Avision FF-0803S User Manual [ja]

ユーザーズマニュアル
Regulatory model: FF-0803S
Avision Inc.
MicrosoftMicrosoft Corporationの米国での登録商標です。 Windows、および、Windows Vista Microsoft Corporation の米国 およびその他の国における登録商標または商標です。 IBMPCATXTInternational Business Machines Corpの登録商
標です。 本マニュアルでのその他ブランドや製品名は各社の商標または登録商標で す。
版権
全権保留。Avision Inc の書面による事前許可がない限り、電気的、機械 的、磁気的、工学的、化学的、手書き又は他のいかなる方法でも当出版物の 一部の複製、転送、転写、記憶装置への記憶、他国語またはコンピューター 言語への翻訳はできません。
当製品によりスキャンされた内容は、国の法律やその他規制、例えば著作権 法などで保護されている場合があります。ユーザーの皆様がそれら法律や規 制を遵守する責任を有します。
Avisionは本マニュアルの内容に関して、商品性および特定の目的に対する 適合性を含む保証を、明示たると黙示たるとを問わず一切いたしません。
Avisionは当マニュアルの誤りや、本書の設置、操作、使用に関連した偶発的 または因果関係による損失に関する責任は負いかねます。
ii
ユーザーズマニュアル
FCC 無線周波数干渉通知
本機器は、無線周波エネルギーを生成、使用および放射します。製造元の取 扱説明書に従わずにインストールおよび使用した場合、ラジオおよびテレビの 受信に有害な干渉を及ぼす原因になります。本機器は、テストの結果 FCC 規則 15 上に順ずる Class B デジタル デバイスの制限にしたがっていること が認められています。 これらの制限は、本機器が居住地域においてインスト ールされた時に、有害な干渉に対する適切な保護を提供するためのもので す。ただし、特別なインストールを行った場合、有害な干渉の原因にならない ことは保証できません。本機器がラジオまたはテレビの受信に有害な干渉を及 ぼす原因かどうかは、本機器をオンとオフに切り替えることにより確認すること ができます。本機器が原因の場合、次の方法をいくつかお試しになり、干渉を 修正するようお勧めします:
受信アンテナの方向や位置を変える。
本機器と受信機の位置間隔を変える。
本機器を受信機が接続されている回線とは別のコンセントに接続する。
必要な場合、販売元又は熟練したラジオ/テレビ技師にお問い合わせくださ い。
VCCI
この装置は、情報処理装置等電波障害自主規制協議会 (VCCI) の基準に 基づくクラスB情報技術装置です。この装置は家庭環境で使用することを目的 としていますが、この装置がラジオやテレビジョン受信機に近接して使用される と、受信障害を引き起こすことがあります。
取扱説明書に従って正しい取り扱いをして下さい。
iii
個人ユーザによる使用済み機器の廃棄について
製品またはその梱包物にこのマークがある場合、当該製品をお客様の家庭廃 棄物と一緒に廃棄することはできません。健康や環境保護のために、リカバリ やリサイクルの際には専門施設に当該製品をお送り下さい。使用済み機器をリ サイクルする場合の廃棄場所に関する詳しい情報は、お住まい地域の市役所 や家庭廃棄物処理業者、または製品の購入店にご相談下さい。
ENERGY STAR
本製品をエネルギー効率に関するENERGY STAR ラインに準拠させています。
®
のパートナー企業として、Avision Inc
®
のガイド
システム要件
¾ IBM互換PC Pentium III 600またはそれ以上 ¾ Microsoft Windows 2000 / XP/Vista/7 ¾ USBポート(USB 2.0カードでのみ高速度をサポート) (USB 1.1
互換)
¾ 最低 100 MB のハードディスク空き容量(500 MB を推奨) ¾ 最低 128 MB のシステムメモリ(512 MB の RAM を推奨)
Windows Vista/7 用に最低 1 GB のRAM
¾ CD-ROMドライブ1
iv
ユーザーズマニュアル
1. 製品紹介 ................................................................1-1
2. スキャナーのインストール ..............................................2-1
2.1 スキャンモジュールの取り付けと取り外し......................2-2
2.2 ケーブルの接続.................................................2-4
2.2.1 電源への接続 ........................................2-4
2.2.2 スキャナの電源を入れる .............................2-6
2.2.3 スキャナの電源を切る................................2-7
2.2.4 ソフトウェアのインストール ...........................2-7
2.2.5 コンピュータへの接続 ................................2-9
3. 初めてのスキャンを行う ................................................ 3-1
3.1 文書のセット.....................................................3-1
3.1.1 ADF使用時の注意...................................3-1
3.1.2 原稿送り装置に用紙をセットする....................3-2
3.1.3 単一ページを正面入力トレイにセットする ..........3-4
3.1.4 「反対側からのペーパー排出」機能を使用する....3-5
3.2 スキャナのインストールの確認 .................................3-7
3.3 ユーザインタフェースの一覧 ................................. 3-11
4. [スキャナのプロパティ] ダイアログ ボックスの使い方 ..............4-1
4.1 [スキャナのプロパティ] ダイアログ ボックスのボタン .........4-2
4.2 画像タブ .........................................................4-4
4.2.1 画像選択ボックス.....................................4-5
4.2.2 その他の画像オプション .............................4-8
4.2.3 カラー画像のスキャン .............................. 4-17
4.2.4 グレイスケール画像のスキャン .................... 4-18
4.2.5 白黒画像のスキャン................................ 4-18
4.2.6 プロファイルの編集................................. 4-19
4.3 圧縮タブ ....................................................... 4-22
v
ドロップアウト カラー タブ..................................... 4-24
4.4
4.4.1 ドロップアウト カラーの選択 ....................... 4-24
4.4.2 その他のドロップアウト カラー オプション ........ 4-26
4.5 用紙タブ ....................................................... 4-28
4.5.1 切り抜き .............................................4-29
4.5.2 その他用紙選択.................................... 4-31
4.6 マルチフィード検出 ........................................... 4-33
4.6.1 ドキュメントに基づく ................................ 4-40
4.7 プレビュータブ ................................................4-43
4.8 オプション タブ ................................................ 4-44
4.9 設定タブ ....................................................... 4-51
4.10 インプリンタのタブ............................................ 4-53
4.11 情報タブ ................................................... 4-56
5. ISISインタフェース操作 ..............................................5-1
6. ボタンを使う .............................................................6-1
6.1 ボタンマネージャのインストール ...............................6-2
6.2 スキャン前のボタン設定の確認 ................................6-3
6.3 ボタンワンタッチからのスキャン実行...........................6-5
7. お手入れ ................................................................7-1
7.1 スキャナグラスの掃除...........................................7-1
7.2 ローラーとADFパッドの掃除 ...................................7-3
7.3 ADFローラーの交換............................................7-7
7.4 ADFパッドモジュールの交換 ................................ 7-11
8. トラブルシューティング .................................................8-1
8.1 紙詰まりを取り除く ..............................................8-1
8.2 質問と答え ......................................................8-4
8.3 テクニカルサービス .............................................8-6
9. 製品仕様 ................................................................9-1
索引 .....................................................................9-2
vi
ユーザーズマニュアル

1. 製品紹介

お買い上げのスキャナーをインストールして使用される前に、当マニュアルを 少しの時間を割いてご覧ください。 このスキャナは、自動用紙フィーダーまた はフロンとトレイから素早くスキャンを実行することができ、電子画像をコンピュ ータに保存することができます。 これで、スキャナーの開梱、インストール、操 作およびお手入れに関する正しい手順が示されています。
下図にはパッケージ内容が示されています。チェックリストの項目が全てあるか チェックしてください。欠けている物がある場合は最寄りの正規販売店にすぐ 御連絡ください。
1-1
1
3
1. メインユニット
2. CD
3. USBケーブル
4. USB電源ケーブル
5. 電源アダプタ /電源コード
2
4
5
ご注意:
1. 当装置に同梱のACアダプタ HEG42-240100-7L (HITRON) /DA-
24C24 (ADP
障の原因となりますし、保証事項が無効となります。
2.
パッケージを丁寧に開封し、チェックリストに従って品目をチェックしてくだ
製) のみをご使用ください。他のACアダプタの使用は装置の故
さい。欠けていたり故障しているものがあれば、すぐ販売店に御連絡くださ い。
1-2
ユーザーズマニュアル

2. スキャナーのインストール

ご注意
スキャナーを直射日光にさらさないでください。直射日光または高熱にさ
らすとユニットの故障の原因となります。
スキャナーを湿気または埃の多い場所に置かないでください。 適切なAC電源をご使用ください。 スキャナーは水平でなめらかな面に置いてください。傾斜や凹凸のある
面では機械や給紙の問題が生じる可能性があります。
スキャナーの箱および包装材料は後での梱包用に保存して置いてくださ
い。
2-1

2.1 スキャンモジュールの取り付けと取り外し

スキャンモジュールを自動原稿送り装置から取り外すことができます。 自動原 稿送り装置から取り外されたスキャンモジュールは持ち運ぶことができ便利で す。 取り付け手順
スキャンモジュールを原稿送り装置の位置に合わせてはめ込みます。 正しく はめ込まれたら、パチンという音がします。
スキャンモジュール
2-2
ユーザーズマニュアル
取り外し手順:
下部右角の解除ボタンを押してスキャンモジュールを持ち上げます。 スキャン モジュールは簡単に外れます。
スキャンモジュール
重要: スキャンモジュールを自動ドキュメントフィーダーに取り付ける前にまず、スキャ ンモジュールの内側および外側の両方にある保護クッションを取り外してくださ い。
2-3

2.2 ケーブルの接続

スキャナーの電源がオフになっていることを確認してください。

2.2.1 電源への接続

スキャナへの電源供給方法は2通りあります。
(1) 電源アダプタによる電源供給
電源アダプタの小さいほうのコネクタをスキャナの電源ジャックに差し込みま す。 もう一方を適切な電源コンセントに差し込みます。
2-4
ユーザーズマニュアル
2 USB電源ケーブルによるコンピュータからの電源供給 電源用USBケーブルの丸いほうのコネクタをスキャナの電源ジャックに差し込みま
す。 ケーブルの長方形型のコネクタをPCのUSBポートに接続します。
注意:
電源用USBケーブルを使用する場合、そのためのUSBポートがPC側で
別途必要となります。
電力の制約により、USB電源ケーブル使用時のスキャン速度は電源アダ
プタ使用時より遅くなります。
2-5

2.2.2 スキャナの電源を入れる

スキャナのノブを時計方向に回していずれかの番号を青のポインタ位置に合 わせることで、スキャナの電源が入ります。 電源が入ると緑のLEDが点灯しま す。
注意: 各番号(1、2、3、4、5、6)はそれぞれボタンマネージャアプリケーションの特 定の機能に対応します。 詳細は第5章を参照してください。 このセクションで は、ノブがこれらのいずれかの番号の位置に合っていることは「電源オン」の状 態を意味します。
2-6
ユーザーズマニュアル

2.2.3 スキャナの電源を切る

スキャナの電源を切るには、下の写真のようにノブを回して電源オフのマーク
)を青のポインタ位置に合わせます。

2.2.4 ソフトウェアのインストール

* スキャナドライバには TWAIN ドライバと WIA ドライバの両方が含まれま す。Windows XP、または、Windows Vista を実行している場合は、スキャ ナドライバのインストールが完了すると、このスキャナを使って、TWAIN ユー ザーインターフェースまたは WIAWindows Image Acquisition)インター フェース経由でスキャンできます。TWAIN 対応の画像編集ソフトウェアアプリ ケーションを起動して、TWAIN または WIA ユーザーインターフェースを選 択します。または、Microsoft のスキャナとカメラウィザードを起動して、WIA ユーザーインターフェース経由でスキャンすることもできます。
1. 付属のCDをご使用のCD-ROMドライブに入れます。下図のようなインス
トールメニューが表示されます。
2. “Install Scanner Driver (ドライバのインストール)”をクリックして
TWAINまたはドライバをインストールします。
3. スクリーン上の指示に従って各アプリケーションをインストールしてくださ
い。
2-7
インストールグラフィックのコンテンツ:
y ボタンマネージャのインストール: スキャナのボタンを使うには、
ボタンマネージャをインストールする必要があります。ボタンマネ ージャが正しく作動するため、まずスキャナドライバをインストー ルする前に、ボタンマネージャをインストールしてください。
y スキャナドライバのインストール: スキャナとの通信を行うには、
スキャナドライバをインストールする必要があります。ボタンマネ ージャソフトウェアをインストールした後、[スキャナドライバのイ ンストール] をクリックし、コンピュータにスキャナドライバをインス トールします。
y Adobe Reader のインストール: スキャナとボタンマネージ
ャの PDF 版ユーザーズマニュアルをご覧になるには、Adobe Reader が必要になります。Adobe Reader がすでにコンピュ ータにインストールされている場合はそのまま進んでください。
y マニュアルの表示: [マニュアルの表示] をクリックし、スキャナ
またボタンマネージャのユーザーズマニュアルを表示したり、印 刷したりできます。
4. [ボタンマネージャのインストール] をクリックしてボタンマネージャをインストー
ルし、[スキャナドライバのインストール] をクリックしてコンピュータにスキャナ ドライバをインストールします。
2-8
ユーザーズマニュアル

2.2.5 コンピュータへの接続

1. USBケーブルの正方形型の端子をスキャナーのUSBポートに接続しま
す。長方形型の端子はご使用のコンピュータのUSBポートに接続します。
2. コンピュータはこのUSB装置を検出して “New Hardware Found (
しいハードウェアが検出されました)”というメッセージを表示するはずで す。
3. Finish (完了)ダイアログボックスが表示される時、Finish (完了)ボタ
ンをクリックします。
2-9
ユーザーズマニュアル

3. 初めてのスキャンを行う

3.1 文書のセット

3.1.1 ADF使用時の注意

ADFご使用の前に、文書が下記の規格を満たしていることをご確認ください。
文書サイズは 3.5x2 インチから 8.5x14インチ(リーガル)の範囲です。
文書の質量は 16~28 ポンドです。
文書は正方形または長方形で、状況が良好であるもの(破れやすかった
りや擦り切れたりしていない)とします。
文書はめくれ、皺、破れ、乾いていないインクまたはパンチ穴などがない
ものとします。
文書にはホチキス針、ゼムクリップ、付箋紙などが付いていないものとしま
す。
3-1

3.1.2 原稿送り装置に用紙をセットする

1. 下の写真のように、スキャナ底部の下の出力トレイを引き出します。
3-2
ユーザーズマニュアル
2. 片面原稿のページ上部を原稿送り装置の方向に向けてセットします。
原稿送り装置には最大20枚の原稿をセットすることができます (Xerox 4024 20 lb.用紙の場合)。
片面原稿の場合は、表面を下にして最初のページから順にセット してください。
両面原稿の場合は、最初のページを先にセットしてください。
3. 給紙装置のペーパーガイドがページの両側に触れるようにガイドを調整
します。ページがまっすぐで、ページの縁にガイドが当たっていることを 確認してください。
ペーパーガイド
正面入力トレ
イのカバー
重要: 自動原稿送り装置に原稿をセットする際、正面入力トレイのカバーを必ず閉じ ておくようにします。
3-3

3.1.3 単一ページを正面入力トレイにセットする

1. 正面入力トレイのカバーを開きます。
2. 単一ページの原稿を、ページ上部を正面入力トレイの方向に向けてセ ットします。 片面原稿は表面を下に向けてセットします。
3-4
ユーザーズマニュアル
3. 用紙サイズのマークに従って原稿を中央位置に合わせます。

3.1.4 「反対側からのペーパー排出」機能を使用する

スキャナは、便利な「反対側からのペーパー排出」機能により、最速のスキャナ 速度を実現するよう設計されています。 デフォルトでは、スキャナを通った紙 は、前トレイの前側から放出されます。 前トレイとは反対側から紙を排出する には、TWAIN ユーザーインタフェース(スキャナプロパティダイアログボック ス)の「設定」タブで「反対側からのペーパー排出」を選択します。
ただし、「反対側からのペーパー排出」機能を使用する場合は、まず自動ドキ ュメントフィーダーからスキャンモジュールを取り外し、スキャンモジュールのみ を使用してスキャンしてください。
3-5
以下の写真は、「反対側からのペーパー排出」を選択した後、スキャン紙が排 出された位置を示すものです。
3-6
ユーザーズマニュアル

3.2 スキャナのインストールの確認

スキャナが正しくインストールされたかどうかを確認するため、Avisionでは Avision Capture Tool という便利なツールをご用意しています。このツール を使い、簡単なスキャンを実行し、取り込まれた画像を確認できます。また、指 定速度でスキャンを実行することができます。
以下の手順でスキャナのインストールを確認してください。インストールが正し く行われていない場合は、前章をご覧になり、ケーブル接続やスキャナドライ バのインストールについてご確認ください。
スキャナの電源を入れてください。
1. [スタート] – [プログラム] – [Avision AVxxx Scanner] – [Avision
Capture Tool] を選択します。
Avision Capture Tool が[スタート] メニューの「すべてのプログラム」 に表示されない場合は、次のパスからアクセスしてください: C\Windows\TWAIN_32\Avision\Avxxx\Avision Capture Tool.exe
[スキャナモデルの選択] のダイアログボックスが表示されます。
2. ドライバタイプとスキャナモデルを選択し、[OK] をクリックします。以下の
Avision Capture Tool のダイアログボックスが表示されます。
3-7
セットアップ
スキャン
保存 ファイル形式
ページに合わせる
ファイルパス
実物大
3. ファイル形式のドロップダウンリストから、ファイル形式を選択します (既定
値は BMP ですが、TIFFGIFJPEG などからも選択できます)
4. ファイルパスの欄に任意のフォルダ名とファイル名を入力してください
(既定値は C:\My Scan\Image です)
メモ: スキャンした画像を保存しない場合は、[保存] ボタンの選択を解除 してください (既定では有効になっています)。保存を解除すると、サムネ イル表示ができなくなります。このため、スキャンしたすべての画像を表示 した後、最後の画像が画面に表示されたままとなります。
5. セットアップボタン (
) をクリックするか、または [ファイル] メニュ
ーから [セットアップ] を選択し、[スキャナのプロパティ] ダイアログボック スを表示してください。
3-8
ユーザーズマニュアル
画像選択欄
6. 画像選択欄でスキャンした画像の種類を選択してください。(既定値はフ
ロント B&Wです)。両面スキャナをお持ちの場合、フロントとリアの両方を 選択し、ドキュメントの両面をスキャンすることもできます。
7. [OK] ボタンをクリックして、[スキャナのプロパティ] ダイアログボックスを
終了します。([スキャナのプロパティ] ダイアログボックスに関する詳細は、 「スキャナのプロパティダイアログボックスを使用する」の章をご覧くださ い。)
8. ADF に文書の表を上にして、またはガラス面に向けて置いてください。
9. [スキャン確認] のダイアログボックスで、[スキャン] ボタン (
)
をクリックするか、または [ファイル] メニューから [スキャン] を選択してく ださい。
10. 文書がスキャンされ、[スキャン確認] 画面に表示されます。スキャンされ
た画像が表示されると、スキャナのインストールの確認は完了です。
3-9
サムネイル表示
ステータスバー
ページに合わせる
11. スキャンされた、右側の表示ツールバーを押し、ページに合わせて
) 、または実物大(100%) ( ) で表示することができます。
(
12. [ファイル] メニューから [閉じる] または [終了] をクリックし、Avision
Capture Tool を終了します。
3-10

3.3 ユーザインタフェースの一覧

1
ユーザーズマニュアル
2
8
3 4 5 6
7
1. タブオプション オプション:画像、圧縮、カラー・ドロップアウト、ペ
ーパー、オプション、設定、情報。
2. 画像タイプ 画像タイプとスキャンしたい面を選択します。
3. 輝度: 輝度レベルを-100+100 調節します。
4. コントラスト コントラストレベルを-100+100 調節します。
5. 解像度
スキャンされた画像の品質を決めます。工業規格は 200dpi です。
6. 反転 スキャンされた画像の色を反転します。
7. スキャンソース オプション:自動原稿送り装置(Auto Document
Feeder)、フラットベッド、自動(スキャンナーモデ ルにより異なります。)
8. デフォルト値 タブ上の全ての値を工場出荷時のデフォルト値にリ
セットする。
3-11
ユーザーズマニュアル
4. [スキャナのプロパティ] ダイアログ ボ
ックスの使い方
[スキャナのプロパティ] ダイアログ ボックスでは、スキャナの様々な設定を行う ことができます。この章では、このダイアログ ボックスに含まれる各タブ付ウィン ドウについて説明しています。
[スキャナのプロパティ] ダイアログ ボックス
4-1

4.1 [スキャナのプロパティ] ダイアログ ボックスのボタン

[スキャナのプロパティ] ダイアログ ボックスのボタン
ボタン 説明 既定値 [既定値] ボタンをクリックすると、各タブで工場出荷
時の既定値が表示されます。
スキャン スキャン設定が完了したら、[スキャン] ボタンをクリッ
クし、ドキュメントのスキャンを開始します。
閉じる [スキャナのプロパティ] ダイアログ ボックスを終了す
るときは、[閉じる] ボタンをクリックします。
4-2
下の表に既定値を示します:
タブの名前 既定値 画像 画像:前面白黒
2 値化:動的しきい値 解像度:200 dpi 反転:白地に黒 スキャン ソース:自動ドキュメントフィーダー しきい値:なし 輝度:なし コントラスト:なし
圧縮 なし ドロップアウト カラー なし
用紙 切り抜き:自動
傾き補正:あり 方向:垂直 オーバースキャン:0.00 マルチフィード検出:なし 単位:インチ
ユーザーズマニュアル
オプション 回転角度:なし
白紙ページの削除:なし エッジフィル:白、0 mm 画像コントロール オプション:なし
設定 省電力設定: 有効、最後のスキャンから 15分後
スキャン過程を表示:はい 警告メッセージを表示:はい 閉じた後設定を保存:はい
4-3

4.2 画像タブ

[画像] タブでは、ドキュメントの表面または裏面、画像タイプなどを選択し、 様々なスキャンの基本設定を行うことができます。解像度を除き、表面と裏面 のスキャン設定は別々に行うことができます。タブ別に見ると、[画像] タブ、 [圧縮] タブ、[ドロップアウト カラー] タブのすべての設定は、表面と裏面で 別々な設定が可能です。 一方、[用紙] タブ、[オプション] タブ、および [設定] タブは、表面と裏面が一致している必要があります。
[画像] タブのダイアログ ボックス
4-4

4.2.1 画像選択ボックス

[画像選択] ボックスには、画像タイプとドキュ
メント表面/裏面オプションが含まれます。カラ ー ドキュメントの表面と裏面の両方をスキャン する場合は、[表面カラー] と [裏面カラー] の両方をチェックしておきます。オプションは スキャナ タイプにより異なります。
例 1: 両面カラー ドキュメントの表面と裏面をカラー スキャン
ユーザーズマニュアル
表面/裏面および 画像選択
表面
裏面
4-5
2: 両面カラー ドキュメントを、片面を白黒 (ドロップカラー 青、しきい値 10、背景 79) でスキャンし、もう片面をカラーでスキャン
表面/裏面および
画像選択
表面
裏面
画像タイプ 説明 カラー カラー画像を本来の色でスキャンする場合は、[カラー]
を選択します。
グレイ 原稿に灰色の影が含まれている場合、[グレイ] を選択し
ます。
白黒 原稿に文字、鉛筆やペンによるスケッチのみが含まれる
場合、[白黒] を選択します。
白黒 グレイ カラー
4-6
ユーザーズマニュアル
表面/裏面自動カラー検知:
クリックすると、カラー文書をカラー画像モードで自動検出し、表裏両面のスキ ャンを実行します。文書がカラーの場合、スキャナは自動的にカラー画像とし て取り込みます。文書がカラーではない場合は、非カラーセクションのオプショ ンから白黒またはグレイモードの出力を選択できます。このオプションは、原稿 にカラーとそうでない物が混在する場合に便利です。
注意:「表面自動カラー検知」を選ぶと、裏面の画像モードは指定できませ ん。また、その逆の設定についても同様です。
自動色検出の感度
主に白黒テキストで占められた少量の明色・淡色を含むドキュメントを、ファイ ルサイズ縮小のためにカラー画像として認識させたくない場合、バーを左に動 かすことで感度値を下げ、これらの画像を白黒画像として検出させるようにでき ます。値の範囲は1~30で、デフォルト値は20です。
4-7

4.2.2 その他の画像オプション

2 値化 これはグレイスケールまたはカラー画像を白黒のみの2
トーンの画像に変換するプロセスです。(注:2値化と呼 びます) この変換には、いくつかの方法があります。 オプション:ダイナミック閾値、固定処理、ハーフトーン 1~5、誤差拡散。
動的しきい値:[動的しきい値] を選択すると、スキャナ は各ドキュメントを動的に評価し、高画質画像を生成す るための最適なしきい値を決定します。これは、薄い文 字、影のある背景、カラー背景などが混在する複数の ドキュメントを1つの設定だけでスキャンする際に使用し ます。[動的しきい値] を選択すると、[しきい値]、[輝][コントラスト] の設定はできなくなります。
動的闘値の感度 時おり、スキャン画像に小さい点や斑点が入ることがあ ります。これらの斑点を除去するには、バーを右方向に 動かすことで感度値を上げます。値の範囲は1~30 で、デフォルト値は20です。
固定処理:白黒やその他のコントラストの高いドキュメン トに使用します。白か黒かを判断する移行点のレベル を設定します。しきい値は、濃度の全範囲で設定可能 です。[固定処理] は、[コントラスト] を 0 に設定しま す。[固定処理] を選択した場合、[コントラスト] は変 更できません。
4-8
ユーザーズマニュアル
ハーフトーン:白黒表示の他に、ハーフトーンでは異なるサ イズのドットを使用することで画像をモノクロ階調にできま す。ハーフトーン画像は、新聞で見る写真に似ています。オ プションにはハーフトーン1、ハーフトーン2、ハーフトーン 3、ハーフトーン4、ハーフトーン5があります。
誤差拡散:誤差拡散は、ハーフトーンの一種です。誤差拡 散により優れた画像テクスチャが得られ、画像のテキストが ハーフトーンより読みやすくなります。
ハーフトーン画像
誤差拡散画像
4-9
しきい値 グレイスケール画像を白黒2値の画像に変換するために
使われます。0~255 の値で設定します。しきい値が低 いと画像は明るくなり、背景や、分かりにくく不要な情報を 抑えることができます。しきい値が高いと、画像は暗くな り、薄い画像をより鮮明にすることができます。 [しきい値] のスライドバーを左右にドラッグしてしきい値 を調整し、希望のしきい値に設定します。
200 dpi
しきい値80、輝度 0
200 dpi、 しきい値 170、 輝度 0
4-10
ユーザーズマニュアル
グレー: ドキュメントタイプ: 選択肢: 標準、フォト、ドキュメント スキャンしたドキュメント用の画像タイプとしてグレーを選択すると、ドキュメント タイプの 3 つのオプションが提供されます。 選択肢: 標準、フォト、ドキュメ ント。
ドキュメント: オリジナルドキュメントにテキストだけが含まれる場合や、テ
キストとグラフが含まれる場合は、ドキュメントを選択します。これは、通 常のビジネスドキュメントに最適な設定です。 ドキュメントを使う場合は、 調整できるのはしきい値だけです。
フォト: オリジナルドキュメントに写真が含まれる場合は、フォトを選択し
て、写真を鮮明なグレースケール画像で再生します。 フォトを使う場合 は、しきい値とコントラストは調整できません。
標準: 標準を使う場合は、しきい値、輝度、コントラストを調整できます。
しきい値: 値の範囲は 0 ~ 255 です。 デフォルトは 230 です。 しきい 値が低いと画像は明るくなります。これを使って、背景、微妙さ、不要な情報を 抑制できます。しきい値が高いと画像は暗くなります。これを使って、フェイント 画像をピックアップできます。しきい値設定を調整するには、しきい値スライド バーを左右にドラッグして、希望するしきい値にします。
4-11
標準
標準
フォト
フォト
ドキュメント (しきい値: 230)
ドキュメント (しきい値: 230)
4-12
輝度
画像の明るさや暗さを調整します。値が高いほど画 像は明るくなります。スライダーを左右にドラッグし、 輝度を増加または減少してください。範囲は –100+100 です。
コントラスト
画像の暗い影と明るい影との間の範囲を調整しま す。コントラストが高いほど、グレイスケールの差は大 きくなります。スライダーを左右にドラッグし、コントラス トを増加または減少してください。範囲は –100+100 です。
輝度 -50 輝度0 (正常) 輝度 +50
ユーザーズマニュアル
コントラスト -50 コントラスト0 (正常) コントラスト +50
4-13
解像度 解像度のコントロールで、希望するレベルの鮮明さをもっ
たスキャン画像になります。解像度は 1 インチ当たりのド ット数 (dpi という単位)で示されます。通常、dpi の数値 が高いほど解像度が高くなり、画像ファイル サイズも大き くなります。解像度が高いほど、スキャンには時間がかか り、スキャン画像が多くのディスク容量を必要とします。た とえば、A4 サイズのカラー画像を 300 dpi の True Color モードでスキャンすると、約 25 MB のディスク容 量を必要とします。 高解像度 (通常は 600 dpi 以上を 指します) は、小さな範囲を True Color モードでスキ ャンする場合にのみ推奨します。
ドロップダウン リストから解像度を選択してください。既定 値は 200 dpi です。利用可能な解像度は 75、100、 150、200、300、400、600 となっています。また、ドロ ップダウン リストの右側にあるボックスをクリックして任意 の値を選択し、矢印キーを押して希望の値を選択し、[追 加] ボタンをクリックすると、この値をドロップダウン リスト に加えることができます。ロップダウン リストに加えること ができます。メモ:インプリンターまたはMICRリーダーが スキャナに接続されている場合、解像度は最高でも 300 dpi までです。
解像度75 dpi
解像度150 dpi
4-14
ユーザーズマニュアル
反転 画像の輝度と色を反転させる機能です。既定値は [白地に黒]
です。反転モードは、[黒字に白] となります。カラー画像につ いては、[反転] コマンドにより各ピクセルが補色に変換されま す。
白地に黒
黒地に白
4-15
スキャン ソース
オプション:
y 自動ドキュメント フィーダー:複数ページをスキャンする場
合に使用します。
y フラットベッド:1 枚の用紙のみをスキャンするときに使用し
ます。例えば、新聞の切り抜き、しわやよじれのない用紙な どです。
y フラットベッド (ブックエッジ型): 本の中の数ページをスキ
ャンする場合に使用します。
y 自動: スキャナが自動的にスキャン ソースを設定します。
[自動] が選択されており、自動ドキュメントフィーダー (ADF) とフラットベッドの両方にドキュメントがある場合、ス
キャン ソースは自動的に ADF に設定されます。[自動] が選択されており、フラットベッドにのみドキュメントがある 場合、スキャン ソースはフラットベッドに設定されます。
y 両面から1枚の画像に合成:
フロント入力トレイのあるシートフィード両面スキャナの場
合、A3サイズの原稿を画期的な方法でスキャンできます。 この際、A3サイズの原稿を2つに折ってA4サイズにし、フ ロントトレイから入れます。「スキャン原稿」オプションから 「両面から合成」を指定すると、スキャナは原稿の両面をス キャンしてから2枚のA4画像を1枚のA3画像に合成しま す。
ご注意:「両面から1枚の画像に合成」を選ぶと、「切り取り」 および「マルチフィード」機能はオフになります。
オプションはスキャナ タイプにより異なります。
4-16
ユーザーズマニュアル
カラー調節 画像イメージのカラー品質を調節してオリジナルに近づけら
れます。この機能ではイメージ調節にデフォルトパラメータを 使用します。
(通常)
(カラー調節後)

4.2.3 カラー画像のスキャン

カラー画像をスキャンする場合は、次のオプションを利用可能です。
y 輝度 y コントラスト y 解像度 y 反転
4-17

4.2.4 グレイスケール画像のスキャン

グレイスケール画像をスキャンする場合は、次のオプションを利用可能です。
y 輝度 y コントラスト y 解像度 y 反転

4.2.5 白黒画像のスキャン

白黒画像をスキャンする場合は、次のオプションを利用可能です。
y 2 値化 (動的しきい値) y 解像度 y 反転
または
y 2 値化 (固定処理) y しきい値 y 輝度 y 解像度 y 反転
4-18
ユーザーズマニュアル

4.2.6 プロファイルの編集

[スキャナのプロパティ]のダイアログボックスで、よく使用するスキャン設定を保 存や、変更ができます。 このプロファイルは、名前を変更したり、削除するな どして編集できます。
新規プロファイルを追加するには、以下の要領で行います。
1. 設定をカスタマイズします。(たとえば、解像度、ファイル形式、クロップ方
法、スキャンサイズ、その他のスキャン設定などを変更します。)
2. [イメージ] タブをクリックし、[プロファイル] を選択します。[プロファイル
の編集] ダイアログボックスが表示されます。
3. [追加] をクリックしてプロファイルの名前を入力し、[保存] を選択します。
4. 新しいプロファイルが保存され、[プロファイル] のドロップダウンリストに表
示されます。
4-19
プロファイルの読み込み方法:
1. [イメージ] タブで、[プロファイル] のドロップダウンリストから、お気に入
りのプロファイルを選択します。
2. お気に入りのプロファイルがすぐに読み込まれ、[スキャナのプロパティ]
のダイアログボックスに表示されます。
プロファイルの削除は、次の要領で行います。
1. [イメージ] タブから [プロファイル] を選択し、[プロファイルの編集]
イアログボックスを表示します。
2. ドロップダウンリストから削除するプロファイルを選択します。
3. [削除] をクリックします。"このアイテムを削除してよろしいですか?" とい
う確認メッセージが表示されます。
4. [はい] をクリックして削除するか、または [キャンセル] をクリックして削
除をキャンセルします。
4-20
ユーザーズマニュアル
プロファイルの名前を変更するには、次の要領で行います。
1. [イメージ] タブから [プロファイル] を選択し、[プロファイルの編集]
イアログボックスを表示します。
2. ドロップダウンリストから名前を変更するプロファイルを選択し、[名前の
変更] をクリックします。
3. プロファイルの新しい名前を入力します。
4. [はい] をクリックして削除するか、または [キャンセル] をクリックして削
除をキャンセルします。
メモ: あらかじめ定義されたプリセットプロファイルには、フラットベッド、片面-白黒
/200 dpi、片面-グレイ/200 dpi、片面-カラー/200 dpi、両面-白黒/200 dpi、両面-グレイ/200 dpi、両面-カラー/200 dpi があります。 もし、片面
ないしシートフィードスキャナをつかう場合は、両面ととフラットベッドはご利用 になれません。
4-21

4.3 圧縮タブ

[圧縮] タブでは、圧縮レベルを選択し、スキャンした画像を圧縮することがで きます。白黒2値画像は通常、
圧縮されます。カラーおよびグレイスケール画像は JPEG 技術で圧縮されま す。[JPEG 画質] のスライドバーを左右に動かし、圧縮レベルを増加または 減少します。圧縮レベルが大きいほど、画質は劣化します。既定値は 50% です。
圧縮は画像編集アプリケーションにより異なります。お使いの画像編集アプリ ケーションが対応していない圧縮形式については、警告メッセージが表示され るか、または圧縮ファイルの画質が利用できないものになります。
[Group 4] (G4) と呼ばれる CCITT 標準で
JPEG (Joint Photographic Editor Group)このグループは、スキャナやソ
フトウェア アプリケーションにより幅広く利用されているカラーおよびグレイスケ ール画像のためのファイル圧縮標準を開発しました。Microsoft Windows ベース システムでは、この方法で圧縮されたファイルに .jpg という拡張子が 与えられます。
カラーまたはグレイスケール画像をスキャンする場合、次の圧縮を利用すること ができます。
y なし y JPEG
白黒画像をスキャンする場合、次の圧縮を利用することができます。
y なし y G4
4-22
[圧縮] タブのダイアログ ボックス
ユーザーズマニュアル
4-23

4.4 ドロップアウト カラー タブ

4.4.1 ドロップアウト カラーの選択

[ドロップアウト カラー] タブでは、スキャンされた画像から赤、青、または緑を ドロップします。画像に赤い透かしや背景が入っている場合、[R] (赤) チャン ネルを選択すると、赤い透かしや背景が削除されます。この機能は、OCR (光 学式文字読取認識) ソフトウェアを使って文字をシャープにするときなどに使 用できます。
[ドロップアウト カラー] のダイアログ ボックス
4-24
ユーザーズマニュアル
カラードロップアウト
「カスタム」オプションでは、RGB(赤、緑、青)それぞれの値を入力することで、 不要な色を除外するよう指定することができます。
許容範囲: 選択した不要な色を除外するため、許容できる色範囲を指定しま す。 指定範囲: 1 ~ 100 数値が大きくなればなるほど、カラードロップアウトの範囲は拡大します。
この機能は、白黒画像とグレイスケール画像にのみ対応しています。このため、 この機能を適用する際は、必ず白黒またはグレイスケールの画像タイプを選択 してください。
4-25

4.4.2 その他のドロップアウト カラー オプション

[詳細処理] は、スキャンされた画像を最適な状態に調整するための 2 つの
オプションを提供します。
フィルタしきい値 この値は、どの色をドロップするかを決定するために使用
します。低い値は選択された色をよりドロップし、高い値 は選択された色をより残します。
背景レベル 背景値よりも高いピクセルは、最も明るい点に合わせて
調整されます。[フィルタしきい値] [背景レベル] の両 方の値を調整することで、最適な画質を得ることができま す。
たとえば、背景レベルを多少調整すると、文字がより鮮明になります。
オリジナル原稿
4-26
ユーザーズマニュアル
青を抜く、しきい値20、背景 255
青を抜く、しきい値 20, 背景レベル 210
4-27

4.5 用紙タブ

[用紙] タブでは、画像出力に関する値を定義します (自動的に切り抜くかどう か、スキャン範囲、オーバースキャン、マルチフィード検出など)。
[用紙] タブのダイアログ ボックス
4-28
ユーザーズマニュアル

4.5.1 切り抜き

[切り抜き] は、スキャンされたドキュメントの一部分をキャプチャします。 オプション:自動、転送固定、EOP (ページエンド) 検出。
オプション 説明 自動: ドキュメントのサイズに合わせて、自動的に切り抜きウ
ィンドウを調整します。このオプションは、サイズの異
なるドキュメントを一括して扱う場合に使用します。
転送固定 この機能は、画像のある一定範囲またはゾーンを定
義します。同じサイズのドキュメントを処理する際に使 用します。このオプションを選択すると、矢印キーを 使って X Y のオフセット値、幅と長さを定義し、ス キャン範囲を再指定することができます。[表示] ウィ ンドウは値を変更する際に、画像配置を表示します。
EOP (ページ エンド) 検出
この機能は、画像のある一定範囲またはゾーンを定 義します。同じ幅、異なる長さのドキュメントに使用し ます。このオプションを選択すると、矢印キーを使って X と Y のオフセット値、幅と長さを定義し、スキャン範 囲を再指定することができます。[表示] ウィンドウは 値を変更する際に、画像配置を表示します。
4-29
以下のオプションは、[転送固定] が選択されている場合のみ有効です。
y X オフセット — スキャナの左端からスキャン範囲の左端までの
距離です。
y Y オフセット — スキャナの右端からスキャン範囲の右端までの
距離です。
y スキャン範囲の幅です。 y 長さスキャン範囲の長さです。 y 中央:中央に置かれたフィーディングの X オフセットを、選択され
たドキュメント サイズに合わせて自動的に計算します。
y スキャン範囲は、スキャン範囲を維持しながら、矢印キー
を使用して動かすことができます。結果は [表示] ウィンドウで確 認できます。
4-30

4.5.2 その他用紙選択

傾き補正
ユーザーズマニュアル
このオプションを使用すると、ドキュメントの傾きを自動的に補正します。
メモ: 傾きの角度が大きすぎ る場合、一部の画像は切り 取られることがあります。
スキャン範囲 ドロップダウン リストから希望の用紙サイズを選択します。または、[スキャン範
] ボックスをクリックし、[追加] をクリックして、これをオプション内に追加しま す。
オプション:なし、レター- 8.5”x 11”、リーガル – 8.5” x 14”ISO A4 –
21 x 29.7 cmISO A5 – 14.8 x 21 cmISO A6 – 10.5 x 14.8cm ISO A7 – 7.4 x 10/5 cmISO B5 – 17.6 x 25 cmISO B6 – 12.5 x 17.6 cmISO B7 – 8.8 x 12.5 cmJIS B5 – 18.2 x 25.7 cm JIS B6 – 12.8 x 18.2 cmJIS B7 – 9.1 x 12.8 cm、スキャナ最大サ
イズ, 長いページ 長いページ:
スキャナの制限を超えた長いドキュメントをスキャンする際は、[長いページ] を 選択します.[長いページ] を選択すると、[マルチフィード検出] 機能はご利 用になれません。オプション: 未知の長さ、長さ入力 (*スキャナのタイプによ り、オプションは異なります。)
4-31
長さの分からない、長いページのドキュメントがたくさんある場合は、[未知の長 さ] を選択します。 [長さ入力] を選択すると、ドキュメントの長さと幅を入力し たり、または希望のドキュメントサイズを入力することができます。同じスキャン サイズのドキュメントがたくさんある場合などに便利です。
オーバースキャン [オーバースキャン]により、ユーザーは、画像の上下または左右に特定の余
白を追加できます。 (スキャナ タイプによりオプション内容は異なります)。この 機能により、傾き補正の際に画像の角が切り取られる可能性を減らすことがで き、ADFで傾いたドキュメントの束を一括スキャンする際などに適用できます。 0~+5 mm の値を選択します。オーバースキャンの結果は [表示] ウィンド ウには表示されず、機能の利用方法はスキャナのタイプにより異なります。
プレフィード 選択肢:Enable(有効)、Disable(無効)。有効を選択時、原稿送り装置にセ
ットされたドキュメントの、スキャナによるプレフィード開始までの時間を設定す ることができます。このオプションはデフォルトで無効に設定されています。
搬送タイムアウト 最初のスキャンジョブ完了後から自動スキャン開始までの、スキャナの待ち時 間を設定します。この機能は特に、同じスキャン設定で複数の別々のドキュメ ントをスキャンする場合に便利です。デフォルト値は0で、値の範囲は0~30 秒です。
注意: 1 指定されたタイムアウト時間内にドキュメントを原稿送り装置にセットす
ると、スキャナによってスキャンが自動的に開始されます。
2 スキャナにフラットベッドオプションがあり、原稿をフラットベッドにセット
する場合は、タイムアウト後に TWAINユーザーインタフェースの Scan(スキャン)ボタンをクリックしてスキャンを開始する必要がありま す。
4-32
ユーザーズマニュアル

4.6 マルチフィード検出

[マルチフィード検出] 機能は、ドキュメントが重なってADF を通る場合にそれ を検出します。マルチフィードは通常、ホッチキスでとめられたドキュメント、装 丁されたドキュメント、帯電したドキュメントなどで発生します。メモ:スキャナのタ イプによりこの機能がついているものとないものがあります。
4-33
追加長さ検出 [追加長さ検出] は、マルチフィードされたドキュメントの長さを定義することが
できます。この値は、スキャン範囲を超える追加の長さを示します。[表示] ウィ ンドウには、値を変更するたびにドキュメント サイズを表示します。値が 0 の 場合、追加長さ検出はありません。[追加長さ検出] は、同じサイズのドキュメ ントを ADF でスキャンする際に理想的です。
超音波検出によるインテリジェントモード (マルチフィードのスキップ)
写真やラベルが接着されたドキュメントはマルチフィードとして検出されやすい ですが、これらのマルチフィード条件を無視したいという場合があります。その 場合は、インテリジェントモードを使用してスキャナにこれらのマルチフィード条 件を記憶させ、スキップさせることができます。選択肢には、無効、長さで判 断、位置で判断、長さ+位置で判断 があります。
長さで判断:マルチフィードの初回検出時、スキャナはドキュメントに貼り付けら れた紙の長さを記憶します。次のスキャンでは、このパターンのマルチフィード は無視されます。
位置で判断:マルチフィードの初回検出時、スキャナはドキュメントに貼り付け られた紙の位置を記憶します。次のスキャンでは、このパターンのマルチフィ ードは無視されます。
4-34
ユーザーズマニュアル
長さ+位置で判断:マルチフィードの初回検出時、スキャナはドキュメントに貼 り付けられた紙の長さと位置を記憶します。次のスキャンでは、このパターンの マルチフィードは無視されます。
インテリジェントモードを使用するには、以下の手順に従います。
1. スキップさせたいマルチフィード検出方法を選択します。
2. スキャン中にマルチフィードが発生すると、マルチフィードメッセージが表
示されます。
3. スキャナの Scan (スキャン)ボタンを押します。LED インジケータが最
初に赤く点灯し、次に緑色に変わります。
4. OK をクリックしてマルチフィードメッセージを閉じます。
5. スキャンアプリケーションで TWAIN データソースを開きます。そのマル
チフィード条件は、以降マルチフィードとして認識されなくなります。
注意:
1. 過去のマルチフィード条件をクリアするには、Reset (リセット)ボタンを
クリックします。
2. スキャナはスキップするマルチフィード条件を 25 件まで記憶することが
できます。
3. 過去に記憶され、スキップされるように設定されたマルチフィード条件は、
スキャナドライバをアンインストールしても存続されます。
検出エリア
このオプションを使用して、マルチフィード検出エリアを指定することができま す。
マルチフィード検出エリアを指定するには、以下の手順に従います。
1. インテリジェントモード)から無効を選択します。検出エリアの設定がアク
ティブになります。
2. 範囲の内側または範囲の外側を選択します。検出エリアが強調表示さ
れます。
4-35
3. 検出エリアの上部または下部をマウスポインタでドラッグして、表示ウィン
ドウ内でエリアを指定します。または、Top(上部)および Bottom(下 部)の上下矢印キーを使用して、サイズを変更します。Top(上部)は検 出範囲の開始位置を示します。Bottom(下部)は検出範囲の終了位置 を示します。検出範囲の上部の値は 1インチ以上に設定する必要があ ります。
検出エリア:範囲の内側、ボックス、上部:3インチ、下部:7インチ
検出エリア:範囲の外側、ボックス、上部:3インチ、下部:7インチ
4-36
ユーザーズマニュアル
超音波検出 超音波検出により、文書と文書の間の用紙の厚みを検出するので、重なった 文書が検出可能です。
z マルチフィード後のスキャンを停止する
このオプションが選択されている場合、複数ページが検出されたときに、
スキャナはフィーダーを停止し、以下の警告メッセージを表示します。
対策:
1. 警告メッセージの指示に従い、フィーダーの残りのページを取り除きます。
2. [OK] をクリックし、警告メッセージを閉じます。
3. 残りのページをスキャンします。
4-37
z マルチフィードのサウンドアラーム
Wave ファイルを追加すると、マルチフィードが検出されているものの、 警告ダイアログボックスが表示されない場合に、アラームが鳴るようにでき ます。
[マルチフィード後、スキャンを停止する] が選択されている場合、スキャ ナはフィーダーを停止します。
[マルチフィード後、スキャンを停止する] が選択されていない場合、スキ ャナはドキュメントの最後までスキャンを続行します。
対策:
1. [マルチフィード後、スキャンを停止する] が選択されている場合、前頁の
[マルチフィード後、スキャンを停止する] 部分で説明する操作を行い、作 業を完了してください。
2. [マルチフィード後、スキャンを停止する] が選択されていない場合、マル
チフィードが検出されたページを再スキャンしてください。
マルチフィード原稿の排出:
選択:手動、自動
「自動」が選択されると、マルチフィードが検出されてスキャン動作が停止する と、スキャナが自動的に給紙原稿を排出します。「手動」が選択された場合、マ ルチフィードが検出されて、スキャン動作が停止すると給紙原稿の排出は手動 で行う必要があります。
注意:このオプションが使用可能かどうかは、ご使用のスキャナのタイプにより 異なります。
4-38
ユーザーズマニュアル
サウンドアラームの追加方法:
1. スピーカー アイコン右側の [参照] ボタンをクリックします。[開く] のダイ アログ ボックスが表示されます。
2. ここで wave ファイルを選択します。
3. [開く] ボタンをクリックします。wave ファイルが追加されます。
単位 主な測定システムを定義します。インチ、ミリ、ピクセルのいずれかを使用しま す。
4-39

4.6.1 ドキュメントに基づく

ドキュメントに基づく:(同サイズのドキュメントの一括処理に使用) このオプションは、ドキュメントの様々な部分を切り取り、白黒、グレイ、カラーな どで別々にイメージを取り込むことができます。たとえば、あるアプリケーション では、ドキュメント全体を白黒で保存し、次にドキュメントの一部をカラーで保存 する必要があるとします。このオプションは、写真が入ったドキュメントや、履歴 書などのドキュメントで同じ場所に書かれた署名を処理する場合などに便利で す。
以下の手順では、ドキュメント全体を白黒で、ドキュメントの一部をカラーで処 理する方法について説明しています。
1. [用紙] タブで、[クロップ] オプションから [ドキュメントに基づく] または [固定転送] を選択します。
2. [スキャン範囲] から、スキャンサイズを選択します。選択されたスキャン
サイズが赤い四角い枠線で表示されます。これは、ドキュメント全体のス キャンサイズでもあります。(例: ISO A5.別のスキャン範囲を選択せず、 選択を [なし] にすると、既定の範囲がスキャナの最大範囲になります。)
1 2
赤い枠線
4-40
ユーザーズマニュアル
3. [プレビュー] タブをクリックし、[プレビュー] ウィンドウを表示します。黒 い四角い枠線が表示され、さきほど選択した最大スキャンサイズを示しま す。
イメージ選
選択されたイメージ
択範囲
黒い枠線
4. [プレビュー] ボタンをクリックすると、低解像度でイメージ全体が表示さ れますので、スキャン範囲が正しくクロップされているかどうかを確認でき ます。
プレビューイメージ
プレビューボタン
5. [イメージ選択] ボックスからイメージタイプを選択します。選択されたイメ ージがハイライトカラーで表示されます。(例: 表面カラーなど)
6. カーソルを [プレビュー] ウィンドウに置き、マウスの左ボタンをクリックし ます。図のようなプラス記号が表示されます。マウスの左ボタンをドラッグ しながら希望のサイズを決め、スキャンサイズを設定します。選択された 範囲は、図のように赤い枠線で表示されます。
4-41
プラス記号
選択範囲
7. イメージ選択ボックスから白黒イメージをチェックすると、ドキュメント全体 をスキャンできます。
8. [スキャン] ボタンをクリックし、2 種類のイメージタイプとサイズでドキュメ ントのスキャンを開始します。(以下はスキャン結果です。)
ドキュメント全体を白黒で 選択範囲のみをカラーで
4-42
ユーザーズマニュアル

4.7 プレビュータブ

プレビュータブでは、最終的なスキャンを行う前に、低解像度スキャンにより画 像をプレビューすることができます。画像をプレビューすることで、スキャン範囲 を設定することができます。[スキャン範囲] のドロップダウンボックス、またはデ ィスプレイウィンドウでカーソルをドラッグ&ドロップして、スキャン範囲を設定し てください。赤い四角い枠が選択範囲を示します。
メモ:[用紙] タブで [自動クロップ] を選択した場合、[プレビュータブ] でスキ ャン範囲を選択することはできません。
プレビュータブ
4-43

4.8 オプション タブ

[オプション] タブでは、以下の画像処理設定を行うことができます。
[オプション] タブのダイアログ ボックス
4-44
ユーザーズマニュアル
文書の回転
下図は、スキャナに横長でセットされた、縦長文書の方向を示しています。
このオプションは、両面印刷の文書を処理し ており、[複写] が選択されている場合、反対 側の画像を 180°回転することができます。
これは、縦長 (幅よりも高さが長い) の両面印 刷文書に適用されますが、場合によっては横 長 (高さが幅よりも長い)、または逆の方向で スキャナにセットすることができます。この場合 は、反対側の画像がさらに 180°回転しま す。
選択し: 本、複写 [] が選択されると、反対側の画像は回転さ
れません。
4-45
画像回転 スキャンした画像を回転させる場合は、ドロップダウン リ
ストから回転角度を選択します。 オプション:なし、90°時計回り、90°逆時計回り、
180°, 自動ベースオンコンテンツ.
原稿
90°逆時計回り
自動ベースオンコンテンツ:自動ベースオンコンテンツ が選択されているとき、画像はその内容に基づいて適 切な方向に回転できます。
90°時計回り
180°回転
4-46
白紙ページ
の削除
エッジフィ
ユーザーズマニュアル
白紙ページを削除したい場合はこのオプションをチェッ クし、希望のしきい値までスライダーを左右に動かしま す。
スキャン画像の周りに白または黒いエッジ (枠) を付ける場 合には、[白] または [黒] を選択します。0~5 mm の間 で値を入力します。既定値は 0 です。
原稿
4-47
エッジフィル: 5mm (黒)
斑点除去
時おり、小さな点や斑点がスキャンされたイメージの背景に出現することがあり ます。 不要な斑点を除去することで、OCR(光学式文字読取装置)処理するイ メージを向上させ、また圧縮ファイルのサイズを減少させます。
ノイズの番号(サイズ)および範囲を指定することで、除去したい斑点(イメージ ノイズ)を定義します。 測定単位は画素(ピクセル)です。 画素数が大きけれ ば大きいほど、より多くの斑点が除去されます。
斑点除去前 (ノイズ番号:0、ノイズ範囲:1)
斑点除去後 (ノイズ番号:22、ノイズ範囲:10)
4-48
ユーザーズマニュアル
注意:
この機能は現在、黒白イメージにのみ利用可能です。
定格回転数でスキャンするには、ノイズ範囲を10画素以下に設定するようお
勧めします。
画像コント
ロールオ プション
[ミラー] ボックスをチェックすると、画像の左右が逆 転します。
原稿
ミラー効果
4-49
背景設定 このオプションは、スキャンの背景を設定することができ
ます。
オプション: 白い背景、黒い背景
白い背景
黒い背景
4-50

4.9 設定タブ

[設定] タブでは、以下の設定が可能です。
ユーザーズマニュアル
キャッシュ
[設定] タブのダイアログ ボックス
ド:なし、ページ番号、メモリ容量
モー
オプションでは、利用可能なRAMから画像データの
この
用のメモリ容量を指定して割り当てることができます。
処理
いメモリ容量を指定すると、より多くのメモリが実行中
小さ
のアプリケーション用に残されます。より大きいメモリ
の他
を指定すると、特に大量のドキュメントのスキャン時
容量
画像データ処理に多くのメモリを使用できます。
に、
ページ番号ごとにメモリ容量を指定することもできます。ご
までに、A4のカラードキュメントを300dpiでスキャン
参考
場合の使用メモリは約24MBです。
する
4-51
省電力 コントロール [省電力有効] ボックスをチェックし、スライダーを
右に移動させて、スキャン操作の後に省電力を有 効化する時間を設定します。範囲は 1240 分 です。既定値は 15 分です。
スキャン過程を表示 このオプションをチェックすると、スキャン中にスキ
ャン過程を示すバーが表示されます。
バーコード検出 このオプションにチェックを入れ、お客様の書類
の検出とバーコード識別を行います。検出プロセ スの後では、avbarcode.ini file が生成され、 システムドライブに保存されます( 例: Windows\avbarcode.ini)。
警告メッセージの表 示
このオプションをチェックすると、「ADF パッドカウ ントが 50,000 スキャンを超過しました (この数 はスキャナ タイプにより異なります)。ADF パッド を交換し、パッドカウントをリセットしてください。」 などのメッセージを表示します。
このオプションをチェックすると、ダイアログ ボック閉じた後設定を保
スを終了した後もスキャナのプロパティ設定を保
存します。次回 [スキャナのプロパティ] ダイアロ グ ボックスを開いたときに、前回に保存された設 定が表示されます。
4-52
ユーザーズマニュアル

4.10 インプリンタのタブ

インプリンタのタブを使用して、英数字、日付、時刻、ドキュメントカウント、カス タムメッセージを、スキャン画像上(デジタルインプリンタ選択時)、またはドキュ メント裏面(外付けインプリンタ選択肢)にプリントすることができます。
選択肢: 外付けインプリ プリンタが取 付けられている場合は、外付けインプリンタを選択します
合は、デジタルインプリンタを選択します。外付けインプリンタでは、縦方
場 向、裏面印刷が可能ですが
ンタ、 デジタルインプリンタ 外付けイン
。インプリンタがない
、デジタルプリンタは横方向、表面印刷のみが可
能です。
4-53
項目
すべて印刷 Print All (すべて印刷) を選択すると、ドキュメントの
全ページのテキストが自動的に印刷されます。 Print All (すべて印刷)の選択を解除すると、ドキュ
メントの最初のページのテキストのみが印刷されます。 カスタム カウンタ
印刷文字列に含めるカスタムテキストを入力します。
スキャンセッションのドキュメントカウントを表示します。
この値はスキャナによって連続的に増加されます。 日付/時刻
印刷文字列に日付と時刻を含めたい場合は、この項目
を選択します。
形式:YYYYMMDDHHSS 例として、
20090402170645-check0001 は年、月、日、時
刻、秒、カスタムテキスト、カウンタを表します。 カスタムフォント Browse (参照)ボタンをクリックして、希望のフォント
を挿入します。このオプションは、外付けインプリンタ取
付け時のみ使用可能です。
4-54
ユーザーズマニュアル
詳細設定
フォントの属性 フォントの属性を選択します。選択肢: 普通、下線、
二重、太字
文字列の方向 選択肢: 普通、回転 (180°)
ディレイ 印刷文字列の位置を選択します。スライダーを動かし
15000の範囲で選択します。デフォルト値:
300. この機能は、外付けインプリンタ取付け時のみ 使用可能です。
刷位置
印刷文字列の位置 、中央、下部、カスタム。
を選択します。選択肢: 上部
Custom(カスタム)選択時、X軸とY軸のオフセット値を入力して位置を指定し
す。
4-55

.11 情報タブ

4
] タブには、システムとスキャナに関する情報が表示されます。
[情報
[情報] タブのダイアログ ボックス
[
レポート] ボタン:
スキャナを使用中にエラー メッセージが表示された場合は、[レポート] ボタン をクリックします。report.txt ファイルが C:\AVxxx に作成されます。 この ファイルを保存しておいて、サービスを受ける際にご提出ください。
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パッ
[ ド カウントをリセット] ボタン」:
ユーザーズマニュアル
ADF を通して約 50,000 ページ(注:数値はスキャナのタイプにより異
なりま
す)をスキャンすると、ADF パッドが消耗し、紙送りに支障が出る場合がありま す。この場合は、ADF パッドを新しいものと交換することをお勧めします。交換 手順については、マニュアルをご覧ください。 ADF パッドのご注文は、販売店 にお問い合わせください。ADF パッドを交換した後は、[パッド カウントをリセ ット] ボタンをクリックし、パッド カウントをリセットします。
[ローラー カウントをリセット] ボタン」 ADF を通して約 200,000 ページ(注:数値はスキャナのタイプにより異なり
ます)をスキャンすると、ADF ローラーが消耗し、紙送りに支障が出る場合があ ります。 この場合は、ADF ローラーを新しいものと交換することをお勧めしま す。 ADF ローラーの交換は認定されたサービス センターで行います。この ため、ローラー交換の際はスキャナを御返送ください。 ADFローラーを交換し た後は、[パッド ローラーをリセット] ボタンをクリックし、ローラー カウントをリセ ットします。
メモ:
各部位の寿命や交換 す。詳細は販売店
手順はスキャナタイプにより異なりま
へお問い合わせください。
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ユーザーズマニュアル

5. ISISインタフェース操作

ISISドライバの操作はTWAINドライバと同様です。 ISISインタフェース画面の各機能が下記に簡単に説明されています。
モード:モノクロ、グレー、カラーのスキャンモードから一つを指定します。 ディザー:5個のハーフトーンレベルが使用可能ですが、無効にもできます。 インチ当たりドット数:必要な解像度を指定します。 紙サイズ:必要な紙サイズを指定します。 輝度:スキャンイメージの明暗を調節します。 コントラスト:イメージの最も明るい部分と暗い部分の間の範囲を調節します。 デフォルト:クリックすると全部の設定を元に戻します。 範囲:スキャンしたい範囲や箇所を指定します。
5-1

6. ボタンを使う

スキャナの便利ボタンとノブの位置は下の写真のとおりです:
ユーザーズマニュアル
6-1

6.1 ボタンマネージャのインストール

スキャナのボタンを使用するには、ボタンマネージャをインストールする必要が あります。ボタンマネージャが正しく作動するためには、スキャナのドライバをイ ンストールする前に、まずボタンマネージャをインストールしてください。
ボタンマネージャのインストールは極めて簡単です。付属の CD CD-ROM ドライブにセットし、画面の指示に従ってインストールを完了します。
ボタンマネージャは、ドキュメントのスキャンをより簡易化し、スキャンされた画 像を目的のソフトウェアアプリケーションにリンクします。これらの操作は、すべ てスキャナのボタンをタッチするだけで実行可能です。ただし、スキャンを実行 する前に、まずボタン設定を確認し、正しいファイル形式と目的のアプリケーシ ョンが選択されているかどうかを確かめます。
6-2
ユーザーズマニュアル

6.2 スキャン前のボタン設定の確認

1. ボタンマネージャとスキャナドライバをコンピュータにインストールした後、 ボタンパネルがパソコン画面右下の Windows システムトレイに表示さ れます。
スキャナモデルを示します
機能アイコン
(機能アイコンの数は、
スキャナタイプにより異
なります。)
ボタンアイコン
ボタンパネル
2. ボタンパネルには、最初の 5 つのスキャンボタンが表示されます。希望の ボタン (機能) を右クリックします。[ボタンのプロパティ] ウィンドウが表示 されます。
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ボタン番号 と名前
スキャンされ た画像のファ イル形式 (
キャナのタイ プにより、オ
クリックしてオプション または設定を選択
選択されたボタン のスキャン設定
目的のアプリケーショ ン (スキャン完了後に 開くアプリケーション)
プションは 異なりま す。)
既定値はハイライトカラーで表示されます。設定を変更する場合は、この ウィンドウでファイル形式、目的のアプリケーション、その他のスキャン設定 をリセットします。設定のリセット方法については、この次のセクション「ボタ ンの設定」を参照してください。
3. [OK] ボタンをクリックして終了します。
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ユーザーズマニュアル

6.3 ボタンワンタッチからのスキャン実行

1. ペーパーガイドを原稿の幅に調節して、原稿上部を入力トレイの方向に セットします。
2. スキャナのノブを回していずれかの番号(1、23456)に合わせま す。(たとえば、ボタン #4 でスキャンする場合は。このスキャン方法では、 Microsoft Paint が起動し、スキャンされた画像は Microsoft Paint のメインウィンドウで表示されます)。
3. スキャナの [Scan] ボタンを押します。
4. スキャンが完了すると、Microsoft Paint が実行され、スキャンされた画
像は下図のように Microsoft Paint のメインウィンドウに表示されます。
メモ: ボタンマネージャの使用法に関する詳細は、付属 CD に含まれるユーザーズ マニュアルを参照してください。
6-5
ユーザーズマニュアル

7. お手入れ

7.1 スキャナグラスの掃除

スキャナ内部のグラス両面を定期的に掃除する必要があります。 2つの小さな グレーの反射素材にごみが付着している場合は、軽く払い取ってください。
以下の手順に従ってグラス板を掃除します:
1. 解除ノブを引いてフロントドアを開きます。
2. イソプロピルアルコール(95%)で湿らせた柔らかい布でグラスを拭きま
す。
7-1
スキャナグラス
3. フロントドアを閉じます。
7-2
ユーザーズマニュアル

7.2 ローラーとADFパッドの掃除

パッド組立部とフィードローラーには時折インクの汚れやトナー粒子、紙粉が 付着することがあります。 このような場合、スキャナの原稿送りがスムーズに行 えないことがあります。 その場合は、ローラーとADFパッドを掃除してくださ い。
フィードローラーの掃除
1. 解除ノブを引いてフロントドアを開きます。
2. イソプロピルアルコール(95%)で湿らせた柔らかい布でフィードローラー
を拭きます。 ローラーを掃除する際、センサーアームに触れないよう注意 してください。
7-3
3. スキャナのフロントドアを閉じます。
ADFローラーとパッド組立部の掃除
1. 解除ノブを引いてフロントドアを開きます。
ローラー
センサーアーム
7-4
ユーザーズマニュアル
2. 原稿送り装置を押し下げます。
3. 自動原稿送り装置の背面の2つのラッチを押し下げて後部カバーを開き
ます。
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4. イソプロピルアルコール(95%)で湿らせた柔らかい布で、ADFローラー
ADFパッドを拭きます。 ADFパッドを掃除する際、金属部分に触れな いよう注意してください。
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ユーザーズマニュアル

7.3 ADFローラーの交換

以下の条件下でADFローラーを交換します。
1. 連続的に原稿詰まりが発生し、ADFローラーを掃除しても解決しない。
2. およそ10万枚のスキャン使用がローラーの交換時期の目安です。
キャンカウントは、スキャナのTWAINユーザーインタフェースの Info(情報)タブで確認することができます。
取り外し手順:
1. 自動原稿送り装置の背面の2つのラッチを押し下げて後部カバーを開き
ます。
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2. ローラーの黄色のつまみを後ろ方向に完全に倒してローラーをリリースし
ます。
3. ローラーを取り外します。
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ユーザーズマニュアル
取り付け手順:
1. ローラー溝にローラーの右端を差し込みます。
2. 写真のようにローラーのつまみを前方向に倒します。 正しくはめ込まれた ら、パチンという音がします。
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