Dell Systems Build and Update Utility
バージョン 2.1 ユーザーズガイド
メモ、注意、警告
メモ: コンピュータを使いやすくするための重要な情報を説明しています。
注意: ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その問題を回避するための方法を説明してい
ます。
警告: 物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示しています。
© 2012 Dell Inc.
本書に使用されている商標: Dell™、 Dell のロゴ、Dell Precision ™、 OptiPlex™、 Latitude™、 PowerEdge™、 PowerVault™、 PowerConnect™、
OpenManage™、EqualLogic™、Compellent™、KACE™、FlexAddress™、Force10™ および Vostro™ は Dell Inc. の商標です。 Intel®、
Pentium®、Xeon®、Core® および Celeron® は米国およびその他の国における Intel Corporation の登録商標です。 AMD® は
Advanced Micro Devices, Inc. の登録商標、 AMD Opteron™、AMD Phenom™ および AMD Sempron™ は同社の商標です。
Microsoft®、Windows®、Windows Server®、Internet Explorer®、MS-DOS®、Windows Vista® および Active Directory® は米国お
よび / またはその他の国における Microsoft Corporation の商標または登録商標です。 Red Hat ®および Red Hat
Enterprise Linux ®は米国および / またはその他の国における Red Hat, Inc. の登録商標です。Novell® および SUSE® は米国およ
びその他の国における Novell, Inc. の登録商標です。Oracle ® は Oracle Corporation またはその関連会社、もしくはその両者の
登録商標です。Citrix ®、Xen ®、XenServer ® および XenMotion® は米国および / またはその他の国における Citrix Systems, Inc.
の登録商標または商標です。
る VMware, Inc. の登録商標または商標です。
2012 - 06
Rev. A00
VMware
®
、
Virtual SMP
®
、
®
は International Business Machines Corporation の登録商標です。
IBM
vMotion
®
、
vCenter
®
および
vSphere
®
は米国またはその他の国におけ
®
目次
メモ、注意、警告.......................................................................................................................2
章 1: Dell OpenManage Systems Build and Update Utility について..................................5
本ガイドに含まれる情報......................................................................................................................................5
このリリースの新機能..........................................................................................................................................5
作業を開始する前に..............................................................................................................................................5
USC への移行....................................................................................................................................................6
ファームウェアアップデートモジュール.........................................................................................................6
システムファームウェアのアップデート...................................................................................................6
ハードウェア設定モジュール..............................................................................................................................7
現在のシステムでのシステムハードウェアの設定...................................................................................7
複数システムで使用するための、現在のシステムでのシステムハードウェアの設定......................8
サーバーオペレーティングシステムのインストールモジュール.................................................................8
OS のインストール..........................................................................................................................................9
その他の必要マニュアル....................................................................................................................................12
デルへのお問い合わせ........................................................................................................................................12
章 2: SBUU の起動......................................................................................................................13
ローカルシステムでの SBUU の起動................................................................................................................13
リモートシステムでの SBUU の起動................................................................................................................13
章 3: 異なるシナリオでの SBUU の使用.............................................................................15
現在使用しているベアメタル Dell システムの導入.......................................................................................15
同じ構成のシステムを複数導入する...............................................................................................................17
構成がわずかに異なるシステムを複数導入する...........................................................................................19
異なるモデルのシステムを複数導入する.......................................................................................................19
異なるオペレーティングシステムで同じ構成のシステムを複数導入する...............................................19
設定ファイルの再利用........................................................................................................................................21
起動可能 USB の作成...........................................................................................................................................22
ISO イメージの作成.............................................................................................................................................22
章 4: よくあるお問い合わせ..................................................................................................23
4
1
Dell OpenManage Systems Build and Update
Utility について
Dell OpenManage Systems Build and Update Utility( SBUU)は、お使いの Dell システムで導入およびアップデー
トを行うための統合ツールで、サーバー OS のインストール、ファームウェアアップデート、およびハードウ
ェア設定などのモジュールが含まれています。これらのモジュールを使用すると、プリオペレーティングシ
ステム環境での BIOS とファームウェアのアップデート、現在のシステムまたは複数システムへのこれらの設
定の適用、オペレーティングシステムのインストールなどが可能になります。
本ガイドに含まれる情報
宛先 参照先
プレオペレーティング環境におけるシステムファー
ムウェア
Dell Remote Access Controller[DRAC]、Redundant Array
of Independent Disks[ RAID])および BIOS のアップ
デート。
お使いのシステムハードウェアを設定する。
システムへのオペレーティングシステムのインスト
ール。
希望する複数システム(異なるプラットフォーム)
導入のためのカスタム化された起動可能メディアの
作成。
(Baseboard Management Controller [BMC ]、
システムファームウェアのアップデート
システムハードウェアの設定および システムハード
ウェアの設定
OS のインストール
異なるシナリオでの SBUU の使用
このリリースの新機能
• 次のオペレーティングシステムをサポートします。
– Red Hat Enterprise Linux バージョン 5.8 32 ビット、 5.8 64 ビット、および 6.2 64 ビット
– VMware ESXi 5.0 U1 Installer & Recovery
• 第 12 世代( 12G)システムのサポート — Dell PowerEdge M420、 PowerEdge M520、 PowerEdge M820、
PowerEdge R320、PowerEdge R420、PowerEdge R520、PowerEdge R820、PowerEdge T320、および PowerEdge
T420
• 12G システムでの PCI Express Solid-State Device( PCIe SSD)のサポート
作業を開始する前に
本項では、SBUU の使用における前提条件、および必要になる可能性のあるその他の情報の記載場所をリスト
します。
• 最低 512 MB のメモリを搭載した Dell システム。
5
• DVD ドライブ、『Dell Server Updates』(Dell サーバーアップデート)メディア、および『Dell Systems
Management Tools and Documentation』(Dell システム管理ツールおよびマニュアル)メディア(Dell
OpenManage System Administrator のインストール用)。
• ネットワークファイルシステム( NFS)または Samba マルチネットワーク共有。
メモ: 導入するシステムにネットワーク接続がない場合は、複数の USB キーがあることを確認し
てください。
メモ: PowerEdge SC システムには該当しません。
• RAID、 BIOS、 BMC、および DRAC に関する基礎知識。
• Windows オペレーティングシステムのインストールサポートパック、
CDUW_DVD_< バージョン番号>.iso
メモ: これは、support.dell.com から SBUU イメージをダウンロードし、Microsoft Windows Server
2008 をインストールする場合にのみ該当します。
USC への移行
1. 『Dell Systems Management Tools and Documentation』(Dell システム管理ツールおよびマニュアル)メディ
アをメディアドライブに挿入します。
起動メニューが表示されます。
2. <F3> を押します。
詳細オプション 画面が表示されます。
3. USCBOOT を選択して、システムを USC で起動します。
メモ: USC 起動は、11g 以降のシステムでのみサポートされています。USC を使用するか、このまま
SBUU を使用するかを選択できます。
メモ: iDRAC6/BMC および UEFI BIOS が事前設定および設定されており、システムサービスおよび
Intelligent Platform Management Interface (IPMI )が有効であることを確認します。
ファームウェアアップデートモジュール
SBUU のファームウェアアップデートモジュールでは、プレオペレーティングシステム環境でお使いの Dell シ
ステムの BIOS とファームウェアバージョンをアップデートすることが可能です。このモジュールでは、次の
操作を実行できます。
• お使いのシステムのインベントリ
• 独自のリポジトリの選択
• 比較レポートの生成
メモ: 比較レポートは、既存のシステム上の各コンポーネントの現在インストールされているバ
ージョンと、同じシステムのリポジトリコンポーネントバージョンとの比較です。
• システムコンポーネントのアップグレード
システムファームウェアのアップデート
1. Dell Systems Build and Update Utility ホーム 画面で、左ペインにある ファームウェアアップデート をクリ
ックします。
リポジトリ選択 画面が表示されます。
アップデートファイルのリポジトリを保存する場所を次の中から指定します。
2.
– NFS 共有
– SMB 共有
6
– CD/DVD メディア
– USB
メモ: システムコンポーネントのステータスを、異なるバージョンのサーバーアップデートユーティ
リティと比較するには、リポジトリ選択 画面 でサーバーアップデートユーティリティの場所を入力
します。
NFS を選択する場合は、 IP アドレス / ホスト名 および ネットワーク共有 の詳細を入力します。
SMB を選択する場合は、IP アドレス / ホスト名、ネットワーク共有、ユーザー名、および パスワード の
詳細を入力します。
3. 続行 をクリックします。
比較レポートが 比較レポート 画面に表示されます。
メディアがない場合は、次のエラーメッセージが表示されます。
メディアを認識できません。メディアに何も保存されていないか、メディアが損傷しているか、フォー
マットがサポートされていない可能性があります。
4. OK をクリックし、メディアを挿入します。
5. 続行 をクリックします。
メモ: 要件によっては、コンポーネントを選択的にアップグレードできますが、選択的にダウングレ
ードすることはできません。
6. アップグレードするコンポーネントを選択し、Systems Build and Update Utility ホーム をクリックします。
メモ: SBUU では、リポジトリおよび 比較レポート 画面で選択した内容に関する情報が保存されま
す。これらのアップデートは、実際の導入中に適用されます。
7. 現在のシステムをアップデートするには、設定の適用 / エクスポート をクリックします。
適用 / エクスポートオプションの設定 画面が表示されます。
8. 現在のシステムに設定を適用 を選択し、適用 / エクスポート をクリックします。
プログレスバーが表示された後、ファームウェアのアップデートが設定された状態でシステムが再起動
します。
ハードウェア設定モジュール
SBUU でハードウェア設定モジュールを使用すると、システムの BMC 、DRAC 、RAID 、および BIOS を設定で
きます。
構成設定を保存すると、このツールを使用して .ini ファイルを生成し、これらの構成設定を複数のシステムに
適用できます。
現在のシステムでのシステムハードウェアの設定
1. Dell Systems Build and Update Utility ホーム 画面で、左ペインにある ハードウェア設定 をクリックします。
構成のステータス概要 画面が表示されます。
2. コンポーネント 画面で、各コンポーネントのボタンをクリックしてコンポーネントを設定します。
– RAID
– BMC/DRAC/iDRAC
– BIOS
メモ: マスターシステムで RAID を手動で設定し、SBUU を使用してオペレーティングシステムをイ
ンストールする場合は、ターゲットシステムでも RAID を手動で設定する必要があります。
3. 設定の保存 → 設定概要に戻る をクリックします。
7
4. 設定を保存してホームページに戻る をクリックします。
5. 設定の適用 / エクスポート をクリックします。
現在のシステムに設定を適用 オプションがデフォルトで選択された状態で 適用 / エクスポートオプシ
ョンの設定 画面が表示されます。
6. 適用 / エクスポート をクリックします。
手順 3 で保存した設定の変更がシステムに適用されていることを示すプログレスバーが表示されます。
変更が適用されると、システムが自動的に再起動し、更新された設定で使用できるようになります。
複数システムで使用するための、現在のシステムでのシステムハードウェアの設
定
1. Systems Build and Update Utility ホーム 画面で、左ペインにある システムの選択 の 変更 をクリックしま
す。
システムの選択 画面が表示されます。
ハードウェア設定を導入するシステムを選択します。
2.
メモ: 複数のシステムにハードウェア設定を導入するために起動可能 ISO イメージを生成するには、
システムの選択 画面で必要なシステムをすべて選択します。
3. 設定の保存 をクリックします。
システムの選択 で選択したシステムがリストされた Systems Build and Update Utility ホーム 画面が表示さ
れます。
4. 左ペインの ハードウェア構成 をクリックします。
構成のステータス概要 画面が表示されます。
5. コンポーネント 画面で、各コンポーネントのボタンをクリックしてコンポーネントを設定します。
– RAID
– BMC/DRAC/iDRAC
– BIOS
6. 各コンポーネント画面でフィールドを設定したら、設定の保存 → 構成の概要に戻る をクリックします。
7. 設定を保存してホームページに戻る をクリックします。
8. 設定の適用 / エクスポート をクリックします。
自動導入起動可能イメージの作成 オプションがデフォルトで選択された状態で、 適用 / エクスポートオ
プションの設定 画面が表示されます。
9. 保存先 をクリックし、起動可能 ISO イメージを保存する場所を指定します。
10. 続行をクリックしてから、適用 / エクスポート をクリックします。
メモ: 指定した保存先が起動可能 USB キーではない場合は、メディア焼き付けソフトウェアアプリ
ケーションを使用して ISO イメージを焼き付けます。
作成した起動可能メディアで、選択したシステムを起動します。
11.
自動的に導入が開始されます。入力を求めるプロンプトは表示されません。更新された設定で使用でき
るようになるまで、必要に応じてシステムが再起動します。
サーバーオペレーティングシステムのインストールモジュー
ル
SBUU でサーバーオペレーティングシステムのインストール(SOI )モジュールを使用すると、デルでサポー
トされているオペレーティングシステムをお使いの Dell システムにインストールできます。また、SOI は、
システムにインストールするオペレーティングシステムをマップし、必須ドライバをインストールします。
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