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電動工具事業部
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コールセンターフリーダイヤル
(土・日・祝日を除く、 午前 9 : 00~午後 6 : 00)
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をご利用ください。 コールセンターフリーダイヤルのご利
用はできませんのでご了承ください。
1 609 92A 28P
● 本取扱説明書に記載されている、 日本仕様の能力 ・ 型番などは、 外国語の印刷物とは異なる場合があります。
● 本製品は改良のため、 予告なく仕様等を変更する場合があります。
● 製品のカタログ請求、 その他ご不明な点がありましたら、 お買い求めになった販売店または弊社までお問い合わせください。
1 609 92A 28P (2016.03)
ディスクグラインダー
GWS 750-100, GWS 750-100I,
GWS 750-125
型
取扱説明書
このたびは、 弊社ディスクグラインダーをお買い求めいただき、 誠にありが
とうございます。
● ご使用になる前に、 この 『取扱説明書』 をよくお読みになり、 正しくお
使いください。
● お読みになった後は、 この 『取扱説明書』 を大切に保管してください。
わからないことが起きたときは、 必ず読み返してください。
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01 GWS750-100,750-100I,750-125 目次 2016 年 3 月 9 日(水) 午後 2 時 50 分
安全上のご注意
警告表示の区分 ···································· 2
電動工具全般についての注意事項 ···················· 2
ディスクグラインダーについての注意事項 ············ 8
キックバックについての注意事項 ···················· 14
砥石切断をするときに
さらに守っていただきたい注意事項 ·················· 15
ワイヤブラシで作業するときに
守っていただきたい注意事項 ························ 16
本製品について
用 途 ············································ 17
仕 様 ············································ 17
各部の名称 ········································ 18
標準付属品 ········································ 20
使い方
作業前の準備をする ································ 21
作業する ·········································· 35
ギアハウジングの角度を調節する ···················· 43
困ったときは
故障かな?と思ったら ······························ 44
修理を依頼するときは ······························ 45
お手入れと保管
クリーニング ······································ 46
保 管 ············································ 46
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◆ 火災、感電、けがなどの事故を未然に防ぐため、次に述べる『安全上の
ご注意』を必ず守ってください。
◆ ご使用前に、この『安全上のご注意』すべてをよくお読みのうえ、指示
に従って正しく使用してください。
◆ お読みになった後は、ご使用になる方がいつでも見られる所に必ず保管
してください。
◆ 他の人に貸し出す場合は、一緒に取扱説明書もお渡しください。
警告表示の区分
ご使用上の注意事項は
意味を表わします。
◆ 誤った取り扱いをしたときに、使用者が死亡または重傷を負
う可能性が想定される内容のご注意。
◆ 誤った取り扱いをしたときに、使用者が傷害を負う可能性が
想定される内容および物的損害のみの発生が想定される内容
のご注意。
なお、
性があります。いずれも安全に関する重要な内容を記載していますので、必ず
守ってください。
に記載した事項でも、状況によっては重大な結果に結び付く可能
と に区分していますが、それぞれ次の
電動工具全般についての注意事項
ここでは、電動工具全般の『安全上のご注意』についてご説明します。今回お
買い求めいただいたディスクグラインダーには、当てはまらない項目も含まれ
ています。
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警 告
1. 作業場は、いつもきれいに保ってください。
ちらかった場所や作業台は、事故の原因となります。
2. 作業場の周囲状況も考慮してください。
◆ 電動工具は、雨ざらしにしたり、湿った、
またはぬれた場所で使用しないでください。
◆ 作業場は十分に明るくしてください。
◆ 可燃性の液体やガスのある所で使用しない
でください。
3. 感電に注意してください。
◆ 電動工具を使用中、身体をアースされているものに接触させないようにし
てください。
(例えば、パイプ、暖房器具、電子レンジ、冷蔵庫などの外枠)
4. 子供を近づけないでください。
◆ 作業者以外、電動工具やコードに触れさせないでください。
◆ 作業者以外、作業場へ近づけないでください。
5. 使用しない場合は、きちんと保管してください。
◆ 乾燥した場所で、子供の手の届かない安全な所、または鍵のかかる所に保
管してください。
6. 無理して使用しないでください。
◆ 安全に能率よく作業するために、電動工具の能力に合った速さで作業して
ください。
◆ モーターがロックするような無理な使い方はしないでください。
7. 作業に合った電動工具を使用してください。
◆ 小型の電動工具やアタッチメントは、大型の電動工具で行う作業には使用
しないでください。
◆ 指定された用途以外に使用しないでください。
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8. きちんとした服装で作業してください。
◆ だぶだぶの衣服やネックレスなどの装身具は、回転部
に巻き込まれる恐れがあるので着用しないでくださ
い。
◆ 屋外での作業の場合には、ゴム手袋と滑り止めのつい
た履物の使用をお勧めします。
◆ 長い髪は、帽子やヘアカバーなどで覆ってください。
9. 保護めがねを使用してください。
◆ 作業時は、保護めがねを使用してください。また、粉じんの多い作業では、
防じんマスクを併用してください。
10. 防音保護具を着用してください。
◆ 騒音の大きい作業では、耳栓、耳覆い(イヤマフ)などの防音保護具を着
用してください。
11. 集じん装置が接続できるものは接続して使用してください。
◆ 電動工具に集じん機などが接続できる場合には、これらの装置に確実に接
続し、正しく使用してください。
12. コードを乱暴に扱わないでください。
◆ コードを持って電動工具を運んだり、コードを引っ張
って電源コンセントから抜かないでください。
◆ コードを熱、油、角のとがった所に近づけないでくだ
さい。
13. 加工するものをしっかりと固定してください。
◆ 加工するものを固定するために、クランプや万力を使
用してください。手で保持するより安全で、両手で電
動工具を使用できます。
14. 無理な姿勢で作業をしないでください。
◆ 常に足元をしっかりさせ、バランスを保つようにして
ください。
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15. 電動工具は、注意深く手入れをしてください。
◆ 安全に能率よく作業していただくために、刃物類は常に手入れをし、よく
切れる状態を保ってください。
◆ 注油や付属品の交換は、取扱説明書に従ってください。
◆ コードは定期的に点検し、損傷している場合は、お買い求めの販売店、ま
たはボッシュ電動工具サービスセンターに修理を依頼してください。
◆ 延長コードを使用する場合は、定期的に点検し、損傷している場合には交
換してください。
◆ 握り部は、常に乾かしてきれいな状態に保ち、油やグリースなどが付かな
いようにしてください。
16. 次の場合は、電動工具のスイッチを切り、電源プラグを電源コ
ンセントから抜いてください。
◆ 使用しない、または修理する場合。
◆ 刃物、砥石、ビットなどの付属品を交換する場合。
◆ その他危険が予想される場合。
17. 調節キーやレンチなどは、必ず取り外してください。
◆ 電源を入れる前に、調節に用いたキーやレンチなどの工具類が取り外して
あることを確認してください。
18. 不意な始動は避けてください。
◆ 電源につないだ状態で、スイッチに指を掛けて運ばないでください。
◆ 電源プラグを電源コンセントに差し込む前に、スイッチが切れていること
を確認してください。
19. 屋外使用に合った延長コードを使用してください。
◆ 屋外で使用する場合、キャブタイヤコード、またはキャブタイヤケーブル
の延長コードを使用してください。
20. 油断しないで十分注意して作業を行ってください。
◆ 電動工具を使用する場合は、取り扱い方法、作業の仕
方、周りの状況など十分注意して慎重に作業してくだ
さい。
◆ 常識を働かせてください。
◆ 疲れている場合は、使用しないでください。
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21. 損傷した部品がないか点検してください。
◆ 使用前に、保護カバーやその他の部品に損傷がないか十分点検し、正常に
作動するか、また所定機能を発揮するか確認してください。
◆ 可動部分の位置調整、および締め付け状態、部品の破損、取り付け状態、
その他運転に影響を及ぼすすべての個所に異常がないか確認してくださ
い。
◆ 破損した保護カバー、その他の部品交換や修理は、取扱説明書の指示に従
ってください。
取扱説明書に指示されていない場合は、お買い求めの
販売店、またはボッシュ電動工具サービスセンターに
修理を依頼してください。
スイッチが故障した場合は、お買い求めの販売店、ま
たはボッシュ電動工具サービスセンターに修理を依頼
してください。
◆ スイッチで始動、および停止操作のできない電動工具は、使用しないでく
ださい。
22. 異常や故障時には、直ちに使用を中止し、すぐに電源プラグを
電源コンセントから抜いてお買い求めの販売店、またはボッシ
ュ電動工具サービスセンターに、点検、修理を依頼してくださ
い。
そのまま、使用すると発煙・発火、感電、けがに至る恐れがあります。
<異常・故障例>
・電源コードや電源プラグが異常に熱い。
・電源コードに深いキズや変形がある。
・コードを動かすと、通電したりしなかったりする。
・焦げくさい臭いがする。
・ビリビリと電気を感じる。
・スイッチを入れても動かない。 など
23. 指定の付属品やアタッチメントを使用してください。
◆ この取扱説明書、およびボッシュ電動工具カタログに記載されている付属
品やアタッチメント以外のものを使用すると、事故やけがの原因となる恐
れがあるので使用しないでください。
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24. 電動工具の修理は、専門店に依頼してください。
◆ この製品は、該当する安全規格に適合しているので改造しないでくださ
い。
◆ 修理は、必ずお買い求めの販売店、またはボッシュ電動工具サービスセン
ターにお申し付けください。
修理の知識や技術のない方が修理すると、十分な性能を発揮しないだけでな
く、事故やけがの原因となります。
この取扱説明書は、大切に保管してください。
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ディスクグラインダーについての注意事項
電動工具全般の『安全上のご注意』について、前項ではご説明しました。ここ
では、ディスクグラインダーをお使いになるうえで、さらに守っていただきた
い注意事項についてご説明します。
警 告
1. 必ず銘板に表示してある電圧の電源を使用してください。
◆ 表示を越える電圧で使用すると、回転数が異常に高速となり、けがの原因
になります。
2. 電動工具のプラグとコンセントは対応している必要がありま
す。絶対にプラグを加工しないでください。アースした(接地
した)電動工具にアダプタープラグを使用しないでください。
◆ プラグを加工せず、対応したコンセントを使用することで、感電の危険を
低減できます。
3. 防護用具を着用してください。防護メガネは必ず掛けてくださ
い。
◆ 状況に応じて、防じんマスク、滑り止め付き安全靴、ヘルメット、防音保
護具(耳栓など)などの防護用具を使用することで、けがの防止につなが
ります。
4. この取扱説明書、およびボッシュカタログに記載されているア
クセサリー以外は使用しないでください。また、アクセサリー
に合った保護カバーを使用してください。
◆ 指定されたアクセサリー以外は、安全に作業できない恐れがあります。
5. アクセサリーは推奨された用途以外に使用しないでください。
例えば、切断砥石の側面で研削しないでください。
◆ 切断砥石は砥石の円周で研削することを目的としたアクセサリーのため、
砥石に横から力が加わると壊れる恐れがあります。
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6. 大型の電動工具で使用し、摩耗した砥石を使用しないでくださ
い。
◆ 大型の電動工具の砥石は、小さい電動工具の速度に適していないため、破
損する恐れがあります。
7. 使用に問題がないことを確認してください。
取り付けは間違いないか、可動部分が正しくしっかりとセット
されているか、各部品の損傷がないか、その他問題がないかチ
ェックしてください。損傷などがあった場合は使用せず、修理
をご依頼ください。
◆ 損傷した工具を使用すると、故障や思わぬ事故の原因になります。
8. 使用中に電源コードを破損した場合には、電源コードには触れ
ないようにし、速やかに電源プラグを抜いてください。また、
以後その電源コードのままでは、絶対に使用しないでください。
◆ 破損したまま使用していると、感電や事故の原因になります。
9. 保護カバーを必ず取り付けて使用してください。保護カバーは、
作業者に火花が飛ばない位置に調節してください。
◆ 保護カバーによって、破損したホイールの破片から作業者を守ったり、衣
服に引火するような火花に当たることを防いだりできます。
10. 使用するオフセット砥石は、最高使用周速度72m/s以上の正規
の砥石を取り付け、正しい使用面で研削してください。側面や
上面では研削しないでください。
◆ 正規以外の砥石を使用したり、また側面や上面で研削すると、砥石が破壊
し、けがの原因になります。
11. 砥石にヒビ、割れがないことを確認してから使用してください。
◆ 異常があると、砥石が破壊し、けがの原因になります。
12. 作業中は、必ず絶縁されたグリップ面で本体を保持してくださ
い。
◆ 通電している電線に接触し、本体の金属部に電気が流れると、感電の恐れ
があります。絶縁部で保持していると、感電する危険が小さくなります。
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13. 使用中は、本体を確実に保持してください。特に始動時は注意
してください。
◆ 確実に保持していないと、振り回されたりし、けがの原因になります。
14. 水、研削液などは使用しないでください。
◆ 本機は乾式用のため、砥石の破壊によるけがや感電の恐れがあります。
15. 本体を上向きにしたり、万力などで固定して使用しないでくだ
さい。
◆ 砥石やダイヤモンドホイールが破壊したとき、けがの原因になります。
16. 研削砥石や切断砥石を使用する際、研削火花を吸じんしないで
ください。
◆ 吸じんホースやクリーナーが引火し、火災の原因になります。
17. 使用中は、工具類(砥石など)や切り屑などに手や顔などを近
づけないでください。
◆ けがの原因になります。
18. 研削粉は火花となって飛散するので、引火しやすいもの、傷付
きやすいものは安全な場所に遠ざけてください。また、研削火
花を直接手足などに当てないようにしてください。
◆ 火災ややけどの原因になります。
19. やむを得ず湿気のある場所で使用する場合には、漏電遮断器
(RCD)付きの電源を使用してください。
◆ 漏電遮断器の設置、電気工事士用ゴム手袋・靴などの着用で、作業者の安
全が高まります。
20. 使用する前に、近くに人がいないことを必ず確認してください。
また、使用中は人を近づけないでください。
◆ けがの原因になります。
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21. 疲労していたり、薬・アルコールを服用していたりするときに
は、使用しないでください。
◆ 電動工具操作中に一瞬でも注意力が低下すると、重大なけがをする危険が
あります。
22. 意図せず作動開始しないよう、気をつけてください。必ずスイ
ッチが「切」になっているか確かめた上で、電源に接続したり
工具を持ち上げたり、移動したりしてください。
◆ 電動工具を手にしているときにスイッチ部分に指が触れたり、スイッチが
「入」状態で電動工具に通電したりすると事故の原因になります。
23. 本体を作動させたまま床などに放置しないでください。
◆ 回転が完全に停止していないと、けがの原因になります。
24. 使用中、機械の調子が悪かったり、異常音がしたときは直ちに
スイッチを切って使用を中止し、お買い求めの販売店またはボ
ッシュ電動工具サービスセンターに点検・修理を依頼してくだ
さい。
◆ そのまま使用していると、けがの原因になります。
25. 誤って落としたり、ぶつけたときは、工具類(砥石など)や本
体などに破損や亀裂、変形がないことをよく点検してください。
◆ 破損や亀裂、変形があると、けがの原因になります。
26. [事業者の方へ]砥石の交換・試運転は、法・規則で定める特
別教育を受けた人に行わせてください。
関連法令 労働安全衛生法 第 59 条
労働安全衛生規則 第 36 条
労働安全特別教育規程 第 1 条、第 2 条
27. 使用する砥石は穴径15mmφ(GWS750-125は22mmφ)のものを使
用してください。
◆ 穴径が合っていないと、砥石が外れたりし、けがの原因になります。
28. 使用中は電源コードを傷つけないよう注意し、常に本体の後方
に離してご使用ください。
◆ 感電や故障の原因になります。
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29. 加工材料は確実に固定してください。
◆ 確実に固定されていないと、けがの原因になります。
30. 作業領域に電線管や水道管、ガス管などが埋設されていないか、
適切な探知器で十分確認するか、公益事業者へ連絡をして、助
言を求めてください。
◆ 埋設物があると、先端工具が触れたとき事故の原因になります。電気配線
との接触は、発火や感電につながる恐れがあります。ガス配管の損傷は、
爆発につながる恐れがあります。水配管の貫通は、器物破損の原因になり
ます。
31. 定期的に通気口を清掃してください。
◆ 通気口にほこりなどが蓄積されると、故障や事故の原因になります。
32. 本機で磨き作業(ポリッシング)を行うことは、お勧めしませ
ん。
◆ 本機を取扱説明書に記載されている以外の作業に使用すると、危険が発生
したり、けがの原因になったりする恐れがあります。
33. 鉛コーティングしてある作業材料やある種の木材、鉱物や金属
への作業から発生する粉じんは、健康に悪影響を与える恐れが
あります。作業者や見学者が粉じんを触ったり吸い込んだりす
ると、アレルギー反応、あるいは呼吸器感染症を引き起こす可
能性があります。
樫材やブナ材から出る粉じん、木材処理添加物(クロム酸、防
腐剤)は発がん性があると考えられています。
アスベストを含む材料への作業は、専門知識のある方にのみ許
されています。
・ できる限り、材料に合った集じん装置を使用してください。
・ 作業場所の換気に注意してください。
・ DS2クラスのフィルター付き防じんマスクの着用をお勧めします。
◆ 作業場で粉じんの堆積は避けてください。容易に発火する恐れがあります。
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注 意
1. 工具類(砥石など)や付属品は、取扱説明書に従って確実に取
り付けてください。
◆ 確実でないと、外れたりし、けがの原因になります。
2. 新しい砥石を取り付け、はじめてスイッチを入れるときは、回
転面から一時身体を避けてください。
◆ 砥石が破壊したとき、けがの原因になります。
3. 試運転を励行してください。
試運転時間
砥石交換のとき…3分間以上
作業開始のとき…1分間以上
◆ 試運転せずに作業を開始すると、思わぬけがの原因になります。
4. 高所作業のときは、下に人がいないことをよく確かめてくださ
い。
◆ 材料や機体などを落としたときなど、事故の原因になります。
5. 取扱説明書に記載されている用途以外の刃物(丸のこ刃、チッ
プソーなど)での切断作業はしないでください。
6. 作業直後の砥石は高温になりますので、触れないでください。
◆ やけどの原因になります。
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キックバックについての注意事項
キックバックとは、砥石などが材料に挟まれたり、食い込んだりしたとき、砥
石などが突発的に反発し、工具が抑えきれなくなり、跳ね上がることです。
キックバックは、工具の誤用や誤った操作手順・作業状況の結果です。
安全上の注意を守ることで、キックバックによるけがなどを避けることができ
ます。
1. サイドハンドルは必ず使用し、工具をしっかり保持してキック
バックの衝撃に耐えられる姿勢をとってください。
◆ 電動工具をしっかり保持すると、キックバックの衝撃をコントロールする
ことができます。
2. 回転する砥石のそばに手を置かないでください。
◆ キックバックで工具が跳ね上がったとき、けがの原因になります。
3. キックバックが起こると、モーターの回転方向とは反対方向に
工具が跳ね上がります。跳ね上がる方向に、体を置かないでく
ださい。
4. コーナーや鋭いヘリなどを加工するときは、特に注意してくだ
さい。
◆ コーナーや鋭いヘリの加工は、砥石が引っかかったり、キックバックやコ
ントロール不能が発生したりする傾向があります。
5. チェーンソーなど歯のあるアクセサリーを取り付けないでく
ださい。
◆ 歯のあるアクセサリーは、頻繁にキックバックとコンとロール不能をもた
らします。
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砥石切断をするときにさらに守っていただきたい注意事項
1. 切断砥石以外の砥石での切断作業はしないでください。
◆ 切断砥石以外の砥石使用は、けがの原因になります。
2. 切断砥石を使用する場合は、切断砥石用の保護カバーを取り付
けてください。
◆ 取り付けないと、切断砥石が破壊したとき、けがの原因になります。
3. 切断砥石が挟み込まれないようにしてください。また、過度の
負担を加えたりしないでください。
4. 一度に深く切り込まないでください。
◆ 砥石に過度の負担を加えると、キックバックや砥石破損の原因になります。
5. 回転している砥石の同一線上または、後ろに体を置かないでく
ださい。
◆ キックバックで工具が後ろに跳ね上がったとき、けがの原因になります。
6. 切断中に切断砥石が食い込んだり、何らかの理由で切断を中断
したりするときは、工具のスイッチを“切”にし、切断砥石の
回転が完全に止まるまで工具を動かさずに保持してください。
◆ 回転させたまま本体を持ち上げたり戻したりすると、強い反発力が生じ、
けがの原因になります。
7. 切断作業を再開するときは、砥石を材料から離して電源を“入”
にし、最高回転に達してから注意して切り口に砥石を入れてく
ださい。
8. 切り口の中心に切断砥石をおき、引っかからないことを確認し
てください。
◆ 材料に砥石を当てた状態で再起動すると、起動したときに再度砥石が挟ま
ったり、キックバックが起こったりする恐れがあります。
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9. 板や大きな材料を切断するときは、切断砥石が材料に挟まれて
キックバックが起こらないように、台で材料を支えてください。
材料は支え方によってたわんだり、曲がったりします。材料の
切断個所の近くに台を置いて支えてください。
10. 壁や内部の構造が不明な部分をくりぬくときは、切断砥石が電
線管や水道管、ガス管など埋設物に触れないように注意してく
ださい。埋設物に切断砥石が触れると、感電・漏電・ガス漏れ
事故の原因になります。また、キックバックの原因にもなりま
す。
11. ジグザグに切断したり、本体をこじったりしないでください。
◆ 強い反発力が生じたりし、けがの原因になります。
12. 切断途中で作業を中断する場合は、「メインスイッチ」を切り、
回転が完全に止まってから本体を持ち上げてください。
◆ 先端工具を回転させたまま本体を持ち上げたり、戻したりすると、強い反
発が生じ、けがの原因になります。
ワイヤブラシで作業するときに守っていただきたい注意事項
1. 通常作業時でも、ワイヤブラシのワイヤが抜けて飛び散ること
があるので注意してください。ワイヤブラシに力をかけ過ぎて
ワイヤに過負荷をかけないでください。
ワイヤブラシのワイヤは、薄い衣服を貫通し、皮膚に突き刺さ
ります。
2. ワイヤブラシの作業で保護カバーを使用する場合、ワイヤホイ
ールやワイヤブラシが保護カバーに当たらないようにしてく
ださい。
◆ ワイヤホイールやワイヤブラシは、作業時の負荷や遠心力によって広がる
ことがあります。
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用 途
適切な先端工具を使用することで、以下の用途に使用できます。
◆ 各種研磨・研削(金属類、樹脂類など)
◆ 鉄などのバリ取りおよび仕上げ
◆ 塗装面の下地仕上げ、さび落とし、塗装落とし
◆ タイル、コンクリートなどの溝入れ
仕 様
型 番 GWS 750-100 GWS 750-100I GWS 750-125
定格電圧 単相 AC100V 50/60Hz
消費電力(入力) 750 W
回転数(無負荷時) 11000 min-1(回転/分)
使用砥石径 100 mm 100 mm 125 mm
スピンドルネジ径 M10 M10 M14
砥石取り付け穴径 15 mm 15 mm 22 mm
質 量 1.8 Kg(標準サイドハンドル装着時)
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各部の名称
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◆イラストの形状・詳細は、実物と異なる場合があります。
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標準付属品
サイドハンドル
ピンスパナ
(M10 用または M14 用)
保護カバー
フランジ
20
固定ナット
◆イラストの形状・詳細は、実物と異なる場合があります。
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04 GWS750-100,750-100I,750-125 使い方 2016 年 3 月 9 日(水) 午後 2 時 56 分
作業前の準備をする
◆ 作業前の準備をするときは、電源プラグを電
源コンセントから抜いてください。
◆ 電源コードや電源プラグが損傷しているとき
は、直ちに使用を中止してください。お買い
求めの販売店またはボッシュ電動工具サービ
スセンターに修理を依頼してください。
使用電源を点検する
● 単相 AC100V(50/60Hz)か?
● コンセント不良(ガタ)のため、電源プ
ラグが簡単に抜けないか?
● 電源コードが断線していたり、電源プラ
グが破損していたりしていないか?
保護カバー⑧を取り付ける・取り外す
◆ 取り付け、交換、調整などを行うときは、危険防止のため必
ず電源プラグを電源コンセントから抜いてください。
◆ 保護カバーは、安全のため必ず取り付けてください。
◆ 切断砥石を使用するときは、必ず切断砥石用保護カバー(別
売)を取り付けてください。
作業の種類により、保護カバーを付け替えてください。
研削砥石を使用する・・・・・・・・保護カバー⑧
切断砥石を使用する・・・・・・・・切断砥石用保護カバー⑭(別売)
ここでは、保護カバー⑧の取り付け・取り外しについて説明します。
切断砥石用保護カバー⑭(別売)も同じ手順で取り付け・取り外しすること
ができます。
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取り付け
1. 六角レンチ(ピンスパナ後部に
付属)で保護カバー取り付けネ
ジ⑨を緩めて取り外し、保護カ
バー⑧の取り付け部を開きま
す。
2. 保護カバー⑧の凸部を、本体凹部に合わせてはめ込みます。
22
3. 保護カバー⑧を、作業者に火花が飛ばない位置に調整します。
力を入れて、「カチカチッ」と回してください。(保護カバーの凸部
と本体の凹部の位置がずれます)
4. 保護カバー⑧に保護カバー取り付けネジ⑨を取り付け、六角レンチで
ネジを締めて保護カバー⑧を固定します。
5. 保護カバー⑧が完全に固定されているか確認します。
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取り外し
1. 六角レンチで保護カバー取り付けネジ⑨を緩めて取り外し、保護カバ
ー⑧の取り付け部を開きます。
2. 保護カバー⑧の凸部を、本体凹部に合わせて保護カバー⑧を取り外し
ます。
3. 取り外した保護カバー取り付けネジ⑨を、保護カバー⑧に取り付けま
す。
サイドハンドル③を取り付ける・取り外す
◆ サイドハンドル③は必ず取り付け、両手で作業してください。
サイドハンドル③は、左右 2 方向
に取り付けが可能です。サイドハ
ンドル③を右方向(時計方向)に
回すとネジが締まり、左方向(反
時計方向)に回すと緩みます。作
業内容に応じて最も作業しやす
い位置に取り付けてください。
先端工具を取り付ける・取り外す
◆ けがの発生を防ぐため、先端工具を取り付けたり取り外した
りするときは、電源プラグを電源コンセントから抜いてくだ
さい。
◆ 先端工具を取り付けたり取り外したりするときは、手など身
体を傷つけないように十分注意してください。
◆ 先端工具は、弊社指定のものを使用してください。
◆ スピンドル⑦と先端工具は常にきれいにしておいてください。
◆ 作業直後の先端工具は、非常に高温になります。やけどを負
う恐れがありますので、触れないでください。
● 先端工具は本機の最高回転数(仕様参照)に適したものをご使用ください。
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フランジの取り付け
M14 用フランジ: 芯出しカラーの周りにOリングが取り付け
られています。
Oリングが破損していたり、取り付けられ
ていないフランジは使用できません。交換
してください。
M10 用フランジ: 両面どちらが本体側でも使用できます。
研削砥石
取り付け
24
1. 保護カバー⑧が取り付けられているか確認します。
2. 「スピンドルロックボタン①」
を押しながら、ピンスパナ④/
⑤(標準付属品)で固定ナット
⑫を緩めて取り外します。
スピンドル⑦には「スピン
ドルロックボタン①」がか
み合う位置があります。「ス
ピンドルロックボタン①」
を押しながら固定ナット⑫
を回し、スピンドル⑦が確
実にロックする位置を探し
てください。スピンドル⑦
がロックする位置では「ス
ピンドルロックボタン①」
が一段深く押し込めます。
スピンドル⑦がロックされ
ていないと、固定ナット⑫
は緩めることができませ
ん。
3. スピンドル⑦にフランジ⑩の凹がかみ合うようにはめ込まれているか
確認します。
4. 研削砥石⑪の内径を、フランジ⑩の凸に合わせてはめ込みます。
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5. 固定ナット⑫の凸を本体側(砥石側)に向け、スピンドル⑦にねじ込
みます。
6. 「スピンドルロックボタン①」を押しながら、ピンスパナ④/⑤(標準
付属品)で固定ナット⑫を締めます。
スピンドル⑦がロックされていないと、固定ナット⑫は締め付けるこ
とができません。
7. 研削砥石⑪が確実に取り付けられているか確認
します。
研削砥石⑪を手で逆回転方向(本体の矢印と逆方
向)に回し、緩みやガタがなければ取り付け完了
です。
研削砥石⑪を手で回転させるときは、手などを
傷つけないよう、十分に注意してください。
8. 「スピンドルロックボタン①」を放します。
9.研削砥石⑪が保護カバー⑧の内部に接触していないことを確認します。
取り外し
1. 「スピンドルロックボタン①」を押しながら、ピンスパナ④/⑤(標準
付属品)で固定ナット⑫を緩めて取り外します。
スピンドル⑦には「スピンドルロックボタン①」がかみ合う位置があ
ります。「スピンドルロックボタン①」を押しながら固定ナット⑫を
回し、スピンドル⑦が確実にロックする位置を探してください。スピ
ンドル⑦がロックする位置では「スピンドルロックボタン①」が一段
深く押し込めます。
スピンドル⑦がロックされていないと、固定ナット⑫は緩めることが
できません。
2. 研削砥石⑪を取り外します。
3. 固定ナット⑫の凸を本体側に向け、スピンドル⑦にねじ込みます。
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切断砥石
取り付け
1. 切断砥石用保護カバー⑭(別
売)が取り付けられているか確
認します。
他の保護カバーが取り付けら
れているときは、切断砥石用保
護カバー⑭に交換してくださ
い。
2. 「スピンドルロックボタン①」
を押しながら、ピンスパナ④/
⑤(標準付属品)で固定ナット
⑫を緩めて取り外します。
3. スピンドル⑦にフランジ⑩の
凹部がかみ合うようにはめ込
まれているか確認します。
4. 切断砥石⑮の内径を、フランジ
⑩の凸部に合わせてはめ込み
ます。
5. 固定ナット⑫の凹を本体側(砥石側)に向け、スピンドル⑦にねじ込
みます。
6. 「スピンドルロックボタン①」を押しながら、ピンスパナ④/⑤(標準
付属品)で固定ナット⑫を締めます。
7. 切断砥石⑮が確実に取り付けられているか確認します。
切断砥石⑮を手で逆回転方向(本体の矢印と逆方向)に回し、緩みや
ガタがなければ取り付け完了です。
切断砥石⑮を手で回転させるときは、手などを傷つけないよう、十分
に注意してください。
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8. 「スピンドルロックボタン①」を放します。
9. 切断砥石⑮が切断砥石用保護カバー⑭の内部に接触していないことを
確認します。
取り外し
1. 「スピンドルロックボタン①」を押しながら、ピンスパナ④/⑤(標準
付属品)で固定ナット⑫を緩めて取り外します。
2. 切断砥石⑮を取り外します。
3. 固定ナット⑫の凸を本体側に向け、スピンドル⑦にねじ込みます。
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サンディングディスク
取り付け
1. 保護カバーが取り付けられ
ていないことを確認しま
す。取り付けられていると
きは、外してください。
2. サイドハンドル③を取り外
します。
3. ハンドプロテクター⑯(別
売)をサイドハンドル③で
本体に取り付けます。
ハンドプロテクター⑯とサ
イドハンドル③は、左右ど
ちらにも取り付け可能で
す。
4. 「スピンドルロックボタン
①」を押しながら、ピンス
パナ④/⑤(標準付属品)で
固定ナット⑫を緩めて取り
外します。
5. フランジ⑩を取り外します。
6. スピンドル⑦にサンディングラバーパッド⑰(別売)とサンディング
ディスク⑱をはめ込みます。
7. サンディングラバーパッド用固定ナット⑰(サンディングラバーパッ
ド⑰のセット品)の凸を本体側(サンディングラバーパッド側)に向
け、スピンドル⑦にねじ込みます。
8. 「スピンドルロックボタン①」を押しながら、ピンスパナ④/⑤(標準
付属品)でサンディングラバーパッド用固定ナット⑰を締めます。
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9. サンディングラバーパッド⑰とサンディングディスク⑱が確実に取り
付けられているか確認します。
サンディングディスク⑱を手で逆回転方向(本体の矢印と逆方向)に
回し、緩みやガタがなければ取り付け完了です。
サンディングディスク⑱を手で回転させるときは、手などを傷つけな
いよう、十分に注意してください。
取り外し
1.「スピンドルロックボタン①」を押しながら、ピンスパナ④/⑤(標準
付属品)でサンディングラバーパッド用固定ナット⑰を緩めて取り外
します。
2. サンディングラバーパッド⑰とサンディングディスク⑱を取り外しま
す。
3. スピンドル⑦にフランジ⑩をはめ込みます。
4. 固定ナット⑫の凸を本体側に向け、スピンドル⑦にねじ込みます。
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04 GWS750-100,750-100I,750-125 使い方 2016 年 3 月 9 日(水) 午後 2 時 56 分
ダイヤモンドホイール
ここでは、吸じんカバーを装着してダイヤモンドホイールを使用する場合の
取り付け・取り外し手順を記載しています。
保護カバー⑧を装着してダイヤモンドホイール使用する場合は、24 ページ
「研削砥石」の取り付け・取り外しを参照してください。
取り付け
1. 保護カバー⑧や先端工具を取り外します。
(21 ページ「保護カバー⑧を取り付ける・取り外す」、23 ページ「先
端工具を取り付ける・取り外す」参照)
2. サイドハンドル③を取り外します。
3. 吸じんカバーの凸部を、本体スピンドルカラー⑥の凹部に合わせて、
はめ込みます。
4. 吸じんカバーのサイドハンドル取り付け穴と、本体のサイドハンドル
取り付け穴の位置を合わせ、サイドハンドル③を取り付けます。
5. 吸じんカバーが本体に確実に取り付けられているか確認します。
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04 GWS750-100,750-100I,750-125 使い方 2016 年 3 月 9 日(水) 午後 2 時 56 分
6. スピンドル⑦にフランジ⑩の凹部がかみ合うように、フランジ⑩をは
め込みます。
ダイヤモンドホイールの取り付け穴径が 20mm の場合は、フランジ⑩を
研削砥石の取り付けとは逆の向きで(うら返して)取り付けてくださ
い。
7. ダイヤモンドホイールを、スピンドル⑦にはめ込みます。
ダイヤモンドホイールの回転方向に注意してください。
本体の矢印とダイヤモンドホイールの矢印の向きが同じ方向になるよ
うにはめ込んでください。
8. 固定ナット⑫の凹を本体側(ダイヤモンドホイール側)に向け、スピ
ンドル⑦にねじ込みます。
9. 「スピンドルロックボタン①」を押しながら、スパナで固定ナット⑫
を締めます。
10. 「スピンドルロックボタン①」を放します。
11. ダイヤモンドホイールが確実に取り付けられているか、確認します。
ダイヤモンドホイールを手で逆回転方向(本体の矢印と逆方向)に回
し、緩みやガタがなければ取り付け完了です。
ダイヤモンドホイールを手で回転させるときは、手などを傷つけないよ
う、十分に注意してください。
12. ダイヤモンドホイールが吸じんカバーの内部に接触していないことを
確認します。
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04 GWS750-100,750-100I,750-125 使い方 2016 年 3 月 9 日(水) 午後 2 時 56 分
取り外し
1. 「スピンドルロックボタン①」を押しながら、ピンスパナ④/⑤(標準
付属品)で固定ナット⑫を緩めて外します。
2. 「スピンドルロックボタン①」を放します。
3. ダイヤモンドホイールを取り外します。
4. フランジ⑩を取り外します。
5. サイドハンドル③を取り外します。
6. 吸じんカバーを取り外します。
7. 本体に、サイドハンドル③を取り付けます。
8. スピンドル⑦にフランジ⑩の凹部がかみ合うように、フランジ⑩をは
め込みます。
9. 固定ナット⑫の凸を本体側に向け、スピンドル⑦にねじ込みます。
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04 GWS750-100,750-100I,750-125 使い方 2016 年 3 月 9 日(水) 午後 2 時 56 分
カップブラシ
◆ カップブラシ⑲を使用するときは、必ずハンドプロテクター
⑯(別売)を取り付けてください。
取り付け
1. 保護カバーが取り付けられていないことを確認します。取り付けられ
ているときは、外してください。
2. 「スピンドルロックボタン
①」を押しながら、ピンス
パナ④/⑤で固定ナット⑫
を緩めて取り外します。
スピンドル⑦には「スピ
ンドルロックボタン①」
がかみ合う位置があり
ます。「スピンドルロッ
クボタン①」を押しなが
ら固定ナット⑫を回し、
スピンドル⑦が確実に
ロックする位置を探し
てください。スピンドル
⑦がロックする位置で
は「スピンドルロックボ
タン①」が一段深く押し
込めます。
スピンドル⑦がロック
されていないと、固定ナ
ット⑫は緩めることが
できません。
3. フランジ⑩を取り外します。
4. 「スピンドルロックボタン①」を押しながら、スピンドル⑦にカップ
ブラシ⑲をねじ込みます。
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04 GWS750-100,750-100I,750-125 使い方 2016 年 3 月 9 日(水) 午後 2 時 56 分
取り外し
1.「スピンドルロックボタン①」を押しながら、カップブラシ⑲を緩めて
取り外します。
スピンドル⑦には「スピンドルロックボタン①」がかみ合う位置があ
ります。「スピンドルロックボタン①」を押しながら固定ナット⑫を
回し、スピンドル⑦が確実にロックする位置を探してください。スピ
ンドル⑦がロックする位置では「スピンドルロックボタン①」が一段
深く押し込めます。
スピンドル⑦がロックされていないと、固定ナット⑫は緩めることが
できません。
2. スピンドル⑦にフランジ⑩をはめ込みます。
3. 固定ナット⑫の凸を本体側に向け、スピンドル⑦にねじ込みます。
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04 GWS750-100,750-100I,750-125 使い方 2016 年 3 月 9 日(水) 午後 2 時 56 分
作業する
◆ 不意の作動によるけがの発生を防ぐため、電源プラグを電源
コンセントに差し込む前に、「メインスイッチ②」が“切”
になっていることを確認してください。
◆ 作業直後の先端工具は高温になります。やけどを負う恐れが
ありますので、触れないでください。
◆ 必ず試運転作業を行い、砥石にヒビ割れがないことを確認し
てください。(労働安全衛生規則第 118 条)
※試運転時間
・砥石交換時 最高速度で 3 分間以上
・作業開始時 最高速度で 1 分間以上
砥石が破損していると、この試運転中に、破片が飛び散りま
す。
◆ 加工物は、万力やクランプなどを利用して、しっかりと固定
してください。
◆ 作業中は、回転が停止するような強い力で過負荷を与えない
でください。
◆ 作業する前には、必ず先端工具を点検してください。ヒビ割
れ、欠け、曲がりがある場合は、使用しないでください。
◆ 本機は乾式でのみご使用ください。
◆ 本体に負荷を掛けると高温になります。本体が高温になった
ときは、無負荷で数分間回転させ、本体を冷ましてください。
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04 GWS750-100,750-100I,750-125 使い方 2016 年 3 月 9 日(水) 午後 2 時 56 分
キックバック防止機構(GWS750-100I のみ)
作業中に先端工具を瞬時に停止させる負荷がかかった場合、作業者に大き
な危険が生じます。瞬時に一定以上の負荷が掛かった場合、自動的にモー
ターが停止し使用者を保護します。
再始動させるには、「メインスイッチ②」を“切”にし、再度“入”にし
てください。
再始動安全機構(GWS750-100I のみ)
使用中に電源プラグが電源コンセントから抜けた場合、「メインスイッチ
②」が“入”のままで電源プラグを電源コンセントに差し込んでも、安全
機構が作動し本機は始動しません。
本機の「メインスイッチ②」を“切”にした後、“入”にすると再始動し
ます。
ソフトスタート(GWS750-100I のみ)
始動時の反動を防ぎます。
また、起動時に急な電流上昇を抑えることにより、電力ヒューズの溶断を
防ぎます。
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04 GWS750-100,750-100I,750-125 使い方 2016 年 3 月 9 日(水) 午後 2 時 56 分
研磨・研削作業
◆ 保護カバーを取り付けて作業を行ってください。
◆ 研削火花を吸じんしないでください。
電源プラグを電源コンセントに差し込む
◆ 「メインスイッチ②」が“切”になっていることを確かめて
から、電源プラグを電源コンセントに差し込んでください。
「メインスイッチ②」を“入”にする
メインスイッチの“入”
1. 「メインスイッチ②」を本体の先端方向にスライドさせます。
→先端工具が回転します。
2. 「メインスイッチ②」の先端を本体に押し込みます。
→スイッチが“入”に固定され、連続運転します。
この時点では「メインスイッチ②」は固
定されていません。スイッチから指を離
すと“切”の位置に戻り、回転が停止し
ます。
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04 GWS750-100,750-100I,750-125 使い方 2016 年 3 月 9 日(水) 午後 2 時 56 分
メインスイッチの“切”
1. 「メインスイッチ②」の後方を押します。
→スイッチが“切”の位置に自動的に戻り、停止します。
スイッチ“入”の状態
「メインスイッチ②」は、研削砥石⑦が加工材等に当たらない位置で“入”に
してください。
作業は、回転が完全に上昇してから開始してください。
研削作業をする
「メインスイッチ②」が“切”
の位置に戻り、回転が停止し
ます。
効率の良い研削作業をするには、砥石
の全面を使用するのではなく、15°~
30°傾け、外周部分で行います。
火花が一番多く出る状態が最適です。
押し付ける力は、グラインダー本体の重さだけで充分ですので、無理に押し付
けないでください。過度に荷重をかけると研削能力が低下するうえに、仕上げ
もきたなくなります。また、モーターの故障の原因にもなりますので注意して
ください。
新しい研削砥石⑪の場合は、砥石の角が取れるまで、後方に引いて使用してく
ださい。前方に押して使用すると、加工材に食い込むことがあります。
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04 GWS750-100,750-100I,750-125 使い方 2016 年 3 月 9 日(水) 午後 2 時 56 分
石材、コンクリートの切断(ダイヤモンドホイール使用)
◆ 吸じんカバー(別売)を使用し、吸じんしながら作業を行っ
てください。
◆ ダイヤモンドホイールの矢印と、本体先端部の矢印を同じ方
向に合わせて使用してください。
◆ モーター焼損の原因となりますので、1回の切り込み量は
20mm 以下にしてください。
◆ 水、研削液などは使用しないでください。
◆ 作業環境をクリーンに保ち、作業者の健康を守るため、吸じ
んカバーを使用して吸じんシステムと接続し、粉じんを吸入
してください。
◆ 作業中は防じんマスクを着用してください。
電源プラグを電源コンセントに差し込む
「メインスイッチ②」を“入”にする
メインスイッチの“入”
1. 「メインスイッチ②」を本体の先端方向にスライドさせます。
→先端工具が回転します。
この時点では「メインスイッチ②」は固
定されていません。スイッチから指を離
すと“切”の位置に戻り、回転が停止し
ます。
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04 GWS750-100,750-100I,750-125 使い方 2016 年 3 月 9 日(水) 午後 2 時 56 分
2. 「メインスイッチ②」の先端を本体に押し込みます。
→スイッチが“入”に固定され、連続運転します。
メインスイッチの“切”
1. 「メインスイッチ②」の後方を押します。
→スイッチが“切”の位置に自動的に戻り、停止します。
スイッチ“入”の状態
「メインスイッチ②」は、研削砥石⑪が加工材等に当たらない位置で“入”に
してください。
作業は、回転が完全に上昇してから開始してください。
切断作業をする
本体をしっかりと保持し、ダイヤモンドホイールの回転が上昇したら、ゆっ
くりとまっすぐ前方へ押し進めてください。決して無理をせず、切り終える
まで同じペースで行ってください。
吸じんカバーは、カバーの前方から吸じんを行います。
本機を材料に対して垂直に接地し、適切なスピードで
前方に押して作業を行ってください。
「メインスイッチ②」が“切”
の位置に戻り、回転が停止し
ます。
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Page 42

04 GWS750-100,750-100I,750-125 使い方 2016 年 3 月 9 日(水) 午後 2 時 56 分
ステンレス、鉄、その他金属の切断(切断砥石使用)
◆ 水、切削液などは使用しないでください。
◆ 必ず切断砥石用の保護カバー(別売)を取り付けて作業を行
ってください。
◆ 切断砥石以外の砥石での切断作業はしないでください。
◆ 切断火花を吸じんしないでください。
電源プラグを電源コンセントに差し込む
「メインスイッチ②」を“入”にする
メインスイッチの“入”
1. 「メインスイッチ②」を本体の先端方向にスライドさせます。
→先端工具が回転します。
2. 「メインスイッチ②」の先端を本体に押し込みます。
→スイッチが“入”に固定され、連続運転します。
この時点では「メインスイッチ②」は固
定されていません。スイッチから指を離
すと“切”の位置に戻り、回転が停止し
ます。
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Page 43

04 GWS750-100,750-100I,750-125 使い方 2016 年 3 月 9 日(水) 午後 2 時 56 分
メインスイッチの“切”
1. 「メインスイッチ②」の後方を押します。
→スイッチが“切”の位置に自動的に戻り、停止します。
スイッチ“入”の状態
「メインスイッチ②」は、切断砥石⑯が加工材等に当たらない位置で“入”に
してください。
作業は、回転が完全に上昇してから開始してください。
切断作業をする
「メインスイッチ②」が“切”
の位置に戻り、回転が停止し
ます。
本体をしっかりと保持し、切断砥石⑯の回転が上昇した
ら、ゆっくりとまっすぐ前方へ押し進めてください。決
して無理をせず、切り終えるまで同じペースで行ってく
ださい。
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04 GWS750-100,750-100I,750-125 使い方 2016 年 3 月 9 日(水) 午後 2 時 56 分
ギアハウジングの角度を調節する(4方向ヘッドの設定)
◆ 危険防止のため、必ず電源プラグを電源コンセントから抜い
てください。
ギアハウジングの角度を調節することにより、どのような作業状態でも使い
やすく、安全なポジションが得られます。
ギアハウジングは、90°ずつ 4 方向に向きを換えて固定できます。
1. 砥石、保護カバーなどを外します。
2. ギアハウジングを固定しているネジ(4 本)
を緩めて外します。
3. ギアハウジングを任意の方向に回します。
ギアハウジングを本体から抜き取らない
ように注意してください。
4. ネジ(4 本)を取り付けて締め、ギアハウジングを固定します。
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05 GWS750-100,750-100I,750-125 困ったときは 2016 年 3 月 9 日(水) 午後 2 時
57 分
故障かな?と思ったら
① 『取扱説明書』を読み直し、使い方に誤りがないか確かめます。
② 次の代表的な症状が当てはまるかどうか確かめます。
症 状 原 因 対 処
動作しない
電源プラグが電源コンセン
トから抜けている
電源コードが断線している
スイッチが故障している
電源プラグを電源コンセン
トに差し込む
修理を依頼する
修理を依頼する
44
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05 GWS750-100,750-100I,750-125 困ったときは 2016 年 3 月 9 日(水) 午後 2 時
57 分
修理を依頼するときは
◆ 『故障かな?と思ったら』を読んでもご不明な点があるときは、お買い
求めの販売店または弊社コールセンターフリーダイヤルまでお尋ねくだ
さい。
◆ 修理を依頼されるときは、お買い求めの販売店またはボッシュ電動工具
サービスセンターにご相談ください。
◆ この製品は厳重な品質管理体制の下に製造されています。万一、本取扱
説明書に書かれたとおり正しくお使いいただいたにもかかわらず、不具
合(消耗部品を除きます)が発生した場合は、お買い求めの販売店また
は、ボッシュ電動工具サービスセンターまでご連絡ください。
弊社で現品を点検・調査のうえ、対処させていただきます。お客様のご
使用状況によって、修理費用を申し受ける場合があります。あらかじめ
ご了承ください。
コールセンターフリーダイヤル 0120-345-762
土・日・祝日を除く、午前 9:00~午後 6:00
※携帯電話からお掛けのお客様は、TEL.03-5485-6161 をご利用ください。
コールセンターフリーダイヤルのご利用はできませんのでご了承くだ
さい。
ボッシュ株式会社ホームページ http://www.bosch.co.jp
ボッシュ電動工具サービスセンター
〒360-0107 埼玉県熊谷市千代 39
TEL 048-536-7171 FAX 048-536-7176
ボッシュ電動工具サービスセンター西日本
〒811-0104 福岡県糟屋郡新宮町的野 741-1
TEL 092-963-3486 FAX 092-963-3407
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06 GWS750-100,750-100I,750-125 お手入れと保管 2016 年 3 月 9 日(水) 午後 2
時57分
◆ 不意の作動によるけがの発生を防ぐため、電
源プラグを電源コンセントから抜いてお手
入れしてください。
クリーニング
通風口などに付いたゴミ、ホコリを吹き飛ばす
本体に切り粉やホコリがたまると故障の原因になります。
乾いた、柔らかい布で本体の汚れをふき取る
変色の原因になるベンジンなど、溶剤を使
わないでください。
モーターを無負荷運転させる
保 管
ディスクグラインダーを使った後は、きちんと保管する
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● 先端工具類(砥石など)は、本体から
取り外しておく。
● 子供の手が届くところ、または錠が掛
からないところに置かない。
● 風雨にさらされたり、湿度の高いとこ
ろに置かない。
● 直射日光が当たったり、車中など高温
になるところに置かない。特に、40℃
以上になるところに置かない。
● ガソリンなど、引火性が高いものの近
くに置かない。
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