
Dell Precision™ WorkStation 620 システムユーザーズガイド
メモ、注意、警告
本書で使用されているシンボルなどの意味は、次のとおりです。これらのブロックはメモ、注意および警告で、以下のように使用しています。
注意:ハードウェアの破損またはデータの損失の可能性があることを示します。また、その問題を回避するための方法も示されています。
このマニュアルの内容 は予告なく変更 されることがあります。
© 2000-2001 すべての著作権はDell Computer Corporationにあります。
Dell Computer Corporationからの書面による許可なしには、いかなる方法においてもこのマニュアルの複写、転載を禁じます。
このマニュアルに使用されている商標について:Dell、Dell Precision、OptiPlex、OptiFrame、Dell OpenManage、Dimension、Latitude、およびDellWareはDell Computer Corporationの商
標です。Microsoft、Windows、MS-DOS、および Windows NTは、Microsoft Corporationの登録商標です。IntelおよびPentiumはIntel Corporationの登録商標であり、Celeron、
Intel386、 MMX、および XeonはIntel Corporationの商標です。3Comは、3Com Corporationの登録商標です。IBMおよびOS/2はInternational Business Machines Corporationの登録
商標です。UNIXはThe Open Groupの登録商標です。NovellおよびNetWareはNovell, Incの登録商標です。VESAはVideo Electronics Standards Associationの登録商標です。 Dell
Computer Corporationは、ENERGY STARと提携しており、本製品はENERGY STARのエネルギー効率に関するガイドラインに適合しています。
このマニュアルでは、上記以外の商標や会社名が使用されている場合があります。これらの商標や会社名は、一切Dell Computer Corporationに所属するものではありません。
Model WCP
初版発行: 2000年 1月28日
最新改訂: 2001年 4月 6日
メモ: Dellのサポートウェブサイトhttp://support.jp.dell.comからこのマニュアルの最新版が得 られます。
メモ:操作上、知っておくと便利な情報が記載されています。
警告:問題を回避しないと、軽~中程度のけがを負う危険 性があることを示します。

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内蔵オーディオコントローラの使い方:Dell Precision™ WorkStation 620 システムユーザーズ
ガイド
概要
本項では、システム基板上の32ビットオーディオコントローラを使用する外付けオーディオデバイスに、コンピュータシステムを接続する方法を説明しま
す。
内臓Crystal SoundFusion CS4614 PCI オーディオコントローラは、Sound Blaster Proに対応していて、Microsoft® DirectSound、DirectSound3D、およ
びwavetable合成をサポートしています。CS4614コントローラは、Sound Retrieval System (SRS) 3Dステレオデジタル信号処理(DSP)エンジンを搭載して
いますので、ステレオサウンドを電子的に再生する場合、通常は失われるかあるいは変化してしまう、空間での音の情報、音の方向に関する指示、およ
びその他の微妙な音響を再生、再現できます。
また、この項では、ハードディスクドライブにプリインストールされているオーディオアプリケーションプログラムについて説明するとともに、オーディオドラ
イバの再インストール方法についても説明しています。
オーディオデバイスの接続
コンピュータにはさまざまなオーディオデバイスを接続できます。図1は、コンピュータ背面のI/Oパネルにあるオーディオコネクタの位置を示します。
図1 オーディオコネクタ
オーディオデバイスを使用する前に、システムセットアップユーティリティのSoundがOn(デフォルト)に設定されていることを確認します。
スピーカー
お使いのコンピュータシステムは、標準的なアンプ内蔵スピーカーのほとんどをサポートしています。Dellからスピーカーだけでもご購入いただけます。
スピーカーのオーディオケーブルを、オーディオライン出力ジャックに接続します(図1参照)。
マイク
お使いのコンピュータシステムは、標準パーソナルコンピュータ用マイクのほとんどをサポートしています。Dellからマイクだけでもご購入いただけます。
メモ: 本項の説明が 適用されるのは、 内蔵オーディオコントローラを使用するシステムです。 サウンドカードを使用している場合、サウン
ドカードに付属のマニュアルで接続 の手順を 確認してください。
メモ: オーディオライン出力ジャックには、外付けスピーカーが取り 付けられていることを感知するスイッチがついています。外付けスピ
ーカーが取り付 けられていない場合、オペレーティングシステムからの音を 含むすべてのサウンドは、内臓モノラルスピーカーから聞 こ
えます。外付けスピーカーが取り付けられている場合、ビープ音を含 むすべてのサウンドは、オーディオライン出力ジャックを通って、外
付けスピーカーへ送られます。サウンドは、内臓スピーカーと外付けスピーカーの両方から、同時に聞こえることはありません。
セットアップユーティリティの中のSound項目は 、オーディオコントローラのオン・オフの切替をします。SoundがOffになっていると、 内臓
スピーカーと外付けスピーカーのどちらからも音は聞 こえません。
セットアップユーティリティの中のPC Speaker項目は 、レガシィPCビープ音を有効あるいは無効 にします。内臓モノラルスピーカーを入
れたり切ったりするものではありません。BIOSビープコードは、この項目の 設定に関係無く、常に聞 こえます。

マイクのオーディオケーブルを、マイクジャックに接続します(図1参照)。
録音 および再生デバイス
お使いのコンピュータシステムは、カセットプレーヤー、CDプレーヤー、ラジオ、ステレオシステム、ビデオカセットレコーダ(VCR)、テーププレーヤーな
ど、各種の録音および再生デバイスをサポートします。
録音/再生デバイスのライン出力ケーブルを、コンピュータ背面のライン入力ジャックに接続します(図1参照)。
CD-ROMドライブ
内蔵オーディオコントローラ搭載の内部CD-ROMドライブを使用するには、次の手順を実行します。
1. CD-ROMドライブをコンピュータに取り付けます。
コンピュータのEIDEインタフェースを使用するCD-ROMドライブを取り付ける手順については、「5.25インチドライブベイへのドライブの取り付け」を
参照してください。
SCSI CD-ROMドライブを取り付ける手順については、「SCSIデバイスの取り付け」を参照してください。
2. CD-ROMドライブからのオーディオケーブルをシステム基板上のオーディオコネクタに接続します。
システム基板上のCD-ROMドライブオーディオコネクタ (CD-IN)の位置は、「システム基板オプションの取りつけ」の図1を参照してください。
Aux-In
お使いのコンピュータシステムは、DVDデコーダ拡張カード、およびテレビチューナ拡張カードからのアナログ入力をサポートしています。
どちらかの拡張カードから、システム基板にある白いAUXポケットコネクタに、データケーブルを接続してください。
TAPI
お使いのコンピュータシステムでは、ボイスモデムが内蔵オーディオシステムとインタフェースできます。
ボイスモデムデータケーブルをシステム基板上の緑色のTAPIポケットコネクタに接続します。
音量の 調整
次項の手順に従って、お使いのDell™ コンピュータの内臓オーディオコントローラを使用するオーディオソースのスピーカーのバランス、および音量の調
節、または内臓スピーカーを無音にします。
Microsoft Windows NT® 4.0オペレーティングシステムでの音量の調節
1. Windows NTタスクバーにあるスピーカーのアイコンをダブルクリックして、マスタ出力音量コントロールを開きます。
2. 音量およびバランスというラベルのついているマスタ出力スライドコントロールを調整して、すべてのデバイスの音量とバランスを調節します。あ
るいは、スライドコントロールを調整して、個々のデバイスを調節します。
音量の調節についての詳しい手順については、Windows NTのマニュアルを参照してください。
レガシィPCビープ音 を 無音にする
内臓スピーカーを無音にするには、次の手順を実行します。
1. セットアップユーティリティを実行します。
2. PC SpeakerをOffに設定します。
3. コンピュータシステムを再起動します。
メモ:一般のマイクを使用しないでください。コンピュータ専用のマイクのみを使用してください。
メモ: 内蔵オーディオコントローラを使って、お使いのコンピュータのMIDIファイルを操作したり、それらのファイルの出力を 外付けスピー
カーから聴くことができます。しかし、シンセサイザやその他の音 楽機器のような外付けMIDIデバイスと通信を行 うには、MIDI互換拡張
カードを取り付ける必要があります。もしMIDI カードをご使用であれば、 セットアップユーテリティのSound を[Off]に設定してください。
ジョイスティックを使用するには、コンピュータにジョイスティック互換拡 張カードを取り付 けます。サウンド機能といっしょにジョイスティッ
クカードを使用する場合は 、 セットアップユーテリティのSound を [Off]に設定してください。
メモ: 内臓スピーカーを無音にすると、 コンピュータシステムで作成されるビープコードのみが無音になります。外付けスピーカーが取 り
付けられると、内臓スピーカーは自動的に無効になります。

オーディオユーティリティの使い方
お使いのDellシステムにインストールされているオペレーティングシステムには、オーディオCDやwavファイルを再生する独自のユーティリティがありま
す。
l Windows NT 4.0の場合、Sound Recorderを使って、どの入力デバイスからwavデータを録音するかを管理します。Recordを使って、選択したオ
ーディオ入力デバイスの調整ができます。
l Master Out音量コントロールを使って、複数のオーディオソースからのサウンドレベルが調節できます。
デバイスの使い方の詳細に関しては、Windows NTのマニュアルを参照してください。
オーディオドライバのインストール
Dellは出荷前に、お使いのシステムのオーディオドライバをプリインストールし、動作の確認をしていますので、お客様がインストールしたり、設定する必
要はありません。これらのドライバの再インストールの詳細に関しては、Dell Precision ResourceCDに付属のマニュアルを参照してください。
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基本チェック: Dell Precision™ WorkStation 620システムユーザーズガイド
概要
Dell™ コンピュータシステムが正しく動作していない場合や、何をすべきかわからない場合は、本項に示す手順でトラブルシューティングを開始してくださ
い。本項では、コンピュータの基本的な問題点を解決するための基本ステップを示します。また、もっと複雑な問題を解決するためのさらに詳細なトラブ
ルシューティングの情報と手順も示します。
ファイルのバックアップ
システムの動作が不安定であれば、ただちにファイルのバックアップをとってください。システムにテープドライブが取り付けられている場合は、バックア
ップ操作の実行手順についてはテープバックアップソフトウェアに付属のマニュアルを参照してください。それ以外は、データファイルのバックアップに関
する情報についてオペレーティングシステムのマニュアルを参照してください。
基本チェック
問題が解決されるまで、次の各項の手順に従ってください。
l コンピュータが濡れたり損傷を受けたときは、「濡れたコンピュータのトラブルシューティング」または「損傷を受けたコンピュータのトラブルシューテ
ィング」を参照してください。
l 「接続とスイッチのチェック」に示した手順を実行してください。
l 「目と耳での確認」に示した手順を実行してください。
l システムが起動ルーチンを実行しなかった場合は、「困ったときは」を参照してください。
l システムがメッセージを表示したか、ビープコードを発した場合は、「メッセージとコード」を参照してください。
l 「セットアップ項目」に示した設定を確認してください。
l 「Dell診断プログラム」を実行してください。
接続とスイッチのチェック
ご使用のコンピュータ、モニタ、その他の周辺機器(プリンタ、キーボード、マウスまたはその他の外付け装置)に関する問題の最大の原因は、適切に設
定されていないスイッチとコントロール、もしくは正しく接続されていないまたは接続のゆるいケーブルにあります。
すべての接続とスイッチをチェックするには、次の手順を実行します。
1. 接続されている周辺機器とシステムの電源を切ります。
すべてのAC電源ケーブルをコンセントから抜きます。
2. お使いのシステムが電源タップに接続されている場合は、電源タップをオフにした後、もう一度オンにします。問題が解決されない場合は、別の電
源タップに差し込んでみるか、コンセントにシステムを直接接続し、最初の電源タップに欠陥があるかどうかを確認します。
3. システムを別のコンセントに接続します。
これによって問題点が修正された場合、最初の電源に欠陥があります。
4. システムを電源に再接続します。すべての接続がしっかりおこなわれていることを確認し、システムの電源を入れます。
メモ: オペレーティングシステムが、ハードディスクドライブまたは別の 起動可能デバイス上の 起動セクタからメモリへファイルをロ
ードしようとすることを、起動ルーチンといいます。
メモ: コンピュータの外付け接続 およびスイッチの位置については、「ハードウェア設定機能」を 参照してください。

5. 問題が解決された場合、不完全な接続は修復されています。
6. モニタが正しく動作していない場合は、「モニタのトラブルシューティング」を参照してください。
7. キーボードが正しく動作していない場合は、「キーボードのトラブルシューティング」を参照してください。
8. マウスまたはプリンタが正しく動作していない場合は、「 I/Oポートのトラブルシューティング」を参照してください。それ以外は、「目と耳での確認」に
示した手順を実行してください。
目と耳 での確認
目と耳でシステムの確認をおこなうことは、問題の原因をつきとめる上で重要です。目と耳での確認については、表 1で説明します。
コンピュータを目と耳で確認した後でも問題が解決されなかった場合は、「セットアップユーティリティ」に示した手順を実行してください。
表1 起動ルーチンの表示
ほとんどのモニタには、電源インジケータ(通常は前面ベゼル上にある)が付いています。モニタの電源インジケータが
点灯しない場合は、「モニタのトラブルシューティング 」を参照してください。
電源ボタンを押してコンピュータをオンにしてもシステムが起動しない場合は、電源インジケータによってシステムの問
題点を確認します。
l POST(電源投入時の自己診断)の前に黄色の電源インジケータが点滅している場合は、電源に障害があるおそ
れがあります。システム基板に障害があることはほとんどありません。「困ったときは」を参照してテクニカルサポ
ートまでご連絡ください。
l POSTの前に黄色の電源インジケータが点灯したままになっている場合は、システム基板上のデバイスに障害が
あるか、そのデバイスが正しく取り付けられていません。マイクロプロセッサが正しく装着されているかどうか確認
し、すべての拡張カードを取り外し、再起動してください。システムが起動しない場合は、「困ったときは」を参照し
てテクニカルサポートまでご連絡ください。
l 緑色の電源インジケータが点灯し、POST中にビープコードが鳴ったら、RIMMの故障か、あるいは正しく装着され
てない可能性があります。RIMMをすべて取り外し、取り付け直してください。問題が解決しない場合は、最上位の
番号がついているソケットペアからRIMMを一組取り外し、C-RIMMモジュール一組を最下位の番号がついている
空きソケットペアに移し、再起動します。この作業を繰り返して、故障しているか、あるいは正しく装着されていな
いRIMMを見つけます。あるいは、お手元に余分のRIMMが一組ありましたら、装着されているRIMMとお手元の
RIMMを取り替えて、再起動します。この作業を繰り返して、故障しているか、あるいは正しく 装着されていない
RIMMを見つけます。
l POST中に緑色の電源インジケータが点灯したままで、ビープコードが鳴らずにビデオが表示されない場合は、モ
ニタまたは内蔵ビデオコントローラに障害があるおそれがあります。「モニタのトラブルシューティング」を参照して
ください。モニタが正しく動作しており、正しく接続されている場合には、「困ったときは」を参照してテクニカルサポ
ートまでご連絡ください。
l POST中に緑色の電源インジケータが点灯したまま、ビデオが表された状態でビープコードが鳴らない場合は、内
蔵システム基板デバイスに障害があるおそれがあります。「困ったときは」を参照してテクニカルサポートまでご連
絡ください。
ほとんどのキーボードには、1つまたは複数のインジケータがあります(通常は右上角にあります)。キーボードインジケー
タをオンまたはオフにするには、<Num Lock>、<Caps Lock>、<Scroll Lock>を押します。キーボードインジケータが点灯
しない場合は、「キーボードのトラブルシューティング」を参照してください。
ディスケットドライブインジケータは、ディスケットドライブ上のデータにアクセスすると、小刻みに点滅します。Microsoft®
Windows®オペレーティングシステムを実行するシステム上では、Windows Explorerを開き、3.5インチ FD (A ドライブ)の
アイコンをクリックすることによって、ドライブをテストすることができます。ディスケットドライブインジケータが点灯しない
ときは、「ドライブのトラブルシューティング」を参照してください。
ハードディスクドライブインジケータは、ハードディスクドライブ上のデータにアクセスすると、小刻みに点滅します。
Windowsオペレーティングシステムを実行するシステム上では、Windows Explorerを開き、ドライブCのアイコンをクリック
することによって、ドライブをテストすることができます。ハードディスクドライブインジケータが点灯しないときは、「ドライ
ブのトラブルシューティング」を参照してください。
ドライブにアクセスすると、
聞き慣れないこする音やき
しむ音が絶えず聞こえる。
音の発生原因が実行しているアプリケーションプログラムではないことを確認します。音の発生原因はハードウェアの
不調である可能性があります。「困ったときは」を参照してテクニカルサポートまでご連絡ください。

セットアップユーティリティ
セットアップユーティリティで正しい設定を確認することによって、システム上の問題点を簡単に修正できる場合があります。システムを起動すると、シス
テムはシステム設定情報をチェックし、それを現在のハードウェア設定と比較します。システムハードウェア設定がセットアップユーティリティで記録され
た情報に一致しない場合、画面にエラーメッセージが表示されることがあります。
この問題は、システムのハードウェア設定を変更してセットアップユーティリティの実行を忘れた場合に発生することがあります。この問題を修正するに
は、セットアップユーティリティを起動し、対応するセットアップ項目の設定を修正してから、システムを再起動します。
セットアップユーティリティの設定をチェックしても問題が解決されていない場合は、「Dell診断プログラム」を参照してください。
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システムをオンにすると、ハードディスクドライブが回転する音が聞こえ、システムはハードディスクドライブまたはディス
ケットドライブから起動ファイルにアクセスしようとします。システムが起動した場合は、「Dell診断プログラム」を参照して
ください。システムが起動しない場合は、「困ったときは」を参照してください。

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システム基板オプションの取り付け: Dell Precision™ WorkStation 620 システムユーザーズガ
イド
概要
本項では、以下のオプションを取り付ける方法を説明します。
l PCI拡張カード、AGP拡張カード
l システムメモリ
l マイクロプロセッサのSECカートリッジ
この他に、システムバッテリの交換方法についても説明します。
システム基板の各部の位置については、図1を参照してください。
図1 システム基板の機能

拡張カード
コンピュータシステムには最大で6枚の拡張カード(64ビットPCI拡張カードを2枚、32ビットを4枚)と、32ビットAGP Proカードを1枚、および32-bit PCI
RAIDポートを1つ取り付けることができます。図2に、拡張カードの例を示します。
図2 拡張カード
拡張 スロット
Dell Precision 620システムには、2つの同位バスにPCI 2.2対応拡張スロットが6つあります。32ビットスロット(1, 2, 3, 4)が4つ、プライマリPCIバスにあり
ます。これらのスロットのうち1つあるいは2つに、AGP Proコネクタが使えます。スロット4は、RAIDポート機能が共有しています。64ビットスロット2つ(5と
6)は、セカンドPCIバスにあります。
正しく調節されたユニバーサルPCI拡張カードを、32ビット(5V、33MHz)または64ビット(3.3V、 66か33MHz) PCI拡張スロットに取り付けることができます。
64ビット拡張スロットはどちらも、その他の64ビット拡張スロットに影響を与えることなく正しく調節された32ビット拡張カードを受け付けます。しかし、
33MHzの拡張カードを、 どちらかの64ビット拡張スロットに取り付けると、もう一方の64ビット拡張スロットも33MHzで動作します。
拡張 カードの取り付け
1. 取り付ける拡張カードを用意して、コンピュータカバーを取り外します。
カードの設定、内部の接続、およびシステムに合わせたカスタマイズ情報については、拡張カードの付属マニュアルを参照してください。
2. 「AGPカードブレースの取り外しと取り付け」の指示に従ってAGPカードブレースを取り外します。
マイク、オーディオ入力、およびオーディオ出力コネクタ
メモ: PCI拡張カードを取り付けると、必要なコンフィグレーションが自動的に起動ルーチンで実行されます。
注意:『Dell Precision WorkStationシステム情報ガイド』の「静 電気障害への対処」を 参 照してください。
警告:ネットワークカードの中には、接続すると自動的にシステムを起動するものがあります。感電防止のため、また電器部品の
損傷を 避 けるため、拡張 カードを取り付ける前に次 の手順を 実 行してください。
A. システム背面にある外付け電源ケーブルを外します。
B. ネットワークケーブルと電話線をすべて外します。
C. スタンバイ電源LEDが消灯 していることを確認します。図 1にLEDの位置を示します。

3. 使用する拡張スロットの開口部を覆っている金属製フィラーブラケットを、ネジを緩めて取り外します(図3参照)。
拡張カードの取り付けに必要なので、取り外したネジを紛失しないように注意します。
図 3 フィラーブラケットの取り外 し
4. 拡張カードを拡張カードコネクタに挿入します。
フルサイズの拡張カードの場合、コネクタにカードを挿入する際に、カードの前部をシャーシの内側前部の対応するカードガイドに挿入します。
カードエッジコネクタを拡張カードスロットにしっかりと押し込みます。カードを左右にゆっくり動かしながら、完全に押し込みます(図4参照)。
図4 拡張カードの取り付け
5. カードがしっかりとコネクタに収まったら、手順3で外したネジを使ってカード取り付けブラケットをシャーシに固定します。
6. 必要なケーブルをカードに接続します。
ケーブルの接続については、カードの付属マニュアルを参照してください。
7. AGPカードブレースを取り付けます。
8. コンピュータカバーを取り付け、ネットワークケーブルや電話線がある場合は、それらを接続します。コンピュータと周辺装置をコンセントに接続し
てから、電源を入れます。
メモ: AGP Pro (4X) グラフィックアダプタ拡張 カードを取り付ける場合は、 拡 張カードの設定によって、3つ 以上の隣接する
金属 フィラーブラケットを取り外す必要があります。
メモ: カバーを取 り外してから取り付け 直すと、次のシステム起動時に、 シャーシイントルージョンディテクタは以下のメッセージを
表示します。
ALERT! Cover was previously removed.
(警告! カバーが取り外されました。)

9. シャーシイントルージョンディテクタをリセットするには、セットアップユーティリティを起動し、System Securityを選択してから、Chassis
IntrusionをEnabled、Enabled SilentまたはDisabledに設定します。
拡張 カードの取り外し
1. コンピュータカバーを取り外します。
2. 「AGPカードブレースの取り外しと取り付け」の指示に従って、AGPカードブレースを取り外します。
3. カードに接続されたケーブルを外します。
4. 取り外したいカードの固定ブラケットからネジを外します。
5. カードの両角を持ってコネクタから取り外します。
6. カードを取り外したままにしておく場合、金属製フィラーブラケットを空のカードスロット開口部に取り付けます。
7. AGPカードブレースを取り付けます。
8. コンピュータカバーを取り付けます。コンピュータと周辺装置をコンセントに接続し、それぞれの電源を投入してください。
9. シャーシイントルージョンディテクタをリセットするには、セットアップユーティリティを起動し、System Securityを選択してから、Chassis
IntrusionをEnabled、Enabled SilentまたはDisabledに設定します。
メモリの追加
Dell Precision 620システムは、デュアルディレクトRDRAMチャネルをサポートしています。チャネルはメモリ拡張カード(MEC)AおよびBと指定されていま
す。両方のRIMMの機能は、エラーのチェックと訂正(ECC)です。
Dell Precision 620システムは、最大で8つのRIMM(MEC1枚につき4つのRIMM)をサポートし、合計で2GBまでのメモリをサポートします。
システムメモリ(RIMM)を増設する際、メモリ容量、コンポーネント数、および速度が同じRIMMを2つ1組にしてメモリモジュールソケットに装着する必要が
あります。同じ組のメモリモジュールを1つずつ、それぞれのMEC上の対応する番号がついているソケットに装着します。
図5 RIMMソケットの配列
メモ: セットアップパスワードが他 の人によって割り 当てられている場合は、 シャーシイントルージョンディテクタのリセット方法をネ
ットワーク管理者に問い合わせてください。
注意:『Dell Precision WorkStationシステム情報ガイド』の「静 電気障害への対処」を 参 照してください。
メモ: FCCからシステムの認定を受けるには、フィラーブラケットを空のカードスロット開口部に取り付ける必要があります。また、
フィラーブラケットを装着すれば、コンピュータをほこりやゴミから保護できます。
メモ: カバーを取 り外してから取り付け 直すと、次のシステム起動時に、 シャーシイントルージョンディテクタは以下のメッセージを
表示します。
ALERT! Cover was previously removed.
(警告! カバーが取り外されました。)
メモ: セットアップパスワードが他 の人によって割り 当てられている場合は、 シャーシイントルージョンディテクタのリセット方法をネ
ットワーク管理者に問い合わせてください。
メモ: MEC上にあるソケットのメモリモジュールは、もう1枚 のMEC上の 同じソケットにあり対応するメモリモジュールと、同じメモリ容量、
コンポーネント数、速度であることが必要です。
メモ: RIMMを増設する場合、RIMM2_A、RIMM1_A、RIMM3_B、RIMM4_Bの順番でメモリモジュールの組 を 取り付 ける必要があります
(図 5参照)。RIMM1_Aソケットが空の 場合、C-RIMMをそれぞれのMEC上のRIMM1_Aソケットに取 り付ける必要があります。RIMM2_A
からRIMM3_BにRIMMが取り付 けられているが、RIMM4_Bが空の場合、C-RIMMをそれぞれのMEC上のRIMM4_Bソケットに取り付ける
必要があります。
512 MBのRIMMを取り 付ける場合、RIMM3_B、RIMM4_B、RIMM2_Aの順番でメモリモジュールの組を 取 り付ける必要があります。ま
た、 ソケットRIMM1_AにC-RIMMを取り付 ける必要があります。
また、 288 MBと144 MBテクノロジーを混合して、各メモリライザの2つの上部ソケットに装着することはできません。

メモリを増設するには、次の手順を実行します。
1. コンピュータカバーを外します。
2. モジュールを新らたに取り付けるか、あるいは装着済みのモジュールを取り替えるメモリモジュールソケットを確認します。
3. 緑色のMECカバーを回し、MECをシステム基板から持ち上げ、システムからMECを取り外します。「メモリ拡張カードの取り付けと取り外し」を参照
してください。
4. 他のMECに対して手順3を繰り返します。
5. 希望のメモリ合計になるまで、必要に応じて、メモリモジュールを取り付けるか取り替えます。
メモリモジュールを取り付けるには、次の手順を実行します。
A. ソケット両側にあるプラスチックの安全クリップの位置を確認します(図6参照)。クリップが開くまで、外側に向かって押します。
B. ソケットの中央にあるスロットにメモリモジュールを真直ぐに差し込み、固定タブがメモリモジュールの両端にある所定の場所に収まるまで押
します。
注意:RIMMの間に空のソケットを残さないでください。最後のRIMMを取 り付けた後、それぞれのMECのRIMM1_AあるいはRIMM4_Bのどちら
か下位の番号 のついた空のソケットにC-RIMMを取 り付けてください。
図6 RIMMの取り付 け
メモリモジュールを取り外すには、両方の取り付けクリップを同時に外側に押します。ソケットから外れると(図7を参照)、メモリモジュールは
少しだけ上に持ち上がります。
図7 RIMMの取り 外し
注意:『Dell Precision WorkStationシステム情報ガイド』の「静 電気障害への対処」を 参 照してください。
注意: メモリモジュールへの損傷を避けるため、モジュールの両端 に同じ力がかかるようにソケットに真っ 直ぐ挿 入してください。
注意: メモリモジュールへの損傷を避けるため、ソケットの両端に同 じ力 がかかるように固定クリップを押してください。

6. システム基板に両方のMECを取り付けます。「メモリ拡張カードの取り付けと取り外し」を参照してください。
7. コンピュータカバーを取り付けます。コンピュータと周辺装置をコンセントに接続し、それぞれの電源を入れます。
新しいメモリ容量が既存のシステム設定情報と一致しないことをシステムが検知すると、次のメッセージが表示されます。
The amount of system memory has changed.
Strike the F1 key to continue, F2 to run the setup utility
(システムメモリの容量が変更されました。
作業を継続する場合は<F1>を押し、セットアップユーテリティを実行する場合は<F2>を押します。)
8. <F2>を押して、セットアップユーティリティを起動します。1ページ目の右下隅にあるSystem Memoryの値を調べます。
システムは新しく増設したメモリを認識して、System Memoryの値を変更しているはずです。新しい合計値を確認してください。
9. セットアップユーティリティを起動し、System Securityを選択してから、Chassis IntrusionをEnabled、Enabled SilentまたはDisabledに変更
してシャーシイントルージョンディテクタをリセットします。
10. システムメモリの合計容量が正しければ、 <Esc>を押してセットアップユーティリティを終了します。
11. 診断プログラムを実行して、メモリモジュールが正常に動作していることを確認します。
メモリ拡張カードの取り外しと取 り付 け
MECを取り外すには、次の手順を実行します。
1. コンピュータカバーを外します。
2. ソケットからMECが離れるまで、緑色のMECカバーを回します(図8参照)。システムからMECを抜きます。
図8 メモリ拡張カードの取り 外し
メモ: カバーを取 り外してから取り付け 直すと、次のシステム起動時に、 シャーシイントルージョンディテクタは以下のメッセージを
表示します。
ALERT! Cover was previously removed.
(警告! カバーが取り外されました。)
メモ: 合計値が正しくなければ、手順1~3を繰 り返します。取り 付けたメモリモジュールがMEC上のソケットに正しく装着され、ま
た、 そのMECがシステム基板に正しく装着されていることを確認します。その後、手順7と8を 繰り返 します。
メモ: セットアップパスワードが他 の人によって割り 当てられている場合は、 シャーシイントルージョンディテクタのリセット方法をネ
ットワーク管理者に問い合わせてください。
注意:『Dell Precision WorkStationシステム情報ガイド』の「静 電気障害への対処」を 参 照してください。

3. 2枚目のMECに対しても手順2を繰り返します。
MECを取り付けるには、次の手順を実行します。
1. コンピュータカバーを外します。
2. システム基板上のMECソケットにMECを挿入し、MECが確実に装着されるまで押します。
3. MECが確実にソケットに装着するよう、緑色のMECカバーを閉じる位置まで回します。
4. 2枚目のMECに対しても手順2と3を繰り返します。
5. コンピュータカバーを取り付け、コンピュータと周辺機器をコンセントに接続し、電源を入れます。
6. シャーシイントルージョンディテクタをリセットするには、セットアップユーティリティを起動し、System Securityを選択してから、Chassis
IntrusionをEnabled、Enabled SilentまたはDisabledに設定します。
マイクロプロセッサのアップグレード
将来の速度と機能に応じて、2つ目のプロセッサを追加したり、既存のプロセッサを交換したりすることができます。
注意:2つ 目のプロセッサのタイプと速度は、 1つ目 と同じでなければなりません。
プロセッサおよびプロセッサに関連付けられたレベル2(L2)キャッシュメモリは、システム基板の専用コネクタ(PROC_0またはPROC_1)に取り付ける
SECカートリッジに格納されています。単一プロセッサのシステムでは、2つ目のプロセッサのコネクタにターミネータカードが取り付けられています。以下
の項では、1つ目か2つ目のプロセッサのコネクタにSECカートリッジを装着または交換する方法を説明します。
マイクロプロセッサの追加
プロセッサアップグレードキットには、次の品目が含まれています。
l ヒートシンク付きのSECカートリッジ
l 2本のヒートシンク固定用蝶ネジ
SECカートリッジを追加または交換するには、次の手順を実行します。
メモ: カバーを取 り外してから取り付け 直すと、次のシステム起動時に、 シャーシイントルージョンディテクタは以下のメッセージを
表示します。
ALERT! Cover was previously removed.
(警告! カバーが取り外されました。)
メモ: セットアップパスワードが他 の人によって割り 当てられている場合は、 シャーシイントルージョンディテクタのリセット方法をネ
ットワーク管理者に問い合わせてください。
メモ:Microsoft® Windows NT® 4.0、Windows® 2000、およびそれ以降のオペレーティングシステムのみがデュアルプロセッサに対応
しています。

1. コンピュータカバーを外します。
2. プラスドライバーを使って、プロセッサ固定金具の大型蝶ネジ4本を外します。
3. プロセッサ固定金具のリリースラッチを押してラッチを外し、固定金具を回して上部位置に持っていきます(図9参照)。
図9 SECカートリッジ・ヒートシンクアセンブリの取り外し
4. シングルプロセッサシステムにセカンドプロセッサを追加する場合、ターミネータカードをコネクタから真っ直ぐに引き上げて、セカンドSECカートリ
ッジコネクタ(「PROC_0」あるいは「PROC_1」とラベルがついている)からターミネータカードを取り外します。
5. 装着済みのプロセッサを取り替える場合、プロセッサを取り外すには次の手順を実行します。
A. システム基板からプロセッサファンケーブルを外します(図1参照)。
B. 取り付けてあるSECカートリッジ・ヒートシンクアセンブリをしっかりつかみ、ガイドブラケットアセンブリから抜きます(図10参照)。
図10 SECカートリッジ・ヒートシンクアセンブリの取り外し
6. 新しいSECカートリッジ・ヒートシンクアセンブリを、システム基板のコネクタにしっかりと差し込み、確実に装着するまで押します。次に、システム基
メモ: 技術者以外の方は、以下の手順を行わないことをお勧めします。
注意:『Dell Precision WorkStationシステム情報ガイド』の「静 電気障害への対処」を 参 照してください
メモ: コネクタからSECカートリッジを外すには、最大で7Kgの力が必要です。

板上のプロセッサファンコネクタに、プロセッサファンを再接続します。
7. プロセッサ固定金具を閉じる位置まで回して、確実にはまっていることを確認します。
8. プラスドライバを使って、大型蝶ネジ4本をプロセッサ固定ブラケットのネジ用の穴に取り付けます。
9. コンピュータカバーを元通り取り付け、コンピュータと周辺機器をコンセントに再接続し、電源を入れます。
システムが起動する際、新しいプロセッサを検出し、セットアップユーティリティのシステム設置情報を自動的に変更します。
10. セットアップユーティリティを起動し、システムデータ領域が、取り付けてあるプロセッサの型と数を正しく認識しているか確認します。
11. セットアップユーティリティ実行中に、System Securityを選択し、Chassis IntrusionをEnabled、Enabled SilentまたはDisabledに変更して、
シャーシイントルージョンディテクタをリセットします。
12. セカンドプロセッサが取り付けられたシステムで、Microsoft Windows NT 4.0をご使用の場合、オペレーティングシステムを再インストールしてくださ
い。
手順の詳細に関しては、Microsoft Windows NTのマニュアルを参照してください。
Microsoft Windows NT 4.0を再インストールすると、オペレーティングシステムがセカンドプロセッサを検出します。
13. Dell診断プログラムを実行して、新しいプロセッサが正しく機能していることを確認します。
診断プログラムと、問題が起こった場合のトラブルシューティングに関しては、「トラブルシューティング」を参照してください。
SuprFreqユーティリティプログラム
SuprFreqとはMS-DOSユーティリティプログラムで、FSB(フロントサイドバス)の乗数比を基にプロセッサのコア周波数を正確に設定するために使用しま
す。SuprFreqプログラムを使って、I/Oコントローラハブがプロセッサの速度を設定するために提供する、正しい乗数比を選択することができます。
SuprFreqユーティリティプログラムが必要な場合
システムのプロセッサのコア周波数が正しく設定されていない場合、SuprFreqユーティリティプログラムを実行します(「システム処理速度を決定した場
合」参照)。次のことが原因で、間違った設定になる場合があります。
l Dellシステムのプロセッサをアップグレードした場合
l システム基板を取り替えた場合
l コイン型バッテリの不良が原因で、システムのCMOS NVRAM設定が失われた場合
システム処理速度を決定した場合
1. セットアップユーティリティを起動します(「セットアップユーティリティの起動」参照)。
System Setup画面に、現在のセットアップと設定の情報およびシステムのオプション設定が表示されます。
2. System Setup画面の一番上にあるシステム名の下に表示してあるシステムプロセッサ速度を調べます。
プロセッサの最大コア速度の確認
メモ: コネクタにSECカートリッジを確実に装着するには、最大で11.5Kgの力が必要です。
新しいSECカートリッジ・ヒートシンクアセンブリが正しく取り付けられているかテストするには、電源プラグをコンセントに差し込み
ます。プロセッサが正しく装着されていないと、プロセッサミスマッチLEDが橙色に変 わります。このLEDの位置についは、図 1を参
照してください。LEDを確認したら電源プラグを抜いてください。
メモ: カバーを取 り外してから取り付け 直すと、次のシステム起動時に、 シャーシイントルージョンディテクタは以下のメッセージを表示し
ます。
ALERT! Cover was previously removed.
(警告! カバーが取り外されました。)
メモ: セットアップパスワードがわからない場合、ネットワーク管理者に、シャーシイントルージョンディテクタのリセット方法に
ついて問い合わせてください。
メモ: Dell出荷時にプリインストールされているMicrosoft Windows NT 4.0オペレーティングシステムの場合、再インストールの必
要はありません。
警告:次の手順を 完了する前に 、 お客 様の安全と装置 の保護のために、AC電源がシステム基板から完全に 取り外 してあることを確認し
てください。コンピュータの電源を切り 、 コンセントから抜いて15秒から30秒待ちます。「作業にあたっての注意」 を 参照 してください。シス
テム基板上のスタンバイ電源LEDランプが切れていることを確認してください(LEDの位置については図1参照)。

「作業にあたっての注意」をお読みになってから、次の手順を完了してください。
1. コンピュータシステムをコンセントから抜きます。
2. コンピュータカバーを取り外します(「コンピュータカバーの取り外し」参照)。
3. プラスドライバを使って、プロセッサ保持ブラケットの大きめの蝶ネジ4本を取り外します。
4. プロセッサ固定ブラケットのリリースラッチを押さえてから離し、固定ブラケットを回して上げます(図9参照)。
5. プロセッサカートリッジに貼ってある識別ラベルを調べ、最大コア速度を確認します。
たとえば:識別ラベルの「80526KZ800256 2.8V」にある800という番号は、800MHzがコア速度であることを示します(識別ラベルの256と2.8Vは、キ
ャッシュが256KBでプロセッサカートリッジが2.8ボルトであることを示します)(図11参照)。
図11 プロセッサカートリッジラベル
システムプロセッサ速度とプロセッサの最大コア速度を 比 べる
システムプロセッサ速度がプロセッサの最大コア速度と同じでない場合、SuprFreqユーティリティプログラムを実行します。
SuprFreqユーティリティプログラムの実行
1. SuprFreqユーティリティファイルのあるディスケットを挿入します。
2. ユーティリティディスケットからシステムを起動します。
次のメニューが表示されます。
1. Dell WS620 with 733 MHz Processor(s).(733 MHz Processor搭載のDell WS620)
2. Dell WS620 with 800 MHz Processor(s).(800 MHz Processor搭載のDell WS620)
3. Review the readme file.(readmeファイルを読む)
Choose your processor(s) speed[1,2,3]?(プロセッサ速度を選んでください[1,2,3]?)
3. 3と入力し、readme.txtファイルを表示します。
システムのプロセッサコア周波数をリセットするには、プロセッサの最大コア速度によって1あるいは2と入力し<Enter>を押します(「プロセッサ最大
コア速度の確認」を参照)。
注意:お使 いのプロセッサ速度より早い 速度オプションを選択してシステムをリセットした場合、システムは起動しません。プロセッ
サ速度を手動でリセットする必要があります(「プロセッサ速度を手動でリセットする」を 参 照)。
4. 速度を選択したら、次のメッセージが表示されます。
***Update Successful***(正常にアップデートされました)
5. a:\ドライブからディスケットを取り出し、システムの電源を切ります。15秒から30秒待ち、コンピュータを再起動します。
6. 動作を確認するには、「システム処理速度の確認」を参照してください。
プロセッサ速度を手動でリセットする
1. コンピュータをコンセントから抜きます。
2. コンピュータカバーを取り外します(「コンピュータカバーの取り外し」を参照してください)。
3. RTCRSTジャンパにジャンパシャント(バイパス)をかぶせます(図2参照)。
メモ: システムプロセッサ速度とプロセッサの最大コア速度が同 じ場合、何もする必要はありません。
メモ: メニュー手順はプロセッサ速度によって異なることがあります。
警告:次の手順を 完了する前に 、 お客 様の安全と装置 の保護のために、AC電源がシステム基板から完全に 取り外 してあることを確認し
てください。コンピュータの電源を切り 、 コンセントから抜いて15秒から30秒待ちます。「作業にあたっての注意」 を 参照 してください。シス
テム基板上のスタンバイ電源LEDランプが切れていることを確認してください(LEDの位置については図1参照)。

セットアップユーティリティでシステム設定情報のコピーを作成します。プロセッサ速度をリセットした後に正しい設定に戻すには、書きとめてある
か、あるいはプリントアウトしたシステム設定情報を参照します。
4. コイン型システムバッテリを取り外します。
指か、プラスチックのネジ回しのように先のとがっていない非伝導性のものを使ってソケットからバッテリを外します(図12参照)。
5. システムバッテリをひっくり返し(プラス[+]のマークのついた方を下にして)再度取り付けなおします。
6. システムバッテリを取り外します。
7. システムバッテリをひっくり返し(プラス[+]のマークのついた方を上にして)再度取り付けなおします。
8. RTCRSTジャンパからジャンパシャントを取り外します。
9. システムのDOSディスケットを使ってシステムをDOSで起動します。
10. SuprFreqユーティリティを使ってプロセッサの周波数を正しく設定します(「SuprFreqユーティリティの実行」を参照)。
11. セットアップユーティリティを起動し、バッテリが正常に動作しているか確認します。
セットアップユーティリティのTimeとDateから、正しい時刻と日付を入力します。手順3で作成したコピーを使って、システム設定情報の正しい設定
に戻します。
12. システムを起動します。
システムのプロセッサコア周波数は、選択された速度オプションにリセットされています。
システムバッテリの交換
システム基板には 3.0V の CR2032 コイン型バッテリが取り付けられており、システム構成、日付、時刻の情報をメモリの専用領域に保存します。
バッテリの寿命は3年半まで延ばすことができますが、コンピュータを起動したときに日付や時刻が間違っていたり、次のメッセージが表示されたりしたら
バッテリを交換する必要があります。
Coin cell battery voltage is low
(コイン型バッテリの電圧が下がっています。)
または
Time-of-day not set - please run SETUP program
(日時が設定されていません。セットアップユーティリティを実行してください。)
または
Invalid configuration information -
please run SETUP program
(システム情報が間違っています。セットアップユーティリティを実行してください。)
または
Strike the F1 key to continue,
F2 to run the setup utility.
(作業を継続する場合は、<F1>キーを押してください。セットアップユーティリティを実行する場合は <F2>キーを押してください。)
バッテリの交換が必要かどうかはシステムを再起動して確かめます。バッテリが低下していれば、システムは再度警告メッセージを表示します。
バッテリがなくてもシステムは動作しますが、コンセントから電源プラグを抜いたり交流(AC)電源が切断されたりした場合、バッテリによって保存されて
いるシステム設定情報は消去されます。その場合、セットアップユーティリティを起動して、セットアップ項目を再設定しなければなりません。
システムバッテリを別のCR2032コイン型バッテリと交換するには、次の手順を実行します。
1. セットアップユーティリティのシステム設定情報のコピーを取ります。
バッテリ交換中にシステム設定情報が失われても、システム設定情報の手書きメモかプリントアウトを参照すれば、正しい設定を復元できます。
2. コンピュータカバーを取り外します。
メモ: RTCRSTジャンパはジャンパするとリアルタイムクロックとNVRAM設定をリセットします。
警告:新しいバッテリは、正しく取り付けないと爆発する危険があります。バッテリは、メーカー推奨品 か同等品と交換してください。使用
済みのバッテリは、メーカーの指示に 従って廃棄 してください。
注意:『Dell Precision WorkStation システム情報ガイド』の「静 電気障害への対処」を 参 照してください。

3. システム基板のバッテリを取り外すには、「電源装置のシステム基板からの移動」の手順に従い、電源装置を移動させます。
バッテリ(図1を参照)は、システム基板の底の前面角にある「BATTERY」というラベルの付いたソケットに取り付けられています。
注意:バッテリを先端の鋭 利でない道具でバッテリソケットから取り出 す場合は 、道具がシステム基板に触れないよう注意してください。
必ず 、 バッテリとソケットの間に道具を 確 実に挿入してから、バッテリを外してください。そうしないと、ソケットが外れたり、システム基板
の配線が切断 されるなど、システム基板を 損傷することがあります。
4. バッテリは、プラスチック製のドライバなど鋭利でない非電導性の道具を使うか指で取り外します(図12参照)。
図12 システムバッテリとバッテリソケット
5. 新しいバッテリを取り付けます。
バッテリの「+」側を上に向けてをソケットに挿入し、カチッとはめ込んでください。
6. 電源装置を元の位置に戻し、取り付けつまみがはめ込まれたことを確認します (「システム基板からの電源装置の移動」を参照)。
7. コンピュータカバーを取り付けます。コンピュータと周辺装置をコンセントに接続し、それぞれの電源を入れてください。
8. セットアップユーティリティを起動して、バッテリが正常に動作していることを確認します。
セットアップユーティリティのTimeとDateの各項目を使用して、正しい日時を入力します。また、手順1で作成したコピーによって正しいシステム設
定情報を復元してください。
9. セットアップユーティリティ実行中に、System Securityを選択し、Chassis IntrusionをEnabled、Enabled SilentまたはDisabledに変更して、
シャーシイントルージョンディテクタをリセットします。
10. コンピュータの電源を切ってコードを抜き、少なくとも10分間そのままにしておきます。
11. 10分経過したら、電源コードをコンセントに接続して電源を入れ、セットアップユーティリティを起動します。
日付や時刻が間違ったままであれば、 「困ったときは」を参照してください。
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メモ: カバーを取 り外してから取り付け 直すと、次のシステム起動時に、 シャーシイントルージョンディテクタは以下のメッセージを
表示します。
ALERT! Cover was previously removed.
(警告! カバーが取り外されました。)
メモ: セットアップパスワードが他の 人によって割り当てられている場合は、シャーシイントルージョンディテクタのリセット方法をネ
ットワーク管理者に問い合わせてください。

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Dell™へのお問い合わせ: Dell Precision™ WorkStation 620 システムユーザーズガイド
概要
Dellへお問い合わせになる場合は、次の電話番号、電子アドレスをご利用ください。 「国際電話コード」は、長距離電話と国際電話をおかけになる際に
必要な番号の一覧です。 「南北アメリカお問い合わせ番号」、「ヨーロッパお問い合わせ番号」、および 「アジアおよびその他の地域のお問い合わせ番
号」 は、世界各国の支所またはサービス拠点の、市外局番、フリーダイヤル番号、ウェブサイトおよび電子メールアドレスの一覧です。
海外へおかけになる場合は、電話番号に加えて 「国際電話コード」 が必要となります。
たとえば、フランスのパリからイギリスのブラックネルへ電話する場合は、次の図のように、フランス国内で指定の国際電話アクセスコード、イギリスの国
番号、ブラックネルの市外局番、最後に電話番号になります。
国内の長距離電話の場合は、国際電話アクセスコード、国番号を省略し、受信先の市外局番から使用します。たとえば、フランスのモンペリエからフラ
ンスのパリへ電話する場合は、次の図のように、市外局番、電話番号の順にダイヤルします。
どのコードを選択するかは、どこから電話をかけるか、また受信先によっても異なります。さらに、国によって国際電話のかけ方も変わってきます。国際
電話のかけ方については、国内または国際電話会社にお問い合わせください。
国際電話コード
お問い合わせ番号を確認するには、それぞれの国をクリックしてください。
メモ: フリーダイヤル番号は 、 その番号 が記載されている国でのみ使用できます。市外局番は、国内長距離電話の際 にご使用くださ
い。
電話をかける際には、エクスプレスサービスコードをお手元にご用意ください。エクスプレスサービスコードがおわかりになると、Dellで
自動電話サポートシステムをお受 けになる場合に、より効率が 良いサポートが受けられます。

ウェブサイト: http://www.dell.com/br
セールス(ダイレクトセールス 、 トロント市外から)
セールス(ダイレクトセールス 、トロント市内から)
チリ
(サンティアゴ)
メモ:チリからセールス、カス
タマーケア、テクニカルサポ
ートにお問い合わせの場合
は米国の番号をご利用くだ
さい。

ラテンアメリカ
メモ:ラテンアメリカからセー
ルス、カスタマーケア、テク
ニカルサポートにお問い合
わせの場合は米国の番号
をご利用ください。
カスタマーテクニカルサポート(米国、テキサス州オースチ
ン)
Fax(テクニカルサポートおよびカスタマーケア)
(米国、テキサス州オースチン)
メキシコ
メモ:メキシコから自動応答
システムおよびAutoTechに
お問い合わせの場合は米
国の番号をご利用ください。
自動オーダーステータスシステム(米国、テキサス州オース
チン)
Auto Tech(自動テクニカルサポート)(米国、テキサス州オ
ースチン)
AutoTech(ノートブック/デスクトップコンピュータ用)
Dell Home and Small Businessグループ(ノートブックおよびデスクトップコンピュータ用):
カスタマーテクニカルサポート(製品返送確認ナンバー)
カスタマーテクニカルサポート(http://www.dell.comから購
入のお客様用)
ナショナルアカウント システムをお求めになったDell既定のナショナルアカウントのお客様(アカウントナンバーをお手
元にご用意ください)、医療機関、または VAR(value-added reseller)の場合:
カスタマーサービスおよびテクニカルサポート(製品返送確
認ナンバー)
Public Americasインターナショナル (Dellシステムをお求めになった政府機関または教育機関の場合):
カスタマーサービスおよびテクニカルサポート(製品返送ナ
ンバー)
有料テクニカルサポート(デスクトップおよびノートブック)
オーストリア
(ウィーン)
メモ:オーストリアからの
テクニカルサポートおよ
Home/Small Businessセールス 01795676-02
Home/Small Business セールス Fax

びカスタマーケアのお問
い合わせは、ドイツのラ
ンゲンの電話番号をご
利用ください。
Home/Small Business カスタマーケア
Home/Small Business テクニカルサポート
ウェブサイト
http://support.euro.dell.com
電子メール:tech_support_central europe@dell.com
ウェブサイト:
http://support.euro.dell.com
ウェブサイト:
http://support.euro.dell.com
電子メール: czech_dell@dell.com
デンマーク
(オスロ)
メモ:デンマークからFax
テクニカルサポートにお
問い合わせの場合はス
ウェーデンの番号をご
利用ください。
リレーショナルカスタマーケア(OptiPlex、Workstation、Latitude)
Home/Small Business カスタマーケア
Faxテクニカルサポート(スウェーデン、アップランズヴェズビー)
ウェブサイト: http://support.euro.dell.com
電子メール: den_support@dell.com
サーバ専用電子メールサポート: Nordic_server_support@dell.com
リレーショナルカスタマーケア(OptiPlex、Workstation、Latitude)
Home/Small Business カスタマーケア
ウェブサイト: http://support.euro.dell.com
電子メール: fin_support@dell.com

ウェブサイト: http://support.euro.dell.com
電子メール: web_fr_tech@dell.com
ウェブサイト: http://support.euro.dell.com
電子メール: web_fr_tech@dell.com
Home/Small Business カスタマーケア
ウェブサイト: http://support.euro.dell.com
電子メール: tech_support_central europe@dell.com
ウェブサイト: http://support.euro.dell.com
電子メール: dell_direct_support@dell.com
ウェブサイト: http://support.euro.dell.com
電子メール: web_it_tech@dell.com
ウェブサイト: http://support.euro.dell.com
電子メール: web_it_tech@dell.com
Home/Small Business セールス (ベルギー、ブリュッセル)

ら、セールス、カスタマ
ーケア、およびテクニカ
ルサポートにお問い合
わせの場合はベルギー
の番号をご利用くださ
い。
ウェブサイト: http://support.euro.dell.com
Home/Small Business セールスFax
ウェブサイト: http://support.euro.dell.com
ノルウェー
(リサケー)
メモ:ノルウェーからFax
テクニカルサポートつい
てお電話をされる場合
は、スウェーデンの電
話番号をご利用くださ
い。
リレーショナルカスタマーケア (OptiPlex、Workstation、Latitude)
Home/Small Business カスタマーケア
Faxテクニカルサポート(スウェーデン、アップランズヴェズビー)
ウェブサイト: http://support.euro.dell.com
電子メール: nor_support@dell.com
サーバ専用電子メールサポート: Nordic_server_support@dell.com
ウェブサイト: http://support.euro.dell.com
電子メール: pl_support@dell.com
電子メール: es_support@dell.com
ウェブサイト: http://support.euro.dell.com

電子メール: web_esp_tech@dell.com
ウェブサイト: http://support.euro.dell.com
電子メール: web_esp_tech@dell.com
リレーショナルカスタマーケア(OptiPlex、Workstation、Latitude)
Home/Small Business カスタマーケア
ウェブサイト: http://support.euro.dell.com
電子メール: swe_support@dell.com
LatitudeおよびInspirpn専用電子メール: swe_support@dell.com
OptiPlex専用電子: Swe_kats@dell.com
サーバ専用電子メール: Nordic_server_support@dell.com
テクニカルサポート (Home/Small Business)
カスタマーケア (Home/Small Business)
ウェブサイト: http://support.euro.dell.com
電子メール: swisstech@dell.com
テクニカルサポート(法人/優先アカウント/PAD[従業員1000名以
上])
テクニカルサポート(ダイレクト/PADおよび一般)
優先アカウントカスタマーケア(従業員 500-5000名)
Home/Small Businessカスタマーケア
ウェブサイト: http://support.euro.dell.com
電子メール: dell_direct_support@dell.com

ブルネイ
メモ:ブルネイから、カス
タマーケアにお問い合わ
せの場合はマレーシアの
番号をご利用ください。
カスタマーテクニカルサポート
(マレーシア、ペナン)
Dimension/Inspironセールス(マレーシア、ペナン)
香港
メモ:香港から、カスタマ
ーケアにお問い合わせ
の場合はマレーシアの番
号をご利用ください。
テクニカルサポート(Dimension™および Inspiron™)
テクニカルサポート(海外から)(Dimensionおよび Inspiron)
テクニカルサポート(Dell Precision™、OptiPlex™、および
Latitude™)
テクニカルサポート(海外から)(Dell Precision、OptiPlex、お
よびLatitude)
エンタープライズ営業本部(従業員数3500人以上)
ウェブサイト:http://support.jp.dell.com
マカオ
メモ:マカオからカスタマ
ーケアにお問い合わせ
の場合はマレーシアの番
号をご利用ください。

シンガポール
(シンガポール)
メモ:シンガポールからカ
スタマーケアにお問い合
わせの場合はマレーシア
の番号をご利用くださ
い。
ウェブサイト: http://support.euro.dell.com
電子メール: dell_za_support@dell.com
東南アジア/太平洋各
国
(オーストラリア、ブルネ
イ、中国、香港、日本、
韓国、マカオ、マレーシ
ア、ニュージーランド、シ
ンガポール、台湾、タイを
除く - これらの国々に
ついては個々のリストを
参照してください)。
カスタマーテクニカルサポート、カスタマーサービス、セール
ス(マレーシア、ペナン)
タイ
メモ:タイからカスタマー
ケアにお問い合わせの
場合はマレーシアの番号
をご利用ください。

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Dell™ 診断プログラム :Dell Precision™ WorkStation 620 システム ユーザーズガイド
概要
コンピュータに問題が発生した場合、Dellテクニカルサポートに問い合わせる前にDell診断プログラムを実行します。診断テストでコンピュータのハードウ
エアをチェックするのに、特別な装置は必要ありません。また、データが破損する心配もありません。診断テストが問題なく完了した場合、安心してコンピ
ュータを操作することができます。解決できない問題が発生した場合、テストのエラーメッセージから、Dellのサポート担当者に連絡を取るときに必要とな
る重要な情報が得られます。
注意:Dell診断プログラムは、Dellコンピュータシステム専用のものです。このプログラムを他のコンピュータで使用すると、コンピュータが間違
った反応を 示 したり、 エラーメッセージが表示されることがあります。
機能
診断テストグループの機能では、以下の操作がおこなえます。
l 1つまたはすべてのデバイスについて、クイックチェックまたは全体テストの実行
l テストグループまたはサブテストを繰り返す回数の設定
l テスト結果の画面への表示、印刷、ファイルへの保存
l エラーが検出された場合のテストの中断、または値が調節可能なエラーリミットに到達したときのテストの終了
l テストおよびその実行方法を説明するオンラインのヘルプ画面へのアクセス
l テストグループまたはサブテストが正常に終了したかどうかを知らせるステータスメッセージの読み込み
l 問題が検出されたときに、現われるエラーメッセージの受信
テストを始める前に
l 「作業にあたっての注意 」と『システム情報ガイド』の「安全にお使いいただくための注意」を読んでください。
l プリンタを接続している場合はプリンタに電源を入れ、プリンタがオンラインになっていることを確認します。
l セットアップユーティリティ を起動し、コンピュータのシステム設定情報を確認し、ポートなどのすべてのコンポーネントとデバイスを有効にします。
l 「基本的な確認事項」のチェックを実行します。
Dell診断プログラムの起動
1. Dell ResourceCDをCD-ROM ドライブに挿入し、コンピュータを再起動します。
2. 使用したい言語の番号を選択します。
8つのオプションの番号一覧が表示されます。
メモ:作業を始める前 にこれらの手順を印刷しておくことをお勧めします。詳細については、Dell ResourceCDにある『Dell Precision
Workstations ResourceCDユーザーズガイド』 を 参照してください。
メモ: お使いのシステムがCD-ROM ドライブから起動しない場合は、 セットアップユーティリティを実 行し起動順序を変更します。
このコンピュータで、Dell Precision ResourceCDを初めて起動する場合には、ResourceCDがインストールを開始しようとしてい
ることを伝える[InstallShield ウィザード]ウィンドウが開きます。[次へ]をクリックして作業を継続します。インストールを完了するに
は、 インストールプログラムが出す指示に 応答してください。[InstallShield ウィザードの完了]画面が 開いたら、[完了]をクリックし
て作業を継続します。

3. 2と入力してOption 2 ― Dell Diagnosticsを選択し<Enter>を押します。診断プログラムがロードした後、次のDiagnostics Main Menu画面が
表示されます。
4. Diagnostics Main Menu画面でオプションを選択するには、下または上矢印キーを押してオプションをハイライト表示してから<Enter>を押すか、
またはオプションタイトルでハイライト表示されている文字に対応するキーを押します。
l Test All Devices ― すべてのデバイスで、クイックテストまたは全体のテストをおこないます。
l Test One Device ― デバイスグループから選択した1つのデバイスで、クイックテストまたは全体のテストをおこないます。Test
One Deviceを選択してから<F1>を押すと、テストについての詳細が表示されます。
l Advanced Testing ― テストのパラメータの変更、実行するテストグループの選択、およびAdvanced Testingについての詳細情報
を得ることができます。
l Information and Results ― Dell診断プログラムのテスト結果、テストエラー、サブセットのバージョン番号、および詳細情報が表示
されます。
l Program Options ― Dell診断プログラムの設定を変更できます。
l Exit to MS-DOS ― 終了してMS-DOS® プロンプトに戻ります。
5. Test All DevicesまたはTest One DeviceオプションのQuick Testsを選択し、お使いのコンピュータまたは特定のデバイスのクイックチェック
をおこないます。
Quick Testsは、ユーザとのやり取りが不要で素早く実行できる、サブテストのみを実行します。 問題を素早く特定できるようにするため、初めに
Quick Testsを選択することをお勧めします。
6. Test All DevicesまたはTest One DeviceオプションのExtended Testsを選択し、コンピュータの全体または特定部分のチェックをおこないま
す。
7. Advanced Testingオプションを選択して、テストをカスタマイズします。
8. Dell診断プログラムの実行を終了したら、CD-ROMドライブからResourceCDを取り出します。
Advanced Testing
診断プログラムのメインメニュー画面でAdvanced Testingを選択すると、以下の詳細テスト画面が表示されます。
Advanced Testing画面の内容は、以下のようになります。
l Device Groups ― Run testsメニューオプションでAllを選択した場合に、実行される順番で診断テストグループが一覧表示されます。
テストデバイスグループを選択するには、下または上矢印キーを押してグループをハイライト表示します。
メモ:起動シーケンスを変更 するには、手順1を繰り 返して希望する起動シーケンスを設定し、 コンピュータを再起動します。

l Devices for Highlighted Group ― コンピュータの現在のハードウェアを一覧表示します。
l Device groups: メニューバー ― オプションのRun tests、Devices、Select、Config、およびHelpがあります。
メニューオプションを選択するには、左または右矢印キーを押してオプションをハイライト表示にして<Enter>キーを押すか、またはカテゴリタイトル
のハイライト表示されている文字に対応するキーを押します。
Advanced Testing画面の使い方の詳細については、Helpメニューオプションを選択してください。
Advanced Testing のヘルプメニュー
Helpオプションおよびその機能の説明は、以下の表のとおりです。
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メモ:診断プログラムは、コンピュータシステムを構成しているすべてのコンポーネントまたはデバイスの名前を Device
Groupsエリアに一覧表示していないことがあります。たとえば、プリンタがコンピュータに接続されていても一覧 に表示されな
いことがあります。ただし、プリンタが接続されているパラレルポートは、[Device Groups]リストに表示されます。プリンタの
接続 は、[Parallel Ports]テストで確認できます。
メモ: 画面に 表示されるオプションは、お使いのコンピュータのハードウェア構成によって変わります
Advanced Testing 画面のDevice Groups、 および診断メニューやコマンドについて説明するほか、それらの使い方を説
明します。
Dell診断プログラムで使用できるすべてのキーストロークの機能について説明します。
メインメニュー画面のDevice Groups リストで現在ハイライト表示されているテストグループについて説明します。いくつかの
テストを使用する理由も示します。
Advanced Testing 画面のDevice Groupsリストでハイライト表示されているデバイスを説明します。
現在ハイライト表示されている各サブテストのテスト手順を詳細に説明します。

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ドライブの取り付け:Dell Precision™ WorkStation 620 システムユーザーズガイド
概要
Dell™ コンピュータシステムには、次のタイプのドライブを取り付けるためのドライブベイがミニタワーシャーシに8つあります (図1参照)。
l コンピュータの前面から使用できるフロントベイは、3.5インチのドライブベイ (3.5 インチディスケットドライブ専用) 1つと、テープドライブやCD-ROM
ドライブなど、ハーフハイトの 5.25インチデバイスを3台まで搭載できる 5.25インチのドライブベイ3つです。5.25インチベイには、Dellから購入いただ
けるアダプタを使って3.5インチドライブを取り付けることもできます。
l フロントベイの下にある、4つのドライブベイを持つハードディスクドライブケージには、1インチハードディスクドライブを4台まで、1.6インチハードディ
スクドライブであれば3台まで、また1インチハードディスクドライブを2台と1.6インチハードディスクドライブを2台まで縦置きで搭載することができま
す。搭載するドライブはEIDEまたはSCSIハードディスクドライブのどちらかでなければなりません。
次の項では,本項で後述するドライブの取り付けにあたっての共通作業について説明し、本章の残りの項では各種ドライブの取り付け手順を説明しま
す。
図1 ドライブの位置
前面ベゼルの取り外 しと取り付け
ベゼルは2個のタブと2個のフックでシャーシの前面に固定されています(図2参照)。ベゼルを取り外すには、次の手順を実行します。
1. コンピュータカバーを取り外します。
注意: 前面ベゼルを取り外 しできるようにする前に、 コンピュータカバーを取り 外し、 緑色のタブリリースを押す必要があります。
2. 緑色のタブリリースを押さえたままで、ベゼルをシャーシから斜めに倒します。ベゼルの下部にある2個の固定フックを外し、慎重にベゼルをシャー
シから引き離します。
図2 前面ベゼルの取り外し
メモ:以降の手順では、左右はコンピュータの正面に向かった場合の左右を表します。

ベゼルを取り付けるには、次の手順を実行します。
1. ベゼルの2個の固定フックをシャーシ下部の対応するスロットに合わせます。
2. 上部のタブがベゼル上の対応するスロットに、カチッと鳴って収まるまでベゼルの上部をシャーシへ押します。
3. コンピュータカバーを取り付けます。
ドライブベイカバーの取り外しと取り付け
空のドライブベイには、ほこりからコンピュータ内部を保護し、また、コンピュータ内部で適切に空気が流れるようにするために、ドライブベイカバーが取
り付けられています。ドライブを空のドライブベイに取り付ける際には、まずドライブベイカバーを取り外します。
5.25インチドライブベイのドライブベイカバーを取り外すには、次の手順を実行します。
1. システムと取り付けた周辺機器の電源を切って、すべての電源ケーブルをコンセントから抜きます。
2. コンピュータカバーを取り外します。
3. 前面ベゼルを取り外します。
4. カバーのかみ合わせが外れるまで、ドライブベイカバーの両端を親指で押します (図3参照)。
図3 5.25 インチドライブベイのドライブベイカバーの取り外し
5.25 インチドライブベイのドライブベイカバーを取り付けるには、次の手順を実行します。
1. ベゼルの内側から作業を行います。2 つのリングタブ (ドライブベイカバーの両端に 1 つずつ) をドライブベイ開口部内側にある留め具に差し込み
ます。
2. ドライブベイカバーの両端を所定の位置までしっかり押します (図3参照)。

3. 前面ベゼルを取り付けます。
4. コンピュータカバーを取り付けます。
ドライブの接続
ドライブを取り付けるには、DC電源ケーブルとインタフェースケーブルの 2 本をドライブの背面に接続します。ドライブの電源コネクタ (DC電源ケーブル
の接続先) は、図4のようになっています。
図4 DC 電源ケーブルコネクタ
ドライブインタフェースコネクタは、図5のようなカードエッジコネクタまたはヘッダコネクタです。
図5 ドライブインタフェースコネクタ
インタフェースケーブルをドライブに接続するときは、ドライブのインタフェースコネクタの1番ピンとインタフェースケーブルの色帯を合わせてください。ドラ
イブのインタフェースコネクタの 1番ピンの位置については、ドライブに付属しているマニュアルを参照してください。
インタフェースケーブルをシステム基板から外すときは、ケーブルではなくケーブルコネクタをしっかり引きます。インタフェースケーブルをシステム基板
に取り付けるときは、インタフェースケーブルがシステム基板のケーブルコネクタにしっかりと取り付けられていることを確認します。
ほとんどのインタフェースコネクタは、正しく接続されるように設計されています。つまり、片方のコネクタのノッチやピンの欠けが、もう一方のコネクタのタ
ブや差し込み穴と一致します (図5参照)。このため、インタフェースケーブルの 1番ピンワイヤ (インタフェースケーブルの片側に色帯が付いています)
が、インタフェースコネクタの 1番ピンと合致します。
基板またはカード上にあるインタフェースコネクタの 1番ピンを表すため、通常は基板やカード上には「1」と直接印刷されています。
5.25インチドライブベイへのドライブの取り付け
上側の5.25 インチドライブベイには、次のタイプのハーフハイトドライブを取り付けることができます。
l システム基板上のセカンドEIDEインタフェースまたはセカンドSCSIインタフェースを使用するCD-ROM、LS-120 SuperDiskまたはテープドライブ
l 専用のコントローラカードを使用するすべての5.25インチデバイス
注意:インタフェースケーブルを接続するときは、インタフェースケーブルを裏返しにしないでください (色帯 をインタフェースコネクタの 1番ピ
ンの反 対側にしないでください)。 インタフェースケーブルを裏返しにするとドライブが動作しなかったり、コントローラやドライブ、またはその両
方を 損傷したりする恐れがあります。
メモ: LS-120 SuperDiskドライブはEIDEデバイスです。
LS-120 SuperDiskドライブが搭載されているDell Precision WorkStation 620システムでは、LS-120 SuperDiskドライブが
セカンドEIDEチャネルのマスタデバイスとして設定されています。LS-120 SuperDiskドライブを、 お使いのシステムに取り 付
けた場合、このドライブを上記と 同じ設定にすることをお勧めします。ドライブをマスタデバイスに設定する方法に関 しては、
ドライブに付属のマニュアルを参照してください。
メモ: SCSI ドライブの構成、接続、取り付 けについては、「SCSIデバイスの取 り付け 」を参 照してください。

5.25 インチドライブベイにドライブを取り付けるには、次の手順を実行します。
1. ドライブを箱から出し、取り付けの準備をします。
ドライブに付属のマニュアルを参照して、ご使用のコンピュータシステムに合わせてハードディスクドライブが構成されていることを確認します。 ご
使用の構成に必要な設定があれば変更します。
EIDE CD-ROM、LS-120 SuperDisk、テープドライブを取り付ける場合、そのドライブをCable Selectに設定します。
SCSIデバイスを取り付ける場合、デバイスのターミネータが無効になっていることを確認ます。「SCSIデバイスの取り付け」を参照してください。
2. コンピュータカバーを取り外します。
3. 前面ベゼルを取り外します。
4. 使用するドライブベイからドライブブラケットを取り外します。
ドライブブラケットの両側から伸びている金属製のブラケットタブを押し込みながら、ドライブベイからドライブブラケットを引き抜きます (図6参照)。
図6 ドライブの取 り外し
ドライブベイにすでに取り付けられているドライブを交換する場合には必ず、ドライブの背面から DC 電源ケーブルとインタフェースケーブル
を取り外してから、ドライブブラケットをスライドさせてドライブベイの外に出してください。ブラケットから古いドライブを取り外すには、ドライブ
をブラケットに固定している 4本のネジを取り外します (図7参照)。
5. 新しいドライブにブラケットを取り付けます。
4隅にある4つのネジ穴を探します。ドライブの上にドライブブラケットを合わせ、手前を上げるようにしてドライブを傾け、ドライブブラケットが所定の
位置に収まるようにします。正しく取り付けるために必ず、すべてのネジ穴をきちんと合わせ、ドライブブラケット前面のブラケットタブがドライブ前
面とそろうようにしてください (図7参照)。
図7 ドライブブラケットの新 しいドライブへの取り付け
注意: ハードディスクドライブを破損させる恐れがあるため、ハードディスクドライブを箱から出す場合は 堅い面 に置かないでください。
発泡樹脂性パッドのような十分なクッションがある面にハードディスクドライブを置いてください。
注意:コンピュータ背面の塗 装されていない金属面 に触れて身体の 静電気を除去してから、ドライブを梱包から出 します。

さらに、ドライブがシャーシにきちんと固定されるように、4本すべてのネジを穴の番号順に差し込んで締めます (穴に1~4の番号が付いていま
す)。
6. カチッと音がして所定の位置にしっかりと収まるまで、新しいドライブをスライドさせてドライブベイに差し込みます (図8参照)。
両方のブラケットタブがカチッと音がしてドライブベイにきちんとかみ合っているかどうかを確認してください。
図8 新しいドライブのドライブベイへの取り付 け
7. 専用コントローラカードを持つドライブを取り付ける場合は、コントローラカードを拡張スロットに取り付けます(「拡張カードの取り付け」を参照)。
8. ドライブ背面にある電源コネクタに DC 電源ケーブルを接続します (図9参照)。
図9 EIDEテープドライブケーブルの取り付 け
メモ: 5.25インチドライブブラケットは、低部取り付 けドライブにのみ対応しています。ブラケットの側面に、 ネジ穴は付 いてい
ません。

9. ドライブ背面のインタフェースコネクタに、適切なインタフェースケーブルを接続します (図9を参照)。
システムに EIDE CD-ROMまたはテープドライブが搭載されている場合、既存のインタフェースケーブルの予備コネクタを使用します。搭載されて
いない場合、ドライブキットに付属する EIDE またはSCSIインタフェースケーブルを使用します。
10. EIDEテープドライブ、LS-120 SuperDiskドライブ、またはCD-ROMドライブの場合には、インタフェースケーブルのもう一方の端をシステム基板の
「IDE2」というラベルのインタフェースコネクタに接続します(「システム基板オプション」の図1を参照)。
SCSIドライブを取り付ける場合は、ドライブのケーブルをシステム基板の「SCSI NARROW」というラベルのインタフェースコネクタに接続してくださ
い。
ディスケットドライブの場合には、そのドライブからのインタフェースケーブルを、システム基板の「DISKETTE」というラベルのインタフェースコネクタ
に接続します。
専用コントローラカードが付いているドライブの場合には、インタフェースケーブルのもう一方の端をコントローラカードに接続します。
11. すべてのケーブル接続を確認します。冷却ファンや通気孔の妨げにならないように、ケーブルをまとめておきます。
12. 5.25 インチのドライブベイがそれまで空いていた場合には、フロントカバーからドライブベイカバーを取り外します。
13. 前面ベゼルを取り付けます。
14. コンピュータカバーを取り付けます。
15. コンピュータと周辺機器の電源プラグをコンセントに差し込み、電源を入れます。
16. シャーシイントルージョンをリセットするには、セットアップユーティリティを起動し、System Securityを選択してから、Chassis Intrusionを
Enabled、Enabled SilentまたはDisabledに設定します。
17. システム設定情報を更新します。
ディスケットドライブを取り付けた場合は、セットアップ画面の 1 ページ目で、該当するDiskette Drive項目 (A または B) を新しいディスケットドラ
イブのサイズと容量に合わせて更新します。
EIDE CD-ROM またはテープドライブを取り付けた場合は、Drives: Secondaryの該当する Drive項目 (0 または 1) を Auto に設定します。
18. Dell診断プログラムを実行し、システムが正常に作動することを確認します。
Dell診断プログラムの実行方法および発生した問題のトラブルシューティング方法については、『Diagnostics and Troubleshooting Guide』を参照し
てください。どのテストを実施するかを判断するには、次のガイドラインに従ってください。
¡ ディスケットドライブを取り付けた場合には、診断プログラムのDiskette Drivesテストグループのすべてのサブテストを実行します。
注意:コンピュータに損傷を与えないために、必ずドライブのインタフェースコネクタの1番ピンとインタフェースケーブルの色帯を 合 わせ
てください。
メモ: カバーを取り外 してから取り付け 直すと、次のシステム起動時に、 シャーシイントルージョンディテクタは以下のメッセージを
表示します。
ALERT! Cover was previously removed.
(警告!カバーが取り外されました。)
メモ: セットアップパスワードが他の人によって割り当てられている場合は、 シャーシイントルージョンディテクタのリセット方法をネ
ットワーク管理者に問い合わせてください。

¡ CD-ROMドライブを取り付けた場合には、デバイスドライバのロードおよびドライブの使用手順について、ドライブに付属しているマニュアル
を参照してください。CD-ROM ドライブが EIDE CD-ROM ドライブの場合、診断プログラムの EIDE CD-ROM Drivesテストグループのすべ
てのサブテストを実行します。
¡ テープドライブを取り付けた場合には、テープドライブに付属のマニュアルの手順に従って、テープバックアップとドライブの検証テストを実行
します。
EIDE ハードディスクドライブの取り付 け
本項では、EIDE ハードディスクドライブの取り付け、パーティション、およびフォーマットについて説明します。SCSI ハードディスクドライブの取り付け、パ
ーティション、およびフォーマット手順については、「SCSIデバイスの取り付け」を参照してください。
5.25インチフロントドライブベイの下の、内部ハードディスクドライブケージには、1インチEIDEドライブを4台まで、また1インチハードディスクドライブを2台
と1.6インチハードディスクドライブを2台まで搭載することができます。
EIDEドライブのアドレス指定
すべての EIDE デバイスは、ジャンパの設定をケーブルセレクトに設定する必要があります。このジャンパ設定は、インタフェースケーブル上のデバイス
の接続位置によって、マスタとスレーブのステータスをそのデバイスに割り当てます。2台のEIDEデバイスを 1本のEIDEインタフェースケーブルに接続し、
ジャンパをケーブルセレクトに設定すると、インタフェースケーブルの最後のコネクタに取り付けられたデバイスがマスタ、つまりブートデバイス (ドライブ
0) 、インタフェースケーブルの途中のコネクタに取り付けられたデバイスがスレーブデバイス (ドライブ 1) となります。デバイスのケーブルセレクトジャン
パ位置の設定についての情報は、アップグレードキットのマニュアルを参照してください。
システム基板にEIDEインタフェースコネクタが 2 つあれば、EIDEドライブを 4台までサポートできます。EIDEハードディスクドライブは、「IDE1」というラベル
のEIDEインタフェースコネクタに接続してください (EIDEテープドライブ、LS-120 SuperDisk 、およびCD-ROMドライブは、「IDE2」というラベルの EIDEイン
タフェースコネクタに接続)。
EIDEハードディスクドライブのハードディスクドライブブラケットへの取 り付け
1. 交換するハードディスクドライブに保存しておきたいデータがある場合には、必ずファイルのバックアップを作成してからこの手順を開始してくださ
い。
2. ドライブを取り付けられるように準備します。
ドライブに付属のマニュアルを調べ、システムに合わせてハードディスクドライブが構成されているかどうかを確認します。
3. コンピュータカバーを取り外します。
4. 前面ベゼルを取り外します。
5. ドライブケージのドアを開きます。
ハードディスクドライブが既にブラケットに取り付けてあれば、DC電源ケーブルとインタフェースケーブルをそれぞれのドライブから外します。
シャーシの前面にあるドライブケージのドアをつかみ、ドライブケージドアのアームがブラケットのタブから離れるまで引っ張って下げます(図10参
照)。これによってブラケットをドライブケージから3~8cmほど引き出します。
図10 ハードディスクドライブブラケットの取り外し
メモ: Dellから購買したテープドライブには、 それ自体のオペレーティングソフトウェアとマニュアルが付属しています。テープドライ
ブを取 り付けたら、テープドライブソフトウェアのインストールと使い方について、ドライブに付属のマニュアルを参照してください。
メモ: Dell Precision WorkStation 620コンピュータシステムは通常SCSIのみを使用しますが、EIDEデバイスもまたサポートします。し
かし、SCSIとEIDEデバイスを混合した場合はサポートしません。
注意: コンピュータ背面の塗装されていない金属面 に触れて、身体の 静電気 を逃がします。
ドライブをパッケージから取り出 す際 は、ドライブを損傷する恐れがありますので、固い台に 直接置かずに、 発泡スチロールなどのクッ
ション材の上に置 いてください。
注意:「作業にあたっての注意」を 参照してください。

6. ブラケットをドライブケージから取り外します。
7. ドライブを使用したいベイのブラケットに押し込みます。ブラケットを再び取り付けたときにドライブの背面のコネクタとシャーシの内面が向き合うよ
うにします (図11参照)。
8. ドライブとブラケットの4つのネジ穴を合わせます。
9. アップグレードキットに付属している4つのネジをブラケットの上面と底面に差し込んで締め、取り付けたハードディスクドライブを固定します(図11参
照)。
図11 ブラケットへの1インチハードディスクドライブの差し込み
10. タブがカチッと鳴って所定の場所に収まるまでブラケットをスライドさせてドライブケージに差し込みます(図12参照)。ドライブケージドアがカチッと
鳴って所定の場所に収まるまで上やシャーシの方向へ動かします。ベゼルがシャーシに取り付けられるように、ドライブケージドアハンドルが閉る
か確かめます。
図12 シャーシへのハードディスクドライブブラケットの差し込み

11. ハードディスクドライブ背面にある電源コネクタに DC電源ケーブルを接続します (図13参照)。
12. すべてのコネクタについて、ケーブルの接続が正しいか、適切に固定されているかを確認します。
13. EIDEケーブルのデバイスコネクタの1つを、ハードディスクドライブの背面にある40ピンインタフェースコネクタに接続します (図13参照)。
図13 ハードディスクドライブケーブルの接続
14. EIDEケーブルのもう一方の端をシステム基板の IDE1コネクタにまだ接続していない場合は、接続します。
IDE1コネクタの位置については図 1を参照してください。
15. 前面ベゼルを取り付けます。
16. コンピュータカバーを取り付けます。
17. コンピュータと周辺機器の電源プラグをコンセントに差し込み、電源を入れます。
18. 起動可能ディスケット (Dell診断ディスケットなど) をドライブ A に挿入します。
注意:コンピュータに損傷を与えないために、必ず EIDEケーブルの色帯 をハードディスクドライブのインタフェースコネクタの1番ピ
ンと合 わせてください。
注意:コンピュータに損傷を与えないために、必ず EIDEケーブルの色帯 を IDE1コネクタの1番ピンと合わせてください。
メモ: カバーを取り外 してから取り付け 直すと、次のシステム起動時に、 シャーシイントルージョンディテクタは以下のメッセージを
表示します。
ALERT! Cover was previously removed.
(警告! カバーが取り外されました。)

19. セットアップユーティリティを起動し、Primary Drive n および Secondary Drive nの該当する Drive項目 (0 または 1) を更新します。
「Primary Drive n および Secondary Drive n」を参照してください。
20. セットアップユーティリティを起動し、System Securityを選択してから、Chassis IntrusionをEnabled、Enabled SilentまたはDisabledに変更
してシャーシイントルージョンディテクタをリセットします。
21. セットアップユーティリティの設定を更新したら、システムを再起動します。
22. お使いのオペレーティングシステムが提供するプログラムを使って、EIDEハードディスクドライブにパーティションを作成し、論理フォーマットを行い
ます。
23. Dell診断プログラムのHard-Disk Drives (Non-SCSI)テストグループを実行して、ハードディスクドライブをテストします。
診断用プログラムの実行方法および発生した問題のトラブルシューティング方法については、『Diagnostics and Troubleshooting Guide』を参照して
ください。
24. ハードディスクドライブにオペレーティングシステムをインストールします。
オペレーティングシステムに付属しているマニュアルを参照してください。
SCSIデバイスの取り付け
本項では、お使いのコンピュータへのSCSIデバイスの設定と取り付けの方法について説明します。
SCSI ID番号
内蔵Adaptec 7899 Ultra160/M LVDコントローラにシステム基板の68ピンプライマリSCSIコネクタを通して取り付けられた内蔵SCSIデバイスは、0から15
までの固有のSCSI ID番号を設定する必要があります。
内蔵Adaptec 7899 Ultra160/Mコントローラにシステム基板の50ピンNarrow SCSIコネクタを通して取り付けられた外部からアクセスできるSCSIデバイス
は、0から7までの固有のSCSI ID番号を設定する必要があります。
内蔵Adaptec 7899 Ultra160/Mコントローラにシステムの背面パネルの68ピンUltra/Wide SCSIコネクタを通して接続された外付けSCSIデバイスは、0か
ら15の固有のSCSI ID番号を設定する必要があります。このSCSI ID番号は、システム基板の50ピン内部SCSIコネクタに接続されているSCSIデバイス
にすでに割り当てられているSCSI ID番号とコンフリクトすることはありません。
Dellでは、次のように、プライマリコントローラとセカンダリコントローラにデフォルトのSCSI ID番号を割り当てています。
l プライマリSCSIコントローラ:
¡ プライマリ 7899 Ultra160/M LVD SCSIコントローラはBIOSによってSCSI ID 7として設定されています。
¡ 1台目の内蔵SCSIハードディスクドライブはSCSI ID 0として設定されています(システムを起動するドライブは常にSCSI ID 0として設
定される必要があります)。
l セカンドSCSIコントローラ:
¡ セカンド 7899 Ultra160/M LVD SCSIコントローラはBIOSによってSCSI ID 7として設定されています。
¡ SCSI CD-ROMドライブはSCSI ID 5として設定されています。
¡ SCSIテープドライブまたはDAT(Digital Audio Tape)ドライブ(装着されている場合)はSCSI ID 6として設定されています。
Dellで取り付けたSCSIデバイスは製造過程で正しく設定されています。したがって、これらのSCSIデバイスのSCSI IDを設定する必要はありません。
メモ: セットアップパスワードが他 の人によって割り 当てられている場合は、 シャーシイントルージョンディテクタのリセット方法をネ
ットワーク管理者に問い合わせてください。
メモ: データを保存する前に、 EIDEハードディスクドライブに対する、物理フォーマットの実行、パーティションの作成、および論理フ
ォーマットの実行が必要です。Dellは出荷前に、すべてのハードディスクドライブの物理フォーマットを済ませています。
FAT16ファイルシステムのMicrosoft® Windows NT®オペレーティングシステムでは、それぞれのハードディスクドライブのプライ
マリパーティションは最大で2GBです。拡 張パーティションは2GB以上になりますが、同じ拡張 パーティション内のそれぞれの論理
ドライブは、2GB以下であることが必要です。
メモ: Dell Precision WorkStation 620コンピュータシステムは通常SCSIのみを使用しますが、EIDEデバイスもまたサポートします。し
かし、SCSI とEIDEデバイスを混合した場合はサポートしません。
メモ: SCSI ID番号を 順番に割り 当てたり、デバイスをID番号順 にケーブルに接続したりする必要はありません
セカンドコントローラの性能限界については、「システムの機能」を参照 してください。

追加のSCSIデバイスを取り付ける場合、適切なSCSI ID番号の設定については、SCSIデバイスに付属しているマニュアルを参照してください。
デバイスターミネータ
SCSI規格では、SCSIチェーンの両端にあるデバイスのターミネータを有効にし、その間のデバイスのターミネータを無効にする必要があります。しかし、
SCSIコントローラは両方とも自動ターミネータが付いており、またDell提供の内蔵SCSIケーブルはターミネータが有効に設定してあるので、取り付ける
SCSIデバイスのターミネータはすべて無効にする必要があります。
さらに外付けSCSIデバイスを取り付ける場合、ケーブルのターミネータを有効にした外付けSCSIケーブルのみを使用する必要があります。このタイプの
ケーブルを使用する場合、すべての外付けSCSIデバイスはそのターミネータを無効にする必要があります。
デバイスのターミネータを無効にする方法については、お買い求めのSCSIデバイスに付属のマニュアルを参照してください。
SCSIケーブル
システムの68ピン(内蔵)SCSIケーブルは、SCSIデバイスを7899 Ultra160/M LVDコントローラに接続します。
l ケーブルの一方の端のコネクタは、システム基板の「SCSI ULTRA2」というラベルのUltra2/Wide LVDプライマリSCSIコントローラに接続します。
l ケーブルのもう一方の端のコネクタは、内蔵ドライブベイ(図14参照)内の2台までのSCSIハードディスクドライブに接続されます。
50ピン(内蔵)Narrow SCSIケーブルは、SCSIデバイスを7899 Ultra160/Mコントローラに接続します。
l ケーブルの一方の端のNarrowコネクタは、システム基板の「SCSI NARROW」というラベルのセカンダリSCSIコントローラコネクタに接続します。
l ケーブルのもう一方の端のコネクタは、フロントベイ(図14参照)に取り付けられたSCSIデバイスに接続します。
オプションの68ピンコネクタの付いた外付けシールドケーブルは、外付けSCSIデバイスをシステムの背面パネルの7899 Ultra160/M 外付けSCSIコネク
タに接続するのに使用します。
デバイスの接続方法、SCSI IDの設定、ターミネータを無効にする方法については、外付けSCSIデバイスに付属のマニュアルを参照してください。
図14 内蔵SCSI ケーブル
SCSIデバイスの取り付 け
SCSIデバイスを取り付けるには、次の手順を実行します。
1. 内蔵 SCSI ケーブルコネクタを、どのSCSIデバイスに接続させるかを決定します(「SCSIデバイスの取り付け」を参照)。
2. 各 SCSIデバイスの梱包を解き、デバイスを箱から取り出します。
3. 必要に応じて、SCSI ID番号の設定やターミネータの取り外しを行います。手順については、SCSIデバイスに付属しているマニュアルと、「SCSIデ
バイスの取り付け」を参照してください。
4. SCSIデバイスを正しく取り付けます。
l SCSIハードディスクドライブを取り付けるには、「EIDEハードディスクドライブの取り付け」の手順3~10を実行してください。その後、本
頁の手順5に進みます。
l SCSIテープドライブ、CD-ROMドライブまたはDATドライブを取り付けるには、「5.25インチドライブベイへのドライブの取り付け」の手順
2~6を実行してください。その後、本頁の手順5に進みます。
l 外付けSCSIデバイスを取り付けるには、 本頁の手順5に進みます。
50ピンSCSIケーブル (フロントドライブベイの デバイスへ)
68ピンSCSIケーブル (ハードディスク ドライブへ)
注意: コンピュータ背面の塗装されていない金属面 に触れて、身体の 静電気 を逃がします。
ドライブをパッケージから取り出 す際 は、ドライブを損傷する恐れがありますので、固い台に 直接置かずに、 発泡スチロールなどのクッション
材の 上に置いてください。

l SCSIホストアダプタカードを取り付ける際は、カードを設定し、空いた拡張スロットに取りつけてください(「拡張カードの取り付け」を参
照)。ホストアダプタカードにSCSIハードディスクドライブを取り付ける際は、ハードディスクドライブアクセスケーブルをSCSIホストアダ
プタカードとシステム基板(「システム基板オプションの取り付け」の図1を参照)のAUX LEDコネクタに接続してください。その後、本頁
の手順5に進みます。
5. 各 SCSIデバイスにSCSI ケーブルを接続します。
SCSIデバイスの接続の詳細については、「SCSI ケーブル」を参照してください。
l 内蔵SCSIデバイスを取り付ける場合は、SCSI ケーブルのヘッダコネクタをデバイス背面の 50ピンまたは 68ピンコネクタにしっかり押
し込みます。
Narrow SCSIケーブルのコネクタは、ヘッダコネクタの外側の突出部がデバイスコネクタのノッチに正しく合うように設計されてい
ます。ワイド SCSIケーブルのコネクタは、一方向にしか接続できないような形になっています。
l 外付けSCSIデバイスを取り付ける場合には、外付けSCSIケーブルの一方の端をデバイス背面のSCSIバスコネクタに接続します。外
付けSCSIケーブルのもう一方の端は、システムの背面パネルのSCSIコネクタに接続します。
6. SCSIデバイスを電源に接続します。
l 内蔵SCSIデバイスを取り付ける場合は、DC電源ケーブルをSCSIデバイスの電源コネクタに接続します。
l 外付けSCSIデバイスを取り付ける場合は、電源ケーブルのソケット側をSCSIデバイス背面の AC電源ソケットに接続します。電源ケー
ブルのもう一方の端をコンセントに接続します。
7. 他のすべてのケーブル接続を確認します。冷却ファンや通気孔の妨げにならないように、すべての内蔵ケーブルをまとめます。
8. フロントデバイスを取り付ける場合は、そのデバイスベイ用のドライブベイカバーを取り外します。
9. 前面ベゼルを取り付けます。
10. コンピュータカバーを取り付けます。
11. コンピュータと周辺機器の電源プラグをコンセントに差し込み、電源を入れます。
12. シャーシイントルージョンをリセットするには、セットアップユーティリティを起動し、System Securityを選択してから、Chassis Intrusionを
Enabled、Enabled SilentまたはDisabledに設定します。
13. 必要に応じて、セットアップユーティリティの、システム設定情報を更新します。
SCSIデバイスの場合は、Drives: PrimaryまたはDrives: Secondaryの下のセットアップ項目をNoneに設定します。
14. SCSI ハードディスクドライブを取り付けた場合は、ドライブのパーティション作成とフォーマットを行います。次に、新しいハードディスクドライブにオ
ペレーティングシステムをインストールします。
SCSI ハードディスクドライブのパーティション作成およびフォーマットを行うには、オペレーティングシステムに付属しているプログラムと異なるプロ
グラムを使用しなければならない場合があります。該当するドライバのインストール方法と SCSI ハードディスクドライブを使用するための準備方
法については、SCSI ソフトウェアドライバに付属しているマニュアルを参照してください。
15. SCSIデバイスをテストします。
l SCSIハードディスクドライブをテストするには、SCSI診断テストを実行します。診断用ディスケットの実行方法および発生した問題のトラ
ブルシューティング方法については、『Diagnostics and Troubleshooting Guide』を参照してください。
l SCSIテープドライブのテストをするには、テープドライブマニュアルを参照して、 テープドライブバックアップと検証テストを実行してくだ
さい。
注意:コンピュータに損傷を与えないために、必ずドライブのインタフェースコネクタの1番ピンとケーブルの色帯を 合 わ
せてください。
メモ: カバーを取り外 してから取り付け 直すと、次のシステム起動時に、 シャーシイントルージョンディテクタは以下のメッセージを
表示します。
ALERT! Cover was previously removed.
(警告! カバーが取り外されました。)
メモ: セットアップパスワードが他の人によって割り当てられている場合は、 シャーシイントルージョンディテクタのリセット方法をネ
ットワーク管理者に問い合わせてください。
メモ: FAT16ファイルシステムを使用するWindows NTオペレーティングシステムでは、、各ハードディスクドライブの第 1パーティシ
ョンは2GBを超えられません。拡 張パーティションは2GBを 超 えられますが、拡張パーティションの各論理ドライブは2GBを超えら
れません。

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外付けコンポーネント:Dell Precision™ WorkStation 620システムユーザーズガイド
概要
本項では、モニタ、キーボード、マウス、プリンタなど、コンピュータのI/Oパネルに直接接続する周辺機器のトラブルシューティングの手順を説明します。
本項の手順を開始する前に、「接続とスイッチのチェック」を参照してください。 次に、周辺機器のトラブルシューティングの手順を実行します。
本項の手順を実行するには、Dell Precision ResourceCDにある、Dell診断プログラムを実行する必要があります。
モニタのトラブルシューティング
ビデオのトラブルシューティングは、以下のどの項目が原因なのかを特定する必要があります。
l モニタまたはモニタインタフェースケーブル
l ビデオコントローラ
本項の手順では、モニタとモニタインタフェースケーブルのみのトラブルシューティングをおこないます。
モニタ画面で情報が正しく表示されない場合や、まったく表示されない場合には、問題が解決されるまで以下の手順を順番に実行します。
1. コンピュータとすべての周辺機器の電源を入れます。
2. スイッチとボタンをモニタのマニュアルの指定に合わせて調整し、ビデオ画像について水平および垂直位置やサイズなどを修正します。
3. Dell Precision ResourceCDをCD-ROMドライブに挿入し、システムを再起動して、Dell診断プログラムのVideoテストグループを実行します。
4. システムの電源を切って、コンセントから外します。モニタを同じタイプで正常に機能しているものと交換し、システムを電源コンセントに接続しま
す。
5. システムを再起動して、Videoテストグループをもう一度実行します。
テストが成功した場合は、元のモニタに故障があります。それでもテストが失敗する場合は、システム基板上のビデオコントローラが故障している
可能性があります。「困ったときは」を参照してテクニカルサポートにお問い合わせください。
キーボードのトラブルシューティング
この手順では、キーボードの問題の原因がどこにあるかを特定します。システムの起動時にキーボードの問題を示すエラーメッセージが表示される場合
や、キーボードが正しく動作しない場合には、問題が解決するまで以下の手順を順番に実行します。
1. キーボードやキーボードケーブルに物理的な損傷がある場合や、キーが正しく動作しない場合は、正常なキーボードと交換します。
2. Dell Precision ResourceCDをCD-ROMドライブにセットして、システムを再起動し、Dell診断プログラムのKeyboard テストグループを実行します。
3. Keyboard Interactive Test が失敗した場合は、キーボードを交換します。
4. Keyboard Controller Test が失敗した場合は、システム基板が故障している可能性があります。「困ったときは」を参照してテクニカルサポート
にお問い合わせください。
マウスのトラブルシューティング
この手順では、マウスの問題の原因がどこにあるかを特定します。システムの起動時にマウスの問題を示すエラーメッセージが表示される場合や、マウ
スが正しく動作しない場合には、問題が解決するまで以下の手順を順番に実行します。
1. マウスの付属マニュアルの指示通りにマウスをクリーニングします。
一般のマウスの中にはボールが入っており、マウスを逆さにして低部のカバーを取り外せば取り出すことができます。マウスボールに付着したゴミ

や汚れを除去してください。さらに、マウス低部に付着したゴミや汚れも除去します。
2. マウスやマウスケーブルに物理的な損傷の形跡がある場合や、ボタンが正しく動作しない場合は、正常なマウスと交換します。
3. Dell Precision ResourceCDをCD-ROMドライブにセットして、システムを再起動し、Dell診断プログラムのMouse Testを実行します。
4. Mouse Testが失敗した場合は、システム基板が故障している可能性があります。「困ったときは」を参照してテクニカルサポートにお問い合わせ
ください。
I/Oポートのトラブルシューティング
本項では、コンピュータのI/Oパネル上のポートと、それらのポートに接続されているプリンタ、スキャナなどの周辺機器のトラブルシューティングの手順
を説明します。
この手順で、拡張カード上のI/Oポートをテストすることもできます。ただし、この拡張カードが正しく設定され、インストールされているかをまず確認してく
ださい。
システムエラーメッセージがポート上の問題を示していて、ポートに接続されている周辺機器が正しく動作していない、または全く動作していない場合に
は、問題の原因は以下の項目のどれかです。
l I/Oポートと周辺機器の接続不良
l I/Oポートと周辺機器のケーブル不良
l 周辺機器の不良
l セットアップユーティリティの設定値が正しくない
l システムの設定ファイルの設定が正しくない
l システム基板上のI/Oポートロジックの不良
基本入出力機能のトラブルシューティング
システムエラーがI/Oポートの問題を示すエラーメッセージを表示している場合や、ポートに接続されているデバイスが正しく機能しない場合は、問題が
解決されるまで以下の手順を順番に実行します。
1. セットアップユーティリティを起動し、Serial Port 1、Serial Port 2、およびParallel Portの各項目がAutoに設定されていることを確認します。
2. Dell Precision ResourceCDをCD-ROMドライブにセットして、システムを再起動し、Dell診断プログラムでSerial/ Infrared Ports テストグループと
Parallel Ports テストグループ、あるいはどちらか1つを実行します。
テストに何らかの問題が生じた場合は、システム基板が不良である可能性があります。「困ったときは」を参照してテクニカルサポートにお問い合わせく
ださい。
それでも問題が解決されない場合は、誤動作していると思われるデバイスに基づいて、「パラレルプリンタのトラブルシューティング」または「シリアル入
出力デバイスのトラブルシューティング」を参照してください。
パラレルプリンタのトラブルシューティング
「基本入出力機能のトラブルシューティング」でパラレルプリンタに問題があることを示している場合は、問題が解決するまで以下の手順を順番に実行し
ます。
1. プリンタのデバイスドライバを再インストールします。
プリンタドライバの再インストール手順については、プリンタとオペレーティングシステムのマニュアルを参照してください。
2. パラレルプリンタとコンピュータの電源を切り、パラレルプリンタのインタフェースケーブルを問題がないと確認されているケーブルと交換し、パラレ
ルプリンタとコンピュータの電源を入れます。
問題が解決された場合は、最初のプリンタケーブルが不良です。
3. パラレルプリンタのセルフテストを実行します。
テストに不合格であれば、プリンタが不良です。
メモ:特定のモデムがインストールされている場合、Serial Portテストグループのサブテストで問題があると診断 されることがあります
が、 これはモデムが診断プログラムに対してシリアルポートとして認識されても、シリアルポートとしてはテストできないためです。モデム
が取 り付けられており、シリアルポートテストで問題があれば、モデムを取り外 し、診断テストをもう一度おこなってください。

問題が解決されない場合は、システム基板が不良であると思われます。「困ったときは」を参照してテクニカルサポートにお問い合わせください。
シリアル入出力デバイスのトラブルシューティング
「基本入出力機能のトラブルシューティング」でシリアルポートの1つに接続されているデバイスに問題があることを示している場合は、問題が解決される
まで以下の手順を順番に実行します。
1. シリアルデバイスを他のシリアルポートに接続します(たとえば、シリアルデバイスがシリアルポート1に接続されている場合は、そのデバイスをシリ
アルポート2に接続します)。
問題が解決した場合は、システム基板上のシリアルポートが不良です。「困ったときは」を参照してテクニカルサポートにお問い合わせください。
2. 不良デバイスのシリアルケーブルが取り外し可能な場合は、そのシリアルケーブルを交換します。
問題が解決された場合は、そのシリアルケーブルは不良です。
3. 不良シリアルデバイスを交換します。
問題が解決されない場合は、システム基板が不良である可能性があります。「困ったときは」を参照してテクニカルサポートにお問い合わせください。
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困ったときは: Dell Precision™ WorkStation 620 システムユーザーズガイド
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用語集: Dell Precision™ WorkStation 620 システムユーザーズガイド
A ・ B ・ C ・ D ・ E ・ F ・ G ・ H ・ I ・ J ・ K ・ L ・ M ・ N ・ O ・ P ・ Q ・ R ・ S ・ T ・ U ・ V ・ W ・ X ・ Y ・ Z
A
A
ampere(アンペア)。
AC
alternating current (交流)。
ACPI
Advanced Configuration and Power Interface。ACPIは、BIOSによる電力管理ではなく、オペレーティングシステムによる電力管理を有効にします。ま
た、プラグアンドプレイに対して汎用のシステムイベントを提供し、設定コントロールのインタフェースとして機能します。
adapter card(アダプタカード)
コンピュータのシステム基板上の拡張カードコネクタに差し込む拡張カード。 アダプタカードは、拡張バスと周辺機器間のインタフェースを提供することに
よって、コンピュータに特殊な機能を追加します。 アダプタカードの例として、ネットワークカード、サウンドカードなどがあります。
ADI
Autodesk Device Interface(Autodeskデバイスインタフェイス)。
AGP
Accelerated Graphic Port(アクセラレイテッドグラフィックポート)。 AGPは、ビデオサブシステムとシステムメモリ間に、PCIグラフィックスデバイスより速
いインタフェースを提供し、コンベンショナルメモリをビデオ関連の処理に使用できるようにする専用のグラフィックスポートです。 AGPを使うとインタフェ
ースが高速化され、True-Colorのスムーズなビデオイメージを伝送できます。
application program(アプリケーションプログラム)
ユーザが特定のタスクを実行するのを助けるためのソフトウェア(表計算プログラムやワードプロセッサなど)。 アプリケーションは、オペレーティングシ
ステムから実行されます。
ASCII
American Standard Code for Information Interchange(情報交換用米国標準コード)。 ASCII文字セットの文字だけを含むテキストファイル(通常は
Microsoft® Windows®のメモ帳などのテキストエディタで作成されます)は、ASCIIファイルと呼ばれます。
ASIC
application-specific integrated circuit(特定用途向け集積回路)。
asset tag code(管理タグコード)
通常はシステム管理者によって、セキュリティやトラッキング目的でコンピュータに割り当てられるコード。
attribute(アトリビュート)
DMI関連では、コンポーネントに関連する情報を意味します。アトリビュートを組み合わせて、グループにすることができます。アトリビュートが読み込み/
書き込みとして定義されていれば、管理アプリケーションで定義することができます。
autoexec.bat ファイル
コンピュータを起動すると、config.sysファイル内のコマンドが実行された後で、autoexec.batファイル(Windows 98 およびMS-DOS® のみ)が実行されま
す。この起動ファイルには、コンピュータに接続された各デバイスの特徴を定義付けるコマンドが含まれます。また、アクティブディレクトリ以外の場所に
保存されているプログラムを検索し実行します。
B
backup(バックアップ)
プログラムまたはデータファイルのコピー。 不測の事態に備えて、定期的にハードディスクのバックアップを取ることをお勧めします。 また、コンピュータ
の設定を変更するにあたっては、重要な起動ファイルをバックアップしてください。

backup battery(バックアップバッテリ)
バックアップバッテリは、システムの電源がオフのときに、システム設定情報、日付、および時刻をメモリの専用セクションに保持します。
base memory(ベースメモリ)
「conventional memory」(コンベンショナルメモリ)と同義語。
batch file(バッチファイル)
順番に実行されるコマンドのリストが収録されたASCIIテキストファイル。それぞれのコマンドを入力するかわりに、バッチファイル名を入力するだけで
す。それぞれのコマンドを個別に入力したように、システムはコマンドを実行します。 バッチファイルの拡張子は、batです。
baud rate(ボーレート)
データ伝送速度。 たとえば、モデムはコンピュータのCOM(シリアル)ポートを通して 、数種類のボーレートでデータを転送します。
BBS
bulletin board service(電子掲示板サービス)。 モデムを介してデータにアクセスしたり、メッセージを送信したりする通信サービスの一種です。
beep code(ビープコード )
コンピュータのスピーカーから流れるビープパターン形式の診断メッセージ。たとえば1回ビープ音が鳴り、続いて2回目のビープ音が1回鳴り、それか
ら、3回連続のビープ音が鳴った場合のビープコードは1-1-3です。
binary(バイナリ)
0と1を使って情報を表す2進法。コンピュータは、2進法による数字の順序と計算に基づいて処理を実行します。
BIOS
basic input/output system(基本入出力システム)。
コンピュータのBIOSは、ROMチップに格納された複数のプログラムからなります。 BIOSは、下記の情報を制御します。
l キーボードやビデオアダプタなど、マイクロプロセッサと周辺機器との間のコミュニケーション。
l システムメッセージなどの付属機能。
bit(ビット)
コンピュータが認識する情報の最小単位。
boot routine(起動ルーチン)
コンピュータを起動すると、すべてのメモリのクリア、デバイスの初期化、およびオペレーティングシステムのロードがおこなわれます。 オペレーティング
システムが正常に応答する場合は、 <Ctrl><Alt><Del> を押してコンピュータを再起動できます(ウォームブートともいいます)。オペレーティングシステム
が応答しない場合は、リセットボタンを押すか、コンピュータの電源を一度切ってから入れ直すことによって、コンピュータを再起動(コールドブート)しな
ければなりません。
bootable diskette(起動ディスケット)
コンピュータをハードディスクドライブから起動しない場合に、オペレーティングシステムを起動させるディスケット。
bpi
bits per inch(1インチあたりのビット数)。
bps
bits per second(1秒あたりのビット数)。
BTU
British thermal unit(英式熱量単位)。
bus(バス)
バスはコンピュータのコンポーネント間の情報経路を形成します。 コンピュータには、拡張バスが設置されています。 この拡張バスによって、コンピュー
タに接続されているすべての機器のコントローラとマイクロプロセッサがコミュニケーションをおこなうことができます。 また、マイクロプロセッサとRAM間
のコミュニケーションをおこなうために、アドレスバスとデータバスも装着されています。
byte(バイト)
コンピュータで使われる基本的なデータ単位。 1バイトは8ビット。

C
C
Celsius(摂氏)。
C-RIMM
continuity Rambus inline memory module。 Rambus連続モジュールは、ある種のシステムにおいて一般的な空のRIMMスロットに使用されます。
cache(キャッシュ)
データを高速検索できるように、データまたは命令のコピーを保持するための記憶領域。 たとえば、コンピュータのBIOSでは高速RAMにROMコードがキ
ャッシュ(保持)されます。 また、ディスクキャッシュユーティリティでは、頻繁にアクセスされる情報がコンピュータのディスクドライブからRAMに保持され
ます。キャッシュ内にあるデータについて、プログラムからディスクドライブに対して取り出し要求が発行されると、ディスクキャッシュユーティリティはRAM
からデータを取り出すので、ディスクドライブから取り出す場合よりも検索時間が短縮されます。
card-edge connector(カードエッジコネクタ)
拡張カードの底部にある金属接触部分で、拡張カードコネクタを差し込みます。
CD-ROM
compact disc read-only memory(コンパクトディスク読み取り専用記憶装置)。 CD-ROMドライブでは光学テクノロジーを使って、コンパクトディスクから
データを読み取ります。 コンパクトディスクは読み取り専用のストレージです。通常のCD-ROMドライブでは、新しいデータをコンパクトディスクに書き込
むことはできません。
cm
centimeter(s)(センチメートル)。
CMOS
complementary metal-oxide semiconductor(相補型金属酸化膜半導体)。 コンピュータでは、NVRAMストレージにCMOSメモリチップが使われます。
COMn
コンピュータの第1シリアルポートから第4シリアルポートに対応するMS-DOSのデバイス名は、COM1、COM2、COM3およびCOM4です。 MS-DOSでは
最大4個のシリアルポートがサポートされます。 ただし、COM1およびCOM3のデフォルト割り込みは IRQ4、COM2およびCOM4のデフォルト割り込みは
IRQ3です。 したがって、シリアルデバイスを実行するソフトウェアを設定するときには、割り込みのコンフリクトが発生しないように注意する必要がありま
す。
component(コンポーネント)
DMI関連では、管理可能なコンポーネントはオペレーティングシステム、コンピュータシステム、拡張カード、またはDMIと互換性のある周辺機器です。各
コンポーネントは、それぞれに関連したグループおよびアトリビュートからなります。
config.sysファイル
config.sysファイル(Windows 98およびMS-DOSのみ)は、コンピュータを起動するとき(autoexec.batファイル内のコマンドが実行される前に)に実行さ
れます。この起動ファイルには、どのデバイスを取り付け、どのドライバを使用するかを特定するコマンドが含まれます。また、このファイルには、オペレ
ーティングシステムがどのようにメモリおよびコントロールファイルを使用するか決定するコマンドも含まれます。
controller(コントローラ)
マイクロプロセッサと周辺機器(ディスクドライブやキーボードなど)との間のデータ転送を制御するチップまたは拡張カード。
control panel(コントロールパネル)
電源スイッチ、ハードデスクドライブインジケータ、電源インジケータなどのインジケータとボタンを含むコンピュータの一部分。
conventional memory(コンベンショナルメモリ)
RAMの最初の640KB。 MS-DOSプログラムは特別に設計されていない限り、コンベンショナルメモリ内で実行されます。
coprocessor(コプロセッサ)
コプロセッサは、コンピュータのマイクロプロセッサを特定の処理タスクから解放します。 例えば、数値演算コプロセッサは数値演算処理を制御します。
グラフィックコプロセッサはビデオレンダリングを処理します。 Intel® Pentium® のマイクロプロセッサには数値演算コプロセッサが内蔵されています。
cpi
characters per inch(1インチあたりの文字数)。
CPU

central processing unit(中央処理装置)。 「 microprocessor(マイクロプロセッサ)」を参照してください。
cursor
通常、カーソルはブロックまたは下線の形状であり(点滅する場合もあります)、次に入力される文字が表示される位置を表します。
D
DAT
digital audio tape(デジタルオーディオテープ)。
dB
decibel(s)(デシベル)。
dBA
adjusted decibel(s)(補正デシベル)。
DC
direct current (直流)。
Dell Diagnostics(Dell診断プログラム)
Dellコンピュータ用の総合診断テストセット。 診断プログラムを使用するには、Dell診断プログラムディスケットからコンピュータを起動する必要がありま
す。Dell診断プログラムの使用については、「Diagnostics and Troubleshooting Guide」を参照してくだい。
Dell Inspector(デルインスペクタ)
コンピュータシステムの現在のハードウェア構成とオペレーティングシステムシステムのバージョンを参照可能にするDMIブラウザ。ご使用のシステムに
ソフトウェアがプリインストールされている場合は、Dellアクセサリプログラムフォルダからこのプログラムを選択できます。
device driver(デバイスドライバ)
デバイスドライバは、オペレーティングシステムやプログラムが周辺機器(プリンタなど)と正しくインタフェイスできるようにします。ほとんどのデバイス ド
ライバは、オペレーティングシステムがインストールされる時に同時にインストールされます。
DIN
Deutsche Industrie Norm(ドイツ工業品標準規格)。
DIP
dual in-line package(デュアルインラインパッケージ)。 通常、システム基板や拡張カードなどの回路ボードには、その回路ボードを設定するためのDIPス
イッチがあります。 DIPスイッチはON位置とOFF位置を持つ切り替えスイッチです。
directory(ディレクトリ)
ディレクトリは、関連するファイルがディスク上で「逆ツリー」の階層構造になるようにしています。 たとえば、通常、C:\>プロンプトはハードディスクドライブ
Cのルートディレクトリにいることを示します。ルートディレクトリから分岐する追加のディレクトリは、サブディレクトリと呼ばれます。 サブディレクトリの下
には、さらに別のディレクトリが枝状につながっている場合もあります。
display adapter(ディスプレイアダプタ)
「video adapter(ビデオアダプタ)」を参照してください。
DMA
direct memory access(ダイレクトメモリアクセス)。 DMAチャネルを使うと、RAMとデバイス間でのデータ転送がマイクロプロセッサを介さずにおこなえる
ようになります。
DMI
Desktop Management Interface。DMIを使用すると、コンピュータシステムのソフトウェアとハードウェアを管理できます。DMIは、オペレーティングシステ
ム、メモリ、周辺機器、拡張カード、および管理タグなどのシステムコンポーネントに関する情報を集めます。システムコンポーネントに関する情報は、
MIFファイルとして、またはデルインスペクタプログラムを使って表示することができます。
DMTF
Distributed Management Task Force。ハードウェアおよびソフトウェアのプロバイダで構成されている協会で、Dell Computer Corporationもメンバーにな
っています。

dpi
dots per inch(1インチあたりのドット数)。
DPMS
Display Power Management Signaling(ディスプレイ消費電力管理信号)。 DPMSはVESA(Video Electronics Standards Association)によって制定された
規格で、ビデオディスプレイ(モニタ)の節電機能を起動するためにビデオコントローラから送信されるハードウェア信号を定義します。 DPMS準拠のモニ
タとビデオコントローラを使用すれば、電力管理ができます。
DRAM
dynamic random-access memory(ダイナミックランダムアクセスメモリ)。 通常、コンピュータのRAMはDRAMチップだけから構成されます。 DRAMチップ
は電荷を長くは保持できないため、コンピュータのDRAMチップは定期的にリフレッシュされます。
drive-type number(ドライブタイプ番号 )
コンピュータでは、複数の種類のハードディスクドライブが認識されます。 個々のドライブにはドライブタイプ番号が割り当てられ、各ドライブタイプ番号は
NVRAMに保存されます。 コンピュータのセットアップユーティリティで指定されたハードディスクドライブは、コンピュータに取り付けられた実際のドライブ
と一致しなければなりません。 セットアップユーティリティでは、NVRAMに保存されたドライブタイプ一覧に記載されていないドライブの物理パラメータ(シ
リンダ数、ヘッド数、書き込み位置、接触領域、容量など)を指定することもできます。
DSP
digital signal processing(デジタル信号プロセッシング)。
DTE
data terminal equipment(データ端末装置)。 コンピュータシステムなど、ケーブルや通信回線によってデジタル形式でデータを送信できる装置のことで
す。 DTEは、モデムなどのデータ通信回線(DCE)を介して、ケーブルや通信回線に接続します。
E
ECC
error checking and correction(エラーチェックおよび訂正)。
ECP
Extended Capabilities Port(拡張機能ポート)。
EEPROM
electrically erasable programmable read-only memory(電気的に消去/書き込み可能なROM)。
EIDE
enhanced integrated drive electronics(拡張IDE)。EIDEデバイスによって、標準のIDEに下記の機能強化がおこなわれています。
l 16MB/秒でデータを転送できる
l ハードディスクドライブに加えて、CD-ROMドライブおよびテープドライブも使用できる
l 528MB以上のハードディスクドライブを使用できる
l 2つまでのデバイスを接続できるコントローラが2つまで使用できる
EISA
Extended Industry-Standard Architecture(32ビット拡張バス規格である拡張業界標準アーキテクチャ)。 EISA拡張カードコネクタは、8ビットまたは16ビ
ットのISA拡張カードとの互換性もあります。
設定のコンフリクトを回避するために、EISA拡張カードを取り付けるときにはEISAコンフィグレーションユーティリティを使用してください。 このユーティリ
ティを使用すると、カードを取り付ける拡張スロットを指定できるほか、カードに必要なシステムリソースに関する情報をEISAコンフィグレーションファイル
から得ることができます。
EMC
Electromagnetic Compatibility(電磁環境両立)。
EMI
electromagnetic interference(電磁波障害)。
EMM
expanded memory manager(EMSメモリマネージャ)。 EMMは、Intel 386™またはそれ以上のマイクロプロセッサを持つコンピュータ上で拡張メモリを使用
してEMSメモリをエミュレートするソフトウェアユーティリティです。

EMS
Expanded Memory Specification(EMSメモリ仕様)。
EPROM
erasable programmable read-only memory(消去可能なプログラマブルROM)。
ESD
electrostatic discharge(静電気放出)。
expanded memory(拡張メモリ)
1MB以上のRAMにアクセスする技法。 システムの拡張メモリを有効にするには、EMMを使用しなければなりません。 EMSメモリを使用できる(または拡
張メモリが必要な)ソフトウェアを実行する場合のみ、システムを拡張メモリに対応させる必要があります。
expansion bus(拡張 バス)
コンピュータには、拡張バスが装着されています。 この拡張バスによって、ネットワークカードや内蔵モデムなどの周辺機器のコントローラとマイクロプロ
セッサがコミュニケーションをおこなうことができます。
expansion-card connector(拡張カードコネクタ)
拡張カードを差し込むコンピュータのシステム基板上のコネクタ。
extended memory(拡張メモリ)
1MB以上のRAM。 拡張メモリを使用できるほとんどのソフトウェア(Windowsなど)では、拡張メモリをXMMで制御する必要があります。
external cache memory(外部キャッシュメモリ)
SRAMチップを使用するRAMキャッシュ。 SRAMチップはDRAMチップよりも数倍高速であるため、マイクロプロセッサによるデータや命令は、RAMから
取り出すよりも外部キャッシュメモリからの方が高速になります。
F
F
Fahrenheit(華氏)。
FAT
file allocation table(ファイル割り当てテーブル)の略語。 FATはファイル保存記録を管理するためにMS-DOSで使用されるファイルシステム構造です。
Microsoft Windows NT® およびIBM® OS/2オペレーティングシステムでは、オプションとしてFATファイルシステム構造を使用することができます。
FCC
Federal Communications Commission(連邦通信委員会)。
flash memory(フラッシュメモリ)
コンピュータに取り付けた状態で、ディスケット内のユーティリティから再プログラムが可能なEEPROMチップの一種。 ほとんどのEEPROMチップは特殊
なプログラム用デバイスを使わなければ、書き込みできません。
format(フォーマット)
ファイルを保存するためにハードディスクドライブやディスケットを準備すること。 無条件フォーマットをおこなうと、ディスクに格納された全データが消去さ
れます。
ft
foot/feet(フィート)。
FTP
File Transfer Protocol(ファイル転送プロトコル)。
G
g

gram(s)(グラム)。
G
gravities(重力)。
GB
gigabyte(s)(ギガバイト)。 1GBは1,024MB(1,073,741,824バイト)です。
graphics coprocessor(グラフィックコプロセッサ)
「coprocessor(コプロセッサ)」を参照してください。
graphics mode(グラフィックモード)
「x 個の横ピクセル× y 個の縦ピクセル× z 種類のカラー」で定義されるビデオモードで表示されます。
group(グループ)
DMI関連では、グループは管理可能なコンポーネントについての共通の情報またはアトリビュートを定義するデータ構造体です。
GUI
graphical user interface(グラフィックユーザインタフェース)。
H
h
hexadecimal (16進法)の略語。 コンピュータのRAMのアドレスや I/Oメモリのデバイス用アドレスを指定するために使われる 16を基数とする記数法で
す。 例えば、 0から 16までの 10進数は 16進法では、 0、 1、 2、 3、 4、 5、 6、 7、 8、 9、 A、 B、 C、 D、 E、 F、 10のように表されます。テキスト内で
は、数字の後にしばしばhを付けます。
heat sink(ヒートシンク)
放熱のために役立つペグやリブが付いた金属板。 ほとんどのマイクロプロセッサには、ヒートシンクが付いています。
HMA
high memory area(ハイメモリ領域)。 1MB以上のエクステンドメモリの最初の64KB。 XMSを管理するメモリマネージャは、コンベンショナルメモリを拡張
したHMAを作成します。「upper memory area(上位メモリ領域)」、「XMM」も参照してください。
host adapter(ホストアダプタ)
ホストアダプタによって、コンピュータのバスと、デバイス用のコントローラ間のコミュニケーションができます (ハードディスクドライブコントローラサブシス
テムには、内蔵ホストアダプタ回路が組み込まれています)。 SCSI拡張バスをシステムに追加するには、適切なホストアダプタをインストールする必要
があります。
HPFS
High Performance File System(高性能ファイルシステム)。Windows NTおよびIBM OS2 オペレーティングシステムにおけるオプションです。
Hz
hertz(ヘルツ)。
I
ICES
Interface-Causing Equipment Standard (カナダで使われています)。
ICU
ISA Configuration Utility(ISA設定ユーティリティ)。
I/O
Input/Output(入出力)。 たとえば、キーボードは入力デバイスであり、プリンタは出力デバイスです。 一般に、 I/O動作はコンピュータ計算とは区別す
ることができます。 例えば、プログラムがドキュメントをプリンタに送るときがOutput、用語のリストをソートするときが計算です。
ID

identification(識別)。
interlacing(インタレース)
画面上の代替水平線だけを更新してビデオ解像度を増加させる技法。 インタレースを使用すると画面のちらつきが目立つ場合があるため、ユーザに
はノンインタレースのビデオアダプタ解像度が好まれています。
internal microprocessor cache(内蔵マイクロプロセッサキャッシュ)
マイクロプロセッサに内蔵された命令キャッシュとデータキャッシュ。 Pentiumマイクロプロセッサには16KBの内蔵キャッシュがあり、8KBの読み取り専用
命令キャッシュおよび8KBの読み書き可能データキャッシュとしてセットアップされています。
IPX
Internetwork Packet eXchange(ネットワーク間パケット交換)。
IPX/SPX
Internetwork Packet eXchange/Sequenced Packet eXchange(ネットワーク間パケット交換/シーケンスパケット交換)。
IRQ
interrupt request(割り込み要求)。 デバイスからデータを送受信するときの信号は、IRQを通ってマイクロプロセッサに送られます。 IRQ番号は、それぞ
れのデバイスコネクタに割り当てなければいけません。 例えば、このコンピュータの第1シリアルポート(COM1)には、デフォルトでIRQ4が割り当てられて
います。 2つのデバイスに同じIRQ番号を割り当てることはできますが、両方のデバイスを同時に動作させることはできません。
ISA
Industry-Standard Architecture。 16ビット拡張バスの形式。 ISA拡張カードコネクタは、8ビットのISA拡張カードとの互換性もあります。
ITE
information technology equipment(情報技術設備)。
J
jumper(ジャンパ)
回路基板上の小さなブロックで、2つ以上のピンを接続します。 プラスチックのプラグの中に、ピンに接続するワイヤが入っています。 ワイヤがピンとピ
ンを接続して、回路を作ります。 ジャンパを使うと、回路基板の配線を簡単に変更できます。
K
K
kilo(キロ)。 1,000を表します。
KB
kilobyte(s)(キロバイト)。 1キロバイトは、1,024バイトです。
KB/sec
kilobyte(s) per second(1秒あたりのキロバイト数)。
Kbit(s)
kilobit(s)(キロビット)。 1キロビットは1024ビットです。
Kbps
kilobit(s) per second(1秒あたりのキロビット数)。
key combination(キーの組み合わせ)
コマンドを送るために同時に押す複数のキー。 たとえば、<Ctrl><Alt><Del>のキーの組み合わせを押すと、コンピュータを再起動できます。
kg
kilogram(s)(キログラム)。 1キログラムは、1,000グラムです。

kHz
kilohertz(キロヘルツ)。 1キロヘルツは、1,000ヘルツです。
L
LAN
local area network。 通常、LANシステムは、すべての装置がLAN専用のワイヤによって接続されている建物内だけで使われます。
lb
pound(s)(ポンド)。
LED
light-emitting diode(発光ダイオード)。 LEDは、電流が通過すると点灯する電子部品です。
local bus(ローカルバス)
ローカルバス拡張機能を持つコンピュータは特定の周辺機器(ビデオアダプタ回路など)が従来の拡張バスを持つコンピュータよりも高速に動作するよ
う設計されています。 ローカルバスには、コンピュータのプロセッサと同じ幅のデータバスおよび同じ速度で周辺装置を動作させるものもあります。
LPTn
コンピュータ上にある1~3番目のパラレルポートのMS-DOSデバイス名は、LPT1、LPT2、LPT3です。
M
m
meter(s)(メートル)。
mA
milliampere(s)(ミリアンペア)。1,000分の1アンペア。
mAh
milliampere-hour(s)(ミリアンペア時)。
math coprocessor(数値演算コプロセッサ)
「coprocessor(コプロセッサ)」を参照してください。
Mb
megabit(s)(メガビット)。
MB
megabyte(s)(メガバイト)。 1メガバイトは、1,048,576バイトです。 ただし、ハードディスクドライブの容量を表す場合は、通常、概数にして100万バイトを単
位として表します。
MB/sec
megabytes per second(1秒あたりのメガバイト数)。
Mbps
megabits per second (1秒あたりのメガビット数)。
MBR
master boot record(マスタブートレコード)。
MEC
memory expansion card(メモリ拡張カード)。
memory(メモリ)

コンピュータは、RAM、ROM、およびビデオメモリなどの異なる型のメモリを持っています。 また、メモリという言葉はRAMと同じ意味で使われることがあ
ります。 例えば「16MBのメモリを持つコンピュータ」という場合、16MBのRAMを持つコンピュータを指します。
memory address(メモリアドレス)
コンピュータのRAM内で16進数で表される特定の位置。
memory manager(メモリマネージャ)
コンベンショナルメモリ以外のメモリ(拡張メモリやEMSメモリなど)の実装を管理するユーティリティ。
memory module (メモリモジュール)
DRAMチップを搭載した小型回路基板であり、システム基板に接続します。
MHz
megahertz(メガヘルツ)。
microprocessor(マイクロプロセッサ)
コンピュータ内部の主要な演算チップであり、算術関数や論理関数の解釈および実行をコントロールします。 あるマイクロプロセッサ用に書かれたソフ
トウェアを別のマイクロプロセッサで実行するには、ほとんどの場合ソフトウェアを新しく書き直さなければいけません。 CPUはマイクロプロセッサの同義
語です。
MIDI
musical instrument digital interface(電子楽器デジタルインタフェース)。
MIF
management information format。MIFファイルには、情報、ステータス、コンポーネント計装へのリンクが入っています。MIFファイルは、DMIサービス層
によってMIFデータベースにインストールされます。MIFの内容はDTMF作業委員会によって定義されており、MIF定義ドキュメントとして公開されていま
す。このドキュメントには、DMI管理可能コンポーネントに関連するグループおよびアトリビュートが定義されています。
mm
millimeter(s)(ミリメートル)。
modem(モデム)
電話回線を通じて、コンピュータと他のコンピュータがコミュニケーションを取ることができるデバイス。
mouse(マウス)
画面上のカーソルの動きをコントロールするポイントデバイス。 マウスが使用できるソフトウェアでは、画面上に表示されているオブジェクトを指しながら
マウスボタンを押すことによって、コマンドを実行できます。
MPEG
Motion Picture Experts Group。 MPEGはデジタルビデオファイルフォーマットです。
ms
millisecond(s)(ミリ秒)。
MS-DOS
Microsoft Disk Operating System(マイクロソフトディスクオペレーティングシステム)。
MTBF
mean time between failures(平均故障間隔)。
multifrequency monitor(複数周波数モニタ)
複数のビデオ規格をサポートするモニタ。 マルチスキャンモニタは、各種のビデオアダプタからの信号周波数レンジに合わせて調整できます。
mV
millivolt(s)(ミリボルト)。
N

NDIS
Network Driver Interface Specification。
NIC
network interface controller(ネットワークインタフェイスコントローラ)。
NLM
NetWare® Loadable Module。
NMI
nonmaskable interrupt(マスク不能型割り込み)。 パリティエラーなどのハードウエアエラーが起きた場合に、マイクロプロセッサに知らせるために、NMI
を送ります。
noninterlaced(ノンインタレース)
画面上の水平線を逐次リフレッシュして、画面のちらつきを抑える技法。
ns
nanosecond(s)(ナノ秒)。 10億分の1秒。
NTFS
NT File System(NTファイルシステム)。 Windows NTのオペレーティングシステムのオプションです。
NVRAM
nonvolatile random-access memory(不揮発性ランダムアクセスメモリ)。 コンピュータの電源を切っても、内容は失われません。 NVRAMは、日付、時
刻、システム設定オプションの保存に使用されます。
O
OS/2
Operating System/2。
OTP
one-time programmable(一回限りプログラム可能)。
P
parallel port(パラレルポート)
コンピュータにプリンタを接続するときに、最も多く使われる I/Oポート。 通常、コンピュータのパラレルポートには25穴のコネクタを使います。
parameter(パラメータ)
プログラムに指定する値またはオプション。 パラメータは、スイッチまたは引数と呼ばれることもあります。
partition(パーティション)
fdiskコマンドを使用すると、パーティションと呼ばれる複数の物理セクションにハードディスクドライブを分割できます。 それぞれのパーティションは複数
の論理ドライブを持つことができます。
ハードディスクドライブをパーティションに分割した場合は、formatコマンドを使用して個々の論理ドライブをフォーマットする必要があります。
PCI
Peripheral Component Interconnect(周辺機器コンポーネント接続)。 Intel Corporationによって開発されたバスの規格です。
peripheral device(周辺機器)
コンピュータに接続される内蔵または外付けデバイス(プリンタ、ディスクドライブ、キーボードなど)。
PGA
pin grid array。マイクロプロセッサチップの取り外しが可能なマイクロプロセッサソケット。

pixel(ピクセル)
ピクセルはビデオ画面上の単一の点を行列形式に並べたものです。 たとえば、640x480というビデオ解像度は、横方向のピクセル、縦方向のピクセル
が並んだ行列として表されます。
Plug and Play(プラグアンドプレイ)
ハードウェアデバイスをコンピュータに追加することを容易にする業界標準規格。 プラグアンドプレイを使うと、自動的に周辺機器の取り付けや構成、ま
た既存のハードウエアとの互換性、あるいは固定されていないコンピュータの環境をサポートさせます。
POST
power-on self-test(電源投入時の自己診断)。 コンピュータの電源が入ると、オペレーティングシステムをロードする前に、POSTがRAM、ディスクドライ
ブ、キーボードなどのデバイスをテストします。
ppm
pages per minute(1分あたりのページ数)。
PQFP
plastic quad flat pack。マイクロプロセッサチップが固定されて取り外しできないマイクロプロセッサソケット。
protected mode(プロテクトモード)
80286以降のマイクロプロセッサによってサポートされる動作モード。プロテクトモードでは、オペレーティングシステムを通じて次のことが実現されます。
l 16MB(80286マイクロプロセッサの場合)~4GB(Intel 386以降のマイクロプロセッサの場合)のメモリアドレススペース
l マルチタスク
l 仮想メモリ(ハードディスクドライブを使用して、アドレシング可能なメモリを増加させる技法)
32ビットのWindows NTオペレーティングシステム、OS/2、およびUNIX®は、プロテクトモードで実行されます。 MS-DOSはプロテクトモードで実行できませ
ん。ただし、MS-DOSから起動できる一部のプログラム(Windowsなど)は、コンピュータをプロテクトモードに移行させることができます。
PS/2
Personal System/2。
R
RAID
redundant arrays of independent disks。
RAM
random-access memory(ランダムアクセスメモリ)。 プログラムの命令やデータを保存するコンピュータの主要な一次記憶領域 。RAM内部の各領域
は、メモリアドレスと呼ばれる数値によって識別されます。 RAMに保存されている情報は、コンピュータの電源が切れると失われます。
Rambus
ランダムアクセスメモリアーキテクチャ。
RAMDAC
random-access memory digital-to-analog converter(ランダムアクセスメモリディジタルアナログコンバータ)。
read-only file(読 み取り 専用ファイル)
読み取り専用ファイルとは、変更や消去が禁止されているファイルのことを言います。 ファイルは、下記の場合に読み取り専用になります。
l 読み取り専用アトリビュートが有効になっている場合
l 物理的に書き込みが禁止されているディスケット内にファイルが存在する場合
l ファイルがディレクトリの中のネットワーク上にあり、システム管理者が読み取りの権利だけを許可している場合
readme file(readmeファイル)
ソフトウェアのパッケージまたはハードウエア製品に添付されているテキストファイルで、ソフトウエアまたはハードウエアの最新情報、マニュアルの補足
を目的としています。 通常、readmeファイルには、インストール手順、新しく付け加えられた機能の説明、マニュアルに記載されていない修正、ソフトウェ
アまたはハードウエアを使用する際に注意しなければならない問題などが記載されています。
real mode(リアルモード)
80286以上のマイクロプロセッサによってサポートされる動作モード。リアルモードは、8086マイクロプロセッサのアーキテクチャをシミュレートする動作モ

ードです。
refresh rate(リフレッシュレート)
画面上のビデオイメージが再描画される周波数。 単位はHzで、このリフレッシュレートの周波数で画面の水平走査線(垂直周波数)が再描画されます。
人の目には、リフレッシュレートが高ければ、ビデオのちらつきが少なくなります。また、高いリフレッシュレートは、ノンインタレースです。
RFI
radio frequency interference(ラジオ周波数障害)。
RGB
red/green/blue(赤/緑/青)。
RIMM
Rambus in-line memory module(ラムバスインラインメモリモジュール)。
ROM
read-only memory(読み取り専用メモリ)。 コンピュータの動作に必要なプログラムのいくつかはROMコードの中に保存されています。 RAMとは異なり、
ROMチップはコンピュータの電源が切れた後もその内容を保持します。 ROM内にあるコードには、コンピュータの起動手順を開始するプログラムや
POSTなどがあります。
rpm
revolutions per minute(1分あたりの回転数)。
RTC
real-time clock(実時刻時計)。 コンピュータ内部にあるバッテリで動く時計回路で、コンピュータの電源を切った後も、日付と時刻を保持します。
S
sec
second(s)(秒)。
SEC
single-edge contact(シングルエッジコンタクト)。 Pentium IIl Xeon™プロセッサなどの新しいIntelプロセッサは、プロセッサとシステム基板のインタフェー
スとして、このタイプのコネクタを使用します。
serial port(シリアルポート)
一般的には、モデムやマウスをコンピュータに接続するのに使用されるI/Oポート。 コンピュータのシリアルポートには、通常9ピンのコネクタが使われま
す。
service tag number(サービスタグ番号)
Dellカスタマーケアまたはテクニカルサポートにお問い合わせになる際に、コンピュータを識別するためのバーコード。
shadowing(シャドウイング)
通常、コンピュータのシステムとビデオのBIOSコードは、ROMチップに格納されます。シャドウイングとは、起動ルーチンの実行中に(640KB以上の)上
位メモリ領域の高速RAMチップにBIOSコードをコピーして性能を向上させる技法を指します。
SIMD
single instruction multiple data。
SIMM
single in-line memory module(シングルインラインメモリモジュール)。システム基板に接続するDRAMチップを搭載した小型の回路基板。
SMART
Self-Monitoring Analysis and Reporting Technology。 システムBIOSにエラーや障害があった場合に、ハードディスクドライブが報告し、画面にエラーメッ
セージを表示するための技術です。 この技術を利用するには、SMART準拠のハードディスクドライブおよびシステムBIOSのサポートが必要です。
SNMP
Simple Network Management Protocol。 SNMPは業界標準のインタフェースであり、ネットワーク管理者はこれによって、ワークステーションを遠隔にて
監視および管理することができます。

SRAM
static random-access memory(スタティックRAM)。 SRAMチップは連続したリフレッシュを必要としないので、DRAMチップよりもかなり高速です。
SRS
sound retrieval system(サウンド検索システム)。
SVGA
super video graphics array(スーパービデオグラフィックスアレイ)。 VGAとSVGAは、従来の規格であるEGAとCGAよりも高解像度の色表示機能を持つ
ビデオアダプタに関するビデオ規格です。
特定の解像度でプログラムを表示するには、ディスプレイが解像度をサポートし、適切なビデオドライバをインストールしなければなりません。 また、プロ
グラムで表示できるカラーの数は、モニタやビデオドライバの機能と、ビデオアダプタ用にインストールされたメモリ容量に応じて異なります。
switch(スイッチ)
コンピュータのシステム基板のスイッチは、コンピュータシステムでのさまざまな回路機能を制御します。これらのスイッチはDIPスイッチと呼ばれていま
す。通常、DIPスイッチは2つ以上のスイッチがパッケージ化されており、プラスチックのケースに入っています。システム基板では、一般にスライドスイッ
チとロッカスイッチが使用されています。スイッチの名前は、設定(オン/オフ)の変更方法に基づいています。
syntax(シンタックス)
コンピュータによって正しく認識されるように、コマンドや命令を入力する方法を指示する規則。
system board(システム基板)
主要回路基板であるシステム基板には、一般に次のような、コンピュータを構成するために必要な部品のほとんどが取り付けられています。
l マイクロプロセッサ
l RAM
l キーボードのような標準的な周辺機器のコントローラ
l 各種のROMチップ
マザーボード、ロジックボードと同義語です。
system configuration information(システム設定情報)
どのようなハードウェアが取り付けられており、コンピュータがどのように設定されていなければならないかということをメモリに保存しているデータ。
system diskette(システムディスケット)
「起動ディスケット」と同義語。
system memory(システムメモリ)
「RAM」と同義語。
System Setup program(セットアップユーティリティ)
コンピュータのハードウェアを設定したりパスワード保護や電源管理などの機能を設定することにより、コンピュータの動作をカスタマイズするBIOSベー
スのプログラム。セットアップユーティリティの項目の中には、コンピュータを再起動しないと(あるいはコンピュータが、自動的に再起動をおこなうことも
あります)ハードウェア設定の変更が有効にならないものがあります。セットアップユーティリティはNVRAMに保存されるため、設定したオプションは変更
しない限り有効に維持されます。
system.ini ファイル
Windowsオペレーティングシステムの起動ファイル。Windowsを起動すると、Windowsはsystem.iniファイルを調べ、動作環境に関する各種オプションを決
定します。 system.iniファイルに記録されている情報には、どのようなビデオ、マウス、キーボードドライバがWindowsにインストールされているかなどが
含まれます。
コントロールパネルの設定を変更したり、またはWindowsセットアッププログラムを実行すると、system.iniファイルのオプションを自動的に変更できま
す。それ以外の場合は、メモ帳などのテキストエディタを使用して、手作業でsystem.iniファイルのオプションの変更や追加をおこなう必要があります。
T
termination(終端)
一部のデバイスは、ケーブルの反射や不要な信号を防止するために、終端されている必要があります。 このようなデバイスを連結する場合は、デバイ
スの設定ソフトウェアのジャンパやスイッチの設定を変更することによって、これらのデバイスの終端を有効にしたり無効にしたりする必要があります。

text editor(テキストエディタ)
ASCII 文字だけを含むテキストファイルを編集するためのアプリケーションプログラム。 たとえば、MS-DOS Editor やWindowsのメモ帳などはテキストエ
ディタです。 ほとんどのワードプロセッサは、バイナリ文字を含む独自のファイル形式を使いますが、テキストファイルを読んだり書いたりできるものもあ
ります。
text mode(テキストモード)
x 列 y 行の文字で表されるビデオモード。
time-out( タイムアウト)
省電力機能が起動されるまでのシステムのアイドル時間。
tpi
tracks per inch(1インチあたりのトラック数)。
TSR
terminate-and-stay-resident(メモリ常駐)。 TSRプログラムは「バックグラウンド」で実行されます。 ほとんどのTSRプログラムには特定のキーコンビネ
ーション(「ホットキー」ともいう)が組み込まれており、別のMS-DOSプログラムを実行している間にTSRプログラムのインタフェイスを起動することができ
ます。 TSRプログラムを使い終わったら、元のアプリケーションプログラムに戻り、TSRプログラムをメモリに常駐させて後で再使用することができます。
TSRプログラムによってメモリコンフリクトが発生することがあります。 トラブルシューティングをおこなうときは、TSRプログラムを起動しない状態でコンピ
ュータを再起動して、このようなメモリコンフリクトの可能性を除外してください。
U
UL
Underwriters Laboratories(保険業者研究所)。
UMB
upper memory blocks(上位メモリブロック)。
upper memory area(上位メモリ領域)
640KBから1MBの間にある384KBのRAM。 コンピュータにIntel386またはそれ以降のマイクロプロセッサが搭載されている場合は、メモリマネージャと呼
ばれるソフトウェアユーティリティを使用して上位メモリ領域内にUMBを作成し、デバイスドライバやメモリ常駐型プログラムをそのUMBにロードすること
ができます。
UPS
uninterruptible power supply(無停電電源供給装置)。 電気的な障害が起きた場合に、コンピュータの電源が切れないようにするためのバッテリ装置。
USB
Universal Serial Bus(ユニバーサルシリアルバス)。 USBポートによって、マウス、キーボード、プリンタ、スピーカなど、USBに準拠した複数のデバイスに
対して、単独結合ポイントを使えるようになります。 USBデバイスは、システムが起動中でも接続したり、接続を解除したりできます。
utility(ユーティリティ)
メモリ、ディスクドライブ、プリンタなどのシステム資源を管理するためのプログラム。
UTP
unshielded twisted pair(シールド無しツイストペア)。
V
V
volt(s)(ボルト)。
VAC
volt(s) alternating current(交流ボルト)。
VCCI

Voluntary Control Council for Interference(電波障害自主規制協議会)。
VCR
videocassette recorder(ビデオカセットレコーダ)。
VDC
volt(s) direct current(直流ボルト)。
VESA
Video Electronics Standards Association(ビデオエレクトロニクス規格団体)。
VGA
video graphics array(ビデオグラフィックス配列)。 VGAとSVGAは、従来の規格よりも高解像度の色表示機能を持つビデオアダプタに関するビデオ規格
です。
特定の解像度でプログラムを表示するには、適切なビデオドライバをインストールし、ディスプレイがその解像度をサポートしなければなりません。 ま
た、プログラムで表示できるカラーの数は、モニタやビデオドライバの機能と、ビデオアダプタ用にインストールされたメモリ容量に応じて 異なります。
VGA feature connector(VGA対応コネクタ)
VGAビデオアダプタが内蔵された一部のシステム上では、VGA対応コネクタを使用すると、ビデオアクセラレータなどの拡張アダプタをコンピュータに追
加することができます。 VGA対応コネクタは、VGAパススルーコネクタとも呼ばれます。
video adapter(ビデオアダプタ)
モニタと連携してコンピュータのビデオ機能を実現するための論理回路。 ビデオアダプタが持つ機能の種類は、特定のモニタが持つ機能とは異なる場
合があります。 通常、ビデオアダプタには、一般的なアプリケーションプログラムやオペレーティングシステムを、様々なビデオモードで表示するための
ビデオドライバが付属しています。
現在、Dellのほとんどのコンピュータでは、システム基板にビデオアダプタが組み込まれています。 また、拡張カードコネクタに差し込む数多くのビデオア
ダプタカードが利用できます。
ビデオアダプタには、システム基板のRAMから独立したメモリを取り付けることができます。 ビデオメモリの量と、アダプタに付いてくるビデオドライバに
よって、同時に表示できる色の数が決まります。 高速のグラフィック描画を実現するために、ビデオアダプタには独自のコプロセッサチップが内蔵され
る場合もあります。
video driver(ビデオドライバ)
通常、グラフィックモードのアプリケーションプログラムやWindowsなどのオペレーティングシステムは、特定の色数と解像度を表示するためにビデオドラ
イバが必要です。 一部のプログラムには汎用的なビデオドライバが組み込まれています。 ビデオアダプタに適合する追加のビデオドライバが必要にな
る場合もあります。通常、これらのビデオドライバは、コンピュータまたはビデオアダプタに付属のディスケットに収録されています。
video memory(ビデオメモリ)
ほとんどのVGAビデオアダプタとSVGAビデオアダプタには、コンピュータのRAMとは別に、VRAMメモリチップまたはDRAMメモリチップが内蔵されていま
す。 取り付けられているビデオメモリの量は、主にプログラムが表示できる色数によって異なります(これは対応するビデオドライバとモニタの機能にも
よります)。
video mode(ビデオモード)
通常、ビデオアダプタは、複数のテキストモードおよびグラフィックモードをサポートしています。 文字をベースにしたソフトウェア(MS-DOSなど)は、x 列
× y 行の文字数で表されるテキストモードで表示されます。 Windowsなどのグラフィックベースのソフトウェアは、「x 個の横ピクセル× y 個の縦ピクセル
× z 種類のカラー」で定義されるグラフィックモードで表示されます。
video resolution(ビデオ解像度)
たとえば、800 x 600というビデオ解像度は、横方向のピクセル、縦方向のピクセルが並んだ行列として表されます。 特定の解像度でプログラムを表示
するには、ディスプレイが解像度をサポートし、適切なビデオドライバをインストールしなければなりません。
virtual memory(仮想メモリ)
ハードディスクドライブを使用して、アドレシング可能なRAMを増加させる技法 。 たとえば、16MBのRAMを装備したコンピュータのハードディスクドライブ
上で16MBの仮想メモリをセットアップした場合、オペレーティングシステムでは、32MBの物理RAMが存在する場合と同様の方法でシステムメモリが管理
されます。
virus(ウイルス)
システムに損害を与えるように設計された自己起動型プログラム。 ウイルスプログラムは、ハードディスクドライブに格納されたファイルを破壊したり、シ
ステムやネットワークのメモリが一杯になるまで自己増殖したりすることが知られています。
一般に、ウイルスプログラムは「感染した」ディスケットから自分自身をハードディスクドライブにコピーすることによって、数多くのシステムに感染していき
ます。 ウイルスからシステムを保護するために、次のような対策を講じてください。

l コンピュータのハードディスクドライブに対して定期的にウイルス検査ユーティリティを実行します。
l ディスケット(市販のソフトウェアも含みます)を使用する前に、そのディスケットに対して必ずウイルス検査ユーティリティを実行します。
VLSI
very-large-scale integration(超大規模集積回路)。
Vpp
peak-point voltage(ピーク時電圧)。
VRAM
video random-access memory(ビデオRAM)。 ビデオアダプタの中には、VRAMチップ(またはVRAMとDRAMの組み合わせ)を使用してビデオ性能の向
上を図っているものがあります。 VRAMはデュアルポートであるため、ビデオアダプタを通じて、画面の更新と新しい画像データの受信を同時におこなう
ことができます。
W
W
watt(s)(ワット)。
WH
watt-hour(s)(ワット時)。
win.ini ファイル
Windowsオペレーティングシステムの起動ファイル。Windowsを起動すると、Windowsは win.ini ファイルを調べ、動作環境に関する各種オプションを決定
します。 win.ini ファイルに記録されている情報には、どのようなプリンタやフォントがWindowsにインストールされているかなどが含まれます。 また、
win.ini ファイルには、ハードディスクにインストールされているWindowsアプリケーションプログラムのオプションを設定するセクションも含まれています。
コントロールパネルの設定を変更したり、またはWindowsセットアッププログラムを実行すると、win.iniファイルのオプションを自動的に変更できます。そ
れ以外の場合は、メモ帳などのテキストエディタを使用して、手作業でwin.iniファイルのオプションの変更や追加をおこなう必要があります。
Windows 95
Windows 95は、MS-DOSを必要としない先進のオペレーティングシステムです。パフォーマンスと使いやすさが向上し、ワークグループ機能が拡張され、
ファイル管理および参照を簡単におこなうことができます。
Windows NT
Microsoftが開発した、サーバとワークステーションのための高度なオペレーティングシステムソフトウェア。 科学技術や財務アプリケーションに向いてい
ます。
write-protected(書き込み防止)
読み取り専用ファイルは、書き込み防止されていると言われます。 3.5インチのディスケットを書き込み防止するには、ディスケットの書き込み防止タブを
スライドさせて開いた位置にするか、セットアップユーテリティで書込み防止機能を設定します。
WWW
World Wide Web。
X
XMM
extended memory manager(拡張メモリマネージャ)。 アプリケーションやオペレーティングシステムが、XMSに沿って拡張メモリを使えるようにするユー
ティリティ。
XMS
eXtended Memory Specification(拡張メモリ仕様)。
Z
ZIF
zero insertion force(ゼロ圧力)。 一部のコンピュータでは、ZIFソケットやZIFコネクタを使用して、デバイス(マイクロプロセッサチップなど)の取り付けや

取り外しをおこなうときにデバイスに圧力がかからないようにします。
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ハードウェア設定機能: Dell Precision™ WorkStation 620 システムユーザーズガイド
概要
本項では、システム基板のジャンパ、背面パネルのI/Oポートとコネクタについて具体的に説明します。また、ジャンパとスイッチ、割り込み要求 (IRQ) の
割り当て一覧、メモリマップについての基本情報も提供します。
ジャンパの概要
ジャンパを使用すれば、プリント基板の回路構成を簡単に変更できます。システムを再設定する場合、システム基板のジャンパの設定を変更しなけれ
ばならないことがあります。
ジャンパ
ジャンパは回路基板上の小さなブロックで、2本以上のピンが出ています(図1参照)。 ワイヤを格納しているプラスチック製プラグが、ピンにかぶせられ
ています。ワイヤは、ピンを接続して回路を形成します。
図1 ジャンパ
ジャンパの設定を変更するには、ピンから抜いたプラグを、指定のピンに注意深く押し込みます。
注意:必ずコンピュータの電源を切ってから、ジャンパの設定を 変 更してください。電源が入ったまま変更しようとすると、コンピュータを破損し
たり予期できない結果を招く恐れがあります。
1本のピンだけにプラグがかぶせてある場合や、プラグをかぶせていない場合、ジャンパはオープン状態またはジャンパなしといいます。2本のピンにま
たがってプラグがかぶせてある場合は、ジャンパありといいます。ジャンパ設定は、通常、1-2のように2つの数字で示されています。番号1は回路基板に
印刷されているので、ピン1の位置を基準にして各ピンの番号を識別できます。複数ジャンパが列になっている場合は、1番ピンはすべて同じ側にしま
す。
図2に、システム基板のジャンパブロックの位置とデフォルト設定を示します。システムのジャンパの名称、デフォルト設定、および機能については、表1
を参照してください。
図2 システム基板のジャンパ

表1 システム基板のジャンパ設定
システム基板のラベル
表2に、システム基板のコネクタとソケットのラベルを示し、その機能の概要を説明します。
表2 システム基板のコネクタとソケット
ジャンパありで、RTCクロックとCMOSの内容をリセット
イントリュージョン検知が無効
イントリュージョン検知が有効
メモ:この表で使用されている略語や頭字語の正式名称は、用語集を参照してください。
フロントベイデバイス電源コネクタ
(CD-ROM ドライブ、オプションのディスケットドライブなど)
CD-ROMドライブオーディオインタフェースコネクタ

I/Oポートとコネクタ
コンピュータの背面パネルにあるI/Oポートとコネクタは、キーボード、マウス、プリンタ、モニタなどの外付けデバイスとコンピュータシステムが通信する
ためのゲートウェイです。システムのI/Oポートとコネクタを、図3に示してあります。
図3 I/Oポートとコネクタ
シリアルポートとパラレルポートの概要
2つの内蔵シリアルポートは、背面パネルの9ピンDサブミニコネクタを使用します。これらのポートは、外付けモデム、プリンタ、プロッタ、マウスなど、シリ
パラレルポートコネクタ (別名はLPT1)/SCSIコネクタ(スタック化)
オプションのRAID PCI拡張カードコネクタ延長
シリアルポートコネクタ (別名は COM1およびCOM2; スタック化)
プライマリIntel® Pentium® III Xeon™ マイクロプロセッサSEC カートリッジコネクタ
セカンドPentium III XeonマイクロプロセッサSEC カートリッジコネクタ
TAPI入力カードコネクタ (オーディオシステムインターフェースへのボイスモデム)
メモ:この表で使用されている略語や頭字語の正式名称は、用語集を参照してください。
ビデオコネクタ (1つまたは2つ目の拡張スロットにあります)

アルデータ転送 (1本の線でデータを1ビットずつ送信) を行うデバイスをサポートします。
ほとんどのソフトウェアでは、COM (COMmunicationsの略) に数字を付けてシリアルポートを指定します。コンピュータの内蔵シリアルポートとして、
COM1とCOM2がデフォルトで指定されています。
内蔵パラレルポートは、背面パネルの25ピンDサブミニコネクタを使用します。このI/Oポートは、パラレル形式でデータを送信します (1本のケーブル内
の8本の線を通して、8ビットすなわち1バイトのデータを同時送信)。パラレルポートは、主にプリンタで使用します。
ほとんどのソフトウェアでは、LPT (Line Print Terminal) に数字を付けてパラレルポートを指定します 。コンピュータの内蔵パラレルポートとして、LPT1
がデフォルトで指定されています。
ポートの指定を使用する例として、ソフトウェアのインストール手順があります。インストール手順の1つでプリンタ接続用ポートを指定することにより、出
力送信先をソフトウェアに指示します (指定を間違えると、プリンタからの印刷ができなかったり、判読不能な出力になる原因になります)。
シリアルポートコネクタ
ハードウェアの設定を変更する場合、シリアルポートコネクタのピン番号と信号情報が必要になることがあります。図4にシリアルポートコネクタのピン番
号を示します。また、表3にシリアルポートコネクタのピン割り当てとインタフェース信号の一覧と定義を示します。
図4 シリアルポートコネクタのピン番 号
表3 シリアルポートコネクタのピン割 り当て
パラレルポートコネクタ
ハードウェアの設定を変更する場合、パラレルポートコネクタのピン番号と信号情報が必要になることがあります。図5にパラレルポートコネクタのピン番
号を示します。また、表4にパラレルポートコネクタのピン割り当てとインタフェース信号の一覧と定義を示します。
図5 パラレルポートコネクタのピン番 号
表4 パラレルポートコネクタのピン割 り当て

外付けSCSIコネクタ
システム基板背面の68ピン外付けSCSIコネクタはスキャナ、ZIPドライブ、光磁気デバイスなどUltra SCSIデバイスを接続できます。
ハードウェアの設定を変更する場合、外付けSCSIコネクタのピン番号と信号情報が必要になることがあります。図6に外付けSCSIコネクタのピン番号を
示します。また、表5に外付けSCSIコネクタのピン割り当てとインタフェース信号の一覧と定義を示します。
図6 外付けSCSIコネクタのピン番 号
表5 外付けSCSIコネクタのピン割 り当て

キーボードとマウスコネクタの概要
ご使用のシステムでは、PS/2 型キーボードを使用し、PS/2互換マウスをサポートしています。キーボードのケーブルとマウスのケーブルは、コンピュー
タの背面パネルの6ピンミニDINコネクタに接続します。どちらのデバイスでも、いずれのコネクタに接続できます。
PS/2互換マウスは、業界標準のシリアルマウスやバスマウスと同じように動作しますが、専用のコネクタを持っていることから拡張カードを必要とせず、
またシリアルポートに接続する必要もありません。マウス内部の回路が、小さなボールの動きを感知して、その方向をコンピュータに送ります。
マウスドライバソフトウェアは、マウスが移動するたびに、IRQ12を発行することでマウスに優先権を与えるようにマイクロプロセッサに指示し、同時に、ア
プリケーションプログラムにマウスのデータを送ります。
キーボードコネクタ
ハードウェアの設定を変更する場合、キーボードコネクタのピン番号と信号情報が必要になることがあります。図7にキーボードコネクタのピン番号を、表
6にキーボードコネクタのピン割り当てとインタフェース信号の一覧と定義を示します。
図7 キーボードコネクタのピン番 号
表6 キーボードコネクタのピン割 り当て
マウスコネクタ
ハードウェアの設定を変更する場合、マウスコネクタのピン番号と信号情報が必要になることがあります。図8にマウスコネクタのピン番号を、表7にマウ
スコネクタのピン割り当てとインタフェース信号の一覧と定義を示します。

図8 マウスコネクタのピン番 号
表7 マウスコネクタのピン割 り当て
ビデオコネクタ
ビデオコネクタについては、ビデオカードに付属の製造元のマニュアルを参照してください。
NICコネクタ
システムの背面パネルにあるRJ45コネクタ (図9参照) には、UTP Ethernetケーブルを接続します。このケーブルは、10BASE-Tと100BASE-TXのネット
ワークで使用されます。一般的に個別のネットワーク拡張カードが処理する機能は、NICすべて用意されています。システムを Ethernetのネットワークに
接続し、使用できるようにするには、「ネットワークインタフェースコントローラの使い方」を参照してください。
図9 NICコネクタ
USBコネクタ
システムに用意された2つのUSBコネクタには、USB準拠のデバイスを接続します。代表的なUSBデバイスは、キーボード、マウス、プリンタ、コンピュータ
用スピーカーなどの周辺装置です。
注意:1チャネルにつき、+5Vで500mA以上の 最大電流を使うUSBデバイスやUSBデバイスの組み合 わせは、接続しないでください。この最大
値を 超えるデバイスを接続すると、USBポートがシャットダウンする可能性があります。USBデバイスの最大電流に関しては、デバイスに付属
のマニュアルを参照してください。
ハードウェアの設定を変更する場合、USBコネクタのピン番号と信号情報が必要になることがあります。図10にUSBコネクタのピン番号を、表8にUSBコ
ネクタのピン割り当てとインタフェース信号をの一覧と定義を示します。
図10 USBコネクタのピン番号
表 8 USBコネクタのピン割 り当て

マイクジャック
マイクジャック (図11参照) には、標準のPC用マイクを接続できます。マイクのオーディオケーブルを、このジャックに接続してください。マイク入力はモノ
ソースで、最大信号レベルが130mVrmsです。
図11 マイクジャック
オーディオライン出力ジャック
アンプ内臓で、自動的に電源の入るコンピュータスピーカーは、ほとんどの場合オーディオライン出力ジャック(図12参照)に接続できます。ヘッドホンも
このオーディオライン出力ジャックでお使いになれます。スピーカーのオーディオケーブルをこのジャックに接続してください。
図12 オーディオライン出力ジャック
オーディオライン入力ジャック
オーディオライン入力ジャック (図13参照) には、カセットプレーヤー、CDプレーヤー、VCRなどの録音・再生デバイスを接続できます。録音・再生デバイ
スのライン出力ケーブルを、コンピュータ背面のオーディオライン入力ジャックに接続します。
図13 オーディオライン入力ジャック
割り込みの割り当て
2つのデバイスが同じIRQラインを使用しようとすると、問題が起きることがあります。このようなコンフリクトを避けるため、取り付け済みの各デバイスに
対応したIRQラインのデフォルト設定をマニュアルで確認します。さらに、表9を参照して、使用可能なIRQラインのいずれかに各デバイスを設定します。
表9 割り込 みの割り 当て
メモ:一般のマイクを使わないでください。コンピュータ用に作られたマイクのみを使用してください。
メモ:電源のないスピーカーは使わないでください。アンプ内臓で、自動的に電源の 入るスピーカーのみを使用してください。
割り込みコントローラ(IRQ8~IRQ15が有効)
シリアルポート(セットアップユーティリティで有効になっている場合)

メモリの割り当て
MS-DOS®で動作 (リアルモード動作) するマイクロプロセッサとプログラムがアドレス指定可能なシステムメモリは、1MB (1024 KB) だけで、コンベンショ
ナルメモリ(ベースメモリともいう)とアッパーメモリに分かれています。1MBを超えるシステムメモリは、拡張メモリと呼ばれ、メモリ管理ソフトウェアを使用
しないと、MS-DOSベースのプログラムで直接アドレスを指定できません。
表10にコンベンショナルメモリ領域のマップを示します。プロセッサかプログラムがコンベンショナルメモリの範囲にあるアドレスを指定すると、メインメモ
リにおける物理的なアドレスを指定したことになります。コンベンショナルメモリは、MS-DOSの環境下でマイクロプロセッサかプログラムがアドレスを指
定できる唯一のメモリ領域です。
表10 コンベンショナルメモリのマップ
表11にアッパーメモリ領域のマップを示します。システムBIOSなどの各種システムデバイスだけに割り当てられるアドレスも含まれています。その他のア
ドレスは、拡張カードや拡張メモリマネージャ (EMM) で使用できます。マイクロプロセッサかプログラムがアッパーメモリの範囲にあるアドレスを指定す
ると、該当するデバイスにおける物理的なアドレスを指定したことになります。
表11 アッパーメモリのマップ
パラレルポート(セットアップユーティリティで有効になっている場合)
プライマリEIDEインタフェース (セットアップユーティリティで有効になっている場合)
セカンドEIDEインタフェース (セットアップユーティリティで有効になっている場合)
メモ:この表で使用されている略語や頭字語の正式名称は、用語集を参照してください。
メモ:この表で使用されている略語や頭字語の正式名称は、用語集を参照してください。

メモ:この表で使用されている略語や頭字語の正式名称は、用語集を参照してください。

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ヘルプの概要: Dell Precision™ WorkStation 620 システムユーザーズガイド
テクニカルサポート
技術上の問題に関するサポートを受けなければならないときは、以下の手順に従ってください。
1. Dell診断プログラムを実行します。
2. 診断チェックリストを印刷し、それに記入します。
3. インストールとトラブルシューティングの手順に関しては、DellのWorld Wide Webサイト(http://support.jp.dell.com)のサポートページをご覧くださ
い。
4. これまでの手順で問題が解決しない場合、Dellのテクニカルサポートへお電話ください。
Dellのオートテレフォンシステムの指示に従って、エクスプレスサービスコードを入力すると、電話は適切なサポート担当者に転送されま
す。エクスプレスサービスコードが不明の場合は、Dell アクセサリフォルダを開き、エクスプレスサービスコードアイコンをダブルクリック
し、その後画面の指示に従ってください。
テクニカルサポートにお問い合わせになるときは、まず「お問い合わせになる前に」 を参照してから、「Dellへのお問い合わせ」 に記載の番号にご連絡く
ださい。
ヘルプツール
Dellは、ユーザを支援するための多数のツールを提供しています。以降では、これらのツールについて説明します。
World Wide Web
インターネットは、ご使用のコンピュータやその他のDell製品に関する情報を得るための最も有効なツールです。Faxboxサービス、ご注文状況、テクニカ
ルサポート、製品情報などにインターネットからアクセスできます。
Dellのサポートウェブサイトへは、http://support.jp.dell.comでアクセスすることができます。また、http://support.dell.comのサイトで表示された地
図上のお住まいの国をクリックすると、Welcome to support.jp.dell.comページが開きます。お使いのシステムの情報を入力し、サポートツールおよび
情報にアクセスします。
次のアドレスでDellのインターネットサービスにアクセスできます。
l World Wide Web
http://www.dell.com/jp/(日本)
http://www.dell.com(北米)
http://www.dell.com/ap/(アジア/太平洋諸国のみ)
http://www.euro.dell.com(ヨーロッパのみ)
http://www.dell.com/la/(ラテンアメリカ諸国のみ)
FaxBox サービス( ファックス情報サービス)
Dell FaxBox サービス(ファックス情報サービス)は、フリーダイヤルでファクシミリを使用して24時間年中無休で技術情報を提供するサービスです。
プッシュホン式の電話から必要なトピックを選択します。テクニカル情報が指定したファックス番号宛に送信されます。FaxBox サービス(ファックス情報
サービス)の電話番号については、「Dellへのお問い合わせ」を参照してください。
24時間納期情報案内サービス
注文したDell製品の状況をチェックすることができます。電話番号については、「Dellへのお問い合わせ」を参照してください。オンラインでも納期状況を
ご確認いただけます。
メモ: Dellのエクスプレスサービスコードシステムが利用できない国もあります。

テクニカルサポートサービス
Dell製品に関するお問い合わせは、Dellのテクニカルサポートをご利用ください。
テクニカルサポートに電話をおかけになると、サポートスタッフがお問い合わせ内容の確認のために、ご使用のシステムの詳細をお聞きすることがあり
ます。サポートスタッフはその情報を元に、正確な回答を迅速に提供します。
テクニカルサポートにお問い合わせになる場合は、まず「お問い合わせになる前に」を参照してから、「Dellへのお問い合わせ」に記載の番号にご連絡く
ださい。
ご注文に関する問題
欠品、誤った部品、間違った請求書などのご注文に関する問題は、Dellカスタマーケアにご連絡ください。お電話の際は、納品書または出荷伝票をご用
意ください。電話番号は、「Dellへのお問い合わせ」を参照してください。
製品情報
Dellのその他の製品に関する情報や、ご注文に関しては、Dellのウェブサイトのhttp://www.dell.com/jp/をご覧ください。弊社セールスの電話番号
は、「Dellへのお問い合わせ」を参照してください。
お問い合わせになる前に
必ず診断チェックリストに記入してください。Dellへお問い合わせになるときは、できればコンピュータの電源を入れて、コンピュータの近くの電話から電
話をかけてください。キーボードからコマンドを入力したり、操作時に詳細情報を説明したり、コンピュータシステム自体でのみ可能な他のトラブルシュー
ティング手順を試してみるようにお願いする場合があります。システムのマニュアルがあることを確認してください。
テクニカルサポートをご利用の際は、製品本体のラベルに記載されているエクスプレスサービスコードまたはサービスタグナンバーが必要になります。お
電話をおかけいただくと、エクスプレスサービスコードを自動音声でおうかがいします。エクスプレスサービスコードをもとにお客様の情報を確認し、弊社
担当者に電話をおつなぎ致します。
エクスプレスサービスコードは、サービスタグナンバーを全桁数字に変換した弊社製品の固有の管理番号です。製品本体のラベルに8桁から11桁まで
の数字のみの番号で記載されています。エクスプレスサービスコードが本体にない製品をお持ちのお客様のために、弊社Webサポートページで※変換
ツールをご用意しております。
※変換ツール・・・サービスタグナンバーをエクスプレスサービスコードに変換するツール
サービスタグナンバーは,英数字混合の5桁もしくは7桁の弊社製品の固有の管理番号です。サービスタグナンバーでもテクニカルサポートをご利用い
ただけますが、弊社Webサポートページで変換したエクスプレスサービスコードをご用意の上、お電話いただくことをお勧めいたします。
診断 チェックリスト
警告:コンピュータカバーを外さなければならないときは、まずすべてのコンセントからシステムの電源ケーブルとモデムケーブルを外し
てください。
返品番号(Dellサポート技術者から提供された場合):

システムのスタートアップファイルの内容を確認するときは、オペレーティングシステムのマニュアルを参照してください。
コンピュータがプリンタに接続されている場合は、各ファイルを印刷します。それ以外は、各ファイルの内容を記録して
からDellに電話してください。
問題点の説明と実行したトラブルシューティング手順 :

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コンピュータ内部の作業: Dell Precision™ WorkStation 620 システムユーザーズガイド
概要
Dell Precision 620システムには、システムの機能を拡張する豊富なオプションが用意されています。本項では、オプションをコンピュータ内部に取り付け
るための準備について説明します。たとえば、コンピュータカバーを取り外したり、取り付けたりする方法、および電源を移動させてシステム基板から取
り外す方法などです。また、Dell™ハードウェアオプションを取り付ける場合に取り扱うコンピュータ内部のコンポーネントについても説明します。
はじめに
コンピュータ内部の作業を行いやすくするためには、十分な照明と整頓された作業スペースが必要です。一時的にケーブルや拡張カードを取り外すとき
は、コネクタとスロットの位置を書き留めておき、システムを正しく組み立て直せるようにします。
ハードウェアオプションをコンピュータ内部に取り付けるときは、必ず本項の説明をお読みください。本項の説明は本書の他のところでは詳細には繰り
返さないので、よくお読みください。
作業にあたっての注意
安全にコンピュータ内部の作業を行うために、次の注意事項を守ってください。
コンピュータの作業を開始する前に、次の手順を 順番どおりに実 行してください。
1. コンピュータとすべての周辺 機器の電源を切ります。
2. コンピュータと周辺機器の電源プラグをコンセント( AC 電源)から抜きます。 また、電話回線や 通信回線のケーブルもコンピュータから抜
きます。このようにすれば、けがや感電を避 けることができます。
3. コンピュータから周辺機器を取 り外す 場合、またはシステム基板からコンポーネントを取 り外す場合には、システム基板に損傷を与えな
いように、コンピュータの電源を切り 、 さらに 10~20秒待ってから周辺機器またはコンポーネントの取り 外しを行 なってください。
全ての電源がシステムから取り外されていることを確認するには、システム基板のスタンバイ電源LEDが消えていることを確かめます。
「システム基板オプションの取り 付け」の図 1を参照 してください。
4. コンピュータ内部に触 れる前に 、 コンピュータシャーシの塗装されていない金属部分(電源部分など)に 触れてください。
作業中も定期的にコンピュータシャーシの塗装されていない金属部分に触 れて、内部 コンポーネントを破損する可能性のある静電気 を
除去してください。また、 コンポーネントやカードの接点 に触れたり、チップのピンに触れたりしないでください。
さらに『Dell Precision WorkStationシステム情報ガイド』の「安全にお使いいただくための注意」を定期的にご覧になることをお勧めします。
ハードウェアオプションの開梱
出荷用梱包からオプションを取り出す際、静電気による損傷を防止するために設計された静電気防止梱包材でオプションが包装されていることがあり
ます。実際にそのオプションを取り付けるまでは梱包材を開けないでください。
コンピュータカバーの取り外し
1. コンピュータと周辺機器の電源を切り、コンピュータカバーを取り外す前にコンピュータの電源をコンセントから抜きます。
2. 背面パネルのパドロックリングにパドロックを取り付けている場合には (図1参照)、パドロックを外します。
注意: 『Dell Precision WorkStationシステム情報ガイド』の「静 電気障害への対処」を 参 照してください。
警告:コンピュータカバーを取り外 す前 に、「作業にあたっての注意」を参照 してください。

3. パドロックリングをオープン位置までスライドします。
図1 パドロックを取り付 けた状態
4. 左側を正面にして、リリースボタン(前面ベゼルの左下角にあります)を押します。カバーの底部を、手前のほうに持ち上げます(図2参照)。
5. コンピュータカバーとシャーシの上部を留めているフックを外して、コンピュータカバーを持ち上げて取り外します。
図2 コンピュータカバーの取 り外し
コンピュータカバーの取り付け
1. ケーブル接続をすべて確認します。特に、作業中に緩む可能性のあるケーブルに注意します。次に、ケーブルがコンピュータカバーに引っかから
ないようにまとめてください。コンピュータカバーがきちんと閉じなくなるので、ケーブルがドライブケージの上にかからないようにします。
2. コンピュータシャーシの内部に工具や余った部品(ネジなど)が残っていないか確認します。
3. 図3のように、コンピュータの左側を正面にして、少し角度を持たせてコンピュータカバーを支え、カバーの上部とシャーシの上部を揃えます。カバ
ーにある3つのフックをシャーシの3つの凹型スロットと合わせます。フックがきちんと収まっていることを確認します。
4. コンピュータカバーをシャーシの下方向に下げて、所定の位置にはめます。両手でカバーの角を押さえながら、所定の位置に固定されたことを確
認します。
図3 コンピュータカバーの取 り付け

5. パドロックリングをクローズ位置までスライドします。システムの取り付けにパドロックを使用している場合には、パドロックを再度取り付けます。
6. コンピュータカバーが取り付けられたら、ネットワークケーブルおよび必要があれば電話線を接続します。それから、コンピュータと周辺器機をコン
セントに接続し、電源を入れます。
7. シャーシイントルージョンをリセットするには、セットアップユーティリティを起動し、System Securityを選択してから、Chassis Intrusionを
Enabled、Enabled SilentまたはDisabledに設定します。
AGPカードブレースの取り外しと取り付け
システム基板の拡張カードまたはコンポーネントに手が届くようにするため、まずAGPカードをAGPソケットに固定しているAGPカードブレースを取り外す
必要があります。
1. コンピュータカバーを取り外します。
2. AGP拡張カード取り付けブラケットとAGPカードブレースを固定しているネジ(シャーシ背面にある)を取り外します(図 4参照)。
図4 AGPカードブレースの取り外 し
メモ: カバーを取 り外してから取り付け 直すと、次のシステム起動時に、 シャーシイントルージョンディテクタは以下のメッセ
ージを表示します。
ALERT! Cover was previously removed.
(警告! カバーが取り外されました。)
メモ: セットアップパスワードが他 の人によって割り 当てられている場合は、 シャーシイントルージョンのリセット方法をネットワーク
管理者に問 い合わせてください。
警告:コンピュータカバーを取り外 す前 に、「作業にあたっての注意」をお読 みください。
メモ: AGPカードブレースは適切なシステム操作を 必要としません。 また、システムをセットアップした後でも取り外すことができます。
AGPカードブレースを取り外 した場合は、再度必要な時のために保管しておいてください。

3. カードブレースをシステム前面にスライドさせて、シャーシ前部にあるカードガイドのスロットから外し、次にブレースを回して持ち上げ、シャーシか
ら外します。
4. AGPカード取り付けブラケットをシャーシ背面に固定しているネジを取り付けます。
ブレースを取り付けるには、次の手順を実行します。
1. ブレースの一方の端にあるタブを、シャーシ前面にあるカードガイドのスロットに差し込みます(図4参照)。
2. ブレースの底にあるプラスチック製のAGPカードガイドが、AGPカードの上部に掛かっていることを確認しながらブレースを下げます。
3. AGP拡張カード取り付けブラケットを通してブレースをシャーシに固定するネジを取り付けます。
コンピュータの内部
図5 は、ミニタワーシャーシの内部概観を示しています。この図を参照すれば、ハードウェアオプションを取り付けるときの位置が確認できます。特にこと
わりのない限り、コンピュータの位置または方向は表示どおりです。
図5 コンピュータの配置図
図6 は、コンピュータカバーを取り外した状態のミニタワーシャーシを示しています。本書で説明される内蔵装置およびミニタワーシャーシのコンポーネン
トの位置についてはこの図を参照してください。
図6 シャーシの内 部
カードガイド (シャーシの前
面)2AGPカードブレース
メモリ拡張カードアセンブ
リ6プロセッサ固定ブラケット

システム基板からの電源装置の移動
システム基板上のコンポーネントに手が届くように、電源装置を動かして邪魔にならないようにしなければならないことがあります。次の手順で電源装置
を動かします。
1. コンピュータカバーを取り外します。
2. AC電源ケーブルを、電源装置の背面にあるAC電源ソケットから外します(図7参照)。
図7 電源装置 の移動
3. 緑色のハンドルを引っ張り出し電源装置を前へスライドさせます。ハンドルを引きながら電源装置を垂直な位置におろします。
電源装置を元の位置に戻すには、次の手順を実行します。
1. 電源装置を元の位置にまで回して戻し、そこで止めます(図7参照)。
2. 緑色のハンドルを、システムの後方向に回して閉じます。
ハンドルが電源装置を正しく押さえているか、また電源装置がシステムの後方へ少しスライドし、正しい位置にロックされているか確認してくださ
い。
3. カバーを元通り取り付けます。
4. AC電源ケーブルを、電源装置の後ろにあるAC電源ソケットに接続します。
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内部コンポーネント:Dell Precision™ WorkStation 620システムユーザーズガイド
概要
本項では、コンピュータ内のコンポーネントのトラブルシューティングの手順について説明します。本項の手順を開始する前に、以下の事項をおこなって
ください。
l 「接続とスイッチのチェック」および「セットアップユーティリティ」で説明されている手順を実行します。
l 「作業にあたっての注意」を参照してください。
本項の手順を実行するには、以下のアイテムが必要です。
l Dell Precision ResourceCD
l 小型のマイナスドライバと、1番のプラスドライバ(または1/4インチの六角ナットドライバ)
お使いのシステムのコンピュータカバーの内側に、システム内部作業のラベルが貼ってあります(ラベル位置に関しては、図1参照)。このラベルには、シ
ャーシ内のコンポーネントの位置、およびシステム基板コンポーネントとコネクタの位置が示されています。このラベルには、コンピュータシステムのトラ
ブルシューティング中のシステム基板への損傷を防ぐための重要注意事項も含まれています。
図1 ミニタワーシャーシの内部サービスラベル
作業にあたっての注意
本項では、コンピュータカバーを取り外してコンピュータ内部の作業を行う必要があります。コンピュータ内部の作業を行う際は、本書およびその他の
Dellのマニュアルに説明されている以外の作業は行わないでください。必ず手順を厳密に守ってください。
安全にコンピュータ内部の作業をおこなうために、以下の注意事項に従ってください。
コンピュータ内部の作業を開始する前に、以下の手順を実行します。
1. コンピュータとすべての周辺 機器の電源を切ります。
2. コンピュータ背面のカードスロットなど、シャーシの塗装されていない金属 部分に触れてから、コンピュータ内部の 部品を扱ってください。
3. けがや感電の危険 を 防止するため、コンピュータと周辺機器の電源コードをコンセントから抜きます。さらに、電話回線や通信回線のケ
ーブルもコンピュータから外します。
RTCRSTジャンパを備えている故障したシステム基板のトラブルシュー
ティング

4. 作業中も、 コンピュータシャーシの塗装されていない金属部分にときどき触れて、内蔵コンポーネントを損傷する恐れのある静電気を 逃
がしてください。
さらに、『システム情報ガイド』の安全上の注意も定期的に確認することをお勧めします。
コンピュータカバーの取り外しと取り付け
「コンピュータカバーの取り外し」と「コンピュータカバーの取り付け」参照してください。
濡れたコンピュータのトラブルシューティング
液体はコンピュータを損傷させます。コンピュータを水浸しにしなくても、水滴をこぼしたり、液体をかけたり、過度の湿気にさらすとコンピュータが損傷す
る恐れがあります。外付けデバイス(プリンタや外付けドライブなど)が濡れた場合は、それぞれのメーカーに問い合わせて指示を仰いでください。コンピ
ュータが濡れた場合は、以下の手順を実行します。
1. コンピュータと周辺機器の電源を切り、すべての電源コードをコンセントから抜きます。さらに、電話回線や通信回線のケーブルもコンピュータから
外します。
2. コンピュータカバーを取り外します。
3. コンピュータを24時間以上乾かします。以降の作業は必ずコンピュータが完全に乾いてから行ってください。
4. 「AGPカードブレースの取り外しと取り付け」の手順に従って、AGPカードブレースを取り外します。
5. ドライブコントローラカードやビデオ拡張カードを除き、コンピュータに内蔵されているすべての拡張カードを取り外します。
6. コンピュータカバーを取り付けて、システムの電源プラグをコンセントに差し込み、電源を入れます。
システムに電源が入った場合は、手順 7に進みます。
電源が入らない場合は、「困ったときは」を参照してテクニカルサポートまでお問い合わせください。
7. システムの電源を切り、電源プラグをコンセントから抜き、コンピュータカバーを取り外して、手順 5で外した拡張カードをすべて取り付け直します。
8. AGPカードブレースを取り付けます。
9. コンピュータカバーを取り付けて、システムの電源プラグをコンセントに差し込みます。さらに、電話回線や通信回線のケーブルもコンピュータに接
続します。
10. Dell Precision ResourceCDをCD-ROMドライブにセットして、システムを再起動し、Dell診断プログラムのSystem Board Devicesテストグループ
を実行します。
テストが正常に終了した場合、システムは正しく動作しています。テストに何らかの問題が生じた場合は、「困ったときは」を参照してテクニカ
ルサポートにお問い合わせください。
損傷を受けたコンピュータのトラブルシューティング
コンピュータを落としたり損傷を与えた場合は、コンピュータが正常に動作するかどうかチェックしてください。外付けデバイスを落としたり損傷を与えた
場合は、デバイスのメーカーに問い合わせて指示を仰ぐか、「困ったときは」を参照して、Dellのテクニカルサポートにお問い合わせください。損傷を受け
たコンピュータのトラブルシューティングを行うには、以下の手順を実行します。
1. コンピュータとすべての周辺機器の電源を切り、すべての電源コードをコンセントから抜きます。さらに、電話回線や通信回線のケーブルもコンピ
ュータから外します。
メモ: コンピュータから周辺機器を取り外 す際 や、システム基板からコンポーネントを取り外 す際 は、システム基板上のスタンバイ電源
LEDがオフになっていることを確認します。 このLEDの位置については、「システム基板オプションの取り 付け」の図 1を参照 してくださ
い。
メモ: システムから周辺機器を 外 したり、システム基板からコンポーネントを取り外 す前に 、システム基板のスタンバイ電源LEDが消えて
いることを確認してください。LEDの位置に 関しては、「システム基板オプションの取り付け」 の図1を 参照してください。
警告:コンピュータカバーを取り外 す前 に「作業にあたっての注意」を参照 してください。
メモ: システムから周辺機器を 外 したり、システム基板からコンポーネントを取り外 す前に 、システム基板のスタンバイ電源LEDが消えて
いることを確認してください。LEDの位置に 関しては、「システム基板オプションの取り付け」 の図1を 参照してください。
警告:コンピュータカバーを取り外 す前 に「作業にあたっての注意」を参照 してください。

2. コンピュータカバーを取り外します。
3. コンピュータ内部のすべての拡張カードの接続をチェックします。
4. ディスケット・テープドライブ、ハードディスクドライブなどコンピュータ内部に取り付けられているすべてのデバイスの接続を確認します。
すべてのケーブルが正しく接続されていることと、すべてのコンポーネントが所定のコネクタやソケットに正しく 装着されていることを確認してくださ
い。
5. コンピュータカバーを取り付けて、コンセントにシステムを再接続し、電話回線または通信回線を再接続します。
6. CD-ROMドライブにDell Precision ResourceCDを挿入し、システムを再起動します。
7. Dell診断プログラムのSystem Board Devicesテストグループを実行します。
テストが正常終了した場合、システムは正しく動作しています。何らかのテストが失敗した場合は、「困ったときは」を参照して、テクニカルサポート
にお問い合わせください。
バッテリのトラブルシューティング
バッテリの問題を示すエラーメッセージが表示されたり、コンピュータの電源を切ったときにセットアップユーティリティでシステム設定情報が失われた場
合は、バッテリが不良である可能性があります。
バッテリのトラブルシューティングを行うには、以下の手順を実行します。
1. コンピュータとすべての周辺機器の電源を切り、すべての電源コードをコンセントから抜きます。さらに、電話回線や通信回線のケーブルもコンピ
ュータから抜きます。
2. コンピュータカバーを取り外します。
3. バッテリをソケットに装着し直します。
バッテリはコインの形をしていて、システム基板上のソケットにカチッとはまるようになっています。
4. コンピュータカバーを取り付けて、システムを再起動します。
5. 問題が解決しない場合は、バッテリを交換します。
お使いのDell システムでは、3V CR2032コイン型バッテリを使用します。
それでも問題が解決しない場合は、システム基板が故障している可能性があります。「困ったときは」を参照してテクニカルサポートにお問い合わせくだ
さい
拡張カードのトラブルシューティング
拡張カードの問題を示すエラーメッセージが表示されたり、拡張カードが正常に動作しなかったり、まったく動作しない場合は、接続が間違っているか、
ソフトウェアや他のハードウェアとの競合が発生しているか、または拡張カードが故障している可能性があります。拡張カードのトラブルシューティングを
行うには、以下の手順を実行します。
1. コンピュータとすべての周辺機器の電源を切り、すべての電源コードをコンセントから抜きます。さらに、電話回線や通信回線のケーブルもコンピ
ュータからはずします。
2. コンピュータカバーを取り外します。
3. ミニタワーシャーシの場合、 「AGPカードブレースの取り外しと取り付け」の手順に従って、AGPカードブレースを取り外します。
警告:新しいバッテリは、正しく装着しないと破裂する恐れがあります。バッテリの交換の際 は、同じバッテリー、またはメーカーが推奨
する同等のバッテリのみを使用してください。使用済みのバッテリは、メーカーの指示に従 って廃棄してください。
メモ: システムから周辺機器を 外 したり、システム基板からコンポーネントを取り外 す前に 、システム基板のスタンバイ電源LEDが消えて
いることを確認してください。LEDの位置に 関しては、「システム基板オプションの取り付け」 の図1を 参照してください。
警告:コンピュータカバーを取り外 す前 に「作業にあたっての注意」を参照 してください。
メモ: システムから周辺機器を 外 したり、システム基板からコンポーネントを取り外 す前に 、システム基板のスタンバイ電源LEDが消えて
いることを確認してください。LEDの位置に 関しては、「システム基板オプションの取り付け」 の図1を 参照してください。
警告:コンピュータカバーを取り外 す前 に「作業にあたっての注意」を参照 してください。

4. 拡張カードがコネクタにしっかりと装着されているか確認します。拡張カードがゆるんでいる場合は、装着し直します。
5. 拡張カードのコネクタに対応するケーブルがしっかりと接続されているか確認します。ゆるんでいるケーブルは接続し直します。
拡張カードの特定のコネクタに対応するケーブルを接続する手順については、拡張カードのマニュアルを参照してください。
6. ビデオカードを除くすべての拡張カードを取り外します。
7. コンピュータカバーを取り付けて、電源プラグをコンセントに差し込み、電源を入れます。
8. Dell Precision ResourceCDをCD-ROMドライブにセットして、システムを再起動し、Dell診断プログラムのRAM テストグループを実行します。
テストが正常に終了した場合は、手順9に進みます。テストに何らかの問題が生じた場合は、「困ったときは」を参照してテクニカルサポートにお問
い合わせください。
9. システムの電源を切り、電源プラグをコンセントから抜いて、コンピュータカバーを取り外します。
10. 取り外した拡張カードの1つを取り付け直して、手順 6と7を繰り返します。
テストに何らかの問題が生じた場合は、装着し直した拡張カードが不良ですので、交換する必要があります。テストが正常に終了した場合は、他
の拡張カードについても手順 8と9を繰り返します。
取り外した拡張カードをすべて取り付け直しても、拡張カードの問題が解決しない場合は、「困ったときは」を参照してテクニカルサポートにお問い合わせ
ください。
システムメモリのトラブルシューティング
コンピュータのメモリに問題がある場合は、メモリモジュールに欠陥があるか、またはシステム基板が不良である可能性があります。RAMのエラーメッセ
ージが表示された場合は、コンピュータのメモリに問題があると考えられます。
システムの電源を入れたり、再起動したときは、キーボード上のCaps LockやScroll Lockのインジケータは一瞬点滅してから消えます。セットアップユー
ティリティのNum Lock項目がOnに設定されている場合は、Num Lockインジケータは一瞬点滅してから点灯したままになりますが、それ以外の設定で
は消えてしまいます。これらのインジケータの異常な動作は、メモリモジュールの不良が原因と思われます。システムメモリのトラブルシューティングを行
うには、以下の手順を実行します。
1. システムと接続されている周辺機器の電源を入れます。
2. システム設定情報が無効というエラーメッセージが表示された場合は、セットアップユーティリティを起動して、System Memory項目をチェックし
ます。表示されたメモリの合計容量が、実際に装着されているメモリの合計容量と一致しない場合は、コンピュータの電源を切り、電源プラグをコ
ンセントから抜き、コンピュータカバーを取り外して、メモリモジュールをソケットに装着し直します。
3. コンピュータカバーを取り付けて、システムの電源プラグをコンセントに差し込み、電源を入れます。
4. 問題が解決されない場合は、Dell Precision ResourceCDをCD-ROMドライブにセットして、システムを再起動し、Dell診断プログラムのRAMテスト
グループを実行します。
Dell診断プログラムでメモリモジュールの不良と診断された場合は、メモリモジュールを交換してください。Dell診断プログラムでシステム基板の不良と診
断された場合や、Dell診断プログラムでは問題の原因を特定できず、問題が解決できない場合は、「困ったときは」を参照してテクニカルサポートまでお
問い合わせください。
ビデオサブシステムのトラブルシューティング
ビデオのトラブルシューティングは、モニタ、モニタインタフェースケーブル、または内蔵ビデオサブシステムのどれが原因なのかを特定することから始ま
ります。
ビデオサブシステムのトラブルシューティングを行う前に、「モニタのトラブルシューティング」の手順を実行して、問題の原因がモニタなのかどうか判断し
てください。
モニタが故障していない場合は、以下の手順を実行します。
1. 「接続とスイッチのチェック」を参照して、モニタケーブルの接続を調べます。
2. 問題が解決されない場合は、Dell Precision ResourceCDをCD-ROMドライブにセットして、システムを再起動し、Dell診断プログラムのVideoテスト
メモ: システムから周辺機器を 外 したり、システム基板からコンポーネントを取り外 す前に 、システム基板のスタンバイ電源LEDが消えて
いることを確認してください。LEDの位置に 関しては、「システム基板オプションの取り付け」 の図1を 参照してください。
警告:コンピュータカバーを取り外 す前 に「作業にあたっての注意」を参照 してください。
メモ: システムから周辺機器を 外 したり、システム基板からコンポーネントを取り外 す前に 、システム基板のスタンバイ電源LEDが消えて
いることを確認してください。LEDの位置に 関しては、「システム基板オプションの取り付け」 の図1を 参照してください。

グループを実行します。
テストに何らかの問題が生じた場合は、「困ったときは」を参照してテクニカルサポートまでお問い合わせください。
システム基板のトラブルシューティング
システム基板の問題は、システム基板のコンポーネントの故障や、電源装置の故障、またはシステム基板に故障したコンポーネントが接続されているこ
とが原因で起こります。システム基板の問題を示すエラーメッセージが表示された場合は、以下の手順を実行します。
1. Dell Precision ResourceCDをCD-ROMドライブにセットして、システムを再起動し、Dell診断プログラムのSystem Board Devicesテストグループ
を実行します。
テスト何らかの問題が生じた場合は、「困ったときは」を参照してテクニカルサポートまでお問い合わせください。
2. コンピュータとすべての周辺機器の電源を切り、すべての電源コードをコンセントから抜きます。さらに、電話回線や通信回線のケーブルもコンピ
ュータから外します。
3. コンピュータカバーを取り外します。
4. 「AGPカードブレースの取り外しと取り付け」の手順に従って、AGPカードブレースを取り外します。
5. 電源装置の電源ケーブルが、システム基板上のコネクタにしっかりと接続されているか確認します。
6. AGPカードブレースを取り付けます。
7. コンピュータカバーを取り付けて、システムの電源プラグをコンセントに差し込み、電源を入れます。問題が解決されない場合は、手順8に進みま
す。
8. 「拡張カードのトラブルシューティング」の手順を実行します。
それでも問題が解決しない場合は、手順 9に進みます。
9. 「キーボードのトラブルシューティング」の手順を実行します。
それでも問題が解決しない場合は、「困ったときは」を参照してテクニカルサポートまでお問い合わせください。
RTCRSTジャンパを備えている故障したシステム基板のトラブルシューティング
システムが起動せず、他に解決する手段が何もない場合、以下の手順を実行します。
1. システムおよび接続されているすべての周辺機器の電源を切り、すべてのAC電源ケーブルをコンセントから抜きます。また、すべての電話回線ま
たは通信回線もコンピュータから外します。
2. コンピュータカバーを取り外します。
3. 「AGPカードブレースの取り外しと取り付け」の手順に従ってAGPカードブレースを取り外します。
4. ジャンパプラグをRTCRSTジャンパピンに取り付け、次に取り外します。
5. コンピュータカバーを取り付け、システムをコンセントに接続して電源を入れます。
問題が解決しない場合は、「困ったときは」を参照してテクニカルサポートにお問い合わせください。
ドライブのトラブルシューティング
メモ: システムから周辺機器を 外 したり、システム基板からコンポーネントを取り外 す前に 、システム基板のスタンバイ電源LEDが消えて
いることを確認してください。LEDの位置に 関しては、「システム基板オプションの取り付け」 の図1を 参照してください。
警告:コンピュータカバーを取り外 す前 に「作業にあたっての注意」を参照 してください。
メモ: Dell Precision WorkStation 620システムには、診断LEDがあり、問題が起きたときの情報を 提供しています。 Dellのテクニカル
サポートにお問い合わせになる場合は、事前にLEDコードを書きとめてください。
警告: コンピュータカバーを取り 外す前に、「作業にあたっての注意」を 参 照してください。
メモ: システムから周辺機器を 外 したり、システム基板からコンポーネントを取り外 す前に 、システム基板のスタンバイ電源LEDが消えて
いることを確認してください。LEDの位置に 関しては、「システム基板オプションの取り付け」 の図1を 参照してください。

起動ルーチンの実行中や、Dell診断プログラムの実行中に、ドライブの問題を示すエラーメッセージが表示された場合や、ドライブが正常に動作しない
場合は、以下の手順を実行します。
1. セットアップユーティリティを起動して、問題のドライブが正しく設定されているか確認します。必要な場合は設定を変更して、システムを再起動しま
す。
2. 問題が解決されない場合は、コンピュータと周辺機器の電源を切り、すべての電源コードをコンセントから抜きます。さらに、電話回線や通信回線
のケーブルもコンピュータから外します。
3. コンピュータカバーを取り外します。
4. 電源装置のDC電源ケーブルが、各ドライブのコネクタにしっかりと接続されているか確認します。さらに、各ドライブのインタフェースケーブルが、ド
ライブおよびシステム基板にしっかりと接続されているか確認します。
5. コンピュータカバーを取り付けて、システムの電源プラグをコンセントに差し込み、電源を入れます。問題が解決されない場合は、手順 6に進みま
す。
6. Dell Precision ResourceCDをCD-ROMドライブにセットして、システムを再起動し、Dell診断プログラムの該当するテストグループを実行します。
Dell診断プログラムでドライブの不良と診断された場合は、そのドライブを交換します。Dell診断プログラムでコントローラの不良と診断された場合
は、システム基板の不良が考えられます。「困ったときは」を参照してテクニカルサポートまでお問い合わせください。
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警告:コンピュータカバーを取り外 す前 に「作業にあたっての注意」を参照 してください。

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はじめに:Dell Precision™ WorkStation 620 システムユーザーズガイド
概要
Dell Precision 620 システムは、Intel® Pentium® III Xeon™ マイクロプロセッサを搭載した、高速で、アップグレード可能なワークステーションです。このシ
ステムは、高性能PCIバスとAGPバスをサポートしています。32ビット PCIスロットのひとつには、オプションのRAIDカードをサポートするポート拡張を装備
しています。
本項では、システムの主要なハードウェアおよびソフトウェアの特徴についての説明と、オペレーティングシステムの再インストールが必要な場合の情報
を提供しています。また、コンピュータ前面パネルのインジケータやボタンについての情報と、コンピュータに外付けデバイスを接続する方法も説明して
います。
システムの特徴
システムには次のような特徴があります。
l Intel Pentium III Xeon マイクロプロセッサを搭載。次のプロセッサオプションが選べます。
フロントサイドバス外部スピード133MHzのシングル、あるいはデュアルPentium III Xeonプロセッサ
Intel Pentium III Xeonプロセッサは、MMX™ テクノロジを採用し、複雑なマルチメディアおよび通信ソフトウェアを処理するようデザインされていま
す。このプロセッサには、Streaming SIMD Extensions (SSE)と呼ばれる最新のインストラクションセットが採用されています。SSEの採用により、マ
イクロプロセッサが複数のデータエレメントをパラレルに処理でき、MMXテクノロジを活用するアプリケーションプログラムを実行する際、システム
パフォーマンスが向上します。SSEインストラクションセットは、70以上の新しいインストラクションからできていて、3Dディスプレイ性能やその他のマ
ルチメディア機能を向上させる、浮動小数点SIMDを含んでいます。
Intel Pentium III Xeonプロセッサは、新しいプロセッサシリアル番号も採用していますので、個々のPentium IIIプロセッサを特定できます。この機
能は、有効あるいは無効(デフォルト)に設定できます(システムセットアップ項目のCPU Serial Numberを参照)。
Intel Pentium III Xeonプロセッサは、16KBの内部データキャッシュ、16KBの内部インストラクションキャッシュ、内部数値演算コプロセッサ、および
その他最新の内部ロジックを採用しています。
l SRAMのセカンダドキャッシュは、マイクロプロセッサに内蔵されています。
l デュアルプロセッサ機能。プロセッサが2つ搭載されたシステムの購入が可能です。プロセッサが1つ装着されているシステムをお使いの場合、そ
のシステムに、Dellからキットとして購入したセカンドPentium III Xeonプロセッサ(すでにあるプロセッサと同じスピードで作動)を取り付けることがで
きます。デュアルプロセッサを使うと、Microsoft® Windows NT® 4.0などのマルチプロセスをサポートするオペレーティングシステムでの性能が向上
します。
l SMART(Self-Monitoring Analysis and Reporting Technology )テクノロジ。システム起動時に、ハードディスクの信頼性に疑いがある場合、警告を
発します。SMARTを利用する場合、SMART対応のハードディスクドライブが、コンピュータに取り付けられている必要があります。Dell Precision
620システムに、出荷時に取り付けてあるすべてのEIDEとSCSIハードディスクドライブは、SMART対応です。
l 内蔵Crystal CS4614 PCI SoundFusionオーディオコントローラ。このコントローラは、Sound Blaster Pro対応で、Microsoft DirectSound、
DirectSound3D、およびwavetable合成音をサポートしています。詳細に関しては、「内蔵オーディオコントローラの使い方」を参照してください。
l 最大2GBのシステムメモリ。デュアルRDRAMのRIMMが装着されています。メモリ拡張カード(MEC)は、最大で8つのRIMM(AとBのチャネルにモジ
ュールが4つずつ)をサポートします。MECは、64MB、128MB、256MB、または512MBの、同じ容量で2つ一組になっているモジュールをサポートし
ます。メモリ追加の詳細に関しては、「メモリの追加」を参照してください。
メモリサブシステムが、エラーのチェックと訂正(ECC)機能を提供しています。すべてのシングルビットメモリエラーを訂正し、すべてのダブルビット
エラーを検出します。
l システムのBIOS。 フラッシュメモリに常駐しており、必要に応じてディスケットまたは遠隔からでもアップグレードできます。
Microsoft Windows NT 4.0ユーザへの注意事項
システムは、16ビットのISAバスはサポートしていません。
メモ: Dell Precision WorkStation 620システムは、2.8Vのプロセッサカートリッジのみをサポートしていま
す。
メモ: BIOSのアップグレードが必要な場合は、 http://support.jp.dell.comからフラッシュBIOSファイルを
ダウンロードし、実行可能なファイルを実行して起動ディスケットイメージを作成してください。システムをデ

l マウスあるいはキーボードでの復帰。PS/2デバイスをご使用の場合、キーを押したり、マウスを動かすと、スリープ状態からシステムが復帰しま
す。
l リモートウェイクアップ機能。 システム設定プログラムが有効の時は、サーバーマネージメントコンソールからシステムを起動できます。Wakeup On
LAN機能は、LANトラフィックが最小である時間帯や週末の、リモートコンピュータセットアップ、BIOSのアップグレード、ソフトウェアのダウンロー
ド、ソフトウェアのインストール、ファイルのアップデート、トラッキングの管理も可能にします。
l USB機能。 キーボード、プリンタ、コンピュータのスピーカーなどの周辺装置との接続が簡単になります。コンピュータの背面パネルにあるUSBコ
ネクタは、USBに準拠した複数のデバイスを1ヵ所に接続できます。システムの稼働中に、USB準拠デバイスを接続したり取り外したりすることがで
きます。
l モジュラーミニタワーコンピュータシャーシ。ネジの数を最小限におさえましたので、簡単に分解でき、内部の作業がしやすくなりました。
l 高速、高解像度のAGP 4倍速、またはAGP Proカード。(ビデオカード製造元のマニュアルがシステムに付属しています。) AGP ProまたはAGP 4
倍速は、ビデオサブシステムと、システムメモリの間の高速インターフェース用に専用バスを提供し、グラフィックパフォーマンスを向上しています。
また、AGPでは、コンベンショナルメモリは、ビデオ関連タスク用に使われます。
l オプションのLS-120 SuperDiskドライブ機能。ディスケット1枚に最大で120MBのデータを保存します。
システム基板には、次のオンボード機能が搭載されています。
l オプションのRAIDアップグレード用32ビットPCI/RAID拡張スロット1つを含む、4つの32ビットPCI拡張スロット。
l 2つの 64ビット 66MHz PCI拡張スロット。
l 1つのAGP Pro またはAGP 4倍速 拡張スロット。
l ディスケットドライブインタフェース。3.5インチディスケットドライブをサポートします。
l Ultra ATA/66サポート。ATA/66が有効なデバイスは、66MB/秒の速度でデータを転送できます。2つのATA/66チャネルが、最大で4つのEIDEデバ
イスをサポートします。プライマリとセカンドEIDEチャネルは、それぞれ最大で2つの、EIDE CD-ROMドライブや、EIDEテープドライブなどのデバイス
をサポートします。
l SCSIサポート。オンボードSCSIチャネルが2つあります。
¡ プライマリチャネルは、高性能SCSIハードディスクドライブと、オプションのRAIDカードが必要なRAIDサブシステム用Ultra 160/M LVD
(160MB/秒)サポートを提供します。このチャネルは、Ultra2およびUltra SCSIデバイスもサポートします。
¡ セカンドチャネルは、スキャナなどの外付けUltra/Wide (40MB/秒) SCSIデバイスと、CD-ROMドライブ、テープドライブ、およびオプティカルド
ライブなどの内蔵ナローSCSIデバイスをサポートします。セカンドチャネルの外付け用ケーブルの長さの合計は、デバイスが8つの場合は最
長で5メートル、デバイスが4つの場合は最長で1メートルです。
l 2つの高性能シリアルポートと、1つの双方向パラレルポート。外付けデバイスを接続します。
l PS/2スタイルのキーボードと、PS/2対応マウスポート。
l オンボード10/100Mbps 3Com
®
PCI 3C920 based、 およびリモートウェイクアップをサポートする 3C905B-TX 対応 Ethernet NIC。
次のソフトウェアがDell™コンピュータシステムに付属しています。
l ユーティリティプログラム。システムを保護し、ハードウェア機能を強化します。たとえば、オートシャットダウンサービスを使うと、電源ボタンに1回さ
わるだけで、システムを正しくシャットダウンします。
l グラフィックドライバ。
解像度を変えるには、まず、お使いのモニタに付属のマニュアルで、モニタがサポートしている解像度、リフレッシュレートをチェックしてくださ
い。次に、お使いのAGPあるいはPCIビデオカードに付属のマニュアルで、解像度を変える手順を調べてください。
ィスケットから起動すると、システムBIOSは 自動的に更新されます。
メモ: Windows NT 4.0は、 USBデバイスをサポートしていませんが、Dell Precision WorkStation 620コンピュータシステム
は、 BIOSを通して、USBキーボードをサポートしています。
メモ: AGP Pro (4倍速)グラフィックアダプタ拡張カードには、AGP Pro拡張スロットと、隣 りにPCIスロットが1つあるいは2つ
必要な場合があります。
メモ: システムのほとんどのドライバのバックアップコピーは、Dell Precision ResourceCDに入 っています。ドライバを再イン
ストールする必要がある場合は、 CDに付属のマニュアルを参照してください。
メモ: Windows 2000の場合、オートシャットダウンユーティリティは必要はありません。
メモ: ビデオカードの中には、Windows NT 4.0オペレーティングシステムのみをサポートするものがあります。詳細に関しては、お使 い
のビデオカードに付属のマニュアルを参照してください。

l セットアップユーティリティ 。システム設定情報をすばやく表示したり、変更できます。
l セットアップユーティリティでの強力なセキュリティ機能(セットアップパスワード、システムパスワード、システムパスワードロックオプション、ディスケ
ットドライブへの書き込み保護オプション、およびシステムのサービスタグ番号の自動表示)。また、ユーザ設定のできる管理タグ番号が、ソフトウ
ェアサポートユーティリティで設定でき、セットアップ画面で表示できます。オンボードシャーシイントルージョンディテクターも利用できます。
l Microsoft Windows NT 4.0およびWindows 2000オペレーティングシステム用のRAIDカードドライバ(オプションのRAIDカードが付属)。
l Dell診断プログラム。コンピュータのコンポーネントや、デバイスをチェックします。
l ネットワークオペレーティングシステム用ネットワークデバイスドライバ。「ネットワークインターフェースコントローラの使い方」に、ドライバの詳細が
あります。
l DMI(デスクトップマネージメントインターフェース)サポート。コンピュータシステムを管理します。DMI は、システムが、システムコンポーネント情報
を決定/報告する、ソフトウェア、インターフェース、データファイルを定義します。DMI はWindows NTおよびWindows 2000の両方に対応していま
す。
DMI は、オプショナルのソフトウェアです。DMI に関する詳細を参照するには、スタートボタンをクリックし、プログラムをポイントし、 Dell
DMI をポイントしてから、DMI ヘルプをクリックしてください。
l オプションのDell OpenManage™ IT Assistantプログラム。 DMI、SNMP、および CIMのブラウザで、ネットワーク管理者が、コンピュータの現在のハ
ードウェア構成、ステータス、オペレーティングシステムのバージョンを表示するために使います。Dell OpenManage IT Assistantは、Dellのテクニカ
ルサポートにお問い合わせになる場合、あるいはシステムにハードウェアあるいはソフトウェアをインストールする場合に、必要な情報を提供しま
す。詳細に関しては、http://support.jp.dell.com にある『Dell OpenManage IT Assistantユーザーズガイド』を参照してください。
l 上記のクライアント機能に加えて、Dell OpenManage IT Assistantを使って、ネットワーク管理者はネットワーク上のリモートシステムの表示、管理、
および調査をすることができます。
l オペレーティングシステム用のAdvanced Configuration and Power Interface (ACPI)。 ACPI機能をサポートします。
l サウンドドライバ。
l SCSI ドライバ。
Microsoft Windows NT 4.0ユーザへの注意事項
お使いのシステムは、出荷前にDellで、コンピュータの機能、およびMicrosoft Windows NT 4.0オペレーティングシステムの機能が最適化するよう設定さ
れています。オペレーティングシステムの再インストールが必要な場合、システムのすべての機能を、再インストール前と同じに戻すには、いくつかの補
足的ソフトウェアのインストールが必要です。お使いのオペレーティングシステムの適切な項目を参照してください。
Windows NT 4.0の再インストール
Windows NT 4.0オペレーティングシステムを再インストールするには、次のものが必要です。
l The Dell Precision ResourceCD
l Dell提供のWindows NT 4.0 CD
l Windows NT 4.0 SCSIコントローラドライバディスケット
l Windows NT 4.0 Service Pack 4以降のCD
Windows NT 4.0のインストール情報と、その他のドライバや、追加が必要なものの情報に関しては、Dell Microsoft Windows NT Workstation 4.0セットアッ
プガイドを参照してください。ドライバのインストールの手順に関しては、次の表にある推奨マニュアルを参照してください。
l Windows NT 4.0 SCSIコントローラドライバ — Dell Precision ResourceCDに付属のマニュアルを参照してください。
l Windows NT 4.0 バスマスタEIDEドライバ — Dell Precision ResourceCDに付属のマニュアルを参照してください。
メモ: Dell Precision ResourceCDは 起動可能であり、 Windows NT 4.0の再 インストールを容易にする特別なユーティリティが含まれて
います(お使いのシステムの起動シーケンスを変更する手順については、「Boot Sequence」または『Dell ResourceCDユーザーズガイ
ド』を参照 してください。
注意:内蔵SCSIコントローラやRAIDソルーションは、Windows NT 4.0オペレーティングシステムの一部ではありません。ユーザご自身で
Windows NT 4.0を再インストールした場合、以下のメッセージが表示されたら、必ず<F6>を押してインストール手順を一時中断してください。
Setup is inspecting your hardware configuration (セットアップがハードウェア構成を 調べています)
次に、「内蔵SCSIコントローラの使い方」 を参照 して、SCSIコントローラドライバをインストールします。それから、その他の補足的ソフトウェ
アをインストールします。インストール手順を 中断しないと、システムはAIC-7899 SCSIコントローラを認識せず、ハングします。
メモ: NICドライバをインストールする前 に、Windows NT 4.0 Service Pack 4あるいは5をインストールする必要があります。これらがイ
ンストールされていないと、内蔵NICが正常に作動しません。

l Windows NT 4.0ビデオドライバ — お使いのビデオカードに付属のマニュアルを参照してください。
l Windows NT 4.0 NICドライバ — Dell Precision ResourceCDに付属のマニュアルを参照してください。
l Windows NT 4.0オーディオドライバ — Dell Precision ResourceCDに付属のマニュアルを参照してください。
正面パネル
このコンピュータシステムの正面パネルには、以下のインジケータとボタンがあります(図 1参照)。
l 電源ボタンはシステムのDC入力電源を制御します。システムがオフのときに押すと、システムがオンになります。システムがオンのときに押すと、
電源ボタンは次のように動作します。
¡ Windows NTでは、 Dell オートシャットダウンサービスが機能してる場合、電源がオフになる前に通常のオペレーティングシステムシャ
ットダウンが実行されます。
Dell オートシャットダウンサービスが機能していない場合、保存されていないデータをディスクに書き込むことなくシステムはオフになり
ます。これによって、データが失われてしまう可能性があります。
¡ Windows 2000では、電源がオフになる前に通常のオペレーティングシステムシャットダウンが実行されます。しかし、コンピュータを低
電力のスリープ状態にするように電源ボタンを設定することができます。
システムの電源が入っている場合、電源インジケータ(LED)は、緑に点灯します。システムが、ソフトウェアによるスリープモード
になっている場合、電源インジケータは緑の点滅です。電源ボタンを押してシステムの電源を切った場合、電源インジケータは
消灯しますが、電源装置は低電圧(スタンバイ)電流を供給し続けます。システムから完全に電源を切るには、DC電源ケーブル
をコンセントから抜き、ネットワークケーブルや電話線を外します。
l 電源インジケータ LEDは通常のシステム操作の間は点灯し、スリープモードのときは緑色に点滅します。
l ハードディスクドライブインジケータは、ハードディスクドライブが使用されているときに点灯します。
l ディスケットドライブインジケータは、ディスケットドライブが使用されているときに点灯します(ディスケットドライブとテープドライブのドライブインジケ
ータは、ドライブ前面にあります)。
l リセットボタンは、電源をオフにしてからオンにしなくても、システムを再起動できます。このボタンで再起動すると、システムコンポーネントに対する
ストレスが減ります。
図1 ミニタワーシャーシの正面パネル
背面パネル
コンピュータの背面パネルには、外付けデバイス接続用のさまざまなポートとコネクタ、セキュリティケーブルスロットがあります。以下の項で、各機能を
説明しています。
背面にも診断用LEDがあり、コンピュータシステムのPOST(電源投入時の自己診断)中に起こる可能性のある問題を解決するための診断コードを提供
メモ: DPMSモニタは、 コンピュータがオンになるまではウォーミングアップを開始しません。そのため、DPMSモニタによっては、 コ
ンピュータがオンになってから数秒経過しないとビデオイメージが表示されないことがあります。
メモ: 電源およびハードディスクドライブLEDは、診断 コードを表示するためにも使われます。

しています。
I/Oポートとコネクタを有効にしたり、無効にしたり、設定したりするには、「セットアップユーティリティの使い方」を参照してください。背面パネルの各ポー
トとコネクタの詳細図は、「I/Oポートとコネクタ」を参照してください。
外付けデバイスの接続 方法
マウスやプリンタ等の外付けデバイスをコンピュータの背面パネルのI/O ポートやコネクタに接続できます。システムBIOSは、起動または再起動の際
に、ほとんどの外付けデバイスを検出します。外付けデバイスのコンピュータへの接続は、以下の手順で行います。
l 取り付けと設定の具体的な手順については、デバイスの付属マニュアルを参照してください。
たとえば、特定のI/Oポートかコネクタに接続しないと、ほとんどのデバイスは正常に動作しません。通常、マウスやプリンタなどの外付けデ
バイスを正常に動作させるには、デバイスドライバと呼ばれるソフトウェアファイルをシステムメモリにロードしておく必要があります。このよう
なソフトウェアドライバによって、コンピュータは外付けデバイスを認識して動作を指示することができます。
l コンピュータがオフのときに外付けデバイスを接続してください。その後、デバイスのマニュアルに別の指示がなければ、コンピュータをオンにして
からデバイスをオンにします(コンピュータがデバイスを認識していないようであれば、コンピュータをオンにする前にデバイスをオンにしてみてくだ
さい)。
セキュリティケーブルスロットとパドロックリング
市販の盗難防止装置を取り付けるセキュリティケーブルスロットとパドロックリングが、コンピュータの背面に設けられています(図 2参照)。通常、パーソ
ナルコンピュータ用のセキュリティケーブルには、ロック装置とキーが付いた亜鉛メッキ部分があります。コンピュータの盗難を防ぐため、固定された物
にセキュリティケーブルを巻き付けて、コンピュータ背面のセキュリティケーブルスロットにロック装置を挿入した後、付属のキーでロック装置をロックして
ください。このような盗難防止装置を取り付けるための説明書は、装置に付属しているのが一般的です 。
パドロックリングでコンピュータのカバーをシャーシに固定すれば、コンピュータ内部への不法なアクセスを防止できます。このパドロックリングを使用す
るには、パドロックリングをその閉じた位置にスライドし、市販のパドロックをリングに通してから、パドロックをロックします。
図 2 セキュリティケーブルスロットとパドロックリング
困ったときは
本書の手順がよく分からないときや、システムが予想どおりに動作しないときのために、Dellでは多数のヘルプツールを提供しています。ツールの詳細
については、「困ったときは」を参照してください。
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注意:コンピュータ背面から外付けデバイスを取り 外す場合、システム基板の損傷を防 ぐために、コンピュータをオフにして10~ 20秒待って
から取 り外してください。
メモ:設計の異なる各種の 盗難防止装置があります。購入する前にご使用のコンピュータのケーブルスロットに対応することを確認して
ください。

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メッセージとコード: Dell Precision™ WorkStation 620 システムユーザーズガイド
概要
お使いのアプリケーションプログラム、オペレーティングシステムおよびコンピュータは、問題を見つけてユーザに知らせる機能を備えています。問題が
発生すると、モニタ画面にメッセージが表示されるか、ビープコードが鳴ります。各メッセージまたはビープコードについては、「システムメッセージ」また
は「システムビープコード」を参照してください。
システムメッセージ
システムメッセージが表示されたら、表1を参照してエラーを解決してください。システムメッセージはアルファベット順に表示されます。
表 1 システムメッセージ
メモ:表示されているシステムメッセージが表にない場合は、 メッセージが表示されたときに実行していたアプリケーションプログラムの
マニュアルを調べるか、メッセージおよび推奨 されている処置について説明しているオペレーティングシステムのマニュアルを調べてく
ださい。
BIOSがディスクセクタの不良を見つけたか、特定のディス
クセクタを発見できませんでした。
「ドライブのトラブルシューティング 」を参照してください。
拡張カードケージファンが、ミニタワーシャーシに取り付け
られていません:拡張カードケージファンが故障していま
す:拡張カードケージファンが、システム基板に接続されて
いません。
正常に作動している拡張カードケージファンが取り付けら
れていて、システム基板に接続されていることを確認しま
す。
Alert! Cover was
previously removed.
セットアップユーティリティで Chassis Intrusionをリセット
します。
Alert! Hard drive
thermal probe not
detected.
ハードディスクドライブの温度感知機が取り付けられてい
ません:システムの温度感知機が作動していません:温度
感知機のケーブルがコントロールパネルに接続されてい
ません。
正常に作動しているハードディスクドライブの温度感知機
が取り付けられ、コントロールパネルに接続されているこ
とを確認します。
Alert! Power supply
fan failure.
正常に作動している電源ファンが取り付けられているか、
またはシャーシの換気用スロットがふさがれていないか確
認します。
Alert! Previous
card-cage fan
failure.
拡張カードケージファンが故障しているか、さえぎられてい
ます。
正常に作動している拡張カードケージファンが取り付けら
れ、システム基板に接続されているか、およびシャーシの
換気用スロットがふさがれていないか確認します。
drive temperature
failure.
前回のセッション中に、ハードディスクドライブが、推奨さ
れる動作温度範囲を越えました。
ファンが正しく作動しているか、またはシャーシの換気用
スロットがふさがれていないか確認します。
Alert! Previous
power supply fan
failure.
前回のセッション中に、電源ファンが故障したか、さえぎら
れました。
正常に作動している電源ファンが取り付けられているか、
またはシャーシの換気用スロットがふさがれていないか確
認します。
Alert! Previous
shutdown due to
thermal event.
前回のセッション中に、マイクロプロセッサあるいはハード
ディスクドライブが、推奨される動作温度範囲を越えまし
た。システムは、コンポーネントを保護するためシャットダ
ウンしました。
ファンが正常に作動しているか、またはシャーシの換気口
スロットがふさがれていないか確認します。
Alert! Previous
system fan failure.
前回のセッション中に、システムファンが故障したか、さえ
ぎられました。
正常に作動しているシステムファンが取り付けられ、シス
テム基板に接続されているか、またはシャーシの換気口
スロットがふさがれていないか確認します。
Alert! Previous
temperature failure
at Processor 0.
前回のセッション中に、プライマリプロセッサが、推奨され
る動作温度範囲を越えました。
正常に作動しているシステムファンが取り付けられ、シス
テム基板に接続されているか、またはシャーシの換気口
スロットがふさがれていないか確認します。

Alert! Previous
temperature failure
at Processor 1.
前回のセッション中に、セカンドプロセッサが、推奨される
動作温度範囲を越えました。
正常に作動しているシステムファンが取り付けられ、シス
テム基板に接続されているか、またはシャーシの換気口
スロットがふさがれていないか確認します。
Alert! Previous
voltage failure.
システム電圧が限界値を越えたか、あるいは必要な最低
電圧以下になりました。
「システム基板のトラブルシューティング」を参照してくださ
い。
Alert! Processor 0
failed Build-
プライマリプロセッサが故障しているか、正しく装着されて
いません。
プロセッサを装着し直すか、故障しているプロセッサを取
り替えます。
Alert! Processor 1
failed Build-
セカンドプロセッサが故障しているか、正しく装着されてい
ません。
プロセッサを装着し直すか、故障しているプロセッサを取
り替えます。
Alert! Processor
Cache Size Mismatch.
L2キャッシュサイズの異なった2つのプロセッサが装着さ
れています。
プロセッサのうちの1つを取り替えて、L2キャッシュサイズ
を合わせるか、システム基板のPROC_1スロットにターミネ
ータカードを取り付けます。
Alert! Processor
Speed Mismatch.
Install like
processors or one
processor and a
termination card.
速度の異なった2つのプロセッサが装着されています。
プロセッサのうちの1つを取り替えて、速度を合わせるか、
システム基板のPROC_1スロットにターミネータカードを取
り付けます。
Alert! Processor
Type Mismatch.
Install like
processors or one
processor and a
termination card.
タイプの異なった2つのプロセッサが装着されています。
プロセッサのうちの1つを取り替えて、タイプを合わせる
か、システム基板のPROC_1スロットにターミネータカード
を取り付けます。
Alert! Single-bit
memory error
previously detected
in XXXXh.
RIMMが故障しているか、正しく装着されていません。ある
いは、システム基板に不具合があります。
「システムメモリのトラブルシューティング」と「システム基
板のトラブルシューティング」を参照してください。
Alert! System
battery voltage is
low.
「バッテリのトラブルシューティング」を参照してください。
Alert! System fan
not detected.
システムファンが取り付けられていないか、故障していま
す:システムファンが、システム基板に接続されていませ
ん。
正常に作動しているシステムファンが取り付けられ、シス
テム基板に接続されていることを確認します。
memory error
previously detected
in XXXXh.
RIMMが故障しているか、正しく装着されていません。ある
いは、システム基板に不具合があります。
「システムメモリのトラブルシューティング」と「システム基
板のトラブルシューティング」を参照してください。
ディスケットドライブまたはハードディスクドライブのコント
ローラは、関連するドライブにデータを送れません。
「ドライブのトラブルシューティング 」を参照してください。
入力したコマンドが存在しないか、指定したパス名ではあ
りません。
コマンドのスペルが正しいか、スペースを適切な位置に置
いたか、正しくパス名を使用したかを確認してください。
ディスケットドライブまたはハードディスクドライブコントロー
ラが修正不能な読み取りエラーを検出しました。
「ドライブのトラブルシューティング 」を参照してください。
ハードディスクドライブまたはそれに関連するコントローラ
が不良です。
「ドライブのトラブルシューティング 」を参照してください。
ディスケットまたはハードディスクドライブがデータを読み
取れません。
Microsoft® Windows®オペレーティングシステムで
ScanDiskユーティリティを実行し、ディスケットまたはハード
ディスクドライブのファイルの構造を調べてください。詳細
は、オペレーティングシステムのマニュアルを参照してくだ
さい。
他のオペレーティングシステムを使用しているときは、対
応するユーティリティを実行し、ディスケットまたはハードデ
ィスクドライブの構造を調べてください。オペレーティング
システムのマニュアルを参照してください。
1つまたは複数のRIMMが不良か、正しく設定されていな
い可能性があります。
「 システムメモリのトラブルシューティング」を参照してくだ
さい。
Diskette drive 0
seek failure
Diskette drive 1
seek failure
ケーブルがゆるんでいるか、システム設定情報がハード
ウェア構成と一致しない可能性があります。
「ドライブのトラブルシューティング 」を参照してください。
ケーブルがゆるんでいるか、ディスケットが不良の可能性
「ドライブのトラブルシューティング」を参照してください。

Diskette subsystem
reset failed
ディスケットドライブコントローラが不良の可能性がありま
す。
Dell診断プログラムでDisketteテストを実行します。
ディスケットがドライブ内にありません。ドライブにディスケ
ットがないと、操作を続行できません。
ドライブにディスケットを入れるか、ドライブラッチを閉じて
ください。
ディスケットの書き込み保護機能が有効になっています。
ドライブAからディスケットを取り出し、書き込み保護タブを
ロックされていない位置に動かしてください。
1つまたは複数のRIMMがゆるんでいる可能性がありま
す。
「 システムメモリのトラブルシューティング」を参照してくだ
さい。
オペレーティングシステムがコマンドを実行できません。
通常、このメッセージの後ろには具体的な情報が付きま
す(例えば、PRINTER OUT OF PAPER)。適切な処置
をとって対応してください。
Hard disk
configuration error
ハードディスクドライブが初期化をおこなえませんでした。
「 ドライブのトラブルシューティング 」を参照してください。
failure
Hard disk failure
Hard-
ハードディスクドライブが初期化をおこなえませんでした。
「 ドライブのトラブルシューティング 」を参照してください。
Invalid
configuration
information -
システム設定情報がハードウェア構成に合っていません。
セットアップユーティリティを起動し、システム設定情報を
修正してください。
Keyboard clock line
failure
Keyboard controller
failure
Keyboard data line
failure
Keyboard failure
Keyboard stuck key
failure
ケーブルまたはコネクタがゆるんでいるか、キーボードま
たはキーボード・マウスコントローラが不良の可能性があ
ります。
「 キーボードのトラブルシューティング 」を参照してくださ
い。
Memory address line
failure at address,
read value
1つまたは複数のRIMMが不良か、正しく設定されていな
い可能性があります。
「 システムメモリのトラブルシューティング」を参照してくだ
さい。
実行しようとするソフトウェアが、オペレーションシステムま
たは他のアプリケーションプログラムあるいはユーティリテ
ィとコンフリクトしています。
コンピュータの電源を切り、30秒間待ってから電源を入れ
て、もう一度プログラムを実行してみてください。問題が解
消しない場合は、ソフトウェア会社に問い合わせてくださ
い。
Memory data line
failure at address,
read value
value
Memory double word
logic failure at
address, read value
expecting value
Memory odd/even
logic failure at
address, read value
expecting value
Memory write/read
failure at address,
read value
1つまたは複数のRIMMが不良か、正しく設定されていな
い可能性があります。
「 システムメモリのトラブルシューティング」を参照してくだ
さい。
Memory size in CMOS
invalid
システム設定情報に記録されているメモリ量がコンピュー
タに実際取り付けられているメモリと一致していません。
コンピュータを再起動してください。エラーが再度表示され
た場合は、「困ったときは 」を参照して、テクニカルサポー
トにお問い合わせください。

コンピュータがディスケットまたはハードディスクドライブを
見つけられません。
セットアップユーティリティを起動し、ディスケットとハードデ
ィスクドライブに関するシステム設定情報をチェックし、必
要であれば、その情報を修正してください。
No boot sector on
hard-disk drive
セットアップユーティリティのシステム設定情報が正しくな
いか、オペレーティングシステムが不良である可能性があ
ります。
セットアップユーティリティを起動し、ハードディスクドライブ
に関するシステム設定情報をチェックし、必要であれば、
その情報を修正してください。
メッセージが消えなければ、オペレーティングシステムを
再インストールしてください。オペレーティングシステムに
付属のマニュアルを参照してください。
システム基板上のチップが誤動作している可能性があり
ます。
Dell診断プログラムでSystem Board Devicesテストを実
行します。
Non-system disk or
disk error
ドライブAまたはハードディスクドライブに起動可能オペレ
ーティングシステムがインストールされていません。
ディスケットを、起動可能なオペレーティングシステムの入
ったディスケットと交換するか、ドライブAからそのディスケ
ットを取り出してコンピュータを再起動します。
ディスケット上にオペレーティングシステムがありません。
オペレーティングシステムを含むディスケットでコンピュー
タを起動します。
Plug and Play
Configuration Error
システムが1つまたは複数の拡張カードを設定しようとして
問題が生じました。
システムの電源を切り、プラグを抜きます。拡張カードのう
ち1つだけを残し、残りはすべてを取り外します。システム
の電源プラグを差し込み、システムを再起動します。メッ
セージがまだ表示される場合は、その拡張カードが誤動
作している可能性があります。メッセージが表示されない
場合は、電源を切り、残りのカードの1つを挿入し直しま
す。誤動作しているカードがわかるまで、この手順を繰り
返してください。
オペレーティングシステムがディスケットまたはハードディ
スクドライブからデータを読み取れません。
「ドライブのトラブルシューティング」を参照してください。
ディスク上の特定のセクタが見つからなかったか、要求さ
れたセクタが不良です。
「ドライブのトラブルシューティング」を参照してください。
「ドライブのトラブルシューティング」を参照してください。
オペレーティングシステムがディスケットまたはハードディ
スクドライブ上のセクタを見つけることができません。
「ドライブのトラブルシューティング」を参照してください。
オペレーティングシステムがディスケットまたはハードディ
スクドライブ上の特定のトラックを見つけることができませ
ん。
ディスケットドライブ上にエラーがある場合は、そのドライ
ブ内に別のディスケットを入れてみてください。
システム基板上のチップが誤動作している可能性があり
ます。
Dell診断プログラムでSystem Board Devicesテストを実
行します。
Time-of-day clock
stopped
セットアップユーティリティを起動し、日時を修正してくださ
い。
問題が解消しない場合は、「バッテリのトラブルシューティ
ング」を参照してください。
システム設定情報に表示される日時がシステムクロック
に合っていません。
システム基板上のチップが誤動作している可能性があり
ます。
Dell診断プログラムでSystem Board Devicesテストを実
行します。
キーボードコントローラが誤動作しているか、1つまたは複
数のRIMMがゆるんでいる可能性があります。
Dell診断プログラムでSystem Memoryテストと
Keyboardテストを実行します。
Monitoring System
has detected that
drive [0/1] on the
EIDE controller is
operating outside
of normal
specifications. It
is advisable to
your data and
replace your harddisk drive by
calling your
support desk or
Dell Computer
Corporation.
POSTは、ステータス情報についてEIDEドライブを照会しま
した。ドライブは、動作仕様のエラー条件を検出したことを
示すコールからパラメータを返しました。
コンピュータが起動を終了したら、ただちにデータのバッ
クアップをとり、ハードディスクドライブを交換します。デー
タを交換されたドライブに戻します。
交換用ドライブがすぐには使用できず、そのドライブが唯
一の起動可能ドライブではない場合は、セットアップユー
ティリティを起動し、対応するドライブの設定をNoneに変
更します。システムからドライブを取り外します。これは、
データのバックアップをとった後でのみおこなってくださ
い。