Bosch GSR 10.8V-35FC User Manual

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電動工具事業部
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コールセンターフリーコール
(土・日・祝日を除く、 午前 9 : 00~午後 5 : 30)
* 携帯電話からお掛けのお客様は、 TEL. 03-5485-6161
をご利用ください。 コールセンターフリーコールのご利用 はできませんのでご了承ください。
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● 本取扱説明書に記載されている、 日本仕様の能力 ・ 型番などは、 外国語の印刷物とは異なる場合があります。
● 本製品は改良のため、 予告なく仕様等を変更する場合があります。
● 製品のカタログ請求、 その他ご不明な点がありましたら、 お買い求めになった販売店または弊社までお問い合わせください。
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コードレスマルチドライバードリル
GSR 10.8V-35FC
取扱説明書
このたびは、 弊社コードレスマルチドライバードリルをお買い求めいただき、 誠にありがとうございます。
● ご使用になる前に、 この 『取扱説明書』 をよくお読みになり、 正しくお 使いください。
● 充電については、 『充電器の取扱説明書』 を併せてお読みください。
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00-2 GSR10.8V-35FC 目次 2019 年 4 月 10 日(水) 午前 11 時 11 分
安全上のご注意
警告表示の区分 ···································· 2 コードレス工具全般についての注意事項 ·············· 2 コードレスマルチドライバードリルについての
注意事項 ·········································· 9 充電器についての注意事項 ·························· 16
リサイクルのために
使用済みバッテリーのリサイクルにご協力ください ···· 19 コードレス工具(本体)の廃棄について ·············· 19
本製品について
用 途 ············································ 20 各部の名称 ········································ 20 標準付属品 ········································ 22 仕 様 ············································ 24
使い方
バッテリーを準備する ······························ 26 作業前の準備をする ································ 31 作業する ·········································· 44
困ったときは
故障かな?と思ったら ······························ 52 修理を依頼するときは ······························ 53
お手入れと保管
クリーニング ······································ 54 保 管 ············································ 54
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◆ 火災、感電、けがなどの事故を未然に防ぐため、次に述べる『安全上の ご注意』を必ず守ってください。
◆ ご使用前に、この『安全上のご注意』すべてをよくお読みのうえ、指示 に従って正しく使用してください。
◆ お読みになった後は、ご使用になる方がいつでも見られる所に必ず保管 してください。
◆ 他の人に貸し出す場合は、一緒に取扱説明書もお渡しください。
警告表示の区分
ご使用上の注意事項は ぞれ次の意味を表わします。
◆ 誤った取り扱いをしたときに、使用者が死亡または重傷を負 う可能性が大きい内容のご注意。
◆ 誤った取り扱いをしたときに、使用者が死亡または重傷を負 う可能性が想定される内容のご注意。
◆ 誤った取り扱いをしたときに、使用者が傷害を負う可能性が 想定される内容および物的損害のみの発生が想定される内容 のご注意。
なお、 性があります。いずれも安全に関する重要な内容を記載していますので、必ず 守ってください。
に記載した事項でも、状況によっては重大な結果に結び付く可能
に区分していますが、それ
コードレス工具全般についての注意事項
ここでは、コードレス工具全般の『安全上のご注意』についてご説明します。 今回お買い求めいただいたコードレスマルチドライバードリルには、当てはま らない項目も含まれています。
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危 険
1. 専用のバッテリー以外を使用しないでください。
◆ この取扱説明書に記載されているバッテリー以外は充電しないでくださ い。
◆ 改造したバッテリー(分解して、セルなどの内蔵部品を交換したバッテリ ーを含む)を使用しないでください。
工具本体の性能や安全性を損なう恐れがあり、けがや故障、発煙、発火など の原因になります。
2. バッテリーを火中に投入したり、加熱したりしな いでください。
3. バッテリーに釘を刺したり、衝撃を与えたりしないでください。
4. バッテリーを分解したり、改造したりしないでください。
5. バッテリーの端子間を短絡させないでください。
◆ バッテリーを金属と一緒に工具箱や釘袋などに保管し ないでください。
6. バッテリーを火のそばや炎天下などの高温の場所で充電・使 用・保管しないでください。
発熱・発火・破裂の恐れがあります。
7. 専用の充電器以外では、充電しないでください。
◆ 他の充電器でバッテリーを充電しないでください。
バッテリーの液漏れや発熱、破裂の恐れがあります。
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8. バッテリーを水のような導電体に浸さないでください。 また、バッテリー内部に水のような導電体を浸入させないでく ださい。
◆ 発熱、発火、破裂の恐れがあります。
警 告
1. 正しく充電してください。
◆ 充電器は、定格表示してある電源で使用してください。直流電源やエンジ ン発電機では、使用しないでください。
◆ 温度が 0℃未満、または温度が 45℃以上ではバッテリーを充電しないでく ださい。
◆ バッテリーは、換気の良い場所で充電してください。充電中、バッテリー や充電器を布などで覆わないでください。
◆ 充電器を使用しない場合は、電源プラグを電源コンセントから抜いてくだ さい。
2. 感電に注意してください。
◆ ぬれた手で電源プラグに触れないでください。
3. 作業場の周囲状況も考慮してください。
◆ コードレス工具、充電器、バッテリーは、雨 中で使用したり、湿った、またはぬれた場所 で使用しないでください。
◆ 作業場は十分に明るくしてください。
◆ 可燃性の液体やガスのある所で使用したり、 充電しないでください。
4. 保護めがねを使用してください。
◆ 作業時は、保護めがねを使用してください。また、粉じんの多い作業では、 防じんマスクを併用してください。
5. 防音保護具を着用してください。
◆ 騒音の大きい作業では、耳栓、耳覆い(イヤマフ)などの防音保護具を着 用してください。
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6. 加工するものをしっかりと固定してください。
◆ 加工するものを固定するために、クランプや万力などを利 用してください。手で保持するより安全で、両手でコード レス工具を使用できます。
7. 次の場合は、コードレス工具のスイッチを切り、バッテリーを 本体から抜いてください。
◆ 使用しない、または修理する場合。
◆ 刃物、ビットなどの付属品を交換する場合。
◆ その他危険が予想される場合。
8. 不意な始動は避けてください。
◆ スイッチに指を掛けて運ばないでください。
◆ バッテリーを差し込む前にスイッチが切れていることを確認してくださ い。
9. 指定の付属品やアタッチメントを使用してください。
◆ この取扱説明書、およびボッシュ電動工具カタログに記載されている付属 品やアタッチメント以外のものは使用しないでください。
10. バッテリーの液が目に入ったら直ちにきれいな水で十分洗い、 医師の治療を受けてください。
11. 使用時間が極端に短くなったバッテリーは使用しないでくだ さい。
12. ご使用済みのバッテリーは、一般家庭ゴミとして捨てないでく ださい。 捨てられたバッテリーが、ゴミ収集車内などで破壊されてショ ートし、発火・発煙の原因になる恐れがあります。
13. 充電池以外のバッテリー(マンガン乾電池等)は、充電しない でください。
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注 意
1. 作業場は、いつもきれいに保ってください。
ちらかった場所や作業台は、事故の原因となります。
2. 子供や補助を必要とする人、および本機の操作に知識のない人 には、絶対に使用させないでください。
子供や知識のない人が使用すると、事故の原因になります。
◆ この機械で遊ぶことがないように、子供を監視することが望ましい。
3. 使用しない場合は、きちんと保管してください。
◆ 乾燥した場所で、子供の手の届かない安全な所、または鍵のかかる所に保 管してください。
◆ コードレス工具やバッテリーを、温度が 50℃以上に上がる可能性のある 場所(金属の箱や夏の車内など)に保管しないでください。
4. 無理して使用しないでください。
◆ 安全に能率よく作業するために、コードレス工具の能力に合った速さで作 業してください。
◆ モーターがロックするような無理な使い方はしないでください。
5. 作業に合ったコードレス工具を使用してください。
◆ 小型のコードレス工具やアタッチメントは、大型のコードレス工具で行う 作業には使用しないでください。
◆ 指定された用途以外に使用しないでください。
6. きちんとした服装で作業してください。
◆ だぶだぶの衣服やネックレスなどの装身具は、回転部 に巻き込まれる恐れがあるので、着用しないでくださ い。
◆ 屋外での作業の場合には、ゴム手袋と滑り止めのつい た履物の使用をお勧めします。
◆ 長い髪は、帽子やヘアカバーなどで覆ってください。
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7. コードレス工具は、注意深く手入れをしてください。
◆ 安全に能率よく作業していただくために、刃物類は常に手入れをし、よく 切れる状態を保ってください。
◆ 付属品の交換は、取扱説明書に従ってください。
◆ 充電器のコードは定期的に点検し、損傷している場合は、お買い求めの販 売店、またはボッシュ電動工具サービスセンターに修理を依頼してくださ い。
◆ 延長コードを使用する場合は、定期的に点検し、損傷している場合には交 換してください。
◆ 握り部は、常に乾かしてきれいな状態に保ち、油やグリースなどが付かな いようにしてください。
8. 充電器のコードを乱暴に扱わないでください。
◆ コードを持って充電器を運んだり、コードを引っ張っ て電源コンセントから抜かないでください。
◆ コードを熱、油、角のとがった所に近づけないでくだ さい。
◆ コードが踏まれたり、引っかけられたり、無理な力を受けて損傷すること がないように充電する場所に注意してください。
9. 無理な姿勢で作業をしないでください。
◆ 常に足元をしっかりさせ、バランスを保つようにして ください。
10. 調節キーやレンチなどは、必ず取り外してください。
◆ スイッチを入れる前に、調節に用いたキーやレンチなどの工具類が取り外 されていることを確認してください。
11. 屋外使用に合った延長コードを使用してください。
◆ 屋外で充電する場合、キャブタイヤコード、またはキャブタイヤケーブル の延長コードを使用してください。
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12. 油断しないで十分注意して作業を行ってください。
◆ コードレス工具を使用する場合は、取り扱い方法、作 業の仕方、周りの状況など十分注意して慎重に作業し てください。
◆ 常識を働かせてください。
◆ 疲れている場合は、使用しないでください。
13. 損傷した部品がないか点検してください。
◆ 使用前に、保護カバーやその他の部品に損傷がないか 十分点検し、正常に作動するか、また所定機能を発揮 するか確認してください。
◆ 可動部分の位置調整、および締め付け状態、部品の破 損、取り付け状態、その他運転に影響を及ぼすすべて の個所に異常がないか確認してください。
◆ 電源プラグやコードが損傷した充電器や、落としたり、何らかの損傷を受 けた充電器は使用しないでください。
◆ 損傷した保護カバー、その他の部品交換や修理は、取扱説明書の指示に従 ってください。 取扱説明書に指示されていない場合は、お買い求めの販売店、またはボッ シュ電動工具サービスセンターに修理を依頼してください。
◆ スイッチで始動、および停止操作のできないコードレス工具は、使用しな いでください。
14. コードレス工具の修理は、専門店に依頼してください。
◆ サービスマン以外の人はコードレス工具、充電器、バッテリーを分解した り、修理・改造は行わないでください。
◆ コードレス工具が熱くなったり、異常に気付いたときは、点検・修理に出 してください。
◆ この製品は、該当する安全規格に適合しているので改造しないでくださ い。
◆ 修理は、必ずお買い求めの販売店、またはボッシュ電動工具サービスセン ターにお申し付けください。修理の知識や技術のない方が修理すると、十 分な性能を発揮しないだけでなく、事故やけがの原因となります。
この取扱説明書は、大切に保管してください。
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コードレスマルチドライバードリルについての注意事項
コードレス工具全般の『安全上のご注意』について、前項ではご説明しました。 ここでは、コードレスマルチドライバードリルをお使いになるうえで、さらに 守っていただきたい注意事項についてご説明します。
警 告
1. 作業の条件・内容を考慮して、指示に従ってコードレス工具や アクセサリーを使用してください。
◆ 目的に合っていないコードレス工具の使用は、事故やけがの原因となりま す。
2. 使用するバッテリーは、取扱説明書に指定してあるものを装着 してください。
◆ 指定外のバッテリーを装着すると、コードレス工具本体に支障をきたすば かりでなく、発煙・発火の原因になります。
3. 作業領域に電線管や水道管、ガス管などが埋設されていないか、 適切な探知器で十分確認するか、公益事業者へ連絡をして、助 言を求めてください。
◆ 埋設物があると、先端工具が触れたとき事故の原因になります。 電気配線との接触は、発火や感電につながる恐れがあります。 ガス配管の損傷は、爆発につながる恐れがあります。 水配管の貫通は、器物破損の原因になります。
4. 作業前に、取り付けは間違いないか、可動部分が正しくしっか りとセットされているか、各部品の損傷がないか、その他問題 がないかチェックしてください。損傷などがあった場合は使用 せず、修理を依頼してください。
◆ 多くの事故は、点検作業を怠ったときに起きています。
◆ 損傷したコードレス工具を使用すると、故障や思わぬ事故の原因になりま す。
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5. 取扱説明書に記載されている用途、または能力以上の作業に使 用しないでください。 特にモーターをロックさせるなどの無理な使用はしないでく ださい。
◆ 発煙・発火の原因になります。
6. この取扱説明書、およびボッシュカタログに記載されているア クセサリー以外は使用しないでください。
◆ 指定されたアクセサリー以外は、取り付けられたとしても安全に作業でき ない恐れがあります。
7. 疲労していたり、薬・アルコールを服用していたりするときに は、使用しないでください。
◆ コードレス工具操作中に一瞬でも注意力が低下すると、重大なけがをする 危険があります。
8. 安全のため、保護めがねなどの保護具を着用してください。必 要に応じて、防じんマスクや防音保護具(耳栓など)、滑り止 め付き安全靴、ヘルメット、手袋、作業用エプロンを着用して ください。
保護めがね :作業によって生じた破片の飛散から目を守ります 防じんマスク:作業によって生じた粒子をろ過します 耳 栓 :騒音による被害を防ぎます(高強度の騒音に長い時間さら されると、難聴の原因となります)
9. 損傷したり、改造したりしたコードレス工具やバッテリーを、 絶対に使用しないでください。また、絶対に修理しないでくだ さい。 修理は必ずお買い求めの販売店、またはボッシュ電動工具サー ビスセンターにお申し付けください。
◆ 修理の知識や技術のない方が修理すると、十分な性能を発揮しないだけで なく、事故やけがの原因になります。
◆ 損傷したり改造したコードレス工具やバッテリーを使用すると、予想外の 動きをして、コードレス工具をコントロールできなくなる恐れがあります。
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10. 可燃性の液体やガス、ほこりのある場所では作業しないでくだ さい。
◆ 作業中に発生した火花で発火する恐れがあります。
11. コードレス工具を火のそばや、高温の場所に置かないでくださ い。
◆ 爆発の恐れがあります。
12. 雨中での作業は行わないでください。また、コードレス工具を 雨ざらしにしたり、ぬれた場所に置いたりしないでください。
◆ 本体に水が入ると、感電する危険が大きくなります。
13. 使用中に振り回されないよう、コードレス工具本体を確実に保 持して作業してください。
◆ ネジを締めたり緩めたりする場合、大きな反動トルクが発生する場合があ ります。コードレス工具本体を確実に保持しないと、けがの原因になりま す。
14. 不意の作動によるけがの発生を防ぐため、必ず「正転・逆転・ 安全ロック切り替えスイッチ」が“安全ロックの位置(中央)” になっていることを確かめた上で、バッテリーを取り付けたり、 工具を持ち上げたり、移動したりしてください。
◆ “安全ロックの位置(中央)”になっていない状態でスイッチに指をかけ て運んだり、触れたり、バッテリーを取り付けたりすると、事故の原因に なります。
15. 電線が通っていそうな場所で作業するときは、必ずハンドルの 絶縁されたグリップ面でコードレス工具本体を保持してくだ さい。
◆ アクセサリーが通電している電線に接触してコードレス工具本体の金属 に電気が流れると、感電の恐れがあります。絶縁部で保持していると、感 電する危険が小さくなります。
16. 使用中は、先端工具や回転部、切り粉などの排出部に、手や顔 などを近づけないでください。
◆ けがの原因になります。
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17. 先端工具が材料に挟まれたり、食い込んだりしたときは、「電 子無段変速スイッチ」を切ってください。
◆ 先端工具が挟まれたり、食い込んだまま作業を続けると、反発(キックバ ック)の起こる可能性があり、大変危険です。
18. 不意の作動によるけがの発生を防ぐため、調整・付属品の交 換・保管をするときは、必ずバッテリーを取り外してください。
◆ バッテリーを取り付けたままにすると、けがの原因になります。
19. 使用中にコードレス工具本体の調子が悪くなったり、異常音が したりしたときは、直ちに「電子無段変速スイッチ」を切って ください。使用を中止し、お買い求めの販売店またはボッシュ 電動工具サービスセンターに点検・修理を依頼してください。
◆ そのまま使用していると、事故の原因になります。
20. 誤って落としたり、ぶつけたりしたときは、先端工具や電動工 具本体などに破損や亀裂、変形がないことをよく点検してくだ さい。
◆ 破損や亀裂、変形があると、事故の原因になります。
21. フル充電されたバッテリーを複数個続けて使用する作業では、 コードレス工具本体が冷めるための時間を設けてください。
◆ 複数個による連続作業は、コードレス工具本体に支障をきたすばかりでな く、本体の温度を上昇させて低温やけどをする恐れがあります。
22. 損傷したバッテリーを使用したり、不適切な使い方をしたりし ないでください。バッテリーから蒸気が発生する場合がありま す。 蒸気が発生したときは、直ちに周囲を換気し、医者の診断を受 けてください。
◆ 蒸気は呼吸器を刺激する恐れがあります。
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23. バッテリーを乱暴に扱うと液漏れが発生する場合があります。 その場合、直接手で触れないでください。誤って触れた場合は 水で十分洗い流してください。バッテリーの液が目に入った場 合、直ちにきれいな水で十分洗い、医師の治療を受けてくださ い。
◆ バッテリーから漏れた液は炎症ややけどをもたらす恐れがあります。
24. バッテリーが装着されたコードレス工具は、子どもの手の届か ないところに置いてください。コードレス工具に慣れていない 人やこれらの使用説明を読んでいない人にコードレス工具の 作動をさせないでください。
◆ 使用方法を知らない人が使用するとコードレス工具はたいへん危険です。
25. 作業場で粉じんの堆積は避けてください。
◆ 容易に発火する恐れがあります。
26. 作業中は、関係者以外の人や子供を近づけないでください。
◆ 気が散ると集中できなくなります。
27. 使用しないときは、子供の手の届かない安全な場所に保管して ください。
◆ 使用方法を知らない人が使用するとコードレス工具はたいへん危険です。
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28. 鉛コーティングしてある作業材料やある種の木材、鉱物や金属 への作業から発生する粉じんは、健康に悪影響を与える恐れが あります。作業者や見学者が粉じんを触ったり吸い込んだりす ると、アレルギー反応、あるいは呼吸器感染症を引き起こす可 能性があります。 特に樫材やブナ材から出る粉じん、木材処理添加物(クロム酸、 防腐剤)は発がん性があると考えられています。 アスベストを含む材料への作業は、専門知識のある方にのみ許 されています。
・ できる限り、材料に合った吸じん装置を使用してください。 ・ 作業場所の換気に注意してください。 ・ DS2クラス以上のフィルター付き防じんマスクの着用をお勧めします。
◆ 作業場で粉じんの堆積は避けてください。容易に発火する恐れがあります。
29. バッテリーを開けないでください。
◆ 短絡の恐れがあります。
30. バッテリーは、釘やドライバーなど、尖ったものや外からの強 い力で傷つく場合があります。
◆ 内部で短絡してバッテリーが焼けたり、煙を出したり、破裂、オーバーヒ ートする危険があります。
31. バッテリーを火のそばや炎天下などの高温の場所や水気・湿気 のある場所の近くに置かないでください。
◆ 発熱・発火・破裂の恐れがあります。
32. 安全上のご注意は、必ず守ってください。
◆ コードレス工具の取り扱いに慣れると、安全の注意事項厳守を怠りがちで す。コードレス工具操作中に、一瞬でも注意力が低下すると、重大なけが をする危険があります。
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注 意
1. 先端工具や付属品を調整したり交換するときは、取扱説明書に 従って確実に取り付けてください。
◆ 確実でないと外れたり予想外の動きをしたりして、けがの原因になります。
2. 握り部は乾燥させ、油やグリースが付着していない状態を保っ てください。
◆ 握り部が滑りやすいと、コードレス工具本体を確実にコントロールするこ とができず、けがや事故の原因になります。
3. 作業中は、軍手など巻き込まれる恐れがある手袋を着用しない でください。
◆ 回転部に巻き込まれ、けがの原因になります。
4. 高所作業のときは、下に人がいないことをよく確かめてくださ い。
◆ 材料や電動工具本体などを落としたとき、事故の原因になります。
5. 細径のビットは折れやすいので注意してください。
◆ 飛散して、けがの原因になります。
6. 作業直後の先端工具や切り粉などは高温になっていますので、 触れないでください。
◆ やけどの原因になります。
7. 完全に停止してから、台や床などに置いてください。
◆ 完全に停止してから置かないと、事故の原因になります。
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充電器についての注意事項
ここでは、充電器をお使いになるうえで、さらに守っていただきたい注意事項 についてご説明します。
警 告
1. 充電器は、定格表示してある電源で使用してください。直流電 源やエンジン発電機、変圧器では、使用しないでください。
2. 電源プラグに合った電源コンセントを使用してください。 電源プラグの改造は、絶対に行わないでください。 アース回路付き充電器の電源プラグには、いかなるアダプター も取り付けないでください。
◆ 純正電源プラグに適応した電源コンセントを使用しないと、感電の恐れが あります。
3. 子供や補助を必要とする人、および充電器の操作に知識のない 人には、絶対に充電器を使用させないでください。
◆ 子供や知識のない人が使用すると、事故の原因になります。
◆ 充電器で遊ぶことがないように、子供を監視することが望ましい。
4. パイプ、ラジエーター、レンジ、冷蔵庫など、接地処理された 媒体と身体が接触するのを避けてください。
◆ 身体が接触すると、感電する恐れがあります。
5. 充電器は雨や湿気の多い場所に置かないでください。
◆ 充電器に水が浸入すると、感電の危険が増します。
6. 電源コードは乱暴に扱わないでください。 コードを使って充電器を運んだり、コードを引っ張って電源コ ンセントから抜いたりしないでください。 また、コードを熱、油、角のとがった場所、また可動部に近づ けないでください。
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◆ コードが損傷したりもつれたりしていると、感電の恐れがあります。
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7. やむを得ず、湿気の多い場所で充電器を使用する場合は、漏電 遮断器(RCD)を設置して給電してください。
◆ 漏電遮断器の設置で、感電する危険が低減されます。
8. 充電器は充電以外の用途に使用しないでください。
9. 使用する前に、充電器本体、ケーブル、および電源プラグに問 題がないか確認してください。損傷などがあるときは、使用せ ずにお買い求めの販売店または、ボッシュ電動工具サービスセ ンターに修理を依頼してください。
◆ そのまま使用していると、事故の原因になります。
10. 充電器のバッテリー挿入部分には充電用端子があります。水や 金属片などの異物を入れないでください。
11. ラッカー、ペイント、ベンジン、シンナー、ガソリン、可燃性 ガス、接着剤などのある場所では充電しないでください。
◆ 爆発や火災の恐れがあります。
12. 紙類や布類、畳、カーペット、ビニールなど(可燃物)の上や 周辺、綿ぼこりなどほこりの多い場所では充電しないでくださ い。
◆ 充電中の熱で発火する恐れがあります。
13. すべての充電手順を守ってください。指示に従って指定された 温度範囲で充電してください。不適切に充電したり、指定され た範囲外の温度で充電すると、バッテリーが破損し、火災の危 険性が高まります。
14. ボッシュリチウムイオンバッテリーのみを充電してください。 バッテリーの電圧は充電器のバッテリー充電電圧と一致する 必要があります。
◆ 一致していないと、火災や爆発の危険があります。
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15. バッテリーは、換気の良い場所で充電してください。充電中、 バッテリーや充電器を布などで覆わないでください。
◆ 充電器を覆うとモーターが過熱して、正しく動作しなくなる恐れがありま す。
16. 充電中、異常発熱などの異常に気がついたときは、直ちに電源 プラグを電源コンセントから抜き、充電を中止してください。
◆ そのまま充電を続けると発煙、発火、破裂の恐れがあります。
17. 感電に注意してください。
◆ ぬれた手で電源プラグに触れないでください。
18. 充電器を使用しない場合は、電源プラグを電源コンセントから 抜いてください。
19. 充電器は清潔に保ってください。
◆ 汚れると、感電する恐れがあります。
20. 定期的に、柔らかくて清潔で乾燥したブラシを使用して、充電 器の通気口を清掃してください。
◆ 通気口にほこりなどが蓄積されると、故障や事故の原因になります。
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02 GSR10.8V-35FC リサイクル 2019 年 4 月 10 日(水) 午前 11 時 12 分
使用済みバッテリーのリサイクルにご協力ください
ボッシュは一般社団法人JBRCに加盟 し、使用済みコードレス工具用バッテリ ーのリサイクルを推進しております。 恐れ入りますが使用済みのバッテリー は、ボッシュ電動工具取扱店、ボッシュ 電動工具サービスセンター、またはJB RCリサイクル協力店へお持ちください ますようお願いいたします。
本製品は、リチウムイオンバッテリーを使用しています。リチウムイオンバッ テリーは、リサイクル可能な貴重な資源です。使用済みバッテリーのリサイク ル活動にご協力くださいますよう、お願いいたします。 ご使用済みのリチウムイオンバッテリーは、コードレス工具本体から取り外し、 ショート防止のためバッテリー端子部に絶縁テープを貼ってお出しください。
コードレス工具(本体)の廃棄について
バッテリー以外のコードレス工具本体および付属品(充電器など)の廃棄につ いては、各地域自治体にその方法を確認し、正しく廃棄してください。
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03 GSR10.8V-35FC 本製品について 2019 年 4 月 10 日(水) 午前 11 時 12 分
用 途
◆ 木材、金属、プラスチックなどの穴あけ
◆ ネジの締め・緩め
LED ライト⑩の灯りは、作業を行う個所を照らすもので、家庭用の部屋の照明
には適しません。
各部の名称
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◆イラストの形状・詳細は、実物と異なる場合があります。
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03 GSR10.8V-35FC 本製品について 2019 年 4 月 10 日(水) 午前 11 時 12 分
◆イラストの形状・詳細は、実物と異なる場合があります。
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標準付属品
キーレスチャックアダプター
GFA12-B
スミヨセアダプター
GFA12-E
ビットホルダーアダプター
GFA12-X
アングルアダプター
GFA12-W
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ベルトフック カラークリップ
◆イラストの形状・詳細は、実物と異なる場合があります。
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03 GSR10.8V-35FC 本製品について 2019 年 4 月 10 日(水) 午前 11 時 12 分
ビットホルダー
充電器
GAL12V-40
リチウムイオンバッテリー
10.8V 2.0Ah(2 個)
L-BOXX 102N
インレイ
◆イラストの形状・詳細は、実物と異なる場合があります。
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仕 様 本 体
型 番 GSR10.8V-35FC
アダプター
装着無し
ビットホルダー
アダプター
GFA12-X 装着時 定格電圧 DC10.8V ネジ締め(最大径) 8mm 穴あけ能力(最大径) 鉄 工 木 工 無負荷回転数 高 速 低 速 最大トルク 剛性体締付時 弾性体締付時 使用*1/保管可能周囲 温度範囲
0~1750 回転/分
0~460 回転/分
-20℃~+50℃
10mm 32mm
35N・m 20N・m
充電可能周囲温度範囲 0℃~+45℃ ― チャック把握範囲 0.8~10mm 使用可能ビット
六角軸(六角対辺
6.35mm、軸位置
9mm(13mm 不可)、
両頭ビット不可)
六角軸(六角対辺
6.35mm、軸位置
13mm(9mm 不可)、
両頭ビット可能)
キーレスチャック
アダプター
GFA12-B 装着時
丸軸および
六角軸の木工、
鉄工用ドリルビット
スクリュー
ドライバービット
質量(バッテリーを含む) 0.77kg 0.87kg 0.97kg アダプターのみの質量 0.1kg 0.2kg 最 全 長 132mm 159mm 178mm 振動 3 軸合成値 回転時
<2.5m/s
k=1.5m/s
2
2
<2.5m/s
k=1.5m/s
2
2
<2.5m/s
k=1.5m/s
原産国 マレーシア
*1 0℃以下の環境では、設計上の十分な能力を発揮できないことがあります。
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2
2
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03 GSR10.8V-35FC 本製品について 2019 年 4 月 10 日(水) 午前 11 時 12 分
型 番 GSR10.8V-35FC
アングル
アダプター
GFA12-W 装着時 定格電圧 DC10.8V ネジ締め(最大径) 8mm 穴あけ能力(最大径) 鉄 工 木 工
10mm
32mm 無負荷回転数 高 速 低 速
0~1750 回転/分
0~460 回転/分 最大トルク 剛性体締付時 弾性体締付時 使用*1/保管可能周囲 温度範囲
35N・m 20N・m
-20℃~+50℃
充電可能周囲温度範囲 ― チャック把握範囲 ― 使用可能ビット
六角軸(六角対辺
6.35mm、軸位置
9mm(13mm 不可)、
両頭ビット不可)
スミヨセ
アダプター
GFA12-E 装着時
六角軸(六角対辺
6.35mm、軸位置
13mm(9mm 不可)、
両頭ビット可能)
質量(バッテリーを含む) 1.07kg 1.07kg アダプターのみの質量 0.3kg 0.3kg 最小スミ寄せ幅 12mm 全 長 197mm 206mm 振動 3 軸合成値 回転時
<2.5m/s
k=1.5m/s
2
2
<2.5m/s
k=1.5m/s
2
2
原産国 マレーシア
*1 0℃以下の環境では、設計上の十分な能力を発揮できないことがあります。
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04 GSR10.8V-35FC 使い方 2019 年 4 月 10 日(水) 午前 11 時 12 分
◆ 不意の作動によるけがの発生を防ぐため、「正転・逆転・安全 ロック切り替えスイッチ⑤」が“安全ロックの位置(中央)” になっていることを確認してください。
バッテリーを準備する
バッテリーを点検する
● バッテリーは弊社指定のものか?
● バッテリーから液漏れが発生していないか?
● バッテリー端子が傷んでいたり、汚れていた りしていないか?
● バッテリーは十分に充電されていて、消耗し ていないか?
バッテリーを充電する
充電については『充電器の取扱説明書』を併せてお読みください。
◆ 破損防止のため、弊社指定の充電器を使って、バッテリー⑧
◆ バッテリー⑧が熱くなっているときは、冷ましてから充電し
◆ 直流電源やエンジン発電機、変圧器で充電器を使用しないで
◆ 電源に 100V が確実に供給されていることを確認してくださ
◆ バッテリー挿入口に異物が入らないよう注意してください。
リチウムイオンバッテリーは、バッテリーの寿命を縮めることなく、いつでも
充電が可能です。充電を途中でやめてもバッテリーを傷めることはありません。
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を充電してください。
てください。
ください。
い。特に、延長ケーブルを使用するときは必ず事前に確認し てください。
ショートの原因になります。
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04 GSR10.8V-35FC 使い方 2019 年 4 月 10 日(水) 午前 11 時 12 分
1. 充電器の電源プラグを電源コンセントに差し込みます。 表示ランプ(緑)が点灯します。
2. 充電するバッテリー⑧を充電器のバッテリー挿入口に差し込みます。 充電が開始され、表示ランプ(緑)が点滅します。 挿入したバッテリー⑧がフル充電状態のとき、表示ランプ(緑)は点灯 したままになります。その場合、充電の必要はありませんので、バッ テリー⑧を抜き取ってください。
バッテリー⑧が熱くなりすぎたり、逆に冷えすぎている場合、表示ラン
プ(赤)が点灯し、充電を開始しません。バッテリー⑧が適正温度(0~ 45℃)になった時点で、充電器は自動的に充電を開始します。 ただし、熱くなりすぎたバッテリー⑧は、できるだけ冷めてから充電を 行うようにしてください。
充電が 80%に達すると、表示ランプ(緑)の点滅が遅くなります。
充電が完了すると、表示ランプ(緑)は点灯状態に戻ります。
3. 充電が完了したら、バッテリー⑧をバッテリー挿入口から抜き取りま す。
4. 充電器の電源プラグを電源コンセントから抜き取ります。
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04 GSR10.8V-35FC 使い方 2019 年 4 月 10 日(水) 午前 11 時 12 分
ランプ表示と意味
充電の過程と充電状態を表示ランプ(緑)と表示ランプ(赤)で表示します。
表示ランプ緑の連続点灯
充電器の電源プラグを電源コンセントに差し込んだ。 (バッテリー⑧は挿入していない)
挿入されたバッテリー⑧の充電が完了した、または挿入されたバッテ リー⑧がフル充電状態。
表示ランプ緑の早い点滅
挿入されたバッテリー⑧に急速充電を行っている。 急速充電は、バッテリー温度が 0~45℃のとき可能です。
表示ランプ緑の遅い点滅
挿入されたバッテリー⑧が 80%まで充電された。 バッテリー⑧の使用が可能です。
バッテリー⑧が 80%まで充電されると、急速充電から長寿命充電モー ドに切り替わり、100%まで充電されます。
表示ランプ赤の連続点灯
警告! 挿入されたバッテリー⑧が熱くなりすぎ、または冷えすぎて
いる。
バッテリー⑧が適正温度に達した時点で自動的に急速充電を開始しま す。
表示ランプ赤の点滅
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警告! 挿入されたバッテリー⑧の不良、または接点不良。充電不可
能。
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04 GSR10.8V-35FC 使い方 2019 年 4 月 10 日(水) 午前 11 時 12 分
付属のバッテリー⑧は出荷時に多少充電されていますが、初めて使用される場
合は、充電器でバッテリー⑧をフル充電し、完全に充電されたことを確認して ください。
本機には、バッテリー保護システム(ECP機能)がついております。
本体が過負荷になった場合や、バッテリー⑧が過放電または作業可能温度範囲 外になった場合、バッテリー保護のために本体が自動的に停止します。
バッテリー保護システム(ECP機能)が作動して、本体が自動的に停止して
いる状態で、「電子無段変速スイッチ⑨」を引き込み続けないでください。
正しく充電しても使用能力が著しく低下するようになった場合は、バッテリー
⑧の寿命が尽きたと考えられます。新しいバッテリー⑧と交換してください。
いくつかのバッテリー⑧を連続して充電すると、充電器が熱くなることがあり
ますが、異常ではありません。
バッテリー⑧の残量(目安)は、ドライバードリル本体のバッテリー残量表 示ランプ⑥の表示で確認することができます。バッテリー残量表示ランプ⑥ は、「電子無段変速スイッチ⑨」を引き込むと点灯します。
バッテリー残量表示ランプ 残 量
3 つ点灯 約 76%以上 2 つ点灯 約 51~75% 1 つ点灯 約 26~50% 1 つ点滅 25%以下
バッテリー残量表示ランプ⑥の 3 つのランプと LED ライト⑩が、速い速度で 点滅しているときは、バッテリー⑧の温度が-20℃以下もしくは+50℃以上 になっています。この場合、バッテリー⑧が適温に戻るまで充電は開始され ません。
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04 GSR10.8V-35FC 使い方 2019 年 4 月 10 日(水) 午前 11 時 12 分
バッテリーを取り付ける・取り外す
◆ 不意の作動によるけがの発生を防ぐため、「正転・逆転・安 全ロック切り替えスイッチ⑤」が“安全ロックの位置(中央)” になっていることを確認してください。
取り付け
バッテリー⑧を、本体のバッテリー差し込み口に“カチッ”と音がするまで 押し込みます。
◆ 不意の脱落を防ぐため、確実に固定されているか確認してく ださい。
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取り外し
「バッテリー取り外しボタン⑦」を両側から押しながら、バッテリー⑧を本 体から引き抜きます。
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04 GSR10.8V-35FC 使い方 2019 年 4 月 10 日(水) 午前 11 時 12 分
作業前の準備をする
◆ けがの発生を防ぐため、作業前の準備をするときは、バッテリ ー⑧をマルチドライバードリル本体から取り外してください。
◆ アダプターや先端工具を取り付けたり、取り外したりするとき は、手など身体を傷つけないように十分注意してください。
先端工具を取り付ける・取り外す
◆ 穴あけ直後の先端工具は高温になります。冷たくなってか
ら、先端工具を取り外してください。
◆ 先端工具は、刃先に触れないように注意して扱ってくださ
い。けがの発生を防ぐため、手袋を着用して扱ってください。
◆ 先端工具を取り付けたり取り外したりするときは、手など身
体を傷つけないように十分注意してください。
アダプター装着なし
使用可能ビット
六角対辺 6.35 ㎜、 軸位置が 9 ㎜のビット
軸位置 13 ㎜のビットや両頭ビットは使用できません。
取り付け
先端工具をツールホルダー①に差 し込みます。
六角対辺 6.35 ㎜ 片面タイプビット
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04 GSR10.8V-35FC 使い方 2019 年 4 月 10 日(水) 午前 11 時 12 分
取り外し
ツールホルダー①から先端工具を引き抜きます。
アダプターを取り付けたときの先端工具の取り付け・取り外しは、各アダプタ
ーの項を参照してください。
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04 GSR10.8V-35FC 使い方 2019 年 4 月 10 日(水) 午前 11 時 12 分
キーレスチャックアダプター(GFA12-B)を使う
キーレスチャックアダプター⑬の取り付け
1. マルチドライバードリル本体に先 端工具が取り付けられていないこ とを確認します。 取り付けられているときは、取り外 してください。
2. マルチドライバードリル本体とキ ーレスチャックアダプター⑬の凸 凹を合わせて組み付けます。
3. マルチドライバードリル本体にキーレスチャックアダプター⑬を押し つけながら、ロックリング⑪を矢印の方向に回します。 “カチッ”っと音がして回らなくなるまで、しっかり回してください。
マークの窓の色が白に変わります。
4. キーレスチャックアダプター⑬が確実に取り付けられているか、軽く 引いて確認します。
キーレスチャックアダプター⑬の取り外し
1. マルチドライバードリル本体とキ ーレスチャックアダプター⑬を落 とさないように注意しながら、ロッ クリング⑪を矢印の方向に回しま す。
マークの窓の色が白に変わ
ります。
2. キーレスチャックアダプター⑬をマルチドライバードリル本体から取 り外します。
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04 GSR10.8V-35FC 使い方 2019 年 4 月 10 日(水) 午前 11 時 12 分
先端工具の取り付け
◆ 先端工具は、キーレスチャックの一番奥まで差し込んで、確 実に固定してください。
1. キーレスチャックを矢印の方向(開く)に回し、キーレスチャックの つめを開きます。
2. 先端工具をキーレスチャックに挿入します。
3. キーレスチャックを矢印の方向(閉じる)に回し、キーレスチャック のつめを閉じます。
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先端工具の取り外し
1. キーレスチャックを矢印の方向(開く)に回し、キーレスチャックの つめを開きます。
2. 先端工具をキーレスチャックから引き抜きます。
3. キーレスチャックを矢印の方向(閉じる)に回し、キーレスチャック のつめを閉じます。
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04 GSR10.8V-35FC 使い方 2019 年 4 月 10 日(水) 午前 11 時 12 分
ビットホルダーアダプター(GFA12-X)を使う
ビットホルダーを取り付けると、先端工具がより一層確実に固定できます。 両頭ビットを使用するときは、ビットホルダーアダプター⑫を取り付けてく ださい。
ビットホルダーアダプター⑫の取り付け
1. マルチドライバードリル本体に先 端工具が取り付けられていないこ とを確認します。 取り付けられているときは、取り外 してください。
2. マルチドライバードリル本体とビ ットホルダーアダプター⑫の凸凹 を合わせて組み付けます。
3. マルチドライバードリル本体にビットホルダーアダプター⑫を押しつ けながら、ロックリング⑪を矢印の方向に回します。 “カチッ”っと音がして回らなくなるまで、しっかり回してください。
マークの窓の色が白に変わります。
4. ビットホルダーアダプター⑫が確実に取り付けられているか、軽く引 いて確認します。
ビットホルダーアダプター⑫の取り外し
1. マルチドライバードリル本体とビ ットホルダーアダプター⑫を落と さないように注意しながら、ロック リング⑪を矢印の方向に回します。
マークの窓の色が白に変わ
ります。
2. ビットホルダーアダプター⑫をマルチドライバードリル本体から取り 外します。
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04 GSR10.8V-35FC 使い方 2019 年 4 月 10 日(水) 午前 11 時 12 分
先端工具の取り付け
1. スリーブを本体側に引きながら、先端工具をツールホルダーに差し込
みます。
2. スリーブから指を離します。
3. 先端工具を軽く引っ張り、抜けないことを確認します。
先端工具の取り外し
スリーブを本体側に引きながら、先端工具を引き抜きます。
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04 GSR10.8V-35FC 使い方 2019 年 4 月 10 日(水) 午前 11 時 12 分
アングルアダプター(GFA12-W)を使う
アングルアダプター⑮を取り付けると、手の入りづらい場所での作業がしや すくなります。
アングルアダプター⑮の取り付け
1. マルチドライバードリル本体に先 端工具が取り付けられていないこ とを確認します。 取り付けられているときは、取り外 してください。
2. マルチドライバードリル本体とア ングルアダプター⑮の凸凹を合わ せて組み付けます。
3. マルチドライバードリル本体にアングルアダプター⑮を押し付けなが らロックリング⑪を矢印の方向に回します。 “カチッ”っと音がして回らなくなるまで、しっかり回してください。
マークの窓の色が白に変わります。
4. アングルアダプター⑮が確実に取り付けられているか、軽く引いて確 認します。
アングルアダプター⑮の取り外し
1. マルチドライバードリル本体とア ングルアダプター⑮を落とさない ように注意しながら、ロックリング ⑪を矢印の方向に回します。
マークの窓の色が白に変わ
ります。
2. アングルアダプター⑮をマルチドライバードリル本体から取り外しま す。
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04 GSR10.8V-35FC 使い方 2019 年 4 月 10 日(水) 午前 11 時 12 分
アングルアダプター⑮の向きを変える
アングルアダプター⑮の向きを変えることで、作業がしやすくなります。作 業しやすい位置にヘッドの向きを調節してください。
アングルアダプター⑮のヘッド部を矢印の方向に引き出し、ヘッドを回して 作業に適した位置に合わせます。
ヘッド部は“カチッ”とかみ合う場所(16 個所)があります。
かみ合わないときは、ヘッドを少し回転させてください。
先端工具の取り付け
先端工具をツールホルダーに差し込みます。
使用可能ビット
六角対辺 6.35 ㎜、軸位置が 9 ㎜のビット
六角対辺 6.35 ㎜、片面タイプビット
軸位置 13 ㎜のビットや両頭ビットは使用
できません。
先端工具の取り外し
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ツールホルダーら先端工具を引き抜きます。
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04 GSR10.8V-35FC 使い方 2019 年 4 月 10 日(水) 午前 11 時 12 分
各アダプターの取り付け・取り外し
アングルアダプター⑮の先端に、ビットホルダーアダプター⑫・キーレスチ ャックアダプター⑬・スミヨセアダプター⑭を取り付けて使用することがで きます。 各アダプターの取り付け・取り外しについては、各項を参照してください。
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04 GSR10.8V-35FC 使い方 2019 年 4 月 10 日(水) 午前 11 時 12 分
スミヨセアダプター(GFA12-E)を使う
スミヨセアダプター⑭を取り付けると、壁際でのネジ締めが可能になります。
スミヨセアダプター⑭の取り付け
1. マルチドライバードリル本体に先
端工具が取り付けられていないこ とを確認します。 取り付けられているときは、取り外 してください。
2. マルチドライバードリル本体とス
ミヨセアダプター⑭の凸凹を合わ せて組み付けます。
3. マルチドライバードリル本体にスミヨセアダプター⑭を押し付けなが
ら、ロックリング⑪を矢印の方向に回します。 “カチッ”っと音がして回らなくなるまで、しっかり回してください。
マークの窓の色が白に変わります。
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4. スミヨセアダプター⑭が確実に取り付けられているか、軽く引いて確
認します。
スミヨセアダプター⑭の取り外し
1. マルチドライバードリル本体とス
ミヨセアダプター⑭を落とさない ように注意しながら、ロックリング ⑪を矢印の方向に回します。
マークの窓の色が白に変わ
ります。
2. スミヨセアダプター⑭をマルチドライバードリル本体から取り外しま
す。
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04 GSR10.8V-35FC 使い方 2019 年 4 月 10 日(水) 午前 11 時 12 分
スミヨセアダプター⑭の向きを変える
スミヨセアダプター⑭の向きを変えることで、作業がしやすくなります。作 業しやすい位置にヘッドの向きを調節してください。
スミヨセアダプター⑭のヘッド部を矢印の方向に引き出し、ヘッドを回して 作業に適した位置に合わせます。
ヘッド部は“カチッ”とかみ合う場所(16 個所)があります。
かみ合わないときは、ヘッドを少し回転させてください。
先端工具の取り付け
1. スリーブを本体側に引きながら、先 端工具をツールホルダーに差し込 みます。
2. スリーブから手を離します。
3. 先端工具を軽く引っ張り、抜けない ことを確認します。
先端工具の取り外し
スリーブを本体側に引きながら、先端工具を引き抜きます。
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04 GSR10.8V-35FC 使い方 2019 年 4 月 10 日(水) 午前 11 時 12 分
カラークリップを取り外す・取り付ける
取り外し
本体とカラークリップの間にマイナスド ライバーを差し込んで、取り外します。
取り付け
本体のカラークリップ取り付け穴に、カ ラークリップの突起を合わせて押し込み ます。
ベルトフックを取り付ける・取り外す
◆ ベルトフックを使用するときは、作業をする前に、取り付け ネジでしっかり固定されているか確認してください。ネジが 緩んでいるときは締めてください。
取り付け
カラークリップ取り付け穴とベルトフッ クのネジ穴を合わせ、取り付けネジを矢 印の方向(締まる)に回して締めつけま す。
取り外し
取り付けネジを矢印の方向(緩む)に回 して緩め、ベルトフックを取り外します。
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04 GSR10.8V-35FC 使い方 2019 年 4 月 10 日(水) 午前 11 時 12 分
ビットホルダーを取り付ける・取り外す
◆ ビットホルダーを使用するときは、作業をする前に、取り付 けネジでしっかり固定されているか確認してください。ネジ が緩んでいるときは締めてください。
取り付け
カラークリップ取り付け穴とビットホル ダーのネジ穴を合わせ、取り付けネジを 矢印の方向(締まる)に回して締めつけ ます。
取り外し
取り付けネジを矢印の方向(緩む)に回 して緩め、ビットホルダーを取り外しま す。
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04 GSR10.8V-35FC 使い方 2019 年 4 月 10 日(水) 午前 11 時 12 分
作業する
◆ 不意の作動によるけがの発生を防ぐため、バッテリー⑧を取り 付ける前に、「正転・逆転・安全ロック切り替えスイッチ⑤」 が“安全ロックの位置(中央)”になっていることを確認して ください。
電子セル保護システム(ECP 機能)
本機には、電子セル保護システム(ECP機能)がついております。 本体が過負荷になった場合やバッテリーが過放電または作業可能温度外にな った場合には、バッテリー保護のために本体が自動的に停止します。 上記の状態が解消されると、再始動することができます。 本体が停止している状態で「電子無段変速スイッチ⑨」を引き込み続けると、 故障の原因になります。
ドリルとして使用する
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金属の穴あけには、HSS ドリルビットを使用してください。
「正転・逆転・安全ロック切り替えスイッチ⑤」を確認する
「正転・逆転・安全ロック切り替えスイッチ⑤」が“安全ロックの位置(中 央)”になっているか確認してください の位置(中央)”にします。
「正転・逆転・安全ロック切り替えスイッチ⑤」を中間の位置で固定すると、
安全ロックが働き、不用意に「電子無段変速スイッチ⑨」を作動させるのを防 ぎます。
。なっていない場合は、“
安全ロック
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トルク調整リング③を切り替える
三角マークにトルク調整リング③のドリルマーク( )を合わせます。
数字やマークの中間部分では使用しないでください。故障の原因になります。
「ギア式2段変速スイッチ④」を切り替える
速度1:遅い回転速度・高いトルク(大径の穴あけ・深い穴あけ等に使用)
速度2:速い回転速度・低いトルク(小径の穴あけ等に使用)
「電子無段変速スイッチ⑨」を引き込んでいるときは、「ギア式2段変速スイ
ッチ④」を切り替えないでないでください。
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04 GSR10.8V-35FC 使い方 2019 年 4 月 10 日(水) 午前 11 時 12 分
マルチドライバードリル本体にバッテリー⑧を取り付ける
バッテリー⑧を、マルチドライバードリル本体のバ ッテリー差し込み口に“カチッ”と音がするまで押 し込みます。
◆ 不意の脱落を防ぐため、確実に固定 されているか確認してください。
「正転・逆転・安全ロック切り替えスイッチ⑤」を切り替える
◆ 本体の損傷を防ぐため、モーターの回転が止まった状態で、 「正転・逆転・安全ロック切り替えスイッチ⑤」を切り替え てください。「電子無段変速スイッチ⑨」を引き込んでいる とき、「正転・逆転・安全ロック切り替えスイッチ⑤」は切 り替えないでください。
正転
「正転・逆転・安全ロック切り替えスイッチ ⑤」の右側(本体を後ろから見て)を押し込 む
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「電子無段変速スイッチ(ブレーキ付)⑨」を操作する
◆ 穴あけ直後の先端工具は高温になります。やけどを負う恐れ がありますので、触れないでください。
◆ 低回転での長時間の作業はしないでください。 低回転で作業する場合は、数分間ごとに無負荷状態で最高回 転で 3 分間ほど回し、機体を冷却してください。連続作業の 際は、必ずスイッチをいっぱいに引き、最高回転で使用して ください。
1. 先端工具を材料に当てます。
2. 「電子無段変速スイッチ⑨」を引き込みます。 LED ライト⑩が点灯します。
「電子無段変速スイッチ⑨」を引き込む加減で、回転数が調節できます。 止めるときは、「電子無段変速スイッチ⑨」から指を離してください。 LED ライト⑩は、「電子無段変速スイッチ⑨」を軽く引き込むと、約 10
秒点灯します。 作業終了後、「電子無段変速スイッチ⑨」から指を離した後も、約 10 秒点灯したままになります。
ドライバーとして使用する
硬い材料に大きなネジや長いネジを締めつけるときは、あらかじめネジの長さ
の 2/3 ほどの下穴をあけることをお勧めします。
「正転・逆転・安全ロック切り替えスイッチ⑤」を確認する
「正転・逆転・安全ロック切り替えスイッチ⑤」が“安全ロックの位置(中 央)”になっているか確認してください の位置(中央)”にしてください。
「正転・逆転・安全ロック切り替えスイッチ⑤」を中間の位置で固定すると、
安全ロックが働き、不用意に「電子無段変速スイッチ⑨」を作動させるのを防 ぎます。
。なっていない場合は、“
安全ロック
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トルク調整リング③で締め付けトルクを調整する
最適トルクになるように、三角マークにトルク調整リング③の数字(1,3, 5…,15)またはメモリを合わせてください。 トルク調整リング③の数字が大きくなると、締め付けトルクが大きくなりま す。 本機は、15 段階のトルク調節が可能で、設定したトルクに達した時点でクラ ッチが作動し、先端工具の回転が停止します。これにより、すべてのネジを 均一なトルクで締め付けることができます。
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低いトルクから順に高いトルクに調整すると、最適トルクを設定することがで
きます。
ネジ径に応じた締め付けトルクに設定してください。強過ぎるとネジが切れた
り、ネジ頭を傷めます。
数字や目盛りの中間部分では使用しないでください。故障の原因になります。
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04 GSR10.8V-35FC 使い方 2019 年 4 月 10 日(水) 午前 11 時 12 分
「ギア式2段変速スイッチ④」を切り替える
速度1:遅い回転速度・高トルク(太ネジの締め付け等に使用)
速度2:速い回転速度・低トルク(小ネジの締め付け等に使用)
「電子無段変速スイッチ⑨」を引き込んでいるときは、「ギア式2段変速スイ
ッチ④」を切り替えないでないでください。
マルチドライバードリル本体にバッテリー⑧を取り付ける
バッテリー⑧を、マルチドライバードリル本体のバ ッテリー差し込み口に“カチッ”と音がするまで押 し込みます。
◆ 不意の脱落を防ぐため、確実に固定 されているか確認してください。
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「正転・逆転・安全ロック切り替えスイッチ⑤」を切り替える
◆ 本体の損傷を防ぐため、モーターの回転が止まった状態で、 「正転・逆転・安全ロック切り替えスイッチ⑤」を切り替え てください。「電子無段変速スイッチ⑨」を引き込んでいる とき、「正転・逆転・安全ロック切り替えスイッチ⑤」は切 り替えないでください。
締め
「正転・逆転・安全ロック切り替えスイッチ ⑤」の右側(本体を後ろから見て)を押し込 む
緩め
「正転・逆転・安全ロック切り替えスイッチ ⑤」の左側(本体を後ろから見て)を押し込 む
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04 GSR10.8V-35FC 使い方 2019 年 4 月 10 日(水) 午前 11 時 12 分
「電子無段変速スイッチ(ブレーキ付)⑨」を操作する
◆ 作業直後の先端工具は高温になります。やけどを負う恐れが ありますので、触れないでください。
◆ 低回転での長時間の作業はしないでください。 低回転で作業する場合は、数分間ごとに無負荷状態で最高回 転で 3 分間ほど回し、機体を冷却してください。連続作業の 際は、必ずスイッチをいっぱいに引き、最高回転で使用して ください。
1. 先端工具をネジ頭の溝に合わせます。
2. 「電子無段変速スイッチ⑨」を引き込みます。 LED ライト⑩が点灯します。
「電子無段変速スイッチ⑨」を引き込む加減で、回転数が調節できます。 止めるときは、「電子無段変速スイッチ⑨」から指を離してください。 LED ライト⑩は、「電子無段変速スイッチ⑨」を軽く引き込むと、約 10
秒点灯します。 作業終了後、「電子無段変速スイッチ⑨」から指を離した後も、約 10 秒点灯したままになります。
長いネジを締めるときは、先端工具がネジから外れないように注意して
ください。
スピンドルロック(手締め作業)
「電子無段変速スイッチ⑨」を離 し、作動していない状態のときにス ピンドルがロックされます。この機 構により、手締め作業が可能です。
手締めによる過度の締めつけは、ネジを傷めますので注意してください。
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05 GSR10.8V-35FC 困ったときは 2019 年 4 月 10 日(水) 午前 11 時 13 分
故障かな?と思ったら
① 『取扱説明書』を読み直し、使い方に誤りがないか確かめます。 ② 充電については、『充電器の取扱説明書』を読み直します。 ③ 次の代表的な症状が当てはまるかどうか確かめます。
症 状 原 因 対 処
「電子無段変速スイッチ ⑨」を引き込んでも、回ら ない
「電子無段変速スイッチ ⑨」が引き込めない
穴あけなどに時間がかかる (穴があかない)
充電しても、フル充電しな い。または、フル充電して も、使用時間が短い
バッテリー⑧が消耗してい る
本機の温度が作業可能温度 範囲外になっている
「正転・逆転・安全ロック 切り替えスイッチ⑤」が“安 全ロック”または、中途半 端な位置になっている
先端工具が摩耗している
バッテリー⑧が消耗してい る
「正転・逆転・安全ロック 切り替えスイッチ⑤」が“逆 転”の位置になっている
「電子無段変速スイッチ ⑨」を完全に引き込んでい ないために回転数が低い
バッテリー⑧の寿命が尽きた バッテリー⑧を交換する
バッテリー⑧を充電する か、交換する
作業可能温度範囲内になる まで待つ
“正転”か“逆転”の位置 にしっかりと切り替える
先端工具を研磨するか、交 換する
バッテリー⑧を充電する か、交換する
「正転・逆転・安全ロック 切り替えスイッチ⑤」を“正 転”の位置に切り替える
「電子無段変速スイッチ ⑨」をいっぱいまで引き込 む
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05 GSR10.8V-35FC 困ったときは 2019 年 4 月 10 日(水) 午前 11 時 13 分
修理を依頼するときは
◆ 『故障かな?と思ったら』を読んでもご不明な点があるときは、お買い 求めの販売店または弊社コールセンターフリーコールまでお尋ねくださ い。
◆ 修理を依頼されるときは、お買い求めの販売店またはボッシュ電動工具 サービスセンターにご相談ください。
◆ この製品は厳重な品質管理体制の下に製造されています。万一、本取扱 説明書に書かれたとおり正しくお使いいただいたにもかかわらず、不具 合(消耗部品を除きます)が発生した場合は、お買い求めの販売店また は、ボッシュ電動工具サービスセンターまでご連絡ください。
弊社で現品を点検・調査のうえ、対処させていただきます。お客様のご
使用状況によって、修理費用を申し受ける場合があります。あらかじめ ご了承ください。
コールセンターフリーコール 0120-345-762
土・日・祝日を除く、午前 9:00~午後 5:30 ※携帯電話からお掛けのお客様は、TEL.03-5485-6161 をご利用ください。
コールセンターフリーコールのご利用はできませんのでご了承くださ い。
ボッシュ株式会社ホームページ http://www.bosch.co.jp
ボッシュ電動工具サービスセンター
〒355-0813 埼玉県比企郡滑川町月輪 1464 番地 4 TEL 0493-56-5030 FAX 0493-56-5032
ボッシュ電動工具サービスセンター西日本
〒811-0104 福岡県糟屋郡新宮町的野 741-1 TEL 092-963-3486 FAX 092-963-3407
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06 GSR10.8V-35FC お手入れと保管 2019 年 4 月 10 日(水) 午前 11 時 13 分
◆ 不意の作動によるけがの発生を防ぐため、バッテリー⑧をマル チドライバードリル本体から取り外し、お手入れしてください。
クリーニング
通風口やスリーブ、キーレスチャック内部などに付いたゴミ、
ホコリを吹き飛ばす
バッテリー取り外しボタン⑦やバッテリー装着部分に付いた
ゴミ、ホコリを吹き飛ばす
乾いた、柔らかい布で本体の汚れをふき取る
変色の原因になるベンジンなど、溶剤を使
わないでください。
保 管
マルチドライバードリルを使った後は、バッテリー⑧を取り外
し、きちんと保管する
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● 子供の手が届くところ、または錠が掛から ないところに置かない。
● 風雨にさらされたり、湿度の高いところに 置かない。
● 直射日光が当たったり、車中など高温にな るところに置かない。特に、バッテリーは 50℃以上になるところに置かない。
● ガソリンなど、引火性が高いものの近くに 置かない。
● ショートを防ぐため、バッテリー端子に絶 縁テープを貼ってください。
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07 GSR10.8V-35FC メモ 2019 年 4 月 10 日(水) 午前 11 時 13 分
MEMO
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07 GSR10.8V-35FC メモ 2019 年 4 月 10 日(水) 午前 11 時 13 分
MEMO
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