるUPS ステータス要約画面に変わります。
15 分間ボタンが押されず、ユーザーがその他の画面をロックしていないければ、ディスプレーは
自動的にUPS ステータス要約画面に戻ります。ステータス要約画面に戻ったら、
押し、メニュー選択へ戻ります。メインメニューからUPS ステータスを選択することで、
ステータス要約画面を含むUPS ステータスメニュー画面のすべてをスクロールすることができます。
ボタンを1秒間
|
操作
35
Page 36
画面のロック
画面をロックするには、 ボタンを押します。現在の表示がロックされ、中断時間後でも自動的
に初期画面に戻りません。画面がロックされている際、キーの画像が、UPS ステータス要約画面
のステータスアイコンの左側に現れます。 図 24を参照してください。
いずれかのボタンを押すことで、通常のボタン機能に戻り、画面のロックを解除し、ロックの
記号が消えます。
図 24. 画面のロック
同時のリアルタイムによるデータ更新がある画面のみが、ロック可能です。適用できる画面に
は、ステータス要約画面、測定画面、アクティブ警告、バッテリーステータス画面などが
あり ます。
UPS ステータス
UPS ステータスは、個々の画面で以下の情報を提供します:
S モードや負荷などのステータス要約
S 通知や警告がある場合は、それらのステータス
S 状態や充電レベルなどのバッテリーステータス
UPS ステータス要約画面の例は、表 3をご参照ください。各ステータス要約画面の上部右端にあ
るステータスアイコンは、UPS のステータスやモードを伝えます。
基本的な作動モードは以下の通りです:
S 正常モード
S 高性能モード
S バッテリーモード
S バイパスモード
S スタンバイモード
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36
操作
Page 37
表 3. ステータス要約画面
ステータス要約画面
説明
UPS の致命的故障
UPS が故障モードです。ステータスアイコンおよび背景が点滅します。
バッテリーモード
ステータスアイコンおよびアイコンの背景が点滅します。
警告音(0.5 秒間オン/4.5 秒間オフ)を発し、同時にバッテリーモードに切り
替わります。
外部電力が回復したら、バッテリーが再充電している間、UPS が「正常」
モード作動に変わります。
バイパスモード
スタティックバイパススイッチを通じて、UPS はバイパスモードで作動して
います。ステータスアイコンおよびアイコンの背景が点滅します。バッテリ
ーモードは使用することができません。
UPS 過負荷状態
ステータスアイコンおよびアイコンの背景が点滅します。
不良バッテリーを検出、またはバッテリーが切断
ステータスアイコンおよびアイコンの背景が下部にあるバッテリー記号の
外殻と共に点滅します。
UPS の一般的なアクティブ警告
ステータスアイコンおよびアイコンの背景が点滅します。
操作
|
37
Page 38
表 3. ステータス要約画面 (続く)
ステータス要約画面 説明
バッテリーテストステータス
UPS がバッテリーテストを行っている際のステータスです。
正常モード
外部電力からUPS が正常モードで作動しています。UPS が必要に応じバッテリ
ーを監視し、充電を行い、フィルター処理による電力を供給し、お使いの
機器を保護します。
高性能モード
UPS は高性能モードで作動しています。
コンバーターモード
UPS はコンバーターモードで作動しています。
スタンバイモード
UPS の電源がオフで、コンセントにつながったままの場合は、UPS はスタン
バイモードであり、外部電力が接続された機器に電力を提供します。UPS は負
荷に対応しませんが、コマンドによって負荷を受けることができる状態に
なります。
通知や警告がアクティブの場合のみ、通知および警告画面が表示されます。アクティブになって
いる通知や警告のそれぞれに対し個別の画面が存在します。アクティブになっている通知や警告
がない場合は、UPS ステータス要約画面およびバッテリーステータス画面の間の単独の画面に
「アクティブ警告なし」のメッセージが現れます。複数の通知や警告がある場合、通知や警告の
各画面をスクロールし、最初のバッテリーステータス画面に進みます。
注記:
38
イベントはステータス要約画面には表示されません。 イベントログでのみ表示されます。
|
操作
Page 39
表 4は、使用可能なバッテリーステータス画面を示しています。一回に使用できるバッテリース
テータスは1 つのみです。
表 4. バッテリーステータス画面
バッテリーステータス画面
バッテリー充電中 バッテリーは、定電流モードで充電されています。
バッテリー浮動充電中 バッテリーは、定電圧モードで充電されています。
バッテリー休止中 バッテリーは接続されていますが、充電、または放電されていません。
バッテリー放電中 バッテリーが放電しています。
バッテリー未接続 バッテリーが切断されているため、使用不可となっています。
充電器使用不可 バッテリーの充電器がオフになっています。設定メニューから、充電器設
説明
(これは、正常な充電サイクルの一貫です。)
定を行うことができます( 46 ページを参照)。
イベントログ
イベントログは、最高50 件のイベントを記録することができます。最新のイベントから始まる
イベント画面をスクロールすることができます。
注記:
日付の形式は、言語選択によって異なります。
各イベント画面の最初の列には、イベントが発生した日付(月月/日日/年年年年)および時間
(時時:分分:秒秒)が含まれます。2 番目の列には、イベントの種類やコードが含まれます。
イベントの説明は3番目の列から始まり、4 番目の列まで続きます。下部の右端にあるイベント
画面は、2 つの数字を表示します:イベントログの回数の総計に続き、イベントログの発生順序。
イベントログがない場合は、イベント画面で、「イベントログなし」と表示されます。
49 ページの「イベントログの読み込み」をご参照ください。
|
操作
39
Page 40
測定結果
測定結果画面により、以下の項目について便利な測定結果情報が提供されます。
S 出力ワットVA 、電流、力率、電圧、周波数
S 入力電圧および周波数
S バッテリー電圧および充電比率
S 残存する瞬時ヘッドルームワット数
S 最大ヘッドルームワット数(ピーク需要の際、負荷をサポートするのに利用可能な残存ワッ
ト数、ピーク需要の日付およびタイムスタンプを含む)
S 最大消費ワット数(UPS で必要な最大電力量、ピーク需要の日付およびタイムスタンプを含
む)
S 現在のキロワット時消費量(過去の時間で平均化されたUPS のキロワット時需要量)
S 累積キロワット時消費量(最後のリセット以降の総キロワット時使用量、日付およびタイム
スタンプを含む)
40
|
操作
Page 41
コントロール画面
表 5は、使用可能なコントロール画面を示しています。
表 5. コントロール画面
コントロール画面
バイパスへ移行 UPS システムが内部バイバスモードへ移行します。
バッテリーテスト バッテリーテストのスケジュール:はい | バッテリーテストをキャンセル:なし
リセットエラー状態 警告をリセット:はい | いいえ
負荷セグメント 負荷セグメント 1 :オン|オフ
初期設定に戻す 初期設定に戻す: はい | いいえ
説明
「バイパスモードへ移行」コマンドを送る際、メッセージは画面に即座に現
れ、5秒間で表示されます:手動バイバスコマンド。その後、オプションは「
正常モードへ移行」に変わります。
「バイパスモードへ移行」コマンドが出された場合、画面は5 秒間で「正常
モードコマンド送信済み」メッセージを直ちに表示します。その後、
オプションは「バイパスモードへ移行」に変わります。
バッテリーの手動テストを始めます。
62 ページの「バッテリーテストの実行方法」をご参照ください。
不良バッテリーを検出、またはDC バスOV /UV など、ラッチされた警告を手動
でクリア。
不良バッテリー警告もアクティブの場合は、バッテリーテストのステータスを
「テスト未実行」にリセットします。
負荷セグメント 2 :オン|オフ
このオン/オフコマンドは、自動開始遅延時間および自動バッテリー運転
シャットダウン設定によって行われる自動負荷セグメントオン/オフ制御を無効
にします。50 ページの「負荷セグメント設定」をご参照ください。
スタンバイモードでのみ使用可能。
初期設定に戻す方法:
S ユーザー設定できるEEPROM 設定のすべてを、工場出荷時設定に戻します
S 保留のオン/オフコマンドをすべてリセットします
S イベントログを削除し、すべてのタイムスタンプをリセットします
S バッテリーテストステータスをリセットします
S 自己診断テストを実行します
操作
|
41
Page 42
識別表示
識別表示画面は、以下のUPS 情報を表示します。
S 機種および型名
S 品番
S シリアル番号
S UPSファームウェア
S ネットワークマネージメントカードファームウェア
注記:ネットワークマネージメントカードがインストールされている場合のみ、
NMC ファームウェア画面が表示されます。 Dell
ネットワークマネージメントカード( 57 ページ)をご参照ください。
設定
使用することができるオプションのみが表示されます。
ユーザー設定は、初期設定では保護されていません。ユーザーパスワード設定を通じて、パス
ワードを有効にすることができます。
表 6はユーザーが変更できるオプションを表示しています。
表6.設定
説明
言語の変更 [英語] [フランス語] [ドイツ語] [スペイン語] [日本語]
ユーザーパスワード [有効] [無効]
警報音 [有効] [無効]
|
42
操作
使用できる設定 初期設定
[簡体字中国語] [ロシア語] [韓国語] [繁体字中国語]
有効の場合、初期設定のパスワードはUSER です。
注記:正しくないパスワードを入力すると、「パス
ワードが違います」と書かれたメッセージが現れま
す。いずれかのボタンを押し、バスワード画面に
戻り、パスワードを再度入力します。
注記:警報音を無効にした場合、直ちに反映され、
動力サイクルの後でも、無効のままとなります。
これは、ボタン押すことで、警報音が一時的に消音
になるミュート機能とは異なりますが、新しい警告
が引き起こされると、再び有効になります。
英語
無効
有効
Page 43
表6.設定(続く)
説明 初期設定 使用できる設定
日付/時間設定 月、日、年、時間、分、および秒を設定します
日付:月月/日日/年年年年
時間:時時:分分:秒秒
注記:日付の形式は、言語選択によって異なり
01/01/2009
12:00:00
ます。
注記:時間は24時間方式です。
シリアルポートによる制御
コマンド
[有効] [無効]
有効の場合、制御コマンドは、シリアルポート、
有効
USB ポート、またはオプションカードを通じた
コマンドです。
無効の場合、設定および負荷制御コマンドがLCD のみ
に制限されます。
出力電圧 [200V] [208V] [220V] [230V] [240V] [自動検出] 自動検出
出力周波数 [50Hz] [60Hz] [自動検出] 自動検出
過負荷警告レベル [10%] [20%] [30%]...[100%]
100%
100%の場合、UPSは負荷> 100%で出力過負荷警告を
出します。
注記:初期設定により、出力過負荷レベル1は100%
に設定され、LCD 設定メニューを通じて、10% 単位
で、10% から100% まで設定することができます。
これを行うことで、UPS が定格容量限界に達す
る前に、顧客へ警告を発することができます。
電力削減 [正常] [高性能] [コンバーター]
高性能
48 ページの「電力対策設定」をご参照ください。
自動開始遅延時間 [オフ] [0 秒] [1 秒] [2秒]...[32767 秒]
0秒
50ページの「負荷セグメント設定」をご参照
ください。
自動バッテリー運転シャット
ダウン
[オフ] [0秒] [1秒] [2 秒]...[32767 秒]
50 ページの「負荷セグメント設定」をご参照
オフ
ください。
操作
|
43
Page 44
表6.設定(続く)
説明 初期設定 使用できる設定
バッテリー運転開始 [有効] [無効]
注記:バッテリー運転開始は初期設定では無効にな
有効
っており、UPS が外部電力から電力供給を受け、
スタンバイモードになるまで、無効のままに
なります。UPS がいったん外部電力から起動すると、
バッテリー運転開始機能が自動的に有効になり
ます。ユーザーがこれを設定した後は、有効のまま
になります。
バッテリー節約モード [無効] [10%] [20%] [30%]...[100%]
無効
UPS がバッテリーモードで作動し、出力電力が選択し
たレベル以下の場合は、UPS の出力は5 分以内にオフ
になります。
バッテリー運転通知遅延時間 [0 ][1秒] [2秒]...[99秒]
0秒
UPSがバッテリーの放電を開始した後、特定の秒数内
で、「UPS バッテリーモード」通知を出します。
入力配線不具合警告 [有効] [無効] 低圧型では有効;
その他すべての型
は無効
バイパス圧力下限値 公称の[-6%] [-7%]...[-20%]
公称の-15%
測定されたバイパス圧力レベルが、公称出力圧力
(-15%)以下の場合、バイパス操作は、無効に
なります。
注記:バイパス制限設定は、バイバス圧力下限値設
定を無効にします。
バイパス圧力上限値 公称の[+6%] [+7%]...[+20%]
公称の+10%
測定されたバイパス圧力レベルが、公称出力圧力
(+10% )以上の場合、バイパス操作は、無効に
なります。
注記:バイパス制限設定は、バイバス圧力上限値設
定を無効にします。
44
|
操作
Page 45
表6.設定(続く)
説明 初期設定 使用できる設定
バイパス制限 [常時] [なし] [バイパス無効]
常時の場合は、バイパス操作は以下の際可能と
なります:
S バイパス圧力>バイバス圧力下限値に設定された
値
S バイパス圧力<バイバス圧力上限値に設定された
値
S バイパス周波数> (公称周波数 -3 Hz )
S バイパス周波数< (公称周波数 +3 Hz )
S 非同期移動が非同期移行用に設定された値によっ
て無効の際、インバーターはバイパスと同期化
します
「なし」の場合、バイパス操作は常に可能です;
圧力および周波数制限は使用されません。
バイパスが無効の場合、バイパス操作は禁止されて
います。
同期化ウィンドウ [同期無効] [±0.5 Hz ][±1.0 Hz][±1.5 Hz][±2.0 Hz][±2.5 Hz]
[±3.0 Hz ]
±3.0 Hz の場合、インバーター操作では、バイパス周
波数が公称出力周波数から3Hz以下の際、インバー
ターがバイパスと同期化します;それ以外は、イン
バーターは公称周波数に変わります。バイパスモー
ドでは、同期画面は常に±3 Hzです。
注記:同期無効状態では、バイパス操作が可能な場
合、バイパスモードで操作している際のみ、UPS は
同期化します。
非同期移動 [有効] [無効]
有効の場合、バイパスへの非同期移行が可能です。
無効の場合、バイパスへの非同期移行は不可です。
注記:バイパス制限設定は、非同期移行設定を無効
にします。
外付けバッテリーモジュール
(外付けバッテリーモジュール)
[0] [1]
「外付けバッテリーモジュール用のUPS の取り付け
方法」(53 ページ)をご参照ください。
常時
±3.0 Hz
有効
0
操作
|
45
Page 46
表6.設定(続く)
説明 初期設定 使用できる設定
充電器 [有効] [無効]
有効の場合、バッテリーは正常に充電されます。
無効の場合、バッテリー充電器の電源はオフに
なっています。
再起動に必要なバッテリー充
電度(% )
低バッテリー警告 [即時] [2 分] [3 分] [5 分]
自動バッテリーテスト [有効] [無効]
最大消費電力リセット [いいえ] [はい]
累積消費キロワット時リセ
ット
[0 %] [10%] [20%] [30%]...[100%]
有効の場合、バッテリー充電容量が選択したレベル
に達した際、自動再起動が実行されます。0 に設定
されている場合、機能は無効です。
値を選択した場合、バックアップ設定時間量(おお
よそ)がバッテリー内に残っている場合、低バッテ
リー警告が始動します。
即時の場合、「UPS パッテリーモード」通知と同時に
低バッテリー警告が有効になります。
54 ページの「自動バッテリーテストの実行」を
ご参照ください。
「いいえ」の場合、実行されません。
「はい」の場合、最大消費電力値は削除され、この
統計値の日付およびタイムスタンプは、現在の日付
および時間に設定されます。
[いいえ] [はい]
「いいえ」の場合、実行されません。
「はい」の場合、累積消費キロワット時の値は削除
され、この統計値の日付およびタイムスタンプは、
現在の日付および時間に設定されます。
有効
0%
3 分
有効
なし
なし
46
|
操作
Page 47
表6.設定(続く)
説明 初期設定 使用できる設定
最大ヘッドルームワットリセット[いいえ] [はい]
「いいえ」の場合、実行されません。
「はい」の場合、最大ヘッドルームワット値は削除
され、この統計値の日付およびタイムスタンプは、
現在の日付および時間に設定されます。
イベントログ削除
液晶ディスプレーのコントラスト[-5], [-4], [-3], [-2], [-1], [+0], [+1], [+2], [+3], [+4], [+5]
「イベント数総計」の後の数字は、現在
において保存しているイベントログの
総数を表示します。( )ボタンを1秒間押
し、イベントカウントをゼロにリセット
し、記録をクリアにします。
LCD コントラストは調整可能で、調整有効範囲は-5
から+5 までです。この範囲は、最大調整範囲であり、
コントロールパネルの画像表示でテキストと背景に
コントラストを与えることができます。
UPS のモード間の移行
型間の移行は次の通りです:
S 正常モードからバイパスモードへの移行
S バイパスモードから正常モードへの移行
なし
—
[+0]
正常モードからバイパスモードへの移行
正常モードからバイパスモードへの移行方法:
1 を1秒間押し、メインメニュー選択へ戻り、 ボタンを使ってコントロールメニューへ
スクロールダウンします。
2 ボタンを押し、コントロールメニューを表示します。
3 「バイパスモードへ移行」を選択します。
画面上のテキストが、「手動バイパスコマンド送信済み」に変わります。バイパスモード
アイコン
が点滅し、バイパスモードであることを示します。
操作
|
47
Page 48
バイパスモードから正常モードへの移行
バイパスモードから正常モードへの移行方法:
1 を1 秒間押し、メインメニュー選択へ戻り、 ボタンを使ってコントロールメニューへ
スクロールダウンします。
2 ボタンを押し、コントロールメニューを表示します。
3 「正常モードへ移行」を選択します。
画面上のテキストが、「正常コマンド送信済み」に変わります。正常モードアイコン
点滅し、正常モードであることを示します。
電力対策設定
高性能設定では、UPS はバイパスモードで正常に作動し、停電の際は、< 10 ms 以内にインバータ
へ転送し、外部電力の復旧後、1 分以内にバイパスモードへ戻ります。UPS がバイパスモードに
移行した際、バイパスモードアイコンボックスがUPS ステータス要約画面に現れます。
注記:
電力対策設定の方法:
1 ボタンを1秒間押し、メインメニュー選択へ進み、 ボタンを使って、設定メニューへ
スクロールダウンします。
2 ボタンを押し、設定メニューを表示します。
3 ボタンを使って、「電力対策」へスクロールし、 ボタンを押します。
選択した際、オプションの現在の設定が点滅します。
4 および ボタンを使って、高性能、正常、またはコンバータを選択します。
初期設定は「高性能」です。
5 ボタンを押し、確定します。
高性能操作は、安定電力の1 分後に使用することができます。
が
48
|
操作
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イベントログの読み込み
ディスプレーを通じてイベントログを読み込む方法:
1 ボタンを1秒間押し、メインメニュー選択へ進み、イベント ログメニューへ を使って
スクロールダウンします。
2 ボタンを押し、イベントログリストを表示します。
3 ボタン、または ボタンのどちらかを使用し、表示されたイベントや通知、警告を
スクロールします。
4 メインメニューに戻る場合は、 を1 秒間押します。 イベントログが表示されます。
5 ボタンを押します。UPS ステータス画面が表示されます。
過負荷の際における行動
UPS がどのように過負荷状態に対処しているかに関する説明につきましては、表 7をご参照
ください。
表 7. 過負荷における行動
過負荷
重度
レベル1 負荷100% か
レベル2 負荷102% か
レベル3 負荷>110% 直ちにバイパスモードへ移行
負荷レベル 外部電力モード
過負荷警告のみ、および負荷
ら101%
ら110%
無制限対応
12 秒(±1 秒)後、バイパス
モードへ移行
バイパスモードが使用不可の
場合、12 秒(±1 秒)後、故障
モードへ移行
バイバスモードが使用不可の
場合、300 ms から1 秒以内
に、故障モードへ移行
バイパス/高性能モ
ード
過負荷警告のみ、お
よび負荷無制限対応
2 分(±1 秒)以内に故
障モードへ移行
300 ms から1 秒以内
に、故障モードへ移
行
バッテリー運転
過負荷警告のみ、低
バッテリーシャット
ダウンレベルに達する
まで負荷対応
12 秒(±1 秒)後、ま
たは低バッテリー
シャットダウンレベル
に達するまで、故障
モードに移行
300 ms から1 秒以内
に、故障モードへ移行
操作
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49
Page 50
負荷セグメントの設定
負荷セグメントは、Dell UPS 制御ソフトウェアや、Dell ネットワークマネージメントカード、
あるいはLCD ディスプレーによって制御することができる一連のレセプタクルであり、お使いの
機器を順序正しくシャットダウンや起動を行います。例えば、停電の際、その他の機器の電源を
切っている間、機器の主な要素を作動することができます。この機能によって、バッテリー電力
を保存することができます。
各Dell オンライン式ラック型型には、設定可能な負荷セグメントが2 つあります。負荷セグ
メン トの箇所に関しましては、15 ページの「UPS 後方パネルの識別」をご参照ください。
パワーマネージメントソフトウェアで負荷セグメントを管理する場合は、パワーマネージ
メン
トソフトウェア取扱説明書で詳細をご確認ください(最新情報は、ソフトウェアCD 、または
www.dell.comを参照)。
ディスプレーを通じて負荷セグメントを管理
ディスプレーを通じて負荷セグメントを管理する方法:
1 を1 秒間押し、メインメニュー選択へ戻り、 ボタンを使ってコントロールメニューへ
スクロールダウンします。
2 ボタンを押し、コントロールメニューを表示します。
3 ボタンを使って、負荷セグメントへスクロールします。
4 ボタンを押します。
選択した際、オプションの現在の設定が点滅します。
5 ボタンおよび ボタンを使って、希望の負荷セグメントを選択します。
6 ボタンを使って、希望の負荷セグメントをオンまたはオフに設定します。
7 ボタンを押し、確定します。
8 該当する場合、その他の負荷セグメントを設定します。
|
50
操作
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自動開始遅延時間の設定
シャットダウンした場合、外部電力が復旧後、以下の方法で、負荷セグメントが自動的にオンに
なるよう設定することができます:
S ボタン
S 自動再起動オプションのある外部コマンド
S バッテリー不足電圧状態
S 自動バッテリー運転シャットダウンコマンド
各負荷セグメントに対する再起動遅延時間を指定することができます:即時再起動の場合は、ゼ
ロ秒を選択(0s は初期設定値)、特定の時間差の後に起動する場合は、1~32767 秒を選択、あるい
はオフを選択。
各負荷セグメントに対する再起動遅延時間の設定方法:
1 ボタンを1 秒間押し、メインメニュー選択へ進み、 ボタンを使って、設定メニューへ
スクロールダウンします。
2 ボタンを押し、設定メニューを表示します。
3 ボタンを使って、自動開始遅延時間へスクロールし、 ボタンを押します。
選択した際、オプションの現在の設定が点滅します。
4 ボタンおよび ボタンを使って、一つの負荷セグメントに対する再起動遅延時間を設定
します。
5 ボタンを押し、確定します。
6 該当する場合、その他の負荷セグメントに対する再起動遅延時間を設定します。
7 ボタンを押し、確定します。
注記:
セグメントに対するユーザー設定を無効にします。
コントロールメニューによって発行された負荷セグメントのオン/オフコマンドは、負荷
注記:単独の負荷セグメント遅延時間は、両方の出力に適用されます。ただし、セグメント1とセ
グメント2 を閉じる間に、追加で組み込まれた1秒間の時間差があります。「オン」コマンドが二つ
のセグメントに対し同時に発行された場合、この時間差は常に存在します。
操作
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51
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自動バッテリー運転シャットダウン設定
オフ(初期設定)に設定されている場合、 ボタン、外部コマンド、あるいはディスプレー
(コントロール>負荷セグメント)が手動でコマンドを出す際のみ、負荷セグメントはオフに
なります。
ゼロ秒(0s )に設定されている場合は、UPS バッテリーモードが有効の際、負荷セグメントは自動
的にオフになります。
値を選択している場合、UPS がバッテリーモードで作動している間、選択した遅延時間後、負荷
セグメントは自動的にオフになりますが、遅延時間に達する前に外部電力が復旧したら、
シャットダウンはキャンセルされます。
各負荷セグメントに対するシャットダウン時間の設定方法:
1 ボタンを1 秒間押し、メインメニュー選択へ進み、 ボタンを使って、設定メニューへ
スクロールダウンします。
2 ボタンを押し、設定メニューを表示します。
3 ボタンを使って、自動バッテリー運転シャットダウンオプションへスクロールし、 ボタ
ンを押します。
オプションが表示され、選択した際、現在の設定が点滅します。
4 ボタン、または ボタンを使って、一つの負荷セグメントに対するシャットダウン遅延
時間を設定します。
5 ボタンを押し、確定します。
6 該当する場合、その他の負荷セグメントに対するシャットダウン遅延時間を設定します。
7 ボタンを押し、確定します。
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52
操作
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バッテリー設定
自動バッテリーテストや自動再起動設定を実行するかどうかなど、取り付けた外付けバッテリー
モジュール用のUPS 設定を行います。
UPS の設定 外付けバッテリーモジュール
UPS が外付けバッテリーモジュールに設定されていない場合、UPS は、UPS のフロントパネル上や
リモートソフトウェアへ、バッテリー残存時間を報告します。
時期尚早に、シャットダウン警告を受ける場合もあります。
パワーマネージメントソフトウェアを使って最大バッテリーランタイムを確かめるには、外付け
バッテリーモジュールのUPS 設定を行います:
1 ボタンを1 秒間押し、メインメニュー選択へ進み、 ボタンを使って、設定メニューへ
スクロールダウンします。
2 ボタンを押し、設定メニューを表示します。
3 ボタンを使って、外付けバッテリーモジュールオプションへスクロールし、 ボタンを
押します。
バッテリー数値が点滅し始めます。
4 ボタン、および ボタンを使って、バッテリー数値を設定します。
設定
UPSのみ(内蔵バッテリー) 0(初期設定)
UPS + 1 外付けバッテリーモジュール 1
注記:ランタイムは、存在する負荷レベルや外付けバッテリーモジュールが設定されているかに
基づいて、自動的に調整することができます。
5 ボタンを押し、確定します。
設定
操作
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53
Page 54
自動バッテリーテストの実行
初期設定で有効である自動放電テストは、浮動モードから静止モードへの移行中に実行されます。
テストが完了したら、充電サイクルが再起動し、バッテリーを完全に充電し、その後正常に静止
モードへと進みます。自動テストは約3か月に1 回実行され、浮動モードから静止モードへの移行が
3回以上あるまでは再度実行されません。手動バッテリーテストが要求されたら、自動バッテリー
テストタイマーがリセットされるため、次の3 ヶ月間は実行されません。
自動バッテリーテストの実行方法:
S 自動バッテリーテスト設定で、実行する自動バッテリーテストを有効にしなければ
いけません。(次のセクション「自動バッテリーテストの設定」をご参照ください。)
S バッテリーを十分に充電しなければいけません。
S UPSは、アクティブな警告がない正常モードか高性能モードでなければいけません。
S 負荷は10% 以上でなければいけません。
自動バッテリーテストの設定
自動バッテリーテストの設定方法:
1 ボタンを1 秒間押し、メインメニュー選択へ進み、 ボタンを使って、設定メニューへ
スクロールダウンします。
2 ボタンを押し、設定メニューを表示します。
3 ボタンを使って、自動バッテリーテストオプションへスクロールし、 ボタンを押します。
オプションが点滅し始めます。
4 ボタン、または ボタンを使って、自動バッテリーテストを有効、または無効にするか
選択します。
5 ボタンを押し、確定します。
自動再起動の設定
バッテリー電力の消耗や、シャットダウン入力信号、あるいは自動シャットダウンコマンドが
原因で、出力が切れた後、外部電力が復帰したら、UPS は自動的に再起動します。
外部電力が復帰した際、「自動開始遅延時間」設定を使って、再起動遅延時間量に対し、負荷
セグメントを設定することができます。また、「バッテリーが〜% まで充電されたら再起動」
設定を使って、バッテリー充電レベルに従い、UPS 起動を設定することもできます。
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操作
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5
追加のUPS 機能
この章では、以下の事項について説明します:
S 通信ポート(RS-232 およびUSB )
S Dell ネットワークマネージメントカード
S Dell UPS制御ソフトウェア
RS-232およびUSB通信ポート
UPS とコンピューター間に通信を確立するには、適切な通信ケーブル(RS-232 ケーブルは同梱され
ていません)を使って、UPS の通信ポートの一つへコンピューターを接続します。通信ポートの
箇所に関しましては、15 ページの「UPS 後方パネルの識別」をご参照ください。
通信ケーブルを取り付けますと、パワーマネージメントソフトウェアは、UPS を使ってデータを
交換することができます。ソフトウェアは、電力環境のステータスにおける詳細を記録するため
にUPS をポーリングします。電源異常が起こった場合は、ソフトウェアはすべてのデータを保存
し、機器の電源を順序正しく切るよう伝えます。
RS-232 通信ポートのケーブルピンは、図 25に特定されており、ピンの機能は、表 8で説明されて
います。
図 25. RS-232 通信ポート(DB-9 コネクタ)
3
162 4 5
87 9
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追加のUPS 機能
55
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表8.RS-232 通信ポート ピン配列
ピン シグナル名 機能 UPS による指示
1 未使用 —
2 Tx 外部装置に転送 アウト
3 Rx 外部装置から受信 イン
4 未使用 —
5 GND シグナル共通(シャーシに直結) —
6 未使用 —
7 未使用 —
8 未使用 —
9 未使用 —
*未使用のピンは、すべての型において、取り付けられていない状態になっていなければいけません。
56
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追加のUPS 機能
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Dell ネットワークマネージメントカード(オプション)
Dell オンライン式ラック型UPS には、通信ベイが一つあり、オプションのDell
ネットワークマネージメントカードに対応しています。通信ベイの箇所に関しまし
ては、図 26をご参照ください。
通信カードを取り付ける前に、UPS をシャットダウンする必要はありません。
1 2つのネジで固定されたスロットカバーを取り外します。ネジを固定します。
2 通信カードをスロットへ挿入します。
3 両方のネジでカードを固定します。
図 26. Dell ネットワークマネージメントカード
Dell ネットワークマネージメントカードによる制御コマンドの無効方法の詳細に関しまして
は、43 ページの「シリアルポート設定による制御コマンド」をご参照ください。
詳細に関しましては、Dell
く ださい。
LANカードの転送速度は10/100 Mbpsです。
ネットワークマネージメントカード ユーザーガイド
追加のUPS 機能
をご参照
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Dell UPS 制御ソフトウェア
各Dell オンライン式ラック型UPS には、Dell UPS 制御ソフトウェアが同梱されています。
Dell UPS 制御ソフトウェアは、UPS 電力およびシステムデータや電力潮流の最新画像を表示
します。また、重要な電力事象を完全に記録することができ、重要なUPS 情報や電力情報について
通知します。 停電の際にDell オンライン式ラック型UPS バッテリーの電力が低下した場合、
UPS のシャットダウンが起こる前に、ソフトウェアが自動的にコンピュータシステムを
シャッ トダウンし、コンピューターのデータを守ります。
ソフトウェアによる制御コマンドの無効方法の詳細に関しましては、43 ページの「シリアル
ポート設定による制御コマンドのユーザー設定」をご参照ください。
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追加のUPS 機能
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6
UPSのメンテナンス
この章では以下の実行方法を説明しています:
S UPSおよびバッテリーの手入れ
S UPSの移動
S UPSおよびバッテリーの保管方法
S バッテリーのテスト方法
S UPSファームウェアの更新
UPS およびバッテリーの手入れ
最適な予防整備には、UPS 周辺をきれいにし、ほこりのない状態にしておいてください。周辺が
ほこりが多い場合は、システムの外側を掃除機で清掃してください。バッテリー寿命を保つ
た め、室温が25 C (77 ーF) の状態でUPS を保管してください。
注記:
年数は異なります。予想されている耐用年数以上使用した電池は、ランタイムが極端に減少すること
があります。機器が最大効率で作動するよう、バッテリーは最低5 年に1 度、交換してください。
UPS 内のバッテリーは、3 〜 5 年の耐用年数と評価されています。使用頻度や室温によって、耐用
UPS の移動
注記:移動する前に、UPS の内蔵バッテリーを切り離さなければいけませ。
注意:以下の事項は、バッテリーや必要とされる安全上の注意に関して知識のあるスタッフが
行うか、知識のあるスタッフが監視する必要があります。許可のないスタッフをバッテリーに近寄
らせないようにしてください。
UPS を移動する必要がある場合は、機器を移動する前に、バッテリーを切り離さなければいけま
せん(取り外す必要はありませn):
1 UPSの電源がオフで、電気プラグが抜かれているか確認します。
2 キャビネットの前方を自分の方に向け、UPS を安定した平らな場所に置きます。
UPSのメンテナンス
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3 UPSのフロントカバーを取り外します(図 27を参照)。
図 27. UPS のフロントカバーの取り外し方法
4 内蔵バッテリーのコネクタを外します(図 28を参照)。
図 28. 内蔵バッテリーのコネクタの取り外し方法
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UPSのメンテナンス
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5 UPSのフロントカバーを取り外します(図 29を参照)。
図29.UPS のフロントカバーの取り外し方法
UPS および電池の保管方法
UPS を長期間保管する場合は、UPS をコンセントに差し込み、6 ヵ月おきに電池の再充電を行って
ください。バッテリーは、約4 時間で、90% の容量まで充電されます。ただし、長期間の保管後
は、バッテリを48 時間充電することを推奨いたします。
発送用段ボールのラベルに記載された電池の再充電日をご確認ください。日付が過ぎていて、
電池の再充電がされていない場合は、UPS のご使用はおひかえください。顧客サービス担当者へ
お問い合わせください。
バッテリーの交換時期
ステータス要約画面に、「バッテリー修理」警告や、連続した警報音と共にUPS 故障アイコンが
表示されたら、バッテリーの交換が必要です。新しいバッテリーのご注文は、顧客サービス担当
者へお問い合わせください。
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UPSのメンテナンス
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バッテリーのテスト
バッテリーテストの実行方法:
S バッテリーを十分に充電しなければいけません。
S UPSは、アクティブな警告がない正常モードか高性能モードでなければいけません。
S 負荷は10% 以上でなければいけません。
バッテリーテストの実行方法:
1 UPSをコンセントに差し込み、最低 48時間バッテリー充電を行います。
2 を1 秒間押し、メインメニュー選択を表示し、 ボタンを使ってコントロールメニューへ
スクロールダウンします。
3 ボタンを押し、コントロールメニューを表示します。
4 ボタンを押し、「バッテリーテスト」オプションへスクロールします。
5 ボタンを押し、バッテリーテストを開始します。
バッテリーテスト中は、UPS はバッテリーモードに変わり、当初予想のランタイムの25% の
バッテリーを放電します。前方パネルは、「バッテリーテスト実行」およびテストが完了した
% を表示します。バッテリーテストの終了後、UPS のフロントパネルに結果が現れます。
UPS ファームウェアの更新
最新版でUPS ファームウェアを更新する場合は 、www.dell.comでアップデート情報をご確認
ください。 最新版のファームウェアやインストール用の説明書をダウンロード することがで
きます。
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UPSのメンテナンス
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仕様
この章では、以下の仕様について説明しています:
S 型リスト
S 寸法および重量
S 電気入力および出力
S 環境保護および安全性
S バッテリー
S UPSブロック表
表9. UPS型リスト
200V型 208V型 230V型
UPS 型 DellR4200OLHVUS (746FR) ,
4200W
3750R OL (K804N) , 3750W
4700R OL (J730N) , 4200W
7
3750R OL (H952N) , 3750W
4200R OL (K805N) , 4200W
外付けバッテリ
ーモジュール
(外付けバッテリ
ーモジュール)
表 10. 寸法および重量
UPS の寸法
(W ×H ×D )
重量 66.0 kg (145.5 ポンド) 53.0 kg (116.8 ポンド)
3750R および 4200R 外付けバッテリーモジュール (J739N)、192 Vdc/30A
UPS 型 外付けバッテリーモジュール 型
438.0× 171.5× 801.4 mm
(17.2”×6.8”×31.5” )-4U
438.0× 127.0× 735.0 mm
(17.2” ×5.0” ×29.0” )-3U
仕様
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表 11. 電気入力
200V 型 208V 型 230V 型
公称電圧 200–240V 200–220V 220–240V
電圧範囲(工業規格) 160–286V 自動検出 155–255V 自動検出 160–286V 自動検出
公称周波数 50/60 Hz 自動検出、±3 Hz
効率(ノーマル
モー ド)
ノイズフィルタリング フルタイムEMI/RFI フィルタリング
接続 3750W: 2m 、L6-30P
同梱の電源コード
4200W: 配線接続
表 12. 電気出力
200V 型 208V 型 230V 型
電力レベル(公称
入力時での定格)
電圧変動範囲
(ノーマルモード)
電圧変動範囲
(バッテリー
モード)、公称電
圧±5%
電圧波形 正弦波
出力レセプタクル 4200W:(6) IEC 320-C13;
IEC用は 10A、 UL用は 15A
(4) IEC 320-C19、 IEC用は 16A,
4200W 3750W
公称電圧の-6% から6 %
注記:自動検出入力圧力や顧客による設定によって変わります。
公称電圧の-6%から6 %
注記:自動検出入力圧力や顧客による設定によって変わります。
UL 用は20A
>95%
3750W: 2m 、L6-30P
同梱の電源コード
4200W: 配線接続
4200W
3750W: (2) L6-20R; 20A
(1) L6-30R、 30A
(2) IEC 320-C19、 20A
4200W: (2) L6-20R; 20A
(1) L6-30R、 30A
(4) IEC 320-C19、2 0A
3750W: 配線接続
4200W: 配線接続
3750W
4200W
3750W:(8) IEC 320-C13;
IEC用は 10A、 UL用は 15A
(2) IEC 320-C19、 IEC用は 16A
、 UL用は 20A
4200W:(6) IEC 320-C13;
IEC用は 10A、 UL用は 15A
(4) IEC 320-C19、 IEC用は 16A,
UL用は 20A
64
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仕様
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表 13. 環境保護および安全性
200V 型 208V 型 230V 型
操作温度 1,500メートル以下:0°C から 40°C (32°F から 104°F); UL 試験済み 25°C (77°F)
1,500 メートル以上:0°C から35°C (32°F から95°F)
輸送/保管温度 -15°C から 60°C (5°F から 140°F)
相対湿度 0–95% 結露なし
操作高度 海抜最高3,048 メートル(0–10,000 ft )
可聴ノイズ オンラインモード/バイパスモード(負荷75% 以下)で55 dBA 以下、室内温度
ファン速度 オフ:UPS がスタンバイモード、あるいは負荷がない際
低速度:負荷が80% の際
高速度:負荷が80% 、あるいはUPS がバッテリーモードの際
サージ抑制 ANSI/IEEE C62.41; 1991 カテゴリーB3
安全適合 UL 1778 第4版;
CSA C22.2, No. 107.3;
IEC/EN 62040-1-1;
IEC/EN 60950-1
安全マーク UL, cUL, CE, GS, GOST, BSMI,
S-MARK, KC, NRCS, C-tick
UL 1778 第4版;
CSA C22.2, No. 107.3
UL, cUL, VCCI UL, cUL, CE, GS, GOST, BSMI,
UL 1778 第4版;
CSA C22.2, No. 107.3;
IEC/EN 62040-1-1;
IEC/EN 60950-1
S-MARK, KC, NRCS, C-tick
EMC (クラス A ) IEC/EN 62040-2;
EN55022/CISPR22; ICES-003;
CNS14757-2; AS/NZS62040.2;
FCC Part 15; KN22; GB7260.2;
EN 55024/CISPR 24
FCC 第 15章、 ICES-003, VCCI IEC/EN 62040-2;
EN55022/CISPR22; ICES-003;
CNS14757-2; AS/NZS62040.2;
FCC Part 15; KN22; GB7260.2;
EN 55024/CISPR 24
仕様
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表 14. バッテリー
設定
3700W: (16) 12V, 7.2 Ah 内蔵バッテリー; (16) 12V, 7.2 Ah
外付けバッテリーモジュール
4200W: (16) 12V, 7.2 Ah 内蔵バッテリー; (16) 12V, 7.2 Ah
外付けバッテリーモジュール
バッテリーの種類 CSB GP1272 7.2 Ah or YUASA NP7-12 7Ah
電圧 3750W: 192 Vdc internal, 192 Vdc/30A 外付けバッテリーモジュール
4200W: 192 Vdc internal, 192 Vdc/30A 外付けバッテリーモジュール
ヒューズ UPS:(1) 30A ヒューズ
外付けバッテリーモジュール:(4) 30A ヒューズ
種類 密閉型、メンテナンス不要、弁制御式、鉛酸
充電 公称ラインで、90% の使用可能容量まで約4時間。追加の電力供給負荷なし
モニタリング 初期の不具合検知および警告用の高度なモニタリング
バッテリーランタイム* 3750W 内蔵バッテリー: 100%負荷で5分/50%負荷で21分
4200W 内蔵バッテリー: 100% 負荷で5分/50% 負荷で16 分
外付けバッテリーモジュール
1 個付属の3750W :100% 負荷で14 分/50% 負荷で43 分
外付けバッテリーモジュール
1 個付属の4200W :100% 負荷で11分/50% 負荷で35 分
*パッテリーランタイムは、おおよその時間であり、負荷設定やバッテリー充電によって異なります。
入力
フィルター
充電器
図 30. オンラインUPS ブロック図
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仕様
パイパス
AC/DC
ブースト
インバータ
DC/DC
バッテリー
DC/AC
出力
フィルター
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8
トラブルシューティング
Dell オンライン式ラック型UPS は、耐久性の高い自動操作を行えるよう設計されており、可能性
のある作動上の問題が起こった際はいつでも警告を出します。コントロールパネルが表示する警
告は通常、出力電力が影響を受けていることを意味しません。ユーザーに警告するための予防ア
ラームです。 警告ブザーとともに、アクティブ警告やアクティブ通知を発します。
警告の表示方法および状態
コントロールパネルは、以下の2 つのメインメニューからトラブルシューティング情報を表示します:
S UPSステータスメニュー:アクティブ警告のすべてを表示
S イベントログメニュー:アクティブおよび解決済みの警告を含む、50 件の最新イベントを表示
UPSステータスメニュー
UPSステータスメニューから、以下のトラブルシューティング情報の画面を表示することができます:
S ステータス要約画面:ステータス要約画面は、モードおよび負荷に関する情報を表示します。
重大な警告がある場合、ステータス要約画面は、正常状態である青の背景に白のテキストの
画面から、琥珀色の背景に濃い琥珀色のテキストの画面に変わります。
S 通知、または警告画面:各アクティブ通知、または警告に対し、個別の画面が現れます。
アクティブ警告や通知がない場合は、ディスプレーは「アクティブ警告なし」と表示されます
。
S バッテリーステータス画面:バッテリーステータス画面は、バッテリー充電モードや、
バッテリーが充電されたパーセンテージ、存在する負荷レベルでのランタイムを表示します。
注記:
パネルは自動的にアクティブ警告を表示します。
警告がアクティブの際、ユーザーが画面のロックを有効にしていなければ、コントロール
トラブルシューティング
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67
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UPSステータスメニューによるトラブルシューティング情報の表示方法:
1 ボタンを1秒間押し、メインメニュー選択へ進みます。
2 ボタンを押し、UPS ステータスメニューを表示します。
3 ボタンを押し、UPS ステータス要約画面を表示します。
UPS ステータス要約画面が、負荷情報を提供します。ステータスアイコンが、UPS 作動
モードを示します(表 3(37 ページ)を参照)。
4 ボタンを使って、アクティブ通知およびアクティブ警告画面をスクロールします。
5 すべての警告をスクロールした後、 ボタンを押し、バッテリーステータス画面を表示します。
イベントログメニュー
イベントログメニューから、イベントや通知、警告など、新しいイベントから古いイベントの順
で表示された最新の50 件のイベントを表示することができます。
イベントは、「時間設定完了」などステータス情報としてイベントログに記録された静止状態で
す。イベントは対処する必要がありません。
通知および警告は、イベントが発生した際の記録であり、該当する場合、削除された際の記録です。
S アクティブ通知などの通知は、イベントログに記録されます。「UPS パッテリーモード」な
どのアクティブ通知は、断続的なビープ音によってユーザーに知らせます。通知は通常、
対処する必要はありません。
S アクティブ警告などの警告は、イベントログに記録されます。アクティブ警告は、断続的な
ビープ音によってユーザーに知らせます。「出力過負荷」や「ヒートシンク温度過昇」など
がその例です。 アクティブ警告は対処する必要があります。
メインステータスメニューが初期設定において表示されます。イベントログメニューによる
トラブルシューティング情報の表示方法:
1 ボタンを1 秒間押し、メインメニュー選択へ進み、イベント ログメニューへ を使って
スクロールダウンします。
2 ボタンをクリックし、イベントログリストを表示します。
3 ボタン、または ボタンを使って、表示されたイベントや通知、警告をスクロールします。
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トラブルシューティング
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一般的な警告および状態
表 15は、一般的な警告および状態を示しています。
表 15. 一般的な警告および状態
警報音および状態
UPS は予想されたバック
アップ時間を表示しませ
ん。
UPS 出力レセプタクルに
は電力はありません。
UPS が起動しません。
( LCD がオフ。)
UPS は正常に作動する
が、保護している機器の
いくつか、またはすべて
の電源が入りません。
バッテリーテストが実行
しない、または中断して
しました。
UPS がバイパスモードに
移行しません。
UPS バイパスモード
(通知 169 )
継続的な警報音
手動バイパスモード
(通知 143 )
断続的な警報音
UPSバッテリーモード
(通知 168 )
断続的な警報音
可能性のある原因 行動
電池の充電または修理が
必要です。
UPS がスタンドバイ・
モードになっている。
電源が接続されて
いません。
機器が正しくUPS に接続
されていません。
54 ページの「自動バッテ
リーテストの実行」に
記載されている状態の一
つが存在していません。
バイパスのユティリティ
が有効ではありません。
バイパスモードを使用す
ることができません。
UPS がバイパスモードに
よって作動しています。
UPS は手動でバイパス
モードへ移行するよう操
作され、コマンドが出る
まで、バイパスモードの
ままになります。
停電が起こり、UPS は
バ
ッテリーモードになり
ます。
外部電力を用い、バッテリーを、48 時間、充電
してください。症状が変わらない場合は、顧客サー
ビス担当者までご連絡ください。
フロントパネルがUPS ステータス要約画面を表示す
るまで、オン/オフボタンを押し、接続された機器
に電力を供給してください。
電源の接続をご確認ください。また、バッテリー
が接続されているかご確認ください。
機器がUPS レセプタクルに接続されているかご確
認ください。また、負荷セグメントがオンに
なっているかご確認ください。
状態を解決し、テストを再度実行してください。
バイパスのユティリティをご確認ください。UPS
は、不安定、あるいは電圧低下状態のバイパス
外部電力を受けています。
バイパス設定が正しく設定されているかご確認
ください。42 ページの「設定」をご確認ください。
機器がバイパスの外部電力へ移行しました。バッテ
リーモードは使用不可となり、機器は保護されませ
んが、外部電力は引き続き受動的にUPS によって
フィルター処理されます。以下の警告の一つをご確
認ください:温度過昇、過負荷、またはUPS 故障。
なし。
UPS は、バッテリー電力で機器に電力を供給します
。機器の電源を切る準備を行ってください。
トラブルシューティング
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表 15. 一般的な警告および状態(続く)
警報音および状態 行動 可能性のある原因
バッテリー未接続
(通知 199 )
継続的な警報音
低バッテリー警告
(通知 56 )
継続的な警報音
シャットダウン処理開始
(通知 55 )
継続的な警報音
バッテリーテスト失敗
(通知 191 )
断続的な警報音
サービスバッテリー
(通知 149 )
継続的な警報音
ユティリティが存在しま
せん
(通知 59 )
断続的な警報音
バイパス使用不可
(通知 105 )
入力AC過電圧
(通知 6 )
断続的な警報音
UPS が内蔵バッテリーを
認識していません。
バッテリーの圧力が、こ
のUPS に定められている
バッテリー切断レベル以
下です。これは、ヒュー
ズ溶断、間欠的なバッテ
リー接続、あるいはバッ
テリーケーブルが接続さ
れていないことが原因で
ある可能性があります。
バッテリー残存時間やバ
ッテリー容量が、UPS に
定められた低バッテリー
警告レベル以下です。
UPS が突然に作動を停止
する状態になったため、
外部電力が復旧しなけれ
ば、追加の通知なく、外
部装置への通信が停止し
ます。
最後のバッテリーテスト
中に、消耗しているバッ
テリーを検出しました。
不良バッテリーを検出し
たため、充電器を使用す
ることはできません。
ユティリティレベルが「
ユーティリティが存在し
ません」基準点以下(一
般的には<25 〜50V )に下
がっています。
ユティリティが、UPS に
定められたバイパス限界
外です。
商用圧力が、最大作動
範囲を超えています。
症状が変わらない場合は、顧客サービス担当者ま
でご連絡ください。
すべてのバッテリーが正しく接続されているかご
確認ください。症状が変わらない場合は、
顧客サービス担当者までご連絡ください。
この警告はおおよその数字です。シャットダウン
までの実際の時間は、UPS の負荷や外付けバッテリー
モジュール(外付けバッテリーモジュール)有無に
よって異なります。
バッテリー残存時間がゼロに達した際、警告が出
されます。すべての接続装置は、すでにスムース
にシャットダウンしています。
これは警告通知です。Dell では、バッテリーを
すぐに交換することを推奨いたします。
顧客サービス担当者へお問い合わせください。
負荷に対応する場合、バッテリーモードへ移行
します。負荷に対応していない場合、電源が切れ
ます。
バイパス設定をご確認ください。42 ページの
「設定」をご確認ください。
負荷に対応している場合、UPS はバッテリー運転に
移行します。
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トラブルシューティング
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表 15. 一般的な警告および状態(続く)
警報音および状態 行動 可能性のある原因
入力AC電圧不足
(通知 7 )
断続的な警報音
入力過/不足周波数
(通知 8 )
断続的な警報音
入力配線に問題がありま
す
(通知 194 )
継続的な警報音
リモートエマージェンシ
ーパワーオフ
(通知 12 )
継続的な警報音
出力過負荷
(通知 25 )
継続的な警報音
出力過負荷レベル2
(通知 159 )
継続的な警報音
出力過負荷レベル3
(通知 162 )
継続的な警報音
バッテリーDC 過電圧
(通知 68 )
継続的な警報音
充電器故障
(通知 34 )
継続的な警報音
商用圧力が、最小作動
範囲以下です。
商用周波数が、使用可能
な周波数範囲外です。
対地電圧と中和電圧の差
が>15 Vの際、警告が発せ
られます。
UPS の後部にある外部接
触が、REPO 操作用に設定
されており、作動してい
ます。
負荷レベルが、レベル1
の過負荷状態に対し、設
定可能な限界値であるか
、限界値を超えています
。
負荷レベルが、UPS 定格
の>101% および<110%
です。
負荷が、UPS 定格の>
110% です。
バッテリーの圧力レベル
が最大許容限界を超えて
います。
バッテリーの充電器の
故障が検出されました。
負荷に対応している場合、UPS はバッテリー運転に
移行します。
負荷に対応している場合、UPS はバッテリー運転に
移行します。
資格ある電気技術者に入力配線を正しく直しても
らってください。UPS が中性線で配線されていない
場合、「サイト不具合」が設定メニューで無効に
なっていなければいけません(42 ページを
参 照)。
UPS は負荷の電源を切り、スタンバイモードに入
ります。詳細に関しましては、26 ページの「リモー
トエマージェンシーパワーオフの取り付け方法」
をご参照ください。
UPS は、この負荷レベルで、いつまでも負荷
をサポートすることができます。
負荷が設定点の5% 以下に下がった際、警告が
クリアします。
UPS から機器のいくつかを取り外します。UPS は引き
続き作動しますが、2 分以内に故障モードに移行しま
す。
負荷が設定点の5% 以下に下がった際、警告がク
リアします。
UPS から機器のいくつかを取り外します。UPS は引
き続き作動しますが、300 ms から1 秒以内に、故障
モードに移行します。
負荷が設定点の5% 以下に下がった際、警告がク
リアします。
次の動力サイクルまで、UPS は充電器の電源を切
ります。顧客サービス担当者へお問い合わせ
ください。
次の動力サイクルまで、UPS は充電器の電源を切
ります。顧客サービス担当者へお問い合わせ
ください。
トラブルシューティング
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表 15. 一般的な警告および状態(続く)
警報音および状態 行動 可能性のある原因
インバータAC 過電圧
(通知 0 )
継続的な警報音
インバータAC 電圧不足
(通知 1 )
継続的な警報音
整流装置入力過電流
(通知 26 )
継続的な警報音
インバータ出力過電流
(通知 27 )
継続的な警報音
DC リンク過電圧
(通知 28 )
継続的な警報音
DC リンク電圧不足
(通知 29 )
継続的な警報音
整流装置故障
(通知 30 )
継続的な警報音
インバータ不具合
(通知 31 )
継続的な警報音
致命的 EEPROM 不具合
(通知 53 )
継続的な警報音
UPS が異常なインバータ
ー過電圧レベルを検出
しました。
UPS が異常なインバータ
ー電圧不足レベルを検出
しました。
UPS は整流装置電流限界
を超えていることを検出
しました。
UPS はインバータ出力限
界を超えていることを
検出しました。
リンク、またはレールの
圧力が、上限値を超えて
います。
リンク、またはレールの
圧力が、下限値以下に
下がっています。
バイパスモードまたはコ
ンバータモードから回復
している最中に、UPS が
整流装置の故障を検出
しました。
バイパスモード、または
コンバータモードから回
復している最中に、UPS
がインバータ回路に故障
を検出しました。
装置の故障、あるいは不
適切なフラッシュのアッ
プグレードが原因で、
EEPROM データが破損して
い ます。
負荷をサポートしている場合は、UPS はバイパス
モードへ変わります。
負荷をサポートしている場合は、UPS はバイパス
モードへ変わります。
負荷をサポートしている場合は、UPS はバイパス
モードへ変わります。
負荷をサポートしている場合は、UPS はバイパスモ
ードへ変わります。
負荷をサポートしている場合は、UPS はバイパスモ
ードへ変わります。
負荷をサポートしている場合は、UPS はバイパスモ
ードへ変わります。
顧客サービス担当者へお問い合わせください。
顧客サービス担当者へお問い合わせください。
顧客サービス担当者へお問い合わせください。
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トラブルシューティング
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表 15. 一般的な警告および状態(続く)
警報音および状態 行動 可能性のある原因
出力短絡
(通知 58 )
継続的な警報音
ファン故障
(通知 193 )
継続的な警報音
UPS は、出力における異
常な低インピーダンスを
検出し、出力短絡と判断
しています。
UPS は、1 つまたは複数の
ファンが適切に作動して
いないことを検出しまし
た。
UPS が正常モードの場合、使用可能であればUPS は
バイパスモードへ変わり、それ以外の場合は、5 ラ
インサイクル後、UPS はシャットダウンします。
UPS がバッテリーモードの場合、5ラインサイクル
後、UPS はシャットダウンします。
これは警告のみです。直ちに顧客サービス担当者
へ連絡し、負荷を取り除いてください。
警報音の消音方法
コントロールパネルのいずれのボタンを押し、警報音を消音します。警告の状態を確認し、適切
な行動を実行し、状態を解決します。新たな警告がアクティブになった場合、警報音が再び有効
になり、前回の警報音のミュート機能を無効にします。
トラブルシューティング
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