Dell UPS 3750R User Manual [ja]

Download

Delltネットワークマネージメントカード

ユーザーガイド

www.dell.com | support.dell.com

1 はじめに

2入門

カードの開梱 3.................................................

インストール用チェックリスト 4.................................

カードの詳細 5.................................................

カードの初期設定 6.............................................

カードのインストール 7.........................................

カードの接続 8.................................................

カードの設定方法 9.............................................

DHCPサーバーを使ったネットワークの設定方法 11.................

DHCPサーバーを介さないネットワークの設定方法 12...............

設定のテスト 13.................................................

3 カードの設定方法

カードのウェブページの操作方法 16...............................

ログイン 17..................................................

ブラウザの動作の最適化 17.....................................

オンラインヘルプ 18...........................................

UPSの特性 19....................................................

UPS測定結果の詳細 20..........................................

UPSステータスアイコン 20......................................

UPSステータスリスト 24........................................

UPSステータス 25..............................................

現在の警告の表示 26...........................................

電力消費量の表示 29...........................................

UPSおよびカードの情報の表示 30................................

UPS制御 31......................................................

UPS週間スケジュールプログラミング 33............................

シャットダウンパラメータ 34.....................................

UPSシャットダウン（マスター） 35..............................

負荷セグメントのシャットダウン（グループ1およびグループ2） 35..

測定結果 36.....................................................

イベントログ 37.................................................

システムログ 38.................................................

通知 39.........................................................

Eメール通知 39................................................

Eメールメッセージ設定 41......................................

テキストメッセージの送信 42.....................................

ネットワーク設定 43.............................................

システム設定 45.................................................

通知アプリケーション 46.........................................

アクセス制御 48.................................................

日付および時間 50...............................................

4 MIBオブジェクト

IETF UPS MIB 53..................................................

Dell UPS MIB 58...................................................

製品識別グループ 58...........................................

製品ステータスグループ 59.....................................

製品物理的グループ 60.........................................

トラップ 63..................................................

5仕様

6 操作およびメンテナンス

シリアルケーブルピン配列 75.....................................

シリアル設定メニュー 75.........................................

オプション 1: Reset 76..........................................

オプション 2: Network Configuration 77...............................

オプション 3: Set Login Password to Default 79.........................

オプション 4: Return to Default Configuration 79.........................

カードのファームウェアのアップグレード 80.......................

7 シャットダウンの基準およびシーケンス

カードが制御するシャットダウン基準 83...........................

シャットダウンシーケンス 84.....................................

制御ソケット 84.................................................

iii

はじめに

Dell™ネットワークマネージメントカードは、Dell UPS制御ソフトウェアと連動し、標準的なウェブページやNetwork Time Protocol (NTP)サーバー、Secure Sockets Layer (SSL) セキュリティプロトコルを通じて、無停電電源装置 (UPS)を監視、管理、保護を行います。 Dellネットワークマネージメントカードは、同時に最大5つまでの接続ブラウザに対応し、SSL プロトコルの場合、最大3つまで対応します。

以下のオプションのいずれかを用いて、カードを設定することができます：

S ウェブブラウザ S ローカルシリアルリンク（ネットワークパラメータ） S Bootstrap Protocol/Dynamic Host Configuration Protocol (BOOTP/DHCP、ネットワークパラメータ）

また、Dellネットワークマネージメントカードには、以下の機能があります：

S 最大5つまでの接続ブラウザ（SSLの場合3つ）の同時シャットダウン S UPS警告に対応し、定期的なレポートを送信する自動Eメールメッセージ設定 S ウェブブラウザを用いたUPSオン/オフ制御 S インストールの順次的始動や、非優先システムのシャットダウンによるバックアップ時間の

最適化など、ウェブインターフェースを通じた負荷セグメントの調整および制御

S NTPサーバーを通じたデータおよび時間自動調整 S 暗号化パスワードによる保護 S 安全なSSL接続による保護 S 非揮発性メモリーのログストレージ S 以下の言語がご利用いただけます：

-英語

- フランス語

- スペイン語

- ドイツ語

- 簡体字中国語

- 日本語

- ロシア語

- 韓国語

- 繁体字中国語

S ヘルプ（英語のみ） S ネットワークを通じて更新されたカードファームウェア S RJ--45 ポートのオートネゴシエーションとの互換性を持つ10/100 MB

のファーストイーサーネット

S カードログのイベントおよび測定記録 S 直線状のCAT5 RJ--45ネットワークケーブルとカードの接続[最大カード距離は20メートル

(65フィート）]

S 簡単なインストール方法 Dellネットワークマネージメントカードは、UPSがオンラインで

、最高システム稼働率を維持している最中でもインストールを行うことができます。

S カードで使用可能なManagement Information Base (MIB) や Dell MIB（第4章の

「MIB Objects」（53ページ）を参照のこと）に準拠

入門

この章では以下を説明します：

S カードの開梱 S インストールに必要なチェックリスト項目 S カードポートおよびインジケータの識別 S カードの初期設定 S カードのインストールおよび接続 S DHCPサーバーを使ったネットワークの設定方法 S DHCP サーバを介さないネットワークの設定

カードの開梱

パッケージ内容の確認（図 1を参照）：

S Dellネットワークマネージメントカード S シリアルケーブル S セットアップ説明書 S 安全、環境、規則に関する情報

図1.Dellネットワークマネージメントカードの在中物

インストール用チェックリスト

1 以下の項目すべてが用意されているかご確認ください：

- Dellネットワークマネージメントカードの在中物

- Phillips

- イーサーネットケーブル

- 利用可能なシリアルポート（RS--232)

- HyperTerminal または同等する端末エミュレーションアプリケーション

- ウェブブラウザ（Internet Explorer

2 ローカルネットワーク管理者にカードのMACアドレスを提供：

- MAC アドレスポート: 

- MACアドレスは、カードの前面のラベルに記載されています（図 2を参照）。

スクリュードライバー

（Microsoft®Windows®に同梱）、

、または Mozilla®Firefox®推奨）

図2.MACアドレスのロケーション

MACアドレス

カードの詳細

図3.Dellネットワークマネージメントカードの詳細

表 1. インジケータの内容

イーサーネットポート (10/100BaseT)

ACT LED (緑)

100M LED (オレンジ)

設定ポート

UPS データLED (緑)

RS232 LED (オレンジ)

オフカードがネットワークに接続されていませんオンカードがネットワークに接続されていますが、アクティブで

はありません

点滅中カードが送信／受信していますオフポートは10 Mbits/sで動作していますオンポートは100 Mbits/sで動作しています

オフカードが起動中オンカードがUPSに通信中点滅中通常動作； UPS との通信が作動していますオフ通常動作；設定メニューが起動していませんオン設定メニューが起動しています

1. イーサーネットポート (10/100BaseT)

2. ACT LED (緑)

3. 100M LED (オレンジ)

4. 設定ポート

5. UPS データLED (緑)

6. RS232 LED (オレンジ)

カードの初期設定

表2に、Dellネットワークマネージメントカードのデフォルトパラめ-タが記載されています。

表 2. デフォルトパラメータ

機能オン

ネットワーク IPアドレス

システム UPS連絡

マネージャー表  内容無し最大50 アクセス管理ユーザー名

日付および時間日付および時間調整

シリアルリンク速度

パラメータ初期値可能値

サブネットマスクゲートウェイアドレス

BOOTP/DHCP

ファームウェアのアップロード

SMTPサーバー

UPS連絡

履歴ログインターバル環境ログインターバルデフォルト言語

パスワードコミュニティ名読み込みトラップポート

NTPサーバー

データビットストップビットパリティフロー制御

192.168.1.2

255.255.0.0

0.0.0.0

有効有効 SMTPサーバー

コンピュータールームマネージャー

コンピュータールーム

60秒 300秒

英語

管理者管理者パブリック

162

手動で同期化

NTPサーバー

9600 baud

なしなし

ネットワークIPアドレスネットワークIPアドレスネットワークIPアドレス有効/無効有効/無効最大49文字

最大49文字最大31文字

10 〜99999秒 10 〜99999秒

英語/フランス語/スペイン語/ドイツ語/簡体字中国語/日本語/ロシア語/韓国語/繁体字中国語

最大10文字最大10文字最大49文字設定不可 NTPサーバーを使って同期化/

手動で同期化最大49文字

設定不可設定不可設定不可設定不可設定不可

カードのインストール

Dellネットワークマネージメントカードは、UPSの電源を切ったリ、負荷の接続を切らずに、コミュニケーションベイが搭載されたDellUPSにインストールすることができます。

Dellネットワークマネージメントカードのインストール方法：

1 UPSからコミュニケーションベイのカバーを外します（図 4を参照）。

ネジを固定します。

図 4. カードのインストール

2 MACアドレスの記録がまだであれば、今後の参照として記録しておくと便利です

(4ページの「インストールチェックリスト」を参照）。

3 静電放電（ESD）を防ぐため、金属の表面に片方の手を置きます。

4 開放スロットにカードをスライドさせ、ステップ1で取り外したネジで固定します

（図 4を参照）。

5 次のセクション「カードの接続」へ進んでください。

カードの接続

コンピューターへのカードの接続方法および設定開始：

1 カードの「設定」ポートに、同梱の設定ケーブルRJ--45の末端を差し込みます。

（図 5を参照）。

ネットワークが接続されていない場合でも、「設定ポート」経由でカードパラメーター

注意:

を設定することができます。カードのイーサーネットポートは、設定には使用されません。

2 コンピューターのシリアルCOMポートに、シリアルケーブルの反対側の末端を差し込みま

す。

3 Dellネットワークマネージメントカードのイーサーポートに、動作中のイーサーネットケー

ブル（同梱されていません）を接続します。（図 5を参照）。

UPSデータLEDが一定の間隔で点滅し通常動作を示すまで約2分間お待ちください。

図 5. カードの接続

イーサーネットポート

設定ポート

コンピューター

イーサーネット

カードの設定方法

カードの設定方法：

1 シリアルケーブル（同梱されています）が、カードの設定ポートおよびコンピューターのC

OMポートに接続されているかご確認ください。

2 ターミナルエミュレーションプログラム（HyperTerminalなど）を開きます。

3 シリアル接続（COM1など）を選択します。

4 シリアルラインを、9600 baud、8databits、パリティなし、1 ストップビット、

フロー制御なしに設定します（図 6を参照）。

図 6. ポート設定の構成

5 UPSの電源が入っているかご確認ください。

初期化の処理が完了したら、パスワード図 7の入力の指示がでます。

------------------------------------------------------------End of Init, card is ready ... Enter password to activate Maintenance Menu :

Warning: for SMTP server resolution don't forget to set DNS File RAM0/ConfigurationData.xml created with 17096 bytes File FLASH0/ConfigurationData.xml written in Flash with 17096 bytes

-------------------------------------------------------------

図 7. カードの初期化

6 Adminを入力します。メインメニューが表示されます（図 8を参照）。

-------------------------------------------------------------

Dell Network Management Card

------------------------------------------------------------1:Reset 2 : Network configuration 3 : Set Login Password to Default 4 : Return to Default Configuration 0:Exit

-------------------------------------------------------------

図8.Dellネットワークマネージメントカードメインメニュー

DHCPサーバーを使ったネットワークの設定方法

初期設定により、カードは自動的にサーバーからIPパラメータを収集します。

カードがネットワークに接続されていない場合は、連続的に接続が試行されます。

注意:

接続された場合、LEDがステータスを表示します（表 1（5ページ）を参照）。

パラメーターの表示方法：

1 メインメニューから、2とタイプし、Enterを押します。ネットワーク設定メニューが表示さ

れます（図 9を参照）。

-------------------------------------------------------------

Network settings

------------------------------------------------------------1 : Read Network settings 2 : Modify Network settings 3 : Set Ethernet speed 0:Exit

-------------------------------------------------------------

図 9. ネットワーク設定メニュー

2 1とタイプし、Enterを押します。カードがサーバーによって供給された設定を表示します

（図 10を参照）。

-------------------------------------------------------------

Network configuration

------------------------------------------------------------MAC address : 00:22:19:FF:1C:07

Mode : DHCP IP address : 192.168.1.2 Subnet mask : 255.255.248.0 Gateway : 166.99.17.1

-------------------------------------------------------------

図 10. ネットワーク設定メニュー

3 IPアドレスを記録します。

4 終了するには、0とタイプし、Enterを押し、そして0とタイプし、Enterをもう一度押します。

カードが使用可能です。

DHCPサーバーを介さないネットワークの設定方法

手動によるネットワーク設定方法：

1 メインメニューから、2とタイプし、Enterを押します。ネットワーク設定を変更するには、

2とタイプし、Enterをもう一度押します。ネットワーク設定メニューが表示されます

（図 11を参照）。

-------------------------------------------------------------

Network settings

------------------------------------------------------------1 : Read Network settings 2 : Modify Network settings 3 : Set Ethernet speed 0:Exit

-------------------------------------------------------------

For each of the following questions, you can press <Return> to select the value shown in braces, or you can enter a new value.

Should this target obtain IP settings from the network?[N] N Static IP address [166.99.1.2]? 166.99.21.21 Static IP address is 166.99.21.21 Subnet Mask IP address [255.255.248.0]? 255.255.255.0 Subnet Mask IP address is 255.255.255.0 Gateway address IP address [166.99.17.1]? 166.99.17.1 Gateway address IP address is 166.99.17.1 Wait while your new configuration is saved. Reset the card to enable the new configuration.

図 11. ネットワーク設定の変更

2 説明書に従い、静的IPパラメータを入力します。

完了の文字が表示され、IPパラメータが保存されるまでお待ちください。

3 終了するには、0とタイプし、Enterを押します。

4 再起動するには、1とタイプし、Enterを押し、そして2とタイプし、Enterを押します。

カードは、新しいIP設定で約一分後再起動します。

設定のテスト

Dellネットワークマネージメントカードの作動の確認方法：

1 カードと同じサブネットに接続されたステーションからウェブブラウザを開きます。

2 アドレスバーにカードのIPアドレスを入力してください：ホームページが表示されます

（図 12を参照）。

図 12. ホームページ

管理者としてログインした場合、第3章の「カードの設定」（15ページ）に進み、追加設定オプションをご確認ください。

カードの設定方法

注意: カードの設定には、管理者としてログインしなければいけません。

この章では以下を説明します：

S カードのウェブページの操作方法 S UPSの特性を理解 S UPSパワーマネージメント S UPSの測定結果、イベントログ、システムログを理解 S Eメール通知の設定方法 S Simple Network Management Protocol (SNMP) オプションの設定およびSNMP NMS

からの管理方法

S アクセス制御の設定方法 S 日付および時間の設定方法

カードのウェブページの操作方法

図 13は、カードのウェブページのさまざまな分野や機能を表しています。また、「UPSの特性」ページは、ウェブインターフェースにログオンした後に表示されるホームページです。

内容依存のヘルプへのリンク

メニューバー

図 13. カードのウェブページの操作方法

ページの左側にあるメニューバーには、ステータス情報や設定オプションに関するカードの追加ページへのリンクが含まれます。メニューは拡張可能であり、折りたたむこともできます。

ログイン

初期設定では、ユーザー名およびパスワードは、adminです（図 14を参照）。

図 14. ログイン画面

ユーザー名欄およびパスワード欄は、最大10文字まで入力可能です。ユーザー名およびパスワードを入力後、5分間アクセス可能な状態となります。5分を過ぎたり、ブラウザをいったん閉じて再度開く場合、ユーザー名およびパスワードを再入力しなければいけません。

ユーザー名、またはパスワードの欄でのエラーにより、要求される動作（保存、ページのアクセス、カードの再起動など）が拒否されます。3回行ってもログインできない場合は、ブラウザを再起動しなければいけません。ユーザー名およびパスワードの欄は、完全な安全性を保証する、

MD5 タイプのアルゴリズムで暗号化されています。 Option3:SetLoginPasswordtoDefault（79ページ）を参照し、パスワードの再設定を行っ

てください。

ブラウザの動作の最適化

リアルタイムでUPSのステータス変更を確認するには、現在のページで全てのオブジェクトを自動的に更新するようブラウザを設定します。

例えば、Internet Explorerを使用している場合：

1 T ools > Internet Options > General > T emporary Internet files > Settings の順に進みます。 2 ページを表示するごとに確認するを選択します。 3 OKをクリックして設定画面を閉じ、もう一度OKをクリックし、インターネットオプショ

ン画面を閉じます。

オンラインヘルプ

現在のページに該当するヘルプ情報を開くには、ヘルプ（ページの上部右端）をクリックします (図 15を参照）。

オンラインヘルプは、英語のみとなります。

注意:

図 15. オンラインヘルプの例

UPSの特性

UPSのステータスに関する重要な情報は、「UPSの特性」ページ（図 16を参照）でご覧いただけます。このページは、10秒ごとに画面が自動更新されます。

「UPSの特性」ページは、UPS領域の画像や総称を表示しています。システムのロケーションの名称をつけるには、コンピュータルームでカスタマイズすることができます（45ページの「システム設定」を参照）。

UPSステータス

UPSステータスリスト UPSの作業モード略図

図16.UPSの特性ページ

UPS測定結果の詳細

UPS測定結果の詳細を表示するには、略図の上にカーソルを置きます（図 17を参照）。ノーマルモード、バッテリーモード、バイパスモードで測定が可能です。使用できる測定は、 UPS領域によって異なります。

UPS測定結果の詳細

図 17. UPS測定結果の詳細

UPSステータスアイコン

表3は、UPSのステータスアイコンを表示しています。

表3.UPSのステータスアイコン

アイコン

説明

通常動作。

アラーム存在。この要素は、警告ページへ直接リンクします。

UPSとの通信の喪失。

図表は、UPSの現在の作業モードの例を示しています（表 4を参照）。

UPSとの通信が喪失したら、すべての図表が灰色に表示されます。

注意:

表 4. 作業モード図表

作業モード

自動バイパス付きUPS

自動バイパスなしUPS

図表

表 5は、作業モードの図表に現れることができる要素をすべてを表示しています。

表 5. 図表要素種類

ACノーマル入力

要素説明

公差内

公差外

ACノーマルフロー

AC--DCコンバータ

バッテリー

バッテリー出力フロー

DC--ACコンバータ入力フロー

ノーマルACで動作するAC--DCコンバータノーマルACで動作しないAC--DCコンバータ

動作する

動作しない

内部故障

残量容量>ٛ50

残量容量<ٛ50

確認要バッテリー（バッテリーテスト結果）

バッテリーで動作するAC--DCコンバータバッテリーで動作しないAC--DCコンバータ

エネルギーフロー存在

エネルギーフローなし

表 5. 図表要素（続く）種類説明要素

DC--AC コンバータ

動作する

動作しない

内部故障

DC--AC コンバータ出力

ACバイパス入力

AC自動バイパスフロー

AC自動バイパスフローステータス

AC出力フロー

AC出力

エネルギーフロー存在エネルギーフローなし公差内

公差外

エネルギーフロー存在エネルギーフローなし動作する

動作しない

内部故障

エネルギーフロー存在エネルギーフローなし負荷保護

負荷未保護

UPSステータスリスト

UPSに関する具体的な情報を表示するには、UPSステータスリストから項目をお選びください (図 18を参照）。表 6は使用可能な項目を示しています。以下のセクションはリストの各項目に関する詳細を説明しています。

UPSステータスリスト

図 18. UPSステータスリスト（初期設定UPSステータスビューが表示）

表6.UPSステータスリスト

項目

UPSステータス (初期設定表示） UPSの電力ステータスに関する重要な情報を提供 UPSアラーム現在の警告リストを表示 UPSメトリックス消費量に関する情報を表示

お使いのUPSについてUPSやカードのモデルレンジやソフトウェアバージョンに関する情報を提供

説明

UPSステータス

UPSステータスビューは、電力や出力に関する以下の基本情報を表示します：

S 電源：電力が外部電力やUPSバッテリーから供給されているか表示。 S 出力負荷レベル：UPS出力で使用される電力のパーセンテージを表示。 S 出力：個々のUPS出力が保護されているかを表示

- マスター（UPS）：UPSメイン出力が保護されているかを表示：

- グループ1およびグループ2制御負荷セグメントが作動しているかを表示（表 7を参照）。

表7.UPS出力ステータス

要素

緑ソケット

赤ソケット

説明

作動ソケット

ソケットが作動していないか、保護されていません

S バッテリー負荷レベル：バッテリー残存容量（パーセント表示）。

バッテリー負荷レベルには、以下の追加情報が記載されています：

- 充電：外部電力が存在し、バッテリーの充電が進行中であることを示します。

- 放電：UPSがバッテリーモードで動作していることを示します。

- 故障：バッテリーが故障していることを示します。

S バックアップ残り時間：UPSシャットダウンの前に、バッテリーに残存する最大バックア

ップ時間の推。

S バッテリーステータス：UPSが実行した最後の自動バッテリーテストの結果。

可能値には以下の通りです：

- OK：テストが正常に終了。

- NOK：バッテリーの確認が必要。

- 無効：UPSで自動バッテリーテストが確認されませんでした。

現在の警告の表示

現在の警告をリスト表示するには、UPSステータスリストから、UPS警告を選択します (図 19を参照）。表 8は警告レベルを記載しています。表 9および表 10は、制御されたUPS およびシステム警告を表しています。

図19.UPS警告表示

表 8. 警告の種類

要素

レベル

クリティカル

警告

不明

表9.UPS警告

警告オン

バッテリーヒューズ溶断バッテリーヒューズ正常バッテリーなしバッテリー存在バッテリー温度異常バッテリー温度正常バッテリー充電器故障バッテリー充電器正常バッテリー故障バッテリー正常充電器最大電圧異常充電器電圧正常充電器最小電圧異常充電器電圧正常充電器温度異常充電器温度正常整流装置故障整流装置正常チョッパー故障チョッパー正常ノーマルAC周波数公差外ノーマルAC周波数正常ノーマルACヒューズ溶断ノーマルACヒューズ正常ノーマルACモジュール故障ノーマルACモジュール正常ノーマルACAC電圧公差外ノーマルAC電圧正常ノーマルAC不具合ノーマルAC正常入力配線に障害あり入力配線正常バイパスAC周波数公差外バイパスAC周波数正常バイパスAC位相公差外バイパスAC位相正常バイパスAC電圧公差外バイパスAC電圧正常自動バイパス異常自動バイパス正常自動バイパス過負荷自動バイパス負荷正常自動バイパス温度過昇自動バイパス温度正常自動バイパス熱的過負荷自動バイパス負荷正常ノーマルACスイッチ（Q1）開放ノーマルACスイッチ（Q1）閉鎖負DCバス過昇負DCバス正常正DCバス正常正DCバス正常負DCバス不足負DCバス正常正DCバス過昇正DCバス正常インバータ制限インバータ限界インバータヒューズ溶断入力ヒューズ正常インバータ不具合インバータ正常

警告オフ

表9.UPS警告（続く）

警告オン警告オフ

インバータ過負荷インバータ負荷正常インバータ温度過昇インバータ温度正常インバータ短絡インバータ正常インバータ熱的過負荷インバータ負荷正常負荷未保護-自動バイパスモード負荷保護-バイパスモードから復帰負荷短絡負荷正常負荷未作動負荷作動保護喪失保護正常緊急ボタンオン緊急ボタンオフファン故障ファン正常冗長紛失冗長正常バッテリーローバッテリー正常

UPS通信不可 UPS通信復旧 UPSデータベース使用不可 UPSデータベース正常 UPSバッテリーモード UPSノーマルACモード UPS内部故障 UPS正常 UPS過負荷 UPSが通常負荷に復帰 UPS温度過昇 UPS温度正常 UPS緊急シャットオフ UPS正常

表 10. システム警告

DellネットワークマネージメントカードスタートアップテストメールSUCCESSを送信テストメールERRORを送信 <受信者>へERRORを送信ファームウェアアップグレード済み sendTrap() ->ホストを検出できませんでした<ホスト名> <><ホスト名>へのSNMP 送信トラップ #番号エラー

電力消費量の表示

以下の電力消費量のレベルを表示するには、UPSステータスリストからUPSメトリクスを選択します：

S 最大消費：最後のリセット時以降の最後の最大消費量を表示。 S 累積消費：最後のリセット時以降の計算済み消費量を表示。 S 最大ヘッドルーム：最後のリセット時以降の最新の最大ヘッドルームを表示。リアルタイ

ムによるヘッドルーム値が図表に表示されます。

各パラメータのタイムスタンプをリセットすることができます（図 20を参照）。

図20.UPSメトリクス

UPSおよびカードの情報の表示

UPSおよびカードに関する情報を表示するには、UPSステータスリストからお使いのUPSに関してを選択します（図 21を参照）。

図 21. お使いのUPSに関して

UPS制御

UPS制御ページを開くには、メニューバーからUPS制御をクリックします（図 22を参照）。

図22.UPS制御ページ

「UPS制御」ページにより、UPSのメイン出力や制御ソケット用の起動およびシャットダウンシーケンスのトリガーが可能です。

各出力のステータスが、オフラベル（赤記号）やオンラベル（緑記号）に関連する記号で表示されます。

シャットダウンシーケンスにより、登録サーバーがデータを喪失せずにシャットダウンするための時間が与えられます（34ページの「シャットダウンパラメータ」を参照）。

マスターには、制御ソケット上に優先順位があります。「マスターのシャットダウン」によって、制御ソケットがシャットダウンします。マスターがオンになっている場合のみ、制御ソケットを始動することができます。

制御欄のリストは、実行のクリック後にのみ初期化される、以下に示すコマンドを表示します。コマンドは以下の通りです：

S 安全電力ダウン：即時にシーケンスを開始し、出力電力をオフにします。シャットダウン

シーケンスが作動中、コマンドが供給システムをシャットダウンし、その後出力をオフにします。

S 安全電力ダウン&再起動：即時にシーケンスを起動し、出力電力をオフにした後、出力電力

が復旧します。シャットダウンシーケンス中に電源システムをシャットダウンし、その後、出力をシャットダウンします。最後に、トグルの持続時間パラメータで指定された時間差の最後に、シーケンスの再起動を開始します。出力ステータスが更新されます。

S 即時オン：即時にシーケンスを開始し、出力電力をオンにします。出力に動力を再供給し、

システムを起動します。

S 時間差、安全電力ダウン：これは、安全電力ダウンコマンド用と同じスイッチオフシーケ

ンスですが、「時間差オフ」パラメータでプログラムされた秒数分だけおくれてオフになります。

S 時間差、安全電力ダウンと再起動：これは、安全電力ダウン&再起動コマンド用と同じス

イッチオフ/オンシーケンスですが、「時間差オフ」パラメータでプログラムされた秒数分だけ遅れてオフ/オンします。

S 時間差オン：これは、即時オンコマンド用と同じスイッチオンシーケンスですが、「時間

差オン」パラメータにプログラムされた秒数分だけ遅れてオンになります。

カードの「時間差オフ」、「トグルの持続時間」および「時間差オン」パラメータを保存するには、保存を選択します。

注意:

変更の保存やコマンドの実行を行うには、安全保護のため、管理者は保存をクリックし、

管理者ユーザー名およびパスワードを入力しなければいけません。初期設定のユーザー名およびパスワードは

adminです。

UPS週間スケジュールプログラミング

メニューバーから週間スケジュールをクリックし、特定の動作の週間スケジュールを設定します (図 23を参照）。

図 23. 週間スケジュールページ

注意: UPS設定はシャットダウを防止し、適切な作動からコマンドを再始動します。詳細に関しまし

ては、UPSユーザーマニュアルをご参照ください。

週間スケジュールによって、管理者が電力消費量を最適化したり、所定の時間に保護された機器の再起動をプログラムすることができます。

シャットダウンシーケンスでは、カードに接続したDell UPS制御ソフトウェアを通知し、 UPS出力がオフになる前に、各機器が正常にシャットダウンしているか確認します。一週間のうち最大7つまでのUPSシャットダウンシーケンスのプログラムが可能で、最小シャットダウン時差を30分に設定することができます。

オン／オフシーケンスは、カード時間が正確に設定されている場合のみ有効です。

注意:

変更の保存やコマンドの実行を行うには、安全保護のため、管理者は保存をクリックし、

管理者ユーザー名およびパスワードを入力しなければいけません。初期設定のユーザー名およびパスワードはadminです。

シャットダウンパラメータ

バッテリーモードのUPS動作パラメータを表示し、電力回復に設定するには、メニューバーからシャットダウンパラメータをクリックします（図 24を参照）。

図 24. シャットダウンパラメータページ（詳細パラメータ表示）

バッテリーの充電残存容量レベルのパーセンテージに関連する特定の基準値を調整するために追加パラメータを表示するには、詳細パラメータの表示をクリックします。

出力欄により、各ソケットに名称をつけることができます（最大20文字）。

メインソケットが優先されるため、メインソケットの電力がオフの際、カードは制御ソケットに電力を供給することはできません。

注意:

変更の保存やコマンドの実行を行うには、安全保護のため、管理者は保存をクリックし、

管理者ユーザー名およびパスワードを入力しなければいけません。初期設定のユーザー名およびパスワードは

adminです。

UPSシャットダウン（マスター）

残り時間が（0〜99999秒、初期設定による180）以下の場合は、最初のシャットダウン基準がシャットダウンシーケンスの再起動を開始します。この値は、シャットダウンシーケンスが開始する前の最小残存バックアップ時間です。

S バッテリー容量が（0〜100％）以下の場合：この値は、UPSのバッテリー容量以下になる

ことは不可であり、シャットダウンシーケンスが開始する前のバッテリーの最小残存容量レベルです。

S (0〜99999秒、初期設定では有効ではない）後、シャットダウン：この値は、シャットダウ

ンシーケンスが開始する前にバックアップに切り替わった後、ユーザーに残された作業時間（分）です。

S シャットダウン持続時間（初期設定で120秒）：この値は、バックアップタイムへの切替

(変更）がシャットダウンシーケンスを始動させるのに十分な時間な場合、システムの完全なシャットダウンに必要とされる時間です。最大の登録済みクライアントのシャットダウン持続時間で自動的に計算されますが、詳細モードで変更可能です。

S バッテリー容量が超えた場合：この値は、ユーティリティが復旧した後、UPSを再起動す

る前に到達する最小バッテリーレベルです。

負荷セグメントのシャットダウン（グループ1およびグループ2）

注意: UPSの中には、負荷セグメントの制御機能に対応していないものもあります。

操作時間およびバックアップモードレベルをプログラムし、停電の際の出力負荷制限を制御するには、以下のパラメータを設定します：

S (0〜99999秒、初期設定では65535秒）後、スイッチオフ：停電開始時から負荷セグメント

が供給される時間。

注意: 時間後スイッチオフ

には、負荷セグメントシャットダウン持続時間が含まれます。

S バッテリー容量が（初期設定では0）以下の場合、スイッチオフ：シャットダウン持続時

間が時間切れになる前にシャットダウンシーケンスを始動させることができる負荷セグメントのシャットダウンの追加条件。

S シャットダウン持続時間：負荷セグメントのシャットダウンシーケンスが開始した際に、

負荷セグメントによって供給されるシステムの完全なシャットダウンに必要とされる時間。

S (0〜99999秒、初期設定では65535秒）後、スイッチオン：主な出力の起動と、関連するプ

ログラム可能な負荷セグメントの起動との間の期間。従って、負荷セグメントの起動は、主な出力との関連で、時間差をもって開始します。

注意:

UPSの中には、このオプションに対応していないものもあります。

測定結果

単相UPSの測定結果を表示するには、メニューバーから測定結果をクリックします (図 25を参照）。

図 25. 測定結果ページ

以下の測定結果が保存され、タイムスタンプされます：

S AC適正電圧：UPSに供給する外部電力の電圧値 S AC適正周波数：UPSに供給する外部電力の周波数値 S AC出力電圧：UPSの出力電圧値 S AC出力： UPSの出力周波数の周波数値 S AC出力電力 (kVA)： UPSの出力電力値 S AC出力負荷レベル（%)：UPS出力における負荷のパーセンテージ値 S バッテリー容量（%)：バッテリーに残存する充電容量のパーセンテージ S パッテリー残存時間（分)：残存するバックアップ時間の推定

以上の値（初期設定では60秒）の保存周波数は、システムページで定められます（45ページの「システム設定」を参照）。約435回のタイムスタンプをカード上で保存することができます。システムがこの基準値を超えた際、最も古いタイムスタンプが自動的に削除されます。

ログの保存によって、カンマ区切りフォーマット（CSV)形式（Microsoft Excel 種のスプレッドシートに対応）で保存されたすべての値を開いたり保存することができます。

ログのクリアでは、すべての記録を削除することができます。ユーザー名およびパスワードを入力して、この動作を有効にします。

イベントログ

イベントログを表示するには、メニューバーからイベントログをクリックします (図 26を参照）。カードは、最高435件の最新イベントを保存することができます。この基準値を超えたら、新しいイベントが発生した際、システムは最も古いイベントを削除します。

イベントログの変更方法：

1 CSV形式で値を保存するには、ログの保存をクリックします。

2 すべての記録を削除するには、ログのクリアをクリックします。この処理を行うには、管

理者ユーザー名およびパスワードを入力しなければいけません。

制御警告リストに関しては、表 9および表 10（27ページより）を参照してください。

注意:

図 26. イベントログページ

システムログ

システムログを表示するには、メニューバーからシステムログをクリックします (図 27を参照）。カードは、最高435件の最新イベントを保存することができます。この基準値を超えたら、新しいイベントが発生した際、システムは最も古いイベントを削除します。

システムログの変更方法：

1 CSV形式で値を保存するには、ログの保存をクリックします。

2 すべての記録を削除するには、ログのクリアをクリックします。

この処理を行うには、管理者ユーザー名およびパスワードを入力しなければいけません。

制御警告リストに関しては、表 9および表 10（27ページより）を参照してください。

注意:

図 27. システムログページ

通知

Eメール通知

カードは、UPS警告がEメールサーバーに出力先を変更し、該当する受信者に情報を配信することができます。このEメールメッセージの形式は、テキストメッセージ送信用のショートメッセージサービス（SMS)標準を使用した携帯電話転送システムに対応しています。

Eメール受信者を設定するには、メニューバーからEメール通知をクリックします (図 28を参照）。

図 28. Eメール通知ページ

Eメール通知ページでは、受信者リストに、カードによるEメールメッセージを受信する受信者を最高4名まで設定することができます。各受信者は、ページの右側から選択された、特定のトリガーイベントに基づきEメールメッセージを受信します。またカードのログは、Eメール送信エラーを表示します。

各受信者は、以下のパラメータで設定されます：

S 受信者（最大99文字)：Eメールを受信する人物や部署のEメールアドレス。

初期設定は、各Eメールメッセージが送信されたrecipienttx@domain.comです。ファイルはCSV形式で送信されます。

S 添付ファイル：選択されたファイル（測定結果、イベントログ、システムログ、環境測定

結果）は、Eメールメッセージに添付されます。

S 定期的リポート：イベントが発生した際に送信されるEメールメッセージのほかに、特定の

間隔ごとに、3つのログファイルを添付した定期的なEメールメッセージを受信者に送信できます。最初の送信を設定するには、次の送信の日付、時間、頻度を設定します。この日付の後に、ページが次の送信の日付および時間を表示します。データはCSV形式で送信されます。

S Eメールメッセージ設定：メッセージ設定ページへアクセスします。 S ネットワーク設定：SMTPサーバー名を入力することができます（43ページの「ネットワー

ク設定」を参照）。

S テスト：Eメールメッセージを即時に受信者へ送信することができます。Eメール送信の確

認、特に、ネットワーク設定で設定されたSMTPサーバーへのアクセスを確認するには、この方法を用います（43ページの「ネットワーク設定」を参照）。送信レポートがシステムログに追加されます。件名およびメッセージのテキストにあるイベントラベルは、テストラベルに置き換えられます。ページへ変更を行う場合は、テスト機能を使う前に保存しなければいけません。

S 保存：すべての変更を保存します。

ページの右側は、通知を要求することができるイベントを表示します。初期設定では、バッテリー動作やUPS警告などの主なイベントのみ、アクセスすることができます。イベント表示／非表示が選択されたら、イベントがすべて現れます。初期設定では、イベントの二つのみが通知用に選択されます：進行中のUPSオフシーケンスおよびUPS警告。その他のイベントをクリックし、この事前選択を変更できます。初期設定をクリックし、初期設定の状態に戻すことができます。

変更の保存を行うには、安全保護のため、管理者は保存をクリックし、管理者ユーザー名およびパスワードを入力しなければいけません。初期設定では、ユーザー名およびパスワードは管理者です。

Eメールメッセージ設定

カードによるEメールメッセージの内容をカスタマイズするには、Eメールメッセージ設定ページを使用します（39ページの「Eメール通知」を参照）。図 29を参照のこと。

図 29. Eメールメッセージ設定ページ

Eメールメッセージのすべての受信者用の一般的な設定：

S 送信者（最大59文字）：メッセージのソースを識別します。初期値は、ups@domain.comで

す。この欄は自由にテキストを入力することができます。ただし、SMTPサーバー設定によって

は、送信者アドレスに含まれるドメイン名が存在し、送信者アドレスのユーザーがこのドメインに属しているかサーバーが確認することもあります。

S 件名：送信するEメールメッセージの件名を識別します。メッセージの件名を作成するには

、テキストを入力し、以下の選択式チェックボックスの中から選択します：

- UPS名はUPSの名称を特定します。

- UPSロケーションは、UPSの地理的な位置を特定します。(45ページの「システム設定」を参照）。

- イベントメッセージは、イベントが作成したEメールメッセージを特定します。

S メッセージエリア：最大255文字まで可能です。

(図 30に示すように、Eメールメッセージの本文には以下が含まれます：

- メッセージテキスト

- ログに保存されたイベントの日付および時間

- カードと直接のリンクを確立することができる、カードのURL

- Eメール受信者用に設定された添付ファイル

- 設定されていれば、件名のコピー

ups@domain.com

図 30. Eメールメッセージの例

テキストメッセージの送信

カードは、UPS警告をEメールサーバーに出力先を変更することができます。これらの

Eメールメッセージの形式は、Internet Service Provider (ISP)が使用する携帯電話Eメール/ SMS転送システムに対応しています。使用される形式は、サービスプロバイダーによって異なり

ます。

ネットワーク設定

カードのネットワークパラメータを設定し、埋め込みシステムのリモートアップグレードを許可するには、メニューバーからネットワークをクリックします（図 31を参照）。

図 31. ネットワーク設定ページ

設定可能なネットワーク設定は以下の通りです：

S IPアドレス：カードのIPアドレス（例：166.99.224.70）。 S サブネットマスク：お使いのネットワークのサブネットワークのマスク

（例：255.255.255.0）。

S ゲートウェイアドレス：カードのサブネットの領域外にあるステーションにアクセスする

ゲートウェイのIPアドレスを表します（例：166.99.224.1）。

S ホスト名：カードのホスト名。 DNSが使用するフルドメイン名の最初の部分。

カードはNetBIOS プロトコルに対応していないため、DHCP サーバーが新しいIP アドレスでホスト名を送信した場合のみ、ホスト名がDNSへ送信されます。この仕組みは、DNSプロトコルRFC2136の最新情報に記載されています。

S ドメイン名：カードが属するドメイン。ドメイン名は、ホスト名の後のフルドメイン名の部

分であり、DNSによって使用されます。フルドメイン名を構成する2つのパラメータの初期値： ups.domain.com。

S BootP/DHCP:カードが起動した際、BOOTP/DHCPサーバーを使ってネットワークパラメー

タの設定を許可（有効を選択）。サーバーを介したカード動作モード：各起動後、ネットワークパラメータの回復のために、

カードは5回試行します。サーバーからの返答がない場合は、最新の起動時の最後に保存されたパラメータで起動します。これらのパラメータがページ上に表示されます。このパラメータの初期値は有効です。

注意:

ホスト名が使用されていない場合、保護されるステーションにインストールされたクライアントとの接続を維持するため、DHCPサーバが供給したIPアドレスは、静的DHCP割り当てを通じて提供されなければいけません。

注意: 最初の接続の間、DHCPクエリーがうまく実行できない場合は、NMCが以下のIP設定から

開始します。 IPアドレス： 192.168.1.2 サブネットマスク： 255.255.255.0 ゲートウェイアドレス： 0.0.0.0

S ファームウェア更新：カードの埋め込みソフトウェアのリモートアップグレードを許可

(有効を選択）。このパラメータの初期値は有効です。

S プライマリDNSサーバー：IPアドレスへドメイン名を確実に変換するメインDNSサーバーの

IPアドレスを含みます。

S セカンダリDNSサーバー：プライマリDNSサーバーが使用不可の場合、IPアドレスへドメイ

ン名を確実に変換するセカンダリDNSサーバーのIPアドレスを含みます。

S SMTPサーバー（Eメール通知用）：Eメールメッセージ送信を行うのにカードが接続する

ローカルサーバーの名称、またはIPアドレスを含みます。欄には、ホスト＋ドメイン名（D NS解決）、または直接IPアドレスを入力することができます。

初期値は、smtpserverです。カードは、Eメールメッセージの送信に、標準ポート（25）を使用します。

S SMTPサーバー認証（オプション）：このオプションを選択するには、SMTPサーバーのユ

ーザー名およびパスワードを入力します。

変更の保存やコマンドの実行を行うには、安全保護のため、管理者は

ٛٛ

をクリックし、管理者ユーザー名およびパスワードを入力しなければいけません。初期設定のユーザー名およびパスワードはadminです。

これらのパラメータの変更後、カードを再起動します（次のセクション「システム設定」を参照）。

システム設定

「UPSの特性」ページに記載されている情報をカスタマイズするには、メニューバーからシステムをクリックします（19ページの「UPSの特性ページ」を参照）。システム設定ページが開きます（図 32を参照）。

図 32. システム設定ページ

システム設定には以下があります：

S UPS連絡：このテキスト欄は、最大49文字まで入力可能です。ITネットワークや電気的保守

におけるUPSネットワーク管理担当者名を入力します。この欄は、その他のウェブページには表示されません。初期設定では、値がコンピュータールームマネージャーです。

S UPSロケーション：インストールにおけるUPSの物理的な位置の説明（最高31文字まで）入

力してください（例：コンピュータールームE1--C06)。このテキストがホームページ上で表示されます。初期設定では、この値はコンピュータールームです。

S 初期設定言語：カードの接続時に、ブラウザの言語を初期設定可能。使用可能な言語を一

つ選択します（英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、簡体字中国語、日本語、ロシア語、韓国語、または繁体字中国語）。ウェブインターウェースページの言語を変更するには、変更後、ブラウザを再起動してください。

S ログ履歴間隔（秒）：測定結果保存期間。値は、5〜99999秒で、初期設定では、60秒

です。

S ログ環境間隔（秒）：温度および湿度測定結果保存期間。値は、60〜99999秒で、初期設定

では、300秒です。

S 保存：すべての変更を保存します。

S 通信リセットボタン：設定を変更せずに、カードの遠隔再起動を行います。この動作は、

ネットワーク設定ページで行った変更に対し要求されます。安全保護のため、この操作では、管理者ユーザー名およびパスワードを入力しなければいけません。

S ファクトリーリセットボタン：カードのすべてのパラメータの初期設定に戻します。 S TCP/IPパラメータ保管：IPアドレスやサブネットマスク、ゲートウェイ、BOOTP/DHCPを

保管するには、このオプションを選択してください。安全保護のため、この操作では、管理者ユーザー名およびパスワードを入力しなければいけません。初期設定では、ユーザー名およびパスワード名は管理者です。

通知アプリケーション

カードから通知を受信するよう設定されたネットワークマネージメントシステム（NMS）の変更を行ったり、NMSを通知アプリケーションに追加するには、通知アプリケーションページを使用します。

変更、または新しいNMSの追加方法：

1 メニューバーから通知アプリケーションを選択します。通知アプリケーションページが開

きます（図 33を参照）。

図 33. 通知アプリケーションページ

2 NMS追加またはNMS変更をクリックし、アプリケーション名やホスト名、IPアドレス、ト

ラップコミュニティ、影響度を入力することができる新しい画面を開きます。

初期設定では、値は1 - Warningです。

注意:

S NMS追加：通知アプリケーションリストのSNMPトラッブ受信者を追加します。

図 34を参照してください。

S NMS変更：SNMPトラップ受信者情報を変更します。

図 34. NMS追加ページ

アクセス制御

ブラウザやSNMPを使ってカードに安全にアクセスできるようにパラメータ各種を設定するには、メニューバーからアクセス制御をクリックします。

ログインがまだされていない場合は、このページのアクセス前に、

注意:

ユーザー名およびパスワードの入力の指示がでます。

注意: 設定の変更を行うには、カードを再起動してください。

図 35. アクセス制御ページ

設定可能なアクセス制御設定には以下があります：

S 新しいマネージャー用ユーザー名の入力：このテキスト欄（最大10文字まで）によって、

ページのアクセスや変更を安全に行うことができます。初期設定値は管理者です。

S 新しいパスワードの入力：このテキスト欄（最大10文字まで）によって、設定メニューペ

ージへ安全にアクセスすることができます。初期設定値は管理者です。

S 新しいパスワードの確認：新しいパスワードを再入力します。 S 現在の読み取り専用コミュニティ名：読み取り操作に使用される現在のSNMPコミュニテ

ィ名を表示します。

S 読み取り専用コミュニティの変更：このテキスト欄（最大49文字まで）によって、読み取

り操作に使用されるSNMPコミュニティ名を変更することができます。

S セキュリティモード：ページをアクセスするためのさまざまな認証方法を管理：

- 設定認証：設定ページのみが、ユーザー名およびパスワードで保護されています。

- 全認証：すべてのページがユーザー名およびパスワードで保護されています。

- SSL全認証すべてのページが、ユーザー名およびパスワードで保護されており、 SSLにおいてのみアクセス可能です。

SSL全認証が選択されている場合、ウェブインターフェースへのアクセスは、安全モード (https)で行われます。ネットワークシャットダウンモジュールの接続は、標準モード（安全T

CP)のままとなります。 SSL Security Implementation:

- SSL Version 3.0

- TLS Version 1.0

- Method: TLS_RSA_WITH_512_MD5

- Auth: RSA

- Key Exchange: RSA

- Encryption: RCA_512

- Digest MD5

S SNMP：このオプションにより、SNMP通信がを有効、または無効にすることができます。

S 保存：すべての変更を保存します。

日付および時間

時間設定ページから、カードの日付および時間を手動で設定したり、NTPサーバーと同一時刻に設定することができます（図 36を参照）。

図 36. 時間設定ページ

日付および時間の設定方法：

1 時間設定ページを開くには、メニューバーから時間をクリックします。

2 手動で日付および時間を設定するには、手動設定を選択し、日付および時間の欄に数値を

入力し、保存をクリックします。最大ドリフトは±2分／月です。

3 NTPサーバーと同一時刻にする場合は、NTPサーバーと同一時刻に設定を選択します。

このオプションを選択することで、車内のネットワークやウェブで使用できる時刻サーバーに接続することができます。このサーバーはGMT時間を交信します。

S 時刻サーバーのIPアドレス、またはホスト名を入力します。

S リストから地域エリアの時間帯を選択します。

S 保存をクリックし、サーバーに接続し、日付および時間を設定します。

時間変動を避けるため、5時間ごとに時刻が更新されます。2回行っても、NTPサーバーにアクセスできない場合は、カードが手動モードに変更します。カードはNTPプロトコル（UDP 123ポート）を使用します。イントラネット外のクエリーを送信するよう、ファイヤーウォールを設定しなければいけません。時刻サーバーとコンタクトできない場合は、エラーメッセージが発生します。

注意:

起動後、カードが手動モードの場合やNTPサーバーにアクセスすることができなかった場合

は、カードは00:0001/01/1970で初期化します。

注意: カードがタイムスタンプをサポートするUPS内にインストールされている場合は、

カードの時間は、自動的にUPSの時間と同一時刻に設定されています。

MIBオブジェクト

この章では、カードで使用可能なManagement Information Base (MIB)ファイルについて解説します。MIBは、通信ネットワークのデバイス上に存在する情報保存場所です。ネットワークマネージメントソフトウェアは、デバイスのMIBを使用し、デバイスを管理しています。ネットワーク上で管理可能なすべてのデバイスには、デバイスに関する情報をリスト表示する一つのファイル、または複数のファイルから成るMIBがあります。

個々のMIBオブジェクトへアクセスするには、Simple Network Management Protocol (SNMP) マネージメントソフトウェアが提供する設備を使用します。オブジェクトは、お使いのUPSに関して利用可能な情報を定めます。

警告除去などの具体的な状況が発生した場合、トラップを作成するようにデバイスを設定することができます。トラップは、発生を通知するよう、マネージメントステーションに送信されます。

この章には、各MIBファイルのMIBの定義に関する概要が含まれます：

S IETF UPS MIB

S Dell UPS MIB

S RFC 1213 UPS MIB II

IETF UPS MIB

表 11はIETF UPS MIB オブジェクトを一覧表示しています。 MIB OID（オブジェクト識別子）は、1.3.6.1.2.33ですすべての変数は、読み込み専用モードです。

表11. IETF UPS MIB オブジェクト

変数名および相対XMLオブジェクトパス

upsIdentManufacturer

UPS.PowerSummary.iManufacturer

upsIdentModel

UPS.PowerSummary.iModel

upsIdentUPSSoftwareVersion

UPS.PowerSummary.iVersion

upsIdentAgentSoftwareVersion

No Relative XML Object Path

upsBatteryStatus

UPS.PowerSummary.PresentStatus.BelowRemainingCapacityLimit

OID 変数の種類変数単位

1.1.1 文字列表示

1.1.2 文字列表示

1.1.3 文字列表示

1.1.4 文字列表示

1.2.1 整数

表11. IETF UPS MIB オブジェクト（続く）

変数名および相対XMLオブジェクトパス

upsSecondsOnBattery

UPS.PowerSummary.PresentStatus.Discharging

upsEstimatedMinutesRemaining

UPS.PowerSummary.RunTimeToEmpty

upsEstimatedChargeRemaining

UPS.PowerSummary.RemainingCapacity

upsBatteryVoltage

UPS.PowerSummary.Voltage

upsBatteryCurrent

UPS.PowerSummary.Current

upsBatteryTemperature

UPS.BatterySystem.Battery.Temperature

upsInputLineBads 1.3.1 カウンター

upsInputNumLines

No Relative XML Object Path

upsInputFrequency

UPS.PowerConverter.Input[1].Frequency

upsInputVoltage

UPS.PowerConverter.Input[1].Voltage

upsInputCurrent

UPS.PowerConverter.Input[1].Current

upsOutputSource 1.4.1 整数

upsOutputFrequency

UPS.PowerConverter.Output.Frequency

upsOuputNumLines

No Relative XML Object Path

upsOutputVoltage

UPS.PowerConverter.Output.Voltage

upsOutputCurrent

UPS.PowerConverter.Output.Current

upsOutputPower

UPS.PowerConverter.Output.ActivePower

upsOutputPercentLoad

UPS.PowerSummary.PercentLoad

1.2.2 整数秒

1.2.3 整数分

1.2.4 整数 %

1.2.5 整数 0.1V

1.2.6 整数 0.1A

1.2.7 整数 °C

1.3.2 整数

1.3.3.1.2 整数 0.1 Hz

1.3.3.1.3 整数 V

1.3.3.1.4 整数 0.1 A

1.4.2 整数 0.1 Hz

1.4.3 整数

1.4.4.1.2 整数 V

1.4.4.1.3 整数 0.1A

1.4.4.1.4 整数 W

1.4.4.1.5 整数 %

変数単位変数の種類OID

表11. IETF UPS MIB オブジェクト（続く）

変数名および相対XMLオブジェクトパス

upsBypassNumLines

No Relative XML Object Path

upsBypassVoltage

UPS.PowerConverter.Input[2].Voltage

upsBypassCurrent

UPS.PowerConverter.Input[2].Current

upsBypassPower 1.5.3.1.4 整数 W

upsAlarmsPresent

No Relative XML Object Path

upsAlarmTable

No Relative XML Object Path

upsAlarmBatteryBad

UPS.PowerSummary.PresentStatus.NeedReplacement

upsAlarmOnBattery

UPS.PowerSummary.PresentStatus.Discharging

upsAlarmLowBattery

UPS.PowerSummary.PresentStatus.BelowRemainingCapacityLimit

upsAlarmDepletedBattery

Relative XML Object Path not implementated

upsAlarmTempBad

UPS.PowerSummary.PresentStatus.OverTemperature

upsAlarmInputBad

UPS.PowerConverter.Input[1].PresentStatus.VoltageOutOfRange

upsAlarmOutputBad

Relative XML Object Path not implementated

upsAlarmOutputOverload

UPS.PowerSummary.PresentStatus.Overload

upsAlarmOnBypass

UPS.PowerConverter.Input[2].PresentStatus.Used

upsAlarmBypassBad

UPS.PowerConverter.Input[2].PresentStatus.Good

upsAlarmOutputOffAsRequested

Relative XML Object Path not implementated

1.5.2 整数

1.5.3.1.2 整数 V

1.5.3.1.3 整数 0.1A

1.6.1 ゲージ

1.6.3.1

1.6.3.2

1.6.3.3

1.6.3.4

1.6.3.5

1.6.3.6

1.6.3.7

1.6.3.8

1.6.3.9

1.6.3.10

1.6.3.11

変数単位変数の種類OID

表11. IETF UPS MIB オブジェクト（続く）

変数名および相対XMLオブジェクトパス

upsAlarmUpsOffAsRequested

Relative XML Object Path not implementated

upsAlarmChargerFailed

UPS.BatterySystem.Charger.PresentStatus.InternalFailure

upsAlarmUpsOutputOff

UPS.PowerSummary.PresentStatus.Good

upsAlarmUpsSystemOff

Relative XML Object Path not implementated

upsAlarmFanFailure

UPS.PowerSummary.PresentStatus.FanFailure

upsAlarmFuseFailure

UPS.BatterySystem.Battery.PresentStatus.FuseFault

UPS.PowerConverter.Input[1].PresentStatus.FuseFault

UPS.PowerConverter.Inverter.PresentStatus.FuseFault

upsAlarmGeneralFault

UPS.PowerSummary.PresentStatus.InternalFailure

upsAlarmDiagnosticTestFailed

Relative XML Object Path not implementated

upsAlarmCommunicationsLost

UPS.PowerSummary.PresentStatus.CommunicationLost

upsAlarmAwaitingPower

Relative XML Object Path not implementated

upsAlarmShutdownPending

UPS.PowerSummary.DelayBeforeShutdown

upsAlarmShutdownImminent

UPS.PowerSummary.PresentStatus.ShutdownImminent

upsTestResultsSummary

UPS.BatterySystem.Battery.Test

upsShutdownType

No Relative XML Object Path

upsShutdownAfterDelay

UPS.PowerSummary.DelayBeforeShutdown

upsStartupAfterDelay

UPS.PowerSummary.DelayBeforeStartup

変数単位変数の種類OID

1.6.3.12

1.6.3.13

1.6.3.14

1.6.3.15

1.6.3.16

1.6.3.17

1.6.3.18

1.6.3.19

1.6.3.20

1.6.3.21

1.6.3.22

1.6.3.23

1.7.3 整数 {1,2,3,4,5,6}

1.8.1 整数秒

1.8.2 整数秒

1.8.3 整数秒

表11. IETF UPS MIB オブジェクト（続く）

変数名および相対XMLオブジェクトパス

upsConfigInputVoltage

UPS.Flow[1].ConfigVoltage

upsConfigInputFreq

UPS.Flow[1].ConfigFrequency

upsConfigOutputVoltage

UPS.Flow[4].ConfigVoltage

upsConfigOutputFreq

UPS.Flow[4].ConfigFrequency

upsConfigOutputVA

UPS.Flow[4].ConfigApparentPower

upsConfigOutputPower

UPS.Flow[4].ConfigActivePower

upsConfigLowBattTime 1.9.7 整数分

upsConfigAudibleStatus

UPS.BatterySystem.Battery.AudibleAlarmControl

upsConfigLowVoltageTransferPoint

UPS.PowerConverter.Output.LowVoltageTransfer

upsConfigHighVoltageTransferPoint

UPS.PowerConverter.Output.HighVoltageTransfer

1.9.1 整数 V

1.9.2 整数 0.1 Hz

1.9.3 整数 V

1.9.4 整数 0.1 Hz

1.9.5 整数 VA

1.9.6 整数 W

1.9.8 整数

1.9.9 整数 V

1.9.10 整数 V

変数単位変数の種類OID

Dell UPS MIB

注意: すべてのUPS型がDell UPS MIBオブジェクトのすべてを実行するわけではありません。例えば、

バイパスオブジェクトは、個別のバイパスフィードとともに、大型のUPSによってのみ、サポートされています。

DellOIDは674です。Dell UPS MIBは、1.3.6.1.4.1.674.10902.2でのOIDで開始しなければいけません。

Dell UPS MIBは、以下のグループで構成されています：

S 製品識別 S 製品ステータス S 製品物理的

製品識別グループ

グループ名は、OID100グループで「ProductID」です。表 12を参照し、OID100グループ変数をご確認ください。

表 12. 製品識別変数

変数名および説明

productIDDisplayName

表示を目的とする当製品名

productIDDescription

下記などの当製品の簡単な説明：「クラスタ管理用ソフトウェア」

productIDVendor

製品の製造会社名

productIDVersion

当製品のバージョン

productIDBuildNumber

MIBを投入する製品のソフトウェアビルド番号

productIDURL

当デバイスを管理するウェブベースのアプリケーションのURLは、デバイスが提供するURLでなければいけません

productIDDeviceNetworkName

製品SNMPサービスをホストとする場合、オペレーティングシステムの具体的なコンピューター名

OID 変数の種類

1 文字列表示

2 文字列表示

3 文字列表示

4 文字列表示

5 文字列表示

6 文字列表示

7 文字列表示

製品ステータスグループ

グループ名は、OID110グループで「ProductStatus」です。表 13を参照し、OID110グループ変数をご確認ください。

表 13. 製品ステータスグループ変数

変数名および説明

productStatusGlobalStatus

製品の現在のステータス。これは、監視されたデバイスを含む、製品全体の統合です。ステータスは、このステー

タスが異常を示した際、詳細データを収集するSNMPモニターに指示を与えることを目的としています。

この変数は以下の値をとることができます：

S その他 S 不明

S OK S ノンクリティカル S クリティカル S 回復不可能

productStatusLastGlobalStatus

グローバルステータス変更トラップを作成するように指示を出した現在のステータスの前のステータス。

productStatusTimeStamp

SNMPジオメトリが変更、または属性データが大幅に更新された最後の時間。これは、MIBから入手したデータの更新をトリガーするマネージメントアプリケーションによって使用されます。

この時間は、関連するタイムスタンプとなります。例えば、値が更新される際のMIB II SysUpTimeの値。

productStatusGetTimeOut

製品SNMPサービスのポーリングを試行中にSNMPゲッターが待機する時間のミリ秒による推奨タイムアウト値。

productStatusRefreshRate

データをキャッシュしたSNMPサービスの更新中の秒率。

productStatusGeneratingTrapFlag

このSNMPサブエージェントがSNMPトラップの作成が可能、あるいは作成中であることを示しています。

この変数は以下の値をとることができます：

S 真 ‒ このサービスはトラップの送信が可能で、このMIBで表示されるデバイ

ス用に作成されるSNMPトラップの発信源であり、現在トラップを作成中です。

S 偽 ‒ このサービスはトラップの送信が不可であり、このMIBで表示されるデバイ

ス用に作成されるSNMPトラップの発信源ではありません。

S 使用不可 ‒ このサービスはトラップの送信が可能で、このMIBで表示されるデバイス

用のSNMPトラップの発信源ですが、現在トラップは使用することはできません。

OID 変数の種類

1 整数

2 整数

3 整数

4 整数

5 整数

6 整数

製品物理的グループ

グループ名は、OID120グループで「Physical」です。表 14を参照し、OID 120グループ変数をご確認ください。

表 14. 製品物理的グループ変数

数の種類

変数名、解説、およびXMLパス

physicalIdentFamilyName

UPS属名

UPS.PowerSummary.iProduct

physicalIdentSerialNumber

UPSシリアル番号

UPS.PowerSummary.iSerialNumber

physicalIdentConverterType

UPS型： Off Line / Line interactive On LineOn Line -- Unitary/ParallelOn Line -- Parallel with NSOn Line -- Hot Standby Redundancy （冗長UPSに設定）

UPS.PowerConverter.ConverterType

physicalOutputInstantHeadroom

これは、負荷前の現在における残存ワット容量です。（現在のワット数‐UPSのワット率＝ヘッドルームワット数）

UPS.PowerConverter.Output.RemainingActivePower

physicalOutputPeakHeadroom

この統計値が最後にリセットされた時以降、瞬間ヘッドルームワット数が設定された最低値を持つ統計値。

UPS.StatisticSystem.Output.Statistic[2].RemainingActivePower

physicalOutputPeakHeadroomTimestamp

最大ヘッドルームワット値が最後に更新された時刻および日付のスタンプ

UPS.StatisticSystem.Output.Statistic[2].Time

physicalOutputPeakConsumption

この統計値が最後にリセットされた時以降UPSが持つ最大RMSワット数の統計値

UPS.StatisticSystem.Output.Statistic[3].ActivePower

physicalOutputPeakConsumptionTimestamp

最大消費ワット値が最後に更新された時刻および日付のスタンプ

UPS.StatisticSystem.Output.Statistic[2].Time

OID

1.1 文字列

1.2 文字列

1.3 整数

2.1 整数ワット

2.2 整数ワット

2.3 整数タイムス

2.4 整数ワット

2.5 整数タイムス

位

変数単変

タンプ

表 14. 製品物理的グループ変数（続く）

変数名、解説、およびXMLパス

physicalOutputPresentConsumption

過去の時間のワット秒消費量を平均して求められる。最後の分で消費された平均ワット秒を保存するには、60語配列をお使いください。その後、60語配列に1時間分のデータを収集した後、これらの値を平均し、現在のキロワット時間消費メーターを入手してください。したがって、それぞれの分は、配列で最も古い値を更新し、再度平均し、メーターを更新します。

最低1時間のデータが蓄積されるまで、値は0です。

UPS.StatisticSystem.Output.Statistic[1].Energy / UPS.Statistic System.Output.Statistic[4].Interval

physicalOutputCumulativeConsumption

現在のキロワット時間消費メーターを一時間ごとに読み取り、このメーターの最後の値を追加することで生じる64ビットメーター値。LCDから、またはSHUTプロトコル経由でリセットされるまで、またはメーガーが回転するまで、値は蓄積されます。

UPS.StatisticSystem.Output.Statistic[4].Energy

physicalOutputCumulativeConsumptionTimestamp

このメーターが最後にリセットされた時間および日付のスタンプ

UPS.StatisticSystem.Output.Statistic[4].Time

physicalOutputVA

出力VA

UPS.PowerConverter.Output.ApparentPower

physicalRectifierPosVoltage

DCバス正電圧（二重変換モデルのみ）

UPS.PowerConverter.Rectifier.Phase[1].Voltage

physicalRectifierNegVoltage

DCバス負電圧（二重変換モデルのみ）

UPS.PowerConverter.Rectifier.Phase[2].Voltage

physicalUPSDateTime

日付および時間を表示するリアルタイム時計

UPS.PowerSummary.Time

physicalUPSAlarmsStatus

アクティブモードのトラップのリストこのリストは、ASCI形式でコード化され、各トラップ番号は、コンマで区切られています（例：1,5,23,77).

XML パス無

OID

数の種類

位

2.6 整数キロワッ

2.7 整数キロワッ

2.8 整数タイムス

2.9 整数 VA

3.1 整数ボルト

3.2 整数ボルト

4.1 整数タイムス

4.2 文字列

変数単変

ト時間

タンプ

表 14. 製品物理的グループ変数（続く）

変数名、解説、およびXMLパス

physicalBatteryABMStatus

高度バッテリー監視ステータス：

1: ABM 充電中 2: ABM 放電中 3: ABM 浮動充電中 4: ABM 休止中 5: ABM オフ

UPS.BatterySystem.Charger.Mode

physicalBatteryTestStatus

バッテリーテストステータス：

S 完了および合格 S 完了および警告 S 完了およびエラー S 中断 S 実行中 S 未実行 S スケジュール済み

UPS.BatterySystem.Battery.Test

physicalBatterySecondsRemaining

自動処理の保存機能によって計算されるバッテリーの残り時間。

UPS.PowerSummary.RunTimeToEmpty

physicalLoadSegment1ShutdownAfterDelay

負荷セグメント1がオフになるまでの残り秒数。シャットダウンのカウントダウンが実施されていない場合は-1。

UPS.OutletSystem.Outlet[2].DelayBeforeShutdown

physicalLoadSegment1StartupAfterDelay

負荷セグメント1がオンになるまでの残り秒数。カウントダウンの開始が実施されていない場合は-1。

UPS.OutletSystem.Outlet[2].DelayBeforeStartup

OID

数の種類

位

5.1 整数

5.2 整数

5.3 整数秒

6.1 整数秒

6.2 整数秒

変数単変

表 14. 製品物理的グループ変数（続く）

変数名、解説、およびXMLパス

physicalLoadSegment2ShutdownAfterDelay

負荷セグメント2がオフになるまでの残り秒数。シャットダウンのカウントダウンが実施されていない場合は-1。

UPS.OutletSystem.Outlet[3].DelayBeforeShutdown

physicalLoadSegment2StartupAfterDelay

負荷セグメント2がオンになるまでの残り秒数。カウントダウンの開始が実施されていない場合は-1。

UPS.OutletSystem.Outlet[3].DelayBeforeStartup

OID

数の種類

位

6.3 整数秒

6.4 整数秒

トラップ

トラップは、ステータス移行中（警告が表示、または非表示の際）に送信されます。トラップは以下の3つのレベルで構成され、フィルター処理が可能です：

S 情報 S 警告 S クリティカル

トラップOIDは以下の通りです： 1.3.6.1.4.1.674.10902.2.140 （表 15を参照）。

表 15. 製品物理的グループ変数

トラップ名、解説、相対XMLオブジェクトパス

trapInverterOverVoltage

インバータAC過電圧（2重変換モデルのみ適用）

UPS.PowerConverter.Inverter.PresentStatus.VoltageTooHigh = 1

trapInverterOverVoltageOk

インバーターAC過電圧正常

UPS.PowerConverter.Inverter.PresentStatus.VoltageTooHigh = 0

trapInverterUnderVoltage

インバータAC電圧不足（2重変換モデルのみ適用）

UPS.PowerConverter.Inverter.PresentStatus.VoltageTooLow = 1

trapInverterUnderVoltageOk

インバーターAC電圧不足正常

UPS.PowerConverter.Inverter.PresentStatus.VoltageTooLow = 0

トラップ

1 1

2 1

3 1

4 1

変数単変

トラップ

レベル

表 15. 製品物理的グループ変数（続く）

トラップ名、解説、相対XMLオブジェクトパス

trapBypassFrequencyOutOfRange

バイパス過／不足周波数

UPS.PowerConverter.Input[2].PresentStatus.FrequencyOutOfRange = 1

trapBypassFrequencyOutOfRangeOk

バイパス過／不足周波数正常

UPS.PowerConverter.Input[2].PresentStatus.FrequencyOutOfRange = 0

trapOnBuck

入力電圧抑制／入力電圧抑制器

UPS.PowerConverter.Input[1].PresentStatus.Buck = 1

trapReturnFromBuck

降圧モードから復帰

UPS.PowerConverter.Input[1].PresentStatus.Buck = 0

trapOnBoost

入力電圧昇圧／入力電圧ブースター

UPS.PowerConverter.Input[1].PresentStatus.Boost = 1

trapReturnFromBoost

昇圧モードから復帰

UPS.PowerConverter.Input[1].PresentStatus.Boost = 0

trapInputOverVoltage

入力AC過電圧

UPS.PowerConverter.Input[1].PresentStatus.VoltageTooHigh = 1

trapInputOverVoltageOk

入力AC過電圧正常

UPS.PowerConverter.Input[1].PresentStatus.VoltageTooHigh = 0

trapInputUnderVoltage

入力AC不足電圧

UPS.PowerConverter.Input[1].PresentStatus.VoltageTooLow = 1

trapInputUnderVoltageOk

入力AC不足電圧正常

UPS.PowerConverter.Input[1].PresentStatus.VoltageTooLow = 0

trapInputFrequencyOutOfRange

入力過／不足周波数

UPS.PowerConverter.Input[1].PresentStatus.FrequencyOutOfRange = 1

トラップ

5 1

6 1

7 1

8 1

9 1

10 1

11 1

12 1

13 1

14 1

15 1

トラップ

レベル

表 15. 製品物理的グループ変数（続く）

トラップ名、解説、相対XMLオブジェクトパス

trapInputFrequencyOutOfRangeOk

入力過／不足周波数正常

UPS.PowerConverter.Input[1].PresentStatus.FrequencyOutOfRange = 0

trapRemoteEmergencyPowerOff

リモートエマージェンシーパワーオフ

UPS.PowerSummary.PresentStatus.EmergencyStop = 1

trapReturnFromEmergencyPowerOff

リモートエマージェンシーパワーオフから復帰

UPS.PowerSummary.PresentStatus.EmergencyStop = 0

trapOutputOverload

出力過負荷

UPS.PowerSummary.PresentStatus.Overload = 1

trapOutputOverloadOk

出力過負荷正常

UPS.PowerSummary.PresentStatus.Overload = 0

trapLevel2Overload

レベル2過負荷

UPS.PowerConverter.Output.Overload[1].PresentStatus.OverThreshold = 1

trapLevel2OverloadOk

レベル2過負荷正常

UPS.PowerConverter.Output.Overload[1].PresentStatus.OverThreshold = 0

trapLevel3Overload

レベル3過負荷

UPS.PowerConverter.Output.Overload[2].PresentStatus.OverThreshold = 1

trapLevel3OverloadOk

レベル3過負荷正常

UPS.PowerConverter.Output.Overload[2].PresentStatus.OverThreshold = 0

trapPosDCLinkOverVoltage

正DCリンク過電圧（2重変換モデルのみ適用）

UPS.PowerConverter.Rectifier.PresentStatus.HighPositiveDCBusVoltage = 1

trapPosDCLinkOverVoltageOk

正DCリンク過電圧正常

UPS.PowerConverter.Rectifier.PresentStatus.HighPositiveDCBusVoltage = 0

トラップ

16 1

17 1

18 1

19 3

20 3

21 3

22 3

23 3

24 3

25 3

26 3

トラップ

レベル

表 15. 製品物理的グループ変数（続く）

トラップ名、解説、相対XMLオブジェクトパス

trapPosDCLinkUnderVoltage

正DCリンク不足電圧（2重変換モデルのみ適用）

UPS.PowerConverter.Rectifier.PresentStatus.LowPositiveDCBusVoltage = 1

trapPosDCLinkUnderVoltageOk

正DCリンク不足電圧正常

UPS.PowerConverter.Rectifier.PresentStatus.LowPositiveDCBusVoltage = 0

trapNegDCLinkOverVoltage

負DCリンク過電圧（2重変換モデルのみ適用）

UPS.PowerConverter.Rectifier.PresentStatus.HighNegativeDCBusVoltage = 1

trapNegDCLinkOverVoltageOk

負DCリンク過電圧正常

UPS.PowerConverter.Rectifier.PresentStatus.HighNegativeDCBusVoltage = 0

trapNegDCLinkUnderVoltage

負DCリンク不足電圧（2重変換モデルのみ適用）

UPS.PowerConverter.Rectifier.PresentStatus.LowNegativeDCBusVoltage = 1

trapNegDCLinkUnderVoltageOk

負DCリンク不足電圧正常

UPS.PowerConverter.Rectifier.PresentStatus.LowNegativeDCBusVoltage = 0

trapRectifierFault

整流装置故障（2重変換モデルのみ適用）

UPS.PowerConverter.Rectifier.PresentStatus.InternalFailure = 1

trapRectifierOk

整流装置正常

UPS.PowerConverter.Rectifier.PresentStatus.InternalFailure = 0

trapInverterFault

インバータ故障（2重変換モデルのみ適用）

UPS.PowerConverter.Inverter.PresentStatus.InternalFailure = 1

trapInverterOk

インバータ正常

UPS.PowerConverter.Inverter.PresentStatus.InternalFailure = 0

trapChargerFailure

充電器故障

UPS.BatterySystem.Charger.PresentStatus.InternalFailure = 1

トラップ

27 3

28 3

29 3

30 3

31 3

32 3

33 3

34 3

35 3

36 3

37 3

トラップ

レベル

表 15. 製品物理的グループ変数（続く）

トラップ名、解説、相対XMLオブジェクトパス

trapChargerOk

充電器正常

UPS.BatterySystem.Charger.PresentStatus.InternalFailure = 0

trapEepromFailure

EEPROM 異常

UPS.PowerSummary.PresentStatus.ConfigurationFailure = 1

trapEepromOk

EEPROM 正常

UPS.PowerSummary.PresentStatus.ConfigurationFailure = 0

trapShutdownImminent

シャットダウン処理開始

UPS.PowerSummary.PresentStatus.ShutdownImminent = 1

trapShutdownImminentOver

シャットダウン処理終了

UPS.PowerSummary.PresentStatus.ShutdownImminent = 0

trapBatteryLow

バッテリーロー

UPS.PowerSummary.PresentStatus.BelowRemainingCapacityLimit = 1

trapBatteryOk

バッテリー正常

UPS.PowerSummary.PresentStatus.BelowRemainingCapacityLimit = 0

trapOutputShortCircuit

出力短絡

UPS.PowerConverter.Output.PresentStatus.ShortCircuit = 1

trapOutputReturnFromShortCircuit

出力短絡から復帰

UPS.PowerConverter.Output.PresentStatus.ShortCircuit = 0

trapUtilityNotPresent

ユティリティが存在しません

UPS.PowerConverter.Input[1].PresentStatus.VoltageOutOfRange = 1

trapUtilityPresent

ユティリティが存在

UPS.PowerConverter.Input[1].PresentStatus.VoltageOutOfRange = 0

トラップ

38 3

39 3

40 3

41 1

42 1

43 3

44 3

45 3

46 3

47 1

48 1

トラップ

レベル

表 15. 製品物理的グループ変数（続く）

トラップ名、解説、相対XMLオブジェクトパス

trapBatteryOverVoltage

バッテリーDC過電圧

UPS.BatterySystem.Battery.PresentStatus.VoltageTooHigh = 1

trapBatteryOverVoltageOk

バッテリーDC過電圧正常

UPS.BatterySystem.Battery.PresentStatus.VoltageTooHigh = 0

trapHeatsinkOvertemperature

ヒートシンク過熱温度

UPS.PowerSummary.PresentStatus.OverTemperature = 1

trapHeatsinkOvertemperatureOk

ヒートシンク過熱温度正常

UPS.PowerSummary.PresentStatus.OverTemperature = 0

trapBypassNotAvailable

バイパス使用不可（2重変換モデルのみ適用）

UPS.PowerConverter.Input[2].PresentStatus.Good = 0

trapBypassNotAvailableOk

バイパス使用不可正常

UPS.PowerConverter.Input[2].PresentStatus.Good = 1

trapUPSOnBattery

UPSバッテリーモード

UPS.PowerConverter.Input[3].PresentStatus Used = 1

trapUPSReturnFromBattery

UPSバッテリーモードから復帰

UPS.PowerConverter.Input[3].PresentStatus Used = 0

trapUPSOnBypass

UPSバイパスモード（2重変換モデルのみ適用）

UPS.PowerConverter.Input[2].PresentStatus.Used = 1

trapUPSReturnFromBypass

UPSバイパスモードから復帰

UPS.PowerConverter.Input[2].PresentStatus.Used = 0

trapBatteryTestInProgress

バッテリー手動または自動テスト実行中

UPS.BatterySystem.Battery.Test = 5

トラップ

49 3

50 3

51 3

52 3

53 1

54 1

57 1

58 1

59 1

60 1

61 3

トラップ

レベル

表 15. 製品物理的グループ変数（続く）

トラップ名、解説、相対XMLオブジェクトパス

trapBatteryTestDone(physical BatteryTestStatus)

バッテリーテスト終了変数： physicalBatteryTestStatusUPS.BatterySystem.Battery.Test ? 5

trapBatteryNeedReplacement

バッテリーテスト失敗、バッテリー交換要

UPS.PowerSummary.PresentStatus.NeedReplacement = 1

trapBatteryReplacementDone

バッテリー交換完了

UPS.PowerSummary.PresentStatus.NeedReplacement = 0

trapFanFailure

ファン故障

UPS.PowerSummary.PresentStatus.FanFailure = 1

trapFanOk

ファン正常

UPS.PowerSummary.PresentStatus.FanFailure = 0

trapSiteWiringFault

入力配線に障害あり

UPS.PowerConverter.Input[1].PresentStatus.WiringFault = 1

trapSiteWiringOk

入力配線正常

UPS.PowerConverter.Input[1].PresentStatus.WiringFault = 0

trapBatteryDisconnected

バッテリー切断

UPS.BatterySystem.Battery.PresentStatus.Present = 0

trapBatteryConnected

バッテリー接続済み

UPS.BatterySystem.Battery.PresentStatus.Present = 1

trapUPSOff

UPSオフ

UPS.PowerSummary.PresentStatus.Good = 0

trapUPSOn

UPSオン

UPS.PowerSummary.PresentStatus.Good = 1

トラップ

62 3

63 3

64 3

65 3

66 3

67 3

68 3

69 3

70 3

71 2

72 2

トラップ

レベル

表 15. 製品物理的グループ変数（続く）

トラップ名、解説、相対XMLオブジェクトパス

trapDCLinkImbalance

DCリンクインバランス（2重変換モデルのみ適用）

UPS.PowerConverter.Rectifier.PresentStatus.DCBusUnbalanced = 1

trapDCLinkImbalanceOk

DCリンクインバランス正常

UPS.PowerConverter.Rectifier.PresentStatus.DCBusUnbalanced = 0

trapABMOn (physicalBatteryABMStatus)

ABM状態オン変数： physicalBatteryABMStatusUPS.BatterySystem.Charger.Mode ? 5

trapABMOff

ABMの状態オフ

UPS.BatterySystem.Charger.PresentStatus.Used = 0

trapLoadSegment1Off

負荷セグメント1オフ

UPS.BatterySystem.Charger.PresentStatus.Used = 0 AND UPS.BatterySystem.Charge.Mode=5

trapLoadSegment1On

負荷セグメント1オン

UPS.OutletSystem.Outlet[2].PresentStatus.SwitchOnOff = 1

trapLoadSegment2Off

負荷セグメント2オフ

UPS.OutletSystem.Outlet[3].PresentStatus.SwitchOnOff = 0

trapLoadSegment2On

負荷セグメント2オン

UPS.OutletSystem.Outlet[3].PresentStatus.SwitchOnOff = 1

trapInHighEfficiencyMode

高性能モード

UPS.PowerConverter.Input[5].PresentStatus.Used = 1

trapReturnFromHighEfficiencyMode

高性能モードから復帰

UPS.PowerConverter.Input[5].PresentStatus.Used = 0

trapRectifierOverload

整流装置入力過電流

UPS.PowerConverter.Rectifier.PresentStatus.OverLoad = 1

トラップ

73 1

74 1

79 2

80 2

81 1

82 1

83 1

84 1

85 3

86 3

87 3

トラップ

レベル

表 15. 製品物理的グループ変数（続く）

トラップ名、解説、相対XMLオブジェクトパス

trapRectifierOverloadOk

整流装置電流正常

UPS.PowerConverter.Rectifier.PresentStatus.OverLoad = 0

trapInverterOverload

インバータ出力過電流

UPS.PowerConverter.Inverter.PresentStatus.OverLoad = 1

trapInverterOverloadOk

インバーター出力電力正常

UPS.PowerConverter.Inverter.PresentStatus.OverLoad = 0

trapBypassVoltageOutOfRange

バイパスAC過／不足周波数

UPS.PowerConverter.Input[2].PresentStatus.VoltageOutOfRange = 1

trapBypassVoltageOutOfRangeOk

バイパスAC過／不足周波数正常

UPS.PowerConverter.Input[2].PresentStatus.VoltageOutOfRange = 0

trapServiceBattery

サービスバッテリー

UPS.BatterySystem.Charger.PresentStatus.Used = 0 AND UPS.BatterySystem.Charger.Mode = 4

トラップ

88 3

89 3

90 3

91 3

92 3

93 2

トラップ

レベル

仕様

表 16. 技術仕様書

ネットワーク接続 10/100BaseT RJ --45 ネットワークコネクタ UPSプロトコル Dell UPS 専用プロトコルネットワークプロトコル

(制限なし）

サポートされたSNMP MIB DellUPS MIB

操作温度 0 °C 〜 40 °C (32 °F 〜 104 °F) 保管温度 -15 °C 〜 60 °C (5 °F 〜 140 °F) 周囲湿度結露なしで最大90% RH 電力消費最大1.5ワット寸法（縦 x 幅 x 高さ） 132 mm×66 mm×42 mm

重量 70g (2.5 oz)

EMC Statements ATI の安全性： IEC/EN 60950--1 2002

ROHS 100％準拠

DHCP

DNS

HTTP/HTTPS

NTP

SMTP

SNMP v1

TCP/IP

IETF UPS MIB

RFC 1213 MIB II

(5.2” ×2.6”×1.6”)

UPSの安全性： IEC/EN 62040--1--1

EMC: EN 61000--6 --2 (2002), EN 61000 --6--3 (2002),

IEC/EN 62040--2 (2002)/C1/C2

欧州指針：

低電圧： 2006/95/EC

EMC: 2004/108/EC

操作およびメンテナンス

この章では以下を説明します：

S シリアルケーブルピン配列 S シリアル設定詳細メニュー S ファームウェアアップグレード説明書

シリアルケーブルピン配列

図 37は、通信ケーブルおよびピン配列を示しています。

RJ-45オスコ

ネクタ

DB-9メスコネ

クタ

DB-9メスコ

フレーム

ネクタf

2 3 5

\シールドケ

ーブル

3 6 4

フレーム

RJ-45オスコネクタ

図37. DB-9/RJ-45 通信ケーブルおよびピン配列

シリアル設定メニュー

カードをコンピューターに接続するには、同梱のケーブルをお使いください。

1 HyperTerminalなどのエミュレーターが搭載されているコンピューターにカー

ドを接続します。シリアルリンクを、9600 baud、8bits、パリティなし、 1ストップビット、フロー制御なしに設定します。

2 UPSの電源がオンになっているか確認します。

3 管理者パスワードを入力します（変更不可）。Dellネットワークマネージメントカードメイ

ンメニューが現れます（図 38を参照）。

-------------------------------------------------------------

Dell Network Management Card

-------------------------------------------------------------

1:Reset

2 : Network configuration

3 : Set Login Password to Default

4 : Return to Default Configuration

0:Exit

-------------------------------------------------------------

図 38. Dellネットワークマネージメントカードメインメニュー

オプション 1: Reset

カードのリセットには、二つのオプションを使用することができます（図 39を参照）：

S ハードウェアのリセット：電源の再始動と同じ。 S 再起動アプリケーション：アプリケーションのみ再起動します。

図 39. リセットメニュー

-------------------------------------------------------

Reset

-------------------------------------------------------

1 : Hardware Reset

2 : Restart application

0:Exit

-------------------------------------------------------

オプション 2: Network Configuration

ネットワーク設定オプションは、ネットワーク設定用の追加オプションを表示します (図 40を参照）：

-------------------------------------------------------------

Network setting

-------------------------------------------------------------

1 : Read Network settings

2 : Modify Network settings

3 : Set Ethernet speed

0:Exit

-------------------------------------------------------------

図 40. ネットワーク設定メニュー

ネットワーク設定には、3つのオプションを利用することができます：

S ネットワーク設定読み込み：ネットワーク設定を表示します（図 41を参照）。

-------------------------------------------------------------

Network configuration

-------------------------------------------------------------

MAC address : 00.22.19:FF:8D:E0

Mode : Static IP

IP address : 166.99.18.129

Subnet mask : 255.255.248.0

Gateway : 166.99.17.1

-------------------------------------------------------------

図 41. ネットワーク設定読み込みオプション

S ネットワーク設定変更：既存のネットワークパラメータを変更します（図 42を参照）。

新しいパラメータをアクティブにするには、カードを再起動します。 DHCP モードでは、カードがDHCP サーバー設定に従い、以下のパラメータを受信することができます：

- IPアドレス

- サブネットマスク

- ゲートウェイアドレス

- プライマリDNSサーバ

- セカンダリDNSサーバ

For each of the following questions, you can press <Return> to select the value shown in braces,

or you can enter a new value.

Should this target obtain IP settings from the network?[N]

Static IP address [166.99.18.129]?

Subnet Mask IP address [255.255.248.0]?

Gateway address IP address [166.99.17.1]?

Wait while your new configuration is saved ...

Reset the card to enable the new configuration.

図 42. ネットワーク設定の変更

S イーサーネット速度の設定：ネットワークの速度を変更します（図 43を参照）。

新しいパラメータをアクティブにするには、カードを再起動します。

Set the Ethernet speed : [1 : Automatic, 2 : 10 MBit]

New Ethernet speed : Automatic

Wait while the new setting is saved.

Reset the card to enable the new configuration.

図 43. イーサーネット速度設定

オプション 3: Set Login Password to Default

メニュー項目3を選択し、パスワードを初期設定のadminに戻します。確認メッセージを待ちます (図 44を参照）。初期設定のパスワードである「admin」を入力したウェブを使って、現在カードはアクセス可能ですが、新しいパスワードを保存するには、カードを再起動しなければいけません。

図 44. 確認メッセージ

オプション 4: Return to Default Configuration

パラメータを工場出荷時設定に戻すには、メニュー項目4を選択します (6ページの「カードの初期設定」を参照）。確認メッセージを待ちます（図 45を参照）。デフォルトのパラメータを保存するには、カードを再起動します。

図 45. 確認メッセージ

Configuration has been set to default one.

You must Reset the card.

カードのファームウェアのアップグレード

該当するファイルをダウンロードし、カードのファームウェアを更新することができます。アップグレード処理中には、DellネットワークマネージメントカードがUPSステータスを監視しません。

ファームウェアのアップグレード方法：

1 ファームウェアの新しいバージョンがウェブからコンピューターへダウンロードされ、ロ

ケーションを記載しているかご確認ください。

ファームウェアのダウンロードに関する詳細は、dell.support.comでご覧ください。

注意:

2 ファームウェア更新ページを開くには、メニューバーからファームウェアのアップロード

をクリックします（図 46を参照）。

図 46. ファームウェアのアップロードページ

3 ブラウザをクリックし、ファームウェアのロケーションへ進み、取り込まれたファイルを

選択します。

4 アップロードをクリックします。

アップロードには最高5分までかかります。カードがファームウェアアップロー

注意:

ドの完了の確認メッセージを表示するまで、操作を中断しないでください図 47。

図 47. ファームウェア更新完了メッセージ

シャットダウンの基準およびシーケンス

この章では以下を説明します：

S カードが制御するシャットダウン基準 S シャットダウンシーケンス S 制御ソケット

カードが制御するシャットダウン基準

停電中、3つの基準によって、サーバーのシャットダウン処理が開始されます。複数の基準が選択されている場合、最初の基準がシャットダウン処理を開始します。基準の説明については、表 17をご参照ください。

注意:

シャットダウンパラメータウェブページに記載のシャットダウンパラメータを確認するには、

34ページの「シャットダウンパラメータ」をご参照ください。

表 17. シャットダウン基準

基準

シャットダウン処理を開始する前のバックアップ時間 (シャットダウン後、シャットダウンタイマー）

バッテリーレベルが〜以下の際 (容量が〜以下の場合）シャットダウン処理を実行

バックアップ時間が〜以下の際シャットダウン

説明

UPSがバッテリー電源に切り替わった際、カードはシャットダウンタイマーカウントダウンを開始し、カウントダウンの終了時にシステムシャットダウンタイマー処理を開始します。バッテリーバックアップ時間を超えずにユーザーがタスクの完了や切断の時間を持てるよう、この数値は注意して選択しなければいけません。

注意：この基準がシステムシャットダウンを起動するよう選択された

場合、電力が回復した際の自動システム起動は保証されません (例：このシステムがシャットダウンしている場合のみ、電力が回復）。

カードが、バックアップの残り時間のパーセンテージが、設定レベル以下であることを検出した際、シャットダウンシーケンスが開始します。初期設定では、この数値は20％です。

注意： UPSが、バックアップ事前警告の終了の際に同等するパラメー

タをすでに制御します。カードは、UPSにプログラムされた数値以下の値は受け入れません。UPSの説明書をご確認ください。

カードが、バックアップの残り時間のパーセンテージが、設定値以下であることを検出した際、シャットダウンシーケンスが開始します。

シャットダウンシーケンス

シャットダウン処理終了の際、すべてのサーバーがシャットダウンする場合、バッテリーの不必要な放電を防ぐため、設定によってはUPS自身がシャットダウンすることもあります。図 48を参照し、シャットダウンシーケンスをご確認ください。

停電

バッテリー容量

100%

〜の場合シャ

ットダウン

残存

〜以下の容量

図 48. シャットダウンシーケンス

制御ソケット

〜後シャットダウン

シャットダウン

前時間差

シャットダウンシ

ーケンスの開始

バックアップ可能残り時間

残り時間が〜以下の場合

シャットダウン

持続時間

カードパラメータ

UPSシャットオフ

UPSパラメータ

UPS型の中には、負荷セグメントと呼ばれる、UPSのマスターに常に依存している制御ソケットが搭載されているものもあります。マスターのシャットダウンにより、プログラム可能なソケットがシャットダウンされます（通常は2セグメント）。負荷セグメントのロケーションに関しましては、UPSのユーザーガイドをご参照ください。

Dell UPS 3750R User Manual [ja]

Specifications and Main Features

Frequently Asked Questions

User Manual