Dell OptiPlex GX400 User Manual [ja]

DellOptiPlex™ GX400 システムユーザーズガイド
安全にお使いいただくために
作業にあたっての注意 静電気放出への対処 人間工学にあったコンピュータの使用
コンピュータについて
コンピュータの正面図 コンピュータの背面図 コンピュータの内部
アドバンス機能
システム設定 管理機能 セキュリティ パスワードによる保護 ジャンパ設定 ソフトウェアのインストールと設定
TAPI
電源管理
アップグレードの取り付け
コンピュータカバー 電源装置 正面パネル システムメモリ ディスクドライブおよびメディア AGPカードブレース 拡張カード マイクロプロセッサ
VRM
システムバッテリ 仕様 問題の解決
はじめに
Dell診断プログラム
メッセージとコード
ソフトウェアの問題 困ったときは
ヘルプの概要
Dellお問い合わせ番号 追加情報
認可機関の情報
ENERGY STAR®への準拠
保証に関する情報 Microsoft® Windows® XPの特徴
メモ、注意、警告
このマニュアルの内容は 予告なく変更 されることがあります。 ©2001 すべての著作権はDell Computer Corporationにあります。
Dell Computer Corporationからの書面による許可なしには、いかなる方法においてもこのマニュアルの複写、転載を禁じます。
本書に使用されている商標:Dell、OptiPlexDell OpenManageDimensionInspiron、LatitudeDellWare、およびDELLのロゴはDell Computer Corporationの商標です。MicrosoftWindowsMS-DOS、およびWindows NT はMicrosoft Corporationの登録商標です。IntelおよびPentiumはIntel Corporationの登録商標です。3Com は 3Com Corporationの登録商標です。 Dell Computer Corporationは、ENERGY STARと提携しており 、本製品はENERGY STARの エネルギー効率に関するガイドラインに適合しています。
このマニュアルでは、上記以外の商標や会社名が使用されている場合があります。これらの商標や会社名は、一切Dell Computer Corporationに所属するものではありません。
20019P/N 66CUJ REv. A01
メモ:システムの操作上、知っておくと便利な情報が記載されています。
注意:ハードウェアの破損またはデータの損失の可能性があることを示します。また、その問題を回避するための方法も示されています。
警告:物的損害、けがまたは死亡の原因となる可能性があることを示します
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安全にお使いいただくために
DellOptiPlex™ GX400 システムユーザーズガイド
󲻌󲻌作業にあたっての注意 󲻌󲻌静電気放出への対処 󲻌󲻌人間工学にあったコンピュータの使用
作業にあたっての注意
コンピュータカバーを取り外す前に、次の手順を順番どおりに実行してください。
1. 󲻌コンピュータとすべての周辺機器の電源を切ってください。
2. 󲻌コンピュータ背面のカードスロットなど、シャーシの塗装されていない金属部分に触れてから、コンピュータ内部の部品を扱ってください。
作業中も、コンピュータシャーシの塗装されていない金属部分にときどき触れて、内蔵コンポーネントを損傷する恐れのある静電気を逃がしてください。
3. 󲻌コンピュータと周辺機器をコンセントから抜いてください。さらに、電話回線や通信回線のケーブルもコンピュータから外します。
上記に従うことにより、けがや感電の可能性は,避けられますが、以下の注意事項もご留意ください。
l ケーブルを抜く際は、ケーブルそのものをつかむのではなく、コネクタまたはストレインリリーフループをつかんで抜きます。一部のケーブルには、コネクタにロッキングタブが付いています。この
タイプのケーブルを抜く際は、ロッキングタブを押してからケーブルを抜きます。コネクタを抜く際は、コネクタのピンを曲げないようにまっすぐに引き抜きます。また、ケーブルを接続する前に、両 方のコネクタが正しい向きに揃っていることを確認します。
l 部品やカードはていねいに取り扱ってください。カード上のコンポーネントまたは接点に触れないでください。カードを持つ際は縁を持つか、金属製の取り付けブラケット部分を持ちます。マイクロプ
ロセッサなどの部品を持つ際は、ピンではなく縁を持ってください。
静電気放出への対処」も参照してください。さらに、『システム情報ガイド』の安全上の注意も定期的に確認することをお勧めします。
静電気放出への対処
静電気は、コンピュータ内部のデリケートな部品を損傷する恐れがあります。静電気による損傷を防ぐために、マイクロプロセッサなどのコンピュータの電子部品に触れる前に、身体から静電気を逃がし てください。コンピュータシャーシの塗装されていない金属面に触れることにより、静電気を逃がすことができます。
コンピュータ内部での作業を続ける間も定期的に塗装されていない金属面に触れて、身体内に蓄積した静電気を逃がしてください。
さらに、静電気放出(ESD)による損傷を防止するために、以下の手順を実行することをお勧めします。
l 静電気に敏感な部品を出荷用梱包から取り出す場合は、コンピュータに部品を取り付ける用意ができるまでは、その部品を静電気防止梱包材から取り出さないでください。静電気防止パッケー
ジを開梱する直前に、必ず身体から静電気を逃がしてください。
l 静電気に敏感な部品を運ぶ場合は、最初に静電気防止容器またはパッケージに入れてください。
l 静電気に敏感な部品の取り扱いは、静電気のない場所でおこないます。可能であれば、静電気防止用のフロアパッドと作業台パッドを使用してください。
人間工学にあったコンピュータの使用
コンピュータを快適に、効率よく使用するために、システムの設置と仕様に関しては、以下の注意事項を守ってください。
l 作業中にモニタとキーボードが身体の正面に来るようにシステムを配置します。キーボードの位置を調節できる専用の棚が販売されています。
l モニタを使用する場合は、目が疲れないようにモニタとの距離を調整します(通常は50から60センチ)。
l モニタの正面に座ったときに、画面が目の高さかそれよりも少し下に来るように設置してください。
l モニタの角度、コントラスト、輝度、および周囲の照明(天井の照明、卓上ライト、周囲の窓にかかっているカーテンやブラインド)を調整し、モニタ画面の反射を最小限に抑えます。
l しっかりとした背もたれの付いた椅子を使用します。
l キーボードやマウスを使用する際は、前腕部と手首を水平にし、リラックスした快適な位置に保ちます。
l キーボードやマウスを使用する際に、手を休めることができるスペースを確保します。
l 上腕部は身体の横に自然に下ろします。
l 足の裏を床につけ、太ももを床と平行にし、背筋を伸ばして座ります。
l 椅子に座っているときは、足の重さが椅子のシートではなく足の裏にかかるようにします。必要に応じて椅子の高さを調節したり足台を使用して、正しい姿勢を維持します。
注意: オンラインの Dellマニュアルまたはその他のマニュアルで説明されている場合を除いて、ご自身でコンピュータの保守をおこなわないでください。必ず手順を厳密に守ってください。
警告: 新しいバッテリは、正しく装着しないと破裂する恐れがあります。バッテリの交換の際 は、同じバッテリ、 メーカーが推 奨する同等のバッテリのみを使用してください。使用
済みのバッテリは、メーカーの指示に従って廃棄してください。
警告: 無理な姿勢で 長時間キーボードを使用すると、身体に悪 影響を及ぼす可能性があります
警告: モニタの画面 を長 い時間見続けると、眼精疲労 の原因となる場合があります
l 作業に変化を持たせるようにします。あまり長時間続けてタイプしないようにします。タイプしていないときはなるべく両手を使う作業を行うようにします。
󲻌
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コンピュータについて
DellOptiPlex™ GX400 システムユーザーズガイド
󲻌󲻌コンピュータの正面図 󲻌󲻌コンピュータの背面図 󲻌󲻌コンピュータの内部
コンピュータの正面図
以下の図では、お使いのコンピュータの正面パネルにあるボタンとインジケータを示します。
正面図
󲻌
ボタンとインジケータ
l リセットボタン ― このボタンで再起動すると、システムコンポーネントに対するストレスが減ります。このボタンを押す前に、データの喪失を避けるため、作業中のすべてのファイルとアプリケーシ
ョンプログラムを保存してから閉じます。そして、オペレーティングシステムの通常のシャットダウンを実行します。
コンピュータが応答しない場合は、リセットボタンを押してシステムを再起動します。詳細については、「応答しないプログラムからの回復」および「応答しないコンピュータの再起動」を参照してくだ さい。
l 電源ボタン ― システムのAC電源をコントロールします。Microsoft Windows 98 Second EditionSE)、2000またはWindows NTを実行しているシステム上での電源ボタンの機能は、次の表を参
照してください。
󲻌
注意: コンピュータが応答しない 場合は、電源をオフにするか、最後の手段として電源コードをコンセントから抜きます。そうした場合、システムの設定や構成に問題が生じる場合があります。
電源ボタンの機能
コンピュータの状態
電源ボタンの機能
オフ
コンピュータをオンにするには、押してから離します。
オン
コンピュータをすぐにオフにするには、6秒以上押し続けます。
オン
通常のシャットダウンをおこなうには、押してから離します。
l 電源インジケータ ― このライトは、2色で点滅したり点灯することで異なる状態を示します。
l ディスケットドライブインジケータ ― ドライブがディスケットからデータを読み書きしている場合に点灯します。このインジケータがオフになってから、ドライブからディスケットを取り出します。
l ハードドライブインジケータ ― ハードドライブまたはCDドライブがドライブからデータを読み書きしている場合に点灯します。
l カバーリリースボタン ― コンピュータカバーが外れるようなります。シャーシの背面にあります。
コンピュータの背面図
以下の図では、外付けデバイスを接続するコンピュータ背面のコネクタおよびインジケータを示します。
背面パネルのコネクタおよびインジケータ
󲻌
デバイスの接続
外付けデバイスをコンピュータの背面パネルに接続する場合は、以下の手順で行います。
l 取り付けと設定の具体的な手順については、デバイスに付属のマニュアルを参照してください。
たとえば、ほとんどのデバイスは、特定のI/Oポートかコネクタに接続しないと正常に動作しません。また、通常プリンタなどの外付けデバイスを正常に動作させるには、デバイスドライバをロードし ておく必要があります。
l USBマウスまたはキーボードを接続する場合は、ポート1USBコネクタの1つに必ず接続してください。
l コンピュータがオフのときに外付けデバイスを接続してください。そして、コンピュータをオンにしてから、外付けデバイスをオンにします(デバイスのマニュアルに特に記載のないかぎり)。
シリアルポートコネクタ
シリアルポート1用はCOM1、シリアルポート2用はCOM2です。この指定を使ったシリアルポートを含む拡張カードを追加する場合は、セットアップユーティリティでシリアルポートの指定を再割り当てでき ます。
セットアップユーティリティでシステムのシリアルポートをAutoに設定して、特定の値に設定したシリアルポートを含む拡張カードを追加すると、必要に応じて内蔵ポートを適切なCOM設定に自動的にマ
ッピング(割り当て)します。
シリアルポートにカードを追加する前に、ソフトウェアに付属のマニュアルを参照して、ソフトウェアが新しいCOMポート指定にマップされるか確認します。
パラレルポートコネクタ
プリンタを接続するために使用します。デフォルトのポート指定はLPT1です。
マイクジャック
標準のパソコン用マイクを接続するのに使用します。マイクのオーディオケーブルを、このジャックに接続します。
ライン出力・スピーカージャック
コンピュータのスピーカーを接続するのに使用します。このジャックは増幅されていますので、アンプ付きのスピーカーをご使用になる必要はありません。スピーカからのオーディオケーブルをこのジャッ クに接続してください。
ライン入力ジャック
カセットプレーヤー、CDプレーヤー、あるいはビデオデッキなどの録音・再生デバイスに接続するのに使用します。これらのデバイスからライン入力ジャックにライン出力ケーブルを接続します。
サスペンドの状態
サスペンドの状態からシステムを復帰するには、押してから離します。
注意: コンピュータ背面から外付けデバイスを取り外す 場合、システム基板の損傷を防ぐために、コンピュータをオフにして、5秒待ってから取り外してください。
メモ: セットアップユーティリティのパラレルポートオプションで指定されたアドレスと同じアドレスに設定されたパラレルポートを持つ拡張カードをシステムが検出した場合、内蔵パラレルポート
は自動的に無効になります。
PS/2マウスコネクタ
背面パネルの6ピンマウスコネクタにPS/2マウスケーブルを接続します。お使いのシステムでMicrosoft Windows 2000あるいはWindows NTをご使用の場合、Dellでハードディスクに必要なマウスドライ バがインストール済みです。
PS/2キーボードコネクタ
背面パネルの6ピンキーボードコネクタにPS/2キーボードケーブルを接続します。
USBコネクタ
キーボード、マウス、プリンタ、およびコンピュータスピーカなどのUSB互換デバイスをシステムに接続するのに使用します。
NICコネクタ
NIC(ネットワークインタフェースコントローラ)にはリモートウェイクアップ機能があり、次のインジケータが付いています。
l 黄色のネットワークアクティビティインジケータは、システムがネットワークデータを送信、または受信している時に点滅します。(ネットワークトラフィックが多い場合は、このインジケータが「点灯」
の状態に見えることがあります。)
l 2色のネットワークリンクの保全および速度を示すインジケータは、10 MbpsネットワークとNIC間の接続が正常な場合は緑色で、100 MbpsネットワークとNIC間の接続が正常な場合はオレンジ色
です。オレンジ色または緑色のインジケータが消灯していれば、コンピュータがネットワークへの物理的な接続を検出していません。
ネットワークケーブルの要件
お使いのシステムには、UTP(シールドなしのツイストペア)EthernetケーブルがNICコネクタに接続されています。カチッと音がするまで、UTPケーブルの一方の端をNICコネクタに押し込みます。ネットワ ーク設定に応じて、RJ45ジャック壁面プレートか、Ethernet UTPのハブ上のRJ45ポートに、ケーブルの他端を接続します。
100 Mbpsネットワークには、カテゴリ5のケーブルとコネクタが必要です。10 Mbpsネットワークには、カテゴリ3あるいはカテゴリ5のケーブルとコネクタが必要です。
ビデオコネクタ
お使いのシステムにVGA互換モニタを接続するのに使用します。
コンピュータの内部
次の図は、カバーを取り外したコンピュータの様子を表しています。
シャーシの内部
󲻌
メモ: このコネクタはキーボードコネクタに似ています。マウスを接続する前に、マウスコネクタの位置を確認してください。
メモ: PS/2マウスとUSBマウスを同時に操作しようとしないでください。
メモ: このコネクタはマウスコネクタタに似ています。キーボードを接続する前に、キーボードコネクタの位置を確認してください。
メモ: USBマウス、あるいはキーボードを接続する場合、Port1USBコネクタの1つに接続します。
メモ: PS/2マウスとUSBマウスを同時に操作しようとしないでください。
注意: USBデバイスは、Microsoft Windows NT環境では動作しません。
システム基板のコンポーネント
以下の図では、システム基板、およびその主要なコネクタとコンポーネントを示します。
システム基板のコンポーネント
󲻌
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アドバンス機能
DellOptiPlex™ GX400 システムユーザーズガイド
システム設定
コンピュータの電源を入れるか、リセットボタンを押すたびに、コンピュータはシステム基板上のNVRAMに記憶されているシステム設定情報と実際に取り付けられているハードウェアを比較します。システ ムが相違を見つけると、誤ったシステム設定に対してエラーメッセージを表示します。
セットアップユーティリティは以下のような場合に使用します。
l ユーザ選択可能項目(たとえば、時刻または日付)を設定、変更する場合。
l 現在の設定情報(メモリの容量または取り付けられたハードドライブなど)を変更する場合。
現在の設定値はいつでも参照できます。後で参照できるように、情報を記録しておくことをお勧めします。コンピュータのパラレルポートにプリンタが接続されている場合は、<Print Screen>を押すことでセ ットアップユーティリティ画面を印刷することができます。
セットアップユーティリティを起動する前に、システムに取り付けられているディスケットドライブとハードドライブの種類を確認する必要があります。もしドライブの種類が確認できない場合は、Dellアクセ
サリフォルダにある製造テストレポートを参照してください。
セットアップユーティリティの起動
1. 󲻌システムの電源を入れます。
2. 󲻌システムの電源が入っている場合は、再起動します。
3. 󲻌画面の右上角にF2 = Setupと表示されたら、<F2>を押します。
ここで時間をおきすぎて、オペレーティングシステムがメモリにロードされ始めてしまったら、完全にロードさせてから、システムを再起動し、もう一度やり直してください。
セットアップ画面
セットアップユーティリティ画面には、お使いのコンピュータの現在の設定情報が表示されます。画面の情報は、以下の4つの領域から構成されています。
l Title ― 画面の上端にあるボックスにはコンピュータのシステム名が表示されます。
l Computer data ― タイトルボックスの下の2つのボックスには、システムプロセッサ、レベル2L2)キャッシュ、サービスタグ、BIOSのバージョン番号が表示されます。
l Options(オプション) ― 取り付けられたハードウェア、省電機能、およびセキュリティ機能を含む、コンピュータの構成を定義するオプションを表示するスクロール可能なボックスです。
オプションタイトルの右側のフィールドには、設定状態または値が表示されます。画面に明るく表示されている値は変更できます。変更できない(コンピュータによって設定されるため)値は薄く表示 されます。オプションタイトルの右に<Enter>と表示されたら、<Enter>を押して追加オプションのポップアップメニューにアクセスします。
l Key functions(キーの機能) ― 画面の最下段のボックスには、セットアップユーティリティで使用できるキーとそれらの機能が表示されます。
l Help(ヘルプ) ― <F1>を押すと現在ハイライト表示されているオプションの情報を見ることができます。
セットアップナビゲーションキー
次の表に、セットアップユーティリティでの設定情報の確認や変更、またはセットアップユーティリティの終了に使用するキーを示します。
󲻌
󲻌󲻌システム設定 󲻌󲻌管理機能 󲻌󲻌セキュリティ 󲻌󲻌パスワードによる保護
󲻌󲻌ジャンパ設定 󲻌󲻌ソフトウェアのインストールと設定 󲻌󲻌TAPI 󲻌󲻌電源管理
メモ: システムのシャットダウンを正しくおこなうために、オペレーティングシステムに付属のマニュアルを参照してください。
セットアップナビゲーションキー
キー
処置
次のフィールドに移動します。
前のフィールドに移動します。
フィールド内の項目を移動します。多くのフィールドで、数値キーを使用して値を入力することもできます。
起動順序の変更
起動順序を使って、システムが起動を試みるデバイスの順番を指定することができます。
1. 󲻌Boot Sequenceオプションのポップアップメニューにアクセスするには、<Enter>を押します。
2. 󲻌デバイスのリスト内を移動するには、<↑>または<↓>を押します。
3. 󲻌デバイスを有効または無効にするにはスペースバーを押します(有効にしたデバイスにはチェックマークが付きます)。
4. 󲻌選択したデバイスをリストの上または下に移動するには、プラス(+)またはマイナス(-)を押します。
オプション設定:
l Diskette Drive A(ディスケットドライブA): ― システムはディスケットドライブからの起動を試みます。ドライブに入っているディスケットが起動用でない場合、エラーメッセージが表示されま
す。ドライブにディスケットが入っていない場合、システムは一覧にあるその次のデバイスからの起動を試みます。
l Hard Drive(ハードドライブ) ― システムはプライマリハードドライブからの起動を試みます。ドライブにオペレーティングシステムが見つからない場合、システムは一覧にあるその次のデバイ
スからの起動を試みます。
l CD-ROM Device(CDデバイス) ― システムはCDドライブからの起動を試みます。ドライブにCDが入っていないか、CDにオペレーティングシステムが無い場合、システムは一覧にあるその次
のデバイスからの起動を試みます。
l MBAOnboard NIC ― 起動時にDellのロゴ画面で<Ctrl><Alt><b>を押すように促されます。メニューが表示され、ネットワークサーバからの起動方法を選ぶことができます。起動ルーチンが
ネットワークから使用不可能な場合、システムは一覧にあるその次のデバイスからの起動を試みます。
管理機能
l Dell OpenManage™ IT Assistant
l Dell OpenManage Client Instrumentation
Dell OpenManage IT Assistant
Dell OpenManage IT Assistantは、企業ネットワーク上のコンピュータやその他のデバイスを構成、管理、および監視するための、最もすぐれたDellシステム管理アプリケーションです。IT Assistantは、 最新のリモート管理テクノロジーを採用しており、業界標準の管理ソフトウェアを組み込んだシステム用の、資産管理、構成管理、イベント(アラート)管理、および安全管理を提供します。このタイプのソ フトウェアは、system management instrumentation (システム管理計装)と呼ばれています。と呼ばれています。
IT Assistantは、次の業界標準に準拠する計装をサポートします。
l SNMPSimple Network Management Protocol
l DMI(デスクトップ管理インタフェース)
l CIMCommon Information Model
お使いのコンピュータに利用できる計装は、DMIおよびCIMを基本にした、Dell OpenManage Client Instrumentationです。IT Assistantの詳細については、Dellのウェブサイトで入手できる『Dell OpenManage IT Assistantユーザーズガイド』を参照してください。
Dell OpenManage Client Instrumentation
Dell OpenManage Client Instrumentationは、IT Assistantなどのリモート管理アプリケーションプログラムが、以下のことを実行するのを可能にするソフトウェアです。
ヘルプ情報をスクロール表示します。
選択したフィールドのポップアップオプションメニューを起動します。
スペースバーまたは
選択したフィールドのポップアップオプションメニューでフィールド内の項目を移動します。
システムを再起動せずにセットアップユーティリティを終了し、起動ルーチンに戻ります。
セットアップユーティリティを終了して、システムを再起動し、変更した設定を有効にします。
選択した項目をデフォルト値にリセットします。
メモ: ほとんどの項目では、変更した設定がすべて記録されますが、次にコンピュータを起動するまでは有効ではありません。項目によっては(ヘルプ領域に記載)、変更がすぐに有効になるも
のもあります。
メモ: 後で元に戻すこともできるよう、現在の起動順序を書きとめます。
l お使いのコンピュータについての情報へのアクセス(搭載されているプロセッサの数や実行されているオペレーティングシステムの種類など)
l お使いのコンピュータのステータスの監視(温度プローブからの熱警告やストレージデバイスからのハードドライブ障害警告を受信することなど)
l お使いのコンピュータのステータスの変更(BIOSのアップデート、またはリモートでのシャットダウンなど)
Dell OpenManage Client Instrumentationは、IT Assistantを使用してネットワーク上にセットアップした「管理システム」と呼ばれるコンピュータにインストールできます。
セキュリティ
コンピュータには、シャーシを物理的に保護するために次の方法が提供されています。
l シャーシイントルージョン検出
l セキュリティケーブルスロットとパドロックリング
シャーシイントルージョン検出
シャーシイントリュージョン監視機能が、シャーシが開けられたかどうかを検出します。セットアップユーティリティChassis Intrusionオプションは、監視機能のステータスを表示します。
1. 󲻌セットアップユーティリティを起動します。
2. 󲻌<↓>を押して、System Securityオプションへ移動します。
3. 󲻌<Enter>を押して、System Securityオプションのポップアップメニューにアクセスします。
4. 󲻌<↓>を押して、Chassis Intrusionオプションへ移動します。
5. 󲻌スペースバーを押してオプション設定を選択します。
オプション設定:
l Enabled(デフォルト) ― この設定でコンピュータカバーが外された場合、DMIイベントが生成され、設定がDetectedに変更されて、次回のシステム起動時に起動ルーチンで次のメッセージが
表示されます。
Alert! Cover was previously removed.
(警告!カバーが取り外されました。)
Detectedの設定をリセットするには、システムのPOST(電源投入時の自己診断)中にセットアップユーティリティを起動します。Chassis Intrusionオプションで、右または左矢印キーを押して Resetを選択し、EnabledEnabled-Silent、またはDisabledを選びます。
l Enabled-Silent ― この設定でコンピュータカバーが外された場合、DMIイベントが生成され、設定がDetectedに変更されますが、次回のシステム起動時に起動ルーチンで警告メッセージは
表示されません。
l Disabled ― イントリュージョン監視は行なわれず、メッセージも表示されません。
セキュリティケーブルスロットとパドロックリング
これらの機能を使うと、市販の盗難防止デバイスを取り付けることができます(次の図参照)。コンピュータの盗難を防ぐため、固定された物に亜鉛メッキされたセキュリティケーブルを巻き付けて、コンピ ュータの背面のセキュリティケーブルスロットにロック用デバイスを差し込んでから、付属のキーでデバイスをロックします。
コンピュータシャーシのセキュリティ機能
󲻌
メモ: セットアップパスワードが有効な場合、Chassis Intrusionをリセットするにはセットアップパスワードが必要です。
メモ: 盗難防止デバイスを購入する前に、お使いのコンピュータのケーブルスロットに対応することを確認してください。
パスワードによる保護
コンピュータには、以下の種類のパスワード保護機能があります。
l システムパスワード
l セットアップパスワード
システムパスワード
システムパスワードを使うと、パスワードを知っているユーザだけがシステムを完全に使用できるようになります。お使いのDellシステムは、出荷時にはシステムパスワードが設定されていません。
セットアップユーティリティSystem Passwordの設定
l Enabled ― システムパスワードが設定されています。
l Disabled ― システム基板のジャンパ設定によって、システムパスワード機能が無効になっています。
l Not Enabled ― システムパスワードが設定されていない状態で、システム基板のパスワードジャンパが有効(デフォルト)設定になっています。
システムパスワードの設定
1. 󲻌セットアップユーティリティのPassword StatusUnlockedに設定されていることを確認します。
2. 󲻌System Passwordをハイライト表示し、左右矢印キーを押します。
オプション名がEnter Passwordに変わり、その後ろに32文字分の空のフィールドが現れます。
3. 󲻌新しいシステムパスワードをタイプします。
32文字まで入力できます。
それぞれの文字キー(または空白としてのスペースバー)を押すごとに「*」が表示されます。パスワードの割り当て操作では、キーボード上の位置でキーが認識され、大文字と小文字は区別され ません。たとえば、パスワード設定時にMを入力しても、Mmの両方が正しい文字として認識されます。
無効なキーの組み合わせもあります。そのような組み合わせで入力すると、スピーカからビープ音が鳴ります。
入力した文字を訂正する場合は、<Backspace>または左矢印キーを押してください。
注意: パスワードはシステム内のデータに対してセキュリティを提供しますが、絶対に安全であるというわけではありません。より強固なセキュリティが必要なデータについては、データ暗号化プ
ログラムなどの保護機能を追加しなければなりません。
注意: システムパスワードを設定せずに作動中のシステムから離れたり、システムをロックせずに放置した場合には 、第三者がジャンパ設定を変更し、システムパスワード機能を解除すること
ができます。その結果、誰でもハードドライブ内のデータにアクセスすることができるようになります。
メモ: 次の2つのオプションのいずれかが表示されている場合は、システムパスワードの変更や新しいパスワードの入力はできません。
メモ: System PasswordNot Enabledに設定されている場合にのみ、システムパスワードを設定することができます。
4. 󲻌<Enter>を押します。
新しいシステムパスワードが32文字未満の場合、フィールド全部に*が挿入されます。それから、オプション名がVerify Passwordに変わり、その後ろに32文字分の別の空のフィールドが現れま す。
5. 󲻌パスワードを確認するために、もう一度パスワードを入力して<Enter>を押します。
パスワード設定はEnabledに変わります。これで、システムパスワードが設定されました。セットアップユーティリティを終了して、システムを使用することができます。リセットボタンを押すか、電 源を入れ直してシステムを再起動すると、パスワード保護機能は有効になります。
システムパスワードの使い方
電源を入れるか、リセットボタンを押すか、または<Ctrl><Alt><Del>を押してシステムを再起動した場合、Password StatusがUnlockedに設定されていると、以下のプロンプトが画面に表示されます。
Type in the password and
- press <ENTER> to leave password security enabled.
- press <CTRL><ENTER> to disable password security.
Enter password:(パスワードをタイプして、<ENTER>を押すと、パスワードセキュリティは有効なままです。<CTRL><ENTER>を押すと、パスワードセキュリティは無効になります。パスワードを入力してくだ さい)
Password StatusLockedに設定されている場合、次のプロンプトが表示されます。
Type the password and press <Enter>
(パスワードを入力し、<Enter>を押してください)
入力したシステムパスワードが間違っていると、次のメッセージが表示されます。
** Incorrect password.**
Enter password:
(誤ったパスワード。パスワードを入力してください。)
入力したシステムパスワードが2回目も間違っていると、同じメッセージが表示されます。システムパスワードを3回間違えると、それ以降は以下のメッセージが表示されます。
** Incorrect password. ** Number of unsuccessful password attempts: 3 System halted! Must power down.
(誤ったパスワード。間違ったパスワード入力の回数:3システムが停止しました!電源を落としてください。)
システムの電源を入れ直した後でも、再び誤ったシステムパスワード、または不完全なシステムパスワードを入力する度に、上記のメッセージが表示されます。
システムパスワードの取り消 しと変更
既存のシステムパスワードを取り消しまたは変更するには、以下の手順を実行します。
1. 󲻌セットアップユーティリティを起動して、Password StatusUnlockedに設定されていることを確認します。
2. 󲻌システムを再起動して、システムパスワードを要求するプロンプトを表示させます。
3. 󲻌プロンプトが表示されたら、システムパスワードを入力します。
4. 󲻌<Enter>を押して通常の操作を続ける代わりに、<Ctrl><Enter>を押して現在のシステムパスワードを無効にします。
5. 󲻌セットアップユーティリティのSystem PasswordオプションにNot Enabledが表示されていることを確認します。
System PasswordオプションにNot Enabledと表示されたら、システムパスワードは取り消されています。新しいパスワードを設定する場合は、手順7に進みます。System Passwordオプシ ョンにNot Enabledが表示されない場合は、<Alt><B>を押してシステムを再起動し、手順35を繰り返します。
6. 󲻌新しいパスワードを設定する場合は、「システムパスワードの設定」の手順に従います。
セットアップパスワード
セットアップパスワードを使うと、パスワードを知っているユーザだけがセットアップユーティリティを完全に使用できるようになります。お使いのDellシステムは、出荷時にはセットアップパスワードが設定 されていません。
セットアップユーティリティのSetup Passwordオプションの設定:
l Enabled ― セットアップパスワードの設定ができません。セットアップユーティリティを変更するには、セットアップパスワードを入力する必要があります。
l Not Enabled ― セットアップパスワードの設定ができます。パスワード機能は有効ですがパスワードが設定されていません。
セットアップパスワードの設定
1. 󲻌セットアップユーティリティを起動して、Setup PasswordNot Enabledに設定されていることを確認します。
2. 󲻌Setup Passwordをハイライト表示し、左右矢印キーを押します。
パスワードの入力と確認のプロンプトが表示されます。パスワードに使用できない文字を指定すると警告のビープ音がなります。
メモ: システムパスワードの入力を途中で中止したい場合は、<Tab>または <Shift><Tab>を押して別のフィールドに移動するか、手順5を終了する前に<Esc> を押します。
メモ: セットアップパスワードが設定されている場合は、システムはセットアップパスワードをシステムパスワードの代用として受け付けます。
メモ: Password Statusの他にシステムパスワードセットアップパスワードも併用すると、無許可の変更に対してシステムの保護を強化できます。
3. 󲻌パスワードをタイプして確認します。
パスワードの確認が終わると、Setup PasswordEnabledに変わります。これ以降は、セットアップユーティリティを起動する際に、セットアップパスワードの入力を求められます。
Setup Passwordへの変更はただちに有効になります(再起動は必要ありません)。
Setup PasswordEnabledのときの操作の仕方
セットアップユーティリティを起動すると、Setup Passwordオプションがハイライト表示され、パスワードの入力を求められます。
正しいパスワードを入力しないと、System Setup画面は表示されますが、セットアップユーティリティのオプションを変更することはできません。
セットアップパスワードの取り消 しと変更
現在のセットアップパスワードを変更するには、そのパスワードを知っている必要があります。
1. 󲻌セットアップユーティリティを起動します。
2. 󲻌セットアップパスワードを既に設定している場合、プロンプトでそれを入力します。
3. 󲻌Setup Passwordをハイライト表示させてから、左右矢印キーを押して、現在のセットアップパスワードを取り消します。
設定はNot Enabledに変わります。
4. 󲻌新しいセットアップパスワードを設定する場合は、「システムパスワードの設定」の手順に従います。
パスワードを忘れたとき
1. 󲻌コンピュータと周辺機器の電源を切り、それらをコンセントから抜きます。それから、5秒以上待ってからコンピュータカバーを取り外します
2. 󲻌PSWDジャンパからジャンパプラグを取り外し、パスワード機能を無効にします。
システム基板のパスワードジャンパ(「PSWD」とラベルされた)の位置は「ジャンパ設定」を参照してください。
3. 󲻌コンピュータカバーを取り付けます。
4. 󲻌コンピュータ本体と周辺機器をコンセントに接続し、電源を入れます。
これで現在のパスワードは消去されます。
5. 󲻌セットアップユーティリティを起動して、パスワードが無効になっているか確認します。新しいパスワードを設定する場合は、手順6に進みます。
6. 󲻌コンピュータカバーを取り外します。
7. 󲻌PSWDジャンパプラグを取り付けます。
8. 󲻌コンピュータカバーを取り付け、コンピュータと周辺機器をコンセントに接続し、それらの電源を入れます。
PSWDジャンパを取り付けてからシステムを起動すると、パスワード機能が有効になります。セットアップユーティリティを起動すると、どちらのパスワード項目もNot Enabledになっています。こ れは、パスワード機能が有効でも、パスワードが設定されていないことを意味します。
9. 󲻌新しいシステムパスワード、またはセットアップパスワードを設定します。
ジャンパ設定
次の図は、システム基板のジャンパの位置を示しています。
システム基板のジャンパ
󲻌
メモ: セットアップパスワードシステムパスワードは同じでもかまいません。
メモ: これらのパスワードが異なる場合でも、セットアップパスワードをシステムパスワードの代わりに入力することができます。ただし、システムパスワードは、セットアップパスワードの代わりに
使用することができません。
メモ: Password Statusの他にシステムパスワードセットアップパスワードも併用する と、無許可の変更に対してシステムの保護を強化できます。
注意: この手順をおこなうと、システムパスワードとセットアップパスワードの両方が消去されます。
警告: コンピュータカバーを取り 外す 前に、「作業にあたっての注意」を参 照してください
メモ: 新しいシステムパスワードまたはセットアップパスワードを設定する前に、 PSWDジャンパプラグを取り付けて、パスワード機能を有効にします。
警告: コンピュータカバーを取り 外す 前に、「作業にあたっての注意」を参 照してください
ジャンパの設定を変更するには、ピンから抜いたプラグを、指定のピンに注意深く押し込みます。
次の表では、システム基板のジャンパおよびその設定を表示します。
󲻌
ソフトウェアのインストールと設定
ソフトウェアを購入したら、ウィルス検出ソフトウェアでウィルスの有無を調べてから、コンピュータのハードドライブにインストールしてください。自己増殖するコードタイプのウィルスは使用可能なシステム メモリをすぐに使用し、ハードドライブに保存されているデータを損傷または破壊し、感染したプログラムのパフォーマンスに影響を与え続けます。数種類のウィルス検出プログラムが市販されており、ほ とんどの電子掲示板サービス(BBS)には自由にダウンロードできるウィルス検出プログラムがアーカイブされています。
プログラムをインストールする前にマニュアルを読んで、プログラムの機能、プログラムが必要とするハードウェア、プログラムのデフォルトを把握してください。プログラムには通常、インストールの方法 が説明されているマニュアルと、インストールルーチンの入ったプログラムディスケットまたはCDが付属しています。
ソフトウェアインストールルーチンを使用すると、ハードドライブに該当するプログラムファイルを転送することができます。インストールの説明書は、プログラムをうまく実行できるようにオペレーティングシ ステムを設定する方法について詳述している場合があります。必ずインストールの説明書を読んでから、プログラムのインストール作業を実行してください。config.sysやautoexec.batなどのいくつか のオペレーティングシステム起動ファイルを変更する指示を受けたり、インストールルーチンが起動ファイルを自動変更する場合があります。
インストールルーチンを実行する場合は、コンピュータのオペレーティングシステムがどのように設定されるか、どのようなコンピュータを使用しているか、またどのような周辺機器がコンピュータに接続さ れているかという問いに答えられるようにしておいてください。
TAPI
TAPI(テレフォニーアプリケーションプログラミングインタフェース)を使用すると、ウインドウベースのアプリケーションで音声、データ、ファックス、ビデオなどの各種テレフォニーデバイスが使用できま す。TAPIアプリケーションには、TAPIサービスプロバイダ(TSP)が必要です。これはソフトウェアドライバで、TAPIアプリケーションが様々なタイプのTAPIハードウェアと通信するのに必要です。
Microsoft® Windows® 2000およびWindows NT®にはUnimodemと呼ばれるTSPが提供されています。これは、一般に使われている各種モデムに対応した「ユニバーサル」なモデムサービスプロバイダで す。Unimodemの詳細については、Windowsのマニュアルを参照してください。構内交換機(PBX)や音声処理カードなどのモデム以外のTAPIデバイスを使用する場合、デバイスのメーカーが提供する
TSPが必要です。
TAPIシステム基板コネクタは、4ピンケーブルを使って内蔵TAPI互換拡張カードとコンピュータのオーディオシステムを接続します。TAPIシステム基板コネクタの位置を確認するには、「システム基板の
コンポーネント」を参照してください。標準TAPIコネクタを使用した、TAPI互換カードがサポートされています。たとえば、モデムをTAPIコネクタに接続して、オーディオスピーカーとマイクをスピーカーホン
として使用できます。マイクが音声をコンピュータに取り入れ、次にTAPIシステム基板コネクタを通ってモデムカードに送られます。相手側の音声はモデムカードを通ってTAPIシステム基板コネクタに入 り、次にスピーカーから出力されます。この構成を使って、電話でのサウンドファイルの録音と再生が可能です。
TAPIデバイスの取り 付け
1. 󲻌コンピュータと周辺機器の電源を切り、それらをコンセントから抜きます。それから、5秒以上待ってからコンピュータカバーを取り外します
2. 󲻌TAPI互換拡張カードを取り付けます
注意: 必ずコンピュータの電源を切ってから、ジャンパの設定を変更してください。電源が入ったまま変更しようとすると、コンピュータを破損したり予期できない結果を招く恐れがあります。
システム基板のジャンパ設定
ジャンパ
設定
説明
PSWD
(デフォルト)
パスワード機能が有効になっています。
パスワード機能が無効になっています。
RTCRST
リアルタイムクロックリセット。トラブルシューティングの目的に使用されます。
ジャンパあり ジャンパなし
警告: この手順を実行 する前 に、「作業にあたっての注意」を参 照してください
詳細は、メーカーのマニュアルを参照してください。
3. 󲻌システム基板から電源装置を移動します
4. 󲻌4ピンのTAPIケーブルをTAPI拡張カードコネクタに接続します。
システム基板上でTAPIコネクタの位置を確認するには、「システム基板のコンポーネント」を参照してください。
5. 󲻌4ピンのTAPIケーブルをTAPI拡張カードコネクタに接続します。
拡張カード上でTAPIコネクタの位置を確認するには、メーカーのマニュアルを参照してください。
6. 󲻌電源装置を元の位置に戻し、固定タブがカチッとはめ込まれたことを確認します。
7. 󲻌コンピュータカバーを取り付けます。
8. 󲻌コンピュータ本体と周辺機器をコンセントに接続し、電源を入れます。
9. 󲻌TAPIデバイスに適切なTSPをインストールします。
詳細は、製造元のマニュアルとWindowsのマニュアルを参照してください。
TAPIサウンドカードの取り 付け
標準TAPIコネクタのあるTAPI互換サウンドカードを取り付けることができます。たとえば、モデムをTAPIサウンドカードコネクタに接続して、オーディオ機能をスピーカーホンとして使用できます。
1. 󲻌コンピュータと周辺機器の電源を切り、それらをコンセントから抜きます。それから、5秒以上待ってからコンピュータカバーを取り外します
2. 󲻌TAPI互換サウンドカードを取り付けます
詳細は、メーカーのマニュアルを参照してください。
3. 󲻌セットアップユーティリティを起動し、Integrated Devicesを選択してから、Soundの設定をOffに変更します。
4. 󲻌外付けオーディオデバイスをサウンドカードコネクタに接続します。外付けオーディオデバイスを、システムの背面パネルのマイク、ライン出力、またはライン入力コネクタに接続しないでください (「背面パネルのコネクタおよびインジケータ」参照)。
5. 󲻌4ピンのTAPIケーブルをTAPIサウンドカードコネクタに接続します。
サウンドカード上でTAPIコネクタの位置を確認するには、メーカーのマニュアルを参照してください。
6. 󲻌4ピンのTAPIケーブルをTAPI拡張カードコネクタに接続します。
拡張カード上でTAPIコネクタの位置を確認するには、メーカーのマニュアルを参照してください。
7. 󲻌コンピュータカバーを取り付けます。
8. 󲻌コンピュータ本体と周辺機器をコンセントに接続し、電源を入れます。
9. 󲻌TAPIデバイスに適切なTSPをインストールします。
詳細は、製造元のマニュアルとWindowsのマニュアルを参照してください。
電源管理
お使いのコンピュータは、作業していない場合に、より少ない電力で使用できるように設定することができます。コンピュータにインストールされたオペレーティングシステム(OS)およびセットアップユーテ
ィリティの特定のオプション設定を使って、電力使用をコントロールします。電力が減少されている期間を「スリープ状態」と呼びます。
l スタンバイ。このスリープ状態では、ほとんどのコンピュータへの電力は減少されるか切られます。しかし、システムメモリは活動状態にあります。
この状態はWindows NT 4.0ではサポートされていません。
l 休止状 態。このスリープ状態は、システムメモリのすべてのデータをハードドライブに書込み、それからシステム電源を落とすことによって、電力消費を最小にします。この状態からウェイクアッ
プするとコンピュータが再起動し、メモリの内容が回復されます。そしてシステムは休止状態に入った時の状態から動作を開始します。
この状態は、Windows 2000でのみサポートされています。
l シャットダウン。このスリープ状態では、補助用のわずかな量を除いてシステムからすべての電源を落とします。コンピュータがコンセントに接続されているかぎり、自動的にまたはリモートで起
動することができます。たとえば、オートパワーオンを使うと、コンピュータはセットアップユーティリティで特定した時間に自動的に起動することができます。また、ネットワーク管理者はネットワー ク接続(Wakeup On LAN)を通してアクセスするなどPME(電源管理イベント)を使ってリモートで起動することができます。
次の表に、それぞれのオペレーティングシステムで利用できるスリープ状態と、それぞれの状態から「ウェイクアップ」するのに使用できる方法を一覧表示します。
󲻌
警告: この手順を実行 する前 に、「作業にあたっての注意」を参 照してください
メモ: 休止状態になるには、コンピュータに取り付けられたすべてのコンポーネントがこの機能をサポートし、また適切なドライバがロードされている必要があります。詳細については、そ
れぞれのコンポーネントのマニュアルを参照してください。
電源管理
スリープの状 態
ウェイクアップの方法
Windows 2000
Windows NT 4.0
スタンバイ
l 電源ボタンを押す l オートパワーオン l PME
サポートされていない
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l PS/2マウスを動かすかクリックする l USBマウスを動かすかクリックする l PS/2キーボードのキーを押す l USBキーボードのキーを押す l USBデバイスアクティビティ
休止状態
l 電源ボタンを押す l オートパワーオン l PME
サポートされていない
シャットダウン
l 電源ボタンを押す l オートパワーオン l PME
l 電源ボタンを押す l オートパワーオン l PME
メモ: 電源管理についての詳細は、オペレ―ティングシステムのマニュアルを参照してください。
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アップグレードの取り付け
DellOptiPlex™ GX400 システムユーザーズガイド
コンピュータカバー
コンピュータカバーの取り外し
1. 󲻌コンピュータと周辺機器の電源をオフにして、それらをコンセントから抜いてください。
2. 󲻌パドロックが取り付けてあれば、背面パネルのパドロックリングから外します。
3. 󲻌コンピュータカバーを取り外します。
次の手順を実行します。
a. 󲻌コンピュータの背面を手前にして、外側のパドロックリングを左にスライドして、カバーのロックを解除します(次の図を参照)。
シャーシカバーを外す仕組み
󲻌
b. 󲻌正面パネルの左下角にあるカバーリリースボタンを押します(次の図を参照)。 c. 󲻌カバーの底部をシャーシから離れるように外側へ回します。
シャーシカバーの取り外 し
󲻌
󲻌󲻌コンピュータカバー 󲻌󲻌電源装置 󲻌󲻌正面パネル 󲻌󲻌システムメモリ 󲻌󲻌ディスクドライブおよびメディア
󲻌󲻌AGPカードブレース 󲻌󲻌拡張カード 󲻌󲻌マイクロプロセッサ 󲻌󲻌VRM 󲻌󲻌システムバッテリ
警告: この手順を実行 する前 に、「作業にあたっての注意」を参 照してください
d. 󲻌シャーシからカバーを持ち上げて外します。 e. 󲻌シャーシ内部での作業を始める前に、コンピュータの右側を下にして置きます。
コンピュータカバーの取り付け
1. 󲻌すべてのケーブルの接続を確認し、ケーブルがコンピュータカバーに引っかからないようにまとめてください。カバーがきちんと閉じなくなるので、ケーブルがドライブケージの上にかからないよう にします。
2. 󲻌コンピュータシャーシの内部に工具や余った部品(ネジなど)が残っていないか確認します。
3. 󲻌コンピュータカバーを取り付けます。
次の手順を実行します。
a. 󲻌次の図に示すようにカバーを少し角度をつけて持ちます。カバーの上部とシャーシの上部を合わせたまま、カバーの3個のフックをコンピュータシャーシの3個の凹型スロットに差し込み
ます。
コンピュータカバーの取り付 け
󲻌
b. 󲻌カバーをシャーシ底部に向かって押します。両手を使ってカバー下端を押し、カバー下部の固定フックが、所定の位置にカチッとはまることを確認します。 c. 󲻌2つに別れていたパドロックリングをスライドして1つにし、カバーをロックします。
電源装置
システム基板上のコンポーネントに手が届くように、システムの電源装置を動かして邪魔にならないようにしなければならないことがあります。
1. 󲻌コンピュータと周辺機器の電源を切り、それらをコンセントから抜きます。それから、5秒以上待ってからコンピュータカバーを取り外します
2. 󲻌AC電源ケーブルが、電源装置の背面にあるAC電源ソケットから取り外してあることを確認します(次の図参照)。
シャーシ内の電源装置の 移動
󲻌
3. 󲻌「RELEASE」(外す)というラベルのついたタブを押して、電源装置を固定タブから動かせるようにします。そして電源装置が移動した位置で固定されるまで持ち上げます。
システム基板上のコンポーネントへのアクセスが終了したら、リリースタブが固定タブにカチッと収まるまで、電源装置を元の位置に戻します。
正面パネル
正面パネルを取り外すには、まずコンピュータカバーを取り外します。カバーを外した状態で、アイコンでマークされた緑色の正面パネルリリースボタンを押して正面パネルを取り外します(次の図参照)。
正面パネルの取り外し
󲻌
警告: この手順を実行 する前 に、「作業にあたっての注意」を参 照してください
警告: この手順を実行 する前 に、「作業にあたっての注意」を参 照してください
正面パネルリリースボタンを押しながら、パネルの上部をシャーシから離れるように外側へ回します。シャーシからパネルを持ち上げて外します。
正面パネルを取り付けるには、2つの正面パネル保持フックをシャーシ底部の凹型スロットに合わせます(「正面パネルの取り外し」参照)。次に、正面パネルのラッチが正面パネルのタブにカチッと収まる まで、パネルの上部をシャーシの方へ起こします。
システムメモリ
お使いのコンピュータは、RDRAMの容量が64128256512 MBRIMMをサポートしています(メモリモジュール構成の例参照)。システム基板のコンポーネントの「コンピュータについて」に、システム 基板上の4つのRIMMソケットの位置を示します。RIMMが含まれていないソケットには、Rambus CRIMMが装備されている必要があります。
󲻌
メモリデバイスの数を示すRIMMのラベル
󲻌
メモ: メモリ総量を2GBにするには、それぞれが最大16個のメモリデバイスを持つ、4 つの512 MB RIMMを取り付ける必要があります。システムがサポートできる、取り付けられたすべてのRIMM
上のメモリデバイスの合計は、最大で64個です。装着されているメモリの数を示すRIMM上のラベルの位置は、「メモリデバイスの数を示すRIMMのラベル」を参照してください。セットアップユーテ
ィリティSystem Memoryオプションでも、装着されたメモリデバイスの数を調べることができます。
メモ: システムはメモリデバイスが6個のRIMMはサポートしていません。
メモ: 4つのすべてのRIMMソケットには、RIMMCRIMMを装着する必要があり、スロット12、あるいはスロット34は同じ容量の組にアップグレードする必要があります。容量の異なるRIMM
組は、4つのRIMMの合計と同じ容量を持ちます。ECC(エラーチェックと修正)および非ECCが混在しているRIMMの組は、すべて非ECCとして機能します。
注意: RIMMをソケット2に装着する前に、必ず最初にRIMMをソケット1(プロセッサに最も近い)に取り付けてください。
メモリモジュール構成の例
メモリ総 量
ソケット1
ソケット2
ソケット3
ソケット4
128 MB
64 MB
64 MB
CRIMM
CRIMM
256 MB
64 MB
64 MB
64 MB
64 MB
256 MB
128 MB
128 MB
CRIMM
CRIMM
512 MB*
128 MB
128 MB
128 MB
128 MB
512 MB*
256 MB
256 MB
CRIMM
CRIMM
1024 MB
256 MB
256 MB
256 MB
256 MB
*512MB RIMMテクノロジーは、利用できる場合にサポートされます。
システムメモリのアップグレード
1. 󲻌コンピュータと周辺機器の電源を切り、それらをコンセントから抜きます。それから、5秒以上待ってからコンピュータカバーを取り外します
2. 󲻌システム基板から離れるように電源装置を移動します。
3. 󲻌必要があれば、アップグレード用のモジュールを取り付けようとしているソケットに装着されているモジュール(RIMMまたはCRIMM)を取り外します。
4. 󲻌アップグレード用のRIMMを取り付けます。
5. 󲻌電源装置を元の位置に戻し、固定タブがカチッとはめ込まれたことを確認します。
6. 󲻌コンピュータカバーを取り付け、コンピュータと周辺機器をコンセントに接続し、それらの電源を入れます。
ALERT! Cover was previously removed.
(警告!カバーが取り外されました。)
新しいメモリ容量が既存のシステム設定情報と一致しないことをシステムが検知すると、次のメッセージが表示されます。
メモリの容量が変更されました。
Strike the F1 key to continue, F2 to run the setup utility.
(続けるにはF1キーを、セットアップユーティリティを起動するにはF2キーを押してください。)
7. 󲻌セットアップユーティリティを起動し、System Memory_の値を確認します。システムは新しく増設したメモリを認識して、System Memoryの値を変更しているはずです。新しいメモリ総量が正しけ れば、手順9へ進みます。
8. 󲻌新しいメモリ総量が正しくなければ、手順1および手順2を繰り返します。モジュールがソケットに正しく装着されているか確認します。それから、手順5から手順7を繰り返します。
9. 󲻌System Memoryの合計が正しい場合は、セットアップユーティリティを終了します。
10. 󲻌Dell診断プログラムを実行して、メモリモジュールが正常に動作していることを確認します。
メモリモジュールの取り外し
1. 󲻌モジュールがソケットから少し持ち上がるまで、両側の固定クリップを同時に外側へ押し開きます(次の図を参照)。
メモリモジュールの取り外 し
󲻌
2. 󲻌モジュールをソケットから抜き取ります。
警告: この手順を実行 する前 に、「作業にあたっての注意」を参 照してください
警告: システム動作中は 、RIMMは非常に 高温 になります。十分な時間を置いて RIMMの温 度が下 がったのを確認してから、 RIMMに 触るようにします
メモ: システムがサポートできる、取り付けられたすべてのRIMM上のメモリデバイスの合計は、最大で64個です。装着されているメモリの数を示すRIMM上のラベルの位置は、「メモリデ
バイスの数を示すRIMMのラベル」を参照してください。 セットアップユーティリティSystem Memoryオプションでも、装着されたメモリデバイスの数を調べることができます。
メモ: シャーシイントルージョンオプションが有効な場合は、次のシステム起動時に以下のメッセージを表示します。
メモリモジュールの取り付け
1. 󲻌カチッと音がして開くまで、両側の固定クリップを同時に外側へ押し開きます(次の図参照)。
メモリモジュールの取り付 け
󲻌
2. 󲻌モジュールの底面のスロットを、ソケット内側の2つの隆起部に合わせます。
3. 󲻌固定クリップがモジュールの両端にカチッと収まるまで、モジュールをスロットに真っ直ぐに押し込みます。
ディスクドライブおよびメディア
シャーシのCDドライブ、Zipドライブ、またはその他のフロントドライブの取り外し
1. 󲻌コンピュータと周辺機器の電源を切り、それらをコンセントから抜きます。それから、5秒以上待ってからコンピュータカバーを取り外します
2. 󲻌システム基板から離れるように電源装置を移動します。
3. 󲻌正面パネルを取り外します。
4. 󲻌使用するシャーシドライブベイからドライブブラケットを取り外します。
ドライブブラケットの両側から伸びている金属製のブラケットタブを同時に押し、ドライブベイからドライブブラケットを引き抜きます(次の図参照)。
ドライブブラケットの取り外し
󲻌
ドライブベイにすでに取り付けられているドライブを交換する場合は、必ずドライブの背面からDC電源ケーブルとインタフェースケーブルを取り外してから、ブラケットをベイから取り外してくださ い。ドライブブラケットから古いドライブを取り外すには、ドライブブラケットアセンブリを裏返し、ドライブをドライブブラケットに固定している4本のネジを取り外します(ドライブブラケットの新しいドラ
イブへの取り付け参照)。
5. 󲻌ドライブを箱から出して、取り付けの準備をします。
メモ: モジュール(RIMMまたはCRIMM)を取り外す場合は、コンピュータの電源を入れる前に、空のソケットに別のモジュールを取り付ける必要があります。
警告: この手順を実行 する前 に、「作業にあたっての注意」を参 照してください
ドライブに付属のマニュアルを参照して、ドライブの設定がご使用のコンピュータシステムに合っていることを確認します。必要に応じて、ドライブの設定を変更します。
6. 󲻌新しいドライブをドライブブラケットに取り付けます。
ドライブを裏返し、ネジ穴が揃うようにドライブ上のブラケットを合わせます。正しく取り付けるためには、必ずすべてのネジ穴を合わせ、ドライブブラケット前面のブラケットタブがドライブ前面と揃う ようにしてください(次の図を参照)。
ドライブブラケットの新しいドライブへの取り 付け
󲻌
さらに、ドライブがシャーシの正しい位置に固定されるように、4本すべてのネジを穴の番号順に差し込んで締めます(穴には14の番号がついています)。
7. 󲻌両方のドライブブラケットがカチッと音がして所定の位置に収まるまで、新しいドライブブラケットアセンブリをスライドさせてドライブベイに差し込みます(次の図参照)。
ドライブブラケットのシャーシへの取り付 け
󲻌
8. 󲻌ドライブ用のインタフェースケーブルを接続します(「ドライブケーブルのシャーシへの取り付け」参照)。
注意: コンピュータ背面の塗装されていない金属面に触れて、身体から静電気を逃がしてください。
a. 󲻌EIDEデバイスを取り付ける場合は、インタフェースケーブルがシステム基板のEIDEコネクタに適切に接続されていることを確認します。詳細については、「EIDEデバイスの取り付けガイド
ライン」を参照してください。
b. 󲻌SCSIデバイスを取り付ける場合は、SCSIインタフェースケーブルがSCSIコントローラボードのインタフェースコネクタに適切に接続されていることを確認します。詳細については、「SCSIデ
バイスの取り付けガイドライン」を参照してください。
9. 󲻌DC電源ケーブルをドライブ背面の電源入力コネクタに接続します(次の図参照)。
ドライブケーブルのシャーシへの取り付 け
󲻌
10. 󲻌すべてのケーブルがしっかり接続されているか確認します。冷却ファンや通気孔の妨げにならないように、ケーブルをまとめておきます。
11. 󲻌それまでシャーシのドライブベイに何も取り付けていなかった場合は、正面パネルから対応するドライブベイカバーを取り外します。
外側を手前にして正面パネルを持ちます。ドライブベイカバーが音を出して正面パネルから外れるまで、親指を使ってドライブベイカバーの端を押します。
12. 󲻌正面パネルを取り付けます。
13. 󲻌コンピュータカバーを取り付け、コンピュータと周辺機器をコンセントに接続し、それらの電源を入れます。
ALERT! Cover was previously removed.
(警告!カバーが取り外されました。)
14. 󲻌取り付けたドライブがハードドライブの場合は、セットアップユーティリティを起動し、ドライブの設定をアップデートします。
システム設定をアップデートしたら、セットアップユーティリティを終了し、システムを再起動します。
15. 󲻌取り付けたデバイスがハードドライブの場合は、次の手順に進む前に、ドライブのパーティション設定と論理フォーマットを済ませてください。
手順については、オペレーティングシステムのマニュアルを参照してください。
16. 󲻌ドライブをテストして、それが正常に動作していることを確認します。
l 取り付けたドライブがハードドライブの場合は、Dell診断プログラムを実行しドライブをテストします。 l 別のタイプのドライブの場合、ドライブをテストする手順については、ドライブのマニュアルを参照してください。
17. 󲻌取り付けたドライブがプライマリハードドライブの場合は、そのドライブにオペレーティングシステムをインストールします。 手順については、オペレーティングシステムのマニュアルを参照してください。
ハードドライブのシャーシへの取り付け
注意: 損傷を防ぐために、必ずインタフェースケーブルの色帯と、ドライブおよびシステム基板のコネクタの1番ピンを一致させてください。
メモ: Chassis Intrusionオプションが有効な場合は、次のシステム起動時に以下 のメッセージを表示します。
メモ: Dellが販売したテープドライブには、専用のソフトウェアとマニュアルが付属しています。テープドライブを取り付けたら、テープドライブソフトウェアのインストールと使い方につい
て、ドライブに付属のマニュアルを参照してください。
1. 󲻌コンピュータと周辺機器の電源を切り、それらをコンセントから抜きます。それから、5秒以上待ってからコンピュータカバーを取り外します
2. 󲻌システム基板から離れるように電源装置を移動します。
3. 󲻌正面パネルを取り外します。
4. 󲻌シャーシからドライブブラケットを取り外します。
ハードドライブブラケットがシャーシから半分くらい出るまで、ドライブドアを手前に引き下げます(次の図参照)。それからブラケットをつかみ、ブラケットのフックが外れるように持ち上げて、シャー シから取り外します。
ハードドライブブラケットのシャーシからの取り外し
󲻌
ドライブがブラケットにすでに取り付けられている場合は、必ずドライブの背面からDC電源ケーブルとインタフェースケーブルを取り外してから、ブラケットをシャーシから取り外します。ブラケット から古いドライブを取り外すには、ドライブをブラケットに固定している4本のネジを取り外します(「ハードドライブのブラケットへの取り付け」図参照)。
5. 󲻌ドライブを箱から出して、取り付けの準備をします。
ドライブに付属のマニュアルを参照して、ドライブの設定がご使用のコンピュータシステムに合っていることを確認します。必要に応じて、ドライブの設定を変更します。
6. 󲻌ブラケットが取り付け直されたときに、ドライブ背面のコネクタがシャーシの内部を向くように、ドライブをブラケットベイにスライドさせます(「ハードドライブのブラケットへの取り付け」参照)。
7. 󲻌ドライブとブラケットのネジ穴を合わせ、アップグレードキットに付属するネジを使って、ドライブをブラケットに固定します(次の図参照)。
ハードドライブのブラケットへの取り付け
󲻌
メモ: 残しておきたいデータを保存しているハードドライブを交換する場合は、かならずそれらのファイルのバックアップを取ってから、以下の手順を開始してください。
警告: この手順を実行 する前 に、「作業にあたっての注意」を参 照してください
注意: コンピュータ背面の塗装されていない金属面に触れて、身体から静電気を逃がしてください。
8. 󲻌ハードドライブブラケットをシャーシへ取り付けます(「ハードドライブブラケットのシャーシへの取り付け」参照)。
タブが所定の位置に固定されるまで、ドライブブラケットをシャーシにスライドさせながら挿入します。ドライブドアをシャーシの方へ押し上げて、所定の位置にしっかりと固定します。
ハードドライブブラケットのシャーシへの取り付け
󲻌
9. 󲻌ドライブ用のインタフェースケーブルを接続します(「ドライブケーブルのシャーシへの接続」参照)。
a. 󲻌EIDEデバイスを取り付ける場合は、IDEインタフェースケーブルがシステム基板のEIDEコネクタに適切に接続されていることを確認します。詳細については、「EIDEデバイスの取り付けガ
イドライン」を参照してください。
b. 󲻌SCSIデバイスを取り付ける場合は、SCSIインタフェースケーブルがSCSIコントローラボードのインタフェースコネクタに適切に接続されていることを確認します。詳細については、「SCSI
バイスの取り付けガイドライン」を参照してください。
10. 󲻌DC電源ケーブルをドライブ背面の電源入力コネクタに接続します(次の図参照)。
ドライブケーブルのシャーシへの接続
󲻌
メモ: ブラケットがシャーシに取り付けられたときに、ドライブの底面がシャーシの左側を向くように、ドライブをブラケット取り付けます。
メモ: ドライブドアを元の位置に押し上げたときに、ドライブドアのタブがドライブブラケットとドライブケージの間に挿入されたことを確認します。
メモ: 正面パネルをシャーシに取り付けられるように、ドライブドアハンドルを確実に折りたたんでください。
注意: 損傷を防ぐために、必ずインタフェースケーブルの色帯と、ドライブおよびシステム基板のコネクタの1番ピンを一致させてください。
11. 󲻌すべてのケーブルがしっかり接続されているか確認します。冷却ファンや通気孔の妨げにならないように、ケーブルをまとめておきます。
12. 󲻌コントロールパネルケーブルがシステム基板にしっかり接続されていることを確認します。
コントロールパネルには、ハードドライブインジケータがあります。コントロールパネルのシステム基板コネクタの位置は、「システム基板のコンポーネント」を参照してください。
13. 󲻌正面パネルを取り付けます。
14. 󲻌コンピュータカバーを取り付け、コンピュータと周辺機器をコンセントに接続し、それらの電源を入れます。
ALERT! Cover was previously removed.
(警告!カバーが取り外されました。)
15. 󲻌セットアップユーティリティを起動し、ドライブ設定をアップデートします。
システム設定をアップデートしたら、セットアップユーティリティを終了し、システムを再起動します。
16. 󲻌次の手順に進む前に、ドライブのパーティション設定と論理フォーマットを済ませてください。
手順については、オペレーティングシステムのマニュアルを参照してください。
17. 󲻌Dell診断プログラムを実行してドライブをテストします。
18. 󲻌取り付けたハードドライブがプライマリドライブの場合は、そのドライブにオペレーティングシステムをインストールします。 手順については、オペレーティングシステムのマニュアルを参照してください。
EIDEデバイスの取り付けガイドライン
ジャンパ設定
EIDEドライブは、すべて「Cable Select」のジャンパ位置に設定する必要があります。「Cable Select」では、インタフェースケーブル上でのドライブの位置によって、ドライブにマスタとスレーブのステータス が割り当てられます。1本のEIDEインタフェースケーブルに2台のEIDEドライブを接続し、ジャンパをCable Selectの位置に設定した場合は、インタフェースケーブル上の末端のコネクタに接続されたドライ ブが、マスタまたは起動デバイス(ドライブ0)となり、インタフェースケーブル上の中間のコネクタに接続されたドライブがスレーブデバイス(ドライブ1)となります。デバイスのジャンパをCable Selectの位 置に設定する方法については、ドライブアップグレードキットに付属しているマニュアルを参照してください。
一般的なガイドライン
I/O(入出力)ボードにはEIDEインタフェースコネクタが2基搭載されているため、合計4台までのEIDEドライブを取り付けることができます。
l 「IDE PRI,」とラベルされたプライマリEIDEコネクタは、EIDEハードドライブに接続する必要があります。 l 「IDE SEC,」とラベルされたセカンドEIDEコネクタは、EIDE CDドライブ、DVDドライブ、テープドライブ、SuperDiskドライブ、およびZipドライブに接続する必要があります。
システム基板上でEIDEインタフェースコネクタの位置を確認するには、「システム基板のコンポーネント」を参照してください。I/Oボードの各EIDEインタフェースコネクタは、次の機能をサポートします。
l マスターとスレーブの2つのチャネル l 論理ブロックアドレス指定(LBA) l PIOProgrammed I/O)のモード3およびモード4
メモ: Chassis Intrusion オプションが有効な場合は、次のシステム起動時に以下 のメッセージを表示します。
メモ: SuperDiskドライブは通常、セカンドEIDEシステム基板コネクタにマスターデバイスとして取り付けます。
l Ultra ATAAdvanced Technology Attachment/100ATA/66、またはATA/33
EIDEケーブル
Ultra ATA/66およびATA/100ハードドライブの場合、最高速度でデータ転送を行うには80コンダクタケーブルを使用する必要があります。80芯ケーブルにはATA/33ケーブルと同じ40ピンのコネクタがつ いていますが、ケーブル内部には2倍の数の線が使われています。Ultra ATA/100ハードドライブにATA/33ケーブルを使用している場合、ドライブは正常に動作しますが、データはATA/33の速度で転 送されます。
SCSIデバイスの取り付けガイドライン
本項では、お使いのシステムへのSCSIデバイスの取り付けと設定方法について説明します。SCSIデバイスを取り付けるには、システムにSCSIコントローラカードが取り付けられている必要があります。
SCSI ID番号
内蔵SCSIデバイスには、0から15までの固有のSCSI ID番号が必要です。
DellからSCSIデバイスが出荷される際には、プライマリとセカンドコントローラのデフォルトのSCSI ID番号が次のように割り当てられています。
l SCSIコントローラ:SCSI ID 7 l 起動SCSIハードドライブ:SCSI ID 0 l SCSI CDドライブ:SCSI ID 5 l SCSIテープドライブまたはデジタルオーディオテープ(DAT)ドライブ:SCSI ID 6
Dellで取り付け済みのSCSIデバイスは、製造工程で正しく設定されています。これらのSCSIデバイスにSCSI IDを設定する必要はありません。
オプションのSCSIデバイスを増設した場合は、それぞれのマニュアルを参照して適切なSCSI ID番号を設定してください。
デバイスのターミネーション
SCSIロジックでは、SCSIチェーンの両端のデバイスでターミネータ(終端)が有効で、その間のすべてのデバイスでは無効になっている必要があります。
Dellでは有効なターミネータのケーブルを使用し、すべてのデバイス上のターミネータを無効にすることをお勧めします。デバイスのターミネータを無効にする方法についての詳細は、オプションのSCSI デバイスに付属のマニュアルを参照してください。
一般的なガイドライン
コンピュータにSCSIデバイスを取り付ける場合、次の一般的なガイドラインに従ってください。
l SCSIデバイスの取り付けは、基本的に他のデバイスと同じですが、設定要件は異なります。特定のSCSIサブシステムの設定については、SCSIデバイスやホストアダプタカードのマニュアルを参
照してください。
l デバイスにSCSI ID番号を設定して、必要な場合はターミネータを無効にします。 l 外付けのSCSIデバイスを取り付ける場合は、SCSIケーブルの一方の端を、デバイス背面のバスコネクタに接続します。コンピュータに取り付けられているコントローラのコネクタに、外付けSCSI
ケーブルのもう一端を接続します。
l SCSIハードドライブを取り付けた後に、セットアップユーティリティPrimary Drive 0およびPrimary Drive 1をNoneに設定する必要があります。CDあるいはテープドライブなどのEIDEデバ
イスがセカンドEIDEチャネルにある場合、Secondary Drive 0Secondary Drive 1、またはどちらか1つをAutoに設定する必要があります。セカンダリSCSIチャネルにSCSIデバイスを接続し ている場合は、Secondary Drive 0Secondary Drive 1、またはどちらか1つをNoneに設定する必要があります。
l SCSIハードドライブにパーティションを作成したり、フォーマットするのに、オペレーティングシステムに付属のプログラム以外のプログラムを使う必要があることがあります。適切なドライバのイン
ストール方法とSCSIハードディスクの使用の準備方法についての詳細は、SCSIソフトウェアドライバに付属のマニュアルを参照してください。
SCSIケーブル
Ultra2/Wide低電圧差動(LVD)ドライブ(通常はハードドライブ)は、68ピンケーブルを使用します。このケーブルの一端をSCSIコントローラカードに接続します。ケーブルの残りのコネクタは各種LVDドラ イブに接続します。
ナローSCSIドライブ(テープドライブ、CDドライブ、およびハードドライブのいくつか)は、50ピンケーブルを使用します。このケーブルの一端をSCSIコントローラカードに接続します。ケーブルの残りのコネ クタは各種ナローSCSIデバイスに接続します。
AGPカードブレース
シャーシのシステム基板上のコンポーネントに手が届くようにするため、AGPカードブレースを取り外す必要がある場合があります。
1. 󲻌コンピュータと周辺機器の電源を切り、それらをコンセントから抜きます。それから、5秒以上待ってからコンピュータカバーを取り外します
2. 󲻌右側を下にしてコンピュータを横たえます。
3. 󲻌AGPカードブレースをシャーシに固定しているネジを取り外します(次の図を参照)。
注意: EIDEケーブルは、Dellから購入したものだけを使用されることをお勧めします。他社のケーブルは、Dellのシステムでの動作が保証されていません。
メモ: SCSI ID番号を順番に割り当てたり、ID番号順にデバイスをケーブルに接続する必要はありません。
注意: SCSIケーブルはDellから購入したものだけを使用されることをお勧めします。他社のケーブルは、Dellのシステムでの動作が保証されていません。
注意: SCSIケーブルはDellから購入したものだけを使用されることをお勧めします。他社のケーブルは、Dellのシステムでの動作が保証されていません。
警告: この手順を実行 する前 に、「作業にあたっての注意」を参 照してください
AGPカードブレースの取り 外し
󲻌
4. 󲻌シャーシ前部のカードガイドからブレイスが外れるまで、ブレイスを上方向に回します。それからブレースをシャーシから持ち上げて外します。
AGPカードブレースを取り付けるには、次の手順を実行します。
1. 󲻌カードブレースの一方の端にあるタブを、シャーシ前面のカードガイドの上のスロットに挿入します(次の図参照)。
2. 󲻌ブレースを下げ、ブレースの底部のAGP固定レバーがAGPカードの上部と合わさっていることを確認します。
3. 󲻌ブレースをシャーシに固定しているネジを取り付けます。
拡張カード
システムは以下のカードに拡張スロットを提供します。
l 32ビット、33MHzPCI拡張カードを最大5 l 32ビットAGPカード1枚。拡張スロットは、1.5VでのAGP 4倍速または2倍速のモード動作をサポートします。
これらのカードの例は、「拡張カード」を参照してください。
拡張 カード
󲻌
メモ: PC99システム要件を満たすため、DellコンピュータはPCI拡張スロットのみを使用しています。ISA拡張カードはサポートされていません。このことは、使いやすいという理由で業界の標準に
なっています。
注意: コンピュータをコンセントから外した 後1020秒待ってから、コンピュータから周辺機器を取り外してください。システム基板上のスタンバイ電源インジケータがオフになっていることを確認
してから、システム基板からコンポーネントを取り外してください。このライトの位置は、「システム基板のコンポーネント」を参照してください。
拡張カードの取り付 け
1. 󲻌コンピュータと周辺機器の電源を切り、それらをコンセントから抜きます。それから、5秒以上待ってからコンピュータカバーを取り外します
2. 󲻌右側を下にしてコンピュータを横たえます。
3. 󲻌拡張カードを取り付ける準備をします。
カードの設定、内部の接続、およびシステムに合わせたカスタマイズの情報については、拡張カードの付属マニュアルを参照してください。
4. 󲻌AGPカードを取り付ける場合、AGPカードブレースを取り外します
5. 󲻌拡張カードフィラーブラケットをシャーシに固定しているネジを取り外し、シャーシからブラケットを取り外しまます(次の図参照)。
この手順の後半で、拡張カードの取り付けに使用するので、取り外したネジを保存しておいてください。。
フィラーブラケットを取り 外します。
󲻌
6. 󲻌拡張カードを拡張カードコネクタに挿入します。
フルサイズの拡張カードの場合、カードをシステム基板のコネクタの方へ下げながら、カードの端を拡張カードガイドブラケットに差し込みます。カードをシステム基板の拡張カードコネクタに挿入 します(次の図参照)。
拡張 カードの取り 付け
󲻌
警告: この手順を実行 する前 に、「作業にあたっての注意」を参 照してください
警告: NIC(ネットワークインタフェースコントローラ)の中 には、ネットワークに接続すると自動的にシステムを起動するものがあります。感電防止のため、拡張 カードを取り付 け
る前 に、 コンピュータの電源プラグをコンセントから抜 いてください。システム基板のスタンバイ電源インジケータが消灯 していることを確認します。 このインジケータの位置は、
ステム基板のコンポーネントを参 照してください。
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