ノートパソコン
ハードウェアユーザーマニュアル
J3103 /2007年5月
もくじ
もくじ
1. ノートパソコンの概要
本マニュアルについて .......................................................................................6
本マニュアルの表記について .........................................................................6
安全上の注意 ...................................................................................................7
ノートパソコンを準備する ................................................................................9
2. 各部の名称と説明
上面 ...............................................................................................................12
底面 ...............................................................................................................14
左側 ...............................................................................................................16
右側 ...............................................................................................................18
前面 ...............................................................................................................19
背面 ...............................................................................................................20
3. 使用の手引き
パワーシステム ...............................................................................................22
ACアダプターを使用する ............................................................................22
バッテリパックを使用する ..........................................................................23
バッテリの取り扱い方 ................................................................................23
電源をオンにする .......................................................................................24
パワーオンセルフテスト (POST) .............................................................24
バッテリの残量の確認 ................................................................................25
バッテリパックを充電する ..........................................................................26
電源オプション ..........................................................................................27
電源管理 ....................................................................................................28
スリープと休止状態 ....................................................................................28
熱パワーコントロール ................................................................................28
キーボードを使用する .....................................................................................29
ホットキー .................................................................................................29
Microsoft Windows キー ............................................................................31
キーボードを数値キーパッドとして使う .....................................................31
2
もくじ
もくじ(続き)
キーボードをカーソルとして使う ................................................................31
ボタンとステータスインジケータ ....................................................................32
ボタン .......................................................................................................32
ステータスインジケータ .............................................................................33
マルチメディアコントロールキー (特定モデルのみ) ..................................34
4. ノートパソコンを使用する
ポインティングデバイス .................................................................................36
タッチパッドを使用する .............................................................................36
タッチパッドの使い方 ................................................................................37
タッチパッドのお手入れ .............................................................................38
タッチパッド自動オフ ................................................................................38
記憶装置 ........................................................................................................39
拡張カード .................................................................................................39
光学ドライブ ..............................................................................................40
フラッシュメモリカードリーダー ................................................................43
ハードディスクドライブ .............................................................................44
メモリ (RAM) .........................................................................................44
接続 ...............................................................................................................45
モデム接続 .................................................................................................45
ネットワーク接続 .......................................................................................46
無線 LAN 接続 (特定モデルのみ) .............................................................47
Windows ワイヤレスネットワーク接続 ........................................................48
TPM(Trusted Platform Module)(特定モデルのみ) ....................................49
指紋スキャナー(特定モデルのみ) .................................................................50
付録
OSとソフトウェア
用語集
Declarations and Safety Statements
オーナー情報
3
もくじ
4
1. ノートパソコンの概要
本マニュアルについて
本マニュアルの表記について
安全上の注意
ノートパソコンを準備する
注意:本マニュアルに記載の写真やアイコンは参照用で、実際と異なる場合もあります。ご了承く
ださい。
1 ノートパソコンの概要
本マニュアルについて
本書は、ノートパソコンのユーザーマニュアルです。本書では ノートパソコンの構
成部品の説明やその使い方について説明します。本書は以下の章から構成され
ています。
1. ノートパソコンの概要
ノートパソコンと本ユーザーマニュアルの概要です。
2. 各部の説明
ノートパソコンの構成部品について解説します。
3. 使用の手引き
ノートパソコンを最初にお使いになる時に必要な情報です。
4. ノートパソコンを使用する
ノートパソコンの各機能の使い方です。
付録
オプションの紹介と参考資料です。
本マニュアルの表記について
注意事項等は重要性によって以下のように区別されています。
注:作業を完了するために必要な追加情報です。
ヒント:作業の参考になるヒントです。
重要:本体の破損、データの消失および人体への障害を防止するために必ず行わなければいけ
ない事項です。
警告:本体の破損、データの消失および人体への障害を防止するための情報です。
< >
キーボードのキーは<>を、 選択項目は[ ] や「」で囲んで表記しました。()は補足説明です。これら
の括弧を入力する必要はありません。
[ ]
ノートパソコンの概要 1
安全上の注意
ノートパソコンを末長くお使いいただくために以下の注意事項を守ってください。本マニュアル
に記載されていない事項については、技術者等にご相談ください。損傷のある電源コードや周辺
機器を使用しないでください。本体のお手入れに、シンナー・ベンジンなどの化学薬品を使用し
ないでください。
重要:ノートパソコンのお手入れの際は、電源を切りAC電源アダプターとバッテリパックを取り
外してください。清潔なスポンジまたは柔らかい布に研磨材の含まれていない洗剤を温水で薄
めたものを数滴含ませ、汚れを拭き取ってください。最後に乾いた布を使って余分な水分を完全
に取り除いてください。
禁止:平らでない、不安定な場所に
置かないでください。筐体を破損
した場合には、代理店にご連絡く
ださい。
禁止:ディスプレイを強く押したり、
パネルを傷つけたり本体に入り込
むようような物とは一緒にしたりし
ないでください。
禁止:ホコリや汚れの多い環境下
に置かないでください。ガス漏れの
恐れがある場所で使用しないでく
ださい。
禁止:ノートパソコンの使用中は、
底面が熱くなります。ひざの上など
人体に長時間接触させて使用する
と火傷を負う恐れがあります。
安全な操作温度:本ノートパソコ
ンは 5°〜35°の周辺温度でご使用
ください。
禁止:本製品を一般ゴミとして廃棄
しないでください。廃棄の際は電子
機器の廃棄に関する地域の条例等
に従ってください。
禁止:上に物を置いたり落としたり
しないでください。内部に異物が入
らないようにしてください。
禁止:強い磁気を近づけないでく
ださい。
禁止:液体・雨・湿気を避けてくださ
い。雷の発生時はモデムを使用しな
いでください。
バッテリの管理:
火中に投じないでください。
回路をショートさせないでください。
分解しないでください。
入力定格:ノートパソコンの底部
に記載があります。電源アダプター
が対応していることを確認してくだ
さい。
禁止:電源がオンのまま本製品を持
ち運ばないでください。また、キャリ
ーバッグに入れたり、カバーをしたり
しないでください。通気が悪くなり
故障の原因となります。
7
1 ノートパソコンの概要
運搬時の注意
ノートパソコンを持ち運ぶ場合は電源をオフにし、ディスプレイパネルを閉じてください。 また電
源をオフにした後、すべての外部周辺機器を取り外してください。電源がオフになるとハードディス
クの表面を守るため、ハードディスクドライブのヘッドが戻ります。 ノートパソコンを移動するとき
は、必ず電源をオフにしてください。キーボードやディスプレイを保護するため、ディスプレイパネ
ルが閉じていることを確認してください。
重要:ノートパソコン本体の表面の「ツヤ」は、正しく扱わないと失われてしまいます。本体表面を
こすったりひっかいたりしないように注意してください。
ノートパソコンのケース
ノートパソコンを持ち運ぶ際には、汚れ・水・衝撃・傷から保護するために携帯用ケース
の使用をお勧めします (ケースは別売りです)。
バッテリの充電
ACアダプターがノートパソコンとコンセントに接続されていれば、バッテリは自動的に充電されま
す。ノートパソコンの電源がオンの場合は充電時間は長くなります。
航空機内での使用について
航空機内でのノートパソコンの使用については、各航空会社にお問い合わせください。多くの航
空会社では、電子機器の使用に対して規定を設けています。一般的に離着陸時の電子機器の使
用は禁止されています。
重要:空港のセキュリティ装置には3つのタイプがあります。X線装置 (荷物用)、磁気センサ (セ
キュリティゲートを通過する人間用)、および磁気ワンド(人間や小物用の短い棒)です。ノートパ
ソコンやハードディスクをX線装置に通すことは問題ありませんが、磁気センサや、磁気ワンドは
避けてください。
ノートパソコンを準備する
ノートパソコンの基本的な取り扱い方の説明です。
ノートパソコンの概要 1
1. バッテリパックの取り付け
2. AC電源アダプターの接続
3. ディスプレイを開く 4.電源をONにする
警告:ディスプレイを無理に開かないでくださ
い。ヒンジを破損する原因となります。また、デ
ィスプレイを持って、パソコン本体を持ち上げ
ないでください。
電源ボタンは、電源のオン/オフの切り替えや、
スリープモード/休止モードに切り替える際に
使用します。初期設定値では、起動中に電源ボ
タンを押すとスリープモードに入るよう設定さ
れています。電源ボタンの動作はコントロール
パネルの 「電源オプション」でカスタマイズす
ることができます。
1 ノートパソコンの概要
10
2. 各部の名称と説明
ノートパソコンの各部の名称についての説明
注意:本マニュアルに記載の写真やアイコンは参照用で、実際と異なる場合もあります。ご了承く
ださい。
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2 各部の名称と説明
上面
下図は、ノートパソコン本体の上面の図です。
注:キーボードのレイアウトはお買い上げの地域により異なります。
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各部の名称と説明 2
カメラインジケータ
内蔵型カメラの使用時に点灯します。カメラはサポートしているソフトウェアにより自動で起
動します。
マルチポジションカメラ(内蔵型)
画像の撮影と動画の録画ができます。各種アプリケーションやビ
デオ会議等にご活用ください。
注:カメラの角度
は基本位置より下回りに回転させます。図を参照ください。
は回転させることで調節できます。回転させる際
マイク(内蔵型)
内蔵型モノラルマイクロホンは、ビデオ会議、ナレーション、簡単な録音などの用途に使用するこ
とができます。
ディスプレイ
本製品はアクティブマトリックスTFT 液晶を採用しており、デスクトップモニタと変わ
らないすばらしい画像を表示することができます。また、CRTモニタとは異なり画面の
ちらつきがないため、目への負担が小さくなります。お手入れの際は、合成洗剤を含ま
ない柔らかい布で汚れを拭き取ってください。(必要な場合は水を含ませてください)
電源ボタン
電源ボタンは、電源のオン/オフの切り替えや、スリープモード/休止モードに切り替える
際に使用します。電源ボタンの動作は「コントロールパネル」の 「電源オプション」でカ
スタマイズすることができます。
キーボード
キーボードには楽に指を動かせる(キーを押し下げられる深さが深い)フルサイズ
キーと、両手を載せられるパームレストが付いています。また、Windows™OS用に、
Windows™ファンクションキーが2つ付いています。
タッチパッドとタッチパッドボタン
ボタンの付いたタッチパッドはポインティング装置で、マウスと同じ機能を提供します。
タッチパッドユーティリティをセットアップすれば、ソフトウェア制御のスクロール機能
で、Windows やWebでの簡単なナビゲーションが可能になります。
指紋スキャナー
セキュリティソフトウェアと併用すると、指紋を認証キーとして登録することができます。
ステータスインジケータ (フロント)
ハードウェア/ソフトウェアの状態を表示します。詳細はセクション 3 をご覧ください。
各ボタン
無線機能の切り替えを行うボタンと、Power4Gear eXtreme 機能の切り替えを行うボタ
ンです。詳細はセクション3をご覧ください。
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2 各部の名称と説明
底面
下図はノートパソコン本体の底面の図です。
注:モデルによって底面の外観は多少異なります。
注意:バッテリパックのサイズはモデルにより異なります。
警告:充電中や操作中は、ノートパソコンの底面は高温になります。通気孔をふさぐ恐れがありま
すのでソファやベッドのような柔らかい面の上で使用しないでください。また、火傷の原因となりま
すのでノートパソコンを膝または身体の他の部分に載せて操作しないでください。
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各部の名称と説明 2
バッテリロック(バネ状)
バッテリパックを入れると自動的にロックし固定します。バッテリを取り外す際は、このロ
ックを元の方向に戻してください。
バッテリパック
バッテリパックはACアダプターを接続すると自動的に充電し、ACアダプターが取り外さ
れているときは、パソコンに電力を供給します。バッテリパックを装備していれば、さまざ
まな場所でパソコンを利用することが可能です。バッテリ駆動時間はパソコンの使用法、
仕様により異なります。バッテリパックは分解しないでください。
バッテリロック(手動)
バッテリの取り付け/取り外しの際はこのロックを解除し、取り付け後はしっかり所定の位
置にロックしてください。
メモリ(RAM) コンパートメント
追加メモリ用で す。メモリを追 加するとHDD へのアクセスが減るた め、アプ
リケーションのパフォーマンスが上がります。 BIOS は自動的にシステム内の
メモリの容量を検出し、POST 中に CMOS の設定を行います。メモリの設置
後は、ハードウェア(BIOSも含む)やソフトウェアのセットアップは不要です。
注:ハードウェアの追加はASUSのサポート対象外です。ご了承ください。
シャットダウンボタン(緊急時)
OSを正しく切ったり再起動したりできない場合、クリップなどでシャットダウンボタン
を押してノートパソコンをシャットダウンしてください。
オーディオスピーカー
内蔵のステレオスピーカーシステムにより、特別な機能を追加せずに音楽をお楽し
みいただけます。マルチメディアサウンドシステムはデジタルオーディオコントロー
ラを搭載し、外部ステレオヘッドホンやスピーカーを使用することにより、より豊かで
響くサウンドを作り出します。オーディオ機能はソフトウェア制御です。
無線 LAN (WLAN) コンパートメント
無線ネットワークカードを収納し、ネットワークアクセスポイントや他の無線ネットワ
ークデバイスに接続します。
ハードディスクドライブ コンパートメント
ハードディスクドライブは収納部に固定されています。
保証対象外となりますので部品交換などは行わないようにしてください。
1
2 各部の名称と説明
左側
下の図を参照して、ノートパソコンの左側にあるコンポーネントを確認してください。
ディスプレイ(モニタ)出力
D-sub 15ピンモニタポートは、モニタやプロジェクタなどの標準のVGA互換デバイスをサ
ポートし、それらに画面を表示することが可能です。
クーリングファン
設定温度を超えると作動し、本体から熱を逃がします。
重要:紙、本、衣類、ケーブルまたはその他の物で通気孔を塞がないようにしてくださ
い。オーバーヒートの原因となります。
USBポート (2.0/1.1)
USBポートはキーボードやポインティングデバイス、ビデオカメラ、モデム、ハードディ
スクデバイス、プリンタ、モニタ、スキャナーなどの、最高12Mbits/秒 (USB 1.1)の機器
または、 480Mbits/秒 (USB 2.0)に接続するUSB 2.0/USB 1.1 デバイスとの互換性があ
ります。USB はハブのように機能するUSBキーボードやモニタなどの周辺機器と併用すれば、1
台のコンピュータで同時に複数のデバイスの使用が可能になります。また、USBはホットプラグを
採用しているので、周辺機器の取り付け・取り外しが再起動せずに行えます。
S/PDIF 出力ジャック
デジタルオーディオ出力のためのS/PDIF (Sony/Philips Digital Interface)デバイスを
接続できます。hi- ホームエンターテイメントシステムとしてご利用できます。
Combo
ヘッドホン出力ジャック
ノートパソコンに外付けスピーカーまたはヘッドホンを接続するには、ステレオヘッドホンジ
ャック(1/8 インチ)を使います。このジャックを使用すると、内蔵スピーカーは自動的に無
効になります。
マイク入力ジャック
モノラルマイクジャック(1/8 インチ)は、外付けのマイクの接続、またはオーディオデバイス
からの出力を入力するときに使います。このジャックを使用すると内蔵マイクは自動的に無
効になります。ビデオ会議や、音声ナレーション、簡単な録音に使えます。
1
各部の名称と説明 2
フラッシュメモリスロット
通常、デジタルカメラ、MP3 プレイヤー、携帯電話、PDA などのメモリカードをパ
ソコンで使用するには、PCMCIA または USB メモリカードリーダーを別途ご購入
いただく必要がありますが、このノートパソコンには数種類のフラッシュメモリカードを
読み取ることのできるメモリカードリーダーが内蔵されています。サポートしているメモ
リカードはセクション4をご覧ください。
ExpressCard スロット
この26ピンの拡張カードスロットは、ExpressCard/34mm 拡張カード 1枚、または
ExpressCard/54mm カード1枚に対応します。この新型インターフェースは、USB 2.0
と PCI Express 対応のシリアルバスを採用し、 PCカードスロットに使用されている旧
型のパラレルバスより高速です。(旧型のPCMCIA カードには対応していません)
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2 各部の名称と説明
右側
下の図を参照して、ノートパソコンの右側コンポーネントを確認してください 。
光学ドライブ
ノートパソコンのモデルにより光学ドライブのタイプは異なります。CD・DVDをサ
ポートしたものや、Recordable (R) または、Re-Writable (RW) をサポートしたも
のがあります。各モデルの詳細については仕様をご覧ください。
光学ドライブインジケータ (モデルにより位置は異なる)
ドライブがデータを転送すると、そのデータの大きさに応じて点灯します。
光学ドライブ電子イジェクト
光学ドライブの取り出しは電子イジェクトボタンにて行います。また、ソフトウェアプレ
イヤーや、 Windows™ の「マイコンピュータ」の光学ドライブを右クリックすることで、
取り出すことも可能です。
光学ドライブ緊急イジェクト (モデルにより位置は異なる)
上記の電子イジェクトが動作しない場合に使用します。電子イジェクトの代わりに、
緊急イジェクトを使用しないでください。
E-SATA
外部SATA(External Serial ATA)ポート
本来コンピュータ内蔵用に設計されたSerial ATA デバイスをこのポートに接続する
ことができます。現行の外部記憶装置用USB 2.0、IEEE1394と比較して6倍のバンド
幅を実現。 ホットプラグ機能に対応し、最長2メートルのケーブルが使用できます
(シールドケーブル適用時)。
IEEE134 ポート
IEEE1394はSerial ATAなどと同じ高速シリアルバスの一つですが、USBのように
接続が簡単でホットプラグ機能をサポートしています。IEEE1394のバンド幅は
100〜400 Mbits/秒で、同じバス上で63ユニットまで接続することができます。
IEEE1394はハイエンドデジタル機器も接続でき、DV(Digital Video)ポートとし
て広く利用されています。
USB ポート (2.0/1.1) (詳細はページ1をご覧ください)
1
各部の名称と説明 2
前面
下の図を参照して、ノートパソコンの前面のコンポーネントを確認してください。
ステータスインジケータ (フロント)
ハードウェア/ソフトウェアの状態を表示します。詳細はセクション 3 をご覧ください。
オーディオスピーカーシステム
内蔵のステレオスピーカーシステムにより、特別な機能を追加せずに音楽をお楽し
みいただけます。マルチメディアサウンドシステムはデジタルオーディオコントロー
ラを搭載し、外部ステレオヘッドホンやスピーカーを使用することにより、より豊かで
響くサウンドを作り出します。オーディオ機能はソフトウェア制御です。
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2 各部の名称と説明
背面
下の図を参照して、ノートパソコンの背面のコンポーネントを確認してください。
モデムポート
2ピンのRJ-11モデムポートはRJ-45 LAN ポートより小さく、標準の電話ケーブルをサ
ポートします。内蔵モデムは最高56K V.90での転送速度をサポートします。増設アダ
プター不要の便利な内蔵コネクタです。
重要:内蔵型のモデムでは、デジタル電話システム(ISDN)で使用されている電圧に対応し
ていません。 破損の原因になりますので、 内蔵型のモデムをデジタル電話システム(ISDN)
には接続しないでください。
LAN ポート
8ピンのRJ-45 LAN ポートはRJ-11モデムポートよりも大きく、ローカルネットワー
クに接続するための標準イーサネットケーブルをサポートします。増設アダプター
不要の便利な内蔵コネクタです。
バッテリパック
バッテリパックはACアダプターを接続すると自動的に充電し、ACアダプターが取り外さ
れているときは、パソコンに電力を供給します。バッテリパックを装備していれば、さまざ
まな場所でパソコンを利用することが可能です。バッテリ駆動時間はパソコンの使用法、
仕様により異なります。バッテリパックは分解しないでください。
電源(DC)入力
このジャックに付属のACアダプターを接続します。ACアダプターはAC電源をDC電源に
変換し、ノートパソコンに電力を供給しバッテリパックを充電します。ノートパソコンと
バッテリパックの損傷を防ぐため、常に付属のACアダプターを使用するようにして
ください。
注:ノートパソコンは使用中高温になることがあります。身体に密着して使用しないで
ください。火傷の原因になります。
Kensington® ロックポート
Kensington® 互換ノートパソコンセキュリティ製品と併用して、ノートパソコンを固定することが
できます。これらのセキュリティ製品には通常メタルケーブルとロックが含まれ、固定された
物体からノートパソコンを取り外せないようにしてあります。一部のセキュリティ製品に
は、モーションディテクタが組み込んであり動かすとアラームが鳴るものもあります。
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3. 使用の手引き
ACアダプターを使用する
バッテリパックを使用する
電源をオンにする
バッテリ残量の確認
バッテリパックを充電する
電源オプション
電源管理
キーボードを使用する
ボタンとステータスインジケータ
注意:本マニュアルに記載の写真やアイコンは参照用で、実際と異なる場合もあります。ご了承く
ださい。
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3 使用の手引き
パワーシステム
ACアダプターを使用する
ノートパソコンのパワーシステムには、ACアダ
プターとバッテリパワーシステムの2つがあり
ます。ACアダプターは AC電源をノートパソコン
に使うためにDC電源へ変換するものです。この
ノートパソコンにはユニバーサルAC-DCアダプ
ターが付属しているので 、スイッチやコンバー
タを使わずに100V-120V および220V-240V の
電源に接続することができます。国によっては、
変換アダプターを使用して、付属のAC電源コー
ドを異なる規格に変更することが必要な場合も
あります。通常、ホテルでは異なる電源コードと
電圧をサポートするユニバーサルコンセントを備えていますが、電源アダプターを他の国で使う場
合は、コンセントの電圧について事前にご確認ください。
ヒント:ほとんどの国と地域に対応する、市販のノートパソコン用トラベルキット(電源アダプター・モデ
ムアダプター)を購入することもできます。
ACアダプターに接続したAC電源コードを、まずコンセントに接続し、その後でDCプラグをノートパ
ソコンに接続します。DCプラグをノートパソコンに接続する前に、まずACアダプターをコンセント
に接続することによって、コンセントの電源とACアダプター本体の互換性を検査することができま
す。電源が許容範囲内であれば、アダプターの緑色の電源LEDが点灯します。
重要:指定外のアダプターでノートパソコンに電力を供給しないでください。また、附属のACア
ダプターとAC電源コードを他の製品に使用しないでください。故障の原因となります。ACアダプ
ターから煙が出たり焦げくさい臭いがした場合や、ACアダプターが異常に熱くなった場合は修
理をご依頼ください。故障したACアダプターの使用はバッテリパックとノートパソコンの破損の
原因となります。
注:本製品には、地域によって2芯または3芯のプラグが添付されています。3芯プラグの場合は、3芯
用のコンセントまたは適応するアダプターを使用して安全にお使いください。
警告:使用中は高温になることがあります。身体に密着して使用しないでください。火傷の原因に
なります。
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使用の手引き 3
バッテリパックを使用する
本製品のバッテリパックは取り外しが可能です。バッテリパックは、電池をまとめて1つにしたもの
で、フル充電の状態なら何時間もの電力を供給します。また、BIOSでのパワーマネジメント機能を
利用してより長く電力を保つことができます。
バッテリパックの取り付けと取り外し
出荷時にバッテリパックが取り付けられていない場合があります。取り付けられていない場合は、
次の手順で取り付けてください。
重要:ノートパソコンの電源をオンにしているときは、絶対にバッテリパックを取り外さないでくだ
さい。データ消失の原因となることがあります。
バッテリパックの取り付け方法
重要:
バッテリパックとACアダプターは、本ノートパソコンに付属のもの、または本モデル用にメー
カーや販売店が指定したものを使用してください。ノートパソコンの故障の原因となります。
バッテリパックの取り外し方法
バッテリの取り扱い方
ノートパソコンのバッテリパックは、ほかの充電可能なバッテリと同じく消耗品です。寿命は温度
や湿度、およびノートパソコンの使い方によって異なります。理想的なバッテリの操作温度範囲
は5℃〜35℃ですが、ノートパソコンの内部温度は外部温度より高くなることを考慮に入れる必
要もあります。
警告:危険ですので、バッテリを火中に投じないでください。また回路をショートさ
せたり、分解したりしないでください。衝撃により異常やダメージがバッテリパック
に発生した場合はノートパソコンの電源を切り正規サービスセンターにお問い合
わせください。
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3 使用の手引き
電源をオンにする
電源をオンにすると、ノートパソコンの電源オンメッセージがスクリーンに表示されます。必要に応
じ、ホットキーを使用して輝度を調節することができます。システム構成を設定または修正するため
にBIOSセットアップを実行する場合は、起動時に<F2>を押してBIOSセットアップに入ります。スプラ
ッシュスクリーンの間に<Tab>を押すと、BIOSバージョンなどの起動情報が表示されます。<ESC>を
押すと、利用可能なデバイスから選択して起動するための、起動メニューが表示されます。
注:起動する前に、再度電源をオンにするとディスプレイパネルが点滅します。これはノートパソコ
ンのテストルーチンの一部で、ディスプレイの故障ではありません。
重要:ハードディスクドライブを守るために、電源が切れてから再度電源を入れるまで5秒以上
時間をおいてください。
警告:電源がオンのまま本製品を持ち運ばないでください。またキャリーバッグに入れたり、カバ
ーをしたりしないでください。通気が悪くなり故障の原因となります。
パワーオンセルフテスト(POST)
ノートパソコンの電源をオンにすると、パワーオンセルフテスト(POST)と呼ばれる一連のソフトウ
ェア制御の診断テストが実行されます。POSTを制御するソフトウェアは、ノートパソコンアーキテク
チャの固定部分としてインストールされています。POSTには、ノートパソコンのハードウェア構成に
関する記録が含まれており、システムの診断チェックに使用されます。この記録は、BIOSセットアッ
ププログラムを使用することによって作成されます。POSTが記録と既存のハードウェア間の相違を
検出すると、BIOSセットアップを実行することによって、相違を訂正するように要求するメッセージ
がスクリーンに表示されます。テストが完了すると、ハードディスクにOSがインストールされていな
い場合は、「OSが見つかりません」というメッセージが表示されます。これは、ハードディスクが正し
く検出され、新しいOSをインストールする準備ができたことを示します。
S.M.A.R.T.
S.M.A.R.T. (Self Monitoring and Reporting Technology)はPOST中にハードディス
クドライブをチェックし、ハードディスクドライブを修理する必要がある場合、
警告メッセージを表示します。起動中にハードディスクドライブの警告が表
示されたら、データを直ちにバックアップしWindows のディスクチェックプロ
グラムを実行してください。 このディスクチェックプログラムを実行するには、
「スタート」ロゴ→「コンピュータ」→ハードディスクドライブのアイコンを
右クリック→「プロパティ」→「ツール」タブ→「チェックする」→「開始」を
選択します。「不良セクタをスキャンし、回復する」 を選択すると、 時間
はかかりますがより詳細なスキャンと回復作業を行うことができます。
なお、警告メッセージが頻繁に表示される場合は、サポートセンターにご相談ください。
重要:ディスクチェックユーティリティを実行した後にも、起動中にメッセージが表示される場合、
ノートパソコンを修理に出す必要があります。そのまま使用すると、データが消失することがあり
ます。
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